JPH1035256A - 車両用暖房装置 - Google Patents

車両用暖房装置

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JPH1035256A
JPH1035256A JP18974096A JP18974096A JPH1035256A JP H1035256 A JPH1035256 A JP H1035256A JP 18974096 A JP18974096 A JP 18974096A JP 18974096 A JP18974096 A JP 18974096A JP H1035256 A JPH1035256 A JP H1035256A
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cooling water
engine
viscous
rotor
heat
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JP18974096A
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English (en)
Inventor
Toshio Morikawa
敏夫 森川
Shinji Aoki
青木  新治
Goro Uchida
五郎 内田
Yukushi Kato
行志 加藤
Norifumi Ban
律文 伴
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビスカスヒータ9の使用条件を最適化するこ
とにより、エンジンの燃料消費率を低下して燃料経済性
を向上できるようにする。 【解決手段】 エンジンを冷却する冷却水が還流する冷
却水回路に、ビスカスヒータ9とこのビスカスヒータ9
の下流側にフロント側ヒータコアとを設けた。そして、
外気温センサで検出した外気温が設定外気温よりも低温
の時に電磁コイル41をオンしてビスカスヒータ9のロ
ータ53にエンジンの回転動力を伝えるようにして、発
熱室50内の粘性流体に剪断力が作用し、粘性流体の発
生熱により冷却水路51を還流する冷却水を加熱する。
また、外気温センサで検出した外気温が設定外気温より
も高温の時には、電磁コイル41がオンされずビスカス
ヒータ9のロータ53にエンジンの回転動力が伝わらな
いので、エンジンの負荷およびVベルトの負荷が減る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水冷式のエンジン
を冷却する冷却水を昇温させる剪断発熱器を備えた車両
用暖房装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両用暖房装置としては、水
冷式のエンジンを冷却した冷却水をダクト内のヒータコ
アに供給し、このヒータコアを通過することにより加熱
された空気を車室内に送り込んで、車室内の暖房を行う
ようにした車両用温水式暖房装置が一般的である。
【0003】ところが、例えばディーゼルエンジン車や
リーンバーンエンジン車のように、エンジンの発熱量が
少なくてエンジンを冷却する冷却水を充分に加熱するこ
とができない車両の場合には、ヒータコアに供給される
冷却水の温度を所定冷却水温(例えば80℃)に維持す
ることができないので、車室内の暖房能力が不足すると
いう不具合があった。上記のような不具合を解消する目
的で、従来より、特開平6−92134号公報におい
て、エンジンからヒータコアに供給される冷却水を加熱
する剪断発熱器を冷却水回路中に設けるようにした車両
用暖房装置が提案されている。
【0004】ここで、剪断発熱器は、エンジンの回転動
力をベルト伝動機構および電磁クラッチを介してシャフ
トに伝達し、ケース内に発熱室を設けて、その発熱室の
外周に冷却水路を形成し、更に発熱室内にシャフトと一
体的に回転するロータを配置すると共に、ロータの回転
によりその発熱室内に封入されたシリコンオイル等の粘
性流体に剪断力を作用させて熱を発生させ、その発生熱
により冷却水路内を還流する冷却水を加熱するようにし
たものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のよう
な剪断発熱器を備えた車両用暖房装置は、冷却水温が設
定冷却水温以下の時に、電磁クラッチをオンしてエンジ
ンの回転動力をシャフトおよびロータに伝達するように
しているため、夏期のエンジン始動時などのように、外
気温が高温で車室内を暖房する必要のない場合でも、冷
却水温が設定冷却水温よりも低いと電磁クラッチがオン
する。このため、剪断発熱器のシャフトおよびロータに
エンジンの回転動力(駆動トルク)が伝達されるので、
その駆動トルクによりエンジンおよびベルト伝動機構に
大きな負荷が加わる。このため、エンジンの燃料消費率
が増加してランニングコスト(燃料経済性)が悪化する
という問題が生じている。
【0006】そこで、剪断発熱器をあまり作動させない
ように、設定冷却水温の値を下げることによって、エン
ジンの燃料経済性を向上させるようにすることが考えら
れる。ところが、このようにした場合には、ヒータコア
に供給される冷却水温を所定冷却水温に維持することが
できないので、ヒータコアの放熱量が低下する。したが
って、車室内を暖房する必要のあるときに、充分な暖房
能力が得られないという問題が生じる。
【0007】
【発明の目的】本発明は、剪断発熱器の使用条件を最適
化することにより、燃料経済性の悪化を防止することが
でき、且つ充分な暖房能力を得ることのできる車両用暖
房装置を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よれば、車室外の空気温度に関連する物理量が設定値以
上の場合には、動力伝達手段を制御してエンジンの回転
動力を剪断発熱器のロータに伝えないようにすることに
より、エンジンの負荷が軽減されるので、エンジンの燃
料消費率が低下して燃料経済性を向上できると共に、エ
ンジンの始動性を向上できる。
【0009】請求項2に記載の発明によれば、車室外の
空気温度に関連する物理量が設定値よりも小さく、冷却
水温検出手段で検出した冷却水温が設定冷却水温以下の
場合には、動力伝達手段を制御してエンジンの回転動力
を剪断発熱器のロータに伝えるようにすることにより、
そのロータの回転により発熱室内の粘性流体に剪断力が
作用し粘性流体が熱を発生する。これにより、エンジン
から暖房用熱交換器に供給される冷却水が加熱されるの
で、暖房用熱交換器の放熱量が増加することにより充分
な暖房能力が得られる。
【0010】請求項3に記載の発明によれば、車室外の
空気温度に関連する物理量が設定値以上の場合には、ク
ラッチ手段によりベルト伝動手段と剪断発熱器のロータ
とを解放させることによって、エンジンの回転動力が剪
断発熱器のロータに伝わらない。これにより、エンジン
の負荷および動力伝達手段の負荷を軽減できるので、エ
ンジンの燃料消費率が低下し燃料経済性を向上できると
共に、エンジンの始動性を向上できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態の構成〕図1ないし図8は本発明の第1
実施形態を示したもので、図1は車両用空気調和装置の
全体構造を示した図で、図2はエンジンとベルト伝動機
構を示した図である。
【0012】車両用空気調和装置1は、車両のエンジン
ルームに設置された水冷式のディーゼルエンジン(以下
エンジンと略す)E、車室内を空調する空気調和装置
(以下エアコンと呼ぶ)2、車室内のリヤ側を暖房する
リヤヒータ装置3、エンジンEを冷却する冷却水を加熱
する剪断発熱装置4、エアコン2とリヤヒータ装置3を
制御するエアコンECU100、およびエンジンEを制
御するエンジンECU200等を備えている。
【0013】エンジンEは、シリンダブロックとシリン
ダヘッドの回りにウォータジャケット13を設けてい
る。また、エンジンEの出力軸(クランク軸)11に
は、後記するVベルト6に連結するクランクプーリ12
が取り付けられている。そして、そのウォータジャケッ
ト13は、エンジンEを冷却する冷却水を循環させる冷
却水回路W中に設けられている。
【0014】冷却水回路Wには、冷却水を強制循環させ
るウォータポンプ14、冷却水と空気とを熱交換して冷
却水を空冷するラジエータ(図示せず)、冷却水と空気
とを熱交換して空気を加熱するフロント側ヒータコア1
5、冷却水と空気とを熱交換して空気を加熱するリヤ側
ヒータコア16、およびこのリヤ側ヒータコア16への
冷却水の供給および遮断を司るウォータバルブ17等が
取り付けられている。ウォータポンプ14は、エンジン
Eのウォータジャケット13よりも上流側に設置され、
エンジンEの出力軸11に回転駆動される。
【0015】エアコン2は、フロント側ダクト21、フ
ロント側ブロワ22、冷凍サイクル、およびフロント側
ヒータコア15等から構成されている。フロント側ダク
ト21の風上側には、外気吸込口24aおよび内気吸込
口24bを選択的に開閉して吸込口モードを切り替える
内外気切替ダンパ24が回動自在に取り付けられてい
る。フロント側ダクト21の風下側には、デフロスタ吹
出口25a、フェイス吹出口25bおよびフット吹出口
25cを選択的に開閉して吹出口モードを切り替えるモ
ード切替ダンパ25が回動自在に取り付けられている。
【0016】フロント側ブロワ22は、ブロワモータ2
3により回転駆動されて、フロント側ダクト21内に車
室内へ向かう空気流を発生する送風手段である。冷凍サ
イクルは、コンプレッサ(エンジン補機、冷媒圧縮
機)、コンデンサ(冷媒凝縮器)、レシーバ(気液分離
器)、エキスパンション・バルブ(膨張弁、減圧装
置)、エバポレータ(冷媒蒸発器)26およびこれらを
環状に接続する冷媒配管等からなる。
【0017】コンプレッサは、電磁クラッチ(以下エア
コンクラッチと呼ぶ)27を備え、エバポレータ26よ
り吸入した冷媒を圧縮してコンデンサへ吐出する。エア
コンクラッチ27は、Vベルト6を介してエンジンEの
出力軸11に取り付けられたクランクプーリ12(図2
参照)に駆動連結され、電磁コイルへの通電により入力
部(ロータ)に出力部(アーマチャ、インナーハブ)が
吸着することによりエンジンEの回転動力をコンプレッ
サに伝達する。エバポレータ26は、フロント側ダクト
21内に設置され、フロント側ダクト21内を流れる空
気を冷却する冷却手段である。
【0018】フロント側ヒータコア15は、本発明の暖
房用熱交換器であって、フロント側ダクト21内におい
てエバポレータ26よりも空気の流れ方向の下流側(風
下側)に設置され、且つ冷却水回路Wにおいて剪断発熱
装置4よりも冷却水の流れ方向の下流側に接続されてい
る。このフロント側ヒータコア15は、エバポレータ2
6を通過した空気と冷却水とを熱交換して空気を加熱す
る加熱手段である。
【0019】なお、フロント側ヒータコア15の風上側
には、エアミックスダンパ28が回動自在に取り付けら
れている。このエアミックスダンパ28は、フロント側
ヒータコア15を通過する空気量(温風量)とフロント
側ヒータコア15を迂回する空気量(冷風量)との風量
調節を行って車室内に吹き出す空気の温度を調節する吹
出温度調節手段である。
【0020】リヤヒータ装置3は、リヤ側ダクト31、
リヤ側ブロワ32およびリヤ側ヒータコア16等から構
成されている。リヤ側ダクト31の風下側には、フット
吹出口(図示せず)が開口している。リヤ側ブロワ32
は、ブロワモータ33により回転駆動されて、リヤ側ダ
クト31内に車室内へ向かう空気流を発生する送風手段
である。
【0021】リヤ側ヒータコア16は、本発明の暖房用
熱交換器であって、リヤ側ダクト31内に設置されてい
る。そして、リヤ側ヒータコア16は、冷却水回路Wに
おいて剪断発熱装置4よりも冷却水の流れ方向の下流側
にウォータバルブ17を介して接続されている。このリ
ヤ側ヒータコア16は、リヤ側ダクト31内を流れる空
気と冷却水とを熱交換して空気を加熱する加熱手段であ
る。
【0022】次に、剪断発熱装置4を図1ないし図4に
基づいて簡単に説明する。ここで、図3および図4は剪
断発熱装置4を示した図である。剪断発熱装置4は、エ
ンジンEの出力軸11に駆動連結されたベルト伝動機構
5、およびシャフト8を有する剪断発熱器(以下ビスカ
スヒータと呼ぶ)9とからなる。
【0023】ベルト伝動機構5は、本発明の動力伝達手
段であって、図1および図2に示したように、エンジン
Eの出力軸11に取り付けられたクランクプーリ12に
掛け渡された多段式のVベルト6、およびこのVベルト
6を介して出力軸11(クランクプーリ12)に駆動連
結された電磁クラッチ(以下ビスカスクラッチと呼ぶ)
7を有する動力伝達機構である。
【0024】Vベルト6は、ビスカスクラッチ7を介し
てエンジンEの回転動力(駆動力)をビスカスヒータ9
のシャフト8に伝えるベルト伝動手段である。なお、本
実施形態のVベルト6は、エアコンクラッチ27とビス
カスクラッチ7とに共掛けされている。
【0025】ビスカスクラッチ7は、図3に示したよう
に、通電されると起磁力を発生する電磁コイル41、エ
ンジンEによって回転駆動されるロータ42、電磁コイ
ル41の起磁力によってロータ42に吸着するアーマチ
ャ43、このアーマチャ43に板ばね44を介して連結
され、ビスカスヒータ9のシャフト8に回転動力を与え
るインナーハブ45等から構成されたクラッチ手段であ
る。
【0026】電磁コイル41は、絶縁皮膜を施した導電
線を巻回したもので、鉄等の磁性材料で形成されたステ
ータ46内に収容され、エポキシ系樹脂によってステー
タ46内にモールド固定されている。なお、ステータ4
6は、ビスカスヒータ9のハウジング10の前面に固定
されている。
【0027】ロータ42は、外周にVベルト6(図1お
よび図2参照)が掛け渡されるVプーリ47が溶接等の
接合手段により接合され、Vベルト6を介して伝達され
たエンジンEの回転動力によって常時回転する回転体
(ビスカスクラッチ7の入力部)である。また、ロータ
42は、鉄等の磁性材料により断面コの字形状に形成さ
れた第1摩擦部材であって、内周側に設けたベアリング
48を介してビスカスヒータ9のハウジング10の外周
に回転自在に支持されている。
【0028】アーマチャ43は、ロータ42の円環板形
状の摩擦面に軸方向のエアギャップ(例えば0.5mm
の隙間)を隔てて対向する円環板形状の摩擦面を有し、
鉄等の磁性材料で円環板形状に形成された第2摩擦部材
である。なお、アーマチャ43は、電磁コイル41の起
磁力によりロータ42の摩擦面に吸着(係合)されると
ロータ42からエンジンEの回転動力が伝達される。
【0029】板ばね44は、外周側がアーマチャ43に
リベット等の固定手段により固定され、内周側がインナ
ーハブ45にリベット等の固定手段により固定されてい
る。この板ばね44は、電磁コイル41の通電停止時に
アーマチャ43をロータ42の摩擦面から離脱(解放)
させる方向(図示左方向)へ変位させて初期位置に戻す
弾性部材である。インナーハブ45は、入力側が板ばね
44を介してアーマチャ43に駆動連結し、出力側がビ
スカスヒータ9のシャフト8にスプライン嵌合により駆
動連結したビスカスクラッチ7の出力部である。
【0030】ビスカスヒータ9は、暖房用熱源であるエ
ンジンEに対して暖房用補助熱源を構成するもので、V
ベルト6およびビスカスクラッチ7を介してエンジンE
の回転動力が与えられるシャフト8、このシャフト8を
回転自在に支持するハウジング10、このハウジング1
0の内部空間を発熱室50と冷却水路51とに2分割す
るセパレータ52、およびハウジング10内に回転可能
に配されたロータ53等から構成されている。
【0031】シャフト8は、ビスカスクラッチ7のイン
ナーハブ45にボルト等の締結部材54により締め付け
固定され、アーマチャ43と一体的に回転する入力軸で
ある。このシャフト8は、ベアリング55およびシール
材56を介してハウジング10の内周に回転自在に支持
されている。なお、シール材56には粘性流体の漏れを
防ぐオイルシールが利用されている。
【0032】ハウジング10は、アルミニウム合金等の
金属部材よりなり、後端部に円環板形状のカバー57を
ボルトやナット等の締結部材58により締め付け固定し
ている。なお、ハウジング10とカバー57との接合面
には、セパレータ52およびシール材59が装着されて
いる。そのシール材59には冷却水の漏れを防ぐOリン
グが利用されている。
【0033】セパレータ52は、アルミニウム合金等の
熱伝導性に優れた金属部材よりなり、外周部がハウジン
グ10の円筒状部とカバー57の円筒状部とに挟み込ま
れタ仕切り部材である。仕切り壁52bの前端面とハウ
ジング10の後端面との間には、剪断力が作用すると発
熱する粘性流体(例えばシリコンオイル等)が封入され
た発熱室50が形成されている。
【0034】そして、仕切り壁52bの後端面とカバー
57の内部には、外部と液密的に区画され、エンジンE
を冷却する冷却水が還流する冷却水路51が形成されて
いる。さらに、セパレータ52の下方側の後端面には、
粘性流体の熱を冷却水に効率良く伝達するための略円弧
形状のフィン部52aが多数一体成形されている。
【0035】なお、フィン部52aの代わりにセパレー
タ52の後端面を凸凹にしたり、コルゲートフィンや微
細ピンフィン等の熱伝達促進部材をカバー57の外壁面
に設けたりしても良い。また、セパレータ52とロータ
53との間でラビリンスシールを形成して、そのラビリ
ンスシールを発熱室50としても良い。
【0036】セパレータ52の後端面からは、冷却水路
51を上流側水路51aと下流側水路51bとに区画す
るように仕切り壁52bが膨出形成されている。そし
て、カバー57の仕切り壁52b付近の外壁部には、冷
却水路51内に冷却水を流入させる入口側冷却水配管5
7a、および冷却水路51より冷却水を流出させる出口
側冷却水配管57bが接続されている。
【0037】ロータ53は、発熱室50内に回転可能に
配され、シャフト8の後端部の外周に固定されている。
このロータ53の外周面または両側壁面には、複数の溝
部(図示せず)が形成され、隣設する溝部間に突起部が
形成されている。そして、ロータ53は、シャフト8に
エンジンEの回転動力が与えられるとシャフト8と一体
的に回転して発熱室50内に封入されている粘性流体に
剪断力を作用させる。
【0038】次に、エアコンECU100を図1、図5
ないし図7に基づいて簡単に説明する。ここで、図5は
車両用空気調和装置1の電子回路を示した図である。エ
アコンECU100は、本発明の暖房制御装置であっ
て、エアコン2のコンプレッサおよびビスカスヒータ9
等の冷暖房機器をコンピュータ制御するエアコン制御シ
ステム用の電子回路である。このエアコンECU100
は、それ自体はCPU、ROM、RAMを内蔵したマイ
クロコンピュータである。
【0039】エアコンECU100は、ビスカススイッ
チ70、イグニッションスイッチ71、外気温センサ7
2、冷却水温センサ73およびエンジンECU200よ
り入力する入力信号と予め記憶された制御プログラム
(図6参照)等に基づいて、ビスカスクラッチ7の電磁
コイル41、エアコンクラッチ27のエアコンクラッチ
リレー75およびリヤ側ブロワ32等の冷暖房機器を制
御して車室内の空調制御を行う。
【0040】ここで、エアコンECU100は、エアコ
ン2の運転時に、車室内の温度を所望の温度に設定する
温度設定手段や、車室内の空調状態に影響を及ぼす環境
条件(例えば内気温、外気温、冷却水温、エバ後温度、
日射量または吹出温度等)を検出する環境条件検出手段
を利用して目標吹出温度TAOを算出し、その目標吹出
温度TAOに基づいてエアミックスダンパ28の開度を
変更することにより車室内の空調状態を制御するように
している。
【0041】ビスカススイッチ70は、ビスカスヒータ
9を用いた車室内暖房を希望する暖房優先スイッチであ
って、投入(オン)されるとエアコンECU100に暖
房優先信号を出力する。また、ビスカススイッチ70
は、エンジンEの燃料消費率(燃料経済性)の向上を優
先させる燃費優先スイッチであって、オフされるとエア
コンECU100に燃費優先信号を出力する。
【0042】イグニッションスイッチ71は、OFF、
ACC、STおよびIGの各端子を有する。STはスタ
ータへの通電を行うスタータ通電端子で、エアコンEC
U100にスタータ通電信号を出力する。外気温センサ
72は、本発明の物理量検出手段であって、例えばサー
ミスタが使用され、車両の車室外の空気温度(外気温)
を検出する外気温検出手段であって、エアコンECU1
00に外気温検出信号を出力する。
【0043】冷却水温センサ73は、例えばサーミスタ
が使用され、冷却水回路W中の冷却水の温度(本実施形
態ではビスカスヒータ9の冷却水路51の出口側冷却水
配管57bの冷却水温)を検出する冷却水温検出手段で
あって、エアコンECU100に冷却水温検出信号を出
力する。エアコンクラッチリレー75は、リレーコイル
75aおよびリレースイッチ75bよりなり、リレーコ
イル75aが通電されるとリレースイッチ75bが閉じ
る。これにより、エアコンクラッチ27が通電される。
【0044】次に、本実施形態のエアコンECU100
のビスカスヒータ制御を図1ないし図8に基づいて簡単
に説明する。ここで、図6はエアコンECU100の制
御プログラムの一例を示したフローチャートである。
【0045】先ず、各種センサ信号やスイッチ信号等の
入力信号を読み込む(物理量検出手段、冷却水温検出手
段:ステップS1)。次に、ビスカススイッチ70が投
入(ON)されているか否かを判定する。すなわち、暖
房優先信号を入力しているか燃費優先信号を入力してい
るか否かを判定する(ビスカススイッチ判定手段:ステ
ップS2)。この判定結果がNOの場合には、車室内の
暖房が不要でエンジンEの燃料消費率の向上を優先させ
るため、ビスカスクラッチ7の電磁コイル41をオフ
(OFF)、つまりビスカスクラッチ7の電磁コイル4
1の通電を停止することによりビスカスヒータ9のロー
タ53の回転を停止させる(ステップS3)。次に、ス
テップS1の処理に移行する。
【0046】また、ステップS2の判定結果がYESの
場合には、記憶回路(例えばROM)に予め記憶された
外気温に基づくビスカスヒータ制御の特性図(図7参
照)に応じてビスカスクラッチ7の電磁コイル41のオ
ン、オフを判定する。すなわち、外気温センサ72で検
出した外気温が設定外気温(設定値)以上の高温である
か低温であるかを判定する(外気温判定手段:ステップ
S4)。
【0047】具体的には、外気温としては、図7の特性
図に示したように、設定外気温(A:例えば25℃)と
設定外気温(B:例えば15℃)とでヒステリシスを持
たせており、この設定外気温以上の高温のときにビスカ
スクラッチ7の電磁コイル41をOFFし、この設定外
気温以下の低温のときにビスカスクラッチ7の電磁コイ
ル41をONする。なお、図7の特性図にはヒステリシ
スを設けたが、ヒステリシスを設けなくても良い。この
ステップS4の判定結果が高温の場合には、ステップS
3の処理に移行し、ビスカスクラッチ7の電磁コイル4
1をOFFする。
【0048】また、ステップS4の判定結果が低温の場
合には、記憶回路(例えばROM)に予め記憶された冷
却水温に基づくビスカスヒータ制御の特性図(図8参
照)に応じてビスカスクラッチ7の電磁コイル41のオ
ン、オフを判定する。すなわち、冷却水温センサ73で
検出した冷却水温が設定冷却水温(設定値)以上の高温
であるか低温であるかを判定する(冷却水温判定手段:
ステップS5)。
【0049】具体的には、設定冷却水温としては、図8
の特性図に示したように、設定冷却水温(A:例えば8
0℃)と設定冷却水温(B:例えば70℃)とでヒステ
リシスを持たせており、この設定冷却水温以上の高温の
ときにビスカスクラッチ7の電磁コイル41をOFF
し、この設定冷却水温以下の低温のときにビスカスクラ
ッチ7の電磁コイル41をONする。なお、図8の特性
図にはヒステリシスを設けたが、ヒステリシスを設けな
くても良い。このステップS5の判定結果が高温の場合
には、ステップS3の処理に移行し、ビスカスクラッチ
7の電磁コイル41をOFFする。
【0050】また、ステップS5の判定結果が低温の場
合には、エンジンECU200との通信(送信および受
信)を行う(ステップS6)。次に、ビスカスクラッチ
7の電磁コイル41をONすることを許可する許可信号
をエンジンECU200より受信しているか否かを判定
する(許可信号判定手段:ステップS7)。この判定結
果がNOの場合には、ステップS3の処理に移行し、ビ
スカスクラッチ7の電磁コイル41をOFFする。
【0051】また、ステップS7の判定結果がYESの
場合には、最大暖房時の暖房能力の不足を補うため、ビ
スカスクラッチ7の電磁コイル41をオン(ON)、つ
まりビスカスクラッチ7の電磁コイル41を通電するこ
とによりビスカスヒータ9のロータ53を回転させる
(ビスカスヒータ駆動手段:ステップS8)。次に、ス
テップS1の処理に移行する。
【0052】次に、エンジンECU200を図1および
図5に基づいて簡単に説明する。エンジンECU200
は、エンジンEをコンピュータ制御するエンジン制御シ
ステム用の電子回路で、それ自体はCPU、ROM、R
AMを内蔵したマイクロコンピュータである。
【0053】このエンジンECU200は、エンジン回
転速度センサ81、車速センサ82、スロットル開度セ
ンサ83およびエアコンECU100より入力した入力
信号と予め記憶された制御プログラムに基づいて、エン
ジンEのアイドル回転速度制御(アイドルアップ制
御)、燃料噴射量制御、燃料噴射時期制御、吸気絞り制
御、グロープラグ通電制御等のエンジン制御を行うと共
に、エアコンECU100の処理に必要な信号をエアコ
ンECU100に送る。
【0054】エンジン回転速度センサ81は、エンジン
Eの出力軸11の回転速度を検出するエンジン回転速度
検出手段で、エンジン回転速度信号をエンジンECU2
00に出力する。車速センサ82は、例えばリードスイ
ッチ式車速センサ、光電式車速センサ、MRE(磁気抵
抗素子)式車速センサ等が用いられ、車両の速度を検出
する車速検出手段で、車速信号をエンジンECU200
に出力する。スロットル開度センサ83は、エンジンE
の吸気管内に設けられたスロットルバルブの開度を検出
するスロットル開度検出手段で、スロットル開度信号を
エンジンECU200に出力する。
【0055】次に、エンジンECU200のビスカスヒ
ータ制御を図1および図5に基づいて簡単に説明する。
【0056】エンジンECU200は、エンジン回転速
度センサ81、車速センサ82およびスロットル開度セ
ンサ83等からの各種センサ信号に基づいて、エアコン
ECU100へ許可信号(ビスカスクラッチ7の電磁ク
ラッチ41をONすることを許可する信号)を送信する
か、不許可信号(ビスカスクラッチ7の電磁クラッチ4
1をONすることを許可しない信号)を送信するかを判
定する。ここで、許可信号を送信すると判定されたとき
には、吸入空気量を増加してアイドル回転速度をステッ
プ的に上げる制御、所謂アイドルアップ制御を行う。
【0057】次に、本実施形態の車両用空気調和装置1
の作動を図1ないし図8に基づいて簡単に説明する。
【0058】エンジンEが始動することにより出力軸1
1が回転し、ベルト伝動機構5のVベルト6を介してロ
ータ42にエンジンEの回転動力が伝達される。そし
て、ビスカススイッチ70が投入され、外気温が設定外
気温よりも低温で、冷却水温が設定冷却水温よりも低温
で、且つエンジンECU200より許可信号を受信して
いる場合には、ビスカスクラッチ7の電磁コイル41が
オンされる。すなわち、電磁コイル41がオンされるの
で、電磁コイル41の起磁力によってアーマチャ43が
ロータ42の摩擦面に吸着し、エンジンEの回転動力が
インナーハブ45およびシャフト8に伝達される。
【0059】これにより、シャフト8と一体的にロータ
53が回転するので、発熱室50内の粘性流体に剪断力
が作用することにより、粘性流体が発熱する。したがっ
て、エンジンEのウォータジャケット13内で加熱され
た冷却水は、ビスカスヒータ9の冷却水路51を通過す
る際に、セパレータ52に一体成形された多数のフィン
部52aを介して粘性流体の発生熱を吸熱することによ
り加熱される。そして、このビスカスヒータ9で加熱さ
れた冷却水がフロント側ヒータコア15に供給されるこ
とにより、大きい暖房能力で車室内の暖房が行われる。
【0060】ここで、エンジンEが始動することにより
出力軸11が回転し、ベルト伝動機構5のVベルト6を
介してロータ42にエンジンEの回転動力が伝達される
が、ビスカスヒータ9の他の使用条件が満たされていて
も、外気温が設定外気温よりも高温の時には、車室内を
暖房する必要はなく、逆に車室内を冷房する必要がある
ので、ビスカスクラッチ7の電磁コイル41がオフされ
る。このため、アーマチャ43がロータ42の摩擦面に
吸着されず、エンジンEの回転動力がインナーハブ45
およびシャフト8に伝達されない。これにより、ロータ
42が空転するのみで、シャフト8およびロータ53が
回転しないので、発熱室50内の粘性流体に剪断力が作
用しない。
【0061】なお、ビスカスヒータ9の発熱能力は発熱
室50内に封入された粘性流体の粘性係数により予め任
意に設定することができる。すなわち、粘性係数の高い
粘性流体程、ロータ53の回転により作用する剪断力が
大きくなるため、ビスカスヒータ9の発熱能力が高くな
り、エンジンEの負荷および燃料消費率が大きくなる。
一方、粘性係数の低い粘性流体程、ロータ53の回転に
より作用する剪断力が小さくなるため、ビスカスヒータ
9の発熱能力が低くなり、エンジンEの負荷および燃料
消費率が小さくなる。
【0062】〔第1実施形態の効果〕以上のように、本
実施形態の車両用空気調和装置1は、ビスカススイッチ
70が投入されていても、外気温センサ72で検出した
外気温が設定外気温よりも高温の場合には、ビスカスク
ラッチ7の電磁コイル41がオフされることにより、ビ
スカスクラッチ7のロータ42の摩擦面よりアーマチャ
43が離間する。これにより、ビスカスヒータ9のシャ
フト8およびロータ53にエンジンEの回転動力を伝達
するVベルト6およびロータ42に大きな駆動トルクが
加わらなくなる。
【0063】したがって、暖房優先スイッチであるビス
カススイッチ70が投入されない時や、車室内の冷房が
必要な高外気温時には、大きな暖房能力が不要のため
に、ビスカスクラッチ7の電磁コイル41をオフするこ
とにより、エンジンEの負荷を軽減することができる。
また、ビスカスクラッチ7の電磁コイル41がオフされ
ることにより、ベルト伝動機構5のVベルト6の滑りや
ビスカスクラッチ7のロータ42とアーマチャ43との
間の滑りが生じることによる異音の発生を防止できる。
さらに、夏期のエンジンEの始動時に、エンジンEの負
荷が軽減されるので、エンジンEの始動性を向上でき
る。
【0064】〔第2実施形態〕図9は本発明の第2実施
形態を示したもので、車両用空気調和装置の電気回路を
示した図である。
【0065】本実施形態の車両用空気調和装置1の電気
回路には、第1実施形態のエアコンECU100の代わ
りに、エアコン2をアナログ制御するエアコンアナログ
回路(暖房制御手段)101およびビスカスクラッチ7
をアナログ制御するビスカスアナログ回路(暖房制御手
段)102が設けられている。
【0066】ビスカスアナログ回路102の入力部に
は、イグニッションスイッチ71のST端子およびIG
端子、ビスカススイッチ70、外気温スイッチ90、冷
却水温スイッチ91およびエンジンECU200が接続
されている。また、ビスカスアナログ回路102の出力
部には、エンジンECU200およびビスカスクラッチ
7の電磁コイル41が接続されている。
【0067】外気温スイッチ90は、本発明の物理量検
出手段であって、外気温が設定外気温(A:例えば25
℃)よりも高温の時に開き、外気温が設定外気温Aまた
は設定外気温(B:例えば15℃)よりも低温の時に閉
じる外気温検出手段である。冷却水温スイッチ91は、
冷却水回路W中の冷却水温(本実施形態ではビスカスヒ
ータ9の冷却水路51の出口側冷却水配管57bの冷却
水温)が所定温度A(例えば80℃)よりも高温の時に
開き、冷却水温が所定温度Aまたは所定温度B(例えば
70℃〜75℃)よりも低温の時に閉じる冷却水温検出
手段である。
【0068】また、エンジンECU200は、ビスカス
アナログ回路102がビスカスクラッチ7をONすると
判定した場合に送信されるON信号を受信すると、エン
ジン回転数、車速、スロットル開度または冷却水温に基
づいて演算や判定を行いエアコン2やビスカスヒータ9
をONすることを許可する許可信号また不許可信号をビ
スカスアナログ回路102に送信する。
【0069】本実施形態では、ビスカススイッチ70、
冷却水温スイッチ91がオン(閉成)、さらにエンジン
ECU200より許可信号を受信していても、外気温ス
イッチ90がオフ(開成)した時点でビスカスアナログ
回路102によってビスカスクラッチ7の電磁コイル4
1がオフされる。これにより、第1実施形態と同様な効
果を備える。
【0070】〔第3実施形態〕図10は本発明の第3実
施形態を示したもので、車両用空気調和装置の電気回路
を示した図である。
【0071】本実施形態では、車両用空気調和装置とし
てマニュアルエアコンを採用している。そして、ビスカ
スアナログ回路102の入力部には、第2実施形態の電
気機器に加えて、フロント側ブロワ22のブロワモータ
23に印加するブロワ電圧を手動操作により切り替える
ブロワスイッチ93も接続されている。ブロワスイッチ
93は、大風量を得るためのHi端子、中風量を得るた
めのMe端子、小風量を得るためのLo端子、およびブ
ロワモータ23の通電を停止するためのOFF端子を有
する。
【0072】本実施形態では、ブロワスイッチ93がO
FFの時にはビスカスクラッチ7の電磁コイル41をオ
フしてビスカスヒータ9の作動を停止することによりエ
ンジンEの負荷を軽減する。なお、ブロワスイッチ93
がOFFでも、暖房運転の開始時(暖機・ウォームアッ
プ時)は、エンジンEを冷却した冷却水の立ち上がりを
促進するために、ビスカスクラッチ7の電磁コイル41
をオンしてビスカスヒータ9のロータ53にエンジンE
の回転動力を伝える。
【0073】ここで、第2、第3実施形態の場合、外気
温スイッチ90の代わりに、第1実施形態で用いた外気
温センサ72を用いても良い。この場合には、ビスカス
アナログ回路102で、外気温センサ72で検出した外
気温が設定外気温よりも高温の時にビスカスクラッチ7
の電磁コイル41をオンしてビスカスヒータ9のロータ
53にエンジンEの回転動力を伝える。逆に、外気温セ
ンサ72で検出した外気温が設定外気温よりも低温の時
には、ビスカスクラッチ7の電磁コイル41をオフして
ビスカスヒータ9のロータ53にエンジンEの回転動力
を伝えないようにする。
【0074】〔他の実施形態〕上記各実施形態では、エ
ンジンEの出力軸11にベルト伝動機構5およびビスカ
スクラッチ7を駆動連結してビスカスヒータ9のシャフ
ト8を駆動したが、エンジンEの出力軸11にビスカス
クラッチ7を直接連結してビスカスヒータ9のシャフト
8を駆動しても良い。また、エンジンEの出力軸11と
ビスカスクラッチ7との間、あるいはビスカスクラッチ
7とビスカスヒータ9のシャフト8との間に一段以上の
歯車変速機やVベルト式無段変速機等の伝動機構(動力
伝達手段)を連結しても良い。
【0075】そして、ビスカスクラッチ7を廃止してエ
ンジンEの出力軸11にVベルト式無段変速機を駆動連
結してビスカスヒータ9のシャフト8を駆動しても良
く、この場合にはVベルト式無段変速機の入力プーリと
出力プーリとのプーリ比を最適とすることによりビスカ
スヒータ9を作動させた状態でVベルト式無段変速機等
の伝動機構(動力伝達手段)の負荷が最小となるように
制御できる。
【0076】上記各実施形態では、ビスカスクラッチ7
とエアコンクラッチ27とをベルト伝動機構5のVベル
ト6に共掛けしたが、ウォータポンプ14、パワーステ
アリングの油圧ポンプ、自動変速機に作動油を供給する
油圧ポンプ、エンジンEや変速機に潤滑油を供給する油
圧ポンプ、または車載バッテリを充電するオルタネータ
(交流発電機)等のエンジン補機とビスカスクラッチ7
とをベルト伝動機構5のVベルト6に共掛けしても良
い。
【0077】上記各実施形態では、エンジンとして水冷
式のディーゼルエンジンを用いたが、エンジンとしてガ
ソリンエンジン等の他の水冷式内燃機関(水冷式エンジ
ン)を用いても良い。上記各実施形態では、本発明を車
室内の暖房と冷房とを行うことが可能な車両用空気調和
装置に適用したが、本発明を車室内の暖房のみを行うこ
とが可能な車両用温水式暖房装置に適用しても良い。
【0078】上記各実施形態では、冷却水温検出手段と
してビスカスヒータ9の冷却水路51の出口側冷却水配
管57bの冷却水温を検出する冷却水温センサ73を用
いたが、冷却水温検出手段としてフロント側ヒータコア
15またはリヤ側ヒータコア16の入口側の冷却水温を
検出する冷却水温センサや冷却水温スイッチを用いても
良い。また、エンジンEの出口側の冷却水温を検出する
冷却水温センサや冷却水温スイッチを用いても良い。
【0079】上記各実施形態では、物理量検出手段とし
て外気温検出手段である外気温センサ72または外気温
スイッチ90を用いてビスカスクラッチ7の電磁コイル
41のオン、オフを制御したが、物理量検出手段として
エンジンEの始動時または空調開始時の車室内空気の温
度(内気温)を検出する内気温検出手段を用いてビスカ
スクラッチ7の電磁コイル41のオン、オフを制御して
も良い。また、外気温検出手段の代わりに、車両のボデ
ィの温度を検出する検出手段を用いてビスカスクラッチ
7の電磁コイル41のオン、オフしても良く、さらに冷
房スイッチを備える車両においては冷房スイッチにより
冷房が指示されたときにビスカスクラッチ7の電磁コイ
ル41をオフしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用空気調和装置の全体構造を示した概略図
である(第1実施形態)。
【図2】エンジンとベルト伝動機構を示した概略図であ
る(第1実施形態)。
【図3】ビスカスクラッチとビスカスヒータを示した断
面図である(第1実施形態)。
【図4】ビスカスヒータを示した断面図である(第1実
施形態)。
【図5】車両用空気調和装置の電子回路を示したブロッ
ク図である(第1実施形態)。
【図6】エアコンECUの制御プログラムの一例を示し
たフローチャートである(第1実施形態)。
【図7】エアコンECUの外気温に基づくビスカスヒー
タ制御を示した特性図である(第1実施形態)。
【図8】エアコンECUの冷却水温に基づくビスカスヒ
ータ制御を示した特性図である(第1実施形態)。
【図9】車両用空気調和装置の電子回路を示したブロッ
ク図である(第2実施形態)。
【図10】車両用空気調和装置の電気回路を示した回路
図である(第3実施形態)。
【符号の説明】
E エンジン 1 車両用空気調和装置(車両用暖房制御装置) 2 エアコン 3 リヤヒータ装置 4 剪断発熱装置 5 ベルト伝動機構(動力伝達手段) 6 Vベルト(ベルト伝動手段) 7 ビスカスクラッチ(クラッチ手段) 8 シャフト 9 ビスカスヒータ(剪断発熱器) 15 フロント側ヒータコア(暖房用熱交換器) 16 リヤ側ヒータコア(暖房用熱交換器) 50 発熱室 53 ロータ 72 外気温センサ(物理量検出手段) 73 冷却水温センサ(冷却水温検出手段) 90 外気温スイッチ(物理量検出手段) 91 冷却水温スイッチ(冷却水温検出手段) 100 エアコンECU(暖房制御手段) 101 エアコンアナログ回路(暖房制御手段) 102 ビスカスアナログ回路(暖房制御手段) 200 エンジンECU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 行志 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 伴 律文 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)車室内に空気を送るためのダクト
    と、 (b)このダクト内に配され、水冷式のエンジンを冷却
    した冷却水と空気とを熱交換して車室内の暖房を行う暖
    房用熱交換器と、 (c)前記エンジンの回転動力が加わると回転するロー
    タ、およびこのロータに回転動力が加わると剪断力が作
    用されて熱を発生する粘性流体を内部に収納した発熱室
    を有し、この発熱室内の粘性流体の発生熱により前記暖
    房用熱交換器に供給される冷却水を加熱する剪断発熱器
    と、 (d)前記エンジンの回転動力を前記ロータに伝える動
    力伝達手段と、 (e)車室外の空気温度に関連する物理量を検出する物
    理量検出手段を有し、 この物理量検出手段で検出した物理量が設定値以上の時
    に、前記エンジンの回転動力を前記ロータに伝えないよ
    うに前記動力伝達手段を制御する暖房制御手段とを備え
    た車両用暖房装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の車両用暖房装置におい
    て、 前記剪断発熱器は、前記エンジンから前記暖房用熱交換
    器に向かう冷却水が還流する冷却水路を有し、 前記暖房制御手段は、前記冷却水路より前記暖房用熱交
    換器に供給される冷却水温を検出する冷却水温検出手段
    を有し、この冷却水温検出手段で検出した冷却水温が設
    定冷却水温以下の時に、前記エンジンの回転動力を前記
    ロータに伝えるように前記動力伝達手段を制御すること
    を特徴とする車両用暖房装置。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載の車両用暖
    房装置において、 前記動力伝達手段は、前記エンジンの出力軸に駆動連結
    されたベルト伝動手段、およびこのベルト伝動手段に駆
    動連結され、前記ベルト伝動手段と前記ロータとの間に
    おける係合および解放を行うクラッチ手段を有すること
    を特徴とする車両用暖房装置。
JP18974096A 1996-05-24 1996-07-18 車両用暖房装置 Pending JPH1035256A (ja)

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JP18974096A JPH1035256A (ja) 1996-07-18 1996-07-18 車両用暖房装置
US08/862,866 US5884839A (en) 1996-05-24 1997-05-23 Heating apparatus for vehicle having heat-generating unit
DE19721971A DE19721971B4 (de) 1996-05-24 1997-05-26 Heizvorrichtung für ein Fahrzeug, mit einer Wärmeerzeugungseinheit

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015018858A1 (en) * 2013-08-08 2015-02-12 Kappa Bioscience As Compositions comprising vitamin k derivatives and salts
US10159687B2 (en) 2012-03-02 2018-12-25 Kappa Bioscience As Prodrugs of vitamin K

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10159687B2 (en) 2012-03-02 2018-12-25 Kappa Bioscience As Prodrugs of vitamin K
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