JPH1050190A - チップヒューズ素子の製造方法 - Google Patents
チップヒューズ素子の製造方法Info
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- JPH1050190A JPH1050190A JP20081096A JP20081096A JPH1050190A JP H1050190 A JPH1050190 A JP H1050190A JP 20081096 A JP20081096 A JP 20081096A JP 20081096 A JP20081096 A JP 20081096A JP H1050190 A JPH1050190 A JP H1050190A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 表面の平滑性に優れたチップヒューズ素子の
製造方法を提供するものである。 【解決手段】大型基板の各素子領域にヒューズ導体膜
3、端子電極2a、2bを形成し、縦方向に延びる分割
溝12を越えて隣接する素子領域10、10に跨がるオ
ーバーコート樹脂61を形成した後、該分割溝12に沿
ってオーバーコート樹脂61を分離し、その後大型基板
100を分割処理したチップチップヒューズ素子の製造
方法である。
製造方法を提供するものである。 【解決手段】大型基板の各素子領域にヒューズ導体膜
3、端子電極2a、2bを形成し、縦方向に延びる分割
溝12を越えて隣接する素子領域10、10に跨がるオ
ーバーコート樹脂61を形成した後、該分割溝12に沿
ってオーバーコート樹脂61を分離し、その後大型基板
100を分割処理したチップチップヒューズ素子の製造
方法である。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、所定回路の異常電
流に対して回路を保護するためのチップヒューズ素子の
製造方法に関するものである。
流に対して回路を保護するためのチップヒューズ素子の
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】チップヒューズ素子は、図7に示すよう
に、絶縁基板1の主面にガラスグレーズ層を形成し、同
時に、絶縁基板1の対向する両端部に端子電極2a、2
bを形成し、端子電極2a、2b間の前記ガラスグレー
ズ層上に、アルミニウムなどの金属材料からなるヒュー
ズ導体膜3を形成し、さらに、ヒューズ導体膜3上にガ
ラス膜5を形成し、さらに、オーバーコート樹脂60を
被覆していた。
に、絶縁基板1の主面にガラスグレーズ層を形成し、同
時に、絶縁基板1の対向する両端部に端子電極2a、2
bを形成し、端子電極2a、2b間の前記ガラスグレー
ズ層上に、アルミニウムなどの金属材料からなるヒュー
ズ導体膜3を形成し、さらに、ヒューズ導体膜3上にガ
ラス膜5を形成し、さらに、オーバーコート樹脂60を
被覆していた。
【0003】このようなチップヒューズ素子は、端子電
極2a、2b間に印加される異常電流によって、ヒュー
ズ導体膜3の溶断部分が発熱する。この時、グレーズ層
は、発熱された熱が過度に絶縁基板側に逃げないよう
に、熱伝導率が適宜設定されている。そして、この発熱
によって、ヒューズ導体膜3が溶断し、ヒューズとして
の作用をする。さらに、溶断した部分に軟化したガラス
膜5が充填され、溶断後の高い絶縁性を維持していた。
極2a、2b間に印加される異常電流によって、ヒュー
ズ導体膜3の溶断部分が発熱する。この時、グレーズ層
は、発熱された熱が過度に絶縁基板側に逃げないよう
に、熱伝導率が適宜設定されている。そして、この発熱
によって、ヒューズ導体膜3が溶断し、ヒューズとして
の作用をする。さらに、溶断した部分に軟化したガラス
膜5が充填され、溶断後の高い絶縁性を維持していた。
【0004】チップヒューズ素子は、例えば1.6mm
×3.2mmなどのチップ状であるため、プリント配線
基板に、他のチップ状電子部品と同様に、自動実装装置
に実装されてる。具体的には、素子の表面を、自動実装
装置の吸着ノズルに接触させて、吸引してプリント配線
基板の所定位置まで搬送し、吸引を解除して、チップヒ
ューズ素子を配置していた。
×3.2mmなどのチップ状であるため、プリント配線
基板に、他のチップ状電子部品と同様に、自動実装装置
に実装されてる。具体的には、素子の表面を、自動実装
装置の吸着ノズルに接触させて、吸引してプリント配線
基板の所定位置まで搬送し、吸引を解除して、チップヒ
ューズ素子を配置していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、チップヒュー
ズ素子は、特に異常電流に対して、ヒューズ導体膜が溶
断するとともに、安定して絶縁特性を維持することが非
常に重要となる。例えば数十アンペアという過度の異常
電流が端子電極間に印加すると、大きなエネルギーとな
り、ヒューズ導体膜が溶断ではなく破裂してしまう。こ
のような事態に備え、オードーコート樹脂60は、厚み
を厚くしたり、ガラス膜5とオーバーコート樹脂60と
の間に弾性体膜を形成したりしていた。
ズ素子は、特に異常電流に対して、ヒューズ導体膜が溶
断するとともに、安定して絶縁特性を維持することが非
常に重要となる。例えば数十アンペアという過度の異常
電流が端子電極間に印加すると、大きなエネルギーとな
り、ヒューズ導体膜が溶断ではなく破裂してしまう。こ
のような事態に備え、オードーコート樹脂60は、厚み
を厚くしたり、ガラス膜5とオーバーコート樹脂60と
の間に弾性体膜を形成したりしていた。
【0006】このため、オーバーコート樹脂60の表面
の平坦性は非常に低下してしまい、その結果、プリント
配線基板への実装時、吸着不良が発生することが多かっ
た。
の平坦性は非常に低下してしまい、その結果、プリント
配線基板への実装時、吸着不良が発生することが多かっ
た。
【0007】本発明は、上述の課題を解決するために案
出されたものであり、その目的は、オーバーコート樹脂
の表面の平坦性に優れたチップヒューズ素子を製造する
方法を提供するものである。
出されたものであり、その目的は、オーバーコート樹脂
の表面の平坦性に優れたチップヒューズ素子を製造する
方法を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、互いに
直交しあう複数の縦方向に延びる分割溝と横方向に延び
る分割溝とによって、複数の四角形状のチップヒューズ
素子となる素子領域に区画された大型基板を準備する工
程と、前記大型基板の各素子領域に、縦方向に延びるヒ
ューズ導体膜を形成する工程と、前記大型基板の各素子
領域の縦方向の両端部に、前記ヒューズ導体膜と接続す
る端子電極を形成する工程と、前記大型基板の横方向に
延びる分割溝に平行に、各々の素子領域の端子電極をを
露出させるようにして、オーバーコート樹脂を連続して
形成する工程と、前記縦方向に延びる分割溝上のオーバ
ーコート樹脂を分離する工程と、前記大型絶縁基板を横
方向に延びるの分割溝と縦方向に延びるの分割溝と縦方
向とで分割する工程とを、含むことを特徴とするチップ
ヒューズ素子の製造方法である。
直交しあう複数の縦方向に延びる分割溝と横方向に延び
る分割溝とによって、複数の四角形状のチップヒューズ
素子となる素子領域に区画された大型基板を準備する工
程と、前記大型基板の各素子領域に、縦方向に延びるヒ
ューズ導体膜を形成する工程と、前記大型基板の各素子
領域の縦方向の両端部に、前記ヒューズ導体膜と接続す
る端子電極を形成する工程と、前記大型基板の横方向に
延びる分割溝に平行に、各々の素子領域の端子電極をを
露出させるようにして、オーバーコート樹脂を連続して
形成する工程と、前記縦方向に延びる分割溝上のオーバ
ーコート樹脂を分離する工程と、前記大型絶縁基板を横
方向に延びるの分割溝と縦方向に延びるの分割溝と縦方
向とで分割する工程とを、含むことを特徴とするチップ
ヒューズ素子の製造方法である。
【0009】
【作用】本発明のチップヒューズ素子では、オーバーコ
ート樹脂が、大型基板において端子電極を形成しない側
(絶縁基板の幅方向)の分割溝に跨がって、隣接する素
子領域にまで一連に形成される。即ち、分割した後のチ
ップヒューズ素子においては、絶縁基板の幅方向の全幅
に渡って、オーバーコート樹脂が形成されることにな
る。
ート樹脂が、大型基板において端子電極を形成しない側
(絶縁基板の幅方向)の分割溝に跨がって、隣接する素
子領域にまで一連に形成される。即ち、分割した後のチ
ップヒューズ素子においては、絶縁基板の幅方向の全幅
に渡って、オーバーコート樹脂が形成されることにな
る。
【0010】従って、幅方向においては、オーバーコー
ト樹脂のダレがなく、全体として、オーバーコート樹脂
の平坦性に優れたものとなり、素子の吸着信頼性が大き
く向上する。
ト樹脂のダレがなく、全体として、オーバーコート樹脂
の平坦性に優れたものとなり、素子の吸着信頼性が大き
く向上する。
【0011】また、製造工程、特に大型基板を分割で
は、一方向に延びる分割溝を覆うようにオーバーコート
樹脂が形成されているが、このオーバーコート樹脂を分
割溝上で分離した状態で、分割処理を行うため、分割時
の応力によって、一方側の素子領域でオーバーコート樹
脂の剥離が一切ない。
は、一方向に延びる分割溝を覆うようにオーバーコート
樹脂が形成されているが、このオーバーコート樹脂を分
割溝上で分離した状態で、分割処理を行うため、分割時
の応力によって、一方側の素子領域でオーバーコート樹
脂の剥離が一切ない。
【0012】尚、オーバーコート樹脂の分離とは、完全
に分離していることが望ましいが、オーバーコート樹脂
の表面から必ずしも基板に到達していなくともよい。
に分離していることが望ましいが、オーバーコート樹脂
の表面から必ずしも基板に到達していなくともよい。
【0013】
【発明の実施の態様】以下、本発明のチップヒューズ素
子の製造方法を図面に基づいて説明する。
子の製造方法を図面に基づいて説明する。
【0014】図1は、本発明に係るチップヒューズ素子
の平面図であり、図2は縦方向(基板の長手方向)の断
面構造図であり、図3は、横方向(幅方向)の断面構造
図である。
の平面図であり、図2は縦方向(基板の長手方向)の断
面構造図であり、図3は、横方向(幅方向)の断面構造
図である。
【0015】図において、1は絶縁基板、2a、2bは
端子電極、3はヒューズ導体膜、4a、4bは端面電
極、5は低融点ガラス膜、6オーバーコート樹脂であ
る。
端子電極、3はヒューズ導体膜、4a、4bは端面電
極、5は低融点ガラス膜、6オーバーコート樹脂であ
る。
【0016】絶縁基板1は、例えばアルミナセラミック
などからなり、その形状は例えば1.6mm×3.2m
mの矩形状となっている。この絶縁基板1の表面にガラ
スグレーズ層15が形成されている。ガラスグレーズ層
15は、通常、10〜20μmであるが、回路の開閉時
の突入電流に対して感度を鈍くするために、例えば40
μmなどの厚みとしてもよい。
などからなり、その形状は例えば1.6mm×3.2m
mの矩形状となっている。この絶縁基板1の表面にガラ
スグレーズ層15が形成されている。ガラスグレーズ層
15は、通常、10〜20μmであるが、回路の開閉時
の突入電流に対して感度を鈍くするために、例えば40
μmなどの厚みとしてもよい。
【0017】ヒューズ導体膜3は、Alなどの金属薄膜
からなり、絶縁基板1の長手方向(一方向)に延び、そ
の中央部が極細状となっており、溶断部3aを構成す
る。そして、ヒューズ導体膜3の両端に接続するように
端子電極2a、2bが重畳接続している。この端子電極
2a、2bは、Ag系厚膜導体膜からなり、その表面の
一部分に必要に応じてNiメッキ、半田や錫メッキが施
されている。
からなり、絶縁基板1の長手方向(一方向)に延び、そ
の中央部が極細状となっており、溶断部3aを構成す
る。そして、ヒューズ導体膜3の両端に接続するように
端子電極2a、2bが重畳接続している。この端子電極
2a、2bは、Ag系厚膜導体膜からなり、その表面の
一部分に必要に応じてNiメッキ、半田や錫メッキが施
されている。
【0018】また、ヒューズ導体膜3、特に、溶断部分
3a上には、低融点ガラス膜5が形成され、さらに、低
融点ガラス膜5を含むヒューズ導体膜3上には、オーバ
ーコート樹脂6が被覆される。
3a上には、低融点ガラス膜5が形成され、さらに、低
融点ガラス膜5を含むヒューズ導体膜3上には、オーバ
ーコート樹脂6が被覆される。
【0019】低融点ガラス膜5は、ホウ珪酸鉛系ガラス
からなり、ヒューズ導体膜3の溶断によって形成された
溶断溝内に、軟化して充填するものであり、これによっ
て、溶断後に高い絶縁性を達成する。
からなり、ヒューズ導体膜3の溶断によって形成された
溶断溝内に、軟化して充填するものであり、これによっ
て、溶断後に高い絶縁性を達成する。
【0020】オーバーコート樹脂6は、例えばエポキシ
系樹脂などから成り、主に、耐湿信頼性の向上のため、
絶縁基板1上において、一方向(長手方向)側では、端
子電極2a、2bの端部を露出するように、また、他方
向(幅方向)側では、絶縁基板1の全幅に渡って形成さ
れている。
系樹脂などから成り、主に、耐湿信頼性の向上のため、
絶縁基板1上において、一方向(長手方向)側では、端
子電極2a、2bの端部を露出するように、また、他方
向(幅方向)側では、絶縁基板1の全幅に渡って形成さ
れている。
【0021】また、低融点ガラス膜5とオーバーコート
樹脂6との間には、必要に応じて、過度の異常電流によ
って、ヒューズ導体膜3が破裂し、低融点ガラス膜5が
吹き飛んでしまうことを防止するためシリコンなどの弾
性を有する弾性体層7が配置されている。
樹脂6との間には、必要に応じて、過度の異常電流によ
って、ヒューズ導体膜3が破裂し、低融点ガラス膜5が
吹き飛んでしまうことを防止するためシリコンなどの弾
性を有する弾性体層7が配置されている。
【0022】また、絶縁基板1の長手方向の一対の対向
する端面部分には、端子電極2a、2bと接続する端面
電極4a、4bが形成されている。この端面電極4a、
4bは、例えば、Agなどの導電性金属粉末を含む導電
性樹脂を硬化して形成される。
する端面部分には、端子電極2a、2bと接続する端面
電極4a、4bが形成されている。この端面電極4a、
4bは、例えば、Agなどの導電性金属粉末を含む導電
性樹脂を硬化して形成される。
【0023】次に、上述のチップヒューズ素子の製造方
法を説明する。
法を説明する。
【0024】まず、複数のチップヒューズ素子となる領
域を区画する分割溝が形成された大型基板を用意する。
この分割溝は、縦方向に延びる分割溝と横方向に延びる
分割溝とが互いに交差するように形成されている。尚、
分割性を向上させるために、大型基板の両主面に分割溝
を形成することが望ましい。尚、2つの縦方向に延びる
分割溝、2つの横方向に延びる分割溝で形成された領域
を素子領域という。
域を区画する分割溝が形成された大型基板を用意する。
この分割溝は、縦方向に延びる分割溝と横方向に延びる
分割溝とが互いに交差するように形成されている。尚、
分割性を向上させるために、大型基板の両主面に分割溝
を形成することが望ましい。尚、2つの縦方向に延びる
分割溝、2つの横方向に延びる分割溝で形成された領域
を素子領域という。
【0025】次に、大型基板の各素子領域の表面に、ガ
ラスグレーズ層15を被着形成する。具体的には、ホウ
珪酸鉛系ガラスペーストを印刷し、焼成することによっ
て形成され、その膜厚は、10〜20μmである。
ラスグレーズ層15を被着形成する。具体的には、ホウ
珪酸鉛系ガラスペーストを印刷し、焼成することによっ
て形成され、その膜厚は、10〜20μmである。
【0026】次に、大型基板の各素子領域の表面に、A
lのヒューズ導体膜3を形成する。
lのヒューズ導体膜3を形成する。
【0027】具体的には、金属薄膜の被着、フォトレジ
スト膜の塗布、選択的な露光、フォトレジスト膜の選択
的な現像、Al薄膜の選択的なエッチング、フォトレジ
スト膜の剥離によるフォトリソグラフィー技術によって
所定パターンに形成する。
スト膜の塗布、選択的な露光、フォトレジスト膜の選択
的な現像、Al薄膜の選択的なエッチング、フォトレジ
スト膜の剥離によるフォトリソグラフィー技術によって
所定パターンに形成する。
【0028】次に、大型基板の各素子領域の表面長手方
向の両端部に、端子電極2a、2bを形成する。具体的
には、ヒューズ導体膜3の端部に重畳し、且つ縦方向に
延びる分割溝にまで到達する形状であり、Ag系導電性
ペーストを印刷、焼成により形成する。尚、表面側の端
子電極2a、2bに対向するように、各素子領域の裏面
側の長手方向の両端部も導体膜を焼きつけ形成してもよ
い。
向の両端部に、端子電極2a、2bを形成する。具体的
には、ヒューズ導体膜3の端部に重畳し、且つ縦方向に
延びる分割溝にまで到達する形状であり、Ag系導電性
ペーストを印刷、焼成により形成する。尚、表面側の端
子電極2a、2bに対向するように、各素子領域の裏面
側の長手方向の両端部も導体膜を焼きつけ形成してもよ
い。
【0029】次に、大型基板の各素子領域のヒューズ導
体膜3の溶断部3aを覆うように、低融点ガラス膜5を
形成する。具体的には、ホウ珪酸鉛系ガラスなどの低融
点ガラスペーストの印刷・焼成によって形成する。その
膜厚は、10〜20μmである。
体膜3の溶断部3aを覆うように、低融点ガラス膜5を
形成する。具体的には、ホウ珪酸鉛系ガラスなどの低融
点ガラスペーストの印刷・焼成によって形成する。その
膜厚は、10〜20μmである。
【0030】次に、大型基板の各素子領域のヒューズ導
体膜3を覆うように、シリコン弾性体層7を形成する。
即ち、シリコン弾性被膜7は、低融点ガラス膜5を完全
に覆って形成される。尚、シリコン弾性被膜7は、例え
ばシンエツ社製#8130のシリコンペーストを塗布
し、120℃1時間の熱処理によって硬化されて形成さ
れる。その膜厚は、10〜30μmである。
体膜3を覆うように、シリコン弾性体層7を形成する。
即ち、シリコン弾性被膜7は、低融点ガラス膜5を完全
に覆って形成される。尚、シリコン弾性被膜7は、例え
ばシンエツ社製#8130のシリコンペーストを塗布
し、120℃1時間の熱処理によって硬化されて形成さ
れる。その膜厚は、10〜30μmである。
【0031】ここまでの大型基板を図4に示す。図4に
おいて、100は大型基板、11・・・は横方向に延び
る分割溝、12・・・は縦方向に延びる分割溝、10・
・・は各素子領域である。
おいて、100は大型基板、11・・・は横方向に延び
る分割溝、12・・・は縦方向に延びる分割溝、10・
・・は各素子領域である。
【0032】次に、図5に示すように、大型基板100
の各素子領域のヒューズ導体膜3を完全に被い、かつ縦
方向に延びる分割溝12を境界とする隣接する素子領域
10、10に跨がるように、オーバーコート樹脂61を
形成する。即ち、オーバーコート樹脂61は、各素子領
域10の端子電極2a、2bを露出するように、横方向
に延びる分割溝11に平行に形成される。
の各素子領域のヒューズ導体膜3を完全に被い、かつ縦
方向に延びる分割溝12を境界とする隣接する素子領域
10、10に跨がるように、オーバーコート樹脂61を
形成する。即ち、オーバーコート樹脂61は、各素子領
域10の端子電極2a、2bを露出するように、横方向
に延びる分割溝11に平行に形成される。
【0033】オーバーコート樹脂6は、例えばエポキシ
系樹脂などの熱硬化性樹脂や紫外線硬化樹脂などが例示
でき、エポキシ系樹脂の塗布・所定方法、例えば熱処理
や紫外線照射などによって硬化形成する。この厚みは、
例えば20〜50μmの厚みを有する。
系樹脂などの熱硬化性樹脂や紫外線硬化樹脂などが例示
でき、エポキシ系樹脂の塗布・所定方法、例えば熱処理
や紫外線照射などによって硬化形成する。この厚みは、
例えば20〜50μmの厚みを有する。
【0034】次に、図6に示すように、大型基板100
の縦方向に延びる分割溝12に沿って、その表面に形成
された連続されたオーバーコート樹脂61に分離する。
具体的には、縦方向に延びる分割溝12の形状に合致す
る切断治具(カッター)13を用いて行うが、これは、
縦方向に延びる分割溝12に沿って基板100を分割す
る際、連続したオーバーコート樹脂61が安定して分割
されるようにするためのものであり、分割時、分離溝1
2を境界に隣接する一方の素子側にオーバーコート樹脂
6が余分に取られることを防止するものである。従っ
て、この分離の切り込み深さは、オーバーコート樹脂6
の厚み全厚みに渡って分離する必要はなく、上述のオー
バーコート樹脂6が余分に取られることを防止し得る程
度の深さで充分である。
の縦方向に延びる分割溝12に沿って、その表面に形成
された連続されたオーバーコート樹脂61に分離する。
具体的には、縦方向に延びる分割溝12の形状に合致す
る切断治具(カッター)13を用いて行うが、これは、
縦方向に延びる分割溝12に沿って基板100を分割す
る際、連続したオーバーコート樹脂61が安定して分割
されるようにするためのものであり、分割時、分離溝1
2を境界に隣接する一方の素子側にオーバーコート樹脂
6が余分に取られることを防止するものである。従っ
て、この分離の切り込み深さは、オーバーコート樹脂6
の厚み全厚みに渡って分離する必要はなく、上述のオー
バーコート樹脂6が余分に取られることを防止し得る程
度の深さで充分である。
【0035】次に、大型基板の各素子領域を区画する横
方向に延びる分割溝11に沿って1次分割処理を行う。
これによって、大型基板は、短冊状の基板となり、端面
電極4a、4bを形成する面が分割によって現れること
になる。
方向に延びる分割溝11に沿って1次分割処理を行う。
これによって、大型基板は、短冊状の基板となり、端面
電極4a、4bを形成する面が分割によって現れること
になる。
【0036】次に、短冊状の基板の各素子領域の分割面
に、端面電極4a、4bを形成する。これによって、各
素子領域の端子電極2aと端面電極4a、端子電極2b
と端面電極4bとが互いに接続する。
に、端面電極4a、4bを形成する。これによって、各
素子領域の端子電極2aと端面電極4a、端子電極2b
と端面電極4bとが互いに接続する。
【0037】次に、短冊状の基板の各素子領域を区画す
る縦方向に延びる分割溝に沿って、2次分割処理を行
う。これによって、各素子領域は、完全に個々に分割さ
れることになる。この時、縦方向に延びる分割溝上に被
着されているオーバーコート樹脂6は、既に縦方向に延
びる分割溝に沿って分離されているため、オーバーコー
ト樹脂6は素子領域の形状に沿って安定して分割される
ことになる。
る縦方向に延びる分割溝に沿って、2次分割処理を行
う。これによって、各素子領域は、完全に個々に分割さ
れることになる。この時、縦方向に延びる分割溝上に被
着されているオーバーコート樹脂6は、既に縦方向に延
びる分割溝に沿って分離されているため、オーバーコー
ト樹脂6は素子領域の形状に沿って安定して分割される
ことになる。
【0038】最後に、必要に応じて、端子電極2a、2
bの露出部分、及び端面電極4a、4bの表面に、Ni
メッキ、錫または半田メッキ処理を施す。
bの露出部分、及び端面電極4a、4bの表面に、Ni
メッキ、錫または半田メッキ処理を施す。
【0039】尚、上述の実施例において、端子電極2
a、2bを、ヒューズ導体膜3を形成した直後に形成し
ているが、ガラス膜5、オーバーコート樹脂6を形成し
た後に導電性樹脂の塗布及びその熱(約200℃)硬化
によって形成しても構わない。
a、2bを、ヒューズ導体膜3を形成した直後に形成し
ているが、ガラス膜5、オーバーコート樹脂6を形成し
た後に導電性樹脂の塗布及びその熱(約200℃)硬化
によって形成しても構わない。
【0040】また、オーバーコート樹脂6を、1次分割
処理前に、切断処理している。これは、大型基板の状態
で切断することが生産性から有効であるためで、例え
ば、1次分割処理によって、短冊状基板とした後に、オ
ーバーコート樹脂6の切断を行ってもよし、2次分割処
理時に同時にオーバーコート樹脂6の切断を行ってもよ
い。
処理前に、切断処理している。これは、大型基板の状態
で切断することが生産性から有効であるためで、例え
ば、1次分割処理によって、短冊状基板とした後に、オ
ーバーコート樹脂6の切断を行ってもよし、2次分割処
理時に同時にオーバーコート樹脂6の切断を行ってもよ
い。
【0041】このようにして製造したチップヒューズ素
子は、オーバーコート樹脂6が絶縁基板1の幅方向の全
幅に渡って形成されることになる。従って、1素子領域
内に、オーバーコート樹脂を島状に形成した場合(図
7)に比較して、オーバーコート樹脂6を塗布した際に
発生する周囲のダレがなくなり、その結果、オーバーコ
ート樹脂6の表面の平坦性が大幅に向上する。そして、
プリント配線基板に、吸着によって実装した場合に、吸
着信頼性が大きく向上する。
子は、オーバーコート樹脂6が絶縁基板1の幅方向の全
幅に渡って形成されることになる。従って、1素子領域
内に、オーバーコート樹脂を島状に形成した場合(図
7)に比較して、オーバーコート樹脂6を塗布した際に
発生する周囲のダレがなくなり、その結果、オーバーコ
ート樹脂6の表面の平坦性が大幅に向上する。そして、
プリント配線基板に、吸着によって実装した場合に、吸
着信頼性が大きく向上する。
【0042】
【実験例】本発明者は、本発明品によるオーバーコート
樹脂6の平坦性を測定した。尚、比較品は、絶縁基板
(素子領域)にオーバーコート樹脂を島状に形成したの
である。尚、オーバーコート樹脂6の厚みは、40μm
とした。
樹脂6の平坦性を測定した。尚、比較品は、絶縁基板
(素子領域)にオーバーコート樹脂を島状に形成したの
である。尚、オーバーコート樹脂6の厚みは、40μm
とした。
【0043】平坦性は、図3のように、基板の幅方向
(全幅L)において、オーバーコート樹脂の最高高さ部
分から4μm以内(Δh)の領域の幅(l)とした時
に、l/L(平坦度)で表した。尚、L=3.2mmで
ある。
(全幅L)において、オーバーコート樹脂の最高高さ部
分から4μm以内(Δh)の領域の幅(l)とした時
に、l/L(平坦度)で表した。尚、L=3.2mmで
ある。
【0044】その結果、本発明品では、l=1.4mm
であり、平坦度が0.87であった。これに対して、比
較品は、l=0.3mmであり、平坦度が0.19であ
った。
であり、平坦度が0.87であった。これに対して、比
較品は、l=0.3mmであり、平坦度が0.19であ
った。
【0045】又、プリント配線基板への自動実装装置に
おける吸着度(正常実装数/全実装数)は、本発明品で
は99.9999%であり、比較品では、99.7%で
あった。
おける吸着度(正常実装数/全実装数)は、本発明品で
は99.9999%であり、比較品では、99.7%で
あった。
【0046】通常、プリント配線基板への自動実装装置
における吸着度は、99.99%以上が要求されている
が、比較品では大きく下回ってしまう。
における吸着度は、99.99%以上が要求されている
が、比較品では大きく下回ってしまう。
【0047】尚、本発明者が種々検討した結果、吸着度
の99.99%以上を達成するためには、平坦度は、
0.25以上必要であることが判ったが、本発明の製造
方法では、オーバーコート樹脂6の膜厚をどんなに変化
しても、0.25以上の平坦度が得られることを確認し
た。
の99.99%以上を達成するためには、平坦度は、
0.25以上必要であることが判ったが、本発明の製造
方法では、オーバーコート樹脂6の膜厚をどんなに変化
しても、0.25以上の平坦度が得られることを確認し
た。
【0048】尚、上述の製造方法において、ヒューズ導
体膜3のAlは酸化されやすい材料であり、端子電極2
a、2bを形成する前、さらに、端子電極2a、2bを
形成している最中に、ヒューズ導体膜3の表面に酸化被
膜が形成されてしまい、端子電極2a、2bとヒューズ
導体膜3との接続信頼性が低下してしまう。
体膜3のAlは酸化されやすい材料であり、端子電極2
a、2bを形成する前、さらに、端子電極2a、2bを
形成している最中に、ヒューズ導体膜3の表面に酸化被
膜が形成されてしまい、端子電極2a、2bとヒューズ
導体膜3との接続信頼性が低下してしまう。
【0049】このため、本発明のオーバーコート樹脂6
を分離治具によって切断する際に、端子電極2a、2b
とヒューズ導体膜3との重畳部分に、先端が鋭い刃先の
押圧治具によって押圧して、ヒューズ導体膜3の表面の
数十Åの酸化被膜を破壊して、ヒューズ導体膜3と端子
電極2a、2bとの接続信頼性を高めることが重要であ
る。
を分離治具によって切断する際に、端子電極2a、2b
とヒューズ導体膜3との重畳部分に、先端が鋭い刃先の
押圧治具によって押圧して、ヒューズ導体膜3の表面の
数十Åの酸化被膜を破壊して、ヒューズ導体膜3と端子
電極2a、2bとの接続信頼性を高めることが重要であ
る。
【0050】従って、本発明のオーバーコート樹脂6を
切断治具の形状を、先端がが鋭い刃先を有する井桁状の
切断・押圧治具を用いれば、オーバーコート樹脂6の切
断とヒューズ導体膜3表面の酸化被膜の破壊とを同時に
行うことができる。
切断治具の形状を、先端がが鋭い刃先を有する井桁状の
切断・押圧治具を用いれば、オーバーコート樹脂6の切
断とヒューズ導体膜3表面の酸化被膜の破壊とを同時に
行うことができる。
【0051】
【発明の効果】以上のように、本発明のチップヒューズ
素子の製造方法によれば、オーバーコート樹脂を平滑性
を高めて形成することができるため、プリント配線基板
への実装効率が非常に向上する。
素子の製造方法によれば、オーバーコート樹脂を平滑性
を高めて形成することができるため、プリント配線基板
への実装効率が非常に向上する。
【図1】本発明に係るチップヒューズ素子の平面図であ
る。
る。
【図2】本発明に係るチップヒューズ素子の長手方向の
断面構造図である。
断面構造図である。
【図3】本発明に係るチップヒューズ素子の幅方向の断
面構造図である。
面構造図である。
【図4】本発明の製造方法の主要工程を示す平面図であ
る。
る。
【図5】本発明の製造方法の主要工程を示す平面図であ
る。
る。
【図6】本発明の製造方法の主要工程を示す断面構造図
である。
である。
【図7】従来のチップヒューズ素子の平面図である。
1・・・・・・・絶縁基板 15・・・・・・グレーズ層 2a、2b・・・端子電極 3・・・・・・・ヒューズ導体膜 4a、4b・・・端面電極 5・・・・・・・低融点ガラス膜 6・・・・・・・オーバーコート樹脂
Claims (1)
- 【請求項1】 互いに直交しあう複数の縦方向に延びる
分割溝と横方向に延びる分割溝とによって、複数の四角
形状のチップヒューズ素子となる素子領域に区画された
大型基板を準備する工程と、 前記大型基板の各素子領域に、縦方向に延びるヒューズ
導体膜を形成する工程と、 前記大型基板の各素子領域の縦方向の両端部に、前記ヒ
ューズ導体膜と接続する端子電極を形成する工程と、 前記大型基板の横方向に延びる分割溝に平行に、各々の
素子領域の端子電極を露出させるようにして、オーバー
コート樹脂を連続して形成する工程と、 前記縦方向に延びる分割溝上のオーバーコート樹脂を分
離する工程と、 前記大型絶縁基板を横方向に延びるの分割溝と縦方向に
延びるの分割溝と縦方向とで分割する工程とを、 含むことを特徴とするチップヒューズ素子の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20081096A JPH1050190A (ja) | 1996-07-30 | 1996-07-30 | チップヒューズ素子の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20081096A JPH1050190A (ja) | 1996-07-30 | 1996-07-30 | チップヒューズ素子の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1050190A true JPH1050190A (ja) | 1998-02-20 |
Family
ID=16430582
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20081096A Pending JPH1050190A (ja) | 1996-07-30 | 1996-07-30 | チップヒューズ素子の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1050190A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2478114A (en) * | 2010-02-24 | 2011-08-31 | James Thomas Charles Godden | Coin Stacker |
-
1996
- 1996-07-30 JP JP20081096A patent/JPH1050190A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2478114A (en) * | 2010-02-24 | 2011-08-31 | James Thomas Charles Godden | Coin Stacker |
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