JPH10416A - 液剤塗布器 - Google Patents
液剤塗布器Info
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- JPH10416A JPH10416A JP8175917A JP17591796A JPH10416A JP H10416 A JPH10416 A JP H10416A JP 8175917 A JP8175917 A JP 8175917A JP 17591796 A JP17591796 A JP 17591796A JP H10416 A JPH10416 A JP H10416A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 バルブ機構付きの液剤塗布器として、液剤が
出にくくなった場合にのみ液剤収容部内へ空気を圧入し
て内圧を高めることができ、過度の内圧上昇による出過
ぎを回避でき、空気圧入の操作が非常に簡単で、キャッ
プを脱着せずに連続して空気圧入を行え、構造的に簡素
で安価に製作可能なものを提供する。 【解決手段】 液剤収容部10の一端側に塗布部11を
有する塗布器本体1と、キャップ2Aとからなり、塗布
部11の流出口5がばね力で付勢されて一部を外方突出
した弁体6にて封止され、キャップ2Aが内筒部20b
に塗布部11の先端側を挿嵌させる二重筒状のキャップ
本体20と弾性材料からなる押圧部材21とからなり、
押圧部材21が、キャップ本体20の先端面より膨出し
た膨出膜部21aと、膨出膜部21aの内面側に一体形
成されてキャップ本体20の内筒部20bに挿嵌する筒
状部21bとを有してなる。
出にくくなった場合にのみ液剤収容部内へ空気を圧入し
て内圧を高めることができ、過度の内圧上昇による出過
ぎを回避でき、空気圧入の操作が非常に簡単で、キャッ
プを脱着せずに連続して空気圧入を行え、構造的に簡素
で安価に製作可能なものを提供する。 【解決手段】 液剤収容部10の一端側に塗布部11を
有する塗布器本体1と、キャップ2Aとからなり、塗布
部11の流出口5がばね力で付勢されて一部を外方突出
した弁体6にて封止され、キャップ2Aが内筒部20b
に塗布部11の先端側を挿嵌させる二重筒状のキャップ
本体20と弾性材料からなる押圧部材21とからなり、
押圧部材21が、キャップ本体20の先端面より膨出し
た膨出膜部21aと、膨出膜部21aの内面側に一体形
成されてキャップ本体20の内筒部20bに挿嵌する筒
状部21bとを有してなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、修正液、ペイン
トマーカーインキ、接着剤、化粧液等の液剤の塗布器、
特にバルブ機構付きの液剤塗布器に関する。
トマーカーインキ、接着剤、化粧液等の液剤の塗布器、
特にバルブ機構付きの液剤塗布器に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のバルブ機構付きの液剤塗布器
は、液剤収容部の一端側に設けた塗布部の流出口より弁
体の一部が突出しており、この突出部を被塗面に押し付
けた際に該弁体が退入して開弁し、流出口より内部の液
剤が導出されるようになっている。しかるに、この液剤
の流出性は塗布時に塗布先側を下向きにすることによる
重力作用と液体成分の蒸気圧に基づく液剤収容部の内圧
に依存するが、気温によって蒸気圧が大きく変動する
上、液剤残量の減少に伴って内圧が低下すると共に、連
続塗布や短時間内での繰返し塗布による内圧低下も著し
いため、特に液剤の粘度が高い場合や冬期等の低温下で
使用した場合に液剤の流出不足に陥ることが多々あり、
滑らかな塗布を安定的に行えないという問題があった。
は、液剤収容部の一端側に設けた塗布部の流出口より弁
体の一部が突出しており、この突出部を被塗面に押し付
けた際に該弁体が退入して開弁し、流出口より内部の液
剤が導出されるようになっている。しかるに、この液剤
の流出性は塗布時に塗布先側を下向きにすることによる
重力作用と液体成分の蒸気圧に基づく液剤収容部の内圧
に依存するが、気温によって蒸気圧が大きく変動する
上、液剤残量の減少に伴って内圧が低下すると共に、連
続塗布や短時間内での繰返し塗布による内圧低下も著し
いため、特に液剤の粘度が高い場合や冬期等の低温下で
使用した場合に液剤の流出不足に陥ることが多々あり、
滑らかな塗布を安定的に行えないという問題があった。
【0003】なお、従来において、液剤収容部を半硬質
プラスチックの如き可撓性材料にて形成し、塗布時にバ
ルブ機構が開弁した状態で液剤収容部を押圧変形させる
ことにより、液剤を絞り出すようにしたものも実用化さ
れている。しかるに、このような液剤塗布器では、塗布
の都度に液剤収容部を指で押圧し、その押圧度合によっ
て塗布量を調節するので操作的に煩わしい上、特に筆記
具形態(ペンタイプ)の塗布器では把持部分が柔らかい
ために使用感に劣ると共に、液剤収容部に安価な金属缶
を使用できず製作コストが高く付くという難点があっ
た。
プラスチックの如き可撓性材料にて形成し、塗布時にバ
ルブ機構が開弁した状態で液剤収容部を押圧変形させる
ことにより、液剤を絞り出すようにしたものも実用化さ
れている。しかるに、このような液剤塗布器では、塗布
の都度に液剤収容部を指で押圧し、その押圧度合によっ
て塗布量を調節するので操作的に煩わしい上、特に筆記
具形態(ペンタイプ)の塗布器では把持部分が柔らかい
ために使用感に劣ると共に、液剤収容部に安価な金属缶
を使用できず製作コストが高く付くという難点があっ
た。
【0004】そこで、近年では、液剤収容部の内圧低下
による流出不足を解消するために、収容部内に空気を強
制的に圧入する機構を設けたものが種々提案されてい
る。これらの空気圧入手段は、塗布部のバルブ機構が逆
止弁形態であることを利用し、塗布部にキャップを気密
摺動状態で嵌合させる際、圧縮されたキャップ内の空気
が流出口より液剤収容部内へ圧入される方式(特開平5
−58090号公報、実開平6−12095号公報)、
塗布器本体の後端に空気導入孔とこれを封止する逆止弁
を設け、塗布時に先端側の塗布部から外したキャップを
後端側に気密摺動状態で嵌合させることにより、圧縮さ
れたキャップ内の空気が後端の通気孔より液剤収容部内
へ圧入される方式(実開平6−16088号公報)、同
様の通気孔及び逆止弁を設けた塗布器本体の後端に、ノ
ック筒を気密状態で摺動可能に外嵌され、該ノック筒の
頂端に設けた透孔を指で塞いでノックすることにより、
圧縮された該ノック筒内の空気が後端の通気孔より液剤
収容部内へ圧入される方式(実開平6−16088号公
報)等による。
による流出不足を解消するために、収容部内に空気を強
制的に圧入する機構を設けたものが種々提案されてい
る。これらの空気圧入手段は、塗布部のバルブ機構が逆
止弁形態であることを利用し、塗布部にキャップを気密
摺動状態で嵌合させる際、圧縮されたキャップ内の空気
が流出口より液剤収容部内へ圧入される方式(特開平5
−58090号公報、実開平6−12095号公報)、
塗布器本体の後端に空気導入孔とこれを封止する逆止弁
を設け、塗布時に先端側の塗布部から外したキャップを
後端側に気密摺動状態で嵌合させることにより、圧縮さ
れたキャップ内の空気が後端の通気孔より液剤収容部内
へ圧入される方式(実開平6−16088号公報)、同
様の通気孔及び逆止弁を設けた塗布器本体の後端に、ノ
ック筒を気密状態で摺動可能に外嵌され、該ノック筒の
頂端に設けた透孔を指で塞いでノックすることにより、
圧縮された該ノック筒内の空気が後端の通気孔より液剤
収容部内へ圧入される方式(実開平6−16088号公
報)等による。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の塗布部へのキャップの嵌合時に空気が圧入される構
成では、液剤収容部の内圧の高低に関わらず使用後のキ
ャップの装着の度に空気が圧入されることから、内圧が
高くなり過ぎ、使用時に逆に液剤が出過ぎるという問題
があった。特に修正液のように一回当たりの塗布量が概
して少ない上に短時間内に繰り返し使用される液剤の塗
布器においては、塗布に伴う圧力低下が少ない割に空気
の圧入量が多くなって過度の内圧上昇を招き易く、出過
ぎによって不必要な部分にまで液剤が塗着したり乾燥に
時間がかかって支障をきたすことがあり、極端な場合は
バルブ機構の弁体やこれを保持するチップが内圧に抗し
きれずに塗布器本体から外れて飛び出す危険性もあっ
た。更に、内圧が著しく低い場合は、液剤が出易くなる
までキャップの脱着を繰り返す必要があり、操作的に非
常に煩わしいという欠点もあった。
来の塗布部へのキャップの嵌合時に空気が圧入される構
成では、液剤収容部の内圧の高低に関わらず使用後のキ
ャップの装着の度に空気が圧入されることから、内圧が
高くなり過ぎ、使用時に逆に液剤が出過ぎるという問題
があった。特に修正液のように一回当たりの塗布量が概
して少ない上に短時間内に繰り返し使用される液剤の塗
布器においては、塗布に伴う圧力低下が少ない割に空気
の圧入量が多くなって過度の内圧上昇を招き易く、出過
ぎによって不必要な部分にまで液剤が塗着したり乾燥に
時間がかかって支障をきたすことがあり、極端な場合は
バルブ機構の弁体やこれを保持するチップが内圧に抗し
きれずに塗布器本体から外れて飛び出す危険性もあっ
た。更に、内圧が著しく低い場合は、液剤が出易くなる
までキャップの脱着を繰り返す必要があり、操作的に非
常に煩わしいという欠点もあった。
【0006】一方、前記従来の塗布器本体の後端に空気
導入孔及び逆止弁を設ける構成では、塗布先側のバルブ
機構とは別途に後端側にもバルブ機構を組み込むことか
ら、構造的に極めて複雑化すると共に部材点数も多くな
り、材料コスト及び製作コストが非常に高く付くため、
液剤を使い切って放棄する所謂使い捨て型の塗布器には
適用しにくいという難点がある。
導入孔及び逆止弁を設ける構成では、塗布先側のバルブ
機構とは別途に後端側にもバルブ機構を組み込むことか
ら、構造的に極めて複雑化すると共に部材点数も多くな
り、材料コスト及び製作コストが非常に高く付くため、
液剤を使い切って放棄する所謂使い捨て型の塗布器には
適用しにくいという難点がある。
【0007】この発明は、上述の事情に鑑みて、バルブ
機構付きの液剤塗布器として、液剤が出にくくなった場
合にのみ、液剤収容部内へ空気を圧入して内圧を高める
ことができ、もって過度の内圧上昇による出過ぎを回避
できる上、空気圧入の操作が非常に簡単であると共に、
キャップの脱着を繰り返すことなく連続した空気圧入を
行え、また構造的に簡素で安価に製作可能なものを提供
することを目的としている。
機構付きの液剤塗布器として、液剤が出にくくなった場
合にのみ、液剤収容部内へ空気を圧入して内圧を高める
ことができ、もって過度の内圧上昇による出過ぎを回避
できる上、空気圧入の操作が非常に簡単であると共に、
キャップの脱着を繰り返すことなく連続した空気圧入を
行え、また構造的に簡素で安価に製作可能なものを提供
することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の請求項1は、液剤収容部の一端側に塗布
部を有する塗布器本体と、その塗布部に嵌着させるキャ
ップとからなり、前記塗布部の先端に設けた流出口がば
ね力で付勢されて一部を外方突出した弁体にて封止され
る液剤塗布器において、前記キャップは、内筒部に前記
塗布部の先端側を挿嵌させる二重筒状のキャップ本体
と、弾性材料からなる押圧部材とからなり、前記押圧部
材は、キャップ本体の先端面より外側へ膨出して且つ周
縁が該キャップ本体側に止着された膨出膜部と、この膨
出膜部の内面側に一体形成されてキャップ本体の内筒部
に挿嵌する筒状部とを有し、前記押圧部材の膨出膜部を
内側へ押圧することにより、前記筒状部がキャップ本体
の内筒部の内奥側へ進入し、この進入に伴って該筒状部
内の圧縮された空気が前記弁体を空気圧で退入作動させ
て液剤収容部内に圧入されると共に、押圧を解除した際
に通気路より空気が該筒状部内に流入することにより、
前記膨出膜部が凹んだ状態から膨出状態に復帰するよう
に構成したものである。
に、この発明の請求項1は、液剤収容部の一端側に塗布
部を有する塗布器本体と、その塗布部に嵌着させるキャ
ップとからなり、前記塗布部の先端に設けた流出口がば
ね力で付勢されて一部を外方突出した弁体にて封止され
る液剤塗布器において、前記キャップは、内筒部に前記
塗布部の先端側を挿嵌させる二重筒状のキャップ本体
と、弾性材料からなる押圧部材とからなり、前記押圧部
材は、キャップ本体の先端面より外側へ膨出して且つ周
縁が該キャップ本体側に止着された膨出膜部と、この膨
出膜部の内面側に一体形成されてキャップ本体の内筒部
に挿嵌する筒状部とを有し、前記押圧部材の膨出膜部を
内側へ押圧することにより、前記筒状部がキャップ本体
の内筒部の内奥側へ進入し、この進入に伴って該筒状部
内の圧縮された空気が前記弁体を空気圧で退入作動させ
て液剤収容部内に圧入されると共に、押圧を解除した際
に通気路より空気が該筒状部内に流入することにより、
前記膨出膜部が凹んだ状態から膨出状態に復帰するよう
に構成したものである。
【0009】このような構成によれば、液剤収容部内へ
の空気圧入により内圧を高めて液剤を滑らかに塗布する
ことが可能となるが、この空気の圧入はキャップの塗布
部への嵌合に伴うものではなく、前記膨出膜部の押圧操
作を必要とするので、既述の従来構成の如くキャップの
装着の度に内圧が上昇するようなことはなく、液剤が出
にくくなった際に使用者が上記操作を行えばよいから、
使用者の意に反した内圧の過度の上昇による液剤の出過
ぎを回避でき、バルブ機構の弁体やこれを保持するチッ
プが内圧により塗布器本体から外れて飛び出すような事
態を確実に防止できる上、押圧解除によって前記膨出膜
部が凹んだ状態から膨出状態に復帰するから、液剤収容
部の内圧が著しく低い場合でも、キャップの脱着を行う
ことなく上記の押圧と押圧解除の操作を繰り返す所謂ポ
ンプアップ方式にて簡単に内圧を高めることができる。
の空気圧入により内圧を高めて液剤を滑らかに塗布する
ことが可能となるが、この空気の圧入はキャップの塗布
部への嵌合に伴うものではなく、前記膨出膜部の押圧操
作を必要とするので、既述の従来構成の如くキャップの
装着の度に内圧が上昇するようなことはなく、液剤が出
にくくなった際に使用者が上記操作を行えばよいから、
使用者の意に反した内圧の過度の上昇による液剤の出過
ぎを回避でき、バルブ機構の弁体やこれを保持するチッ
プが内圧により塗布器本体から外れて飛び出すような事
態を確実に防止できる上、押圧解除によって前記膨出膜
部が凹んだ状態から膨出状態に復帰するから、液剤収容
部の内圧が著しく低い場合でも、キャップの脱着を行う
ことなく上記の押圧と押圧解除の操作を繰り返す所謂ポ
ンプアップ方式にて簡単に内圧を高めることができる。
【0010】請求項2の発明では、上記請求項1の液剤
塗布器において、前記押圧部材の筒状部は、前記キャッ
プ本体の内筒部に対して気密状態で摺接すると共に、非
押圧下における前記内筒部との重合位置に内外に透通す
る通気孔を有し、前記キャップ本体の内筒部は、非押圧
下の押圧部材の前記通気孔よりも内奥に位置する通気孔
と、挿嵌させた塗布器本体の前記塗布部の周面に全周で
密接する封止部とを有し、且つ該キャップ本体の内外筒
部間の空間が外部に連通され、押圧部材の膨出膜部を押
圧して前記筒状部がキャップ本体の内筒部の内奥側へ所
定位置まで進入した際に、該筒状部と内筒部の両通気孔
が連通することにより、押圧の解除に伴って空気が該内
筒部内に流入するように構成している。
塗布器において、前記押圧部材の筒状部は、前記キャッ
プ本体の内筒部に対して気密状態で摺接すると共に、非
押圧下における前記内筒部との重合位置に内外に透通す
る通気孔を有し、前記キャップ本体の内筒部は、非押圧
下の押圧部材の前記通気孔よりも内奥に位置する通気孔
と、挿嵌させた塗布器本体の前記塗布部の周面に全周で
密接する封止部とを有し、且つ該キャップ本体の内外筒
部間の空間が外部に連通され、押圧部材の膨出膜部を押
圧して前記筒状部がキャップ本体の内筒部の内奥側へ所
定位置まで進入した際に、該筒状部と内筒部の両通気孔
が連通することにより、押圧の解除に伴って空気が該内
筒部内に流入するように構成している。
【0011】この請求項2の構成によれば、塗布器本体
にキャップを装着した際、キャップ内における塗布部先
端側の挿嵌部分が密閉空間となり、この密閉空間内に塗
布先の流出口が配置することになるから、該流出孔を封
止する弁体部分近傍に存在する液剤の乾燥固化を生じに
くくなる。
にキャップを装着した際、キャップ内における塗布部先
端側の挿嵌部分が密閉空間となり、この密閉空間内に塗
布先の流出口が配置することになるから、該流出孔を封
止する弁体部分近傍に存在する液剤の乾燥固化を生じに
くくなる。
【0012】請求項3の発明では、上記請求項2の液剤
塗布器において、前記押圧部材の筒状部が、その通気孔
を挟む両側位置と、外押圧部材の非押圧下においてキャ
ップ本体の内筒部の通気孔よりも内奥位置とに、前記内
筒部の周面に対して気密状態で摺接する環状凸部を有し
てなる構成を採用している。従って、これら環状凸部に
より、膨出膜部の非押圧下ならびに押圧した際の前記両
通気孔が連通するまでの筒状部内の密閉状態が確保され
ると共に、押圧時及び押圧解除時の筒状部の進退移動に
伴う摺接抵抗が小さくなる。
塗布器において、前記押圧部材の筒状部が、その通気孔
を挟む両側位置と、外押圧部材の非押圧下においてキャ
ップ本体の内筒部の通気孔よりも内奥位置とに、前記内
筒部の周面に対して気密状態で摺接する環状凸部を有し
てなる構成を採用している。従って、これら環状凸部に
より、膨出膜部の非押圧下ならびに押圧した際の前記両
通気孔が連通するまでの筒状部内の密閉状態が確保され
ると共に、押圧時及び押圧解除時の筒状部の進退移動に
伴う摺接抵抗が小さくなる。
【0013】請求項4の発明では、上記請求項1の液剤
塗布器において、前記塗布器本体の塗布部の先端側に環
状段部が形成されると共に、この環状段部に対して前記
押圧部材の筒状部の先端開口縁が非押圧下で僅かに離間
して配置し、該押圧部材の膨出膜部を押圧した際に前記
筒状部の先端開口縁が前記環状段部に当接することによ
り、当該筒状部の内側空間が密閉されるように構成され
ている。従って、この筒状部の内側空間が密閉された状
態で更に膨出膜部を押圧することにより、筒状部内の空
気が液剤収容部内に圧入されるが、押圧を解除すると該
筒状部の先端開口縁が前記環状段部から離れ、その間隙
から外部の空気が流入可能となるから、弾性復元力によ
って膨出膜部は筒状部の復帰移動を伴って元の膨出状態
に戻ることになる。
塗布器において、前記塗布器本体の塗布部の先端側に環
状段部が形成されると共に、この環状段部に対して前記
押圧部材の筒状部の先端開口縁が非押圧下で僅かに離間
して配置し、該押圧部材の膨出膜部を押圧した際に前記
筒状部の先端開口縁が前記環状段部に当接することによ
り、当該筒状部の内側空間が密閉されるように構成され
ている。従って、この筒状部の内側空間が密閉された状
態で更に膨出膜部を押圧することにより、筒状部内の空
気が液剤収容部内に圧入されるが、押圧を解除すると該
筒状部の先端開口縁が前記環状段部から離れ、その間隙
から外部の空気が流入可能となるから、弾性復元力によ
って膨出膜部は筒状部の復帰移動を伴って元の膨出状態
に戻ることになる。
【0014】請求項5の発明では、前記請求項1〜4の
いずれかの液剤塗布器における弁体が球形である構成で
あるから、逆止弁としての弁体の開閉作動性がよく、前
記膨出膜部の押圧操作による空気の圧入が容易であると
共に、塗布時には被塗面に押接した弁体が転動するボー
ルペン方式で非常に滑らかな塗布を行える。
いずれかの液剤塗布器における弁体が球形である構成で
あるから、逆止弁としての弁体の開閉作動性がよく、前
記膨出膜部の押圧操作による空気の圧入が容易であると
共に、塗布時には被塗面に押接した弁体が転動するボー
ルペン方式で非常に滑らかな塗布を行える。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の液剤塗布器の実
施例につき、図面を参照しつつ具体的に説明する。図1
〜図5は第一実施例、図6及び図7は第二実施例に係る
ものであり、図1は塗布器全体の側面図、図2及び図6
はキャップ装着状態の塗布部をキャップを縦断して示す
側面図、図3はキャップの押圧部材の一部破断側面図、
図4は塗布部の縦断面図、図5及び図7は空気圧入時の
塗布部をキャップを縦断して示す側面図である。
施例につき、図面を参照しつつ具体的に説明する。図1
〜図5は第一実施例、図6及び図7は第二実施例に係る
ものであり、図1は塗布器全体の側面図、図2及び図6
はキャップ装着状態の塗布部をキャップを縦断して示す
側面図、図3はキャップの押圧部材の一部破断側面図、
図4は塗布部の縦断面図、図5及び図7は空気圧入時の
塗布部をキャップを縦断して示す側面図である。
【0016】図1に示すように、第一実施例の液剤塗布
器は、長筒状の金属缶よりなる液剤収容部10の一端側
に塗布部11を設けた塗布器本体1と、その塗布部11
に嵌着されるキャップ2Aとからなるペンタイプに形成
されており、液剤収容部10内に修正液等の液剤3と攪
拌体4が収容されている。図4に示すように、該本体1
の塗布部11は、硬質合成樹脂成形物からなる先細り筒
状の先筒体12の先端開口部12aに、同じく硬質合成
樹脂成形物からなるチップ保持筒13がその径小の下半
部13aを圧入して固着され、このチップ保持筒13の
内側には金属管よりなる塗布先チップ14がやや先細り
状の先端側を外方突出する形で圧入固着されており、該
チップ14の先端開口部が液剤3の流出口5をなしてい
る。
器は、長筒状の金属缶よりなる液剤収容部10の一端側
に塗布部11を設けた塗布器本体1と、その塗布部11
に嵌着されるキャップ2Aとからなるペンタイプに形成
されており、液剤収容部10内に修正液等の液剤3と攪
拌体4が収容されている。図4に示すように、該本体1
の塗布部11は、硬質合成樹脂成形物からなる先細り筒
状の先筒体12の先端開口部12aに、同じく硬質合成
樹脂成形物からなるチップ保持筒13がその径小の下半
部13aを圧入して固着され、このチップ保持筒13の
内側には金属管よりなる塗布先チップ14がやや先細り
状の先端側を外方突出する形で圧入固着されており、該
チップ14の先端開口部が液剤3の流出口5をなしてい
る。
【0017】しかして、塗布先チップ14の流出口5の
内側には袋状のボール保持部14aが形成されており、
このボール保持部14a内に金属球からなる弁体6が遊
嵌状態で且つ一部を該流出口5より突出する形で装填さ
れると共に、該チップ14内に圧縮状態で装填されたコ
イルスプリング7が一端側の直線部7aの先端で弁体6
を内側から押接し、これによって該弁体6が常時は流出
口5を内側から封止している。なお、チップ保持筒13
の内端部には内向き突出したばね受け部13bが形成さ
れ、このばね受け部13bにコイルスプリング7の他端
側が係止されている。
内側には袋状のボール保持部14aが形成されており、
このボール保持部14a内に金属球からなる弁体6が遊
嵌状態で且つ一部を該流出口5より突出する形で装填さ
れると共に、該チップ14内に圧縮状態で装填されたコ
イルスプリング7が一端側の直線部7aの先端で弁体6
を内側から押接し、これによって該弁体6が常時は流出
口5を内側から封止している。なお、チップ保持筒13
の内端部には内向き突出したばね受け部13bが形成さ
れ、このばね受け部13bにコイルスプリング7の他端
側が係止されている。
【0018】図2に示すように、キャップ2Aは、硬質
合成樹脂樹脂成形体よりなる二重筒状のキャップ本体2
0と、該本体20の先端側に止着したゴムや合成樹脂エ
ラストマーの如き高分子弾性材料よりなる押圧部材21
と、硬質合成樹脂樹脂成形体よりなるフック部材22と
で構成されている。キャップ本体20は、キャップ基端
側において円筒状の外筒部20aと基端側へラッパ状に
拡径した内筒部20bとが一体化し、キャップ先端側で
は内外筒部20a,20bが共に開放しており、外筒部
20aの先端部にフック部材22の環状基部22aが圧
入固着されている。
合成樹脂樹脂成形体よりなる二重筒状のキャップ本体2
0と、該本体20の先端側に止着したゴムや合成樹脂エ
ラストマーの如き高分子弾性材料よりなる押圧部材21
と、硬質合成樹脂樹脂成形体よりなるフック部材22と
で構成されている。キャップ本体20は、キャップ基端
側において円筒状の外筒部20aと基端側へラッパ状に
拡径した内筒部20bとが一体化し、キャップ先端側で
は内外筒部20a,20bが共に開放しており、外筒部
20aの先端部にフック部材22の環状基部22aが圧
入固着されている。
【0019】しかして、内筒部20bの中間部の内周面
には環状の隆起よりなる封止部23が形成され、この封
止部23に塗布器本体1の塗布部11の先端側が気密状
態に密接嵌合するように設定されている。また該内筒部
20bの封止部23よりキャップ先端側は、その内径が
外側へ向けて僅かに拡大すると共に、外端寄り位置に内
外を透通する通気孔24,24を有している。なお、外
筒部20aと内筒部20bとの連結部にも通気穴25…
が周方向に沿って等配形成されている。
には環状の隆起よりなる封止部23が形成され、この封
止部23に塗布器本体1の塗布部11の先端側が気密状
態に密接嵌合するように設定されている。また該内筒部
20bの封止部23よりキャップ先端側は、その内径が
外側へ向けて僅かに拡大すると共に、外端寄り位置に内
外を透通する通気孔24,24を有している。なお、外
筒部20aと内筒部20bとの連結部にも通気穴25…
が周方向に沿って等配形成されている。
【0020】押圧部材21は、中央部の高い笠状をなす
膨出膜部21aの内面側に筒状部21bが同心状に一体
形成されてなり、フック部材22の環状基部22aの内
周に形成された環状段部22bに膨出膜部21aの周縁
部で嵌合して固着されている。そして、図3でも示すよ
うに、筒状部21bは、中間部に内外を透通する通気孔
26,26を有すると共に、外周面の通気孔26,26
を挟む両側位置とそれよりも先端側位置とに、キャップ
本体20の内筒部20aの内周面に摺接する環状凸部2
7a〜27cが形成されている。また膨出膜部21aに
は、筒状部21bよりも周縁寄りの位置に通気穴28,
28が穿設されている。
膨出膜部21aの内面側に筒状部21bが同心状に一体
形成されてなり、フック部材22の環状基部22aの内
周に形成された環状段部22bに膨出膜部21aの周縁
部で嵌合して固着されている。そして、図3でも示すよ
うに、筒状部21bは、中間部に内外を透通する通気孔
26,26を有すると共に、外周面の通気孔26,26
を挟む両側位置とそれよりも先端側位置とに、キャップ
本体20の内筒部20aの内周面に摺接する環状凸部2
7a〜27cが形成されている。また膨出膜部21aに
は、筒状部21bよりも周縁寄りの位置に通気穴28,
28が穿設されている。
【0021】しかして、押圧部材21の非押圧下では、
その筒状部21bの通気孔26,26がキャップ本体2
0の内筒部20bの通気孔24,24よりもキャップ外
端寄りに位置すると共に、該筒状部21bの先端側の環
状凸部28cが前記内筒部20bの通気孔24,24よ
りも内奥側に位置するように設定されている。従って、
キャップ2を塗布器本体1に嵌着した状態で、キャップ
2内における塗布部11の先端側の挿嵌部分は密閉空間
8となる。
その筒状部21bの通気孔26,26がキャップ本体2
0の内筒部20bの通気孔24,24よりもキャップ外
端寄りに位置すると共に、該筒状部21bの先端側の環
状凸部28cが前記内筒部20bの通気孔24,24よ
りも内奥側に位置するように設定されている。従って、
キャップ2を塗布器本体1に嵌着した状態で、キャップ
2内における塗布部11の先端側の挿嵌部分は密閉空間
8となる。
【0022】上記構成の液剤塗布器にあっては、塗布に
際し、塗布器本体1の塗布先を下向きにして流出口5よ
り突出している弁体6を被塗面に押し付けると、該弁体
6がコイルスプリング7の付勢に抗して押し込まれて開
弁し、液剤収容部10内の液剤3が流出口5より流出す
るから、この押し付け状態のまま塗布先を移動させるこ
とにより、弁体6の転動を伴って被塗面上に液剤3が滑
らかに塗布される。しかるに、この塗布時に液剤3が出
にくくなった場合は、キャップ2を塗布器本体1の塗布
部11に嵌着した上で、指先で押圧部材21の膨出膜部
21aを押圧すればよい。
際し、塗布器本体1の塗布先を下向きにして流出口5よ
り突出している弁体6を被塗面に押し付けると、該弁体
6がコイルスプリング7の付勢に抗して押し込まれて開
弁し、液剤収容部10内の液剤3が流出口5より流出す
るから、この押し付け状態のまま塗布先を移動させるこ
とにより、弁体6の転動を伴って被塗面上に液剤3が滑
らかに塗布される。しかるに、この塗布時に液剤3が出
にくくなった場合は、キャップ2を塗布器本体1の塗布
部11に嵌着した上で、指先で押圧部材21の膨出膜部
21aを押圧すればよい。
【0023】すなわち、この押圧操作により、押圧部材
21の筒状部21bが環状凸部28a〜28cで摺接し
つつキャップ本体20の内筒部20aの内奥側へ進入
し、これに伴って密閉空間8内の空気が圧縮され、その
空気圧によって弁体6が退入作動し、空気が開いた流出
口5より液剤収容部10内に圧入される。しかして、前
記筒状部21bが内筒部20aの内奥へある程度まで進
入すると、図5に示すように、筒状部21bの通気孔2
6,26と内筒部20aの通気孔24,24とが連通
し、膨出膜部21aの通気穴28よりキャップ本体20
の内外筒部20b,20a間の空間に入る空気が筒状部
21b内へ流入可能となるから、押圧を解除すれば、押
圧部材21は弾性復元力によって筒状部21bの移動を
伴って膨出膜部21aが凹んだ状態から元の膨出状態に
復帰する。
21の筒状部21bが環状凸部28a〜28cで摺接し
つつキャップ本体20の内筒部20aの内奥側へ進入
し、これに伴って密閉空間8内の空気が圧縮され、その
空気圧によって弁体6が退入作動し、空気が開いた流出
口5より液剤収容部10内に圧入される。しかして、前
記筒状部21bが内筒部20aの内奥へある程度まで進
入すると、図5に示すように、筒状部21bの通気孔2
6,26と内筒部20aの通気孔24,24とが連通
し、膨出膜部21aの通気穴28よりキャップ本体20
の内外筒部20b,20a間の空間に入る空気が筒状部
21b内へ流入可能となるから、押圧を解除すれば、押
圧部材21は弾性復元力によって筒状部21bの移動を
伴って膨出膜部21aが凹んだ状態から元の膨出状態に
復帰する。
【0024】かくして、液剤収容部10内へ空気を圧入
することにより、次の塗布時には該収容部10の高まっ
た内圧によって液剤3が出易くなり、滑らかな塗布を行
える。なお、キャップ2Aを塗布部11から外す際に
は、弁体6が逆止弁として流出口5を封止しているか
ら、液剤収容部10内の空気が抜けて内圧低下をきたす
ことはない。しかも、液剤収容部10の内圧が著しく低
い場合でも、キャップ2Aの脱着を行うことなく上記の
押圧と押圧解除の操作を繰り返す所謂ポンプアップ方式
にて簡単に内圧を高めることができる。
することにより、次の塗布時には該収容部10の高まっ
た内圧によって液剤3が出易くなり、滑らかな塗布を行
える。なお、キャップ2Aを塗布部11から外す際に
は、弁体6が逆止弁として流出口5を封止しているか
ら、液剤収容部10内の空気が抜けて内圧低下をきたす
ことはない。しかも、液剤収容部10の内圧が著しく低
い場合でも、キャップ2Aの脱着を行うことなく上記の
押圧と押圧解除の操作を繰り返す所謂ポンプアップ方式
にて簡単に内圧を高めることができる。
【0025】なお、この第一実施例の構成では、キャッ
プ2Aを塗布器本体1に嵌着した状態で塗布部11の先
端側が密閉空間8内に納まるから、保管中に流出口5を
封止する弁体6部分の近傍に存在する液剤3の乾燥固化
を生じにくくなり、該乾燥固化によるバルブ機構の作動
不良や流出路の詰まりが防止されるという利点がある。
また押圧部材21の筒状部20bは環状凸部27a〜2
7cによってキャップ本体20の内筒部20bに接して
いるから、進入・退出における摺接抵抗が小さく貼り付
きを生じず、もって空気圧入時の押圧操作が容易である
と共に、押圧解除に伴う復帰動作が確実になされる。
プ2Aを塗布器本体1に嵌着した状態で塗布部11の先
端側が密閉空間8内に納まるから、保管中に流出口5を
封止する弁体6部分の近傍に存在する液剤3の乾燥固化
を生じにくくなり、該乾燥固化によるバルブ機構の作動
不良や流出路の詰まりが防止されるという利点がある。
また押圧部材21の筒状部20bは環状凸部27a〜2
7cによってキャップ本体20の内筒部20bに接して
いるから、進入・退出における摺接抵抗が小さく貼り付
きを生じず、もって空気圧入時の押圧操作が容易である
と共に、押圧解除に伴う復帰動作が確実になされる。
【0026】一方、第二実施例の液剤塗布器は、図6に
示すように、第一実施例と同一構成の塗布器本体1に対
してキャップ2Bを用いている。このキャップ2Bのキ
ャップ本体20aは、前記第一実施例のキャップ2Aと
略同様の構造であるが、内筒部20bに通気孔24がな
く、且つ該内筒部20bの中間位置の内周には第一実施
例の封止部23の代わりに複数の位置決め用ガイド突起
29…が周方向に等配形成されている。また押圧部材2
1も第一実施例と同様に膨出膜部21a及び筒状部21
bよりなるが、筒状部21bには通気孔がなく、且つ外
周に内筒部20bの内周面に摺接する一本の環状凸部2
7dを有している。そして、キャップ2を塗布器本体1
に嵌着した状態で、塗布部11の塗布先チップ14が押
圧部材21の筒状部21b内に嵌入すると共に、該塗布
部11のチップ保持筒13と塗布先チップ14との間に
構成される環状段部15に対し、筒状部21bの厚肉の
先端開口縁21cが僅かに離間して配置するように設定
されている。
示すように、第一実施例と同一構成の塗布器本体1に対
してキャップ2Bを用いている。このキャップ2Bのキ
ャップ本体20aは、前記第一実施例のキャップ2Aと
略同様の構造であるが、内筒部20bに通気孔24がな
く、且つ該内筒部20bの中間位置の内周には第一実施
例の封止部23の代わりに複数の位置決め用ガイド突起
29…が周方向に等配形成されている。また押圧部材2
1も第一実施例と同様に膨出膜部21a及び筒状部21
bよりなるが、筒状部21bには通気孔がなく、且つ外
周に内筒部20bの内周面に摺接する一本の環状凸部2
7dを有している。そして、キャップ2を塗布器本体1
に嵌着した状態で、塗布部11の塗布先チップ14が押
圧部材21の筒状部21b内に嵌入すると共に、該塗布
部11のチップ保持筒13と塗布先チップ14との間に
構成される環状段部15に対し、筒状部21bの厚肉の
先端開口縁21cが僅かに離間して配置するように設定
されている。
【0027】この第二実施例の液剤塗布器にあっては、
キャップ装着状態で塗布部11の先端側が位置する部分
は密閉されていないが、押圧部材21の膨出膜部21a
を指先で押圧すると、図7に示すように、その筒状部2
1bの先端開口縁21cが前記環状段部15に当接する
ため、該筒状部21bの内側空間が密閉され、更に膨出
膜部21aを押圧することによって該筒状部21b内の
空気が液剤収容部10内に圧入される。しかして、押圧
を解除すると:筒状部21bの先端開口縁21cが環状
段部15から離れ、その間隙から外部の空気が流入可能
となるから、弾性復元力によって膨出膜部21aは筒状
部21bの復帰移動を伴って元の膨出状態に戻ることに
なる。なお、この場合の通気路は、押圧部材21の膨出
膜部21aの通気穴28、キャップ本体20の内外筒部
20b,20a間の空間、通気穴25、塗布部11と内
筒部20bとの間隙、によって構成される。
キャップ装着状態で塗布部11の先端側が位置する部分
は密閉されていないが、押圧部材21の膨出膜部21a
を指先で押圧すると、図7に示すように、その筒状部2
1bの先端開口縁21cが前記環状段部15に当接する
ため、該筒状部21bの内側空間が密閉され、更に膨出
膜部21aを押圧することによって該筒状部21b内の
空気が液剤収容部10内に圧入される。しかして、押圧
を解除すると:筒状部21bの先端開口縁21cが環状
段部15から離れ、その間隙から外部の空気が流入可能
となるから、弾性復元力によって膨出膜部21aは筒状
部21bの復帰移動を伴って元の膨出状態に戻ることに
なる。なお、この場合の通気路は、押圧部材21の膨出
膜部21aの通気穴28、キャップ本体20の内外筒部
20b,20a間の空間、通気穴25、塗布部11と内
筒部20bとの間隙、によって構成される。
【0028】従って、第一実施例の場合と同様に、塗布
に際して液剤3が出にくくなったとき、キャップ2Bの
嵌着状態で上記のように押圧部材21の膨出膜部21a
を押圧操作すれば、次の塗布時には該収容部10の高ま
った内圧によって液剤3が出易くなり、滑らかな塗布を
行える。また、液剤収容部10の内圧が著しく低い場合
でも、キャップ2Bの脱着を行うことなく上記の押圧と
押圧解除の操作を繰り返しによって簡単に内圧を高める
ことができる。
に際して液剤3が出にくくなったとき、キャップ2Bの
嵌着状態で上記のように押圧部材21の膨出膜部21a
を押圧操作すれば、次の塗布時には該収容部10の高ま
った内圧によって液剤3が出易くなり、滑らかな塗布を
行える。また、液剤収容部10の内圧が著しく低い場合
でも、キャップ2Bの脱着を行うことなく上記の押圧と
押圧解除の操作を繰り返しによって簡単に内圧を高める
ことができる。
【0029】なお、上記実施例では押圧部材21の膨出
膜部21aをフック部材22の環状段部22bに固着し
ているが、該フック部材22を省略した構成ではキャッ
プ本体20に直接に固着されることになる。この押圧部
材21の固着手段としては、圧入や接着の他、異種ポリ
マーの一体成形技術によってキャップ本体20又はフッ
ク部材22と一体的に形成することも可能である。
膜部21aをフック部材22の環状段部22bに固着し
ているが、該フック部材22を省略した構成ではキャッ
プ本体20に直接に固着されることになる。この押圧部
材21の固着手段としては、圧入や接着の他、異種ポリ
マーの一体成形技術によってキャップ本体20又はフッ
ク部材22と一体的に形成することも可能である。
【0030】また塗布器本体10の流出口5を開閉する
バルブ機構についても様々な構成を採用でき、例えば弁
体6は塗布性及び空気圧入の容易さより実施例の如き球
形が好ましいが、円錐形等の他の種々の形状とすること
も可能である他、実施例の如くコイルスプリング7の直
線部7aにて直接に弁体6を押圧する代わりに、押圧軸
等を介してばね力を弁体に及ぼす構成としてもよい。更
に、この発明では、塗布器本体1の全体形状、キャップ
本体20の細部形状、押圧部材21の筒状部21aの構
造、押圧解除に伴って筒状部21b内へ空気を流入させ
るための通気路構成等、細部構成については実施例以外
に種々設計変更可能である。
バルブ機構についても様々な構成を採用でき、例えば弁
体6は塗布性及び空気圧入の容易さより実施例の如き球
形が好ましいが、円錐形等の他の種々の形状とすること
も可能である他、実施例の如くコイルスプリング7の直
線部7aにて直接に弁体6を押圧する代わりに、押圧軸
等を介してばね力を弁体に及ぼす構成としてもよい。更
に、この発明では、塗布器本体1の全体形状、キャップ
本体20の細部形状、押圧部材21の筒状部21aの構
造、押圧解除に伴って筒状部21b内へ空気を流入させ
るための通気路構成等、細部構成については実施例以外
に種々設計変更可能である。
【0031】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、バルブ機構付
きの液剤塗布器として、液剤が出にくくなった場合にの
み、液剤収容部内へ空気を圧入して内圧を高めて滑らか
な塗布を行うことができ、従来のキャップ嵌合に伴う空
気圧入方式のような過度の内圧上昇による液剤の出過ぎ
やバルブ機構部の破壊を確実に回避できる上、空気圧入
の操作を極めて容易に行えると共に、液剤収容部の内圧
が著しく低い場合でも、キャップの脱着を行うことなく
所謂ポンプアップ方式にて簡単に内圧を高めることがで
き、且つ構造的に簡素で安価に製作可能なものが提供さ
れる。
きの液剤塗布器として、液剤が出にくくなった場合にの
み、液剤収容部内へ空気を圧入して内圧を高めて滑らか
な塗布を行うことができ、従来のキャップ嵌合に伴う空
気圧入方式のような過度の内圧上昇による液剤の出過ぎ
やバルブ機構部の破壊を確実に回避できる上、空気圧入
の操作を極めて容易に行えると共に、液剤収容部の内圧
が著しく低い場合でも、キャップの脱着を行うことなく
所謂ポンプアップ方式にて簡単に内圧を高めることがで
き、且つ構造的に簡素で安価に製作可能なものが提供さ
れる。
【0032】請求項2の発明によれば、上記の液剤塗布
器として、特に保管中において液剤の流出孔を封止する
弁体部分近傍に存在する液剤の乾燥固化を生じにくく、
該乾燥固化によるバルブ機構の作動不良や流出路の詰ま
りを防止できるものが提供される。
器として、特に保管中において液剤の流出孔を封止する
弁体部分近傍に存在する液剤の乾燥固化を生じにくく、
該乾燥固化によるバルブ機構の作動不良や流出路の詰ま
りを防止できるものが提供される。
【0033】請求項3の発明によれば、上記の液剤塗布
器として、特に液剤収容部内への空気圧入の操作性及び
作動の確実性に優れるものが提供される。
器として、特に液剤収容部内への空気圧入の操作性及び
作動の確実性に優れるものが提供される。
【0034】請求項4の発明によれば、上記の液剤塗布
器として、特にキャップの構造が簡素で安価に製作でき
るものが提供される。
器として、特にキャップの構造が簡素で安価に製作でき
るものが提供される。
【0035】請求項5の発明によれば、上記の液剤塗布
器として、特に液剤収容部内への空気の圧入が容易であ
ると共に、塗布時にはボールペン方式で非常に滑らかな
塗布を行えるものが提供される。
器として、特に液剤収容部内への空気の圧入が容易であ
ると共に、塗布時にはボールペン方式で非常に滑らかな
塗布を行えるものが提供される。
【図1】 この発明の第一実施例に係る液剤塗布器全体
の一部破断側面図。
の一部破断側面図。
【図2】 同第一実施例の液剤塗布器のキャップ装着状
態における塗布部の縦断側面図。
態における塗布部の縦断側面図。
【図3】 同第一実施例の液剤塗布器のキャップに使用
される押圧部材の一部破断側面図。
される押圧部材の一部破断側面図。
【図4】 同第一実施例における塗布器本体の塗布部の
縦断面図。
縦断面図。
【図5】 同第一実施例における空気圧入時の塗布部の
縦断側面図。
縦断側面図。
【図6】 同第二実施例に係る液剤塗布器のキャップ装
着状態における塗布部の縦断側面図。
着状態における塗布部の縦断側面図。
【図7】 同第二実施例における空気圧入時の塗布部の
縦断側面図。
縦断側面図。
1 …塗布器本体 10 …液剤収容部 11 …塗布部 12 …先筒体 13 …チップ保持筒 14 …塗布先チップ 15 …環状段部 2A,2B …キャップ 20 …キャップ本体 20a …外筒部 20b …内筒部 21 …押圧部材 21a …膨出膜部 21b …筒状部 21c …先端開口縁 22 …フック部材 23 …封止部 25 …通気穴(通気路) 26 …通気孔 27a〜27d…環状凸部 28 …通気穴(通気路) 3 …液剤 5 …流出口 6 …弁体 7 …コイルスプリング 8 …密閉空間
Claims (5)
- 【請求項1】 液剤収容部の一端側に塗布部を有する塗
布器本体と、その塗布部に嵌着させるキャップとからな
り、前記塗布部の先端に設けた流出口がばね力で付勢さ
れて一部を外方突出した弁体にて封止される液剤塗布器
において、 前記キャップは、内筒部に前記塗布部の先端側を挿嵌さ
せる二重筒状のキャップ本体と、弾性材料からなる押圧
部材とからなり、 前記押圧部材は、キャップ本体の先端面より外側へ膨出
して且つ周縁が該キャップ本体側に止着された膨出膜部
と、この膨出膜部の内面側に一体形成されてキャップ本
体の内筒部に挿嵌する筒状部とを有し、 前記押圧部材の膨出膜部を内側へ押圧することにより、
前記筒状部がキャップ本体の内筒部の内奥側へ進入し、
この進入に伴って該筒状部内の圧縮された空気が前記弁
体を空気圧で退入作動させて液剤収容部内に圧入される
と共に、押圧を解除した際に通気路より空気が該筒状部
内に流入することにより、前記膨出膜部が凹んだ状態か
ら膨出状態に復帰するように構成されてなる液剤塗布
器。 - 【請求項2】 前記押圧部材の筒状部は、前記キャップ
本体の内筒部に対して気密状態で摺接すると共に、非押
圧下における前記内筒部との重合位置に内外に透通する
通気孔を有し、 前記キャップ本体の内筒部は、非押圧下の押圧部材の前
記通気孔よりも内奥に位置する通気孔と、挿嵌させた塗
布器本体の前記塗布部の周面に全周で密接する封止部と
を有し、且つ該キャップ本体の内外筒部間の空間が外部
に連通され、 押圧部材の膨出膜部を押圧して前記筒状部がキャップ本
体の内筒部の内奥側へ所定位置まで進入した際に、該筒
状部と内筒部の両通気孔が連通することにより、押圧の
解除に伴って空気が該内筒部内に流入するように構成さ
れてなる請求項1記載の液剤塗布器。 - 【請求項3】 前記押圧部材の筒状部が、その通気孔を
挟む両側位置と、外押圧部材の非押圧下においてキャッ
プ本体の内筒部の通気孔よりも内奥位置とに、前記内筒
部の周面に対して気密状態で摺接する環状凸部を有して
なる請求項2記載の液剤塗布器。 - 【請求項4】 前記塗布器本体の塗布部の先端側に環状
段部が形成されると共に、この環状段部に対して前記押
圧部材の筒状部の先端開口縁が非押圧下で僅かに離間し
て配置し、 該押圧部材の膨出膜部を押圧した際に前記筒状部の先端
開口縁が前記環状段部に当接することにより、当該筒状
部の内側空間が密閉されるように構成されてなる請求項
1記載の液剤塗布器。 - 【請求項5】 弁体が球形である請求項1〜4のいずれ
かに記載の液剤塗布器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8175917A JPH10416A (ja) | 1996-06-14 | 1996-06-14 | 液剤塗布器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8175917A JPH10416A (ja) | 1996-06-14 | 1996-06-14 | 液剤塗布器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10416A true JPH10416A (ja) | 1998-01-06 |
Family
ID=16004515
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8175917A Pending JPH10416A (ja) | 1996-06-14 | 1996-06-14 | 液剤塗布器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10416A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002178685A (ja) * | 2000-12-15 | 2002-06-26 | Shachihata Inc | 筆記具 |
| JP2003072283A (ja) * | 2001-08-30 | 2003-03-12 | Kuretake Seishiyoudou:Kk | 筆記具用キャップ部材 |
| JP2010051593A (ja) * | 2008-08-28 | 2010-03-11 | Shiseido Co Ltd | 塗布容器のキャップ |
| US8215860B2 (en) | 2005-10-12 | 2012-07-10 | Mitsubishi Pencil Co., Ltd. | Cosmetic storage type applicator |
-
1996
- 1996-06-14 JP JP8175917A patent/JPH10416A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002178685A (ja) * | 2000-12-15 | 2002-06-26 | Shachihata Inc | 筆記具 |
| JP2003072283A (ja) * | 2001-08-30 | 2003-03-12 | Kuretake Seishiyoudou:Kk | 筆記具用キャップ部材 |
| US8215860B2 (en) | 2005-10-12 | 2012-07-10 | Mitsubishi Pencil Co., Ltd. | Cosmetic storage type applicator |
| JP2010051593A (ja) * | 2008-08-28 | 2010-03-11 | Shiseido Co Ltd | 塗布容器のキャップ |
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