JPH1047405A - 車両のサスペンション装置 - Google Patents
車両のサスペンション装置Info
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- JPH1047405A JPH1047405A JP20624496A JP20624496A JPH1047405A JP H1047405 A JPH1047405 A JP H1047405A JP 20624496 A JP20624496 A JP 20624496A JP 20624496 A JP20624496 A JP 20624496A JP H1047405 A JPH1047405 A JP H1047405A
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- B60G17/00—Resilient suspensions having means for adjusting the spring or vibration-damper characteristics, for regulating the distance between a supporting surface and a sprung part of vehicle or for locking suspension during use to meet varying vehicular or surface conditions, e.g. due to speed or load
- B60G17/015—Resilient suspensions having means for adjusting the spring or vibration-damper characteristics, for regulating the distance between a supporting surface and a sprung part of vehicle or for locking suspension during use to meet varying vehicular or surface conditions, e.g. due to speed or load the regulating means comprising electric or electronic elements
- B60G17/0152—Resilient suspensions having means for adjusting the spring or vibration-damper characteristics, for regulating the distance between a supporting surface and a sprung part of vehicle or for locking suspension during use to meet varying vehicular or surface conditions, e.g. due to speed or load the regulating means comprising electric or electronic elements characterised by the action on a particular type of suspension unit
- B60G17/0157—Resilient suspensions having means for adjusting the spring or vibration-damper characteristics, for regulating the distance between a supporting surface and a sprung part of vehicle or for locking suspension during use to meet varying vehicular or surface conditions, e.g. due to speed or load the regulating means comprising electric or electronic elements characterised by the action on a particular type of suspension unit non-fluid unit, e.g. electric motor
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Abstract
ペンション装置の品質及び耐久性を向上させる。 【解決手段】 エアばね装置は、上端部をピストンロッ
ド13に固定するとともに車体BDにアッパサポート2
6を介して支持されてなる上部ケース23と、下端部を
アウタシリンダ11の外周上に固定してなる下部ケース
24と、上部ケース23と下部ケース24とを連結して
内部に空気室R4を形成するダイヤフラムからなる連結
ケース25とからなる。上部ケース23の下部内周面上
には複数のコイル42を収納したコイルアセンブリが固
定される。下部ケース24の上端部には円筒状の支持部
材35が立設固定されて、同部材35の外周面上にコイ
ル42に対向させて磁石36,37を固定する。コイル
42と磁石36,37による電磁力により、車体BDの
ロアアームLAに対する上下動を規制する。
Description
る電磁力を利用してばね上部材のばね下部材に対する上
下運動を規制又は制御する車両のサスペンション装置に
関する。
−44758号公報に示されているように、ダンパ装置
を構成するアウタシリンダとインナシリンダとの間にコ
イルを配置するとともに、同ダンパ装置を構成するイン
ナシリンダ内のピストンの外周面及びアウタシリンダの
外周面上に永久磁石を前記コイルに対向させて配置し、
コイルに対する通電を制御することにより、車高を調整
したり、ばね下部材のばね上部材に対する上下振動に対
して減衰力を付与するようにしている。
置にあっては、アウタシリンダの内部すなわち作動液中
に磁石及びコイルが配置されているので、作動液中の摩
擦粉が磁石に付着して磁石の外周面とインナシリンダの
内周面とが摩耗したり、作動液の温度上昇により電磁力
の特性に変化が生じたりする。また、アウタシリンダの
外部にも磁石が配置されているとともにこの外部は外気
にされされているので、外部からの鉄粉、その他の粉が
前記磁石に付着して、磁石の内周面とアウタシリンダの
外周面とが摩耗する。さらに、インナシリンダ及びアウ
タシリンダには磁力線が通過するので、両シリンダを非
磁性材料で構成する必要があるとともにある程度の強度
も必要となるので、両シリンダの材料コストが高くな
る。
されもので、低コストで高品質なサスペンション装置を
提供しようとするものである。
上の特徴は、エアばね装置のケースの内部であってダン
パ装置のシリンダの外部に相対向して配置されるととも
にダンパ装置を構成するシリンダ及びピストンロッドと
それぞれ一体的に変位する磁石とコイルとを設けたこと
にある。
コイルもシリンダの外部であって外部と遮断された空気
中に配置されているので、上記従来の装置における作動
液中に配設された問題点も、外気にさらされている問題
点も解消されて、品質及び耐久性が共に良好となる。ま
た、シリンダ内を必要な磁力線が通過することもないの
で、シリンダを鉄などの低コストな材料で製造できる。
さらに、エアばね装置内の空気は通常エアフィルタ、乾
燥器などの装置を経た空気であり、磁石及びコイルが配
置される環境条件も良好であるので、磁石及びコイルの
特性が常に良好に保たれるとともに、耐久性も向上す
る。
ケースを、円筒状に形成されて上端部をピストンロッド
の外周面に固定するとともにばね上部材に弾性的に支持
させてなる上部ケースと、円筒状に形成されて下端部を
シリンダの外周面に固定した下部ケースと、変形し易い
材料でシート状に構成され上部ケースと下部ケースとを
連結する連結ケースとで構成し、前記磁石及びコイルの
うちの一方を上部ケースに固定するとともに、磁石及び
コイルのうちの他方を下部ケースに固定したことにあ
る。
する傾きが変化しても、同シリンダと共にピストンロッ
ドも傾き、上部ケースはピストンロッドと連動するとと
もに下部ケースはシリンダに連動して一体的に傾くの
で、上部ケース及び下部ケースにそれぞれ固定された磁
石とコイルとの距離が常に一定に保たれて、磁石とコイ
ルとにより発生される磁力の特性が常に一定に保たれ
る。
下部ケースの上部を前記シリンダの外周面上にに支持さ
せてなることにある。これによれば、下部ケースはより
一層シリンダと一体的に変位するようになり、磁石とコ
イルとの距離がさらに正確に一定に保たれる。
記ケースを、円筒状に形成されて上面をばね上部材に支
持させた上部ケースと、円筒状に形成されて下端部をシ
リンダの外周面に固定した下部ケースと、変形し易い材
料でシート状に構成され上部ケースと下部ケースとを連
結する連結ケースとで構成し、下部ケースの上端部に円
筒状の支持部材をシリンダと隔離して設け、磁石及びコ
イルのうちの一方を上部ケースの内周面に固定するとと
もに、磁石及びコイルのうちの他方を支持部材の外周面
に固定し、支持部材に径方向の貫通孔を磁石とコイルの
対向面に開口するように設けたことにある。
近接させても、ばね上部材のばね下部材に対する振動時
にエアばね装置のケース内を流れる空気流が貫通孔を介
して前記対向面間に流入するようになる。したがって、
上部ケースと下部ケースとの傾きの相違により磁石面と
コイル面とがくっついてしまっても、前記空気流により
離されるので、磁石とコイルとの距離を小さくすること
ができて大きな磁力を得ることができるようになる。
用いて説明すると、図1は車両のサスペンション装置の
全体を部分破断図により示しており、図2は同図の中央
部分を拡大して示している。このサスペンション装置
は、ばね上部材としての車体BDとばね下部材としての
ロアアームLAとの間に配設されたダンパ装置と、同ダ
ンパ装置の外周上に設けたエアばね装置とを備えてい
る。
リンダ11及びインナシリンダ12と、両シリンダ1
1,12に軸方向に進退可能に組み付けたピストンロッ
ド13とを備えている。アウタシリンダ11は、その下
端にてロアアームLAに図示しないブッシュを介して組
み付けられている。インナシリンダ12は、その上端に
て環状の支持プレート14を介してアウタシリンダ11
の上部内周面上に液密的に支持されており、その下端に
てアウタシリンダ11の下部内周面上に図示しない支持
部材を介して支持されている。ピストンロッド13はア
ウタシリンダ11から上方に延出されており、その上端
にて、ネジ15,15により車体BDに固定したアッパ
サポート16を介して車体BDに組み付けられている。
アッパサポート16は、ゴム等の弾性材料を内蔵してお
り、ピストンロッド13の車体BDに対する傾きの若干
の変化を許容する。
13の外周面に固定されてインナシリンダ12の内周面
上を液密的に軸方向に摺動するメインピストン17によ
り上下室R1,R2に区画されている。上下室R1,R
2は作動液(作動油)で満たされており、下室R2はア
ウタシリンダ11とインナシリンダ12との間に形成さ
れた環状室R3にインナシリンダ12の下端にて連通し
ている。環状室R3には気体も封入されており、同室R
3はピストンロッド13の進退に伴うインナシリンダ1
2の上下室R1,R2内における作動液の体積変化を吸
収するようになっている。
を連通させてなる固定オリフィス(図示しない)が設け
られており、同オリフィスはピストンロッド13の上下
動に伴い減衰力を発生する。メインピストン17の下方
であってピストンロッド13の外周面には、サブピスト
ン18がインナシリンダ12の内周面との間に多少のク
リアランスを設けて固定されている。サブピストン18
内には、上下室R1,R2を連通させてなる可変オリフ
ィス(図示しない)が設けられており、同可変オリフィ
スの開度がピストンロッド13の上端に設けた減衰力切
換え用のアクチュエータ21により切り換えられるよう
になっている。なお、可変オリフィスの開度を調整する
ための弁部材(図示しない)は、ピストンロッド13内
に設けた連結機構を介してアクチュエータ21により駆
動される。メインピストン17の上方であってピストン
ロッド13の外周上には、リバウンドストッパ22が組
み付けられており、同ストッパ22は車体BDのリバウ
ンドに伴うピストンロッド13の上方への変位を支持プ
レート14との当接により弾性的に規制するようになっ
ている。
及び下部ケース24と、両ケース23,24を気密的に
連結する連結ケース25とを備え、これらのケース23
〜25によりアウタシリンダ11及びピストンロッド1
3の外周上に空気室R4を形成している。この空気室R
4には、電気的に制御される吸気及び排気装置(図示し
ない)が接続され、同室R4内の空気量が調整されるよ
うになっている。
形されており、その上面にてアッパサポート26及び支
持プレート27を介して車体BDに支持されるととも
に、支持プレート27を介してピストンロッド13の上
端部外周面上に気密的に固定されている。アッパサポー
ト26は、ゴム等の弾性材料を内蔵しており、上部ケー
ス23の車体BDに対する傾きの多少の変化を許容す
る。支持プレート27の下面には、ゴム製のバウンドス
トッパ28が組み付けられており、同ストッパ28はア
ウタシリンダ11の上面に固着した環状のストッパプレ
ート31との当接により車体BDのバウンドを弾性的に
規制する。下部ケース24も樹脂により成形されてお
り、その下部内周面上にて、アウタシリンダ11の外周
面上に溶接固定した円筒部材32の外周面上に気密的に
固定されている。連結ケース25は弾性に富むゴムを主
体としたダイヤフラムにより構成されており、その上端
部にてかしめリング33により上部ケース23の下端部
外周面上に気密的に固着されているとともに、その下端
部にてかしめリング34により下部ケース24の上部外
周面上に気密的に固着されている。
性材料で成形した支持部材35が立設固定されており、
同部材35の外周面上には環状の磁石(永久磁石)3
6,37が固定されている。磁石36の下端面及び磁石
37の上端面は一方の磁極(例えばS極)に、磁石36
の上端面及び磁石37の下端面は他方の磁極(例えばN
極)に磁化されている。支持部材35の上端部内周面上
には環状のリブ38が固定されており、同リブ38はそ
の内周面上にてストッパプレート31の外周面上に当接
しており、支持部材35がアウタシリンダ11の上端部
外周面上に隔離して支持されるようにしている。また、
リブ38の周方向の適宜複数箇所には上下に連通する穴
38aが設けられており、ストッパプレート31の上下
の部屋を連通させている。
同磁石36,37に対向して円筒状のコイルアセンブリ
が設けられている。コイルアセンブリは円筒状に樹脂で
成形したケーシング41を有する。ケーシング41の内
周面上には、ピストンロッド13の延設方向を軸方向と
する複数のコイル42(C1〜C15)が、それぞれ樹脂
製のスペーサ43を介して軸方向に沿って等間隔に配置
されている。コイル42はリード線42aを介して上部
ケース23外に導かれている。スペーサ43の内周面上
にはテフロン等の滑り易い樹脂を塗布したコーティング
層44が設けられ、同層44は下部ケース24及び支持
部材35の各上端部外周面に同一樹脂を塗布したコーテ
ィング層45,46との協働により、コーティング層4
4とコーティング層45,46が接触しても摩擦力が小
さくなるようにしてある。なお、上部ケース23の内周
面上に周方向の適宜箇所にてリブ47が設けられ、ケー
シング41を適宜箇所にて上部ケース23の内周面上に
支持している。
ル42及びスペーサ43からなるコイルアセンブリは、
上記連結ケース25の上部ケース23へのかしめリング
33によるかしめ時に、円筒状に形成したゴムシート4
8を介して上部ケース23の内周面上に固定される。こ
の場合、コイルアセンブリは、上部ケース23及びケー
シング41が多少クリープしても、ゴムシート48の弾
力性により堅固かつ耐久性良好に上部ケーシング23の
内周面上に固定される。
ン装置を制御するための電気制御装置について説明する
と、図3はこの電気制御装置の全体をブロック図により
示している。
高センサ52、横加速度センサ53及び車速センサ54
を備えている。舵角センサ51は、操舵ハンドル(図示
しない)の回転角をハンドル舵角θfとして検出して、
同ハンドル舵角θfを表す検出信号を出力する。車高セ
ンサ52は、車体BDとロアアームLAとの間に設けら
れてロアアームLAに対する車体BDの高さを車高HT
として検出して、同車高HTを表す検出信号を出力す
る。横加速度センサ53は車体BDに組み付けられて車
体BDの横方向の加速度を横加速度Gyとして検出し
て、同横加速度Gyを表す検出信号を出力する。車速セ
ンサ54は車速Vを検出して、同車速Vを表す検出信号
を出力する。
イクロコンピュータ55に接続されている。マイクロコ
ンピュータ55は後述するプログラムを実行することに
よりサスペンション装置を制御して、車高及び減衰力を
制御する。このマイクロコンピュータ55には、車高制
御用の駆動回路56、減衰力切り換え用の駆動回路57
及びコイル42に対する通電用の駆動回路58がそれぞ
れ接続されている。駆動回路56は、空気室R4に対す
る空気の給排を制御するための吸気及び排気装置(図示
しない)内に設けられた車高制御用のアクチュエータ6
0を駆動制御する。駆動回路57は、減衰力切り換え用
のアクチュエータ21を駆動制御する。
及び非通電を制御するもので、図4に示すように、各コ
イル42(上から下へC1〜C15の符号を付してある)
に対して4個のトランジスタTr1〜Tr4でそれぞれ構成
されている。トランジスタTr1,Tr2はPNP型で構成
されるとともに、トランジスタTr3,Tr4はNPN型で
構成され、電源+Vと接地間に直列接続されて各トラン
ジスタTr1,Tr3とTr2,Tr4の各接続点に各コイル4
2の両端がそれぞれ接続されている。この場合、トラン
ジスタTr1,Tr4に制御電圧を付与して両トランジスタ
Tr1,Tr4を同時にオンさせることにより図示実線矢印
方向に電流が流れて、磁束はコイル42を下から上に通
過する(コイル42の上方がN極に、下方がS極に磁化
された磁石と等価)。一方、トランジスタTr2,Tr3に
制御電圧を付与して両トランジスタTr2,Tr3を同時に
オンさせることにより図示破線矢印方向に電流が流れ
て、磁束はコイル42を上から下に通過する(コイル4
2の上方がS極に、下方がN極に磁化された磁石と等
価)。以下、前者の通電状態を順方向通電といい、後者
の通電状態を逆方向通電という。
ン装置の動作を、車高調整、減衰力切り換え及びコイル
42の通電・非通電制御の順に説明する。
ムの実行により行われる。マイクロコンピュータ55
は、前記車高調整プログラムの実行を所定の短時間毎に
実行し、車高センサ52から入力した車高HTが予め決
められた基準車高より高いか低いかを判定して、同判定
結果に基づいて駆動回路56を介して車高制御用のアク
チュエータ60を制御する。検出車高HTが基準車高よ
り高ければ、車高制御用のアクチュエータ60はエアば
ね装置の空気室R4内の空気を排出する。この排気によ
って空気室R4内の空気圧は低下し、上部ケース23及
びピストンロッド13が下降して車体BDも下降する。
一方、検出車高HTが基準車高より低ければ、車高制御
用のアクチュエータ60はエアばね装置の空気室R4内
に空気を供給する。この給気によって空気室R4内の空
気圧は上昇し、上部ケース23及びピストンロッド13
が上昇して車体BDも上昇する。その結果、車体BDの
ロアアームLAに対する高さは常にほぼ一定に保たれ
る。
ても、前記空気室R4に空気を満たしたエアばね装置
は、前記付与された外力を吸収して車体BDへの衝撃を
和らげるので、車両の乗り心地が良好となる。
すると、この制御は図5のステップ100〜120から
なる減衰力切り換えプログラムの実行により行われる。
マイクロコンピュータ55は、このプログラムを所定の
短時間毎に繰り返し実行し、ステップ100における開
始後、ステップ102にて車速センサ54及び横加速度
センサ53から車速V及び横加速度Gyを表す各検出信
号をそれぞれ入力し、ステップ104〜118の処理に
より同コンピュータ55に内蔵したV−Gyマップを参
照して、前記車速V及び横加速度Gyに応じて減衰力切
り換えのアクチュエータ21を駆動制御する。V−Gy
マップは、図6に示すように、車速Vが増加するに従っ
て横加速度Gyが減少する2つの特性カーブL1,L2
を表すデータを記憶したものである。
標点が図6の特性カーブL1の上側領域になると、マイ
クロコンピュータ55は、ステップ104〜108の処
理により、ダンパ装置がソフト状態にある(第1フラグ
FLG1が”0”である)ことを条件に、駆動回路56
を介してアクチュエータ21をハード側に切り換え制御
する。アクチュエータ21は、サブピストン18内の弁
部材を駆動して可変オリフィスの開度を小さく設定し
て、ダンパ装置をハード状態に切り換える。このダンパ
装置のハード状態は、車速V及び横加速度Gyによって
決まる座標点が図6の特性カーブL2の下側領域になる
まで維持される。車速V及び横加速度Gyによって決ま
る座標点が図6の特性カーブL2の下側領域になると、
マイクロコンピュータ55は、ステップ112〜118
の処理により、ダンパ装置がハード状態にある(第1フ
ラグFLG1が”1”である)ことを条件に、駆動回路
56を介してアクチュエータ21をソフト側に切り換え
制御する。アクチュエータ21は、サブピストン18内
の弁部材を駆動して可変オリフィスの開度を大きく設定
して、ダンパ装置をソフト状態に切り換える。このダン
パ装置のソフト状態は、車速V及び横加速度Gyによっ
て決まる座標点が図6の特性カーブL1の上側領域にな
るまで維持される(図9参照)。
り、ダンパ装置の減衰力が車両の走行状態に応じてソフ
ト又はハードに選択的に切り換えられる。したがって、
路面からの入力、車体BDの姿勢変化により、車体BD
が上下に振動しても、この振動はダンパ装置の減衰力に
より車両の走行状態に応じて抑制される。具体的に、車
速V及び横加速度Gyが小さいときには、減衰力は小さ
く保たれるので、車両の乗り心地が重視される。一方、
車速V又は横加速度Gyが大きいときには、減衰力は大
きく保たれるので、急旋回時などの車両の姿勢変化が抑
制されて、車両の操安性が良好になる。
ついて説明すると、この制御は図7のステップ130〜
152からなる通電・非通電制御プログラムの実行によ
り行われる。マイクロコンピュータ55は、このプログ
ラムを所定の短時間毎に繰り返し実行し、ステップ13
0の開始後、ステップ132にて舵角センサ51及び車
高センサ52からハンドル舵角θf及び車高HTを表す
各検出信号をそれぞれ入力し、ステップ134にて検出
ハンドル舵角θfを時間微分することにより舵角速度θ
f’(=dθf/dt)を計算し、ステップ136〜150の
処理によりコイル42の通電を制御する。
め決めた第1基準値θf1未満であれば、ステップ136
にて「NO」と判定して、ステップ144にて第2フラ
グFLG2が”1”であるか否かを判定する。第2フラ
グFLG2は”0”によりコイル42の非通電状態を表
すとともに”1”によりコイル42の通電状態を表し、
初期には”0”に設定されている。したがって、最初ス
テップ144にて「NO」と判定して、プログラムをス
テップ150に進め、同ステップ150にてコイル42
を非通電状態に保つ。
操作して舵角速度θfの絶対値|θf’|が第1基準値θ
f1以上になると、ステップ136にて「YES」と判定
して、プログラムをステップ138に進め、同ステップ
138にて同コンピュータ55に内蔵した通電マップに
基づいて車高HTに対応したコイルを通電制御する。通
電マップは、図8に示すように、磁石36,37に対す
るコイル42の相対的な各上下位置に対応させて、全コ
イル42(C1〜C15)のうちで順方向に通電すべきコ
イル42と逆方向に通電すべきコイル42とを示してい
る。この場合、磁石36,37の各長さはコイル42の
3個分の幅にほぼ等しく設定されており、具体的には、
磁石36に関しては、対向する3つのコイル42よりも
一つ分ずつ上にずれた3つのコイル42が逆方向に通電
される。また、磁石37に関しては、対向する3つのコ
イル42よりも一つ分ずつ下にずれた3つのコイル42
が順方向に通電される。
対する相対位置は車体BDのロアアームLAに対する高
さに対応しており、この相対的な高さは車高THとして
検出されているので、この検出車高THにより通電すべ
きコイル42を決定できる。図8の縦軸は、車体BDの
ロアアームLAに対する基準高さ位置を「0」として表
し、同基準高さより高い側(ダンパ装置の伸び側)を順
次+a1,+a2,+a3として表し、同基準高さより低
い側(ダンパ装置の縮み側)を順次−a1,−a2,−a
3,−a4として表している。したがって、車体BDがロ
アアームLAに対して順次高くなるにしたがって、通電
されるコイル42は高い位置にあるコイル42から順次
低い位置にあるコイル42、すなわちコイルC1からC1
5側に移動する。
コイル42が駆動回路58を介して通電制御されると、
コイル42の順方向及び逆方向の通電による磁極は図8
のようになり、コイル42及び同コイル42の固定され
た上部ケース23(ばね上部材側)には、通電されたコ
イル42と磁石36,37の磁力により図8に示す位置
に維持しよう力が作用する。すなわち、コイル42及び
同コイル42の固定された上部ケース23が図示位置か
ら若干上下にずれれば、これらを図示位置に戻そうとす
る力が作用する。前記ステップ138の処理後、ステッ
プ140,142の処理により、第2フラグFLG2
が”0”でなければ”1”に変更される。
値|θf’|が予め決めた第2基準値θf2(θf2<θf
1)以上である限り、両ステップ144,146におけ
る「YES」との判定のもとに、ステップ138にて通
電マップに基づいて車高HTに対応したコイル42が駆
動回路58を介して通電制御される。ただし、前述のよ
うに、車高HTが変化した場合には、同変化した車高H
Tに対応してコイル42が通電される。
|θf’|が第2基準値θf2未満になると、ステップ1
46にて「NO」と判定してプログラムをステップ14
8,150に進める。ステップ148においては第2フ
ラグFLG2を”0”に戻し、ステップ150において
はコイル42に対する前記通電を解除する。そして、舵
角速度θfの絶対値|θf’|がふたたび第1基準値θf1
以上になるまで、コイル42は非通電状態に維持され
る。
|が小さいときには、コイル42は非通電状態に保たれ
て、上部ケース23には、磁石36,37とコイル42
との電磁力による現位置に維持する力が作用しない。し
たがって、この状態で、路面からの外力が車体BDに作
用した場合には、車体BDはロアアームLAに対して比
較的自由に上下動できるとともに、エアばね装置がはね
作用により前記外力を緩和するので、車両の載り心地が
良好に保たれる。また、操舵ハンドルの急な回動により
車両が急旋回する場合には、図9に示すように舵角速度
θfの絶対値|θf’|が大きくなって、上部ケース23
には前記電磁力による現位置に維持する力が作用するの
で、車体BDの姿勢変化が抑制されて車両の操安性が良
好となる。また、この磁石36,37とコイル42との
電磁力による車体BDを現位置に維持しようとする力
は、ダンパ装置のように車体BDのロアアームLAに対
する相対速度の発生に起因するものではなく,運転者の
運転操作に即座に応答させることができるので、サスペ
ンション装置の制御応答性を良好にすることができる。
り換えを車体BDの姿勢情報としての横加速度Gyに応
じて切り換え制御するとともに、コイル42の通電及び
非通電を運転操作情報としての舵角速度θf’に応じて
制御するようにした。しかし、これらの制御を逆にし
て、減衰力の切り換えを運転操作情報としての舵角速度
θf’に応じて切り換え制御するとともに、コイル42
の通電及び非通電を車体BDの姿勢情報としての横加速
度Gyに応じて制御するようにしてもよい。また、車体
のBDの姿勢情報として、車体BDの横速度、前後加速
度、前後速度、ヨーレート、上下加速度、上下速度など
種々の運動物理量を、前記両者の制御に利用するように
してもよい。さらに、ハンドル舵角、ブレーキ踏み込み
速度、アクセルペダルの踏み込み速度、スロットル開度
などの運転操作量を、前記両者の制御に利用するように
してもよい。
施形態によれば、磁石36,37もコイル42もアウタ
シリンダ12の外部であって、外部と遮断されたエアば
ね装置のケース23〜25内の空気中に配置されている
ので、磁石36,37及びコイル42が作動液及び外界
のごみ、粉などの影響を受けることもなく保護され、同
サスペンション装置が高品質かつ耐久性良好となる。ま
た、アウタシリンダ11及びインナシリンダ12内を必
要な磁力線が通過することもないので、両シリンダ1
1,12を鉄などの低コストな材料で製造できる。さら
に、エアばね装置内の空気は通常エアフィルタ、乾燥器
などの装置を経た空気であり、磁石36,37及びコイ
ル42が配置される環境条件も良好であるので、磁石3
6,37及びコイル42の特性が常に良好に保たれると
ともに、耐久性も向上する。
する傾きが変化しても、上部ケース23は支持プレート
27を介してピストンロッド13に固定されるととも
に、アッパサポート26により車体BDに弾性的に支持
されているので、アウタシリンダ11と共に傾きが変化
するピストンロッド13と共に、上部ケース23も連動
して傾く。また、下部ケース24は、支持部材32とリ
ブ38及びバウンドストッパ31との上下2点でアウタ
シリンダ11の外周上に支持されているので、下部ケー
ス32もアウタシリンダ11と共に傾く。したがって、
上部ケース23及び下部ケース24も一体的に傾き、上
部ケース23及び下部ケース24にそれぞれ固定された
コイル42と磁石36,37との距離が常に一定に保た
れて、磁石とコイルとにより発生される磁力の特性が常
に一定に保たれる。
の一部を変形した変形例について図面を用いて説明する
と、図10は同変形例に係るサスペンション装置の中央
部分を示している。
6,37を支持する支持部材35の磁石36,37の間
にて、内周面から外周面に貫通するとともにコイルアセ
ンブリの内周面に対向して開口する貫通孔を設けたこと
にある。この場合、支持部材35をスリーブ部材35a
とリング部材35bで構成し、両部材35a,35bの
周方向の適宜の複数箇所にて貫通孔35a1,35b1
が連続するように設けられている。また、この変形例に
おける他の特徴は、下部ケース24の上部周方向の適宜
の複数箇所にて貫通する貫通孔34aを設けるととも
に、同ケース24の内周面上に複数のチェック弁71を
設けたことである。チェック弁71は貫通孔34aの対
応位置にそれぞれ設けられていて、下部ケース34の内
周面側から外周面側への貫通孔34aを介した空気の通
過を禁止し、ケース34の外周面側から内周面側への貫
通孔34aを介した空気の通過のみを許容する。
35b1を設けるようにしたので、車体BDが下方へ変
位するときに(ダンパ装置が縮み状態にあるときに)上
部ケース23内から連結ケース25内へ流れる空気室R
4内の空気は、コイルアセンブリのコーティング層44
の内周面上ばかりか貫通孔35a1,35b1を介して
も流れる。そして、コイルアセンブリの軸心と下部ケー
ス24及び支持部材35の軸心とのずれにより、コーテ
ィング層44と45又はコーティング層44と46がく
っついてしまった場合(スティック状態になった場合)
には、前記貫通孔35a1,35b1を介した空気が磁
石36,37の外周面とコーティグ層44との間に入り
込むので、この流れ込んだ空気が前記くっついてしまっ
た状態を自動的に解除する。また、貫通孔34a及びチ
ェック弁71を設けたので、車体BDが上方へ変位する
ときに(ダンパ装置が伸び状態にあるときに)連結ケー
ス25内から上部ケース23内へ流れる空気室R4内の
空気は、主に貫通孔34a及びチェック弁71を介して
流れる。この場合、貫通孔34aをある程度大きくして
おけば、この貫通孔34aを通る空気が車体BDが上方
へ変位することの妨げとなることはなく、車体BDは抵
抗なく上方へ変位する。
ては、上部ケース23側にゴムシート48を介してコイ
ルアセンブリを固定するとともに下部ケース24に固定
した支持部材35に磁石36,37を固定するようにし
たが、上部ケース23側に磁石36,37を固定すると
ともに下部ケース24に固定した支持部材35又は下部
ケース24にコイルアセンブリを固定するようにしても
よい。
置の全体を示す部分破断図である。
図である。
御装置の全体ブロック図である。
を示す概略図である。
減衰力切り換えプログラムのフローチャートである。
の関係を示すグラフである。
コイルの通電・非通電制御プログラムのフローチャート
である。
関係を説明するための説明図である。
一定)の変化に対するコイルの通電制御状態及び減衰力
の切り換え制御状態を示すタイムチャートである。
形例を示す断面図である。
ピストンロッド、17…メインピストン、18…サブピ
ストン、21…アクチュエータ、23…上部ケース、2
4…下部ケース、25…連結ケース、36,37…磁
石、41…ケーシング、42…コイル、44,45,4
6…コーティング層、48…ゴムシート、55…マイク
ロコンピュータ。
Claims (4)
- 【請求項1】作動液を封入したシリンダと同シリンダの
上端面から進退可能に突出させたピストンロッドとを有
するとともに、同シリンダの下端をばね下部材に組み付
けかつピストンロッドの上端をばね上部材に組み付けて
なり、ばね上部材のばね下部材に対する上下動により減
衰力を発生するダンパ装置と、 前記シリンダ及び前記ピストンロッドの外周面上に設け
られて下端が同シリンダの外周面に支持されるとともに
上端が前記ばね上部材に支持された可撓性を有するケー
スを有してなり、前記ケース内に封入した気体によりば
ね上部材のばね下部材に対する上下動に対してばね作用
を付与するエアばね装置とを備えた車両のサスペンショ
ン装置において、 前記ケースの内部であって前記シリンダの外部に相対向
して配置されるとともに前記シリンダ及び前記ピストン
ロッドとそれぞれ一体的に変位する磁石とコイルとを設
けたことを特徴とする車両のサスペンション装置。 - 【請求項2】前記ケースを、円筒状に形成されて上端部
をピストンロッドの外周面に固定するとともに前記ばね
上部材に弾性的に支持させてなる上部ケースと、円筒状
に形成されて下端部を前記シリンダの外周面に固定した
下部ケースと、変形し易い材料でシート状に構成され前
記上部ケースと前記下部ケースとを連結する連結ケース
とで構成し、 前記磁石及びコイルのうちの一方を前記上部ケースに固
定するとともに、前記磁石及びコイルのうちの他方を前
記下部ケースに固定したことを特徴とする前記請求項1
に記載の車両のサスペンション装置。 - 【請求項3】前記下部ケースの上部を前記シリンダの外
周面上に支持させてなることを特徴とする前記請求項2
に記載の車両のサスペンション装置。 - 【請求項4】前記ケースを、円筒状に形成されて上面を
前記ばね上部材に支持させた上部ケースと、円筒状に形
成されて下端部を前記シリンダの外周面に固定した下部
ケースと、変形し易い材料でシート状に構成され前記上
部ケースと前記下部ケースとを連結する連結ケースとで
構成し、 前記下部ケースの上端部に円筒状の支持部材を前記シリ
ンダと隔離して設け、 前記磁石及びコイルのうちの一方を前記上部ケースの内
周面に固定するとともに、前記磁石及びコイルのうちの
他方を前記支持部材の外周面に固定し、 前記支持部材に径方向の貫通孔を前記磁石とコイルの対
向面に開口するように設けたことを特徴とする前記請求
項1に記載の車両のサスペンション装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20624496A JP3414140B2 (ja) | 1996-08-05 | 1996-08-05 | 車両のサスペンション装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20624496A JP3414140B2 (ja) | 1996-08-05 | 1996-08-05 | 車両のサスペンション装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1047405A true JPH1047405A (ja) | 1998-02-20 |
| JP3414140B2 JP3414140B2 (ja) | 2003-06-09 |
Family
ID=16520134
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20624496A Expired - Fee Related JP3414140B2 (ja) | 1996-08-05 | 1996-08-05 | 車両のサスペンション装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3414140B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| ES2162557A1 (es) * | 1999-05-27 | 2001-12-16 | Orti Javier Porcar | Amortiguador electromagnetico. |
| JP2004116776A (ja) * | 2002-09-26 | 2004-04-15 | Zf Sachs Ag | 振動ダンパー |
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| CN102817956A (zh) * | 2012-09-04 | 2012-12-12 | 谭晓婧 | 双出杆气囊式磁流变减振器 |
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|---|---|---|---|---|
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-
1996
- 1996-08-05 JP JP20624496A patent/JP3414140B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| KR101364452B1 (ko) * | 2010-12-10 | 2014-02-27 | 주식회사 만도 | 리바운드 행정이 제어되는 쇽업소버 시스템 및 그것의 제어방법 |
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| JP3414140B2 (ja) | 2003-06-09 |
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