JPH10319557A - ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機

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JPH10319557A
JPH10319557A JP9127602A JP12760297A JPH10319557A JP H10319557 A JPH10319557 A JP H10319557A JP 9127602 A JP9127602 A JP 9127602A JP 12760297 A JP12760297 A JP 12760297A JP H10319557 A JPH10319557 A JP H10319557A
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silver halide
halide photographic
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photographic light
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Hiroaki Kobayashi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ハロゲン化銀写真感光材料の画像形成面に処理
液を均一に供給し、処理ムラがなく高品質の処理が可能
である。 【解決手段】ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機
は、処理液を塗布によりハロゲン化銀写真感光材料に供
給する処理液供給手段を備え、この処理液供給手段は、
ハロゲン化銀写真感光材料の画像形成面に処理液を供給
する液供給部を有し、この液供給部の供給口と前記ハロ
ゲン化銀写真感光材料との距離を0.03mm〜10m
mに設定している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ハロゲン化銀写
真感光材料(以下、簡略化のために単に感光材料または
感材ともいう)を処理するハロゲン化銀写真感光材料用
自動現像機(以下、簡略化のために自動現像機、自現機
または現像機と呼ぶこともある)に関し、詳しくは迅速
処理が可能で現像ムラ、及び処理液の酸化劣化が改良さ
れるハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機に関する。
【0002】
【従来の技術】ハロゲン化銀写真感光材料は、例えばハ
ロゲン化銀写真感光材料をローラ搬送機構で搬送し、現
像槽に貯溜されている十分な量の現像液中に、所定時間
浸漬させて現像処理している。このハロゲン化銀写真感
光材料の現像処理によって、現像槽に貯溜された現像液
中の有効成分を消費するため、現像液の疲労劣化が生じ
る。また、現像液がアルカリの場合のように経時によっ
て、空気中の炭酸ガスを吸収し中和反応で、アルカリ度
が低下することや、酸素による酸化に起因する経時疲労
等によって劣化する。
【0003】このため、例えば特開平3−59655号
公報に記載されるように、ハロゲン化銀写真感光材料の
搬送路に塗布ローラを配置し、この塗布ローラに処理液
を供給する供給ローラを設け、この供給ローラと塗布ロ
ーラの間に処理液溜りを設け、塗布ローラの回転により
処理液をハロゲン化銀写真感光材料を画像形成面に塗布
供給するものが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このように
して処理液をハロゲン化銀写真感光材料に少量供給して
塗布現像する場合、処理液を供給される前に感光材料を
加熱すると感光材料のカールが発生しやすく、さらにゼ
ラチン膜を有する乳剤面にのみ集中的に処理液を供給す
るためにゼラチン膜が急激な膨潤を起こし、処理中での
感光材料のカールの程度はますます大きくなる。このよ
うに、処理される感光材料がカールした場合、感光材料
が浮き上がるために、本来感光材料が存在すベき位置と
は異なっているために、カールの大きい部分、とくに感
光材料の先端や両端へ正確に処理液を供給することが困
難になり、感光材料の先端や両端に塗布ムラが生じ、結
果として現像ムラを生じるという問題が発生する。特
に、この問題はカットされたシート状のハロゲン化銀写
真感光材料を処理する際に、大きな問題となってしま
う。
【0005】この発明は、このような実状を考慮してな
されたもので、ハロゲン化銀写真感光材料の画像形成面
に処理液を均一に供給し、処理ムラがなく高品質の処理
が可能なハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機を提供
することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、かつ
目的を達成するため、請求項1記載の発明は、『処理液
を塗布によりハロゲン化銀写真感光材料に供給する処理
液供給手段を備え、この処理液供給手段は、前記ハロゲ
ン化銀写真感光材料の画像形成面に処理液を供給する液
供給部を有し、この液供給部の供給口と前記ハロゲン化
銀写真感光材料との距離を0.03mm〜10mmに設
定したことを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料用自
動現像機。』であり、液供給部の供給口とハロゲン化銀
写真感光材料との距離が設定より小さいと、ハロゲン化
銀写真感光材料の厚さのバラツキや膨潤等で端部が処理
液供給手段に引っかかり搬送性が悪く、一方設定より大
きいと気泡が生じたり塗布供給ムラが生じるが、距離を
0.03mm〜10mmに設定することでこれらの問題
が解決され、さらに、ハロゲン化銀写真感光材料の端部
がカールして跳ね上がっていても、搬送性がよく、処理
液を端部まで均一に塗布供給することができ、ハロゲン
化銀写真感光材料の画像形成面に処理液を均一に塗布供
給し、処理ムラがなく高品質の処理が可能である。
【0007】請求項2記載の発明は、『前記ハロゲン化
銀写真感光材料を直接に加温する加熱手段を有すること
を特徴とする請求項1に記載のハロゲン化銀写真感光材
料用自動現像機。』であり、ハロゲン化銀写真感光材料
を直接に加温して処理液を供給することで迅速処理が可
能である。
【0008】請求項3記載の発明は、『前記処理液供給
手段は、前記ハロゲン化銀写真感光材料と最も近い部分
を有し、この最も近い部分より感光材料搬送方向後段側
に前記液供給部の供給口を有し、この供給口と前記ハロ
ゲン化銀写真感光材料との距離を0.03mm〜10m
mに設定したことを特徴とする請求項1または請求項2
に記載のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機。』で
あり、前記に加え、処理液供給手段の最も近い部分によ
り搬送状態のハロゲン化銀写真感光材料を押え、この押
えた状態で液供給部から処理液が外壁面とハロゲン化銀
写真感光材料の画像形成面との間に液溜りができて塗布
供給され、処理液をハロゲン化銀写真感光材料の画像形
成面の端部まで均一に塗布供給することができる。
【0009】請求項4記載の発明は、『前記液供給部
は、一列又は千鳥の多孔を有し、あるいは単一又は複数
のスリットを有することを特徴とする請求項1乃至請求
項3記載のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機。』
であり、簡単な構造で、ハロゲン化銀写真感光材料の画
像形成面に処理液に均一に塗布供給することができる。
【0010】請求項5記載の発明は、『現像工程前の搬
送工程は、ハロゲン化銀写真感光材料をシート状にカッ
ティングする手段を有することを特徴とする請求項1乃
至請求項4のいずれかに記載のハロゲン化銀写真感光材
料用自動現像機。』であり、現像工程前にハロゲン化銀
写真感光材料をシート状にカッティングしたものを用い
ることで、この発明の効果をより顕著に奏する。
【0011】請求項6記載の発明は、『前記液供給部か
らの処理液供給量を1m2当たり10ml〜200ml
に設定したことを特徴とする請求項1乃至請求項5のい
ずれかに記載のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像
機。』であり、液供給部からの処理液供給量が設定より
小さいと供給不足であり、設定より大きいと無駄になる
が、処理液供給量を1m2当たり10ml〜200ml
に設定することで、適量の処理液を塗布供給することが
できる。
【0012】請求項7記載の発明は、『発色現像処理工
程を備え、この発色現像処理工程において、前記処理液
が発色現像主薬を含有する部分液及びアルカリ剤を含有
する部分液の少なくとも2溶液からなり、一方の前記処
理液供給手段がハロゲン化銀写真感光材料に発色現像主
薬を含有する部分液を供給するものであって、別なる一
方の前記処理液供給手段がハロゲン化銀写真感光材料に
アルカリ剤を含有する部分液を供給するものであること
を特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の
ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機。』であり、発
色現像主薬を含有する部分液と、アルカリ剤を含有する
部分液とを、それぞれの処理液供給手段の液供給部から
ハロゲン化銀写真感光材料の画像形成面に処理液に均一
に塗布供給することができ、ムラの発生も改良され、迅
速に処理することができる。
【0013】以下、この発明の構成について詳述する。
【0014】[ハロゲン化銀写真感光材料]この発明の
ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機で処理されるハ
ロゲン化銀写真感光材料の例として、塩化銀乳剤を含有
するハロゲン化銀カラー写真感光材料や、ハロゲン化銀
モノクロ写真感光材料や、沃臭化銀または臭化銀乳剤を
含有するハロゲン化銀カラー写真感光材料や、ハロゲン
化銀モノクロ写真感光材料などが挙げられる。
【0015】そして、この発明のハロゲン化銀写真感光
材料用自動現像機により処理されるハロゲン化銀写真感
光材料としては、ハロゲン化銀組成の90モル%以上が
塩化銀からなるハロゲン化銀乳剤を含有する乳剤層を少
なくとも1層有することが好ましい。さらに、好ましく
は95〜100モル%、更に好ましくは98〜100モ
ル%が塩化銀からなるハロゲン化銀乳剤であることが処
理進行性などの観点から好ましい。 [処理液供給手段]この発明においては、処理液を塗布
によりハロゲン化銀写真感光材料に供給する処理液供給
手段を備え、処理液供給手段は、円形あるいは楕円形な
どのパイプで形成される液供給部を有する。この発明で
言う、「塗布により処理液を供給する」とは、液供給部
の供給口からの供給をいい、供給口とハロゲン化銀写真
感光材料との距離は0.03mm〜10mmであり、好
ましくは0.05mm〜5mm、更に好ましくは0.1
mm〜3mmがハロゲン化銀写真感光材料の搬送性及び
処理液の均一塗布を向上できる点で好ましい。
【0016】この処理液供給手段の液供給部には、多孔
やスリットなどの供給口から処理液を供給して塗布する
方式などが挙げられ、液供給部は処理液を供給可能なら
ば特に形状は限定されない。多孔状のノズルの場合、好
ましい孔の直径は0.03mmから1.0mmである。
より好ましくは0.05mm〜0.5mmである。ま
た、好ましい孔の間隔は0.1mm〜1.0mmであ
り、より好ましくは0.15mm〜0.5mmである。
スリット状のノズルの場合は、好ましいスリット幅が
0.03mm〜1.0mmであり、幅が狭すぎると処理
液の均一塗布性に好ましくなく、幅が大きすぎると、液
ダレ等が発生する。スリット幅はより好ましくは0.0
5mm〜0.5mmであり、より好ましくは0.10m
m〜0.3mmである。
【0017】この発明の効果の点から、液供給部からの
好ましい処理液供給量は1m2当たり10ml〜200
mlに設定され、より好ましくは1m2当たり15ml
〜150ml、更に好ましくは20ml〜100mlで
ある。 [加熱手段]加熱手段により加熱された感光材料の温度
は、40℃以上が好ましく、さらに50℃以上、特に6
0℃以上が好ましい。また、感光材料の耐熟性や処理の
制御容易性から、l00℃以下が好ましく、さらに処理
液の沸湯を防止するために、95℃以下、特に90℃以
下が好ましい。
【0018】感光材料を加熱する加熱手段としては、熱
ドラムや熱べルトなどの感光材料と接触して伝導により
加熱する伝導加熱手段や、ドライヤーなどの対流により
加熱する対流加熱手段や、赤外線や高周波の電磁波など
の放射により加熱する放射加熱手段などが挙げられる。
【0019】そして、伝導加熱手段の揚合、処理される
感光材料の乳剤面への悪影響を防止するために、加熱さ
れる熱源は処理される感光材料の乳剤を塗布していない
ベース面側から接触することが好ましい。
【0020】また、この発明において、処理液が感光材
料の乳剤面に供給される前に感光材料を加熱する場合、
感光材料の露光時の温度による感光性の相違の影響を小
さくするために、この感光材料の露光が完了した後に感
光材料を加熱することが好ましい。
【0021】また、加熱手段はハロゲン化銀写真感光材
料の存在情報によって、加熱手段が加熱するように制御
する加熱制御手段を有することが、不要な加熱を防止で
き好ましい。これは、ハロゲン化銀写真感光材料を所定
の搬送速度で搬送する搬送手段と、加熱手段の加熱部よ
りも搬送手段の搬送方向上流側の所定位置のハロゲン化
銀写真感光材料の存在を検出する感光材料検出手段を有
し、感光材料検出手段の検出に基づき、加熱制御手段を
制御することにより達成できる。この場合の制御は、感
光材料検出手段が前記所定位置のハロゲン化銀写真感光
材料の非存在から存在を検出してから直ちに又は所定時
間経過後から、感光材料検出手段が所定位置のハロゲン
化銀写真感光材料の存在から非存在を検出してから直ち
に又は所定時間経過後まで、加熱手段が所定の加熱をす
るように制御することが好ましい。 [カッティング手段]感材をシート状にカッティングす
る手段は、ソレノイド駆動等による自動ハサミ式、打ち
抜き刃方式、ロータリーカッター方式等を使うのが好ま
しい。カッティング手段の作動は、ペーパー検出手段と
プリントサイズ情報(例えば、4つ切りサイズ、L版サ
イズ、パノラマサイズ等の情報)を受け、感材を所望の
プリントサイズにカッティングする。この発明は、前記
カッティング手段によりカッティングされた後にプレヒ
ート部に搬送されるのが好ましい。 [発色現像処理工程]この発明でいう発色現像処理工程
とは、感光材料が最初の発色現像用処理液を供給されて
から、次ぎの工程の処理液〔例えば、漂白定着液、漂白
液、停止液〕を供給又は次の工程の処理液に浸漬される
までのことである。 [発色現像処理]発色現像処理工程の時間は、感光材料
が、発色現像液を最初に供給されてから次の工程の処理
液を供給または次の工程の処理液に浸漬されるまでの時
間である。この発色現像処理工程の時間は、3秒以上、
特に5秒以上が、発色現像処理を充分に安定的に行う上
で好ましく、また、20秒以下が好ましく、更に16秒
以下が好ましく、特に12秒以下が、感光材料に供給さ
れた発色現像液が劣化したり、乾燥したりして析出物の
発生が起こる等、感光材料に悪影響を及ぼしたりするこ
とを防止でき好ましい。
【0022】この発明においては、迅速処理の観点から
2液すなわち、発色現像液を含有する部分液及びアルカ
リ剤を含有する部分液を連続して塗布するのが好まし
い。即ち、このように2つの部分液に分けて塗布するこ
とで、発色現像剤が前記ハロゲン化銀写真感光材料の下
層に速やかに供給することができるからである。さらに
詳細に説明すると、通常発色現像液は発色現像剤の溶解
性が少ないために濃縮液にすることができなく、ハロゲ
ン化銀写真感光材料の乳剤層での発色現像主薬の濃度勾
配を上げて、拡散をはやめることが困難である。また、
もっとも拡散が遅い発色現像主薬が上層、中層で消費さ
れるために、下層での反応が遅くなる。このように2つ
の理由で迅速化が困難であったが、2つの部分液を連続
して塗布することで、前記の障害を回避することがで
き、迅速処理が可能になる。
【0023】さらに従来、処理液が保存されたり放置さ
れたりすることで、液が空気酸化し、タール化したり、
汚染したりする問題があったが、2つの分けた部分液を
用いることで、これらも低減できる。
【0024】この発明の発色現像液を含有する部分液
は、発色現像主薬を含有し、CD−3、CD−4が好ま
しく、また、保恒剤を含有するのが好ましく、亜硫酸
塩、ヒドロキシルアミン類、システイン、スルフィン酸
等が好ましい。主薬濃度は10g/lから150g/l
であり、好ましくは15g/lから100g/l、より
好ましくは20g/lから80g/lである。
【0025】さらに主薬の可溶化剤として、パラトルエ
ンスルホン酸ナトリウム、ジエチレングリコール、ポリ
エチレングリコール、トリエタノールアミン等を含有す
るのが好ましい。
【0026】また、塗布した時の均一塗布性を向上する
のに、界面活性剤を含有するのが好ましい。エチレンオ
キサイド系、グリシドール系、シリコン系、フッ素系の
界面活性剤により、表面張力を下げるのが好ましい。
【0027】pHは1.0〜5.0が好ましく、より好
ましくはpH1.5〜3.0である。
【0028】この発明のアルカリ剤を含有する部分液
は、炭酸カリウム、水酸化カリウム等のアルカリ剤で構
成され、前記主薬の可溶化剤、界面活性剤を含有するの
が好ましい。pHは10〜14が好ましく、より好まし
くは12〜13.5である。炭酸カリウムの濃度は高す
ぎると、膜の膨潤を阻害するので、30g/l〜200
g/lが好ましく、より好ましくは50g/l〜120
g/lである。
【0029】この発明の発色現像処理液とは、感光材料
の現像反応に寄与しうる能力を持つ化合物、例えば発色
現像主薬、アルカリ剤などを含有するもの全ての処理液
を指す。さらに、界面活性剤、発色現像主薬の可溶化
剤、保恒剤などが含まれる水溶液、水なども含まれる。
【0030】この発明での部分液とは、前述の感光材料
の現像反応に寄与しうる能力を持つ化合物を含有する処
理液のことを指し、通常の発色現像液、水なども含まれ
る。
【0031】供給される発色現像液の液容量の比率とし
ては、一方の部分液が他方の部分液に対して0.0l倍
以上、100倍以下であることが好ましいが、0.l倍
以上10倍以下がより好ましく、0.5倍以上2倍以下
が最も好ましい。
【0032】ハロゲン化銀写真感光材料の乳剤面に、そ
れぞれの処理液供給手段から供給される発色現像用の処
理液量は感光材料lm2当たり10〜100mlが望ま
しいが、10〜80mlであることがより好ましく、さ
らに20〜50mlであることが最も好ましい。
【0033】ハロゲン化銀写真感光材料の乳剤面に供給
される発色現像用の処理液の合計量は感光材料lm2
たり15〜200mlが望ましいが、15〜120ml
であることがより好ましく、さらに20〜80mlであ
ることが最も好ましい。
【0034】発色現像用の処理液が感光材料面上に全て
供給される時間は、発色現像工程の最初の2/3以内で
あることが望ましいが、1/3以内であることがより好
ましく、特に1/10であることが最も好ましい。
【0035】ハロゲン化銀写真感光材料への発色現像処
理液の供給は感光材料への露光量に比例させることが好
ましいが、比例させなくてもよい。
【0036】発色現像用処理液の供給の順序の好ましい
例として以下のものが挙げられる。 (1)発色現像主薬含有部分液→アルカリ剤含有部分液 (2)発色現像主薬含有部分液→アルカリ剤および発色
現像主薬含有部分液 (3)水→発色現像主薬含有部分液→アルカリ剤含有部
分液 (4)水→発色現像主薬含有部分液→アルカリ剤および
発色現像主薬含有部分液 (5)アルカリ剤含有部分液→発色現像主薬含有部分液 (6)アルカリ剤および発色現像主薬含有部分液→発色
現像主薬含有部分液 (7)水→アルカリ剤含有部分液→発色現像主薬含有部
分液 (8)水→アルカリ剤および発色現像主薬含有部分液→
発色現像主薬含有部分液 この中で好ましい例として(l)、(2)、(3)、
(4)が挙げられ、さらに(l)、(3)が最も好まし
い。
【0037】発色現像主薬は、水溶性基を有するp−フ
ェニレンジアミン系化合物であることが好ましい。水溶
性基は、p−フェニレンジアミン系化合物のアミノ基ま
たはベンゼン核上に少なくとも1つ有するものが挙げら
れ、具体的な水溶性基としては−(CH2n−CH2
H、−(CH2m−NHSO2−(CH2nCH3、−
(CH2m−O−(CH2n−CH3、−(CH2CH2
O)nm2m+1、(m及びnはそれぞれ0以上の整数を
表す。)−COOH基、−SO3H基等が好ましいもの
として拳げられる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、この発明のハロゲン化銀写
真感光材料用自動現像機の実施の形態を図面に基づいて
詳細に説明する。この実施の形態では、ハロゲン化銀写
真感光材料用自動現像機の現像工程について説明する
が、定着、洗浄等の処理工程についても同様に適用され
る。
【0039】[実施例1]図1は自動現像機の現像工程
の概略構成図である。この自動現像機の現像工程1に
は、複数の搬送ローラ2によりハロゲン化銀写真感光材
料Pを搬送する搬送路3が形成され、この搬送路3は水
平方向に備えられている。ハロゲン化銀写真感光材料P
は、現像工程1に搬入される前にカットされたシート状
であり、画像形成面P1を上側にして搬送される。ハロ
ゲン化銀写真感光材料Pを搬送する搬送路3には、プレ
ヒート部10、塗布部20及びスクイズ部30が感光材
料搬送方向順に配置されている。
【0040】プレヒート部10には、搬送路3の上側に
搬送ローラ2が配置され、この搬送ローラ2に対向して
搬送路3の下側にヒートローラ11が配置されている。
ヒートローラ11には、ヒーター12が内蔵され、この
ヒートローラ11は、ハロゲン化銀写真感光材料Pに処
理を行うための熱を与える加熱手段を構成している。ハ
ロゲン化銀写真感光材料Pは、ヒートローラ11により
45℃〜90℃に加熱され、好ましくは70℃〜80℃
に加熱することでより現像促進される。
【0041】塗布部20には、搬送路3の上側に配置さ
れた処理液供給手段は液供給部21を有し、この液供給
部21に対向して搬送路3の下側に搬送ローラ2が配置
されている。液供給部21は、その軸方向をハロゲン化
銀写真感光材料Pの幅方向に沿って配置され、液供給部
21は加熱手段に対して感光材料搬送方向後段側に備え
られている。この液供給部21には、軸方向に沿ってハ
ロゲン化銀写真感光材料Pの画像形成面P1に向かう供
給口22が形成され、この供給口22からハロゲン化銀
写真感光材料Pの画像形成面P1に処理液を塗布供給す
る。
【0042】スクイズ部30には、搬送路3の上下にス
クイズローラ31が対向して配置されているが、少なく
ともハロゲン化銀写真感光材料Pの画像形成面P1に接
する上側をスクイズローラとすればよく、この場合には
下側を搬送ローラ2で構成する。スクイズローラ31
は、液供給部21より感光材料搬送方向後段側に配置さ
れ、ハロゲン化銀写真感光材料P上に供給された現像液
をスクイズして均一にする。
【0043】スクイズローラ31は通常吸水性のスポン
ジローラが用いられるが、この発明では、吸水性が少な
いローラが好ましく、SUS等の金属ローラ、プラスチ
ックローラ、ゴムローラ、織布ローラ、不織布ローラ、
焼結体ローラが好ましい。具体的には金属ローラとして
はステンレススチール(SUS316L,SUS31
6,SUS304,SUS303)、チタン(Ti)、
黄銅(Bs)等が好ましい。また、プラスチックローラ
としては、スクイズローラの材質としては、ポリエチレ
ンテレフタレート(PBT)、ポリエチレン(PE)、
四フッ化エチレン・バーフルオロアルコキシエチレン共
重合樹脂(PFA)、ポリアセタール(POM)、ポリ
プロピレン(PP)、ポリ四フッ化エチレン(PTF
E)、ポリ塩化ビニル(PVC)、フェノール樹脂(P
F)、変性ポリフェニレンエーテル(PPE)、変性ポ
リフェニレンオキサイド(PPO)、ポリウレタン(P
U)、ポリカーボネート(PC)、ポリフェニレンサル
ファイド(PPS)、ポリフッ化ビニリデン(PVD
F)、四フッ化エチレン・六フッ化プロピレン共重合樹
脂(FEP)、四フッ化エチレン・エチレン共重合樹脂
(ETFE)等が好ましい。ゴムローラとしては、エチ
レンプロピレンゴム(EPDM,EPM)、シリコンゴ
ム(Si)、ニトリルゴム(NBR)、クロロプレンゴ
ム(CR)等が好ましい。織布、不織布の材質はポリオ
レフィン系繊維、ポリエステル系繊維、ポリアクリロニ
トリル系繊維、脂肪族ポリアミド系繊維、芳香族ポリア
ミド系繊維、ポリフェニレンサルファイド繊維等が好ま
しい。また、テフロンコートをしたローラはより好まし
い。
【0044】液供給部21とスクイズローラ31との
間、及びスクイズローラ31の後段には、ハロゲン化銀
写真感光材料Pを加熱する加熱手段13,14が配置さ
れている。
【0045】次に、図2は自動現像機の現像工程の概略
構成図である。部分液のタンク25より送液ポンプ26
の作動で、部分液が液供給部21に送られる。液供給部
21とスクイズローラ31との間、及びスクイズローラ
31の後段には、ハロゲン化銀写真感光材料Pを加熱す
る加熱手段13,14が配置されている。
【0046】次に、塗布部に配置される液供給部の構成
について図3及び図4に基づいて説明する。液供給部2
1に形成された供給口22は、その先端22aとハロゲ
ン化銀写真感光材料Pとの距離L1を0.03mm〜1
0mmに設定する。液供給部21から供給される処理液
は、ハロゲン化銀写真感光材料Pの画像形成面P1にカ
ーテン状に流れるように塗布供給されて均一になる。
【0047】供給口22の先端22aとハロゲン化銀写
真感光材料Pとの距離L1が設定より小さいと、ハロゲ
ン化銀写真感光材料Pの厚さのバラツキや膨潤等で端部
が液供給部21に引っかかり搬送性が悪く、一方設定よ
り大きいと気泡が生じたり塗布供給ムラが生じるが、距
離L1を0.03mm〜10mmに設定することでこれ
らの問題が解決され、さらに、ハロゲン化銀写真感光材
料Pの端部P2が図3に示すようにカールして跳ね上が
っていても、液供給部21の下側に入り込み、液供給部
21から供給される処理液を端部P2まで均一に塗布供
給することができ、ハロゲン化銀写真感光材料Pの画像
形成面P1に処理液に均一に塗布供給し、処理ムラがな
く高品質の処理が可能である。
【0048】次に、塗布部に配置される液供給部の他の
実施の形態の構成について図5に基づいて説明する。こ
の実施の形態の液供給部21は、搬送状態のハロゲン化
銀写真感光材料Pと最も近い部分21aを有し、この最
も近い部分21aより感光材料搬送方向後段側に液供給
部21の供給口22を有している。この供給口22の先
端22aとハロゲン化銀写真感光材料Pとの距離L1を
0.03mm〜10mmに設定する。
【0049】液供給部21の最も近い部分21aにより
搬送状態のハロゲン化銀写真感光材料Pを押えることが
でき、この押えた状態で供給口22から処理液が液供給
部21の外壁面21bに沿って流れるように供給され
る。この塗布供給で、液供給部21の外壁面21bとハ
ロゲン化銀写真感光材料Pの画像形成面P1との間に液
溜りができて塗布供給され、処理液をハロゲン化銀写真
感光材料Pの画像形成面P1の端部まで均一に塗布供給
することができる。
【0050】次に、塗布部に配置される液供給部の実施
の形態の構成について図6に基づいて説明する。液供給
部21の供給口22は、図6(a)の千鳥の多孔により
構成され、あるいは図6(b)の複数のスリットにより
構成され、あるいは図6(c)の単一のスリットにより
構成され、あるいは図6(d)の多孔を2列平行にして
構成され、簡単な構造で、ハロゲン化銀写真感光材料P
の画像形成面P1に処理液に均一に塗布供給することが
できる。千鳥の多孔により構成された液供給部22は、
多孔が2列に形成されているが、3列以上でもよく、取
付状態において、ハロゲン化銀写真感光材料に近い側の
供給口22とハロゲン化銀写真感光材料との距離を0.
03mm〜10mmに設定する。また、複数のスリット
により構成され、あるいは単一のスリットにより構成さ
れる供給口22は、1列形成しているが、複数列形成し
てもよく、この場合も取付状態において、ハロゲン化銀
写真感光材料Pに近い側の供給口22とハロゲン化銀写
真感光材料Pとの距離を0.03mm〜10mmに設定
する。
【0051】また、液供給部21からの処理液供給量を
1m2当たり10ml〜200mlに設定する。液供給
部21からの処理液供給量が設定より小さいと供給不足
であり、設定より大きいと無駄になるが、処理液供給量
を1m2当たり10ml〜200mlに設定すること
で、適量の処理液を塗布供給することができる。
【0052】この現像工程1で塗布供給される処理液
は、1液の現像液であるが、例えば処理液が発色現像主
薬を含有する部分液及びアルカリ剤を含有する部分液の
少なくとも2溶液からなる場合には、ハロゲン化銀写真
感光材料用自動現像機の現像工程1は、図7の概略構成
図に示すように構成される。この実施の形態では、図1
と同じ構成は同じ符号を付して説明を省略する。
【0053】この発色現像主薬を含有する部分液は、感
光材料搬送方向の前段に配置された液供給部21から塗
布供給され、アルカリ剤を含有する部分液は感光材料搬
送方向の後段に配置された液供給部21から塗布供給さ
れる。発色現像主薬を含有する部分液と、アルカリ剤を
含有する部分液とを、それぞれの液供給部21の供給口
22からハロゲン化銀写真感光材料Pの画像形成面P1
に処理液に均一に塗布供給することができる。
【0054】発色現像処理液は、ハロゲン化銀写真感光
材料の現像反応に寄与し得る能力を持つ化合物、例えば
発色現像主薬、アルカリ剤等を含有する全ての部分液を
指す。例えば、界面活性剤、発色現像主薬の可溶化剤、
保恒剤等を含む水溶液、水等も含む。発色現像主薬を含
む部分液とアルカリ剤を含む部分液の少なくとも2つか
らなるが、発色現像主薬とアルカリ剤を同時に含む液が
あっても良い。
【0055】この発明で発色現像処理工程は、ハロゲン
化銀写真感光材料に最初の発色現像用の部分液を供給し
てから、次の工程の処理液(例えば、漂白定着液、漂白
液、停止液等)を供給するまでのことを言う。
【0056】[実施例2]実施例1において、液供給部
の供給口とハロゲン化銀写真感光材料との距離(以下距
離L1とする)とペーパーの温度を変化させて、実験を
行った。その条件及び実験結果を以下に示す。
【0057】 現像処理法 水 700ml 亜硫酸ナトリウム 0.4g ジエチレントリアミン5酢酸5ナトリウム 3.0g p−トルエンスルホン酸 30.0g 4−アミノ−3−エチル−N−エチル−N−(β−(メタンスルホンアミ ド)エチル)アニリン硫酸塩 (CD−3) 15.0g ジ(スルホエチル)ヒドロキシルアミンジナトリウム 5.0g 炭酸カリウム 40.0g サーファクタント10G 0.5g 水を加えて1lとする。
【0058】水酸化カリウム又は硫酸を用いてpH1
1.5に調整する。
【0059】但し、発色現像時間は12秒で行った。
【0060】漂白定着処理、及び安定化処理工程は、コ
ニカ製のCPK−2−J1プロセスの処理条件で、同プ
ロセス用処理剤を用いて処理を行った。ハロゲン化銀カ
ラー感光材料は、コニカ製カラーペーパーQA−A6を
用い、ペーパー幅300mm、ペーパー長さ420mm
のものを用いた。前記カラーペーパーはヒートローラに
より、表1に示される温度に加熱され、スクイズローラ
はテフロンコートしたフェノール樹脂ローラを用いた。
【0061】液供給部は、図6(a)の千鳥の多孔のも
のを用いた。前記液供給部は円筒形になっており、外径
20mmであり、孔径は0.1mmで孔のピッチは0.
2mmで1列に1440個の孔が開いている。液供給は
1m2当り50mlに設定した。距離L1は液供給部を
回転させ角度をつけることと、液供給部の高さを変え、
ペーパーと液供給部の下端との隙間(L2)を変えるこ
とで行った。液供給部を回転させる方向は、搬送方向後
段側である。
【0062】
【表1】
【0063】
【0064】現像ムラは以下の基準で評価した。
【0065】◎:全く現像ムラがない。
【0066】○:端部でわずかな現像ムラがある。
【0067】△:端部で明らかな現像ムラがある。
【0068】×:全体的にムラがある。
【0069】搬送性は以下の基準で評価した。
【0070】○:端部のひっかかりなど全く問題ない。
【0071】△:端部が若干引っかかる。
【0072】×:ペーパーが全体的に引っかかり、ジャ
ム故障になったりする。
【0073】表1からわかるように、距離L1を0.0
3〜10mmにすることで、現像ムラが改良され、良好
な搬送性を得ることができる。
【0074】また、ペーパー温度を40℃〜90℃にす
ることで、より良好な現像ムラ防止と搬送性を得ること
ができる。
【0075】[実施例3]実施例2の実験NO.1−5
において、発色現像時間を以下、表2のように変化させ
て実験を行った。
【0076】実施例2と同様の評価を行い、結果をまと
めて表2に示す。
【0077】
【表2】
【0078】表2から分かるように、発色現像時間を2
0秒以下、より好ましくは12秒以下であることが、こ
の発明の効果をより奏すことがわかる。
【0079】[実施例4]実施例において、2つの部分
液にて処理する図8の自動現像機を用いて、以下の処方
の発色現像部分液とアルカリ部分液にて処理を行なっ
た。また、このとき、塗布量を表3のように変化させ
た。
【0080】自動現像機の発色現像処理工程CDでは、
発色現像主薬を含有する部分液aが、タンク25より送
液ポンプBPの作動で液供給部21に送られる。アルカ
リ剤を含有する部分液bはタンク25より送液ポンプB
Pの作動で感光材料搬送方向の後段に配置された液供給
部21から塗布供給される。
【0081】供給される発色現像主薬を含有する部分液
とアルカリ剤を含有する部分液の比率は1:1とし、合
計量を表3に記載する。
【0082】発色現像処理工程CDは、ハロゲン化銀写
真感光材料に最初の発色現像用の部分液を供給してか
ら、次の工程の漂白定着液BFを供給するまでのことを
言い、漂白定着液BFで処理されたハロゲン化銀写真感
光材料は、安定処理工程ST、乾燥工程DRに順に送ら
れて処理される。
【0083】 (処理液処方 1リットルあたり) <発色現像主薬含有部分液> 水 700ml 亜硫酸ナトリウム 0.4g ジエチレントリアミン5酢酸5ナトリウム 3.0g p−トルエンスルホン酸 20.0g 4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−(β−(メタンスルホンアミド) エチル)アニリン硫酸塩(CD−3) 40.0g 水を加えて1lとする。
【0084】水酸化カリウム又は硫酸を用いてpH2.
0に調整する。 <アルカリ含有部分液> 水 600ml ジエチレントリアミン5酢酸5ナトリウム 3.0g 炭酸カリウム 80.0g p−トルエンスルホン酸 20.0g 水を加えて1lとする。
【0085】水酸化カリウム又は硫酸を用いてpH1
3.0に調整する。
【0086】漂白定着処理、及び安定化処理工程は、図
8に示すコニカ(株)製のCPK−2−JIプロセスの
処理条件で、同プロセス用処理剤を用いて処理を行っ
た。
【0087】処理工程は以下の通りである。
【0088】 工程 時間 温度 プレヒート 2秒 70℃ 発色現像主薬含有部分液 2秒 55℃ アルカリ含有部分液 8秒 55℃ 漂白定着 12秒 38℃ 安定 15秒 38℃ 乾燥 15秒 70℃ ノズルの形状配置は実施例2と同様である。
【0089】
【表3】
【0090】表3から分かるように部分液の合計液供給
量を、15ml/m2〜200ml/m2にすることでこ
の発明の効果をより奏すことができる。また、20ml
/m2〜80ml/m2にすることで、この発明の効果を
より好ましく奏することができる。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明では、液供給部の供給口とハロゲン化銀写真感光材料
との距離が設定より小さいと、ハロゲン化銀写真感光材
料の厚さのバラツキや膨潤等で端部が処理液供給手段に
引っかかり搬送性が悪く、一方設定より大きいと気泡が
生じたり塗布供給ムラが生じるが、距離を0.03mm
〜10mmに設定することでこれらの問題が解決され、
さらに、ハロゲン化銀写真感光材料の端部がカールして
跳ね上がっていても、搬送性がよく、処理液を端部まで
均一に塗布供給することができ、ハロゲン化銀写真感光
材料の画像形成面に処理液を均一に塗布供給し、処理ム
ラがなく高品質の処理が可能である。
【0092】請求項2記載の発明では、ハロゲン化銀写
真感光材料を直接に加温して処理液を供給することで迅
速処理が可能である。
【0093】請求項3記載の発明は、搬送状態のハロゲ
ン化銀写真感光材料と最も近い部分を有し、この最も近
い部分より感光材料搬送方向後段側に液供給部の供給口
を有しており、液供給部の最も近い部分により搬送状態
のハロゲン化銀写真感光材料を押え、この押えた状態で
液供給部から処理液をハロゲン化銀写真感光材料の端部
まで均一に塗布供給することができる。
【0094】請求項4記載の発明では、液供給部は、一
列又は千鳥の多孔を有し、あるいは単一又は複数のスリ
ットを有し、簡単な構造で、ハロゲン化銀写真感光材料
の画像形成面に処理液に均一に塗布供給することができ
る。
【0095】請求項5記載の発明では、現像工程前にハ
ロゲン化銀写真感光材料をシート状にカッティングした
ものを用いることで、この発明の効果をより顕著に奏す
る。
【0096】請求項6記載の発明では、液供給部からの
処理液供給量を1m2当たり10ml〜200mlに設
定したから、液供給部からの処理液供給量が設定より小
さいと供給不足であり、設定より大きいと無駄になる
が、処理液供給量を1m2当たり10ml〜200ml
に設定することで、適量の処理液を塗布供給することが
できる。
【0097】請求項7記載の発明では、処理液が発色現
像主薬を含有する部分液及びアルカリ剤を含有する部分
液の少なくとも2溶液からなり、この発色現像主薬を含
有する部分液を感光材料搬送方向の前段に配置された処
理液供給手段から塗布供給し、アルカリ剤を含有する部
分液を前記感光材料搬送方向の後段に配置された処理液
供給手段から塗布供給するように構成したから、発色現
像主薬を含有する部分液と、アルカリ剤を含有する部分
液とを、それぞれの液供給部からハロゲン化銀写真感光
材料の画像形成面に処理液に均一に塗布供給することが
でき、ムラの発生も改良され、迅速に処理することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】動現像機の現像工程の概略構成図である。
【図2】自動現像機の現像工程の概略構成図である。
【図3】塗布部に配置される液供給部の塗布供給状態の
構成を示す断面図である。
【図4】塗布部に配置される液供給部の塗布供給前の状
態の構成を示す断面図である。
【図5】塗布部に配置される液供給部の他の実施の形態
の構成を示す断面図である。
【図6】塗布部に配置される液供給部の実施の形態の構
成を示す平面図である。
【図7】ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機の現像
工程の他の実施の概略構成図である。
【図8】動現像機の全体の概略構成図である。
【符号の説明】
1 現像工程 3 ハロゲン化銀写真感光材料Pを搬送する搬送路 21 液供給部 22 供給口 22a 先端 P ハロゲン化銀写真感光材料 P1 ハロゲン化銀写真感光材料Pの画像形成面 L1 供給口22の先端22aとハロゲン化銀写真感光
材料Pとの距離

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】処理液を塗布によりハロゲン化銀写真感光
    材料に供給する処理液供給手段を備え、この処理液供給
    手段は、前記ハロゲン化銀写真感光材料の画像形成面に
    処理液を供給する液供給部を有し、この液供給部の供給
    口と前記ハロゲン化銀写真感光材料との距離を0.03
    mm〜10mmに設定したことを特徴とするハロゲン化
    銀写真感光材料用自動現像機。
  2. 【請求項2】前記ハロゲン化銀写真感光材料を直接に加
    温する加熱手段を有することを特徴とする請求項1に記
    載のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機。
  3. 【請求項3】前記処理液供給手段は、前記ハロゲン化銀
    写真感光材料と最も近い部分を有し、この最も近い部分
    より感光材料搬送方向後段側に前記液供給部の供給口を
    有し、この供給口と前記ハロゲン化銀写真感光材料との
    距離を0.03mm〜10mmに設定したことを特徴と
    する請求項1または請求項2に記載のハロゲン化銀写真
    感光材料用自動現像機。
  4. 【請求項4】前記液供給部は、一列又は千鳥の多孔を有
    し、あるいは単一又は複数のスリットを有することを特
    徴とする請求項1乃至請求項3記載のハロゲン化銀写真
    感光材料用自動現像機。
  5. 【請求項5】現像工程前の搬送工程は、ハロゲン化銀写
    真感光材料をシート状にカッティングする手段を有する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記
    載のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機。
  6. 【請求項6】前記液供給部からの処理液供給量を1m2
    当たり10ml〜200mlに設定したことを特徴とす
    る請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のハロゲン化
    銀写真感光材料用自動現像機。
  7. 【請求項7】発色現像処理工程を備え、この発色現像処
    理工程において、前記処理液が発色現像主薬を含有する
    部分液及びアルカリ剤を含有する部分液の少なくとも2
    溶液からなり、一方の前記処理液供給手段がハロゲン化
    銀写真感光材料に発色現像主薬を含有する部分液を供給
    するものであって、別なる一方の前記処理液供給手段が
    ハロゲン化銀写真感光材料にアルカリ剤を含有する部分
    液を供給するものであることを特徴とする請求項1乃至
    請求項6のいずれかに記載のハロゲン化銀写真感光材料
    用自動現像機。
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