JPH10326031A - 画像形成装置およびその制御方法 - Google Patents

画像形成装置およびその制御方法

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JPH10326031A
JPH10326031A JP10038213A JP3821398A JPH10326031A JP H10326031 A JPH10326031 A JP H10326031A JP 10038213 A JP10038213 A JP 10038213A JP 3821398 A JP3821398 A JP 3821398A JP H10326031 A JPH10326031 A JP H10326031A
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forming apparatus
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茂 塚田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トナーパッチの階調面積率と感光体地肌の影
響とを考慮して高精度にトナーパッチを検出し、トナー
濃度制御を行うこと。 【解決手段】 本発明は、現像濃度を検出するため所定
の階調面積率から成るトナーパッチを像担持体に生成す
るパッチ生成手段2と、像担持体の地肌からの反射光お
よび像担持体に生成されたトナーパッチからの反射光を
検出する光学センサから成る検出手段3と、パッチ生成
手段2によって生成されたトナーパッチの階調面積率に
応じて検出手段3での反射光の検出方法を制御する検出
制御手段4とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機やレーザプ
リンタなど、トナー濃度の検出を行って安定した制御を
行う画像形成装置およびその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置、例えばカラー複写機は、
図30に示すような構成をしており、記録紙に転写する
トナー濃度を安定に制御するため、感光体10上に作成
したトナー像の階調面積率を検出するための光電センサ
30を備えている。
【0003】この光電センサ30は図31の断面図に示
すような感光体10表面の鏡面反射光を検出する光電セ
ンサあるいは拡散反射光を検出する光電センサ(図示せ
ず)が使用される。
【0004】鏡面反射光を検出する光電センサを使用し
た際の、トナーパッチ画像(テスト用トナー像)の濃度
とセンサ出力電圧との関係を図32に示す。図32に示
すように、鏡面反射光を検出する光電センサの場合は、
黒トナーもカラートナーもトナーパッチ濃度が濃いとき
にセンサ出力電圧が下がるようになっている。ただし、
カラートナーの場合はトナーパッチが濃くなると逆に出
力が上がってしまう。これは拡散反射光が増加し光電セ
ンサに入り込んでしまうからである。
【0005】また、感光体には通常その表面にレーザ光
の干渉縞を避けるためのホーニング処理が施されてい
る。図33に示すように、光電センサで感光体表面の反
射光を得た場合のセンサ出力電圧は、細かな反射むらを
大きくうねらせた状態となっている。すなわち、センサ
出力電圧は、ホーニング処理の表面状態による細かな反
射むらを、感光体の回転駆動時の振動や感光体表面加工
の影響による大きな反射むらでうねらせた状態となる。
【0006】そして、カラー複写機では、これら2種類
の反射むらのうち、うねり状の大きな反射むらにより光
電センサのセンサ出力電圧の変動が、記録紙に転写する
トナー濃度を安定に制御するための問題となる。
【0007】特開平4−146459号公報において
は、拡散反射光を検出する光電センサにより、感光体地
肌のセンサ出力電圧、飽和レベルテストトナー像のセン
サ出力電圧およびハーフトーンテストトナー像のセンサ
出力電圧を測定し、これらの測定値から現像バイアス電
圧を演算し、演算された現像バイアス電圧を現像バイア
ス電源ユニットへフィードバックする技術が開示されて
いる。
【0008】この技術では、感光体製作上の真円度の誤
差あるいは偏心誤差などによって生じる感光体の反射む
らによる光電センサのセンサ出力変動の影響を避けるた
めに、光電センサによる地肌反射光量測定タイミング、
飽和レベルテストトナー像反射光量測定タイミングおよ
びハーフトーンテストトナー像反射光量測定タイミング
を感光体の回転周期と一致させている。
【0009】ここで、鏡面反射光を検出する光電センサ
と拡散反射光を検出する光電センサの相違はトナー濃度
に対するセンサ出力電圧の位相が逆転することで、拡散
反射光を検出する光電センサでは黒トナーもカラートナ
ーもトナー濃度が濃いときにセンサ出力電圧が上がるよ
うになっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、トナー
像からの反射光量は、トナー像の濃度により感光体の地
肌の反射むらの影響を受ける。その影響の度合いは図3
4に示すように、20%トナーパッチ濃度ではセンサ出
力電圧は感光体の地肌の反射むらの影響を如実に受け
て、センサ出力電圧は地肌の反射むらによるうねりと同
様なうねりを持っているが、60%トナーパッチ濃度で
はセンサ出力電圧は感光体の地肌の反射むらの影響を殆
ど受けないので、センサ出力電圧は殆ど変化しない。
【0011】特開平4−146459号公報で開示され
る技術では、感光体製作上の真円度の誤差あるいは偏心
誤差などによって生じる感光体の反射むらによる光電セ
ンサのセンサ出力変動の影響は避けているが、トナーパ
ッチ濃度による感光体の地肌の反射むらの影響を受け
る。したがって、トナーパッチ濃度が薄く、地肌の反射
むらの影響を受けるときと、トナーパッチの濃度が濃
く、地肌の反射むらの影響を受けないときでは、光電セ
ンサの測定値に誤差が生じることになる。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
を解決するために成された画像形成装置である。すなわ
ち、本発明の画像形成装置は、現像濃度を検出するため
所定の階調面積率から成るトナーパッチを像担持体に生
成するパッチ生成手段と、像担持体の地肌からの反射光
および像担持体に生成されたトナーパッチからの反射光
を検出する光学センサと、パッチ生成手段によって生成
されたトナーパッチの階調面積率に応じて光学センサで
の反射光の検出方法を制御する制御手段とを備えてい
る。
【0013】本発明では、所定の階調面積率から成るト
ナーパッチをパッチ生成手段によって生成し、その生成
したトナーパッチの階調面積率に応じて、生成されたト
ナーパッチからの反射光および像担持体の地肌からの反
射光の検出方法を制御手段で制御していることから、ト
ナーパッチの濃さと像担持体の地肌からの反射むらの影
響との関係に応じて光学センサでの反射光の検出誤差を
抑制できるようになる。
【0014】また、本発明における画像形成装置の制御
方法は、トナーパッチの階調面積率に応じた検出方法に
より像担持体の地肌からの反射光を検出する工程と、所
定のタイミングで像担持体に所定の階調面積率から成る
トナーパッチを生成する工程と、トナーパッチの階調面
積率に応じた検出方法によりそのトナーパッチからの反
射光の検出を行う工程と、像担持体の地肌からの反射光
の検出値とトナーパッチからの反射光の検出値とによる
演算結果に基づき現像濃度の制御を行う工程とを備えて
いる。
【0015】このような制御方法では、トナーパッチの
階調面積率に応じた検出方法によって像担持体の地肌か
らの反射光および像担持体に生成したトナーパッチから
の反射光を検出していることから、トナーパッチの濃さ
と像担持体の地肌からの反射むらの影響との関係に応じ
て反射光の検出誤差を抑制でき、精度良く現像濃度の制
御を行うことができるようになる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の画像形成装置に
おける実施の形態を図に基づいて説明する。図1は本実
施形態における画像形成装置を説明するブロック図であ
る。すなわち、この画像形成装置は、像担持体である感
光体1に現像されるトナーパッチの階調面積率(以下、
単に「Cin」と言う。)を決定するパッチ生成手段2
と、感光体1の地肌からの反射光およびトナーパッチか
らの反射光を検出する光電センサから成る検出手段3
と、パッチ生成手段2によって決定したCinに応じて検
出手段3での反射光の検出方法を制御する検出制御手段
4と、パッチ生成手段2からの命令により感光体1上に
トナー像を作成するための静電潜像を作成するROS
(Raster Output Scanner )5と、階調補正制御やトナ
ー濃度制御などの制御を行う画像形成制御手段6とを備
えている。
【0017】本実施形態における画像形成装置は、感光
体1上に予め作成されるトナーパッチのCinにより、例
えば20%以下のCinのときを低いCinとし、それ以外
のCinのときを高いCinとしており、各々のCinに応じ
て検出手段3による感光体1の地肌の読み取り方法とト
ナーパッチの読み取り方法とを変えている点に特徴があ
る。
【0018】なお、画像形成装置で使用される検出手段
3としては、正反射型の光電センサでも拡散反射型の光
電センサでもよく、図2に示すような正反射型と拡散反
射型とを組み合わせたものから成る光電センサ31であ
ってもよい。正反射型の光電センサは図32に示すよう
にセンサ出力が飽和してしまう。特にカラートナーで
は、飽和開始が早いので高濃度の検出ができない。一
方、拡散反射型の光電センサでは図3に示すように、カ
ラートナーでは飽和することなく高濃度まで検出でき
る。黒トナーでは拡散光がほとんどないので出力の変化
はカラートナーに比べて少ない。
【0019】さらに図2に示すような正反射型と拡散反
射型とを組み合わせたものから成る光電センサ31で
は、図4に示すように、拡散反射成分から正反射成分の
差を演算することで高濃度の検出ができる。すなわち、
正反射を検出する時に拡散反射成分が入り込んでしまう
ので、これを演算によって取ることで高感度とすること
ができる。なお、図4(a)はカラートナーの場合、
(b)は黒トナーの場合を示し、各々右側の図が演算後
のセンサ出力を示している。
【0020】いずれの光電センサにおいても、発光用の
LED(波長970nm)から感光体1に照射される光
のサイズ(径(検出領域))は、図5の丸印に示すよう
に、検出面において直径3mmで、その中にトナーパッ
チを構成している多数の線が入る。例えば、200線万
線スクリーン時では23.6本の線が入る。
【0021】また、トナーパッチは、所定領域内に形成
されるトナーの線の数、線の太さ、ドットの数によって
構成される。トナーパッチの種類により、光電センサで
検出する際の感光体の地肌の影響を受けなくなるCinが
異なるため、本実施形態ではトナーパッチの種類によっ
て感光体の地肌の反射光における検出寄与率を変化さ
せ、検出誤差を抑制している(後述)。
【0022】ここで、線状トナーパッチについて説明す
る。図6は万線スクリーン200線における画像信号
(0%〜100%まで10%単位)と、これに対応した
感光体上のトナー像との関係を示す図である。このよう
に、画像信号が70%となると感光体上のトナー像は線
と線とがつながりつつある状態である。これは、図7に
示すROSによる潜像形状の影響によるものである。
【0023】以下に、Cinに応じた検出手段3での反射
光の検出方法すなわち検出制御手段4での検出方法の制
御を説明する。図8は第1実施形態を説明する図であ
る。第1実施形態では、検出手段3で検出したCinが2
0%以下の場合と、20%を越える場合とで、感光体1
の地肌の読み取り方法およびトナーパッチの読み取り方
法とを変えており、検出値を平均して地肌検出平均値と
トナーパッチ検出平均値との比により各Cinでのトナー
パッチ濃度を精度良く検出することができ、この検出結
果をもとに画像形成装置の階調補正制御、トナー濃度制
御などをすることで、カラー複写機等の画像形成装置に
おける濃度をコストの低い光電センサによる検出でも精
度を上げて制御することができる。
【0024】第1実施形態では、Cinが20%以下の場
合、地肌の読み取り方法として、トナーパッチを作成す
る位置と同じ位置の地肌をJob(画像形成要求)毎に
3msecおきに5回読み取り(時間t1 )、平均値V
c1を算出する。また、トナーパッチの読み取り方法とし
ては、3msecおきに5回読み取り(時間t1 )、平
均値Vp を算出し、(VP /Vc1)×200をトナーパ
ッチ濃度検出値としている。この際の読み取り位置は地
肌の読み取り位置と同じ位置にしている。発光素子であ
るLEDと受光素子であるP/Tとは共に温度依存性が
あるので比をとることで影響を無くすことができる。ま
た、200を乗じているのは8bitデータ(0〜25
5)にすると共に計算でオーバーフローするのを防止す
るためである。
【0025】一方、Cinが20%を越える場合、地肌の
読み取り方法として、感光体1周分を3msecおきに
読み取り(時間t2 )、平均値Vc0を算出する。なお、
このVc0は画像形成装置の出荷時に1度だけ(または、
画像形成装置の起動時毎に)読み取る。すなわち、Cin
が20%以下の場合と20%を越える場合とで地肌の読
み取り位置のみを変えている。また、トナーパッチの読
み取り方法としては、3msecおきに5回読み取り
(時間t1 )、平均値Vp を算出し、(VP /V c0)×
200をトナーパッチ濃度検出値としている。この際の
読み取り位置は20%以下の場合のトナーパッチの読み
取り位置と同じ位置にしている。
【0026】図9は読み取り位置を説明する感光体1の
断面図で、(a)は図2に示すCinが20%以下の場合
の地肌の読み取り位置、(b)は図8に示すCinが20
%を越える場合の地肌の読み取り位置を示している。
【0027】図9(a)に示すように、感光体1の地肌
を3msecおきに5回読み取ると、その読み取り位置
は感光体1の一部分(A)の範囲となる。また、図9
(b)に示すように、感光体1の地肌を3msecおき
に1周分読み取ると、その読み取り位置は感光体1の1
周分(B)の範囲となる。
【0028】このように、比をとり且つトナーパッチの
Cinによって読み取り位置を変えることにより、温度等
によるセンサ出力変動の影響と感光体1の地肌の影響と
を考慮したトナーパッチの検出を行うことができるよう
になる。
【0029】また、図10はトナーパッチおよび地肌の
読み取りにおけるセンサ出力を説明する図である。すな
わち、第1実施形態において、Cinが20%以下の場合
(例えば、20%)には、地肌からの反射光およびトナ
ーパッチからの反射光を時間t1 すなわち3msec×
5の間で読み取り、Cinが20%を越える場合(例え
ば、60%)には、地肌からの反射光を時間t2 すなわ
ち3msecおきに感光体1周分で読み取り、トナーパ
ッチからの反射光を時間t1 すなわち3msec×5の
間で読み取る。また、各濃度でのトナーパッチからの反
射光の読み取り位置は、感光体1周の周期Tに同期させ
て同じ位置で取り込んでいる。
【0030】上記のように、Cinに応じて検出方法を変
えることで、画像形成時の各Cinで検出された濃度を精
度を上げて検出することができる理由を以下に説明す
る。 低いCinのトナーパッチでは感光体1の地肌の影響が
大きいが、高いCinのトナーパッチでは感光体1の地肌
の影響が小さい。 地肌は反射率のむらの影響により読み取り場所によっ
て検出値が異なる。 トナーパッチの濃度検出値と感光体の地肌の検出値と
の比を使うことによって光電センサから成る検出手段の
温度依存性をなくすことができる。
【0031】したがって、低いCinのトナーパッチの検
出位置を感光体1の地肌の検出位置と同期させることに
より、画像形成時の各Cinでのトナーパッチ濃度検出精
度を上げることができる。また、高いCinのトナーパッ
チは地肌の影響を受けにくいので、感光体1全体の地肌
の平均値をとることにより、地肌の影響がなくなり検出
精度を上げることができるようになる。
【0032】また、図11および図13に示すように、
この検出値は光電センサの汚れ、被検出体の地肌の傷、
環境によっても変化する。また、光電センサの汚れや被
検出体の地肌の傷は、コピー枚数の増加に伴い多くなっ
ていく(図11右図、図13右図参照)。これらをコピ
ー枚数の累積カウント値により検知し補正することによ
って検出精度を向上させることができる。
【0033】図12は光電センサの汚れによる検出値変
化を補正する機能を説明するブロック図である。すなわ
ち、この機能としては、図1と対応した検出手段3、検
出制御手段4、画像形成制御手段6に加え、コピー枚数
検知手段7、汚れ検知補正手段8を備えた構成となって
いる。
【0034】この機能では、コピー枚数検知手段7によ
って所定のコピー枚数を検知した時点で汚れ検知補正手
段8へ補正開始信号を送り、これを受けた汚れ検知補正
手段8が検出手段3から得た検出値に対して補正を施す
ようになっている。これによって、光電センサの汚れに
よる検出値の変動の影響を取り除いて検出精度の向上を
図ることが可能となる。
【0035】また、図14は被検出体の地肌の傷による
検出値変化を補正する機能を示すブロック図である。こ
の機能としては、図1と対応した検出手段3、検出制御
手段4、画像形成制御手段6に加え、コピー枚数検知手
段7、劣化傷補正手段9を備えた構成となっている。
【0036】この機能も図12に示す機能と同様、コピ
ー枚数検知手段7によって所定のコピー枚数を検知した
時点で劣化傷補正手段9へ補正開始信号を送り、これを
受けた劣化傷補正手段9が検出手段3から得た検出値に
対して補正を施すようになっている。これによって、被
検出体の地肌の傷による検出値の変動の影響を取り除い
て検出精度の向上を図ることが可能となる。
【0037】この他、温度や湿度を測定し、その測定値
によって検出手段3で得た検出値に補正を加えるように
してもよい。これによって、温度や湿度の影響で検出手
段3の検出値が変動しても、その変動分を取り除いて精
度の高い検出を行うことが可能となる。
【0038】次に、第1実施形態の画像形成装置におけ
る各Cinに対する濃度検出方法の処理を図15のフロー
チャートに沿って説明する。なお、このフローチャート
ではCinが低いときをCin20%とし、Cinが高いとき
をCin60%として説明する。
【0039】先ず、画像形成装置の出荷時あるいは起動
時に感光体1の1周分の地肌の反射光量を検出し(ステ
ップS101)、検出位置とともに検出値をメモリして
(ステップS102)、検出値の平均値をVc0としてメ
モリする(ステップS103)。この出荷時や起動時に
感光体1の1周分の地肌の反射光量を検出することで、
画像形成要求時(記録Job開始時)にはこの検出を行
う必要がなくなり、処理時間の短縮化を図ることができ
る。
【0040】次に、記録Job開始時に感光体1のトナ
ーパッチ作成位置の地肌を3msec毎に5回検出し、
その平均値をVc1とする(ステップS104)。次い
で、20%トナーパッチの読み取りタイミングであるか
どうかを確認し(ステップS105)、20%トナーパ
ッチの読み取りタイミングであればステップS106へ
移行し、20%トナーパッチの読み取りタイミングでな
ければステップS108へ移行する。
【0041】20%トナーパッチの読み取りタイミング
の場合、20%トナーパッチを3msec毎に5回検出
し、平均値をVP20 とする(ステップS106)。そし
て、このVP20 とVc1との比をとって、Radc-20=(V
P20 /Vc1)×200をCin20%でのトナーパッチ濃
度検出結果とする(ステップS107)。
【0042】このように、低いCinのトナーパッチの場
合には、トナーパッチの作成位置と同じ位置の地肌を検
出することで、感光体の偏心等による光電センサの検出
値の影響と地肌の影響とを除去できるようになる。
【0043】20%トナーパッチの読み取りタイミング
でない場合、60%トナーパッチの読み取りタイミング
であるかどかを確認し(ステップS108)、60%ト
ナーパッチの読み取りタイミングであればステップS1
09へ移行し、60%トナーパッチの読み取りタイミン
グでなければステップS105へ戻る。
【0044】60%トナーパッチの読み取りタイミング
の場合、60%トナーパッチを3msec毎に5回検出
し、平均値をVP60 とする(ステップS109)。そし
て、VP60 とVc0との比をとって、Radc-60=(VP60
/Vc0)×200をCin60%でのトナーパッチ濃度検
出結果とする(ステップS110)。
【0045】このように、高いCinのトナーパッチの場
合には、地肌の影響を受けにくいことから、予め(出荷
時や起動時)に読み取った感光体1周分の地肌の検出時
の平均を用いて演算を行うことにより、短時間でしかも
感光体1の偏心等による光電センサの検出値の影響を除
去できるようになる。
【0046】このような第1実施形態では、感光体の地
肌の影響による読み取り誤差を低減することができるよ
うになるとともに、Cinが高いときのトナーパッチの読
み取りを画像形成装置の出荷時あるいは起動時に1回だ
け読み取ればよく、FCOT(First Copy Out Time )
を短縮することができるようになる。
【0047】次に、第1実施形態における変形例を説明
する。図16は第1実施形態の変形例を説明する図、図
17はメモリへの格納状態を説明する図、図18は検出
処理フローチャートである。
【0048】すなわち、この変形例も第1実施形態と同
様、例えば20%以下の低いCinのときとそれ以外の高
いCinのときとにおいて、感光体1の地肌からの反射光
の読み取り方法およびトナーパッチからの反射光の読み
取り方法を変えている点に特徴があるが、変形例では、
低いCinのときの感光体1の地肌の読み取りを3mse
cおきに感光体1周分読み取っている点で第1実施形態
と相違する。
【0049】また、第1実施形態の変形例では、検出値
を平均してトナーパッチ検出平均値と地肌検出平均値と
の比によりトナーパッチ濃度検出結果を演算し、この検
出結果をもとに画像形成装置を制御することで、カラー
複写機等の画像形成装置における濃度を高精度に制御で
きるようになる。なお、低いCinのときのトナーパッチ
濃度検出値および検出位置は図17に示すようにメモリ
内の各アドレスと対応して記憶される。
【0050】この第1実施形態の変形例は、低いCinの
ときの感光体1の地肌の検出を3msecおきに感光体
1の1周分読み取り、読み取った検出位置とその検出位
置に対応した検出値にアドレスを付け、各アドレスに対
応する検出位置、検出値をメモリに格納する。
【0051】そして、演算時にトナーパッチの検出位置
に合わせた地肌の検出値をメモリから読み出してトナー
パッチ濃度検出結果を得るものである。これにより、第
1実施形態と比べてJob毎に地肌の読み取りを行う必
要がなくなり、時間の短縮を図ることができるというメ
リットがある。
【0052】図18に示すフローチャートでは、ステッ
プS201〜ステップS205の各処理が図15に示す
第1実施形態の検出処理フローチャートのステップS1
01〜ステップS105の各処理と同じであり、ステッ
プS207〜ステップS210の各処理がステップS1
07〜ステップS110の各処理と同じである。すなわ
ち、第1実施形態とその変形例とではステップS206
の処理で相違している。
【0053】このステップS206では、20%トナー
パッチからの反射光を3msecおきに感光体1の1周
分読み取り、平均値をVP20 としており、各検出位置と
検出値とをアドレス(図17参照)に対応させてメモリ
に格納している。これにより、トナーパッチ検出値の演
算を行う際、メモリ内に格納された値を用いることで、
頻繁に読み取る必要がなくなり、画像形成処理時間の短
縮化を図ることが可能となる。
【0054】次に、本発明の第2実施形態を説明する。
図19は第2実施形態を説明する図、図20はセンサ出
力を説明する図である。
【0055】第2実施形態も第1実施形態と同様、例え
ば20%以下の低いCinのときとそれ以外の高いCinの
ときとにおいて、感光体1の地肌からの反射光の読み取
り方法およびトナーパッチからの反射光の読み取り方法
を変えている点に特徴があるが、第2実施形態では、高
いCinのときのトナーパッチの検出位置を感光体1上の
任意の位置にしている点で相違する。
【0056】すなわち、第2実施形態では、Cinが20
%以下の場合、地肌の読み取り方法として、トナーパッ
チを作成する位置と同じ位置の地肌をJob(画像形成
要求)毎に3msecおきに5回読み取り(時間
1 )、平均値Vc1を算出する。また、トナーパッチの
読み取り方法としては、3msecおきに5回読み取り
(時間t1 )、平均値Vp を算出し、(VP /Vc1)×
200をトナーパッチ濃度検出値としている。この際の
読み取り位置は地肌の読み取り位置と同じ位置にしてい
る。
【0057】一方、Cinが20%を越える場合、地肌の
読み取り方法として、感光体1周分を3msecおきに
読み取り(時間t2 )、平均値Vc0を算出する。なお、
このVc0は画像形成装置の出荷時に1度だけ(または、
画像形成装置の起動時毎に)読み取る。また、トナーパ
ッチの読み取り方法としては、3msecおきに10回
読み取り(時間t3 )、平均値Vp を算出し、(VP
c0)×200をトナーパッチ濃度検出値としている。
なお、この際の読み取り位置は感光体1の任意の位置と
している。
【0058】図20に示すように、第2実施形態におい
ては、Cinが20%以下の場合(例えば、20%)に
は、地肌からの反射光およびトナーパッチからの反射光
を時間t1 すなわち3msec×5の間で読み取り、C
inが20%を越える場合(例えば、60%)には、地肌
からの反射光を時間t2 すなわち3msecおきに感光
体1周分で読み取り、トナーパッチからの反射光を時間
3 すなわち3msec×10の間で読み取る。
【0059】また、Cinが20%以下の場合におけるト
ナーパッチからの反射光の読み取り位置は感光体1周の
周期Tに同期させているが、Cinが20%を越える場合
におけるトナーパッチからの反射光の読み取り位置は感
光体1の任意の位置となっている。
【0060】このような第2実施形態では、高いCinの
ときのトナーパッチを制約なくどこにでも作成すること
ができるので、感光体1の地肌の検出を3msecおき
に10回、感光体1の任意に位置を読み取ることで、高
いCinのときのトナーパッチの作成頻度が向上し、CP
M(Copy Per Minute )を向上できるというメリットが
ある。
【0061】図21に示す第2実施形態での検出処理フ
ローチャートでは、ステップS301〜ステップS30
8の各処理が図15に示す第1実施形態の検出処理フロ
ーチャートのステップS101〜ステップS108の各
処理と同じであり、ステップS310の処理がステップ
S110の各処理と同じである。すなわち、第1実施形
態と第2実施形態とでは、ステップS309の処理で相
違している。
【0062】このステップS309では、60%トナー
パッチを感光体1の任意の位置で3msec毎に10回
検出し、その平均値をVP60 としている。
【0063】次に、本発明の第3実施形態を説明する。
第3実施形態では、第1実施形態および第2実施形態に
おいてトナーパッチ濃度検出値を算出する際のトナーパ
ッチ検出平均値と地肌検出平均値との比をとる際、その
トナーパッチの階調面積率に応じて地肌検出平均値の寄
与率を変化させる点に特徴がある。
【0064】また、このトナーパッチの階調面積率によ
って地肌検出平均値の寄与率を変化させるとともに、感
光体1の地肌の傷や、光電センサから成る検出手段の汚
れ、温度、湿度等の環境など、各種条件に応じてその寄
与率を補正するようにしてもよい。
【0065】寄与率に変化を持たせる具体的手段として
は、所定の式を用いる方法と予め設定されたルックアッ
プテーブルを用いる方法とがある。
【0066】所定の式を用いる方法としては、例えば以
下に示す式を用いる。
【0067】パッチ濃度検出値=(Vp 〔Cin〕)/
(Vcn×Kn +VcALL×KALL )×200 ここで、Kn =(1−(Cin/100))、KALL =C
in/100 また、Cinは所定トナーパッチでの面積階調率、Vcn
所定トナーパッチを検出する場合の感光体1の地肌の読
み取りの平均値、VcALLは画像形成装置の出荷時等、感
光体が汚れていない状態での全周にわたる地肌の読み取
りの平均値である。
【0068】また、図22はルックアップテーブルを示
す図である。先に説明した式を用いる場合には、図22
の「式」の欄に示すように、地肌検出平均値の寄与率を
決定する各係数Kn 、KALL が一定の割合で変化する
が、「ルックアップテーブル」の欄に示すように、予め
階調面積率Cinに応じて係数Kn 、KALL をテーブルデ
ータに登録しておくことで、感光体1の地肌の傷や、光
電センサから成る検出手段の汚れ、温度、湿度等の環境
など、各種条件に応じてその寄与率を補正できることに
なる。また、実際の経験値を使って補正できるので、制
御精度が向上することになる。
【0069】これによって、トナーパッチの検出位置な
どを変えることなく各Cinに対するトナーパッチ濃度検
出精度を向上させることができる。また、トナーパッチ
の種類によって地肌の影響度合いが異なることから、式
やルックアップテーブルの値の設定によって地肌検出平
均値の寄与率を変えることで各種のトナーパッチを高精
度に検出できるようになり、精度よく画像形成時の濃度
を制御できるようになる。
【0070】次に、本発明の第4実施形態を説明する。
第4実施形態では、トナーパッチの階調面積率に応じて
トナーパッチの作成頻度を変化させる点に特徴がある。
すなわち、図23に示すように、例えばCinが20%以
下の場合には、連続コピー時において10コピーに1
回、Cinが20%を越える場合には、連続コピー時にお
いて5コピーに1回の頻度で各々のCinのトナーパッチ
を作成する。
【0071】図24は具体的なトナーパッチの作成頻度
を説明する図である。例えば、コピーJobが20枚の
連続コピーを行うものの場合、先ず1枚目のコピーを行
う際に20%以下(例えば、20%)のトナーパッチお
よび20%を越える(例えば、60%)のトナーパッチ
を各々作成し、その反射光を検出して1枚目のコピーを
行う際のトナーパッチ濃度検出を行う。
【0072】その後、20%以下のトナーパッチにおい
ては10枚目、20枚目というように10コピーに1回
の頻度でトナーパッチを作成する。一方、20%を越え
るトナーパッチにおいては5枚目、10枚目、15枚
目、20枚目というように5コピーに1回の頻度でトナ
ーパッチを作成する。
【0073】同一のJobでは感光体1の地肌むらの変
動が小さいことから、低いCinのトナーパッチは地肌の
影響が少なく、高いCinのトナーパッチでは現像の影響
を大きく受ける。したがって、このように高いCinのト
ナーパッチにおける作成頻度に比べて低いCinのトナー
パッチにおける作成頻度を少なくすることで、トナーパ
ッチ濃度検出制御の精度を確保しながらトナー消費量を
低減できるようになる。また、CPM(Copy Per Minut
e )を向上できるというメリットもある。ここで、CP
Mとは1分間にコピーできる枚数のことである。通常ト
ナーパッチを作成するには専用のパッチ作成モードを持
つ必要がある。パッチ作成頻度が少なくなれば、専用の
パッチ作成モードに入る回数が減るのでCPMを向上で
きるようになる。
【0074】次に、本発明の第5実施形態を説明する。
第5実施形態では、トナーパッチの階調面積率に応じて
各検出におけるサンプリング間隔やサンプリング数を変
更したり、移動平均数を変更する点に特徴がある。
【0075】例えば、トナーパッチの階調面積率が大き
いトナーパッチほど、そのトナーパッチからの反射光の
サンプリング数を少なくしたり、またサンプリング間隔
を広くしたり、移動平均数を少なくしたりする。
【0076】これによって、トナーパッチの検出精度を
確保しながらトナー消費量を低減できるようになる。さ
らに、CPM(Copy Per Minute )を向上できるという
メリットもある。
【0077】なお、上記実施形態では、像担持体として
いずれも感光体1を用いる例を説明したが、本発明はこ
れに限定されず、中間転写体から成るものであっても適
用可能である。
【0078】図25は、中間転写体である中間転写ベル
トを備えた画像形成装置の概略構成図である。この画像
形成装置では、感光体1に形成されたトナー像が中間転
写ベルトBに転写された後、用紙経路と接する位置でそ
の中間転写ベルトBのトナー像が用紙に転写される。
【0079】このような画像形成装置においては、トナ
ーパッチを中間転写ベルトBに形成することから、中間
転写ベルトBを支持するローラと対向する位置の付近に
検出手段3が配置されており、この位置で中間転写ベル
トBの地肌からの反射光およびトナーパッチからの反射
光を検出している。つまり、安定にしたいコピー用紙上
の濃度により近い状態である転写後の濃度を検出するこ
とができ、感光体上にトナーパッチを作成した場合に比
べて精度を向上できる。
【0080】図26は中間転写ベルトを備えた画像形成
装置におけるトナーパッチの検出手順を説明するフロー
チャートである。先ず、ステップS401に示すよう
に、装置の起動時やセットアップ(Setup)実施時
期または所定インターバル(例えば、4時間おき)のJ
ob開始時に、中間転写ベルト上の基準位置(TR0)か
ら240msまで2.5ms間隔で中間転写ベルトの地
肌からの反射光を検出し(Sampling1 )、250msか
ら2.5ms間隔で25点地肌の反射光を検出し(Samp
ling2 )、Sampling2 の終了から800msまで2.5
ms間隔で地肌の反射光を検出する(Sampling3 )。
【0081】次に、ステップS402では、ステップS
401で検出したSampling1,2,3 の全データを平均し、
Vcln-highとして記憶し、Sampling2 の25点中、最大
最小を除く23点のデータを平均してVcln-low として
記憶する。
【0082】図27は、中間転写ベルトの基準位置(T
R0)からの移動時間に対する地肌の検出値の関係を示す
図である。すなわち、ステップS402では、図中Hに
示す部分の全データを平均してVcln-highとし、図中L
に示す部分のデータの最大最小を除く23点のデータを
平均してVcln-low としている。特にこの図中Lに示す
部分は、後述するトナーパッチを形成する部分に対応し
ている。ここでTR0は図25中の基準マークを図示しな
い光センサ(検出手段3と横方向同位置に設けられてい
る)によって検出することで検知する。なお、基準マー
クはアルミニウムテープ等を使用する。
【0083】次に、ステップS403に示すように、C
in20%のトナーパッチを中間転写ベルトの基準位置
(TR0)から250ms後に2.5ms間隔で25点形
成し、そのトナーパッチからの反射光を検出する。そし
て、その検出値の最大最小を除く23点のデータを平均
し、Vpatch-20として記憶する。
【0084】次いで、ステップS404に示すように、
Cin60%のトナーパッチを中間転写ベルトの基準位置
(TR0)から450ms後に2.5ms間隔で25点形
成し、そのトナーパッチからの反射光を検出する。そし
て、その検出値の最大最小を除く23点のデータを平均
し、Vpatch-60として記憶する。
【0085】図28は、中間転写ベルトの基準位置(T
R0)からの移動時間に対する各Cinのトナーパッチ濃度
検出値の関係を示す図である。このように、Cin20%
の場合は図27に示すLと同位置にトナーパッチが形成
され、Cin60%の場合は図27に示すHの範囲内にト
ナーパッチが形成され、各々の反射光の検出が行われ
る。
【0086】この2種類のトナーパッチの濃度検出を行
った後は、ステップS405に示すように、Cin20%
のトナーパッチの濃度検出値をRadc-20=Vpatch-20/
Vcln-low ×1023として算出し、Cin60%のトナ
ーパッチの濃度検出値をRad c-60=Vpatch-60/Vcln-
high×1023として算出する。なお、1023を乗じ
ているのは、10bitのデータとして処理をするため
である。10bitのデータにすることで8bitに比
べて精度を向上できる。
【0087】つまり、Cin20%のトナーパッチの場
合、トナーパッチと同位置・同サイズの地肌からの反射
光を読み取りVcln-low としており、このVcln-low と
Vpatch-20との比をとって検出値としている。
【0088】また、Cin60%のトナーパッチの場合、
トナーパッチの作成位置を含む1/3周部分の地肌から
の反射光を読み取りVcln-highとしており、このVcln-
highとVpatch-60との比をとって検出値としている。
【0089】各Cinにおいて、Vcln とVpatch との比
をとるのは、地肌の影響を補正するためと、光電センサ
の発光光量変動(汚れや温度特性)を補正するためであ
る。すなわち、地肌の影響は高周波ノイズ、発光光量変
動はセンサ出力のレベルシフトとして現れる。Vcln と
Vpatch との比をとることでこれらの影響を補正できる
ことになる。
【0090】また、低いCinでは中間転写ベルトの地肌
の影響が大きいことから、トナーパッチの作成位置と同
じでトナーパッチのサイズと同じサイズの地肌部分を検
出してVpatch とし、Vcln との比をとることで地肌の
影響およびセンサ出力のレベルシフトを補正できる。
【0091】さらに、高いCinでは中間転写ベルトの地
肌の影響は少なく、中間転写ベルトの1/3周以上の地
肌を検出して平均しVpatch とし、Vcln との比をとる
ことで、地肌の影響による高周波ノイズやベルトの振動
等によるセンサ出力変動を補正することができるように
なる。
【0092】例えば、プロセススピード200mm/s
ec以上かつベルト周長500mm以上の画像形成装置
ではベルト面内に多くのうねりが発生する。図29はプ
ロセススピード200mm/secかつベルト周長50
0mmの画像形成装置における地肌の検出結果の例を示
す図である。この例では3つの大きなうねりが発生して
いる。ここで、1/3周程度検出すれば少なくとも1個
のうねり全体を検出でき、全周にわたって検出した場合
と比べても検出精度は低下しない。
【0093】また、このような1/3周程度の検出で
は、全周の検出に比べて検出時間を短くすることが可能
となる。さらに、感光体上にトナーパッチを作成する場
合に比較して転写変動も含んだトナーパッチであるから
制御の精度が向上する。
【0094】また、トナーパッチの作成数が多い場合
(例えば、Cin20%、40%、60%、80%)、各
Cinに応じて中間転写ベルトの地肌を読み取ったVcln
の寄与率を変化させるようにする。すなわち、先に説明
したように、所定の式を用いたり、予め設定されたルッ
クアップテーブルを用いて寄与率を変化させる。
【0095】この場合、中間転写ベルトの全周にわたり
読み取った地肌からの反射光の検出値を平均してVcall
とし、所定の式やルックアップテーブルを使って各Cin
に応じたVcallの寄与率を求め、各CinのVpatch を補
正する。これにより、トナーパッチの作成数が多い場合
でも、各Cinに応じた地肌の影響度合いを考慮して精度
良くトナーパッチの検出値を得ることができるようにな
る。
【0096】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置およびその制御方法では、パッチ生成手段により低
いCinのときと高いCinのときとで像担持体の地肌およ
びトナーパッチからの反射光量の検出方法を制御してい
ることから、各Cinでのトナーパッチ濃度を精度良く検
出することができ、この検出結果をもとに画像形成装置
の階調補正制御、トナー濃度制御などをすることで、カ
ラー複写機等の画像形成装置における濃度を精度を上げ
て制御することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態の画像形成装置を説明するブロッ
ク図である。
【図2】 組み合わせ型光電センサを説明する断面図で
ある。
【図3】 拡散反射型センサ出力を示す図である。
【図4】 組み合わせセンサの出力を示す図である。
【図5】 センサの検知領域とトナーパッチの線数との
関係を示す図である。
【図6】 画像信号とトナー像との関係を示す図であ
る。
【図7】 感光体上の潜像形状を示す図である。
【図8】 第1実施形態を説明する図である。
【図9】 読み取り位置を説明する図である。
【図10】 センサ出力を説明する図(その1)であ
る。
【図11】 センサ汚れによる出力値の変化を示す図で
ある。
【図12】 センサ汚れによる検出値変化の補正機能を
示すブロック図である。
【図13】 劣化傷による出力値の変化を示す図であ
る。
【図14】 劣化傷による検出値変化の補正機能を示す
ブロック図である。
【図15】 検出処理フローチャート(その1)であ
る。
【図16】 第1実施形態の変形例を説明する図であ
る。
【図17】 メモリへの格納状態を説明する図である。
【図18】 検出処理フローチャート(その2)であ
る。
【図19】 第2実施形態を説明する図である。
【図20】 センサ出力を説明する図(その2)であ
る。
【図21】 検出処理フローチャート(その3)であ
る。
【図22】 ルックアップテーブルを説明する図であ
る。
【図23】 第4実施形態を説明する図である。
【図24】 トナーパッチの作成頻度を説明する図であ
る。
【図25】 中間転写ベルトを備えた画像形成装置の概
略構成図である。
【図26】 トナーパッチの検出手順を説明するフロー
チャートである。
【図27】 移動時間に対する地肌の検出値を示す図で
ある。
【図28】 移動時間に対するトナーパッチの検出値を
示す図である。
【図29】 ベルトの地肌の検出結果の例を示す図であ
る。
【図30】 カラー複写機の全体構成図である。
【図31】 光電センサの断面図である。
【図32】 鏡面反射時のセンサ出力を示す図である。
【図33】 感光体表面の反射率のむらを説明する図で
ある。
【図34】 Cinによる地肌の影響を示す図である。
【符号の説明】
1…感光体、2…パッチ生成手段、3…検出手段、4…
検出制御手段、5…ROS、6…画像形成制御手段、B
…中間転写ベルト

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像濃度を検出するため所定の階調面積
    率から成るトナーパッチを像担持体に生成するパッチ生
    成手段と、 前記像担持体の地肌からの反射光および前記像担持体に
    生成されたトナーパッチからの反射光を検出する光学セ
    ンサと、 前記パッチ生成手段によって生成されたトナーパッチの
    階調面積率に応じて前記光学センサでの前記反射光の検
    出方法を制御する制御手段とを備えていることを特徴と
    する画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記トナーパッチの階
    調面積率に応じて前記像担持体への形成位置が変えられ
    たトナーパッチからの反射光を前記光学センサで検出す
    るよう検出方法を制御することを特徴とする請求項1記
    載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記トナーパッチの階
    調面積率に応じて前記光学センサによる前記像担持体の
    地肌からの反射光の検出位置を変えるよう検出方法を制
    御することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記トナーパッチの階
    調面積率が所定の設定値より小さい場合には前記光学セ
    ンサによるそのトナーパッチからの反射光の検出位置と
    前記像担持体の地肌からの反射光の検出位置とを同じと
    し、 前記トナーパッチの階調面積率が所定の設定値より大き
    い場合には前記光学センサによるそのトナーパッチから
    の反射光の検出位置と前記像担持体の地肌からの反射光
    の検出位置とを異にするよう検出方法を制御することを
    特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記像担持体の地肌の
    傷、前記光学センサの汚れ、温度、湿度のうち少なくと
    も1つを検出して前記反射光の検出値を補正することを
    特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記光学センサによる
    前記トナーパッチからの反射光と前記像担持体の地肌か
    らの反射光との検出において、各々のサンプリング方法
    を変更するよう検出方法を制御することを特徴とする請
    求項1記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、前記トナーパッチの階
    調面積率に応じて前記像担持体への作成頻度が変えられ
    たトナーパッチからの反射光を前記光学センサで検出す
    るよう検出方法を制御することを特徴とする請求項1記
    載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記パッチ生成手段は、前記像担持体へ
    形成されるトナーの線の数によって所定の階調面積率の
    トナーパッチを生成することを特徴とする請求項1記載
    の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記パッチ生成手段は、前記像担持体へ
    形成されるトナーの線の太さによって所定の階調面積率
    のトナーパッチを生成することを特徴とする請求項1記
    載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記パッチ生成手段は、前記像担持体
    へ形成されるトナーのドットの数によって所定の階調面
    積率のトナーパッチを生成することを特徴とする請求項
    1記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記パッチ生成手段は、前記像担持体
    へ形成されるトナーのドットの太さによって所定の階調
    面積率のトナーパッチを生成することを特徴とする請求
    項1記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記制御手段は、前記トナーパッチの
    階調面積率が大きいものほど前記像担持体の地肌からの
    反射光の検出寄与率を少なくするよう検出方法を制御す
    ることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 前記制御手段は、前記トナーパッチの
    階調面積率に応じて前記トナーパッチからの反射光と前
    記像担持体の地肌からの反射光とでその検出における移
    動平均方法を変えるよう検出方法を制御することを特徴
    とする請求項1記載の画像形成装置。
  14. 【請求項14】 前記像担持体はベルトから成ることを
    特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  15. 【請求項15】 前記制御手段は、前記トナーパッチの
    階調面積率が所定の設定値より大きい場合には前記像担
    持体の地肌からの反射光をその像担持体の全周を検出
    し、その検出値を平均して検出結果として出力するよう
    検出方法を制御することを特徴とする請求項3記載の画
    像形成装置。
  16. 【請求項16】 前記制御手段は、前記トナーパッチの
    階調面積率が大きいものほど前記トナーパッチからの反
    射光のサンプリング数を少なくするようサンプリング方
    法を変更することを特徴とする請求項6記載の画像形成
    装置。
  17. 【請求項17】 前記制御手段は、前記トナーパッチの
    階調面積率が大きいものほど前記トナーパッチからの反
    射光のサンプリング間隔を広くするようサンプリング方
    法を変更することを特徴とする請求項6記載の画像形成
    装置。
  18. 【請求項18】 前記制御手段は、前記トナーパッチの
    階調面積率が大きいものほどその作成頻度が多くなった
    トナーパッチからの反射光を前記光学センサで検出する
    ようの検出方法を制御することを特徴とする請求項7記
    載の画像形成装置。
  19. 【請求項19】 前記制御手段は、前記像担持体の地肌
    からの反射光の検出寄与率を所定の式に基づいて計算す
    ることを特徴とする請求項12記載の画像形成装置。
  20. 【請求項20】 前記制御手段は、前記像担持体の地肌
    からの反射光の検出寄与率を所定のテーブルデータに基
    づいて決定することを特徴とする請求項12記載の画像
    形成装置。
  21. 【請求項21】 前記制御手段は、前記トナーパッチの
    階調面積率が大きいものほど移動平均の数を少なくする
    よう移動平均方法を変えることを特徴とする請求項13
    記載の画像形成装置。
  22. 【請求項22】 前記制御手段は、画像形成におけるプ
    ロセススピードが200mm/sec以上かつベルト周
    長500mm以上の場合には、トナーパッチ作成位置を
    含むベルト1/3周にわたり前記ベルトの地肌からの反
    射光を検出することを特徴とする請求項14記載の画像
    形成装置。
  23. 【請求項23】 前記制御手段は、装置起動時に前記検
    出結果を出力することを特徴とする請求項15記載の画
    像形成装置。
  24. 【請求項24】 前記制御手段は、画像形成要求があっ
    た段階で前記検出結果を出力することを特徴とする請求
    項15記載の画像形成装置。
  25. 【請求項25】 請求項1記載の構成に加え、 前記像担持体の地肌からの反射光の検出値をその像担持
    体の地肌における反射光の検出位置と対応して記憶する
    記憶手段を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  26. 【請求項26】 所定の階調面積率から成るトナーパッ
    チを像担持体に生成し、その反射光に基づいて現像濃度
    を制御する画像形成装置の制御方法において、 前記トナーパッチの階調面積率に応じた検出方法により
    前記像担持体の地肌からの反射光を検出する工程と、 所定のタイミングで前記像担持体に所定の階調面積率か
    ら成るトナーパッチを生成する工程と、 前記トナーパッチの階調面積率に応じた検出方法により
    そのトナーパッチからの反射光の検出を行う工程と、 前記像担持体の地肌からの反射光の検出値と前記トナー
    パッチからの反射光の検出値とによる演算結果に基づき
    現像濃度の制御を行う工程とを備えていることを特徴と
    する画像形成装置の制御方法。
  27. 【請求項27】 所定の階調面積率から成るトナーパッ
    チを像担持体に生成し、その反射光に基づいて現像濃度
    を制御する画像形成装置の制御方法において、 前記トナーパッチの階調面積率に応じたサンプリング方
    法により前記像担持体の地肌からの反射光を検出する工
    程と、 所定のタイミングで前記像担持体に所定の階調面積率か
    ら成るトナーパッチを生成する工程と、 前記トナーパッチの階調面積率に応じたサンプリング方
    法によりそのトナーパッチからの反射光の検出を行う工
    程と、 前記像担持体の地肌からの反射光の検出値と前記トナー
    パッチからの反射光の検出値とによる演算結果に基づき
    現像濃度の制御を行う工程とを備えていることを特徴と
    する画像形成装置の制御方法。
  28. 【請求項28】 所定の階調面積率から成るトナーパッ
    チを像担持体に生成し、その反射光に基づいて現像濃度
    を制御する画像形成装置の制御方法において、 装置起動時に前記像担持体の地肌からの第1の反射光を
    検出する工程と、 画像形成要求があった段階で前記像担持体の地肌からの
    第2の反射光を検出する工程と、 前記像担持体に生成したトナーパッチの階調面積率が所
    定の設定値より大きい場合にはそのトナーパッチからの
    反射光と前記第1の反射光とによる演算結果に基づき現
    像濃度の制御を行い、前記像担持体に生成したトナーパ
    ッチの階調面積率が所定の設定値より小さい場合にはそ
    のトナーパッチからの反射光と前記第2の反射光とによ
    る演算結果に基づき現像濃度の制御を行う工程とを備え
    ていることを特徴とする画像形成装置の制御方法。
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