JPH10512595A - 3−(1−ピペラジニル)−1,2−ベンズイソチアゾールを調製するための方法および中間物質 - Google Patents

3−(1−ピペラジニル)−1,2−ベンズイソチアゾールを調製するための方法および中間物質

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JPH10512595A JP9518005A JP51800597A JPH10512595A JP H10512595 A JPH10512595 A JP H10512595A JP 9518005 A JP9518005 A JP 9518005A JP 51800597 A JP51800597 A JP 51800597A JP H10512595 A JPH10512595 A JP H10512595A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、3−(1−ピペラジニル)−1,2−ベンズイソチアゾール又はその薬学的に許容することのできる塩の調製法及びこの方法に用いる新規な中間物質に関する。3−(1−ピペラジニル)−1,2−ベンズイソチアゾールは、ジプラシドン(ziprasidone)の調製に有用な鍵となる中間物質である。

Description

【発明の詳細な説明】 3−(1−ピペラジニル)−1,2−ベンズイソチアゾールを 調製するための方法および中間物質 発明の背景 本発明は、3−(1−ピペラジニル)−1,2−ベンズイソチアゾール又はそ の薬学的に許容することのできる塩の1つの調製法及びこの方法に用いる新規な 中間物質に関する。3−(1−ピペラジニル)−1,2−ベンズイソチアゾール は、5−(2−(4−(1,2−ベンズイソチアゾール−3−イル)−1−ピペ ラジニル)エチル)−6−クロロ−1,3−ジヒドロ−2H−インドール−2− オン(ジプラシドン(ziprasidone))の調製に有用な鍵となる中間物質である。 この化合物は、神経安定薬活性を有する。 参照によりその全体を本明細書に含めるものとする、1989年5月16日に 発行された米国特許第4,831,031は、一般式 (ここで、Arは、半水和物形態(以後゛半水和物゛)におけるベンズイソチアゾ ールである)を有する5−(2−(4−(1,2−ベンズイソチアゾール−3− イル)−1−ピペラジニル)エチル)−6−クロロ−1,3−ジヒドロ−2H− インドール−2−オン塩酸塩を開示している。 参照によりその全体を本明細書に含めるものとする、1994年5月17日に 発行された米国特許第5,312,925は、ジプラシドンの一水和物塩酸塩、 その調製法、ならびに精神病性疾患を治療する医薬組成物および方法に言及して いる。 参照によりその全体を本明細書に含めるものとする、1994年10月25日 に発行された米国特許第5,359,068は、ジプラシドンの調製法及びその ための中間物質に言及している。 参照によりその全体を本明細書に含めるものとする、1993年4月27日に 発行された米国特許第5,206,366は、水溶液をベースにしたジプラシド ン調製法に言及している。 1986年5月20日に発行された米国特許第4,590,196は、本発明 の方法により製造されるペナルティメート中間物質である1−(1,2−ベンズ イソチアゾール−3−イル)ピペラジンに言及している。 1994年8月9日公開された特公6,220,030は、ビス(2−シアノ フェニル)ジスルフィド誘導体と金属アミド類との反応、続いて酸化剤での処理 により得られる3−アミノ−1,2−ベンズイソチアゾール誘導体の調製法に言 及している。 発明の概要 本発明は、下記一般式の化合物に関する (ここで、R1は、 また、本発明は、下記一般式の化合物 (ここで、R1は、 とピペラジンとを約80℃から約170℃の温度で反応させることを含む、下記 一般式の化合物 を調製する方法に関する。好ましくは、R1は、一般式゛c゛の基である。好まし くは、ピペラジンの量は、一般式IIの化合物の量に相対して約2モル当量から 約15モル当量である。更に好ましくは、ピペラジンの量は、一般式IIの化合 物の量に相対して約10モル当量である。 本発明の好ましい態様は、ピペラジン清澄剤(clearing agent)の存在下で一 般式IIの化合物を一般式Iの化合物に変換する方法に関する。適切なピペラジ ン清澄剤は、イソプロパノール、ピリジンまたはt−ブタノール、好ましくはイ ソプロパノールである。好ましくは、ピペラジン清澄剤の約1.2容量(一般式 IIの化合物の重量に相対する割合(mL/gm)を用いる。 また、本発明の好ましい態様は、更に、チオール酸化剤の存在下で一般式II のこの化合物とピペラジンとを反応させることを含む、一般式IIの化合物(こ こで、R1は、 を一般式Iの化合物に変換する方法に関する。適切なチオール酸化剤は、ジメチ ルスルホキシド、空気、銅(II)塩、重亜硫酸塩、メタ重亜硫酸塩または過酸 化水素、好ましくはジメチルスルホキシドである。好ましくは、このチオール酸 化剤、即ちジメチルスルホキシドの量は、一般式IIの化合物に相対して2−4 モル当量である。 本発明の最も好ましい態様は、この一般式IIの化合物と、ピペラジン、ピペ ラジン清澄剤(最も好ましくはイソプロパノール)、およびチオール酸化剤(最 も好ましくはジメチルスルホキシド)とを反応させることを含む、一般式IIの 化合物(ここで、R1は、基゛c゛である)を一般式Iの化合物に変換する方法に 関する。 本明細書で用いる場合、゛ピペラジン清澄剤(clearing agent)゛とは、還流し た場合、反応容器の頭部空間および蒸発空間で凝固したピペラジンを溶解するこ とのできる溶媒を指す。当業者は、ピペラジンが、約108℃で凝固すること、 そのままでは、その温度以下である反応容器のいずれかの部分で凝固することを 認識している。また、当業者は、ピペラジン凝固を最も促進しそうな反応容器の 部分は、反応溶液の水準より上の部分であることが分かっている。 反応容器壁内に限定されるが反応容器内の溶液より上の部分は、反応領域内に 含まれ、反応容器の頭部空間と呼ばれる。蒸発空間とは、反応容器に連結した種 々の供給ラインの中及びその周りを指す。 本明細書で用いる場合、銅(II)塩とは、塩化銅(CuCl2)、臭化銅( CuBr2)または硫酸銅(CuSO4)を指す。 本明細書で用いる場合、重亜硫酸塩とは、重亜硫酸ナトリウム(NaHSO3 )または重亜硫酸カリウム(KHSO3)を指す。 本明細書で用いる場合、メタ重亜硫酸塩とは、メタ重亜硫酸ナトリウム(Na225)またはメタ重亜硫酸カリウム(K225)を指す。 詳細な説明 一般式Iの化合物およびジプラシドンは、以下の反応模式図および考察で述べ る通りに調製することができる。特に断らない限り、反応模式図および考察中の 一般式I、IIおよびIIaの化合物ならびに基R1は、上記で定義した通りで ある。 模式図1は、模式図2の方法により最終生成物ジプラシドンに変換することの できる一般式IまたはIaの中間物質の調製を表す。 模式図2に言及すると、R1である一般式IIの化合物は、商業的に入手可能であるか、または1994年8 月9日公開された特公6,220,030の方法により調製することができる。 R1である一般式IIの化合物は、一般式 の化合物と約1から約10当量のピペラジンとを反応させることにより調製する ことができ、好ましくは約2から約5当量のビペラジンを用いる。前述の反応の 温度は、約25℃から約105℃、好ましくは約65℃である。反応時間は、約 1時間から約20時間まで変えられ、好ましくは約2から約6時間である。 一般式Vの化合物は、反応に不活性な溶媒中の、オキシ塩化燐(POCl3) 、三塩化燐(PCl3)または五塩化燐(PCl5)のような塩素化剤約1から約 3 当量との反応により一般式 のアミドから調製する。好ましくは、約1.2当量のオキシ塩化燐を、塩素化剤 として用いる。適切な溶媒としては、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトア ミド、またはピリジンが挙げられ、好ましくはジメチルホルムアミドである。前 述の反応の反応時間は、約1から約5時間、好ましくは約3.5時間である。反 応は、約30℃から約100℃の温度、好ましくは約70℃で行う。 一般式VIの化合物は、商業的に入手可能である。 R1である一般式IIの化合物は、ビス(2−シアノフェニル)ジスルフィドと一般 式 の化合物とを反応に不活性な溶媒中で反応させることにより調製することができ る。反応に不活性な適切な溶媒としては、イソプロパノール、エタノール、また はテトラヒドロフランが挙げられ、好ましくはイソプロパノールである。前述 の反応の温度は、約50℃から約120℃である。前述の反応の反応時間は、約 1時間から約3時間、好ましくは約2時間である。 R1である一般式IIの化合物は、約2から約20当量のピペラジン(好ましくは無 水物)との反応により一般式Iの化合物に変換することができる。ピペラジンの 好ましい量は、一般式Iの化合物のピペラジン基の遊離のアミンのビス置換を最 小にするピペラジンの量である。好ましいR1である。上述のように、R1が一般式゛c゛の基である場合、ピペラジンの好まし い量は、約5から10当量、最も好ましくは約10当量である。前述の反応の温 度は、約76℃から200℃、好ましくは約120℃である。反応時間は、反応 を行う温度に依存して変える。反応温度が増加するにつれて反応時間は減少する 。反応を約80℃で行う場合、ほんの少量の生成物を2日後に形成する。反応を 約200℃で行う場合、容器は、ピペラジンおよび清澄剤の損失を防ぐために加 圧する必要があり、その結果、反応時間は約1時間である。反応を高温で行う場 合、 反応容器の内部圧力は、約50から60psiであり、そのままで、十分、市販 の反応容器の標準加圧能力の範囲内にある。反応を約120℃の理想的温度で行 う場合、反応時間は、約24時間である。 R1である一般式IIの化合物とピペラジンとの反応は、一般式 のチオール副生成物を生じさせる。 好ましい態様の反応は、一般式VIIの化合物の、R1である一般式IIの化合物へのその場での酸化を伴う。このその場での酸化は、 反応容器に約1から約10当量、好ましくは4当量の酸化剤を加えることにより 容易になる。好適な酸化剤としては、ジメチルスルホキシド、空気、銅(II) 塩、重亜硫酸塩、メタ重亜硫酸塩または過酸化水素が挙げられ、好ましくはジメ チルスルホキシドである。ジメチルスルホキシドが酸化剤である場合、好ましく は約2から5当量を反応に用いる。 別の好ましい態様の反応において、反応容器の頭部空間および蒸発ラインでピ ペラジンが凝固するのを防止するように約0.5から約5容量のピペラジン清澄 剤を反応容器に加える。好適なピペラジン清澄剤は、イソプロパノールもしくは t−ブタノール、ピリジン、トルエンまたはジグリム、好ましくはイソプロパノ ールのように約70℃から約130℃の範囲の沸点を有する。好ましくは約1. 2容量(一般式IIの化合物の重量に対する相対的割合(mL/gm))のピペ ラジン清澄剤を用いる。 一般式Iの化合物は、一般式Iの遊離塩基を極性溶媒中で一般式RHの薬学的 に許容することのできる酸で処理することにより、Rが、薬学的に許容すること のできる酸の薬学的に許容することのできるアニオン共役物である一般式Iaの 更に安定な薬学的に許容することのできる塩に変換することができる。一般式R Hの適切な酸は、非毒性の酸付加塩、例えば、塩化物、臭化物、沃化物、硝酸塩 、硫酸塩もしくは重硫酸塩、燐酸塩もしくは酸性燐酸塩、酢酸塩、乳酸塩、クエ ン酸塩もしくは酸性クエン酸塩、酒石酸塩もしくは重酒石酸塩、コハク酸塩、マ レイン酸塩、フマル酸塩、グルコン酸塩、糖酸塩、安息香酸塩、メタンスルホン 酸塩およびパモ酸塩[即ち、1,1´−メチレン−ビス−(2−ヒドロキシ−3 −ナフトエ酸塩)]のような薬学的に許容することのできるアニオンを含有する 塩を形成するものである。好ましくは、酸は、塩酸である。好適な溶媒としては 、メタノール、エタノール、イソプロパノールもしくはt−ブタノールのような 低級アルコール類、トルエン、ジエチルエーテルもしくはテトラヒドロフランの ようなエーテル類、または上記の溶媒の混合物が挙げられる。好ましくは、溶媒 は、イソプロパノールとトルエンの混合物である。 一般式IまたはIaの化合物のジプラシドンへの変換は、それぞれ1989年 5月16日、1993年4月27日および1994年10月25日に発行された 米国特許4,831,031、5,206,366または5,359,068に 記載の方法に従う。 模式図2は、1989年5月16日に発行された米国特許4,831,031 に記載の方法による一般式IまたはIaの化合物からのジプラシドンの調製を表 す。詳しくは、一般式IまたはIaの化合物を、Halが、フルオロ、クロロ、 ブロモまたはヨードである一般式IIIの化合物と反応させる。このカップリン グ反応は、通常、三級アミン塩基、例えばトリエチルアミンまたはジイソプロピ ルエチルアミンのような弱塩基の存在下、低級アルコール、例えばエタノール、 ジメチルホルムアミドまたはメチルイソブチルケトンのような極性溶媒中で行う 。好ましくは、反応は、触媒量の沃化ナトリウム、および炭酸ナトリウムのよう な塩酸塩の中和剤の更なる存在下で実施する。反応は、好ましくは、用いる溶媒 の還流温度で行う。 あるいは、模式図2は、1993年4月27日に発行された米国特許5,20 6,366の方法による一般式IまたはIaの化合物のジプラシドンへの変換も 表す。詳しくは、一般式IまたはIaの化合物を、Halが、フルオロ、クロロ 、ブロモまたはヨードである一般式IIIの化合物と反応させる。このカップリ ング反応は、ハロゲン化水素酸中和剤を含有する還流水中で行う。 あるいは、一般式Iの化合物は、1994年10月25日に発行された米国特 許5,359,068に記載の方法によりジプラシドンに変換することができる 。 詳しくは、一般式Iの化合物は、(C1−C6)アルカン酸の存在下で一般式 の化合物と反応して一般式 の化合物を形成することができる。 次いで、一般式IXの化合物を、還元剤で処理して一般式 の化合物を形成することができる。次いで、一般式Xの化合物を、一般式R2− CH2−CO23{ここで、R2は、CO23またはCNであり、R3は、(C1− C6)アルキルである}の化合物で処理して一般式 {ここで、R2は、CNまたはCO23であり、R3は、(C1−C6)アルキルで ある}の化合物を形成することができる。 次いで、一般式XIの化合物を、高温で酸で処理して一般式XI(ここで、R2 およびR3は、両方とも水素である)の化合物を形成することができる。 一般式XIの化合物は、次いで、酸性エステル化触媒の存在下、(C1−C6) アルカノールで処理して一般式XI{ここで、R2は水素であり、R3は(C1− C6)アルキルである}の化合物を形成することができる。 次いで、一般式XI{ここで、R2は、水素、CNまたはCO23であり、R3 は、水素または(C1−C6)アルキルである}の化合物は、還元剤で処理してジ プラシドンを形成することができるが、但し、R2が、CNまたはCO23であ り、R3が(C1−C6)アルキルである場合、還元生成物を酸と共に加熱する。 一般式Iの化合物をジプラシドンに変換する反応工程の特定の細部は、199 4年1025日に発行された米国特許5,359,068に見い出すことができ る。 ジプラシドン(半水和物または一水和物)は、上述の米国特許第4,831, 031または5,312,925(それぞれ半水和物および一水和物)に記載の 通りの精神安定薬として投与することができる。ヒト対象者への投与は、単独で あってもよいし、または、好ましくは標準製薬慣習により医薬組成物中で薬学的 に許容することのできる担体もしくは希釈剤と組み合わせてもよい。ジプラシド ン(半水和物または一水和物)は、経口的または静脈内もしくは筋肉内を含む非 経口的に投与することができる。好適な製薬担体としては、固形希釈剤または賦 形剤、および滅菌水溶液および種々の有機溶媒が挙げられる。医薬組成物は、次 いで、錠剤、散剤、トローチ剤、シロップ剤、および注射用液剤のような種々の 剤形で容易に投与される。これらの医薬組成物は、所望であれば、着香剤、結合 剤および医薬品添加物のような更なる成分を含有することができる。従って、経 口投与目的には、デンプン、アルギン酸および特定の複合珪酸塩類のような種々 の崩壊剤、ならびにポリビニルピロリドン、白糖、ゼラチンおよびアラビアゴム のような結合剤と共に、クエン酸ナトリウム、炭酸カルシウムおよび燐酸カルシ ウムのような種々の医薬品添加物を含有する錠剤を用いることができる。更には 、ステアリン酸マグネシウム、ラウリル硫酸ナトリウムおよびタルクのような滑 沢剤は、しばしば、錠剤化目的には有用である。また、同様の型の固形組成物を 、軟および硬ゼラチンカプセルに充填する賦形剤として用いることもできる。こ のために好ましい材料としては、ラクトースまたは乳糖および高分子量ポリエチ レングリコール類が挙げられる。経口投与用に水性懸濁剤またはエリキシル剤を 所望である場合、水、エタノール、プロピレングリコール、グリセリン及びそれ らの組み合わせのような希釈剤と共に、種々の甘味剤または着香剤、着色剤また は染料、ならびに、所望であれば、乳化剤または懸濁化剤とその中の必須の有効 成分とを組み合わせることができる。 非経口投与には、ゴマもしくは落花生油、水性プロピレングリコールまたは滅 菌水溶液中のジプラシドン(半水和物または一水和物)の液剤または懸濁剤を用 いることができる。このような水性液剤は、必要に応じて適切に緩衝化すべきで あり、液体希釈剤は、十分な生理食塩水またはブドウ糖で初めに等張にすべきで ある。これらの特定の水性液剤は、特に、静脈内、筋肉内、皮下および腹腔内投 与に適している。用いる滅菌水性媒体は、全て、当業者等に公知の標準技術によ り容易に入手可能である。 ジプラシドン(半水和物または一水和物)の効果的な用量は、意図する投与経 路ならびに、通常知られているような、対象者の年齢および体重のような他の因 子に依存する。 以下の実施例は、中間物質の調製および本発明の方法を具体的に説明する。市 販の試薬を、更に精製することなく用いた。融点は、未補正である。NMRのデ ータは、百万分率(δ)で報告しており、試料溶媒からのジュウテリウムロック シグナルと比較する。特に断らない限り、全ての質量スペクトルは、電子衝撃( EI、70eV)条件を用いて行った。特に断らない限り、クロマトグラフィー は、32−63μmのシリカゲルを用いて実施した、窒素加圧(フラッシュクロ マトグラフィー)条件下で行ったカラムクロマトグラフィーを指す。高圧液体ク ロマ (constaMetric)3200HPLC(サーモセパレーションプロダクト社(Thermo 60Å、3.9X150mmカラム(マック−モッドアナリティカル(Mac-Mod Analytical,Inc)社、チャッズフォード(Chadds Ford)、PA 19317)を HPLC分析に用いた(移動相:40%アセトニトリル、水酸化カリウム(KO H)でpH=6.0に調整した45%0.05M燐酸二水素カリウム(KH2P O4)、15%メタノール;1.0ml/分の流速;検出:UV229nm;注 入:10ul;試料を移動相中に調製する(0.05mg/ml))。室温は、 20−25℃を意味する。 実施例1 3−(1−ピペラジニル)−1,2−ベンズイソチアゾール塩酸塩 方法A ビス(2−シアノフェニル)ジスルフィド(20.0g、74.5ミリモル) 、無水ピペラジン(64.2g、745ミリモル)、ジメチルスルホキシド(1 2.8g、164ミリモル)、およびイソプロパノール(24mL)を、機械的 撹拌器、温度計、窒素注入口が上部についているコンデンサーおよび漂白洗浄器 に導くコネクターを備えた500mLの丸底フラスコに加えた。フラスコを窒素 置換した後、リアクタントを溶融し(約80℃)、次いで加熱還流した(110 −1 26℃)。還流で24時間後、赤みがかった溶液を薄層クロマトグラフィー(塩 化メチレン/イソプロパノール/トリエチルアミン、15:5:1で溶出)用に 採取したが、これは、反応が完了したことを示した。溶液を85−90℃に冷ま し、この時点で水(130mL)を加えた。その結果できたスラリーを30−3 5℃に冷ました。反応混合物を、次いで、減圧下(110mmでの沸点=50− 60℃)で濃縮して約30mLの留分を取り出した。留分を漂白剤で処理してジ メチルスルホキシド(DMS)を破壊した。ppm水準のジメチルスルホキシド を検出するのに選ばれるドラッガー(Drager)チューブ(ドレイゲルベックアグ ppm未満の残留DMSを含有することを示した。粗製反応混合物の試料をHP LCにより分析した。粗製反応混合物は、3−(1−ピペラジニル)−1,2− ベンズイソチアゾール(80%)、3,3´−(1,4−ピペラジニル)−ビス −1,2−ベンズイソチアゾール(4.6%)、および2−(1−ピペラジニル )ピラジン(4%)を含有した。イソプロパノール(28mL)および水(71 mL)を加えた後、スラリーを30℃に冷まし、0.5時間顆粒化し、次いで、 珪 −ビス−1,2−ベンズイソチアゾールを取り出した。濾過ケーキを、56mL のイソプロパノール/水(1:1)溶液で洗浄した。トルエン(170mL)を 温(32℃)濾液に加え、次いで、分離した水層を新たなトルエン(100mL )で洗浄した。合わせたトルエン層を、水(100mL)で洗浄し、次いで、脱 色 エン(60mL)ですすぎ、合わせた洗浄液および濾液を減圧下で90mLに濃 縮した。イソプロパノール(220mL)を濃縮物に加え、黄色がかった溶液を 20℃に冷ました。溶液のpHを、9.8mLの濃塩酸で徐々に3.5−4.0 に調整した。その結果できたスラリーを0−5℃に冷却し、1時間顆粒化し、次 いで濾過した。生成物のケーキを冷イソプロパノール(80mL)で洗浄し、次 いで40℃の真空で24時間乾燥した。標記化合物(43.2g)を、77.6 %の収率(98.5%のhplc純度)で淡黄色固形物として単離した。この固 形物の分光学的および物理的性質は、基準の試料(注:化合物は、強い刺激物で あ る)と同一である。1H NMR(D2O):δ 7.80(m,2 H),7.49(m,1 H),7.35(m,1 H ),3.58(m,4 H),および3.42(m,4 H). 13C NMR(ジメチルスルホキシド):δ 162.72,152.10,128.15,127.09,124.63 ,124.12,121.21,48.48,42.49. 実施例2 3−(1−ピペラジニル)−1,2−ベンズイソチアゾール・塩酸塩 ビス(2−シアノフェニル)ジスルフィド(5.00g、18.6ミリモル) 、無水ピペラジン(8.02g、93.2ミリモル)、およびイソプロパノール (5mL)を、窒素下で合わせ、加熱還流した(115℃)。黄色溶液を23時 間加熱還流(110−115℃)し、次いで、95℃に冷ました。水(30mL )を加え、その結果できた懸濁液を25℃に冷まし濾過した。濾過ケーキを12 mLの水/イソプロパノール溶液(2:1)で洗浄した。次いで、トルエン(5 0mL)を、合わせた洗浄液および濾液に加えた。トルエン層を分離し、水層を 更なるトルエン(25mL)で抽出した。合わせたトルエン層を水(20mL) で洗 で、減圧(700mmのHgで42℃)で12mLに濃縮した。イソプロパノー ル(30mL)を濃宿液に加え、次いで、pHを濃塩酸で4.4に調整した。そ の結果できたスラリーを0−5℃に冷却し、1時間顆粒化し、次いで濾過した。 生成物のケーキを冷イソプロパノール(10mL)で洗浄し、42℃で真空で乾 燥して3.22g(全体で34%の収率)の3−(1−ピペラジニル)−1,2 −ベンズイソチアゾールを得た。この生成物は、薄層クロマトグラフィーにより 単一のスポットであった。 水層のpHを濃塩酸で4.0に調整し、次いで、塩化メチレン(40mL)で 抽出した。塩化メチレン溶液を減圧下で油状物質に濃縮し、次いで、これをメタ ノール(19mL)に溶解した。溶液を氷浴中で冷却し、攪拌しながら10%過 酸化水素水溶液(7mL)を加えた。10分間攪拌後、薄層クロマトグラフィー は、反応が完了したことを示した。水(12mL)を加え、スラリーを、1.5 時間顆粒化した。生成物を濾過し、40℃の真空で乾燥して1.64グラム(3 3%の回収率)のビス(2−シアノフェニル)ジスルフィドをリサイクル用に回 収した。 実施例3 3−(1−ピペラジニル)−1,2−ベンズイソチアゾール塩酸塩 無水ピペラジン(49.4g、0.57モル)、およびt−ブタノール(10 mL)を、機械的攪拌器、温度計、窒素注入口が上部についているコンデンサー および圧力を等しくする滴下漏斗を備えた300mLの乾燥した丸底フラスコに 加えた。フラスコを窒素置換した後、油浴中で100℃に加熱した。t−ブタノ ール(10mL)中の3−クロロ−1,2−ベンズイソチアゾール(19.45 g、0.11モル)溶液を、添加漏斗に加え、次いで、反応フラスコに20分に わたって徐々に加えて発熱反応を温和にした(112−118℃)。一度添加が 終了したならば、黄色溶液を加熱還流し(121℃)、次いで、24時間還流で 維持した。薄層クロマトグラフィーは、反応が完了したことを示した。反応混合 物を85℃に冷まし、120mLの水を加えた。濁りのある溶液を濾過し、濾過 ケーキを、60mLのt−ブタノール/水(1:1)溶液ですすいだ。合わせた濾 液および洗浄液のpHを、50%水性苛性物質で12.2に調整した。水溶液を トルエン(200mL)で抽出し、層を分離し、水層を新たなトルエン(100 mL)で抽出した。合わせたトルエン層を水(75mL)で洗浄し、次いで、ト ルエン溶液を48℃の真空で90mLに濃縮した。イソプロパノール(210m L)を濃縮物に加え、次いで、7.6mLの濃塩酸でpHを徐々に3.8に調整 した。その結果できたスラリーを0℃に冷却し、45分間顆粒化し、次いで濾過 した。濾過ケーキを、冷イソプロパノール(50mL)で洗浄し、次いで、40 ℃の真空で乾燥して23.59g(80%収率)の3−(1−ピペラジニル)− 1,2−ベンズイソチアゾール塩酸塩をオフホワイトの固形物として得た。 実施例4 3−(1−ピペラジニル)−1,2−ベンズイソチアゾール 3−(2−シアノフェニルチオ)−1,2−ベンズイソチアゾール(0.25 g、0.93ミリモル)、無水ピペラジン(0.80g、9.32ミリモル)、 およびイソプロパノール(0.25mL)を、磁気攪拌棒、窒素注入口が上部に ついている還流コンデンサーおよび温度計を備えた6mLの丸底フラスコに加 えた。フラスコを窒素置換し、次いで、120℃の油浴中に浸して黄色還流溶液 を得た。116−120℃で25時間加熱した後、赤みがかった溶液を25℃に 冷まし、5mLのメタノールを加えた。薄層クロマトグラフィー(塩化メチレン /イソプロパノール/トリエチルアミン、15:5:1)は、反応が実質的に完 了したことを示した。粗反応溶液を、高圧液体クロマトグラフィーにより分析し たが、これは、3−(1−ピペラジニル)−1,2−ベンズイソチアゾールを7 0%の収率で形成したことを示した。 実施例5 3−(1−ピペラジニル)−1,2−ベンズイソチアゾール 無水ピペラジン(17.2g、0.20モル)およびイソプロパノール(3. 0mL)を、機械的攪拌器、温度計、窒素注入口が上部についているコンデンサ ーおよび添加漏斗を備えた丸底フラスコに加えた。一度フラスコを窒素置換し次 いで窒素下で維持したならば、混合物を90℃に加熱して溶液を得た。イソプロ パノール(2.0mL)中の1−(2−シアノフェニルチオ)ピペラジン(4. 38g、20.0ミリモル)の溶液を、温ピペラジン溶液に1時間にわたって徐々 に加えた。一度添加が終了したならば、溶液を24時間加熱還流した(118℃) 。赤みがかった溶液を室温に冷まし、次いで、HPLCにより分析した。3−( 1−ピペラジニル)−1,2−ベンズイソチアゾールを、HPLC測定により5 5%の収率で形成した。 実施例6 3−(2−シアノフェニルチオ)−1,2−ベンズイソチアゾール 方法A 15mLのテトラヒドロフラン中のビス(2−シアノフェニル)ジスルフィド (1.25g、4.66ミリモル)、無水ピペラジン(4.01g、46.6ミ リモル)、およびジメチルスルホキシド(0.80g、10.3ミリモル)を、 磁気攪拌棒、温度計および窒素注入口が上部についているコンデンサーを備えた 50mLの丸底フラスコに加えた。フラスコを窒素置換した後、混合物を25時 間加熱還流した(75℃)。反応混合物を25℃に冷まし、テトラヒドロフラン を減圧で除去した。その結果できた固形物を40mLの塩化メチレン/水(1; 1)混合物に溶解し、層を分離し、有機層を水(20mL)で洗浄した。塩化メ チレン溶液を蒸発させて粗製固形物(0.85g)を得、これをイソプロパノー ル(17mL)から結晶化して淡黄色結晶を得た。濾過後、生成物を40℃の真 空で乾燥して0.39g(31%収率)の3−(2−シアノフェニルチオ)−1 ,2−ベンズイソチアゾールを得た。融点115.5−117℃。1H NMR(CDCl3 ):δ8.03(m,1 H),7.92(m,1 H),7.77(m,1 H),7.70(m,1 H),7.57(m,2 H) ,および7.48(m,2H).13C NMR(CDCl3):δ 154.99,152.30,134.83,134.56,13 4.06,133.24,129.07,128.51,125.33,123.29,120.13,117.13および116.95 .C14H8N2S2から算定した理論値 C,62.66; H,3.00; N,10.44; S,23.90.測定 値:C,62.43; H,3.01; N,10.68; S,24.05.また、X線結晶構造も得て構造 を確立した。 実施例7 3−(2−シアノフェニルチオ)−1,2−ベンズイソチアゾール 方法B ビス(2−シアノフェニル)ジスルフィド(0.40g、1.48ミリモル) および2−メルカプトベンゾニトリル(0.20g、1.48ミリモル)を2m Lのイソプロパノール中で合わせ、窒素(N2)雰囲気下で25時間加熱還流し た(90℃)。3−(2−シアノフェニルチオ)−1,2−ベンズイソチアゾー ルを、HPLC測定により69%の収率で形成した。 実施例8 1−(2−シアノフェニルチオ)ピペラジン 無水ピペラジン(22.5g、261ミリモル)およびテトラヒドロフラン( 100mL)を窒素雰囲気下で合わせ、次いで、60−65℃に加熱した。3− クロロ−1,2−ベンズイソチアゾール(10.0g、59.0ミリモル)を、 温ピペラジン溶液に1時間にわたって除去に加え、次いで、その結果できた赤み がかった溶液を65℃で17時間加熱した。薄層クロマトグラフィー(酢酸エチ ル/ヘキサン類/トリエチルアミン、10:10:1)は、反応が完了したこと を示した。混合物を室温に冷ました後、濾過した。トルエン(100mL)を加 えた後、溶液を減圧(40℃)で半分の容量に濃縮した。トルエン溶液を水(1 0 0mL)で洗浄し、水層を新たなトルエン(25mL)で抽出した。合わせたト ルエン層を、減圧で約30mLに濃縮した。溶液を0−5℃に冷却した後、ヘキ サン類(50mL)を徐々に加えた。その結果できた結晶を0から5℃で1時間 顆粒化し、濾過し、ケーキを新たなヘキサン類(15mL)で洗浄した。固形物 を23℃で18時間乾燥した後、11.51グラム(89%収率)の黄色結晶固 形物(融点=67−71℃)を単離した。この粗製スルフェンアミドは、NMR 分析により約5%の1,4−ビス(2−シアノフェニルチオ)ピペラジンを含有 していた。標記スルフェンアミドを0から−10℃で貯蔵して、加熱または室温 での貯蔵による1,4−ビス(2−シアノフェニルチオ)ピペラジンへの緩慢な 変換を防止した。1H NMR(CDCl3):δ 7.63(m,1 H),7.56(m,3 H),7.21(m,1 H ),2.96(m,4 H),および2.87(m,4 H).13C NMR(CDCl3):δ 142.69,133.55,13 2.67,128.14,126.69,116.80,110.24,57.34,および47.06. HRMS測定値:220 .0878; C11H13N3Sから算定した理論値(FAB P + 1): 220.0908.
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 シネイ,テリー,ジー.ジュニア アメリカ合衆国06365コネチカット州プレ ストン市 ブランチ・ヒル・ロード 86 (72)発明者 ウォリンスキー,スタンリー,ダブリュ. アメリカ合衆国06355コネチカット州ミス ティック市 フィッシュタウン・ロード 361

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 下記一般式の化合物 (ここで、R1は、 2. 下記一般式の化合物 を調製する方法であって、下記一般式の化合物 (ここで、R1は、 である)とピペラジンとを約80℃から約170℃の温度で反応させることを含 む、前記方法。 3. R1である、請求項2に記載の方法。 4. 当該ピペラジンが、一般式IIの化合物の量に相対して約2モル当量か ら約15モル当量で存在する、請求項3に記載の方法。 5. 当該ピペラジンが、一般式IIの化合物の量に相対して約10モル当量 で存在する、請求項4に記載の方法。 6. 一般式IIの化合物とピペラジンとの反応をピペラジン清澄剤の存在下 で実施する、請求項5に記載の方法。 7. 当該ピペラジン清澄剤が、イソプロパノール、ピリジンまたはt−ブタ ノールである、請求項6に記載の方法。 8. 当該ピペラジン清澄剤が、イソプロパノールである、請求項7に記載の 方法。 9. 当該ピペラジン清澄剤、即ちイソプロパノールの量が、一般式IIの化 合物の重量に相対して約1.2容量であることを含む、請求項8に記載の方法。 10. 一般式IIの化合物(ここで、R1は、 である)とピペラジンとの反応をチオール酸化剤の存在下で実施する、請求項2 に記載の方法。 11. 当該一般式IIの化合物とピペラジンおよびチオール酸化剤との反応 を、ピペラジン清澄剤の存在下で実施する、請求項10に記載の方法。 12. R1である、請求項11に記載の方法。 13. 当該チオール酸化剤が、ジメチルスルホキシド、空気、銅(II)塩 、重亜硫酸塩、メタ重亜硫酸塩または過酸化水素である、請求項12に記載の方 法。 14. 当該ピペラジン清澄剤が、イソプロパノール、ピリジンまたはt−ブ タノールである、請求項13に記載の方法。 15. 当該ピペラジン清澄剤が、イソプロパノールである、請求項14に記 載の方法。 16. 当該チオール酸化剤が、ジメチルスルホキシドである、請求項15に 記載の方法。 17. 当該チオール酸化剤、即ちジメチルスルホキシドの量が、一般式II の化合物に相対して2−4モル当量であることを含む、請求項16に記載の方法 。 18. 当該ピペラジン清澄剤、即ちイソプロパノールの量が、一般式IIの 化合物の重量に相対して約1.2容量であることを含む、請求項17に記載の方 法。
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