JPH10325431A - ディスクブレーキ装置のシール構造 - Google Patents
ディスクブレーキ装置のシール構造Info
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- JPH10325431A JPH10325431A JP9135115A JP13511597A JPH10325431A JP H10325431 A JPH10325431 A JP H10325431A JP 9135115 A JP9135115 A JP 9135115A JP 13511597 A JP13511597 A JP 13511597A JP H10325431 A JPH10325431 A JP H10325431A
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- boot
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明はピストンブーツとシリンダボデー間、
及びピストンブーツとピストン間におけるシールを行な
うディスクブレーキ装置のシール構造に関し、汚染物質
に対し確実なシールを行なうことを課題とする。 【解決手段】シリンダボデー34とピストン32とに設
けられた凹所50にピストンブーツ36を配置する。ま
た、ピストン32に固定される環状の内側リング40に
より、ピストンブーツ36のピストン側端部64をピス
トン32に固定しする。更に、シリンダボデー34に固
定される環状の外側リング38により、ピストンブーツ
36のシリンダ側端部62をシリンダボデー34に固定
する。
及びピストンブーツとピストン間におけるシールを行な
うディスクブレーキ装置のシール構造に関し、汚染物質
に対し確実なシールを行なうことを課題とする。 【解決手段】シリンダボデー34とピストン32とに設
けられた凹所50にピストンブーツ36を配置する。ま
た、ピストン32に固定される環状の内側リング40に
より、ピストンブーツ36のピストン側端部64をピス
トン32に固定しする。更に、シリンダボデー34に固
定される環状の外側リング38により、ピストンブーツ
36のシリンダ側端部62をシリンダボデー34に固定
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディスクブレーキ装
置のシール構造に関し、特にピストンブーツとシリンダ
ボデー間、及びピストンブーツとピストン間におけるシ
ールを行なうディスクブレーキ装置のシール構造に関す
る。
置のシール構造に関し、特にピストンブーツとシリンダ
ボデー間、及びピストンブーツとピストン間におけるシ
ールを行なうディスクブレーキ装置のシール構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば特開昭59−6438号公報に示
されるように、従来より自動車用のブレーキ装置として
ディスクブレーキ装置が知られている。このディスクブ
レーキ装置は、一対のブレーキパッドが車輪と同軸的に
回転するディスクロータを挟んで対向配設されており、
このブレーキパッドをピストンにより駆動してディスク
ロータに圧接することにより、制動力を発生させる構成
とされている。このピストンはシリンダボデー(キャリ
パ)に摺動可能に配設されており、運転者のブレーキ操
作等によりブレーキフルードがシリンダボデー内に供給
されることによりシリンダボデーに対して移動する構成
とされている。
されるように、従来より自動車用のブレーキ装置として
ディスクブレーキ装置が知られている。このディスクブ
レーキ装置は、一対のブレーキパッドが車輪と同軸的に
回転するディスクロータを挟んで対向配設されており、
このブレーキパッドをピストンにより駆動してディスク
ロータに圧接することにより、制動力を発生させる構成
とされている。このピストンはシリンダボデー(キャリ
パ)に摺動可能に配設されており、運転者のブレーキ操
作等によりブレーキフルードがシリンダボデー内に供給
されることによりシリンダボデーに対して移動する構成
とされている。
【0003】ところで、ディスクブレーキ装置は車輪近
傍位置、即ち路面に近い位置に配置されるため、路面か
ら舞い上がる砂埃や塵埃、及び雨天時等においては路面
上に溜まった水により汚染しやすい(以下、砂埃,塵
埃,水等を総称して汚染物質という)。一方、上記のよ
うにディスクブレーキ装置は、ピストンがシリンダボデ
ーに対して移動する構成とされているため、シリンダボ
デーのブレーキパッドと対向する位置にはシリンダ孔が
開口している。
傍位置、即ち路面に近い位置に配置されるため、路面か
ら舞い上がる砂埃や塵埃、及び雨天時等においては路面
上に溜まった水により汚染しやすい(以下、砂埃,塵
埃,水等を総称して汚染物質という)。一方、上記のよ
うにディスクブレーキ装置は、ピストンがシリンダボデ
ーに対して移動する構成とされているため、シリンダボ
デーのブレーキパッドと対向する位置にはシリンダ孔が
開口している。
【0004】よって、この開口を介して汚染物質がピス
トンとシリンダ孔との間に侵入した場合、ピストンの円
滑な動作が妨げられるおそれがある。このため、従来よ
りシリンダボデーとピストンとの間にはピストンブーツ
が配設され、ピストンとシリンダ孔との間に汚染物質が
侵入するのを防止する構成とされている。図3は、ピス
トンブーツが配設された従来のディスクブレーキ装置1
を示している。同図では、ディスクブレーキ装置2のピ
ストン4の近傍を拡大して示して示しており、ブレーキ
パッド,ディスクロータ等の図示は省略している。
トンとシリンダ孔との間に侵入した場合、ピストンの円
滑な動作が妨げられるおそれがある。このため、従来よ
りシリンダボデーとピストンとの間にはピストンブーツ
が配設され、ピストンとシリンダ孔との間に汚染物質が
侵入するのを防止する構成とされている。図3は、ピス
トンブーツが配設された従来のディスクブレーキ装置1
を示している。同図では、ディスクブレーキ装置2のピ
ストン4の近傍を拡大して示して示しており、ブレーキ
パッド,ディスクロータ等の図示は省略している。
【0005】ピストン4は、シリンダボデー6に形成さ
れたシリンダ孔8内に挿入されている。また、シリンダ
ボデー6の後部にはブレーキフルードが導入される導入
配管10が接続されている。また、シリンダボデー6の
シリンダ孔8が開口する開口面、及びピストン4のブレ
ーキパッドと対向する面には凹所14が形成されてお
り、この凹所14内にピストンブーツ16が配設されて
いる。
れたシリンダ孔8内に挿入されている。また、シリンダ
ボデー6の後部にはブレーキフルードが導入される導入
配管10が接続されている。また、シリンダボデー6の
シリンダ孔8が開口する開口面、及びピストン4のブレ
ーキパッドと対向する面には凹所14が形成されてお
り、この凹所14内にピストンブーツ16が配設されて
いる。
【0006】ピストンブーツ16は例えば合成ゴムより
なり、シリンダボデー6に対しピストン4が図中矢印X
1,X2方向へ移動することを許容するために蛇腹形状
とされている。また、ピストンブーツ16の内周端部
(ピストン側端部)はピストン4に固定され、またその
外周端部(シリンダ側端部)はシリンダボデー6に固定
されている。
なり、シリンダボデー6に対しピストン4が図中矢印X
1,X2方向へ移動することを許容するために蛇腹形状
とされている。また、ピストンブーツ16の内周端部
(ピストン側端部)はピストン4に固定され、またその
外周端部(シリンダ側端部)はシリンダボデー6に固定
されている。
【0007】ここで、従来におけるピストンブーツ16
のピストン4及びシリンダボデー6に対するシール構造
について説明する。ピストンブーツ16とシリンダボデ
ー6との間におけるシールは、ピストンリング18を用
いている。図4は、このピストンリング18を拡大して
示している。同図に示されるように、ピストンリング1
8はバネ材により形成されており、一部が切断されて切
れ目20を有したリング形状(Cリング形状)とされて
いる。
のピストン4及びシリンダボデー6に対するシール構造
について説明する。ピストンブーツ16とシリンダボデ
ー6との間におけるシールは、ピストンリング18を用
いている。図4は、このピストンリング18を拡大して
示している。同図に示されるように、ピストンリング1
8はバネ材により形成されており、一部が切断されて切
れ目20を有したリング形状(Cリング形状)とされて
いる。
【0008】同図では、切れ目20が広がった状態(以
下、組み付け前状態という)と、切れ目20が狭まった
状態(以下、組み付け後状態という)のピストンリング
18を合わせて図示している。また、ピストンリング1
8に対し外力が作用していない状態(以下、通常状態と
いう)では、切れ目20は組み付け前状態となってい
る。
下、組み付け前状態という)と、切れ目20が狭まった
状態(以下、組み付け後状態という)のピストンリング
18を合わせて図示している。また、ピストンリング1
8に対し外力が作用していない状態(以下、通常状態と
いう)では、切れ目20は組み付け前状態となってい
る。
【0009】このピストンリング18は、図3に示され
るように、ピストンブーツ16の外周端部の内側に配設
される。よって、ピストンブーツ16の外周端部は、ピ
ストンリング18の弾性力によりシリンダボデー6の内
壁に押圧される。このように、ピストンブーツ16がシ
リンダボデー6に向け押し付けられることにより、ピス
トンブーツ16とシリンダボデー6とはシールされた構
造となる。一方、ピストンブーツ16とピストン4との
間のシールは、弾性を有するピストンブーツ16のシリ
ンダ側端部がピストン4に形成された嵌入凹部22内に
嵌入し、その底面を押圧することにより行なわれてい
た。
るように、ピストンブーツ16の外周端部の内側に配設
される。よって、ピストンブーツ16の外周端部は、ピ
ストンリング18の弾性力によりシリンダボデー6の内
壁に押圧される。このように、ピストンブーツ16がシ
リンダボデー6に向け押し付けられることにより、ピス
トンブーツ16とシリンダボデー6とはシールされた構
造となる。一方、ピストンブーツ16とピストン4との
間のシールは、弾性を有するピストンブーツ16のシリ
ンダ側端部がピストン4に形成された嵌入凹部22内に
嵌入し、その底面を押圧することにより行なわれてい
た。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のシール
構造は、ピストンリング18の弾性力によりピストンブ
ーツ16をシリンダボデー6に押し付け、これによりシ
ール性を確保する構成であったため、よってピストンリ
ング18に切れ目20を設けることは必須の要件とな
る。
構造は、ピストンリング18の弾性力によりピストンブ
ーツ16をシリンダボデー6に押し付け、これによりシ
ール性を確保する構成であったため、よってピストンリ
ング18に切れ目20を設けることは必須の要件とな
る。
【0011】これは、ピストンリング18に切れ目20
が設けられていないと、換言すれば切れ目のない完全な
リング形状であったとすると、ピストンリング18は弾
性力を発揮することができなくなってしまうからであ
る。また、ピストンリング18をピストンブーツ16の
外周端部の内側に取り付ける取り付け作業においても、
ピストンリング18を小径となるよう変形させる必要が
あり、よって取り付け作業面からも切れ目20を設ける
ことは必須の要件となる。
が設けられていないと、換言すれば切れ目のない完全な
リング形状であったとすると、ピストンリング18は弾
性力を発揮することができなくなってしまうからであ
る。また、ピストンリング18をピストンブーツ16の
外周端部の内側に取り付ける取り付け作業においても、
ピストンリング18を小径となるよう変形させる必要が
あり、よって取り付け作業面からも切れ目20を設ける
ことは必須の要件となる。
【0012】しかるに、上記のように切れ目20を設け
ると、ピストンリング18をピストンブーツ16の外周
端部に装着した状態において、必然的に切れ目20には
僅かな隙間が形成されてしまう。この切れ目20の形成
部分においてはピストンリング18の弾性力は作用しな
いため、従って切れ目20の形成部分におけるシール力
は他の部分に比べて低下してしまう。このため、切れ目
20の形成部分から汚染物質が侵入し、ピストン4の円
滑な移動が確保できなくなるおそれがある。
ると、ピストンリング18をピストンブーツ16の外周
端部に装着した状態において、必然的に切れ目20には
僅かな隙間が形成されてしまう。この切れ目20の形成
部分においてはピストンリング18の弾性力は作用しな
いため、従って切れ目20の形成部分におけるシール力
は他の部分に比べて低下してしまう。このため、切れ目
20の形成部分から汚染物質が侵入し、ピストン4の円
滑な移動が確保できなくなるおそれがある。
【0013】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、切れ目のない環状のリングを用いてピストンブー
ツとシリンダボデー及びピストンブーツとピストンをシ
ールすることにより、汚染物質に対し確実なシールを行
いうるディスクブレーキ装置のシール構造を提供するこ
とを目的とする。
あり、切れ目のない環状のリングを用いてピストンブー
ツとシリンダボデー及びピストンブーツとピストンをシ
ールすることにより、汚染物質に対し確実なシールを行
いうるディスクブレーキ装置のシール構造を提供するこ
とを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、ディスクブレーキ装置のシール構造に
関し、シリンダボデーとピストンとの摺動面開口部に設
けられた凹所にピストンブーツを配置すると共に、前記
ピストンに固定される環状の内側リングにより、前記ピ
ストンブーツのピストン側端部を前記ピストンに固定
し、かつ、前記シリンダボデーに固定される環状の外側
リングにより、前記ピストンブーツのシリンダ側端部を
前記シリンダボデーに固定したことを特徴とするもので
ある。
に、本発明では、ディスクブレーキ装置のシール構造に
関し、シリンダボデーとピストンとの摺動面開口部に設
けられた凹所にピストンブーツを配置すると共に、前記
ピストンに固定される環状の内側リングにより、前記ピ
ストンブーツのピストン側端部を前記ピストンに固定
し、かつ、前記シリンダボデーに固定される環状の外側
リングにより、前記ピストンブーツのシリンダ側端部を
前記シリンダボデーに固定したことを特徴とするもので
ある。
【0015】また本発明によれば、ピストンブーツとピ
ストンとを固定するのに環状の内側リングを用いること
ができると共に、ピストンブーツをシリンダボデーに固
定するのに環状の外側リングを用いることができる。即
ち、ピストンブーツとピストンとのシール、及びピスト
ンブーツとシリンダボデーとのシールに、共に切れ目の
ない環状のリングを用いることが可能となる。
ストンとを固定するのに環状の内側リングを用いること
ができると共に、ピストンブーツをシリンダボデーに固
定するのに環状の外側リングを用いることができる。即
ち、ピストンブーツとピストンとのシール、及びピスト
ンブーツとシリンダボデーとのシールに、共に切れ目の
ない環状のリングを用いることが可能となる。
【0016】このように、切れ目のない完全に環状のリ
ングを用いてシールを行なうとができることにより、各
リングはその全周において均一のシール能力でシールを
行なうことができ、従来のように部分的にシール能力が
低下することを防止することができる。これにより、汚
染物質に対し確実なシールを行なうことができ、シール
構造の信頼性を向上させることができる。
ングを用いてシールを行なうとができることにより、各
リングはその全周において均一のシール能力でシールを
行なうことができ、従来のように部分的にシール能力が
低下することを防止することができる。これにより、汚
染物質に対し確実なシールを行なうことができ、シール
構造の信頼性を向上させることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。図1及び図2は、本発明の一実
施例であるシール構造を適用したディスクブレーキ装置
30を示しており、図1は組み立てられた状態のディス
クブレーキ装置30の断面図であり、また図2は分解さ
れた状態のディスクブレーキ装置30の断面図である。
また、各図ともディスクブレーキ装置30のピストン3
2の近傍を拡大して示しており、ブレーキパッド,ディ
スクロータ等の図示は省略している。
て図面と共に説明する。図1及び図2は、本発明の一実
施例であるシール構造を適用したディスクブレーキ装置
30を示しており、図1は組み立てられた状態のディス
クブレーキ装置30の断面図であり、また図2は分解さ
れた状態のディスクブレーキ装置30の断面図である。
また、各図ともディスクブレーキ装置30のピストン3
2の近傍を拡大して示しており、ブレーキパッド,ディ
スクロータ等の図示は省略している。
【0018】ディスクブレーキ装置30は、大略すると
ピストン32,シリンダボデー34(キャリパ),ピス
トンブーツ36,及び本発明の要部となる外側リング3
8,内側リング40等により構成されている。ピストン
32は円筒形状を有しており、シリンダボデー34に形
成されたシリンダ孔42内に挿入されている。このピス
トン32の図中矢印X1方向端部にブレーキパッドが配
設され、よってブレーキパッドはピストン32の移動に
伴い移動しうる構成とされている。
ピストン32,シリンダボデー34(キャリパ),ピス
トンブーツ36,及び本発明の要部となる外側リング3
8,内側リング40等により構成されている。ピストン
32は円筒形状を有しており、シリンダボデー34に形
成されたシリンダ孔42内に挿入されている。このピス
トン32の図中矢印X1方向端部にブレーキパッドが配
設され、よってブレーキパッドはピストン32の移動に
伴い移動しうる構成とされている。
【0019】シリンダボデー34はディスクロータを跨
ぐように配設されるものであり、その内部にはディスク
ロータを挟むように一対のブレーキパッドが配設されて
いる。そして、上記したピストン32が駆動することに
より、一対のブレーキパッドはディスクロータに圧接
し、ブレーキパッドとディスクロータとの間における摩
擦力により制動力を発生させる構成とされている。
ぐように配設されるものであり、その内部にはディスク
ロータを挟むように一対のブレーキパッドが配設されて
いる。そして、上記したピストン32が駆動することに
より、一対のブレーキパッドはディスクロータに圧接
し、ブレーキパッドとディスクロータとの間における摩
擦力により制動力を発生させる構成とされている。
【0020】シリンダボデー34の図中矢印X2方向端
部には、ブレーキフルードが導入される導入配管48が
接続されている。この導入配管48はマスターシリンダ
(図示せず)に接続されており、運転者がブレーキ操作
を行なうことにより、ブレーキフルードはマスターシリ
ンダより導入配管48を介して圧力室44内に供給され
る。圧力室44は、ピストン32とシリンダ孔42の内
壁との間に形成されている。
部には、ブレーキフルードが導入される導入配管48が
接続されている。この導入配管48はマスターシリンダ
(図示せず)に接続されており、運転者がブレーキ操作
を行なうことにより、ブレーキフルードはマスターシリ
ンダより導入配管48を介して圧力室44内に供給され
る。圧力室44は、ピストン32とシリンダ孔42の内
壁との間に形成されている。
【0021】また、シリンダボデー34とピストン32
の側面とが対向する所定位置には、ピストンシール46
がピストン32を囲繞するよう環状に配設されている。
このピストンシール46はゴム状の部材であり、圧力室
44内のブレーキフルードがピストンブーツ36の配設
側に漏洩するのを防止すると共に、ピストン32が矢印
X1方向に移動した際に弾性変形し、ブレーキ力が解除
された場合に弾性復元力によりピストン32を矢印X2
方向に戻す機能を奏する。このピストンシール46の弾
性復元力により、ブレーキパッドはディスクロータから
離間する構成とされている。
の側面とが対向する所定位置には、ピストンシール46
がピストン32を囲繞するよう環状に配設されている。
このピストンシール46はゴム状の部材であり、圧力室
44内のブレーキフルードがピストンブーツ36の配設
側に漏洩するのを防止すると共に、ピストン32が矢印
X1方向に移動した際に弾性変形し、ブレーキ力が解除
された場合に弾性復元力によりピストン32を矢印X2
方向に戻す機能を奏する。このピストンシール46の弾
性復元力により、ブレーキパッドはディスクロータから
離間する構成とされている。
【0022】一方、ピストン32とシリンダボデー34
との摺動面開口部、即ちシリンダボデー34のシリンダ
孔42が開口する開口面、及びピストン32のブレーキ
パッドと対向する面(図中、矢印X1方向の端面)には
夫々凹部が形成され、各凹部は協働して凹所50を形成
している。この凹所50の外周部及び内周部には、従来
の凹所14に形成されていたような鍔状の部分(図3に
矢印Aで示す部分)は形成されておらず、よって完全な
環状形状とされている。
との摺動面開口部、即ちシリンダボデー34のシリンダ
孔42が開口する開口面、及びピストン32のブレーキ
パッドと対向する面(図中、矢印X1方向の端面)には
夫々凹部が形成され、各凹部は協働して凹所50を形成
している。この凹所50の外周部及び内周部には、従来
の凹所14に形成されていたような鍔状の部分(図3に
矢印Aで示す部分)は形成されておらず、よって完全な
環状形状とされている。
【0023】また、凹所50の外周側面には内周ネジ部
52が形成されると共に、内周側面には外周ネジ部54
が形成されている。更に、凹所50の底面で、内周ネジ
部52の形成位置近傍にはリング状に第1の外周溝部5
6が形成されると共に、外周ネジ部54の形成位置近傍
には同じくリング状に第1の内周溝部58が形成されて
いる。
52が形成されると共に、内周側面には外周ネジ部54
が形成されている。更に、凹所50の底面で、内周ネジ
部52の形成位置近傍にはリング状に第1の外周溝部5
6が形成されると共に、外周ネジ部54の形成位置近傍
には同じくリング状に第1の内周溝部58が形成されて
いる。
【0024】第1の外周溝部56及び第1の内周溝部5
8は、共に断面半円形状の溝されている。上記構成とさ
れた凹所50の内部には、ピストンブーツ36が配設さ
れる。尚、凹所50の中央部分は、ピストンブーツ36
の蛇腹部66を収納するために段差部60が形成されて
いる。ピストンブーツ36は弾性部材(例えば合成ゴ
ム)よりなり、シリンダ側端部62,ピストン側端部6
4,及び蛇腹部66を一体的に形成した構成とされてい
る。シリンダ側端部62は、後述するようにシリンダボ
デー34に固定される部位であり、その先端部には球状
の外側クリップ部68が形成されている。
8は、共に断面半円形状の溝されている。上記構成とさ
れた凹所50の内部には、ピストンブーツ36が配設さ
れる。尚、凹所50の中央部分は、ピストンブーツ36
の蛇腹部66を収納するために段差部60が形成されて
いる。ピストンブーツ36は弾性部材(例えば合成ゴ
ム)よりなり、シリンダ側端部62,ピストン側端部6
4,及び蛇腹部66を一体的に形成した構成とされてい
る。シリンダ側端部62は、後述するようにシリンダボ
デー34に固定される部位であり、その先端部には球状
の外側クリップ部68が形成されている。
【0025】また、ピストン側端部64は、後述するよ
うにピストン32に固定される部位であり、その先端部
には球状の内側クリップ部70が形成されている。更
に、蛇腹部66は伸縮可能な構成とされており、シリン
ダボデー6に対しピストン4が図中矢印X1,X2方向
へ移動することを許容する構成とされている。外側リン
グ38はピストンブーツ36のシリンダ側端部62と対
応した形状とされており、また完全なリング形状とされ
ている。よって、外側リング38は、従来のシール構造
で用いられていたピストンリング18(図3及び図4参
照)と異なり、切れ目20は形成されていない。
うにピストン32に固定される部位であり、その先端部
には球状の内側クリップ部70が形成されている。更
に、蛇腹部66は伸縮可能な構成とされており、シリン
ダボデー6に対しピストン4が図中矢印X1,X2方向
へ移動することを許容する構成とされている。外側リン
グ38はピストンブーツ36のシリンダ側端部62と対
応した形状とされており、また完全なリング形状とされ
ている。よって、外側リング38は、従来のシール構造
で用いられていたピストンリング18(図3及び図4参
照)と異なり、切れ目20は形成されていない。
【0026】この外側リング38の外周部には、前記し
た内周ネジ部52に螺合するよう構成された外側リング
ネジ72が形成されている。また、外側リング38の側
面部(ピストンブーツ36と対向する側の側面部)には
第2の外周溝部76が形成されている。この第2の外周
溝部76は、前記した第1の外周溝部56と対向するよ
う形成されている。
た内周ネジ部52に螺合するよう構成された外側リング
ネジ72が形成されている。また、外側リング38の側
面部(ピストンブーツ36と対向する側の側面部)には
第2の外周溝部76が形成されている。この第2の外周
溝部76は、前記した第1の外周溝部56と対向するよ
う形成されている。
【0027】一方、内側リング40はピストンブーツ3
6のピストン側端部64と対応した形状とされており、
また外側リング38と同様に完全なリング形状とされて
いる。よって、内側リング40も切れ目20は形成され
ていない。この内側リング40の内周部には、前記した
外周ネジ部54に螺合するよう構成された内側リングネ
ジ74が形成されている。また、内側リング40の側面
部(ピストンブーツ36と対向する側の側面部)には第
2の内周溝部78が形成されている。この第2の内周溝
部78は、前記した第1の内周溝部58と対向するよう
形成されている。また、前記した第2の外周溝部76及
び第2の内周溝部78は断面半円形状とされている。
6のピストン側端部64と対応した形状とされており、
また外側リング38と同様に完全なリング形状とされて
いる。よって、内側リング40も切れ目20は形成され
ていない。この内側リング40の内周部には、前記した
外周ネジ部54に螺合するよう構成された内側リングネ
ジ74が形成されている。また、内側リング40の側面
部(ピストンブーツ36と対向する側の側面部)には第
2の内周溝部78が形成されている。この第2の内周溝
部78は、前記した第1の内周溝部58と対向するよう
形成されている。また、前記した第2の外周溝部76及
び第2の内周溝部78は断面半円形状とされている。
【0028】続いて、上記した各構成要素からなるディ
スクブレーキ装置30において、ピストンブーツ36の
組み付け方法について説明する。ピストンブーツ36を
ピストン32及びシリンダボデー34に組み付けるに
は、先ずピストンブーツ36を凹所50内に装着する。
この装着状態において、ピストンブーツ36のシリンダ
側端部62は凹所50のシリンダボデー34側の底面と
当接し、またピストン側端部64は凹所50のピストン
32側の底面と当接する。
スクブレーキ装置30において、ピストンブーツ36の
組み付け方法について説明する。ピストンブーツ36を
ピストン32及びシリンダボデー34に組み付けるに
は、先ずピストンブーツ36を凹所50内に装着する。
この装着状態において、ピストンブーツ36のシリンダ
側端部62は凹所50のシリンダボデー34側の底面と
当接し、またピストン側端部64は凹所50のピストン
32側の底面と当接する。
【0029】また、この装着状態において、シリンダ側
端部62に形成された外側クリップ部68は第1の外周
溝部56と嵌合し、ピストン側端部64に形成された内
側クリップ部70は第1の内周溝部58と嵌合する。更
に、この装着状態において、蛇腹部66は凹所50に形
成されている段差部60内に位置する。上記のようにピ
ストンブーツ36が凹所50内に装着されると、続いて
外側リング38をシリンダボデー34に、また内側リン
グ40をピストン32に装着する。具体的には、外側リ
ング38に形成されている外側リングネジ72を凹所5
0の側面に形成されている内周ネジ部52に螺合させ、
同様に内側リング40に形成されている内側リングネジ
74を凹所50の側面に形成されている外周ネジ部54
に螺合させる。
端部62に形成された外側クリップ部68は第1の外周
溝部56と嵌合し、ピストン側端部64に形成された内
側クリップ部70は第1の内周溝部58と嵌合する。更
に、この装着状態において、蛇腹部66は凹所50に形
成されている段差部60内に位置する。上記のようにピ
ストンブーツ36が凹所50内に装着されると、続いて
外側リング38をシリンダボデー34に、また内側リン
グ40をピストン32に装着する。具体的には、外側リ
ング38に形成されている外側リングネジ72を凹所5
0の側面に形成されている内周ネジ部52に螺合させ、
同様に内側リング40に形成されている内側リングネジ
74を凹所50の側面に形成されている外周ネジ部54
に螺合させる。
【0030】このように、外側リング38をシリンダボ
デー34に装着することにより、ピストンブーツ36の
シリンダ側端部62はシリンダボデー34に向け図中矢
印X2方向に押圧される。この際、外側リング38に形
成されている第2の外周溝部76はシリンダ側端部62
に形成されている外側クリップ部68と嵌合する。ま
た、内側リング40をピストン32に装着することによ
り、ピストンブーツ36のピストン側端部64はピスト
ン32に向け図中矢印X2方向に押圧される。この際、
内側リング40に形成されている第2の内周溝部78は
ピストン側端部64に形成されている内側クリップ部7
0と嵌合する。
デー34に装着することにより、ピストンブーツ36の
シリンダ側端部62はシリンダボデー34に向け図中矢
印X2方向に押圧される。この際、外側リング38に形
成されている第2の外周溝部76はシリンダ側端部62
に形成されている外側クリップ部68と嵌合する。ま
た、内側リング40をピストン32に装着することによ
り、ピストンブーツ36のピストン側端部64はピスト
ン32に向け図中矢印X2方向に押圧される。この際、
内側リング40に形成されている第2の内周溝部78は
ピストン側端部64に形成されている内側クリップ部7
0と嵌合する。
【0031】従って、ピストンブーツ36のシリンダ側
端部62は、外側リング38の螺着力により凹所50の
シリンダボデー34側底面に密着され、これによりシー
ル力が発生する。また、シリンダ側端部62に形成され
ている外側クリップ68の径寸法は、第1及び第2の外
周溝部56,76が協働して形成する円形状溝の径寸法
より大きく設定されている。
端部62は、外側リング38の螺着力により凹所50の
シリンダボデー34側底面に密着され、これによりシー
ル力が発生する。また、シリンダ側端部62に形成され
ている外側クリップ68の径寸法は、第1及び第2の外
周溝部56,76が協働して形成する円形状溝の径寸法
より大きく設定されている。
【0032】従って、第1及び第2の外周溝部56,7
6に外側クリップ68は圧接される構成となり、この第
1及び第2の外周溝部56,76と外側クリップ68と
の嵌合部分においてもシール力は発生する。よって、シ
リンダ側におけるシール力は増大し、確実なシールを行
なうことができる。同様に、ピストンブーツ36のピス
トン側端部64は、内側リング40の螺着力により凹所
50のピストン32側底面に密着され、これによりシー
ル力が発生する。また、ピストン側端部64に形成され
ている内側クリップ70の径寸法は、第1及び第2の内
周溝部58,78が協働して形成する円形状溝の径寸法
より大きく設定されている。
6に外側クリップ68は圧接される構成となり、この第
1及び第2の外周溝部56,76と外側クリップ68と
の嵌合部分においてもシール力は発生する。よって、シ
リンダ側におけるシール力は増大し、確実なシールを行
なうことができる。同様に、ピストンブーツ36のピス
トン側端部64は、内側リング40の螺着力により凹所
50のピストン32側底面に密着され、これによりシー
ル力が発生する。また、ピストン側端部64に形成され
ている内側クリップ70の径寸法は、第1及び第2の内
周溝部58,78が協働して形成する円形状溝の径寸法
より大きく設定されている。
【0033】従って、第1及び第2の内周溝部58,7
8に内側クリップ70は圧接される構成となり、この第
1及び第2の内周溝部58,78と内側クリップ70と
の嵌合部分においてもシール力は発生する。よって、シ
リンダ側と同様に、ピストン側においてもシール力は増
大し、確実なシールを行なうことができる。ところで、
前記した従来のシール構造では、ピストンリング18が
凹所14の側面に向け径方向に押圧力を発生させること
によりシール力を発生させる構成であったため、前記し
たように必然的にピストンリング18に切れ目20を形
成する必要があった。
8に内側クリップ70は圧接される構成となり、この第
1及び第2の内周溝部58,78と内側クリップ70と
の嵌合部分においてもシール力は発生する。よって、シ
リンダ側と同様に、ピストン側においてもシール力は増
大し、確実なシールを行なうことができる。ところで、
前記した従来のシール構造では、ピストンリング18が
凹所14の側面に向け径方向に押圧力を発生させること
によりシール力を発生させる構成であったため、前記し
たように必然的にピストンリング18に切れ目20を形
成する必要があった。
【0034】しかるに、本実施例に係るシール構造は、
ピストンブーツ36に形成されたシリンダ側端部62及
びピストン側端部64を凹所50の底面に押圧すること
により、換言すれば図中矢印X2方向に押圧することに
よりシール力を発生させる構成とされている。よって、
本実施例に係るシール構造では、ピストンブーツ36と
ピストン32とを固定するのに環状の内側リング40を
用いることができると共に、ピストンブーツ36をシリ
ンダボデー34に固定するのに環状の外側リング38を
用いることができる。即ち、ピストンブーツ36とピス
トン32とのシール、及びピストンブーツ36とシリン
ダボデー34とのシールに、共に切れ目のない環状のリ
ング38,40を用いることが可能となる。
ピストンブーツ36に形成されたシリンダ側端部62及
びピストン側端部64を凹所50の底面に押圧すること
により、換言すれば図中矢印X2方向に押圧することに
よりシール力を発生させる構成とされている。よって、
本実施例に係るシール構造では、ピストンブーツ36と
ピストン32とを固定するのに環状の内側リング40を
用いることができると共に、ピストンブーツ36をシリ
ンダボデー34に固定するのに環状の外側リング38を
用いることができる。即ち、ピストンブーツ36とピス
トン32とのシール、及びピストンブーツ36とシリン
ダボデー34とのシールに、共に切れ目のない環状のリ
ング38,40を用いることが可能となる。
【0035】このように、切れ目のない完全に環状のリ
ング38,40を用いてシールを行なうとができること
により、各リング38,40はその全周において均一の
シール能力でシールを行なうことができ、従来のように
部分的にシール能力が低下することを防止することがで
きる。これにより、汚染物質がピストンブーツ36内に
侵入することを確実に防止することができ、シール構造
の信頼性を向上させることができる。
ング38,40を用いてシールを行なうとができること
により、各リング38,40はその全周において均一の
シール能力でシールを行なうことができ、従来のように
部分的にシール能力が低下することを防止することがで
きる。これにより、汚染物質がピストンブーツ36内に
侵入することを確実に防止することができ、シール構造
の信頼性を向上させることができる。
【0036】また、ピストンブーツ36のシリンダ側端
部62のシール構造と、ピストン側端部64のシール構
造は、共にリング38,40を用いた同一のシール構造
となっている。従って、シリンダ側とピストン側で同じ
シール力を持たせることができる。仮に、シリンダ側と
ピストン側でシール力が異なる構成では、シール力の弱
い方により大きな負荷が印加されることが知られてお
り、よってシール力の弱い方の耐久性が大幅に低下して
しまう。しかるに、本実施例に係るシール構造では、シ
リンダ側とピストン側で同じシール力を持たせることが
できるため、耐久性の向上を図ることができる。
部62のシール構造と、ピストン側端部64のシール構
造は、共にリング38,40を用いた同一のシール構造
となっている。従って、シリンダ側とピストン側で同じ
シール力を持たせることができる。仮に、シリンダ側と
ピストン側でシール力が異なる構成では、シール力の弱
い方により大きな負荷が印加されることが知られてお
り、よってシール力の弱い方の耐久性が大幅に低下して
しまう。しかるに、本実施例に係るシール構造では、シ
リンダ側とピストン側で同じシール力を持たせることが
できるため、耐久性の向上を図ることができる。
【0037】また、上記のように本実施例に係るシール
構造では、シリンダ側端部62及びピストン側端部64
に夫々クリップ部68,70を形成し、シール性の向上
を図っている。しかるに、このクリップ部68,70は
シール性を向上させる機能の他に、シリンダ側端部62
及びピストン側端部64を保護する機能を奏している。
構造では、シリンダ側端部62及びピストン側端部64
に夫々クリップ部68,70を形成し、シール性の向上
を図っている。しかるに、このクリップ部68,70は
シール性を向上させる機能の他に、シリンダ側端部62
及びピストン側端部64を保護する機能を奏している。
【0038】即ち、仮にクリップ部68,70が形成さ
れていない構成を想定すると、各リング38,40がピ
ストン32及びシリンダボデー34に螺着される際、外
側リング38の側面とシリンダ側端部62との間、及び
内側リング40の側面とピストン側端部64との間にお
いて擦れが発生し、各側端部62,64を傷つけるおそ
れがある。
れていない構成を想定すると、各リング38,40がピ
ストン32及びシリンダボデー34に螺着される際、外
側リング38の側面とシリンダ側端部62との間、及び
内側リング40の側面とピストン側端部64との間にお
いて擦れが発生し、各側端部62,64を傷つけるおそ
れがある。
【0039】しるかに、シリンダ側端部62及びピスト
ン側端部64の双方にクリップ部68,70を形成して
おくことにより、各リング38,40がピストン32及
びシリンダボデー34に螺着された際、各リング38,
40が最初に摺接するのはクリップ部68,70とな
る。よって、各リング38,40と各側端部62,64
との間に発生する擦れを最少限とすることができ、シリ
ンダ側端部62及びピストン側端部64の保護を図るこ
とができる。
ン側端部64の双方にクリップ部68,70を形成して
おくことにより、各リング38,40がピストン32及
びシリンダボデー34に螺着された際、各リング38,
40が最初に摺接するのはクリップ部68,70とな
る。よって、各リング38,40と各側端部62,64
との間に発生する擦れを最少限とすることができ、シリ
ンダ側端部62及びピストン側端部64の保護を図るこ
とができる。
【0040】更に、本実施例に係るシール構造では、ピ
ストン32がブレーキパッドと当接する当接面(ピスト
ン32の図中矢印X1方向側の端面)にピストンブーツ
36は配設されていない。即ち、ピストンブーツ36は
内側リング40により保護された構成とされている。従
って、車両走行中に路面から石,砂等の異物が上記の当
接面に衝突しても、ピストンブーツ36が破損し孔が開
いてしまうようなことはなく、これによってもシール性
を向上させることができる。
ストン32がブレーキパッドと当接する当接面(ピスト
ン32の図中矢印X1方向側の端面)にピストンブーツ
36は配設されていない。即ち、ピストンブーツ36は
内側リング40により保護された構成とされている。従
って、車両走行中に路面から石,砂等の異物が上記の当
接面に衝突しても、ピストンブーツ36が破損し孔が開
いてしまうようなことはなく、これによってもシール性
を向上させることができる。
【0041】尚、上記した本発明に係るシール構造は、
ディスクブレーキ装置に適用して利益が大であるが、デ
ィスクブレーキ装置以外のシール構造として適用するこ
とも可能である。また、本発明に係るシール構造は、種
々の構成が提供されているディスクブレーキ装置の夫々
について適用可能であり、ディスクブレーキ装置のタイ
プ(例えば、浮動型,固定型等)により適用が限定され
るものではない。
ディスクブレーキ装置に適用して利益が大であるが、デ
ィスクブレーキ装置以外のシール構造として適用するこ
とも可能である。また、本発明に係るシール構造は、種
々の構成が提供されているディスクブレーキ装置の夫々
について適用可能であり、ディスクブレーキ装置のタイ
プ(例えば、浮動型,固定型等)により適用が限定され
るものではない。
【0042】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、ピストンブ
ーツとピストンとのシール、及びピストンブーツとシリ
ンダボデーとのシールに、共に切れ目のない環状のリン
グを用いることにより、各リングはその全周において均
一のシール能力でシールを行なうことができる。
ーツとピストンとのシール、及びピストンブーツとシリ
ンダボデーとのシールに、共に切れ目のない環状のリン
グを用いることにより、各リングはその全周において均
一のシール能力でシールを行なうことができる。
【0043】よって、部分的にシール能力が低下するよ
うなことはなく、汚染物質に対し確実なシールを行なう
ことが可能となり、シール構造の信頼性を向上させるこ
とができる。
うなことはなく、汚染物質に対し確実なシールを行なう
ことが可能となり、シール構造の信頼性を向上させるこ
とができる。
【図1】本発明の一実施例であるシール構造を適用した
ディスクブレーキ装置の要部断面図である。
ディスクブレーキ装置の要部断面図である。
【図2】本発明の一実施例であるシール構造を適用した
ディスクブレーキ装置の要部を分解した状態の断面図で
ある。
ディスクブレーキ装置の要部を分解した状態の断面図で
ある。
【図3】従来の一例であるシール構造を適用したディス
クブレーキ装置の要部断面図である。
クブレーキ装置の要部断面図である。
【図4】従来用いられていたピストンリングを説明する
ための図である。
ための図である。
30 ディスクブレーキ 32 ピストン 34 シリンダボデー 36 ピストンブーツ 38 外側リング 40 内側リング 42 シリンダ孔 46 ピストンシール 50 凹所 52 内周ネジ部 54 外周ネジ部 56 第1の外周溝部 58 第2の外周溝部 62 シリンダ側端部 64 ピストン側端部 68 外側クリップ部 70 内側クリップ部 72 外側リングネジ 74 内周リングネジ 76 第2の外周溝部 78 第2の内周溝部
Claims (1)
- 【請求項1】 ディスクブレーキ装置のシール構造に関
し、 シリンダボデーとピストンとの摺動面開口部に設けられ
た凹所にピストンブーツを配置すると共に、 前記ピストンに固定される環状の内側リングにより、前
記ピストンブーツのピストン側端部を前記ピストンに固
定し、 かつ、前記シリンダボデーに固定される環状の外側リン
グにより、前記ピストンブーツのシリンダ側端部を前記
シリンダボデーに固定したことを特徴とするディスクブ
レーキ装置のシール構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9135115A JPH10325431A (ja) | 1997-05-26 | 1997-05-26 | ディスクブレーキ装置のシール構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9135115A JPH10325431A (ja) | 1997-05-26 | 1997-05-26 | ディスクブレーキ装置のシール構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10325431A true JPH10325431A (ja) | 1998-12-08 |
Family
ID=15144188
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9135115A Pending JPH10325431A (ja) | 1997-05-26 | 1997-05-26 | ディスクブレーキ装置のシール構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10325431A (ja) |
-
1997
- 1997-05-26 JP JP9135115A patent/JPH10325431A/ja active Pending
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