JPH10329246A - 受像紙製造装置とその製造方法及び受像紙並びに受像層を形成する粉体塗料組成体 - Google Patents

受像紙製造装置とその製造方法及び受像紙並びに受像層を形成する粉体塗料組成体

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JPH10329246A
JPH10329246A JP9142352A JP14235297A JPH10329246A JP H10329246 A JPH10329246 A JP H10329246A JP 9142352 A JP9142352 A JP 9142352A JP 14235297 A JP14235297 A JP 14235297A JP H10329246 A JPH10329246 A JP H10329246A
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roller
fixing
powder coating
coating composition
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JP9142352A
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English (en)
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Takanori Mitsuhata
孝典 光畑
Toshiyuki Miyadera
敏之 宮寺
Yasuo Hosoda
康雄 細田
Fumio Matsui
文雄 松井
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Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
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    • D21H23/00Processes or apparatus for adding material to the pulp or to the paper
    • D21H23/02Processes or apparatus for adding material to the pulp or to the paper characterised by the manner in which substances are added
    • D21H23/22Addition to the formed paper
    • D21H23/52Addition to the formed paper by contacting paper with a device carrying the material
    • D21H23/64Addition to the formed paper by contacting paper with a device carrying the material the material being non-fluent at the moment of transfer, e.g. in form of preformed, at least partially hardened coating
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受像層を構成するオフセット防止剤の画像転
写に対する悪影響を排除した受像紙を製造可能な受像紙
製造装置を提供する。 【解決手段】 受像紙製造装置は、塗布手段20と定着
手段24とを備える。塗布手段20は、基材紙7の一面
に、その主成分である樹脂とこの樹脂の融点よりも高い
融点を有するオフセット防止剤とを含んで構成される粉
体塗料組成体を塗布する。定着手段24は定着ローラ2
3を有する。この定着ローラ23は、1対のローラ2
1、22から構成され、ローラ22の内部に加熱手段を
設けている。上記加熱手段の加熱温度は、上記樹脂の融
点よりも高く、且つ、上記オフセット防止剤の融点より
も低くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明に係る受像紙製造装置と
その製造方法並及び受像紙並びに受像層を形成する粉体
塗料組成体は、熱転写により画像を形成する画像形成方
法において用いられる熱転写用の受像紙を製造するため
の装置及び方法、並びに受像紙、更には受像紙を構成す
る受像層を形成するための粉体塗料組成体に関し、特
に、白抜けと称される受像の不確実さを防止した受像紙
とその製造方法及び製造方法を提供すべく考えたもので
ある。
【0002】
【従来の技術】いわゆるパーソナルコンピュータやオフ
ィスコンピュータの普及に伴い、これらコンピュータ上
で作成した画像を、フルカラーで印刷可能な印刷機(プ
リンタ)が普及している。上記コンピュータで作成した
カラー画像を印刷(プリントアウト)する場合、熱転写
型のプリンタが用いられることが多い。以下に、この熱
転写方式に就いて、簡単に説明する。
【0003】上記熱転写プリンタは、インクシートをヘ
ッドの熱で溶かして専用の紙(受像紙)に転写するもの
で、溶融型熱転写方式と昇華型熱転写方式とに大別され
る。上記溶融型熱転写方式は、インクシートを加熱し、
溶融したインクを用紙に転写するものである。この方式
の場合、印字ヘッド上の各ドットに与えた熱の影響によ
り高解像度化が困難であったが、近時、発熱するヘッド
を単結晶シリコンとする等の微細化技術により、熱安定
性を向上させ、ヘッドの温度制御を容易に行えるように
して、高解像度化を図れるようにしたものが知られるよ
うになっている。
【0004】一方、上記昇華型熱転写方式は、昇華性染
料を主成分とするインクシートに熱を与え、気化した染
料を専用紙(受像紙)上の受像層を形成するポリエステ
ル系の樹脂と反応させて転写する。この方式の場合、加
熱量を調整することによりドット単位で諧調を表現自在
である。尚、上記昇華型熱転写方式がドット単位で階調
を表現できるのに対し、前記溶融型熱転写方式によって
印字するドットは、サイズや濃度が一定である。
【0005】上記インクシートは、例えば、ポリエチレ
ンテレフタレートのフィルム(コーティング)等の支持
体上に染料の層を形成している。一方、上記昇華型熱転
写方式によって印字される用紙(受像紙)は、次のよう
に構成されている。すなわち、普通紙や合成紙等、或は
合成樹脂シート等の基材紙上に、上記インクシートの染
料が拡散或は移行自在な樹脂層から成る受像層と、上記
受像層とインクシートとの溶着を防止し、離型性を持た
せるための離型層と、を形成することにより構成され
る。上記受像層としては、飽和ポリエステル樹脂を含む
種々の樹脂とともに変性シリコンオイルを有機溶剤に溶
解させて成る塗料組成体を、上記合成紙等の基材紙上に
塗布し、乾燥させることにより形成している。尚、上記
離型層は、上記受像層を高温(100度以上)の温度で
加熱処理することによりシリコンオイルをこの受像層の
表面にブリードさせ、硬化させることにより形成してい
る。
【0006】更に、上記受像層を構成する塗料として、
従来は液体のものを基材紙に塗布していたが、例えば、
上記塗料として粉体を採用する構成も考えられ、又、実
際に使用されている。更に、この粉体を白色のものとす
ることにより、受像紙を通常の普通紙と同様、白色のも
のとする技術も知られている。尚、粉体塗料を採用して
製造された受像紙は、昇華型熱転写方式のものであって
も溶融型熱転写方式のものであっても、いずれにも使用
できる。
【0007】上述したような従来知られた受像紙を製造
するための装置の概要を図2に示す。この装置は、基材
紙供給部1と、現像部2と、転写部3と、定着部4と、
排出部5と、を備えている。上記基材紙供給部1は、1
対のローラと搬送手段とを備えている。受像層を未だ形
成されていない基材紙は、上記1対のローラを経て搬送
手段により転写部3に搬送される。搬送手段としては、
例えばローラやベルト等、従来知られたものを採用でき
る。
【0008】上記現像部2は、塗料貯蔵部8(図3参
照)と、現像スリーブと、ブレードと、ドット潜像形成
器と、を備えている。これら構成各部材のうち、上記塗
料貯蔵部8は、粉体塗料9(図3参照)を貯蔵する。す
なわち、この例の構造の場合、上述したように塗料とし
て粉体を使用する。このように、粉体塗料9を使用する
利点としては、製造工程の簡易化と低コスト化を挙げら
れる。何となれば、溶液塗料を基材紙に塗布する製造方
法の場合、塗布工程、乾燥工程、離型層形成工程等、多
数の工程を要する。これに対して、粉体塗料9を使用す
る製造方法の場合、製造工程の簡略化を図れ、その結果
製造コストの低廉化を図れるためである。又、図示の例
の場合、完成した受像紙を普通紙と同様、白色とするた
めに上記粉体塗料9を白色粉体塗料としている。上記現
像スリーブは上記白色粉体塗料が供給される。上記ブレ
ードは、現像スリーブへの白色粉体塗料の付着厚を制御
する。上記ドット潜像形成器は、現像スリーブから白色
粉体を移行させるもので、一例として図3に示すよう
に、感光体から成る帯電ドラム6を備え、この帯電ドラ
ム6の表面にレーザービームを照射して散点状の潜像を
描画する。
【0009】尚、上記白色粉体塗料は、例えば特開平8
−224970号公報に記載されているように、熱可塑
性樹脂と白色顔料(白色着色材)と種々のワックス類
(オフセット防止剤)とを含んで構成される。上記オフ
セット防止剤は、上記樹脂と後述する定着手段(定着
部)を構成するローラとの離型性を向上させるために設
ける。すなわち、溶融したオフセット防止剤が上記ロー
ラと上記樹脂との界面に行き亙ることにより離型性が向
上し、基材紙に付着すべき樹脂が、上記ローラに付着し
てしまうことを防止する。このような白色粉体塗料の組
成等に就いては、上記公報に記載されているため、詳細
な説明は省略する。
【0010】上記現像部2において、帯電ドラム6の表
面に付着した白色粉体塗料9は、この帯電ドラム6の回
転に伴って図3に示すような転写部3に移動する。この
転写部3においては、基材紙7の裏面(白色粉体塗料9
の付着面とは反対面で、図3下面)に、白色粉体塗料9
とは逆極性の電荷が与えられ、上記白色粉体塗料9が静
電力によって基材紙7上に散点状に転写される。尚、上
記現像部2において、基材紙7に転写した後にも帯電ド
ラム6上に残存する白色粉体塗料9が除去される。この
除去工程は、例えば、公知のクリーナ部によって行われ
る。上記基材紙供給部1と現像部2と転写部3とが、特
許請求の範囲に記載した塗布手段を構成する。
【0011】転写部3によって白色粉体塗料9が転写さ
れた基材紙7は、搬送手段によって定着部4に搬送され
る。この定着部は、図4、5に示すように、1対のロー
ラ10、11から成る定着ローラ12から構成されてい
る。この1対のローラ10、11は、上記基材紙7を加
圧並びに加熱自在である。上記基材紙7 がこの1対のロ
ーラ10、11を通過することにより、基材紙7上に転
写された白色粉体塗料9が加圧並びに加熱されて溶融
し、受像層13が形成される。このようにして受像層1
3が形成された基材紙7は、上記排出部5により排出さ
れる。尚、この定着部4において、上記加熱により白色
粉体に含まれるオフセット防止剤も溶融する。このオフ
セット防止剤の溶融により、オフセット防止剤が上記ロ
ーラと上記樹脂との界面に行き亙り、離型性が向上す
る。この結果、基材紙に付着すべき樹脂が、上記ローラ
に付着してしまうことが防止される。従って、上記加熱
する際の温度はオフセット防止剤を含む白色粉体塗料9
が溶融可能な温度に制御される。
【0012】上記定着部4における定着方式は、上記図
4、5に示すものの他、種々の構成が知られているが、
現在、主流となっているのは、図示のような、熱と圧力
とを利用した、いわゆるヒートロール定着式のものであ
る。これは、熱効率の良さ、安全性の高さ、安定した定
着性を得られること、等のためである。このようなヒー
トロール定着式の構造に就いて、更に説明すると、図5
に示すように、上側のローラ10の内部にヒータ14を
設け、上記基材紙7 をこのヒータ14により加熱自在と
している。上記ヒータ14としては、例えばハロゲンラ
ンプを利用したものを採用できる。下側のローラ11
は、図示しない弾性材等により、上記上側のローラ10
に向けて付勢され、上記基材紙7を加圧する。これら加
熱及び加圧により、上記白色粉体塗料9が基材紙7に定
着する。尚、図5で、符号15は定着温度を制御するた
めのサーミスタ、符号16はサーモスイッチ、符号17
は基材紙7の巻き付きを防止するための分離爪である。
【0013】熱転写用の受像紙は、上述のような装置を
用いて製造される。そして、最終工程で所定の大きさに
裁断され、更に所定枚数ごとに包装され、市場に送り出
される。このような受像紙は、熱転写型のプリンタ等に
装着され、コンピュータ等で作成された画像等をカラー
印刷される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うに製造される受像紙を構成するオフセット防止剤は、
白色粉体塗料を構成する樹脂とともに溶融させる。すな
わち、前述したように、オフセット防止剤は、粉体塗布
面側のローラ21と、加熱して溶融された粉体と、の剥
離性を向上させるために使用される。言い換えれば、オ
フセット防止剤が溶融して上記ローラと白色粉体塗料と
の接点周辺に行き亙ることにより、剥離性が向上する。
このオフセット防止剤は、上記加熱手段による加熱によ
り溶融して基材紙7全面に拡散し、この状態で加熱終了
後(ローラ通過後)に冷却されるため、上記基材紙7の
全面にまんべんなく行き亙っている。ところが、このよ
うにまんべんなく行き亙ったオフセット防止剤は、実際
に熱転写型のプリンタによって当該受像紙に画像等を転
写する際に、インクののりを悪化させてしまう。このこ
とは、溶融型熱転写方式のものであれ、昇華型熱転写方
式のものであれ、いずれであっても言えることである。
すなわち、溶融型熱転写方式の場合、インクと受像層と
接合力が、上記まんべんなく行き亙ったオフセット防止
剤によって弱められてしまう。又、昇華型熱転写方式の
場合、受像層へのインクの拡散性が、上記まんべんなく
行き亙ったオフセット防止剤によって悪化してしまう。
このため、上記オフセット防止剤の離型性を著しく低下
させることなく、上述した悪影響を排除する技術の確立
が望まれている。
【0015】この発明に係る受像紙製造装置とその製造
方法及び受像紙並びに受像層を形成する粉体塗料組成体
は、上述のような事情に鑑みて創案されたもので、受像
時におけるオフセット防止剤の悪影響を排除し得る受像
紙製造装置及びその製造方法を提供し、且つ、オフセッ
ト防止剤の悪影響を排除して確実で高品質の受像を行え
る受像紙を提供することを目的とする。又、このような
受像紙を得るための粉体塗料組成体を提供することを目
的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明に係る受像紙製
造装置とその製造方法及び受像紙並びに受像層を形成す
る粉体塗料組成体のうち、受像紙製造装置に関する発明
は、請求項1に記載したように、基材紙の一面に、その
主成分である樹脂とこの樹脂の融点よりも高い融点を有
するオフセット防止剤とを含んで構成される粉体塗料組
成体を塗布する塗布手段と、1対のローラから構成され
るとともに、いずれか一のローラの内部に加熱手段が設
けられた、少なくとも一の定着ローラを備え、この定着
ローラを構成する1対のローラの間を通過させることに
より該粉体塗料組成体を基材紙の一面に定着させる定着
手段と、を備える。特に、この発明に係る受像紙製造装
置においては、上記加熱手段の加熱温度を、上記樹脂の
融点よりも高く、且つ、上記オフセット防止剤の融点よ
りも低くしたことを特徴としている。
【0017】この発明に係る受像紙製造装置は、上述の
ように構成されるため、定着時に、粉体塗料組成体を構
成するオフセット防止剤は溶融されず、受像層中に粉体
のまま混入した状態である。このため、オフセット防止
剤が受像層全体(基材紙の一側面全面)に、まんべんな
く行き亙った状態とはならない。この結果、当該受像紙
を用いて画像を記録(印刷)する際に、上記オフセット
防止剤がインクののりを悪化させる等の悪影響を及ぼす
ことがなくなる。尚、オフセット防止剤の本来の機能で
ある離型性は、上述のようにオフセット防止剤が粉体で
あっても、著しい劣化を伴うことはなく、実用上十分な
離型性を確保できる。
【0018】又、この発明に係る受像紙製造装置とその
製造方法及び受像紙並びに受像層を形成する粉体塗料組
成体のうち、受像紙製造方法に関する発明は、請求項7
に記載したように、基材紙の一面に粉体塗料組成体を塗
布する塗布工程と、この塗布工程に続いて行われ、該粉
体塗料組成体を基材紙の一面に定着させる定着工程と、
を備えた、受像紙製造方法に関する。このような請求項
7に記載した受像紙製造方法においては、上記定着工程
は、1対のローラから構成されるとともにいずれか一の
ローラの内部に加熱手段が設けられ、且つ、上記1対の
ローラのうち、上記粉体塗料組成体を塗布した基材紙の
一面側に位置するローラをハードローラとした定着ロー
ラを用いて、上記塗布工程終了後の上記基材紙を上記1
対のローラの間を通過させることによって施されること
を特徴としている。
【0019】この発明に係る受像紙製造方法は、上述の
ように構成されるため、定着時に、粉体塗料組成体を構
成するオフセット防止剤は溶融されず、受像層中に粉体
のまま混入した状態である。このため、オフセット防止
剤が受像層全体(基材紙の一側面全面)に、まんべんな
く行き亙った状態とはならない。この結果、当該受像紙
を用いて画像を記録(印刷)する際に、上記オフセット
防止剤がインクののりを悪化させる等の悪影響を及ぼす
ことがなくなる。
【0020】更に、この発明に係る受像紙製造装置とそ
の製造方法及び受像紙並びに受像層を形成する粉体塗料
組成体のうち、受像紙に関する発明は、請求項17に記
載したように、基材紙の一面に、その主成分である樹脂
とこの樹脂の融点よりも高い融点を有するオフセット防
止剤とを含んで構成された粉体塗料組成体を塗布する塗
布工程と、この塗布工程に続いて行われ、該粉体塗料組
成体を基材紙の一面に定着させる定着工程と、を施され
て成る。特に、請求項17に記載された受像紙において
は、1対のローラから構成されるとともにいずれか一の
ローラの内部に加熱手段が設けられ、且つ、前記加熱手
段の加熱温度を、上記樹脂の融点よりも高く、且つ、上
記オフセット防止剤の融点よりも低くした定着工程を施
されて成ることを特徴とする。このような受像紙にあっ
ては、請求項25に記載したように、樹脂とこの樹脂の
融点よりも高い融点を有するオフセット防止剤と白色顔
料とを含んで構成された粉体塗料組成体によって、基材
紙上にインクシートの染料が拡散或は移行自在な受像層
が形成されたものとなる。
【0021】この発明に係る受像紙は、上述のように構
成されるため、粉体塗料組成体を構成するオフセット防
止剤は溶融されず、受像層中に粉体のまま混入した状態
である。このため、オフセット防止剤が受像層全体(基
材紙の一側面全面)に、まんべんなく行き亙った状態と
はなっていない。この結果、当該受像紙を用いて画像を
記録(印刷)する際に、上記オフセット防止剤がインク
ののりを悪化させる等の悪影響を及ぼすことがない。
【0022】更に、この発明に係る受像紙製造装置とそ
の製造方法及び受像紙並びに受像層を形成する粉体塗料
組成体のうち、粉体塗料組成体に関する発明は、請求項
27に記載したように、 受像紙の受像層を形成する粉
体塗料組成体であって、その主成分である樹脂とこの樹
脂の融点よりも高い融点を有するオフセット防止剤とを
含んで構成され、上記樹脂の融点は、上記受像層を形成
するための定着工程における加熱温度よりも低く、且
つ、上記オフセット防止剤の融点は、上記加熱温度より
も高いものであることを特徴とするものである。このよ
うな粉体塗料を採用することにより、画像を記録(印
刷)する際に、上記オフセット防止剤がインクののりを
悪化させる等の悪影響を及ぼすことのない受像紙を得る
ことができる。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、この発明の実施の形態例に
ついて、図1を参照しつつ説明する。図1は、この発明
に係る受像紙製造装置の要部を示している。尚、この発
明は、定着部の構造に特徴を有しており、その他の構成
に就いては、前述した従来の構造と同様である。従っ
て、前述した従来構造と重複する部分に就いての説明は
省略若しくは簡略化し、以下、この発明の特徴部分を中
心に説明する。
【0024】本形態例に係る受像紙製造装置は、塗布手
段20と、定着手段24とを備えている。上記塗布手段
20は、基材紙7の一面に粉体塗料組成体を塗布する。
又、上記定着手段24は、1対のローラ21、22から
構成されるとともに、一方のローラ22の内部に加熱手
段(図示せず)が設けられた、少なくとも一の定着ロー
ラ23を備え、基材紙7 を、この定着ローラ23を構成
する1対のローラ21、22の間を通過させることによ
り該粉体塗料組成体を基材紙7の一面に定着させる。上
記塗布手段20は、前述した従来構造と同様に、或いは
その他の周知の従来構造と同様に構成できる。特に、本
形態例に係る受像紙製造装置においては、上記定着ロー
ラ23を構成する1対のローラ21、22のうち、上記
粉体塗料組成体を塗布した、基材紙7の一面側(図1 の
上面側)に位置するローラ21を、ハードローラとして
いる。一方、上記定着ローラ23を構成する1対のロー
ラ21、22のうち、前記粉体塗料組成体を塗布しな
い、基材紙7の他面側(図1の下面側)に位置するロー
ラ22を、ソフトローラとしている。
【0025】上記ハードローラを構成する部材として
は、パーフルオロアルコキシ樹脂(PFA)或いはポリ
テトラフルオロエチレン樹脂(PTFE)等のフッ素系
樹脂を好ましく採用できる。具体的には、アルミニウム
合金製の管材にPFA或はPTFEを被覆したものを採
用できる。形状としては、円柱状或いは円筒状のストレ
ート形状、クランク形状、逆クランク形状を採用でき
る。上記PFA或いはPTFEの厚みは、0.2〜1.
0mm(好ましくは、0.2〜0.5mm)とする。又、前
記ソフトローラは、内部にシリコンゴムが充填されてお
り、その表面にパーフルオロアルコキシ樹脂の薄膜を被
覆することで構成される。管材としてアルミニウム合金
を用いる点、形状に関する点については、上記ローラ2
1と同様である。上記シリコンゴムの厚さは、特に限定
されないが、薄い方が好ましく、例えば、0.3〜1.
0mmとする。又、上記薄膜の厚さは、0.3〜1.0mm
(好ましくは0.3〜0.5mm)とする。但し、この薄
膜は必ずしも必要ではない。このようなローラ22の硬
度は、50度〜90度(好ましくは、70度〜90度)
である。
【0026】更に、本形態例においては、上記加熱手段
を、前記定着ローラ23を構成する1対のローラ21、
22のうち、前記粉体塗料組成体を塗布しない、基材紙
7の他面側に位置するローラ22に設けている。上記加
熱手段として具体的には、前述した従来構造と同様、ハ
ロゲンランプ等の従来知られた各種ヒータを採用でき
る。尚、定着速度が大きい(基材紙7 の通過速度が大き
い)場合、定着工程に入る以前に、赤外線ランプ等によ
る予熱処理を施すこともできる。又、基材紙7の表面の
平滑性を向上させるべく、定着処理後にカレンダー処理
を施しても良い。
【0027】又、前記粉体塗料組成体は、その主成分で
ある樹脂とオフセット防止剤とを含んで構成されてい
る。上記樹脂としては、例えば特開平8−112974
号公報に記載されているように、飽和ポリエステル樹
脂、ポリアミド樹脂、ポリアクリル酸エステル樹脂等
を、単独若しくは2種以上の混合物として用いる他、上
述した樹脂以外の樹脂も採用できる。樹脂の具体例とし
て、上記飽和ポリエステル樹脂においては、例えば東洋
紡株式会社製の「バイロンRV200」(商品名)を好
ましく採用できる。又、本形態例においては、粉体塗料
組成体に白色着色剤を含ませている。この白色着色剤と
しては、酸化チタン、酸化錫等を好ましく採用できる。
このような白色着色剤は、通常0.5重量%乃至15重
量%の範囲で配合される。
【0028】本形態例の構造においては、前記加熱手段
の加熱温度を、上記樹脂の融点(例えば、溶融開始温度
が摂氏102度、溶融完了温度が摂氏140度)よりも
高く、且つ、上記オフセット防止剤の融点(例えば、摂
氏150度)よりも低くしている。具体的には、上記加
熱温度を、例えば摂氏145度程度に設定する。尚、複
数の樹脂が混在している場合、その融点に幅ができるこ
とが避けられない。従って、上記加熱温度は、このこと
を考慮して定める。
【0029】尚、上記定着ローラ23を構成する1対の
ローラ21、22のうち、上記粉体塗料組成体を塗布し
た、基材紙7の一面側に位置するローラ21を、ハード
ローラとした理由は、次のとおりである。すなわち、記
録時に前記白抜けを防止するためには、受像層を基材紙
7の全面(一側全面)に、隙間なくまんべんに形成しな
ければならない。本形態例のように、上記粉体塗料組成
体を塗布した基材紙7の一面側に位置するローラ21を
ハードローラとすれば、基材紙7の繊維配列の凸部での
集中荷重の影響により、白色粉体塗料組成体がこの部分
で潰されて拡散する。この結果、白色粉体塗料組成体を
塗布した基材紙7の一面側に位置するローラ21をソフ
トローラとした場合に比較して、基材紙7全面に上記白
色粉体塗料組成体が定着され、受像層が紙全面に確実に
形成される。このため、印刷時に上述した白抜け部分が
生じることがなくなり、高品質の印刷を達成できる。
尚、上記凸部について簡単説明しておく。基材紙7の表
面形状は完全に水平になっていることはありえず、凸部
や凹部が存在する。上記繊維配列の凸部とは、このよう
な不可避的な凹凸のうちの凸部を指す。又、後述する繊
維配列の凹部とは、同じく上記凹凸部のうちの凹部を指
す。
【0030】又、上記定着ローラ23を構成する1対の
ローラ21、22のうち、前記粉体塗料組成体を塗布し
ない、基材紙7の他面側に位置するローラ22をソフト
ローラとした理由は、次のとおりである。すなわち、上
述のように粉体塗料組成体を塗布した、基材紙7の一面
側に位置するローラ21をハードローラとしたことによ
り、他面側のローラ22もハードローラとすると、これ
ら両ローラ21、22の接触領域は小さい(狭い)た
め、基材紙7の繊維配列の凹部に存在する白色粉体塗料
組成体を、この部分で潰して拡散することは難しい。こ
れに対して、本形態例の構造のように、上記定着ローラ
23を構成する1対のローラ21、22のうち、前記粉
体塗料組成体を塗布しない、基材紙7の他面側に位置す
るローラ22をソフトローラとすれば、このソフトロー
ラの弾性により1対のローラ21、22の接触領域が拡
がるため、上記凹部に存在する白色粉体塗料組成体を、
この部分で潰して拡散させる効果が向上する。このた
め、上述のように、上記定着ローラ23を構成する1対
のローラ21、22のうち、粉体塗料組成体を塗布しな
い、基材紙7の他面側に位置するローラ22をソフトロ
ーラとしている。
【0031】更に、上記定着ローラ23を構成する1対
のローラ21、22のうち、上記粉体塗料組成体を塗布
しない、基材紙7の他面側に位置するローラ22に上記
加熱手段を設けるのは、次の理由による。すなわち、記
録時に前記白抜けを防止するためには、上述したように
受像層を基材紙7の粉体塗料組成体塗布面全面に隙間な
くまんべんに形成しなければならない。このためには、
粉体塗料組成体の基材紙7への定着が確実に行われなけ
ればならない。ところで、上記加熱手段による加熱を粉
体塗料組成体塗布面側から行うと、基材紙7と粉体塗料
組成体との接合面が、加熱手段から最も離隔した状態と
なるため、基材紙7と粉体との接合面部分に作用する加
熱量が小さくなり、当該部分の溶融が最も遅くなってし
まう。この結果、溶融した後定着する作用が不完全とな
ってしまい、確実な定着を図れない恐れがある。これに
対して、上記加熱手段による加熱を粉体塗料組成体塗布
面とは逆側から行う本形態例の場合、基材紙7と粉体塗
料組成体との接合面が、加熱手段から最も近くなるた
め、基材紙7と粉体塗料組成体との接合面部分に作用す
る加熱量が大きくなり、当該部分の溶融が最も早く行わ
れる。この結果、溶融した後定着する作用が完全に行わ
れ、確実な定着を図れる。このため、本形態例において
は、上記加熱手段による加熱を粉体塗料組成体塗布面と
は逆側から行うように構成している。
【0032】更に、上記加熱手段の加熱温度を、上記樹
脂の融点よりも高く、且つ、上記オフセット防止剤の融
点よりも低くしたのは、次の理由による。すなわち、オ
フセット防止剤は、粉体塗料組成体塗布面側のローラ2
1と、加熱して溶融された塗料と、の剥離性を向上させ
るために使用される。すなわち、オフセット防止剤が溶
融して上記ローラと粉体塗料組成体との接点周辺に行き
亙ることにより、剥離性が向上する。このオフセット防
止剤は、上記加熱手段による加熱により溶融して基材紙
7全面に拡散し、この状態で加熱終了後(ローラ通過
後)に冷却されるため、上記基材紙7の全面にまんべん
なく行き亙っている。ところが、このようにまんべんな
く行き亙ったオフセット防止剤は、実際に熱転写型のプ
リンタによって当該受像紙に画像等を転写する際に、色
剤の転写効率を悪化させてしまう。インクののりを悪化
させてしまう。このことは、溶融型熱転写方式のもので
あれ、昇華型熱転写方式のものであれ、いずれであって
も言えることである。すなわち、溶融型熱転写方式の場
合、インクと受像層と接合力が、上記まんべんなく行き
亙ったオフセット防止剤によって弱められてしまう。
又、昇華型熱転写方式の場合、受像層へのインクの拡散
性が、オフセット防止剤によって悪化してしまう。そこ
で、上記定着時に、粉体塗料組成体の主成分である上記
樹脂は溶融し、上記オフセット防止剤は溶融しないよう
に、上記加熱温度を上述の範囲に設定する。
【0033】上述のように、上記加熱手段の加熱温度
を、上記樹脂の融点よりも高く、且つ、上記オフセット
防止剤の融点よりも低くすることにより、上記樹脂は溶
融して基材紙7全面に拡散する一方で、上記オフセット
防止剤は、さほど溶融せず、上記受像層内に粉体として
混入した状態であるため、このオフセット防止剤の悪影
響を排除できる。
【0034】尚、図1 で符号25は巻回された基材紙7
を送り出すためのアンコイラ、符号26は完成した受像
紙を巻き取るリコイラである。又、符号27、28はガ
イドローラである。本形態例の場合、リコイラ26で巻
き取られた受像紙は、別途裁断施設に送られて所望の寸
法、形状に裁断された後、所定枚数ごとに包装され、市
場に出される。
【0035】本形態例に係る受像紙製造装置は、上述の
ように構成されるため、この製造装置を用いて上述のよ
うにして製造された受像紙は、白色粉体塗料組成体が確
実に潰されて拡散する。この結果、基材紙7全面に上記
白色粉体塗料組成体が定着され、受像層が紙全面に確実
に形成される。このため、印刷時に上述した白抜け部分
が生じることがなくなり、高品質の印刷を達成できる。
又、装置自体も比較的簡易に構成されるため、製造コス
トの低減に寄与できる。
【0036】
【実施例】次に、この発明に係る製造装置を用いて、こ
の発明に係る製造方法により製造された受像紙の品質を
確かめるために行った実験について説明する。実験は、
この発明に係る装置(定着部の構造)と、この発明から
外れる装置と、によりそれぞれ受像紙を製造し、これら
受像紙における白抜けの有無を目視により観察すること
で行った。実験結果を示す表において、二重丸印は、白
抜けが全くなかったことを、一重丸印は、目視では殆ど
気にならない程度の白抜けが存在したことを、三角印
は、目視でかなり気になる程度の白抜けが存在したこと
を、ばつ印は、顕著な白抜けが存在することを、それぞ
れ現している。
【0037】尚、使用した白色粉体塗料組成体の構成
は、以下のとおりである。すなわち、飽和ポリエステル
樹脂を73重量%、スチレンアクリル共重合体を15重量
%、オフセット防止剤を4重量%、帯電制御材を2重量
%、白色顔料を5重量%、エポキシ変性シリコンオイル
を1重量%とした。受像層形成に際しては、上記白色粉
体塗料組成体を構成する各部材を溶融混練後、微粉砕し
て得られた粉体(平均粒径がおよそ10μm)100重
量部に、疎水性シリカ0.5重量部を混合して調製し
た。次いで、この白色粉体が8.4重量%となるように
キャリア(鉄粉)を配合して現像剤とした。基材紙とし
ては、市販の熱転写用紙(坪量105g /平方m)を用
いた。
【0038】更に、塗布手段については、前述した従来
構造と同様、静電粉末塗工装置を用いた。尚、塗布条件
は、現像バイアスが−200V 、帯電ドラム印加電圧
が、−4.0〜−4.8kV 、転写電位が−5.5V 、
現像スリーブの周速が60mm/秒、帯電ドラムの周速
が20mm/秒とした。
【0039】又、本発明品において、定着ローラを構成
する上部ローラは、芯材としてアルミニウム管にPFA
(パーフルオロアルコキシ樹脂)を被覆したストレート
形状のものを採用した。上記被覆厚は500μm、ロー
ラ外径は直径40mmとした。一方、下部ローラとして
は、芯材としてアルミニウム管にシリコンゴムを設け、
更にPFA(パーフルオロアルコキシ樹脂)を被覆した
ストレート形状のものを採用した。上記被覆厚は500
μm、シリコンゴム厚は0.5mm、ローラ外径は直径
40mmとした。この下部ローラには加熱手段であるハ
ロゲンランプヒータを設け、摂氏150度で加熱した。
定着ローラからの基材紙の引き出し方向は水平方向であ
る。
【0040】このような条件下で行った実験の結果は、
次表のとおりである。
【表1】
【0041】この表の記載から明らかなように、本発明
品においては全く白抜けがなく画像の転写が良好に行わ
れる、きわめて高品質の受像紙を得られることが分か
る。すなわち、本発明品と比較例1との比較により、本
発明品は定着が良好となって白抜けが少ないことが分か
る。又、本発明品と比較例2との比較により、本発明品
はオフセット防止剤の悪影響を排除できて白抜けが少な
いことが分かる。更に、本発明品と比較例4、5、6と
の比較により、上部ローラをハードローラとすることの
効果が理解できる。
【0042】
【発明の効果】この発明に係る受像紙製造装置及びその
製造方法は、それぞれ上述のように構成されるため、受
像層を基材紙の粉体塗料組成体塗布面全体に確実に形成
することができるとともに、オフセット防止剤の画像転
写に対する悪影響を確実に排除できる。すなわち、イン
クののりの良い受像紙を確実に製造できる受像紙製造装
置及びその製造方法を提供できる。且つ、上記オフセッ
ト防止剤のもたらす悪影響を取り除いた受像紙を提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の要部を示す略側面図であ
る。
【図2】従来構造を示すブロック図である。
【図3】同じく転写部の構成を示す略側面図である。
【図4】同じく定着部の構成を示す略側面図。
【図5】同じく定着ローラを取り出して示す拡大略側面
である。
【符号の説明】
1 基材紙供給部 2 現像部 3 転写部 4 定着部 5 排出部 6 帯電ローラ 7 基材紙 8 塗料貯蔵部 9 粉体塗料 10 ローラ 11 ローラ 12 定着ローラ 13 受像層 14 ヒータ 20 塗布手段 21 ローラ 22 ローラ 23 定着ローラ 24 定着手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B41M 5/38 B41M 5/26 101H (72)発明者 松井 文雄 埼玉県鶴ヶ島市富士見6丁目1番1号 パ イオニア株式会社総合研究所内

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材紙の一面に、その主成分である樹脂
    とこの樹脂の融点よりも高い融点を有するオフセット防
    止剤とを含んで構成される粉体塗料組成体を塗布する塗
    布手段と、1対のローラから構成されるとともに、いず
    れか一のローラの内部に加熱手段が設けられた、少なく
    とも一の定着ローラを備え、この定着ローラを構成する
    1対のローラの間を通過させることにより該粉体塗料組
    成体を基材紙の一面に定着させる定着手段と、を備えた
    受像紙製造装置において、上記加熱手段の加熱温度は、
    上記樹脂の融点よりも高く、且つ、上記オフセット防止
    剤の融点よりも低くしたことを特徴とする、受像紙製造
    装置。
  2. 【請求項2】 前記定着手段は、前記基材紙を挟持する
    1対のローラから成る加圧手段を有していることを特徴
    とする、請求項1に記載の受像紙製造装置。
  3. 【請求項3】 前記定着ローラを構成する1対のローラ
    のうち、前記粉体塗料組成体を塗布した基材紙の一面側
    に位置するローラを、ハードローラとしたことを特徴と
    する、請求項1乃至請求項2のいずれかに記載の受像紙
    製造装置。
  4. 【請求項4】 前記ハードローラが、パーフルオロアル
    コキシ樹脂製であることを特徴とする、請求項3に記載
    の受像紙製造装置。
  5. 【請求項5】 前記定着ローラを構成する1対のローラ
    のうち、前記粉体塗料組成体を塗布しない基材紙の他面
    側に位置するローラを、ソフトローラとしたことを特徴
    とする、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の受像
    紙製造装置。
  6. 【請求項6】 前記ソフトローラは、内部にシリコンゴ
    ムが充填されており、その表面にパーフルオロアルコキ
    シ樹脂の薄膜が被覆されて成るものであることを特徴と
    する、請求項5に記載の受像紙製造装置。
  7. 【請求項7】 前記加熱手段は、前記定着ローラを構成
    する1対のローラのうち、前記粉体塗料組成体を塗布し
    ない基材紙の他面側に位置するローラに設けられている
    ことを特徴とする、請求項1乃至請求項6のいずれかに
    記載の受像紙製造装置。
  8. 【請求項8】 前記粉体塗料組成体は白色顔料を含むも
    のであることを特徴とする、請求項1乃至請求項7のい
    ずれかに記載された受像紙製造装置。
  9. 【請求項9】 基材紙の一面に、その主成分である樹脂
    とこの樹脂の融点よりも高い融点を有するオフセット防
    止剤とを含んで構成される粉体塗料組成体を塗布する塗
    布工程と、この塗布工程に続いて行われ、1対のローラ
    から構成されるとともにいずれか一のローラの内部に加
    熱手段が設けられた定着ローラにより、該粉体塗料組成
    体を基材紙の一面に定着させる定着工程と、を備えた、
    受像紙製造方法において、前記定着工程における前記加
    熱手段の加熱温度を、上記樹脂の融点よりも高く、且
    つ、上記オフセット防止剤の融点よりも低くしたことを
    特徴とする、受像紙製造方法。
  10. 【請求項10】 前記定着工程は、前記基材紙を挟持す
    る1対のローラから成る加圧手段により該基材紙を加圧
    する加圧工程を含むものであることを特徴とする、請求
    項9に記載の受像紙製造方法。
  11. 【請求項11】 前記定着工程は、前記1対のローラの
    うち、前記粉体塗料組成体を塗布した基材紙の一面側に
    位置するローラをハードローラとした定着ローラにより
    行われることを特徴とする、請求項9乃至請求項10の
    いずれかに記載の受像紙製造方法。
  12. 【請求項12】 前記ハードローラがパーフルオロアル
    コキシ樹脂製である定着ローラを用いて前記定着工程を
    行うことを特徴とする、請求項11に記載の受像紙製造
    方法。
  13. 【請求項13】 前記定着工程は、前記1対のローラの
    うち、前記粉体塗料組成体を塗布しない基材紙の他面側
    に位置するローラをソフトローラとした定着ローラを用
    いて行われることを特徴とする、請求項9乃至請求項1
    2のいずれかに記載の受像紙製造方法。
  14. 【請求項14】 前記ソフトローラは、内部にシリコン
    ゴムが充填されており、その表面にパーフルオロアルコ
    キシ樹脂の薄膜が被覆されて成るものである定着ローラ
    を用いて前記定着工程を行うことを特徴とする、請求項
    13に記載の受像紙製造方法。
  15. 【請求項15】 前記定着工程は、前記加熱手段が、前
    記1対のローラのうち、前記粉体塗料組成体を塗布しな
    い基材紙の他面側に位置するローラに設けられた定着ロ
    ーラを用いて行われることを特徴とする、請求項9乃至
    請求項14のいずれかに記載の受像紙製造方法。
  16. 【請求項16】 前記粉体塗料組成体は白色顔料を含む
    ものであることを特徴とする、請求項9乃至請求項15
    のいずれかに記載の受像紙製造方法。
  17. 【請求項17】 基材紙の一面に、その主成分である樹
    脂とこの樹脂の融点よりも高い融点を有するオフセット
    防止剤とを含んで構成された粉体塗料組成体を塗布する
    塗布工程と、この塗布工程に続いて行われ、該粉体塗料
    組成体を基材紙の一面に定着させる定着工程と、を施さ
    れて成る、受像紙であって、1対のローラから構成され
    るとともにいずれか一のローラの内部に加熱手段が設け
    られ、且つ、前記加熱手段の加熱温度を、上記樹脂の融
    点よりも高く、且つ、上記オフセット防止剤の融点より
    も低くした定着工程を施されて成ることを特徴とする、
    受像紙。
  18. 【請求項18】 前記基材紙を挟持する1対のローラか
    ら成る加圧手段により該基材紙を加圧する加圧工程を含
    む定着工程を施されて成るものであることを特徴とす
    る、請求項17に記載の受像紙。
  19. 【請求項19】 前記1対のローラのうち、前記粉体塗
    料組成体を塗布した基材紙の一面側に位置するローラを
    ハードローラとした定着ローラにより定着工程を施され
    て成るものであることを特徴とする、請求項17乃至請
    求項18のいずれかに記載の受像紙。
  20. 【請求項20】 前記ハードローラがパーフルオロアル
    コキシ樹脂製である定着ローラにより定着工程を施され
    て成るものであることを特徴とする、請求項19に記載
    の受像紙。
  21. 【請求項21】 前記1対のローラのうち、前記粉体塗
    料組成体を塗布しない基材紙の他面側に位置するローラ
    をソフトローラとした定着ローラにより定着工程が施さ
    れて成るものであること行われることを特徴とする、請
    求項17乃至請求項20のいずれかに記載の受像紙。
  22. 【請求項22】 前記ソフトローラは、内部にシリコン
    ゴムが充填されており、その表面にパーフルオロアルコ
    キシ樹脂の薄膜が被覆されて成るものである定着ローラ
    により定着工程を施されて成るものであることを特徴と
    する、請求項21に記載の受像紙。
  23. 【請求項23】 前記加熱手段が、前記1対のローラの
    うち、前記粉体塗料組成体を塗布しない基材紙の他面側
    に位置するローラに設けられた定着ローラにより定着工
    程を施されて成るものであることを特徴とする、請求項
    17乃至請求項22のいずれかに記載の受像紙。
  24. 【請求項24】 前記粉体塗料組成体は白色顔料を含む
    ものであることを特徴とする、請求項17乃至請求項2
    3のいずれかに記載の受像紙。
  25. 【請求項25】 定着工程により、基材紙上にインクシ
    ートの染料が拡散或は移行自在な受像層を形成して成る
    受像紙であって、上記受像層は、その主成分である樹脂
    とオフセット防止剤と白色顔料とを含んで構成された粉
    体塗料組成体によって構成され、且つ、上記オフセット
    防止剤は、その融点が上記樹脂の融点よりも高いもので
    あることを特徴とする、受像紙。
  26. 【請求項26】 前記樹脂の融点は、前記定着工程にお
    ける加熱温度よりも低く、且つ、前記オフセット防止剤
    の融点は、上記加熱温度よりも高いものであることを特
    徴とする、請求項25に記載の受像紙。
  27. 【請求項27】 受像紙の受像層を形成する粉体塗料組
    成体であって、その主成分である樹脂とこの樹脂の融点
    よりも高い融点を有するオフセット防止剤とを含んで構
    成され、上記樹脂の融点は、上記受像層を形成するため
    の定着工程における加熱温度よりも低く、且つ、上記オ
    フセット防止剤の融点は、上記加熱温度よりも高いもの
    であることを特徴とする、受像層を形成する粉体塗料組
    成体。
  28. 【請求項28】 前記粉体塗料組成体は白色顔料を含む
    ものであることを特徴とする、請求項27に記載の受像
    層を形成する粉体塗料組成体。
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