JPH1036373A - チエノピリジン誘導体、その製法および用途 - Google Patents

チエノピリジン誘導体、その製法および用途

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JPH1036373A
JPH1036373A JP9106894A JP10689497A JPH1036373A JP H1036373 A JPH1036373 A JP H1036373A JP 9106894 A JP9106894 A JP 9106894A JP 10689497 A JP10689497 A JP 10689497A JP H1036373 A JPH1036373 A JP H1036373A
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JP
Japan
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group
substituent
alkyl group
cycloalkyl
formula
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Withdrawn
Application number
JP9106894A
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English (en)
Inventor
Shuichi Furuya
修一 古矢
Hirokazu Matsumoto
寛和 松本
Yoji Hayase
要治 早瀬
Nobuhiro Suzuki
伸宏 鈴木
Michi Imada
岐 今田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】優れた性腺刺激ホルモン放出ホルモン拮抗作用
を示すチエノ〔2,3−b〕ピリジン誘導体およびそれ
を含有する医薬組成物の提供。 【解決手段】本発明のチエノ〔2,3−b〕ピリジン誘
導体又はその塩は、優れた性腺刺激ホルモン放出ホルモ
ン拮抗作用を有し、性ホルモン依存性疾患、例えば性ホ
ルモン依存性ガン(例、前立腺ガン,子宮ガン,乳ガ
ン,下垂体腫瘍等),前立腺肥大症,子宮筋腫,子宮内
膜症,思春期早発症,無月経症候群,多房性卵巣症候
群,ニキビなどの予防または治療剤として、あるいは妊
娠調節剤(例、避妊剤等),不妊症治療剤,月経調節剤
とし、さらに畜産分野において動物の発情の調節,食肉
用の肉質の改善,動物の成長調節として、水産分野にお
いて魚類の産卵促進剤として、有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、4,7−ジヒドロ
−4−オキソチエノ〔2,3−b〕ピリジン誘導体、お
よびそれを含有する医薬組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】下垂体前葉ホルモンの分泌は、それぞれ
のホルモンの標的臓器から分泌される末梢ホルモン及び
下垂体前葉の上位中枢である視床下部から分泌される分
泌促進あるいは分泌抑制ホルモン(以下、本明細書にお
いては、これらホルモン群を視床下部ホルモンと総称す
る。)の調節を受けている。現在までのところ、視床下
部ホルモンとして例えば甲状腺刺激ホルモン放出ホルモ
ン(TRH)あるいは性腺刺激ホルモン放出ホルモン
{GnRH(Gonadotropin releasing hormone):黄体
形成ホルモン放出ホルモン〔LH−RH(Luleinizing
hormone releasinghormone)〕とも呼ばれる}など9種
の存在が確認されている。これら視床下部ホルモンは下
垂体前葉に存在すると考えられている受容体を介して、
そのホルモン作用等を現すと推定されており、ヒトの場
合もふくめこれらに特異的な受容体遺伝子の解析が進め
られている。従って、これら受容体に対する特異的かつ
選択的な拮抗薬は、視床下部ホルモンの作用を調節し下
垂体前葉ホルモンの分泌を制御することになる。この結
果として、こうした下垂体前葉ホルモン依存性の疾患に
対してその治療あるいは予防をすることが出来る。Gn
RH拮抗作用を有する化合物としては、GnRHの誘導
体である直鎖状ペプチド(米国特許第 5140009 号,同
5171835 号)、環状ヘキサペプチド誘導体(特開昭61-1
91698)や2環性ペプチド誘導体〔ジャーナル・オブ・
メディシナル・ケミストリー(Journal of Medicinal C
hemistry)、36巻、3265-3273頁、1993年〕などが知ら
れている。GnRH拮抗作用を有する非ペプチド性の化
合物としては、PCT国際公開WO95/28405号
公報に記載の化合物が挙げられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ペプチド性の化合物
は、経口吸収性、投与形態、薬剤の安定性、作用の持続
性、代謝に対する安定性等の多くの問題点が残されてい
る。経口吸収性に優れたGnRH拮抗薬、経口性で血液
のプラズマ中で安定でしかも作用持続性にすぐれている
GnRH拮抗薬が要望されている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、種々の
4,7−ジヒドロ−4−オキソチエノ〔2,3−b〕ピリ
ジン誘導体を合成し、その作用を検討していたところ、
特定の4,7−ジヒドロ−4−オキソチエノ〔2,3−
b〕ピリジン誘導体が、高いGnRH拮抗作用を有し、
経口吸収性が高く、血液のプラズマ中で安定で、作用持
続性が高いという優れた性質を有することを見いだし
た。本発明者らは、この知見に基づいてさらに研究した
結果、本発明を完成した。
【0005】即ち本発明は、 (1)一般式(I)
【化10】 〔式中、(A)R1は(i)ハロゲン,(ii)シクロアルキル
および(iii)アルケニルから選ばれる基で置換されたア
ルコキシ基を、R2は(1)アルキル基,(2)アリール基、
(3)式−X−R41(式中、R41は、置換基を有していて
もよいアルキル基または置換基を有していてもよいシク
ロアルキル基を、XはOまたはS示す)で表わされる基
を、R3は水素原子またはアルキル基をそれぞれ示す
か、 (B)R1はC1-8アルカノイルアミノ基を、R2は式−X
−R43(式中、XがOのときR43は置換基を有していて
もよい分枝状アルキル基、置換基を有していてもよいシ
クロアルキル基または置換基を有していてもよい含酸素
6員複素環基を、XがSのときR43は置換基を有してい
てもよいアルキル基,置換基を有していてもよいシクロ
アルキル基または置換基を有していてもよい含酸素6員
複素環基を示す)で表わされる基またはヒドロキシル基
を、R3は水素原子またはアルキル基をそれぞれ示
す。〕で表わされる化合物(I)またはその塩、
【0006】(2)R1が(i)ハロゲン,(ii)C3-10シク
ロアルキルおよび(iii)C2-9アルケニルから選ばれる基
で置換されたC1-6アルコキシ基であり、R2が(1)C1-6
アルキル,(2)C6-14アリール,(3)式−X−R42(式
中、R42は、それぞれ置換基を有していてもよいC1-13
アルキル基またはC3-10シクロアルキル基を、XはOま
たはSを示す。)で表わされる基であり、R3が水素原
子またはC1-6アルキル基である上記(1)項記載の化
合物、 (3)R42が(1)ハロゲン,C1-4アルコキシもしくはC
3-8シクロアルキルで置換されていてもよいC1-13アル
キル基または(2)ハロゲン,C1-4アルコキシもしくはC
1-4アルキルで置換されていてもよいC3-10シクロアル
キル基である上記(2)項記載の化合物、 (4)R1がビニルで置換されたC1-3アルコキシ基であ
る上記(2)項記載の化合物、 (5)R1がアリルオキシ基である上記(2)項記載の
化合物、
【0007】(6)R2が(1)C1-3アルキル基,(2)C
6-14アリール基,(3)ハロゲン,C1-3アルキルもしくは
1-3アルコキシで置換されていてもよいC3-7アルコキ
シ基である上記(2)項記載の化合物、 (7)R2がイソプロピル、フェニルまたはイソプロポ
キシである上記(2)項記載の化合物、 (8)R1がC1-8アルカノイルアミノ基であり、R2
(1)式−X−R44(式中、XがOのときR44は置換基を
有していてもよいC3-13分枝状のアルキル基,置換基を
有していてもよいC3-10シクロアルキル基または置換基
を有していてもよい含酸素6員複素環基を、XがSのと
きR44は置換基を有していてもよいC1-13アルキル基,
置換基を有していてもよいC3-10シクロアルキル基また
は置換基を有していてもよい含酸素6員複素環基を示
す)で表わされる基または(2)ヒドロキシル基を示す)
で表わされる基であり、R3が水素原子またはC1-6アル
キル基である上記(1)項記載の化合物、
【0008】(9)(1)XがOのとき、R44がC1-4アル
キル,ハロゲン,アミノ,モノ−もしくはジ−C1-4
ルキルアミノ,C1-4アルコキシまたはC3-7シクロアル
キルで置換されていてもよいC3-13分枝状アルキル基、
ハロゲン,ニトロ,C1-4アルキル,C1-4アルコキシ,
アミノまたはモノ−もしくはジ−C1-4アルキルアミノ
で置換されていてもよいC3-10シクロアルキル基、また
は、ハロゲン,ニトロ,オキソ,ヒドロキシ,アミノ,
モノ−もしくはジ−C1-4アルキルアミノ,C1-4アルコ
キシ,C1-4アルキルまたはC1-4アルキルチオで置換さ
れていてもよい含酸素6員複素環基を示し、(2)XがS
のとき、ハロゲン,アミノ,モノ−もしくはジ−C1-4
アルキルアミノ,C1-4アルコキシまたはC3-7シクロア
ルキルで置換されていてもよいC1-13アルキル基、また
は、ハロゲン,ニトロ,オキソ,ヒドロキシ,アミノ,
モノ−もしくはジ−C1-4アルキルアミノ,C1-4アルコ
キシ,C1-4アルキルまたはC1-4アルキルチオで置換さ
れていてもよい含酸素6員複素環基を示す上記(8)項
記載の化合物、
【0009】(10)R1がC3-5アルカノイルアミノ基
である上記(8)項記載の化合物、 (11)R1がイソブチリルアミノである上記(8)項
記載の化合物、 (12)XがOのとき、R44が置換基を有していてもよ
いC3-7分枝状のアルキル基または置換基を有していて
もよい含酸素6員複素環基である上記(8)項記載の化
合物、 (13)XがSのとき、R44が置換基を有していてもよ
いC1-7アルキル基、または、置換基を有していてもよ
い含酸素6員複素環基を示す上記(8)項記載の化合
物、 (14)2−(4−アリルオキシフェニル)−4,7−ジ
ヒドロ−7−(2,6−ジフルオロベンジル)−3−(N−
ベンジル−N−メチルアミノメチル)−5−イソブチリ
ル−4−オキソ−チエノ〔2,3−b〕ピリジン、2−
〔4−(2−メチル−2−プロペン−1−イル−オキ
シ)フェニル〕−4,7−ジヒドロ−7−(2,6−ジフ
ルオロベンジル)−3−(N−ベンジル−N−メチルアミ
ノメチル)−5−イソブチリル−4−オキソ−チエノ
〔2,3−b〕ピリジン、イソプロピル 〔2−(4−ア
リルオキシフェニル)−4,7−ジヒドロ−7−(2,6−
ジフルオロベンジル)−3−(N−ベンジル−N−メチル
アミノメチル)−6−メチル−4−オキソ−チエノ〔2,
3−b〕ピリジン−5−カルボキシラート〕、エチル
〔2−(4−アリルオキシフェニル)−4,7−ジヒドロ
−7−(2,6−ジフルオロベンジル)−3−(N−ベンジ
ル−N−メチルアミノメチル)−6−メチル−4−オキ
ソ−チエノ〔2,3−b〕ピリジン−5−カルボキシラ
ート〕またはそれらの塩である上記(1)項記載の化合
物、
【0010】(15)イソプロピル 〔4,7−ジヒドロ
−7−(2,6−ジフルオロベンジル)-3-(N−ベンジル
−N−メチルアミノメチル)−2−(4−イソブチリル
アミノフェニル)−4−オキソ−チエノ〔2,3−b〕ピ
リジン−5−カルボキシラート〕、sec−ブチル 〔4,
7−ジヒドロ−7−(2,6−ジフルオロベンジル)−3
−(N−ベンジル−N−メチルアミノメチル)−2−(4
−イソブチリルアミノフェニル)−4−オキソ−チエノ
〔2,3−b〕ピリジン−5−カルボキシラート〕、シ
クロヘキシル 〔4,7−ジヒドロ−7−(2,6−ジフル
オロベンジル)−3−(N−ベンジル−N−メチルアミノ
メチル)−2−(4−イソブチリルアミノフェニル)−4
−オキソ−チエノ〔2,3−b〕ピリジン−5−カルボ
キシラート〕、3−ペンチル 〔4,7−ジヒドロ−7−
(2,6−ジフルオロベンジル)−3−(N−ベンジル−N
−メチルアミノメチル)−2−(4−イソブチリルアミ
ノフェニル)−4−オキソ−チエノ〔2,3−b〕ピリジ
ン−5−カルボキシラート〕、テトラヒドロピラニル
〔4,7−ジヒドロ−7−(2,6−ジフルオロベンジル)
−3−(N−ベンジル−N−メチルアミノメチル)−2
−(4−イソブチリルアミノフェニル)−4−オキソ−チ
エノ〔2,3−b〕ピリジン−5−カルボキシラー
ト〕、4,7−ジヒドロ−7−(2,6−ジフルオロベン
ジル)−3−(N−ベンジル−N−メチルアミノメチル)
−2−(4−イソブチリルアミノフェニル)−4−オキソ
−チエノ〔2,3−b〕ピリジン−5−カルボン酸、
【0011】2,4−ジメチル−3−ペンチル 〔4,7
−ジヒドロ−7−(2,6−ジフルオロベンジル)−3−
(N−ベンジル−N−メチルアミノメチル)−2−(4−
イソブチリルアミノフェニル)−4−オキソ−チエノ
〔2,3−b〕ピリジン−5−カルボキシラート〕、イ
ソプロピル 〔4,7−ジヒドロ−7−(2,6−ジフルオ
ロベンジル)−3−(N−ベンジル−N−メチルアミノメ
チル)−2−(4−イソブチリルアミノフェニル)−6−
メチル−4−オキソ−チエノ〔2,3−b〕ピリジン−
5−カルボキシラート〕、シクロヘキシル 〔4,7−ジ
ヒドロ−7−(2,6−ジフルオロベンジル)−3−(N−
ベンジル−N−メチルアミノメチル)−2−(4−イソブ
チリルアミノフェニル)−6−メチル−4−オキソ−チ
エノ〔2,3−b〕ピリジン−5−カルボキシラー
ト〕、3−ペンチル 〔4,7−ジヒドロ−7−(2,6−
ジフルオロベンジル)−3−(N−ベンジル−N−メチル
アミノメチル)−2−(4−イソブチリルアミノフェニ
ル)−6−メチル−4−オキソ−チエノ〔2,3−b〕ピ
リジン−5−カルボキシラート〕、4−テトラヒドロピ
ラニル 〔4,7−ジヒドロ−7−(2,6−ジフルオロベ
ンジル)−3−(N−ベンジル−N−メチルアミノメチ
ル)−2−(4−イソブチリルアミノフェニル)−6−メ
チル−4−オキソ−チエノ〔2,3−b〕ピリジン−5
−カルボキシラート〕、またはそれらの塩である上記
(1)項記載の化合物、
【0012】(16)4,7−ジヒドロ−7−(2,6−
ジフルオロベンジル)−3−(N−ベンジル−N−メチル
アミノメチル)−2−(4−イソブチリルアミノフェニ
ル)−4−オキソ−5−(4−テトラヒドロピラニルチオ
カルボニル)チエノ〔2,3−b〕ピリジンまたはその塩
である上記(1)項記載の化合物、 (17)エチル 〔4,7−ジヒドロ−7−(2,6−ジフ
ルオロベンジル)−3−(N−ベンジル−N−メチルアミ
ノメチル)−2−(4−イソブチリルアミノフェニル)−
6−メチル−4−オキソ−チエノ〔2,3−b〕ピリジ
ン−5−カルボキシラート〕またはその塩、 (18)エチル 〔4,7−ジヒドロ−7−(2,6−ジフ
ルオロベンジル)−3−(N−ベンジル−N−メチルアミ
ノメチル)−2−(4−イソブチリルアミノフェニル)−
6−エチル−4−オキソ−チエノ〔2,3−b〕ピリジ
ン−5−カルボキシラート〕またはその塩、
【0013】(19)(a)一般式(II)
【化11】 〔式中、R21は(1)アルキル基,(2)アリール基または
(3)式−X−R41(式中、R41はそれぞれ置換基を有し
ていてもよいアルキル基,シクロアルキル基を、XはO
またはSをそれぞれ示す)で表わされる基を、R3は水
素原子またはアルキル基を示す〕で表わされる化合物(I
I)またはその塩と式R12−Y〔式中、R12は(i)ハロゲ
ン,(ii)シクロアルキルおよび(iii)アルキルアルケニ
ルから選ばれる基で置換されたアルキル基を、Yはハロ
ゲン原子を示す。〕で表わされる化合物またはその塩と
を反応させ、一般式(III)
【化12】 〔式中、R11は(i)ハロゲン,(ii)シクロアルキルおよ
び(iii)アルケニルから選ばれる基で置換されたアルコ
キシ基を、R21およびR3は前記と同意義を示す。〕で
表わされる化合物(III)またはその塩を製造するか、 (b)一般式(IV)
【化13】 〔式中、R13はC1-8アルカノイルアミノ基を、R23
は直鎖状のアルコキシ基を、R3は水素原子またはアル
キル基をそれぞれ示す。〕で表わされる化合物(IV)また
はその塩を、式 R24−OH 〔式中、R24はそれぞれ置換基を有していてもよい分枝
状アルキル基,シクロアルキル基または含酸素6員複素
環基を示す。〕で表わされる化合物もしくはその塩また
は式 R25−SH 〔式中、R25はそれぞれ置換基を有していてもよいアル
キル基,シクロアルキル基または含酸素6員複素環基を
示す。〕で表わされる化合物もしくはその塩と反応させ
るか、あるいは加水分解反応に付すことにより一般式
(V)
【化14】 〔式中、R13は前記と同意義を,R22は(1)式−X−R
43(式中、XがOのときR43はそれぞれ置換基を有して
いてもよい分枝状アルキル基,シクロアルキル基または
含酸素6員複素環基を、XがSのときR43はそれぞれ置
換基を有していてもよいアルキル基,シクロアルキル基
または含酸素6員複素環基を示す)で表わされる基また
は(2)ヒドロキシル基を示す。〕で表わされる化合物
(V)またはその塩を製造するか、
【0014】(c)一般式
【化15】 〔式中、R1は(1)(i)ハロゲン,(ii)シクロアルキルお
よび(iii)アルケニルから選ばれる基で置換されたアル
コキシ基または(2)C1-8アルカノイルアミノ基を、R3
は水素原子またはアルキル基をそれぞれ示す。〕で表わ
される化合物(VI)またはその塩と、式 R27−H 〔式中、R27は式−X−R4(式中、R4はそれぞれ置換
基を有していてもよいアルキル基、シクロアルキル基ま
たは含酸素6員複素環基を、XはOまたはSを示す)で
表わされる基を示す。〕で表わされる化合物またはその
塩とを反応させ、一般式(VII)
【化16】 〔式中、(A)R1は(i)ハロゲン,(ii)シクロアルキル
および(iii)アルケニルから選ばれる基で置換されたア
ルコキシ基を、R26は(1)アルキル基,(2)アリール基、
(3)式−X−R41(式中、R41は、置換基を有していて
もよいアルキル基または置換基を有していてもよいシク
ロアルキル基を、XはOまたはS示す)で表わされる基
を、R3は水素原子またはアルキル基をそれぞれ示す
か、 (B)R1はC1-8アルカノイルアミノ基を、R26は式−X
−R45(式中、XがOのときR45は置換基を有していて
もよい分枝状アルキル基、置換基を有していてもよいシ
クロアルキル基または置換基を有していてもよい含酸素
6員複素環基を、XがSのときR43は置換基を有してい
てもよいアルキル基,置換基を有していてもよいシクロ
アルキル基または置換基を有していてもよい含酸素6員
複素環基を示す)で表わされる基それぞれを示す。〕で
表わされる化合物(VII)またはその塩を製造することに
よる化合物(I)またはその塩の製造法、
【0015】(20)一般式(VIII)
【化17】 〔式中、(A)R1は(i)ハロゲン,(ii)シクロアルキル
および(iii)アルケニルから選ばれる基で置換されたア
ルコキシ基を、R2は式−X−R41(式中、R41は、置
換基を有していてもよいアルキル基または置換基を有し
ていてもよいシクロアルキル基を、XはOまたはS示
す)で表わされる基を、R3は水素原子またはアルキル
基をそれぞれ示すか、 (B)R1はC1-8アルカノイルアミノ基を、R2は式−X
−R45(式中、XがOのときR45は置換基を有していて
もよい分枝状アルキル基、置換基を有していてもよいシ
クロアルキル基または置換基を有していてもよい含酸素
6員複素環基を、XがSのときR43は置換基を有してい
てもよいアルキル基,置換基を有していてもよいシクロ
アルキル基または置換基を有していてもよい含酸素6員
複素環基を示す)で表わされる基をそれぞれ示す。〕で
表わされる化合物(VIII)またはその塩と、式 R31−Z 〔式中、R31はアルキル基を示す。Zはハロゲン化され
ていてもよい金属を示す。〕で表わされる化合物または
その塩とを反応させることを特徴とする一般式(IX)
【化18】 〔式中、R、R2およびR31は前記と同意義を示
す。〕で表わされる化合物(IX)またはその塩の製造法、
【0016】(21)経口吸収性の高い上記(1)項記
載の化合物、 (22)プラズマ中で安定な上記(1)項記載の化合物
またはその塩、 (23)上記(1)項記載の化合物またはその塩を含有
してなる医薬、 (24)性ホルモン依存性疾患の治療・予防剤である上
記(23)項記載の医薬、 (25)性ホルモン依存性疾患が前立腺ガン、子宮ガ
ン、乳ガン、下垂体腫瘍である上記(24)項記載の医
薬、 (26)性ホルモン依存性疾患が前立腺肥大症、子宮内
膜症、子宮筋腫、思春期早発症である上記(24)項記
載の医薬、 (27)上記(1)項記載の化合物又はその塩を含有し
てなる妊娠調節剤、 (28)上記(1)項記載の化合物又はその塩を含有し
てなる月経周期調節剤、および (29)避妊用である上記(27)項記載の妊娠調節剤
である。
【0017】
【発明の実施の形態】本文中の化合物の骨格となる4,
7−ジヒドロ−4−オキソチエノ〔2,3−b〕ピリジ
ンは次式(X)で表わされる。
【化19】
【0018】上記式中、R1で表わされる(i)ハロゲン,
(ii)シクロアルキル,(iii)アルケニルから選ばれる基
で置換されたアルコキシ基におけるアルコキシ基として
は、C1-6アルコキシ基が好ましく、その例としては、
例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポ
キシ、n−ブトキシ、イソブトキシ、sec-ブトキシ、te
rt-ブトキシ、ペントキシ、ヘキシロキシなどが挙げら
れる。なかでも、C1-4アルコキシ基もしくはC1-3アル
コキシ基が好ましく、メトキシが特に好ましい。上記式
中、R1において、アルコキシ基上の置換基のハロゲン
としては、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素が挙げられる。
なかでも、フッ素が好ましい。アルコキシ基上の置換基
のシクロアルキルとしては、C3-10シクロアルキルが好
ましく、その例としては、例えばシクロプロピル、シク
ロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘ
プチル、シクロオクチル、シクロノニルなどが挙げられ
る。なかでも、C3-6シクロアルキルが好ましく、シク
ロプロピルが特に好ましい。
【0019】アルコキシ基上の置換基としてのアルケニ
ルとしては、C2-10アルケニルが好ましく、その例とし
ては、例えば、ビニル、アリル、1−ブテニル、2−ブ
テニル、ブタジエニル、イソプロペニル、ヘキサトリエ
ニル、3−オクテニルなど挙げられる。なかでも、C
2-6アルケニルが好ましく、さらに、C2-4アルケニルが
特に好ましい。該アルケニル基は、アルキル基を置換基
として有していてもよい。該アルケニル基がアルキルを
置換基を有している場合もアルケニル基と称するものと
する。該置換基としてのアルキルとしては、C1-6アル
キルが好ましく、その例としては、例えば、メチル、エ
チル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソ
ブチル、sec-ブチル、tert-ブチル、ペンチル、ヘキシ
ルなどが挙げられ、なかでも、C1-4アルキルが好まし
く、さらにC1-3アルキルが好ましく、特にメチルが好
ましい。アルキルを置換基として有しているアルケニル
基としては、C2-13アルケニル基が挙げられ、C2-9
ルケニル基が好ましく、C2-7アルケニル基がさらに好
ましい。アルキルで置換されたアルケニル基の特に好ま
しい例としては、2−メチルアリルが挙げられる。これ
らR1における置換基の数としては、1〜3個が好まし
く、1〜2個が特に好ましい。
【0020】基R1の好ましいものとしては、(1)(i)ハ
ロゲン,(ii)C3-10シクロアルキルおよび(iii)C2-10
アルケニルから選ばれる基で置換されたC1-6アルコキ
シ基;(2)(i)ハロゲン,(ii)C3-10シクロアルキルおよ
び(iii)C2-6アルケニルから選ばれる基で置換されたC
1-6アルコキシ基;(3)(i)ハロゲン,(ii)C3-6シクロア
ルキルおよび(iii)C2-6アルケニルから選ばれる基で置
換されたC1-6アルコキシ基;(4)C2-6アルケニルで置
換されたC1-4アルコキシ基が挙げられ、特に好ましい
ものとして、(5)ビニル−C1-3アルコキシまたはアリル
オキシが挙げられる。R2で示されるアルキル基として
は、C1-6アルキル基が好ましく、その例としては、例
えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、
ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペ
ンチル、ヘキシルなどが挙げられる。なかでも、C1-4
アルキル基が好ましく、C1-3アルキル基がさらに好ま
しく、特にC3アルキル基(n−プロピル、イソプロピ
ル)が好ましい。R2で示されるアリール基としては、
6-14アリール基が好ましく、例えば、フェニル、ナフ
チル、アントリル、フェナントリル、アセナフチル、ア
ントラセニルなどが挙げられる。なかでも、フェニル、
ナフチルが特に好ましい。
【0021】式−X−R41(式中、XはOまたはSを示
す。)のR41が置換基を有していてもよいアルキル基に
おけるアルキル基としては、C1-13アルキル基が好まし
く、直鎖状でもよく、分枝状でもよい。直鎖状のアルキ
ル基の例としては、例えば、メチル、エチル、n−プロ
ピル、n−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、n−
オクチルなどが挙げられる。分枝状のアルキル基の例と
しては、例えば、イソプロピル、イソブチル、sec-ブチ
ル、tert-ブチル、イソペンチル、sec-ペンチル、tert-
ペンチル、3−ペンチル、ネオペンチル、イソヘキシ
ル、sec-ヘキシル、tert-ヘキシル、イソオクチル、sec
-オクチル、tert-オクチルなどが挙げられる。該アルキ
ル基としては、なかでも、C1-9アルキル基あるいはC
1-7アルキル基もしくはC1-6アルキル基が好ましく、分
枝状の場合はC3-13分枝状アルキル基が好ましく、さら
にC3-9分枝状アルキル基もしくはC3-8分枝状アルキル
基あるいはC3-7分枝状アルキル基もしくはC3-6分枝状
アルキル基が好ましい。式−X−R41におけるXがOで
ありR41が置換基を有していてもよいアルキル基である
場合は、式−X−R41で表わされる基は置換基を有して
いてもよいアルコキシ基であり、該置換基を有していて
もよいアルコキシ基におけるアルコキシ基としては、C
1-13アルコキシ基が好ましく、その例としては、たとえ
ば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキ
シ、ブトキシ、イソブトキシ、sec-ブトキシ、tert-ブ
トキシ、ペンチルオキシ、イソペンチルオキシ、sec-ペ
ンチルオキシ、tert-ペンチルオキシ、3−ペンチルオ
キシ、ネオペンチルオキシ、ヘキシルオキシ、イソヘキ
シルオキシ、sec-ヘキシルオキシ、tert-ヘキシルオキ
シ、オクチルオキシ、イソオクチルオキシ、sec-オクチ
ルオキシ、tert-オクチルオキシなどが挙げられる。該
アルコキシ基としては、C1-10アルコキシ基やC1-9
ルコキシ基が好ましく、さらに、C1-8アルコキシ基も
しくはC1-7アルコキシ基が好ましい。なかでも、C3-9
アルコキシ基、C3-8アルコキシ基もしくはC3-7アルコ
キシ基が好ましく、C3アルコキシ基(n−プロポキ
シ、イソプロポキシ)が特に好ましい。
【0022】式−X−R41のR41で示される置換基を有
していてもよいアルキル基(分枝状のアルキル基を含
む)における置換基およびR4で示される置換基を有し
ていてもよいシクロアルキル基における置換基として
は、例えば、(1)ハロゲン、(2)アルコキシ、(3)アルキ
ル、(4)シクロアルキル、(5)アルキスルチオ、(6)アミ
ノ、(7)モノ−またはジ−アルキルアミノ、(8)ニトロ、
(9)ヒドロキシル、(10)オキソ、(11)カルバモイル、(1
2)シアノ、(13)メルカプト、(14)スルホなどが挙げられ
る。置換の数は1ないし6個、好ましくは1ないし3
個、さらに好ましくは1ないし2個である。該アルキル
基に置換していてもよい基の好ましいものとしては、ハ
ロゲン、ニトロ、アミノが挙げられる。式−X−R41
おいてXがOでありR41が置換基を有していてもよいア
ルキル基である置換基を有していてもよいアルコキシ基
として、2−インダニルオキシ、4−ピペリジニルオキ
シ、テトラヒドロー4H−ピラ−4−ニルオキシも含ま
れる。
【0023】該ハロゲンとしては、フッ素、塩素、臭
素、ヨウ素が挙げられる。なかでも、フッ素、塩素が好
ましい。該アルコキシとしては、C1-4アルコキシが好
ましく、その例としてはたとえば、メトキシ、エトキ
シ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブト
キシ、sec-ブトキシ、tert-ブトキシなどが挙げられ
る。なかでも、メトキシ、エトキシが特に好ましい。該
アルキルとしては、C1-4アルキルが好ましく、例え
ば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、ブ
チル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチルなどが
挙げられる。なかでも、メチル、エチルが特に好まし
い。該シクロアルキルとしては、C3-8シクロアルキル
が好ましく、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、
シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シ
クロオクチルなどが挙げられる。なかでも、C3-7シク
ロアルキルが好ましい。
【0024】該モノ−アルキルアミノの例としては、モ
ノ−C1-4アルキルアミノが好ましく、例えば、N−メ
チルアミノ、N−エチルアミノ、N−プロピルアミノ、
N−n−ブチルアミノ、N−イソブチルアミノなどが挙
げられる。該ジ−アルキルアミノとしては、ジ−C1-4
アルキルアミノが好ましく、例えば、N,N−ジメチル
アミノ、N,N−ジエチルアミノ、N,N−ジプロピルア
ミノなどが挙げられる。該アルキルチオとしては、C
1-4アルキルチオが好ましく、その例としては、例え
ば、メチルチオ、エチルチオ、n−プロピルチオ、イソ
プロピルチオ、n−ブチルチオ、イソブチルチオなどが
挙げられる。R2の式−X−R41のR41で示される置換
基を有していてもよいアルキル基における置換基および
4で示される置換基を有していてもよいシクロアルキ
ル基における置換基としては、なかでも、C1-4アルキ
ルが好ましい。該アルコキシ基に有していてもよい置換
基の好ましい例としては、該置換基の個数は、1〜3
個、好ましくは、1〜2個である。
【0025】上記式−X−R41のR41におけるシクロア
ルキル基としては、C3-10シクロアルキル基が好まし
く、その例としては、例えば、シクロプロピル、シクロ
ブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプ
チル、シクロオクチルなどが挙げられる。なかでも、C
3-8シクロアルキル基もしくはC3-7シクロアルキル基が
好ましい。該シクロアルキル基は、2環性縮合環を形成
してもよく、該縮合環基の例としては、例えば、インダ
ニル等が挙げられる。 該シクロアルキル基に置換して
いてもよい基としては、例えば、前記したアルキル基に
置換していてもよい基と同様のものが挙げられる。R41
で表わされる置換基を有していてもよいC1-13アルキル
基における置換基としては、ハロゲン,C1-4アルコキ
シまたはC3-8シクロアルキルが好ましい。R41で表わ
される置換基を有していてもよいC3-10シクロアルキル
基における置換基としては、ハロゲン,C1-4アルコキ
シまたはC1-4アルキルが好ましい。基R2の好ましいも
のとしては、(A)(1)C1-6アルキル基、(2)C6-14アリー
ル基、(3)式−X−R42(式中、R42は、それぞれ置換
基を有していてもよいC1-9アルキル基またはC3-8シク
ロアルキル基を、XはOまたはSを示す。)で表わされ
る基;(B)(1)C1-6アルキル,(2)C6-14アリール,(3)
式−X−R42(式中、R42は、それぞれ置換基を有して
いてもよいC1-13アルキル基またはC3-10シクロアルキ
ル基を、XはOまたはSを示す。)で表わされる基;
(C)(1)C1-6アルキル基、(2)C6-14アリール基、(3)C
1-4アルキルで置換されていてもよいC1 -9アルコキシ
基;(D)C1-6アルコキシ基が挙げられる。R2として
は、(1)C1-3アルキル基,(2)C6-14アリール基,(3)ハ
ロゲン,C1-3アルキルもしくはC1-3アルコキシで置換
されていてもよいC3-7アルコキシ基がさらに好まし
い。
【0026】R2としては、なかでも、イソプロピル、
フェニル、エトキシ、イソプロポキシ、sec−ブトキ
シ、3−ペンチルオキシ、2,4−ジメチル−3−ペン
チルオキシ、エチルチオ、イソプロピルチオが特に好ま
しい。なかでも、イソプロピル、フェニル、イソプロポ
キシ、sec−ブトキシ、3−ペンチルオキシまたは2,4
−ジメチル−3−ペンチルオキシが好ましい。R2基中
における置換基の数としては、1〜3個が好ましく、1
〜2個が特に好ましい。上記R3で示されるアルキル基
としては、C1-6アルキル基が好ましく、その具体例と
しては、前記したものと同様のものが挙げられる。なか
でも、C1-4アルキルやC1-3アルキルが好ましく、特
に、メチル、エチルが好ましい。
【0027】上記式において、R1で表わされるC1-8
ルカノイルアミノ基の例としては、例えばホルミルアミ
ノ、アセチルアミノ、プロピオニルアミノ、ブチリルア
ミノ、イソブチリルアミノ、バレリルアミノ、イソバレ
リルアミノ、ピバロイルアミノ、ヘキサノイルアミノ、
ヘプタノイルアミノ、オクタノイルアミノ等が挙げられ
る。該R1で表わされるアルカノイルアミノ基として
は、なかでも、C3-5アルカノイルアミノ基が好まし
く、イソブチリルアミノが特に好ましい。該R1で表わ
される基は、チエノピリミジンの2位に置換しているフ
ェニル基に1〜2個置換しているのが好ましく、該フェ
ニル基の4位に1個置換しているのが特に好ましい。ま
た、基R1におけるアルカノイルアミノ基の好ましいも
のとしては、C3-5アルカノイルアミノ基;C3-4アルカ
ノイルアミノ基;または、C3アルカノイルアミノ基が
挙げられ、特に好ましいものとして、イソブチリルアミ
ノ基が挙げられる。
【0028】式−X−R43におけるXがOであり、R43
が置換基を有していてもよい分枝状アルキル基である場
合は、置換基を有していてもよい分枝状アルコキシ基で
あり、該置換基を有していてもよい分枝状アルコキシ基
における分枝状アルコキシ基としては、C3-13分枝状ア
ルコキシ基が好ましく、その例としては、例えば、イソ
プロポキシ、イソブトキシ、sec-ブトキシ、tert-ブト
キシ、イソペンチルオキシ、sec-ペンチルオキシ、tert
-ペンチルオキシ、3−ペンチルオキシ、ネオペンチル
オキシ、イソヘキシルオキシ、sec-ヘキシルオキシ、te
rt-ヘキシルオキシ、イソオクチルオキシ、sec-オクチ
ルオキシ、tert-オクチルオキシ、インダニルオキシ、
4−ピペリジニルオキシなどが挙げられる。分枝状のア
ルコキシ基としては、なかでも、C3-9の分枝状のアル
コキシ基,C3-8の分枝状のアルコキシ基あるいはC3-7
の分枝状のアルコキシ基が好ましく、特にイソプロポキ
シ、sec-ブトキシ、3−ペンチルオキシまたは2,4−
ジメチル−3−ペンチルオキシが好ましい。式−X−R
43におけるXがOである場合のR43が置換基を有してい
てもよい分枝状アルキル基における分枝状アルキル基と
しては、C3-13分枝状アルキル基が好ましく、その例と
しては、イソプロピル、イソブチル、sec-ブチル、tert
-ブチル、イソペンチル、sec-ペンチル、tert-ペンチ
ル、3−ペンチル、ネオペンチル、イソヘキシル、sec-
ヘキシル、tert-ヘキシル、イソオクチル、sec-オクチ
ル、tert-オクチルなどが挙げられ、C3-9分枝状アルキ
ル基、C3-8分枝状アルキル基、C3-7分枝状アルキル
基、C3-6分枝状アルキル基が好ましい。該分枝状アル
キル基上の置換基としては、上記のR41に記載の置換基
と同様のものが挙げられる。置換基を有していてもよい
分枝状アルキル基の具体例として、例えば、1,3−ジ
フルオロ−2−プロピル、1,3−ビス(ジメチルアミ
ノ)−2−プロピル、1,3−ジメトキシ−2−プロピ
ルなどが挙げられ、さらに、2−インダニル、4−ピペ
リジニル、N−メチル−4−ピペリジニル、ジシクロヘ
キシルメチルも含まれる。
【0029】式−X−R43におけるXがOであり、R43
が置換基を有していてもよいシクロアルキル基における
シクロアルキル基、およびその置換基としては、上記し
たR41およびR42に記載したものと同様のものが挙げら
れる。置換基を有していてもよいシクロアルキル基の具
体例として、例えば、2.6−ジメチル−1−シクロヘ
キシル、3,5−ジメチル−1−シクロヘキシル、4−
メチル−1−シクロヘキシル、4−エチルシクロヘキシ
ル、4−アミノ−1−シクロヘキシルも含まれる。
【0030】上記における含酸素6員複素環基として
は、ピラニル、テトラヒドロピラニル、ジオキサニル、
オキサジニル、イソキサジニルなどが挙げられる。それ
らの水素付加体でもよい。該含酸素6員複素環基上の置
換基としては、例えば(1)C1-6アルキル(例、メチル,
エチル,プロピル,イソプロピル,n−ブチル,イソブ
チル,sec-ブチル,tert-ブチル等)、(2)C1-6アルコ
キシ(例、メトキシ,エトキシ,プロポキシ,iso-プロ
ポキシ,n-ブトキシ,iso-ブトキシ,sec-ブトキシ,te
rt-ブトキシ等)、(3)カルバモイル基、(4)ハロゲン
(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)、(5)オキソ基、
(6)ヒドロキシル基、(7)アミノ、(8)モノ−又はジC1-4
アルキルアミノ(例、メチルアミノ,エチルアミノ,プ
ロピルアミノ,イソプロピルアミノ,ブチルアミノ,ジ
メチルアミノ,ジエチルアミノ,ジプロピルアミノ,ジ
イソプロピルアミノ,ジブチルアミノ等)、(9)ニト
ロ、(10)シアノ、(11)メルカプト、(12)スルホ、(13)ス
ルフイノ、(14)C1-6アルキルチオ(例、メチルチオ,
エチルチオ,プロピルチオ,イソプロピルチオ,n-ブチ
ルチオ,sec-ブチルチオ,tert-ブチルチオ等)などが
挙げられる。置換の数は1ないし6個、好ましくは1な
いし3個さらに好ましくは1ないし2個である。該複素
環基上の置換基の好ましいものとしては、ハロゲン、ニ
トロ、アミノ、モノ−またはジ−C1-4アルキルアミ
ノ、オキソ、ヒドロキシ、C1-6アルキル(なかでも、
1-4アルキル)、C1-6アルコキシ(なかでも、C1-4
アルコキシ)、C1-6アルキルチオ(なかでも、C1-4
ルキルチオ)が挙げられる。式−X−R43におけるXが
Sであり、R43が置換基を有していてもよいアルキル基
におけるアルキル基やその置換基としては、上記のR41
あるいはR42において記載したものや、R43あるいはR
44において記載したものと同様のものが挙げられる。式
−X−R43におけるXがSであり、R43が置換基を有し
ていてもよいシクロアルキル基におけるシクロアルキル
基、およびそれらの置換基としては、上記のR41あるい
はR42において記載したものと同様のものが挙げられ
る。式−X−R43におけるXがSであり、R43が置換基
を有していてもよい含酸素6員複素環基における含酸素
6員複素環基、およびその置換基としては、上記のR43
あるいはR44において記載したものと同様のものが挙げ
られる。
【0031】基R2の好ましいものとしては、(E)(1)式
−X−R44(式中、XがOのときR44はそれぞれ置換基
を有していてもよいC3-13分枝状のアルキル基、C3-10
シクロアルキル基または含酸素6員複素環基を、XがS
のときR42はそれぞれ置換基を有していてもよいC1-13
アルキル基、C3-10シクロアルキル基または含酸素6員
複素環基を示す)で表わされる基または(2)ヒドロキシ
ル基;(F)(1)式−O−R5(式中、R5は(i)C1-4アルキ
ルを置換基として有していてもよいC3-8分枝状アルキ
ル基、(ii)C3-8シクロアルキル基または(iii)含酸素6
員複素環基を示す)で表わされる基、(2)式−S−R
6(式中、R6は(i)C1-6アルキル基、(ii)C3-8シクロ
アルキル基または(iii)含酸素6員複素環基を示す)で
表わされる基または(3)ヒドロキシル基;(G)式−O−R
51(式中、R51はC3-7分枝状アルキル基または含酸素
6員複素環基を示す)で表わされる基が挙げられる。さ
らに、R2の好ましいものとしては、式−X−R44(式
中、XはOを、R44はそれぞれ置換基を有していてもよ
いC3-13分枝状のアルキル基または含酸素6員複素環基
を示す基が挙げられる。また、R2の好ましいものとし
ては、式−X−R44(式中、XはOを、R44は(1)C
1-3アルキルもしくはハロゲンで置換されていてもよい
3-13分枝状のアルキル基または(2)ハロゲン,C1-4
アルコキシ,C1-4アルキルまたはC1-4アルキルチオで
置換されていてもよい含酸素6員複素環基を示す)で表
わされる基が挙げられる。さらに、R44が置換基を有し
ていてもよいC3-7分枝状のアルキル基または置換基を
有していてもよい含酸素6員複素環基が好ましい。R44
が(1)C1-3アルキルまたはハロゲンで置換されていても
よいC3-13分枝状のアルキル基または(2)ハロゲン,C
1-4アルコキシ,C1-4アルキルまたはC1-4アルキルチ
オで置換されていてもよい含酸素6員複素環基が好まし
い。
【0032】R44で表わされる置換基を有していてもよ
いC3-13分枝状アルキル基もしくはC1-13アルキル基に
おける置換基としては、ハロゲン、アミノ、モノ−もし
くはジ−C1-4アルキルアミノ、C1-4アルコキシまたは
3-7シクロアルキルが好ましい。R44で表わされる置
換基を有していてもよいC3-10シクロアルキル基におけ
る置換基としては、ハロゲン、ニトロ、C1-4アルキ
ル、C1-4アルコキシ、アミノまたはモノ−もしくはジ
−C1-4アルキルアミノが好ましい。R44で表わされる
置換基を有していてもよい含酸素6員複素環基における
置換基としては、ハロゲン、ニトロ、オキソ、ヒドロキ
シ、アミノ、モノ−もしくはジ−C1-4アルキルアミ
ノ、C1-4アルコキシ、C1-4アルキルまたはC1-4アル
キルチオが好ましい。R44で示される置換基を有してい
てもよいC3-13分枝状のアルキル基における分枝状のア
ルキル基としては、イソプロポキシ、sec−ブトキシ、
3−ペンチルオキシまたは2,4−ジメチル−3−ペン
チルオキシが好ましい。
【0033】R2としては、なかでも、エトキシ、イソ
プロポキシ、sec−ブトキシ、3−ペンチルオキシ2,4
−ジメチル−3−ペンチルオキシ、テトラヒドロピラニ
ルオキシ、エチルチオ、イソプロピルチオ、テトラヒド
ロピラニルチオが特に好ましい。なかでも、イソプロポ
キシ、sec−ブトキシ、3−ペンチルオキシまたは2,4
−ジメチル−3−ペンチルオキシが好ましい。R2基中
における置換基の数としては、1〜3個が好ましく、1
〜2個が特に好ましい。R3におけるアルキル基の具体
例としては、前記したものと同様のものが挙げられる。
なかでも、C1-4アルキル基、C1-3アルキル基が好まし
く、とりわけ、メチル、エチルが好ましい。
【0034】前記のR11,R12およびR13における各基
の具体例としては、R1におけるそれらの基の具体例と
同様のものが挙げられる。前記および後述のR21〜R29
における各基の具体例としては、上述のR2におけるそ
れらの基の具体例と同様のものが挙げられる。R31に記
載のアルキル基の具体例としては、R3におけるそれの
具体例と同様のものが挙げられる。R41〜R45における
各基の具体例としては、R4におけるそれらの基の具体
例と同様のものが挙げられる。R5,R51およびR6にお
ける各基の具体例としては、R4におけるそれらの基の
具体例と同様のものが挙げられる。本明細書において
は、次の化合物も開示する。エチル 〔4,7−ジヒドロ
−7−(2,6−ジフルオロベンジル)−3−(N−ベンジ
ル−N−メチルアミノメチル)−2−(4−イソブチリル
アミノフェニル)−6−メチル−4−オキソ−チエノ
〔2,3−b〕ピリジン−5−カルボキシラート〕また
はその塩。エチル 〔4,7−ジヒドロ−7−(2,6−ジ
フルオロベンジル)−3−(N−ベンジル−N−メチルア
ミノメチル)−2−(4−イソブチリルアミノフェニル)
−6−エチル−4−オキソ−チエノ〔2,3−b〕ピリ
ジン−5−カルボキシラート〕またはその塩。
【0035】本発明化合物は、自体公知の方法、例え
ば、PCT国際公開WO95/28405号公報に記載
の方法、次に記載する方法、これらと同様の方法、ある
いは、これらの方法を組合わせて行なうことにより、製
造することができる。
【0036】製造法1:前記式(I)で表わされる化合物
(I)において、2位が(i)ハロゲン,(ii)シクロアルキ
ルおよび(iii)アルキルで置換されていてもよいアルケ
ニルから選ばれる基で置換されたアルコキシ基で置換さ
れたフェニル基である4,7−ジヒドロ−4−オキソチ
エノ〔2,3−b〕ピリジン誘導体またはその塩は、P
CT国際公開WO95/28405号公報に記載の方法
と同様の方法で得られる2位がヒドロキシで置換された
フェニル基である4,7−ジヒドロ−4−オキソチエノ
〔2,3−b〕ピリジン誘導体又はその塩と、一般式 R
12−Y 〔式中、R12は、前記と同意義を有する。Yは
ハロゲン原子(例、ヨウ素、臭素、フッ素、塩素)を示
す。〕で表される化合物〔例、臭化アリル、塩化シクロ
プロピルメチル、1−ブロモ−2−ブテン、1−ブロモ
−3−ブテン、臭化クロチル(すなわち、1−ブロモ−
2−メチル−2−プロペン)、ヨウ化2,2,2−トリフ
ルオロエチル等〕又はその塩とを反応させることにより
製造することができる。R12で表わされるアルキル基と
しては、R1で示されるアルコキシ基の酸素原子を除外
した基(即ち、アルキル基)と同様のものが挙げられ
る。本反応は通常、溶媒中で行なわれる。このような溶
媒としては、例えばジメチルホルムアミド,ジメチルア
セトアミド等のアミド類、アセトニトリル等のニトリル
類、エチルエーテル、ジオキサン、ジメトキシエタン、
テトラヒドロフラン等のエーテル類等が用いられる。本
反応は、原料化合物をこれらの溶媒に溶解し、該一般式
12−Y(式中、R12およびYはそれぞれ上記と同意義
を示す)で表される化合物又はその塩を加え、塩基性条
件下(例、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナ
トリウム、水素化ナトリウム、水酸化タリウム、トリエ
チルアミンなどを加え、塩基性とする)、反応させるこ
とにより行われる。反応温度は約0〜100℃、さらに
好ましくは約0〜40℃である。反応時間は約1〜20
0時間、好ましくは約1〜48時間である。本反応は、
撹拌することにより効率的に行うことができる。
【0037】製造法2:上記式(I)で表わされる化合物
(I)において、2位がアルカノイルアミノ−フェニル基
である4,7−ジヒドロ−4−オキソチエノ〔2,3−
b〕ピリジン誘導体またはその塩は、PCT国際公開W
O95/28405号公報に記載の方法で製造される2
位がアミノで置換されたフェニル基である4,7−ジヒ
ドロ−4−オキソチエノ〔2,3−b〕ピリジン誘導体
またはその塩と、一般式 R13−Y〔式中、R13は、C
1-8アルカノイル基(具体例は、前記のR1中の「アルカ
ノイルアミノ」におけるアルカノイルと同様のものが挙
げられる。具体例としては、塩化イソブチル等が挙げら
れる。)を、Yはハロゲン原子(具体例は前記と同様)
を示す。〕で表される化合物又はその塩とを反応させる
ことにより製造することができる。 本反応は通常、溶
媒中で行なわれる。該溶媒としては、例えば無水塩化メ
チレン等のハロゲン化溶媒、ジメチルホルムアミド、ジ
メチルアセトアミド等のアミド類、アセトニトリル等の
ニトリル類、テトラヒドロフラン、エチルエーテル、ジ
オキサン、ジメトキシエタン等のエーテル類等が用いら
れる。本反応は、原料化合物をこれらの溶媒に溶解し、
上記式R13−Y(式中、R13およびYはそれぞれ上記と
同意義を有する)で表わされる化合物又はその塩および
塩基性化合物(例、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭
酸水素ナトリウム、水素化ナトリウム、トリエチルアミ
ン、カリウム−t−ブトキシド、水酸化タリウムなど)
を加えることにより行われる。本反応の反応温度は約0
〜100℃、さらに好ましくは約0〜40℃である。反
応時間は約10分〜24時間、好ましくは約30分〜2
時間である。本反応は、撹拌することにより効率的に行
なうことができる。
【0038】製造法3:上記式(I)で表わされる化合物
(I)において、5位が式−CO−R27(式中、R27はア
ルキル基またはアリール基であるチエノ〔2,3−b〕
ピリジン誘導体は、まず、PCT国際公開WO95/2
8405号公報に記載された方法と同様の方法で製造さ
れる5位がエステル基であるチエノ〔2,3−b〕ピリ
ジン誘導体の該エステル基をカルボン酸アミド誘導体に
変換し、次いで、得られた化合物にグリニャール試薬を
反応させることにより製造することができる。これらの
方法は、PCT国際公開WO95/28405号公報に
記載された方法と同様にして行なうことができる。
【0039】製造法4:上記式(I)で示される化合物
(I)においてR2が置換基を有していてもよい分枝状の
アルコキシ基,置換基を有していてもよいシクロアルキ
ル基または置換基を有していてもよい複素環基である
4,7−ジヒドロ−4−オキソチエノ〔2,3−b〕ピリ
ジン誘導体は、PCT国際公開WO95/28405号
公報に記載の製造法と同様の方法で製造される5−直鎖
状アルコキシカルボニル−4,7−ジヒドロ−4−オキ
ソチエノ〔2,3−b〕ピリジン誘導体又はその塩と一
般式R24−H〔式中、R24は前記と同意義を有する。〕
で表される化合物又はその塩とを反応させ、エステル交
換を行なうことにより製造することができる。本反応
は、通常、反応溶媒中で実施される。このような溶媒と
して、例えば、メタノール、エタノール、イソプロピル
アルコール、3−ペンチルアルコール、等のアルコール
類が用いられる。本反応は、原料化合物をこれらの溶媒
に溶解し、これに一般式 Ti(R28)4〔式中、R28は置
換基を有していてもよいアルコキシ基を示す。〕で表さ
れる化合物(例、チタン(IV)イソプロポキシドなど)を
加えることにより行なわれる。本反応の反応温度は約0
〜120℃、さらに好ましくは約0〜40℃、もしくは
約10〜20℃である。反応時間は約1〜24時間、好
ましくは約1〜12時間、あるいは約1〜6時間であ
る。本反応は、撹拌することにより効率よく行うことが
できる。
【0040】製造法5:上記式(I)で示される化合物
(I)においてR2が式−S−R25(式中、R25はそれぞ
れ置換基を有していてもよいアルキル基(分枝状アルキ
ル基を含む),シクロアルキル基または複素環基を示
す)で表わされる基である4,7−ジヒドロ−4−オキ
ソチエノ〔2,3−b〕ピリジン誘導体は、PCT国際
公開WO95/28405号公報に記載の製造法と同様
の方法で製造される上記式(I)で示される化合物(I)に
おいて−CO−R2が直鎖状のアルコキシ基−カルボニ
ル基またはカルボキシ基(R2が水酸基)である4,7−
ジヒドロ−4−オキソチエノ〔2,3−b〕ピリジン誘
導体又はその塩と一般式 R25−SH 〔式中、R25は前
記と同意義を有する。〕で表される化合物又はその塩と
を反応させることにより製造することができる。R28
示される各基としては、前記のR2の各基と同様のもの
が挙げられる。本反応は、通常、無溶媒または反応溶媒
中で実施される。このような溶媒として、例えば、ジク
ロロメタンなどのハロゲン化溶媒が用いられる。本反応
においては、塩基性条件下(例、N,N−ジメチルアミ
ノピリジンなど)、ジメチルホルムアミドおよびオキシ
塩化リンより調製したヴイルスマイヤー(Vilsmeier)
試薬を共存させて縮合させることにより行なわれる。本
反応の反応温度は約0〜200℃、さらに好ましくは約
0〜120℃である。反応時間は約1〜24時間、好ま
しくは約2〜12時間である。本反応は、撹拌すること
により効率よく行うことができる。
【0041】製造法6:前記式(I)で示される化合物
(I)において−CO−R2がカルボキシ基(R2が水酸
基)である4,7−ジヒドロ−4−オキソチエノ〔2,3
−b〕ピリジン誘導体またはその塩は、例えば、PCT
国際公開WO95/28405号公報に記載の方法ある
いはこれと同様の方法で製造されるR2がアルコキシ基
である4,7−ジヒドロ−4−オキソチエノ〔2,3−
b〕ピリジン誘導体またはその塩を加水分解反応に付す
ことにより製造することができる。該加水分解反応は、
溶媒中で行なわれる。該溶媒としては、例えば、テトラ
ヒドロフラン,ジオキサン等のエーテル類、エチルアル
コール、メチルアルコール等のアルコール類等が用いら
れる。本反応においては、酸(例、塩酸等の無機酸。2
N水溶液が好ましい)あるいはアルカリ水溶液(例、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム等の
水酸化アルカリ金属の1〜4N水溶液など)を存在させ
ると、本反応は効率よく行なわれる。反応温度は約10
〜100℃であり、好ましくは20〜60℃である。反
応時間は約1〜4時間、好ましくは2〜4時間である。
反応は、撹拌することにより、効率よく行なうことがで
きる。
【0042】製造法7:上記式(I)で示される化合物
(I)において、R2が置換基を有していてもよいアルコ
キシ基(置換されていてもよい分枝状のアルコキシ基を
含む)、置換基を有していてもよいシクロアルキル−オ
キシ基または置換基を有していてもよい複素環−オキシ
基であるチエノ〔2,3−b〕ピリジン誘導体は、上記
の製法5の方法で製造される上記式(I)において5位が
−CO−R2がカルボキシ基(R2が水酸基)であるチエ
ノ〔2,3−b〕ピリジン−5−カルボン酸誘導体また
はその塩に、式R29−OH(式中、R29はそれぞれ置換
基を有していてもよいアルキル基(分枝状のアルコキシ
基を含む)、シクロアルキル基または複素環基を示す)
で表わされるアルコール類(例、イソプロパノール、
2,4−ジメチル−3−ペンタノール等)を反応させる
ことにより行なうことができる。R29で示される各基と
しては、前記のR2の各基と同様のものが挙げられる。
本反応は、無溶媒で又は溶媒中で行なわれる。該溶媒と
しては、例えば、ジクロロメタンなどのハロゲン化溶媒
が用いられる。本反応においては、ジメチルホルムアミ
ドおよびオキシ塩化リンより調製されるヴイルスマイヤ
ー(Vilsmeier)試薬に、N,N−ジメチルアミノピリジ
ンなどの塩基を加えることにより行なわれる。本反応
は、室温ないし加熱(約100℃前後)にて行われる。
さらに好ましくは、0〜120℃である。反応時間は約
1〜12時間であり、さらに好ましくは、4〜12時間
である。本反応は、撹拌することにより、効率よく行な
うことができる。
【0043】製造法8:上記式(I)で示される化合物
(I)において、6位がアルキル基であるチエノ〔2,3
−b〕ピリジン誘導体(IX)またはその塩は、PCT国際
公開WO95/28405号公報に記載の製造法と同様
の方法で、あるいは、上記製造法1〜7と同様の方法で
製造される、5位が式−X−R4(式中、XおよびR4
前記と同意義を示す)であり、R3が無置換である上記
式(VIII)で示されるチエノ〔2,3−b〕ピリジン誘導
体(VIII)またはその塩に、式R31−Z(式中、R31およ
びZは前記と同意義を示す。)で表わされる化合物を反
応させることにより行なうことができる。該R31−Zで
表わされる化合物における金属としては、例えば、マグ
ネシウム、リチウムなどが挙げられる。ハロゲンとして
は、クロライド、ブロマイドなどが挙げられる。ハロゲ
ン化金属としては、例えば、メチルマグネシウムクロリ
ド、エチルマグネシウムブロミドなどのグリニャー(Gr
ignard)試薬、塩化リチウムなどが挙げられる。該反応
は、溶媒中で行なわれる。該溶媒としては、例えば、ジ
クロロメタン、等のハロゲン化炭化水素、テトラヒドロ
フラン,エチルエーテル、ジオキサン、ジメトキシエタ
ン等のエーテル類等が用いられる。本反応においては、
反応系に銅塩(例、ヨウ化銅など)を添加すると効率よ
く反応をすすめることができる。反応温度は約0〜80
℃であリ、さらに好ましくは、0〜40℃である。反応
時間は約0.5〜24時間であり、さらに好ましくは0.
5〜2時間である。反応は、撹拌することにより、効率
よく行なうことができる。
【0044】このようにして得られる本発明の化合物
(I)は塩を形成しているものでもよい。該塩として
は、生理学的に許容される酸付加塩が好ましい。このよ
うな塩としては、例えば無機酸(例、塩酸、臭化水素
酸、硝酸、硫酸、リン酸など)との塩、あるいは有機酸
(例、ギ酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、フマール酸、シ
ュウ酸、酒石酸、マレイン酸、クエン酸、コハク酸、リ
ンゴ酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p-ト
ルエンスルホン酸など)との塩などが用いられる。さら
に本発明の化合物が−COOHなどの酸性基を有してい
る場合は、無機塩基(例、ナトリウム、カリウム、カル
シウム、マグネシウムなどのアルカリ金属塩又はアルカ
リ土類金属、アンモニアなど)又は有機塩基(例、トリ
メチルアミン、トリエチルアミン、ピリジン、ピコリ
ン、エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタ
ノールアミン、ジシクロヘキシルアミン、N,N'-ジベ
ンジルエチレンジアミンなど)と塩を形成してもよい。
また、本発明の化合物(I)またはその塩は、水和物で
あってもよく、非水和物であってもよい。水和物として
は、例えば、1水和物、1.5水和物、2水和物が挙げ
られる。かくして得られる本発明の化合物(I)または
その塩は、例えば再結晶、蒸留、クロマトグラフィーな
どの通常の分離手段により単離、精製することができ
る。本発明の化合物(I)が遊離体で得られた場合に
は、自体公知の方法あるいはそれに準じる方法によって
塩に変換することができ、塩で得られた場合には、自体
公知の方法あるいはそれに準ずる方法により、遊離体又
は、他の塩に変換することができる。本発明の化合物
(I)が光学活性体である場合は、通常の光学分割手段
によりd体、l体に分離することができる。
【0045】本発明の化合物(I)またはその塩〔以
下、本発明化合物と称することもある。〕は、極めて優
れたGnRH拮抗作用を有し、毒性は低い。しかも、経
口吸収性や作用持続性に優れている。また、血液のプラ
ズマ中で安定であるという性質をも有する。従って、本
発明化合物は、温血哺乳動物(例えば、ヒト、サル、ウ
シ、ウマ、イヌ、ネコ、ウサギ、ラット、マウスなど)
において、GnRH受容体拮抗作用により性腺刺激ホル
モンの分泌を抑制し、血中の性ホルモン濃度を制御する
ことによって、雄性ホルモンまたは雌性ホルモン依存性
の疾病の治療およびこれらホルモンの過剰に起因する疾
病の治療に安全に有利に用い得る。即ち、本発明化合物
は、性ホルモン依存性ガン(例、前立腺ガン,子宮ガ
ン,乳ガン,下垂体腫瘍等)、前立腺肥大症、子宮筋
腫、子宮内膜症、思春期早発症、無月経症、月経前症候
群、多房性卵巣症候群、ニキビなどの治療に有用であ
る。また、本発明化合物は雄性および雌性における生殖
の調節(例、妊娠調節剤,月経周期調節剤等)にも有用
である。本発明化合物は、さらに男性もしくは女性の避
妊薬として、また女性の排卵誘発剤として使用すること
ができる。本発明化合物は、その休薬後のリバウンド効
果を利用して、不妊症の治療に使用することができる。
さらに、本発明化合物は畜産分野において動物の発情の
調節、食肉用の肉質の改善や動物の成長促進にも有用で
ある。本発明化合物は、また魚類の産卵促進剤としても
有用である。また、本発明の化合物は、単独でも使用で
きるが、ステロイド性もしくは非ステロイド性の抗アン
ドロゲン剤または抗エストロゲン剤と併用することも有
効である。本発明化合物を癌の化学療法剤と併用して用
いてもよい。併用の好ましい具体例としては、例えば前
立腺癌に対しては、イホスファミド(Ifosfamide)、UF
T、アドリアマイシン(Adriamycin)、ペプロマイシン(P
eplomycin)、シスプラチン(Cisplatin)などの化学療法
剤と本発明化合物とを併用することができる。また、乳
癌に対しては、シクロフォスファミド(Cyclophospamid
e)、5−FU、UFT、メトレキセート(Methotrexat
e)、アドリアマイシン(Adriamycin)、マイトマイシンC
(Mitomycin C)、マイトキサントロン(Mitoxantrone)な
どの化学療法剤と本発明化合物とを併用することができ
る。
【0046】本発明化合物を上記の疾病に対して予防・
治療薬として使用する場合は、自体公知の方法に従い、
経口投与もしくは非経口投与のいずれも可能であり、薬
学的に許容される担体と混合し、通常、錠剤、カプセル
剤、顆粒剤、散剤など固形製剤として経口投与される
か、静脈内、皮下、筋肉内などに注射剤、坐薬若しくは
舌下錠などとして非経口投与される。また、舌下錠、マ
イクロカプセル等の徐放製剤として、舌下,皮下および
筋肉内などに投与してもよい。一日投与量は、症状の程
度;投与対象の年齢、性別、体重、感受性差;投与の時
期、間隔、医薬製剤の性質、調剤、種類;有効成分の種
類などによって異なり、特に限定されないが、通常、哺
乳動物1kg体重あたり約0.1〜30mg、好ましく
は約0.1〜3mgであり、更に好ましくは0.1〜1m
gであり、これを通常1日1〜4回に分けて投与する。
本発明化合物を畜産もしくは水産分野における上記の疾
病に対して予防・治療薬として使用する場合は、自体公
知の方法に従い、畜産分野においては顆粒剤、散剤など
の固形製剤として経口的に、皮下、筋肉内などに注射剤
として、水産分野においては顆粒剤、散剤などの固形製
剤に製型して使用される。このようにして使用する場合
の投与量も上記に準ずるが、投与対象生物1kg体重あ
たり約0.01〜5mg、好ましくは約0.03〜3mg
を、通常一日1〜3回に分けて投与する。
【0047】上記薬学的に許容される担体としては、製
剤素材として慣用の各種有機あるいは無機担体物質が用
いられ、固形製剤における賦形剤、滑沢剤、結合剤、崩
壊剤;液状製剤における溶剤、溶解補助剤、懸濁化剤、
等張化剤、緩衝剤、無痛化剤などとして配合される。ま
た必要に応じて、防腐剤、抗酸化剤、着色剤、甘味剤な
どの製剤添加物を用いることもできる。上記賦形剤の好
適な例としては、例えば乳糖、白糖、D-マンニトー
ル、デンプン、結晶セルロース、軽質無水ケイ酸などが
挙げられる。上記滑沢剤の好適な例としては、例えばス
テアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、タ
ルク、コロイドシリカなどが挙げられる。上記結合剤の
好適な例としては、例えば結晶セルロース、白糖、D-
マンニトール、デキストリン、ヒドロキシプロピルセル
ロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビ
ニルピロリドン、ポリエチレングリコールなどが挙げら
れる。上記崩壊剤の好適な例としては、例えばデンプ
ン、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセ
ルロースカルシウム、低置換度ヒドロキシプロピルセル
ロース、クロスカルメロースナトリウム、カルボキシメ
チルスターチナトリウムなどが挙げられる。上記溶剤の
好適な例としては、例えば注射用蒸留水、アルコール、
プロピレングリコール、マクロゴール、ゴマ油、トウモ
ロコシ油などが挙げられる。上記溶解補助剤の好適な例
としては、例えばポリエチレングリコール、プロピレン
グリコール、D-マンニトール、安息香酸ベンジル、エ
タノール、トリスアミノメタン、コレステロール、トリ
エタノールアミン、炭酸ナトリウム、クエン酸ナトリウ
ムなどが挙げられる。上記懸濁化剤の好適な例として
は、例えばステアリルトリエタノールアミン、ラウリル
硫酸ナトリウム、ラウリルアミノプロピオン酸、レシチ
ン、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、モノ
ステアリン酸グリセリン、などの界面活性剤;例えばポ
リビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキ
シメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒ
ドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロー
ス、ヒドロキシプロピルセルロースなどの親水性高分子
などが挙げられる。上記等張化剤の好適な例としては、
例えばブドウ糖、塩化ナトリウム、グリセリン、D-マ
ンニトール、D-ソルビトールなどが挙げられる。上記
緩衝剤の好適な例としては、例えばリン酸塩、酢酸塩、
炭酸塩、クエン酸塩などの緩衝液などが挙げられる。無
痛化剤の好適な例としては、例えばベンジルアルコール
などが挙げられる。上記防腐剤の好適な例としては、例
えばパラオキシ安息香酸エステル類、クロロブタノー
ル、ベンジルアルコール、フェネチルアルコール、デヒ
ドロ酢酸、ソルビン酸などが挙げられる。上記抗酸化剤
の好適な例としては、例えば亜硫酸塩、アスコルビン酸
などが挙げられる。
【0048】本発明化合物に、懸濁化剤、溶解補助剤、
安定化剤、等脹化剤、保存剤などを添加し、自体公知の
方法により静脈、皮下、筋肉内注射剤とする。その際必
要により自体公知の方法により凍結乾燥物とすることも
可能である。 本発明化合物またはその塩を例えばヒト
に投与する場合は、それ自体あるいは適宜の薬理学的に
許容される担体、賦形剤、希釈剤と混合し、医薬組成物
として経口的または非経口的に安全に投与することがで
きる。上記医薬組成物としては、経口剤(例、散剤、顆
粒剤、カプセル剤、錠剤)、注射剤、点滴剤、外用剤
(例、経鼻投与製剤、経皮製剤など)、坐剤(例、直腸
坐剤、膣坐剤)などが挙げられる。これらの製剤は、製
剤工程において通常一般に用いられる自体公知の方法に
より製造することができる。
【0049】本発明化合物またはその塩は分散剤(例、
ツイーン(Tween)80(アトラスパウダー社製、米
国)、HCO 60(日光ケミカルズ製)ポリエチレングリコ
ール、カルボキシメチルセルロース、アルギン酸ナトリ
ウムなど)、保存剤(例、メチルパラベン、プロピルパ
ラベン、ベンジルアルコールなど)、等張化剤(例、塩
化ナトリウム、マンニトール、ソルビトール、ブドウ糖
など)などと共に水性注射剤に、あるいはオリーブ油、
ゴマ油、綿実油、コーン油などの植物油、プロピレング
リコールなどに溶解、懸濁あるいは乳化して油性注射剤
に成形し、注射剤とすることができる。経口投与製剤と
するには、自体公知の方法に従い、本発明化合物をたと
えば賦形剤(例、乳糖、白糖、デンプンなど)、崩壊剤
(例、デンプン、炭酸カルシウムなど)、結合剤(例、
デンプン、アラビアゴム、カルボキシメチルセルロー
ス、ポリビニールピロリドン、ヒドロキシプロピルセル
ロースなど)または滑沢剤(例、タルク、ステアリン酸
マグネシウム、ポリエチレングリコール 6000な
ど)などを添加して圧縮成形し、錠剤用の顆粒を製造す
る。次いで必要により、味のマスキング、腸溶性あるい
は持続性の目的のため自体公知の方法でコーティングさ
れた経口投与製剤とすることができる。そのコーティン
グ剤としては、例えばヒドロキシプロピルメチルセルロ
ース、エチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロー
ス、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリオキシエチレ
ングリコール、ツイーン 80、ブルロニック F 6
8、セルロースアセテートフタレート、ヒドロキシプロ
ピルメチルセルロースフタレート、ヒドロキシメチルセ
ルロースアセテートサクシネート、オイドラギット(ロ
ーム社製、ドイツ,メタアクリル酸・アクリル酸共重
合)および色素(例、ベンガラ,二酸化チタン等)など
が用いられる。腸溶性製剤とする場合、腸溶層と薬剤含
有層との間に両層の分離を目的として、自体公知の方法
により中間層を設けることが好ましい。
【0050】外用剤とするには、自体公知の方法に従
い、本発明化合物を固状、半固状または液状の外用投与
剤とすることができる。たとえば、上記固状のものとし
ては、本発明化合物をそのまま、あるいは賦形剤(例、
マンニトール、デンプン、微結晶セルロースなど)、増
粘剤(例、天然ガム類、セルロース誘導体、アクリル酸
重合体など)などを添加、混合して粉状の組成物とす
る。上記液状のものとしては、注射剤の場合とほとんど
同様で、油性あるいは水性懸濁剤とする。半固状の場合
は、水性または油性のゲル剤、あるいは軟膏状のものが
よい。また、これらはいずれも、pH調節剤(例、炭
酸、リン酸、クエン酸、塩酸、水酸化ナトリウムな
ど)、防腐剤(例、パラオキシ安息香酸エステル類、ク
ロロブタノール、塩化ベンザルコニウムなど)などを加
えてもよい。たとえば坐剤とするには、自体公知の方法
に従い、本発明化合物を油性または水性の固状、半固状
あるいは液状の坐剤とすることができる。上記組成物に
用いる油性基剤としては、例えば高級脂肪酸のグリセリ
ド〔例、カカオ脂、ウイテプゾル類(ダイナマイトノー
ベル社製,ドイツ)など〕、中級脂肪酸〔例、ミグリオ
ール類(ダイナマイトノーベル社製,ドイツ)など〕、
あるいは植物油(例、ゴマ油、大豆油、綿実油など)な
どが挙げられる。また、水性基剤としては、例えばポリ
エチレングリコール類、プロピレングリコール、水性ゲ
ル基剤としては、例えば天然ガム類、セルロース誘導
体、ビニール重合体、アクリル酸重合体などが挙げられ
る。
【0051】
【実施例】以下に参考例および実施例を挙げて、本発明
をさらに具体的に説明するが、これらによって本発明が
限定されるものではない。1H-NMRスペクトルは内部
基準としてテトラメチルシランを用いてJEOL LAMBDA 30
0(300MHz)型スペクトルメーターで測定し、全δ値
をppmで示した。また、本明細書中で用いる記号および
略号は次のような意味を有する。 s:シングレット,d:ダブレット,t:トリプレット,d
t:ダブルトリプレット,m:マルチプレット,br:幅広
い。m.p.:融点。
【0052】参考例1 (1)4,7−ジヒドロ−7−(2,6−ジフルオロベンジ
ル)−2−(4−ヒドロキシフェニル)−3−メチル−4
−オキソチエノ〔2,3−b〕ピリジン−5−カルボン
酸エチルエステルの製造:PCT国際公開WO95/2
8405号公報の実施例3(10)に従って得られた化合
物:7−(2,6−ジフルオロベンジル)−2−(4−メト
キシフェニル)−3−メチル−4−オキソチエノ〔2,3
−b〕ピリジン−5−カルボン酸エチルエステル(3.0
g,6.39mmol)をジクロロメタン(30ml)に溶解
させ、塩化アルミニウム(4.27g,32mmol)及び二
硫化ジメチル(2.88ml,32mmol)のジクロロメタ
ン溶液(40ml)に氷冷下滴下した。同温度で4時間撹
袢後、反応液を濃縮乾固した。得られた残渣を酢酸エチ
ルと飽和重曹水とに分配し、有機層を水洗後濃縮乾固し
て、固体を得、エタノール−酢酸エチルより再結晶し
て、標記化合物を淡黄色粉末状結晶として得た(1.64
g,56%)。 m.p. 244−246 ℃。 1H-NMR (300MHz, CDCl3) δ: 1.40(3H, t, J=7.2H
z), 2.64(3H, s), 4.40(2H, q, J=7.2Hz), 5.26 (2H,
s), 6.96-7.02(4H, m), 7.25-7.28(2H, m), 7.31-7.46
(1H, m), 8.40 (1H, s)。
【0053】(2)4,7−ジヒドロ−7−(2,6−ジフル
オロベンジル)−2−(4−メトキシメトキシフェニル)
−3−メチル−4−オキソチエノ〔2,3−b〕ピリジ
ン−5−カルボン酸エチルエステルの製造:上記参考例
1(1)で得られた化合物(1.6g,3.51mmol)をジメ
チルホルムアミド(20ml)に溶解させ、水素化ナトリ
ウム(0.154g,3.86mmol)を氷冷下加えて30
分間撹袢した。同温度でクロロメチルメチルエーテル
(0.324ml,4.21mmol)を加え、更に同温度で
30分間次いで室温下2時間撹袢した。反応液にエタノ
ール(10ml)を加え濃縮乾固した。得られた残渣をジ
クロロメタンと飽和食塩水とに分配し、有機層を水洗後
濃縮乾固して、固体を得、シリカゲルカラムで精製し
て、標記化合物をアモルファスとして得た(1.63g,
93%)。 1H-NMR (300MHz, CDCl3) δ: 1.41 (3H, t, J=7.2H
z), 2.65(3H, s), 3.50(3H, s), 4.40(2H, q, J=7.2H
z), 5.22 (2H, s), 5.25(2H,s), 7.00(2H, t, J=8.3H
z), 7.10(2H, d, J=6.8Hz), 7.33-7.41(3H, m), 8.37
(1H, s)。
【0054】(3)4,7−ジヒドロ−7−(2,6−ジフル
オロベンジル)−2−(4−メトキシメトキシフェニル)
−3−(N−ベンジル−N−メチルアミノメチル)−4−
オキソチエノ〔2,3−b〕ピリジン−5−カルボン酸
エチルエステルの製造:上記参考例1(2)で得られた化
合物(5.60g,11.2mmol)を四塩化炭素(100ml)に
懸濁させ、N−ブロモコハク酸イミド(2.19g,1
2.3mmol)及びα,α`−アゾビスイソブチロニトリル
(0.37g,2.24mmol)を加えて2時間加熱還流し
た。室温にもどし反応液にジクロロメタン(100ml)
を加え、飽和食塩水で洗い乾燥後乾固して固体を得た。
得られた固体をジメチルホルムアミド(100ml)に溶
解させ、エチルジイソプロピルアミン(2.10ml,1
2.3mmol)とN−メチルベンジルアミン(1.59m
l,12.3mmol)を加えて2時間撹袢した。反応液を
濃縮乾固した。得られた残渣をジクロロメタンと水とに
分配し、有機層を飽和食塩で洗い乾燥後濃縮乾固して固
体を得た。シリカゲルカラムで精製して、標記化合物を
アモルファスとして得た(6.35g,92%)。 1H-NMR (300MHz, CDCl3) δ: 1.39 (3H, t, J=7.2H
z), 2.20(3H, s), 3.51(3H, s), 3.93(2H, s), 4.20(2
H, s), 4.40(2H, q, J=7.2Hz), 5.23 (2H, s), 5.27(2
H, s), 7.00(2H, t, J=8.3Hz), 7.10(2H, d, J=6.8Hz),
7.18-7.26(5H, m),7.36-7.44(1H, m), 7.72-7.75(2H,
m), 8.37 (1H, s)。
【0055】(4)4,7−ジヒドロ−7−(2,6−ジフル
オロベンジル)−2−(4−メトキシメトキシフェニル)
−3−(N−ベンジル−N−メチルアミノメチル)−4−
オキソチエノ〔2,3−b〕ピリジン−5−N−メチル
−O−メチルヒドロキサム酸の製造:N−メチル−O−
メチルヒドロキシルアミン塩酸塩(4.98g,151m
mol)及びN−エチルジイソプロピルアミン(8.73m
l,151mmol)のジクロロメタン溶液(100ml)に
トリメチルアルミニウム(1.5N溶液、20.4ml,
130.6mmol)を氷冷下加えた。同温度で30分間撹
袢後、更に室温下30分間撹袢した。参考例1(3)で得
られた化合物(6.30g,10.2mmol)のジクロロメ
タン溶液(100ml)を氷冷下加え、同温度で更に2時
間撹袢した。反応液を水にあけ、クロロホルムで抽出
し、飽和食塩で洗い乾燥後濃縮乾固して、標記化合物を
アモルファスとして得た(5.73g,89%)。 1H-NMR (300MHz, CDCl3) δ: 2.21(3H, s), 3.34(3
H, s), 3.54(3H, s), 3.72(2H, s), 3.76(3H, s), 4.19
(2H, s), 5.23 (2H, s), 5.30(2H, s), 6.95(2H,t, J=
8.3Hz), 7.12(2H, d, J=6.8Hz), 7.15-7.22(5H, m), 7.
33-7.41(1H, m),7.70-7.74(2H, m), 8.33 (1H, s)。
【0056】(5)4,7−ジヒドロ−7−(2,6−ジフル
オロベンジル)−2−(4−ヒドロキシフェニル)−3−
(N−ベンジル−N−メチルアミノメチル)−5−ベンゾ
イル−4−オキソチエノ〔2,3−b〕ピリジンの製
造:上記参考例1(4)で得られた化合物(5.20g,8.
20mmol)を無水テトラヒドロフラン(100ml)に溶
解させ、フェニルマグネシウムブロミド(1M溶液、2
4.6ml,24.6mmol)を氷冷下加えた。同温度で3
時間撹袢後、6N塩酸を氷冷下加えpHが2以下となる
よう調製した。次いで室温下1時間撹袢した。反応液を
中和後水にあけ、酢酸エチルで抽出し、飽和食塩で洗い
乾燥後濃縮乾固して、標記化合物をアモルファスとして
得た(3.37g,68%)。 1H-NMR (300MHz, CDCl3) δ: 2.37(3H, s), 3.91(2H,
s), 4.30(2H, s), 5.38 (2H, s), 6.98-7.05(4H, m),
7.21-7.38(5H, m), 7.43-7.48(5H, m), 7.55-7.59(1H,
m), 7.90(2H, d, J=7.1Hz), 8.06 (1H, s)。
【0057】(6)4,7−ジヒドロ−7−(2,6−ジフル
オロベンジル)−2−(4−ヒドロキシフェニル)−3−
(N−ベンジル−N−メチルアミノメチル)−5−イソブ
チリル−4−オキソチエノ〔2,3−b〕ピリジンの製
造:上記参考例1(4)で得られた化合物を原料として、
フェニルマグネシウムブロミドの代わりにイソプロピル
マグネシウムクロリドを用いて、上記参考例1(5)と同
様の方法で、標記化合物をアモルファスとして得た(2.
1g,51%)。1 H-NMR (300MHz, CDCl3) δ: 1.18(6H, d), 2.10(3
H, s), 3.61(2H, s), 4.1-4.2(3H, m), 5.26(2H, s),
6.90(2H, d), 6.99(2H, t), 7.1-7.2(6H, m), 7.40(1H,
m), 7.65(2H, d), 8.28 (1H, s)。
【0058】参考例2 参考例1(3)で得られる化合物をテトラヒドロフラン
中、少過剰量の1N水酸化ナトリウムを加え、室温で2
時間撹拌して加水分解し、5位がカルボキシル基である
化合物に変換する。次いで、該カルボン酸誘導体(5位
がカルボキシル基)をジメチルホルムアミド中、N,N
−ジメチルアミノピリジン(大過剰)およびアルコール
(例、イソプロパノール、シクロヘキサノール、sec-ブ
タノール、3−ペンタノールまたは2,4−ジメチル−
3−ペンタノール)と混合し、氷冷下、オキシ塩化リン
(10倍量)を滴下して、5位の置換基がエステル体で
ある化合物を製造する。さらに、該エステル誘導体を通
常用いられる希塩酸を用いる脱保護反応に付すことによ
り、メトキシメトキシ基におけるメトキシメチル基を脱
離して得られる化合物2(1)〜2(5)を、後述の〔表1〕
に示す。また、参考例1(3)で得られた化合物を通常用
いられる希塩酸を用いる脱保護反応に付すことにより、
メトキシメトキシ基におけるメトキシメチル基を脱離し
て得られる化合物2(6)を、後述の〔表1〕に示す。
【0059】参考例3 4,7−ジヒドロ−7−(2,6−ジフルオロベンジル)−
2−(4−イソブチリルアミノフェニル)−3−(N−メ
チル−N−ベンジルアミノメチル)−4−オキソチエノ
〔2,3−b〕ピリジン−5−カルボン酸エチルエステ
ルの製造:PCT国際公開WO95/28405号公報
の実施例27にしたがって製造される化合物:4,7−
ジヒドロ−7−(2,6−ジフルオロベンジル)−2−(4
−アミノフェニル)−3−(N−メチル−N−ベンジルア
ミノメチル)−4−オキソチエノ〔2,3−b〕ピリジン
−5−カルボン酸エチルエステルにピリジン中、少過剰
のイソブチリルクロライドを加え、室温で2時間撹拌し
て、標記の化合物を製造した。 m.p. 185−186℃ 元素分析値:C3635234S・HCl・1.5H2
として 1H−NMR(300MHz、 CDCl3)δ:1.28(6H, d, J=6.8H
z), 1.39(3H, t, J=7.1Hz), 2.12(3H, s), 2.54(1H,
m), 3.56(2H, s), 4.16(2H, s), 4.40(2H, q, J=7.1H
z), 5.26(2H, s), 7.01(2H, t, J=8.1Hz), 7.10-7.30(5
H, m), 7.41(1H, m), 7.62(2H, d, J=8.5Hz), 7.81(2H,
d, J=8.5Hz), 8.35(1H, s)。
【0060】上記参考例1(3)〜1(6)、参考例2および
参考例3の方法で得られた化合物の構造を、次の〔表
1〕に示す。
【0061】
【表1】
【0062】実施例1 3−(N−メチル−N−ベンジルアミノメチル)−4,7
−ジヒドロ−7−(2,6−ジフルオロベンジル)−2−
(4−アリルオキシフェニル)−5−ベンゾイル−4−オ
キソチエノ〔2,3−b〕ピリジン塩酸塩の製造:参考
例1(5)で得られた化合物(0.12g,0.2mmol)のジ
メチルホルムアミド(3ml)溶液に、氷冷下、炭酸カリ
ウム(0.055g,0.4mmol)とヨウ化アリル(37μ
l,0.4mmol)を加えた。室温で2時間撹拌した後、
反応液を濃縮して得られる残さを酢酸エチルと飽和食塩
水で分配した。水層を酢酸エチルで抽出し、有機層をあ
わせて乾燥(MgSO4)後、溶媒を減圧下に留去し
た。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーで精製して、無色油状物を得た。この油状物のエーテ
ル(4ml)溶液に、氷冷下、1Nエーテル性塩酸(0.2
ml)を加え、同温で10分間撹拌した。反応液を減圧
下濃縮して得られた残さを酢酸エチル−エーテルから結
晶化させて、標記化合物(化合物 No.1)を白色結晶と
して得た(0.068g,50%)。得られた化合物の構
造を後述の〔表2〕に示す。 m.p. 120−122℃。 元素分析値 C3932223S・HCl・1.5H2O・
0.1CHCl3として 1H-NMR (300MHz, DMSO-d6) δ: 2.83(3H, s), 4.32
-4.63(6H, m), 5.31-5.49(4H, m), 6.02-6.14(1H, m),
7.01-7.09(4H, m), 7.24-7.63(11H, m), 7.95(2H, d, J
=7.8Hz), 8.16(1H, s), 11.95(1H, brs)。
【0063】実施例2 参考例1(5)で得られる化合物を原料として、実施例1
に記載した方法と同様の方法で製造される化合物2
(1)、2(2)、2(3)および2(4)を、後述の〔表2〕に示
す。
【0064】実施例3 参考例1(6)で得られる化合物を原料として、実施例1
に記載した方法と同様の方法で製造された化合物3
(1)、3(2)、3(3)、3(4)、3(5)および3(6)を〔表
2〕に示す。
【0065】
【表2】
【0066】実施例4 参考例2で得られる化合物を原料として、実施例1に記
載した方法と同様の方法で製造される化合物4(1)〜4
(22)を〔表3〕に示す。
【0067】
【表3】
【0068】実施例5 4,7−ジヒドロ−7−(2,6−ジフルオロベンジル)−
2−(4−イソブチリルアミノフェニル)−3−(N−メ
チル−N−ベンジルアミノメチル)−4−オキソチエノ
〔2,3−b〕ピリジン−5−カルボン酸イソプロピル
エステル塩酸塩の製造:上記参考例3で得られた化合物
(1.29g,2.0mmol)のイソプロピルアルコール溶
液(50ml)にチタン(IV)イソプロポキシド(0.284
g,1.0mmol)を氷冷下(0℃)滴下した。滴下後室温
で12時間撹袢した。反応液をクロロホルム(200m
l)と水とに分配した。水層をクロロホルム(200m
l)で抽出し、抽出液をあわせて食塩水で洗浄し乾燥
(Na2SO4)後、溶媒を減圧下に留去した。得られた
残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し
て無色アモルファス(1.08g,82%)を得た。得ら
れたアモルファスをクロロホルムに溶解し、10N塩酸
−エタノール溶液を加えて塩とし、クロロホルム−エー
テルから再結晶して、標記化合物を無色針状晶(0.86
g,74%)として得た。得られた化合物の構造を後述
の〔表4〕に示す。 m.p. 168−170℃。 元素分析値 C3737234S・HCl・0.5H2
として 1H-NMR (300MHz, CDCl3) δ: 1.28 (6H, d, J=6.8H
z), 1.36(6H, d, d=6.3Hz), 2.10 (3H, s), 2.57(1H,
m), 3.65(2H, s), 4.16(2H, s), 5.23(1H, m), 5.23(2
H, s), 7.00(2H, dd, J=8.1Hz), 7.10-7.26(5H, m), 7.
38(1H, m), 7.63(2H,d, J=8.3Hz), 7.78(2H, d, J=8.6H
z), 8.29 (1H, m)。
【0069】実施例6 上記参考例3で得られた化合物を原料として、 実施例5
に記載した方法と同様の方法で、〔表4〕に示す化合物
6(1)、6(2)、6(3)および6(4)を製造した。
【表4】
【0070】実施例7 4,7−ジヒドロ−7−(2,6−ジフルオロベンジル)−
2−(4−イソブチリルアミノフェニル)−3−(N−メ
チル−N−ベンジルアミノメチル)−4−オキソチエノ
〔2,3−b〕ピリジン−5−カルボン酸の製造:上記
参考例3で得られた化合物(1.2g)をエタノール(10
ml)に溶解し、0℃に冷やしつつ5Nの水酸化カリウ
ム(5ml)を加えた。室温にもどし、5時間撹拌した
後、0.2N塩酸(200ml)とクロロホルム(200m
l)とに分配した。有機層より結晶を得、酢酸エチル−
エタノールより再結晶して、標記化合物を無色粉末状晶
として得た(1.0g,81%)。得られた化合物の構造
を後述の〔表5〕に示す。 m.p. 212−214℃。
【0071】実施例8 4,7−ジヒドロ−7−(2,6−ジフルオロベンジル)−
2−(4−イソブチリルアミノフェニル)−3−(N−メ
チル−N−ベンジルアミノメチル)−4−オキソチエノ
〔2,3−b〕ピリジン−5−カルボン酸(2,4−ジメ
チル−3−ペンチル)エステル塩酸塩の製造:上記実施
例7で得られた化合物(0.062g,0.1mmol)、N,
N−ジメチルアミノピリジン(0.489g,4.00mm
ol)及び2,4−ジメチル−3−ペンタノール(2ml)の
ジメチルホルムアミド溶液(1ml)にオキシ塩化リン
(0.153g,1.0mmol)を氷冷下(0℃)滴下した。
滴下後12時間加熱還流した。反応液をクロロホルム
(200ml)と水とに分配した。水層をクロロホルム
(200ml)で抽出し、抽出液をあわせて食塩水で洗浄
し乾燥(Na2SO4)後、溶媒を減圧下に留去した。得
られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精
製して無色アモルファス(1.08g,82%)を得た。
得られたアモルファスをクロロホルムに溶解させ、10
N塩酸−エタノール溶液を加えて塩とし、クロロホルム
−エーテルから再結晶して、標記化合物を無色粉末状晶
として得た。得られた化合物の構造を後述の〔表5〕に
示す。 m.p. 174−175℃。
【0072】実施例9 4,7−ジヒドロ−7−(2,6−ジフルオロベンジル)−
2−(4−イソブチリルアミノフェニル)−3−(N−メ
チル−N−ベンジルアミノメチル)−5−(4−テトラヒ
ドロピラニルチオ)カルボニル−4−オキソチエノ〔2,
3−b〕ピリジン塩酸塩の製造:4−メルカプトテトラ
ヒドロフラン(470mg、4.00mmole)をジクロロメタ
ン(2ml)に溶解させ、これにトリメチルアルミニウム
(15%、0.48ml、1.00mmole)のヘキサン溶液(1
5ml)を氷冷下滴下した。同温度で1時間撹拌後、これ
に上記参考例3で得られた化合物(129mg、0.20mm
ole)のジクロロメタン溶液(1ml)を氷冷下滴下した。反
応液を室温で1時間撹拌後、蒸留水200mlにあけ、ク
ロロホルムで抽出し、飽和食塩水で洗浄し乾燥(Na2SO4)
後、溶媒を減圧下に留去した。残査をシリカゲルカラム
クロマトグラフィーで精製して黄色アモルファス(30m
g、11%)を得た。得られたアモルファスをクロロホル
ムに溶解し、10N塩酸−エタノール溶液を加えて塩と
し、クロロホルム−エーテルから再結晶して、標記化合
物を黄色粉末状結晶として得た。構造を下記の〔表5〕
に示す。 m.p. 174−176℃。 元素分析値:C39393422・HCl・2.5H2
として 1H−NMR(300MHz, CDCl3)δ: 1.28(6H, d, J=6.8H
z), 1.75-1.87(2H, m), 1.97-2.04(2H, m), 2.11(3H,
s), 2.56(1H, m), 3.54-3.61(2H, m), 3.66(2H, s), 3.
87(1H, m), 3.96-4.01(2H, m), 4.19(2H, s), 5.30(2H,
m), 7.01(2H, dd,J=8.1Hz), 7.12-7.32(5H, m), 7.42
(1H, m), 7.62(2H, d, J=8.6Hz), 7.80(2H,d, J=8.6H
z), 8.37(1H, s)。
【0073】実施例10 実施例7で得られる化合物を原料として用いて、上記実
施例9と同様に処理して、次の〔表5〕に示す化合物1
0(1)および10(2)を製造した。
【0074】
【表5】
【0075】実施例11 4,7−ジヒドロ−7−(2,6−ジフルオロベンジル)−
3−(N−メチル−N−ベンジルアミノメチル)−2−
(4−イソブチリルアミノフェニル)−6−メチル−4−
オキソチエノ〔2,3−b〕ピリジン−5−カルボン酸
イソプロピルエステル塩酸塩の製造:実施例5で得られ
た化合物(1.98g,2.78mmole)を無水テトラヒド
ロフラン(50ml)に溶解させ、メチルマグネシウムブロ
ミドのジエチルエーテル溶液(3.0M、4.63ml、1
3.9mmole)とヨウ化銅(529mg、2.78mmole)の混
合液を氷冷下滴下した。同温度で0.5時間撹拌後、1
N塩酸を氷冷下で加えpHが2以下になるように調整
し、さらに室温下で0.5時間撹拌した。反応液を0.1
N水酸化カリウム溶液500mlにあけ、クロロホルムで
抽出し、飽和食塩水で洗浄し乾燥(Na2SO4)後、溶媒を減
圧下に留去した。残査をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーで精製して無色アモルファス(1.80g、96%)
を得た。水素化ナトリウムをテトラヒドロフラン(15m
l)に懸濁し、これに上記で得られたアモルファス(1.8
0g,2.67mmole)のテトラヒドロフラン溶液(15ml)
を室温で滴下した。反応液を50℃で0.5時間撹拌
後、フェニルセレニルクロリド(1.02g、5.34mmol
e)のテトラヒドロフラン溶液(5ml)を滴下し、さらに5
0℃で一晩撹拌した。反応液を蒸留水500mlにあけ、
クロロホルムで抽出し、飽和食塩水で洗浄し乾燥(Na2SO
4)後、溶媒を減圧下に留去した。残査をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーで精製して無色アモルファス
(1.00g、86%)を得た。得られたアモルファスをク
ロロホルムに溶解し、10N塩酸−エタノール溶液を加
えて塩とし、クロロホルム−エーテルから再結晶して、
標記化合物を白色粉末状結晶として得た。得られた化合
物の構造を下記の〔表6〕に示す。 m.p. 163−165℃。 元素分析値:C383934SF2・HCl・1.5H2
として 1H−NMR(300MHz, CDCl3)δ: 1.23(6H, d, J=6.8H
z), 1.38(6H, d, J=6.8Hz), 2.10(3H, s), 2.45(3H,
s), 2.54(1H, m), 3.63(2H, s), 4.13(2H, s), 5.30(1
H, m), 5.34(3H, s), 6.93(2H, dd, J=8.1Hz), 7.14-7.
39(6H, m), 7.59(2H,d, J=8.6Hz), 7.80(2H, d, J=8.6H
z)。
【0076】実施例12 参考例3、実施例6(2)、実施例6(3)または実施例6
(4)で得られる化合物を原料として用いて、上記実施例
11と同様に処理して、後述の〔表6〕に示す化合物1
2(1)、12(2)、12(3)および12(4)を製造した。
【0077】実施例13 参考例3で得られる化合物を原料として用いて、上記実
施例11におけるメチルマグネシルムクロリドの代わり
にエチルマグネシウムブロミドを用いて実施例11と同
様に処理して、後述の〔表6〕に示す化合物13を製造
した。
【0078】実施例14 実施例4(1)または4(22)で得られる化合物を原料とし
て用いて、上記実施例11と同様に処理して、後述の
〔表6〕に示す化合物14(1)または化合物14(2)をそ
れぞれ製造した。また、実施例4(2)、4(3)、4(6)、
4(7)または4(8)で得られる化合物を原料として用い
て、上記実施例11と同様に処理して、後述の〔表6〕
に示す化合物14(3)〜14(7)をそれぞれ製造する。
【0079】
【表6】
【0080】実施例15 実施例3(1)または実施例5で製造される(100m
g),ラクトース165mg,コーンスターチ25mg,ポリビニール
アルコール4mgおよびステアリン酸マグネシウム1mgを
用いて、常法により錠剤を製造する。
【0081】実施例16 実施例3(1)または実施例5で製造される化合物(5g)
を注射用蒸留水に溶かし、全量100mlとした。この液
を0.22μmのメンブランフィルター(住友電気工業
(株)又はザルトリウス社製)を用いて無菌濾過し、洗
浄滅菌済バイアルに2mlずつ分注し、これを常法により
凍結乾燥し、100mg/バイアルの凍結乾燥注射剤を製
造する。
【0082】実施例17 実施例9で製造される化合物(100mg),結晶セル
ロース50mg,低置換度ヒドロキシプロピルセルロー
ス−31(30mg),ヒドロキシプロピルセルロース
−L(6mg)およびステアリン酸マグネシウム1mg
を用いて、常法により錠剤を製造する。
【0083】実施例18 実施例11で製造される化合物(100mg),乳糖1
50mg,クロスカルメロースナトリウム30mg,ヒ
ドロキシプロピルセルロース6mgおよびステアリン酸
マグネシウム1mgを用いて、常法により錠剤を製造す
る。
【0084】実施例19 実施例12(1)で製造される化合物(100mg),ラ
クトース165mg,コーンスターチ25mg,ポリビ
ニルアルコール4mgおよびステアリン酸マグネシウム
1mgを用いて、常法により錠剤を製造する。
【0085】実施例20 実施例14(1)で製造される化合物(100mg),乳
糖150mg,低置換度ヒドロキシプロピルセルロース
−31(30mg),ポリビニルピロリドン10mgお
よびステアリン酸マグネシウム1mgを用いて、常法に
より錠剤を製造する。
【0086】実施例21 実施例14(2)で製造される化合物(100mg),乳
糖150mg,カルボキシメチルセルロースカルシウム
30mg,ヒドロキシプロピルセルロース6mgおよび
ステアリン酸マグネシウム1mgを用いて、常法により
錠剤を製造する。
【0087】実施例22 (1)実施例3(1)または実施例5に記載の方法で 製造される化合物 5g (2)乳糖・結晶セルロース(粒) 330g (3)D−マンニトール 29g (4)低置換度ヒドロキシプロピルセルロース 20g (5)タルク 25g (6)ヒドロキシプロピルセルロース 50g (7)アスパルテーム 3g (8)グリチルリチン酸二カリウム 3g (9)ヒドロキシプロピルメチルセルロース2910 30g (10)酸化チタン 3.5g (11)黄色三二酸化鉄 0.5g (12)軽質無水ケイ酸 1g (1)、(3)、(4)、(5)、(6)、(7)および(8)を精製水に
懸濁あるいは溶解し、(2)の核粒にコーティングし素細
粒を作製する。この素細粒上に(9)〜(11)をコーティ
ングしコーティング細粒を作り、(12)と混合して、実
施例3(1)または実施例5で製造される化合物の細粒1
%、500gを製造する。これを500mgずつ分包す
る。
【0088】実施例23 (1)実施例3(4),9,11,12(1),14(1)または14(2) で製造される化合物 100g (2)乳糖 234g (3)トウモロコシデンプン 150g (4)ヒドロキシプロピルセルロース 15g (5)軽質無水ケイ酸 1g (計500g) (1)、(2)および(3)を流動層造粒機で混合し、精製水
に溶解した(4)をスプレーし、実施例3(4),9,11,1
2(1),14(1)または14(2)で製造される化合物の細粒
を得る。(5)との混合の後、500mgずつ分包する。
【0089】試験例1 (1)125I−リュープロレリンの調製:3x10-4Mリュ
ープロレリン水溶液10μl、及び0.01mg/ml
ラクトパーオキシダーゼ10μlをチューブにとり、N
125I溶液を10μl(37MBq)加え、撹拌後、
0.001%H22 10μlを加えて、室温で20分
間反応させた。0.05%TFA溶液を700μl加え
て反応を停止し、逆相HPLCにより精製した。HPL
Cの条件を以下に示す。125I−リュープロレリンは保
持時間26〜27分で溶出された。 カラム:TSKgel ODS−80TM(TMは登録商標であることを示す以下同様 )CTR(4.6mmx10cm) 溶離液:溶媒A(0.05%TFA) 溶媒B(40%CH3CN−0.05%TFA) 0分(100%溶媒A)−3分(100%溶媒A)−7分(50% 溶媒A+50%溶媒B)−40分(100%溶媒B) 溶出温度:室温 溶出速度:1ml/min
【0090】(2)ヒトGnRHレセプターを含有するC
HO(チャイニーズハムスター卵巣)細胞膜画分の調
製:ヒトGnRHレセプター発現CHO細胞(10
9個)を5mM EDTA(エチレンジアミン四酢酸)
を添加したリン酸緩衝生理食塩水(PBS−EDTA)
に浮遊させ、100xgで5分間遠心した。細胞のペレ
ットに細胞用ホモジネートバッファー(10mMNaH
CO3、5mM EDTA、pH7.5)を10ml加
え、ポリトロンホモジナイザーを用いてホモジネートし
た。400xgで15分遠心し、上清を超遠心管に取り
100,000xgで1時間遠心し、膜画分の沈澱物を
得た。この沈澱物を2mlのアッセイバッファーに懸濁
し、100,000xgで1時間遠心した。沈澱物とし
て回収された膜画分を再び20mlのアッセイバッファ
ーに懸濁し、分注して、−80℃で保存し、使用の都度
解凍して用いた。
【0091】(3)125I−リュープロレリン結合阻害率の
測定:上記(2)項で調製したヒトの膜画分をアッセイバ
ッファーで希釈して、200μg/mlとし、チューブ
に188μlずつ分注した。60%のDMSOに溶解し
た2mMの化合物2μlと、38nMの125I−リュー
プロレリン10μlとを同時に添加した。最大結合量を
測定するために、60%のDMSO2μlと、38nM
125I−リュープロレリン10μlとを添加した反応
液を調製した。また、非特異的結合量を測定するため
に、60%のDMSOに溶解した100μMのリュープ
ロレリン2μlと、38nMの125I−リュープロレリ
ン10μlとを添加した反応液も同時に調製した。25
゜Cで60分反応させた。反応後、ポリエチレンイミン
処理したワットマングラスフィルター(GF−F)を用
いて反応液を吸引ろ過した。ろ過後、γ−カウンターを
用いてろ紙上に残った125I−リュープロレリンの放射
活性を測定した。
【0092】次式: (TB−SB)/(TB−NSB)×100 (式中、SB:被検化合物を加えたときの放射活性、T
B:最大結合放射活性、NSB:非特異結合放射活性を
示す。)を計算して、被検化合物の結合阻害率(%)を
求め、次いで、被検化合物の濃度を変化させて阻害率を
求め、50%結合を阻害する被検化合物の濃度(IC50
値)をHillプロットより算出した。上記実施例3
(4)で得られた化合物を被検化合物として、上記の測定
法で測定して得られたIC50値を次の〔表7〕に示す。
【0093】
【表7】
【0094】
【発明の効果】本発明の化合物は、優れた性腺刺激ホル
モン放出ホルモン拮抗作用を有し、しかも、各種有機溶
媒に対する溶解性が高く、経口吸収性に極めて優れてい
る。また、安定性や作用持続性にも優れており、血液の
プラズマ中で安定である。従って、例えばホルモン依存
性疾患の予防又は治療剤として用いることができる。具
体的には、例えば医薬として性ホルモン依存性ガン
(例、前立腺ガン,子宮ガン,乳ガン,下垂体腫瘍
等)、前立腺肥大症、子宮筋腫、子宮内膜症、思春期早
発症、無月経症候群、多房性卵巣症候群、ニキビなどの
予防または治療剤として、あるいは妊娠調節剤(例、避
妊剤等)、不妊症治療剤、月経調節剤として有効であ
り、さらに、畜産分野で、動物の発情の調節、食肉用の
肉質の改善、動物の成長調節、水産分野において魚類の
産卵促進剤としても有効である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/435 AEX A61K 31/435 AEX (72)発明者 鈴木 伸宏 茨城県つくば市大字谷田部1077番地50 (72)発明者 今田 岐 茨城県つくば市千現2丁目11番地16 エミ ネンス洞峰701号

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(I) 【化1】 〔式中、(A)R1は(i)ハロゲン,(ii)シクロアルキルお
    よび(iii)アルケニルから選ばれる基で置換されたアル
    コキシ基を、R2は(1)アルキル基,(2)アリール基、(3)
    式−X−R41(式中、R41は、置換基を有していてもよ
    いアルキル基または置換基を有していてもよいシクロア
    ルキル基を、XはOまたはSを示す)で表わされる基
    を、R3は水素原子またはアルキル基をそれぞれ示す
    か、 (B)R1はC1-8アルカノイルアミノ基を、R2は(1)式−
    X−R43(式中、XがOのときR43は置換基を有してい
    てもよい分枝状アルキル基、置換基を有していてもよい
    シクロアルキル基または置換基を有していてもよい含酸
    素6員複素環基を、XがSのときR43は置換基を有して
    いてもよいアルキル基,置換基を有していてもよいシク
    ロアルキル基または置換基を有していてもよい含酸素6
    員複素環基を示す)で表わされる基または(2)ヒドロキ
    シル基を、R3は水素原子またはアルキル基をそれぞれ
    示す。〕で表わされる化合物(I)またはその塩。
  2. 【請求項2】R1が(i)ハロゲン,(ii)C3-10シクロアル
    キルおよび(iii)C2-9アルケニルから選ばれる基で置換
    されたC1-6アルコキシ基であり、R2が(1)C1-6アルキ
    ル,(2)C6-14アリール,(3)式−X−R42(式中、R42
    は、それぞれ置換基を有していてもよいC1-13アルキル
    基またはC3-10シクロアルキル基を、XはOまたはSを
    示す。)で表わされる基であり、R3が水素原子または
    1-6アルキル基である請求項1記載の化合物。
  3. 【請求項3】R42が(1)ハロゲン,C1-4アルコキシもし
    くはC3-8シクロアルキルで置換されていてもよいC
    1-13アルキル基または(2)ハロゲン,C1-4アルコキシも
    しくはC1-4アルキルで置換されていてもよいC3-10
    クロアルキル基である請求項2記載の化合物。
  4. 【請求項4】R1がビニルで置換されたC1-3アルコキシ
    基である請求項2記載の化合物。
  5. 【請求項5】R1がアリルオキシ基である請求項2記載
    の化合物。
  6. 【請求項6】R2が(1)C1-3アルキル基,(2)C6-14アリ
    ール基,(3)ハロゲン,C1-3アルキルもしくはC1-3
    ルコキシで置換されていてもよいC3-7アルコキシ基で
    ある請求項2記載の化合物。
  7. 【請求項7】R2がイソプロピル、フェニルまたはイソ
    プロポキシである請求項2記載の化合物。
  8. 【請求項8】R1がC1-8アルカノイルアミノ基であり、
    2が(1)式−X−R44(式中、XがOのときR44は置換
    基を有していてもよいC3-13分枝状のアルキル基,置換
    基を有していてもよいC3-10シクロアルキル基または置
    換基を有していてもよい含酸素6員複素環基を、XがS
    のときR44は置換基を有していてもよいC1-13アルキル
    基,置換基を有していてもよいC3-10シクロアルキル基
    または置換基を有していてもよい含酸素6員複素環基を
    示す)で表わされる基または(2)ヒドロキシル基を示
    す)で表わされる基であり、R3が水素原子またはC1-6
    アルキル基である請求項1記載の化合物。
  9. 【請求項9】(1)XがOのとき、R44がC1-4アルキル,
    ハロゲン,アミノ,モノ−もしくはジ−C1-4アルキル
    アミノ,C1-4アルコキシまたはC3-7シクロアルキルで
    置換されていてもよいC3-13分枝状アルキル基、ハロゲ
    ン,ニトロ,C1-4アルキル,C1-4アルコキシ,アミノ
    またはモノ−もしくはジ−C1-4アルキルアミノで置換
    されていてもよいC3-10シクロアルキル基、または、ハ
    ロゲン,ニトロ,オキソ,ヒドロキシ,アミノ,モノ−
    もしくはジ−C1-4アルキルアミノ,C1-4アルコキシ,
    1-4アルキルまたはC1-4アルキルチオで置換されてい
    てもよい含酸素6員複素環基を示し、(2)XがSのと
    き、ハロゲン,アミノ,モノ−もしくはジ−C1-4アル
    キルアミノ,C1-4アルコキシまたはC3-7シクロアルキ
    ルで置換されていてもよいC1-13アルキル基、または、
    ハロゲン,ニトロ,オキソ,ヒドロキシ,アミノ,モノ
    −もしくはジ−C1-4アルキルアミノ,C1-4アルコキ
    シ,C1-4アルキルまたはC1-4アルキルチオで置換され
    ていてもよい含酸素6員複素環基を示す請求項8記載の
    化合物。
  10. 【請求項10】R1がC3-5アルカノイルアミノ基である
    請求項8記載の化合物。
  11. 【請求項11】R1がイソブチリルアミノである請求項
    8記載の化合物。
  12. 【請求項12】XがOのとき、R44が置換基を有してい
    てもよいC3-7分枝状のアルキル基または置換基を有し
    ていてもよい含酸素6員複素環基である請求項8記載の
    化合物。
  13. 【請求項13】XがSのとき、R44が置換基を有してい
    てもよいC1-7アルキル基、または、置換基を有してい
    てもよい含酸素6員複素環基を示す請求項8記載の化合
    物である請求項8記載の化合物。
  14. 【請求項14】2−(4−アリルオキシフェニル)−4,
    7−ジヒドロ−7−(2,6−ジフルオロベンジル)−3
    −(N−ベンジル−N−メチルアミノメチル)−5−イソ
    ブチリル−4−オキソ−チエノ〔2,3−b〕ピリジ
    ン、2−〔4−(2−メチル−2−プロペン−1−イル
    −オキシ)フェニル〕−4,7−ジヒドロ−7−(2,6
    −ジフルオロベンジル)−3−(N−ベンジル−N−メチ
    ルアミノメチル)−5−イソブチリル−4−オキソ−チ
    エノ〔2,3−b〕ピリジン、イソプロピル 〔2−(4
    −アリルオキシフェニル)−4,7−ジヒドロ−7−(2,
    6−ジフルオロベンジル)−3−(N−ベンジル−N−メ
    チルアミノメチル)−6−メチル−4−オキソ−チエノ
    〔2,3−b〕ピリジン−5−カルボキシラート〕、エ
    チル 〔2−(4−アリルオキシフェニル)−4,7−ジヒ
    ドロ−7−(2,6−ジフルオロベンジル)−3−(N−ベ
    ンジル−N−メチルアミノメチル)−6−メチル−4−
    オキソ−チエノ〔2,3−b〕ピリジン−5−カルボキ
    シラート〕またはそれらの塩である請求項1記載の化合
    物。
  15. 【請求項15】イソプロピル 〔4,7−ジヒドロ−7−
    (2,6−ジフルオロベンジル)−3−(N−ベンジル−N
    −メチルアミノメチル)−2−(4−イソブチリルアミ
    ノフェニル)−4−オキソ−チエノ〔2,3−b〕ピリジ
    ン−5−カルボキシラート〕、sec−ブチル 〔4,7−
    ジヒドロ−7−(2,6−ジフルオロベンジル)−3−(N
    −ベンジル−N−メチルアミノメチル)−2−(4−イ
    ソブチリルアミノフェニル)−4−オキソ−チエノ〔2,
    3−b〕ピリジン−5−カルボキシラート〕、シクロヘ
    キシル 〔4,7−ジヒドロ−7−(2,6−ジフルオロベ
    ンジル)−3−(N−ベンジル−N−メチルアミノメチ
    ル)−2−(4−イソブチリルアミノフェニル)−4−オ
    キソ−チエノ〔2,3−b〕ピリジン−5−カルボキシ
    ラート〕、3−ペンチル 〔4,7−ジヒドロ−7−(2,
    6−ジフルオロベンジル)−3−(N−ベンジル−N−メ
    チルアミノメチル)−2−(4−イソブチリルアミノフ
    ェニル)−4−オキソ−チエノ〔2,3−b〕ピリジン−
    5−カルボキシラート〕、テトラヒドロピラニル 〔4,
    7−ジヒドロ−7−(2,6−ジフルオロベンジル)−3
    −(N−ベンジル−N−メチルアミノメチル)−2−(4
    −イソブチリルアミノフェニル)−4−オキソ−チエノ
    〔2,3−b〕ピリジン−5−カルボキシラート〕、4,
    7−ジヒドロ−7−(2,6−ジフルオロベンジル)−3
    −(N−ベンジル−N−メチルアミノメチル)−2−(4
    −イソブチリルアミノフェニル)−4−オキソ−チエノ
    〔2,3−b〕ピリジン−5−カルボン酸、2,4−ジメ
    チル−3−ペンチル 〔4,7−ジヒドロ−7−(2,6−
    ジフルオロベンジル)−3−(N−ベンジル−N−メチル
    アミノメチル)−2−(4−イソブチリルアミノフェニ
    ル)−4−オキソ−チエノ〔2,3−b〕ピリジン−5−
    カルボキシラート〕、イソプロピル 〔4,7−ジヒドロ
    −7−(2,6−ジフルオロベンジル)−3−(N−ベンジ
    ル−N−メチルアミノメチル)−2−(4−イソブチリル
    アミノフェニル)−6−メチル−4−オキソ−チエノ
    〔2,3−b〕ピリジン−5−カルボキシラート〕、シ
    クロヘキシル 〔4,7−ジヒドロ−7−(2,6−ジフル
    オロベンジル)−3−(N−ベンジル−N−メチルアミノ
    メチル)−2−(4−イソブチリルアミノフェニル)−6
    −メチル−4−オキソ−チエノ〔2,3−b〕ピリジン
    −5−カルボキシラート〕、3−ペンチル 〔4,7−ジ
    ヒドロ−7−(2,6−ジフルオロベンジル)−3−(N−
    ベンジル−N−メチルアミノメチル)−2−(4−イソブ
    チリルアミノフェニル)−6−メチル−4−オキソ−チ
    エノ〔2,3−b〕ピリジン−5−カルボキシラー
    ト〕、4−テトラヒドロピラニル 〔4,7−ジヒドロ−
    7−(2,6−ジフルオロベンジル)−3−(N−ベンジル
    −N−メチルアミノメチル)−2−(4−イソブチリルア
    ミノフェニル)−6−メチル−4−オキソ−チエノ〔2,
    3−b〕ピリジン−5−カルボキシラート〕、またはそ
    れらの塩である請求項1記載の化合物。
  16. 【請求項16】4,7−ジヒドロ−7−(2,6−ジフル
    オロベンジル)−3−(N−ベンジル−N−メチルアミノ
    メチル)−2−(4−イソブチリルアミノフェニル)−4
    −オキソ−5−(4−テトラヒドロピラニルチオカルボ
    ニル)チエノ〔2,3−b〕ピリジンまたはその塩である
    請求項1記載の化合物。
  17. 【請求項17】エチル 〔4,7−ジヒドロ−7−(2,6
    −ジフルオロベンジル)−3−(N−ベンジル−N−メチ
    ルアミノメチル)−2−(4−イソブチリルアミノフェニ
    ル)−6−メチル−4−オキソ−チエノ〔2,3−b〕ピ
    リジン−5−カルボキシラート〕またはその塩。
  18. 【請求項18】エチル 〔4,7−ジヒドロ−7−(2,6
    −ジフルオロベンジル)−3−(N−ベンジル−N−メチ
    ルアミノメチル)−2−(4−イソブチリルアミノフェニ
    ル)−6−エチル−4−オキソ−チエノ〔2,3−b〕ピ
    リジン−5−カルボキシラート〕またはその塩。
  19. 【請求項19】(a)一般式(II) 【化2】 〔式中、R21は(1)アルキル基,(2)アリール基または
    (3)式−X−R41(式中、R41はそれぞれ置換基を有し
    ていてもよいアルキル基,シクロアルキル基を、XはO
    またはSをそれぞれ示す)で表わされる基を、R3は水
    素原子またはアルキル基を示す〕で表わされる化合物(I
    I)またはその塩と式 R12−Y 〔式中、R12は(i)ハロゲン,(ii)シクロアルキルおよ
    び(iii)アルキルアルケニルから選ばれる基で置換され
    たアルキル基を、Yはハロゲン原子を示す。〕で表わさ
    れる化合物またはその塩とを反応させ、一般式(III) 【化3】 〔式中、R11は(i)ハロゲン,(ii)シクロアルキルおよ
    び(iii)アルケニルから選ばれる基で置換されたアルコ
    キシ基を、R21およびR3は前記と同意義を示す。〕で
    表わされる化合物(III)またはその塩を製造するか、 (b)一般式(IV) 【化4】 〔式中、R13はC1-8アルカノイルアミノ基を、R23
    は直鎖状のアルコキシ基を、R3は水素原子またはアル
    キル基をそれぞれ示す。〕で表わされる化合物(IV)また
    はその塩を、式 R24−OH 〔式中、R24はそれぞれ置換基を有していてもよい分枝
    状アルキル基,シクロアルキル基または含酸素6員複素
    環基を示す。〕で表わされる化合物もしくはその塩また
    は式 R25−SH 〔式中、R25はそれぞれ置換基を有していてもよいアル
    キル基,シクロアルキル基または含酸素6員複素環基を
    示す。〕で表わされる化合物もしくはその塩と反応させ
    るか、あるいは加水分解反応に付すことにより一般式
    (V) 【化5】 〔式中、R13は前記と同意義を,R22は(1)式−X−R
    43(式中、XがOのときR43はそれぞれ置換基を有して
    いてもよい分枝状アルキル基,シクロアルキル基または
    含酸素6員複素環基を、XがSのときR43はそれぞれ置
    換基を有していてもよいアルキル基,シクロアルキル基
    または含酸素6員複素環基を示す)で表わされる基また
    は(2)ヒドロキシル基を示す。〕で表わされる化合物
    (V)またはその塩を製造するか、 (c)一般式 【化6】 〔式中、R1は(1)(i)ハロゲン,(ii)シクロアルキルお
    よび(iii)アルケニルから選ばれる基で置換されたアル
    コキシ基または(2)C1-8アルカノイルアミノ基を、R3
    は水素原子またはアルキル基をそれぞれ示す。〕で表わ
    される化合物(VI)またはその塩と、式 R27−H 〔式中、R27は式−X−R4(式中、R4はそれぞれ置換
    基を有していてもよいアルキル基、シクロアルキル基ま
    たは含酸素6員複素環基を、XはOまたはSを示す)で
    表わされる基を示す。〕で表わされる化合物またはその
    塩とを反応させ、一般式(VII) 【化7】 〔式中、(A)R1は(i)ハロゲン,(ii)シクロアルキル
    および(iii)アルケニルから選ばれる基で置換されたア
    ルコキシ基を、R26は(1)アルキル基,(2)アリール基、
    (3)式−X−R41(式中、R41は、置換基を有していて
    もよいアルキル基または置換基を有していてもよいシク
    ロアルキル基を、XはOまたはS示す)で表わされる基
    を、R3は水素原子またはアルキル基をそれぞれ示す
    か、 (B)R1はC1-8アルカノイルアミノ基を、R26は式−X
    −R45(式中、XがOのときR45は置換基を有していて
    もよい分枝状アルキル基、置換基を有していてもよいシ
    クロアルキル基または置換基を有していてもよい含酸素
    6員複素環基を、XがSのときR43は置換基を有してい
    てもよいアルキル基,置換基を有していてもよいシクロ
    アルキル基または置換基を有していてもよい含酸素6員
    複素環基を示す)で表わされる基それぞれを示す。〕で
    表わされる化合物(VII)またはその塩を製造することに
    よる化合物(I)またはその塩の製造法。
  20. 【請求項20】一般式(VIII) 【化8】 〔式中、(A)R1は(i)ハロゲン,(ii)シクロアルキルお
    よび(iii)アルケニルから選ばれる基で置換されたアル
    コキシ基を、R2は式−X−R41(式中、R41は、置換
    基を有していてもよいアルキル基または置換基を有して
    いてもよいシクロアルキル基を、XはOまたはS示す)
    で表わされる基を、R3は水素原子またはアルキル基を
    それぞれ示すか、 (B)R1はC1-8アルカノイルアミノ基を、R2は式−X
    −R45(式中、XがOのときR45は置換基を有していて
    もよい分枝状アルキル基、置換基を有していてもよいシ
    クロアルキル基または置換基を有していてもよい含酸素
    6員複素環基を、XがSのときR43は置換基を有してい
    てもよいアルキル基,置換基を有していてもよいシクロ
    アルキル基または置換基を有していてもよい含酸素6員
    複素環基を示す)で表わされる基をそれぞれ示す。〕で
    表わされる化合物(VIII)またはその塩と、式 R31−Z 〔式中、R31はアルキル基を示す。Zはハロゲン化され
    ていてもよい金属を示す。〕で表わされる化合物または
    その塩とを反応させることを特徴とする一般式(IX) 【化9】 〔式中、R1、R2およびR31は前記と同意義を示す。〕
    で表わされる化合物(IX)またはその塩の製造法。
  21. 【請求項21】経口吸収性の高い請求項1記載の化合
    物。
  22. 【請求項22】プラズマ中で安定な請求項1記載の化合
    物またはその塩。
  23. 【請求項23】請求項1記載の化合物またはその塩を含
    有してなる医薬。
  24. 【請求項24】性ホルモン依存性疾患の治療・予防剤で
    ある請求項23記載の医薬。
  25. 【請求項25】性ホルモン依存性疾患が前立腺ガン、子
    宮ガン、乳ガン、下垂体腫瘍である請求項24記載の医
    薬。
  26. 【請求項26】性ホルモン依存性疾患が前立腺肥大症、
    子宮内膜症、子宮筋腫、思春期早発症である請求項24
    記載の医薬。
  27. 【請求項27】請求項1記載の化合物又はその塩を含有
    してなる妊娠調節剤。
  28. 【請求項28】請求項1記載の化合物又はその塩を含有
    してなる月経周期調節剤。
  29. 【請求項29】避妊用である請求項27記載の妊娠調節
    剤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1999009033A1 (en) * 1997-08-13 1999-02-25 Takeda Chemical Industries, Ltd. Thienopyridine derivatives, intermediates thereof, and process for producing the both

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