JPH1035084A - 転写絵付け部材及びその製造方法 - Google Patents
転写絵付け部材及びその製造方法Info
- Publication number
- JPH1035084A JPH1035084A JP19755996A JP19755996A JPH1035084A JP H1035084 A JPH1035084 A JP H1035084A JP 19755996 A JP19755996 A JP 19755996A JP 19755996 A JP19755996 A JP 19755996A JP H1035084 A JPH1035084 A JP H1035084A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transfer
- pattern
- thermoformable
- base material
- sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Printing Methods (AREA)
- Decoration By Transfer Pictures (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】例えば框組構造の絵柄の部材の様に、相互に異
なる複数の絵柄の組合せを有する部材において、簡便に
生産性良く製造可能な、しかも優れた意匠性を有する部
材、及びその製造方法を提供する。 【解決手段】基材の表面の一部の転写絵柄形成領域に、
該転写絵柄形成領域の形状に裁断した熱成形性転写シー
トを重ね合わせ、真空成型法により前記熱成形性転写シ
ートを前記基材の表面形状に沿って密着させることによ
り、前記転写絵柄形成領域に選択的に絵柄を転写形成す
る。
なる複数の絵柄の組合せを有する部材において、簡便に
生産性良く製造可能な、しかも優れた意匠性を有する部
材、及びその製造方法を提供する。 【解決手段】基材の表面の一部の転写絵柄形成領域に、
該転写絵柄形成領域の形状に裁断した熱成形性転写シー
トを重ね合わせ、真空成型法により前記熱成形性転写シ
ートを前記基材の表面形状に沿って密着させることによ
り、前記転写絵柄形成領域に選択的に絵柄を転写形成す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建具等の各種建装
材や家具類、各種機器の筐体等に使用する転写絵付け部
材及びその製造方法に関するものである。
材や家具類、各種機器の筐体等に使用する転写絵付け部
材及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば室内扉やキッチン扉、
収納扉等の扉材や壁材、収納家具の側面材等の大型平面
状部材には、強度を確保しつつ軽量化を図り、併せて意
匠性をも目的として、縦横に組んだ框材とその中に嵌め
込んだ鏡板とから構成された、所謂框組構造の部材が、
広く使用されている。
収納扉等の扉材や壁材、収納家具の側面材等の大型平面
状部材には、強度を確保しつつ軽量化を図り、併せて意
匠性をも目的として、縦横に組んだ框材とその中に嵌め
込んだ鏡板とから構成された、所謂框組構造の部材が、
広く使用されている。
【0003】上記框材や鏡板等としては、美麗な木目の
意匠性を有する天然木材を使用する例もあるが、係る意
匠性に優れた大型の部材が取れる天然木材は、近年の木
材資源の枯渇により益々高価になっている。そこで、同
様の意匠性を有しつつ安価に製造することのできるもの
として、例えば合板、集成材、パーティクルボード、中
密度繊維板(MDF)等の人工木質基材に、木目柄を印
刷した化粧シートを貼付したり、または木目柄の転写層
を有する転写シートを使用して転写する等の方法により
木目柄の絵付けを施し、これを組み合わせて製造した框
組構造の部材が、今や主流となっている。
意匠性を有する天然木材を使用する例もあるが、係る意
匠性に優れた大型の部材が取れる天然木材は、近年の木
材資源の枯渇により益々高価になっている。そこで、同
様の意匠性を有しつつ安価に製造することのできるもの
として、例えば合板、集成材、パーティクルボード、中
密度繊維板(MDF)等の人工木質基材に、木目柄を印
刷した化粧シートを貼付したり、または木目柄の転写層
を有する転写シートを使用して転写する等の方法により
木目柄の絵付けを施し、これを組み合わせて製造した框
組構造の部材が、今や主流となっている。
【0004】しかしながら、上記した構成の框組構造の
部材は、各框部や鏡面部を構成する材料を個別に成形加
工し、これに個別に絵付け加工した後、全体の組立て加
工を行うので、製造工程が非常に煩雑であり、工程管理
が面倒で生産性も低く、製造原価の低減が困難であると
いう問題点があった。
部材は、各框部や鏡面部を構成する材料を個別に成形加
工し、これに個別に絵付け加工した後、全体の組立て加
工を行うので、製造工程が非常に煩雑であり、工程管理
が面倒で生産性も低く、製造原価の低減が困難であると
いう問題点があった。
【0005】上記問題点を解決する手段として、予め框
組構造の絵柄の印刷を施した化粧シートまたは転写シー
トを用意しておき、これを一枚の平板状材料に貼付また
は転写することによって、框組構造の絵柄を有する部材
を製造する方法もあった。また特に、単に平面状に框組
構造の絵柄を有するだけでなく、本物の框組構造と同様
の凹凸を表面に持たせて立体的な意匠感を得る目的で、
切削加工またはモールディング加工等の方法により製造
した表面に凹凸形状を有する基材に、熱成形性を有する
化粧シートまたは転写シートを、真空成形法により基材
の表面に沿って密着させて貼付、または転写して絵柄を
形成する方法も知られていた。
組構造の絵柄の印刷を施した化粧シートまたは転写シー
トを用意しておき、これを一枚の平板状材料に貼付また
は転写することによって、框組構造の絵柄を有する部材
を製造する方法もあった。また特に、単に平面状に框組
構造の絵柄を有するだけでなく、本物の框組構造と同様
の凹凸を表面に持たせて立体的な意匠感を得る目的で、
切削加工またはモールディング加工等の方法により製造
した表面に凹凸形状を有する基材に、熱成形性を有する
化粧シートまたは転写シートを、真空成形法により基材
の表面に沿って密着させて貼付、または転写して絵柄を
形成する方法も知られていた。
【0006】しかしながらこの方法では、大型の部材を
製造しようとすると必然的に大型の絵柄を有する化粧シ
ート乃至転写シートが必要となり、それを製造する為に
は大型の印刷機が必要であるので、製造可能な部材の大
きさが、絵柄の印刷に使用する印刷機の有効印刷面積に
よって制約されてしまう。
製造しようとすると必然的に大型の絵柄を有する化粧シ
ート乃至転写シートが必要となり、それを製造する為に
は大型の印刷機が必要であるので、製造可能な部材の大
きさが、絵柄の印刷に使用する印刷機の有効印刷面積に
よって制約されてしまう。
【0007】また、前記した各構成部別の絵付けの場合
には、比較的少ない種類の絵柄の化粧シートまたは転写
シートを用意しておけば、例えば框部と鏡面部との絵柄
の組合せを変更したり、框部及び鏡面部の形状を変更し
たり、化粧シートまたは転写シートの絵柄の角度を変更
して組み合わせて使用する等の方法により、極めて多様
な種類の部材の製造が可能であるのに対し、予め框組構
造の絵柄を設けた化粧シートや転写シートを使用する方
法によると、製造する全ての種類の框組構造の絵柄の化
粧シートや転写シートを印刷製造しておく必要があるの
で、多品種少量生産への対応は非常に困難である。
には、比較的少ない種類の絵柄の化粧シートまたは転写
シートを用意しておけば、例えば框部と鏡面部との絵柄
の組合せを変更したり、框部及び鏡面部の形状を変更し
たり、化粧シートまたは転写シートの絵柄の角度を変更
して組み合わせて使用する等の方法により、極めて多様
な種類の部材の製造が可能であるのに対し、予め框組構
造の絵柄を設けた化粧シートや転写シートを使用する方
法によると、製造する全ての種類の框組構造の絵柄の化
粧シートや転写シートを印刷製造しておく必要があるの
で、多品種少量生産への対応は非常に困難である。
【0008】その他、上記した熱成形性を有する化粧シ
ートや転写シートは、その印刷工程において張力や乾燥
機の熱等によって化粧シートや転写シートが変形し、框
組構造の絵柄に歪みを発生して基材の形状と一致しなく
なり、意匠性を損ねてしまうという問題点もあった。こ
の絵柄の歪みという問題点は、化粧シートや転写シート
の基材フィルムとして、熱変形しにくい耐熱性フィルム
を使用すれば解決するが、それでは表面に凹凸形状を有
する基材に対する真空成形による貼付や転写は不可能で
ある。
ートや転写シートは、その印刷工程において張力や乾燥
機の熱等によって化粧シートや転写シートが変形し、框
組構造の絵柄に歪みを発生して基材の形状と一致しなく
なり、意匠性を損ねてしまうという問題点もあった。こ
の絵柄の歪みという問題点は、化粧シートや転写シート
の基材フィルムとして、熱変形しにくい耐熱性フィルム
を使用すれば解決するが、それでは表面に凹凸形状を有
する基材に対する真空成形による貼付や転写は不可能で
ある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来技術の
上記した問題点に鑑み、例えば上記した框組構造の絵柄
の部材の様に、相互に異なる複数の絵柄の組合せを有す
る部材において、簡便に生産性良く製造可能な、しかも
優れた意匠性を有する部材、及びその製造方法を提供し
ようとするものである。
上記した問題点に鑑み、例えば上記した框組構造の絵柄
の部材の様に、相互に異なる複数の絵柄の組合せを有す
る部材において、簡便に生産性良く製造可能な、しかも
優れた意匠性を有する部材、及びその製造方法を提供し
ようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の転写絵付け部材
は、基材の表面の一部の転写絵柄形成領域に、選択的に
絵柄を転写形成してなることを特徴とするものである。
は、基材の表面の一部の転写絵柄形成領域に、選択的に
絵柄を転写形成してなることを特徴とするものである。
【0011】また特に、前記基材が凹凸形状を有し、前
記転写絵柄形成領域の境界の少なくとも一部が、前記基
材の表面の凹凸形状に対応して設けられてなることを特
徴とするものである。
記転写絵柄形成領域の境界の少なくとも一部が、前記基
材の表面の凹凸形状に対応して設けられてなることを特
徴とするものである。
【0012】本発明の転写絵付け部材の製造方法は、基
材の表面の一部の転写絵柄形成領域に、該転写絵柄形成
領域の形状に裁断した熱成形性転写シートを重ね合わ
せ、真空成型法により前記熱成形性転写シートを前記基
材の表面形状に沿って密着させることにより、前記転写
絵柄形成領域に選択的に絵柄を転写形成することを特徴
とするものである。
材の表面の一部の転写絵柄形成領域に、該転写絵柄形成
領域の形状に裁断した熱成形性転写シートを重ね合わ
せ、真空成型法により前記熱成形性転写シートを前記基
材の表面形状に沿って密着させることにより、前記転写
絵柄形成領域に選択的に絵柄を転写形成することを特徴
とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】図1に示す例は、周縁部Aと鏡板
部Bとの間に凹部Cを有する形状にモールディング加工
された中密度繊維板(MDF)を基材1とし、その鏡板
部B及び凹部Cの部分に木目柄の絵柄を有する転写層2
を転写形成してなり、周縁部Aは基材1の表面意匠をそ
のまま生かした構成の転写絵付け部材である。
部Bとの間に凹部Cを有する形状にモールディング加工
された中密度繊維板(MDF)を基材1とし、その鏡板
部B及び凹部Cの部分に木目柄の絵柄を有する転写層2
を転写形成してなり、周縁部Aは基材1の表面意匠をそ
のまま生かした構成の転写絵付け部材である。
【0014】係る転写絵付け部材は、図2に示す様に、
基材1の表面の鏡板部B及び凹部Cの部分に、スプレー
法等により選択的に接着剤5を施し、熱成形性シート3
の離型性表面に転写層2を有する熱成形性転写シート4
を当該部分の形状に裁断したものを載置し、真空成型法
により熱成形性転写シート4を熱軟化、変形させて基材
1の凹部Cの内表面にまでその表面に沿って密着させ、
転写層2を基材1の表面に転写することによって製造す
ることができる。
基材1の表面の鏡板部B及び凹部Cの部分に、スプレー
法等により選択的に接着剤5を施し、熱成形性シート3
の離型性表面に転写層2を有する熱成形性転写シート4
を当該部分の形状に裁断したものを載置し、真空成型法
により熱成形性転写シート4を熱軟化、変形させて基材
1の凹部Cの内表面にまでその表面に沿って密着させ、
転写層2を基材1の表面に転写することによって製造す
ることができる。
【0015】前記真空成型法とは具体的には、転写絵柄
形成領域に接着剤5を施した基材1上に、転写絵柄形成
領域の形状に裁断した熱成形性転写シート4を載置して
真空成形機6内に設置して筐体を閉じ、電熱ヒータ等の
熱源63の熱により熱成形性転写シート4を加熱軟化さ
せた後、筐体内部のシリコーンゴム膜64で仕切られた
下部筐体62の内部を減圧する一方、上部筐体61の内
部に圧縮空気を導入して、その圧力差(真空圧)により
シリコーンゴム膜64を介して熱変形性転写シート4を
変形させつつ基材1の表面の凹凸形状に沿って密着さ
せ、熱成形性転写シート4の転写層2を基材1の表面に
接着させる。しかる後に、真空圧を解除して真空成形機
6内から取り出し、熱成形性転写シート4の熱成形性シ
ート3を転写層2から剥離除去して、基材1の表面の転
写絵柄形成領域に絵柄の転写層2が転写形成された転写
絵付け部材が完成する。
形成領域に接着剤5を施した基材1上に、転写絵柄形成
領域の形状に裁断した熱成形性転写シート4を載置して
真空成形機6内に設置して筐体を閉じ、電熱ヒータ等の
熱源63の熱により熱成形性転写シート4を加熱軟化さ
せた後、筐体内部のシリコーンゴム膜64で仕切られた
下部筐体62の内部を減圧する一方、上部筐体61の内
部に圧縮空気を導入して、その圧力差(真空圧)により
シリコーンゴム膜64を介して熱変形性転写シート4を
変形させつつ基材1の表面の凹凸形状に沿って密着さ
せ、熱成形性転写シート4の転写層2を基材1の表面に
接着させる。しかる後に、真空圧を解除して真空成形機
6内から取り出し、熱成形性転写シート4の熱成形性シ
ート3を転写層2から剥離除去して、基材1の表面の転
写絵柄形成領域に絵柄の転写層2が転写形成された転写
絵付け部材が完成する。
【0016】ここで前記基材1としては、上記した中密
度繊維板の他、例えば本木、合板、集成材、パーティク
ルボード等の木質系基材や、金属、プラスチック成型品
等、従来公知の任意の材質を使用することができる。
度繊維板の他、例えば本木、合板、集成材、パーティク
ルボード等の木質系基材や、金属、プラスチック成型品
等、従来公知の任意の材質を使用することができる。
【0017】前記接着剤5は、基材1の表面に施す代わ
りに、熱成形性転写シート4の転写層2面に形成してお
いてもよい。しかしながら、転写層2面に接着剤5を施
しておく方法によれば、転写工程において万一熱成形転
写シート4の位置ずれが発生することがあると、当然転
写形成される絵柄も位置ずれを発生し、不良品となるの
に対し、基材1の表面に施す方法によれば、仮に熱成形
性転写シート4の位置ずれが発生しても、転写絵柄形成
領域以外の部分にはみ出して絵柄が転写形成されること
がない。また、熱成形性転写シート4を転写絵柄形成領
域よりも多少大きめに裁断しておけば、熱成形性転写シ
ート4の位置ずれにより転写絵柄形成領域内に絵柄の未
形成部分を発生する不具合も防止することができる。
りに、熱成形性転写シート4の転写層2面に形成してお
いてもよい。しかしながら、転写層2面に接着剤5を施
しておく方法によれば、転写工程において万一熱成形転
写シート4の位置ずれが発生することがあると、当然転
写形成される絵柄も位置ずれを発生し、不良品となるの
に対し、基材1の表面に施す方法によれば、仮に熱成形
性転写シート4の位置ずれが発生しても、転写絵柄形成
領域以外の部分にはみ出して絵柄が転写形成されること
がない。また、熱成形性転写シート4を転写絵柄形成領
域よりも多少大きめに裁断しておけば、熱成形性転写シ
ート4の位置ずれにより転写絵柄形成領域内に絵柄の未
形成部分を発生する不具合も防止することができる。
【0018】また、接着剤5として半硬化状態乃至半乾
燥状態で微タック性の接着剤を使用すると、熱成形性転
写シート4を基材1上に載置する際に、熱成形性転写シ
ート4の仮止めが可能になり作業性がより改善されるの
で好適である。使用する接着剤5の種類は、例えば酢酸
ビニル樹脂系エマルジョン接着剤、アクリル樹脂系エマ
ルジョン接着剤、ウレタン系接着剤、エポキシ系接着
剤、アクリル系接着剤、繊維素系接着剤等、従来公知の
任意の接着剤が使用可能である。
燥状態で微タック性の接着剤を使用すると、熱成形性転
写シート4を基材1上に載置する際に、熱成形性転写シ
ート4の仮止めが可能になり作業性がより改善されるの
で好適である。使用する接着剤5の種類は、例えば酢酸
ビニル樹脂系エマルジョン接着剤、アクリル樹脂系エマ
ルジョン接着剤、ウレタン系接着剤、エポキシ系接着
剤、アクリル系接着剤、繊維素系接着剤等、従来公知の
任意の接着剤が使用可能である。
【0019】前記熱成形性転写シート1は、熱成形性シ
ート3の離型性表面に、所望の絵柄の転写層2を剥離可
能に設けてなるものである。前記熱成形性シート3とし
ては、例えばポリ塩化ビニルやポリスチレン、ポリプロ
ピレン等の熱成形性合成樹脂またはそれらの積層体等を
使用することができる。またその転写層3形成面には従
来公知の如く、必要に応じて離型層や艶調整層等が設け
られていても良い。
ート3の離型性表面に、所望の絵柄の転写層2を剥離可
能に設けてなるものである。前記熱成形性シート3とし
ては、例えばポリ塩化ビニルやポリスチレン、ポリプロ
ピレン等の熱成形性合成樹脂またはそれらの積層体等を
使用することができる。またその転写層3形成面には従
来公知の如く、必要に応じて離型層や艶調整層等が設け
られていても良い。
【0020】転写層2は、転写絵付け部材に付与すべき
絵柄を有するものであって、有機または無機の染料また
は顔料等の着色剤を適当な結着剤樹脂中に分散してな
る、従来公知の任意の印刷インキやコーティング材等を
使用することができる。但し、熱成形性転写シート4を
基材1の表面の凹凸形状に沿って変形させ密着させる際
に、熱成形性シート3と共に基材1の表面の凹凸形状に
沿って変形し得る熱成形性を備えていることが好まし
い。
絵柄を有するものであって、有機または無機の染料また
は顔料等の着色剤を適当な結着剤樹脂中に分散してな
る、従来公知の任意の印刷インキやコーティング材等を
使用することができる。但し、熱成形性転写シート4を
基材1の表面の凹凸形状に沿って変形させ密着させる際
に、熱成形性シート3と共に基材1の表面の凹凸形状に
沿って変形し得る熱成形性を備えていることが好まし
い。
【0021】具体的には、例えばアクリル系樹脂、ポリ
塩化ビニル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、ポリビニルブチ
ラール樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、ポリアミド系樹脂、
塩素化ポリプロピレン樹脂、ウレタン系樹脂、ニトロセ
ルロース、セルロースアセテート、セルロースアセテー
トプロピオネート、塩化ゴム、環化ゴム等を結着剤樹脂
とするものが好適に使用可能である。
塩化ビニル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、ポリビニルブチ
ラール樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、ポリアミド系樹脂、
塩素化ポリプロピレン樹脂、ウレタン系樹脂、ニトロセ
ルロース、セルロースアセテート、セルロースアセテー
トプロピオネート、塩化ゴム、環化ゴム等を結着剤樹脂
とするものが好適に使用可能である。
【0022】またその形成方法は、例えばグラビア印刷
法、オフセット印刷法、スクリーン印刷法、フレキソ印
刷法等の各種印刷方法や、グラビアコート法、ナイフコ
ート法、ロールコート法、スプレーコート法等の各種コ
ーティング方法等、従来公知の任意の方法が使用でき
る。また転写層2としては絵柄印刷層の他、必要に応じ
て剥離層、表面保護層、接着剤層等を組み合わせて設け
てもよい。
法、オフセット印刷法、スクリーン印刷法、フレキソ印
刷法等の各種印刷方法や、グラビアコート法、ナイフコ
ート法、ロールコート法、スプレーコート法等の各種コ
ーティング方法等、従来公知の任意の方法が使用でき
る。また転写層2としては絵柄印刷層の他、必要に応じ
て剥離層、表面保護層、接着剤層等を組み合わせて設け
てもよい。
【0023】前記転写層2の絵柄は、通常の木目柄に限
定されることはなく、例えば寄せ木柄や石目柄、金属調
柄、各種具象柄または抽象柄、単色無地等、任意の所望
の絵柄を適宜選択して使用することができる。
定されることはなく、例えば寄せ木柄や石目柄、金属調
柄、各種具象柄または抽象柄、単色無地等、任意の所望
の絵柄を適宜選択して使用することができる。
【0024】なお、基材1の表面への転写絵付けに際
し、基材1の表面に施した接着剤5は溶剤分が残留しな
い様に十分に乾燥しておくことが望ましいが、接着剤5
中の溶剤分を完全に除去することは一般に困難であるの
で、転写時に基材1と熱成形性転写シート4との間に閉
じ込められ、これが転写時の熱により気化膨張して、基
材1の表面に転写形成された転写層2にフクレを生ずる
場合がある。この現象は、予め熱成形性転写シート4に
微細な貫通孔を多数設けておくと、気化膨張した接着剤
5中の残留溶剤が前記貫通孔を通じて排出されるので、
効果的に防止することができる。この方法は、基材1が
表面に凹凸を有する場合にも、凹部Cに閉じ込められた
空気を逃がし、凹部Cの内表面に熱成形性転写シート4
を密着させるのに有効である。
し、基材1の表面に施した接着剤5は溶剤分が残留しな
い様に十分に乾燥しておくことが望ましいが、接着剤5
中の溶剤分を完全に除去することは一般に困難であるの
で、転写時に基材1と熱成形性転写シート4との間に閉
じ込められ、これが転写時の熱により気化膨張して、基
材1の表面に転写形成された転写層2にフクレを生ずる
場合がある。この現象は、予め熱成形性転写シート4に
微細な貫通孔を多数設けておくと、気化膨張した接着剤
5中の残留溶剤が前記貫通孔を通じて排出されるので、
効果的に防止することができる。この方法は、基材1が
表面に凹凸を有する場合にも、凹部Cに閉じ込められた
空気を逃がし、凹部Cの内表面に熱成形性転写シート4
を密着させるのに有効である。
【0025】以上の要領で基材1の転写絵柄形成領域
(上記の例では鏡板部B及び凹部)に絵柄の転写層2を
形成した後、必要に応じて透明または半透明の塗装を施
しても良く、これにより表面に耐磨耗性や耐水性、耐溶
剤性、耐汚染性、耐候性等の表面物性を付与することが
できる。この塗装は、転写絵柄形成領域のみに施しても
よいし、転写絵柄非形成領域(上記の例では周縁部A)
を含む全面に施してもよい。この塗装に使用する塗料と
しては、例えばアクリル系、ウレタン系、ポリエステル
系、繊維素系、フッ素系等、従来公知の任意の塗料やト
ップコート剤等を使用することができる。
(上記の例では鏡板部B及び凹部)に絵柄の転写層2を
形成した後、必要に応じて透明または半透明の塗装を施
しても良く、これにより表面に耐磨耗性や耐水性、耐溶
剤性、耐汚染性、耐候性等の表面物性を付与することが
できる。この塗装は、転写絵柄形成領域のみに施しても
よいし、転写絵柄非形成領域(上記の例では周縁部A)
を含む全面に施してもよい。この塗装に使用する塗料と
しては、例えばアクリル系、ウレタン系、ポリエステル
系、繊維素系、フッ素系等、従来公知の任意の塗料やト
ップコート剤等を使用することができる。
【0026】上記転写絵柄形成領域は1箇所のみに限定
されることはなく、複数箇所であってもよい。例えば図
3に示す例は框組構造柄の扉用部材であるが、基材1と
しては縦方向の木目を有する集成材を使用して、縦框部
G、Hには基材の意匠をそのまま利用し、横框部D、
E、Fには横方向の木目の絵柄、鏡板部Iにはロータリ
ー杢の絵柄をそれぞれ転写形成したものである。なお、
縦横の框部と鏡板部Iとの間には凹部Jが設けられてい
るが、該凹部Jのうち横框部D、E、Fに隣接する部分
には、横框部D、E、Fと連続した横方向の木目の絵柄
が、凹部Jの内表面にまで転写形成されている。
されることはなく、複数箇所であってもよい。例えば図
3に示す例は框組構造柄の扉用部材であるが、基材1と
しては縦方向の木目を有する集成材を使用して、縦框部
G、Hには基材の意匠をそのまま利用し、横框部D、
E、Fには横方向の木目の絵柄、鏡板部Iにはロータリ
ー杢の絵柄をそれぞれ転写形成したものである。なお、
縦横の框部と鏡板部Iとの間には凹部Jが設けられてい
るが、該凹部Jのうち横框部D、E、Fに隣接する部分
には、横框部D、E、Fと連続した横方向の木目の絵柄
が、凹部Jの内表面にまで転写形成されている。
【0027】係る如く、転写絵柄形成領域を複数有する
転写絵付け部材の製造にあたっては、前記複数の転写絵
柄形成領域に対応する複数の熱成形性転写シート4を載
置し、真空成型法により同時に密着、転写するのがよ
い。この方法によれば、転写の工程が一回で済むので生
産性に優れる他、各転写絵柄形成領域の形状に裁断した
熱成形性転写シート4を基材1上に載置した際に、転写
絵柄形成領域相互間の境界部で熱成形性転写シート4の
端部同士が正確に突き合わせ状態とならずに重畳部を発
生することがあっても、絵柄の転写層2が二重に転写さ
れて見苦しい濃色部や段差等を発生することがなく、寧
ろ逆に意図的に熱成形性転写シート4の重畳部を設ける
ことによって、絵柄領域相互間の境界部での未転写の隙
間の発生を防止することができるという利点がある。
転写絵付け部材の製造にあたっては、前記複数の転写絵
柄形成領域に対応する複数の熱成形性転写シート4を載
置し、真空成型法により同時に密着、転写するのがよ
い。この方法によれば、転写の工程が一回で済むので生
産性に優れる他、各転写絵柄形成領域の形状に裁断した
熱成形性転写シート4を基材1上に載置した際に、転写
絵柄形成領域相互間の境界部で熱成形性転写シート4の
端部同士が正確に突き合わせ状態とならずに重畳部を発
生することがあっても、絵柄の転写層2が二重に転写さ
れて見苦しい濃色部や段差等を発生することがなく、寧
ろ逆に意図的に熱成形性転写シート4の重畳部を設ける
ことによって、絵柄領域相互間の境界部での未転写の隙
間の発生を防止することができるという利点がある。
【0028】
【発明の効果】本発明の転写絵付け部材は、基材の表面
の一部の転写絵柄形成領域に、選択的に絵柄を転写形成
してなる構成としたことにより、部材全体に対応した転
写シートを予め用意する必要がなく、転写絵柄非形成領
域では基材が本来有する意匠性を生かしつつ、転写絵柄
形成領域に転写形成した絵柄との組合せにより、意匠性
に優れた転写絵付け部材を容易に得ることができる。
の一部の転写絵柄形成領域に、選択的に絵柄を転写形成
してなる構成としたことにより、部材全体に対応した転
写シートを予め用意する必要がなく、転写絵柄非形成領
域では基材が本来有する意匠性を生かしつつ、転写絵柄
形成領域に転写形成した絵柄との組合せにより、意匠性
に優れた転写絵付け部材を容易に得ることができる。
【0029】しかも、比較的少種類の転写シートを用意
しておけば、基材とそれら転写シートとの組合せにより
極めて多様な種類の部材の製造が可能である。また、製
造可能な部材の大きさが、転写シートの印刷に使用する
印刷機の有効面積によって制約を受けることもない。
しておけば、基材とそれら転写シートとの組合せにより
極めて多様な種類の部材の製造が可能である。また、製
造可能な部材の大きさが、転写シートの印刷に使用する
印刷機の有効面積によって制約を受けることもない。
【0030】さらに、基材への転写絵付けの際には、転
写絵柄形成領域の絵柄を有する転写シートから、転写絵
柄形成領域に相当する形状に裁断して使用すれば良いの
で、印刷工程において張力や乾燥熱により絵柄に歪みが
発生していても、基材との見当合わせの問題がないの
で、絵柄そのものの意匠性を損なうことのない範囲であ
れば、問題になることはない。
写絵柄形成領域の絵柄を有する転写シートから、転写絵
柄形成領域に相当する形状に裁断して使用すれば良いの
で、印刷工程において張力や乾燥熱により絵柄に歪みが
発生していても、基材との見当合わせの問題がないの
で、絵柄そのものの意匠性を損なうことのない範囲であ
れば、問題になることはない。
【0031】また特に、基材が表面に凹凸形状を有する
場合には、転写絵柄形成領域の境界の少なくとも一部
を、基材の表面の凹凸形状に対応して設ければ、例えば
前述した框組構造の様に、部材の表面の凹凸に同調した
絵柄を有する意匠性に優れた部材を、容易に得ることが
できる。
場合には、転写絵柄形成領域の境界の少なくとも一部
を、基材の表面の凹凸形状に対応して設ければ、例えば
前述した框組構造の様に、部材の表面の凹凸に同調した
絵柄を有する意匠性に優れた部材を、容易に得ることが
できる。
【0032】本発明の転写絵付け部材の製造方法は、基
材の表面の一部の転写絵柄形成領域に、該転写絵柄形成
領域の形状に裁断した熱成形性転写シートを重ね合わ
せ、真空成型法により前記熱成形性転写シートを前記基
材の表面形状に沿って密着させることにより、前記転写
絵柄形成領域に選択的に絵柄を転写形成するので、表面
に凹凸形状を有する基材の凹部にも転写不良を発生する
ことなく絵柄を転写することができ、例えば前述した框
組構造の様に、部材の表面の凹凸に同調した絵柄を有す
る意匠性に優れた転写絵付け部材を、容易に得ることが
できる。
材の表面の一部の転写絵柄形成領域に、該転写絵柄形成
領域の形状に裁断した熱成形性転写シートを重ね合わ
せ、真空成型法により前記熱成形性転写シートを前記基
材の表面形状に沿って密着させることにより、前記転写
絵柄形成領域に選択的に絵柄を転写形成するので、表面
に凹凸形状を有する基材の凹部にも転写不良を発生する
ことなく絵柄を転写することができ、例えば前述した框
組構造の様に、部材の表面の凹凸に同調した絵柄を有す
る意匠性に優れた転写絵付け部材を、容易に得ることが
できる。
【図1】本発明の転写絵付け部材の実施の形態を示す正
面図である。
面図である。
【図2】(a)〜(e)は、本発明の転写絵付け部材の
製造工程を説明する側断面図である。
製造工程を説明する側断面図である。
【図3】本発明の転写絵付け部材の他の実施の形態を示
す正面図である。
す正面図である。
A‥‥周縁部 B‥‥鏡板部 C‥‥凹部 D、E、F‥‥横框部 G、H‥‥縦框部 I‥‥鏡板部 J‥‥凹部 1‥‥基材 2‥‥転写層 3‥‥熱成形性シート 4‥‥熱成形性転写シート 5‥‥接着剤 6‥‥真空成形機 61‥‥上部筐体 62‥‥下部筐体 63‥‥熱源 64‥‥シリコーンゴム膜
Claims (3)
- 【請求項1】基材の表面の一部の転写絵柄形成領域に、
選択的に絵柄を転写形成してなることを特徴とする転写
絵付け部材。 - 【請求項2】前記基材が凹凸形状を有し、前記転写絵柄
形成領域の境界の少なくとも一部が、前記基材の表面の
凹凸形状に対応して設けられてなることを特徴とする請
求項1に記載の転写絵付け部材。 - 【請求項3】基材の表面の一部の転写絵柄形成領域に、
該転写絵柄形成領域の形状に裁断した熱成形性転写シー
トを重ね合わせ、真空成型法により前記熱成形性転写シ
ートを前記基材の表面形状に沿って密着させることによ
り、前記転写絵柄形成領域に選択的に絵柄を転写形成す
ることを特徴とする転写絵付け部材の製造方法。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19755996A JPH1035084A (ja) | 1996-07-26 | 1996-07-26 | 転写絵付け部材及びその製造方法 |
| EP19970108801 EP0816122B1 (en) | 1996-06-27 | 1997-06-02 | Transfer decorated members and the method of manufacturing the same |
| DE1997610957 DE69710957T2 (de) | 1996-06-27 | 1997-06-02 | Gegenstände dekoriert unter Verwendung einer Übertragungsfolie und Verfahren zu deren Herstellung |
| ES97108801T ES2174147T3 (es) | 1996-06-27 | 1997-06-02 | Objetos decorados que utilizan una lamina de transferencia y procedimiento para fabricarlos. |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19755996A JPH1035084A (ja) | 1996-07-26 | 1996-07-26 | 転写絵付け部材及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1035084A true JPH1035084A (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=16376518
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19755996A Pending JPH1035084A (ja) | 1996-06-27 | 1996-07-26 | 転写絵付け部材及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1035084A (ja) |
-
1996
- 1996-07-26 JP JP19755996A patent/JPH1035084A/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CA2317579C (en) | Flat skinned door that simulates a three-dimensional molded skin door and corresponding method | |
| EP0710187B1 (en) | The coating of surfaces of articles | |
| JP3247392B2 (ja) | スクリン印刷法による陶磁器製品の浮彫り装飾方法 | |
| RU2002131447A (ru) | Способ получения покрытий для пола и стен с эффектом неравномерного глянца и продукт, получаемый с помощью этого способа | |
| JP2000043223A (ja) | 化粧材 | |
| EP0816122B1 (en) | Transfer decorated members and the method of manufacturing the same | |
| JPH1035084A (ja) | 転写絵付け部材及びその製造方法 | |
| JPH1016499A (ja) | 転写絵付け部材及びその製造方法 | |
| CN118144458A (zh) | 数字印刷装饰表面制造及其方法 | |
| EP0658447A1 (fr) | Procédé pour la fabrication des produits décoratifs utilisant des reproductions d'oeuvres graphiques | |
| JPH09295497A (ja) | 転写シートおよびそれを用いた転写方法 | |
| JP2004143700A (ja) | 化粧床材 | |
| JP2797789B2 (ja) | エンボス装飾化粧板の製造方法 | |
| WO2005106153A1 (en) | Protective panels and doors | |
| JP2789962B2 (ja) | 化粧板の製造方法 | |
| JPH09164633A (ja) | 木目柄の化粧を施した扉及びその製造方法 | |
| JP3580015B2 (ja) | 転写印刷による化粧板及びその製造方法 | |
| JPH11198111A (ja) | 化粧板の製造方法 | |
| JPH05149061A (ja) | 扉用化粧パネル及びその製造方法 | |
| JPH03153350A (ja) | 床材の製造方法及び製造装置 | |
| JPH09104096A (ja) | 木目エンボス化粧板 | |
| KR20160098882A (ko) | 디자인 보드 및 그의 제조방법 | |
| JPH04107103A (ja) | 無機化粧板の製造方法 | |
| JPH09169096A (ja) | 化粧シ−トの製造方法 | |
| JPH11170438A (ja) | ワイピング調エンボス化粧シートの製造方法および転写材 |