JPH1045563A - 抗菌性低刺激化粧料 - Google Patents

抗菌性低刺激化粧料

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JPH1045563A
JPH1045563A JP22749596A JP22749596A JPH1045563A JP H1045563 A JPH1045563 A JP H1045563A JP 22749596 A JP22749596 A JP 22749596A JP 22749596 A JP22749596 A JP 22749596A JP H1045563 A JPH1045563 A JP H1045563A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 相乗的に増強された抗菌作用を有し、且つ皮
膚に対し一次刺激性や感作性を示さないだけではなく、
化粧料使用時の刺すような痛みやヒリヒリ感,チクチク
感といった不快感をも与えない化粧料を得る。 【解決手段】 抗菌性金属担持セラミックスの1種又は
2種以上と、パラオキシ安息香酸エステル類,フェノキ
シエタノール,感光素101号(プラトニン),感光素
201号(ピオニン),感光素401号(ルミネキ
ス),ヒノキチオール,N-長鎖アシル塩基性アミノ酸誘
導体及びその酸付加塩,酸化亜鉛より成る群から選択さ
れる1種又は2種以上を併用して含有させる。担持させ
る抗菌性金属としては銀,銅,亜鉛が好ましく、セラミ
ックスとしてはカルシウム化合物,酸化亜鉛,酸化ジル
コニウム,酸化チタン,酸化マグネシウム,酸化アルミ
ニウム,酸化ケイ素,タルク及びゼオライトが好まし
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、優れた抗菌性を有
し、細菌,かび等の微生物により汚染されることのな
い、安定で且つ皮膚に対する刺激性の低い化粧料に関す
る。さらに詳しくは、抗菌性金属担持セラミックスの1
種又は2種以上と、パラオキシ安息香酸エステル類等抗
菌作用を有する物質の1種又は2種以上を含有して成
る、抗菌性の高い低刺激化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、化粧水,乳液,クリーム等、水を
含有する化粧料においては、製造時及び使用時における
細菌,かび等の微生物の混入による変質を防止するた
め、種々の防腐防黴剤が使用されてきた。かかる防腐剤
としては、イソプロピルメチルフェノール,パラオキシ
安息香酸エステル,フェノキシエタノール,ヒノキチオ
ール等のフェノール類、安息香酸及びその塩,サリチル
酸及びその塩,デヒドロ酢酸及びその塩,ソルビン酸及
びその塩等の酸類、塩化ベンザルコニウム,塩化ベンゼ
トニウム,塩化アルキルトリメチルアンモニウム等の第
4級アンモニウム類、塩酸アルキルアミノエチルグリシ
ン,塩化ステアリルヒドロキシエチルベタインナトリウ
ム等の両性界面活性剤、感光素等が用いられている。
【0003】しかし、上記の防腐防黴剤には皮膚に対す
る一次刺激性,感作性或いは光感作性の報告されている
ものが多く、安全性の面から化粧品原料基準において配
合量が規制されており、実際に有効な抗菌活性を示す量
を配合できないことが多い。さらに、皮膚に対して発
赤,発疹,浮腫といった刺激或いは感作反応を示さなく
ても、化粧料を使用する際に刺すような痛みやヒリヒリ
する感じ又はチクチクする感じといった不快感を与える
ことも知られている。また、化粧料の基剤や他の配合成
分との相互作用により、十分な抗菌活性を示さない場合
もある。
【0004】たとえば、イソプロピルメチルフェノー
ル,パラオキシ安息香酸エステル,ソルビン酸等の油溶
性防腐防黴剤は、高分子増粘剤や粉体を含む化粧料に配
合した場合、吸着等により抗菌活性が低下する。また、
界面活性剤を含有する化粧料においては、界面活性剤ミ
セルへの取り込みによりやはり抗菌活性の低下が見られ
る。かといって、十分な抗菌活性を期待して多量を配合
すると、低温での結晶析出等、製品の安定性上の問題が
生じる。
【0005】また、安息香酸塩,サリチル酸塩,デヒド
ロ酢酸塩等の水溶性防腐防黴剤は、化粧料のpHが弱酸
性でないと有効ではなく、酸性下にて使用する場合であ
っても、酸性が強くなるに従い水に対する溶解度が低下
し、結晶の析出を来すことがある。
【0006】さらに、第4級アンモニウム類や両性界面
活性剤については、皮膚刺激性,眼粘膜刺激性が認めら
れたり、発泡しやすい,酸性側で抗菌活性が低下する,
陰イオン性物質との相互作用等の実使用上の問題があ
る。
【0007】また、上記の有機系の抗菌剤の他に、無機
系の抗菌性組成物として抗菌性金属を担持させたセラミ
ックスが検討され、歯磨き,洗口剤といった口腔用組成
物への応用が古くからなされており、アトピー性皮膚炎
の治療への応用(特開平6−285131)やこれを含
有する抗菌性化粧料(特開平7−101821)が開示
されている。しかし、抗菌性金属担持セラミックス単独
では、複雑な処方系においては、10重量%程度を配合
しても十分な抗菌防黴作用を得ることができなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明におい
ては、化粧料基剤や他の配合成分により抗菌活性が低下
することなく有効な抗菌作用を示し、且つ可能な限り防
腐防黴剤の配合量を少なくして、皮膚に対し一次刺激性
や感作性を示さないだけではなく、化粧料使用時の刺す
ような痛みやヒリヒリ感,チクチク感といった不快感を
も与えない化粧料を得ることを目的とした。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、安定性が高く、皮膚に対する刺激性の低い防腐防黴
系を検討した結果、抗菌性金属担持セラミックスの1種
又は2種以上と、パラオキシ安息香酸エステル類等の抗
菌作用を有する物質の1種又は2種以上とを併用して含
有させることにより、相乗的に抗菌活性が向上するばか
りか、皮膚に対する刺激性や不快感が著しく低減するこ
とを見い出し、本発明を完成するに至った。
【0010】本発明において使用する抗菌性金属担持セ
ラミックスとしては、銀,銅,亜鉛の1種又は2種以上
をカルシウム化合物,酸化亜鉛,酸化ジルコニウム,酸
化チタン,酸化マグネシウム,酸化アルミニウム,酸化
ケイ素,タルク及びゼオライトといったセラミックスに
担持させたものが好ましく、特にリン酸カルシウム,ヒ
ドロキシアパタイト,炭酸カルシウム等のカルシウム化
合物に担持させたものが好ましい。これらは銀,銅,亜
鉛より選択した抗菌性金属の塩をセラミックスに担持さ
せた後、抗菌性金属の融点以上の温度で焼成して得るこ
とができる。化粧料への配合量は、0.1〜10.0重
量%程度の低濃度で十分である。
【0011】本発明において、抗菌性金属担持セラミッ
クスと併用する抗菌作用を有する物質としては、パラオ
キシ安息香酸エステル類,フェノキシエタノール,感光
素101号(プラトニン),感光素201号(ピオニ
ン),感光素401号(ルミネキス),ヒノキチオー
ル,N-長鎖アシル塩基性アミノ酸誘導体及びその酸付加
塩,酸化亜鉛が挙げられ、これらより1種又は2種以上
を選択して配合する。
【0012】パラオキシ安息香酸エステル類としては、
パラオキシ安息香酸メチル,パラオキシ安息香酸エチ
ル,パラオキシ安息香酸プロピル,パラオキシ安息香酸
ブチルが挙げられる。本発明においては抗菌性金属担持
セラミックスとの併用により抗菌活性の相乗的な向上が
認められるため、これらの配合量としては0.01〜
0.2重量%程度で十分である。
【0013】フェノキシエタノールについては、本発明
においては0.05〜0.3重量%程度の配合で十分な
抗菌活性を得ることができる。また、感光素101号
(プラトニン),感光素201号(ピオニン),感光素
401号(ルミネキス)については、それぞれ0.00
01〜0.002重量%程度の配合で十分である。ヒノ
キチオールについては、0.0001〜0.1重量%の
配合が適当である。
【0014】N-長鎖アシル塩基性アミノ酸誘導体及びそ
の酸付加塩としては、次の一般式(1),一般式(2)
及び一般式(3)で示されるものが好ましく、これらよ
り1種又は2種以上を選択して用いる。
【化1】
【化2】
【化3】(但し、一般式(1)〜一般式(3)中、RC
Oは炭素数6〜20の飽和又は不飽和の脂肪酸残基、X
は-NH2,-OCH3,-OC25,-OC37,-OC4
9又は-OCH265を示し、一般式(2)中、nは3
又は4を示す。)
【0015】たとえば、N-カプロイル-L-アルギニンメ
チルエステル塩酸塩,N-ラウロイル-L-アルギニンエチ
ルエステル-DL-ピロリドンカルボン酸塩,N-パルミトイ
ル-L-アルギニンエチルエステル塩酸塩,N-ココイル-L-
アルギニンエチルエステル-DL-ピロリドンカルボン酸
塩,N-カプロイル-L-リジンメチルエスエル塩酸塩,N-
ラウロイル-L-リジンエチルエステル-DL-ピロリドンカ
ルボン酸塩,N-ミリストイル-L-リジンプロピルエステ
ル塩酸塩,N-ココイル-L-リジンメチルエステル-DL-ピ
ロリドンカルボン酸塩,N-ステアロイル-L-ヒスチジン
メチルエステル塩酸塩,N-オレオイル-L-ヒスチジンエ
チルエステル-DL-ピロリドンカルボン酸塩等が例示され
る。配合量としては、0.001〜0.5重量%程度が
適当である。
【0016】酸化亜鉛は、粉体系化粧料において白色顔
料として使用される。本発明における配合量は、通常化
粧料に配合される量でよいが、0.1〜30.0重量%
程度が適当である。
【0017】
【作用】抗菌性金属担持セラミックス単独では、化粧料
組成物に配合する場合、10.0重量%を配合しても十
分な抗菌活性を得ることはできなかった。しかしなが
ら、本発明においてはパラオキシ安息香酸エステル類等
の抗菌性物質と併用することにより相乗的な抗菌作用の
増強が認められるため、0.1〜10.0重量%程度の
抗菌性金属担持セラミックスにより十分な防菌防黴作用
を得ることができる。また本発明においては、少量の抗
菌性金属担持セラミックスと抗菌性物質により抗菌活性
を発揮させるため、皮膚や眼に対する刺激性や不快感を
緩和し得る。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明に係る発明は、特に水を多
く含有する系や、外相が水相であるO/W型の乳化系に
有用であり、化粧水,乳液,クリーム等の皮膚化粧料、
メイクアップベースローション又はクリーム,乳液状又
はクリーム状ファンデーション,乳化型アイカラー又は
チークカラー,水性懸濁型のアイライナー,乳化型のア
イライナー又はマスカラ等のメイクアップ化粧料、クレ
ンジングローション,クレンジングジェル,液体石けん
等の洗浄化粧料,シャンプー,ヘアーリンス等の毛髪用
化粧料等として提供できる。また、滅菌処理のしにくい
粉体を多量に含有する化粧料においても、良好に実施し
得る。
【0019】
【実施例】さらに本発明の特徴について、実施例により
詳細に説明する。まず、本発明に係る化粧水として、実
施例1〜実施例3の処方を表1に示す。これらは、表1
中(1)〜(7)の各成分を順次(8)に添加し、均一に混合,
分散して調製する。
【表1】
【0020】次いで本発明に係る乳液として、実施例4
〜実施例6の処方を表2に示す。これらは次のようにし
て調製する。まず、表2中(1)〜(6)の油相成分を混合
し、加熱融解して75℃に保つ。一方、(7)〜(11)の水
相成分を混合し、加熱溶解後(12)を分散させて75℃と
し、これに前記油相を攪拌しながら添加して乳化する。
冷却後、40℃にて(13)を添加,混合する。
【表2】
【0021】次に、本発明に係るクリームである実施例
7〜実施例9の処方を、表3に示す。これらは次のよう
にして調製する。(1)〜(7)の油相成分を混合,加熱して
75℃とする。一方、(8)〜(11)の水相成分を混合加熱
し、(12)を分散後75℃とする。これに前記油相を添加
して乳化し、冷却後40℃にて(13)を添加する。
【表3】
【0022】 [実施例10] メイクアップベースクリーム (1)ステアリン酸 12.00(重量%) (2)セタノール 2.00 (3)自己乳化型グリセリルモノステアリン酸エステル 2.00 (4)パラオキシ安息香酸プロピル 0.01 (5)プロピレングリコール 10.00 (6)水酸化カリウム 0.30 (7)精製水 66.09 (8)香料 0.10 (9)亜鉛担持ヒドロキシアパタイト 6.00 (10)二酸化チタン 1.00 (11)ベンガラ 0.10 (12)黄酸化鉄 0.40 製法:(9)〜(12)を(5)で練り、これを(6),(7)の水相成
分に添加,混合し、70℃に加熱する。一方、(1)〜(4)
の油相成分を混合,加熱して70℃とし、これを前記水
相に攪拌しながら添加して乳化する。乳化後冷却して4
0℃にて(8)を添加する。
【0023】 [実施例11] 乳液状ファンデーション (1)ステアリン酸 2.4(重量%) (2)モノステアリン酸プロピレングリコール 2.0 (3)セトステアリルアルコール 0.2 (4)液状ラノリン 2.0 (5)流動パラフィン 3.0 (6)ミリスチン酸イソプロピル 8.5 (7)カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.2 (8)ベントナイト 0.5 (9)プロピレングリコール 4.0 (10)トリエタノールアミン 1.1 (11)N-ミリストイル-L-リジンエチルエステル塩酸塩 0.1 (12)精製水 57.7 (13)香料 0.1 (14)銀担持酸化チタン 4.5 (15)酸化チタン 3.7 (16)タルク 4.0 (17)ベンガラ 3.0 (18)黄酸化鉄 2.5 (19)黒酸化鉄 0.5 製法:(14)〜(19)の顔料を混合後、粉砕機により粉砕す
る。(12)を70℃に加熱し、(8)を加えてよく膨潤さ
せ、これにあらかじめ(7)を(9)に分散させたものを加
え、さらに(10),(11)を添加し、溶解させる。(1)〜(6)
の油相成分は混合し、加熱,融解して80℃とする。前
記顔料を水相に攪拌しながら加え、コロイドミルを通し
て75℃とし、前記油相を攪拌しながら加えて乳化し、
冷却後40℃にて(13)を添加する。
【0024】 [実施例12] クリーム状ファンデーション (1)ステアリン酸 5.00(重量%) (2)親油型グリセリルモノステアリン酸エステル 2.50 (3)モノラウリン酸プロピレングリコール 3.00 (4)セトステアリルアルコール 1.00 (5)流動パラフィン 7.00 (6)ミリスチン酸イソプロピル 8.00 (7)パラオキシ安息香酸ブチル 0.01 (8)ソルビトール 3.00 (9)トリエタノールアミン 1.20 (10)精製水 45.69 (11)香料 0.10 (12)銅担持酸化亜鉛 2.50 (13)酸化チタン 8.00 (14)カオリン 5.00 (15)タルク 2.00 (16)ベントナイト 1.00 (17)ベンガラ 2.60 (18)黄酸化鉄 2.10 (19)黒酸化鉄 0.30 製法:(12)〜(19)の顔料を混合後、粉砕機により粉砕す
る。(8)〜(10)を混合,溶解させ、加熱する。(1)〜(6)
の油相成分は混合し、加熱,融解して80℃とする。前
記顔料を水相に攪拌しながら加え、コロイドミルを通し
て75℃とし、前記油相を攪拌しながら加えて乳化し、
冷却後40℃にて(11)を添加する。
【0025】 [実施例13] 乳化型アイカラー (1)ステアリン酸 8.00(重量%) (2)白色ワセリン 15.00 (3)パルミチン酸イソプロピル 5.00 (4)ラノリン 5.00 (5)1,3-ブチレングリコール 5.00 (6)トリエタノールアミン 2.00 (7)フェノキシエタノール 0.15 (8)精製水 56.18 (9)香料 0.15 (10)亜鉛担持酸化ジルコニウム 2.00 (11)赤色221号 0.02 (12)グンジョウ 1.50 製法:(5)〜(8)の水相成分を混合,溶解して加熱し、こ
れにあらかじめ混合,粉砕した(10)〜(12)を添加,分散
し、75℃に加熱する。これにあらかじめ混合,加熱し
て均一とした(1)〜(4)を攪拌しながら添加して乳化し、
冷却後(9)を添加,混合する。
【0026】 [実施例14] パウダーファンデーション (1)タルク 33.85(重量%) (2)マイカ 20.00 (3)ナイロンパウダー 15.00 (4)酸化チタン 10.00 (5)酸化亜鉛 2.50 (6)亜鉛担持タルク 2.50 (7)ベンガラ 3.00 (8)黄酸化鉄 2.50 (9)黒酸化鉄 0.50 (10)スクワラン 5.00 (11)ミリスチン酸オクチルドデシル 2.50 (12)マカデミアンナッツ油 2.50 (13)香料 0.15 製法:(1)〜(9)を混合し、粉砕機を通して粉砕する。こ
れを高速ブレンダーに移し、(10)〜(13)を添加,混合
し、均一とする。これを粉砕機で処理し、ふるいを通し
粒度をそろえた後、金皿に充填し圧縮成型する。
【0027】 [実施例15] エマルション型アイライナー (1)ステアリン酸 3.50(重量%) (2)ミツロウ 2.00 (3)カルナウバロウ 0.50 (4)マイクロクリスタリンワックス 5.00 (5)パラオキシ安息香酸ブチル 0.01 (6)1,3-ブチレングリコール 7.00 (7)トリエタノールアミン 1.50 (8)パラオキシ安息香酸メチル 0.10 (9)精製水 48.79 (10)香料 0.10 (11)3.0重量%ベントナイト分散液 20.00 (12)銀担持酸化ケイ素 1.50 (13)銅担持酸化チタン 1.50 (14)酸化チタン 6.50 (15)カーボンブラック 2.00 製法:(1)〜(5)の油相成分を混合,加熱して溶解させ
る。これに(6)〜(9)の水相成分を混合,加熱し、攪拌し
ながら加えて乳化する。次いで、この乳化物に(11)〜(1
5)を加え、コロイドミルを通して分散させた後冷却し、
40℃にて(10)を加える。
【0028】 [実施例16] エマルション樹脂型マスカラ (1)50.0重量%酢酸ビニルエマルション 30.0(重量%) (2)カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.0 (3)1,3-ブチレングリコール 3.0 (4)フェノキシエタノール 0.1 (5)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (6)銀担持酸化マグネシウム 0.5 (7)亜鉛担持酸化アルミニウム 0.5 (8)銅担持ヒドロキシアパタイト 1.0 (9)酸化チタン 8.0 (10)カーボンブラック 1.6 (11)ベンガラ 0.4 (12)精製水 53.8 製法:(12)に(2)〜(5)を添加して溶解させ、次いで(6)
〜(11)を添加し、コロイドミルを通して分散させる。こ
れに(1)を加え、均一に分散させる。
【0029】 [実施例17] シャンプー (1)アルキルエーテル硫酸ナトリウム 18.000(重量%) (2)ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 2.000 (3)N-ステアロイル-L-リジンプロピルエステル 0.050 -DL-ピロリドンカルボン酸塩 (4)黄色4号 0.001 (5)銀担持ゼオライト 2.500 (6)香料 0.200 (7)精製水 77.249 製法:(1)〜(6)を順次(7)に添加し、均一に混合し溶
解,分散させる。
【0030】 [実施例18] ヘアーリンス (1)セタノール 2.00(重量%) (2)塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 2.00 (3)シリコーン油 3.00 (4)ポリオキシエチレン(10E.O.)オレイル 1.00 エーテル (5)グリセリン 3.00 (6)ヒノキチオール 0.02 (7)亜鉛担持リン酸カルシウム 1.00 (8)香料 0.15 (9)精製水 87.83 製法:(9)に(5)〜(7)を加え、70℃に加熱する。一
方、(1)〜(4)を混合,溶解して70℃に加熱する。この
油相を攪拌しながら先に調製した水相に徐々に加えて予
備乳化し、ホモミキサーにより均一とした後冷却し、4
0℃にて(8)を添加する。
【0031】 [実施例19] クレンジングジェル (1)グリセリン 15.000(重量%) (2)1,3-ブチレングリコール 10.000 (3)無水ケイ酸 7.000 (4)ポリオキシエチレン(20E.O.)ラウリルエーテル 5.000 (5)ポリオキシエチレン(50E.O.)硬化ヒマシ油 2.500 (6)銀,亜鉛担持ヒドロキシアパタイト 5.000 (7)カルボキシビニルポリマー 0.500 (8)水酸化カリウム 0.450 (9)感光素201号 0.001 (10)香料 0.100 (11)精製水 54.449 製法:(3),(7)を(11)に添加して均一とした後、(6)を
分散させ、(1)及び(2)に(4),(5)を溶解させて加え、7
0℃に加熱して均一に溶解させる。次いで冷却して40
℃にて(9),(10)を添加し、最後に(8)を加えて中和す
る。
【0032】次に、上記の実施例につき、抗菌活性,皮
膚刺激性及び使用時の不快感について評価を行った。試
料としては、実施例1,4,7と実施例10〜実施例1
9を用いた。また同時に、表4に示す比較例についても
同様に評価を行った。
【表4】
【0033】(1)抗菌活性の評価 細菌として、大腸菌
Escherichia coli),黄色ブドウ球菌(Staphylococc
us aureus),緑濃菌(Pseudomonas aeruginosa)、及
びアクネ菌(Propionibacterium acnes)を、真菌とし
てカンジダ(Candida albicans),黒カビ(Aspergillu
s niger)及びフケ菌(Pityrosporum ovale)を用い、
試料1g当たり細菌は106個,真菌は105個を植菌
し、37℃及び25℃でそれぞれ培養して、2週間後の
生菌数を測定し、細菌については死滅した場合、真菌に
ついては生菌数が1/1000以下となった場合に抗菌
活性は十分であると判断した。評価結果は表5におい
て、十分な抗菌活性の認められた場合を○、認められな
かった場合を×として示した。
【表5】
【0034】表5において明らかなように、本発明の実
施例においては、いずれも細菌及び真菌の双方に対して
十分な抗菌活性が認められていた。これに対し、抗菌性
金属担持セラミックスのみを含有する比較例2,3,5
及び8においては、ほとんどの試験菌に対して抗菌活性
が認められていなかった。また、パラオキシ安息香酸メ
チル等の抗菌性物質を相当量含有する比較例1,4,
6,7,9及び10においても、一部の試験菌に対し合
格基準を満たしていなかった。
【0035】(2)皮膚刺激性の評価 各試料について、
男性パネラー30名を用いて48時間の閉塞貼付試験を
行い、表6に示す判定基準により評価し、30名の皮膚
刺激指数の平均値を求めた。なお、実施例17〜実施例
19と比較例8〜比較例10については、1.0重量%
水溶液を試験に用いた。
【表6】
【0036】(3)使用時の不快感の評価 女性パネラー
20名を1群とし、各群に各試料をそれぞれ使用させ、
塗布後30秒から1分後の間に感じる刺すような痛み,
ヒリヒリ感,チクチク感といった不快感について評価さ
せた。評価結果は、「非常に強く感じる;5点」,「や
や強く感じる;4点」,「感じる;3点」,「少し感じ
る;2点」,「微妙に感じる;1点」,「感じない;0
点」として評価し、20名の平均値にて示した。この際
にも、実施例17〜実施例19及び比較例8〜比較例1
0については、1.0重量%水溶液により試験を行っ
た。以上の結果は表7にまとめて示した。
【0037】
【表7】 表7において、本発明の実施例については、いずれにお
いても皮膚刺激性は認められておらず、使用時の不快感
も微妙に感じられる程度である。これに対して、パラオ
キシ安息香酸メチル0.2重量%を含有する比較例4、
パラオキシ安息香酸ブチルを0.05重量%含有する比
較例6、フェノキシエタノールを0.5重量%含有する
比較例7についてかなりの不快感が認められていた。ま
た、比較例6及び比較例7については、若干の皮膚刺激
性を認めていた。
【0038】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明により抗菌
作用が相乗的に強化され、しかも皮膚刺激性のみなら
ず、使用時の刺すような痛み,ヒリヒリ感,チクチク感
といった不快感もほとんど感じられない抗菌性化粧料を
得ることができた。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抗菌性金属担持セラミックスの1種又は
    2種以上と、パラオキシ安息香酸エステル類,フェノキ
    シエタノール,感光素101号(プラトニン),感光素
    201号(ピオニン),感光素401号(ルミネキ
    ス),ヒノキチオール,N-長鎖アシル塩基性アミノ酸誘
    導体及びその酸付加塩,酸化亜鉛より成る群から選択さ
    れる1種又は2種以上を含有することを特徴とする、抗
    菌性低刺激化粧料。
  2. 【請求項2】 抗菌性金属担持セラミックスが、銀,
    銅,亜鉛より選択される1種又は2種以上を担持させた
    ものであることを特徴とする、請求項1に記載の抗菌性
    低刺激化粧料。
  3. 【請求項3】 セラミックスが、カルシウム化合物,酸
    化亜鉛,酸化ジルコニウム,酸化チタン,酸化マグネシ
    ウム,酸化アルミニウム,酸化ケイ素,タルク及びゼオ
    ライトより選択される1種又は2種以上であることを特
    徴とする、請求項1又は請求項2に記載の抗菌性低刺激
    化粧料。
  4. 【請求項4】 カルシウム化合物がリン酸カルシウム,
    ヒドロキシアパタイト及び炭酸カルシウムより選択され
    る1種又は2種以上であることを特徴とする、請求項3
    に記載の抗菌性低刺激化粧料。
  5. 【請求項5】 N-長鎖アシル塩基性アミノ酸誘導体及び
    その酸付加塩が、一般式(1),一般式(2)及び一般
    式(3)で示されるものであることを特徴とする、請求
    項1〜請求項4に記載の抗菌性低刺激化粧料。 【化1】 【化2】 【化3】 (但し、一般式(1)〜一般式(3)中、RCOは炭素
    数6〜20の飽和又は不飽和の脂肪酸残基、Xは-N
    2,-OCH3,-OC25,-OC37,-OC49又は
    -OCH265を示し、一般式(2)中、nは3又は4
    を示す。)
  6. 【請求項6】 抗菌性金属担持セラミックスの配合量が
    0.1〜10.0重量%、パラオキシ安息香酸エステル
    類,フェノキシエタノール,感光素101号(プラトニ
    ン),感光素201号(ピオニン),感光素401号
    (ルミネキス),ヒノキチオール,N-長鎖アシル塩基性
    アミノ酸誘導体及びその酸付加塩,酸化亜鉛の配合量
    が、それぞれ0.01〜0.2重量%,0.05〜0.
    3重量%,0.0001〜0.002重量%,0.00
    01〜0.002重量%,0.0001〜0.002重
    量%,0.0001〜0.1重量%,0.001〜0.
    5重量%,0.1〜30.0重量%であることを特徴と
    する、請求項1〜請求項5に記載の抗菌性低刺激化粧
    料。
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