JPH1036829A - 有機エレクトロルミネッセンス素子用発光材料およびそれを使用した有機エレクトロルミネッセンス素子 - Google Patents
有機エレクトロルミネッセンス素子用発光材料およびそれを使用した有機エレクトロルミネッセンス素子Info
- Publication number
- JPH1036829A JPH1036829A JP8191702A JP19170296A JPH1036829A JP H1036829 A JPH1036829 A JP H1036829A JP 8191702 A JP8191702 A JP 8191702A JP 19170296 A JP19170296 A JP 19170296A JP H1036829 A JPH1036829 A JP H1036829A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- light
- organic electroluminescence
- electroluminescence device
- substituted
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Electroluminescent Light Sources (AREA)
- Luminescent Compositions (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】近赤外領域で発光特性が良い有機エレクトロル
ミネッセンス(EL)素子材料により高輝度・高発光効
率、発光劣化が少なく信頼性の高いEL素子を提供す
る。 【解決手段】780nm〜2500nmの近赤外領域に
発光最大波長を有する一般式1、例えば化合物45のフ
タロシアニン系化合物からなる有機EL素子材料用発光
材料およびそれを使用した有機EL素子。
ミネッセンス(EL)素子材料により高輝度・高発光効
率、発光劣化が少なく信頼性の高いEL素子を提供す
る。 【解決手段】780nm〜2500nmの近赤外領域に
発光最大波長を有する一般式1、例えば化合物45のフ
タロシアニン系化合物からなる有機EL素子材料用発光
材料およびそれを使用した有機EL素子。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は平面光源や表示、通
信用光源に使用される有機エレクトロルミネッセンス
(EL)素子に関するものである。
信用光源に使用される有機エレクトロルミネッセンス
(EL)素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】有機物質を使用したEL素子は、固体発
光型の安価な大面積フルカラー表示素子としての用途が
有望視され、多くの開発が行われている。一般にEL
は、発光層および該層をはさんだ一対の対向電極から構
成されている。発光は、両電極間に電界が印加される
と、陰極側から電子が注入され、陽極側から正孔が注入
される。さらに、この電子が発光層において正孔と再結
合し、エネルギー準位が伝導帯から価電子帯に戻る際に
エネルギーを光として放出する現象である。
光型の安価な大面積フルカラー表示素子としての用途が
有望視され、多くの開発が行われている。一般にEL
は、発光層および該層をはさんだ一対の対向電極から構
成されている。発光は、両電極間に電界が印加される
と、陰極側から電子が注入され、陽極側から正孔が注入
される。さらに、この電子が発光層において正孔と再結
合し、エネルギー準位が伝導帯から価電子帯に戻る際に
エネルギーを光として放出する現象である。
【0003】従来の有機EL素子は、無機EL素子に比
べて駆動電圧が高く、発光輝度や発光効率も低かった。
また、特性劣化も著しく実用化には至っていなかった。
近年、10V以下の低電圧で発光する高い蛍光量子効率
を持った有機化合物を含有した薄膜を積層した有機EL
素子が報告され、関心を集めている(アプライド・フィ
ジクス・レターズ、51巻、913ページ、1987年
参照)。この方法では、金属キレート錯体を蛍光体層、
アミン系化合物を正孔注入層に使用して、高輝度の緑色
発光を得ており、6〜7Vの直流電圧で輝度は100c
d/m2 、最大発光効率は1.5lm/Wを達成して、
実用領域に近い性能を持っている。しかしながら、現在
までの有機EL素子は、構成の改善により緑色において
は発光効率が改良されている。しかしながら、近赤外領
域に発光を有する有機EL素子は、未だ十分な発光出力
を有していない。
べて駆動電圧が高く、発光輝度や発光効率も低かった。
また、特性劣化も著しく実用化には至っていなかった。
近年、10V以下の低電圧で発光する高い蛍光量子効率
を持った有機化合物を含有した薄膜を積層した有機EL
素子が報告され、関心を集めている(アプライド・フィ
ジクス・レターズ、51巻、913ページ、1987年
参照)。この方法では、金属キレート錯体を蛍光体層、
アミン系化合物を正孔注入層に使用して、高輝度の緑色
発光を得ており、6〜7Vの直流電圧で輝度は100c
d/m2 、最大発光効率は1.5lm/Wを達成して、
実用領域に近い性能を持っている。しかしながら、現在
までの有機EL素子は、構成の改善により緑色において
は発光効率が改良されている。しかしながら、近赤外領
域に発光を有する有機EL素子は、未だ十分な発光出力
を有していない。
【0004】近赤外領域に発光を有する有機EL素子
は、短距離、小容量の光通信用の光源、ファクシミリに
使用されるイメージセンサ用光源、カメラで用いられる
オートフォーカス用光源として用いることが可能であ
る。
は、短距離、小容量の光通信用の光源、ファクシミリに
使用されるイメージセンサ用光源、カメラで用いられる
オートフォーカス用光源として用いることが可能であ
る。
【0005】現在、短距離、小容量の光通信用の光源、
イメージセンサー用の光源としてLEDが使用されてい
るが、有機EL素子は応答速度、発光強度の制御が容易
であり、作製コストが比較的安価であるために、LED
に代わる光源として期待されている。また、光通信に用
いられる光ファイバーの光損失極小波長は、700nm
以上であるため、光通信用の光源として有機EL素子を
用いる場合、700nm以上の領域に発光を有する発光
素子が必要になる。
イメージセンサー用の光源としてLEDが使用されてい
るが、有機EL素子は応答速度、発光強度の制御が容易
であり、作製コストが比較的安価であるために、LED
に代わる光源として期待されている。また、光通信に用
いられる光ファイバーの光損失極小波長は、700nm
以上であるため、光通信用の光源として有機EL素子を
用いる場合、700nm以上の領域に発光を有する発光
素子が必要になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、78
0nm〜2500nmの近赤外波長領域で発光効率が高
く、繰り返し使用時での安定性の優れた有機EL素子の
提供にある。本発明者らが鋭意検討した結果、一般式
[1]で示される化合物の少なくとも一種の有機EL素
子材料を少なくとも一層に使用した有機EL素子の近赤
外領域での発光効率が高く、繰り返し使用時での安定性
も優れていることを見いだし本発明に至った。
0nm〜2500nmの近赤外波長領域で発光効率が高
く、繰り返し使用時での安定性の優れた有機EL素子の
提供にある。本発明者らが鋭意検討した結果、一般式
[1]で示される化合物の少なくとも一種の有機EL素
子材料を少なくとも一層に使用した有機EL素子の近赤
外領域での発光効率が高く、繰り返し使用時での安定性
も優れていることを見いだし本発明に至った。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、780
nm〜2500nmの波長範囲の近赤外領域に発光最大
波長を有する、フタロシアニン系化合物からなる有機エ
レクトロルミネッセンス素子材料用発光材料である。
nm〜2500nmの波長範囲の近赤外領域に発光最大
波長を有する、フタロシアニン系化合物からなる有機エ
レクトロルミネッセンス素子材料用発光材料である。
【0008】更に本発明は、フタロシアニン系化合物が
下記一般式[1]で示される請求項1記載の有機エレク
トロルミネッセンス素子用発光材料である。 一般式[1]
下記一般式[1]で示される請求項1記載の有機エレク
トロルミネッセンス素子用発光材料である。 一般式[1]
【0009】
【化4】
【0010】[式中、環A1 〜A4 はそれぞれ独立に、
置換もしくは未置換のシクロアルキル基、置換もしくは
未置換のアリール基、置換もしくは未置換の複素環基を
表す。置換基Xは、ハロゲン原子もしくは、それぞれ独
立に一般式[2]〜[13]で示される置換基(ただ
し、R1 〜R22はそれぞれ独立に、水素原子(ただし、
R1 、R13及びR14の場合を除く)、置換もしくは未置
換のアルキル基、置換もしくは未置換のシクロアルキル
基、置換もしくは未置換のアリール基、置換もしくは未
置換の複素環基を表す。Zは酸素原子または硫黄原子を
表す。)を表す。Mは1〜4価の金属原子を表す。pは
Mが1価の金属のとき2、Mが2〜4価の金属のとき1
を表す。nはMが1価もしくは2価の金属のとき0を表
し、3価の金属のとき1を表し、4価の金属のとき2を
表す。]
置換もしくは未置換のシクロアルキル基、置換もしくは
未置換のアリール基、置換もしくは未置換の複素環基を
表す。置換基Xは、ハロゲン原子もしくは、それぞれ独
立に一般式[2]〜[13]で示される置換基(ただ
し、R1 〜R22はそれぞれ独立に、水素原子(ただし、
R1 、R13及びR14の場合を除く)、置換もしくは未置
換のアルキル基、置換もしくは未置換のシクロアルキル
基、置換もしくは未置換のアリール基、置換もしくは未
置換の複素環基を表す。Zは酸素原子または硫黄原子を
表す。)を表す。Mは1〜4価の金属原子を表す。pは
Mが1価の金属のとき2、Mが2〜4価の金属のとき1
を表す。nはMが1価もしくは2価の金属のとき0を表
し、3価の金属のとき1を表し、4価の金属のとき2を
表す。]
【0011】
【化5】
【0012】
【化6】
【0013】更に本発明は、Mが3価もしくは4価の金
属原子である上記有機エレクトロルミネッセンス素子用
発光材料である。
属原子である上記有機エレクトロルミネッセンス素子用
発光材料である。
【0014】更に本発明は、一対の電極間に発光層を含
む有機化合物薄膜を形成した有機エレクトロルミネッセ
ンス素子において、上記発光層が上記有機エレクトロル
ミネッセンス素子用発光材料を含有する層であることを
特徴とする有機エレクトロルミネッセンス素子である。
む有機化合物薄膜を形成した有機エレクトロルミネッセ
ンス素子において、上記発光層が上記有機エレクトロル
ミネッセンス素子用発光材料を含有する層であることを
特徴とする有機エレクトロルミネッセンス素子である。
【0015】更に本発明は、発光層が有機エレクトロル
ミネッセンス素子用発光材料を3重量%以上含有する層
であることを特徴とする上記有機エレクトロルミネッセ
ンス素子である。
ミネッセンス素子用発光材料を3重量%以上含有する層
であることを特徴とする上記有機エレクトロルミネッセ
ンス素子である。
【0016】更に本発明は、発光層と陽極との間に正孔
注入層を形成することを特徴とする上記有機エレクトロ
ルミネッセンス素子である。
注入層を形成することを特徴とする上記有機エレクトロ
ルミネッセンス素子である。
【0017】更に本発明は、発光層と陰極との間に電子
注入層を形成することを特徴とする上記有機エレクトロ
ルミネッセンス素子である。
注入層を形成することを特徴とする上記有機エレクトロ
ルミネッセンス素子である。
【0018】本発明における一般式[1]で示される化
合物の環A1 〜A8 はそれぞれ独立に、置換もしくは未
置換のシクロアルキル、置換もしくは未置換のアリール
環、または、置換もしくは未置換の複素環を表す。シク
ロアルキルの具体例としては、シクロペンタン環、シク
ロヘキサン環等があり、アリール環の具体例としては、
ベンゼン環、ナフタレン環、アントラセン環、フェナン
トレン環、ジフェニルアントラセン環、ピレン環、フル
オレン環等があり、また、複素環の具体例としては、ピ
リジン環、ピラジン環、ピリミジン環、トリアジン環、
キノキサリン環、ピロリジン環、ジオキサン環、ピペリ
ジン環、モルフォリン環、フラン環、チオフェン環等が
ある。
合物の環A1 〜A8 はそれぞれ独立に、置換もしくは未
置換のシクロアルキル、置換もしくは未置換のアリール
環、または、置換もしくは未置換の複素環を表す。シク
ロアルキルの具体例としては、シクロペンタン環、シク
ロヘキサン環等があり、アリール環の具体例としては、
ベンゼン環、ナフタレン環、アントラセン環、フェナン
トレン環、ジフェニルアントラセン環、ピレン環、フル
オレン環等があり、また、複素環の具体例としては、ピ
リジン環、ピラジン環、ピリミジン環、トリアジン環、
キノキサリン環、ピロリジン環、ジオキサン環、ピペリ
ジン環、モルフォリン環、フラン環、チオフェン環等が
ある。
【0019】上記記載の環への置換基の具体的な例を挙
げると、塩素、臭素、ヨウ素、フッ素のハロゲン原子、
メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、sec−
ブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル
基、ヘプチル基、オクチル基、ステアリル基、トリクロ
ロメチル基等の置換もしくは未置換のアルキル基、フェ
ニル基、ナフチル基、3ーメチルフェニル基、3ーメト
キシフェニル基、3ーフルオロフェニル基、3ートリク
ロロメチルフェニル基、3ートリフルオロメチルフェニ
ル基、3ーニトロフェニル基等の置換もしくは未置換の
アリール基、トキシ基、n−ブトキシ基、tert−ブ
トキシ基、トリクロロメトキシ基、トリフルオロエトキ
シ基、ペンタフルオロプロポキシ基、2,2,3,3−
テトラフルオロプロポキシ基、1,1,1,3,3,3
−ヘキサフルオロ−2−プロポキシ基、6−(パーフル
オロエチル)ヘキシルオキシ基等の置換もしくは未置換
のアルコキシ基、フェノキシ基、p−ニトロフェノキシ
基、p−tert−ブチルフェノキシ基、3−フルオロ
フェノキシ基、ペンタフルオロフェニル基、3−トリフ
ルオロメチルフェノキシ基等の置換もしくは未置換のア
リールオキシ基、メチルチオ基、エチルチオ基、ter
t−ブチルチオ基、ヘキシルチオ基、オクチルチオ基、
トリフルオロメチルチオ基等の置換もしくは未置換のア
ルキルチオ基、フェニルチオ基、p−ニトロフェニルチ
オ基、p−tert−ブチルフェニルチオ基、3−フル
オロフェニルチオ基、ペンタフルオロフェニルチオ基、
3−トリフルオロメチルフェニルチオ基等の置換もしく
は未置換のアリールチオ基、シアノ基、ニトロ基、アミ
ノ基、メチルアミノ基、ジエチルアミノ基、エチルアミ
ノ基、ジエチルアミノ基、ジプロピルアミノ基、ジブチ
ルアミノ基、ジフェニルアミノ基等のモノまたはジ置換
アミノ基、ビス(アセトキシメチル)アミノ基、ビス
(アセトキシエチル)アミノ基、ビスアセトキシプロピ
ル)アミノ基、ビス(アセトキシブチル)アミノ基等の
アシルアミノ基、水酸基、シロキシ基、アシル基、メチ
ルカルバモイル基、ジメチルカルバモイル基、エチルカ
ルバモイル基、ジエチルカルバモイル基、プロイピルカ
ルバモイル基、ブチルカルバモイル基、フェニルカルバ
モイル基等のカルバモイル基、カルボン酸基、スルフォ
ン酸基、イミド基、シクロペンタン基、シクロヘキシル
基等のシクロアルキル基、フェニル基、トリル基、ナフ
チル基、ビフェニル基、o,m,p−ターフェニル基、
アントラニル基、フェナントレニル基、フルオレニル
基、9−フェニルアントラニル基、9,10−ジフェニ
ルアントラニル基、ピレニル基等のアリール基、ピロー
ル基、ピロリン基、ピラゾール基、ピラゾリン基、イミ
ダゾール基、トリアゾール基、ピリジン基、ピリダジン
基、ピリミジン基、ピラジン基、トリアジン基、インド
ール基、プリン基、キノリン基、イソキノリン基、シノ
リン基、キノキサリン基、ベンゾキノリン基、フルオレ
ノン基、ジシアノフルオレン基、カルバゾール基、オキ
サゾール基、オキサジアゾール基、チアゾール基、チア
ジアゾール基、トリアゾール基、イミダゾール基、ベン
ゾオキサゾール基、ベンゾチアゾール基、ベンゾトリア
ゾール基、ベンゾイミダゾール基、ビスベンゾオキサゾ
ール基、ビスベンゾチアゾール基、ビスベンゾイミダゾ
ール基、アントロン基、ジベンゾフラン基、ジベンゾチ
オフェン基、アントラキノン基、アクリドン基、フェノ
チアジン基、ピロリジン基、ジオキサン基、ピペリジン
基、モルフォリン基、ピペラジン基等の複素環基等があ
る。
げると、塩素、臭素、ヨウ素、フッ素のハロゲン原子、
メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、sec−
ブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル
基、ヘプチル基、オクチル基、ステアリル基、トリクロ
ロメチル基等の置換もしくは未置換のアルキル基、フェ
ニル基、ナフチル基、3ーメチルフェニル基、3ーメト
キシフェニル基、3ーフルオロフェニル基、3ートリク
ロロメチルフェニル基、3ートリフルオロメチルフェニ
ル基、3ーニトロフェニル基等の置換もしくは未置換の
アリール基、トキシ基、n−ブトキシ基、tert−ブ
トキシ基、トリクロロメトキシ基、トリフルオロエトキ
シ基、ペンタフルオロプロポキシ基、2,2,3,3−
テトラフルオロプロポキシ基、1,1,1,3,3,3
−ヘキサフルオロ−2−プロポキシ基、6−(パーフル
オロエチル)ヘキシルオキシ基等の置換もしくは未置換
のアルコキシ基、フェノキシ基、p−ニトロフェノキシ
基、p−tert−ブチルフェノキシ基、3−フルオロ
フェノキシ基、ペンタフルオロフェニル基、3−トリフ
ルオロメチルフェノキシ基等の置換もしくは未置換のア
リールオキシ基、メチルチオ基、エチルチオ基、ter
t−ブチルチオ基、ヘキシルチオ基、オクチルチオ基、
トリフルオロメチルチオ基等の置換もしくは未置換のア
ルキルチオ基、フェニルチオ基、p−ニトロフェニルチ
オ基、p−tert−ブチルフェニルチオ基、3−フル
オロフェニルチオ基、ペンタフルオロフェニルチオ基、
3−トリフルオロメチルフェニルチオ基等の置換もしく
は未置換のアリールチオ基、シアノ基、ニトロ基、アミ
ノ基、メチルアミノ基、ジエチルアミノ基、エチルアミ
ノ基、ジエチルアミノ基、ジプロピルアミノ基、ジブチ
ルアミノ基、ジフェニルアミノ基等のモノまたはジ置換
アミノ基、ビス(アセトキシメチル)アミノ基、ビス
(アセトキシエチル)アミノ基、ビスアセトキシプロピ
ル)アミノ基、ビス(アセトキシブチル)アミノ基等の
アシルアミノ基、水酸基、シロキシ基、アシル基、メチ
ルカルバモイル基、ジメチルカルバモイル基、エチルカ
ルバモイル基、ジエチルカルバモイル基、プロイピルカ
ルバモイル基、ブチルカルバモイル基、フェニルカルバ
モイル基等のカルバモイル基、カルボン酸基、スルフォ
ン酸基、イミド基、シクロペンタン基、シクロヘキシル
基等のシクロアルキル基、フェニル基、トリル基、ナフ
チル基、ビフェニル基、o,m,p−ターフェニル基、
アントラニル基、フェナントレニル基、フルオレニル
基、9−フェニルアントラニル基、9,10−ジフェニ
ルアントラニル基、ピレニル基等のアリール基、ピロー
ル基、ピロリン基、ピラゾール基、ピラゾリン基、イミ
ダゾール基、トリアゾール基、ピリジン基、ピリダジン
基、ピリミジン基、ピラジン基、トリアジン基、インド
ール基、プリン基、キノリン基、イソキノリン基、シノ
リン基、キノキサリン基、ベンゾキノリン基、フルオレ
ノン基、ジシアノフルオレン基、カルバゾール基、オキ
サゾール基、オキサジアゾール基、チアゾール基、チア
ジアゾール基、トリアゾール基、イミダゾール基、ベン
ゾオキサゾール基、ベンゾチアゾール基、ベンゾトリア
ゾール基、ベンゾイミダゾール基、ビスベンゾオキサゾ
ール基、ビスベンゾチアゾール基、ビスベンゾイミダゾ
ール基、アントロン基、ジベンゾフラン基、ジベンゾチ
オフェン基、アントラキノン基、アクリドン基、フェノ
チアジン基、ピロリジン基、ジオキサン基、ピペリジン
基、モルフォリン基、ピペラジン基等の複素環基等があ
る。
【0020】一般式[2]〜[13]を構成する置換基
R1 〜R22の代表例としては、メチル基、エチル基、n
−ブチル基、t−ブチル基、ステアリル基、トリクロロ
メチル基、トリフルオロメチル基、2,2,2−トリフ
ルオロエチル基、2,2,3,3−テトラフルオロプロ
ピル基、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル
基、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−プ
ロピル基、2,2,3,3,4,4−ヘキサフルオロブ
チル基、2−メトキシエチル基等の置換もしくは未置換
のアルキル基、シクロペンタン基、シクロヘキシル基等
の置換もしくは未置換のシクロアルキル基、フェニル
基、ナフチル基、ビフェニル基、p−ニトロフェニル
基、p−t−ブチルフェニル基、ペンタフルオロフェニ
ル基、ピリジン基、ピラジン基、ピリミジン基、ピリダ
ジン基、トリアジン基、インドール基、キノリン機、ア
クリジン基等の置換もしくは未置換のアリール基、ピロ
リジン基、ジオキサン基、ピペリジン基、モルフォリン
基、ピペラジン基等の置換または未置換の複素環などが
あり、これらの置換基R1 〜R22に置換される置換基と
しては、上記記載のアリール基、シクロアルキル基、ア
リールオキシ基、アリールチオ基、酸素原子、硫黄原子
を含有しても良い複素環基等であっても良い。又、一般
式[9]においてR11およびR12とが、一体となって窒
素原子を含んで良い5員環または6員環を形成しても良
い。
R1 〜R22の代表例としては、メチル基、エチル基、n
−ブチル基、t−ブチル基、ステアリル基、トリクロロ
メチル基、トリフルオロメチル基、2,2,2−トリフ
ルオロエチル基、2,2,3,3−テトラフルオロプロ
ピル基、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル
基、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−プ
ロピル基、2,2,3,3,4,4−ヘキサフルオロブ
チル基、2−メトキシエチル基等の置換もしくは未置換
のアルキル基、シクロペンタン基、シクロヘキシル基等
の置換もしくは未置換のシクロアルキル基、フェニル
基、ナフチル基、ビフェニル基、p−ニトロフェニル
基、p−t−ブチルフェニル基、ペンタフルオロフェニ
ル基、ピリジン基、ピラジン基、ピリミジン基、ピリダ
ジン基、トリアジン基、インドール基、キノリン機、ア
クリジン基等の置換もしくは未置換のアリール基、ピロ
リジン基、ジオキサン基、ピペリジン基、モルフォリン
基、ピペラジン基等の置換または未置換の複素環などが
あり、これらの置換基R1 〜R22に置換される置換基と
しては、上記記載のアリール基、シクロアルキル基、ア
リールオキシ基、アリールチオ基、酸素原子、硫黄原子
を含有しても良い複素環基等であっても良い。又、一般
式[9]においてR11およびR12とが、一体となって窒
素原子を含んで良い5員環または6員環を形成しても良
い。
【0021】また、中心金属Mは、1〜4価の金属原子
であればいずれでも良いが、Li、Be、Mg、Ca、
Sr、Ba、Ti、Zr、Fe、Co、Ni、Cu、Z
n、V、Al、Ga、In、Si、GeまたはSn等が
望ましいがこれらに限定されるのもではない。nは金属
原子の価数により異なり、1価金属の場合2、2価〜4
価金属の場合1である。
であればいずれでも良いが、Li、Be、Mg、Ca、
Sr、Ba、Ti、Zr、Fe、Co、Ni、Cu、Z
n、V、Al、Ga、In、Si、GeまたはSn等が
望ましいがこれらに限定されるのもではない。nは金属
原子の価数により異なり、1価金属の場合2、2価〜4
価金属の場合1である。
【0022】本発明において、一般式[1]で示される
化合物は、例えば以下の方法により製造することができ
る。下記一般式[15]で示されるフタロニトリル類、
または、下記一般式[16]で示されるイソインドリン
化合物、あるいは、相当するフタル酸無水物類もしくは
フタルイミド類と、一般式[1]中のMで示される金属
の各種金属塩を出発原料として常法により、一般式[1
7]で示されるフタロシアニン系化合物を製造できる。
式中、環Aは、一般式[1]で示される、A1 〜A4 に
相当し、pはMが1価の金属のとき2、2〜4価のとき
1を示し、nはMが1価もしくは2価の金属のとき0を
示し、3価の金属のとき1を示し、4価の金属のとき2
を示す。
化合物は、例えば以下の方法により製造することができ
る。下記一般式[15]で示されるフタロニトリル類、
または、下記一般式[16]で示されるイソインドリン
化合物、あるいは、相当するフタル酸無水物類もしくは
フタルイミド類と、一般式[1]中のMで示される金属
の各種金属塩を出発原料として常法により、一般式[1
7]で示されるフタロシアニン系化合物を製造できる。
式中、環Aは、一般式[1]で示される、A1 〜A4 に
相当し、pはMが1価の金属のとき2、2〜4価のとき
1を示し、nはMが1価もしくは2価の金属のとき0を
示し、3価の金属のとき1を示し、4価の金属のとき2
を示す。
【0023】
【化7】
【0024】次に、W.K.Kroenkeらによって
報告された一般的手法(Inorg.Chem.,2,
1064,1963年)により、フタロシアニン系化合
物とアルコール、トリアルキルシラノール、アシル化
剤、塩化オキザリル誘導体、種々の置換基を有して良い
直鎖、分岐または環状のアルキル基もしくはアリール基
を有するクロロホスフィン誘導体のいずれかと反応させ
ることにより、一般式[1]及び一般式[2]で示され
るフタロシアニン系化合物を製造することができる。
報告された一般的手法(Inorg.Chem.,2,
1064,1963年)により、フタロシアニン系化合
物とアルコール、トリアルキルシラノール、アシル化
剤、塩化オキザリル誘導体、種々の置換基を有して良い
直鎖、分岐または環状のアルキル基もしくはアリール基
を有するクロロホスフィン誘導体のいずれかと反応させ
ることにより、一般式[1]及び一般式[2]で示され
るフタロシアニン系化合物を製造することができる。
【0025】以下に、本発明の化合物の代表例を表1に
具体的に例示するが、本発明は以下の代表例に限定され
るものではない。
具体的に例示するが、本発明は以下の代表例に限定され
るものではない。
【0026】
【表1】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】
【0040】
【0041】
【0042】
【0043】
【0044】
【0045】
【0046】有機EL素子は、陽極と陰極間に一層もし
くは多層の有機薄膜を形成した素子である。一層型の場
合、陽極と陰極との間に発光層を設けている。発光層
は、発光材料を含有し、それに加えて陽極から注入した
正孔もしくは陰極から注入した電子を発光材料まで輸送
させるために正孔注入材料もしくは電子注入材料を含有
しても良い。多層型は、(陽極/正孔注入層/発光層/
陰極)、(陽極/発光層/電子注入層/陰極)、(陽極
/正孔注入層/発光層/電子注入層/陰極)の多層構成
で積層した有機EL素子がある。一般式[1]及び一般
式[14]の化合物は、正孔もしくは電子等のキャリア
を輸送できるが、正孔注入性がより優れているので、そ
の正孔輸送性を使用して正孔注入層および正孔注入性発
光層等に使用出来る。また、この化合物を含有した有機
薄膜を使用した有機EL素子は、電界を印加した際に近
赤外光を発するので、近赤外用発光材料として使用する
ことに適している。
くは多層の有機薄膜を形成した素子である。一層型の場
合、陽極と陰極との間に発光層を設けている。発光層
は、発光材料を含有し、それに加えて陽極から注入した
正孔もしくは陰極から注入した電子を発光材料まで輸送
させるために正孔注入材料もしくは電子注入材料を含有
しても良い。多層型は、(陽極/正孔注入層/発光層/
陰極)、(陽極/発光層/電子注入層/陰極)、(陽極
/正孔注入層/発光層/電子注入層/陰極)の多層構成
で積層した有機EL素子がある。一般式[1]及び一般
式[14]の化合物は、正孔もしくは電子等のキャリア
を輸送できるが、正孔注入性がより優れているので、そ
の正孔輸送性を使用して正孔注入層および正孔注入性発
光層等に使用出来る。また、この化合物を含有した有機
薄膜を使用した有機EL素子は、電界を印加した際に近
赤外光を発するので、近赤外用発光材料として使用する
ことに適している。
【0047】有機EL素子は、多層構造にすることによ
り、クエンチングによる輝度や寿命の低下を防ぐことが
できる。また、必要があれば、発光材料、ドーピング材
料、キャリア輸送を行う正孔注入材料や電子注入材料を
二種類以上組み合わせて使用することも出来る。また、
正孔注入層、発光層、電子注入層は、それぞれ二層以上
の層構成により形成されても良く、正孔もしくは電子が
効率よく電極から注入され、層中で輸送される素子構造
が選択される。
り、クエンチングによる輝度や寿命の低下を防ぐことが
できる。また、必要があれば、発光材料、ドーピング材
料、キャリア輸送を行う正孔注入材料や電子注入材料を
二種類以上組み合わせて使用することも出来る。また、
正孔注入層、発光層、電子注入層は、それぞれ二層以上
の層構成により形成されても良く、正孔もしくは電子が
効率よく電極から注入され、層中で輸送される素子構造
が選択される。
【0048】陽極に使用される導電性材料としては、4
eVより大きな仕事関数を持つものが適しており、A
u、Pt、Ag、Cu、Al等の金属、金属合金、IT
O、NESAもしくはポリチオフェンやポリピロール等
の有機導電性樹脂が用いられる。
eVより大きな仕事関数を持つものが適しており、A
u、Pt、Ag、Cu、Al等の金属、金属合金、IT
O、NESAもしくはポリチオフェンやポリピロール等
の有機導電性樹脂が用いられる。
【0049】陰極に使用される導電性材料としては、4
eVより小さな仕事関数を持つものが適している。その
材料としては、Al、In、Mg、Li、Ca等の金
属、もしくはMg/Ag、Li/Al、Mg/In等の
合金が挙げられる。陽極および陰極は、必要があれば二
層以上の層構成により形成されていても良い。陽極およ
び陰極は、蒸着、スパッタリング、イオンプレーティン
グ、プラズマガン等の公知の成膜法により作製される。
eVより小さな仕事関数を持つものが適している。その
材料としては、Al、In、Mg、Li、Ca等の金
属、もしくはMg/Ag、Li/Al、Mg/In等の
合金が挙げられる。陽極および陰極は、必要があれば二
層以上の層構成により形成されていても良い。陽極およ
び陰極は、蒸着、スパッタリング、イオンプレーティン
グ、プラズマガン等の公知の成膜法により作製される。
【0050】有機EL素子では、効率良く発光させるた
めに、陽極もしくは陰極のうち、少なくとも一方は素子
の発光波長領域において充分透明であることが望まし
い。また、基板も透明であることが望ましい。透明電極
は、上記の導電性材料を使用して、蒸着、スパッタリン
グ、イオンプレーティング法等の方法で所定の透光性を
確保するように設定する。発光面の電極は、光透過率を
10%以上が望ましい。
めに、陽極もしくは陰極のうち、少なくとも一方は素子
の発光波長領域において充分透明であることが望まし
い。また、基板も透明であることが望ましい。透明電極
は、上記の導電性材料を使用して、蒸着、スパッタリン
グ、イオンプレーティング法等の方法で所定の透光性を
確保するように設定する。発光面の電極は、光透過率を
10%以上が望ましい。
【0051】基板は機械的、熱的強度を有し透明なもの
であれば良いが、例示すると、ガラス基板、ポリエチレ
ン、ポリエーテルサルフォン、ポリプロピレン、ポリイ
ミド等の板状もしくはフィルム状のものがあげられる。
であれば良いが、例示すると、ガラス基板、ポリエチレ
ン、ポリエーテルサルフォン、ポリプロピレン、ポリイ
ミド等の板状もしくはフィルム状のものがあげられる。
【0052】本発明の有機EL素子の各層の形成は、真
空蒸着、スパッタリング、イオンプレーティング、プラ
ズマガン等の乾式成膜法やスピンコーティング、ディッ
ピング等の湿式成膜法のいずれの方法を適用することが
できる。膜厚は特に限定されるものではないが、各層は
適切な膜厚に設定する必要がある。膜厚が厚すぎると、
一定の光出力を得るために大きな印加電圧が必要になり
効率が悪くなる。膜厚が薄すぎると、薄膜中にピンホー
ル等が発生して、電界を印加しても充分な発光輝度が得
られない。通常の膜厚は5nmから10μmの範囲が適
しているが、10nmから0.2μmの範囲がさらに好
ましい。
空蒸着、スパッタリング、イオンプレーティング、プラ
ズマガン等の乾式成膜法やスピンコーティング、ディッ
ピング等の湿式成膜法のいずれの方法を適用することが
できる。膜厚は特に限定されるものではないが、各層は
適切な膜厚に設定する必要がある。膜厚が厚すぎると、
一定の光出力を得るために大きな印加電圧が必要になり
効率が悪くなる。膜厚が薄すぎると、薄膜中にピンホー
ル等が発生して、電界を印加しても充分な発光輝度が得
られない。通常の膜厚は5nmから10μmの範囲が適
しているが、10nmから0.2μmの範囲がさらに好
ましい。
【0053】湿式成膜法の場合、各層を形成する材料
を、クロロホルム、テトラヒドロフラン、ジオキサン等
の溶媒に溶解または分散して薄膜を形成するが、その溶
媒はいずれでも良い。また、いずれの有機層において
も、成膜性向上、膜のピンホール防止等のため適切な樹
脂や添加剤を使用する。このような樹脂としては、ポリ
スチレン、ポリカーボネート、ポリアリレート、ポリエ
ステル、ポリアミド、ポリウレタン、ポリスルフォン、
ポリメチルメタクリレート、ポリメチルアクリレート、
セルロース等の絶縁性樹脂、ポリ−N−ビニルカルバゾ
ール、ポリシラン等の光導電性樹脂、ポリチオフェン、
ポリピロール等の導電性樹脂を挙げることができる。ま
た、添加剤としては、酸化防止剤、紫外線吸収剤、可塑
剤等を挙げることができる。
を、クロロホルム、テトラヒドロフラン、ジオキサン等
の溶媒に溶解または分散して薄膜を形成するが、その溶
媒はいずれでも良い。また、いずれの有機層において
も、成膜性向上、膜のピンホール防止等のため適切な樹
脂や添加剤を使用する。このような樹脂としては、ポリ
スチレン、ポリカーボネート、ポリアリレート、ポリエ
ステル、ポリアミド、ポリウレタン、ポリスルフォン、
ポリメチルメタクリレート、ポリメチルアクリレート、
セルロース等の絶縁性樹脂、ポリ−N−ビニルカルバゾ
ール、ポリシラン等の光導電性樹脂、ポリチオフェン、
ポリピロール等の導電性樹脂を挙げることができる。ま
た、添加剤としては、酸化防止剤、紫外線吸収剤、可塑
剤等を挙げることができる。
【0054】正孔注入材料としては、正孔を輸送する能
力を持ち、発光層または発光材料に対して優れた正孔注
入効果を有し、発光層で生成した励起子の電子注入層ま
たは電子輸送材料への移動を防止し、かつ薄膜形成能の
優れた化合物が挙げられる。具体的には、フタロシアニ
ン、ナフタロシアニン、ポルフィリン、オキサジアゾー
ル、トリアゾール、イミダゾール、イミダゾロン、イミ
ダゾールチオン、ピラゾリン、ピラゾロン、テトラヒド
ロイミダゾール、オキサゾール、オキサジアゾール、ヒ
ドラゾン、アシルヒドラゾン、ポリアリールアルカン、
スチルベン、ブタジエン、ベンジジン型トリフェニルア
ミン、スチリルアミン型トリフェニルアミン、ジアミン
型トリフェニルアミン等と、それらの誘導体、およびポ
リビニルカルバゾール、ポリシラン、導電性高分子等の
高分子材料等があるが、これらに限定されるものではな
い。
力を持ち、発光層または発光材料に対して優れた正孔注
入効果を有し、発光層で生成した励起子の電子注入層ま
たは電子輸送材料への移動を防止し、かつ薄膜形成能の
優れた化合物が挙げられる。具体的には、フタロシアニ
ン、ナフタロシアニン、ポルフィリン、オキサジアゾー
ル、トリアゾール、イミダゾール、イミダゾロン、イミ
ダゾールチオン、ピラゾリン、ピラゾロン、テトラヒド
ロイミダゾール、オキサゾール、オキサジアゾール、ヒ
ドラゾン、アシルヒドラゾン、ポリアリールアルカン、
スチルベン、ブタジエン、ベンジジン型トリフェニルア
ミン、スチリルアミン型トリフェニルアミン、ジアミン
型トリフェニルアミン等と、それらの誘導体、およびポ
リビニルカルバゾール、ポリシラン、導電性高分子等の
高分子材料等があるが、これらに限定されるものではな
い。
【0055】電子注入材料としては、電子を輸送する能
力を持ち、発光層または発光材料に対して優れた電子注
入効果を有し、発光層で生成した励起子の正孔注入層ま
たは正孔輸送材料への移動を防止し、かつ薄膜形成能の
優れた化合物が挙げられる。例えば、フルオレノン、ア
ントラキノジメタン、ジフェノキノン、チオピランジオ
キシド、オキサジアゾール、チアジアゾール、テトラゾ
ール、ペリレンテトラカルボン酸、フレオレニリデンメ
タン、アントラキノジメタン、アントロン等とそれらの
誘導体があるが、これらに限定されるものではない。ま
た、正孔注入材料に電子受容材料を、電子注入材料に電
子供与材料を添加して増感させることもできる。
力を持ち、発光層または発光材料に対して優れた電子注
入効果を有し、発光層で生成した励起子の正孔注入層ま
たは正孔輸送材料への移動を防止し、かつ薄膜形成能の
優れた化合物が挙げられる。例えば、フルオレノン、ア
ントラキノジメタン、ジフェノキノン、チオピランジオ
キシド、オキサジアゾール、チアジアゾール、テトラゾ
ール、ペリレンテトラカルボン酸、フレオレニリデンメ
タン、アントラキノジメタン、アントロン等とそれらの
誘導体があるが、これらに限定されるものではない。ま
た、正孔注入材料に電子受容材料を、電子注入材料に電
子供与材料を添加して増感させることもできる。
【0056】本発明の一般式[1]の化合物は、発光材
料として、もしくはドーピング材料として発光層内での
使用することが望ましく、発光材料、ドーピング材料、
正孔注入材料および電子注入材料の少なくとも一種が同
一層に含有されてもよい。また、一般式[1]の化合物
は、正孔注入能力を持っているので、正孔注入層に使用
することも出来る。
料として、もしくはドーピング材料として発光層内での
使用することが望ましく、発光材料、ドーピング材料、
正孔注入材料および電子注入材料の少なくとも一種が同
一層に含有されてもよい。また、一般式[1]の化合物
は、正孔注入能力を持っているので、正孔注入層に使用
することも出来る。
【0057】本発明により得られた有機EL素子の、温
度、湿度、雰囲気等に対する安定性の向上のために、素
子の表面に保護層を設けたり、シリコンオイル等を封入
して素子全体を保護することも可能である。
度、湿度、雰囲気等に対する安定性の向上のために、素
子の表面に保護層を設けたり、シリコンオイル等を封入
して素子全体を保護することも可能である。
【0058】本発明の有機EL素子は、壁掛けテレビ等
のフラットパネルディスプレイや、平面発光体として、
複写機やプリンター・通信用等の光源、液晶ディスプレ
イや計器類等の光源、表示板、標識灯等へ応用が考えら
れ、特に、近赤外領域の発光用途を生かしたデバイスに
おいてその工業的価値は非常に大きい。
のフラットパネルディスプレイや、平面発光体として、
複写機やプリンター・通信用等の光源、液晶ディスプレ
イや計器類等の光源、表示板、標識灯等へ応用が考えら
れ、特に、近赤外領域の発光用途を生かしたデバイスに
おいてその工業的価値は非常に大きい。
【0059】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づきさらに詳細に
説明する。化合物(15)の合成方法 o−ジクロロベンゼン100部、トリ−n−ブチルアミ
ン30部に1,3−ジイミノイソインドリン10部およ
び四塩化珪素15部を加え、160〜170℃で8時間
加熱撹拌後、冷却し、500部のメタノールで希釈し
た。析出した沈澱を濾別、メタノール/水(4/1)混
合溶液で洗浄、乾燥して緑色の粉末10部を得た。分子
量分析の結果、ジヒドロキシシリコンフタロシアニンで
あることを確認した。次に、ジヒドロキシシリコンフタ
ロシアニン5部をエタノール50部に撹拌溶解した後、
110℃で10時間加熱撹拌した。析出した沈澱を濾別
し、水洗、乾燥して青色の粉末を4部得た。分子量分析
の結果、フタロシアニン化合物(15)であることを確
認した。以下に生成物の元素分析結果を示す。 元素分析結果 C36H26N8 O2 Siとして 計算値(%):C:68.57 H:4.13 N:17.8 実測値(%):C:67.89 H:3.45 N:17.3
説明する。化合物(15)の合成方法 o−ジクロロベンゼン100部、トリ−n−ブチルアミ
ン30部に1,3−ジイミノイソインドリン10部およ
び四塩化珪素15部を加え、160〜170℃で8時間
加熱撹拌後、冷却し、500部のメタノールで希釈し
た。析出した沈澱を濾別、メタノール/水(4/1)混
合溶液で洗浄、乾燥して緑色の粉末10部を得た。分子
量分析の結果、ジヒドロキシシリコンフタロシアニンで
あることを確認した。次に、ジヒドロキシシリコンフタ
ロシアニン5部をエタノール50部に撹拌溶解した後、
110℃で10時間加熱撹拌した。析出した沈澱を濾別
し、水洗、乾燥して青色の粉末を4部得た。分子量分析
の結果、フタロシアニン化合物(15)であることを確
認した。以下に生成物の元素分析結果を示す。 元素分析結果 C36H26N8 O2 Siとして 計算値(%):C:68.57 H:4.13 N:17.8 実測値(%):C:67.89 H:3.45 N:17.3
【0060】化合物(31)の合成方法 上記の方法で合成したジヒドロキシシリコンフタロシア
ニン5部を塩化エチルオキサリル50部およびピリジン
100部に撹拌溶解した後、110℃で10時間加熱撹
拌した。析出した沈澱を濾別し、水洗、乾燥して青色の
粉末4部を得た。分子量分析の結果、この粉末はフタロ
シアニン化合物(31)であることを確認した。以下に
生成物の元素分析結果を示す。 元素分析結果 C40H26N8 O8 Siとして 計算値(%):C:64.70 H:3.50 N:15.14 実測値(%):C:63.32 H:4.05 N:14.82
ニン5部を塩化エチルオキサリル50部およびピリジン
100部に撹拌溶解した後、110℃で10時間加熱撹
拌した。析出した沈澱を濾別し、水洗、乾燥して青色の
粉末4部を得た。分子量分析の結果、この粉末はフタロ
シアニン化合物(31)であることを確認した。以下に
生成物の元素分析結果を示す。 元素分析結果 C40H26N8 O8 Siとして 計算値(%):C:64.70 H:3.50 N:15.14 実測値(%):C:63.32 H:4.05 N:14.82
【0061】化合物(38)の合成方法 上記の方法で合成したジヒドロキシシリコンフタロシア
ニン5部をピリジン100部、n−トリブチルアミン2
5部に撹拌溶解した後、冷却しながらクロロジフェニル
ホスフィン10部を加え、100℃で2時間加熱撹拌し
た後、析出した沈澱を濾別し、水洗、乾燥してフタロシ
アニン化合物を4部得た。分子量分析の結果、この粉末
はフタロシアニン化合物(38)であることが確認され
た。以下に生成物の元素分析結果を示す。 元素分析結果 C66H36N8 O4 P2 Siとして 計算値(%):C:68.99 H:3.69 N:11.50 実測値(%):C:69.42 H:3.51 N:10.67化合物(26)の合成方法 o−ジクロロベンゼン100部、トリ−n−ブチルアミ
ン30部に1,3−ジイミノベンゾ[f]イソインドリ
ン10部および四塩化珪素15部を加え、160〜17
0℃で8時間加熱撹拌後、冷却し、500部のメタノー
ルで希釈した。析出した沈澱を濾別、メタノール/水
(4/1)混合溶液で洗浄、乾燥して緑色の粉末10部
を得た。分子量分析の結果、ジヒドロキシシリコンナフ
タロシアニンであることを確認した。次に、ジヒドロキ
シシリコンナフタロシアニン5部をエタノール50部に
撹拌溶解した後、110℃で10時間加熱撹拌した。析
出した沈澱を濾別し、水洗、乾燥して青色の粉末を4部
得た。分子量分析の結果、ナフタロシアニン化合物(2
6)であることを確認した。以下に生成物の元素分析結
果を示す。 元素分析結果 C52H34N8 O2 Siとして 計算値(%):C:75.12 H:4.05 N:13.5 実測値(%):C:76.39 H:4.45 N:14.2化合物(17)の合成方法 o−ジクロロベンゼン100部、トリ−n−ブチルアミ
ン30部に1,3−ジイミノイソインドリン10部およ
び四塩化錫15部を加え、160〜170℃で8時間加
熱撹拌後、冷却し、500部のメタノールで希釈した。
析出した沈澱を濾別、メタノール/水(4/1)混合溶
液で洗浄、乾燥して緑色の粉末10部を得た。分子量分
析の結果、ジヒドロキシ錫フタロシアニンであることを
確認した。次に、ジヒドロキシ錫フタロシアニン5部を
エタノール50部に撹拌溶解した後、110℃で10時
間加熱撹拌した。析出した沈澱を濾別し、水洗、乾燥し
て青色の粉末を4部得た。分子量分析の結果、フタロシ
アニン化合物(17)であることを確認した。以下に生
成物の元素分析結果を示す。 元素分析結果 C36H26N8 O2 Snとして 計算値(%):C:60.00 H:3.61 N:15.6 実測値(%):C:58.89 H:3.41 N:16.1
ニン5部をピリジン100部、n−トリブチルアミン2
5部に撹拌溶解した後、冷却しながらクロロジフェニル
ホスフィン10部を加え、100℃で2時間加熱撹拌し
た後、析出した沈澱を濾別し、水洗、乾燥してフタロシ
アニン化合物を4部得た。分子量分析の結果、この粉末
はフタロシアニン化合物(38)であることが確認され
た。以下に生成物の元素分析結果を示す。 元素分析結果 C66H36N8 O4 P2 Siとして 計算値(%):C:68.99 H:3.69 N:11.50 実測値(%):C:69.42 H:3.51 N:10.67化合物(26)の合成方法 o−ジクロロベンゼン100部、トリ−n−ブチルアミ
ン30部に1,3−ジイミノベンゾ[f]イソインドリ
ン10部および四塩化珪素15部を加え、160〜17
0℃で8時間加熱撹拌後、冷却し、500部のメタノー
ルで希釈した。析出した沈澱を濾別、メタノール/水
(4/1)混合溶液で洗浄、乾燥して緑色の粉末10部
を得た。分子量分析の結果、ジヒドロキシシリコンナフ
タロシアニンであることを確認した。次に、ジヒドロキ
シシリコンナフタロシアニン5部をエタノール50部に
撹拌溶解した後、110℃で10時間加熱撹拌した。析
出した沈澱を濾別し、水洗、乾燥して青色の粉末を4部
得た。分子量分析の結果、ナフタロシアニン化合物(2
6)であることを確認した。以下に生成物の元素分析結
果を示す。 元素分析結果 C52H34N8 O2 Siとして 計算値(%):C:75.12 H:4.05 N:13.5 実測値(%):C:76.39 H:4.45 N:14.2化合物(17)の合成方法 o−ジクロロベンゼン100部、トリ−n−ブチルアミ
ン30部に1,3−ジイミノイソインドリン10部およ
び四塩化錫15部を加え、160〜170℃で8時間加
熱撹拌後、冷却し、500部のメタノールで希釈した。
析出した沈澱を濾別、メタノール/水(4/1)混合溶
液で洗浄、乾燥して緑色の粉末10部を得た。分子量分
析の結果、ジヒドロキシ錫フタロシアニンであることを
確認した。次に、ジヒドロキシ錫フタロシアニン5部を
エタノール50部に撹拌溶解した後、110℃で10時
間加熱撹拌した。析出した沈澱を濾別し、水洗、乾燥し
て青色の粉末を4部得た。分子量分析の結果、フタロシ
アニン化合物(17)であることを確認した。以下に生
成物の元素分析結果を示す。 元素分析結果 C36H26N8 O2 Snとして 計算値(%):C:60.00 H:3.61 N:15.6 実測値(%):C:58.89 H:3.41 N:16.1
【0062】実施例1 洗浄したITO電極付きガラス板上に化合物(45)を
真空蒸着して膜厚100nmの発光層を作成し、その上
に、マグネシウムと銀を10:1で混合した合金で膜厚
150nmの膜厚の電極を形成して有機EL素子を得
た。発光層および陰極は、10-6Torrの真空中で基
板温度室温の条件下で蒸着した。この素子は直流電圧5
Vで、0.97W/m2 /srの発光出力が得られた。
図1に実施例1の発光スペクトルを示す。
真空蒸着して膜厚100nmの発光層を作成し、その上
に、マグネシウムと銀を10:1で混合した合金で膜厚
150nmの膜厚の電極を形成して有機EL素子を得
た。発光層および陰極は、10-6Torrの真空中で基
板温度室温の条件下で蒸着した。この素子は直流電圧5
Vで、0.97W/m2 /srの発光出力が得られた。
図1に実施例1の発光スペクトルを示す。
【0063】実施例2〜14 フタロシアニン化合物を表2に示す化合物に変える以外
は実施例1と同様の方法で有機EL素子を作製して発光
出力を測定した。この素子は直流電圧5Vで表2に示す
発光出力が得られた。
は実施例1と同様の方法で有機EL素子を作製して発光
出力を測定した。この素子は直流電圧5Vで表2に示す
発光出力が得られた。
【0064】
【表2】
【0065】実施例15 洗浄したITO電極付きガラス板上に、フタロシアニン
化合物(26)を蒸着し膜厚80nmの発光層を作成
し、次いで、トリス(8−ヒドロキシキノリン)アルミ
ニウム錯体を蒸着し、膜厚10nmの電子注入層を得
た。その上に、マグネシウムと銀を10:1で混合した
合金で膜厚100nmの電極を形成して有機EL素子を
得た。正孔注入層および発光層は10-6Torrの真空
中で、基板温度室温の条件下で蒸着した。この素子は直
流電圧5Vで0.97W/m2 /srの発光出力が得ら
れた。
化合物(26)を蒸着し膜厚80nmの発光層を作成
し、次いで、トリス(8−ヒドロキシキノリン)アルミ
ニウム錯体を蒸着し、膜厚10nmの電子注入層を得
た。その上に、マグネシウムと銀を10:1で混合した
合金で膜厚100nmの電極を形成して有機EL素子を
得た。正孔注入層および発光層は10-6Torrの真空
中で、基板温度室温の条件下で蒸着した。この素子は直
流電圧5Vで0.97W/m2 /srの発光出力が得ら
れた。
【0066】実施例16〜25 フタロシアニン化合物を表3に示す化合物に変える以外
は実施例15と同様の方法で有機EL素子を作製して発
光出力を測定した。この素子は直流電圧5Vで表3に示
す発光出力が得られた。
は実施例15と同様の方法で有機EL素子を作製して発
光出力を測定した。この素子は直流電圧5Vで表3に示
す発光出力が得られた。
【0067】
【表3】
【0068】実施例26 洗浄したITO電極付きガラス板上に、N,N' ―(4
―メチルフェニル)―N,N' ―(4−n−ブチルフェ
ニル)―フェナントレン―9,10―ジアミンを真空蒸
着して膜厚30nmの正孔注入層を得た。次いで、フタ
ロシアニン化合物(20)をクロロホルムに溶解分散さ
せ、スピンコーティング法により膜厚50nmの発光層
を得た。その上に、マグネシウムと銀を10:1で混合
した合金で膜厚150nmの電極を形成して有機EL素
子を得た。正孔注入層および陰極は、10-6Torrの
真空中で、基板温度室温の条件下で蒸着した。この素子
は直流電圧5Vで1.90W/m2 /srの発光出力が
得られた。
―メチルフェニル)―N,N' ―(4−n−ブチルフェ
ニル)―フェナントレン―9,10―ジアミンを真空蒸
着して膜厚30nmの正孔注入層を得た。次いで、フタ
ロシアニン化合物(20)をクロロホルムに溶解分散さ
せ、スピンコーティング法により膜厚50nmの発光層
を得た。その上に、マグネシウムと銀を10:1で混合
した合金で膜厚150nmの電極を形成して有機EL素
子を得た。正孔注入層および陰極は、10-6Torrの
真空中で、基板温度室温の条件下で蒸着した。この素子
は直流電圧5Vで1.90W/m2 /srの発光出力が
得られた。
【0069】実施例27 洗浄したITO電極付きガラス板上に、N,N' ―(4
―メチルフェニル)―N,N' ―(4−n−ブチルフェ
ニル)―フェナントレン―9,10―ジアミンを真空蒸
着して、膜厚20nmの正孔注入層を得た。次いで、フ
タロシアニン化合物(26)を蒸着し膜厚40nmの発
光層を作成し、トリス(8−ヒドロキシキノリン)アル
ミニウム錯体を蒸着し、膜厚10nmの電子注入層を得
た。その上に、マグネシウムと銀を10:1で混合した
合金で膜厚100nmの電極を形成して有機EL素子を
得た。正孔注入層および発光層は10-6Torrの真空
中で、基板温度室温の条件下で蒸着した。この素子は直
流電圧5Vで1.56W/m2 /srの発光出力が得ら
れた。
―メチルフェニル)―N,N' ―(4−n−ブチルフェ
ニル)―フェナントレン―9,10―ジアミンを真空蒸
着して、膜厚20nmの正孔注入層を得た。次いで、フ
タロシアニン化合物(26)を蒸着し膜厚40nmの発
光層を作成し、トリス(8−ヒドロキシキノリン)アル
ミニウム錯体を蒸着し、膜厚10nmの電子注入層を得
た。その上に、マグネシウムと銀を10:1で混合した
合金で膜厚100nmの電極を形成して有機EL素子を
得た。正孔注入層および発光層は10-6Torrの真空
中で、基板温度室温の条件下で蒸着した。この素子は直
流電圧5Vで1.56W/m2 /srの発光出力が得ら
れた。
【0070】実施例28 洗浄したITO電極付きガラス板上に、N,N' ―(4
―メチルフェニル)―N,N' ―(4−n−ブチルフェ
ニル)―フェナントレン―9,10―ジアミンを真空蒸
着して、膜厚30nmの正孔注入層を得た。次いで、ト
リス(8−ヒドロキシキノリン)アルミニウム錯体とフ
タロシアニン化合物(18)とを5:1の重量比で蒸着
して、の膜厚30nmの発光層を作成し、さらに真空蒸
着法により[2−(4−tert−ブチルフェニル)−
5−(ビフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール]
の膜厚20nmの電子注入層を得た。その上に、マグネ
シウムと銀を10:1で混合した合金で膜厚150nm
の電極を形成して有機EL素子を得た。正孔注入層、発
光層、電子注入層および陰極は、10-6Torrの真空
中で、基板温度室温の条件下で蒸着した。この素子は直
流電圧5Vで2.90W/m2 /srの発光出力が得ら
れた。
―メチルフェニル)―N,N' ―(4−n−ブチルフェ
ニル)―フェナントレン―9,10―ジアミンを真空蒸
着して、膜厚30nmの正孔注入層を得た。次いで、ト
リス(8−ヒドロキシキノリン)アルミニウム錯体とフ
タロシアニン化合物(18)とを5:1の重量比で蒸着
して、の膜厚30nmの発光層を作成し、さらに真空蒸
着法により[2−(4−tert−ブチルフェニル)−
5−(ビフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール]
の膜厚20nmの電子注入層を得た。その上に、マグネ
シウムと銀を10:1で混合した合金で膜厚150nm
の電極を形成して有機EL素子を得た。正孔注入層、発
光層、電子注入層および陰極は、10-6Torrの真空
中で、基板温度室温の条件下で蒸着した。この素子は直
流電圧5Vで2.90W/m2 /srの発光出力が得ら
れた。
【0071】本実施例で示された全ての有機EL素子は
すべて、780nm〜2500nmの近赤外波長領域に
最大発光波長を有し、近赤外領域での発光効率が高かっ
た。本発明の有機EL素子は発光効率、発光輝度の向上
と長寿命化を達成するものであり、併せて使用される発
光物質、ドーピング材料、正孔輸送材料、電子輸送材
料、増感剤、樹脂、電極材料等および素子作製方法を限
定するものではない。
すべて、780nm〜2500nmの近赤外波長領域に
最大発光波長を有し、近赤外領域での発光効率が高かっ
た。本発明の有機EL素子は発光効率、発光輝度の向上
と長寿命化を達成するものであり、併せて使用される発
光物質、ドーピング材料、正孔輸送材料、電子輸送材
料、増感剤、樹脂、電極材料等および素子作製方法を限
定するものではない。
【0072】
【発明の効果】本発明により、近赤外領域に発光出力を
有する有機EL素子を得ることができた。これは、本発
明で示した化合物を有機EL素子に使用することによ
り、通信用光源や、オートフォーカス用光源、プリント
ヘッド用光源として使用可能な近赤外領域に発光を有す
る有機EL素子を作製することが可能になった。
有する有機EL素子を得ることができた。これは、本発
明で示した化合物を有機EL素子に使用することによ
り、通信用光源や、オートフォーカス用光源、プリント
ヘッド用光源として使用可能な近赤外領域に発光を有す
る有機EL素子を作製することが可能になった。
【図1】実施例1のELスペクトル
Claims (7)
- 【請求項1】 780nm〜2500nmの波長範囲の
近赤外領域に発光最大波長を有する、フタロシアニン系
化合物からなる有機エレクトロルミネッセンス素子材料
用発光材料。 - 【請求項2】 フタロシアニン系化合物が下記一般式
[1]で示される請求項1記載の有機エレクトロルミネ
ッセンス素子用発光材料。 一般式[1] 【化1】 [式中、環A1 〜A4 はそれぞれ独立に、置換もしくは
未置換のシクロアルキル基、置換もしくは未置換のアリ
ール基、置換もしくは未置換の複素環基を表す。置換基
Xは、ハロゲン原子もしくは、それぞれ独立に一般式
[2]〜[13]で示される置換基(ただし、R1 〜R
22はそれぞれ独立に、水素原子(ただし、R1 、R13及
びR14の場合を除く)、置換もしくは未置換のアルキル
基、置換もしくは未置換のシクロアルキル基、置換もし
くは未置換のアリール基、置換もしくは未置換の複素環
基を表す。Zは酸素原子または硫黄原子を表す。)を表
す。Mは1〜4価の金属原子を表す。pはMが1価の金
属のとき2、Mが2〜4価の金属のとき1を表す。nは
Mが1価もしくは2価の金属のとき0を表し、3価の金
属のとき1を表し、4価の金属のとき2を表す。] 【化2】 【化3】 - 【請求項3】 Mが3価もしくは4価の金属原子である
請求項2記載の有機エレクトロルミネッセンス素子用発
光材料。 - 【請求項4】 一対の電極間に発光層を含む有機化合物
薄膜を形成した有機エレクトロルミネッセンス素子にお
いて、上記発光層が請求項1または2記載の有機エレク
トロルミネッセンス素子用発光材料を含有する層である
ことを特徴とする有機エレクトロルミネッセンス素子。 - 【請求項5】 発光層が有機エレクトロルミネッセンス
素子用発光材料を3重量%以上含有する層であることを
特徴とする請求項4記載の有機エレクトロルミネッセン
ス素子。 - 【請求項6】 発光層と陽極との間に正孔注入層を形成
することを特徴とする請求項5記載の有機エレクトロル
ミネッセンス素子。 - 【請求項7】 発光層と陰極との間に電子注入層を形成
することを特徴とする請求項4ないし6いずれか記載の
有機エレクトロルミネッセンス素子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8191702A JPH1036829A (ja) | 1996-07-22 | 1996-07-22 | 有機エレクトロルミネッセンス素子用発光材料およびそれを使用した有機エレクトロルミネッセンス素子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8191702A JPH1036829A (ja) | 1996-07-22 | 1996-07-22 | 有機エレクトロルミネッセンス素子用発光材料およびそれを使用した有機エレクトロルミネッセンス素子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1036829A true JPH1036829A (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=16279063
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8191702A Pending JPH1036829A (ja) | 1996-07-22 | 1996-07-22 | 有機エレクトロルミネッセンス素子用発光材料およびそれを使用した有機エレクトロルミネッセンス素子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1036829A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7264889B2 (en) * | 2002-04-24 | 2007-09-04 | Eastman Kodak Company | Stable electroluminescent device |
| KR100808561B1 (ko) | 2000-05-22 | 2008-03-03 | 가부시키가이샤 한도오따이 에네루기 켄큐쇼 | 액티브 매트릭스형 발광장치 및 그 발광장치를 사용한 전기 기기 |
| JP2011233912A (ja) * | 2004-11-17 | 2011-11-17 | Ube Ind Ltd | 有機エレクトロルミネッセンス素子 |
| KR20210082585A (ko) * | 2019-12-26 | 2021-07-06 | 엘지디스플레이 주식회사 | 유기발광 다이오드 및 이를 포함하는 유기발광 표시장치 |
-
1996
- 1996-07-22 JP JP8191702A patent/JPH1036829A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100808561B1 (ko) | 2000-05-22 | 2008-03-03 | 가부시키가이샤 한도오따이 에네루기 켄큐쇼 | 액티브 매트릭스형 발광장치 및 그 발광장치를 사용한 전기 기기 |
| US7264889B2 (en) * | 2002-04-24 | 2007-09-04 | Eastman Kodak Company | Stable electroluminescent device |
| JP2011233912A (ja) * | 2004-11-17 | 2011-11-17 | Ube Ind Ltd | 有機エレクトロルミネッセンス素子 |
| KR20210082585A (ko) * | 2019-12-26 | 2021-07-06 | 엘지디스플레이 주식회사 | 유기발광 다이오드 및 이를 포함하는 유기발광 표시장치 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3704748B2 (ja) | 有機エレクトロルミネッセンス素子用電子輸送材料およびそれを用いた有機エレクトロルミネッセンス素子 | |
| JPH10340786A (ja) | 有機エレクトロルミネッセンス素子材料およびそれを使用した有機エレクトロルミネッセンス素子 | |
| JPH11111460A (ja) | 有機エレクトロルミネッセンス素子材料およびそれを使用した有機エレクトロルミネッセンス素子 | |
| US20040135167A1 (en) | Novel indole derivative, material for light-emitting device and light-emitting device using the same | |
| JPH10289786A (ja) | 有機エレクトロルミネッセンス素子材料およびそれを使用した有機エレクトロルミネッセンス素子 | |
| JPH118068A (ja) | 有機エレクトロルミネッセンス素子材料およびそれを使用した有機エレクトロルミネッセンス素子 | |
| JP2982699B2 (ja) | 多層型有機エレクトロルミネッセンス素子の電子注入層形成用材料 | |
| JP3475620B2 (ja) | 有機エレクトロルミネッセンス素子材料およびそれを使用した有機エレクトロルミネッセンス素子 | |
| JP3760508B2 (ja) | 有機エレクトロルミネッセンス素子材料およびそれを用いた有機エレクトロルミネッセンス素子 | |
| JP2005082702A (ja) | 有機エレクトロルミネッセンス用素子材料およびそれを用いた有機エレクトロルミネッセンス素子 | |
| JP4306379B2 (ja) | 有機エレクトロルミネッセンス用素子材料およびそれを用いた有機エレクトロルミネッセンス素子 | |
| JP3633038B2 (ja) | 有機エレクトロルミネッセンス素子用電子輸送材料およびそれを用いた有機エレクトロルミネッセンス素子 | |
| JPH10340785A (ja) | 有機エレクトロルミネッセンス素子材料およびそれを使用した有機エレクトロルミネッセンス素子 | |
| JP3864516B2 (ja) | 有機エレクトロルミネッセンス素子材料およびそれを使用した有機エレクトロルミネッセンス素子 | |
| JPH1036830A (ja) | 有機エレクトロルミネッセンス素子用発光材料およびそれを使用した有機エレクトロルミネッセンス素子 | |
| JPH10152676A (ja) | 有機エレクトロルミネッセンス素子材料およびそれを用いた有機エレクトロルミネッセンス素子 | |
| JPH1036828A (ja) | 有機エレクトロルミネッセンス素子用発光材料およびそれを使用した有機エレクトロルミネッセンス素子 | |
| JP3303526B2 (ja) | 正孔輸送材料およびその用途 | |
| JP3465420B2 (ja) | 有機エレクトロルミネッセンス素子材料およびそれを使用した有機エレクトロルミネッセンス素子 | |
| JP2005113072A (ja) | 有機エレクトロルミネッセンス素子用材料およびそれを用いた有機エレクトロルミネッセンス素子 | |
| JP2001288462A (ja) | 有機エレクトロルミネッセンス素子用材料およびそれを使用した有機エレクトロルミネッセンス素子 | |
| JP3653825B2 (ja) | 有機エレクトロルミネッセンス素子材料およびそれを使用した有機エレクトロルミネッセンス素子 | |
| JP3658891B2 (ja) | 有機エレクトロルミネッセンス素子材料およびそれを用いた有機エレクトロルミネッセンス素子 | |
| JP3555253B2 (ja) | 有機エレクトロルミネッセンス素子材料およびそれを使用した有機エレクトロルミネッセンス素子 | |
| JP3465422B2 (ja) | 有機エレクトロルミネッセンス素子材料およびそれを使用した有機エレクトロルミネッセンス素子 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050131 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050208 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050705 |