JPH10337964A - 両面記録用受像紙製造装置及びその製造方法並びに両面記録用受像紙 - Google Patents
両面記録用受像紙製造装置及びその製造方法並びに両面記録用受像紙Info
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Abstract
用に供せられる両面記録用の受像紙を得る。 【解決手段】 両面記録用受像紙製造装置は、第一、第
二の塗布手段20、21と、第一、第二の定着手段2
2、23とを備える。第一の塗布手段20は、基材紙7
の一面に上記粉体塗料組成体を塗布し、第二の塗布手段
21は、基材紙7の他面に上記粉体塗料組成体を塗布す
る。第一の定着手段22は、第一の塗布手段20によっ
て塗布された粉体塗料組成体を定着させ、第二の定着手
段23は、第二の塗布手段21によって塗布された粉体
塗料組成体を定着させる。更に、上記第一の定着手段2
2は、上記粉体塗料組成体に含まれる上記オフセット防
止剤の融点よりも高い温度で加熱し、上記第二の定着手
段23は、上記樹脂の融点よりも高くオフセット防止剤
の融点よりも低い温度で加熱する。
Description
製造装置及びその製造方法並びに両面記録用受像紙は、
熱転写により画像を形成する画像形成方法において用い
られる熱転写用の両面記録用受像紙を製造するための装
置及び方法、並びに両面記録用受像紙に関し、特に、白
抜けと称される受像の不確実さを防止した両面記録用受
像紙とその製造方法及び製造装置を提供すべく考えたも
のである。
ィスコンピュータの晋及に伴い、これらコンピュータ上
で作成した画像を、フルカラーで印刷可能な印刷機(プ
リンタ)が普及している。上述した各種コンピュータで
作成したカラ一画像を印刷(プリントアウト)する場
合、熱転写型のプリンタが用いられることが多い。以下
に、この熱転写方式に就いて、簡単に説明する。
ッドの熱で溶かして専用の紙(受像紙)に転写するもの
で、溶融型熱転写方式と昇華型熱転写方式とに大別され
る。上記溶融型熱転写方式は、インクシートを加熱し、
溶融したインクを用紙に転写するものである。この方式
の場合、印字へッド上の各ドットに与えた熱の影響によ
り高解像度化が困難であったが、近時、発熱するへッド
を単結晶シリコンとする等の微細化技術により、熱安定
性を向上させ、へッドの温度制御を容易に行えるように
して、高解像度化を図れるようにしたものが知られるよ
うになっている。
料を主成分とするインクシートに熱を与え、気化した染
料を専用紙(受像紙)上の受像層を構成するポリエステ
ル系の樹脂と反応させて転写する。この方式の場合、加
熱量を調整することによりドット単位で階調を表現自在
である。尚、上記昇華型熱転写方式がドット単位で階調
を表現できるのに対し、前記溶融型熱転写方式によって
印字するドットは、サイズや濃度が一定である。
ンテレフタレートのフィルム(コーティング)等の支持
体上に染料の層を形成している。一方、昇華型熱転写方
式によって印字される用紙(受像紙)は、次のように構
成されている。すなわち、晋通紙や合成紙等、或は合成
樹脂シート等の基材紙上に、上記インクシートの染料が
拡散或は移行自在な樹脂層から成る受像層と、上記受像
層とインクシートとの溶看を防止し、離型性を持たせる
ための離型層と、を形成することにより構成される。上
記受像層としては、飽和ポリエステル樹脂を含む種々の
樹脂とともに変性シリコンオイルを有機溶剤に溶解させ
て成る塗料組成体を、上記合成紙等の基材紙上に塗布
し、乾燥させることにより形成している。尚、上記離型
層は、上記受像層を高温(100度以上)の温度で加熱
処理することによりシリコンオイルをこの受像層の表面
にブリードさせ、硬化させることによって形成してい
る。
従来は液体のものを基材紙に塗布していたが、例えば、
上記塗料として粉体を採用する構成も考えられ、又、実
際に使用されている。更に、この粉体を白色のものとす
ることにより、上記受像紙を通常の普通紙と同様、白色
のものとする技術も知られている。尚、このように粉体
塗料を採用して製造された受像紙は、昇華型熱転写方式
のものであっても溶融型熱転写方式のものであっても、
いずれにも使用できる。
するための装置の概要を図2に示す。この装置は、基材
紙供給部lと、現像部2と、転写部3と、定着部4と、
排出部5と、を備えている。上記基材紙供給部lは、1
対のローラと搬送手段とを備えている。受像層を未だ形
成されていない基材紙は、上記l対のローラを経て搬送
手段により転写部3に搬送される。搬送手段としては、
例えばローラやべル卜等、従来知られたものを採用でき
る。
と、現像スリーブと、ブレードと、ドット潜像形成器
と、を備えている。これら構成各部材のうち、上記塗料
貯蔵部8は、粉体塗料9(図3参照)を貯蔵する。すな
わち、この例の構造の場合、上述したように塗料として
粉体を使用する。このように、粉体塗料9を使用する利
点としては、製造工程の簡易化と低コスト化を挙げられ
る。何となれば、溶液塗料を基材紙に塗布する製造方法
の場合、塗布工程、乾燥工程、離型層形成工程等、多数
の工程を要する。これに対して、粉体塗料9を使用する
製造方法の場合、製造工程の簡略化を図れ、その結果製
造コストの低廉化を図れるためである。又、図示の例の
場合、完成した受像紙を普通紙と同様、白色とするため
に上記粉体塗料9を白色粉体塗料としている。上記現像
スリーブは上記白色粉体塗料が供給される。上記ブレー
ドは、現像スリーブへの白色粉体塗料の付着厚を制御す
る。上記トット潜像形成器は、現像スリーブから白色粉
体を移行させるもので、一例として図3に示すように、
感光体から成る帯電ドラム6を備え、この帯電ドラム6
の表面にレーザービームを照射して散点状の潜像を描画
する。
−224970号公報に記載されているように、熱可塑
性樹脂と白色顔料(白色着色材)と種々のワックス類
(オフセット防止剤)とを含んで構成される。上記オフ
セット防止剤は、上記樹脂と後述する定着手段(定看
部)を構成するローラとの離型性を向上させるために設
ける。すなわち、溶融したオフセット防止剤が上記ロー
ラと上記樹脂との界面に行き亙ることにより離型性が向
上し、基材紙に付着すべき樹脂が、上記ローラに付着し
てしまうことを防止する。このような白色粉体の組成等
に就いては、上記公報に記載されているため、詳細な説
明は省略する。
面に付着した白色粉体塗料は、この帯電ドラム6の回転
に伴って図3に示すような転写部3に移動する。この転
写部3においては、基材紙7の裏面(白色粉体塗料の付
着面とは反対面で、図3下面)に、白色粉体塗料とは逆
極性の電荷が与えられ、上記白色粉体塗料が静電力によ
って基材紙7上に散点状に転写される。尚、上記現像部
2において、基材紙7に転写した後にも帯電ドラム6上
に残存する白色粉体塗料9が除去される。この除去工程
は、例えば、公知のクリーナ部によって行われる。上記
基材紙供給部1と現像部2と転写部3とが塗布手段を構
成する。
れた基材紙7は、搬送手段によって定着部4に搬送され
る。この定着部は、図4、5に示すように、l対のロー
ラ10、11から成る定着ローラ12から構成されてい
る。この1対のローラ10、11は、上記基材紙7を加
圧並びに加熱自在てある。上記基材紙7がこのl対のロ
ーラ10、11を通過することにより、基材紙7上に転
写された白色粉体塗料9が加圧並びに加熱されて溶融
し、受像層13が形成される。このようにして受像層1
3が形成された基材紙7は、上記排出部5により排出さ
れる。尚、この定着部4において、上記加熱により白色
粉体に含まれるオフセット防止剤も溶融する。このオフ
セット防止剤の溶融により、オフセット防止剤が上記ロ
ーラと上記樹脂との界面に行き亙り、離型性が向上す
る。この結果、基材紙に付着すべき樹脂が、上記ローラ
に付着してしまうことが防止される。従って、上記加熱
する際の温度はオフセット防止剤を含む白色粉体塗料9
が溶融可能な温度に制御される。
4、5に示すものの他、種々の構成が知られているが、
現在、主流となっているのは、図示のような、熱と圧力
とを利用した、いわゆるヒートロール定着方式のもので
ある。これは、熱効率の良さ、安全性の高さ、安定した
定着性を得られること、等のためである。このヒートロ
ール定着方式の構造に就いて、更に説明すると、図5に
示すように、上側のローラ10の内部にヒータ14を設
け、上記基材紙7をこのヒータ14により加熱自在とし
ている。上記ヒータ14としては、例えばハロゲンラン
プを利用したものを採用できる。下側のローラ11は、
図示しない弾性材等により、上記上側のローラ10に向
けて付勢され、上記基材紙7を加圧する。これら加熱及
び加圧により、上記白色粉体塗料9が基材紙7に定着す
る。尚、図5で、符号15は定着温度を制御するための
サーミスタ、符号16はサーモスイッチ、符号17は基
材紙7の巻き付きを防止するための分離爪である。
うな装置を用いて製造される。そして、最終工程で所定
の大きさに裁断され、更に所定枚数ごとに包装され、市
場に送り出される。このような両面記録用受像紙は、熱
転写型のプリンタ等に装着され、コンビュータ等で作成
された画像等をカラ一印刷される。
フセット防止剤の悪影響を排除し得る受像紙製造装置及
びその製造方法並びに受像紙を考えた。この先発明は、
上記加熱手段の加熱温度を、上記樹脂の融点よりも高
く、且つ、上記オフセット防止剤の融点よりも低くした
ことを特徴としている。このような構成としたのは、次
の理由による。すなわち、オフセッ卜防止剤は、粉体塗
布面側のローラと、加熱して溶融された塗料と、の剥離
性を向上させるために使用される。言い換えれば、オフ
セット防止剤が溶融して上記ローラと白色粉体塗料組成
体との接点周辺に行き亙ることにより、剥離性が向上す
る。このオフセット防止剤は、上記加熱手段による加熱
により溶融して基材紙7全面に拡散し、この状態で加熱
終了後(ローラ通過後)に冷却されるため、上記基材紙
7の全面にまんべんなく行き亙っている。ところが、こ
のようにまんべんなく行き亙ったオフセット防止剤は、
実際に熱転写型のプリンタによって当該受像紙に画像等
を転写する際に、インクののりを悪化させてしまう。こ
のことは、溶融型熱転写方式のものであれ、昇華型熱転
写方式のものであれ、いずれであっても言えることであ
る。すなわち、溶融型熱転写方式の場合、インクと受像
層と接合力が、上記まんべんなく行き亙ったオフセット
防止剤によって弱められてしまう。又、昇華型熱転写方
式の場合、受像層へのインクの拡散性が、上記まんべん
なく行き亙ったオフセット防止剤によって悪化してしま
う。そこで、上記定着時に、白色粉体塗料組成体の主成
分である上記樹脂は溶融し、上記オフセット防止剤は溶
融しないように、上記加熱温度を上述の範囲に設定す
る。
を、上記樹脂の融点よりも高く、且つ、上記オフセット
防止剤の融点よりも低くすることにより、上記樹脂は溶
融して基材紙7全面に拡散する一方で、上記オフセット
防止剤は、さほど溶融せず、上記受像層内に粉体として
混入した状態であるため、このオフセット防止剤の悪影
響を排除できる。
うに製造される受像紙は、その片面(表裏両面のうちの
一の面)にのみ受像層を形成する、片面記録用の受像紙
である。一般には、このような片面記録用の受像紙があ
れば、実用上の不便を感じることはないが、受像紙の有
効利用やランニングコストの低減等を図るべく、その両
面に記録可能な受像紙の開発が望まれている。このよう
な両面記録用の受像紙は、原理的には上述した装置を用
いて製造することが可能と思われる。すなわち、受像紙
をなす基材紙の一面(表面)に上述のようにして受像層
を形成し、次いで、その他面(裏面)に同様にして受像
層を形成することが考えられる。更には、上述した先発
明の技術を用いれば、確実な受像を行える両面記録用の
受像紙を得られると考えられる。
て基材紙の一面及び他面にそれぞれ受像層を形成する場
合、先に定着作業を施された基材紙の一面側の受像層を
構成するオフセット防止剤が、他面側の定着作業時に再
び溶融してしまい、このオフセット防止剤が上記一面側
にまんべんなく行き亙ってしまう。すなわち、基材紙の
両面に受像層を形成する場合、上記先発明構造を利用し
てオフセット防止剤の拡散を画像の転写の妨げとならな
いように配慮して形成したとしても、先に定着作業を施
された面側では上記オフセット防止剤がまんべんなく行
き亙ってしまい、前述した不都合を防止できない。勿
論、先発明構造を利用しない従来構造を利用して、基材
紙の両面にそれぞれ定着作業を行う場合、いずれの定着
作業においてもオフセット防止剤の融点よりも高い温度
で加熱するため、基材紙の表裏いずれの面でもオフセッ
ト防止剤がまんべんなく行き亙る。このようにオフセッ
ト防止剤がまんべんなく行き亙ることによる不都合は、
先に述べたとおりであり、当該受像紙のいずれの面にお
いても受像が不確実になってしまう。
行う定着作業時においては、先に行う定着作業により、
基材紙の一面側のオフセット防止剤は、当該面にまんべ
んなく行き亙ってはいない状態である。この結果、後に
行われる基材紙の他面側の定着作業時に、ローラとこの
一面側の受像層との離型性が悪く、この2度目の定着作
業時に、上記一面側の受像層が破壊されてしまう。この
ように、先に定着させた受像層が破壊されると、実際に
プリンタによって画像を記録する際に、当該面には品質
良く受像できず、意味をなさない。
を解消すべく、1度に基材紙両面の定着作業を行うこと
も考えられる。しかしながら、白抜けを防止した高品質
の受像を可能にするためには、定着ローラを構成する1
対のローラのうち粉体塗料塗布面側のローラをいわゆる
ハードローラとする必要があるため、基材紙の両面を一
度に定着する構造を採用する場合、上記1対のローラの
いずれをもハードローラとしなければならない。このよ
うに構成することは、後述するように、結果的に白抜け
が増加し、受像の高品位化を果たすことができない。言
い換えれば、同時定着という方法は、採用できない。
及びその製造方法並びに両面記録用受像紙は、上述のよ
うな事情に鑑みて創案されたもので、受像時におけるオ
フセット防止剤の悪影響を排除し得る両面記録用受像紙
製造装置及びその製造方法を提供し、且つ、オフセット
防止剤の悪影響を排除した受像を行える両面記録用受像
紙を提供することを目的とする。
用受像紙製造装置及びその製造方法並びに両面記録用受
像紙のうち、両面記録用受像紙製造装置に関する発明
は、請求項1に記載したように、基材紙の両面に、受像
層を構成する、少なくとも樹脂とこの樹脂の融点よりも
高い融点を有するオフセット防止剤とを含んで構成され
る粉体塗料組成体を塗布し、更に定着する、両面記録用
受像紙製造装置に関する。このような請求項1に記載し
た両面記録用受像紙製造装置においては、上記基材紙の
一面に上記粉体塗料組成体を塗布する第一の塗布手段
と、この第一の塗布手段によって塗布された粉体塗料組
成体を加圧及び加熱することにより定着させる、第一の
定着手段と、上記基材紙の他面に上記粉体塗料組成体を
塗布する第二の塗布手段と、この第二の塗布手段によっ
て塗布された粉体塗料組成体を加圧及び加熱することに
より定着させる、第二の定着手段と、を備えている。そ
して、上記第一の定着手段は、上記粉体塗料組成体に含
まれる上記オフセット防止剤の融点よりも高い温度で加
熱し、上記第二の定着手段は、上記樹脂の融点よりも高
くオフセット防止剤の融点よりも低い温度で加熱するこ
とを特徴としている。
は、上述のように構成されるため、基材紙の表裏いずれ
の面にも受像層が確実に形成され、十分に実用的な両面
記録用受像紙を得ることができる。尚、先に定着作業を
施される基材紙の一面側の受像層においては、オフセッ
ト防止剤がまんべんなく行き亙った状態であるため、他
面側の受像層の品位には若干劣るものの、実用上は問題
ない品質を確保できる。このような、現在知られている
片面記録用の受像紙と同程度以上の品質を確保した、両
面記録用の受像紙は、十分に実用に供せられるものであ
り、今まで知られていなかった両面記録式の受像紙を提
供できる。
装置及びその製造方法並びに両面記録用受像紙のうち、
両面記録用受像紙製造方法に関する発明は、請求項9に
記載したように、基材紙の両面に、受像層を構成する、
少なくとも樹脂とこの樹脂の融点よりも高い融点を有す
るオフセット防止剤とを含んで構成される粉体塗料組成
物を塗布し、更に定着する、両面記録用受像紙製造方法
に関する。このような請求項9に記載した両面記録用受
像紙製造方法においては、上記基材紙の一面に上記粉体
塗料組成体を塗布する第一工程と、この第一工程によっ
て塗布された粉体塗料組成体を加圧及び加熱することに
より定着させる第二工程と、上記基材紙の他面に上記粉
体塗料組成体を塗布する第三工程と、この第三工程によ
って塗布された粉体塗料組成体を加圧及び加熱すること
により定着させる第四工程と、を備えている。そして、
上記第二工程は、上記粉体塗料組成体に含まれる上記オ
フセット防止剤の融点よりも高い温度で加熱し、上記第
四工程は、上記樹脂の融点よりも高くオフセット防止剤
の融点よりも低い温度で加熱することを特徴としてい
る。
は、上述のように構成されるため、基材紙の一側、他
側、いずれの面にも受像層が確実に形成され、十分に実
用的な両面記録用受像紙を得ることができる。
造装置及びその製造方法並びに両面記録用受像紙のう
ち、両面記録用受像紙に関する発明は、請求項17に記
載したように、基材紙の両面に、その主成分である樹脂
とこの樹脂の融点よりも高い融点を有するオフセット防
止剤とを含んで構成された粉体塗料組成体を塗布され、
更に、該粉体塗料組成体を基材紙のそれぞれ両面に定着
されて成る、両面記録用受像紙に関する。このような請
求項17に記載した両面記録用受像紙においては、l対の
ローラから構成されるとともにいずれかーのローラの内
部に加熱手段が設けられ、且つ、前記加熱手段の加熱温
度を、上記樹脂の融点よりも高く、且つ、上記オフセッ
ト防止剤の融点よりも低くした定着工程を施されて成る
ことを特徴としている。
のように構成されるため、基材紙の一側、他側、いずれ
の面にも受像層が確実に形成されおり、十分に実用的な
両面記録用受像紙として使用できる。
ついて、図1を参照しつつ説明する。図1は、この発明
に係る両面記録用受像紙製造装置の要部を示している。
尚、この発明は、それぞれ2か所の位置に設けた第一、
第二の塗布手段20、21及び第一、第二の定着手段2
2、23のうちの特に第一、第二の定着手段22、23
の構造に特徴を有しており、その他の構成に就いては、
前述した従来の構造と同様である。従って、前述した従
来構造と重複する部分に就いての説明は省略若しくは簡
略化し、以下、この発明の特徴部分を中心に説明する。
は、基材紙7の両面に、受像層を構成する、少なくとも
樹脂とこの樹脂の融点よりも高い融点を有するオフセッ
ト防止剤とを含んで構成される粉体塗料組成体を塗布
し、更に定着する、両面記録用受像紙製造装置に関す
る。このような本形態例に係る両面記録用受像紙製造装
置においては、上記基材紙7の一面に上記粉体塗料組成
体を塗布する第一の塗布手段20と、この第一の塗布手
段20によって塗布された粉体塗料組成体を加圧及び加
熱することにより定着させる、第一の定着手段22と、
上記基材紙7の他面に上記粉体塗料組成体を塗布する第
二の塗布手段21と、この第二の塗布手段21によって
塗布された粉体塗料組成体を加圧及び加熱することによ
り定着させる、第二の定着手段23と、を備えている。
上記第一、第二の各塗布手段20、21は、前述した従
来構造と同様に、或いはその他の周知の従来構造と同様
に構成できる。尚、上記粉体塗料組成体は白色顔料を含
んでいる。又、上記基材紙7の一面とは、第一の塗布手
段20によって粉体塗料組成体が塗布される面を指し、
基材紙7の他面とは、第二の塗布手段21によって粉体
塗料組成体が塗布される面を指す。
を挟み込むことにより加圧する1対のローラ24、25
から成る第一の定着ローラ26と、上記1対のローラ2
4、25のうちの上記基材紙7の他面側に設けられるロ
ーラ25の内部に設けられた第一の加熱手段(ヒータ)
と、を備えている。又、上記第二の定着手段23は、前
記基材紙7を挟み込むことにより加圧する1対のローラ
27、28から成る第二の定着ローラ29と、上記1対
のローラ27、28のうちの上記基材紙7の一面側に設
けられるローラ28の内部に設けられた第二の加熱手段
(ヒータ)と、を備えている。
1対のローラ24、25のうちの基材紙7の一面側に設
けられたローラ24と、前記第二の定着ローラ29を構
成する1対のローラ27、28のうちの基材紙7の他面
側に設けられたローラ27とは、それぞれハードローラ
としている。このようにハードローラを構成するための
部材としては、パーフルオロアルコキシ樹脂(PFA)或
いはポリテトラフルオロエチレン樹脂(PTFE)等のフッ
素系樹脂を好ましく採用できる。具体的には、アルミニ
ウム合金製の管材にPFA或はPTFEを被覆したもの
を採用できる。形状としては、円柱状或いは円筒状のス
トレート形状、クランク形状、逆クランク形状を採用で
きる。上記PFA或いはPTFEの厚みは、0.2〜
1.0mm(好ましくは、0.2〜0.5mm)とする。
又、上記第一の定着ローラ26を構成する1対のローラ
24、25のうちの基材紙7の他面側に設けられたロー
ラ25と、上記第二の定着ローラ29を構成する1対の
ローラ27、28のうちの基材紙7の一面側に設けられ
たローラ28とは、それぞれソフトローラとしている。
このソフトローラは、内部にシリコンゴムが充填されて
おり、その表面にパーフルオロアルコキシ樹脂(例え
ば、PFA或はPTFE)の薄膜を被覆することで構成
される。管材としてアルミニウム合金を用いる点、形状
に関する点については、上記ローラ24、27と同様で
ある。上記シリコンゴムの厚さは、特に限定されない
が、薄い方が好ましく、例えば、0.3〜1.0mmとす
る。又、上記薄膜の厚さは、0.3〜1.0mm(好まし
くは0.3〜0.5mm)とする。但し、この薄膜は必ず
しも必要ではない。このようなローラ25、28の硬度
は、50度〜90度(好ましくは、70度〜90度)で
ある。
合、上記第一の定着手段22は、上記粉体塗料組成体に
含まれる上記オフセット防止剤の融点よりも高い温度
(例えば、摂氏145度)で加熱し、上記第二の定着手
段23は、上記樹脂の融点よりも高くオフセット防止剤
の融点よりも低い温度(例えば、摂氏120度)で加熱
する。このような加熱を行うための第一、第二の各加熱
手段は、それぞれ、前記定着ローラ26、29を構成す
る各ローラ25、28に設けている。上記第一、第二の
各加熱手段として具体的には、前述した従来構造と同
様、ハロゲンランプ等の従来知られた各種ヒータを採用
できる。尚、定着速度が大きい(基材紙7の通過速度が
大きい)場合、定着工程に入る以前に、赤外線ランプ等
による予熱処理を施すこともできる。又、定着処理後
に、カレンダー処理を行っても良い。
ある樹脂とオフセット防止剤とを含んで構成されてい
る。上記樹脂としては、例えば特開平8−112974
号公報に記載されているように、飽和ポリエステル樹
脂、ポリアミド樹脂、ポリアクリル酸エステル樹脂等
を、単独若しくは2種以上の混合物として用いる他、上
述した樹脂以外の樹脂も採用できる。具体例としては、
上記飽和ポリエステル樹脂においては、例えば東洋紡株
式会社製の「バイロンRV200」(商品名)を好まし
く採用できる。又、本形態例においては、上記粉体塗料
組成体に白色着色剤を含ませているが、この白色着色剤
としては、酸化チタン、酸化錫等を好ましく採用でき
る。このような白色粉体組成体は、通常0.5重量%乃
至15重量%の範囲で配合される。
熱手段の加熱温度を、上記樹脂及びオフセット防止剤の
各融点(後述するが、例えば、それぞれ摂氏102度、
摂氏150度)よりも高く(前述したように、例えば1
55度)し、第二の加熱手段の加熱温度を、上記樹脂の
融点(例えば、溶融開始温度が摂氏102度、溶融完了
温度が摂氏140度)よりも高く、且つ、上記オフセッ
ト防止剤の融点(例えば、摂氏150度)よりも低く
(前述したように、例えば摂氏120度)している。
尚、複数の樹脂が混在している場合、その融点に幅がで
きることが避けられない。従って、上記各加熱温度は、
このことを考慮して定める。
ラとした理由は、次のとおりである。すなわち、記録時
に前記白抜けを防止するためには、受像層を基材紙7の
全面(一側面及び他側面のそれぞれ全面)に、隙間なく
まんべんに形成しなければならない。本形態例のよう
に、上記粉体塗料組成体を塗布した面側に位置するロー
ラ24、27をハードローラとすれば、基材紙77の繊
維配列の凸部での集中荷重の影響により、白色粉体組成
体がこの部分で潰されて拡散する。この結果、粉体塗料
組成体を塗布した面側に位置するローラ24、27をソ
フトローラとした場合に比較して、基材紙7全面に上記
白色粉体組成体が定着され、受像層が紙全面に確実に形
成される。このため、印刷時に上述した白抜き部分が生
じることがなくなり、高品質の印刷を達成できる。尚、
上記凸部について簡単に説明しておく。基材紙7の表面
形状は完全に水平になっていることはありえず、凸部や
凹部が存在する。上記繊維配列の凸部とは、このような
不可避的な凹凸のうちの凸部を指す。又、後述する繊維
配列の凹部とは、同じく上記凹凸部のうちの凹部を指
す。
に位置するローラ25、28をソフトローラとした理由
は、次のとおりである。すなわち、上述のように粉体塗
料組成体を塗布した面側に位置するローラ24、27を
ハードローラとしたことにより、他面側のローラ25、
28もハードローラとすると、これらローラ24、25
及びローラ27、28の接触領域は小さい(狭い)た
め、基材紙7の繊維配列の凹部に存在する白色粉体組成
体を、この部分で潰して拡散することは難しい。これに
対して、本形態例の構造のように、上記粉体塗料組成体
を塗布しない面側に位置するローラ25、28をソフト
ローラとすれば、このソフトローラの弾性により1対の
ローラ24、25及び1対のローラ27、28の接触領
域が拡がるため、上記凹部に存在する白色粉体組成体
を、この部分で潰して拡散させる効果が向上する。この
ため、上述のように、上記粉体塗料組成体を塗布しない
面側に位置するローラ25、28をソフトローラとして
いる。
粉体塗料組成体を塗布しない面側に位置するローラ2
5、28に設けるのは、次の理由による。すなわち、記
録時に前記白抜けを防止するためには、上述したように
受像層を基材紙7の全面に隙間なくまんべんに形成しな
ければならない。このためには、白色粉体塗料の基材紙
7への定着が確実に行われなければならない。ところ
で、上記加熱手段による加熱を粉体塗布面側から行う
と、基材紙7と粉体との接合面が、加熱手段から最も離
隔した状態となるため、基材紙7と粉体との接合面部分
に作用する加熱量が小さくなり、当該部分の溶融が最も
遅くなってしまう。この結果、溶融した後定着する作用
が不完全となってしまい、確実な定着を図れない恐れが
ある。これに対して、上記加熱手段による加熱を粉体塗
布面とは逆側から行う本形態例の場合、基材紙7と粉体
との接合面が、加熱手段から最も近くなるため、基材紙
7と粉体との接合面部分に作用する加熱量が大きくな
り、当該部分の溶融が最も早く行われる。この結果、溶
融した後定着する作用が完全に行われ、確実な定着を図
れる。このため、本形態例においては、上記加熱手段に
よる加熱を粉体塗布面とは逆側から行うように構成して
いる。
上記樹脂の融点よりも高く、且つ、上記オフセット防止
剤の融点よりも低くしたのは、次の理由による。すなわ
ち、オフセット防止剤は、粉体塗布面側のローラ27
と、加熱して溶融された塗料との剥離性を向上させるた
めに使用される。すなわち、オフセット防止剤が溶融し
て上記ローラ27と白色粉体塗料組成体との接点周辺に
行き亙ることにより、剥離性が向上する。このオフセッ
ト防止剤は、上記第二の加熱手段による加熱により溶融
して基材紙7全面に拡散し、この状態で加熱終了後(ロ
ーラ通過後)に冷却されるため、上記基材紙7の全面に
まんべんなく行き亙っている。ところが、このようにま
んべんなく行き亙ったオフセット防止剤は、実際に熱転
写型のプリンタによって当該両面記録用受像紙に画像等
を転写する際に、インクののりを悪化させてしまう。こ
のことは、溶融型熱転写方式のものであれ、昇華型熱転
写方式のものであれ、いずれであっても言えることであ
る。すなわち、溶融型熱転写方式の場合、インクと受像
層と接合力が、上記まんべんなく行き亙ったオフセット
防止剤によって弱められてしまう。又、昇華型熱転写方
式の場合、受像層へのインクの拡散性が、上記まんべん
なく行き亙ったオフセット防止剤によって悪化してしま
う。そこで、上記定着時に、白色粉体塗料組成体の主成
分である上記樹脂は溶融し、上記オフセット防止剤は溶
融しないように、上記加熱温度を上述の範囲に設定す
る。
温度を、上記樹脂の融点よりも高く、且つ、上記オフセ
ット防止剤の融点よりも低くすることにより、上記樹脂
は溶融して基材紙77全面に拡散する一方で、上記オフ
セット防止剤は、さほど溶融せず、上記受像層内に粉体
として混入した状態であるため、このオフセット防止剤
の悪影響を排除できる。尚、前記第一の加熱手段は、上
記オフセット防止剤の融点よりも高い温度で加熱する。
これは、この第一の定着手段22によって定着される受
像層にオフセット防止剤の薄膜を形成させることで、第
二の定着手段23での定着作業時における離型性を向上
させるためである。この際、画像記録時の転写の確実さ
は、従来品と同程度となるが、実用上問題ないレベルで
ある。更に、第二の定着手段23で定着された面は、前
述した先発明で得られるものと同様、確実な転写を図れ
品質の向上を期待できる。従って、その一の面は従来と
同程度であるが、その他の面は高品質の両面記録用受像
紙を得られる。
を送り出すためのアンコイラ、符号31は完成した両面
記録用受像紙を巻き取るリコイラである。又、符号3
2、33、34はガイドローラである。本形態例の場
合、リコイラ26で巻き取られた両面記録用受像紙は、
別途裁断施設に送られて所望の寸法、形状に裁断された
後、所定枚数ごとに包装され、市場に出される。
面記録用受像紙製造装置を使用して両面記録式の受像紙
を製造する場合、以下のように行う。すなわち、上記基
材紙7の一面に、上記第一の塗布手段20によって上記
粉体塗料組成体を塗布する第一工程と、この第一工程に
よって塗布された粉体塗料組成体を上記第一の定着ロー
ラ26によって加圧及び加熱することにより定着させる
第二工程と、上記基材紙7の他面に上記第二の塗布手段
21によって上記粉体塗料組成体を塗布する第三工程
と、この第三工程によって塗布された粉体塗料組成体を
上記第二の定着ローラ29によって加圧及び加熱するこ
とにより定着させる第四工程と、を順次施す。尚、上記
第二工程は、前述したように、上記粉体塗料組成体に含
まれる上記オフセット防止剤の融点よりも高い温度で加
熱し、上記第四工程は、上記樹脂の融点よりも高くオフ
セット防止剤の融点よりも低い温度で加熱する。
四工程を構成する加圧工程時に、前記1対のローラから
引き出す基材紙7の向きを、上記基材紙7の各定着手段
22、23への引き込み方向に対してほぼ垂直な方向と
している。これは、少しでも長い時間、加圧及び加熱を
行え、定着が十分に行われるようにするためである。
製造装置を用い、上述のような方法によって製造された
両面記録用受像紙は、基材紙7の一側、他側、いずれの
面にも受像層が確実に形成され、十分に実用的な両面記
録用受像紙を得ることができる。尚、先に定着作業を施
される基材紙7の一面側の受像層においては、オフセッ
ト防止剤がまんべんなく行き亙った状態であるため、現
在知られている片面記録用の受像紙と同様の品質しか得
られないものの実用上、問題ないレベルであり、基材紙
7の他面側の受像層は、前記先発明と同様の品質を確保
できる。このような、現在知られている片面記録用の受
像紙と同程度以上の品質を確保した、両面記録用の受像
紙は、十分に実用に供せられるものであり、今まで知ら
れていなかった両面記録用の受像紙を提供できる。
置及びその製造方法は、それぞれ上述のように構成され
るため、基材紙の一側、他側、いずれの面にも受像層が
確実に形成され、十分に実用的な両面記録用受像紙を得
ることができる。従って、今まで知られていなかった両
面記録用の受像紙を、一面は高品質で白抜けのない受像
を可能とし、他面は従来と同程度の十分に実用レベルに
ある品質を確保して、製造できる。又、この発明に係る
製造装置及び製造方法によって製造された受像紙は、そ
の一面は高品質で白抜けのない受像を可能とし、その他
面は従来と同程度の品質を確保しているため、十分に実
用に供せられるものである。
る。
図である。
Claims (19)
- 【請求項1】 基材紙の両面に、受像層を構成する、少
なくとも樹脂とこの樹脂の融点よりも高い融点を有する
オフセット防止剤とを含んで構成される粉体塗料組成体
を塗布し、更に定着する、両面記録用受像紙製造装置で
あって、 上記基材紙の一面に上記粉体塗料組成体を塗布する第一
の塗布手段と、 この第一の塗布手段によって塗布された粉体塗料組成体
を加圧及び加熱することにより定着させる、第一の定着
手段と、 上記基材紙の他面に上記粉体塗料組成体を塗布する第二
の塗布手段と、 この第二の塗布手段によって塗布された粉体塗料組成体
を加圧及び加熱することにより定着させる、第二の定着
手段と、を備え、 上記第一の定着手段は、上記粉体塗料組成体に含まれる
上記オフセット防止剤の融点よりも高い温度で加熱し、 上記第二の定着手段は、上記樹脂の融点よりも高くオフ
セット防止剤の融点よりも低い温度で加熱することを特
徴とする、 両面記録用受像紙製造装置。 - 【請求項2】 前記第一の定着手段は、前記基材紙を挟
み込むことにより加圧するl対のローラから成る第一の
定着ローラと、上記1対のローラのうちの上記基材紙の
他面側に設けられるローラの内部に設けられた第一の加
熱手段と、を備え、前記第二の定着手段は、前記基材紙
を挟み込むことにより加圧する1対のローラから成る第
二の定着ローラと、上記1対のローラのうちの上記基材
紙の一面側に設けられるローラの内部に設けられた第二
の加熱手段と、を備えることを特徴とする、請求項1に
記載の両面記録用受像紙製造装置。 - 【請求項3】 前記第一の定着手段を構成する1対のロ
ーラから引き出す基材紙の向きを、上記基材紙の上記定
着部への引き込み方向に対してほぼ垂直な方向としたこ
とを特徴とする、請求項2に記載の両面記録用受像紙製
造装置。 - 【請求項4】 前記第一の定着ローラを構成する1対の
ローラのうちの基材紙の一面側に設けられたローラと、
前記第二の定着ローラを構成する1対のローラのうちの
基材紙の他面側に設けられたローラとのうちの少なくと
も一方のローラを、ハードローラとしたことを特徴とす
る、請求項2乃至請求項3のいずれかに記載の両面記録
用受像紙製造装置。 - 【請求項5】 前記ハードローラが、ハ゜ーフルオロアル
コキシ樹脂製であることを特徴とする、請求項4に記載
の両面記録用受像紙製造装置。 - 【請求項6】 前記第一の定着ローラを構成するl対の
ローラのうちの基材紙の他面側に設けられたローラと、
前記第二の定着ローラを構成する1対のロ一ラのうちの
基材紙の一面側に設けられたローラとのうちの少なくと
も一方のローラを、ソフトローラとしたことを特徴とす
る、請求項2乃至請求項5のいずれかに記載の両面記録
用受像紙製造装置。 - 【請求項7】 前記ソフトローラは、内部にシリコンゴ
ムが充填されており、その表面にハ゜ーフルオロアルコキ
シ樹脂の薄膜が被覆されて成るものであることを特徴と
する、請求項6に記載の両面記録用受像紙製造装置。 - 【請求項8】 前記粉体塗料組成体は白色顔料を含むも
のであることを特徴とする、請求項1乃至請求項7のい
ずれかに記載された両面記録用受像紙製造装置。 - 【請求項9】 基材紙の両面に、受像層を構成する、少
なくとも樹脂とこの樹脂の融点よりも高い融点を有する
オフセット防止剤とを含んで構成される粉体塗料組成体
を塗布し、更に定着する、両面記録用受像紙製造方法で
あって、 上記基材紙の一面に上記粉体塗料組成体を塗布する第一
工程と、 この第一工程によって塗布された粉体塗料組成体を加圧
及び加熱することにより定着させる第二工程と、 上記基材紙の他面に上記粉体塗料組成体を塗布する第三
工程と、 この第三工程によって塗布された粉体塗料組成体を加圧
及び加熱することにより定着させる第四工程と、を備
え、 上記第二工程は、上記粉体塗料組成体に含まれる上記オ
フセット防止剤の融点よりも高い温度で加熱し、 上記第四工程は、上記樹脂脂の融点よりも高くオフセッ
ト防止剤の融点よりも低い温度で加熱することを特徴と
する、 両面記録用受像紙製造方法。 - 【請求項10】 前記第二工程は、1対のローラから成
る第一の定着ローラにより前記基材紙を挟み込むことに
よって加圧する加圧工程と、上記l対のローラのうちの
上記基材紙の他面側に設けられるローラの内部に設けら
れた第一の加熱手段による加熱工程と、を備え、 前記第四工程は、1対のローラから成る第二の定看ロー
ラにより前記基材紙を挟み込むことによって加圧する加
圧工程と、上記1対のローラのうちの上記基材紙の一面
側に設けられるローラの内部に設けられた第二の加熱手
段による加熱工程と、を備えたものであることを特徴と
する請求項9に記載の両面記録用受像紙製造方法。 - 【請求項11】 前記第二工程を構成する加圧工程時
に、前記1対のローラから引き出す基材紙の向きを、上
記基材紙の上記定着部への引き込み方向に対して、第一
の加熱手段が設けられている側にほぼ垂直な方向とした
ことを特徴とする、請求項10に記載の両面記録用受像
紙製造方法。 - 【請求項12】 前記第二工程は、前記1対のローラの
うちの基材紙の一面側に設けられたローラをハードロー
ラとした第一の定着ローラを用いて行い、前記第四工程
は、前記1対のローラのうちの基材紙の他面側に設けら
れたローラをハードローラとした第二の定着ローラを用
いて行うことを特徴とする、請求項10乃至請求項11
のいずれかに記載の両面記録用受像紙製造方法。 - 【請求項13】 前記ハードローラを、ハ゜ーフルオロア
ルコキシ樹脂製としたことを特徴とする、請求項12に
記載の両面記録用受像紙製造方法。 - 【請求項14】 前記第二工程は、前記1対のローラの
うちの基材紙の他面側に設けられたローラをソフトロー
ラとした第一の定着ローラを用いて行い、前記第四工程
は、前記1対のローラのうちの基材紙の一面側に設けら
れたローラをソフトローラとした第二の定着ローラを用
いて行うことを特徴とする、請求項10乃至請求項13
のいずれかに記載の両面記録用受像紙製造方法。 - 【請求項15】 前記ソフトローラを、内部にシリコン
ゴムが充填されており、その表面にハ゜ーフルオロアルコ
キシ樹脂の薄膜が被覆されているものとしたことを特徴
とする、請求項14に記載の両面記録用受像紙製造方
法。 - 【請求項16】 前記粉体塗料組成体は白色顔料を含む
ものであることを特徴とする、請求項9乃至請求項15
のいずれかに記載された両面記録用受像紙製造方法。 - 【請求項17】 基材紙の両面に、その主成分である樹
脂とこの樹脂の融点よりも高い融点を有するオフセット
防止剤とを含んで構成された粉体塗料組成体を塗布さ
れ、更に、該粉体塗料組成体を基材紙のそれぞれ両面に
定着されて成る、両面記録用受像紙であって、 1対のローラから構成されるとともにいずれか一のロー
ラの内部に加熱手段が設けられ、且つ、前記加熱手段の
加熱温度を、上記樹脂の融点よりも高く、且つ、上記オ
フセット防止剤の融点よりも低くした定着工程を施され
て成ることを特徴とする、両面記録用受像紙。 - 【請求項18】 前記粉体塗料組成体は白色顔料を含む
ものであることを特徴とする、請求項17に記載の両面
記録用受像紙。 - 【請求項19】 前記樹脂の融点は、前記基材紙の一面
側の定着作業及び他面側の定着作業における、それぞれ
の加熱温度よりも低いものであり、前記オフセット防止
剤の融点は、上記基材紙の一面側の定着作業における加
熱温度よりも低く且つ他面側の定着作業における加熱温
度よりも高いものであることを特徴とする、請求項17
乃至請求項18のいずれかに記載の両面記録用受像紙。
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|---|---|---|---|
| JP14773397A JP3539840B2 (ja) | 1997-06-05 | 1997-06-05 | 熱転写用の両面記録用受像紙製造装置及びその製造方法並びに熱転写用の両面記録用受像紙 |
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1997
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