JPH1047129A - 内燃機関の吸入空気量制御装置 - Google Patents

内燃機関の吸入空気量制御装置

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JPH1047129A
JPH1047129A JP20741296A JP20741296A JPH1047129A JP H1047129 A JPH1047129 A JP H1047129A JP 20741296 A JP20741296 A JP 20741296A JP 20741296 A JP20741296 A JP 20741296A JP H1047129 A JPH1047129 A JP H1047129A
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JP
Japan
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air amount
opening
amount
bypass
internal combustion
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JP20741296A
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English (en)
Inventor
Koichi Mizutani
光一 水谷
Hiroshi Shimo
浩史 志茂
Masanori Senda
正典 仙田
Hiromichi Murakami
広道 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisan Industry Co Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Aisan Industry Co Ltd
Toyota Motor Corp
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スロットルバルブをバイパスするバイパス通
路の途中にアイドルスピードコントロールバルブを有し
てなる内燃機関の吸入空気量制御装置において、車輌減
速時における機関回転速度の落ち込みを確実に防止す
る。 【解決手段】 エンジン1のスロットルバルブ19の近
傍に設けられたスロットルセンサ31は、同バルブ19
の開度を検出する。スロットルセンサ19に内蔵された
アイドルスイッチは、スロットルバルブ19が全閉位置
になったことを検出する。バイパス通路22は、スロッ
トルバルブ19を迂回しその上流側及び下流側を連通す
る。バイパス通路22に設けられたアイドリングコント
ロールバルブ(ISCV)23は、同通路22を通じて
燃焼室7に取り込まれるバイパス空気量を調節する。電
子制御装置51はスロットルバルブ19が全閉位置にな
い場合に、ISCV23の開度を徐々に増加させてバイ
パス空気量を漸増させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車輌に搭載される
内燃機関の吸入空気量制御装置に係り、詳しくは、スロ
ットルバルブを迂回するバイパス通路にアイドリングス
ピードコントロールバルブを備えた内燃機関の吸入空気
量制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】内燃機関では、アイドリング時に吸気量
を増減制御することにより燃焼の安定化を図ることが行
われている。このための装置としては、スロットルバル
ブを迂回して吸気通路の上流側と下流側とを連通するバ
イパス通路と、このバイパス通路に設けられたアイドリ
ングスピードコントロールバルブ(ISCV)とを備え
たものが一般的である。この種の装置では、スロットル
バルブが全閉となるアイドリング時に、機関冷却水温等
に基づいてISCVがフィードバック制御される。ま
た、アイドリング時以外の時には、フィードバック制御
の際に学習した目標開度(学習値)となるようにISC
Vの開度が保持される。
【0003】上記のようなISCV開度の制御に関する
技術として、特開昭58−155239号公報は「内燃
機関の回転数制御方法」を開示する。この制御方法で
は、車輌が減速状態にあると判定されたときに、ISC
Vの開度を学習開度から所定量だけ増大させ、その後、
徐々に上記学習開度にまで減少させるようにしている。
この制御方法では一時的に吸気量を増大させることによ
り、機関回転速度の急激な落ち込みの発生を抑制するよ
うにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記制
御方法では、車輌の減速状態が検出されてはじめてIS
CVの開度を増大させるようにしている。従って、実際
に車輌が減速状態に移行した後、ISCVの開度が所定
の開度にまで増大するのに応答遅れが存在する。このた
め、例えば、車輌が急激に減速するような場合には、I
SCVの開度増大操作が遅れ、機関回転速度の落ち込み
を十分に抑制することができなくなる虞があった。この
ような機関回転速度の落ち込みが発生した場合、例え
ば、トルクの急激な変化に伴う車輌振動の発生を招くこ
ととなる。
【0005】本発明は、上記事情を鑑みてなされたもの
であり、その目的は、スロットルバルブをバイパスする
バイパス通路の途中にアイドリングスピードコントロー
ルバルブを有してなる内燃機関の吸入空気量制御装置に
おいて、車輌減速時における機関回転速度の落ち込みを
確実に防止することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載した第1の発明は、内燃機関の吸入
空気量制御装置において、内燃機関の燃焼室に通じる吸
気通路に設けられたスロットルバルブを迂回して吸気通
路の上流側及び下流側とを連通するためのバイパス通路
と、バイパス通路に設けられ、当該通路を通過するバイ
パス空気量を調節するためのバイパス空気量制御弁と、
内燃機関がアイドリング状態を含む減速状態にあるか否
かを判定するための減速状態判定手段と、減速状態判定
手段によって内燃機関が減速状態にないと判定された場
合に、バイパス空気量制御弁の開度を徐々に増大させる
ことによってバイパス空気量を増加させるための第1の
制御手段と、内燃機関が減速状態にあると判定された場
合にバイパス空気量制御弁の開度を徐々に減少させるた
めの第2の制御手段とを備えたことをその趣旨とする。
【0007】上記構成によれば、減速状態判定手段は、
内燃機関がアイドリング状態を含む減速状態にあるか否
かを判定する。内燃機関が減速状態にないと判定された
場合に、第1の制御手段はバイパス空気量制御弁の開度
を徐々に増大させる。そして、内燃機関が減速状態であ
ると判定された場合、第2の制御手段はバイパス空気量
制御弁の開度を徐々に減少させる。従って、第2の制御
手段がバイパス空気量制御弁の開度を漸減する操作に先
立って、第1の制御手段によってバイパス空気量の増大
が行われる。その結果、内燃機関が減速状態に移行した
際、バイパス空気量は充分な量が確保されている状態か
ら徐々に減少することになる。更に、第1の制御手段
は、バイパス空気量制御弁の開度を徐々に増大させるよ
うにしているため、バイパス空気量の急増に起因した車
輌振動の発生が少ない。
【0008】
【発明の実施の形態】
[第1の実施形態]以下、本発明における内燃機関の吸
入空気量制御装置を内燃機関としてのガソリンエンジン
に具体化した第1の実施形態を図1〜図6に基づいて詳
細に説明する。
【0009】図1は、本実施形態におけるエンジンシス
テムの概略構成を示している。車輌(図示略)に搭載さ
れたエンジン1は、複数気筒分のシリンダボア3を有す
るシリンダブロック2と、シリンダヘッド4とを備えて
いる。各シリンダボア3内に上下動可能に設けられたピ
ストン5は、コンロッド6を介して図示しないクランク
シャフトに連結されている。シリンダボア3の内部にお
いて、ピストン5とシリンダヘッド4とにより囲まれた
空間によって燃焼室7が形成されている。
【0010】シリンダヘッド4には、各燃焼室7に対応
して点火プラグ8が設けられている。また、シリンダヘ
ッド4には、各燃焼室7に通じる吸気ポート9及び排気
ポート10がそれぞれ設けられ、これら各ポート9,1
0には吸気通路11及び排気通路12がそれぞれ接続さ
れている。吸気ポート9及び排気ポート10の燃焼室7
に通じる各開口端には、吸気バルブ13及び排気バルブ
14がそれぞれ設けられている。各バルブ13,14
は、クランクシャフトの回転に連動するカムシャフト
(図示略)によって開閉される。
【0011】吸気通路11の上流側にはエアクリーナ1
5が設けられており、同クリーナ15によって吸気通路
11内に導入される吸入空気が清浄化される。吸気通路
11の途中にはサージタンク16が設けられており、同
タンク16によって吸気通路11を通過する吸入空気の
脈動が平滑化される。サージタンク16の下流側におい
て、吸気ポート9の近傍には各気筒に対応して燃料噴射
用のインジェクタ17がそれぞれ設けられている。各イ
ンジェクタ17には図示しない燃料タンクから燃料ポン
プによって所定圧力の燃料が供給されている。排気通路
12の下流側には、排気を浄化するための三元触媒を内
蔵してなる触媒コンバータ18が設けられている。
【0012】エンジン1の運転が開始されると、エアク
リーナ15を通過した外気(吸入空気)は、吸気通路1
1内に導入される。吸入空気の導入と同時に各インジェ
クタ17から燃料が噴射されることにより、その吸入空
気と燃料とが混合され混合気となる。
【0013】吸入行程において、吸気バルブ13により
吸気ポート9が開かれることにより混合気が同ポート9
を通じて燃焼室7に取り込まれる。燃焼室7に取り込ま
れた混合気が点火プラグ8によって点火されることによ
り、その混合気が爆発・燃焼してエンジン1に駆動力が
得られる。
【0014】排気行程において、排気バルブ14により
排気ポート10が開かれることにより、爆発・燃焼後の
排気ガスが同ポート10を通じて排気通路12内に導入
される。排気通路12に導入された排気ガスは、触媒コ
ンバータ18等を通じて外部へ排出される。
【0015】吸気通路11においてサージタンク16の
上流側には、図示しないアクセルペダルの操作に連動し
て開閉駆動されるスロットルバルブ19が設けられてい
る。スロットルバルブ19の開度、即ちスロットル開度
TAに応じて吸気通路11へ導入される吸入空気の量
(吸入空気量Q)が調節される。
【0016】スロットルバルブ19の近傍には、スロッ
トル開度TAを検出するためのスロットルセンサ31が
設けられている。スロットルセンサ31はスロットル開
度TAに応じた検出信号を出力する。また、スロットル
センサ31はスロットルバルブ19が全閉位置にあると
きのみON状態となるアイドリングスイッチ(図示略)
を内蔵しており、同スイッチのON・OFF状態を示す
アイドリング信号IDSを出力する。本実施形態におけ
るスロットルセンサ31はアイドリング状態検出手段及
び減速状態検出手段に相当する。
【0017】エアクリーナ15の下流側には、吸入空気
量Qを検出するエアフローメータ32が設けられてい
る。エアクリーナ15とエアフローメータ32との間に
は、吸気通路11に取り込まれる空気の温度、即ち吸気
温THAを検出するための吸気温センサ33が設けられ
ている。
【0018】排気通路12の途中には、排気中の酸素濃
度、即ち排気空燃比を検出するための酸素センサ34が
設けられている。シリンダブロック2には、エンジン1
の冷却水の温度、即ち冷却水温THWを検出するための
水温センサ35が設けられている。
【0019】各気筒毎の点火プラグ8には、ディストリ
ビュータ20にて分配された点火信号が印加される。デ
ィストリビュータ20はイグナイタ21から出力される
高電圧をクランクシャフトの回転に同期して各点火プラ
グ8に分配するためのものである。そして、各点火プラ
グ8の点火タイミングは、イグナイタ21から高電圧が
出力されるタイミングによって決定される。
【0020】ディストリビュータ20にはクランクシャ
フトの回転に連動して回転する図示しないロータが内蔵
されている。そして、ディストリビュータ20には、そ
のロータの回転からエンジン1の回転速度NEを検出す
るための回転速度センサ36が設けられている。同じ
く、ディストリビュータ20には、そのロータの回転に
応じてエンジン1のクランク角基準信号を所定の割合で
検出する気筒判別センサ37が設けられている。エンジ
ン1に駆動連結された図示しないトランスミッションに
は、車輌の速度、即ち車速SPDを検出するための車速
センサ38が設けられている。
【0021】吸気通路11には、スロットルバルブ19
を迂回して同バルブ19の上流側と下流側とを連通する
バイパス通路22が設けられている。このバイパス通路
22の途中には、本発明におけるバイパス空気量制御弁
に相当するリニアソレノイド式のアイドリングスピード
コントロールバルブ(以下、「ISCV」という)23
が設けられている。ISCV23は、ソレノイドコイル
(図示略)に出力されるデューティ駆動信号のデューテ
ィ比の大きさに応じてバルブ(図示略)を変位させ、空
気の流れる通路面積を調節する電磁弁である。ISCV
23は、スロットルバルブ19が全閉となるエンジン1
のアイドリング時に、回転速度NEを安定させるために
作動するものである。ISCV23が所定のデューティ
駆動信号に基づいて制御されることにより、即ちISC
V制御が行われることにより、バイパス通路22を流れ
る空気量(以下、「バイパス空気量」という)が調節さ
れ、燃焼室7へ取り込まれる吸入空気量Qが調節され
る。本実施形態のバイパス通路22及びISCV23は
バイパス空気量を調節するためのバイパス空気量調節機
構を構成している。
【0022】車輌には、上記各インジェクタ17、イグ
ナイタ21、ISCV23等制御するための電子制御装
置(以下単に「ECU」という)51が設けられてい
る。以下、このECU51の電気的構成について図2の
ブロック図に従って説明する。
【0023】ECU51は、中央処理装置(CPU)5
2、所定の制御プログラム等を予め記憶した読み出し専
用メモリ(ROM)53、CPU52の演算結果等を一
時記憶するランダムアクセスメモリ(RAM)54、記
憶されたデータを保存するバックアップRAM55、及
びタイマカウンタ56等と、これら各部52〜56と外
部入力回路57及び外部出力回路58等とをバス59に
よって接続してなる論理演算回路として構成されてい
る。
【0024】本実施形態において、ROM53には、後
述する「ISCV制御ルーチン」等の制御プログラムや
各種関数データ、点火時期のマップ等が予め記憶されて
いる。タイマカウンタ56は所定時間毎の割り込み信号
を出力すると共に、同時に複数のカウント動作を行うよ
うになっている。
【0025】外部入力回路57には、前述した各センサ
31〜38がそれぞれ接続されている。外部出力回路5
8には、各インジェクタ17、イグナイタ21及びIS
CV23がそれぞれ接続されている。ECU51はエン
ジン1の点火時期制御、燃料噴射量制御及びISCV制
御等を実行するために、各センサ31〜38からの出力
信号に基づき、各インジェクタ17、イグナイタ21及
びISCV23を好適に駆動制御する。
【0026】次に、ISCV23の開度IAを制御する
ための「ISCV制御ルーチン」における各処理につい
て図3及び4に示すフローチャートを参照して説明す
る。CPU52は、エンジン1の運転が開始されると所
定の制御周期をもって本ルーチンを繰り返し実行する。
【0027】ステップ101において、CPU52は各
センサ31,32,36,38の検出信号からアイドリ
ング信号IDS、車速SPD、回転速度NE、及び吸入
空気量Qをそれぞれ読み込む。
【0028】ステップ102において、CPU52はR
AM54から基本制御量DBASEを読み込む。この基
本制御量DBASEは、所定のフィードバック条件が成
立した場合に実行される公知のISCフィードバック制
御ルーチンにおいて算出されるとともに、RAM54に
記憶された学習値であり、ISCV23を制御するため
のデューティ駆動信号に相当する制御量である。例え
ば、CPU52は、この基本制御量DBASEを、冷却
水温THW、アイドリング時における目標回転速度、及
び目標回転速度と実際の回転速度NEとの偏差等に基づ
いて算出する。
【0029】ステップ103において、CPU52は車
速SPDが所定車速TSPD以上であるか否かを判定す
る。ここで、所定車速TSPDは、車速SPDが後述す
るダッシュポット処理を行うべき速度であるか否かを判
定するためのものでる。この判定条件が満たされている
場合、CPU52はステップ104に移行する。本実施
形態において、ステップ103の処理を実行するCPU
52は車速判定手段に相当する。
【0030】ステップ104において、CPU52はR
OM53に記憶された吸入空気量Qと増量補正係数KD
LIAとの関係を示す関数データを参照することによ
り、増量補正係数KDLIAを算出する。そして、以下
の式(1)に基づき最終開度増加量DLIAを算出す
る。
【0031】 DLIA=DBASE*KDLIA ・・・(1) ここで、最終開度増加量DLIAは後述する最終制御量
DFINを増量補正する際における最大値に相当する。
図5は、ROM53に記憶された吸入空気量Qと増量補
正係数KDLIAとの関係を示す関数データである。同
図に示すように、本実施形態において、増量補正係数K
DLIAは吸入空気量Qの増加に伴って大きくなる傾向
を示している。従って、CPU52は吸入空気量Qが多
いほど、最終開度増加量DLIAを大きな値として算出
する。ステップ104の処理を実行した後、CPU52
はステップ105に移行する。尚、本実施形態におい
て、ステップ104の処理を行うCPU52は、開度増
加量算出手段に相当する。
【0032】ステップ105において、CPU52はア
イドリング信号IDSが「ON」であるか否か、即ち、
スロットルバルブ19が全閉状態になりエンジン1が減
速状態となっているか否かを判定する。この判定条件が
満たされていない場合には、エンジン1が減速状態にな
いことから、CPU52は図4に示すステップ108に
移行する。本実施形態においてステップ105の処理を
行うCPU52は、本発明の減速状態判定手段に相当す
る。
【0033】ステップ108において、CPU52はR
OM53に記憶された関数データを参照することによ
り、回転速度NEに応じた係数βを算出する。そして、
ステップ109において、CPU52は以下の式(2)
に基づいて第1の開度増加量ADLIAを算出した後、
ステップ110に移行する。
【0034】 ADLIA=ADLIA+DLIA*β ・・・(2) ここで、第1の開度増加量ADLIAは、最終制御量D
FINを増量補正するためのものであり、エンジン1の
運転が開始された際に初期値設定ルーチンにおいて
「0」に設定されている。また、係数βはこの第1の開
度増加量ADLIAを上記式(2)に基づいて漸増させ
る際の増加率に相当するものであり、本実施形態では回
転速度NEが大きくなるほど大きな値として算出され
る。従って、本実施形態では、回転速度NEが大きいほ
ど、第1の開度増加量ADLIAは、ステップ109の
処理により大きな増加率をもって増加することになる。
本実施形態においてステップ108の処理を行うCPU
52は増加率設定手段に相当し、ステップ109の処理
を行うCPU52はISCV52の開度を徐々に増加さ
せるための開度漸増手段に相当する。
【0035】ステップ110において、CPU52は第
1の開度増加量ADLIAが最終開度増加量DLIA未
満であるか否かを判定する。この判定条件が満たされて
いる場合、CPU52はステップ111に移行する。ス
テップ111において、CPU52は基本制御量DBA
SE及び第1の開度増加量ADLIAの加算値を最終制
御量DFINとして設定した後、ステップ117に移行
する。本実施形態において、前記ステップ105及びス
テップ108〜111の各処理を行うCPU52は本発
明の第1の制御手段に相当する。
【0036】これに対して、ステップ110における判
定条件が満たされていない場合、CPU52はステップ
112に移行する。ステップ112において、CPU5
2は基本制御量DBASE及び最終開度増加量DLIA
の加算値を最終制御量DFINとして設定した後、ステ
ップ117に移行する。
【0037】前述したステップ103の判定条件が満た
されていない場合、CPU52はステップ106に移行
する。ステップ106において、CPU52は基本制御
量DBASEを最終制御量DFINとして設定する。こ
こで、最終制御量DFINは基本制御量DBASEと同
様、ISCV23を制御するためのデューティ駆動信号
に相当する制御量であり、後述するようにISCV23
はこの最終制御量DFINに基づいてデューティ制御さ
れる。続くステップ107において、CPU52は第1
の開度増加量ADLIAを「0」にリセットした後、本
ルーチンの処理を一旦終了する。そして、CPU52は
所定の制御周期をまって再び本ルーチンを再開する。
【0038】前述したステップ105の判定条件が満た
されている場合、スロットルバルブ19が全閉状態にな
りエンジン1が減速状態にあることから、CPU52は
図4に示すステップ113に移行する。ステップ113
においてCPU52は第1の開度増加量ADLIAを
「0」にリセットする。
【0039】ステップ114において、CPU52はダ
ッシュポット処理を行う。即ち、CPU52は、処理が
ステップ114に移行する毎に、最終制御量DFINを
所定量ずつ減少させる。本実施形態において、ステップ
105,114の各処理を行うCPU52は本発明の第
2の制御手段に相当する。
【0040】そして、ステップ115において、CPU
52は最終制御量DFINが基本制御量DBASEより
大きいか否かを判定する。この判定条件が満たされてい
ない場合、即ち、前記ダッシュポット処理を行うことに
よって最終制御量DFINが基本制御量DBASE以下
になるまで減少した場合、CPU52はステップ116
に移行する。ステップ116において、CPU52は最
終制御量DFINを基本制御量DBASEと等しく設定
する。即ち、本ルーチンにおいて、最終制御量DFIN
は基本制御量DBASEよりも小さく設定されることは
ない。ステップ116の処理を実行した後、CPU52
はステップ117に移行する。これに対して、ステップ
115における判定条件が満たされている場合、CPU
52はステップ117に移行する。
【0041】各ステップ111,112,115,11
6からステップ117に移行したCPU52は、最終制
御量DFINに基づきISCV23をデューティ制御す
る。ステップ117の処理を実行した後、CPU52は
本ルーチンの処理を一旦終了する。
【0042】次に、上記のように構成された本実施形態
における作用及び効果について説明する。図6は運転者
のアクセルペダル操作によってスロットル開度TAが同
図(a)の実線で示すように変化した場合における、車
速SPD、ISCV23の開度IA、及び車輌加速度A
CCの時間的変化を示すものである。同図(b),
(c),(d)の実線は、順に車速SPD、ISCV2
3の開度IA、及び車輌加速度ACCをそれぞれ示して
いる。
【0043】同図に示すように、タイミングt0〜t1
の期間では、スロットル開度TAが全閉位置にあり、車
速SPDは零近傍の所定車速SPD1に保持されてい
る。このため、CPU52は、前記ステップ103にお
ける判定条件が満たされないことから、各ステップ10
6,107の処理を実行した後、前記ルーチンの処理を
一旦終了する。また、タイミングt0〜t1の期間で
は、ISCV23の開度IAは、前記ISCフィードバ
ック制御ルーチンにより設定される基本制御量DBAS
Eに対応した開度IA1に保持されている。
【0044】タイミングt1において、アクセルペダル
が運転者により踏み込まれることによって、スロットル
開度TAが増加する。その結果、吸入空気量Qの増加に
伴って車速SPD及び車輌加速度ACCが増加し始め
る。そして、タイミングt2において、車速SPDが所
定車速TSPDに達する。従って、ステップ103にお
ける判定条件が満たされるようになることから、CPU
52はステップ104の処理を実行した後、ステップ1
05における判定処理を実行する。
【0045】ここで、スロットルバルブ19が所定の開
度TA1に開かれており、アイドリング信号IDSが
「OFF」であることから(ステップ105:NO)、
CPU52はステップ108からステップ110までの
各処理を実行する。タイミングt2以降、CPU52は
ステップ110における判定条件が満たされなくなるま
で、即ち、ステップ109において漸増処理される第1
の開度増加量ADLIAが最終開度増加量DLIA以上
に増加するまで、ステップ108〜111,117の各
処理を繰り返し実行する。これにより、最終制御量DF
INが徐々に増加し、その増加に伴ってISCV23の
開度IA、換言すればバイパス空気量が徐々に増大す
る。
【0046】タイミングt3において、第1の開度増加
量ADLIAが最終開度増加量DLIA以上になること
により、ステップ110における判定条件が満たされな
くなる。従って、CPU52は、タイミングt3以降、
ステップ110から常にステップ112に移行して最終
制御量DFINを基本制御量DBASE及び最終開度増
加量DLIAの加算値と等しく設定する。その結果、図
6(c)に示すように、ISCV23の開度IAは所定
値IA2に保持される。
【0047】次に、タイミングt4において、運転者に
よってアクセルペダルの踏み込みが解除されることによ
り、スロットル開度TAは全閉位置に戻される。これに
より、アイドリング信号IDSが「OFF」から「O
N」に切り替わる。従って、ステップ105における判
定条件が満たされるようになるため、CPU52はダッ
シュポット処理を含むステップ113以降の各処理を行
う。その結果、図6(c)に示すように、ISCV23
の開度IAは、タイミングt5において最終制御量DF
INが基本制御量DBASEと等しくなるまで、時間の
経過と共に徐々に減少する。
【0048】以上、説明したように、本実施形態によれ
ば、車速SPDが所定車速TSPD以上であり、且つ、
アイドリング信号IDSが「OFF」となっている場合
に、ISCV23の開度IAを基本制御量DBASEに
対応した開度IA1から基本制御量DBASE及び最終
開度増加量DLIAの加算値に対応した開度IA2にま
で増加させるようにしている。従って、スロットル開度
TAが全閉位置となって車輌が減速状態に移行した時
(タイミングt4)には、バイパス空気量が充分に増加
した状態となっている。このため、ISCV23の開度
IAを増加した開度IA2から徐々に減少させることに
よって、燃焼室7に取り込まれる吸入空気量Qの急激な
減少を緩和して、減速時における回転速度NEの落ち込
みを確実に防止することができる。
【0049】図6(c)の一点鎖線は、従来構成におけ
るISCV23の開度IAの時間的変化を比較例として
示している。この比較例では、タイミングt4、即ちス
ロットル開度TAが全閉位置となって車輌が減速状態に
移行した時に、ISCV23の開度IAを増加させるよ
うにしている。このため、比較例ではISCV23の開
度IAが所定開度IA2にまで増大するのに応答遅れが
発生する場合がある。このような応答遅れが生じた場
合、スロットル開度TAの全閉操作に伴って吸入空気量
Qが急激に減少してしまい、一時的な回転速度NEの落
ち込みが発生する。その結果、図6(d)の一点鎖線で
示すように、急激なトルク変化に起因した車輌振動(車
輌加速度ACCの変動)が発生してしまうことになる。
【0050】これに対して、本実施形態によれば、回転
速度NEの落ち込みを確実に防止することができること
から、同図(d)の実線で示すように車輌加速度ACC
の変化を小さく抑えることができ、減速時におけるショ
ック、しゃくり等の車輌振動の発生を抑制することがで
きる。
【0051】更に、本実施形態によれば、減速時に備え
てISCV23の開度IAを増加させる際に、同開度I
Aを時間的に徐々に増加させるようにしている(タイミ
ングt2〜t3)。図6(c),(d)の二点鎖線は、
比較例におけるISCV23の開度IAと車輌加速度A
CCの時間的変化を示している。この比較例では、タイ
ミングt2においてISCV23の開度IAを急激に増
大させているため、その開度IAの増加に伴って車輌加
速度ACCが大きく変化していることがわかる。
【0052】これに対して、本実施形態では、吸入空気
量Qの急激な増加によるトルク変化が少ないため、図6
(d)の実線で示すように、車輌加速度ACCの変化が
小さく抑えられる。その結果、ISCV23の開度IA
を急増させることによる加速時の車輌振動の発生を抑制
することができ、ドライバビリティの向上を図ることが
できる。特に、エンジン1が低速回転状態、換言すれ
ば、吸入空気量Qが比較的小さくなる運転状態において
は、燃焼室7に取り込まれる吸入空気量Qのうち、バイ
パス空気量の占める割合が相対的に増加するため、この
バイパス空気量の変化に伴って車輌加速度ACCが大き
く変化する傾向がある。本実施形態によれば、このよう
な低速回転状態における車輌加速度ACCの変化を確実
に抑制することができる。
【0053】また、吸入空気量Qが多い場合には、減速
時における同量Qの時間的変化量が必然的に大きくなる
ことから、減速時における車輌加速度ACCが大きくな
る傾向がある。本実施形態では、吸入空気量Qが多いほ
ど最終開度増加量DLIAを大きな値に設定し、バイパ
ス空気量を増大させるようにしている。このため、本実
施形態によれば、吸入空気量Qに大きさに依らず減速時
における吸入空気量Qの時間的な変化量を略一定量に維
持することができる。その結果、例えば、車輌が吸入空
気量Qの比較的大きな高負荷運転状態から減速状態に移
行した場合であっても、車輌加速度ACCが大きく変化
してしまうことがないため、減速時の車輌振動を確実に
抑制することができる。
【0054】更に、本実施形態によれば、係数βを、即
ち、第1の開度増加量ADLIAを前記式(2)に基づ
いて漸増させる際の増加率を、回転速度NEが大きくな
るほど大きく設定している(ステップ108)。従っ
て、吸入空気量Qの変化率を、回転速度NEの大きさに
応じて変化させることができ、運転者に与える違和感を
減少させてドライバビリティの悪化を抑制することがで
きる。
【0055】[第2の実施形態]次に、本発明を具体化
した第2の実施形態について説明する。本実施形態は、
前記「ISCV制御ルーチン」における処理の一部が前
記第1の実施形態と異なるのみである。即ち、本実施形
態では、前記ステップ108において、CPU52はR
OM53に記憶された関数データを参照することによ
り、係数βを吸入空気量Q及び回転速度NEに基づいて
算出する。図7は、この関数データを示しており、同図
に示すように係数βは吸入空気量Q、又は回転速度NE
が大きいほど、大きな値に設定される。
【0056】吸入空気量Qが小さく、同量Qに対してバ
イパス空気量の占める割合が相対的に大きい場合には、
そのバイパス空気量の変化によりエンジン1のトルクが
大きく変化することが予想される。この場合、本実施形
態によればISCV23の開度IAがより小さな変化率
で増加することから、開度IAの増加に伴って発生する
車輌振動を抑えることができる。
【0057】逆に、吸入空気量Qが大きくバイパス空気
量の変化による影響が少ない場合には、ISCV23の
開度IAがより大きな変化率で増加する。その結果、減
速時に備えてバイパス空気量をより早いタイミングで増
加させることができる。以上のように本実施形態によれ
ば、第1の実施形態における効果に加え、ドライバビリ
ティの悪化を極力抑えつつ、車輌減速時に備えてバイパ
ス空気量を所定量にまで確実に増大させることができ
る。
【0058】本発明は上記各実施形態の他、以下に示す
別の実施形態として具体化することもできる。 (1)上記各実施形態では、ISCV23をデューティ
駆動信号のデューティ比の大きさに応じて開度IAが変
化する電磁弁によって構成した。これに対して、バイパ
ス通路22に絞り弁を設け、同弁をステップモータ等に
よって駆動制御することによるバイパス空気量を変更す
るようにした構成を採用することも可能である。
【0059】(2)上記各実施形態では、バイパス通路
22にISCV23を一つだけ設ける構成を採用した。
これに対して、バイパス通路22にISCV23を複数
設けるようにしてもよい。
【0060】(3)上記各実施形態では、最終開度増加
量DLIAを吸入空気量Qのみに基づいて算出するよう
にした。これに対して、例えば、吸気温THA、回転速
度NE、スロットル開度TA等の各種パラメータに基づ
いて算出するようにしてもよい。
【0061】(4)上記各実施形態では、ガソリンエン
ジンシステムに本発明にかかる吸入空気量制御装置を具
体化するようにした。これに対して、本発明をディーゼ
ルエンジンシステムに適用するようにしてもよい。
【0062】(5)上記第2の実施形態では、係数βを
回転速度NE及び吸入空気量Qに基づいて算出するよう
にした。これに対して、例えば、吸入空気量Qのみに基
づいて係数βを算出するようにしてもよい。また、係数
βを一定値とすることもできる。
【0063】(6)上記各実施形態では、図6(c)に
示すようにISCV23の開度IAを時間の経過と共に
略直線的に増加させるようにした。これに対して、例え
ば、時間的変化がステップ状となるようにISCV23
の開度IAを増加させるようにしてもよい。
【0064】(7)上記各実施形態では、車輌が減速状
態にあるか否かをアイドリングスイッチからのアイドリ
ング信号IDSに基づいて判定するようにした。これに
対して、例えば、スロットルセンサ31により検出され
るスロットル開度TAの変化に基づいて減速状態を判定
するようにしてもよい。
【0065】上記各実施形態から把握できる技術的思想
について以下にその効果とともに記載する。 (イ)請求項1に記載した内燃機関の吸入空気量制御装
置において、前記第1の制御手段は、前記バイパス空気
量制御弁の開度を増大させる際の増加率を前記内燃機関
の運転状態に応じて変更するものであることを特徴とす
る内燃機関の吸入空気量制御装置。
【0066】上記構成によれば、内燃機関における運転
状態の変化状況に応じて的確にバイパス空気量を増加さ
せることができる。 (ロ)上記(イ)に記載した内燃機関の吸入空気量制御
装置において、前記第1の制御手段は、前記バイパス空
気量制御弁の開度を増大させる際の増加率を吸入空気量
が多いほど大きく設定するものであることを特徴とす
る。
【0067】上記構成によれば、バイパス空気量の変化
に起因した車輌振動の発生を抑制しドライバビリティの
悪化を防止することができる。
【0068】
【発明の効果】この発明によれば、内燃機関が減速状態
にないと判定された場合に、バイパス空気量制御弁の開
度を徐々に増大させるようにしている。従って、バイパ
ス空気量制御弁の開度を漸減する操作に先立って、バイ
パス空気量の増大が行われる。その結果、内燃機関が減
速状態に移行する前に、充分な量のバイパス空気量が確
保されるため、減速時における機関回転速度の落ち込み
を確実に防止することができる。加えて、バイパス空気
量制御弁の開度を徐々に増大させるようにしているた
め、バイパス空気量の急増に起因した車輌振動の発生を
抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ガソリンエンジンシステムの構成を示す概略構
成図。
【図2】ECU等の構成を示す電気ブロック図。
【図3】「ISCV制御ルーチン」の各処理を示すフロ
ーチャート。
【図4】「ISCV制御ルーチン」の各処理を示すフロ
ーチャート。
【図5】吸入空気量Qと増量補正係数KDLIAとの関
係を示す線図。
【図6】スロットル開度TA等の時間的変化を示すタイ
ミングチャート。
【図7】エンジンの回転速度NE及び吸入空気量Qと係
数βとの関係を示す線図。
【符号の説明】
1…内燃機関としてのガソリンエンジン、7…燃焼室、
11…吸気通路、19…スロットルバルブ、22…バイ
パス通路、23…バイパス空気量制御弁としてのISC
V、52…減速状態判定手段、第2の制御手段、第1の
制御手段を構成するCPU。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 仙田 正典 愛知県大府市共和町1丁目1番地の1 愛 三工業 株式会社内 (72)発明者 村上 広道 愛知県大府市共和町1丁目1番地の1 愛 三工業 株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の燃焼室に通じる吸気通路に設
    けられたスロットルバルブを迂回して前記吸気通路の上
    流側及び下流側とを連通するためのバイパス通路と、 前記バイパス通路に設けられ、当該通路を通過するバイ
    パス空気量を調節するためのバイパス空気量制御弁と、 前記内燃機関がアイドリング状態を含む減速状態にある
    か否かを判定するための減速状態判定手段と、 前記減速状態判定手段によって前記内燃機関が減速状態
    にないと判定された場合に、前記バイパス空気量制御弁
    の開度を徐々に増大させることによって前記バイパス空
    気量を増加させるための第1の制御手段と、 前記内燃機関が減速状態にあると判定された場合に前記
    バイパス空気量制御弁の開度を徐々に減少させるための
    第2の制御手段とを備えたことを特徴とする内燃機関の
    吸入空気量制御装置。
JP20741296A 1996-08-06 1996-08-06 内燃機関の吸入空気量制御装置 Pending JPH1047129A (ja)

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