JPH10508595A - アジュバント効果を有したキャリアタンパク質、それを含んだ免疫原複合体、その製造方法、ヌクレオチド配列およびワクチン - Google Patents

アジュバント効果を有したキャリアタンパク質、それを含んだ免疫原複合体、その製造方法、ヌクレオチド配列およびワクチン

Info

Publication number
JPH10508595A
JPH10508595A JP8515107A JP51510795A JPH10508595A JP H10508595 A JPH10508595 A JP H10508595A JP 8515107 A JP8515107 A JP 8515107A JP 51510795 A JP51510795 A JP 51510795A JP H10508595 A JPH10508595 A JP H10508595A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
protein
adjuvant
sequence
pneumoniae
immunogenic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8515107A
Other languages
English (en)
Inventor
バン,ハンス
ボサン,ティエリ
アユー,ジャン−フランソワ
ゴック,ティアン ギアン
Original Assignee
ピエール、ファーブル、メディカマン
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ピエール、ファーブル、メディカマン filed Critical ピエール、ファーブル、メディカマン
Publication of JPH10508595A publication Critical patent/JPH10508595A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/005Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from viruses
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K39/00Medicinal preparations containing antigens or antibodies
    • A61K39/385Haptens or antigens, bound to carriers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/195Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from bacteria
    • C07K14/24Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from bacteria from Enterobacteriaceae (F), e.g. Citrobacter, Serratia, Proteus, Providencia, Morganella, Yersinia
    • C07K14/26Klebsiella (G)
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K39/00Medicinal preparations containing antigens or antibodies
    • A61K2039/60Medicinal preparations containing antigens or antibodies characteristics by the carrier linked to the antigen
    • A61K2039/6031Proteins
    • A61K2039/6068Other bacterial proteins, e.g. OMP
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K2319/00Fusion polypeptide
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N2760/00MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA ssRNA viruses negative-sense
    • C12N2760/00011Details
    • C12N2760/18011Paramyxoviridae
    • C12N2760/18511Pneumovirus, e.g. human respiratory syncytial virus
    • C12N2760/18522New viral proteins or individual genes, new structural or functional aspects of known viral proteins or genes
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S530/00Chemistry: natural resins or derivatives; peptides or proteins; lignins or reaction products thereof
    • Y10S530/806Antigenic peptides or proteins
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S530/00Chemistry: natural resins or derivatives; peptides or proteins; lignins or reaction products thereof
    • Y10S530/807Hapten conjugated with peptide or protein
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S530/00Chemistry: natural resins or derivatives; peptides or proteins; lignins or reaction products thereof
    • Y10S530/82Proteins from microorganisms
    • Y10S530/825Bacteria

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Gastroenterology & Hepatology (AREA)
  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Mycology (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Virology (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)
  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 Klebsiella pneumoniae タンパク質P40の少くとも一部またはそれと少くとも80%相同性のタンパク質を含むことを特徴とする、宿主へ投与されたとき分子の活性を増加させるためのアジュバント物。このようなペプチドまたはタンパク質をコードするヌクレオチド配列、および薬物としてのその配列の用途も開示されている。このようなDNA配列は筋肉内または皮内免疫用組成物として特に用いられる。

Description

【発明の詳細な説明】 アジュバント効果を有したキャリアタンパク質、 それを含んだ免疫原複合体、その製造方法、 ヌクレオチド配列およびワクチン 本発明は、活性を改善するために、特に免疫応答の強さを増加させるために、 分子に結合されるようにしたアジュバントに関する。またそれは、活性分子に結 合されたこのようなアジュバントを含む複合体にも関する。 活性分子には、特にタンパク質、ペプチド、多糖、オリゴ糖あるいはDNAま たはRNA核酸がある。 完全に明確にされて著しい副作用のないワクチンの開発には、ペプチドまたは オリゴ糖のような低分子量の免疫抗原の使用を必要とする。低分子量のこれら抗 原と、細菌壁多糖のようなそれより高い分子量のある抗原は、それら自体では持 続性の強力な免疫応答を誘導できない。化学的手段によるかまたは遺伝子操作を 用いることにより、これらの抗原をキャリアタンパク質に連結させることが不可 欠である。 現在用いられているキャリアタンパク質には、以下の2タイプがある: ‐破傷風およびジフテリア毒素:これらキャリアタンパク質の頻繁な使用はハプ テンに対する強い応答を損ない、免疫毒性による問題の可能性を生じる ‐Neisseria meningitidis(OMPC)からの膜タンパク質抽出物:脂質および LPSが混入した膜タンパク質からなる EP‐267 204特許では、免疫原にカップリングさせるための、E.coli またはサルモネラ膜タンパク質からなるサポート分子の使用を提案した。 その出願人は、Klebsiella pneumoniae の外膜から抽出されたタンパク質が、 抗原またはハプテンに対する免疫応答を、それが後者と同時に宿主に投与された ときに著しく改善することを明らかにした。更に詳しくは、OmpAタンパク質 、K.pneumoniaeのP40タンパク質は、それが免疫原要素に結合されたときに、 免疫原複合体でアジュバントとして用いることができる。 ペプチドをP40にカップリングさせて得られる化学複合体は良好な結果をも たらし、その免疫応答の評価ではKLHまたはTT参照キャリアタンパク質が用 いられたときに観察される場合よりも大きな抗体応答をこれらのペプチドに対し て示す。 しかしながら、ペプチド抗原は分子の最も免疫原性な部分である配列のC末端 部分に優先的に結合される(Puohiniemi,R.et al.,1990,Infect Immu.58,1691-1 696)。これは完全P40配列を含んだ融合タンパク質の場合に深刻な問題を生 じることがある。したがって、アジュバント活性を支える配列の断片の使用は、 キャリアタンパク質の免疫原性とこの免疫原性に伴うリスクを最少に抑える上で 大きな影響を有するであろう。 この理由から、本発明は、免疫原要素が抗原またはハプテンであり、アジュバ ントがKlebsiella pneumoniae のP40タンパク質の少くとも一部またはP40 タンパク質と少くとも80%の相同率、好ましくは少くとも90%の相同率を示 すタンパク質を含んでなることを特徴とする、免疫応答の強さを増加させるアジ ュバントに結合された免疫原要素を含んでなるタイプの免疫原複合体に関する。 特に、本発明は免疫原性部分を実質的に欠いたP40配列を有するタンパク質 またはペプチドからなるアジュバントに関する。 本発明によるこれらのP40断片には、特に以下がある: ‐免疫原性細胞周辺C末端部分を欠いたP40配列 ‐膜内配列に隣接した第三および第四膜外ループを含む配列 ‐1つのインバリアント膜外ループと隣接膜内配列を含む配列 それらのP40配列は、異なる腸内細菌種間に保存されているループの配列と 相同的であるインバリアント膜外ループとして規定される。進化の過程で保存さ れなかった膜外ループの配列は、可変ループと称される。膜外ループは、E.coli OmpAに関連したVogel and Jahnigモデル(1986,J.Mol.Biol.,190:191-199) に従い位置している。 断片、そして更に詳しくは第三配列(アミノ酸127‐179)の選択は、イ ンバリアント膜外ループ(異なる腸内細菌のOmpA間に保存されている)が、 免疫適格細胞により認識される配列を含んでおり、これら細胞はこれら配列を認 識するレセプターを有することができる、という仮説に基づいている。 抗原提示細胞によるこれら配列の特異的認識は、抗原をこれらの細胞に向けさ せて、こうしてアジュバント効果を誘導することができる。 この理由から、本発明は、また、K.pneumoniaeのP40タンパク質のアミノ酸 1‐179に包含された配列からなるアジュバント産物、またはK.pneumoniaeの P40タンパク質の配列のアミノ酸1‐179に包含された配列と少くとも80 %、好ましくは少くとも90%の相同率を示す配列にも関する。 本発明は更に、K.pneumoniaeのP40タンパク質のアミノ酸108‐179に 包含された配列からなるアジュバント、またはK.pneumoniaeのP40タンパク質 のアミノ酸108‐179に包含された配列と少くとも80%の相同率、好まし くは少くとも90%の相同率を示す配列に関する。 もう1つの態様によれば、本発明はK.pneumoniaeのP40タンパク質のアミノ 酸127‐179に包含された配列からなるアジュバント、またはK.pneumoniae のP40タンパク質のアミノ酸127‐179に包含された配列と少くとも80 %、好ましくは少くとも90%の相同率を示す配列に関する。 配列番号2、4、6、および8が本発明によるアジュバントに相当する。この タンパク質とこれらペプチドのアジュバントは、特にKlebsiella pneumoniae 種 の細菌の膜から作られる。その方法は下記工程からなる: a)界面活性剤と二価カチオンの塩を加えることによりリポ多糖を沈降させて 、上澄を回収し、 b)上澄からタンパク質を沈降させて、沈降物を再懸濁し、 c)陰イオン交換体で懸濁物をクロマトグラフィーに付して、アジュバント産 物を含有したフラクションを回収し、 d)陽イオン交換体でクロマトグラフィーに付して、アジュバント産物を含有 したフラクションを回収し、 e)リポ糖を本質的に含まないタンパク質またはペプチドの形でアジュバント 産物を回収するために、工程d)から得られたフラクションを濃縮する。 透析工程は、有利には、工程b)およびc)と、工程c)およびd)の間に各 々入れることができる。 本発明は、また、異なるアジュバントを用いて得られる免疫原複合体にも関す る。 アジュバントは化学カップリングで免疫原要素に結合させることができる。 アジュバントへのペプチドハプテンのこの共有結合カップリングは、当業界に 周知の手法で行える。この目的に適した試薬には、特にN‐スクシンイミドエス テル、カルボジイミド、EEDQ(N‐エトキシカルボニル‐2‐エトキシ‐1 ,2‐ジヒドロキノリン)などがある。 関連P40タンパク質の断片と免疫原要素とは、遺伝子操作によって融合させ ることもできる。 P40タンパク質の断片と免疫原要素との間で得られる融合タンパク質は、血 清タンパク質、特にヒト血清アルブミンに対するレセプターであるタンパク質に 遺伝子操作によって融合させることもできる。 免疫原要素、抗原、またはハプテンは特にウイルスに由来しており、例えば RSV(呼吸シンシチアルウイルス)タンパク質またはそれらの断片、例えばR SVのタンパク質GまたはB型肝炎抗原である。 RSV Gタンパク質の場合には、適宜に点変異または欠失により修飾された 全体タンパク質またはその断片が用いられる。 本出願人は、本発明によるP40タンパク質の断片にカップリングされたハプ テンの投与が、アジュバント自体に対する反応のリスクを限定的なものとしなが ら、免疫応答の実質的増加を起こすことを証明した。 上記抗原またはハプテンがKlebsiella pneumoniae のP40タンパク質の配列 の全部または一部を含んだアジュバントが、上記のような複合体の形で結合され てなることを特徴とする、抗原またはハプテンの免疫原性を増加させるための方 法も、本発明の一部である。 したがって、本発明は、また、天然P40タンパク質のC末端配列の実質的部 分を欠くP40タンパク質の断片に結合された免疫原要素を含有していることを 特徴とするワクチンにも関する。 本発明は、また、上記のようなアジュバントと免疫原要素との間で形成された 複合体と、非経口および/または経口による複合体の投与に適した薬学上許容さ れる賦形剤を含有している医薬組成物にも関する。 本発明は、上記のペプチドまたはタンパク質をコードするヌクレオチド配列、 更に薬剤としてのこれら配列の使用にも関する。更に詳しくは、このようなDN A配列は筋肉内または皮内経路による免疫向けである組成物に用いられる。 下記例は本発明を説明するためのものであり、その範囲を何らかに制限するわ けではない。 これらの例において、下記図面が参照される: 図1:遺伝子増幅によりP40をクローニングするための方法 図2:P40をpVABBG2△C中へのクローニング 図3:異なるP40断片の選択 図4:△P40G2△CをpVABB中へのクローニング 図5:異なる濃度のP40ext‐G1△Cで免疫後における抗G1△C ペプチド抗体応答 図6:異なる免疫プロトコールを用いて得られる抗G1△Cペプチド抗体応答例1:P40タンパク質の単離および精製 物質および方法 Klebsiella pneumoniae(株I‐145、乾燥細胞40g)バイオマスを純粋 酢酸でpH2.5に調整する。 pHが酢酸で2.5に調整された6%セトリミド、60%エタノールおよび1 .5M CaCl2を含有する溶液1/2容量を加えた後、混合液を室温で16 時間撹拌させる。 混合液を15,000gで20分間4℃で遠心した後、上澄中のタンパク質を エタノールで沈降させる。20〜50%、その後50〜80%での2回の連続沈 降を中間遠心(10分間、10,000g、4℃)で行う。 2回目の沈降後に得られたペレットをzwittergent 3‐14の1%溶液に再懸 濁する。 混合液を室温で4時間撹拌した後、そのpHは1N NaOHを用いて6.5 に調整する。 10,000gで20分間4℃での混合液の遠心から、膜タンパク質に富むフ ラクション(MPフラクション)を得る。 MPフラクションのタンパク質をpH8.0の20mM Tris/HCl、0. 1%zwittergent 3‐14緩衝液に対して透析する。透析物は上記緩衝液で平衡 化された強陰イオン交換体タイプの支持体を含有したカラム(φ=50mm×H =250mmのカラム、Biorad Macroprep High Qゲル)にのせる。P40 タンパク質を平衡緩衝液中50mMのNaCl濃度で溶出させる。 P40を含有したフラクションをプールし、pH3.0の20mMシトレート 、0.1%zwittergent 3‐14緩衝液に対して透析する。透析物はpH3.0 の20mMシトレート、0.1%zwittergent 3‐14緩衝液で平衡化された強 陽イオン交換体タイプの支持体を含有したカラム(カラムの寸法:φ=25mm ×H=160mm、Biorad Macroprep High Sゲル)にのせる。P40タンパク 質を0.7MのNaCl濃度で溶出させる。P40を含有したフラクションをプ ールし、10kDaのカットオフ閾値を有する膜ディスクを用いてMinitan Mill ipore 接線流動ロ過システムを用いた限外ロ過により濃縮させる。結果 各クロマトグラフィー工程後に得られたフラクションは、P40タンパク質を 含有したものをプールするために、SDS‐PAGEにより分析する。 タンパク質の量は Lowry法で測定する(表1)。 P40タンパク質の純度および等質性はSDS‐PAGEにより評価する。 陽イオン交換クロマトグラフィー工程後に、P40タンパク質はMPフラクシ ョン中に存在した主要混入物を含まず(そのタンパク質は18kDaの見掛け分 子量を有している)、純度95%以上である。更にこの精製工程ではリポ多糖を 除去する。この精製工程は、既に提示された精製プロセスに存在していなかった 。 P40の電気泳動プロフィールではいくつかのバンドを与える。これらのバン ドはマウス抗P40モノクローナル抗体との免疫ブロット後に出現する。上の主 要バンドは(SDSの存在下100℃で15分間の処理による)変性タンパク質 に相当し、それより下の小さなバンドはその天然形のタンパク質に相当する。 したがって、P40はいわゆる熱改質しうるタンパク質であり、この性質はS DSの存在下100℃で加熱動態を行うことによりチェックした。加熱がないと 、その天然形のタンパク質は、より多くのSDSを固定させ、したがって変性形 (100℃で5分間後に完全変性)の場合よりも更に陽極の方に移動して、α‐ ヘリックス構造を示す、β‐シート構造を有している(Keller,K.B.1978 J.Bact eriol.,134,1181-1183)。 リポ多糖(LPS)の混入は、Klebsiella pneumoniae LPSに関するマーカ ー脂肪酸であるβ‐ヒドロキシミリスチン酸の気相クロマトグラフィー測定によ り評価される(表1)。 この方法は、異なる精製工程から得られたサンプル中におけるLPSの含量を 大体で知るためだけに用いられる。 陽イオン交換クロマトグラフィー後にP40フラクション中に存在するβ‐ヒ ドロキシミリスチン酸の量は測定閾値より少なかったため、残留LPSの量は1 %未満と評価される。例2:P40タンパク質のクローニングおよび発現 Klebsiella pneumoniae のOmpA遺伝子の配列の72%は、LAWRENCE et al .,1991,J.Gen.Microbiol.,137:1911-1921に公表されている。 我々の研究のオリジナリティーは、その配列の全部、即ち(全体で335アミ ノ酸のうち)83N‐末端アミノ酸と11C‐末端アミノ酸に相当する配列を決 定したことにある。 物質および方法 細菌株 ・E.coli:RV308:ATCC31608株 (Maurer,R.et al.,1980,J.Mol.Biol.,139,147-161) ・K.pneumoniae:IP145:C.I.B.P.F.‐株 1981年1月19日付で出願された特許 ベクター ・pRIT28(Hultman T.et al.,1988,Nucleosides Nucleotides,7: 629-6 38):アンピシリン耐性遺伝子、E.coliおよびファージF1の複製起点と、E.co li(β‐ガラクトシダーゼ)lacZ遺伝子の部分を有した クローニングおよび配列決定ベクター ・pVABB:遺伝子融合発現ベクター 溶液 ・遺伝子増幅 溶解緩衝液: 25mM Taps、pH9.3 2mM MgCl2 増幅緩衝液: 25mM Taps、pH9.3 2mM MgCl2 0.1% Tween20 200mM dNTP ・タンパク質の精製 TST(20x):Trisベース 0.5M HCl 0.3M NaCl 4M Tween 20 1% EDTA 20mM 洗浄緩衝液: TrisHCl 50mM pH8.5 MgCl2 5mM 変性溶液: Gua-HCl 7.8M Tris‐HCl 28mM pH8.5 復元溶液: Gua-HCl 0.5M Tris‐HCl 25mM pH8.5 NaCl 150mM Tween 20 0.05%オリゴヌクレオチドの合成 ヌクレオチドプライマーの選択は、Klebsiella pneumoniae OMPA配列の公 表部分(Lawrence,J.G.et al.,1991,J.Gen.Microbiol.,137: 1911-1921)、5腸 内細菌(E.coli、S.typhimurium、S.marcescens、S.dysenteriae およびE.aerog inosae)OMPAの配列を並べて得られたコンセンサス配列と、マニュアルで配 列決定して得られたペプチド配列とをベースにして決定した。 オリゴヌクレオチドはPharmacia の"Gene Assembler Plus" 装置でホスホルア ミダイト化学法により合成した。P40遺伝子のPCR遺伝子増幅 Klebsiella pneumoniae OMPAのDNAは下記のように増幅させた。 Klebsiella pneumoniae コロニーを、95℃で5分間加熱することにより、溶 解緩衝液10μl中で溶解させる。 この溶液1μlは増幅反応用のDNA源として役立つ。 これらの反応は各プライマー5pmolとTaqポリメラーゼ酵素(Perkin Elmer Cetus)1単位を用いて増幅緩衝液100μl中で行う。各サイクルは95℃で 30秒間の1回の変性工程、その後72℃で1分間のDNAへのプライマーのハ イブリッド形成と伸長からなる。30サイクルをPerkin Elmer Cetus "Gen AmpP CR"9000サーモサイクラーを用いてこうして行う。 その後のPCRは既に増幅されたDNA断片を用いて行う。 次いで増幅されたDNA断片を切断して、pRIT28ベクターに連結させる 。配列決定 こうしてクローニングされた断片はApplied Biosystems373自動DNA Seq uencer で配列決定する。配列決定反応は、遺伝子増幅後に得られたかまたはmax iprepから得られた二本鎖DNA、あるいは変性PCR断片から得られた一本鎖 DNAで、供給業者(Applied Biosystems)の勧めに従い"Dye Terminator"キッ トを用いて行う(Hultman,T.et al.,1989,Nucleid Acids Rev.17:4937-4946)。タンパク質の発現 全体P40遺伝子を発現ベクターpVABB中にクローニングする。このベク ターによれば“BB”親和性テイル部をP40に付着させることができるが、B は血清アルブミンを結合させる連鎖球菌Gタンパク質の部分である(Nygren,P.A .et al.,1988,J.Mol.Recognit.1,69-74)。 pVABBP40ベクターで形質転換された E.coli RV308株を、酵母抽 出物、アンピシリン(200μg/ml)、テトラサイクリン(8μg/ml)およびト リプトファン(100μg/ml)で補充されたTSB100ml中37℃で一夜撹 拌しながら培養する。翌日、580nm波長でOD=1の培養物をTSB+酵母 抽出物+amp+tet中で作る。 10分間培養後、タンパク質の発現はIAA(25μg/ml)を培地に加えるこ とにより誘導させる。培養物を2460gで10分間4℃で遠心する。 ペレットをpH7.4の1×TST20mlに溶解させ、その後溶液を23, 000gで30分間4℃で遠心する。 上澄はいわゆる可溶性タンパク質を単離させることができるHSA Sepharose に通す。ペレットを洗浄緩衝液で洗浄し、その後23,000gで30分間4℃ で遠心する。次いで封入体を含有したペレットを変性溶液900μl+10mM ジチオスレイトール100μlに溶解させ、この溶液を37℃で2時間インキュ ベートする。 次いで溶液を復元緩衝液100ml中室温で一夜撹拌しながらインキュベート し、その後23,000gで30分間4℃で遠心する。 上澄をHSA Sepharoseに通す。 2つの場合において、結合タンパク質はpH2.8の0.5M酢酸で溶出させ 、1mlフラクションで集める。 次いで集められたフラクションはSDS‐PAGEゲル電気泳動および免疫ブ ロットにより分析する。結果 遺伝子は図1で示された方法に従い3つの段階でクローニングした。 第一段階において、我々は配列の公表部分を確認したが、但し103位はAの 代わりにTであった。 次いで我々は遺伝子の3′配列、その後で5′配列を決定した。 全体の遺伝子は2つの部分8/4および3/14を融合させることにより得て 、その後pRIT28ベクター中にクローニングさせた。配列は配列番号1であ る。 タンパク質はBBP40形で発現される。 それは主に封入体から得られる。タンパク質の一部50mgを培養物200m lから精製する。 電気泳動プロフィールでは、変性後に得られるBBP40が高純度であること を証明している。見掛け分子量は、63kDaである計算理論重量に相当する。 免疫ブロット特徴では、精製タンパク質がウサギ抗P40血清で十分認識され ることを証明している。例3:BBP40G2△C融合タンパク質、サブグループa 停止コドンが欠失された遺伝子のN末端部分に相当するオリゴヌクレオチドを 合成した。 5′部分をPCRにより増幅させ、精製し、pRIT28ベクター中にクロー ニングして、例2に記載された方法により配列決定した。 第二段階では、遺伝子の2つの部分を融合させ、ベクターpVABBG2△C 中にクローニングした(図2)。G2△Cは呼吸シンシチアルウイルスGのGタ ンパク質の101アミノ酸断片(130‐230)の配列を表す。 次いでRV308株のE.coli細菌をpVABBG2△Cベクターで形質転換さ せる。 産生されたタンパク質はBBP40について既に記載されたように精製する。結果 BBP40G2△Cタンパク質は封入体から主に得られる。タンパク質の一部 12mgを培地200mlから精製する。 タンパク質は電気泳動によるとかなり純粋である。 見掛け分子量は、75kDaである計算理論重量に相当する。例4:3つのP40断片のクローニングおよび発現 物質および方法 オリゴヌクレオチド P40配列に相補的な3つのオリゴヌクレオチドを合成した:16‐17‐1 8(cf.図3)。 次いで遺伝子の所定部分はpRIT28 P40のminiprep(Applied プロト コール)からのDNAを用いてPCRにより増幅させた。 こうして、すべての貫膜部分(8/17、断片No.8と表示)、2つの外部 ループおよび2つの貫膜部分(16/17、断片No.16と表示)と、1つの 外部ループおよび2つの貫膜部分(18/17、断片No.18と表示)に相当 する遺伝子の部分をクローニングすることができた。 こうして増幅されたDNA断片を切断し、その後単離し、pRIT28ベクタ ー中に連結させて、配列決定する(cf.P40のBBP40クローニング)。BB△P40G2△C融合タンパク質 G2△C遺伝子は、ベクターpRIT28 G2△Cを切断し、その後切断さ れたベクターpRIT28 △P40中に連結させることにより単離する(△P 40はP40断片の1つを表す)。 その後、全体△P40G2△Cを切断により単離し、pVABB中にクローニ ングする(cf.図4)。 3つのハイブリッドタンパク質をBBP40に関して記載されたプロトコール に従い発現させる。結果 BBP40およびBBP40G2△Cのように、BB8G2△Cは主に封入体 から得られる。培養液400mlは約10mgのタンパク質を産生する。 対照的に、タンパク質BB18G2△CおよびBB16G2△Cのほとんどは 超音波工程で可溶形で存在している。各場合において、約10mgを培養物40 0ml当たりで得る。 これらのタンパク質はSDS‐PAGE電気泳動により特徴付けした。それら の分子量は計算理論重量に相当する: BB8G2△C 58.03kDa BB16G2△C 46.5 kDa BB18G2△C 45.5 kDa ウエスタンブロットでは、3つのハイブリッドが抗P40抗体と同様に抗G2 ポリクローナル抗体により認識される。例5 1.免疫系の細胞におけるP40タンパク質の効果 1.a.Bリンパ球 膜の抽出(P40ext)によるかまたは遺伝子組換え(recP40、即ち BBP40)により得られたP40 30μgを0および21日目にBALB/ cマウス(5匹/群)に皮下注射した。免疫処置はどんなアジュバントも用いず に行った。最後の免疫処置から10日後に、抗P40ext抗体応答をELIS A法により個々の血清で評価した。表2は5サンプルで得られた力価の平均を示 している。陰性コントロールはいかなる抗P40ext抗体も含有していなかっ た。 これらの実験条件下で、P40recはP40extと同様に免疫原性である 。したがって、これら2つのタンパク質はBリンパ球と相互作用するBエピトー プを含んでいる。 1.b.Tリンパ球 P40extに対する遅延過敏症反応(HSR)は繰延べ足蹠膨脹試験により 測定した。BALB/cマウス(5匹/群)をどんなアジュバントもなしにP4 0ext100μgで皮下感作した。6〜10日後に、マウスを右後足蹠でP4 0ext100μg/20μlにより皮下刺激し、左後足蹠にはPBSを与えた 。足蹠の膨脹は24時間後に測定した。遅延過敏症は陰性コントロールで観察さ れない(非感作マウス5匹)。 表3で示された結果は、P40extで免疫されたマウスが足蹠で量的に高い 遅延過敏症反応を生じることを示している。HSR反応はTh1細胞を要する細 胞性免疫応答を表している。これから、P40extはMHC制限なしにTh1 応答を促進することができる少くとも1つのTエピトープを含んでいると結論付 られる。 1.3.マクロファージ マクロファージに対するP40extの効果は亜硝酸の産生により決定した。 マウス単球マクロファージであるRAW264.7細胞を異なる濃度のP40e xtの存在下37℃で72時間インキュベートした。細胞培養物の上澄中におけ る亜硝酸の量は、Griess-Ilosvay試薬を用いて比色分析により測定した。 亜硝酸の産生はマクロファージの活性化を反映し、これら細胞の抗微生物およ び抗腫瘍活性で重要な役割を果たす。得られたデータは、P40extがRAW 264.7細胞からの亜硝酸の産生を刺激することを示しており、P40ext がマクロファージを活性化することを証明している。 2.P40は、ペプチド(G1△C)用に、アジュバント効果を有したキャリア である 2.1.P40extと他のサポートとの比較 用いられるペプチドはG1△Cであって、これはRSVのタンパク質Gから得 られるペプチドである:(G174‐187△C)Trudel et al.,1991,J.Virol . 185:749-757 G1△Cに対する免疫応答の動態 C57B1/6マウス(5匹/群)を同一の免疫プロトコールに従い異なる形 のG1△Cで免疫処置した。異なる形のG1△Cにより誘導される抗体応答は、 実験の開示後に7、17、28、35および42日目に比較する。 抗G1△C応答は、マウスがより常法的にTT/G1△CまたはKLH/G1 △C+FAで免疫処置されたときよりも、それらがP40/G1△Cで免疫処置 されたときの方が著しく大きくて速い。P40/G1△Cの単回注射は、7日間 で1000の抗G1△C抗体力価になる。TT/G1△C+FAの場合、この力 価は28日間で得られる。28日間で3回の注射後に得られた最大応答(力価= 1/380000)は、KLH/G1△C+FAで得られる場合よりも約30倍 大きく、TT/G1△Cで得られる場合よりも70倍大きい。抗G1抗体力価は 42日目まで消失することなく持続する。 結論 G1△CペプチドをP40タンパク質に化学的にカップリングさせると、KL H/G1△C+FAまたはTT/G1△C参照モデルで得られる場合と同様に大 きな抗G1△C応答を誘導することができた。 得られた結果は、P40extがアジュバント効果を有したG1△C用のキャ リア分子であり、P40extが破傷風毒素よりも優れていて、組合せKLH+ Freund'sアジュバントと同じに良いことを証明している。 2.1.抗G1△Cペプチド抗体のイソタイプ分布 上記実験中に得られた血清のイソタイプはELISAにより決定した。表4は 1/250希釈で試験された5つの個別血清のA450値の平均を示している。 抗体イソタイプの分泌は、2つのサブセットTh1およびTh2に分けられる 、抗原特異的Th細胞のサブセットにより調節されることが示されている。Th 1クローンはIL‐2、IFNγおよびリンホトキシンを産生し、Th2クロー ンはIL‐4およびIL‐5を産生する。Th1およびTh2クローンは、抗原 特異的B細胞により各々IgG2a+IgG3およびIgG1+IgG2b+I gEの分泌を特異的に誘導する。表4に示されたデータは、IgG1+IgG2 bが抗G1△C抗体の2つの主要イソタイプであることを示していて、IgG2 aも表される。C57B1/6マウスにおいて、P40‐G1△CがTh1応答 よりも大きなTh2応答を生じると結論付けられる。 2.2.用量‐効果の検討 異なる濃度のP40ext‐G1△Cを0、10および21日目にBALB/ cマウス(5匹/群)に皮下注射した。最後の免疫処置から1週間後に、血液サ ンプルを採取し、抗G1△Cペプチド抗体応答を個々の血清でELISAにより 測定する。5サンプルの力価の平均を計算する。 図5はP40ext‐G1△Cに関する用量‐効果関係を示している。抗G1 △Cペプチド抗体応答を1μgのP40ext‐G1△Cで得る。最大抗体力価 は10〜50μgのP40ext‐G1△Cで観察される。 2.4.最良免疫プロトコールの決定 P40ext‐G1△C(G1△C 10μgに相当)を図6で示された日に BALB/cマウス(5匹/群)に皮下注射した。抗G1△Cペプチド抗体応答 は個々の血清でELISAにより測定する。4つの免疫プロトコールを試験した :1回の注射、0および14日目または0および21日目に2回の注射、0、2 1および40日目に3回の注射。最大の抗G1△Cペプチド抗体応答は3回の注 射で得られる。 3.P40extはタンパク質抗原(BBG2△C)向けに有効なアジュバント である P40extと化学的に複合化されたBBG2△C(G2△C 10μgに相 当)を0および21日目にBALB/cマウス(5匹/群)に皮下注射した。1 0日後に、抗G2△C抗体応答を個々の血清でELISAにより測定する。5サ ンプルの力価の平均は表5に示されている。陰性コントロールは抗G2△C抗体 を含んでいなかった。 BBG2△Cは弱い免疫原性である。Freund'sアジュバントを用いると、抗G 2△C抗体の力価を増加させる。BBG2△CがP40extと化学的に複合化 されているとき、抗G2△C抗体応答は約200倍増加する。したがって、P4 0extはタンパク質抗原向けに良いアジュバントである。 4.P40断片のアジュバント活性 BALB/cマウス(5匹/群)を、下記の組換えタンパク質で、0日目に皮 下注射し、21日目に刺激した:融合タンパク質BBP40G2△C、P40断 片No.8を含む融合タンパク質(BB8G2△C)、P40断片No.16を 含む融合タンパク質(BB16G2△C)およびP40断片No.18を含む融 合タンパク質(BB18G2△C)(G2△C 10μgに相当) 31日目に、抗G2△C、抗P40および抗BB抗体応答を個々の血清でEL ISAにより測定する。5つの個別血清の力価の平均を計算する。陰性コントロ ールは抗G2△C抗体を含んでいなかった。 この実験は、P40断片が完全タンパク質の性質を留めていることを示してい る。これは、抗BB抗体応答において特に著しい。 抗P40抗体応答は、P40の断片が用いられたときに著しく減少する。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1996年11月4日 【補正内容】 請求の範囲 1. Klebsiella pneumoniae のP40タンパク質の少くとも一部またはKleb siella pneumoniae のP40タンパク質と少くとも90%の相同率を有するタン パク質を含んでなることを特徴とする、宿主に投与されたときに分子の活性を改 善する、アジュバント物。 2. 配列番号2の配列を有するかまたはこの配列と少くとも90%の相同率 を有するタンパク質を含んでなる、請求項1に記載のアジュバント物。 3. K.pneumoniaeのP40タンパク質のアミノ酸1‐179に包含された配 列、またはK.pneumoniaeのP40タンパク質の配列のアミノ酸1‐179に包含 された配列と少くとも90%の相同率を有する配列からなる、請求項1または2 に記載のアジュバント物。 4. K.pneumoniaeのP40タンパク質のアミノ酸108‐179に包含され た配列、またはK.pneumoniaeのP40タンパク質のアミノ酸108‐179に包 含された配列と少くとも80%の相同率を有する配列からなる、請求項1または 2に記載のアジュバント物。 5. K.pneumoniaeのP40タンパク質のアミノ酸127‐179に包含され た配列、またはK.pneumoniaeのP40タンパク質の配列のアミノ酸127‐17 9に包含された配列と少くとも80%の相同率を有する配列からなる、請求項1 または2に記載のアジュバント物。 6. 配列番号2、4、6、または8のいずれか1つの配列を有する、タンパ ク質またはペプチド。 7. 分子の免疫原性を改善するためのアジュバントを製造するための、請求 項1〜6のいずれか一項に記載のアジュバンド物をコードするDNA配列の使用 。 8. 免疫原要素が抗原またはハプテンであり、アジュバントが請求項1〜6 のいずれか一項に記載のアジュバンド物を含んでなることを特徴とする、免疫応 答を増強させるアジュバントに結合された免疫原要素を含んでなるタイプの免疫 原複合体。 9. 免疫原要素が共有結合によりアジュバントに結合されてなる、請求項8 に記載の免疫原複合体。 10. 免疫原要素がRSVのGタンパク質の断片からなる、請求項8または 9に記載の免疫原複合体。 11. アジュバントに結合された免疫原要素が、血清タンパク質、特にヒト 血清アルブミンに対するレセプターであるタンパク質に融合されてなる、請求項 8〜10のいずれか一項に記載の免疫原複合体。 12. 抗原またはハプテンが請求項8〜11のいずれか一項に記載の複合体 の形で請求項1〜6のいずれか一項に記載のアジュバントに結合されてなること を特徴とする、抗原またはハプテンの免疫原性を増加させる方法。 13. 抗原またはハプテンが化学カップリングでアジュバントに結合されて なる、請求項12に記載の方法。 14. 抗原またはハプテンが遺伝子操作でアジュバントに融合されてなる、 請求項12または13に記載の方法。 15. 請求項8〜11のいずれか一項に記載の複合体を含有してなり、請求 項12〜14のいずれか一項に記載の方法により製造されることを特徴とする、 ワクチン。 16. 医薬としての、請求項7に記載のDNA配列。 17. 筋肉内または皮内経路により用いられるワクチンを製造するための、 請求項7に記載のDNA配列の使用。 18. a)界面活性剤と二価カチオンの塩を加えることによりリポ多糖を沈 降させて、上澄を回収し、 b)上澄からタンパク質を沈降させて、沈降物を再懸濁し、 c)陰イオン交換体で懸濁物をクロマトグラフィーに付して、アジュバント産 物を含有したフラクションを回収し、 d)陽イオン交換体でクロマトグラフィーに付して、アジュバント産物を含有 したフラクションを回収し、 e)リポ糖を本質的に含まないタンパク質の形でアジュバント産物を回収する ために、工程d)から得られたフラクションを濃縮する、 工程からなることを特徴とする、Klebsiella pneumoniae 属の細菌の膜から請求 項1〜6のいずれか一項に記載のアジュバント物を製造するための方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C12P 21/02 C12N 15/00 ZNAA (C12N 15/09 ZNA C12R 1:22) (72)発明者 ギアン ゴック,ティアン フランス国サン−ジュリアン−アン−ジュ ヌボワ、レ、プティ−ジュタン−ラトワ、 7

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. Klebsiella pneumoniae のP40タンパク質の少くとも一部またはKleb siella pneumoniae のP40タンパク質と少くとも80%の相同率を有するタン パク質を含んでなることを特徴とする、宿主に投与されたときに分子の活性を改 善する、アジュバント物。 2. 配列番号2を有するかまたはこの配列と少くとも80%の相同率を有す るタンパク質を含んでなる、請求項1に記載のアジュバント物。 3. K.pneumoniaeのP40タンパク質のアミノ酸1‐179に包含された配 列、またはK.pneumoniaeのP40タンパク質の配列のアミノ酸1‐179に包含 された配列と少くとも80%の相同率を有する配列からなる、請求項1または2 に記載のアジュバント物。 4. K.pneumoniaeのP40タンパク質のアミノ酸108‐179に包含され た配列、またはK.pneumoniaeのP40タンパク質の配列のアミノ酸108‐17 9に包含された配列と少くとも80%の相同率を有する配列からなる、請求項1 または2に記載のアジュバント物。 5. K.pneumoniaeのP40タンパク質のアミノ酸127‐179に包含され た配列、またはK.pneumoniaeのP40タンパク質の配列のアミノ酸127‐17 9に包含された配列と少くとも80%の相同率を有する配列からなる、請求項1 または2に記載のアジュバント物。 6. 配列配列2、4、6、または8のいずれか1つを有する、タンパク質ま たはペプチド。 7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載のアジュバンド物をコードする、D NA配列。 8. 免疫原要素が抗原またはハプテンであり、アジュバントが請求項1〜6 のいずれか一項に記載のアジュバンド物を含んでなることを特徴とする、免疫応 答を増強させるアジュバントに結合された免疫原要素を含んでなるタイプの免疫 原複合体。 9. 免疫原要素が共有結合によりアジュバントに結合されてなる、請求項7 に記載の免疫原複合体。 10. 免疫原要素がRSVのGタンパク質の断片からなる、請求項8または 9に記載の免疫原複合体。 11. アジュバントに結合された免疫原要素が、血清タンパク質、特にヒト 血清アルブミン、に対するレセプターであるタンパク質に融合されてなる、請求 項8〜10のいずれか一項に記載の免疫原複合体。 12. 抗原またはハプテンが、請求項8〜11のいずれか一項に記載の複合 体の形で請求項1〜6のいずれか一項に記載のアジュバントに結合されてなるこ とを特徴とする、抗原またはハプテンの免疫原性を増加させる方法。 13. 抗原またはハプテンが化学カップリングでアジュバントに結合されて なる、請求項12に記載の方法。 14. 抗原またはハプテンが遺伝子操作でアジュバントに融合されてなる、 請求項12または13に記載の方法。 15. 請求項8〜11のいずれか一項に記載の複合体を含有してなり、請求 項12〜14のいずれか一項に記載の方法により製造されることを特徴とする、 ワクチン。 16. 医薬としての、請求項7に記載のDNA配列。 17. 筋肉内または皮内経路により用いられるワクチンを製造するための、 請求項7に記載のDNA配列の使用。 18. a)界面活性剤と二価カチオンの塩を加えることによりリポ多糖を沈 降させて、上澄を回収し、 b)上澄からタンパク質を沈降させて、沈降物を再懸濁し、 c)陰イオン交換体で懸濁物をクロマトグラフィーに付して、アジュバント産 物を含有したフラクションを回収し、 d)陽イオン交換体でクロマトグラフィーに付して、アジュバント産物を含有 したフラクションを回収し、 e)リポ糖を本質的に含まないタンパク質の形でアジュバント産物を回収する ために、工程d)から得られたフラクションを濃縮する、 工程を含んでなることで特徴とする、Klebsiella pneumoniae 種の細菌の膜から 請求項1〜6のいずれか一項に記載のアジュバント物を製造するための方法。
JP8515107A 1994-11-07 1995-11-07 アジュバント効果を有したキャリアタンパク質、それを含んだ免疫原複合体、その製造方法、ヌクレオチド配列およびワクチン Pending JPH10508595A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR94/13306 1994-11-07
FR9413306A FR2726472B1 (fr) 1994-11-07 1994-11-07 Proteine porteuse a effet adjuvant, complexe immunogene la contenant, leur procede de preparation, sequence nucleotidique et vaccin
PCT/FR1995/001463 WO1996014415A1 (fr) 1994-11-07 1995-11-07 Proteine porteuse a effet adjuvant, complexe immunogene la contenant, leur procede de preparation, sequence nucleotidique et vaccin

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10508595A true JPH10508595A (ja) 1998-08-25

Family

ID=9468564

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8515107A Pending JPH10508595A (ja) 1994-11-07 1995-11-07 アジュバント効果を有したキャリアタンパク質、それを含んだ免疫原複合体、その製造方法、ヌクレオチド配列およびワクチン

Country Status (14)

Country Link
US (3) US6197929B1 (ja)
EP (1) EP0791063B1 (ja)
JP (1) JPH10508595A (ja)
AT (1) ATE287954T1 (ja)
AU (1) AU714423B2 (ja)
CA (1) CA2204510A1 (ja)
DE (1) DE69533961T2 (ja)
DK (1) DK0791063T3 (ja)
ES (1) ES2236718T3 (ja)
FR (1) FR2726472B1 (ja)
NZ (1) NZ296561A (ja)
PT (1) PT791063E (ja)
WO (1) WO1996014415A1 (ja)
ZA (1) ZA959416B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002539169A (ja) * 1999-03-15 2002-11-19 ピエール、ファーブル、メディカマン アジュバント効果を有する細菌膜分画

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2726472B1 (fr) 1994-11-07 1997-01-31 Pf Medicament Proteine porteuse a effet adjuvant, complexe immunogene la contenant, leur procede de preparation, sequence nucleotidique et vaccin
FR2748476B1 (fr) * 1996-05-07 1998-08-14 Pf Medicament Complexe immunogene, son utilisation, son procede de preparation et vaccin le contenant
FR2766192B1 (fr) * 1997-07-17 2001-07-13 Pf Medicament Epitopes du vrs et anticorps les comportant, utiles dans le diagnostic et la therapie
FR2776521B1 (fr) * 1998-03-27 2000-12-15 Pf Medicament Utilisation de conjugues p40 actifs par voie nasale
FR2785542B1 (fr) * 1998-11-06 2001-02-09 Pf Medicament UTILISATION D'UNE PROTEINE OmpA D'ENTEROBACTERIE, POUR LE CIBLAGE SPECIFIQUE D'UNE SUBSTANCE BIOLOGIQUEMENT ACTIVE QUI LUI EST ASSOCIEE VERS LES CELLULES PRESENTATRICES D'ANTIGENES TELLES QUE LES CELLULES DENDRITIQUES HUMAINES
FR2789588B1 (fr) * 1999-02-17 2001-05-04 Pf Medicament Utilisation d'une proteine ompa d'enterobacterie associee a un antigene dans une composition pharmaceutique destinee a generer ou accroitre une reponse cytotoxique antivirale, antiparasitaire ou antitumorale
FR2789902A1 (fr) * 1999-02-24 2000-08-25 Pf Medicament PROTEINE OmpA DE KLEBSIELLA PNEUMONIAE ASSOCIEE A LA CHAINE BETA DE L'HORMONE hCG OU A UN COMPOSE IMPLIQUE DANS LA PROLIFERATION DE CELLULES TUMORALES OU DANS LA FERTILITE, UTILE DANS UNE COMPOSITION PHARMACEUTIQUE
FR2790960B1 (fr) * 1999-03-15 2002-10-31 Pf Medicament Utilisation de fractions membranaires bacteriennes a activite immunostimulante dans le traitement de cancers, leurs procedes de preparation et les compositions pharmaceutiques les contenant
FR2798857B1 (fr) * 1999-09-23 2003-06-06 Pf Medicament Utilisation d'une proteine de membrane ompa d'enterobacterie associee a un peptide immunogene du vrs pour la preparation de vaccins administrables par voie nasale
FR2803302B1 (fr) * 2000-01-04 2004-12-10 Pf Medicament Procede de preparation d'un polypeptide soluble en solvant aqueux en absence de detergent
FR2808445A1 (fr) * 2000-05-04 2001-11-09 Pf Medicament Proteine omp associee a un lysat de cellules tumorales autologues et/ou heterologues
FR2809014A1 (fr) * 2000-05-16 2001-11-23 Pf Medicament Utilisation d'une proteine ompa d'enterobacterie comme agent antimicrobien
FR2816844A1 (fr) * 2000-11-17 2002-05-24 Pf Medicament Domaine periplasmique d'une proteine omp d'enterobacterie et son utilisation comme porteur et/ou adjuvant
FR2828106A1 (fr) * 2001-08-02 2003-02-07 Pf Medicament Utilisation d'une omp d'enterobacterie de faible masse moleculaire comme porteur et/ou adjuvant

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5194595A (en) * 1987-12-23 1993-03-16 The Upjohn Company Chimeric glycoproteins containing immunogenic segments of the glycoproteins of human respiratory syncytial virus
AU644470B2 (en) * 1990-08-31 1993-12-09 Pharmacia & Upjohn Company Hrsv vaccine
GB9200117D0 (en) * 1992-01-06 1992-02-26 Connaught Lab Production of recombinant chimeric proteins for vaccine use
FR2718452B1 (fr) * 1994-04-06 1996-06-28 Pf Medicament Elément d'immunogène, agent immunogène, composition pharmaceutique et procédé de préparation.
US6019982A (en) * 1994-08-26 2000-02-01 The Administrators Of The Tulane Educational Fund Mutant enterotoxin effective as a non-toxic oral adjuvant
FR2726472B1 (fr) * 1994-11-07 1997-01-31 Pf Medicament Proteine porteuse a effet adjuvant, complexe immunogene la contenant, leur procede de preparation, sequence nucleotidique et vaccin

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002539169A (ja) * 1999-03-15 2002-11-19 ピエール、ファーブル、メディカマン アジュバント効果を有する細菌膜分画

Also Published As

Publication number Publication date
AU4119996A (en) 1996-05-31
US6197929B1 (en) 2001-03-06
DE69533961D1 (de) 2005-03-03
EP0791063A1 (fr) 1997-08-27
EP0791063B1 (fr) 2005-01-26
FR2726472A1 (fr) 1996-05-10
ATE287954T1 (de) 2005-02-15
ZA959416B (en) 1996-06-06
US7408044B2 (en) 2008-08-05
DK0791063T3 (da) 2005-06-06
FR2726472B1 (fr) 1997-01-31
ES2236718T3 (es) 2005-07-16
CA2204510A1 (fr) 1996-05-17
WO1996014415A1 (fr) 1996-05-17
US20060034870A1 (en) 2006-02-16
PT791063E (pt) 2005-06-30
US6780420B1 (en) 2004-08-24
AU714423B2 (en) 2000-01-06
DE69533961T2 (de) 2006-01-05
NZ296561A (en) 2000-01-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4180590B2 (ja) クレブシエラ・ニューモニエ由来の免疫アジュバントタンパク質
WO2006024954A9 (en) Domains and epitopes of meningococcal protein nmb1870
JPH10504717A (ja) 肺炎双球菌感染症に対する免疫化のための肺炎双球菌多糖−組み換えニューモリシン結合体ワクチン類
CN113173977B (zh) 一种双功能抗原、其制备方法及应用
CN110845587B (zh) 一种定点突变的载体蛋白及其在制备疫苗中的用途
US7408044B2 (en) Carrier protein having an adjuvant effect
KR19990082265A (ko) 효모중에서 b군 나이세리아 멘인기티디스 외막(mb3)단백질을 발현시키는 방법 및 백신
JPH07506248A (ja) いずれの型にも属さないインフルエンザ菌の高分子表面タンパク
JP3236610B2 (ja) 豚胸膜肺炎用ワクチン
EP3357933B1 (en) Haemophilus influenzae fusion protein and construction method and use thereof
JPH10509325A (ja) 粘膜免疫を刺激する免疫原
JP7531141B2 (ja) 肺炎球菌表層タンパク質
JP2644625B2 (ja) インフルエンザ菌b型の外膜タンパク質p1およびペプチド類
JP3135060B2 (ja) ヘモフィルスインフルエンザb型菌の外皮膜タンパク質P2の部分断片を用いた接合体
CN107847578A (zh) 免疫原性组合物
JP3654512B2 (ja) 防御組換えhaemophilusinfluenzae(インフルエンザ菌)高分子量タンパク質をコードする核酸分子、形質転換ベクター、形質転換菌株ならびにそれらを用いたタンパク質の生産方法
CN120441710A (zh) Nhba重组蛋白
HK1229841A1 (zh) 源於细菌表面受体蛋白的免疫原性组合物和疫苗
HK1100949A (en) Immunogenic complexes, preparation method thereof and use of same in pharmaceutical compositions