JPH10335041A - 気密端子の製造方法 - Google Patents
気密端子の製造方法Info
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- JPH10335041A JPH10335041A JP9144864A JP14486497A JPH10335041A JP H10335041 A JPH10335041 A JP H10335041A JP 9144864 A JP9144864 A JP 9144864A JP 14486497 A JP14486497 A JP 14486497A JP H10335041 A JPH10335041 A JP H10335041A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 外囲金属体の内壁面のガラス封着パスを短く
することなく気密封着強度を確保し、且つリード線への
ガラス粒付着のない気密端子の製造方法を提供するこ
と。 【解決手段】 押圧手段の所定の位置に形成され、複数
のリード線を通す小孔を設けた突起の端面で、外囲金属
体の内壁面に濡れ上がるガラスの表面部分を押さえず
に、少なくともリード線のガラス封着しない外部リード
線に濡れ上がるガラスの表面部分を押さえて封着する気
密端子の製造方法であって、突起の端面の外径をa、リ
ード線径をφ、気密端子のリード線間のピッチをpおよ
び外囲金属体の内径をbとするとき、次の条件を満足す
るものである。 b > a ≧ φ + p または a ≒ φ + p
することなく気密封着強度を確保し、且つリード線への
ガラス粒付着のない気密端子の製造方法を提供するこ
と。 【解決手段】 押圧手段の所定の位置に形成され、複数
のリード線を通す小孔を設けた突起の端面で、外囲金属
体の内壁面に濡れ上がるガラスの表面部分を押さえず
に、少なくともリード線のガラス封着しない外部リード
線に濡れ上がるガラスの表面部分を押さえて封着する気
密端子の製造方法であって、突起の端面の外径をa、リ
ード線径をφ、気密端子のリード線間のピッチをpおよ
び外囲金属体の内径をbとするとき、次の条件を満足す
るものである。 b > a ≧ φ + p または a ≒ φ + p
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、気密端子の製造技
術の分野に属するものである。
術の分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】気密端子の製造方法について、従来の技
術を図2を用いて説明する。
術を図2を用いて説明する。
【0003】図2が、従来の一般的な気密端子の製造方
法を示す説明図であって、図2(a)は、3種類の耐熱
性治具を用いて気密端子を構成する3種類の部材を組立
てた状態の断面図で、1はガラス材、3は気密端子のケ
ースとなるシェル形状の外囲金属体、4はリード線、5
は基台、6は外囲金属体の支持台、7は上板治具、10
は空間である。
法を示す説明図であって、図2(a)は、3種類の耐熱
性治具を用いて気密端子を構成する3種類の部材を組立
てた状態の断面図で、1はガラス材、3は気密端子のケ
ースとなるシェル形状の外囲金属体、4はリード線、5
は基台、6は外囲金属体の支持台、7は上板治具、10
は空間である。
【0004】また、図2(b)は、ガラス材1が加熱さ
れて軟化した状態を示す断面図で、2はガラス、また同
(c)は、ガラス2の外囲金属体3への溶着した状態を
示す断面図、同(d)は、ガラス封着後治具から取り出
した気密端子の斜視図である。
れて軟化した状態を示す断面図で、2はガラス、また同
(c)は、ガラス2の外囲金属体3への溶着した状態を
示す断面図、同(d)は、ガラス封着後治具から取り出
した気密端子の斜視図である。
【0005】図2(a)の断面図において、基台5の上
に置いた外囲金属体を支持、画定する支持台6の中に外
囲金属体3、電極になる2本のリード線4、4およびガ
ラス材1を所定の形にセットし、さらにその上に上板治
具7を載せたものを、少なくともガラス材1のガラスの
溶融温度に設定した中性雰囲気炉中を通して加熱し、外
囲金属体3にリード線4、4をガラスを介して絶縁かつ
気密に封着するものであり、このようにして図2(d)
の斜視図で示す気密端子を得ている。
に置いた外囲金属体を支持、画定する支持台6の中に外
囲金属体3、電極になる2本のリード線4、4およびガ
ラス材1を所定の形にセットし、さらにその上に上板治
具7を載せたものを、少なくともガラス材1のガラスの
溶融温度に設定した中性雰囲気炉中を通して加熱し、外
囲金属体3にリード線4、4をガラスを介して絶縁かつ
気密に封着するものであり、このようにして図2(d)
の斜視図で示す気密端子を得ている。
【0006】なお、外囲金属体3とリード線4、4は、
ともにFe−Ni−Co合金が使われ、それらの表面に
はガラスとよく馴染んで気密に封着できるよう予めFe
−Ni−Co合金の酸化被膜が形成されている。
ともにFe−Ni−Co合金が使われ、それらの表面に
はガラスとよく馴染んで気密に封着できるよう予めFe
−Ni−Co合金の酸化被膜が形成されている。
【0007】また、ガラス材1は、外囲金属体3、リー
ド線4と熱膨張係数の合ったホウケイ酸ガラスが用いら
れ、組立部品として使用しやすいように予めボタン形タ
ブレットに粉末成形し仮焼結して固めたものが使われて
いる。
ド線4と熱膨張係数の合ったホウケイ酸ガラスが用いら
れ、組立部品として使用しやすいように予めボタン形タ
ブレットに粉末成形し仮焼結して固めたものが使われて
いる。
【0008】また、上記耐熱性治具は、通常一度に数百
個の気密端子が製造できるように、多数個取り構造に作
られている。
個の気密端子が製造できるように、多数個取り構造に作
られている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上のような従来の気
密端子の製造方法においては、図2(d)の斜視図に示
したように、封着後の気密端子のリード線4のガラスに
近い部分に小さなガラス粒22が付着していることが多
い。
密端子の製造方法においては、図2(d)の斜視図に示
したように、封着後の気密端子のリード線4のガラスに
近い部分に小さなガラス粒22が付着していることが多
い。
【0010】このようなガラス粒22がリード線4に付
着していると、後工程の仕上げ表面処理で施される金め
っきや予備はんだめっきなどのめっきがそこだけ付かな
かったり後で剥がれたりすることがあり、気密端子の品
質保証上から早期の解決が望まれていた。
着していると、後工程の仕上げ表面処理で施される金め
っきや予備はんだめっきなどのめっきがそこだけ付かな
かったり後で剥がれたりすることがあり、気密端子の品
質保証上から早期の解決が望まれていた。
【0011】そこで、このようなガラス粒付着の原因に
ついて調査したところ、ガラス材1が加熱炉内の温度
(約700℃)で軟化し始めると、図2(b)の断面図
に示すように、ガラス2はまずリード線4の酸化被膜を
介してリード線4に溶着し、さらに温度が上がるにつれ
ガラスの粘性が低くなっていくと図2(c)の断面図に
示すように、ガラスは溶融して流動し外囲金属体3の内
壁面へ溶着していくが、この時先にリード線4へ溶着し
たガラスが外囲金属体3の内部へ全て流動し切れずに一
部リード線4に残留し、この残留ガラスが表面張力によ
って球状化し、ガラス粒22となってリード線4に付着
したものであり、そしてこのような現象は、上板治具7
とガラス材1との間にある空間10が原因で発生するも
のと判った。
ついて調査したところ、ガラス材1が加熱炉内の温度
(約700℃)で軟化し始めると、図2(b)の断面図
に示すように、ガラス2はまずリード線4の酸化被膜を
介してリード線4に溶着し、さらに温度が上がるにつれ
ガラスの粘性が低くなっていくと図2(c)の断面図に
示すように、ガラスは溶融して流動し外囲金属体3の内
壁面へ溶着していくが、この時先にリード線4へ溶着し
たガラスが外囲金属体3の内部へ全て流動し切れずに一
部リード線4に残留し、この残留ガラスが表面張力によ
って球状化し、ガラス粒22となってリード線4に付着
したものであり、そしてこのような現象は、上板治具7
とガラス材1との間にある空間10が原因で発生するも
のと判った。
【0012】そこで、この原因を取り除く方法として、
ガラス材1が加熱炉内で軟化し始める時に、図2(b)
のようにリード線4の表面の酸化被膜を介して外部リー
ド線へガラスが濡れ上がって溶着しないように、リード
線4に近いガラスの表面を治具で押さえることを考えつ
いた。
ガラス材1が加熱炉内で軟化し始める時に、図2(b)
のようにリード線4の表面の酸化被膜を介して外部リー
ド線へガラスが濡れ上がって溶着しないように、リード
線4に近いガラスの表面を治具で押さえることを考えつ
いた。
【0013】なお、気密端子の加工方法で、気密端子の
ガラス部全面を平坦に成形することを目的としてガラス
部全面を治具で押さえる方法が、特公昭51−3787
9号公報に開示されている。
ガラス部全面を平坦に成形することを目的としてガラス
部全面を治具で押さえる方法が、特公昭51−3787
9号公報に開示されている。
【0014】すなわち、その要旨は、図3(a)及び
(b)の断面図で示したように、「溶融ガラス面に接合
する平面部を形成したカーボンよりなる押圧子(押圧手
段12)で溶融ガラス(ガラス2)の表面を押付け、溶
融ガラスを台板(外囲金属体3)の凹所内において全面
にわたり平面に形成するベースの加工方法」である。
(b)の断面図で示したように、「溶融ガラス面に接合
する平面部を形成したカーボンよりなる押圧子(押圧手
段12)で溶融ガラス(ガラス2)の表面を押付け、溶
融ガラスを台板(外囲金属体3)の凹所内において全面
にわたり平面に形成するベースの加工方法」である。
【0015】すなわち、従来は、突起11の外径の大き
さaが外囲金属体3の内径bとほぼ同じであり、リード
線4の直径φとリード線4間のピッチpを加えた大きさ
よりも極めて大きいという、つまり下記の関係を持って
いるのである。
さaが外囲金属体3の内径bとほぼ同じであり、リード
線4の直径φとリード線4間のピッチpを加えた大きさ
よりも極めて大きいという、つまり下記の関係を持って
いるのである。
【0016】b ≒ a > φ + p 従って、このように外囲金属体3の凹所内において溶融
ガラスを全面にわたり平面に成形するための押圧子、す
なわち外囲金属体3の内周面の直径とほぼ同じ直径の端
面を有する突起11を設けた押圧手段12で、ガラス部
を押圧すると、図3(c)の斜視図で示したように、ガ
ラス2部の外囲金属体3の内壁面でのガラスの気密封着
パスが短くなるので、その分だけ気密封着強度が落ち、
気密端子にとっては好ましくない。
ガラスを全面にわたり平面に成形するための押圧子、す
なわち外囲金属体3の内周面の直径とほぼ同じ直径の端
面を有する突起11を設けた押圧手段12で、ガラス部
を押圧すると、図3(c)の斜視図で示したように、ガ
ラス2部の外囲金属体3の内壁面でのガラスの気密封着
パスが短くなるので、その分だけ気密封着強度が落ち、
気密端子にとっては好ましくない。
【0017】特に昨今、電子部品の小形化で外囲金属体
も小形になり、封着パスの確保は最重要事項になってい
るので、この加工方法を適用することはできない。
も小形になり、封着パスの確保は最重要事項になってい
るので、この加工方法を適用することはできない。
【0018】本発明は、以上のような問題を解決するた
めに成されたものであって、その目的とするところは、
外囲金属体の内壁面のガラス封着パスを短くすることな
く気密封着強度を確保し、且つリード線へのガラス粒付
着のない気密端子の製造方法を提供することにある。
めに成されたものであって、その目的とするところは、
外囲金属体の内壁面のガラス封着パスを短くすることな
く気密封着強度を確保し、且つリード線へのガラス粒付
着のない気密端子の製造方法を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の気密端子の製造
方法は、押圧手段の所定の位置に形成され、複数のリー
ド線を通す小孔を設けた突起の端面で、外囲金属体の内
壁面に濡れ上がるガラスの表面部分を押さえずに、少な
くともリード線のガラス封着しない外部リード線に濡れ
上がるガラスの表面部分を押さえてガラス封着する方法
であって、前記突起の端面の外径をa、リード線径を
φ、気密端子のリード線間のピッチをpおよび外囲金属
体の内径をbとするとき、次の条件を満足するものであ
る。
方法は、押圧手段の所定の位置に形成され、複数のリー
ド線を通す小孔を設けた突起の端面で、外囲金属体の内
壁面に濡れ上がるガラスの表面部分を押さえずに、少な
くともリード線のガラス封着しない外部リード線に濡れ
上がるガラスの表面部分を押さえてガラス封着する方法
であって、前記突起の端面の外径をa、リード線径を
φ、気密端子のリード線間のピッチをpおよび外囲金属
体の内径をbとするとき、次の条件を満足するものであ
る。
【0020】b > a ≧ φ + p または a ≒ φ + p
【0021】
【発明の実施の形態】本発明による気密端子の製造方法
の実施形態について、具体的に実施例をあげて説明す
る。
の実施形態について、具体的に実施例をあげて説明す
る。
【0022】
【実施例】図1(a)〜(d)が本発明による気密端子
の製造方法の一実施例である。
の製造方法の一実施例である。
【0023】図1(a)は、カーボン製の耐熱治具3種
類を用いて、気密端子を構成する部材3種類を組立てた
状態の断面図であって、1はガラス材、3は外囲金属
体、4はリード線、5は基台、6は外囲金属体の支持
台、8は押圧手段、9は突起、14は空間である。
類を用いて、気密端子を構成する部材3種類を組立てた
状態の断面図であって、1はガラス材、3は外囲金属
体、4はリード線、5は基台、6は外囲金属体の支持
台、8は押圧手段、9は突起、14は空間である。
【0024】外囲金属体3の内径bが例えば3.8mmで
あるとき、リード線4の線径φは0.47mmに選ばれて
おり、共に通称コバールと呼ばれるFe−Ni−Co合
金で構成され、それぞれ表面にガラスとの馴染みをよく
するためのコバールの酸化皮膜が、予め高温酸化処理に
より形成されている。
あるとき、リード線4の線径φは0.47mmに選ばれて
おり、共に通称コバールと呼ばれるFe−Ni−Co合
金で構成され、それぞれ表面にガラスとの馴染みをよく
するためのコバールの酸化皮膜が、予め高温酸化処理に
より形成されている。
【0025】ガラス材1は、コバールと熱膨張係数の合
ったホウケイ酸ガラスを使用し、粉末成形焼結して組立
部品として取扱い易いようにボタン形に造られている。
そのガラス材1の直径は3.65mmである。
ったホウケイ酸ガラスを使用し、粉末成形焼結して組立
部品として取扱い易いようにボタン形に造られている。
そのガラス材1の直径は3.65mmである。
【0026】押圧手段8には、所定の位置に円筒状の突
起9が設けられてあり、突起9の高さhは0.3mm、端
面の外径aは3.2mmである。
起9が設けられてあり、突起9の高さhは0.3mm、端
面の外径aは3.2mmである。
【0027】さらに、押圧手段8には、所定の位置にリ
ード線4を2本通す、直径dが0.5mmである孔が突起
9部を通って2個開けられている。
ード線4を2本通す、直径dが0.5mmである孔が突起
9部を通って2個開けられている。
【0028】なお、治具類は、一度に約170個の気密
端子が造れるように多数個取り構造に作られている。
端子が造れるように多数個取り構造に作られている。
【0029】図1(b)は、ガラス材1の加熱による軟
化後の状態を示す断面図で、2はガラス、同(c)は、
ガラス溶融後の状態を示す断面図、同(d)は、ガラス
封着後治具から取出した気密端子の斜視図である。
化後の状態を示す断面図で、2はガラス、同(c)は、
ガラス溶融後の状態を示す断面図、同(d)は、ガラス
封着後治具から取出した気密端子の斜視図である。
【0030】図1(a)において、外囲金属体の支持台
6の中に外囲金属体3、リード線4を2本、およびガラ
ス材1を所定の形にセットし、その上に前記ガラス材1
の表面のリード線4、4用の孔付近に突起9の端面を当
接させて押圧手段8を置く。
6の中に外囲金属体3、リード線4を2本、およびガラ
ス材1を所定の形にセットし、その上に前記ガラス材1
の表面のリード線4、4用の孔付近に突起9の端面を当
接させて押圧手段8を置く。
【0031】そして、その組立体を約1000℃に設定
された窒素ガスの中性雰囲気炉中を通して加熱し、前記
突起9の端面でリード線4に近い部分のガラス表面を押
さえて外部リード線への溶融ガラスの付着を阻止し、外
囲金属体3に2本のリード線4、4をガラスを介して絶
縁かつ気密に封着する。
された窒素ガスの中性雰囲気炉中を通して加熱し、前記
突起9の端面でリード線4に近い部分のガラス表面を押
さえて外部リード線への溶融ガラスの付着を阻止し、外
囲金属体3に2本のリード線4、4をガラスを介して絶
縁かつ気密に封着する。
【0032】ここで特に重要なことは、突起9でガラス
の全面を押さえるのではなくリード線4に近い部分のガ
ラス表面を押さえていることである。
の全面を押さえるのではなくリード線4に近い部分のガ
ラス表面を押さえていることである。
【0033】このとき、円筒形状突起9の端面外径aは
3.2mm、リード線4の線径φは0.47mm、2本のリ
ード線4、4のピッチpは2.54mm、そして外囲金属
体3の内径bは3.8mmに設定されている。
3.2mm、リード線4の線径φは0.47mm、2本のリ
ード線4、4のピッチpは2.54mm、そして外囲金属
体3の内径bは3.8mmに設定されている。
【0034】すなわち、下記の関係が成り立つように設
定されている。 b(3.8)>a(3.2)>φ(0.47)+p
(2.54) このため、ガラスが軟化し始めても、図1(b)に示す
ように、押圧手段8の突起9でリード線4、4の周りの
ガラス表面を押さえているので、リード線4、4の外部
にガラスが溶着されず、さらに、ガラス溶融時には、図
1(c)に示すように、突起9の端面でガラスが外囲金
属体3の内部へ押さえ込まれると、溶融ガラスは押さえ
のない幅eの空間14部のある方へ動き易いので、外囲
金属体の凹所内部に移動して、外囲金属体の内壁面の酸
化被膜に濡れ上がって封着され、ガラス封着パスが確保
されるとともに、リード線4、4の外部にはガラスが濡
れ上がらず、ガラス粒付着は発生しなくなるのである。
定されている。 b(3.8)>a(3.2)>φ(0.47)+p
(2.54) このため、ガラスが軟化し始めても、図1(b)に示す
ように、押圧手段8の突起9でリード線4、4の周りの
ガラス表面を押さえているので、リード線4、4の外部
にガラスが溶着されず、さらに、ガラス溶融時には、図
1(c)に示すように、突起9の端面でガラスが外囲金
属体3の内部へ押さえ込まれると、溶融ガラスは押さえ
のない幅eの空間14部のある方へ動き易いので、外囲
金属体の凹所内部に移動して、外囲金属体の内壁面の酸
化被膜に濡れ上がって封着され、ガラス封着パスが確保
されるとともに、リード線4、4の外部にはガラスが濡
れ上がらず、ガラス粒付着は発生しなくなるのである。
【0035】また、多数個取りの場合、各ガラス材の重
量にばらつきがあっても、押さえのない空間14部のあ
ることで調整され、ガラス材の重量の差に左右されない
で気密端子の製造ができるという効果もある。
量にばらつきがあっても、押さえのない空間14部のあ
ることで調整され、ガラス材の重量の差に左右されない
で気密端子の製造ができるという効果もある。
【0036】なお、円筒形状突起9のリード線貫通用孔
の直径dについて、本実施例ではリード線径φの0.4
7mmに対して0.5mmとしたが、リード線との隙間への
ガラスの這い上がりを阻止するために、組立時のリード
線の挿入のし易さの範囲でできる限りリード線径φに近
い寸法に設定することが望ましい。
の直径dについて、本実施例ではリード線径φの0.4
7mmに対して0.5mmとしたが、リード線との隙間への
ガラスの這い上がりを阻止するために、組立時のリード
線の挿入のし易さの範囲でできる限りリード線径φに近
い寸法に設定することが望ましい。
【0037】また、円筒形状突起9の端面外径aについ
て、本実施例では外囲金属体3の内径bの3.8mmに対
し3.2mmとしたが、外囲金属体3の内壁面に濡れて気
密を保つに必要なガラス封着パスを短くしないためにガ
ラス這い上がりを阻止しないよう、空間14の幅eすな
わち「(b−a)/2」をできるだけ大きくとるため、
外径aをリード線径φとリード線ピッチpの和「φ+
p」に許せるだけ近く、かつ外囲金属体3の内径bから
許せるだけ離れた寸法値、つまり下記の関係に設定する
のが望ましい。
て、本実施例では外囲金属体3の内径bの3.8mmに対
し3.2mmとしたが、外囲金属体3の内壁面に濡れて気
密を保つに必要なガラス封着パスを短くしないためにガ
ラス這い上がりを阻止しないよう、空間14の幅eすな
わち「(b−a)/2」をできるだけ大きくとるため、
外径aをリード線径φとリード線ピッチpの和「φ+
p」に許せるだけ近く、かつ外囲金属体3の内径bから
許せるだけ離れた寸法値、つまり下記の関係に設定する
のが望ましい。
【0038】a ≒ φ + p また、aが「φ+p」と同等、または「φ+p」よりや
や小さい場合、すなわち、a = φ + p ま
たは a < φ + pの場合、突起の壁面からリ
ード線の孔が見える状態になるが、このような場合で
も、突起の端面の一部が外部リード線に這い上がろうと
するガラスの一部が押さえられていれば、ガラスには粘
性があるので押さえられていない部分のガラスもつられ
て這い上がりを抑制されて、外部リード線へのガラス粒
付着を防止できる。
や小さい場合、すなわち、a = φ + p ま
たは a < φ + pの場合、突起の壁面からリ
ード線の孔が見える状態になるが、このような場合で
も、突起の端面の一部が外部リード線に這い上がろうと
するガラスの一部が押さえられていれば、ガラスには粘
性があるので押さえられていない部分のガラスもつられ
て這い上がりを抑制されて、外部リード線へのガラス粒
付着を防止できる。
【0039】従って本案は、必ずしも「a>φ+p」に
限るものではない。
限るものではない。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による気密
端子の製造方法は、加熱中に押圧手段に設けた突起の端
面でリード線に近い部分のガラス表面を押さえ、外部リ
ード線への溶融ガラスの付着を阻止して、外囲金属体に
リード線をガラスを介して絶縁かつ気密に封着するか
ら、封着後外囲金属体の内壁面でのガラス封着パスを小
さくすることなしに所定のガラス封着強度を確保しつ
つ、リード線へのガラス粒付着を大幅に低減できて品質
の優れた気密端子を提供できるとともに、ガラス重量の
ばらつきに左右されずに多数個取りで気密端子の製造が
できるという効果もある。
端子の製造方法は、加熱中に押圧手段に設けた突起の端
面でリード線に近い部分のガラス表面を押さえ、外部リ
ード線への溶融ガラスの付着を阻止して、外囲金属体に
リード線をガラスを介して絶縁かつ気密に封着するか
ら、封着後外囲金属体の内壁面でのガラス封着パスを小
さくすることなしに所定のガラス封着強度を確保しつ
つ、リード線へのガラス粒付着を大幅に低減できて品質
の優れた気密端子を提供できるとともに、ガラス重量の
ばらつきに左右されずに多数個取りで気密端子の製造が
できるという効果もある。
【図1】本発明の一実施例による気密端子の製造方法を
示す説明図 (a)耐熱性治具の中に気密端子の部材を組み込んだ状
態の断面図 (b)ガラス材の加熱による軟化後の状態を示す断面図 (c)ガラス溶融後の状態を示す断面図 (d)ガラス封着後治具から取出した気密端子の斜視図
示す説明図 (a)耐熱性治具の中に気密端子の部材を組み込んだ状
態の断面図 (b)ガラス材の加熱による軟化後の状態を示す断面図 (c)ガラス溶融後の状態を示す断面図 (d)ガラス封着後治具から取出した気密端子の斜視図
【図2】従来の一般的な気密端子の製造方法を示す説明
図(a)耐熱性治具の中に気密端子の部材を組み込んだ
状態の断面図 (b)ガラス材の加熱による軟化後の状態を示す断面図 (c)溶着後のガラスの状態を示す断面図 (d)ガラス封着後治具から取り出した気密端子の斜視
図
図(a)耐熱性治具の中に気密端子の部材を組み込んだ
状態の断面図 (b)ガラス材の加熱による軟化後の状態を示す断面図 (c)溶着後のガラスの状態を示す断面図 (d)ガラス封着後治具から取り出した気密端子の斜視
図
【図3】従来のガラス部全面押圧型の気密端子の製造方
法を示す説明図 (a)耐熱性治具の中に気密端子の部材を組み込んだ状
態の断面図 (b)ガラス封着直後の状態を示す断面図 (c)ガラス封着後治具から取出した気密端子の斜視図
法を示す説明図 (a)耐熱性治具の中に気密端子の部材を組み込んだ状
態の断面図 (b)ガラス封着直後の状態を示す断面図 (c)ガラス封着後治具から取出した気密端子の斜視図
1 ガラス材 2 ガラス 3 外囲金属体 4 リード線 5 基台 6 外囲金属体の支持台 8 押圧手段 9 突起 14 空間 21 ガラス這い上がり部 22 ガラス粒
Claims (3)
- 【請求項1】気密端子の外囲金属体を支持、画定する支
持台を配置し、前記支持台に、前記外囲金属体、および
少なくとも2本のリード線とガラス材を所定の形にセッ
トし、前記ガラス材を押圧する押圧手段からなる組立体
を、加熱炉中に通じて前記ガラス材を溶融し、前記外囲
金属体に前記リード線を前記ガラスを介して絶縁かつ気
密に封着してなる気密端子の製造方法において、前記押
圧手段の所定の位置に形成され、複数のリード線を通す
小孔を設けた突起の端面で、少なくとも前記外囲金属体
の内壁面に濡れ上がるガラスの表面部分を押さえずに、
前記リード線のガラス封着しない外部リード線部に濡れ
上がるガラスの表面部分を押さえて封着することを特徴
とする気密端子の製造方法。 - 【請求項2】突起の外径をa、リード線径をφ、リード
線間のピッチをpおよび外囲金属体の内径をbとすると
き、次の条件を満足することを特徴とする請求項1記載
の気密端子の製造方法。 b > a ≧ φ + p - 【請求項3】突起の外径をa、リード線径をφおよびリ
ード線間のピッチをpとするとき、次の条件を満足する
ことを特徴とする請求項1記載の気密端子の製造方法。 a ≒ φ + p
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9144864A JPH10335041A (ja) | 1997-06-03 | 1997-06-03 | 気密端子の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9144864A JPH10335041A (ja) | 1997-06-03 | 1997-06-03 | 気密端子の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10335041A true JPH10335041A (ja) | 1998-12-18 |
Family
ID=15372178
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9144864A Pending JPH10335041A (ja) | 1997-06-03 | 1997-06-03 | 気密端子の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10335041A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005353291A (ja) * | 2004-06-08 | 2005-12-22 | Fuji Denka:Kk | 気密端子及びその製造方法 |
-
1997
- 1997-06-03 JP JP9144864A patent/JPH10335041A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005353291A (ja) * | 2004-06-08 | 2005-12-22 | Fuji Denka:Kk | 気密端子及びその製造方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040325 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050208 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050607 |