JPH1044763A - 車両用空調装置 - Google Patents
車両用空調装置Info
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- JPH1044763A JPH1044763A JP8200543A JP20054396A JPH1044763A JP H1044763 A JPH1044763 A JP H1044763A JP 8200543 A JP8200543 A JP 8200543A JP 20054396 A JP20054396 A JP 20054396A JP H1044763 A JPH1044763 A JP H1044763A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 車両のウインドシールドガラスの曇りを防止
する車両用空調装置。 【解決手段】 少なくともに外気温度等の環境条件に基
づいてガラス温度を演算した後、この温度を露点とする
絶対湿度を求める(ステップ100〜104)。この絶
対湿度を車室内を高湿度としないための快適絶対湿度と
比較し、目標絶対湿度を求め、この目標絶対湿度とする
のに必要なエバポレータ後温度を演算する(ステップ1
06〜100)。また、この演算結果を、設定温度に対
する吹出し温度と比較し、何れか低い温度を最終のエバ
ポレータ後温度とする。この最終のエバポレータ後温度
が、実際のエバポレータ後温度となるようにコンプレッ
サの能力制御を行う(ステップ112〜118)。
する車両用空調装置。 【解決手段】 少なくともに外気温度等の環境条件に基
づいてガラス温度を演算した後、この温度を露点とする
絶対湿度を求める(ステップ100〜104)。この絶
対湿度を車室内を高湿度としないための快適絶対湿度と
比較し、目標絶対湿度を求め、この目標絶対湿度とする
のに必要なエバポレータ後温度を演算する(ステップ1
06〜100)。また、この演算結果を、設定温度に対
する吹出し温度と比較し、何れか低い温度を最終のエバ
ポレータ後温度とする。この最終のエバポレータ後温度
が、実際のエバポレータ後温度となるようにコンプレッ
サの能力制御を行う(ステップ112〜118)。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車室内の空気調和
を図る車両用空調装置に係り、詳細には、車両のウイン
ドシールドガラスへの結露による曇りを防止する車両用
空調装置に関する。
を図る車両用空調装置に係り、詳細には、車両のウイン
ドシールドガラスへの結露による曇りを防止する車両用
空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用空調装置には、可変容量コンプレ
ッサを用い、車室内へ吹出す空気温度に応じて、可変容
量コンプレッサの能力を制御することにより、動力を節
減するようにしたものがある。このような車両用空調装
置では、可変容量コンプレッサの吐出容量を減少させる
ことにより省動力を図るとともに、エバポレータによっ
て冷却した空気を所定の温度に加熱する加熱手段の能力
を抑えることによる効率的な空気調和を図るようにして
いる。
ッサを用い、車室内へ吹出す空気温度に応じて、可変容
量コンプレッサの能力を制御することにより、動力を節
減するようにしたものがある。このような車両用空調装
置では、可変容量コンプレッサの吐出容量を減少させる
ことにより省動力を図るとともに、エバポレータによっ
て冷却した空気を所定の温度に加熱する加熱手段の能力
を抑えることによる効率的な空気調和を図るようにして
いる。
【0003】ところで、可変容量コンプレッサの吐出容
量を減少させた場合、エバポレータの冷媒圧力が高くな
る。これにより、エバポレータを通過した空気の温度
(エバポレータ後温度)が高くなるが、これに合わせて
エバポレータを通過した空気の除湿量が減少してしま
う。このために、雨天時や外気温度が低いときには、ウ
インドシールドガラスの温度も低くなるため、ウインド
シールドガラスの温度が車室内の露点温度より低くなる
と、ウインドシールドガラスに曇りが生じると言う問題
がある。
量を減少させた場合、エバポレータの冷媒圧力が高くな
る。これにより、エバポレータを通過した空気の温度
(エバポレータ後温度)が高くなるが、これに合わせて
エバポレータを通過した空気の除湿量が減少してしま
う。このために、雨天時や外気温度が低いときには、ウ
インドシールドガラスの温度も低くなるため、ウインド
シールドガラスの温度が車室内の露点温度より低くなる
と、ウインドシールドガラスに曇りが生じると言う問題
がある。
【0004】このような、ウインドシールドガラスの曇
りを防止するために、例えば特開昭60−206714
号公報では、可変容量コンプレッサの容量ダウンを解除
するスイッチを設け、ウインドシールドガラスに曇りが
生じたときに、乗員がこのスイッチを操作することによ
り、ウインドシールドガラスの曇りを除くことができる
ようにしている。
りを防止するために、例えば特開昭60−206714
号公報では、可変容量コンプレッサの容量ダウンを解除
するスイッチを設け、ウインドシールドガラスに曇りが
生じたときに、乗員がこのスイッチを操作することによ
り、ウインドシールドガラスの曇りを除くことができる
ようにしている。
【0005】また、ウインドシールドガラスに曇りが生
じないように、外気温度と車室内温度に基づいてウイン
ドシールドガラスの温度を演算し、この演算結果に基づ
いて車室内へ吹出す空気の湿度を制御する方法が提案さ
れている。この方法では、外気温度と車室温度からガラ
ス温度を演算し、このガラス温度を露点とする空気の温
度を求め、車室内をこの露点温度以下となるような温度
ないし湿度の空気を車室内へ吹出すようにコンプレッサ
を制御する。
じないように、外気温度と車室内温度に基づいてウイン
ドシールドガラスの温度を演算し、この演算結果に基づ
いて車室内へ吹出す空気の湿度を制御する方法が提案さ
れている。この方法では、外気温度と車室温度からガラ
ス温度を演算し、このガラス温度を露点とする空気の温
度を求め、車室内をこの露点温度以下となるような温度
ないし湿度の空気を車室内へ吹出すようにコンプレッサ
を制御する。
【0006】しかしながら、ウインドシールドガラスの
曇り防止のみを目的として冷房能力の制御すると、外気
温度が比較的高いときに(例えば20°Cから23°C
程度)車室内をウインドシールドガラスの露点温度に合
わせると、車室内の相対湿度が高くなってしまい(高湿
度)、車室内の快適性が損なわれてしまうことがある。
曇り防止のみを目的として冷房能力の制御すると、外気
温度が比較的高いときに(例えば20°Cから23°C
程度)車室内をウインドシールドガラスの露点温度に合
わせると、車室内の相対湿度が高くなってしまい(高湿
度)、車室内の快適性が損なわれてしまうことがある。
【0007】また、ウインドシールドガラスの温度は、
日射量に応じて変化することは知られているため、ガラ
ス温度を演算するときには日射量を考慮する方法は提案
されている。しかし、車両のウインドシールドガラスの
温度は、車両の走行状態にも影響して変化する。このた
め、車両の高速走行時には、演算して求めたガラス温度
より実際のガラス温度が低くなって曇りが生じてしまう
ことがある。
日射量に応じて変化することは知られているため、ガラ
ス温度を演算するときには日射量を考慮する方法は提案
されている。しかし、車両のウインドシールドガラスの
温度は、車両の走行状態にも影響して変化する。このた
め、車両の高速走行時には、演算して求めたガラス温度
より実際のガラス温度が低くなって曇りが生じてしまう
ことがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実に鑑
みてなされたものであり、冷房能力を制御する車両用空
調装置において、ウインドシールドガラスへの結露によ
って生じる曇りを確実に防止する車両用空調装置を提案
することを目的とする。また、本発明は、煩わしい手動
操作を行うことなく、適切に曇り防止を行う車両用空調
装置を提案することを目的とする。
みてなされたものであり、冷房能力を制御する車両用空
調装置において、ウインドシールドガラスへの結露によ
って生じる曇りを確実に防止する車両用空調装置を提案
することを目的とする。また、本発明は、煩わしい手動
操作を行うことなく、適切に曇り防止を行う車両用空調
装置を提案することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
コンプレッサとエバポレータを含んで形成され、設定さ
れた空調条件と環境条件に応じてエバポレータ後温度を
設定して車室内の空気調和機を図る車両用空調装置であ
って、少なくとも外気温度及び車両の走行速度を含む車
両の環境条件を検出する環境条件検出手段と、設定され
た空調条件と環境条件とに基づいて車室内へ吹出す空気
の吹出し温度を演算する目標吹出し温度演算手段と、ウ
インドシールドガラスの曇りを防止するためのエバポレ
ータ後温度を前記目標吹出し温度と前記環境条件検出手
段によって検出した車速に基づいて設定するエバポレー
タ後温度設定手段と、設定されたエバポレータ後温度に
基づいて前記冷房能力を制御する冷房能力制御手段と、
を含むことを特徴とする。
コンプレッサとエバポレータを含んで形成され、設定さ
れた空調条件と環境条件に応じてエバポレータ後温度を
設定して車室内の空気調和機を図る車両用空調装置であ
って、少なくとも外気温度及び車両の走行速度を含む車
両の環境条件を検出する環境条件検出手段と、設定され
た空調条件と環境条件とに基づいて車室内へ吹出す空気
の吹出し温度を演算する目標吹出し温度演算手段と、ウ
インドシールドガラスの曇りを防止するためのエバポレ
ータ後温度を前記目標吹出し温度と前記環境条件検出手
段によって検出した車速に基づいて設定するエバポレー
タ後温度設定手段と、設定されたエバポレータ後温度に
基づいて前記冷房能力を制御する冷房能力制御手段と、
を含むことを特徴とする。
【0010】この発明によれば、曇り防止のためのエバ
ポレータ後温度を、車両の走行速度(車速)に応じて設
定する。例えば車速が高いときには、ウインドシールド
ガラスが受ける風速も大きくなり、ガラス温度が低下し
てウインドシールドガラスの内面に結露が生じ易くなる
ため、エバポレータ後温度を低く設定する。これによっ
て車速が高いときには冷房能力を大きくしてウインドシ
ールドガラスの曇りを防止するが、車速が低いときには
結露が生じにくいので、冷房能力を低くすることがで
き、ウインドシールドガラスの曇りを防止すると共に省
動力を図ることができる。
ポレータ後温度を、車両の走行速度(車速)に応じて設
定する。例えば車速が高いときには、ウインドシールド
ガラスが受ける風速も大きくなり、ガラス温度が低下し
てウインドシールドガラスの内面に結露が生じ易くなる
ため、エバポレータ後温度を低く設定する。これによっ
て車速が高いときには冷房能力を大きくしてウインドシ
ールドガラスの曇りを防止するが、車速が低いときには
結露が生じにくいので、冷房能力を低くすることがで
き、ウインドシールドガラスの曇りを防止すると共に省
動力を図ることができる。
【0011】一般に車両の速度は低速域から高速域まで
の全域に亘り車速の変化は非常に大きい。このために、
車速のガラス温度に与える影響も大きくなる。ガラス温
度が下がれば、曇り防止のために車室内の空気の露点温
度を下げる必要が生じる。車室内の空気の露点温度を下
げるためには、エバポレータ後温度を下げて除湿量を増
加させる必要がある。また、車速が高くなれば自然換気
量が増えるため、車外の湿度の高い空気の侵入量が増
え、車室内湿度が上がる。この面からも、車速が高くな
るとエバポレータ後温度を下げる必要がある。
の全域に亘り車速の変化は非常に大きい。このために、
車速のガラス温度に与える影響も大きくなる。ガラス温
度が下がれば、曇り防止のために車室内の空気の露点温
度を下げる必要が生じる。車室内の空気の露点温度を下
げるためには、エバポレータ後温度を下げて除湿量を増
加させる必要がある。また、車速が高くなれば自然換気
量が増えるため、車外の湿度の高い空気の侵入量が増
え、車室内湿度が上がる。この面からも、車速が高くな
るとエバポレータ後温度を下げる必要がある。
【0012】一方、車速が低いときにウインドシールド
ガラスに曇りが生じないように、エバポレータ後温度を
設定したときに、車速が高くなるとガラス温度が低下す
るために、ウインドシールドガラスに曇りが生じる。ま
た、車速が高いときにウインドシールドガラスに曇りが
生じないようにエバポレータ後温度を設定すれば、車速
が低いときでもウインドシールドガラスに曇りが生じな
いようにすることができる。しかし、これでは、車速の
低いときのエバポレータ後温度を不必要に低くすること
になり、冷房能力が大きく、省動力のためには好ましく
ない。
ガラスに曇りが生じないように、エバポレータ後温度を
設定したときに、車速が高くなるとガラス温度が低下す
るために、ウインドシールドガラスに曇りが生じる。ま
た、車速が高いときにウインドシールドガラスに曇りが
生じないようにエバポレータ後温度を設定すれば、車速
が低いときでもウインドシールドガラスに曇りが生じな
いようにすることができる。しかし、これでは、車速の
低いときのエバポレータ後温度を不必要に低くすること
になり、冷房能力が大きく、省動力のためには好ましく
ない。
【0013】ここで、車速に応じた適切なエバポレータ
後温度に設定することにより、ウインドシールドガラス
の曇り防止と共に、冷房能力を小さく抑えて省動力を図
ることができる。
後温度に設定することにより、ウインドシールドガラス
の曇り防止と共に、冷房能力を小さく抑えて省動力を図
ることができる。
【0014】請求項2に係る発明は、前記エバポレータ
後温度設定手段が、ウインドシールドガラスの曇りを防
止するエバポレータ後温度を外気温度と車両の走行速度
を含む環境条件に基づいて設定することを特徴とする。
後温度設定手段が、ウインドシールドガラスの曇りを防
止するエバポレータ後温度を外気温度と車両の走行速度
を含む環境条件に基づいて設定することを特徴とする。
【0015】この発明によれば、曇り防止のためのエバ
ポレータ後温度を、車両の走行速度と外気温度に応じて
設定する。車速が高くなればガラスの受ける風速が大き
くなり、ウインドシールドガラスが冷却されてガラス温
度が下がる。このとき、外気温度が低ければさらにウイ
ンドシールドガラスの温度は下がる。このために、外気
温度に応じてエバポレータ後温度を設定することによ
り、ウインドシールドガラスの曇り防止と、外気温度に
応じた省動力を図ることができる。
ポレータ後温度を、車両の走行速度と外気温度に応じて
設定する。車速が高くなればガラスの受ける風速が大き
くなり、ウインドシールドガラスが冷却されてガラス温
度が下がる。このとき、外気温度が低ければさらにウイ
ンドシールドガラスの温度は下がる。このために、外気
温度に応じてエバポレータ後温度を設定することによ
り、ウインドシールドガラスの曇り防止と、外気温度に
応じた省動力を図ることができる。
【0016】請求項3に係る発明は、コンプレッサとエ
バポレータを含んで形成され、設定された空調条件と環
境条件に応じてエバポレータ後温度を設定して車室内の
空気調和機を図る車両用空調装置であって、少なくとも
外気温度及び車両の走行速度を含む車両の環境条件を検
出する環境条件検出手段と、前記環境条件検出手段の検
出結果に基づいて車両のウインドシールドガラスの温度
を演算するガラス温度演算手段と、前記ガラス温度とウ
インドシールドガラスが曇らないためのエバポレータ後
温度の予め定められた関係からウインドシールドガラス
の曇りを防止するためのエバポレータ後温度を設定する
エバポレータ後温度設定手段と、設定されたエバポレー
タ後温度に基づいて冷房能力を制御する冷房能力制御手
段と、を含むことを特徴とする。
バポレータを含んで形成され、設定された空調条件と環
境条件に応じてエバポレータ後温度を設定して車室内の
空気調和機を図る車両用空調装置であって、少なくとも
外気温度及び車両の走行速度を含む車両の環境条件を検
出する環境条件検出手段と、前記環境条件検出手段の検
出結果に基づいて車両のウインドシールドガラスの温度
を演算するガラス温度演算手段と、前記ガラス温度とウ
インドシールドガラスが曇らないためのエバポレータ後
温度の予め定められた関係からウインドシールドガラス
の曇りを防止するためのエバポレータ後温度を設定する
エバポレータ後温度設定手段と、設定されたエバポレー
タ後温度に基づいて冷房能力を制御する冷房能力制御手
段と、を含むことを特徴とする。
【0017】この発明によれば、ガラス温度とウインド
シールドガラスが曇らないためのエバポレータ後温度と
の関係を予め定めておき、このガラス温度とエバポレー
タ後温度の関係と演算したウインドシールドガラスの温
度に基づいてエバポレータ後温度を設定して、ウインド
シールドガラスの曇り防止のための能力制御を行う。
シールドガラスが曇らないためのエバポレータ後温度と
の関係を予め定めておき、このガラス温度とエバポレー
タ後温度の関係と演算したウインドシールドガラスの温
度に基づいてエバポレータ後温度を設定して、ウインド
シールドガラスの曇り防止のための能力制御を行う。
【0018】このときガラス温度の演算は、少なくとも
外気温度及び車両の走行速度に基づいて演算するので、
適切なガラス温度が求められ、このガラス温度と予め定
められた、ウインドシールドガラスが曇らないためのガ
ラス温度とエバポレータ後温度の関係から求めてエバポ
レータ後温度を設定することで、ウインドシールドガラ
スの曇りを防止することができる。
外気温度及び車両の走行速度に基づいて演算するので、
適切なガラス温度が求められ、このガラス温度と予め定
められた、ウインドシールドガラスが曇らないためのガ
ラス温度とエバポレータ後温度の関係から求めてエバポ
レータ後温度を設定することで、ウインドシールドガラ
スの曇りを防止することができる。
【0019】ガラス温度に対するエバポレータ後温度を
予め定めているので、ガラス温度を演算するだけで、ウ
インドシールドガラスの曇りを防止するための適切なエ
バポレータ後温度を簡単に求めることができる。
予め定めているので、ガラス温度を演算するだけで、ウ
インドシールドガラスの曇りを防止するための適切なエ
バポレータ後温度を簡単に求めることができる。
【0020】請求項4に係る発明は、コンプレッサとエ
バポレータを含んで形成され、設定された空調条件と環
境条件に応じてエバポレータ後温度を設定して車室内の
空気調和機を図る車両用空調装置であって、少なくとも
外気温度及び車両の走行速度を含む車両の環境条件を検
出する環境条件検出手段と、前記環境条件検出手段の検
出結果に基づいて車両のウインドシールドガラスの温度
を演算するガラス温度演算手段と、前記ガラス温度演算
手段の演算結果が露点となる絶対湿度を演算する第1の
絶対湿度演算手段と、予め定められた快適湿度と設定さ
れた空調条件から車室内の湿度が最適となる絶対湿度を
演算する第2の絶対湿度演算手段と、前記第1及び第2
の絶対湿度演算手段の演算結果を比較して何れか低い絶
対湿度を目標絶対湿度とし、該目標絶対湿度を得るため
のエバポレータ後温度を演算する第1のエバポレータ後
温度演算手段と、設定された空調条件に基づいて車室内
へ吹出す空気の吹出し温度を演算する吹出し温度演算手
段と、前記吹出し温度演算手段の演算結果に基づくエバ
ポレータ後温度を演算する第2のエバポレータ後温度演
算手段と、車室内をウインドシールドガラスの曇りをも
防止するためのエバポレータ後温度を前記第1及び第2
のエバポレータ後温度演算手段の演算結果の何れか低い
温度と前記環境条件検出手段の検出結果に応じて設定す
るエバポレータ後温度設定手段と、設定されたエバポレ
ータ後温度に基づいて冷房能力を制御する冷房能力制御
手段と、を含むことを特徴とする。
バポレータを含んで形成され、設定された空調条件と環
境条件に応じてエバポレータ後温度を設定して車室内の
空気調和機を図る車両用空調装置であって、少なくとも
外気温度及び車両の走行速度を含む車両の環境条件を検
出する環境条件検出手段と、前記環境条件検出手段の検
出結果に基づいて車両のウインドシールドガラスの温度
を演算するガラス温度演算手段と、前記ガラス温度演算
手段の演算結果が露点となる絶対湿度を演算する第1の
絶対湿度演算手段と、予め定められた快適湿度と設定さ
れた空調条件から車室内の湿度が最適となる絶対湿度を
演算する第2の絶対湿度演算手段と、前記第1及び第2
の絶対湿度演算手段の演算結果を比較して何れか低い絶
対湿度を目標絶対湿度とし、該目標絶対湿度を得るため
のエバポレータ後温度を演算する第1のエバポレータ後
温度演算手段と、設定された空調条件に基づいて車室内
へ吹出す空気の吹出し温度を演算する吹出し温度演算手
段と、前記吹出し温度演算手段の演算結果に基づくエバ
ポレータ後温度を演算する第2のエバポレータ後温度演
算手段と、車室内をウインドシールドガラスの曇りをも
防止するためのエバポレータ後温度を前記第1及び第2
のエバポレータ後温度演算手段の演算結果の何れか低い
温度と前記環境条件検出手段の検出結果に応じて設定す
るエバポレータ後温度設定手段と、設定されたエバポレ
ータ後温度に基づいて冷房能力を制御する冷房能力制御
手段と、を含むことを特徴とする。
【0021】この発明によれば、演算したガラス温度が
露点温度となる絶対湿度と車室内を快適な相対湿度とす
る絶対湿度の何れか低い絶対湿度を目標絶対湿度として
設定し、この目標絶対湿度を得るためのエバポレータ後
温度を演算する。また、車室内を目標とする温度にする
ための吹出し温度から、エバポレータ後温度を演算し、
これらの演算結果を比較して何れか低い温度を冷房能力
を制御するためのエバポレータ後温度として設定する。
露点温度となる絶対湿度と車室内を快適な相対湿度とす
る絶対湿度の何れか低い絶対湿度を目標絶対湿度として
設定し、この目標絶対湿度を得るためのエバポレータ後
温度を演算する。また、車室内を目標とする温度にする
ための吹出し温度から、エバポレータ後温度を演算し、
これらの演算結果を比較して何れか低い温度を冷房能力
を制御するためのエバポレータ後温度として設定する。
【0022】このようにして、エバポレータ後温度を設
定することにより、ウインドシールドガラスの曇り及び
車室内の湿度が快適湿度以上に上昇するのを防止すると
ともに、車室内を設定した空調条件に維持することがで
きる。
定することにより、ウインドシールドガラスの曇り及び
車室内の湿度が快適湿度以上に上昇するのを防止すると
ともに、車室内を設定した空調条件に維持することがで
きる。
【0023】詳述すれば、曇りが生じ易い条件として
は、外気温度が低いか冷房負荷が小さいときであり、外
気温度がこれより高い中間領域か、冷房負荷が中負荷の
ときエバポレータ後温度を上げることは可能ではある
が、エバポレータ後温度を上げると湿度が高くなって不
快となる。
は、外気温度が低いか冷房負荷が小さいときであり、外
気温度がこれより高い中間領域か、冷房負荷が中負荷の
ときエバポレータ後温度を上げることは可能ではある
が、エバポレータ後温度を上げると湿度が高くなって不
快となる。
【0024】そのために、このような外気温度ないし冷
房負荷時には、外気温度が低いか冷房負荷が小さくなっ
たときと同じようにエバポレータ後温度を下げれば車室
内の湿度が上がって不快となるのを防止することができ
るが、この領域ではエバポレータ後温度が必要以上に低
くなり、冷房能力を増大させるため、省動力の観点から
は大きく外れてしまう。
房負荷時には、外気温度が低いか冷房負荷が小さくなっ
たときと同じようにエバポレータ後温度を下げれば車室
内の湿度が上がって不快となるのを防止することができ
るが、この領域ではエバポレータ後温度が必要以上に低
くなり、冷房能力を増大させるため、省動力の観点から
は大きく外れてしまう。
【0025】これに対して、車室内が不快とならない快
適湿度とするためのエバポレータ後温度と、環境条件に
応じて定まるウインドシールドガラスが曇らないための
エバポレータ後温度(演算して求めたガラス温度によっ
て定まるエバポレータ後温度)の何れか低い方をエバポ
レータ後温度として設定してコンプレッサを制御する。
これによって、ウインドシールドガラスに曇りが生じる
ことなく車室内を快適名湿度とする必要最小限の冷房能
力とすることができ、省動力を図ることができる。な
お、この二つのエバポレータ後温度の比較は、演算され
たガラス温度を露点温度とする空気の絶対湿度と車室内
が不快とならない相対湿度の空気の絶対湿度を比較する
ことを含んでいる。
適湿度とするためのエバポレータ後温度と、環境条件に
応じて定まるウインドシールドガラスが曇らないための
エバポレータ後温度(演算して求めたガラス温度によっ
て定まるエバポレータ後温度)の何れか低い方をエバポ
レータ後温度として設定してコンプレッサを制御する。
これによって、ウインドシールドガラスに曇りが生じる
ことなく車室内を快適名湿度とする必要最小限の冷房能
力とすることができ、省動力を図ることができる。な
お、この二つのエバポレータ後温度の比較は、演算され
たガラス温度を露点温度とする空気の絶対湿度と車室内
が不快とならない相対湿度の空気の絶対湿度を比較する
ことを含んでいる。
【0026】請求項5に係る発明は、車両のワイパの作
動状態を検出するワイパ動作検出手段を含み、前記エバ
ポレータ後温度設定手段が前記ワイパ動作検出手段の検
出結果に応じてエバポレータ後温度の設定を行うことを
特徴とする。
動状態を検出するワイパ動作検出手段を含み、前記エバ
ポレータ後温度設定手段が前記ワイパ動作検出手段の検
出結果に応じてエバポレータ後温度の設定を行うことを
特徴とする。
【0027】この発明によれば、車両のワイパが動作し
ているときは、降雨状態であり、車外は高湿度である。
また、車両走行状態では、ウインドシールドガラスに付
着した水滴が、ウインドシールドガラスの温度を下げ
る。
ているときは、降雨状態であり、車外は高湿度である。
また、車両走行状態では、ウインドシールドガラスに付
着した水滴が、ウインドシールドガラスの温度を下げ
る。
【0028】したがって、降雨状態か否かを検出するこ
とにより、降雨時にもウインドシールドガラスの正確な
温度の演算が可能であると共に、この検出結果に基づい
てウインドシールドガラスの曇り防止のための冷房能力
制御を行うことにより、雨天(高湿度の環境下)である
か否かを判断して、自動的にウインドシールドガラスの
曇り防止を行うことができる。また、ワイパを作動させ
ない晴天時には、エバポレータ後温度をワイパ作動時
(雨天時)よりも高くして、省動力を図ることができ
る。
とにより、降雨時にもウインドシールドガラスの正確な
温度の演算が可能であると共に、この検出結果に基づい
てウインドシールドガラスの曇り防止のための冷房能力
制御を行うことにより、雨天(高湿度の環境下)である
か否かを判断して、自動的にウインドシールドガラスの
曇り防止を行うことができる。また、ワイパを作動させ
ない晴天時には、エバポレータ後温度をワイパ作動時
(雨天時)よりも高くして、省動力を図ることができ
る。
【0029】請求項6に係る発明は、前記空調設定条件
として内気循環モードないし外気循環モードの何れに設
定されたかを判定する空調モード判定手段を含み、前記
エバポレータ後温度設定手段が前記空調モード判定手段
の判定結果に応じてエバポレータ後温度の設定を行うこ
とを特徴とする。
として内気循環モードないし外気循環モードの何れに設
定されたかを判定する空調モード判定手段を含み、前記
エバポレータ後温度設定手段が前記空調モード判定手段
の判定結果に応じてエバポレータ後温度の設定を行うこ
とを特徴とする。
【0030】この発明によれば、内気循環モードに設定
されると、車室内の圧力が外気導入時(外気導入モー
ド)よりも低くなるため、車両のドアと車体の合わせ目
等の隙間等からの自然換気量(エバポレータを通過しな
いで導入される空気の量)が増えるために、車室内の湿
度が僅かながら上昇し、ウインドシールドガラスに曇り
が生じ易くなる。このため、内気の導入時又は、外気と
内気の両方導入時は、自動的にウインドシールドガラス
の曇り止めを行うための能力制御を行う。これに対し
て、外気導入時には内気導入時に比較して、エバポレー
タ後温度を高くすることができるので、省動力を図るこ
とができる。
されると、車室内の圧力が外気導入時(外気導入モー
ド)よりも低くなるため、車両のドアと車体の合わせ目
等の隙間等からの自然換気量(エバポレータを通過しな
いで導入される空気の量)が増えるために、車室内の湿
度が僅かながら上昇し、ウインドシールドガラスに曇り
が生じ易くなる。このため、内気の導入時又は、外気と
内気の両方導入時は、自動的にウインドシールドガラス
の曇り止めを行うための能力制御を行う。これに対し
て、外気導入時には内気導入時に比較して、エバポレー
タ後温度を高くすることができるので、省動力を図るこ
とができる。
【0031】なお、本発明においてエバポレータ後温度
を設定温度とするためのコンプレッサの能力制御は、可
変容量コンプレッサにおいては、コンプレッサの吸入圧
を制御することによって行われる。また、固定容量コン
プレッサでは、コンプレッサをオン/オフする温度方法
ないし、コンプレッサの回転数を制御する方法を採りう
る。
を設定温度とするためのコンプレッサの能力制御は、可
変容量コンプレッサにおいては、コンプレッサの吸入圧
を制御することによって行われる。また、固定容量コン
プレッサでは、コンプレッサをオン/オフする温度方法
ないし、コンプレッサの回転数を制御する方法を採りう
る。
【0032】コンプレッサをオン/オフする場合、設定
されたエバポレータ後温度より所定温度(ΔT)高い温
度でコンプレッサをオンし、設定されたエバポレータ後
温度より所定温度(ΔT)低い温度でコンプレッサをオ
フする。これによって、エバポレータ後温度を設定され
た温度に保つように冷房能力を制御することができる。
されたエバポレータ後温度より所定温度(ΔT)高い温
度でコンプレッサをオンし、設定されたエバポレータ後
温度より所定温度(ΔT)低い温度でコンプレッサをオ
フする。これによって、エバポレータ後温度を設定され
た温度に保つように冷房能力を制御することができる。
【0033】また、コンプレッサの回転数を制御する場
合、エバポレータ後温度をセンサによって測定しなが
ら、モータによってコンプレッサの回転数を調整するこ
とにより、エバポレータ後温度を設定された温度に保つ
ように冷房能力を制御することができる。
合、エバポレータ後温度をセンサによって測定しなが
ら、モータによってコンプレッサの回転数を調整するこ
とにより、エバポレータ後温度を設定された温度に保つ
ように冷房能力を制御することができる。
【0034】
〔第1の実施の形態〕図1には、本実施の形態に適用し
た車両用空調装置(以下「エアコン10」と言う)を示
している。このエアコン10は、コンプレッサ(以下
「コンプレッサ12」と言う)、コンデンサ14、エキ
スパンションバルブ16及びエバポレータ18を含む冷
媒の循環路によって冷凍サイクルが構成されている。
た車両用空調装置(以下「エアコン10」と言う)を示
している。このエアコン10は、コンプレッサ(以下
「コンプレッサ12」と言う)、コンデンサ14、エキ
スパンションバルブ16及びエバポレータ18を含む冷
媒の循環路によって冷凍サイクルが構成されている。
【0035】エバポレータ18は、圧縮されて液化して
いる冷媒が気化することにより、このエバポレータ18
を通過する空気(以下「エバポレータ後の空気」と言
う)を冷却する。このとき、エバポレータ18では、通
過する空気を冷却することにより、空気中の水分を結露
させるようになっており、これにより、エバポレータ後
の空気が除湿される。
いる冷媒が気化することにより、このエバポレータ18
を通過する空気(以下「エバポレータ後の空気」と言
う)を冷却する。このとき、エバポレータ18では、通
過する空気を冷却することにより、空気中の水分を結露
させるようになっており、これにより、エバポレータ後
の空気が除湿される。
【0036】エバポレータ18の上流側に設けられてい
るエキスパンションバルブ16は、液化している冷媒を
急激に減圧することにより、霧状にしてエバポレータ1
8へ供給するようになっており、これによって、エバポ
レータ18での冷媒の気化効率を向上させている。
るエキスパンションバルブ16は、液化している冷媒を
急激に減圧することにより、霧状にしてエバポレータ1
8へ供給するようになっており、これによって、エバポ
レータ18での冷媒の気化効率を向上させている。
【0037】エアコン10のコンプレッサ12は、従来
公知の一般的構成の可変容量コンプレッサを用いること
ができる。可変容量コンプレッサとしては、例えば車両
のエンジンの駆動力が伝達されて回転するドライブシャ
フトに傾斜した状態でワッブルプレートを設け、ドライ
ブシャフトと一体でワッブルプレートが回転することに
より、このワッブルプレートに連結されているピストン
がシリンダ内を往復動して、冷媒を圧縮して吐出する。
このワッブルプレートを用いた可変容量コンプレッサで
は、ドライブシャフトに対するワッブルプレートの傾斜
角が変更されるか又はワッブルプレートがドライブシャ
フトの軸線に沿って平行移動されるかによってピストン
のストロークが変えられる。 これにより、可変容量コン
プレッサでは、シリンダの容量が変えられて能力(吐出
量、吸入圧)が変えられる。
公知の一般的構成の可変容量コンプレッサを用いること
ができる。可変容量コンプレッサとしては、例えば車両
のエンジンの駆動力が伝達されて回転するドライブシャ
フトに傾斜した状態でワッブルプレートを設け、ドライ
ブシャフトと一体でワッブルプレートが回転することに
より、このワッブルプレートに連結されているピストン
がシリンダ内を往復動して、冷媒を圧縮して吐出する。
このワッブルプレートを用いた可変容量コンプレッサで
は、ドライブシャフトに対するワッブルプレートの傾斜
角が変更されるか又はワッブルプレートがドライブシャ
フトの軸線に沿って平行移動されるかによってピストン
のストロークが変えられる。 これにより、可変容量コン
プレッサでは、シリンダの容量が変えられて能力(吐出
量、吸入圧)が変えられる。
【0038】このようなピストンのストロークの変更
は、コントロールバルブに設けられているソレノイド2
0への通電電流の電流値を変更したり、 デュティー比を
変更するなどして、ソレノイド20をコントロールする
ことにより行われる。
は、コントロールバルブに設けられているソレノイド2
0への通電電流の電流値を変更したり、 デュティー比を
変更するなどして、ソレノイド20をコントロールする
ことにより行われる。
【0039】なお、コンプレッサ12としては、ワッブ
ルプレート式に限らず、吸入した冷媒の一部を吸入側へ
戻すバイパス式や、ピストンの往復移動時間を変更する
変速方式等の種々の構成を適用でき、エアコン10とし
ては、可変容量コンプレッサの冷媒の吸入圧を調整する
ためのソレノイド等の種々のアクチュエータの動作をコ
ントロールして、 冷房能力を制御するものであれば良
い。
ルプレート式に限らず、吸入した冷媒の一部を吸入側へ
戻すバイパス式や、ピストンの往復移動時間を変更する
変速方式等の種々の構成を適用でき、エアコン10とし
ては、可変容量コンプレッサの冷媒の吸入圧を調整する
ためのソレノイド等の種々のアクチュエータの動作をコ
ントロールして、 冷房能力を制御するものであれば良
い。
【0040】エアコン10のエバポレータ18は、空調
ダクト22の内部に設けられている。この空調ダクト2
2は、両端が開口しており、一方の開口端には、空気取
入口24、26が形成されている。また他方の開口端に
は、車室内へ向けて開口された複数の空気吹出し口28
(本実施の形態では一例として28A、 28B、28C
を図示)が形成されている。
ダクト22の内部に設けられている。この空調ダクト2
2は、両端が開口しており、一方の開口端には、空気取
入口24、26が形成されている。また他方の開口端に
は、車室内へ向けて開口された複数の空気吹出し口28
(本実施の形態では一例として28A、 28B、28C
を図示)が形成されている。
【0041】空気取入口24は車両外部と連通し、空調
ダクト22内に外気を導入可能となっている。また、空
気取入口26は、 車室内と連通しており車室内の空気
(内気)を空調ダクト22内に導入可能となっている。
なお、 空気吹出し口28は、一例として空気吹出し口2
8Aが、車両の図示しないウインドシールドガラスへ向
けて空気を吹出すデフロスタ吹出し口となっており、ま
た、空気吹出し口28Bが、サイド及びセンタレジスタ
吹出し口となっており、空気吹出し口28Cが、足元吹
出し口となっている。
ダクト22内に外気を導入可能となっている。また、空
気取入口26は、 車室内と連通しており車室内の空気
(内気)を空調ダクト22内に導入可能となっている。
なお、 空気吹出し口28は、一例として空気吹出し口2
8Aが、車両の図示しないウインドシールドガラスへ向
けて空気を吹出すデフロスタ吹出し口となっており、ま
た、空気吹出し口28Bが、サイド及びセンタレジスタ
吹出し口となっており、空気吹出し口28Cが、足元吹
出し口となっている。
【0042】空調ダクト22内には、エバポレータ18
と空気取入口24、26との間にブロワファン30が設
けられている。 また、空気取入口24、 26の近傍に
は、切替えダンパ32が設けられている。切替えダンパ
32は、 サーボモータ34等のアクチュエータの作動に
よって、空気取入口24、 26の開閉を行う。
と空気取入口24、26との間にブロワファン30が設
けられている。 また、空気取入口24、 26の近傍に
は、切替えダンパ32が設けられている。切替えダンパ
32は、 サーボモータ34等のアクチュエータの作動に
よって、空気取入口24、 26の開閉を行う。
【0043】ブロワファン30は、ブロワモータ36の
駆動によって回転して、 空気取入口24ないし空気取入
口26から空調ダクト22内に吸引した空気をエバポレ
ータ18へ向けて送出する。このとき、切替えダンパ3
2による空気取入口24、 26の開閉状態に応じて、空
調ダクト22内に外気ないし内気が導入されるようにな
っている。
駆動によって回転して、 空気取入口24ないし空気取入
口26から空調ダクト22内に吸引した空気をエバポレ
ータ18へ向けて送出する。このとき、切替えダンパ3
2による空気取入口24、 26の開閉状態に応じて、空
調ダクト22内に外気ないし内気が導入されるようにな
っている。
【0044】すなわち、切替えダンパ32が空気取入口
24を閉止した状態では、内気が空調ダクト22内に導
入される内気循環モードとなり、切替えダンパ32が空
気取入口26を閉止した状態では、外気が空調ダクト2
2内に導入される外気導入モードとなる。また、切替え
ダンパ32の回動位置に応じた比率で外気と内気が空調
ダクト22内へ導入される。
24を閉止した状態では、内気が空調ダクト22内に導
入される内気循環モードとなり、切替えダンパ32が空
気取入口26を閉止した状態では、外気が空調ダクト2
2内に導入される外気導入モードとなる。また、切替え
ダンパ32の回動位置に応じた比率で外気と内気が空調
ダクト22内へ導入される。
【0045】エバポレータ18の下流側には、エアミッ
クスダンパ38及びヒータコア40が設けられている。
エアミックスダンパ38は、サーボモータ42の駆動に
よって回動して、エバポレータ後の空気のヒータコア4
0を通過する空気の量とこれをバイパスする空気の量を
調節する。ヒータコア40は、エアミックスダンパ38
によって案内された空気を加熱する。
クスダンパ38及びヒータコア40が設けられている。
エアミックスダンパ38は、サーボモータ42の駆動に
よって回動して、エバポレータ後の空気のヒータコア4
0を通過する空気の量とこれをバイパスする空気の量を
調節する。ヒータコア40は、エアミックスダンパ38
によって案内された空気を加熱する。
【0046】エバポレータ後の空気は、必要に応じてヒ
ータコア40へ案内されて加熱される。 また、ヒータコ
ア40によって加熱された空気とヒータコア40によっ
て加熱されていない空気とが混合された後、空気吹出し
口28へ向けて送出される。エアコン10では、エアミ
ックスダンパ38をコントロールしてコアヒータ40に
より加熱される空気の量を調節することにより、空気吹
出し口28から車室内へ向けて吹出す空気の温調が行わ
れる。
ータコア40へ案内されて加熱される。 また、ヒータコ
ア40によって加熱された空気とヒータコア40によっ
て加熱されていない空気とが混合された後、空気吹出し
口28へ向けて送出される。エアコン10では、エアミ
ックスダンパ38をコントロールしてコアヒータ40に
より加熱される空気の量を調節することにより、空気吹
出し口28から車室内へ向けて吹出す空気の温調が行わ
れる。
【0047】空気吹出し口28の近傍には、モード切替
えダンパ44A、44Bが設けられており、これらのモ
ード切替えダンパ44A、 44Bによって、空気吹出し
口28A、28B、28Cを開閉することにより、 所望
の位置から車室内へ温調した空気を吹出すことができ
る。なお、 このモード切替えダンパ44の作動は、エア
コン10が設定された運転モードに応じてサーボモータ
46を駆動して行うものであってもよいが、乗員がマニ
ュアル操作によって機械的に空気吹出し口28の開閉操
作ができるものであっても良い。
えダンパ44A、44Bが設けられており、これらのモ
ード切替えダンパ44A、 44Bによって、空気吹出し
口28A、28B、28Cを開閉することにより、 所望
の位置から車室内へ温調した空気を吹出すことができ
る。なお、 このモード切替えダンパ44の作動は、エア
コン10が設定された運転モードに応じてサーボモータ
46を駆動して行うものであってもよいが、乗員がマニ
ュアル操作によって機械的に空気吹出し口28の開閉操
作ができるものであっても良い。
【0048】エアコン10は、マイクロコンピュータを
備えた空調制御回路50を備えている。この空調制御回
路50に、前記したブロワモータ36がコントローラ5
2を介して接続さ、切替えダンパ32、エアミックスダ
ンパ38及びモード切替えダンパ44を操作するサーボ
モータ34、42、46及び前記したコンプレッサ12
の吸入圧をコントロールするソレノイド20がそれぞれ
接続されている。また、この空調制御回路50には、室
内の空調温度の設定と共に、ブロワファン30の動作を
マニュアルモードで行うかオートモードで行うか、外気
導入モードか内気循環モードか、及び温調した空気を吹
出す空気吹出し口28の設定等の動作モード(空調条
件)を設定するための操作パネル54が接続されてい
る。エアコン10では、この操作パネル54の操作によ
って乗員が設定した設定条件(空調条件)に基づいて動
作するようになっている。
備えた空調制御回路50を備えている。この空調制御回
路50に、前記したブロワモータ36がコントローラ5
2を介して接続さ、切替えダンパ32、エアミックスダ
ンパ38及びモード切替えダンパ44を操作するサーボ
モータ34、42、46及び前記したコンプレッサ12
の吸入圧をコントロールするソレノイド20がそれぞれ
接続されている。また、この空調制御回路50には、室
内の空調温度の設定と共に、ブロワファン30の動作を
マニュアルモードで行うかオートモードで行うか、外気
導入モードか内気循環モードか、及び温調した空気を吹
出す空気吹出し口28の設定等の動作モード(空調条
件)を設定するための操作パネル54が接続されてい
る。エアコン10では、この操作パネル54の操作によ
って乗員が設定した設定条件(空調条件)に基づいて動
作するようになっている。
【0049】また、エアコン10には、 エバポレータ後
温度を検出するエバポレータ後温度センサ56と共に、
環境条件検出手段として、車外の外気温度を検出する外
気温度センサ58、車室内の温度を検出する車室温度セ
ンサ60及び日射センサ62が設けられており、これら
が空調制御回路50にそれぞれ接続されている。さら
に、空調制御回路50には、環境条件検出手段として車
両の図示しないワイパを動作させるワイパスイッチ64
及び車両の走行速度を検出するための車速センサ66が
接続されている。
温度を検出するエバポレータ後温度センサ56と共に、
環境条件検出手段として、車外の外気温度を検出する外
気温度センサ58、車室内の温度を検出する車室温度セ
ンサ60及び日射センサ62が設けられており、これら
が空調制御回路50にそれぞれ接続されている。さら
に、空調制御回路50には、環境条件検出手段として車
両の図示しないワイパを動作させるワイパスイッチ64
及び車両の走行速度を検出するための車速センサ66が
接続されている。
【0050】これにより、空調制御回路50は、車室温
度、 外気温度、 エバポレータ後温度及び日射量に加え、
ワイパスイッチ64によって、ワイパが動作しているか
否かを判断でき、車速センサ66からの出力信号によっ
て車両の走行速度を検出できるようになっている。な
お、 日射センサ62は、フォトダイオード等の光検出手
段によって車外の明るさを検出し、空調制御回路50
は、 この検出した明るさから日射量を判断する。
度、 外気温度、 エバポレータ後温度及び日射量に加え、
ワイパスイッチ64によって、ワイパが動作しているか
否かを判断でき、車速センサ66からの出力信号によっ
て車両の走行速度を検出できるようになっている。な
お、 日射センサ62は、フォトダイオード等の光検出手
段によって車外の明るさを検出し、空調制御回路50
は、 この検出した明るさから日射量を判断する。
【0051】空調制御回路50は、操作パネル54で設
定された空調条件に基づいて、ブロワファン30、切替
えダンパ32、エアミックスダンパ38及びモード切替
えダンパ44を動作及び操作して車室内の空気調和を図
る。このとき、空調制御回路50は、設定温度、車室内
の温度、車外の温度及び日射状態に応じて空気吹出し口
28から車室内へ吹出す空気の目標温度及び風量を設定
し、設定した風量が得られるようにブロワモータ36の
駆動電圧を定めて、 ブロワファン30を回転駆動させ
る。
定された空調条件に基づいて、ブロワファン30、切替
えダンパ32、エアミックスダンパ38及びモード切替
えダンパ44を動作及び操作して車室内の空気調和を図
る。このとき、空調制御回路50は、設定温度、車室内
の温度、車外の温度及び日射状態に応じて空気吹出し口
28から車室内へ吹出す空気の目標温度及び風量を設定
し、設定した風量が得られるようにブロワモータ36の
駆動電圧を定めて、 ブロワファン30を回転駆動させ
る。
【0052】エアコン10の空調制御回路50では、通
常の空調運転時には、温度(設定温度)を含む空調条件
が設定されると、空調条件と外気温度及び車室内の温度
に基づいて、車室内を設定温度とするための目標吹出し
温度を演算し、この演算結果に基づいてエバポレータ後
温度を設定する。この後、設定したエバポレータ後温度
が得られるようにコンプレッサ12の吸入圧、すなわち
コンプレッサ12の能力をコントロールして、車室内の
空調を行う。なお、エバポレータ後温度を設定し、この
設定結果に基づいてコンプレッサ12の吸入圧を制御す
る通常運転時の制御方法は、可変容量コンプレッサを用
いて冷房能力を制御する従来公知の方法を用いており、
本実施の形態では詳細な説明を省略する。
常の空調運転時には、温度(設定温度)を含む空調条件
が設定されると、空調条件と外気温度及び車室内の温度
に基づいて、車室内を設定温度とするための目標吹出し
温度を演算し、この演算結果に基づいてエバポレータ後
温度を設定する。この後、設定したエバポレータ後温度
が得られるようにコンプレッサ12の吸入圧、すなわち
コンプレッサ12の能力をコントロールして、車室内の
空調を行う。なお、エバポレータ後温度を設定し、この
設定結果に基づいてコンプレッサ12の吸入圧を制御す
る通常運転時の制御方法は、可変容量コンプレッサを用
いて冷房能力を制御する従来公知の方法を用いており、
本実施の形態では詳細な説明を省略する。
【0053】ところで、エアコン10の空調制御回路5
0では、通常の制御に加えて、ウインドシールドガラス
の曇りを防止するための冷房能力制御が可能となってい
る。図2には、 第1の実施の形態における冷房能力制御
の概略を示している。
0では、通常の制御に加えて、ウインドシールドガラス
の曇りを防止するための冷房能力制御が可能となってい
る。図2には、 第1の実施の形態における冷房能力制御
の概略を示している。
【0054】冷房能力制御を行うときには、先ず、少な
くとも外気温度ないし外気温度を車両の走行速度(車
速)等の環境条件に基づいてウインドシールドガラスの
温度(ガラス温度)を演算する(ステップ100)。
くとも外気温度ないし外気温度を車両の走行速度(車
速)等の環境条件に基づいてウインドシールドガラスの
温度(ガラス温度)を演算する(ステップ100)。
【0055】ガラス温度は、車速が高くなるにしたがっ
て低下する。また、 日射量が少ないときのガラス温度
は、日射量が多いときに比べて下がる。このために、 演
算したガラス温度を日射量に加えて車速をパラメータと
して補正する。
て低下する。また、 日射量が少ないときのガラス温度
は、日射量が多いときに比べて下がる。このために、 演
算したガラス温度を日射量に加えて車速をパラメータと
して補正する。
【0056】すなわち、図3に示すように、外気温度に
対してガラス温度は、車速が高いほど低くなり、また、
車速が同じときには、日射量が多いほど高くなる。特に
車速の影響が大きく、車速をパラメータとすることによ
り、正確なガラス温度を求めることができる。
対してガラス温度は、車速が高いほど低くなり、また、
車速が同じときには、日射量が多いほど高くなる。特に
車速の影響が大きく、車速をパラメータとすることによ
り、正確なガラス温度を求めることができる。
【0057】図2に示すように、空調制御回路50で
は、車速に基づいて正確なガラス温度を求めると、この
ガラス温度を露点とする絶対湿度を演算する(ステップ
104)。このとき、ガラス温度に対して僅かに低い温
度をガラス温度として絶対湿度を演算することにより、
演算した絶対湿度以下であればウインドシールドガラス
に結露による曇りが生じるのを防止できる。
は、車速に基づいて正確なガラス温度を求めると、この
ガラス温度を露点とする絶対湿度を演算する(ステップ
104)。このとき、ガラス温度に対して僅かに低い温
度をガラス温度として絶対湿度を演算することにより、
演算した絶対湿度以下であればウインドシールドガラス
に結露による曇りが生じるのを防止できる。
【0058】一方、空調制御回路50では、車室内の設
定温度或いは車室内温度に対して予め車室内が快適とな
る快適湿度を記憶している。これから、設定温度と予め
設定されている快適湿度(相対湿度)から絶対湿度(快
適絶対湿度)を演算する(ステップ106)。次に、ガ
ラス温度に対する絶対湿度と快適絶対湿度を比較して、
何れか低い湿度を目標絶対湿度として設定し(ステップ
108)、車室内を目標絶対湿度とするためのエバポレ
ータ後温度を演算する(ステップ110)。
定温度或いは車室内温度に対して予め車室内が快適とな
る快適湿度を記憶している。これから、設定温度と予め
設定されている快適湿度(相対湿度)から絶対湿度(快
適絶対湿度)を演算する(ステップ106)。次に、ガ
ラス温度に対する絶対湿度と快適絶対湿度を比較して、
何れか低い湿度を目標絶対湿度として設定し(ステップ
108)、車室内を目標絶対湿度とするためのエバポレ
ータ後温度を演算する(ステップ110)。
【0059】これにより、ウインドシールドガラスに曇
りを生じさせることなく、かつ、車室内を快適な湿度と
するための吹出し温度が得られる。
りを生じさせることなく、かつ、車室内を快適な湿度と
するための吹出し温度が得られる。
【0060】また、空調制御回路50では、通常の空調
時に車室内を目標温度とするための吹出し温度を演算し
ており(ステップ112)、この吹出し温度、或いはこ
の吹出し温度に基づく温度と前記した目標絶対湿度を得
るためのエバポレータ後温度を比較することにより、最
終のエバポレータ後温度を設定する(ステップ11
4)。ここでは、目標絶対湿度に対するエバポレータ後
温度と、目標温度に対する吹出し温度の何れか低い方を
最終のエバポレータ後温度として設定しており、設定し
た最終のエバポレータ後温度をエバポレータ後温度とし
て設定する。
時に車室内を目標温度とするための吹出し温度を演算し
ており(ステップ112)、この吹出し温度、或いはこ
の吹出し温度に基づく温度と前記した目標絶対湿度を得
るためのエバポレータ後温度を比較することにより、最
終のエバポレータ後温度を設定する(ステップ11
4)。ここでは、目標絶対湿度に対するエバポレータ後
温度と、目標温度に対する吹出し温度の何れか低い方を
最終のエバポレータ後温度として設定しており、設定し
た最終のエバポレータ後温度をエバポレータ後温度とし
て設定する。
【0061】このようにして設定したエバポレータ後温
度に基づいて冷房能力を制御する(ステップ118)こ
とにより、車室内を設定温度で、かつウインドシールド
ガラスに曇りを生じさせることなく、 快適な湿度とする
ことができる。
度に基づいて冷房能力を制御する(ステップ118)こ
とにより、車室内を設定温度で、かつウインドシールド
ガラスに曇りを生じさせることなく、 快適な湿度とする
ことができる。
【0062】次に第1の実施の形態の作用を、図4に示
すフローチャートに沿って説明する。このフローチャー
トは、ウインドシールドガラスに曇りを生じさせること
なくコンプレッサ12とエバポレータ18を含んで構成
される冷凍サイクルの冷房能力制御の一例を示してい
る。
すフローチャートに沿って説明する。このフローチャー
トは、ウインドシールドガラスに曇りを生じさせること
なくコンプレッサ12とエバポレータ18を含んで構成
される冷凍サイクルの冷房能力制御の一例を示してい
る。
【0063】このフローチャートの最初のステップ12
0では、ウインドシールドガラスのガラス温度Tg を演
算している。一般にウインドシールドガラスのガラス温
度T g は、ガラス内側の熱伝達率hi 、ガラス外側の熱
伝達率ho 、ガラスの日射吸収量α、日射量ST、車室
内温度TR 及び外気温度To とすると、(1)式から演
算することができる。車室内温度TR は、通常25°C
であるので、車室内温度TR を25°Cとして用いても
よい。
0では、ウインドシールドガラスのガラス温度Tg を演
算している。一般にウインドシールドガラスのガラス温
度T g は、ガラス内側の熱伝達率hi 、ガラス外側の熱
伝達率ho 、ガラスの日射吸収量α、日射量ST、車室
内温度TR 及び外気温度To とすると、(1)式から演
算することができる。車室内温度TR は、通常25°C
であるので、車室内温度TR を25°Cとして用いても
よい。
【0064】通常、ガラス内側の熱伝達率hi 、ガラス
外側の熱伝達率ho 及びガラスの日射吸収量αは定数と
して演算している。しかし、正確には、ガラス内側の熱
伝達率hi 、ガラス外側の熱伝達率ho は、ウインドシ
ールドガラスが受ける風速に影響される。このため、ウ
インドシールドガラスの内側の風速vと車速uから、ガ
ラス内側の熱伝達率hi 及びガラス外側の熱伝達率ho
はそれぞれ、(1)式及び(2)式で表される。
外側の熱伝達率ho 及びガラスの日射吸収量αは定数と
して演算している。しかし、正確には、ガラス内側の熱
伝達率hi 、ガラス外側の熱伝達率ho は、ウインドシ
ールドガラスが受ける風速に影響される。このため、ウ
インドシールドガラスの内側の風速vと車速uから、ガ
ラス内側の熱伝達率hi 及びガラス外側の熱伝達率ho
はそれぞれ、(1)式及び(2)式で表される。
【0065】
【数1】
【0066】したがって、(2)式に示すように、ガラ
ス温度Tg は、車室側の風速v、車速u及び日射量ST
の関数として演算によって正確に求めることができる。
ウインドシールドガラスの内側の風速vは、デフロスタ
時以外の通常時は、微風速で変化は小さい。また、日射
量STは、少ないときに曇り易いことから、ガラス内側
の熱伝達率hi を一定、日射量STを「0」として演算
しても良い。一方、車速uは、車両の走行に応じて低速
から高速まで変化するため、この影響は大きく正確なガ
ラス温度Tg の演算には無視することができない。
ス温度Tg は、車室側の風速v、車速u及び日射量ST
の関数として演算によって正確に求めることができる。
ウインドシールドガラスの内側の風速vは、デフロスタ
時以外の通常時は、微風速で変化は小さい。また、日射
量STは、少ないときに曇り易いことから、ガラス内側
の熱伝達率hi を一定、日射量STを「0」として演算
しても良い。一方、車速uは、車両の走行に応じて低速
から高速まで変化するため、この影響は大きく正確なガ
ラス温度Tg の演算には無視することができない。
【0067】次のステップ122では、演算によって求
めたガラス温度Tg に余裕代Δ1 (例えば1°C程度)
を考慮して、冷房能力の制御に用いるガラス温度TG を
設定する(TG =Tg −Δ1 )。
めたガラス温度Tg に余裕代Δ1 (例えば1°C程度)
を考慮して、冷房能力の制御に用いるガラス温度TG を
設定する(TG =Tg −Δ1 )。
【0068】この後、ステップ124では、設定したガ
ラス温度TG を露点とする絶対湿度XTGを演算する。以
下には、 その演算式を示す。
ラス温度TG を露点とする絶対湿度XTGを演算する。以
下には、 その演算式を示す。
【0069】
【数2】
【0070】一方、ステップ126では、予め定められ
ている快適湿度ψC (例えば55%〜60%程度)と、
車室温度(設定温度)TR から車室温度TR に対する快
適絶対湿度XC を演算する。このときの、(3)式に示
すように、快適絶対湿度XCは、車室温度TR とその時
の快適湿度ψC の関数として求められる。なお、快適絶
対湿度XC を演算するときの車室温度は25°Cとして
も良く、また車室温度センサ60の検出結果を用いても
良い。
ている快適湿度ψC (例えば55%〜60%程度)と、
車室温度(設定温度)TR から車室温度TR に対する快
適絶対湿度XC を演算する。このときの、(3)式に示
すように、快適絶対湿度XCは、車室温度TR とその時
の快適湿度ψC の関数として求められる。なお、快適絶
対湿度XC を演算するときの車室温度は25°Cとして
も良く、また車室温度センサ60の検出結果を用いても
良い。
【0071】
【数3】
【0072】この後、ステップ128〜132では、ガ
ラス温度TG に基づいた絶対湿度X TGと快適絶対湿度X
C を比較し、何れか小さい方を目標絶対湿度XSEL とし
て設定する。すなわち、ガラス温度TG に基づいた絶対
湿度xTGが大きいときには、ステップ128で肯定判定
され、ステップ130へ移行する。このステップ130
では、快適絶対湿度XC を目標絶対湿度XSEL として設
定する。また、ステップ128で否定判定されたときに
は、ステップ132へ移行して、ガラス温度T G に基づ
いた絶対湿度XTGを目標絶対湿度XSEL として設定す
る。このようにして目標絶対湿度XSEL を設定すれば、
ウインドシールドガラスに曇りを生じさせることなく、
かつ車室内を快適とする絶対湿度が得られる。
ラス温度TG に基づいた絶対湿度X TGと快適絶対湿度X
C を比較し、何れか小さい方を目標絶対湿度XSEL とし
て設定する。すなわち、ガラス温度TG に基づいた絶対
湿度xTGが大きいときには、ステップ128で肯定判定
され、ステップ130へ移行する。このステップ130
では、快適絶対湿度XC を目標絶対湿度XSEL として設
定する。また、ステップ128で否定判定されたときに
は、ステップ132へ移行して、ガラス温度T G に基づ
いた絶対湿度XTGを目標絶対湿度XSEL として設定す
る。このようにして目標絶対湿度XSEL を設定すれば、
ウインドシールドガラスに曇りを生じさせることなく、
かつ車室内を快適とする絶対湿度が得られる。
【0073】次のステップ134では、車室内を目標絶
対湿度XSEL とするための目標吹出し湿度XAOを演算す
る。このとき、乗員の発生蒸気量W、空気の比重量γ及
び風量Vとすると、目標吹出し湿度XAOは(4)式から
求めることができる。
対湿度XSEL とするための目標吹出し湿度XAOを演算す
る。このとき、乗員の発生蒸気量W、空気の比重量γ及
び風量Vとすると、目標吹出し湿度XAOは(4)式から
求めることができる。
【0074】この後、ステップ136では、目標吹出し
湿度に対する露点温度TD を演算する。
湿度に対する露点温度TD を演算する。
【0075】
【数4】
【0076】一方、ステップ138では、車室内を設定
温度TSET とするための吹出し温度Taoを演算する。こ
の吹出し温度Taoは、(5)式で求められる。但し、K
1 、K2 、K3 、K4 及びCは定数とする。
温度TSET とするための吹出し温度Taoを演算する。こ
の吹出し温度Taoは、(5)式で求められる。但し、K
1 、K2 、K3 、K4 及びCは定数とする。
【0077】次のステップ140では、演算した吹出し
温度Taoに、空調ダクト22内での温度上昇分等を補償
するための余裕代Δ2 (例えば1°C)を含ませて目標
吹出し温度TAOを設定する(TAO=Tao−Δ2 )。
温度Taoに、空調ダクト22内での温度上昇分等を補償
するための余裕代Δ2 (例えば1°C)を含ませて目標
吹出し温度TAOを設定する(TAO=Tao−Δ2 )。
【0078】このようにして、目標絶対湿度XSEL に対
する露点温度TD と、設定温度TSE T に基づいて演算し
た目標吹出し温度TAOを求めると、次のステップ142
では、エバポレータ後温度TEOを設定するために、これ
らを比較する(ステップ142)。この比較結果から目
標絶対湿度に対する露点温度TD が小さいとき(肯定判
定)には、ステップ144へ移行して、露点温度TD を
エバポレータ後温度T EOとして設定する。また、目標吹
出し温度TAOが小さければ(ステップ142で否定判
定)、ステップ146へ移行して、目標吹出し温度TAO
をエバポレータ後温度TEOとして設定する(エアコン1
0が冷房運転時)。ステップ148では、設定したエバ
ポレータ後温度TEOに基づいて冷房能力の制御を行う。
する露点温度TD と、設定温度TSE T に基づいて演算し
た目標吹出し温度TAOを求めると、次のステップ142
では、エバポレータ後温度TEOを設定するために、これ
らを比較する(ステップ142)。この比較結果から目
標絶対湿度に対する露点温度TD が小さいとき(肯定判
定)には、ステップ144へ移行して、露点温度TD を
エバポレータ後温度T EOとして設定する。また、目標吹
出し温度TAOが小さければ(ステップ142で否定判
定)、ステップ146へ移行して、目標吹出し温度TAO
をエバポレータ後温度TEOとして設定する(エアコン1
0が冷房運転時)。ステップ148では、設定したエバ
ポレータ後温度TEOに基づいて冷房能力の制御を行う。
【0079】すなわち、設定温度に対して必要なエバポ
レータ後温度と、結露や湿度の上昇を防止するために必
要なエバポレータ後温度を比較して、何れか小さい方を
エバポレータ後温度として、能力制御を行うことによ
り、車室内を設定温度に空調できると共に、ウインドシ
ールドガラスの曇り防止及び車室内の湿度が不快に感じ
る湿度に上昇するのを防止することができる。
レータ後温度と、結露や湿度の上昇を防止するために必
要なエバポレータ後温度を比較して、何れか小さい方を
エバポレータ後温度として、能力制御を行うことによ
り、車室内を設定温度に空調できると共に、ウインドシ
ールドガラスの曇り防止及び車室内の湿度が不快に感じ
る湿度に上昇するのを防止することができる。
【0080】なお、暖房時等において、目標吹出し温度
に対してエバポレータ後温度が低く設定されたときに
は、エアミックスダンパ38を制御して、ヒータコア4
0へ案内して加熱する空気の量を多くして所望の目標吹
出し温度を得れば良い。また、合わせてモード切替えダ
ンパ44A、44Bを制御して、主に加熱していない空
気を空気吹出し口28Aへ案内するようにしてもよい。 〔第2の実施の形態〕次に第2の実施の形態を説明する
。この第2の実施の形態を第1の実施の形態の図2に換
えて、図5を参照しながら説明する。
に対してエバポレータ後温度が低く設定されたときに
は、エアミックスダンパ38を制御して、ヒータコア4
0へ案内して加熱する空気の量を多くして所望の目標吹
出し温度を得れば良い。また、合わせてモード切替えダ
ンパ44A、44Bを制御して、主に加熱していない空
気を空気吹出し口28Aへ案内するようにしてもよい。 〔第2の実施の形態〕次に第2の実施の形態を説明する
。この第2の実施の形態を第1の実施の形態の図2に換
えて、図5を参照しながら説明する。
【0081】これに示すように、第2の実施の形態で
は、ガラス温度を演算すると(ステップ100)、演算
したガラス温度を得るためのエバポレータ後温度を演算
する(ステップ150)。
は、ガラス温度を演算すると(ステップ100)、演算
したガラス温度を得るためのエバポレータ後温度を演算
する(ステップ150)。
【0082】すなわち、図6(A)に示すように、ガラ
ス温度に対するエバポレータ後温度は、ガラス温度が低
いほどエバポレータ後温度が低くなるが、ガラス温度が
低いほどウインドシールドガラスが曇り易い。なお、車
速や日射量はガラス温度の演算時に考慮されている
((1)式参照)。
ス温度に対するエバポレータ後温度は、ガラス温度が低
いほどエバポレータ後温度が低くなるが、ガラス温度が
低いほどウインドシールドガラスが曇り易い。なお、車
速や日射量はガラス温度の演算時に考慮されている
((1)式参照)。
【0083】予め、図6(A)に示されるガラス温度に
対するエバポレータ後温度の特性を求めておくことによ
り、ウインドシールドガラスに曇りを生じさせることが
ない適切なエバポレータ後温度を設定することができ
る。このとき、図6(B)に示されるように、風速をパ
ラメータとしたガラス温度に対するエバポレータ後温度
の特性を求めておいてもよい。なお、図6(A)のみで
風速をパラメータとして考慮しないときには、風速にか
かわらずウインドシールドガラスに曇りが生じないよう
に、図6(B)に示すグラフにおいて風速が最小時のも
のを用いることが好ましい。
対するエバポレータ後温度の特性を求めておくことによ
り、ウインドシールドガラスに曇りを生じさせることが
ない適切なエバポレータ後温度を設定することができ
る。このとき、図6(B)に示されるように、風速をパ
ラメータとしたガラス温度に対するエバポレータ後温度
の特性を求めておいてもよい。なお、図6(A)のみで
風速をパラメータとして考慮しないときには、風速にか
かわらずウインドシールドガラスに曇りが生じないよう
に、図6(B)に示すグラフにおいて風速が最小時のも
のを用いることが好ましい。
【0084】また、図5に示すように、車室内を快適な
湿度とするための絶対湿度を演算すると(ステップ10
6)、演算した絶対湿度を得るために必要な吹出し湿度
を演算し(ステップ152)、さらに、演算した吹出し
湿度を得るるためのエバポレータ後温度を演算する(ス
テップ154)。
湿度とするための絶対湿度を演算すると(ステップ10
6)、演算した絶対湿度を得るために必要な吹出し湿度
を演算し(ステップ152)、さらに、演算した吹出し
湿度を得るるためのエバポレータ後温度を演算する(ス
テップ154)。
【0085】一方、車室内を設定温度とするための吹出
し温度を演算すると(ステップ112)、この吹出し温
度を得るためのエバポレータ後温度を演算する(ステッ
プ156)。
し温度を演算すると(ステップ112)、この吹出し温
度を得るためのエバポレータ後温度を演算する(ステッ
プ156)。
【0086】この後、演算したそれぞれのエバポレータ
後温度を比較し、最も低いエバポレータ後温度を冷房能
力を制御するためのエバポレータ後温度として設定し
(ステップ158)、設定したエバポレータ後温度に基
づいて冷房能力制御を行うようにしている(ステップ1
18)。これによって、必要な絶対湿度を演算すること
なく、ウインドシールドガラスの曇りを防止しながら、
車室内を快適な湿度に維持することができる。
後温度を比較し、最も低いエバポレータ後温度を冷房能
力を制御するためのエバポレータ後温度として設定し
(ステップ158)、設定したエバポレータ後温度に基
づいて冷房能力制御を行うようにしている(ステップ1
18)。これによって、必要な絶対湿度を演算すること
なく、ウインドシールドガラスの曇りを防止しながら、
車室内を快適な湿度に維持することができる。
【0087】以下に、第2の実施の形態を図7に示すフ
ローチャートを参照しながら説明する。
ローチャートを参照しながら説明する。
【0088】このフローチャートでは、ステップ120
でガラス温度を演算Tg を演算すると、次のステップ1
60で、このガラス温度Tg で曇らないためのエバポレ
ータ後温度TEO1 を、演算する。
でガラス温度を演算Tg を演算すると、次のステップ1
60で、このガラス温度Tg で曇らないためのエバポレ
ータ後温度TEO1 を、演算する。
【0089】また、ステップ126では、設定温度T
SET に基づいて快適絶対湿度XC を演算し、次のステッ
プ162では、この快適絶対湿度XC が得られるエバポ
レータ後温度TEO2 を演算によって求める。
SET に基づいて快適絶対湿度XC を演算し、次のステッ
プ162では、この快適絶対湿度XC が得られるエバポ
レータ後温度TEO2 を演算によって求める。
【0090】さらに、車室内を設定温度TSET とするた
めの吹出し温度Taoを演算し(ステップ138)、演算
した吹出し温度Taoに余裕代Δ2 を考慮した吹出し温度
TAOを得るための、エバポレータ後温度TEO3 を演算す
る(ステップ164)。
めの吹出し温度Taoを演算し(ステップ138)、演算
した吹出し温度Taoに余裕代Δ2 を考慮した吹出し温度
TAOを得るための、エバポレータ後温度TEO3 を演算す
る(ステップ164)。
【0091】このようにして、ウインドシールドガラス
に結露を生じさせないために必要なエバポレータ後温度
TEO1 、車室内を快適な湿度とするために必要なエバポ
レータ後温度TEO2 及び、車室内を設定温度TSET とす
るために必要なエバポレータ後温度TEO3 を求めると、
次のステップ166では、これらのエバポレータ後温度
TEO1 、TEO2 、TEO3 を比較して、最も低い温度を選
択する。
に結露を生じさせないために必要なエバポレータ後温度
TEO1 、車室内を快適な湿度とするために必要なエバポ
レータ後温度TEO2 及び、車室内を設定温度TSET とす
るために必要なエバポレータ後温度TEO3 を求めると、
次のステップ166では、これらのエバポレータ後温度
TEO1 、TEO2 、TEO3 を比較して、最も低い温度を選
択する。
【0092】すなわち、ガラス温度Tg から求めたエバ
ポレータ後温度TEO1 が最も低いときには、ステップ1
68へ移行して、このエバポレータ後温度TEO1 をエバ
ポレータ後温度TEOとして設定する。また、快適湿度か
ら求めたエバポレータ後温度TEO1 が最も低いときに
は、ステップ170へ移行して、エバポレータ後温度T
EO2 をエバポレータ後温度TEOとして設定する。また、
設定温度から求めたエバポレータ後温度TEO3 が最も低
いときには、ステップ172へ移行して、このエバポレ
ータ後温度TEO3 をエバポレータ後温度TEOとして設定
する。
ポレータ後温度TEO1 が最も低いときには、ステップ1
68へ移行して、このエバポレータ後温度TEO1 をエバ
ポレータ後温度TEOとして設定する。また、快適湿度か
ら求めたエバポレータ後温度TEO1 が最も低いときに
は、ステップ170へ移行して、エバポレータ後温度T
EO2 をエバポレータ後温度TEOとして設定する。また、
設定温度から求めたエバポレータ後温度TEO3 が最も低
いときには、ステップ172へ移行して、このエバポレ
ータ後温度TEO3 をエバポレータ後温度TEOとして設定
する。
【0093】このようにして、最も低い温度をエバポレ
ータ後温度TEOを設定すると、ステップ148へ移行し
て設定したエバポレータ後温度TEOに基づいて冷房能力
の制御を行う。
ータ後温度TEOを設定すると、ステップ148へ移行し
て設定したエバポレータ後温度TEOに基づいて冷房能力
の制御を行う。
【0094】これにより、目標絶対湿度XSEL を求める
ことなくウインドシールドガラスに曇りが生じたり、車
室内の湿度が快適湿度以上に上昇してしまうのを防止し
ながら、コンプレッサの制御を行って省動力運転が可能
となる。 〔第3の実施の形態〕次に本発明の第3の実施の形態を
説明する。なお、第3の実施の形態の基本的構成は、前
記した第1の実施の形態と同一であり、同一の部品には
同一の符号を付与してその説明を省略する。
ことなくウインドシールドガラスに曇りが生じたり、車
室内の湿度が快適湿度以上に上昇してしまうのを防止し
ながら、コンプレッサの制御を行って省動力運転が可能
となる。 〔第3の実施の形態〕次に本発明の第3の実施の形態を
説明する。なお、第3の実施の形態の基本的構成は、前
記した第1の実施の形態と同一であり、同一の部品には
同一の符号を付与してその説明を省略する。
【0095】この第3の実施の形態では、環境条件及び
空調条件に基づいて、必要に応じて冷房能力の制御を行
う。
空調条件に基づいて、必要に応じて冷房能力の制御を行
う。
【0096】ウインドシールドガラスは、外気温度が低
いほど曇りが生じ易く、また日射量が多いときに比べて
日射量が少ないほど曇りが生じ易くなる。これに加え
て、車速が大きくなると、ウインドシールドガラスが受
ける風量が多くなるため、ウインドシールドガラスの温
度が下がり、曇りが生じ易くなる。このため、本実施の
形態では、日射量ないし外気温度に加えて、車速に基づ
いてエバポレータ後温度を設定することにより、ウイン
ドシールドガラスの曇りを防止している。
いほど曇りが生じ易く、また日射量が多いときに比べて
日射量が少ないほど曇りが生じ易くなる。これに加え
て、車速が大きくなると、ウインドシールドガラスが受
ける風量が多くなるため、ウインドシールドガラスの温
度が下がり、曇りが生じ易くなる。このため、本実施の
形態では、日射量ないし外気温度に加えて、車速に基づ
いてエバポレータ後温度を設定することにより、ウイン
ドシールドガラスの曇りを防止している。
【0097】すなわち、エバポレータ後温度TEOは、車
速u、日射量ST及び外気温度TOの関数として表すこ
とができる((6)式参照)。これから、冷房負荷が小
さいときには、車速u、日射量ST及び外気温度TO の
関数として求めたエバポレータ後温度TEOに基づいて冷
房制御を行うことにより、ウインドシールドガラスに生
じる曇りを抑えることができる。
速u、日射量ST及び外気温度TOの関数として表すこ
とができる((6)式参照)。これから、冷房負荷が小
さいときには、車速u、日射量ST及び外気温度TO の
関数として求めたエバポレータ後温度TEOに基づいて冷
房制御を行うことにより、ウインドシールドガラスに生
じる曇りを抑えることができる。
【0098】一方、目標吹出し温度TAOは、前記した
(5)式と同様に(5')式で表される。
(5)式と同様に(5')式で表される。
【0099】
【数5】
【0100】エアコン10の冷房負荷は、目標吹出し温
度TAOが高くなるほど小さくなるので、ウインドシール
ドガラスに曇りが生じ易くなる。このときにも、車速u
が低いときに比べて高いときに曇りが生じ易い。言い換
えれば、(7)式に示すように、目標吹出し温度T
AOは、日射量STの関数であるから、エバポレータ後温
度TEOを目標吹出し温度TAOと車速uの関数として求め
ることができる。
度TAOが高くなるほど小さくなるので、ウインドシール
ドガラスに曇りが生じ易くなる。このときにも、車速u
が低いときに比べて高いときに曇りが生じ易い。言い換
えれば、(7)式に示すように、目標吹出し温度T
AOは、日射量STの関数であるから、エバポレータ後温
度TEOを目標吹出し温度TAOと車速uの関数として求め
ることができる。
【0101】すなわち、図8(A)に示すように、目標
吹出し温度TAOが高くなって、冷房負荷が少なくなって
いる領域では、目標吹出し温度TAOの上昇に伴ってエバ
ポレータ後温度TEOを下げる。このとき。車速uに応じ
て目標吹出し温度TAOに対するエバポレータ後温度TEO
を変化させており、例えば目標吹出し温度TAOが同じで
あっても、車速uが高ければ、エバポレータ後温度TEO
が低くなるようにしている。これにより、車速uが高く
ウインドシールドガラスに曇りが生じ易いときには冷房
能力が大きくなり、ウインドシールドガラスに曇りを生
じさせることがない。
吹出し温度TAOが高くなって、冷房負荷が少なくなって
いる領域では、目標吹出し温度TAOの上昇に伴ってエバ
ポレータ後温度TEOを下げる。このとき。車速uに応じ
て目標吹出し温度TAOに対するエバポレータ後温度TEO
を変化させており、例えば目標吹出し温度TAOが同じで
あっても、車速uが高ければ、エバポレータ後温度TEO
が低くなるようにしている。これにより、車速uが高く
ウインドシールドガラスに曇りが生じ易いときには冷房
能力が大きくなり、ウインドシールドガラスに曇りを生
じさせることがない。
【0102】冷房能力の制御を行うか否かは、例えば、
目標吹出し温度TAOが冷房時及び暖房時にそれぞれ所定
値(例えば図8(A)に示す「A」)を超えたか否かか
ら判定すれば良い。すなわち、目標吹出し温度TAOが所
定値Aを超えない領域では、通常制御領域となり、所定
値Aを超えた領域がウインドシールドガラスの曇り防止
の面からみた冷房能力制御領域となる。
目標吹出し温度TAOが冷房時及び暖房時にそれぞれ所定
値(例えば図8(A)に示す「A」)を超えたか否かか
ら判定すれば良い。すなわち、目標吹出し温度TAOが所
定値Aを超えない領域では、通常制御領域となり、所定
値Aを超えた領域がウインドシールドガラスの曇り防止
の面からみた冷房能力制御領域となる。
【0103】なお、(5)式に基づいてエバポレータ後
温度TEOを演算するときには、図8(B)に示すよう
に、日射量STと車速uをパラメータとした外気温度T
O に対するエバポレータ後温度TEOの特性となる。
温度TEOを演算するときには、図8(B)に示すよう
に、日射量STと車速uをパラメータとした外気温度T
O に対するエバポレータ後温度TEOの特性となる。
【0104】以下に、図9(A)乃至図9(D)のフロ
ーチャートを参照しながら説明する。
ーチャートを参照しながら説明する。
【0105】図9(A)及び図9(B)は、少なくとも
外気温度TO 、車速uに基づいて冷房能力を制御するエ
バポレータ後温度の特性は、図8(B)が該当する。先
ず、図9(A)に示すフローチャートの最初のステップ
180では、各センサによって測定している環境条件を
読み込む。次のステップ182では、読み込んだ環境条
件から冷房負荷が小さいか否かを判定している。ここ
で、外気温度TO が高くかつ設定温度TSET が低いとき
あるいは目標吹出し温度TAOが小さいときには、冷房負
荷が大きくなるので、このステップ182で否定判定さ
れて、ステップ184へ移行して、通常制御を行う。通
常制御では、例えば目標吹出し温度TAOに応じてエバポ
レータ後温度TEOを設定し、設定したエバポレータ後温
度TEOに基づいて冷房能力の制御を行う。
外気温度TO 、車速uに基づいて冷房能力を制御するエ
バポレータ後温度の特性は、図8(B)が該当する。先
ず、図9(A)に示すフローチャートの最初のステップ
180では、各センサによって測定している環境条件を
読み込む。次のステップ182では、読み込んだ環境条
件から冷房負荷が小さいか否かを判定している。ここ
で、外気温度TO が高くかつ設定温度TSET が低いとき
あるいは目標吹出し温度TAOが小さいときには、冷房負
荷が大きくなるので、このステップ182で否定判定さ
れて、ステップ184へ移行して、通常制御を行う。通
常制御では、例えば目標吹出し温度TAOに応じてエバポ
レータ後温度TEOを設定し、設定したエバポレータ後温
度TEOに基づいて冷房能力の制御を行う。
【0106】これに対して、冷房負荷が小さいときに
は、ステップ182で肯定判定されて、ステップ186
へ移行する。このステップ186では、図9(B)に示
すフローチャートの如き防曇のための冷房能力制御(以
下「防曇制御」という)を行う。
は、ステップ182で肯定判定されて、ステップ186
へ移行する。このステップ186では、図9(B)に示
すフローチャートの如き防曇のための冷房能力制御(以
下「防曇制御」という)を行う。
【0107】図9(B)に示す防曇制御ルーチンでは、
最初のステップ188で日射量ST、外気温度TO 及び
車速uに基づいてエバポレータ後温度TEOを演算し
((6)式参照)、この演算結果に基づいて冷房能力の
制御を行う(ステップ190)。なお、ウインドシール
ドガラスに曇りが生じ易いのは、日射がないときであ
り、ガラス温度に影響が大きい外気温度TO と車速uに
基づいてエバポレータ後温度を演算しても良い。すなわ
ち、エバポレータ後温度TEOを車速uと外気温度TOの
関数として求めてもよい(TEO=f5 (TO 、u))。
最初のステップ188で日射量ST、外気温度TO 及び
車速uに基づいてエバポレータ後温度TEOを演算し
((6)式参照)、この演算結果に基づいて冷房能力の
制御を行う(ステップ190)。なお、ウインドシール
ドガラスに曇りが生じ易いのは、日射がないときであ
り、ガラス温度に影響が大きい外気温度TO と車速uに
基づいてエバポレータ後温度を演算しても良い。すなわ
ち、エバポレータ後温度TEOを車速uと外気温度TOの
関数として求めてもよい(TEO=f5 (TO 、u))。
【0108】また、図9(C)及び図9(D)では、設
定温度TSET に対する目標吹出し温度TAOと車速uから
防曇制御を行うか否かを判定しており、図9(C)のフ
ローチャートでは、最初のステップ180で各センサに
よって環境条件を測定し、測定結果の読み込みを行う。
次のステップ192では、読み込んだ環境条件と設定さ
れている空調条件から目標吹出し温度TAOを演算する。
定温度TSET に対する目標吹出し温度TAOと車速uから
防曇制御を行うか否かを判定しており、図9(C)のフ
ローチャートでは、最初のステップ180で各センサに
よって環境条件を測定し、測定結果の読み込みを行う。
次のステップ192では、読み込んだ環境条件と設定さ
れている空調条件から目標吹出し温度TAOを演算する。
【0109】この後、ステップ194では、目標吹出し
温度TAOが所定値Aよりも低いか否かを判断しており、
目標吹出し温度TAOが所定値Aよりも低いときには、ス
テップ194で肯定判定され、ステップ184へ移行し
て通常制御を行う。
温度TAOが所定値Aよりも低いか否かを判断しており、
目標吹出し温度TAOが所定値Aよりも低いときには、ス
テップ194で肯定判定され、ステップ184へ移行し
て通常制御を行う。
【0110】これに対して、目標吹出し温度TAOが所定
値Aよりも高いときには、ステップ196へ移行して冷
房能力制御を行う。
値Aよりも高いときには、ステップ196へ移行して冷
房能力制御を行う。
【0111】図9(D)に示すフローチャートは、前記
したステップ196へ移行することにより実行され、ス
テップ198では、前記した(7)式に基づいて目標吹
出し温度TAOと車速uからエバポレータ後温度TEOを演
算する。この後、ステップ190へ移行して演算したエ
バポレータ後温度TEOに基づいて、コンプレッサ12の
能力制御を行う。
したステップ196へ移行することにより実行され、ス
テップ198では、前記した(7)式に基づいて目標吹
出し温度TAOと車速uからエバポレータ後温度TEOを演
算する。この後、ステップ190へ移行して演算したエ
バポレータ後温度TEOに基づいて、コンプレッサ12の
能力制御を行う。
【0112】すなわち、冷房負荷が小さいか又は、設定
温度TSET に対する目標吹出し温度TAOが予め設定して
いる所定値Aを超えたとき(冷房負荷が所定値以下)
に、外気温度TO 及び日射量STに加え、速度uに応じ
てエバポレータ後温度TEoを設定して冷房制御を行う。
これにより、図9(B)のフローチャートと同様に、冷
房負荷が小さいときでも車速uが高いときには、エバポ
レータ御温度TEOを下げることにより冷房能力を上げる
ため、車速uが高いためにウインドシールドガラスに曇
りが生じ易くなっても、曇りの生じるのを抑えることが
できる。
温度TSET に対する目標吹出し温度TAOが予め設定して
いる所定値Aを超えたとき(冷房負荷が所定値以下)
に、外気温度TO 及び日射量STに加え、速度uに応じ
てエバポレータ後温度TEoを設定して冷房制御を行う。
これにより、図9(B)のフローチャートと同様に、冷
房負荷が小さいときでも車速uが高いときには、エバポ
レータ御温度TEOを下げることにより冷房能力を上げる
ため、車速uが高いためにウインドシールドガラスに曇
りが生じ易くなっても、曇りの生じるのを抑えることが
できる。
【0113】また、ウインドシールドガラスの曇りを抑
えた冷房能力制御を自動的に行うことができるため、例
えば車両の乗員が走行中にマニュアル操作によってウイ
ンドシールドガラスの曇り防止のための操作を行う必要
がない。 〔第4の実施の形態〕次に第4の実施の形態を説明す
る。前記した第3の実施の形態では、冷房負荷あるいは
冷房負荷の一種である目標吹出し温度TAOから能力制御
を行うか否かを判断したが、以下に説明する第4の実施
の形態では、エアコン10が内気循環モードで運転され
ているか否かないしワイパスイッチ66が操作されてい
るか否か等から環境条件を判断するようにしている。な
お、第4の実施の形態では、前記した第1から第3の実
施の形態の何れかで示す冷房能力制御を行えば良い(例
えば第3の実施の形態の図9(B)、図9(D))。
えた冷房能力制御を自動的に行うことができるため、例
えば車両の乗員が走行中にマニュアル操作によってウイ
ンドシールドガラスの曇り防止のための操作を行う必要
がない。 〔第4の実施の形態〕次に第4の実施の形態を説明す
る。前記した第3の実施の形態では、冷房負荷あるいは
冷房負荷の一種である目標吹出し温度TAOから能力制御
を行うか否かを判断したが、以下に説明する第4の実施
の形態では、エアコン10が内気循環モードで運転され
ているか否かないしワイパスイッチ66が操作されてい
るか否か等から環境条件を判断するようにしている。な
お、第4の実施の形態では、前記した第1から第3の実
施の形態の何れかで示す冷房能力制御を行えば良い(例
えば第3の実施の形態の図9(B)、図9(D))。
【0114】以下、図10に示すフローチャートを参照
しながら説明する。このフローチャートは、エアコン1
0による空調が開始されると実行され、最初のステップ
200では、内気循環モードに設定されているか否かを
判断する。また、ステップ202では、ワイパスイッチ
64が操作されてワイパが動作しているか否かを判断し
ている。
しながら説明する。このフローチャートは、エアコン1
0による空調が開始されると実行され、最初のステップ
200では、内気循環モードに設定されているか否かを
判断する。また、ステップ202では、ワイパスイッチ
64が操作されてワイパが動作しているか否かを判断し
ている。
【0115】エアコン10を内気循環モードで運転させ
ているときや、外気と内気の両方を導入するときには、
自然換気量(隙間から車室内に入り込む空気)が増える
ため、車室内の湿度が僅かながら高くなり、ウインドシ
ールドガラスに曇りが生じ易くなる。このために、この
ステップ200では、内気循環モードが否かを確認し
て、車室内の湿度が下がりにくい状態であるか否かを判
断している。
ているときや、外気と内気の両方を導入するときには、
自然換気量(隙間から車室内に入り込む空気)が増える
ため、車室内の湿度が僅かながら高くなり、ウインドシ
ールドガラスに曇りが生じ易くなる。このために、この
ステップ200では、内気循環モードが否かを確認し
て、車室内の湿度が下がりにくい状態であるか否かを判
断している。
【0116】なお、内気のみの循環でなく内気と外気を
混合して循環するときでも、内気の導入量が多いときに
は、内気循環モードと判定しても良い。また、内気循環
モードか否かは、制御回路50がどちらにするか判断し
て指令を出すので、このためのセンサ等を用いることな
く制御回路50の内部で判断できる。
混合して循環するときでも、内気の導入量が多いときに
は、内気循環モードと判定しても良い。また、内気循環
モードか否かは、制御回路50がどちらにするか判断し
て指令を出すので、このためのセンサ等を用いることな
く制御回路50の内部で判断できる。
【0117】一方、ワイパスイッチ64は、ウインドシ
ールドガラスに付着した雨滴を除去するのに用いられる
ため、このワイパスイッチ64が操作されることによ
り、湿度の高い環境下であると判断することができる。
また、降雨状態では、ウインドシールドガラス等に付着
した雨滴がガラス温度を下げることがあり、結露が生じ
易くなる。
ールドガラスに付着した雨滴を除去するのに用いられる
ため、このワイパスイッチ64が操作されることによ
り、湿度の高い環境下であると判断することができる。
また、降雨状態では、ウインドシールドガラス等に付着
した雨滴がガラス温度を下げることがあり、結露が生じ
易くなる。
【0118】このため、ステップ200かステップ20
2の何れかで肯定判定されたときには、例えばステップ
186へ移行して、曇り防止のための防曇制御を行う。
また、ステップ200、202の何れでも否定判定され
たときには、ステップ184へ移行して、通常制御を行
う。
2の何れかで肯定判定されたときには、例えばステップ
186へ移行して、曇り防止のための防曇制御を行う。
また、ステップ200、202の何れでも否定判定され
たときには、ステップ184へ移行して、通常制御を行
う。
【0119】このように、エアコン10の運転条件や環
境条件の変化によって車室内の湿度が高くなり易くなっ
たり、ウインドシールドガラスに曇りが生じ易くなった
と判断して、自動的に冷房能力の制御を行うことができ
る。なお、通常制御時には、外気温度、設定温度に応じ
て冷房能力を制御する、従来からの省動力運転を行うよ
うにしても良い。
境条件の変化によって車室内の湿度が高くなり易くなっ
たり、ウインドシールドガラスに曇りが生じ易くなった
と判断して、自動的に冷房能力の制御を行うことができ
る。なお、通常制御時には、外気温度、設定温度に応じ
て冷房能力を制御する、従来からの省動力運転を行うよ
うにしても良い。
【0120】このフローチャートはエアコン10の空調
運転時に実行されるため、例えば冷房能力制御時にワイ
パスイッチ64がオフされたり、内気循環モードから外
気導入モードに変更されることにより、防曇制御が解除
されて通常制御に移行する。これによって、曇り止めの
ための防曇制御を解除するための操作を手動で行う必要
がなく、曇り止めの制御が必要な条件下でなくなったと
判断できる状態となると、自動的に曇り止めのための防
曇制御を解除できる。
運転時に実行されるため、例えば冷房能力制御時にワイ
パスイッチ64がオフされたり、内気循環モードから外
気導入モードに変更されることにより、防曇制御が解除
されて通常制御に移行する。これによって、曇り止めの
ための防曇制御を解除するための操作を手動で行う必要
がなく、曇り止めの制御が必要な条件下でなくなったと
判断できる状態となると、自動的に曇り止めのための防
曇制御を解除できる。
【0121】なお、以上説明した第1乃至第4の実施の
形態は、本発明を限定するものではない。上記実施の形
態では、可変容量コンプレッサを用いて説明したが、エ
バポレータ後温度でコンプレッサをオン/オフして冷房
能力を制御してもよいし、モータでコンプレッサを回転
させる方式では、コンプレッサの回転数を調整すること
により、エバポレータ後温度を設定温度に保つようにし
て冷房能力を制御しても良く、本発明は、コンプレッサ
を用いて冷房能力を可変する種々の車両用空調装置に適
用できる。
形態は、本発明を限定するものではない。上記実施の形
態では、可変容量コンプレッサを用いて説明したが、エ
バポレータ後温度でコンプレッサをオン/オフして冷房
能力を制御してもよいし、モータでコンプレッサを回転
させる方式では、コンプレッサの回転数を調整すること
により、エバポレータ後温度を設定温度に保つようにし
て冷房能力を制御しても良く、本発明は、コンプレッサ
を用いて冷房能力を可変する種々の車両用空調装置に適
用できる。
【0122】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明では、エバポ
レータ後温度を設定するときに、従来の条件に加えて車
速を考慮することにより、車速が低いときには、ウイン
ドシールドガラスの曇りを防止すると共に省動力を図る
一方で、車速が高いときにおいてもウインドシールドガ
ラスの曇りを防止することができ、ウインドシールドガ
ラスの曇り防止と省動力を両立させることができる。
レータ後温度を設定するときに、従来の条件に加えて車
速を考慮することにより、車速が低いときには、ウイン
ドシールドガラスの曇りを防止すると共に省動力を図る
一方で、車速が高いときにおいてもウインドシールドガ
ラスの曇りを防止することができ、ウインドシールドガ
ラスの曇り防止と省動力を両立させることができる。
【0123】また、本発明では、ウインドシールドガラ
スのガラス温度を演算し、この演算結果を露点とする絶
対湿度と、車室内が不快とならない快適湿度とするため
の絶対湿度の小さい方を選択してエバポレータ後温度を
設定することで、外気温度に応じて省動力を図りながら
ウインドシールドガラスの曇りを防止し、車室内を快適
な湿度に維持することができる。すなわち、本発明で
は、省動力、ウインドシールドガラスの曇り防止及び快
適湿度の維持を成り立たせることができる優れた効果を
有する。
スのガラス温度を演算し、この演算結果を露点とする絶
対湿度と、車室内が不快とならない快適湿度とするため
の絶対湿度の小さい方を選択してエバポレータ後温度を
設定することで、外気温度に応じて省動力を図りながら
ウインドシールドガラスの曇りを防止し、車室内を快適
な湿度に維持することができる。すなわち、本発明で
は、省動力、ウインドシールドガラスの曇り防止及び快
適湿度の維持を成り立たせることができる優れた効果を
有する。
【0124】さらに、本発明では、ワイパの動作時や内
気循環量が多いときに自動的に冷房能力の制御を行うた
め、車両走行中にウインドシールドガラスの曇り止めの
ための操作を手動で行う必要がないと言う優れた効果を
有する。
気循環量が多いときに自動的に冷房能力の制御を行うた
め、車両走行中にウインドシールドガラスの曇り止めの
ための操作を手動で行う必要がないと言う優れた効果を
有する。
【図1】車両用空調装置の一例として適用したエアコン
の概略構成図である。
の概略構成図である。
【図2】第1の実施の形態に係る冷房能力制御の流れを
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図3】日射量と車速をパラメータとした外気温度に対
するガラス温度の変化を示す特性図である。
するガラス温度の変化を示す特性図である。
【図4】第1の実施の形態に係る冷房能力制御の一例を
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
【図5】第2の実施の形態に係る冷房能力制御の流れを
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図6】(A)はウインドシールドガラスの曇りを防止
するためのガラス温度に対するエバポレータ後温度を示
す特性図、(B)は風量(風速)をパラメータとしたガ
ラス温度に対するエバポレータ後温度を示す特性図であ
る。
するためのガラス温度に対するエバポレータ後温度を示
す特性図、(B)は風量(風速)をパラメータとしたガ
ラス温度に対するエバポレータ後温度を示す特性図であ
る。
【図7】第2の実施の形態に係る冷房能力制御の一例を
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
【図8】(A)及び(B)は第3の実施の形態に係る特
性図であり、(A)は車速をパラメータとした冷房能力
制御領域での目標吹出し温度に対するエバポレータ後温
度の変化を示し、(B)は車速と日射量をパラメータと
した外気温度に対するエバポレータ後温度の変化を示
す。
性図であり、(A)は車速をパラメータとした冷房能力
制御領域での目標吹出し温度に対するエバポレータ後温
度の変化を示し、(B)は車速と日射量をパラメータと
した外気温度に対するエバポレータ後温度の変化を示
す。
【図9】(A)乃至(D)は第3の実施の形態に係るフ
ローチャートであり、(A)は冷房負荷に応じて冷房能
力制御と通常制御を切り替える一例を示し、(B)は
(A)で選択された冷房能力制御の概略を示し、(C)
は目標吹出し温度に応じて冷房能力制御と通常制御を切
り替える一例を示し、(D)は(C)で選択された冷房
能力制御の概略を示している。
ローチャートであり、(A)は冷房負荷に応じて冷房能
力制御と通常制御を切り替える一例を示し、(B)は
(A)で選択された冷房能力制御の概略を示し、(C)
は目標吹出し温度に応じて冷房能力制御と通常制御を切
り替える一例を示し、(D)は(C)で選択された冷房
能力制御の概略を示している。
【図10】第4の実施の形態に係る通常制御と冷房能力
制御の切替えの一例を示すフローチャートである。
制御の切替えの一例を示すフローチャートである。
10 エアコン(車両用空調装置) 12 コンプレッサ 18 エバポレータ 22 空調ダクト 32 切替えダンパ 34 サーボモータ 50 空調制御回路 54 操作パネル 58 外気温度センサ 60 車室温度センサ 62 日射センサ 64 ワイパスイッチ 66 車速センサ
Claims (6)
- 【請求項1】 コンプレッサとエバポレータを含んで形
成され、設定された空調条件と環境条件に応じてエバポ
レータ後温度を設定して車室内の空気調和機を図る車両
用空調装置であって、 少なくとも外気温度及び車両の走行速度を含む車両の環
境条件を検出する環境条件検出手段と、 設定された空調条件と環境条件とに基づいて車室内へ吹
出す空気の吹出し温度を演算する目標吹出し温度演算手
段と、 ウインドシールドガラスの曇りを防止するためのエバポ
レータ後温度を前記目標吹出し温度と前記環境条件検出
手段によって検出した車速に基づいて設定するエバポレ
ータ後温度設定手段と、 設定されたエバポレータ後温度に基づいて前記冷房能力
を制御する冷房能力制御手段と、 を含むことを特徴とする車両用空調装置。 - 【請求項2】 前記エバポレータ後温度設定手段が、ウ
インドシールドガラスの曇りを防止するエバポレータ後
温度を外気温度と車両の走行速度を含む環境条件に基づ
いて設定することを特徴とする請求項1に記載の車両用
空調装置。 - 【請求項3】 コンプレッサとエバポレータを含んで形
成され、設定された空調条件と環境条件に応じてエバポ
レータ後温度を設定して車室内の空気調和機を図る車両
用空調装置であって、 少なくとも外気温度及び車両の走行速度を含む車両の環
境条件を検出する環境条件検出手段と、 前記環境条件検出手段の検出結果に基づいて車両のウイ
ンドシールドガラスの温度を演算するガラス温度演算手
段と、 前記ガラス温度とウインドシールドガラスが曇らないた
めのエバポレータ後温度の予め定められた関係からウイ
ンドシールドガラスの曇りを防止するためのエバポレー
タ後温度を設定するエバポレータ後温度設定手段と、 設定されたエバポレータ後温度に基づいて冷房能力を制
御する冷房能力制御手段と、 を含むことを特徴とする車両用空調装置。 - 【請求項4】 コンプレッサとエバポレータを含んで形
成され、設定された空調条件と環境条件に応じてエバポ
レータ後温度を設定して車室内の空気調和機を図る車両
用空調装置であって、 少なくとも外気温度及び車両の走行速度を含む車両の環
境条件を検出する環境条件検出手段と、 前記環境条件検出手段の検出結果に基づいて車両のウイ
ンドシールドガラスの温度を演算するガラス温度演算手
段と、 前記ガラス温度演算手段の演算結果が露点となる絶対湿
度を演算する第1の絶対湿度演算手段と、 予め定められた快適湿度と設定された空調条件から車室
内の湿度が最適となる絶対湿度を演算する第2の絶対湿
度演算手段と、 前記第1及び第2の絶対湿度演算手段の演算結果を比較
して何れか低い絶対湿度を目標絶対湿度とし、該目標絶
対湿度を得るためのエバポレータ後温度を演算する第1
のエバポレータ後温度演算手段と、 設定された空調条件に基づいて車室内へ吹出す空気の吹
出し温度を演算する吹出し温度演算手段と、 前記吹出し温度演算手段の演算結果に基づくエバポレー
タ後温度を演算する第2のエバポレータ後温度演算手段
と、 車室内をウインドシールドガラスの曇りをも防止するた
めのエバポレータ後温度を前記第1及び第2のエバポレ
ータ後温度演算手段の演算結果の何れか低い温度と前記
環境条件検出手段の検出結果に応じて設定するエバポレ
ータ後温度設定手段と、 設定されたエバポレータ後温度に基づいて冷房能力を制
御する冷房能力制御手段と、 を含むことを特徴とする車両用空調装置。 - 【請求項5】 車両のワイパの作動状態を検出するワイ
パ動作検出手段を含み、前記エバポレータ後温度設定手
段が前記ワイパ動作検出手段の検出結果に応じてエバポ
レータ後温度の設定を行うことを特徴とする請求項1か
ら請求項4の何れか1項に記載の車両用空調装置。 - 【請求項6】 前記空調設定条件として内気循環モード
ないし外気循環モードの何れに設定されたかを判定する
空調モード判定手段を含み、前記エバポレータ後温度設
定手段が前記空調モード判定手段の判定結果に応じてエ
バポレータ後温度の設定を行うことを特徴とする請求項
1から請求項5の何れか1項に記載の車両用空調装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8200543A JPH1044763A (ja) | 1996-07-30 | 1996-07-30 | 車両用空調装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8200543A JPH1044763A (ja) | 1996-07-30 | 1996-07-30 | 車両用空調装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1044763A true JPH1044763A (ja) | 1998-02-17 |
Family
ID=16426062
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8200543A Pending JPH1044763A (ja) | 1996-07-30 | 1996-07-30 | 車両用空調装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1044763A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001318168A (ja) * | 2000-03-07 | 2001-11-16 | Valeo Electron | 自動車のウィンドーに結露が生じる可能性を検出するためのデバイスおよびかかるデバイスを含む装置 |
| US7210523B2 (en) | 2003-03-11 | 2007-05-01 | Denso Corporation | Vehicle air conditioner |
| US7269963B2 (en) | 2003-12-04 | 2007-09-18 | Keihin Corporation | Vehicle air conditioning apparatus |
| JP2010125979A (ja) * | 2008-11-27 | 2010-06-10 | Sanden Corp | 車両用空調装置 |
| WO2013035431A1 (ja) * | 2011-09-08 | 2013-03-14 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用空調装置 |
| JP2017003128A (ja) * | 2015-06-04 | 2017-01-05 | 三菱電機株式会社 | 空調制御装置、空調制御システム、空調制御方法及びプログラム |
| DE102022209565A1 (de) | 2022-09-13 | 2023-07-20 | Zf Friedrichshafen Ag | System für ein Fahrzeug zum Vermeiden eines Beschlagens einer Windschutzscheibe |
-
1996
- 1996-07-30 JP JP8200543A patent/JPH1044763A/ja active Pending
Cited By (7)
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