JPH1048071A - 挟み込み検知器、ガラスラン及び挟み込み防止装置 - Google Patents

挟み込み検知器、ガラスラン及び挟み込み防止装置

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JPH1048071A
JPH1048071A JP8201656A JP20165696A JPH1048071A JP H1048071 A JPH1048071 A JP H1048071A JP 8201656 A JP8201656 A JP 8201656A JP 20165696 A JP20165696 A JP 20165696A JP H1048071 A JPH1048071 A JP H1048071A
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JP
Japan
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elastic body
window
conductors
projection
pinch
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Application number
JP8201656A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Gotou
稔裕 後藤
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H2300/00Orthogonal indexing scheme relating to electric switches, relays, selectors or emergency protective devices covered by H01H
    • H01H2300/01Application power window
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H3/00Mechanisms for operating contacts
    • H01H3/02Operating parts, i.e. for operating driving mechanism by a mechanical force external to the switch
    • H01H3/14Operating parts, i.e. for operating driving mechanism by a mechanical force external to the switch adapted for operation by a part of the human body other than the hand, e.g. by foot
    • H01H3/141Cushion or mat switches
    • H01H3/142Cushion or mat switches of the elongated strip type

Landscapes

  • Geophysics And Detection Of Objects (AREA)
  • Window Of Vehicle (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)
  • Push-Button Switches (AREA)
  • Insulated Conductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 窓枠等に取り付けてもコンパクトで見栄えが
さほど劣らず、しかも挟み込み検知器としての製造コス
トを比較的安く済ませられる。 【解決手段】 センサ20は、自動車の窓枠に取り付け
られるガラスラン19の室内側端部に一体的に設けられ
ている。センサ20を構成する一対の電極板21,23
は絶縁性の弾性部材22を挟んで互いに対向して配置さ
れている。電極板23の上面には多数の突起23aが形
成されており、その先端は弾性部材22に突き刺し可能
な程度に鋭利な形状を有している。ウィンドガラスに挟
み込まれた物体からの押圧力がセンサ21に作用する
と、弾性部材22を突き抜けた突起23aを介して両電
極板21,23が接触するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車にお
けるパワーウィンド装置のようにウィンドガラス等の遮
蔽体を自動で開閉させる装置において、遮蔽体が閉まる
ときに物体を挟み込んだことを検知する挟み込み検知
器、ガラスラン及び挟み込み防止装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車の多くにパワーウィンド装
置が設けられている。このパワーウィンド装置では、自
動車の室内側に設けられたスイッチを操作することによ
り、ウィンドガラス等の窓体がモータにより昇降駆動さ
れ、窓体の開閉が自動で行われるようになっている。
【0003】しかし、窓体を自動で閉めるとき、手,
腕,頭等の人体の一部や物等の何らかの物体が窓から出
ていると、窓体と窓枠との間にその物体が挟み込まれる
こととなる。このような物体の挟み込みを回避するた
め、窓体と窓枠との間に物体が挟み込まれたことを検知
するため窓枠に取り付けられた検知器を備え、検知器が
物体を検知すると、上昇する窓体を直ちに停止・下降さ
せるなどの所定制御を行って物体の挟み込みを防止する
挟み込み防止装置が知られている。
【0004】この種の挟み込み検知用の検知器(セン
サ)が、例えば特開昭61−45518号公報、特開平
7−96740号公報、実開平6−18022号公報及
び特開平2−287277号公報等に開示されている。
【0005】例えば特開平7−96740号公報に開示
された検知器は図14に示す構造を備えていた。センサ
81は、一対の導電性部材82,83が絶縁性部材84
を介してその断面に中空部85を形成するように接合さ
れた構造となっており、導電性部材82,83には中空
部85を挟んで対峙する部位に導電性突出部82a,8
3aが形成されていた。各部材82〜84はエラストマ
ーなどの可撓性を有する弾性材料からなり、導電性部材
82,83は例えばカーボンブラックや金属粉などの導
電性物質が添加されて形成されていた。窓体と窓枠との
間に挟み込まれた物体からの押圧力の作用により導電性
部材82が押し込まれると、導電性突出部82a,83
aが接触してスイッチがオンする構造となっていた。
【0006】また、特開平2−287277号公報に開
示された検知器は図15に示す構造を備えていた。セン
サ91は、2枚の電極92,93間に感圧素子94を挟
んだ構造となっており、挟み込まれた物体からの押圧力
の作用により感圧素子94に圧力がかかると、感圧素子
94の抵抗値Rが変化する。この感圧素子94の抵抗値
変化は検出回路により電圧信号として検出されるように
なっており、検出された電圧信号に基づき物体の挟み込
みを検知するようになっていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図14
に示すセンサ81では、挟み込まれた物体からの押圧力
で始めて導電性突出部82a,83aが接触し、それよ
り小さな押圧力では導電性突出部82a,83aが接触
しないように中空部85のサイズを確保する必要があっ
たため、センサ81を薄型にすることが困難であった。
このようにセンサ81は相対的に肉厚であったため、窓
枠に取り付けたときのセンサ81の窓枠からの突出量が
相対的に多くなる。そのため、少しでも広く確保したい
窓からの視界が相対的に狭くなるうえ、ドアの見栄えも
悪くなるという問題があった。また、中空部85を長期
に亘って一定形状に保持することは困難であり、長期に
使用されるうちに導電性突出部82a,83a間の間隔
が変化して誤検知を招き易いという問題もあった。
【0008】さらに、導電性部材82,83を形成する
際、カーボンブラックや金属粉などの導電性物質をエス
トラマーやプラスチック等の弾性材料に添加する必要が
あるが、導電性物質を全ての製品についてばらつきなく
均一に分散させることは困難であった。そのため、導電
性物質の分散が不均一となった部分があると、物体を挟
み込んでいるにも拘わらず検知しないなどの検知ミスを
招く恐れがあった。
【0009】また、図15に示すセンサ91では比較的
高価な感圧素子94が使用されていた。また、感圧素子
94の抵抗値Rの変化をみるために、抵抗値変化を電圧
信号に変換するとともに、その電圧信号が物体を挟み込
んだときの電圧値となったか否かを判定するための検出
判定回路を組む必要があった。そのため、挟み込み検知
器として製造したときの製造コストが比較的高くなると
いう問題があった。
【0010】本発明は上記の問題点に鑑みてなされたも
のであって、その目的は、窓枠等に取り付けてもコンパ
クトで見栄えがさほど劣ることがなく、しかも製造コス
トを比較的安く済ませることができる挟み込み検知器、
ガラスラン及び挟み込み防止装置を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め請求項1に記載の発明では、所定領域を開閉可能に設
けられた遮蔽体が、閉位置に移動する際に物体を挟み込
んだことによる押圧力を受けてその検知状態が切り換わ
る挟み込み検知器であって、絶縁性を有する弾性体と、
前記弾性体を挟んで対向配置された一対の導電体と、前
記一対の導電体間に配置され、前記弾性体が圧縮状態に
ないときに両導電体を電気的に非接触状態とし、該弾性
体が前記物体から受けた押圧力により圧縮されて両導電
体間の間隔を狭くすることにより該弾性体を貫通して、
両導電体を電気的に接触状態とする補助接触子とを備え
ている。
【0012】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の挟み込み検知器において、前記補助接触子は、前記
一対の導電体の少なくとも一方に形成された突出部であ
る。請求項3に記載の発明では、請求項2に記載の挟み
込み検知器において、前記突出部は、その先端が前記弾
性体に突き刺し可能な程度に尖った突起である。
【0013】請求項4に記載の発明では、請求項3に記
載の挟み込み検知器において、前記突起は前記一対の導
電体の間隔方向に対して斜めに突出している。請求項5
に記載の発明では、請求項4に記載の挟み込み検知器に
おいて、前記突起は前記弾性体に挿入状態に設けられ、
該弾性体は、前記突起の基部が挿入される部位が硬質で
あり、前記突起の先端部が挿入される部位が軟質となっ
ている。
【0014】請求項6に記載の発明では、請求項3に記
載の挟み込み検知器において、前記一対の導電体のうち
一方に前記突起が形成されており、該突起が形成されて
いない側の導電体が導電性樹脂からなる。
【0015】請求項7に記載の発明では、請求項2に記
載の挟み込み検知器において、前記突出部は凸条であ
り、前記弾性体には該凸条が接触相手先の導電体と接触
することを可能とする切り込みが形成されている。
【0016】請求項8に記載の発明では、請求項2に記
載の挟み込み検知器において、前記突出部は前記弾性体
に形成された貫通孔に挿通された状態にある。請求項9
に記載の発明では、ガラスランには、請求項1〜請求項
8のいずれか一項に記載の前記挟み込み検知器が、前記
遮蔽体が当接する部位側方に一体的に設けられている。
【0017】請求項10に記載の発明では、挟み込み防
止装置は、所定領域を閉じた状態とする閉位置と所定領
域を開けた状態とする開位置との間を移動可能に設けら
れた遮蔽体と、前記遮蔽体を駆動する駆動手段と、前記
遮蔽体が閉位置に移動する際に挟み込んだ物体からの押
圧力が作用する部位に設けられた請求項1〜請求項8の
いずれか一項に記載の前記挟み込み検知器と、前記挟み
込み検知器により物体が挟み込まれたことを検知する
と、その挟み込みを解除すべく前記駆動手段を駆動制御
する制御手段とを備えている。
【0018】請求項11に記載の発明では、挟み込み防
止装置は、自動車に設けられた窓領域を閉じるための閉
位置と、窓領域を開けるための開位置との間を移動可能
に設けられた窓体と、前記窓体を駆動する駆動手段と、
前記窓体が閉位置にあるときに当接する窓枠に取り付け
られた請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載の前記
挟み込み検知器と、前記挟み込み検知器が、物体を挟み
込んだときの押圧力の作用により検知状態に切り換わる
と、前記窓体による物体の挟み込みを解除するように前
記駆動手段を駆動制御する制御手段とを備えている。
【0019】(作用)従って、請求項1に記載の発明に
よれば、押圧力を受けていないときには弾性体が圧縮さ
れず両導電体間が所定の間隔に保持されるため、両導電
体が電気的に非接触状態となる。一方、遮蔽体に挟み込
まれた物体からの押圧力を受けると、弾性体が圧縮され
て両導電体間の間隔が狭くなり、両導電体間に配置され
た補助接触子が弾性体を貫通することにより、この補助
接触子を介して両導電体が電気的に接触した状態とな
る。両導電体間に配置される補助接触子を両導電体の間
隔方向において短く設定することにより、弾性体を十分
薄くすることが可能となり、両導電体間の間隔を中空部
を有した構造に比較して狭く設定することが可能とな
る。
【0020】請求項2に記載の発明によれば、一対の導
電体の少なくとも一方に形成した突出部を補助接触子と
しているので、補助接触子を1つの部品として単独に設
ける必要がなくなり、挟み込み検知器を構成する部品点
数を少なくすることが可能となる。
【0021】請求項3に記載の発明によれば、一対の導
電体が弾性体を挟んで配置された状態では、先端が弾性
体に突き刺し可能な程度に尖った突起は弾性体に突き刺
さった状態に配置される。遮蔽体に挟み込まれた物体か
らの押圧力を受けて弾性体が圧縮しようとすると、突起
の先端が弾性体を突き抜けて相手側の導電体に接触す
る。従って、突出部を相手側の導電体に接触させるため
の切り込み等の加工を弾性体に施さなくて済む。
【0022】請求項4に記載の発明によれば、遮蔽体に
挟み込まれた物体からの押圧力を受けて突起が弾性体を
斜めに突き抜けて相手側の導電体に接触する。このとき
突起は相手側の導電体と接触したことによりその導電体
から下向きの押圧力を受けることになり、突起の傾きを
変化させるような突起の変形が心配される。しかし、そ
の際、斜めに突出した突起の下側部位において弾性体が
圧縮変形しており、その弾性体の復元力が突起を下面か
ら上方向へ押圧するように働く。そのため、長期に亘っ
て使用しても、突起の変形が小さく抑えられる。
【0023】請求項5に記載の発明によれば、弾性体
は、突起の基部が挿入された側が硬質で、突起の先端部
が挿入された側が軟質となっている。そのため、突起の
先端部が弾性体の軟質部位を突き抜け易くなるととも
に、突起が相手側の導電体に接触した際に、その下面が
弾性体の硬質部位にて支えられることになるため、長期
に亘って使用されたときの突起の変形がより小さく抑え
られる。
【0024】請求項6に記載の発明によれば、遮蔽体に
挟み込まれた物体からの押圧力を受けて弾性体が圧縮変
形すると、突起が弾性体を突き抜けて相手側の導電体に
接触するが、相手側の導電体が導電性樹脂からなるた
め、突起は導電性樹脂に突き刺さることでその導電体樹
脂と導通する。そのため、突起は導電体と接触しても変
形するような押圧力を受けることがない。
【0025】請求項7に記載の発明によれば、遮蔽体に
挟み込まれた物体からの押圧力を受けて弾性体が圧縮変
形すると、凸条は切り込みを介して相手側の導電体と接
触する。そのため、突出部を扉や窓体が閉まるときに当
接する部位に沿うような凸条に設けることが可能とな
り、物体の挟み込み部位の違いによる感度のばらつきを
極力小さく抑えることが可能となる。
【0026】請求項8に記載の発明によれば、突出部は
弾性体に形成された貫通孔に挿通された状態に配置され
ているため、突出部の先端を鋭利な形状にする必要がな
い。そのため、突出部と相手側の導電体との接触面積を
広く確保することが可能になる。
【0027】請求項9に記載の発明によれば、ガラスラ
ンには、請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載の挟
み込み検知器が、遮蔽体が当接する部位側方に一体的に
設けられているため、このガラスランをウィンドガラス
等の遮蔽体が当接する窓枠等に取り付けることにより、
請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載の発明と同様
の作用が得られる。
【0028】請求項10に記載の発明によれば、遮蔽体
が閉位置に移動する際に挟み込んだ物体からの押圧力が
挟み込み検知器に作用すると、その弾性体の圧縮変形に
より両導電体が補助接触子を介して電気的に接触し、挟
み込み検知器の検知状態が切り換わる。すると、制御手
段により駆動手段の駆動状態が切換制御されてその物体
の挟み込みが解除される。
【0029】請求項11に記載の発明によれば、自動車
の窓体が閉位置に移動する際に挟み込んだ物体からの押
圧力が窓枠に取り付けられた挟み込み検知器に作用する
と、その弾性体の圧縮変形により両導電体が補助接触子
を介して電気的に接触し、挟み込み検知器の検知状態が
切り換わる。すると、制御手段により駆動手段の駆動状
態が切換制御されてその物体の挟み込みが解除される。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図1〜図6に従って説明する。図6は本実施形態
における自動車の挟み込み防止装置としてのパワーウィ
ンドシステム1を示す。なお、同図は、自動車の右側ド
アを一部破断して室内側から見た図である。同図に示す
ように、ドア2を構成するドアパネル2aには、遮蔽体
及び窓体としてのウィンドガラス3を昇降させるための
昇降装置4が収容されている。昇降装置4は次のように
構成されている。
【0031】ウィンドガラス3の下部にはリフトアーム
ブラケット5が固定されている。リフトアームブラケッ
ト5にはリフトアーム6が先端でローラ(図示せず)を
介してスライド可能に係合されるとともに、イコライザ
アーム7の先端が回動可能に支持されている。リフトア
ーム6とイコライザアーム7はクロス状に配置されて支
軸8を中心に相互に回動可能に連結されている。イコラ
イザアーム7の基端部は、ドアパネル2aに固定された
イコライザアームブラケット9に対しローラ(図示せ
ず)を介してスライド可能に係合されている。イコライ
ザアームブラケット9の図6における左端付近にはベー
スプレート10がドアパネル2aに固定された状態で配
置されている。リフトアーム6はベースプレート10上
に支軸11により軸支されている。
【0032】ベースプレート10には駆動手段としての
モータ12が固定されている。モータ12の駆動軸はピ
ニオンギヤ13と作動連結されており、このピニオンギ
ヤ13はリフトアーム6の基端部に固定されたドリブン
ギヤ14と噛合している。モータ12は制御手段として
のコントローラ15に接続されており、コントローラ1
5により正逆転駆動される。
【0033】ウィンドガラス3は、モータ12が正逆転
駆動されることにより、両アーム6,7からなるリンク
機構16を介して昇降するようになっている。すなわ
ち、モータ12が正転駆動されてリフトアーム6が支軸
11を中心に図6の反時計回り方向に回動することによ
りウィンドガラス3が上昇し、モータ12が逆転駆動さ
れてリフトアーム6が支軸11を中心に図6の時計回り
方向に回動することによりウィンドガラス3が下降す
る。
【0034】コントローラ15にはドア2の室内側に取
り付けられたスイッチ操作盤(図示せず)上に備えられ
た上昇スイッチ17及び下降スイッチ18が接続されて
いる。また、コントローラ15には窓枠2bに取り付け
られたガラスラン19に一体形成された挟み込み検知器
としてのセンサ20が接続されている。センサ20はス
イッチ式センサである。このセンサ20については後で
詳しく説明する。
【0035】コントローラ15は、上昇スイッチ17が
操作されるとモータ12を正転駆動し、下降スイッチ1
8が操作されるとモータ12を逆転駆動する。また、モ
ータ12の正転駆動中にセンサ20がオンすると、モー
タ12を正転駆動から逆転駆動に切り換えるとともに、
その逆転駆動を所定時間Tだけ継続した後にモータ12
の駆動を停止するように設定されている。この所定時間
Tはウィンドガラス3が例えば10〜20cm程度下降
するのに必要な所要時間に設定されている。
【0036】図5に示すように、窓枠2bにはウィンド
ガラス3の上端部が当接する部位にゴム製で断面略U字
状を有するガラスラン19が接着剤により固着されてい
る。そして、センサ20はこのガラスラン19の室内側
端部、すなわちウィンドガラス3が当接する凹部19a
から室内側に延出した先端部位に、ガラスラン19の長
手方向全域に亘って延びるように一体形成されている。
【0037】センサ20は、図4に示すようにガラスラ
ン19と一体成形された支持部19b,導電体としての
金属製の電極板21,弾性体としての絶縁材料からなる
弾性部材22,導電体としての金属製の電極板23及び
弾性板24から構成されている。電極板23は薄い金属
製の板材を打ち抜き折り曲げ加工して補助接触子及び突
出部としての多数の三角形状の突起23aを形成したも
のであり、その上面にはほぼ垂直に突き出した多数の突
起23aが所定の配置パターンで形成されている。弾性
部材22の厚みは突起23aの高さ(突出長)よりも厚
く設定されている。各部材21〜24はガラスラン19
の長手方向長さとほぼ同程度の長さにそれぞれ形成され
ており、各部材19b,21〜24を図4に示す配列順
序で層状に接合することにより、センサ20はガラスラ
ン19に一体的に取り付けられている。各部材19b,
21〜24の接合は、接着剤を用いた接着や溶着により
行われている。なお、ガラスラン19,弾性部材22及
び弾性板24は、発砲ウレタン等のスポンジ状樹脂やゴ
ムなどの弾性を有する材料からなる。
【0038】センサ20は図1,図2に示す構造を有す
る。同図に示すように、一対の電極板21,23は弾性
部材22を挟んでその厚み分に相当する距離を隔てて互
いに対向して配置されている。電極板23の上面から突
き出た突起23aは弾性部材22に突き刺さった状態に
ある。弾性部材22の厚みが突起23aの高さ(突出
長)より大きいことから、弾性部材22が圧縮変形して
いない状態では、突起23aは電極板21から距離Lだ
け離間している。そして、図3に示すように、センサ2
0に所定値以上の押圧力が作用すると、突起23aが弾
性部材22を突き抜けて電極板21に接触するようにな
っている。距離Lは、ウィンドガラス3と窓枠2bとの
間に物体Aが挟み込まれたときにセンサ20がそのとき
受ける押圧力により確実にオンするように、弾性部材2
2の弾性率や突起23a間のピッチ等を考慮して設定さ
れている。
【0039】ガラスラン19は、窓枠2bとウィンドガ
ラス3との間に挟み込まれた物体Aが、センサ20を電
極板21,23の面に対してほぼ垂直方向から押圧すよ
うな姿勢で窓枠2bの内周面に取り付けられている。電
極板21に接続されたリード線はコントローラ15を介
してバッテリ(いずれも図示せず)に接続されており、
電極板23に接続されたリード線はコントローラ9内の
リレー(図示せず)に接続されている。
【0040】次に、上記のように構成されたセンサ20
及びパワーウィンドシステム1の作用を説明する。ウィ
ンドガラス3が開いている際、上昇スイッチ17を操作
すると、コントローラ15によりモータ12が正転駆動
され、ウィンドガラス3が窓枠2bに当接するまで全閉
位置まで自動で閉まる。また、下降スイッチ18を操作
すると、コントローラ15によりモータ12が逆転駆動
され、ウィンドガラス3が全開位置まで自動で下降す
る。
【0041】上昇スイッチ17を操作してウィンドガラ
ス3を自動で閉める際に、例えば物体A(例えば人体の
一部(手,腕,頭等)あるいは異物等)が窓の開いた部
分から出ていた場合、ウィンドガラス3と窓枠2bとの
間に物体Aが挟み込まれる。このとき、物体Aはウィン
ドガラス3とガラスラン19との間に挟まれ、ガラスラ
ン19を押圧したときにガラスラン19と一体的に取り
付けられたセンサ20を一緒に押圧する。
【0042】その結果、センサ20は物体Aに押圧され
た部分でその押圧力により変形し、図2の状態から図3
の状態となる。すなわち、物体Aからの押圧力により電
極板23が弾性部材22を圧縮変形させながら電極板2
1に近づくように変形し、弾性部材22に突き刺さって
いた突起23aが、図3に示すように弾性部材22を突
き抜けて電極板21に接触する。こうしてセンサ20が
オンすると、このオン信号はコントローラ15に入力さ
れる。このとき両電極板21,23の接触は金属同士の
接触であるため、導電性樹脂同士もしくは導電性樹脂と
金属との接触に比べて抵抗が小さくて済み、オン・オフ
感度が良好となる。
【0043】コントローラ15はセンサ20からのオン
信号を入力すると、正転していたモータ12の駆動を逆
転に切り換える。そして、コントローラ15はモータ1
2を所定時間Tだけ逆転駆動させた後、その駆動を停止
させる。こうして物体Aを挟み込んだウィンドガラス3
は上昇から下降へその動作を反転させ、その下降開始位
置から所定距離(例えば10〜20cm程度)だけ下降
した窓開き状態で停止する。そのため、下降スイッチ1
8を操作しなくても物体Aを簡単に取り除くことが可能
となる。
【0044】一方、センサ20は窓枠2bに固着された
ガラスラン19の室内側端部にその長手方向に沿って一
体的に取り付けられている。そのため、センサ20が窓
枠2bの内側へ若干延出した状態となる。しかし、セン
サ20は一対の電極板21,23を弾性部材22を挟ん
で対峙させるとともに、この弾性部材22に電極板23
側に形成された多数の突起23aを突き刺した構造を有
しているので、電極板21,23の間隔が比較的狭く薄
型構造となっている。その結果、センサ20が窓枠2b
から突出する突出量が相対的に短くなり、これによりド
ア2の窓からの視界が極力広く確保され、しかもドア2
の見栄えも良好となる。
【0045】以上詳述したように本実施形態によれば、
以下に示す効果が得られる。 (a)一対の電極板21,23を、電極板23に形成し
た多数の突起23aを突き刺した状態で、弾性部材22
を挟んで対向配置させることでセンサ20を構成した。
そのため、電極板21,23間の距離は弾性部材22に
より維持されるため、電極板21,23を相対的に狭い
間隔にて配置することができ、センサ20をコンパクト
な薄型にすることができる。そのため、ガラスラン19
を窓枠2bに取り付けたときの窓枠2bからのセンサ2
0の突出量を相対的に短くできる。よって、ドア2の窓
からの視界を広く確保することができるとともに、ドア
2の見栄えを良くすることもできる。
【0046】(b)特開平2−287277号公報に開
示された感圧素子を用いた挟み込み検知器に比較して、
高価な素子及び特別な回路が不要なため、挟み込み検知
器としての製造コストを相対的に安く抑えることができ
る。
【0047】(c)電極板21,23の接触が金属同士
の接触であるため、従来技術で述べた導電性樹脂を用い
た構造のものに比較して電極接触時の接触抵抗が小さく
済み、良好な検知感度を得ることができる。
【0048】(d)センサ20がオンするとモータ12
を所定時間Tだけ逆転駆動させることにより、ウィンド
ガラス3を数10cm開いた状態で停止させるようにし
たので、物体Aを挟んだ時点でウィンドガラス3の上昇
が止められるだけでなく、下降スイッチ18を操作し直
さなくても物体Aを窓から容易に取り外すことができ
る。
【0049】尚、本発明は上記実施形態に限定されるも
のではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で例えば次の
ように具体化することもできる。 (1)図7に示す挟み込み検知器としてのセンサ31の
ような構造としてもよい。電極板21と対向する導電体
としての電極板32にはその表面に補助接触子及び突出
部としての凸条32aが形成されている。この凸条32
aの先端は鋭利ではないが、凸条32aから電極板21
に達する切り込み33aを弾性体としての弾性部材33
に形成することで、凸条32aが電極板21に接触する
ことを可能としている。製造方法は、電極板32を埋設
した状態で弾性部材33を一体成形し、この弾性部材3
3に凸条32aと相対する位置に切り込み33aを形成
する。そして、この弾性部材33をガラスラン19の支
持部19bに対し、その間に電極板21を挟んだ状態で
接合する。
【0050】この構成によれば、電極板21との接触点
となる凸条32aがセンサ31の長手方向に沿って連続
的に延びているので、センサ31を押圧するときの押圧
部位にオン・オフ感度が影響されることを回避すること
ができる。つまり、センサ31のどこを押しても一定の
検知感度を得ることができる。なお、金属薄板を折り曲
げ成形して凸条32aを形成した電極板32を採用して
もよい。
【0051】(2)図8に示す挟み込み検知器としての
センサ35ような構造としてもよい。すなわち、ガラス
ラン19の室内側端部に形成された膨出部19cに、電
極板21と、突起23aを有する電極板23とを埋設さ
せた状態でガラスラン19を一体成形する。この構成に
よれば、センサ35を構成する部品点数を少なくできる
とともに、部品の組み立て(接合)作業を省くことがで
きる。その結果、センサ35の製造コストを相対的に低
く抑えることができる。
【0052】(3)図9に示す挟み込み検知器としての
センサ36ような構造としてもよい。すなわち、電極板
23に形成した突起23aの傾きを垂直となるまでも起
こさず所定角度(例えば50〜80°)の斜めとする。
前記実施形態のように突起23aを垂直に立てた構成で
は、電極板21に繰り返し当たるうちに突起23aの先
端が潰れるように塑性変形して突起23aの先端から電
極板21までの距離が変わるなどして感度に悪影響を与
える恐れがあった。これに対し、このセンサ36によれ
ば、センサ36が押圧されたときに、この力は突起23
a全体を斜めに倒す方向に働くとともに、弾性部材22
の突起23aの下側に位置する部位が圧縮され、この圧
縮による復元力が突起23aの下面にその傾きを倒すよ
うな変形を阻止する反発力として働くため、突起23a
の変形を効果的に抑えることができる。その結果、長期
に亘り良好な感度を維持することができる。
【0053】(4)図10に示す挟み込み検知器として
のセンサ37のような構造としてもよい。すなわち、補
助接触子及び突出部としての突起23bを斜めに形成
し、前記図9と同様の効果を狙うものであるが、電極板
21,23間に介装される弾性部材を、下層を弾性体を
構成する硬質の弾性部材38とし、上層を弾性体を構成
する軟質の弾性部材39とした2層構造としている。こ
の構成によれば、下層を硬質の弾性部材としたため、セ
ンサ37が押圧されたときに突起23bが下面から受け
るその変形を阻止するような反発力(復元力)をより大
きくすることができ、突起23bの変形を一層効果的に
抑えることができる。その結果、図9の構造に比較して
さらに長期に亘り良好な感度を維持することができる。
また、突起23bの先端部が挿入された部位が軟質な弾
性部材39となっており、しかも突起23bの先端部を
屈曲させて電極板21の面に対してほぼ垂直となるよう
にしたので、突起23bが弾性部材39を突き抜け易く
なり、突起23bを電極板21に一層確実に接触させる
ことができる。
【0054】(5)図11(a)に示す挟み込み検知器
としてのセンサ40のような構造としてもよい。すなわ
ち、導電体としての電極板41の表面には千鳥状の配置
パターンで補助接触子及び突出部としての多数の突起4
1aが突出形成されている。電極板21,41間に介装
された弾性体としての絶縁性の弾性部材42には、図1
1(b)に示すように突起41aと相対する位置に厚み
方向を貫通する貫通孔としての挿通孔42aが同じく千
鳥状に多数形成されている。そして、図11(a)に示
すように、突起41aは弾性部材42を突き刺す状態で
はなく、挿通孔42aに挿通された状態に配置されてい
る。この構成によれば、突起41aの先端を必ずしも鋭
利に尖らせる必要がなくなるので、電極板21との接触
による突起41aの摩耗及び変形を抑えることができ
る。よって、長期に亘り良好な感度を得ることができ
る。また、突起41aの先端を電極板21との接触面積
を確保し易い形状とすることにより、突起41aと電極
板21との接触面積を広く確保することができ、接触抵
抗を一層小さくすることができる。さらに、センサ40
の組み立て時に突起41aを弾性部材42に突き刺す訳
ではないので、組み立て時に突起41aの突出方向以外
の方向に誤って負荷(力)を与えてしまっても突起41
aを変形させる心配がさほどない。なお、この構成をと
ってもセンサ40を薄型にできることには変わりはな
い。
【0055】(6)図12に示す挟み込み検知器として
のセンサ45のような構造としてもよい。すなわち、突
起23aが接触する相手側の電極を導電体及び導電性樹
脂としての導電ゴム46としている。この構成によれ
ば、センサ45がオンするとき、突起23aは導電ゴム
46に突き刺さるだけなので、先端が変形するほどの大
きな応力を受けずに済むとともに、摩耗も防止される。
そのため、長期に亘って使用しても突起23aの変形が
抑えられるため、長期に亘り良好な感度を得ることがで
きる。
【0056】(7)図13に示すように、先端部を3次
元曲面をなすように成形した補助接触子及び突出部とし
ての突起23cのような構造を採用してもよい。この構
成によれば、負荷により潰れ易い突起23cの先端部の
強度を向上させることができる。従って、長期に亘り良
好な感度を得ることができる。
【0057】(8)接触媒体は電極体のいずれかに一体
形成されていることに限定されない。例えば、電極体間
に介装された弾性体中に両電極体のいずれとも非接触に
埋設した金属棒とし、弾性体が挟み込み物体から受けた
押圧力により圧縮変形したときに、金属棒が両電極体と
接触するような構造としてもよい。この構成によって
も、センサ(挟み込み検知器を薄型構造とすることがで
きる。
【0058】(9)窓枠2bに近い側の電極板21に突
起等を形成してもよい。また、一対の電極板の両方に突
起を形成してもよい。 (10)弾性体の所定深さに両端針状に尖った針状部品
を埋設した構造とし、弾性体が圧縮変形することで、針
状部品の両端が一対の導電体に接触することにより挟み
込み検知器が検知状態となるような構造を採用すること
もできる。
【0059】(11)挟み込み検知器をガラスランとは
別体とし、挟み込み検知器をガラスランとは別個に窓枠
に取り付けた構成を採用することもできる。 (12)本発明が適用される挟み込み防止装置は、ドア
用のパワーウィンド装置への適用に限定されるものでは
ない。自動車に設けられたサンルーフ用の窓の開閉装置
に適用することもできる。また、バスやタクシー等の自
動車の自動扉に採用してもよい。この場合、自動ドア側
に挟み込み検知器を取り付けておき、乗降者がドアに当
たったことを検知し、検知すれば例えばドアを開くよう
にしてもよい。
【0060】(13)本発明の挟み込み防止装置を自動
車以外の分野に適用してもよい。例えばビル等の建物、
電車等の乗り物、エレベータ等の運搬装置等のように自
動で開閉されるドアや窓体を備えるあらゆる自動開閉装
置に対して本発明を適用することができる。挟み込み検
知器の取り付け場所は、ドアや窓体等の遮蔽体側であっ
ても、遮蔽体が閉位置にて当接する窓枠等の枠部材側で
あってもよい。
【0061】前記実施形態から把握され、特許請求の範
囲に記載されていない発明を、その効果とともに以下に
記載する。 (イ)自動車は請求項11に記載の挟み込み防止装置を
備えている。この自動車によれば、請求項11と同様の
効果を得ることができる。
【0062】(ロ)請求項11に記載の発明において、
前記挟み込み検知器は、請求項9に記載のガラスランと
して前記窓枠に取り付けられている。この構成によれ
ば、挟み込み検知器がガラスランに設けられているの
で、物体の挟み込みを効果的に検知することができる。
【0063】(ハ)請求項9又は前記(ロ)において、
前記一対の導電体は、弾性材料からなる前記ガラスラン
の所定箇所に所定間隔を隔して埋設された状態で一体成
形されている。この構成によれば、ガラスランの成形時
に一対の導電体は埋設状態に一体成形されるので、その
製造を簡単にすることができる。従って、挟み込み検知
器を備えたガラスランの製造コストを安く抑えることが
できる。
【0064】(ニ)請求項4〜請求項6のいずれかの発
明において、前記突起の先端部は3次元曲面に形成され
ている。この構成によれば、3次元曲面に形成されるこ
とにより突起の先端強度が向上するので、突起の先端部
が変形し難くなり、長期に亘り良好な感度を得ることが
できる。
【0065】(ホ)請求項10又は請求項11におい
て、前記制御装置は、前記挟み込み検知器が検知状態と
なると、前記遮蔽体もしくは窓体を閉動作から開動作に
切り換えるように前記駆動手段の駆動状態を切換制御す
るように設定されている。この構成によれば、物体を挟
み込んだときには遮蔽体もしくは窓体が開くので、遮蔽
体(または窓体)を開ける操作をわざわざしなくても、
挟み込んだ物体を簡単に取り除くことができる。
【0066】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1に記載の発
明によれば、絶縁性の弾性体を挟んで対向配置させた一
対の導電体間に補助接触子を設け、物体を挟み込んだと
きの押圧力を受けて弾性体が圧縮して両導電体間の間隔
が狭くなると、両導電体を補助接触子を介して電気的に
接触状態とする構造としたので、弾性体を薄く設定して
導電体間の間隔を狭くすることにより、薄型の挟み込み
検知器を提供することができる。よって、挟み込み検知
器を取り付けても見栄えを良好とすることができるう
え、接触式であるため製造コストを相対的に低く抑える
ことができる。
【0067】請求項2に記載の発明によれば、補助接触
子を一対の導電体の少なくとも一方に形成した突出部と
したので、補助接触子を単独の部品とする必要がなく、
挟み込み検知器の部品点数を少なくすることができる。
【0068】請求項3に記載の発明によれば、突出部を
先端が弾性体に突き刺し可能な程度に尖った突起とし、
遮蔽体に挟み込まれた物体からの押圧力を受けると、突
起が弾性体を突き抜けて相手側の導電体に接触するよう
にしたので、突起を相手側の導電体に接触させるための
切り込み等の加工を弾性体に施さなくて済む。
【0069】請求項4に記載の発明によれば、突起を一
対の導電体の間隔方向に対して斜めに突出させ、突起が
相手側の導電体と接触したときに受ける下向きの押圧力
に対抗するような上向きの力を、その下面側にて圧縮変
形した弾性体の復元力として突起に作用させるようにし
たので、突起の塑性変形が小さく抑えられ、長期に亘っ
て良好な感度を維持することができる。
【0070】請求項5に記載の発明によれば、弾性体
を、突起の基部が挿入された部位を硬質とし、突起の先
端部が挿入された部位を軟質としたので、突起の先端部
が弾性体を確実に突き抜けて突起と導電体との接触をよ
り確実なものとすることができ、しかも突起が相手側の
導電体に接触した際に弾性体の硬質部位にて支えられて
その変形が抑えられるため、長期に亘って良好な感度を
維持することができる。
【0071】請求項6に記載の発明によれば、突起が接
触する相手側の導電体を可撓性を有する導電性樹脂とし
たので、突起が接触した導電体から受ける接触圧を小さ
くでき、突起の摩耗や変形を極力小さく抑えることがで
き、長期に亘って良好な感度を維持することができる。
【0072】請求項7に記載の発明によれば、突出部を
凸条としても接触相手先の導電体と接触可能とするよう
に弾性体に切り込みを形成し、扉や窓体等の遮蔽体が閉
位置にて当接する部位に沿って連続的に延びる補助接触
子としての凸条を配置できるようにしたので、物体の挟
み込み部位が異なることによる感度のばらつきを極力小
さくすることができる。請求項8に記載の発明によれ
ば、突出部を弾性体に形成された貫通孔に挿通した構成
とし、その先端を鋭利な形状としなくて済むようにした
ため、突出部の先端形状を適宜設定することにより突出
部と導電体との接触面積を広く稼ぐことができる。
【0073】請求項9に記載の発明によれば、請求項1
〜請求項8のいずれか一項に記載の挟み込み検知器を、
遮蔽体が閉位置にて当接する当接部側方部位に一体的に
形成してガラスランを構成したので、このガラスランを
ウィンドガラス等の遮蔽体が当接する窓枠等に取り付け
ることにより、請求項1〜請求項8のいずれか一項に記
載の発明と同様の効果を得ることができる。
【0074】請求項10に記載の発明によれば、遮蔽体
が閉位置に移動する際に物体を挟み込んで挟み込み検知
器の検知状態が切り換わると、その物体の挟み込みを解
除するように遮蔽体の駆動状態を切り換え制御する挟み
込み防止装置において、挟み込み検知器として、請求項
1〜請求項8のいずれか一項に記載の挟み込み検知器を
使用したため、請求項1〜請求項8のいずれか一項に記
載の発明と同様の効果を得ることができる。
【0075】請求項11に記載の発明によれば、自動車
に設けられた窓体が閉位置に移動する際に物体を挟み込
んで窓枠に取り付けられた挟み込み検知器の検知状態が
切り換わると、その物体の挟み込みを解除するように窓
体の駆動状態を切り換え制御する挟み込み防止装置にお
いて、挟み込み検知器として、請求項1〜請求項8のい
ずれか一項に記載の挟み込み検知器を使用したため、請
求項1〜請求項8のいずれか一項に記載の発明と同様の
効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態におけるセンサの正断面図。
【図2】センサの部分側断面図。
【図3】押圧された状態にあるセンサを示す部分側断面
図。
【図4】センサの分解斜視図。
【図5】ドアの部分正断面図。
【図6】パワーウィンドシステムの概略構成図。
【図7】別例のセンサの正断面図。
【図8】図7と異なる別例のセンサの正断面図。
【図9】図8と異なる別例のセンサの部分側断面図。
【図10】図9と異なる別例のセンサの部分側断面図。
【図11】(a)は図10と異なる別例のセンサの部分
側断面図、(b)は弾性部材の斜視図。
【図12】図11と異なる別例のセンサの部分側断面
図。
【図13】別例の突起の斜視図。
【図14】従来技術におけるセンサの正断面図。
【図15】同じく図14と異なるセンサの部分斜視図。
【符号の説明】
1…挟み込み防止装置としてのパワーウィンドシステ
ム、2b…窓枠、3…遮蔽体及び窓体としてのウィンド
ガラス、12…駆動手段としてのモータ、15…制御手
段としてのコントローラ、19…ガラスラン、20,3
1,35,36,37,40,45…挟み込み検知器と
してのセンサ、21…導電体としての電極板、22…弾
性体としての弾性部材、23…導電体としての電極板、
23a,23b,23c…補助接触子及び突出部として
の突起、32…導電体としての電極板、32a…補助接
触子及び突出部としての凸条、33…弾性体としての弾
性部材、33a…切り欠き、38…弾性体を構成する弾
性部材、39…弾性体を構成する弾性部材、41…導電
体としての電極板、41a…補助接触子及び突出部とし
ての突起、42…弾性体としての弾性部材、42a…貫
通孔としての挿通孔、46…導電体及び導電性樹脂とし
ての導電ゴム、A…物体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01H 13/16 4235−5G H01H 13/52 D 13/52 B60J 1/16 A

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定領域を開閉可能に設けられた遮蔽体
    が、閉位置に移動する際に物体を挟み込んだことによる
    押圧力を受けてその検知状態が切り換わる挟み込み検知
    器であって、 絶縁性を有する弾性体と、 前記弾性体を挟んで対向配置された一対の導電体と、 前記一対の導電体間に配置され、前記弾性体が圧縮状態
    にないときに両導電体を電気的に非接触状態とし、該弾
    性体が前記物体から受けた押圧力により圧縮されて両導
    電体間の間隔を狭くすることにより該弾性体を貫通し
    て、両導電体を電気的に接触状態とする補助接触子とを
    備えている挟み込み検知器。
  2. 【請求項2】 前記補助接触子は、前記一対の導電体の
    少なくとも一方に形成された突出部である請求項1に記
    載の挟み込み検知器。
  3. 【請求項3】 前記突出部は、その先端が前記弾性体に
    突き刺し可能な程度に尖った突起である請求項2に記載
    の挟み込み検知器。
  4. 【請求項4】 前記突起は前記一対の導電体の間隔方向
    に対して斜めに突出している請求項3に記載の挟み込み
    検知器。
  5. 【請求項5】 前記突起は前記弾性体に挿入状態に設け
    られ、該弾性体は、前記突起の基部が挿入される部位が
    硬質であり、前記突起の先端部が挿入される部位が軟質
    となっている請求項4に記載の挟み込み検知器。
  6. 【請求項6】 前記一対の導電体のうち一方に前記突起
    が形成されており、該突起が形成されていない側の導電
    体が導電性樹脂からなる請求項3に記載の挟み込み検知
    器。
  7. 【請求項7】 前記突出部は凸条であり、前記弾性体に
    は該凸条が接触相手先の導電体と接触することを可能と
    する切り込みが形成されている請求項2に記載の挟み込
    み検知器。
  8. 【請求項8】 前記突出部は前記弾性体に形成された貫
    通孔に挿通された状態にある請求項2に記載の挟み込み
    検知器。
  9. 【請求項9】 請求項1〜請求項8のいずれか一項に記
    載の前記挟み込み検知器が前記遮蔽体が当接する部位側
    方に一体的に設けられているガラスラン。
  10. 【請求項10】 所定領域を閉じた状態とする閉位置と
    所定領域を開けた状態とする開位置との間を移動可能に
    設けられた遮蔽体と、 前記遮蔽体を駆動する駆動手段と、 前記遮蔽体が閉位置に移動する際に挟み込んだ物体から
    の押圧力が作用する部位に設けられた請求項1〜請求項
    8のいずれか一項に記載の前記挟み込み検知器と、 前記挟み込み検知器により物体が挟み込まれたことを検
    知すると、その挟み込みを解除すべく前記駆動手段を駆
    動制御する制御手段とを備えている挟み込み防止装置。
  11. 【請求項11】 自動車に設けられた窓領域を閉じるた
    めの閉位置と、窓領域を開けるための開位置との間を移
    動可能に設けられた窓体と、 前記窓体を駆動する駆動手段と、 前記窓体が閉位置にあるときに当接する窓枠に取り付け
    られた請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載の前記
    挟み込み検知器と、 前記挟み込み検知器が、物体を挟み込んだときの押圧力
    の作用により検知状態に切り換わると、前記窓体による
    物体の挟み込みを解除するように前記駆動手段を駆動制
    御する制御手段とを備えている挟み込み防止装置。
JP8201656A 1996-07-31 1996-07-31 挟み込み検知器、ガラスラン及び挟み込み防止装置 Pending JPH1048071A (ja)

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