JPH1040121A - 車両用マイクロコンピュータのクロック異常検出装置 - Google Patents

車両用マイクロコンピュータのクロック異常検出装置

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JPH1040121A
JPH1040121A JP8198141A JP19814196A JPH1040121A JP H1040121 A JPH1040121 A JP H1040121A JP 8198141 A JP8198141 A JP 8198141A JP 19814196 A JP19814196 A JP 19814196A JP H1040121 A JPH1040121 A JP H1040121A
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microcomputer
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置構成が単純で、利便性の高い車両用マイ
クロコンピュータのクロック異常検出装置を提供する。 【解決手段】 基準クロック発生手段3、比較手段4、
判定手段5を備えたマイクロコンピュータ2と、信号出
力手段6と、表示手段7とから構成し、基準クロック発
生手段3が発生する基準クロックCLKと、信号出力手段
6が発生する一定周期のパルス信号CLMとの比較によっ
て基準クロックCLKの異常を判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両用制御装置
の車両用マイクロコンピュータのクロック異常を検出す
る車両用マイクロコンピュータのクロック異常検出装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のクロック異常検出装置は、例えば
特開平6−83474号公報に開示されているように、
マイクロコンピュータの動作の基準となる基準クロック
発振回路と、別クロックを発生する発振回路を備え、基
準クロックと別クロックとを比較し、比較結果に基づい
て基準クロックの異常を検出するよう構成されている。
【0003】特開平6−83474号公報のクロック異
常検出装置は、基準クロックと別クロックとを比較する
比較回路に、縦続接続された複数のフリップ・フロップ
回路を採用し、基準クロックが正常な場合にはHレベル
の判定信号を出力し、一方、基準クロックが異常(例え
ば、基準クロックが停止)の場合にはLレベルの判定信
号を出力するよう構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特開平6−83474
号公報のクロック異常検出装置は、基準クロックの正常
または異常を判定する別クロックを必要とし、この別ク
ロックを発生する発振回路が必要となって構成が複雑と
なり、製品のコストアップを招く課題がある。
【0005】また、別クロックを発生する発振回路が必
要とされるため、基準クロックが正常であっても別クロ
ックを発生する発振回路に異常がある場合には、基準ク
ロックまでも異常と判定されてしまう虞がある。
【0006】この発明はこのような課題を解決するため
なされたもので、その目的は別クロックを発生する発振
回路を必要とせず、従来の車両用制御装置の構成のみで
基準クロックの異常を検出することができる車両用マイ
クロコンピュータのクロック異常検出装置を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
この発明に係る車両用マイクロコンピュータのクロック
異常検出装置は、基準クロックを供給する基準クロック
発生手段と、車両用マイクロコンピュータの指令信号に
基づいて一定周期のパルス信号を出力する信号出力手段
と、信号出力手段からのパルス信号と基準クロックを比
較する比較手段と、比較手段が出力する比較信号に基づ
いて基準クロックが正常か否かを判定する判定手段を備
えたことを特徴とする。
【0008】この発明に係る車両用マイクロコンピュー
タのクロック異常検出装置は、基準クロックを供給する
基準クロック発生手段と、車両用マイクロコンピュータ
の指令信号に基づいて一定周期のパルス信号を出力する
信号出力手段と、信号出力手段からのパルス信号と基準
クロックを比較する比較手段と、比較手段が出力する比
較信号に基づいて基準クロックが正常か否かを判定する
判定手段を備えたので、基準クロックに異常が発生する
と、信号出力手段から出力される一定周期のパルス信号
との比較によって異常を検出できるので、基準クロック
の異常を判定することができる。
【0009】また、この発明に係る信号出力手段は、不
揮発性メモリで構成したことを特徴とする。
【0010】この発明に係る信号出力手段は、不揮発性
メモリで構成し、車両用マイクロコンピュータの指令信
号に基づいて一定周期のメモリ書込終了信号を発生する
ので、このメモリ書込終了信号を一定周期のパルス信号
として基準クロックの正常または異常を判定することが
できる。
【0011】さらに、この発明に係る信号出力手段は、
車両の状態を検出してセンサ信号を出力するセンサで構
成したことを特徴とする。
【0012】この発明に係る信号出力手段は、車両の状
態を検出してセンサ信号を出力するセンサで構成したの
で、センサ信号を一定周期のパルス信号として基準クロ
ックの正常または異常を判定することができる。
【0013】また、この発明に係る基準クロック発生手
段は、発振子の発振周波数を基準クロックとしたことを
特徴とする。
【0014】この発明に係る基準クロック発生手段は、
発振子の発振周波数を基準クロックとしたので、精度の
高い周波数の基準クロックを発生することができる。
【0015】さらに、この発明に係る車両用マイクロコ
ンピュータは、イグニッションスイッチからのキー情報
に基づいて車両の始動時にのみ指令信号を出力すること
を特徴とする。
【0016】この発明に係る車両用マイクロコンピュー
タは、イグニッションスイッチからのキー情報に基づい
て車両の始動時にのみ指令信号を出力するので、基準ク
ロックの異常判定を車両の始動時にのみに実行すること
ができる。
【0017】また、この発明に係る車両用マイクロコン
ピュータは、不揮発性メモリを内蔵した1チップマイク
ロコンピュータで構成したことを特徴とする。
【0018】この発明に係る車両用マイクロコンピュー
タは、不揮発性メモリを内蔵した1チップマイクロコン
ピュータで構成したので、別個に部品を追加することな
く基準クロックの異常を判定することができる。
【0019】さらに、この発明に係る車両用マイクロコ
ンピュータのクロック異常検出装置は、信号出力手段を
複数備え、判定手段は、複数の信号出力手段から出力さ
れる一定周期のパルス信号に基づいて異常のある信号出
力手段を特定することを特徴とする。
【0020】この発明に係る車両用マイクロコンピュー
タのクロック異常検出装置は、信号出力手段を複数備
え、判定手段は、複数の信号出力手段から出力される一
定周期のパルス信号に基づいて異常のある信号出力手段
を特定するので、基準クロック発生手段の異常および信
号出力手段の異常を判定することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添
付図面に基づいて説明する。なお、本発明は、車両用マ
イクロコンピュータの基準クロックの異常を、基準クロ
ック以外のクロックを発生する発振回路を用いることな
く、車両用制御装置に用いられるている部品の機能を流
用して確実に検出するとともに、経済的に実現するもの
である。
【0022】図1はこの発明に係る車両用マイクロコン
ピュータのクロック異常検出装置の要部ブロック構成図
である。図1において、車両用マイクロコンピュータの
クロック異常検出装置1はマイクロコンピュータ2と、
信号出力手段6と、表示手段7とから構成する。
【0023】マイクロコンピュータ2は、基準クロック
発生手段3、比較手段4、判定手段5を備える。基準ク
ロック発生手段3は、例えば水晶振動子やセラミック振
動子等の発振子、周波数調整用のコンデンサの外付け部
品を接続し、マイクロコンピュータ2の動作に必要な基
準クロックCLKを発生してマイクロコンピュータ2の各
機能ブロックに供給(図示せず)するとともに、基準ク
ロックCLKを比較手段4に提供する。
【0024】比較手段4は、例えばソフト制御のタイマ
手段、レジスタ等の一時記憶手段、演算手段等を備え、
基準クロック発生手段3から提供される基準クロックC
LKの周期TLKを計時した後、周期TLKが0(TLK=0)
か正(TLK>0)かの情報とともに周期TLKを一時記憶
する。
【0025】同様に、比較手段4は、信号出力手段6か
ら供給される基準クロックCLKよりも長い一定周期のパ
ルス信号CLMの周期TLMを計時した後、周期TLMが0
(TLM=0)か正(TLM>0)かの情報とともに周期T
LMを一時記憶する。
【0026】レジスタ等の一時記憶手段に一時記憶され
た周期TLKおよび周期TLMを図示しないサンプリングパ
ルスに基づき、比較手段4は演算機能によって、例えば
周期TLKと周期TLMの比(=TLK/TLM)または偏差
(=TLM−TLK)を演算し、演算した比(=TLK
LM)または偏差(=TLM−TLK)を比較信号HOとし
て判定手段5に供給する。
【0027】図2はこの発明に係る比較手段の一実施例
ブロック構成図を示す。図2において、比較手段4は、
分周手段8、タイマ手段9A、9B、記憶手段10A、
10B、演算手段11を備える。
【0028】分周手段8は、カウンタ等の分周器で構成
し、基準クロックCLKを任意数nだけ分周し、分周した
基準クロックCLOをタイマ手段9Aに提供する。なお、
分周手段8は、基準クロックCLKを一定周期のパルス信
号CLMの周波数に近い値になるよう分周数を設定し、周
期TLKと周期TLMの比(=TLK/TLM)または偏差(=
LM−TLK)の演算および処理を容易にするためのもの
で、基準クロックCLKとパルス信号CLMとの周波数が近
い場合には省略してもよい。
【0029】タイマ手段9A、9Bは、ソフト制御のタ
イマで構成し、それぞれ基準クロックCLOおよび一定周
期のパルス信号CLMの周期TLK、TLMを計時し、それぞ
れ記憶手段10A、10Bに提供する。
【0030】記憶手段10A、10Bは、レジスタ等の
メモリで構成し、それぞれ基準クロックCLOの周期
LK、一定周期のパルス信号CLMの周期TLMを一時的に
記憶し、図示しないタイミングパルスの制御に基づいて
周期TLKおよび周期TLMを演算手段11に供給する。
【0031】演算手段11は、例えばソフト制御の除算
手段または減算手段を備え、記憶手段10Aから供給さ
れる周期TLKと記憶手段10Bから供給される周期TLM
の比(=TLK/TLM)または偏差(=TLM−TLK)を演
算し、演算結果(いずれも正の値)の比または偏差を比
較信号HOとして判定手段5に提供する。
【0032】なお、一時記憶手段に周期TLKおよび周期
LMの0値を記憶する理由は、周期TLKと周期TLMの比
(=TLK/TLM)の演算時に周期TLMが0となって演算
結果が不能となることを禁止するためである。また、信
号出力手段6から供給されるパルス信号CLMは、後述す
るように基準クロックCLKの周波数(=1/周期TLK
に関係なく常に一定周期TLMとなるよう設定する。
【0033】したがって、基準クロック発生手段3の基
準クロックCLKの周波数(=1/周期TLK)が設定され
ると、周期TLKと周期TLMの比(=TLK/TLM)または
偏差(=TLM−TLK)の演算結果である比較信号HO
一定の値で検出することができる。
【0034】基準クロックCLKが出力されなかったり、
なんらかの原因で周波数が大幅に変化する異常がマイク
ロコンピュータ2に発生しても、比較信号HOから基準
クロックCLKの異常を検出することができる。
【0035】判定手段5は、ROM等のメモリ、ソフト
制御の比較機能および論理演算機能を備え、比較手段4
から供給される比較信号HOを予め設定した比較信号HO
の上限および下限の許容値と比較し、比較信号HOが許
容値の範囲内の場合には基準クロックCLKを正常と判定
し、一方、比較信号HOが許容値の範囲外の場合には基
準クロックCLKを異常と判定して判定信号DOを表示手
段7に提供する。
【0036】図3にこの発明に係る判定手段の一実施例
ブロック構成図を示す。図3において、判定手段5は、
上限値比較手段12、下限値比較手段13、論理演算手
段14を備える。
【0037】上限値比較手段12は、ソフト制御の比較
機能を備え、予めROM等のメモリに周期TLKと周期T
LMの比(=TLK/TLM)または偏差(=TLM−TLK)の
許容上限値TMAXを設定しておき、比較手段4から比較
信号HOが供給されると、比較信号HOと許容上限値T
MAXを比較し、比較信号HOが許容上限値TMAXを超える
場合にはHレベル、比較信号HOが許容上限値TMAX以下
の場合にはLレベルの上限比較信号HUを論理演算手段
14に供給する。
【0038】下限比較手段13は、ソフト制御の比較機
能を備え、予めROM等のメモリに周期TLKと周期TLM
の比(=TLK/TLM)または偏差(=TLM−TLK)の許
容下限値TMINを設定しておき、比較手段4から比較信
号HOが供給されると、比較信号HOと許容下限値TMIN
を比較し、比較信号HOが許容下限値TMIN以上の場合に
はHレベル、比較信号HOが許容下限値TMINを下回る場
合にはLレベルの下限比較信号HDを論理演算手段14
に供給する。
【0039】論理演算手段14は、排他論理和(Exclus
ive OR)機能を備え、上限値比較手段12から供給され
る上限比較信号HUと、下限値比較手段13から供給さ
れる下限比較信号HDとの排他論理和を演算し、判定信
号DOを出力する。
【0040】例えば、比較信号HOが許容上限値TMAX
超える(HO>TMAX)場合には、上限比較信号HUおよ
び下限比較信号HDがいずれもHレベルとなり、排他論
理和の判定信号DOはLレベルとなる。
【0041】同様に、比較信号HOが許容下限値TMIN
下回る(HO<TMIN)場合には、上限比較信号HUおよ
び下限比較信号HDがいずれもLレベルとなり、排他論
理和の判定信号DOはLレベルとなる。
【0042】一方、比較信号HOが許容下限値TMIN以上
で、かつ許容上限値TMAX以下の場合(TMIN≦HO≦T
MAX)には、上限比較信号HUはLレベル、下限比較信号
DはHレベルとなり、排他論理和の判定信号DOはHレ
ベルとなる。
【0043】したがって、判定手段5は、基準クロック
LKが正常な場合にはHレベルの判定信号DOを出力
し、異常な場合にはLレベルの判定信号DOを出力して
基準クロックCLKの正常または異常を判定することがで
きる。
【0044】信号出力手段6は、マイクロコンピュータ
2の指令信号JSに基づいて一定周期TLMのパルス信号
LMを発生するパルス信号発生手段で構成し、一定周期
LMのパルス信号CLMは基準クロックCLKの周波数(=
1/周期TLK)に関係なく常に一定周期となるよう設定
し、パルス信号CLMを比較手段4に供給する。
【0045】表示手段7は、可視表示器または可聴表示
器で構成し、判定手段5から供給される判定信号DO
基づき、判定信号DOがLレベル(基準クロックCLK
異常)の場合にのみ、例えばLEDに可視表示したり、
スピーカから音声を発生して基準クロックCLKの異常を
表示する。
【0046】このように、この発明に係る車両用マイク
ロコンピュータのクロック異常検出装置1は、基準クロ
ックCLKを供給する基準クロック発生手段3と、車両用
マイクロコンピュータ2の指令信号JSに基づいて一定
周期のパルス信号CLMを出力する信号出力手段6と、信
号出力手段6からのパルス信号CLMと基準クロックCLK
を比較する比較手段4と、比較手段4が出力する比較信
号HOに基づいて基準クロックCLKが正常か否かを判定
する判定手段5を備えたので、基準クロックCLKに異常
が発生すると、信号出力手段6から出力される一定周期
のパルス信号CLMとの比較によって異常を検出できるの
で、基準クロックCLKの異常を判定することができる。
【0047】次に、この発明に係る車両用マイクロコン
ピュータのクロック異常検出装置のハードウェア構成に
ついて説明する。図4はこの発明に係る車両用マイクロ
コンピュータのクロック異常検出装置の一実施例構成図
である。図4において、車両用マイクロコンピュータの
クロック異常検出装置は、マイクロコンピュータ2と、
基準クロックCLKを発生するための外付け部品である発
振子X、基準クロックCLKの周波数調整用コンデンサC
1、C2と、図1に示す信号出力手段6を構成する不揮
発性メモリ15と、表示手段7とから構成する。
【0048】マイクロコンピュータ2は、発振子Xの基
準周波数(発振周波数)の基準クロックCLKを発生する
発振回路(図1の基準クロック発生手段3)を内蔵する
とともに、データを読み出すための指令信号JSを不揮
発性メモリ15に供給する。
【0049】なお、高周波数で精度の高く、安定した基
準周波数の基準クロックCLKを発生するために、発振子
Xを水晶振動子で構成する。
【0050】このように、この発明に係る基準クロック
発生手段3は、発振子Xの発振周波数を基準クロックC
LKとしたので、精度の高い周波数の基準クロックCLK
発生することができる。
【0051】不揮発性メモリ15は、マイクロコンピュ
ータ2から供給される指令信号Jに基づいて予め記憶
されたデータを一定のタイミングで出力するとともに、
データ書き込みが完了毎に、一定周期TLM(図2参
照)のパルス信号CLM(BUSY信号)をマイクロコン
ピュータ2に供給する。
【0052】図6に不揮発性メモリの信号波形図を示
す。図6において、信号CSはチップセレクト信号、信
号SKはクロックパルス、信号DIは読み出しデータ、
信号CLMは一定周期のパルス信号として用いるデータ書
き込み完了後のBUSY信号を示す。
【0053】一定周期のパルス信号CLMを形成するBU
SY信号は、チップセレクト信号CSの立下りをトリガ
として一定時間TBの信号発生する。
【0054】図7は基準クロック周波数(FC)に対す
るビジー(BUSY)時間(TB)特性図である。図7
において、ビジー(BUSY)時間TB(一定周期
LM)は、基準クロックCLKの周波数FCが変化(8〜
20MHz)しても、ほぼ一定の値(2.36〜2.4m
s)に保たれる。
【0055】一定時間TBのBUSY信号がパルス信号
LMとしてマイクロコンピュータ2に供給されると、図
1に示すマイクロコンピュータ2に内蔵された比較手段
4、判定手段5によって基準クロックCLKとパルス信号
LMとの比較がなされ、基準クロックCLKの正常または
異常が判定され、判定信号DOに基づいて表示手段7に
基準クロックCLKの異常が表示される。
【0056】このように、この発明に係る信号出力手段
は、不揮発性メモリ15で構成し、車両用マイクロコン
ピュータ2の指令信号JSに基づいて一定周期TBのメモ
リ書込終了信号(BUSY信号)を発生するので、この
メモリ書込終了信号を一定周期TLMのパルス信号CLM
して基準クロックCLKの正常または異常を判定すること
ができる。
【0057】図5はこの発明に係る車両用マイクロコン
ピュータのクロック異常検出装置の別実施例構成図であ
る。図5において、不揮発性メモリ16をマイクロコン
ピュータ2に内蔵して1チップマイクロコンピュータと
した点が図4の構成と異なる。
【0058】このように、この発明に係る車両用マイク
ロコンピュータ2は、不揮発性メモリ16を内蔵した1
チップマイクロコンピュータで構成したので、別個に部
品を追加することなく基準クロックCLKの異常を判定す
ることができる。
【0059】図8はこの発明に係る信号出力手段に衝突
センサを用いた一実施例構成図である。図8において、
信号出力手段を構成するエアバッグ18の衝突センサ1
9は、マイクロコンピュータ2から指令信号CL1が供給
されると、図4で示した不揮発性メモリ15と同様な一
定周期のセンサ信号CL2をマイクロコンピュータ2に供
給する。
【0060】衝突センサ19からセンサCL2がマイクロ
コンピュータ2に供給されると、図1に示すマイクロコ
ンピュータ2に内蔵された比較手段4、判定手段5によ
って基準クロックCLKとパルス信号CLMとの比較がなさ
れ、基準クロックCLKの正常または異常が判定され、判
定信号DOが出力される。
【0061】なお、信号出力手段に、車両に設けられて
いるセンサの一例として衝突センサ19を適用した場合
を示したが、衝突センサ19に代えてマイクロコンピュ
ータ2の基準クロックCLKの基準周波数に関係なく一定
周期のセンサ信号CL2を出力するタイプのセンサまたは
電気部品を採用することができる。
【0062】このように、この発明に係る信号出力手段
は、車両の状態を検出してセンサ信号CL2を出力するセ
ンサで構成したので、センサ信号CL2を一定周期のパル
ス信号CLMとして基準クロックCLKの正常または異常を
判定することができる。
【0063】続いて、車両用マイクロコンピュータのク
ロック異常検出装置の異常検出の時期について説明す
る。図9にこの発明に係る車両用マイクロコンピュータ
のクロック異常検出装置の異常検出の時期説明のための
構成図を示す。なお、図9に示す異常検出の時期は、イ
グニッションスイッチをオン操作して車両の始動時とす
るものである。
【0064】図9において、イグニッションスイッチ2
0をオン操作し、抵抗器Rおよび定電圧素子ZDを介し
てバッテリ(BAT)の直流電源(キー情報)がモノマ
ルチ回路21に印加されると、モノマルチ回路21から
ワンショット(単発)パルスPMがマイクロコンピュー
タ2に供給される。
【0065】マイクロコンピュータ2は、ワンショット
(単発)パルスPMをトリガとして不揮発性メモリ15
に指令信号JSを供給し、不揮発性メモリ15のデータ
書き込み終了後に出力されるBUSY信号を一定周期の
パルス信号CLMとして基準クロックCLKの異常の判定を
実行する。
【0066】このように、この発明に係る車両用マイク
ロコンピュータ2は、イグニッションスイッチ20から
のキー情報に基づいて車両の始動時にのみ指令信号JS
を出力するので、基準クロックCLKの異常判定を車両の
始動時にのみに実行することができる。
【0067】上記の実施の形態は、信号出力手段から出
力される一定周期のパルス信号CLMに異常がないものと
みなして基準クロックCLKの異常判定を行ったが、基準
クロックCLKが正常であっても一定周期のパルス信号C
LMに異常がある場合には、基準クロックCLKの異常とし
て判定されることになる。このような信号出力手段に異
常ある場合の対応について図1を参照して説明する。
【0068】図1において、信号出力手段6を複数(n
個)備え、それぞれの信号出力手段6から出力される一
定周期のパルス信号CLM(n個)を判定手段5が取り込
み、判定手段5は、予めn個の一定周期のパルス信号C
LM(CLM1〜CLMn)の平均値(CALM)を記憶してお
き、一定周期のパルス信号CLM(CLM1〜CLMn)と平均
値(CALM)との比{=CLM(CLM1〜CLMn)/CALM
または偏差{=CLM(CLM1〜CLMn)−CALM}を演算
し、この演算結果を許容範囲を含んだ判定値と比較する
ことによって一定周期のパルス信号CLM(CLM1
LMn)の異常を判定し、異常のある任意の信号出力手
段を特定することができる。
【0069】一方、基準クロックCLKの判定は、図1で
既に説明した方法によって判定することができるので、
基準クロック発生手段3または信号出力手段6のいずれ
か一方または双方に異常があっても、異常判定をするこ
とができる。
【0070】このように、この発明に係る車両用マイク
ロコンピュータのクロック異常検出装置1は、信号出力
手段6を複数備え、判定手段5は、複数の信号出力手段
6から出力される一定周期のパルス信号CLM(CLM1
LMn)に基づいて異常のある信号出力手段6を特定す
るので、基準クロック発生手段の異常および信号出力手
段の異常を判定することができる。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係る車
両用マイクロコンピュータのクロック異常検出装置は、
基準クロックを供給する基準クロック発生手段と、車両
用マイクロコンピュータの指令信号に基づいて一定周期
のパルス信号を出力する信号出力手段と、信号出力手段
からのパルス信号と基準クロックを比較する比較手段
と、比較手段が出力する比較信号に基づいて基準クロッ
クが正常か否かを判定する判定手段を備え、基準クロッ
クに異常が発生すると、信号出力手段から出力される一
定周期のパルス信号との比較によって異常を検出でき、
基準クロックの異常を確実に判定することができる。
【0072】また、この発明に係る信号出力手段は、不
揮発性メモリで構成し、車両用マイクロコンピュータの
指令信号に基づいて一定周期のメモリ書込終了信号を発
生し、このメモリ書込終了信号を一定周期のパルス信号
として基準クロックの正常または異常を判定するので、
不揮発性メモリを信号出力手段に兼用することができ、
装置の単純化とコストダウンを実現することができる。
【0073】さらに、この発明に係る信号出力手段は、
車両の状態を検出してセンサ信号を出力するセンサで構
成し、センサ信号を一定周期のパルス信号として基準ク
ロックの正常または異常を判定することができるので、
センサを信号出力手段に兼用することによって装置の簡
略化と経済化を図ることができる。
【0074】また、この発明に係る基準クロック発生手
段は、発振子の発振周波数を基準クロックとし、精度の
高い周波数の基準クロックを発生することができるの
で、基準クロックの異常を検出することができる。
【0075】さらに、この発明に係る車両用マイクロコ
ンピュータは、イグニッションスイッチからのキー情報
に基づいて車両の始動時にのみ指令信号を出力し、基準
クロックの異常判定を車両の始動時にのみに実行するこ
とができるので、マイクロコンピュータの負荷を軽減し
て効率のよい異常検出をすることができる。
【0076】また、この発明に係る車両用マイクロコン
ピュータは、不揮発性メモリを内蔵した1チップマイク
ロコンピュータで構成し、別個に部品を追加することな
く基準クロックの異常を判定することができるので、装
置の一層の単純化とコストダウンを実現することができ
る。
【0077】さらに、この発明に係る車両用マイクロコ
ンピュータのクロック異常検出装置は、信号出力手段を
複数備え、判定手段は、複数の信号出力手段6から出力
される一定周期のパルス信号に基づいて異常のある信号
出力手段を特定するので、基準クロック発生手段の異常
および信号出力手段の双方の異常を容易に判定すること
ができる。
【0078】よって、装置構成が単純で、利便性の高い
車両用マイクロコンピュータのクロック異常検出装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る車両用マイクロコンピュータの
クロック異常検出装置の要部ブロック構成図
【図2】この発明に係る比較手段の一実施例ブロック構
成図
【図3】この発明に係る判定手段の一実施例ブロック構
成図
【図4】この発明に係る車両用マイクロコンピュータの
クロック異常検出装置の一実施例構成図
【図5】この発明に係る車両用マイクロコンピュータの
クロック異常検出装置の別実施例構成図
【図6】不揮発性メモリの信号波形図
【図7】基準クロック周波数(FC)に対するビジー
(BUSY)時間(TB)特性図
【図8】この発明に係る信号出力手段に衝突センサを用
いた一実施例構成図
【図9】この発明に係る車両用マイクロコンピュータの
クロック異常検出装置の異常検出の時期説明のための構
成図
【符号の説明】
1…車両用マイクロコンピュータのクロック異常検出装
置、2…マイクロコンピュータ、3…基準クロック発生
手段、4…比較手段、5…判定手段、6…信号出力手
段、7…表示手段、8…分周手段、9A,9B…タイマ
手段、10A,10B…記憶手段、11…演算手段、1
2…上限値比較手段、13…下限値比較手段、14…論
理演算手段、15,16…不揮発性メモリ、17…ハン
ドル、18…エアバッグ、19…衝突センサ、20…イ
グニッションスイッチ、21…モノマルチ回路、C1,
C2…周波数調整用コンデンサ、CLK,CLO…基準クロ
ック、CLM…一定周期のパルス信号、DO…判定信号、
D…下限比較信号、HO…比較信号、HU…上限比較信
号、JS…指令信号、TB…ビジー(BUSY)時間、T
LK…基準クロックCLKの周期、TLM…一定周期のパルス
信号CLMの周期、X…発振子。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の動作を制御する車両用制御装置の
    マイクロコンピュータのクロック異常を検出する車両用
    マイクロコンピュータのクロック異常検出装置におい
    て、 基準クロックを供給する基準クロック発生手段と、前記
    車両用マイクロコンピュータの指令信号に基づいて一定
    周期のパルス信号を出力する信号出力手段と、この信号
    出力手段からのパルス信号と基準クロックを比較する比
    較手段と、この比較手段が出力する比較信号に基づいて
    基準クロックが正常か否かを判定する判定手段と、を備
    えたことを特徴とする車両用マイクロコンピュータのク
    ロック異常検出装置。
  2. 【請求項2】 前記信号出力手段は、不揮発性メモリで
    構成したことを特徴とする請求項1記載の車両用マイク
    ロコンピュータのクロック異常検出装置。
  3. 【請求項3】 前記信号出力手段は、車両の状態を検出
    してセンサ信号を出力するセンサで構成したことを特徴
    とする請求項1記載の車両用マイクロコンピュータのク
    ロック異常検出装置。
  4. 【請求項4】 前記基準クロック発生手段は、発振子の
    発振周波数を基準クロックとしたことを特徴とする請求
    項1記載の車両用マイクロコンピュータのクロック異常
    検出装置。
  5. 【請求項5】 前記車両用マイクロコンピュータは、イ
    グニッションスイッチからのキー情報に基づいて車両の
    始動時にのみ指令信号を出力することを特徴とする請求
    項1記載の車両用マイクロコンピュータのクロック異常
    検出装置。
  6. 【請求項6】 前記車両用マイクロコンピュータは、前
    記不揮発性メモリを内蔵した1チップマイクロコンピュ
    ータで構成したことを特徴とする請求項1または請求項
    5記載の車両用マイクロコンピュータのクロック異常検
    出装置。
  7. 【請求項7】 前記信号出力手段を複数備え、前記判定
    手段は、複数の前記信号出力手段から出力される一定周
    期のパルス信号に基づいて異常のある信号出力手段を特
    定することを特徴とする請求項1記載の車両用マイクロ
    コンピュータのクロック異常検出装置。
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