JPH1037725A - 内燃機関の動弁装置 - Google Patents

内燃機関の動弁装置

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JPH1037725A
JPH1037725A JP8194201A JP19420196A JPH1037725A JP H1037725 A JPH1037725 A JP H1037725A JP 8194201 A JP8194201 A JP 8194201A JP 19420196 A JP19420196 A JP 19420196A JP H1037725 A JPH1037725 A JP H1037725A
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armature
casing
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internal combustion
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治巳 波多野
Toshihiro Yamaki
利宏 八巻
Chihaya Sugimoto
千早 杉本
Shoichi Ogawa
昇一 小川
Toshio Yokoyama
利夫 横山
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    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L9/00Valve-gear or valve arrangements actuated non-mechanically
    • F01L9/20Valve-gear or valve arrangements actuated non-mechanically by electric means

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  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】シリンダヘッド上に結合されるケーシングと、
アーマチュアと、機関弁の開弁および閉弁方向に向けて
の電磁力をアーマチュアに及ぼす一対の電磁石と、機関
弁をその開弁および閉弁方向に向けてそれぞれ付勢する
とともに両電磁磁石の消勢時には共働してアーマチュア
を所定の中立位置に保持する一対の弾発手段とを備える
内燃機関の動弁装置において、組付性を向上する。 【解決手段】ステム8に固定されるリテーナ38と、シ
リンダヘッド5側の固定位置との間に第2弾発手段16
が設けられ、ステム8の上部を下方から挿入可能に構成
されたケーシング11内に、両電磁石13,14が固定
されるとともに、ステム8の上端を分離可能として同軸
に連接せしめるアーマチュア12と、該アーマチュア1
2のステム8との非連接時に該アーマチュア12を第1
電磁石13に押し当てて支持する弾発力を発揮する第1
弾発手段15とが収納される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の動弁装
置に関し、特に、シリンダヘッド上に結合されるケーシ
ングと、機関弁のステムに連動、連結されるアーマチュ
アと、機関弁の開弁および閉弁方向に向けての電磁力を
アーマチュアにそれぞれ及ぼす一対の電磁石と、機関弁
をその開弁および閉弁方向に向けてそれぞれ付勢すると
ともに両電磁磁石の消勢時には共働してアーマチュアを
所定の中立位置に保持する一対の弾発手段とを備える内
燃機関の動弁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる動弁装置は、たとえばPC
T国際公開公報WO95/00959等により既に知ら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記公報で開示された
ものでは、アーマチュアが機関弁のステムの上端部に固
定されており、シリンダヘッドへの組付時には、ケーシ
ング内に配設される各部品がシリンダヘッド側から順に
組み付けられ、最終的にそれらの部品を覆うようにして
ケーシングがシリンダヘッドに組付けられており、狭い
スペースでの組付作業となるので、組付性が優れている
とは言い難い。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、組付性に優れた内燃機関の動弁装置を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明によれば、ステムに固定される
リテーナと、シリンダヘッド側の固定位置との間に機関
弁を閉弁方向に付勢する第2弾発手段が設けられ、前記
ステムの上部を下方から挿入可能に構成されたケーシン
グ内に、第1および第2電磁石が固定されるとともに、
前記ステムの上端を分離可能として同軸に連接せしめる
アーマチュアと、該アーマチュアの前記ステムとの非連
接時には該アーマチュアを第1電磁石に押し当てて支持
する弾発力を発揮する第1弾発手段とが収納される。
【0006】このような構成によれば、ステムおよびア
ーマチュアは相互に分離可能であり、ケーシング内に両
電磁石、アーマチュアおよび第1弾発手段を収納、配設
してユニット化することが可能であり、シリンダヘッド
側に機関弁および第2弾発手段が組付けられた状態で、
前記ユニットをシリンダヘッドに組付けることにより、
ステムがアーマチュアに連接されて動弁装置のシリンダ
ヘッドへの組付が終了することになる。
【0007】また請求項2記載の発明によれば、第1お
よび第2電磁石が、相互に離反する方向の移動をケーシ
ングの両端部で規制されて該ケーシング内に収納され、
両電磁石間にアーマチュアを囲繞するスリーブが介在せ
しめられることにより、両電磁石間の間隔を適切に設定
することができる。
【0008】請求項3記載の発明によれば、アーマチュ
アに、機関弁のステムとは反対側に延びるガイド軸の一
端が固定され、ケーシングの上端部に支持されたガイド
部材に前記ガイド軸が摺動可能に嵌合されることによ
り、ステムに分離可能に連接されるアーマチュアの移動
をガイド部材で支承するようにして、機関弁の開閉作動
中におけるステムの上端の振動がアーマチュアに及ぶこ
とを極力回避し、アーマチュアの挙動を安定化すること
ができる。
【0009】請求項4記載の発明によれば、ガイド部材
が、ステムの軸方向に沿う移動を可能としてケーシング
の上端部に支持され、ケーシングには、ガイド部材の軸
方向外方側への移動端を調整可能として規制する規制手
段が設けられ、第1弾発手段がガイド軸およびガイド部
材間に設けられることにより、ガイド部材の軸方向位置
を自在に調整して第1および第2弾発手段の弾発力を調
整することができる。
【0010】請求項5記載の発明によれば、ケーシング
の下端部に、ステムと同軸方向に進退可能な支持筒と、
該支持筒をその進退位置を調整可能としてケーシングに
固定する固定手段とが設けられ、アーマチュアを囲繞す
るスリーブを相互間に介在せしめた第1および第2電磁
石が、ケーシングの上端部および支持筒の上端間に挟持
されることにより、アーマチュアの中立位置ならびに中
立位置に在るアーマチュアおよび両電磁石間の距離を調
整しつつ、両電磁石をケーシング内で強固に固定するこ
とができる。
【0011】さらに請求項6記載の発明によれば、ステ
ムの周方向に間隔をあけた複数個所でケーシングの外周
部に支持部が一体に設けられ、それらの支持部がシリン
ダヘッドの上面に締結されることにより、ケーシングな
らびに該ケーシング内に収納される両電磁石、アーマチ
ュアおよび第1弾発手段を含むユニットのシリンダヘッ
ドへの組付時に、ステムの軸心と、両電磁石およびアー
マチュアの軸心とを確実に合わせることが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
【0013】図1ないし図4は本発明の一実施例を示す
ものであり、図1は動弁装置の縦断面図であって図2の
1−1線断面図、図2は図1の2矢視平面図、図3は図
1の要部拡大図、図4は組付時の状態を示す動弁装置の
分解縦断面図である。
【0014】先ず図1において、この内燃機関のシリン
ダヘッド5には、吸気弁あるいは排気弁である機関弁V
が1気筒について一対ずつ配設される。該機関弁Vは、
シリンダヘッド5に設けられた弁口6を開閉可能な弁体
部7と、該弁体部7に一体に連設されるステム8とから
成り、ステム8はガイド筒9内に摺動自在に嵌合され
る。このガイド筒9は、半径外方に張出すフランジ部9
aを上端に備えるものであり、フランジ部9aをシリン
ダヘッド5の上面に係合せしめるまでシリンダヘッド5
に圧入されることにより、シリンダヘッド5に固定され
る。
【0015】シリンダヘッド5には、本発明に従う動弁
装置10が配設されており、該動弁装置10が、機関弁
Vにおけるステム8の上端に連結される。
【0016】この動弁装置10は、シリンダヘッド5上
に分離可能に結合されるケーシング11と、該ケーシン
グ11内に移動可能に収納されて機関弁Vのステム8に
連動、連結されるアーマチュア12と、該アーマチュア
12を吸引して機関弁Vを開弁作動せしめる電磁力を発
揮すべくアーマチュア12の下面に対向する位置でケー
シング11内に配置される第1電磁石13と、前記アー
マチュア12を吸引して機関弁Vを閉弁作動せしめる電
磁力を発揮すべくアーマチュア12の上面に対向する位
置でケーシング11内に配置される第2電磁石14と、
機関弁Vを開弁方向に付勢する弾発力を発揮する第1弾
発手段としての第1コイルばね15と、機関弁Vを閉弁
方向に付勢する弾発力を発揮するとともに第1および第
2電磁石13,14の消勢時には第1コイルばね15と
共働してアーマチュア12を所定の中立位置に保持する
第2弾発手段としての第2コイルばね16とを備える。
【0017】図2を併せて参照して、ケーシング11
は、一対の機関弁Vに共通にしてシリンダヘッド5の上
面に締結されるものであり、ケーシング主体17と、該
ケーシング主体17の上面に固定される蓋板18とから
成る。ケーシング主体17には、各機関弁Vに個別に対
応してステム8と同軸に延びる収納孔19が設けられて
おり、蓋板18は、両収納孔19の上端を閉じるように
してケーシング主体17の上面に、複数たとえば4つの
ボルト20,20…によって締結される。
【0018】またケーシング主体17の外周部の下部に
は、上下に延びる3つの支持部21 1 ,212 ,213
が一体に設けられており、支持部211 ,212 は、一
方の機関弁Vのステム8の周方向に等間隔をあけた2個
所に配置され、支持部212,213 は、他方の機関弁
Vのステム8の周方向に等間隔をあけた2個所に配置さ
れる。これらの支持部211 〜213 には、締結ボルト
22…がそれぞれ挿通され、各締結ボルト22…がシリ
ンダヘッド5に螺合されることにより、ケーシング11
がシリンダヘッド5の上面に締結される。
【0019】図3を併せて参照して、ケーシング11に
おける下端部すなわちケーシング主体17の下端部に
は、収納孔19の内面から半径方向内方に張出す支持鍔
24が一体に設けられており、この支持鍔24に、機関
弁Vのステム8と同軸方向に進退可能な支持筒25と、
該支持筒25をその進退位置を調整可能として支持鍔2
4に固定する固定手段26とが設けられる。
【0020】支持筒25は、支持鍔24の内周に設けら
れた雌ねじ27に螺合されるものであり、その回転操作
によりステム8と同軸方向への進退が可能である。また
固定手段26は、支持筒25の雌ねじ27への螺合構造
と、支持筒25に螺合されて支持鍔24の下面に係合す
る止めナット28とによりダブルナット構造に構成され
るものであり、支持筒25をステム8と同軸方向に進退
可能として支持鍔24すなわちケーシング11の下端部
に強固に固定することができる。
【0021】一方、ケーシング11の上端部すなわち蓋
板18には、ステム8と同軸である支持孔29を形成す
る円筒部30が上方に突出するようにして一体に設けら
れており、ステム8の軸方向に沿う移動を可能として筒
状のガイド部材31の上部が支持孔29に摺動自在に嵌
合され、該ガイド部材31には、その上下方向全長にわ
たる摺動孔32が穿設される。
【0022】円筒部30には、ガイド部材31の軸方向
外方側への移動端を調整可能として規制する規制手段3
3が設けられる。該規制手段33は、ガイド部材31の
上端を閉塞端に当接させるようにして円筒部30に螺合
される袋ナット34と、該袋ナット34の進退位置を規
制するようにして円筒部30に螺合される止めナット3
5とでダブルナット構造に構成されるものであり、袋ナ
ット34の進退位置を調整することにより、ガイド部材
31の軸方向外方側への移動端を調整可能として強固に
規制することができる。また袋ナット34の閉塞端に
は、ガイド部材31の摺動孔32に同軸に連なる開放孔
36が設けられる。
【0023】機関弁Vにおけるステム8の上部は、支持
筒25を同軸に貫通するようにして下方からケーシング
主体17に挿入されるものであり、ステム8の上端部に
は、二つ割りコッタ37によりリテーナ38が固定され
る。またシリンダヘッド5の上面には、ガイド筒9の上
端のフランジ部9aを覆うようにしてキャップ状の受け
部材39が当接されており、該受け部材39を軸方向移
動自在に貫通するステム8を囲繞する第2コイルばね1
6がリテーナ38および受け部材39間に設けられ、こ
の第2コイルばね16のばね力によりステム8すなわち
機関弁Vが閉弁方向に弾発付勢される。しかも受け部材
39内には、ステム8の外面に摺接するリング状のシー
ル部材40が保持される。
【0024】アーマチュア12は、円筒部12aと、該
円筒部12aの軸方向中間部から半径方向外方に張出す
鍔部12bと、円筒部12aの軸方向中間部から半径方
向内方に張出す規制鍔部12cとを有して円盤状に形成
される。
【0025】このアーマチュア12には、機関弁Vのス
テム8と同軸にして該ステム8とは反対側に延びるガイ
ド軸41の一端が固定される。すなわちガイド軸41の
一端すなわち下端には、アーマチュア12における規制
鍔部12cの下面に係合する係合鍔部41aが設けられ
ており、圧入等によりガイド軸41の下部に嵌装、固定
されるリング42が規制鍔部12cの上面に係合され
る。これにより、アーマチュア12の規制鍔部12cが
係合鍔部41aおよびリング42で挟持され、アーマチ
ュア12にガイド軸41の一端が固定される。
【0026】ガイド軸41の上部は、ガイド部材31の
摺動孔32に摺動自在に嵌合される。ガイド部材31お
よびガイド軸41を囲繞する第1コイルばね15は、ア
ーマチュア12側に臨んでガイド部材31の上部に設け
られた段部31aと、アーマチュア12とは反対側に臨
んでガイド軸41の下部に設けられた段部41bおよび
リング42との間に設けられ、この第1コイルばね15
のばね力により、アーマチュア12は、下方すなわち機
関弁Vの開弁方向に弾発付勢される。
【0027】アーマチュア12には、機関弁Vにおける
ステム8の上端が分離可能として同軸に連接せしめられ
るものであり、アーマチュア12に同軸に固定されてい
るガイド軸41の下端面には、ステム8の上端を挿入、
接触せしめる凹部43が設けられる。
【0028】第1電磁石13は、アーマチュア12の下
面に対向するようにして収納孔19内の下部に固定的に
配設されるものであり、ステム8および第2コイルばね
16を同軸に囲繞する円筒状のインナーヨーク44と、
該インナーヨーク44を同軸に囲繞して収納孔19に嵌
合される円筒状のアウターヨーク45と、合成樹脂から
成るボビンにコイルが巻装されて成るとともにインナー
ヨーク44およびアウターヨーク45間に嵌入されるリ
ング状のコイル組立体46とから成る。インナーヨーク
45の下端部には、半径方向外方に張出したフランジ部
44aが一体に設けられており、このフランジ部44a
の外縁部がアウターヨーク45の下端に係合される。
【0029】第2電磁石14は、アーマチュア12の上
面に対向するようにして収納孔19内の上部に固定的に
配設されるものであり、ガイド軸41およびガイド部材
31を同軸に囲繞する円筒状のインナーヨーク47と、
該インナーヨーク47を同軸に囲繞して収納孔19に嵌
合される円筒状のアウターヨーク48と、合成樹脂から
成るボビンにコイルが巻装されて成るとともにインナー
ヨーク47およびアウターヨーク48間に嵌入されるリ
ング状のコイル組立体49とから成る。インナーヨーク
47の上端部には、半径方向外方に張出したフランジ部
47aが一体に設けられており、このフランジ部47a
の外縁部がアウターヨーク48の上端に係合される。
【0030】第1電磁石13のアウターヨーク45と、
第2電磁石14のアウターヨーク48との間には、アー
マチュア12を囲繞するリング状にして収納孔19に嵌
合されるスリーブ50が介在せしめられる。また第1電
磁石13におけるインナーヨーク44の下端は、支持筒
25の上端に当接、支持されており、第2電磁石14に
おけるインナーヨーク47の上端と、ケーシング11に
おける蓋板18との間にはシム51が介在せしめられ
る。すなわち、スリーブ50を相互間に介在せしめた第
1および第2電磁石13,14は、ケーシング11の上
端部に配置されたシム51と支持筒25の上端間に挟持
されることにより、ケーシング11内に固定される。
【0031】ケーシング主体17の下端部において、支
持鍔24に対応する部分にはグロメット52が嵌合され
ており、第1電磁石13におけるコイル組立体46のコ
イルに連なる一対のリード線53…が該グロメット52
を貫通してケーシング11の外方に引出される。また蓋
板18には、グロメット54が嵌合されており、第2電
磁石14におけるコイル組立体49のコイルに連なる一
対のリード線55…がグロメット54を貫通してケーシ
ング11の外方に引き出される。
【0032】次にこの実施例の作用について説明する
と、機関弁Vにおけるステム8の上部は、ケーシング1
1の下端部における支持筒25を同軸に貫通してケーシ
ング11内に下方から挿入可能である。また第1および
第2電磁石13,14がケーシング11内に固定される
とともに、ステム8の上端を分離可能として同軸に連接
せしめるアーマチュア12がケーシング11内に収納さ
れ、機関弁Vを開弁方向に付勢するための第1コイルば
ね15が、アーマチュア12に固定されたガイド軸41
とケーシング11の上端部に支持されたガイド部材31
との間に設けられてケーシング11内に収納される。一
方、ステム8における上端部にリテーナ38が固定さ
れ、シリンダヘッド5の上面の固定位置に在る受け部材
39とリテーナ38との間に、第2コイルばね16が設
けられる。
【0033】したがって、図3および図4で示すよう
に、ケーシング11内に第1および第2電磁石13,1
4、アーマチュア12、ならびに該アーマチュア12に
固定されるガイド軸41等を収納、配設して、予備組立
ユニットUとしてユニット化することが可能であり、シ
リンダヘッド5の上方の狭いスペースを避けて予備組立
ユニットUを予め組立てて準備しておくことができる。
この予備組立ユニットUにおいて、アーマチュア12は
第1コイルばね15により第1電磁石13に押し当てら
れ、第1電磁石13で支持されている。
【0034】動弁装置10のシリンダヘッド5への組付
にあたっては、図4で示すように、リンダヘッド5側に
機関弁Vおよび第2コイルばね16等が組付けられた状
態で、前記予備組立ユニットUをシリンダヘッド5に組
付ければよい。ケーシング11のシリンダヘッド5への
締結により、ケーシング11内に下方から挿入されるス
テム8の上端が、ガイド軸41の下端面の凹部43に挿
入、当接され、アーマチュア12がステム8に同軸に連
接されて上方に押し上げられて第1電磁石13から離反
する。これにより動弁装置10の組立が完了するととも
にシリンダヘッド5への組付が終了することになり、動
弁装置10の組付作業性を向上することができる。
【0035】しかもケーシング11の下端部に、ステム
8と同軸方向に進退可能な支持筒25が設けられるとと
もに、該支持筒25をその進退位置を調整可能としてケ
ーシング11に固定する固定手段26とが設けられ、ス
リーブ50を相互間に介在せしめた第1および第2電磁
石13,14が、ケーシング11の上端部のシム51お
よび支持筒25の上端間に挟持されている。したがっ
て、予備組立ユニットUの状態で、第1および第2コイ
ルばね15,16で定まるアーマチュア12の中立位
置、ならびに中立位置に在るアーマチュア12および両
電磁石13,14間の間隔を調整しつつ、両電磁石1
3,14をケーシング11内で強固に固定することがで
きる。
【0036】またガイド部材31が、ステム8の軸方向
に沿う移動を可能としてケーシング11の上端部に支持
され、ケーシング11には、ガイド部材31の軸方向外
方側への移動端を調整可能として規制する規制手段33
が設けられ、第1コイルばね15が、アーマチュア12
に固定されたガイド軸41とガイド部材31との間に設
けられているので、ガイド部材31の軸方向位置を自在
に調整して第1コイルばね15のばね力を調整すること
ができ、さらには第1コイルばね15のばね力変化に応
じて第2コイルばね16のばね力を調整することができ
る。
【0037】さらにステム8の周方向に間隔をあけた複
数個所でケーシング11の外周部に支持部211 〜21
3 が一体に設けられ、それらの支持部211 〜213
締結ボルト22…によりシリンダヘッド5の上面に締結
されるので、予備組立ユニットU内に収納されている第
1および第2電磁石13,14およびアーマチュア12
の軸心と、機関弁Vにおけるステム8の軸心とを確実に
合わせることができる。
【0038】ところで、アーマチュア12に固定された
ガイド軸41と、機関弁Vのステム8の上端は単に接触
しているだけであり、ガイド軸41が、ケーシング11
の上端部に支持されたガイド部材31に摺動可能に嵌合
されているので、ステム8とは分離可能であるアーマチ
ュア12の移動をガイド部材31で支承するようにし
て、機関弁Vの開閉作動中におけるステム8の上端の振
動がアーマチュア12に及ぶことを極力回避し、アーマ
チュア12の挙動を安定化することができる。
【0039】また両電磁石13,14は、上述のように
ケーシング11内で強固に固定されるものであるので、
機関弁Vの開閉作動に伴って両電磁石13,14が微振
動することはなく、機関弁Vの開閉作動安定化を図るこ
とができる。
【0040】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
【0041】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、ステムおよびアーマチュアを相互に分離可能とし、
ケーシング内に両電磁石、アーマチュアおよび第1弾発
手段等を収納、配設してユニット化することができ、シ
リンダヘッド側に機関弁および第2弾発手段が組付けら
れた状態で、前記ユニットをシリンダヘッドに組付ける
ことによりステムがアーマチュアに連接され、動弁装置
の組立ならびに動弁装置のシリンダヘッドへの組付を同
時に終了させるようにして組付作業性を向上することが
できる。
【0042】また請求項2記載の発明によれば、第1お
よび第2電磁石間の間隔を、両電磁石間にスリーブが介
在せしめられることにより、適切に設定することができ
る。
【0043】請求項3記載の発明によれば、ステムに分
離可能に連接されるアーマチュアの移動をガイド部材で
支承して、機関弁の開閉作動中におけるステムの上端の
振動がアーマチュアに及ぶことを極力回避し、アーマチ
ュアの挙動を安定化することができる。
【0044】請求項4記載の発明によれば、ケーシング
の上端部に支持されたガイド部材の軸方向外方側への移
動端を、規制手段で調整して規制することにより、ガイ
ド部材の軸方向位置を自在に調整して第1および第2弾
発手段の弾発力を調整することができる。
【0045】請求項5記載の発明によれば、スリーブを
相互間に介在せしめた第1および第2電磁石を、ケーシ
ングの上端部および支持筒の上端間に挟持するようにし
て、アーマチュアの中立位置ならびに中立位置に在るア
ーマチュアおよび両電磁石間の距離を調整しつつ両電磁
石をケーシング内で強固に固定することができる。
【0046】さらに請求項6記載の発明によれば、ケー
シングならびに該ケーシング内に収納される両電磁石、
アーマチュアおよび第1弾発手段を含むユニットのシリ
ンダヘッドへの組付時に、ステムの軸心と、両電磁石お
よびアーマチュアの軸心とを確実に合わせることが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】動弁装置の縦断面図であって図2の1−1線断
面図である。
【図2】図1の2矢視平面図である。
【図3】図1の要部拡大図である。
【図4】組付時の状態を示す動弁装置の分解縦断面図で
ある。
【符号の説明】
5・・・シリンダヘッド 8・・・ステム 10・・・動弁装置 11・・・ケーシング 12・・・アーマチュア 13・・・第1電磁石 14・・・第2電磁石 15・・・第1弾発手段としての第1コイルばね 16・・・第2弾発手段としての第2コイルばね 211 〜213 ・・・支持部 25・・・支持筒 26・・・固定手段 31・・・ガイド部材 33・・・規制手段 38・・・リテーナ 41・・・ガイド軸 50・・・スリーブ V・・・機関弁
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年4月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】第1電磁石13は、アーマチュア12の下
面に対向するようにして収納孔19内の下部に固定的に
配設されるものであり、ステム8および第2コイルばね
16を同軸に囲繞する円筒状のインナーヨーク44と、
該インナーヨーク44を同軸に囲繞して収納孔19に嵌
合される円筒状のアウターヨーク45と、合成樹脂から
成るボビンにコイルが巻装されて成るとともにインナー
ヨーク44およびアウターヨーク45間に嵌入されるリ
ング状のコイル組立体46とから成る。インナーヨーク
の下端部には、半径方向外方に張出したフランジ部
44aが一体に設けられており、このフランジ部44a
の外縁部がアウターヨーク45の下端に係合される。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】動弁装置10のシリンダヘッド5への組付
にあたっては、図4で示すように、リンダヘッド5側
に機関弁Vおよび第2コイルばね16等が組付けられた
状態で、前記予備組立ユニットUをシリンダヘッド5に
組付ければよい。ケーシング11のシリンダヘッド5へ
の締結により、ケーシング11内に下方から挿入される
ステム8の上端が、ガイド軸41の下端面の凹部43に
挿入、当接され、アーマチュア12がステム8に同軸に
連接されて上方に押し上げられて第1電磁石13から離
反する。これにより動弁装置10の組立が完了するとと
もにシリンダヘッド5への組付が終了することになり、
動弁装置10の組付作業性を向上することができる。
フロントページの続き (72)発明者 小川 昇一 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 横山 利夫 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダヘッド(5)上に分離可能に結
    合されるケーシング(11)と、該ケーシング(11)
    内に移動可能に収納されて機関弁(V)のステム(8)
    に連動、連結されるアーマチュア(12)と、該アーマ
    チュア(12)を吸引して機関弁(V)を開弁作動せし
    める電磁力を発揮すべくアーマチュア(12)に対向す
    る位置でケーシング(11)内に配置される第1電磁石
    (13)と、前記アーマチュア(12)を吸引して機関
    弁(V)を閉弁作動せしめる電磁力を発揮すべくアーマ
    チュア(12)に対向する位置でケーシング(11)内
    に配置される第2電磁石(14)と、前記機関弁(V)
    を開弁方向に付勢する弾発力を発揮する第1弾発手段
    (15)と、前記機関弁(V)を閉弁方向に付勢する弾
    発力を発揮するとともに第1および第2電磁石(13,
    14)の消勢時には第1弾発手段(15)と共働してア
    ーマチュア(12)を所定の中立位置に保持する第2弾
    発手段(16)とを備える内燃機関の動弁装置におい
    て、ステム(8)に固定されるリテーナ(38)と、シ
    リンダヘッド(5)側の固定位置との間に第2弾発手段
    (16)が設けられ、前記ステム(8)の上部を下方か
    ら挿入可能に構成されたケーシング(11)内に、第1
    および第2電磁石(13,14)が固定されるととも
    に、前記ステム(8)の上端を分離可能として同軸に連
    接せしめるアーマチュア(12)と、該アーマチュア
    (12)の前記ステム(8)との非連接時には該アーマ
    チュア(12)を第1電磁石(13)に押し当てて支持
    する弾発力を発揮する第1弾発手段(15)とが収納さ
    れることを特徴とする内燃機関の動弁装置。
  2. 【請求項2】 第1および第2電磁石(13,14)
    が、相互に離反する方向の移動をケーシング(11)の
    両端部で規制されて該ケーシング(11)内に収納さ
    れ、両電磁石(13,14)間にアーマチュア(12)
    を囲繞するスリーブ(50)が介在せしめられることを
    特徴とする請求項1記載の内燃機関の動弁装置。
  3. 【請求項3】 アーマチュア(12)に、機関弁(V)
    のステム(8)とは反対側に延びるガイド軸(41)の
    一端が固定され、ケーシング(11)の上端部に支持さ
    れたガイド部材(31)に前記ガイド軸(41)が摺動
    可能に嵌合されることを特徴とする請求項1記載の内燃
    機関の動弁装置。
  4. 【請求項4】 前記ガイド部材(31)が、ステム
    (8)の軸方向に沿う移動を可能としてケーシング(1
    1)の上端部に支持され、ケーシング(11)には、ガ
    イド部材(31)の軸方向外方側への移動端を調整可能
    として規制する規制手段(33)が設けられ、第1弾発
    手段(15)がガイド軸(41)およびガイド部材(3
    1)間に設けられることを特徴とする請求項3記載の内
    燃機関の動弁装置。
  5. 【請求項5】 ケーシング(11)の下端部に、ステム
    (8)と同軸方向に進退可能な支持筒(25)と、該支
    持筒(25)をその進退位置を調整可能としてケーシン
    グ(11)に固定する固定手段(26)とが設けられ、
    アーマチュア(12)を囲繞するスリーブ(50)を相
    互間に介在せしめた第1および第2電磁石(13,1
    4)が、ケーシング(11)の上端部および支持筒(2
    5)の上端間に挟持されることを特徴とする請求項4記
    載の内燃機関の動弁装置。
  6. 【請求項6】 ステム(8)の周方向に間隔をあけた複
    数個所でケーシング(11)の外周部に支持部(211
    〜213 )が一体に設けられ、それらの支持部(211
    〜213 )がシリンダヘッド(5)の上面に締結される
    ことを特徴とする請求項1記載の内燃機関の動弁装置。
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