JPH10328599A - 基板へのインク塗布方法及び装置 - Google Patents

基板へのインク塗布方法及び装置

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JPH10328599A
JPH10328599A JP15791597A JP15791597A JPH10328599A JP H10328599 A JPH10328599 A JP H10328599A JP 15791597 A JP15791597 A JP 15791597A JP 15791597 A JP15791597 A JP 15791597A JP H10328599 A JPH10328599 A JP H10328599A
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substrate
ink
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roller
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JP15791597A
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English (en)
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Sandai Iwasa
山大 岩佐
Hideyuki Akatsuka
英行 赤塚
Akihisa Kimura
明久 木村
Tadashi Arai
正 荒井
Hiroaki Sugano
浩明 菅野
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Asahi Chemical Research Laboratory Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Research Laboratory Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 基板を全体としては下に凸に反らせて該基板
の下面を全幅にわたってメインローラの頂点に接触さ
せ、上下方向位置の位置決めをしながら搬送し、インク
吐出装置からインクを吐出して該基板の上面に塗布し、
該基板の変形を矯正して変形した基板にも全面にわたっ
て均一の厚さでインクを塗布する。 【解決手段】 メインローラ11の搬送方向前方及び後
方に配設された複数のローラ42,43,44,45に
より、インク62を塗布すべき基板14を挟持して基板
14を全体としては下に凸に反らせて基板14自身の反
り、曲り等を矯正して該基板14の下面14bを全幅に
わたってメインローラ11の頂点11cに接触させなが
ら搬送し、該接触位置の真上に配置された吐出口63a
からインク62を吐出して基板14の上面14aに塗布
し、塗布位置における基板14とインク吐出装置13の
吐出口63aとの距離を一定に保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板へのインク塗
布方法及び装置に係り、特にインクを塗布すべき基板を
下に凸に反らせて該基板の下面を全幅にわたってメイン
ローラの頂点に接触させて上下方向位置の位置決めをし
ながら搬送し、該接触位置の真上に吐出口を配設したイ
ンク吐出装置からインクを吐出して該基板の上面に塗布
することにより、基板を下方に凸に反らせることで該基
板の変形を矯正して基板のインクを塗布する部位の上下
位置を正確に位置決めして変形した基板にも全面にわた
って均一にインクを塗布することができるようにした画
期的な基板へのインク塗布方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プリント基板の表面に絶縁用のインク等
を塗布することが従来から行われているが、従来のイン
ク塗布装置は、単に平坦な無端ベルトの上にインクを塗
布すべきプリント基板を載せて走行させ、上方に配置さ
れたインク塗布装置の吐出口からインクを吐出させて塗
布していた。プリント基板は、その表面に配線パターン
を印刷するためにメッキ処理、パターンレジストの塗
布、パターン焼付け及び不要メッキの剥離処理等の多く
の処理を経て製作されるので、該処理の間に反り、曲
り、捩じれなどが生じ、該反り、曲り、捩じれなどがあ
ると、インクの塗布時にプリント基板と吐出口との距離
が変化して表面に塗布されるインクの量が変動して均一
の厚さに塗布することができず、場所によって厚さにむ
らができてしまうという欠点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本願発明者
は、図15に示すようなインク塗布装置(比較例)を開
発しようとした。即ち、プーリ2に巻き掛けられて矢印
O方向に走行するベルト3上にインクを塗布すべきプリ
ント基板4を載せ、矢印P方向に回転するローラ5と該
ベルト3とによりプリント基板4を挟持して矢印Q方向
に搬送しながらインク吐出装置6の吐出口6aからイン
ク9を吐出させて塗布しようとするものである。しかし
上記従来例と同様に、プリント基板4は、その表面に配
線パターンを印刷するためにメッキ処理、パターンレジ
ストの塗布、パターン焼付け及び不要メッキの剥離処理
等の多くの処理を経て製作されるので、該処理の間に反
り、曲り、捩じれなどが生じ、該反り、曲り、捩じれな
どがあると、インクの塗布時にプリント基板4と吐出口
6aとの距離が変化して表面4aに塗布されるインク9
の量が変動して均一の厚さに塗布することができず、場
所によって厚さにむらができてしまうという欠点があ
り、実用化には至らなかった。
【0004】本発明は,上記した従来技術及び比較例の
欠点を除くためになされたものであって、その目的とす
るところは、インクを塗布する基板を全体としては下に
凸に反らせ、該基板の下面を全幅にわたってメインロー
ラの頂点に接触させて搬送しながら接触位置の真上に吐
出口が配置されたインク吐出装置からインクを吐出して
基板の上面に塗布することにより、基板自身の反り、曲
り等を矯正して該基板の上面と吐出口との距離を常に一
定の状態としてインクを塗布することができるようにす
ることであり、またこれによって基板の上面にインクを
均一の厚さで塗布することができるようにすることであ
る。
【0005】また他の目的は、メインローラの搬送方向
前方及び後方に配設された回転する複数のローラにより
インクを塗布すべき基板を挟持して基板を全体としては
下に凸に反らせて該基板の下面を全幅にわたってメイン
ローラの頂点に接触させながら搬送し、該接触位置の真
上に配置された吐出口からインクを吐出して基板の上面
に塗布することにより、該基板を確実に一定速度で搬送
できるようにすると共に、基板の下面をメインローラの
頂点に確実に接触させて塗布位置における基板とインク
吐出装置の吐出口との距離を一定に保持することができ
るようにすることであり、またこれによってインクを安
定して塗布することができるようにすることである。
【0006】更に他の目的は、メインローラの搬送方向
前方及び後方に夫々少なくとも2組ずつのローラを配置
すると共に、メインローラ近くに配設されたローラはメ
インローラから離間して配設されたローラよりも下方に
位置するように構成し、該2組ずつのローラによって基
板を挟持して基板を全体としては下に凸に反らせて該基
板の下面を全幅にわたってメインローラの頂点に接触さ
せながら搬送することにより、基板の搬送初期及び後期
において該基板の先端又は後端がローラから外れた状態
での搬送でも確実に基板を下に凸に反らせて搬送するこ
とができるようにすることであり、またこれによって基
板自身の持つ反り、曲り、捩じれ等を矯正してメインロ
ーラの頂点に確実に接触させた状態でインクを塗布する
ことができるようにすることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】要するに本発明方法(請
求項1)は、インクを塗布すべき基板の下面を回動する
メインローラの頂点に該基板の全幅にわたって接触させ
て搬送し、前記基板の前記接触位置の真上にインクの吐
出口を配置したインク塗布装置から前記インクを吐出し
て前記基板の上面に塗布することを特徴とするものであ
る。
【0008】また本発明装置(請求項2)は、インクを
塗布すべき基板を下に凸又は上に凸に反らせながら該基
板の下面を回動するメインローラの頂点に該基板の全幅
にわたって接触させて搬送し、前記基板の前記接触位置
の真上にインクの吐出口を配置したインク塗布装置から
前記インクを吐出して前記基板の上面に塗布することを
特徴とするものである。
【0009】また本発明装置(請求項3)は、回動する
メインローラの搬送方向前方及び後方に配設した複数の
搬送ローラによってインクを塗布すべき基板を挟持して
全体としては下に凸に反らせながら該基板の下面を前記
メインローラの頂点に該基板の全幅にわたって接触させ
て搬送し、前記基板の前記接触位置の真上にインクの吐
出口を配置したインク塗布装置から前記インクを吐出し
て前記基板の上面に塗布することを特徴とするものであ
る。
【0010】また本発明装置(請求項4)は、基板の下
面を該基板の全幅にわたって頂点に接触させて前記基板
の上下方向位置を位置決めしながら搬送するメインロー
ラと、該メインローラの搬送方向前方及び後方に配設さ
れ前記基板を反らせながら該基板の下面を全幅にわたっ
て前記メインローラの頂点に接触させながら搬送する搬
送装置と、前記基板の前記接触位置の真上に吐出口が配
設され該吐出口からインクを吐出して前記基板の上面に
塗布するインク吐出装置とを備えたことを特徴とするも
のである。
【0011】また本発明装置(請求項5)は、基板の下
面を該基板の全幅にわたって頂点に接触させて前記基板
の上下方向位置を位置決めしながら搬送するメインロー
ラと、該メインローラの搬送方向前方及び後方に配設さ
れた複数のローラによりインクを塗布すべき基板を挟持
することにより該基板を全体としては下に凸に反らせて
該基板の下面を全幅にわたって前記メインローラの頂点
に接触させながら搬送する搬送装置と、前記基板の前記
接触位置の真上に吐出口が配設され該吐出口からインク
を吐出して前記基板の上面に塗布するインク吐出装置と
を備えたことを特徴とするものである。
【0012】また本発明装置(請求項6)は、基板の下
面を該基板の全幅にわたっての頂点に接触させて前記基
板の上下方向位置を位置決めしながら搬送するメインロ
ーラと、該メインローラ近くに配設されたローラは前記
メインローラから離れて配設されたローラよりも下方に
位置して前記メインローラの搬送方向前方及び後方に夫
々少なくとも2組ずつ配設され前記複数のローラにより
前記基板を挟持して前記基板を全体としては下に凸に反
らせて該基板の下面を全幅にわたって前記メインローラ
の頂点に接触させながら搬送する搬送装置と、前記基板
の前記接触位置の真上に吐出口が配設され該吐出口から
インクを吐出して前記基板の上面に塗布するインク吐出
装置とを備えたことを特徴とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明を図面に示す実施例に
基いて説明する。図1から図6において、本発明に係る
基板へのインク塗布装置10は、メインローラ11と、
搬送装置12と、インク吐出装置13とを備えている。
【0014】メインローラ11は、基板14の下面14
bと全幅にわたってその頂点11cで接触して該基板1
4の上下方向位置を位置決めして搬送するためのもので
あって、複数のロッド19が右側板15及び左側板16
間に差し渡され、矩形に形成され基台20の、該右側板
15及び左側板16に夫々配設された軸受21に軸11
bが回動自在に嵌合して組み付けられており、該軸11
bには例えば、直径50mmのゴム製の大径部11aが
一体的に形成されている。
【0015】右側板15から突出した軸11bの一端に
は、ねじ23によって該軸11bに固定された2つのカ
ラー24が配設され、該2つのカラー24間にはベアリ
ング28が軸11bに圧入されている。また、左側板1
6から突出した軸11bの他の一端には、スプロケット
25及びベアリング26が固定され、軸11bと共に回
転するようになっている。
【0016】右側板15には、駆動装置の一例たるモー
タ29が固定され、回転軸30にはギヤ32と噛合する
ギヤ31が固定され、該ギヤ32の軸33は、右側板1
5と左側板16とを貫通して回動自在に配設され、左側
板16側の一端にはスプロケット34が固定されてい
る。
【0017】ギヤ32には、またメインローラ11の下
方において右側板15と左側板16とを貫通して回動自
在に配設された軸39に固定されたギヤ35が噛合し、
該ギヤ35の外側にはスプロケット36が固定されてい
る。
【0018】軸39の左側板16側の一端にはスプロケ
ット40が固定され、該スプロケット40とスプロケッ
ト25との間には、チェーン41が巻き掛けられてお
り、モータ29の回転をギヤ31、ギヤ32、ギヤ3
5、軸39、スプロケット40、チェーン41及びスプ
ロケット25を介してメインローラ11に伝達して回転
させるように構成されている。
【0019】搬送装置12は、基板14を搬送するため
のものであって、メインローラ11の搬送方向前方及び
後方に夫々該メインローラ11と平行に配設された、例
えば直径25mmのゴム製の複数のローラであり、夫々
のローラは基板14を挟み込むように上下に配設された
一対のローラから構成され、図示する実施例においては
メインローラ11の上流側から第1ローラ42、第2ロ
ーラ43が、また該メインローラ11の下流側に第3ロ
ーラ44、第4ローラ45が配設されている。
【0020】第2ローラ43の第2下ローラ43aは第
1ローラ42の第1下ローラ42aより寸法Δh、即ち
1,5mm下方に配設され、また第3ローラ44の第3
下ローラ44aは第4ローラ45の第4下ローラ45a
より寸法Δh=1,5mm下方に配設され、また第1ロ
ーラ42、第2ローラ43,第3ローラ44、第4ロー
ラ45の第1上ローラ42b,第2上ローラ43b ,
第3上ローラ44b,第4上ローラ45bは搬送する基
板14の厚みに合わせて隙間を調整できるように上下方
向に移動させることができるようになっている。
【0021】そして第1下ローラ42aの頂点と第2下
ローラ43aの頂点とを結んだ直線の延長線、及び第4
下ローラ45aの頂点と第3下ローラ44aの頂点とを
結んだ直線の延長線は、メインローラ11の頂点11c
より低い位置で該メインローラ11に交差するように第
1下ローラ42a,第2下ローラ43a,第3下ローラ
44a,第4下ローラ45aの位置が設定されている。
【0022】また、第2上ローラ43bの搬送方向位置
は、第2下ローラ43aよりメインローラ11から離間
した位置とされ、更にまた第3上ローラ44bの搬送方
向位置は、第3下ローラ44aよりメインローラ11に
近い位置に設定されており、基板14を第1ローラ42
と第2ローラ43とで挟持したとき、第2上ローラ43
bで基板14の上面14aを下方に押圧して基板全体と
しては下に凸に反らせ、また基板14を第3ローラ44
と第4ローラ45とで挟持したとき、第3上ローラ44
bで基板14の後端の上面14aを下方に押圧して基板
全体としては下に凸に反らせて下面14bを確実にメイ
ンローラ11の頂点11aに接触させるように構成され
ている。
【0023】図4において、第1ローラ42、第2ロー
ラ43、第3ローラ44、第4ローラ45の下ローラ軸
42c,43c,44c,45cの右側板15側の一端
には、夫々スプロケット46,49,50,51が固定
されており、無端のチェーン52がスプロケット36、
アイドラ53、スプロケット46,49,ベアリング2
8及びスプロケット50,51に巻き掛けられている。
【0024】そして、モータ29から伝達された軸39
の回転をチェーン52によって第1ローラ42、第2ロ
ーラ43、第3ローラ44、第4ローラ45の下ローラ
軸42c,43c,44c,45cに伝達して時計方向
に同期させて回転させるようになっている。
【0025】なお、チェーン52をベアリング28に巻
き掛けたのは、スプロケット49,50の巻掛け角度を
大きくして確実に動力を伝達できるようにするためであ
る。
【0026】図5において、第1ローラ42、第2ロー
ラ43、第3ローラ44、第4ローラ45の上ローラ軸
42d,43d,44d,45dの左側板16側の一端
には、夫々スプロケット54,55,56,59が固定
されており、チェーン60がスプロケット34、スプロ
ケット54,スプロケット55,ベアリング26、スプ
ロケット56,スプロケット59、アイドラ61にその
順に巻き掛けられており、軸33の回転をチェーン60
によって第1ローラ42、第2ローラ43、第3ローラ
44、第4ローラ45の上ローラ軸42d,43d,4
4d,45dに伝達して反時計方向に同期させて回転さ
せるようになっている。
【0027】インク吐出装置13は、基板14の上面1
4aに絶縁塗料等のインク62を塗布するためのもので
あって、図1から図3及び図6において、右側板15及
び左側板16に固定された摺動基台64,65に形成さ
れた、あり溝64a,65aに可動台66,69が上下
方向に摺動自在に嵌合し、該可動台66,69にはメイ
ンローラ11の頂点11cの真上に該インク62を吐出
するスリット状の吐出口63aが配設されて吐出ヘッド
63が固定されている。
【0028】摺動基台64,65と可動台66,69と
の間には、調節ねじ70,71及びダイヤルゲージ72
が配設され、ダイヤルゲージ72の目盛りを見ながら該
調節ねじ70,71を回転させ、インク吐出装置13を
上下移動させて吐出口63aと基板14との距離を高精
度に調節することができるようになっている。
【0029】インク吐出装置13の吐出ヘッド63に
は、吐出口63aに連続するインク室63bが形成され
ており、該インク室63bにはダイアル73を回転させ
ることによって圧力を調整する圧力調節装置74が接続
されており、インク室63bに供給する圧縮空気の圧力
を最適値に調節して適量のインク62を吐出口63aか
ら吐出するようになっている。
【0030】そして本発明方法(請求項1)は、インク
62を塗布すべき基板14の下面14bを回動するメイ
ンローラ11の頂点11cに該基板14の全幅にわたっ
て接触させて搬送し、基板14の接触位置の真上にイン
ク62の吐出口63aを配置したインク塗布装置13か
らインク62を吐出して基板14の上面14aに塗布す
る方法である。
【0031】また本発明方法(請求項2)は、インク6
2を塗布すべき基板14を下に凸又は上に凸に反らせな
がら該基板の下面14bを回動するメインローラ11の
頂点11cに該基板14の全幅にわたって接触させて搬
送し、基板14の接触位置の真上にインク62の吐出口
63aを配置したインク塗布装置13からインク62を
吐出して基板14の上面14aに塗布する方法である。
【0032】また、本発明方法(請求項3)は、回動す
るメインローラ11の搬送方向前方及び後方に配設した
複数の搬送ローラ42,43,44,45によってイン
ク62を塗布すべき基板14を挟持して全体としては下
に凸に反らせながら基板14の下面14bをメインロー
ラ11の頂点11cに該基板14の全幅にわたって接触
させて搬送し、基板14の接触位置の真上にインク62
の吐出口63aを配置したインク塗布装置13からイン
ク62を吐出して基板14の上面14aに塗布する方法
である。
【0033】本発明は、上記のように構成されており、
以下その作用について説明する。図7において、モータ
29を始動させてギヤ31を矢印A方向に回転させる
と、該ギヤ31と噛合するギヤ32及び軸33は矢印B
方向に回転し、更にギヤ32に噛合するギヤ35及び軸
39はスプロケット40と共に矢印C方向に回転する。
【0034】スプロケット40の回転は、チェーン4
1、スプロケット25を介してメインローラ11に伝達
されて該メインローラ11を矢印D方向に回転させる。
【0035】一方、軸39に固定されたスプロケット3
6も矢印D方向に回転するので、該スプロケット36に
巻き掛けられたチェーン52は矢印E及びF方向に走行
し、該チェーン52が巻き掛けられた第1下ローラ42
a、第2下ローラ43a、第3下ローラ44a、第4下
ローラ45aは、夫々矢印G方向に同期した速度で回転
する。
【0036】また、ギヤ32の回転は軸33を介してス
プロケット34を矢印B方向に回転させるので、該スプ
ロケット34に巻き掛けられたチェーン60は矢印H方
向に走行して動力が伝達され、第1上ローラ42b,第
2上ローラ43b,第3上ローラ44b,第4上ローラ
45bが矢印I方向に同期した速度で回転する。
【0037】即ち、モータ29を回転させることによっ
て、メインローラ11が矢印D方向に回転すると共に、
第1上ローラ42b,第2上ローラ43b,第3上ロー
ラ44b,第4上ローラ45bは矢印I方向に、第1下
ローラ42a、第2下ローラ43a、第3下ローラ44
a、第4下ローラ45aは矢印G方向に同期した速度で
回転する。
【0038】図9から図14において、回転する第1下
ローラ42a及び第1上ローラ42bの間にインク62
を塗布すべき基板14を挿入すると、該基板14は挟持
されて矢印J方向に搬送されるが、基板14の先端がメ
インローラ11の位置に達するときには、該基板14は
第1ローラ42及び第2ローラ43とで挟持され、基板
14の上面14aが第2上ローラ43bで下方に押圧さ
れ、全体としては下に凸に反らされている(ミクロ的に
はメインローラ11の頂点における接触部分付近は図示
のようにやや上に凸に反ることもあり得る)ので、基板
14自身の持っている反り、曲りなどの変形は矯正され
て下面14bは全幅にわたって確実にメインローラ11
の頂点11cに接触して上下方向位置が位置決めされ
る。
【0039】図10において、矢印J方向に搬送される
基板14は、メインローラ11の頂点11cの真上に配
設された吐出口63aからインク62が矢印K方向に吐
出されて基板14の上面14aに塗布されるが、上記し
た如く、基板14自身の持っている反り、曲りなどの変
形は、基板14の先端がメインローラ11の位置に達し
た時点から矯正されており、メインローラ11の頂点1
1cに全幅にわたって接触して上下方向位置が位置決め
されているので、全面にわたってインクを均一な厚さに
塗布することができる。
【0040】図11において、基板14が第1ローラ4
2、第2ローラ43、第3ローラ44、第4ローラ45
によって挟持されて搬送されているときも、同様に基板
14は全体としては下に凸に反らされているので、基板
14の下面14bは確実にメインローラ11の頂点11
cに全幅にわたって接触し、インク62を塗布される該
頂点11c上では位置決めされた状態で矢印J方向に搬
送されており、インク62を均一に塗布することができ
る。
【0041】図12において、基板14が更に搬送され
て該基板14の後端が第1ローラ42から外れても、基
板14の上面14aは第2上ローラ43b及び第3上ロ
ーラ44bによって押圧されて下の凸に反らされてお
り、基板14には頂点11c付近で矢印M方向の力が作
用して下面14bが全幅にわたって頂点11cに接触し
ながら矢印J方向に搬送される。
【0042】更に基板14が搬送されると、図13にお
いて、基板14は第3ローラ44及び第4ローラ45に
よって挟持された状態となるが、該基板14は第3上ロ
ーラ44bによって押圧されて全体としては下に凸に反
らされているので、該基板14の後端がメインローラ1
1を通過し終わるまで全幅にわたって頂点11cに矢印
M方向に押圧されて接触しながら矢印J方向に搬送され
る。
【0043】上記した如く、基板14は先端から後端ま
で下面14bが確実に全幅にわたってメインローラ11
の頂点11cに接触し、該頂点11cにおいて上下方向
位置が位置決めされた状態で矢印J方向に搬送されなが
ら頂点11cの真上に配設された吐出口63aからイン
ク62が吐出されて塗布されるので、基板14の全面に
わたって極めて均一な厚さにインク62を塗布すること
ができる。
【0044】
【発明の効果】本発明は、上記のようにインクを塗布す
る基板を全体としては下に凸に反らせ、該基板の下面を
全幅にわたってメインローラの頂点に接触させて搬送し
ながら接触位置の真上に吐出口が配置されたインク吐出
装置からインクを吐出して基板の上面に塗布するように
したので、基板自身の反り、曲り等を矯正して該基板の
上面と吐出口との距離を常に一定の状態としてインクを
塗布することができる効果があり、またこの結果基板の
上面にインクを均一の厚さで塗布することができるとい
う画期的な効果が得られる。
【0045】またメインローラの搬送方向前方及び後方
に配設された回転する複数のローラによりインクを塗布
すべき基板を挟持して基板を全体としては下に凸に反ら
せて該基板の下面を全幅にわたってメインローラの頂点
に接触させながら搬送し、該接触位置の真上に配置され
た吐出口からインクを吐出して基板の上面に塗布するよ
うにしたので、該基板を確実に一定速度で搬送できると
共に、基板の下面をメインローラの頂点に確実に接触さ
せて塗布位置における基板とインク吐出装置の吐出口と
の距離を一定に保持することができるという効果があ
り、またこの結果インクを安定して塗布することができ
るという効果がある。
【0046】更には、メインローラの搬送方向前方及び
後方に夫々少なくとも2組ずつのローラを配置すると共
に、メインローラ近くに配設されたローラはメインロー
ラから離間して配設されたローラよりも下方に位置する
ように構成し、該2組ずつのローラによって基板を挟持
して基板を全体としては下に凸に反らせて該基板の下面
を全幅にわたってメインローラの頂点に接触させながら
搬送するようにしたので、基板の搬送初期及び後期にお
いて該基板の先端又は後端がローラから外れた状態での
搬送でも確実に基板を全体としては下に凸に反らせて搬
送することができ、またこの結果基板自身の持つ反り、
曲り、捩じれ等を矯正してメインローラの頂点に確実に
接触させた状態でインクを塗布することができるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1から図14は本発明の実施例に係り、図1
は基板へのインク塗布装置の斜視図である。
【図2】インク塗布装置の部分破断正面図である。
【図3】図1におけるIIIーIII矢視縦断面図であ
る。
【図4】インク塗布装置の右側面図である。
【図5】インク塗布装置の左側面図である。
【図6】メインローラとインク吐出口との位置関係を示
す要部拡大斜視図である。
【図7】搬送装置の駆動機構を示す概略斜視図である。
【図8】基板に下に凸の反りを与えて表面に均一にイン
クを塗布する状態を示す斜視図である。
【図9】メインローラとその前後に配設されたローラと
の位置関係を示す縦断面図である。
【図10】基板が複数組のローラに挟持されて搬送され
ながらインクが塗布される状態を示す縦断面図である。
【図11】4組のローラに挟持されて基板に全体として
下に凸の反りが付与され、メインローラの頂点に接触し
ながら搬送される状態を示す縦断面図である。
【図12】基板の後端が第1ローラから外れて搬送され
ても、基板に全体として下に凸の反りが付与され、メイ
ンローラの頂点に接触して搬送される状態を示す縦断面
図である。
【図13】基板が搬送方向前方のローラだけによって挟
持されて搬送されても、基板に全体として下に凸の反り
が付与されて搬送される状態を示す縦断面図である。
【図14】基板の下面が全幅にわたってメインローラの
頂点に接触して搬送される状態を示す縦断面図である。
【図15】比較例に係り、反りのある基板を走行するベ
ルトとローラとで挟持して搬送しながらインクを塗布す
る状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
10 基板へのインク塗布装置 11 メインローラ 11c 頂点 12 搬送装置 13 インク吐出装置 63a 吐出口 14 基板 14a 基板の上面 14b 基板の下面 42 第1ローラ 43 第2ローラ 44 第3ローラ 45 第4ローラ 62 インク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒井 正 東京都八王子市諏訪町251番地株式会社ア サヒ化学研究所内 (72)発明者 菅野 浩明 東京都八王子市諏訪町251番地株式会社ア サヒ化学研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを塗布すべき基板の下面を回動す
    るメインローラの頂点に該基板の全幅にわたって接触さ
    せて搬送し、前記基板の前記接触位置の真上にインクの
    吐出口を配置したインク塗布装置から前記インクを吐出
    して前記基板の上面に塗布することを特徴とする基板へ
    のインク塗布方法。
  2. 【請求項2】 インクを塗布すべき基板を下に凸又は上
    に凸に反らせながら該基板の下面を回動するメインロー
    ラの頂点に該基板の全幅にわたって接触させて搬送し、
    前記基板の前記接触位置の真上にインクの吐出口を配置
    したインク塗布装置から前記インクを吐出して前記基板
    の上面に塗布することを特徴とする基板へのインク塗布
    方法。
  3. 【請求項3】 回動するメインローラの搬送方向前方及
    び後方に配設した複数の搬送ローラによってインクを塗
    布すべき基板を挟持して全体としては下に凸に反らせな
    がら該基板の下面を前記メインローラの頂点に該基板の
    全幅にわたって接触させて搬送し、前記基板の前記接触
    位置の真上にインクの吐出口を配置したインク塗布装置
    から前記インクを吐出して前記基板の上面に塗布するこ
    とを特徴とする基板へのインク塗布方法。
  4. 【請求項4】 基板の下面を該基板の全幅にわたって頂
    点に接触させて前記基板の上下方向位置を位置決めしな
    がら搬送するメインローラと、該メインローラの搬送方
    向前方及び後方に配設され前記基板を反らせながら該基
    板の下面を全幅にわたって前記メインローラの頂点に接
    触させながら搬送する搬送装置と、前記基板の前記接触
    位置の真上に吐出口が配設され該吐出口からインクを吐
    出して前記基板の上面に塗布するインク吐出装置とを備
    えたことを特徴とする基板へのインク塗布装置。
  5. 【請求項5】 基板の下面を該基板の全幅にわたって頂
    点に接触させて前記基板の上下方向位置を位置決めしな
    がら搬送するメインローラと、該メインローラの搬送方
    向前方及び後方に配設された複数のローラによりインク
    を塗布すべき基板を挟持することにより該基板を全体と
    しては下に凸に反らせて該基板の下面を全幅にわたって
    前記メインローラの頂点に接触させながら搬送する搬送
    装置と、前記基板の前記接触位置の真上に吐出口が配設
    され該吐出口からインクを吐出して前記基板の上面に塗
    布するインク吐出装置とを備えたことを特徴とする基板
    へのインク塗布装置。
  6. 【請求項6】 基板の下面を該基板の全幅にわたっての
    頂点に接触させて前記基板の上下方向位置を位置決めし
    ながら搬送するメインローラと、該メインローラ近くに
    配設されたローラは前記メインローラから離れて配設さ
    れたローラよりも下方に位置して前記メインローラの搬
    送方向前方及び後方に夫々少なくとも2組ずつ配設され
    前記複数のローラにより前記基板を挟持して前記基板を
    全体としては下に凸に反らせて該基板の下面を全幅にわ
    たって前記メインローラの頂点に接触させながら搬送す
    る搬送装置と、前記基板の前記接触位置の真上に吐出口
    が配設され該吐出口からインクを吐出して前記基板の上
    面に塗布するインク吐出装置とを備えたことを特徴とす
    る基板へのインク塗布装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107214041A (zh) * 2017-06-15 2017-09-29 南通恒康数控机械股份有限公司 一种波浪异型海绵滚胶机
CN113411964A (zh) * 2020-03-17 2021-09-17 群翊工业股份有限公司 湿式滚平设备
CN115889101A (zh) * 2022-11-28 2023-04-04 万安溢升电路板有限公司 一种电路板生产用双头单面涂布机及其涂布方法

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