JPH10326473A - ディスクカートリッジ用シャッター - Google Patents
ディスクカートリッジ用シャッターInfo
- Publication number
- JPH10326473A JPH10326473A JP17086197A JP17086197A JPH10326473A JP H10326473 A JPH10326473 A JP H10326473A JP 17086197 A JP17086197 A JP 17086197A JP 17086197 A JP17086197 A JP 17086197A JP H10326473 A JPH10326473 A JP H10326473A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shutter
- resin
- slider
- shutter plate
- shutter mechanism
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 3・5インチ光磁気ディスクカートリッジ
用などに実用的に用い得る安価に生産可能なプラスチッ
クス製の“コ”の字型シャッター板、又はスライダーと
シャッターとを一体化した一体型シャッター機構を提供
する。 【解決手段】 4−メチル−ペンテン−1をベースと
して重合されたポリオレフィン樹脂であるポリメチルペ
ンテン樹脂を主成分とする樹脂材料を用い、射出成形法
により成形する。
用などに実用的に用い得る安価に生産可能なプラスチッ
クス製の“コ”の字型シャッター板、又はスライダーと
シャッターとを一体化した一体型シャッター機構を提供
する。 【解決手段】 4−メチル−ペンテン−1をベースと
して重合されたポリオレフィン樹脂であるポリメチルペ
ンテン樹脂を主成分とする樹脂材料を用い、射出成形法
により成形する。
Description
【0001】[発明の属する技術分野]本発明は光磁気
ディスクカートリッジなどのシャッター板、及びシャッ
ター板の開閉機構を含むシャッター機構に関するもので
ある。
ディスクカートリッジなどのシャッター板、及びシャッ
ター板の開閉機構を含むシャッター機構に関するもので
ある。
【0002】[従来の技術]従来フロッピーディスクカ
ートリッジ、音楽用を主とした光磁気ディスクカートリ
ッジ(MD)、パソコンなどの周辺記録再生用媒体とし
ての光磁気ディスクカートリッジ(MO)など、一般に
書換え型の記録媒体は手指による接触と塵挨などから媒
体を保護するため、カートリッジなどと呼ばれる媒体収
納用の容器に取出し不可能に収納され、そのままの状態
で駆動用装置に挿入して使用する。このためカートリッ
ジには駆動装置のモーターが円盤状媒体を把持する為に
媒体にアクセスする窓部、また、読出し、書込みを行う
ヘッドアッセンブリーのアクセスを可能とする窓部、或
いは光磁気ディスクの様にバイアス用磁場を印加する為
の磁気ブロック体のアクセス用窓など、各種の駆動装置
側の媒体へ近接する必要のある機能部品のアクセス用窓
が両面に亙って複数個設けられる。
ートリッジ、音楽用を主とした光磁気ディスクカートリ
ッジ(MD)、パソコンなどの周辺記録再生用媒体とし
ての光磁気ディスクカートリッジ(MO)など、一般に
書換え型の記録媒体は手指による接触と塵挨などから媒
体を保護するため、カートリッジなどと呼ばれる媒体収
納用の容器に取出し不可能に収納され、そのままの状態
で駆動用装置に挿入して使用する。このためカートリッ
ジには駆動装置のモーターが円盤状媒体を把持する為に
媒体にアクセスする窓部、また、読出し、書込みを行う
ヘッドアッセンブリーのアクセスを可能とする窓部、或
いは光磁気ディスクの様にバイアス用磁場を印加する為
の磁気ブロック体のアクセス用窓など、各種の駆動装置
側の媒体へ近接する必要のある機能部品のアクセス用窓
が両面に亙って複数個設けられる。
【0003】この様な窓部では内部の媒体ディスク表面
が露呈するため、非使用時には閉、駆動装置に挿入する
と開となり、作動に要する各ドライブ装置側機構のアク
セスを可能とする様に、一般的に平板状のシャッター板
を設け、バネなどでこれを常時閉側に付勢しておき、駆
動装置側の機構でこれを開いて使用する様構成されてい
る。このシャッター板の必要性は記録密度や記録再生メ
カニズム、また用途などによっても異なり、フロッピー
ディスクやMDなどに於いてはモーターアクセス用の窓
部にはシャッター板を用いない(露呈のまま)が、3・
5インチ光磁気ディスクカートリッジなどに於いては、
ヘッドアクセス用及びモーターアクセス用を併用した長
大型の窓部を有し、これを大型の一枚のシャッター板で
開閉する機構が採用されている。また、通常ディスクの
表裏両面にアクセス体がある場合が大半で、シャッター
板はカートリッジの一辺を袴ぐ、略“コ”の字型に形成
して両面のシャッター板を連結した一個のシャッターと
し、これを同時に開閉するのが普通である。
が露呈するため、非使用時には閉、駆動装置に挿入する
と開となり、作動に要する各ドライブ装置側機構のアク
セスを可能とする様に、一般的に平板状のシャッター板
を設け、バネなどでこれを常時閉側に付勢しておき、駆
動装置側の機構でこれを開いて使用する様構成されてい
る。このシャッター板の必要性は記録密度や記録再生メ
カニズム、また用途などによっても異なり、フロッピー
ディスクやMDなどに於いてはモーターアクセス用の窓
部にはシャッター板を用いない(露呈のまま)が、3・
5インチ光磁気ディスクカートリッジなどに於いては、
ヘッドアクセス用及びモーターアクセス用を併用した長
大型の窓部を有し、これを大型の一枚のシャッター板で
開閉する機構が採用されている。また、通常ディスクの
表裏両面にアクセス体がある場合が大半で、シャッター
板はカートリッジの一辺を袴ぐ、略“コ”の字型に形成
して両面のシャッター板を連結した一個のシャッターと
し、これを同時に開閉するのが普通である。
【0004】シャッター板の材質は従来ステンレススチ
ールなどが主で0・1mm乃至0・3mm厚で構成され
る。フロッピーディスクやMDにおいてはシャッター自
身にカートリッジ側に構成される摺動案内用の軌条と嵌
合する系合部を形成しておく方法が取られたが、MOに
於いてはカートリッジが大型で厚みの大きいものとな
り、窓部面積やシャッターも大型となり“コ”の字シャ
ッター自身の系合部のみで安定した摺動が保証し難く、
摺動用のスライダーと呼ばれる滑動子を高摺動性樹脂で
別途作り、シャッターをこれに袴がらせてネジ止めなど
で固定される方式が取られており、コストの高いものと
なっている。コスト低減のためステンレススチール製シ
ャッターは安価なアルミ合金素材などへの置き換えも進
められており、フロッピーディスクカートリッジに於い
てはプラスチック素材への置き換えも実用化されてい
る。しかしMOに於いては窓部及びシャッター板が大型
である故に樹脂成形板とするには剛性の面で難点があ
り、実用的なプラスチックスシャッター板が実用化され
ていない。又、高剛性樹脂でスライダーと一体的に
“コ”の字型シャッターを成形して構成すると高剛性樹
脂は一般的に摺動性の良好なものがなく、高剛性、高摺
動性を共に満たした実用的な一体型シャッター機構は出
来ていない。
ールなどが主で0・1mm乃至0・3mm厚で構成され
る。フロッピーディスクやMDにおいてはシャッター自
身にカートリッジ側に構成される摺動案内用の軌条と嵌
合する系合部を形成しておく方法が取られたが、MOに
於いてはカートリッジが大型で厚みの大きいものとな
り、窓部面積やシャッターも大型となり“コ”の字シャ
ッター自身の系合部のみで安定した摺動が保証し難く、
摺動用のスライダーと呼ばれる滑動子を高摺動性樹脂で
別途作り、シャッターをこれに袴がらせてネジ止めなど
で固定される方式が取られており、コストの高いものと
なっている。コスト低減のためステンレススチール製シ
ャッターは安価なアルミ合金素材などへの置き換えも進
められており、フロッピーディスクカートリッジに於い
てはプラスチック素材への置き換えも実用化されてい
る。しかしMOに於いては窓部及びシャッター板が大型
である故に樹脂成形板とするには剛性の面で難点があ
り、実用的なプラスチックスシャッター板が実用化され
ていない。又、高剛性樹脂でスライダーと一体的に
“コ”の字型シャッターを成形して構成すると高剛性樹
脂は一般的に摺動性の良好なものがなく、高剛性、高摺
動性を共に満たした実用的な一体型シャッター機構は出
来ていない。
【0005】[発明が解決しようとする課題]本発明
は、この様な状況下で、主として光磁気ディスク用など
に用い得る高剛性、高摺動性で安価に生産可能なプラス
チックス製シャッター板、“コ”の字型シャッター、又
はスライダーと一体的に構成される一体型シャッター機
構を提供することを目標とするものである。
は、この様な状況下で、主として光磁気ディスク用など
に用い得る高剛性、高摺動性で安価に生産可能なプラス
チックス製シャッター板、“コ”の字型シャッター、又
はスライダーと一体的に構成される一体型シャッター機
構を提供することを目標とするものである。
【0006】[課題を解決するための手段]本発明は以
下の手段を有して構成される。 (イ)樹脂素材として4−メチルペンテン−1をベース
として重合されたポリオレフィン樹脂であるポリメチル
ペンテンを用いる。本樹脂に目的とする機能の改良のた
め各種添加物を加えたもの、或いはマスターバッチ添加
などによるものを用いることが出来、帯電防止用添加
剤、熱変形温度や剛性改良の為の無機質の添加、摺動性
改良などの為の異種高分子の添加、耐熱老化防止用安定
剤又は耐候安定剤の添加などの他、抗菌剤などの添加さ
れたものを含む。又、本来透明樹脂であるが、透明有
色、又は不透明素材の選択は限定しない。 (ロ)上述樹脂を平板、又は“コ”の字シャッター成形
用の金型を用い、射出成形により平板、又は“コ”の字
型シャッターを製作する。又、スライダー一体型シャッ
ター機構成形用の特殊金型を用い、射出成形により一体
型シャッター機構を製作する。
下の手段を有して構成される。 (イ)樹脂素材として4−メチルペンテン−1をベース
として重合されたポリオレフィン樹脂であるポリメチル
ペンテンを用いる。本樹脂に目的とする機能の改良のた
め各種添加物を加えたもの、或いはマスターバッチ添加
などによるものを用いることが出来、帯電防止用添加
剤、熱変形温度や剛性改良の為の無機質の添加、摺動性
改良などの為の異種高分子の添加、耐熱老化防止用安定
剤又は耐候安定剤の添加などの他、抗菌剤などの添加さ
れたものを含む。又、本来透明樹脂であるが、透明有
色、又は不透明素材の選択は限定しない。 (ロ)上述樹脂を平板、又は“コ”の字シャッター成形
用の金型を用い、射出成形により平板、又は“コ”の字
型シャッターを製作する。又、スライダー一体型シャッ
ター機構成形用の特殊金型を用い、射出成形により一体
型シャッター機構を製作する。
【0007】[発明の実施の形態]現状の3.5インチ
光磁気ディスクカートリッジのシャッター機構を構成す
る“コ”の字型シャッター板(20)、スライダー(1
0)、及びスライダーと“コ”の字型シャッターとの固
定用の2本のネジ(30)、又、シャッター機構全体を
閉方向に付勢する為のバネ部材(40)の例を図1に示
した。“コ”の字型シャッター板(20)はステンレス
スチール又はアルミ合金などで作られており、スライダ
ー(10)は摺動性の良好なポリアセタール樹脂の射出
成形により作られるプラスチック製である。“コ”の字
型シャッター板(20)はネジ(30)にてスライダー
(10)に結合されてシャッター機構を構成し、カート
リッジ内面に構成されるスライダー案内用軌条にスライ
ダーの開側脚片(12)及び閉側脚片(13)とを摺動
可能に嵌合せしめて、これをバネ(40)で閉側に付勢
する事によってシャッター開閉機構全体を構成するもの
である。“コ”の字型シャッター(20)とスライダー
(10)間の結合時の平行度を確保する為結合点は最低
2点を要し、図1の場合の最低部品数でもシャッター機
構の構成に4部品を用いている。バネは通常図1に示し
た如き“V”字形状のコイルバネが用いられる。
光磁気ディスクカートリッジのシャッター機構を構成す
る“コ”の字型シャッター板(20)、スライダー(1
0)、及びスライダーと“コ”の字型シャッターとの固
定用の2本のネジ(30)、又、シャッター機構全体を
閉方向に付勢する為のバネ部材(40)の例を図1に示
した。“コ”の字型シャッター板(20)はステンレス
スチール又はアルミ合金などで作られており、スライダ
ー(10)は摺動性の良好なポリアセタール樹脂の射出
成形により作られるプラスチック製である。“コ”の字
型シャッター板(20)はネジ(30)にてスライダー
(10)に結合されてシャッター機構を構成し、カート
リッジ内面に構成されるスライダー案内用軌条にスライ
ダーの開側脚片(12)及び閉側脚片(13)とを摺動
可能に嵌合せしめて、これをバネ(40)で閉側に付勢
する事によってシャッター開閉機構全体を構成するもの
である。“コ”の字型シャッター(20)とスライダー
(10)間の結合時の平行度を確保する為結合点は最低
2点を要し、図1の場合の最低部品数でもシャッター機
構の構成に4部品を用いている。バネは通常図1に示し
た如き“V”字形状のコイルバネが用いられる。
【0008】図2に本発明により製造されたスライダー
と“コ”の字型シャッター板とを一体的に成形した全ポ
リメチルペンテン樹脂製のシャッター機構(50)を示
す。(a)は図1と比較例示したもので、図1の4部品
が一体化された単一部品のシャッター機構(50)とし
て示されている。(b)は一体型シャッター機構(5
0)の各部の機能説明用の図である。図示及び説明は省
略するが、本発明によれば図1の金属製“コ”の字型シ
ャッター板(20)をそのままポリメチルペンテン樹脂
製として置き換えることも可能であるが、部品点数の低
減は無いので、コスト低減率は小さい。又、図2に示し
た一体型シャッター機構(50)は全体の形状として従
来の4点から成る組立体のシャッター機構と全く同じ形
状の例を対比の為示したが、スライダー部の両脚片(6
2、63)構造などは、カートリッジシェル内面のスラ
イダー案内軌条(図示せず)との噛み合わせ機構に合わ
せて適宜別形状の構成も取り得るものであり、シャッタ
ー板(71、72)等もシェル側の構造によっては異な
る形状で製造しても良い。
と“コ”の字型シャッター板とを一体的に成形した全ポ
リメチルペンテン樹脂製のシャッター機構(50)を示
す。(a)は図1と比較例示したもので、図1の4部品
が一体化された単一部品のシャッター機構(50)とし
て示されている。(b)は一体型シャッター機構(5
0)の各部の機能説明用の図である。図示及び説明は省
略するが、本発明によれば図1の金属製“コ”の字型シ
ャッター板(20)をそのままポリメチルペンテン樹脂
製として置き換えることも可能であるが、部品点数の低
減は無いので、コスト低減率は小さい。又、図2に示し
た一体型シャッター機構(50)は全体の形状として従
来の4点から成る組立体のシャッター機構と全く同じ形
状の例を対比の為示したが、スライダー部の両脚片(6
2、63)構造などは、カートリッジシェル内面のスラ
イダー案内軌条(図示せず)との噛み合わせ機構に合わ
せて適宜別形状の構成も取り得るものであり、シャッタ
ー板(71、72)等もシェル側の構造によっては異な
る形状で製造しても良い。
【0009】図3(a)、及び(b)に本発明になるス
ライダー一体型プラスチックス製シャッター機構(5
0)を装備した3・5インチ光磁気ディスクカートリッ
ジの外観図を示す。(a)はカートリッジB面側から見
た図、(b)はA面側から見た図であり、外観上は従来
の“コ”の字型シャッター板の天頂部に相当する部分に
ネジなどの結合機構が不要となる為スッキリしたデザイ
ンとする事ができた。図2、及び図3に例示した本発明
に成る一体型シャッター機構(50)の天頂部の矩形の
溝は、射出成形時の成形収縮による“引け”防止の為の
“肉逃げ”であり、他部位に作り天頂部は平面とする事
も可能で、本発明の本質とは関係しない。
ライダー一体型プラスチックス製シャッター機構(5
0)を装備した3・5インチ光磁気ディスクカートリッ
ジの外観図を示す。(a)はカートリッジB面側から見
た図、(b)はA面側から見た図であり、外観上は従来
の“コ”の字型シャッター板の天頂部に相当する部分に
ネジなどの結合機構が不要となる為スッキリしたデザイ
ンとする事ができた。図2、及び図3に例示した本発明
に成る一体型シャッター機構(50)の天頂部の矩形の
溝は、射出成形時の成形収縮による“引け”防止の為の
“肉逃げ”であり、他部位に作り天頂部は平面とする事
も可能で、本発明の本質とは関係しない。
【0010】[実施例1]融点240℃の無色透明のポ
リメチルペンテン樹脂を用い、成形樹脂温度260℃〜
320℃、金型温度30℃〜50℃にて、厚さ0・30
mm〜0・50mmの平板、及び“コ”の字型シャッタ
ー板を試作した。又、特殊な多軸駆動金型を用いてスラ
イダー(10)と“コ”の字型シャッター板(20)と
を一体化した一体型シャッター機構(50)を射出成形
にて試作した。特に成形樹脂温度の高い領域で本樹脂の
流動性は良好であり、厚さ0・3mmの領域でもバリや
ソリの無い良好な成形が可能であった。剛性に関しては
同厚みの金属性シャッター板に比し劣るものの、0・4
mm以上程度でA面側シャッター板(71)部でも実用
上問題の無い剛性を有し、熱変形温度も約90℃あり、
フロッピーディスク等に実用化されているポリプロピレ
ンホモポリマー等と同等であるが、融点、ビカット軟化
点の高い点でポリプロピレンより高温特性が良好であっ
た。又、熱たわみ量が小さく、光磁気ディスクドライバ
ー装置内で想定される安全温度の70℃に対して全く問
題の無い実用性を有する事が確認された。更に、試作し
た一体型シャッター機構(50)を実際の光磁気ディス
クカートリッジに装着してスライダー部の摺動性及びシ
ャッター板(71、72)部の磨耗テストを行った結
果、規定のバネ力による良好なスライダー脚片(62、
63)部の摺動性が得られ、25、000回の開閉に伴
う機構の損傷、材料の欠落、磨耗粉の発生等は観測され
なかった。これはカートリッジ材質をポリカーボネー
ト、ABS、ハイインパクトポリスチレンなどとしても
同様であった。又、本樹脂の比重が0。83と低い事か
ら、金属シャッターに比べ遥かに軽量となり、カートリ
ッジの6面4角方向の落下テストに対しても良好な結果
を得た。
リメチルペンテン樹脂を用い、成形樹脂温度260℃〜
320℃、金型温度30℃〜50℃にて、厚さ0・30
mm〜0・50mmの平板、及び“コ”の字型シャッタ
ー板を試作した。又、特殊な多軸駆動金型を用いてスラ
イダー(10)と“コ”の字型シャッター板(20)と
を一体化した一体型シャッター機構(50)を射出成形
にて試作した。特に成形樹脂温度の高い領域で本樹脂の
流動性は良好であり、厚さ0・3mmの領域でもバリや
ソリの無い良好な成形が可能であった。剛性に関しては
同厚みの金属性シャッター板に比し劣るものの、0・4
mm以上程度でA面側シャッター板(71)部でも実用
上問題の無い剛性を有し、熱変形温度も約90℃あり、
フロッピーディスク等に実用化されているポリプロピレ
ンホモポリマー等と同等であるが、融点、ビカット軟化
点の高い点でポリプロピレンより高温特性が良好であっ
た。又、熱たわみ量が小さく、光磁気ディスクドライバ
ー装置内で想定される安全温度の70℃に対して全く問
題の無い実用性を有する事が確認された。更に、試作し
た一体型シャッター機構(50)を実際の光磁気ディス
クカートリッジに装着してスライダー部の摺動性及びシ
ャッター板(71、72)部の磨耗テストを行った結
果、規定のバネ力による良好なスライダー脚片(62、
63)部の摺動性が得られ、25、000回の開閉に伴
う機構の損傷、材料の欠落、磨耗粉の発生等は観測され
なかった。これはカートリッジ材質をポリカーボネー
ト、ABS、ハイインパクトポリスチレンなどとしても
同様であった。又、本樹脂の比重が0。83と低い事か
ら、金属シャッターに比べ遥かに軽量となり、カートリ
ッジの6面4角方向の落下テストに対しても良好な結果
を得た。
【0011】[実施例2]実施例1と同様の試作、テス
トを無機質を充填した不透明ポリメチルペンテン樹脂を
用いて行った。約10%の曲げ強度の増強、50%の曲
げ初期弾性率の上昇が見られ、又、熱変形温度が約20
℃改良され、熱的な安全度の上昇が見られた。この結
果、実施例1と同様、試作した一体型シャッター機構
(50)を装着した現行カートリッジの十分な実用性を
確認した。 [実施例3]ポリメチルペンテン樹脂の透明着色品、帯
電防止材混入品、抗菌材混入品、又、異樹脂混入又は変
成品、その他各種の機能追加の試作樹脂を用いて実施例
1と同等の試作品を各種試作した。これらのテスト結果
は、混入量と効果に関してそれぞれ各様の結果が得ら
れ、実用化可能な範囲、困難な範囲が存在し、総ての結
果をここで詳述する必要はない。結果を総括すれば、ポ
リメチルペンテン樹脂を主成分とした変成又は改質品
も、成形時の樹脂流動性又は製品の熱的、機械的物性を
含めて、ポリメチルペンテン樹脂の特性が主体的に発現
されるものであれば、本発明の主旨に含まれるものであ
る。
トを無機質を充填した不透明ポリメチルペンテン樹脂を
用いて行った。約10%の曲げ強度の増強、50%の曲
げ初期弾性率の上昇が見られ、又、熱変形温度が約20
℃改良され、熱的な安全度の上昇が見られた。この結
果、実施例1と同様、試作した一体型シャッター機構
(50)を装着した現行カートリッジの十分な実用性を
確認した。 [実施例3]ポリメチルペンテン樹脂の透明着色品、帯
電防止材混入品、抗菌材混入品、又、異樹脂混入又は変
成品、その他各種の機能追加の試作樹脂を用いて実施例
1と同等の試作品を各種試作した。これらのテスト結果
は、混入量と効果に関してそれぞれ各様の結果が得ら
れ、実用化可能な範囲、困難な範囲が存在し、総ての結
果をここで詳述する必要はない。結果を総括すれば、ポ
リメチルペンテン樹脂を主成分とした変成又は改質品
も、成形時の樹脂流動性又は製品の熱的、機械的物性を
含めて、ポリメチルペンテン樹脂の特性が主体的に発現
されるものであれば、本発明の主旨に含まれるものであ
る。
【0012】[発明の効果]本発明により、現在の光磁
気ディスクカートリッジの様に、高剛性の金属シャッタ
ー板と高摺動性のポリアセタール製スライダーを用いな
いと良好なシャッター機能が得られなかったシャッター
機構を、一種の樹脂でスライダーに要求される高摺動性
とシャッター板に要求される高剛性とを同時に満足する
全プラスチックス製の一体型シャッター機構として安価
な単一部品に統合する事が可能となり、カートリッジの
組立行程も簡易化が可能となり、以て総合的なカートリ
ッジ製造コストの大幅低減が可能となった。
気ディスクカートリッジの様に、高剛性の金属シャッタ
ー板と高摺動性のポリアセタール製スライダーを用いな
いと良好なシャッター機能が得られなかったシャッター
機構を、一種の樹脂でスライダーに要求される高摺動性
とシャッター板に要求される高剛性とを同時に満足する
全プラスチックス製の一体型シャッター機構として安価
な単一部品に統合する事が可能となり、カートリッジの
組立行程も簡易化が可能となり、以て総合的なカートリ
ッジ製造コストの大幅低減が可能となった。
【図1】 従来の3.5インチ光磁気ディスクカートリ
ッジに用いられるシャッター機構用の部品とシャッター
付勢用バネを示す外観図。
ッジに用いられるシャッター機構用の部品とシャッター
付勢用バネを示す外観図。
【図2】(イ) 本発明によるスライダー一体型のプラ
スチック製シャッター機構とその付勢用バネを示す外観
図。 (ロ) 本発明によるスライダー一体型のプラスチック
製シャッター機構の説明用外観図。
スチック製シャッター機構とその付勢用バネを示す外観
図。 (ロ) 本発明によるスライダー一体型のプラスチック
製シャッター機構の説明用外観図。
【図3】 本発明によるスライダー一体型シャッター機
構を装着した3。5インチ光磁気ディスクカートリッジ
の外観を示す立体図。 (イ)B面側から見た図。 (ロ)A面側から見た図。
構を装着した3。5インチ光磁気ディスクカートリッジ
の外観を示す立体図。 (イ)B面側から見た図。 (ロ)A面側から見た図。
10 スライダー 11 頭片 12 閉側脚片 13 開側脚片 20 “コ”の字型シャッター板 30 ネジ 40 バネ 50 一体型シャッター機構 51 スライダー部 52 シャッター板部 61 スライダー頭片 62 スライダー閉側脚片 63 スライダー開側脚片 71 A面側シャッター板 72 B面側シャッター板 80 A面側シェル 81 書込禁止キー操作部 82 基準穴 83 アラインメント穴 84 A面ラベル部 85 シャッター下部押さえ 90 B面側シェル 91 書込禁止検知部 94 B面ラベル部
Claims (4)
- 【請求項1】 ポリメチルペンテンを主体とした樹脂
を射出成形法などにより平板状に形成した、情報記録再
生用ディスクカートリッジに用いるシャッター板。 - 【請求項2】 ポリメチルペンテンを主体とした樹脂
を射出成形法などにより、略“コ”の字型の平板に形成
した、情報記録再生用ディスクカートリッジに用いる表
裏両面用シャッター板。 - 【請求項3】 ポリメチルペンテンを主体とした樹脂
を射出成形法などにより形成した事を特徴とする、情報
記録再生用ディスクカートリッジに用いるシャッター開
閉用スライダー。 - 【請求項4】 ポリメチルペンテンを主体とした樹脂
を、射出成形法などによってスライダーとシャッター板
とを一体的に形成した事を特徴とする、情報記録再生用
ディスクカートリッジに用いるシャッター機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17086197A JPH10326473A (ja) | 1997-05-26 | 1997-05-26 | ディスクカートリッジ用シャッター |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17086197A JPH10326473A (ja) | 1997-05-26 | 1997-05-26 | ディスクカートリッジ用シャッター |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10326473A true JPH10326473A (ja) | 1998-12-08 |
Family
ID=15912680
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17086197A Pending JPH10326473A (ja) | 1997-05-26 | 1997-05-26 | ディスクカートリッジ用シャッター |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10326473A (ja) |
-
1997
- 1997-05-26 JP JP17086197A patent/JPH10326473A/ja active Pending
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