JPH10325977A - 磁気記録部付フィルムに適用される装置 - Google Patents

磁気記録部付フィルムに適用される装置

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JPH10325977A
JPH10325977A JP10061240A JP6124098A JPH10325977A JP H10325977 A JPH10325977 A JP H10325977A JP 10061240 A JP10061240 A JP 10061240A JP 6124098 A JP6124098 A JP 6124098A JP H10325977 A JPH10325977 A JP H10325977A
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JP
Japan
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shield member
magnetic
film
magnetic head
motor
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JP10061240A
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English (en)
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Shinichi Tsujimoto
紳一 辻本
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Canon Inc
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    • G—PHYSICS
    • G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B17/00—Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B17/24—Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor with means for separately producing marks on the film, e.g. title, time of exposure

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
  • Camera Data Copying Or Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気記録部付フィルムに適用されるカメラ等
の装置において、小型な構成で、磁気ヘッドに対するモ
ータ等の磁気ノイズの影響を効果的に除去できるように
する。 【解決手段】 磁気記録部付フィルムに適用されるカメ
ラ等の装置において、フィルムの磁気記録部から情報を
読み出す磁気ヘッドと、モータと、前記モータより発生
する磁気ノイズから前記磁気ヘッドをシールドする第1
のシールド部材と、前記モータより発生する磁気ノイズ
から前記磁気ヘッドをシールドする、前記第1のシール
ド部材より前記磁気ヘッドに近い該磁気ヘッドの前面側
に設けられる、前記第1のシールド部材とは異なる特性
の第2のシールド部材とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気記録部付フィ
ルムに適用されるカメラ等の装置に関し、特に、その磁
気ヘッドに対する磁気ノイズ対策に関するものである。
【0002】
【従来の技術】既に、写真フィルムベース面側に磁気記
録層を有する写真フィルムが実用化されており、このフ
ィルムの撮影フレーム毎に各種情報を磁気記録するカメ
ラが米国特許4,878,075号等に開示されてい
る。また、写真フィルムが撮影途中で巻き戻され、使用
が一時中断された後に、再度同一又は別のカメラに装填
された場合に、カメラ内の磁気ヘッド(磁気読取手段)
によって記録済の磁気情報を読み取り、これにより未露
光の撮影フレームからの撮影を自動的に再開できるよう
にした再装填機能を有したカメラも提案されている。
【0003】ところで、撮影フィルム上の磁気記録層
は、撮影領域を含むフィルム全体に設けられているが、
写真画質の悪影響を与えないよう磁性材の塗布量は非常
に少ないものとなっている。このため、磁性体の充填率
が非常に小さく、磁気情報の読取時において磁気ヘッド
から得られる再生出力は極めて小さいものである。
【0004】一方、この写真フィルムを使用するカメラ
等の磁気読取装置では、装置を小型にすることが重要で
ある。このため、フィルム給送用モータに代表される磁
気ノイズ(漏れ磁束)発生源が磁気ヘッドのごく近傍に
配置され、磁気ヘッドの読取出力に誘導ノイズ成分を与
えるケースが多い。このことは、読取出力のS/N比を
著しく劣化させ、正確な磁気情報の読み取りを阻害する
ことに繋がる。
【0005】前述したようなフィルムの再装填機能を有
するカメラでは、撮影フレーム毎に磁気情報の有無を判
定し、磁気情報が「有」と判定された場合にはその撮影
フレームを「露出済」と識別するようになっていること
が多い。しかし、予定される読取出力に対して誘導ノイ
ズ成分が大きい場合には、本当に未露光フレームであっ
て本来の読取出力がないにもかかわらず、誘導ノイズ成
分を検出して露光済フレームと識別してしまうこととな
り、上記再装填機能が正常に動作しない結果となるおそ
れがある。
【0006】このため、従来、特開平4−22937号
公報において、給送用モータによる誘導ノイズの影響を
少なくするために、モータの発生する磁気がモータの回
転軸を中心とした特定の方向で小さくなることに着目し
て、この方向に磁気ヘッドを配置する構成を提案してい
る。
【0007】また、特開平5−34798号公報では、
給送用モータの周りを適切な素材で形成された磁気シー
ルド部材で囲むことにより、磁気ヘッドに到達するモー
タからの磁気を減らす手法が提案されている。なお、こ
の公報には、磁気シールド部材としてパーマロイ等の軟
磁性体材料を使用することが提案されている。
【0008】さらに、特開平4−32086号公報に
は、磁気ヘッドの背面又は前面にシールド部材を配置す
ることで、モータからの磁気の影響を減じる手法が提案
されている。
【0009】また、特開平6−332064号公報に
は、給送用モータを取り囲むフィルム巻取スプールを磁
性体材料で製作することで、モータからの漏れ磁束によ
りフィルム上に記録された磁気情報への悪影響を防止す
る手法が提案されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
従来の手法では、給送用モータにより磁気ヘッドに発生
する誘導ノイズを十分に除去することができないか、あ
るいは十分な効果を上げるためにはシールド部材の厚み
や面積を大きなものとしなければならないという問題が
あり、磁気読取装置の大型化につながっていた。
【0011】本発明の目的は、小型な構成で、磁気ヘッ
ドに対するモータ等の磁気ノイズを効果的に除去できる
ようにする磁気記録部付フィルムに適用されるカメラ等
の装置を提供しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、磁気記録部付フィルムに適用されるカメラ
等の装置において、フィルムの磁気記録部から情報を読
み出す磁気ヘッドと、モータと、前記モータより発生す
る磁気ノイズから前記磁気ヘッドをシールドする第1の
シールド部材と、前記モータより発生する磁気ノイズか
ら前記磁気ヘッドをシールドする、前記第1のシールド
部材より前記磁気ヘッドに近い該磁気ヘッドの前面側に
設けられる、前記第1のシールド部材とは異なる特性の
第2のシールド部材とを有する磁気記録部付フィルムに
適用されるカメラ等の装置とするものである。
【0013】また、上記目的を達成するために本発明
は、磁気記録部付フィルムに適用されるカメラ等の装置
において、フィルムの磁気記録部から情報を読み出す磁
気ヘッドと、モータと、前記モータを囲み、該モータよ
り発生する磁気ノイズから前記磁気ヘッドをシールドす
る第1のシールド部材と、前記第1のシールド部材を囲
み、前記モータより発生する磁気ノイズから前記磁気ヘ
ッドをシールドする、前記第1のシールド部材とは特性
の異なる第2のシールド部材とを有する磁気記録部付フ
ィルムに適用されるカメラ等の装置とするものである。
【0014】また、上記目的を達成するために本発明
は、磁気記録部付フィルムに適用されるカメラ等の装置
において、フィルムの磁気記録部から情報を読み出す磁
気ヘッドと、装填される電池より発生する磁気ノイズか
ら前記磁気ヘッドをシールドする第1のシールド部材
と、装填される電池より発生する磁気ノイズから前記磁
気ヘッドをシールドする、前記第1のシールド部材より
前記磁気ヘッドに近い該磁気ヘッドの前面側に設けられ
る、前記第1のシールド部材とは異なる特性の第2のシ
ールド部材とを有する磁気記録部付フィルムに適用され
るカメラ等の装置とするものである。
【0015】また、上記目的を達成するために本発明
は、磁気記録部付フィルムに適用されるカメラ等の装置
において、フィルムの磁気記録部から情報を読み出す磁
気ヘッドと、装填される電池を囲み、装填される電池よ
り発生する磁気ノイズから前記磁気ヘッドをシールドす
る第1のシールド部材と、前記第1のシールド部材を囲
み、装填される電池より発生する磁気ノイズから前記磁
気ヘッドをシールドする、前記第1のシールド部材とは
特性の異なる第2のシールド部材とを有する磁気記録部
付フィルムに適用されるカメラ等の装置とするものであ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)図1〜図3には、本発明の第1実施形
態である磁気読取装置を備えたカメラ3の内部構造を示
している。これらの図において、1はベース面側に磁気
記録層を有したフィルムであり、2はこのフィルム1を
巻取り収納するフィルムカートリッジ2である。
【0017】カメラ3にカートリッジ2を装填すると、
カメラ3に設けられたスプールドライバー4(後述のフ
ィルム給送用モータ8の回転力によって駆動される)の
矢印A方向の回転によりカートリッジ内スプール5が回
転駆動され、カートリッジ2内のフィルム出口6からフ
ィルム1の先端が押し出される。フィルム1の先端がカ
メラ3に設けられた巻取スプール7に到達すると、フィ
ルム1はこの巻取スプール7によって巻き取られ始め
る。巻取スプール7によるフィルム1の巻き取りが始ま
ると、それまでスプールドライバー4に伝達されていた
モータ8の駆動力が、公知のワンウェイクラッチ等の作
用により遮断される。
【0018】8はフィルム給送用モータであり、カメラ
3を小型にするため、巻取スプール7内に収納配置され
る。モータ8の出力軸にはピニオンギア9が取り付けら
れている。モータ8の回転は、カートリッジ2からのフ
ィルム押し出し時にはピニオンギア9および上記ワンウ
ェイクラッチ等を介してスプールドライバ4に伝達され
てこれを矢印A方向に回転させ、巻取スプール7による
フィルム巻取時にはピニオンギア9および巻取スプール
7に一体的に形成されたスプールギア7aとを介して巻
取スプール7に伝達され、これを矢印B方向に回転させ
る。
【0019】なお、モータ8を逆転させることにより、
スプールドライバ4が矢印A方向とは逆方向に回転駆動
され、フィルム1のカートリッジ2内への巻戻しが行わ
れる。
【0020】10,11はフィルム1の先端がうまく巻
取スプール7に巻き付くようにガイドするガイドローラ
である。12は撮影レンズである。Fはフィルム1のう
ち撮影レンズ12に対向する撮影フレームであり、Oは
撮影フレームの中心(撮影レンズ中心)である。
【0021】13はフィルム1のベース面に接して撮影
時にフィルム1の平面性を確保する圧板である。圧板1
3には、フィルム給送方向に離れた2つのフォトリフレ
クタ14,15が取り付けられており、フィルム1の給
送中にフィルム1のパーフォレーションPの光学的検出
を行う。
【0022】16はフィルム1のベース面に設けられた
磁気記録層への磁気記録および磁気記録層に記録された
磁気情報の読取り(再生)を行う磁気ヘッドである。こ
の磁気ヘッド(磁気読取手段)16は、図4(a),
(b)に示すように構成されている。磁気ヘッド16
は、記録用と再生用の兼用チャネルCWRを有してお
り、一対のコア32,33と、ボビン34と、これに巻
回されたコイル35と、ボビン34に固定されてコイル
35の両端が接続されたボビン端子36,37とから構
成されている。
【0023】この磁気ヘッド16では、ボビン端子3
6,37に通電することによりフィルム1への磁気記録
が可能となり、磁気再生時にはコイル35の両端に発生
した誘導電圧をボビン端子36,37から取り出すこと
が可能となる。ボビン34とこれに巻回されたコイル3
5とは、外部からの磁気ノイズがヘッド内部に侵入する
のを防止するためのシールドケース31に覆われてい
る。但し、シールドケース31の前面にはフィルム1と
の摺動面31aが形成されており、この摺動面31aに
はコア32,33の前面であるチャネルCWRが露出し
ている。なお、シールドケース31はパーマロイ等の軟
磁性体で作られている。
【0024】このように構成されたシールドケース31
を含む磁気ヘッド16は、図2に示すように、シールド
ケース31の摺動面31aがフィルム1のベース面に摺
接できるように圧板13の立ち曲げ部13a,13bに
接着固定されている。図2において、17はパッド部材
であり、18はフィルム1のベース面がヘッド16の摺
動面31aに隙間なく接触するようパッド部材17を付
勢する押付けバネである。
【0025】各撮影フレームの撮影(露出)終了後、モ
ータ8に通電されると、フィルム1は1フレーム分矢印
C方向に給送される。このとき、磁気ヘッド16は記録
再生チャネルCWRにより各撮影フレームに対応した撮
影情報(日付、時刻、タイトル、撮影データ等)を、磁
気記録層のうち撮影画面外の領域に磁気記録し、磁気ト
ラックTを形成する。
【0026】また、途中フレームまで撮影済となったフ
ィルムカートリッジがカメラに装填された場合には、モ
ータ8に通電されて、スプールドライバ4によるフィル
ム押出しとこれに続く巻取スプール7によるフィルムの
矢印C方向への連続引き出しが行われる。このとき磁気
ヘッド16は記録再生チャネルCWRを通じて磁気トラ
ックTに記録された撮影情報を再生し、先頭のフレーム
から順番に各撮影フレームが撮影済であるか否かを判断
するための再生出力を不図示のカメラの制御回路に送
る。制御回路は、未撮影のフレームが検出された時点
で、そのフレームを撮影アパーチャにセットする動作を
行った後、フィルム引き出しを停止させる。
【0027】ここで、磁気ヘッド16による磁気再生が
行われるのは、モータ8が通電され回転している間であ
る。このため、磁気ヘッド16の再生出力に対するモー
タ8の磁気ノイズの影響を除去する必要がある。しか
し、磁気ノイズの影響を十分除去するためには、磁気ヘ
ッド16に設けられたシールドケース31の遮蔽効果だ
けでは不十分である。しかも、シールドケース31には
コア32,33を露出させるための開口部があるため、
この開口部から侵入する磁気ノイズを遮蔽することは不
可能である。
【0028】このため、本実施形態では、磁気ヘッド1
6のモータ8に対する配置を工夫することよってモータ
8が発生する磁気ノイズの影響を減少させている。図1
に鎖線で示したN1,N2は、モータ8が発生する磁気
ノイズの大きさを定性的に示したものである。モータ8
は、特開平4−22937号公報にて説明されているよ
うに、回転軸8aを中心にして矢印DDで示される磁気
ノイズが最大となる方向と、矢印EEで示される磁気ノ
イズが最小となる方向を持っている。なお、これらの方
向は、モータ8の軸方向(長手方向)についてはほぼ一
定である。磁気ヘッド16は、モータ8の磁気ノイズを
できるだけ受けないようにするために、モータ8から矢
印EE方向に配置されている。
【0029】また、本実施形態では、モータ8を磁気シ
ールド部材で囲んで、モータ8からの磁束の漏れを抑え
ている。図2および図3に示において、19はモータ8
の周りを囲うように設けられた第1シールド部材であ
り、20は第1シールド部材19をさらに囲うように設
けられた第2のシールド部材である。いずれもモータ8
の磁気ノイズが磁気ヘッド16に侵入するのを防止する
ために設けられたものであり、第1シールド部材19は
軟磁性体材料である珪素鋼板により作られており、また
第2シールド部材20はやはり軟磁性体材料である45
%ニッケル含有のパーマロイ材により作られている。
【0030】
【表1】
【0031】表1には、代表的な軟磁性体材料の飽和磁
束密度と透磁率について一般的数値を示したものであ
る。磁気ノイズが大きい場合(高磁界)には、シールド
部材により飽和磁束密度の高い材質を使用し、磁気ノイ
ズが小さい場合(低磁界)には、より透磁率が高い材質
を使用することで、効率的に磁気ノイズの遮蔽を行うこ
とが可能である。これはモータ8の直近のように磁気ノ
イズが大きい箇所では、シールド部材が強い磁界に対し
ても磁気飽和せずに外部への磁気ノイズの漏れを阻止す
るより飽和磁束密度の高い性能が重要であり、またその
外周のよう磁気ノイズが弱められている箇所においては
より透磁率が高く高周波の磁気ノイズに対しても吸収性
の高い性能が重要だからである。
【0032】回転中のモータ8の発生する磁気ノイズは
基本周波数で数KHzあり、さらに高周波成分ノイズも
除去しなければならないため、第2シールド部材20に
は高周波領域での高透磁率が必要である。表1より、第
1シールド部材19、第2シールド部材20にはそれぞ
れ電磁軟鉄、78%ニッケルパーマロイも使用可能であ
る。
【0033】このように、モータ18の周囲に異なる材
質からなる複数のシールド部材を設けることで効率良く
磁気ノイズの遮蔽を行えるので、単一の部材・材質でシ
ールドする場合に比べて、シールド部材のスペース(こ
の場合はシールド部材の厚み)を大きくしないで済み、
またモータ8の発生する広範囲の周波数成分を持つ磁気
ノイズを完全に遮蔽することが可能である。
【0034】なお、第1および第2シールド部材19,
20は図3に示すようにモータ8の端子8b,8cより
も下方に長く延ばされていることが望ましい。これは、
モータ端子8b,8cを外部に出す目的からモータ8の
下部はプラスチックのキャップで構成されことが一般的
で、ここからの磁気ノイズの漏洩が他の箇所に比べて多
く、このノイズの磁気ヘッド方向への伝播を阻止するた
めである。
【0035】(第2実施形態)図5〜図7には、本発明
の第2実施形態である磁気読取装置を備えたカメラ3の
内部構造を示している。なお、本実施形態の基本構成は
第1実施形態と同様であるので、共通要素については第
1実施形態と同符号を付して説明に代える。また、本実
施形態に用いられる磁気ヘッドは第1実施形態の図4に
示したものと同じである。
【0036】51はモータ8の周りを囲むように取り付
けられた第1シールド部材であり、45%ニッケル含有
のパーマロイ材により作られている。52はパッド17
の裏面に接着等により固定された板状の第2シールド部
材であり、78%ニッケル含有のパーマロイ材により作
られている。53はヘッド16の背面に溶接等により固
定された板状の第3シールド部材であり、78%ニッケ
ル含有のパーマロイ材により作られている。
【0037】この実施形態では、モータ8に近い高磁界
領域に置かれる第1シールド部材51に飽和磁束密度の
高い材質を使用し、また磁気ヘッド16の前面側に置か
れる第2シールド部材52および磁気ヘッド16の背面
に固定される第3シールド部材53に第1シールド部材
51より透磁率の高い材質を使用している。磁気ヘッド
16の近傍では、モータ8からの距離があることおよび
第1シールド部材51の効果により磁気ノイズの強さは
かなり弱められていることから、透磁率の高い材質を使
い、広い周波数帯域の磁気ノイズを吸収することが有利
である。
【0038】第1シールド部材51から漏れ出た、かな
り弱められた磁気ノイズのうち磁気ヘッド16へ向かう
成分は、第2シールド部材52もしくは第3シールド部
材53により磁気ヘッド16の直前で効率良く完全に吸
収されてしまい、磁気ヘッド16に誘導ノイズを発生さ
せることがない。
【0039】なお、磁気ヘッド16の前面側と背面側の
両面をシールド部材で囲うことは、方向性を持たず多方
向からの伝播が考えられる磁気ノイズに対して有効な手
段である。
【0040】また、第2,第3シールド部材52,53
はやはり多方向からの磁気ノイズの侵入を防止するため
に、装置の事情が許す限りできるだけその面積を大きく
することが望ましい。
【0041】第2シールド部材52が図7の右方向に対
して短くなっているのは、撮影アパーチャFとの干渉に
より撮影光束を塞いでしまうのを防止するためである
が、短くなっているのはモータ8から離れる側であるの
で、磁気ノイズの影響は少ない。
【0042】本実施形態では、モータ近傍とヘッド近傍
に異なる材質からなる複数のシールド部材を設けること
で、モータ近傍とヘッド近傍にシールド部材用のスペー
スを分散することを可能とし、1箇所にシールド部材を
集中させる場合に比べてカメラの小型化を可能とし、か
つ十分なシールド効果を得ることができる。
【0043】なお表1により、第1シールド部材51に
電磁軟鉄もしくは珪素鋼板を使用し、第2、第3シール
ド部材に45%ニッケルパーマロイもしくは78%ニッ
ケルパーマロイを使用することでも同様の効果が得られ
る。
【0044】(第3実施形態)第1実施形態のシールド
方法と第2実施形態のシールド方向とを組み合わせた抗
生を採ると、さらに強力な磁気シールド効果を得ること
ができる。つまり、例えば、モータの周りに電磁軟鉄も
しくは珪素鋼板からなる第1シールド部材、その周りに
45%ニッケル含有もしくは78%ニッケル含有のパー
マロイ材からなる第2シールド部材、さらにヘッド近傍
に78%ニッケル含有のパーマロイ材からなる第3シー
ルド部材を設ける構成である。これは、非常に高速でフ
ィルムの給送を行う事を目的として、最大エネルギー積
の大きい高性能永久磁石を用いたモータに大きな電流を
与えてフィルム給送を行うようなフィルム用磁気読取装
置において、結果としてモータからの磁気ノイズが非常
に大きくなる場合に有効な構成である。
【0045】以上説明したように、以上の実施の形態に
よれば、モータから発生する磁気から磁気ヘッドをシー
ルドする複数のシールド部材を、互いに異なる種類の軟
磁性体材料から作るようにしているので、小さなシール
ド部材を用いて効果的に磁気読取手段の磁気シールドを
行うことができる。
【0046】特に、飽和磁束密度の高い軟磁性体材料か
ら作られた第1シールド部材によりモータを囲み、透磁
率の高い軟磁性体材料から作られた第2シールド部材に
より第1シールド部材を囲んだり磁気ヘッドの近傍に配
置したりすれば、より効果的に磁気ヘッドの磁気シール
ドを行うことができる。
【0047】そして、このような構成をとることによ
り、カメラ等の磁気記憶部付フィルムに適用される装置
を小型化することができる。
【0048】(発明と実施の形態との対応)以上の実施
の形態において、磁気ヘッド16が本発明の磁気ヘッド
に、フィルム給送用モータ8が本発明のモータ、フィル
ム送り用モータに、第1シールド部材19,51が本発
明の第1のシールド部材に、第2シールド部材20、5
2が本発明の第2のシールド部材に、第3シールド部材
53が本発明の第3のシールド部材に、それぞれ相当す
る。
【0049】以上が実施の形態の各構成と本発明の各構
成の対応関係でるが、本発明は、これら実施の形態の構
成に限られるものではなく、請求項で示した機能、また
は、実施の形態の構成が持つ機能が達成できる構成であ
ればどのようなものであってもよいことは言うまでもな
い。
【0050】例えば、以上の実施の形態の磁気ヘッド
は、磁気情報の記録及び読み出しを行う機能のものであ
るが、本発明は、磁気情報の記録及び読み出しのいずれ
か一方を行う機能の磁気ヘッドであっても適用できるも
のである。
【0051】また、以上の実施の形態では、フィルム給
送用モータの磁気ノイズから磁気ヘッドをシールドする
ようにしているが、本発明は、レンズ駆動用等の他のモ
ータ、更には、装填される電池、DC/DCコンバー
タ、ストロボ等の他の磁気ノイズ源であっても同様に適
用できるものである。その場合、上記実施の形態のフィ
ルム給送用モータをこれらノイズ源に置き換えれば良
い。
【0052】また、以上の実施の形態のシールド部材の
配置は、適宜変更しても良い。
【0053】また、本発明は、以上の各実施の形態また
は、それら技術要素を必要に応じて組み合わせるように
してもよい。
【0054】また、本発明は、クレームまたは実施の形
態の構成の全体若しくは一部が、一つの装置を形成する
ようなものであっても、他の装置と結合するようなもの
であっても、装置を構成する要素となるようなものであ
ってもよい。
【0055】また、本発明は、一眼レフカメラ、レンズ
シャッタカメラ等種々の形態のカメラ、更には、ラボ装
置やフォトビデオ、スキャナ等の磁気記録部付フィルム
に適用される全ての装置に適用できるものである。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
磁気記録部付フィルムに適用されるカメラ等の装置にお
いて、小型な構成で、磁気ヘッドに対するモータ等の磁
気ノイズの影響が効果的に除去できるようになるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態であるカメラの構成図で
ある。
【図2】上記カメラの要部の平面断面図である。
【図3】上記カメラの要部の背面図である。
【図4】上記カメラの磁気ヘッドの外観図および内部構
造図である。
【図5】本発明の第2実施形態であるカメラの構成図で
ある。
【図6】上記第2実施形態のカメラの平面断面図であ
る。
【図7】上記第2実施形態のカメラの要部の背面図であ
る。
【符号の説明】
1 写真フィルム 3 カメラ 8 フィルム給送用モータ 16 磁気ヘッド 19,51 第1シールド部材 20,52 第2シールド部材 53 第3シールド部材

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気記録部付フィルムに適用される装置
    において、フィルムの磁気記録部から情報を読み出す磁
    気ヘッドと、モータと、前記モータより発生する磁気ノ
    イズから前記磁気ヘッドをシールドする第1のシールド
    部材と、前記モータより発生する磁気ノイズから前記磁
    気ヘッドをシールドする、前記第1のシールド部材より
    前記磁気ヘッドに近い該磁気ヘッドの前面側に設けられ
    る、前記第1のシールド部材とは異なる特性の第2のシ
    ールド部材とを有することを特徴とする磁気記録部付フ
    ィルムに適用される装置。
  2. 【請求項2】 前記モータは、フィルム送り用モータで
    あることを特徴とする請求項1記載の磁気記録部付フィ
    ルムに適用される装置。
  3. 【請求項3】 前記第1、第2のシールド部材は、異な
    る種類の軟磁性材料で構成されることを特徴とする請求
    項1記載の磁気記録部付フィルムに適用される装置。
  4. 【請求項4】 前記第1のシールド部材は、前記第2の
    シールド部材に比べて飽和磁束密度が高いことを特徴と
    する請求項1記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記第2のシールド部材は、前記第1の
    シールド部材に比べて透磁率が高いことを特徴とする請
    求項4記載の磁気記録部付フィルムに適用される装置。
  6. 【請求項6】 前記第1のシールド部材は、前記モータ
    を囲み、前記第2のシールド部材は、前記磁気ヘッド近
    傍に配置されることを特徴とする請求項5記載の磁気記
    録部付フィルムに適用される装置。
  7. 【請求項7】 前記第1のシールド部材は、前記モータ
    を囲み、前記第2のシールド部材は、前記磁気ヘッド近
    傍に配置されることを特徴とする請求項4記載の磁気記
    録部付フィルムに適用される装置。
  8. 【請求項8】 前記第2のシールド部材は、前記第1の
    シールド部材に比べて透磁率が高いことを特徴とする請
    求項1記載の磁気記録部付フィルムに適用される装置。
  9. 【請求項9】 前記第1のシールド部材は、前記モータ
    を囲み、前記第2のシールド部材は、前記磁気ヘッド近
    傍に配置されることを特徴とする請求項8記載の磁気記
    録部付フィルムに適用される装置。
  10. 【請求項10】 前記第1のシールド部材は、前記モー
    タを囲み、前記第2のシールド部材は、前記磁気ヘッド
    近傍に配置されることを特徴とする請求項1記載の磁気
    記録部付フィルムに適用される装置。
  11. 【請求項11】 前記磁気ヘッド後面に設けられる第3
    のシールド部材を有することを特徴とする請求項10記
    載の磁気記録部付フィルムに適用される装置。
  12. 【請求項12】 前記磁気記録部付フィルムに適用され
    る装置は、カメラであることを特徴とする請求項1記載
    の磁気記録部付フィルムに適用される装置。
  13. 【請求項13】 磁気記録部付フィルムに適用される装
    置において、フィルムの磁気記録部から情報を読み出す
    磁気ヘッドと、モータと、前記モータを囲み、該モータ
    より発生する磁気ノイズから前記磁気ヘッドをシールド
    する第1のシールド部材と、前記第1のシールド部材を
    囲み、前記モータより発生する磁気ノイズから前記磁気
    ヘッドをシールドする、前記第1のシールド部材とは特
    性の異なる第2のシールド部材とを有することを特徴と
    する磁気記録部付フィルムに適用される装置。
  14. 【請求項14】 前記モータは、フィルム送り用モータ
    であることを特徴とする請求項13記載の磁気記録部付
    フィルムに適用される装置。
  15. 【請求項15】 前記第1、第2のシールド部材は、異
    なる種類の軟磁性材料で構成されることを特徴とする請
    求項13記載の磁気記録部付フィルムに適用される装
    置。
  16. 【請求項16】 前記第1のシールド部材は、前記第2
    のシールド部材に比べて飽和磁束密度が高いことを特徴
    とする請求項13記載の磁気記録部付フィルムに適用さ
    れる装置。
  17. 【請求項17】 前記第2のシールド部材は、前記第1
    のシールド部材に比べて透磁率が高いことを特徴とする
    請求項16記載の磁気記録部付フィルムに適用される装
    置。
  18. 【請求項18】 前記第2のシールド部材は、前記第1
    のシールド部材に比べて透磁率が高いことを特徴とする
    請求項13記載の磁気記録部付フィルムに適用される装
    置。
  19. 【請求項19】 前記装置は、カメラを含むことを特徴
    とする請求項13記載の磁気記録部付フィルムに適用さ
    れる装置。
  20. 【請求項20】 磁気記録部付フィルムに適用される装
    置において、フィルムの磁気記録部から情報を読み出す
    磁気ヘッドと、装填される電池より発生する磁気ノイズ
    から前記磁気ヘッドをシールドする第1のシールド部材
    と、装填される電池より発生する磁気ノイズから前記磁
    気ヘッドをシールドする、前記第1のシールド部材より
    前記磁気ヘッドに近い該磁気ヘッドの前面側に設けられ
    る、前記第1のシールド部材とは異なる特性の第2のシ
    ールド部材とを有することを特徴とする磁気記録部付フ
    ィルムに適用される装置。
  21. 【請求項21】 前記第1、第2のシールド部材は、異
    なる種類の軟磁性材料で構成されることを特徴とする請
    求項20記載の磁気記録部付フィルムに適用される装
    置。
  22. 【請求項22】 前記第1のシールド部材は、前記第2
    のシールド部材に比べて飽和磁束密度が高いことを特徴
    とする請求項20記載の装置。
  23. 【請求項23】 前記第2のシールド部材は、前記第1
    のシールド部材に比べて透磁率が高いことを特徴とする
    請求項22記載の磁気記録部付フィルムに適用される装
    置。
  24. 【請求項24】 前記第1のシールド部材は、装填され
    る電池を囲み、前記第2のシールド部材は、前記磁気ヘ
    ッド近傍に配置されることを特徴とする請求項23記載
    の磁気記録部付フィルムに適用される装置。
  25. 【請求項25】 前記第1のシールド部材は、装填され
    る電池を囲み、前記第2のシールド部材は、前記磁気ヘ
    ッド近傍に配置されることを特徴とする請求項22記載
    の磁気記録部付フィルムに適用される装置。
  26. 【請求項26】 前記第2のシールド部材は、前記第1
    のシールド部材に比べて透磁率が高いことを特徴とする
    請求項20記載の磁気記録部付フィルムに適用される装
    置。
  27. 【請求項27】 前記第1のシールド部材は、装填され
    る電池を囲み、前記第2のシールド部材は、前記磁気ヘ
    ッド近傍に配置されることを特徴とする請求項26記載
    の磁気記録部付フィルムに適用される装置。
  28. 【請求項28】 前記第1のシールド部材は、装填され
    る電池を囲み、前記第2のシールド部材は、前記磁気ヘ
    ッド近傍に配置されることを特徴とする請求項20記載
    の磁気記録部付フィルムに適用される装置。
  29. 【請求項29】 前記磁気ヘッド後面に設けられる第3
    のシールド部材を有することを特徴とする請求項28記
    載の磁気記録部付フィルムに適用される装置。
  30. 【請求項30】 前記磁気記録部付フィルムに適用され
    る装置は、カメラであることを特徴とする請求項20記
    載の磁気記録部付フィルムに適用される装置。
  31. 【請求項31】 磁気記録部付フィルムに適用される装
    置において、フィルムの磁気記録部から情報を読み出す
    磁気ヘッドと、装填される電池を囲み、装填される電池
    より発生する磁気ノイズから前記磁気ヘッドをシールド
    する第1のシールド部材と、前記第1のシールド部材を
    囲み、装填される電池より発生する磁気ノイズから前記
    磁気ヘッドをシールドする、前記第1のシールド部材と
    は特性の異なる第2のシールド部材とを有することを特
    徴とする磁気記録部付フィルムに適用される装置。
  32. 【請求項32】 前記第1、第2のシールド部材は、異
    なる種類の軟磁性材料で構成されることを特徴とする請
    求項31記載の磁気記録部付フィルムに適用される装
    置。
  33. 【請求項33】 前記第1のシールド部材は、前記第2
    のシールド部材に比べて飽和磁束密度が高いことを特徴
    とする請求項32記載の磁気記録部付フィルムに適用さ
    れる装置。
  34. 【請求項34】 前記第2のシールド部材は、前記第1
    のシールド部材に比べて透磁率が高いことを特徴とする
    請求項33記載の磁気記録部付フィルムに適用される装
    置。
  35. 【請求項35】 前記第2のシールド部材は、前記第1
    のシールド部材に比べて透磁率が高いことを特徴とする
    請求項31記載の磁気記録部付フィルムに適用される装
    置。
  36. 【請求項36】 前記装置は、カメラを含むことを特徴
    とする請求項31記載の磁気記録部付フィルムに適用さ
    れる装置。
JP10061240A 1997-03-26 1998-03-12 磁気記録部付フィルムに適用される装置 Withdrawn JPH10325977A (ja)

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