JPH10513410A - 塩構造を含む架橋されたポリマー - Google Patents

塩構造を含む架橋されたポリマー

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JPH10513410A JP8523215A JP52321596A JPH10513410A JP H10513410 A JPH10513410 A JP H10513410A JP 8523215 A JP8523215 A JP 8523215A JP 52321596 A JP52321596 A JP 52321596A JP H10513410 A JPH10513410 A JP H10513410A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、成形品、特にコンタクトレンズを製造する方法(ここで、水溶性の架橋しうるポリマーは、溶液中で架橋される)、及びこの方法により得られる成形品、特にコンタクトレンズに関する。同様に、本発明は、架橋しうる基を含む単位、酸性基を含む単位、及び/又は塩基性基を含む単位を含む、新規な方法で用いることができる新規な架橋しうるポリマー、特に少なくとも2,000の分子量を有するポリビニルアルコールの誘導体、及びそれらの新規な架橋しうるポリマーから製造される架橋されたポリマー、ホモポリマーかコポリマー、並びに新規な架橋しうるポリマー、及びそれらから得られるホモポリマー及びコポリマーを製造する方法、該ホモポリマー又はコポリマーから製造される成形品、特に該ホモポリマー又はコポリマーから製造されるコンタクトレンズ、並びに該ホモポリマー又はコポリマーを用いるコンタクトレンズを製造するための方法に関する。

Description

【発明の詳細な説明】 塩構造を含む架橋されたポリマー 本発明は、成形品、特にコンタクトレンズの製造方法(この方法では、架橋し うる基、酸性基及び/又は塩基性基を含む架橋しうるポリマー又は混合物が溶液 中で架橋される)、及びこの方法により得られる成形品、特にコンタクトレンズ に関する。 本発明は、また、この架橋しうる方法において使用することができる、新規な 架橋しうるポリマー、特にポリマー鎖上に官能基例えばヒドロキシル基、又はポ リマー鎖中に官能基例えばイミノ基、又は架橋基を介してポリマー骨格に結合し た官能基を有する原料ポリマーに基づくポリマーに関し、これらの官能基は、架 橋しうる改質基又は他の改質基を有する化合物に共有結合可能である。これらの 原料ポリマーは、特に、ポリビニルアルコールのような1,2−及び/又は1, 3−ジオール構造を有するポリヒドロキシル化合物、又は酢酸ビニルのコポリマ ー、例えば塩化ビニル、N−ビニルピロリドンなどとのコポリマーの加水分解さ れたコポリマーである。これらは、特に、酸性基を含む単位に加えて、架橋しう る基を含む単位を含む架橋しうるポリマー、塩基性の基を含む単位に加えて、架 橋しうる基を含む単位を含む架橋しうるポリマー、及び、酸性基を含む単位と塩 基性基を含む単位に加えて架橋しうる基を含む単位を含む架橋しうるポリマー、 更に、新規な架橋しうるポリマーから製造された、ホモポリマー又はコポリマー である架橋された新規なポリマー、新規な架橋しうるポリマーとそれから得られ るホモポリマー及びコポリマーの製造方法、このホモポリマー又はコポリマーか ら製造される成形品、特に、これらのホモポリマー又はコポリマーから製造され るコンタクトレンズ、並びにこのホモポリマー又はコポリマーを用いるコンタク トレンズの製造 方法に関する。 新規な架橋しうるポリマーは、前記のように、架橋しうる基を有する単位を含 む必要がある。『架橋しうる基』という用語は、当業者に周知である従来の架橋 しうる基、例えば、光架橋又は熱架橋しうる基を意味する。特に、好適な架橋し うる基は、コンタクトレンズの製造に既に提唱されているものである。これらは 、限定的ではないが、特に、炭素−炭素二重結合を有する基である。しかしなが ら、好適である架橋しうる基の種類を示すために、単に例としてここで言及され ている架橋機構は、ラジカル重合、2+2付加環化、ディールス−アルダー反応 、ROMP(開環複分解重合)、加硫、カチオン架橋、エポキシ硬化である。 架橋しうる基を含む単位に加えて、新規な架橋しうるポリマーは、酸感応性を 有する基も含むか、又は塩基感応性を有する基を付加的に含む必要がある。 しかしながら、架橋しうるポリマーが3種すべての単位を含むこと、したがっ て、3種のすべての基(すなわち、架橋しうる基、酸性基及び塩基性基)が存在 することもまた可能である。この場合、ポリマーは分子内塩である。 架橋しうる基及び酸性基を含む単位、並びに架橋しうる基及び塩基性基を含む 単位を含有する架橋しうるポリマーが好ましいものとして与えらえる。この場合 、これらの2種の架橋しうるポリマーの混合物が、好ましく架橋される。 本発明は、特に、原料ポリマー骨格へのこれら単位の結合が共有的に起こり、 そのためにこれら基は不可逆的に結合している、架橋しうるポリマーに関する。 好適な原料ポリマーは、ここではポリヒドロキシル化合物に基づくすべ てのポリマー、特に1,3−ジオール骨格を有するもの、特にポリビニルアルコ ールである。 この種のポリビニルアルコールにおいて、本発明に従い、1,3−ジオール単 位のある割合は改質されて、架橋しうる基又は酸性基若しくは塩基性基を含む基 を2位に有する1,3−ジオキサンを与える。これらの基は、特に、架橋しうる 基又は窒素原子に結合した酸性基を有するアミノアルキル基である。同様に、本 発明は、前記架橋しうるポリマーの架橋されたホモポリマー及びコポリマー、新 規な架橋しうるポリマーとそれらから得られる前記ホモポリマー及びコポリマー の製造法、前記ホモポリマー又はコポリマーから得られる成形品、特に、これら のホモポリマー又はコポリマーから得られるコンタクトレンズ、並びに、前記ホ モポリマー又はコポリマーを用いるコンタクトレンズの製造方法に関する。 新規な架橋しうるポリマーは、好ましくは、架橋しうる基を含む単位として、 特に式(I) (式中、Rは、12個までの炭素原子を有するアルキレンであり、R1は、水素 又は低級アルキルであり、R2は、好ましくは25個までの炭素原子を有する、 オレフィン性不飽和の、電子吸引性である共重合しうる基であり、そしてR3は 、水素、C1−C6アルキル基又はシクロアルキル基である)で示される単位を含 む、少なくとも約2,000の平均分子量 を有するポリビニルアルコール誘導体である。 R2は、例えば、式:R4−CO−(式中、R4は、2〜24個、好ましくは2 〜8個、特に好ましくは2〜4個の炭素原子を有する、オレフィン性不飽和の、 共重合しうる基である)で示されるオレフィン性不飽和アシル基である。 別の態様としては、基R2は、式(II) (式中、qは、0又は1であり、R4及びR5は、相互に独立して、2〜8個の炭 素原子を有する低級アルキレン、6〜12個の炭素原子を有するアリーレン、6 〜10個の炭素原子を有する2価の飽和脂環式基、7〜14個の炭素原子を有す るアリーレンアルキレン若しくはアルキレンアリーレン、又は13〜16個の炭 素原子を有するアリーレンアルキレンアリーレンであり、そしてR4は、前記の 通りである)で示される基である。 式(I)の好ましい単位は、式(III) (式中、Rは、低級アルキレンであり、R1は、水素又は低級アルキルであり、 pは、0又は1であり、qは、0又は1であり、R4は、2〜8個の炭素原子を 有する、オレフィン性不飽和の、架橋しうる基であり、 そしてR5及びR6は、相互に独立して、2〜8個の炭素原子を有する低級アルキ レン、6〜12個の炭素原子を有するアリーレン、6〜10個の炭素原子を有す る2価の飽和脂環式基、7〜14個の炭素原子を有するアリーレンアルキレン若 しくはアルキレンアリーレン、又は13〜16個の炭素原子を有するアリーレン アルキレンアリーレンである)で示される単位である。 アルキレンRは、12個まで、好ましくは8個までの炭素原子を有し、かつ、 直鎖状又は分岐鎖状であってもよい。好適例には、オクチレン、ヘキシレン、ペ ンチレン、ブチレン、プロピレン、エチレン、メチレン、2−プロピレン、2− ブチレン及び3−ペンチレンが含まれる。低級アルキレンRは、好ましくは、6 個まで、特に好ましくは4個までの炭素原子を有する。メチレン及びブチレンが 特に好ましい。 R1は、好ましくは、水素又は7個まで、特に4個までの炭素原子を有する低 級アルキルであり、特に水素が好ましい。 低級アルキレンR5又はR6は、好ましくは2〜6個の炭素原子を有し、特に直 鎖状である。好適例には、プロピレン、ブチレン、ヘキシレン、ジメチルエチレ ンが含まれ、特にエチレンが好ましい。 アリーレンR5又はR6は、好ましくは、非置換であるか、又は低級アルキル若 しくは低級アルコキシで置換されているフェニレンであり、特に、1,3−フェ ニレン又はメチル−1,4−フェニレンが好ましい。 2価の飽和脂環式基R5又はR6は、好ましくは、シクロヘキシレン又はシクロ ヘキシレン(低級アルキレン)、例えば、シクロヘキシレンメチレンであり、そ れらは、非置換であるか又は1個以上のメチル基により置換されており、例えば 、トリメチルシクロヘキシレンメチレン、2価の イソホロン基である。 アルキレンアリーレン又はアリーレンアルキレンR5又はR6のアリーレン単位 は、好ましくは、非置換であるか、又は低級アルキル若しくは低級アルコキシで 置換されたフェニレンであり、また、そのアルキレン単位は、好ましくは、メチ レンやエチレンのような低級アルキレンであり、特にメチレンが好ましい。した がって、このタイプの基R5又はR6は、好ましくは、フェニレンメチレン又はメ チレンフェニレンである。 アリーレンアルキレンアリーレンR5又はR6は、好ましくは、アルキレン単位 中に4個までの炭素原子を有するフェニレン(低級アルキレン)フェニレンであ り、例えばフェニレンエチレンフェニレンである。 基R5又はR6は、好ましくは、相互に独立して、2〜6個の炭素原子を有する 低級アルキレン、非置換若しくは低級アルキル置換のフェニレン、非置換若しく は低級アルキル置換の、シクロヘキシレン若しくはシクロヘキシレン(低級アル キレン)、又はフェニレン(低級アルキレン)、(低級アルキレン)フェニレン 、若しくはフェニレン(低級アルキレン)フェニレンである。 本発明の目的のために、基と化合物に関する『低級』の用語は、別のものを定 義しない限り、7個まで、好ましくは4個までの炭素原子を有する基又は化合物 を意味する。 低級アルキルは、特に、7個まで、好ましくは4個までの炭素原子を有し、例 えば、メチル、エチル、プロピル、ブチル又はtert−ブチルである。 低級アルコキシは、特に、7個まで、好ましくは4個までの炭素原子を有し、 例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ又はtert− ブトキシである。 2〜24個の炭素原子を有するオレフィン性不飽和の共重合しうる基R4は、 好ましくは2〜24個、特に2〜8個、特に好ましくは2〜4個の炭素原子を有 するアルケニルであり、例えば、エテニル、2−プロペニル、3−プロペニル、 2−ブテニル、ヘキセニル、オクテニル又はドデセニルである。エテニルと2− プロペニルが好ましく、そのため、基−CO−R4は、アクリル酸若しくはメタ クリル酸のアシル基である。 2価の基−R5−NH−CO−O−は、qが1である場合に存在し、qが0で ある場合には存在しない。qが0である架橋しうる基を含むポリマーが好ましい 。 2価の基−CO−NH−(R5−NH−CO−O)q−R6−O−は、pが1で ある場合に存在し、pが0である場合に存在しない。pが0である架橋しうる基 を含むポリマーが好ましい。 pが1である架橋しうる基を含む単位を含有するポリマーにおいて、記号qは 好ましくは0である。pが1であり、記号qが0であり、そしてR5が低級アル キレンである架橋しうる基を含むポリマーが特に好ましい。 Rが6個までの炭素原子を有する低級アルキレンであり、pが0であり、そし てR4が2〜8個の炭素原子を有するアルケニルである、式(III)の単位が好ま しい単位である。 したがって、架橋しうる基を含む単位を含有する更に好ましいポリマーは、特 に、Rが6個までの炭素原子を有する低級アルキレンであり、pが1であり、q が0であり、R6が2〜6個の炭素原子を有する低級アルキレンであり、そして R4が2〜8個の炭素原子を有するアルケニルであ る、式(III)の単位を含むか、又はRが6個までの炭素原子を有する低級アル キレンであり、pが1であり、qが1であり、R5が2〜6個の炭素原子を有す る低級アルキレン、非置換若しくは低級アルキル置換のフェニレン、非置換若し くは低級アルキル置換の、シクロヘキシレン若しくはシクロヘキシレン(低級ア ルキレン)、又はフェニレン(低級アルキレン)、(低級アルキレン)フェニレ ン、若しくはフェニレン(低級アルキレン)フェニレンであり、R6が2〜6個 の炭素原子を有する低級アルキレンであり、そしてR4が2〜8個の炭素原子を 有するアルケニルである、式(III)の単位を含むものである。 架橋しうる基を含む単位に加えて、架橋しうるポリマーは、本発明に従い、酸 感応性を有する基を含む単位及び/又は塩基感応性を有する基も含む単位を含む 。 塩基感応性を有する基を含む単位は、例えば、塩基性基が、第一級、第二級若 しくは第三級アミン基又は第四級アンモニウム基である単位である。 このような単位の例は、式(IV): 〔式中、 R及びR3は、式(I)で定義したものと同義であり、 R7は、塩基性の第一級、第二級若しくは第三級アミノ基、又は式(V): (式中、 R’は、水素、又は相互に独立して、C1−C4アルキル基であり、そして Xは、対イオン、例えばHSO4 -、F-、Cl-、Br-、I-、CH3COO-、 OH-、BF-又はH2PO4 -である)で示される第四級アミノ基である] で示されるそれらである。Rは、好ましくは低級アルキレン、特にメチレン又は エチレンである。 基R7は、特に、アミノ、モノ−若しくはジ(低級アルキル)アミノ、モノ− 若しくはジフェニルアミノ、(低級アルキル)フェニルアミノ又は複素環中に導 入された第三級アミノ、例えば、 である。 式(V)の基は、好ましくは、R’が水素又はC1−C3アルキルであり、Xが ハロゲンイオン、酢酸イオン又は亜リン酸イオンであるものであり、例えば、 である。 R7は、特に好ましくはNH2、又は、R3が水素であり、Xがハロゲンイオン であり、したがって、式(V)は、例えばNH3 +Cl-であ る。 酸性基を有する単位は、例えば、一塩基性、二塩基性、三塩基性、脂肪族又は 芳香族酸、有機酸、飽和若しくは不飽和酸から誘導された、スルホン酸基又は− COOH基である単位である。 この単位は、好ましくは、式(VI): (式中、 R及びR3は、式(I)で定義したものと同義であり、そして R8は、一塩基性、二塩基性又は三塩基性の脂肪族又は芳香族の、飽和若しく は不飽和有機酸又はスルホン酸である) で示される単位である。 好ましい基R8は、例えば、クロロ酢酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸 、ピメリン酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、シトラコン酸、アクリル酸 、メタクリル酸、フタル酸及びトリメリット酸から誘導される。 式(I)、(IV)又は(VI)の単位に加えて、新規な水溶性のポリマーは、更 なる改質基単位を含んでいてもよい。このような改質基の多くの可能性のうち、 以下のものを例として記載する: 架橋しうる基を含む別の単位は、例えば、式(A)及び(B): (式中、 R1及びR2は、アミノ酸基の一部を構成し、相互に独立して、水素、C1−C8 アルキル基、アリール基又はシクロヘキシル基であり、これらの基は、非置換で あるか、又はモノ置換若しくはポリ置換されており、 R3は、水素又はC1−C4アルキル基であり、そして R4は、−O−又は−NH−架橋基である) で示されるものである。 架橋しうる基を含む別の単位は、例えば、式(C): (式中、 Rは、C1−C12アルカン、好ましくはC1−C6アルカンの、直鎖状又は分岐 鎖状である2価の基であり、 R1は、水素、C1−C6アルキル基又はシクロアルキル基、好ましくはシクロ ヘキシル基であり、 R2は、水素又はC1−C6アルキル基であり、 R3は、n=0の場合は−C(R4)=CH2の基であり、n=1の場合は−C( R16)(R17)−の架橋基であり、 R4は、水素又はC1−C4アルキルであり、 nは、0又は1、好適には0であり、そして R16及びR17は、相互に独立して、水素、直鎖状若しくは分岐鎖状のC1−C8 アルキル、アリール、好ましくはフェニル、又はシクロヘキシルである) で示されるものであるか、又は式(D) (式中、 R15は、水素又はC1−C4アルキル基、特にCH3であり、そして pは、0〜6、好ましくは0〜2、特に0である) で示されるものである。 結合された光開始剤を含む単位は、特に式(E): 〔式中、 BRは、−NH−CO−(−CH2−)o−又は−N(R7)−(−CH2−)r −の架橋基又は式: を有するそれらの第四級塩であり、 PIは、例えばベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベン ゾインイソプロピルエーテル及びベンゾインフェニルエーテルのようなベンゾイ ンエーテル、及びベンゾインアセタートのようなベンゾイン類;アセトフェノン 、2,2−ジメトキシアセトフェノン及び1,1−ジクロロアセトフェノンのよ うなアセトフェノン類;ベンジル、ベンジルジメチルケタール及びベンジルジエ チルケタールのようなベンジルケタール類;2−メチルアントラキノン、2−エ チルアントラキノン、2−tert−ブチルアントラキノン、1−クロロアントラキ ノン及び2−アミルアントラキノンのようなアントラキノン類;更に、ベンゾフ ェノン 及び4,4’−ビス(N,N’−ジメチルアミノ)ベンゾフェノンのようなベン ゾフェノン類;チオキサントン類及びキサントン類;アクリジン誘導体;フェナ ジン誘導体;キノキサリン誘導体;並びに1−アミノフェニルケトン、及び、特 に1−ヒドロキシフェニルケトン、特に式: のものであり、 前記式中、 Xは、−O−、−S−又は−N(R12)−であり、 Yは、HSO4 -、F-、Cl-、Br-、I-、CH3COO-、OH-、BF4 -又 はH2PO4 -のような対イオンであり、 R3は、水素、C1−C6アルキル基又はシクロアルキル基であり、 R7は、水素;非置換若しくは置換の直鎖状若しくは分岐鎖状のC,−C12ア ルキル;−(CH2r−PI基若しくは−CO−R13基(ここで、R13は、非置 換又は−COOH置換の直鎖状若しくは分岐鎖状のC1−C6アルキル又はアクリ ルアミドである)、又は非置換のC3−C8オレフィンの直鎖状若しくは分岐鎖状 の基であり、 R8は、水素、又はR7が−CO−R13でない限り、非置換若しくは置換の直鎖 状若しくは分岐鎖状のC1−C4アルキルであり、 R9は、非置換若しくは置換の直鎖状若しくは分岐鎖状のC1−C6アルキル、 非置換若しくは置換の直鎖状若しくは分岐鎖状のC1−C6アルコキシ、6員環の 炭素環若しくは複素環、又はC3−C8オレフィンの非置換の直鎖状又は分岐鎖状 の基であり、 R10は、式:−OR14又は−N(R15)(R16)の基であり、 R11は、非置換若しくは置換の直鎖状若しくは分岐鎖状のC1−C6アルキル、 6員環の炭素環若しくは複素環、非置換の直鎖状若しくは分岐鎖状のC3−C8オ レフィン基、又はアリール基(ここで、R9とR11は、一緒になって、環化し5 −又は6−員環の炭素環を形成してもよい)であり、 R12は、水素又は非置換の直鎖状若しくは分岐鎖状のC1−C4アルキルであり 、 R14は、水素あるいは非置換若しくは置換の直鎖状若しくは分岐鎖状のC1− C4アルキルであり、 R15及びR16は、相互に独立して、非置換の直鎖状若しくは分岐鎖状のC1− C4アルキルであるか、又はR15とR16は、一緒になって、5−又は6−員環の 複素環を形成してもよく、 mは、0又は1であり、 nは、1〜12の数であり、 oは1〜6の数であり、そして rは、2〜6の数であり、 置換された基は、特にC1−C4アルキル又はC1−C4アルコキシで置換されて いるが、但し −BR架橋基が第四級塩である場合、nは、2〜12の数であり; −R9がC1−C6アルコキシ基である場合、R14は、水素でなく;そして −n=1の場合、R7は、−CO−R13である〕 で示されるそれらである。 ウレタンを介して結合した架橋しうる基又はウレタンを介して結合した更なる 改質基を含む単位の例は、式(F)又は(G): 〔式中、 Uは、−X−O−CO−C(R2)=CH2又は−Y−NH−CO−O−Z−O −CH= CH2の基であり、 Xは、2〜12個の炭素原子を有する架橋基、特に脂肪族、脂環式又は芳香族 の架橋基、特にアルキレン、シクロヘキシレン又はフェニレン(ここで、これら は、非置換であるか、特に低級アルキルで置換されている) であり、 R2は、水素又はC1−C4アルキル基であり、 Yは、Xと同様な好適なものを有する、7〜12個の炭素原子を有する架橋基 であり、 Zは、酸素原子で1回以上中断されてもよいC2−C12アルキレン架橋基であ り、そして Aは、1〜18個の炭素原子を有する有機基、特に脂肪族、脂環式又は芳香族 の基、特にアルキル、シクロアルキル若しくはフェニル(ここで、これらは、非 置換であるか特に低級アルキルで置換されている)である〕 で示されるそれらである。 共有結合された反応性染料基を含む単位の例は、式(H)、(I)、 (J)又は(K): 〔式中、 RF’は、下記式: の基であり、 Dは、有機染料の基であり、 R14は、2価の電子吸引性基であり、 Uは、水素又はハロゲンであり、 Rは、C1−C12アルカンの2価の基であり、 R1は、水素又はC1−C4アルキルであり、 R3は、水素、C1−C6アルキル又はシクロアルキルであり、 そして Yは、−O−又は−N(R1)−である〕 で示されるそれらである。 本発明に用いられる架橋しうるポリマー(プレポリマー)は、1種以上の異なる 架橋しうる基を含む単位、及び、所望により、更なる改質基、反応性染料基及び 光開始剤などを含む単位を、原料ポリマーの官能基、例えばポリビニルアルコー ルのヒドロキシ基の数に基づいて、約0.5〜80%、好適には1〜50%、好 都合には1〜25%、特に2〜15%、特に好適には2〜10%の総量で含んで いる。 本発明の方法に従って架橋することができ、コンタクトレンズの製造を企図さ れている架橋しうるポリマー(プレポリマー)は、特に、約0.5〜約25%、 特に約1〜15%、特に好適には約2〜12%のこれらの単位を含んでいる。 本発明に従って誘導されうるポリヒドロキシル化合物、特にポリビニルアルコ ールは、好ましくは、少なくとも2,000の平均分子量を有する。これらの分 子量の上限は、1,000,000までである。それらは、好適には300,0 00まで、特に100,000まで、なお特に好ましくは約50,000までの 分子量を有する。 本発明の目的にとって適切なポリヒドロキシ化合物、特にポリビニルアルコー ルは、通常、主としてポリ(2−ヒドロキシ)エチレン構造を有している。しか しながら、本発明に従って誘導されたポリビニルアルコールは、例えば、酢酸ビ ニルービニレンカーボナートコポリマーのアルカリ加水分解によって得ることが できる、1,2−ジヒドロキシエチレンのコポリマー単位のような1,2−グリ コールの形態で、ヒドロキシル基をも含んでいてもよい。 更に、本発明に従って誘導されるポリビニルアルコールは、エチレン、プロピ レン、アクリルアミド、メタクリルアミド、ジメタクリルアミド、ヒドロキシエ チルメタクリラート、メチルメタクリラート、メチルアクリラート、エチルアク リラート、ビニルピロリドン、ヒドロキシエチルアクリラート、アリルアルコー ル、スチレン又は通常用いられる同様なコモノマーのコポリマー単位を少しの割 合、例えば20%まで、好適には5%までを含んでいてもよい。 原料ポリマーとして使用されうるポリビニルアルコール(PVA)は、市販さ れているポリビニルアルコール、例えばAir Products社の製品Vinol(登録商標 )107(MW=22,000〜31,000、98−98.8%加水分解物)、P olysciences 4397(MW=25,000、98.5%加水分解物)、Chan Chun 社の製品BF 14 、DuPont社の製品Elvanol(登録商標)90-50及びUnitika 社の製品 UF-120である。その他のメーカーは、例えばNippon Gohsei〔Gohsenol(登録商 標)〕、Monsanto〔Gelvatol(登録商標)〕、Wacker〔Polyviol(登録商標)〕 又は日本のメーカーのKuraray、Denki 及びShin-Etsu である。しかしながら、H oechst 社の製品Mowiol(登録商標)、特に3-83,4-88,4-98,6-88,6-98,8-8 8,8-98,10-98,20-98,26-88 及び40-88 型のMowiolを用いるのが好都合であ る。 PVAは、ポリ酢酸ビニルの、塩基性又は酸性の部分的又はほとんど完全な加 水分解により調製される。 上記のように、例えば加水分解されたエチレン−酢酸ビニル(EVA)、又は 塩化ビニル−酢酸ビニル、N−ビニルピロリドン−酢酸ビニル及びマレイン酸無 水物−酢酸ビニルとして得られる、加水分解又は部分加水分解の酢酸ビニルのコ ポリマーを用いることも可能である。 ポリビニルアルコールは、通常、相当するホモポリマー性のポリ酢酸ビニルの 加水分解により製造される。好適な実施態様において、本発明に従って誘導され るポリビニルアルコールは、ポリ酢酸ビニル単位を50%未満、特にポリ酢酸ビ ニル単位を20%未満で含んでいる。本発明に従って誘導されるポリビニルアル コールの残留アセタート単位の好適な量は、ビニルアルコール単位及びアセター ト単位の総量に基づいて、約2〜20%、好適には約2〜16%、特に2〜12 %、特に0.5〜3%である。 式(I)及び(IV)、式(I)及び(VI)、並びに式(I)、(IV)及び(VI) を含む架橋しうる単位は、それ自体既知の方法で製造することができる。例えば 、式(VII): の単位を含む少なくとも約2,000の分子量を有するポリビニルアルコールを 、ポリビニルアルコールのヒドロキシル基の数に基づいて、約0.5〜80%の 、式(VIII)及び式(IX)及び/又は式(X): (式中、R’及びR”は、相互に独立して、水素、低級アルキル又はアセチル若 しくはプロピオニルのようなアルカノールであり、そして他の記号R、R1、R2 、R3、R7及びR8は、式(I)、(IV)及び(VI)で定義したものと同義であ る)で示される化合物と、特に酸性の媒質中で、ワンポット法で反応させること により製造することができる。 用いられるアセタール及びケタールは、また、相当するアルデヒド又はケトン により置き換えることができる。 式(VIII)、(IX)及び(X)のアセタール/ケタールの幾つかは既知で あり、それ自体既知の方法で製造することができる。 ポリビニルアルコールに基づくコンタクトレンズは、既に開示されている。例 えば、架橋しうる基を含む幾つかの特定のアセタールが既に開示されている。こ の点について、本発明者は、例えばEP201,693 、EP215,245 及びEP211,432 を引 用する。特に、EP201,693 は、C3−C24オレフィン性不飽和の有機基で置換さ れた末端アミノ基を有し、2〜11個の炭素原子を有する分岐していないアルデ ヒドのアセタールを記載している。この有機基は、窒素原子から電子を吸引する 官能性を有し、更にオレフィン性不飽和の官能基は重合性である。EP201,693 は 、また、前記アセタールと、1,2−ジオール、1,3−ジオール、ポリビニル アルコール又はセルロースとの反応生成物を特許請求している。加えて、ポリマ ーが酸性官能基及び/又は塩基性官能基を含む単位を付加的に含有してもよい。 EP201,693 のアセタールのーつは、特に、その特許出願の実施例17に記載さ れているように、ともかく、例えばポリビニルアルコールと関連して記載されて いるとしても、そのオレフィン基を介して重合することができるアセタールは、 例えば酢酸ビニルと最初に共重合される。次いで、得られたコポリマーは、ポリ ビニルアルコールと反応し、固形物含量37%、pH5.43及び粘度11,6 40cps を有するエマルションを与える。 驚くべきことであるが、架橋しうる基を含む単位、酸性基を含む単位及び/又 は塩基性基を含む単位を含有する新規な架橋しうるポリマーは、極めて安定であ る。これは、高度に官能性のアクリラートは、例えば、安定化を要するのが通例 なので、当業者には予期せぬことである。このような化合物が安定化されない場 合、通常、急速な重合が起こる。しかしながら、単独重合に由来する自発的な架 橋は、この新規な架橋しうるポリ マーでは起こらない。更に、架橋しうる基を含む単位、酸性基を含む単位及び/ 又は塩基性基を含む単位を含むこの架橋しうるポリマーは、それ自体既知の方法 、例えばアセトンによる沈殿、透析又は限外濾過により精製され、限外濾過は、 特に好ましい。この精製操作によって、この架橋しうるポリマーは、極めて純粋 な形で、塩のような生成物、及び出発原料、又は他の非重合成分を含まないか又 は少なくとも実質的に含まない濃厚な水性溶液として得ることができる。 新規な架橋しうるポリマーの好適な精製法である限外濾過は、それ自体既知の 方法で行われる。限外濾過を繰り返して、例えば2〜10回行うことが可能であ る。別の方法として、所望の純度が得られるまで、限外濾過を連続的に行うこと もできる。所望の純度は、原則として所望の程度に応じる。純度の適切な測定は 、例えば、容易に測定することができる精製された溶液の塩素含量である。 新規な架橋しうるポリマーは、水溶性であり、また、極めて効率的で目標的方 法、例えば光化学的架橋により架橋することができる。 それゆえに、本発明は、更に、付加的なビニル性コモノマーの存在又は不存在 下で、式(I)及び(IV)及び/又は(VI)の単位を含む架橋しうるポリマーあ るいは架橋しうるポリマーの混合物を、光架橋することにより得られる、架橋さ れた、特に光架橋されたポリマーに関する。これらの架橋された、好ましくは光 架橋により得られたポリマー(ハイドロゲル)は、水に不溶である。 光化学的架橋(光架橋)の場合、ラジカル架橋を開始させることができる光開 始剤を加えることが適切である。次いで、架橋は、化学線又はイオン化照射で開 始される。 光架橋は、適切な溶媒中で行われる。このような溶媒は、原則として、 架橋しうるポリマー、特にポリビニルアルコールに基づくポリマー、及び付加的 に用いられる如何なるビニル性コモノマーも溶解するすべての溶媒である。 光架橋は、好適には、好適な精製工程、すなわち限外濾過の結果として、所望 により別のビニル性コモノマーを添加した後に得られる、新規な水溶性の架橋し うるポリマーの水性溶液から行われる。 新規な架橋されたポリマーの製造方法は、例えば、新規な架橋しうるポリマー を、特に実質的に純粋な形で(例えば、1回又は繰り返しの限外濾過後に)、特 に水性溶液中で、別のビニル性コモノマーの存在又は不存在下で、架橋、特に光 架橋する工程を含む。 本発明に従い、光架橋で付加的に用いてもよいビニル性コモノマーは、親水性 、疎水性、又は親水性と疎水性ビニルモノマーの混合物であってもよい。適切な ビニル性モノマーは、特に、コンタクトレンズの製造に通常用いられるモノマー である。「親水性ビニルモノマー」の用語は、ホモポリマーとして、水に可溶で あるか又は少なくとも10重量%の水を吸収することができるポリマーを典型的 に与えるモノマーを意味する。同様に、「疎水性ビニルモノマー」の用語は、ホ モポリマーとして、水に不溶であるか又は10重量%未満の水を吸収することが できるポリマーを典型的に与えるモノマーを意味する。 一般に、架橋しうる基を含む単位当り、約0.5〜80単位の典型的なビニル 性コモノマーが反応する。 ビニル性コモノマーが用いられる場合、光架橋された新規なポリマーは、好適 には、例えばポリビニルアルコールのヒドロキシル基の数に基づいて、ビニル性 モノマーの約0.5〜80単位と反応する、約1〜15%、特に好適には約3〜 8%の、式(I)及び(IV)及び/又は (VI)の架橋しうる、酸性基及び/又は塩基性基を含む単位を含有する。 使用する場合、ビニル性コモノマーの割合は、架橋しうる基を含む単位当たり 、0.5〜80単位、特に1〜30単位、特に好適には5〜20単位である。 疎水性ビニル性コモノマー又は疎水性のビニル性コモノマーを少なくとも50 重量%を含む、疎水性のビニル性コモノマーと親水性のビニル性コモノマーの混 合物を使用するのは、更に好ましい。これは、水含量を劇的に低下させることな しに、この光架橋されたポリマーの機械的性質を改善する。しかしながら、従来 の疎水性のビニル性コモノマー及び従来の親水性のビニル性コモノマーの両者は 、架橋しうる基、酸性基及び/又は塩基性基を含むポリビニルアルコールとの共 重合に原則として適切である。 適切な疎水性のビニル性コモノマーの例としては、これは包括的リストではな いが、C1−C18アルキルアクリラート及びメタクリラート、C3−C18アルキル アクリルアミド及び−メタクリルアミド、アクリロニトリル、メタクリロニトリ ル、ビニルC1−C18アルカノアート、C2−C18アルケン、C2−C18ハロアル ケン、スチレン、C1−C6アルキルスチレン、アルキル部分が1〜6個の炭素原 子を有するビニルアルキルエーテル、C2−C10ペルフルオロアルキルアクリラ ート及びメタクリラート並びに相当する部分的にフッ素化されたアクリラート及 びメタクリラート、C3−C12ペルフルオロアルキルエチルチオカルボニルアミ ノエチルアクリラート及び−メタクリラート、アクリルオキシ−及びメタクリル オキシアルキルシロキサン、N−ビニルカルバゾール、マレイン酸、フマル酸、 イタコン酸、メサコン酸などのC1−C12アルキルエ ステルが挙げられる。例えば、3〜5個の炭素原子を有するビニル性の不飽和カ ルボン酸のC1−C4アルキルエステル又は5個までの炭素原子を有するカルボン 酸のビニルエステルは好適である。 適切な疎水性のビニル性コモノマーの例としては、メチルアクリラート、エチ ルアクリラート、プロピルアクリラート、イソプロピルアクリラート、シクロヘ キシルアクリラート、2−エチルヘキシルアクリラート、メチルメタクリラート 、エチルメタクリラート、プロピルメタクリラート、酢酸ビニル、プロピオン酸 ビニル、ビニルブチラート、ビニルバレラート、スチレン、クロロプレン、塩化 ビニル、塩化ビニリデン、アクリロニトリル、1−ブテン、ブタジエン、メタク リロニトリル、ビニルトルエン、ビニルエチルエーテル、ペルフルオロヘキシル エチルチオカルボニルアミノエチルメタクリラート、イソボルニルメタクリラー ト、トリフルオロエチルメタクリラート、ヘキサフルオロイソプロピルメタクリ ラート、ヘキサフルオロブチルメタクリラート、トリス(トリメチルシリルオキ シ)シリルプロピルメタクリラート、3−メタクリルオキシプロピルペンタメチ ルジシロキサン及びビス(メタクリルオキシプロピル)テトラメチルジシロキサ ンが挙げられる。 適切な親水性のビニル性コモノマーの例としては、これは包括的リストではな いが、ヒドロキシ置換の低級アルキルアクリラート及びメタクリラート、アクリ ルアミド、メタクリルアミド、低級アルキルアクリルアミド及び−メタクリルア ミド、メトキシ化アクリラート及びメタクリラート、ヒドロキシ置換の低級アル キルアクリルアミド及び−メタクリルアミド、ヒドロキシ置換の低級アルキルビ ニルエーテル、ナトリウムエチレンスルホナート、ナトリウムスチレンスルホナ ート、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、N−ビニルピロー ル、N−ビニルスク シンイミド、N−ビニルピロリドン、2−及び4−ビニルピリジン、アクリル酸 、メタクリル酸、アミノ−(『アミノ』の用語は、第四級アンモニウムをも網羅 する)、モノ(低級アルキル)アミノ−又はジ(低級アルキル)アミノ(低級ア ルキル)アクリラート及びメタクリラート、アリルアルコールなどが挙げられる 。例えば、ヒドロキシ置換のC2−C4アルキル(メタ)アクリラート、5−〜7 −員環のN−ビニルラクタム、N,N−ジ−C1−C4アルキル(メタ)アクリル アミド及び合計で3〜5個の炭素原子を有するビニル性の不飽和カルボン酸は好 ましい。 適切な親水性のビニル性コモノマーの例としては、ヒドロキシエチルメタクリ ラート、ヒドロキシエチルアクリラート、アクリルアミド、メタクリルアミド、 ジメチルアクリルアミド、アリルアルコール、ビニルピリジン、ビニルピロリド ン、グリセロールメタクリラート、N−(1,1ジメチル−3−オキソブチル) アクリルアミドなどが挙げられる。 好適な疎水性のビニル性コモノマーは、メチルメタクリラート及び酢酸ビニル である。 好適な親水性のビニル性コモノマーは、2−ヒドロキシエチルメタクリラート 、N−ビニルピロリドン及びアクリルアミドである。 新規な架橋しうるポリマーは、それ自体既知の方法、例えば適切なコンタクト レンズ成形用の型の中で、新規な架橋しうるポリマーの架橋を行うことにより、 成形品、特にコンタクトレンズに変換することができる。したがって、式(I) 、(IV)及び/又は(VI)の架橋しうる基、酸性基及び/又は塩基性基を含む単 位を含有する新規な架橋しうるポリマーから製造される新規な架橋されたポリマ ーを実質的に含む成形品に関する。コンタクトレンズの他に、新規な成形品の別 の例は、生物医学の成形品、及び特に眼科用の成形品、例えば眼内レンズ、眼帯 、心臓弁、人工血管 などのような外科で用いられる成形品、更にフィルム及び膜、例えば拡散調節用 の膜、情報記録用の光構造化フィルム、並びにフォトレジスト材料、例えば膜及 びエッチレジスト及びスクリーン印刷レジスト用の成形品である。 本発明の特定の実施態様は、架橋しうる基、酸性基及び/又は塩基性基を含む 単位を含有するか、新規な架橋しうるポリマーを実質的に含むか、又は新規な架 橋されうるポリマーからなる、架橋しうるポリマーから製造される新規な架橋さ れたポリマーを含むコンタクトレンズに関する。このタイプのコンタクトレンズ は、例えば水含量間の平衡割合(約50〜90重量%、特に60〜85重量%) に基づいた、ヒトの角膜との優れた適合性、高い酸素透過性及び非常に良好な機 械的性質、例えば、透明性、明澄性、応力の脱却及び引裂き強さよりなる、例外 的で極めて好都合な性質の範囲を有している。更に、新規なコンタクトレンズは 、高い寸法安定性を有している。例えば、約120℃で約30〜40分間、1回 以上オートクレーブに人れた後でさえも、形状の変化は見られなかった。 新規なコンタクトレンズ(すなわち、架橋しうる基、酸性基及び/又は塩基性 基を含む単位を含む架橋しうるポリマーから製造される架橋されたポリマーを含 むもの)は、従来の技術と比較して、非常に簡単かつ効率的に製造されることが 更に強調される。これは多くの要因による。第一に、このポリマー骨格のような 出発原料は、入手又は製造するのに費用がかからない。第二に、この架橋しうる ポリマーは驚くほどに安定であり、そのためにきわめて実質的な精製を行うこと ができる利点がある。したがって、特に、重合していない成分の複雑な抽出のよ うな、引き続く精製をほとんど要しない架橋しうるポリマーを用いて架橋が行わ れる。更に、 架橋、特に光架橋は、純粋な水性溶液中で行われ、その結果、次の水和工程は不 必要である。最後に、光架橋は5分以内に起こるので、新規なコンタクトレンズ の製造方法は、この観点からも非常に経済的に企画することができる。 すべての上記の利点は、当然、コンタクトレンズのみならず、上記の他の成形 品にも適用される。新規な成形品の製造における種々の利点の全体は、新規な成 形品が、大量生産品、例えば短時間の期間(約1〜4日)装着し、次いで新しい レンズに取り替えるコンタクトレンズに特に適する、という結果をもたらす。 本発明は、更に、新規な成形品、特に新規なコンタクトレンズの製造に関する 。これらの方法を、コンタクトレンズの例を用いて以下に説明する。しかしなが ら、これらの方法は、上記の他の成形品にも用いることができる。 新規なコンタクトレンズは、それ自体既知の方法、例えばUS-A-3,408,429に記 載されている通常のスピン注型成形用の型、又は例えばUS-A-4,347,198に記載さ れている静的成形用の型中での充満−成形法によって製造することができる。 本発明は、また、架橋しうる基、酸性基及び/又は塩基性基を含む架橋しうる ポリマーが溶液中で架橋される、ポリマーの成形品、特にコンタクトレンズの新 規な製造法、並びに、この方法で得られる成形品、特にコンタクトレンズに関す る。この方法での架橋により得られる成形品は水に不溶であるが、膨潤する。 詳細には、成形品、特にコンタクトレンズの製造法は: a)架橋しうる基を含む単位、酸性基を含む単位及び塩基性基を含む単位を含む 架橋しうるポリマーの実質的な水性溶液、又は、少なくとも異なる 架橋しうる基の混合物の実質的な水性溶液(少なくとも1種のポリマーは架橋し うる基を含む単位と酸性基を含む単位を含み、かつ、少なくとも更なるポリマー の1種は架橋しうる基を含む単位及び塩基性基を含む単位を含む)を調製する工 程; b)得られた溶液を成形用の型に導入する工程; c)水溶性の架橋しうるポリマーが溶解した、水又は有機溶媒中で架橋を開始さ せる工程、及び d)成形品を取り出すことができるように成形用の型を開く工程 を含む。 下記で特に断らない限り、式(I)、(IV)及び(VI)の架橋しうる基、酸性 基及び/又は塩基性基を含む単位を含む架橋しうるポリマーに関して上記に与え られた説明と好適例、並びに、ポリマーの製造方法及びこれらの架橋しうるポリ マーからの成形品、特にコンタクトレンズの製造方法に関して与えられた説明と 好適例は、a)、b)、c)及びd)の工程を含む上記の方法に関しても適用さ れる。架橋しうる基、酸性基及び/又は塩基性基を含む単位を含む架橋しうるポ リマーに関して上記に与えられた説明と好適例が上記の方法に適切に適用されう るすべての場合に、この記述は適用される。 この新規な方法で、架橋しうるポリマーが使用できるか否かに関する決定的な 規準は、架橋しうるポリマーが水溶性であるという点と、それが、架橋しうる基 を含む単位、酸性基を含む単位及び/又は塩基性基を含む単位を含むか、あるい は、少なくとも2種の異なる水溶性の架橋しうるポリマー(少なくとも1種のポ リマーは、架橋しうる基を含む単位と酸性基を含む単位を含み、かつ、少なくと も1種の更なるポリマーは、架橋しうる基を含む単位と塩基性基を含む単位を含 む)の混合物であるかという 点である。 新規な架橋しうるポリマーの実質的な水性溶液は、それ自体既知の方法、例え ば架橋しうるポリマーを、例えば純粋な形、すなわち、望ましくない成分を含ま ない形で単離し、それを実質的な水性媒質に溶解することにより調製される。 架橋しうるポリマーが水に可溶である規準は、本発明の目的のために、この架 橋しうるポリマーが、20℃で約3〜90重量%、好適には約5〜60重量%、 特に約10〜60重量%の濃度で実質的に水性溶液に可溶であることを、特に意 味するものと解される。可能ならば、それぞれの場合に、90%を超える架橋し うるポリマー濃度も、また、本発明の目的に含まれる。約15〜約50重量%、 特に約15〜約40重量%の溶液中の架橋しうるポリマー濃度、例えば約25〜 約40重量%は、特に好適である。 本発明の目的のために、架橋しうるポリマーの実質的な水性溶液は、特に水、 水性の塩溶液、特に1,000ml中に約200〜450ミリオスモルの浸透圧( 単位:mOsm/l)、好適には約250〜350mOsm/l、特に約300mOsm/lの浸透 圧を有する水性塩溶液、又は水若しくは水性塩溶液と生理学的に許容しうる極性 有機溶媒、例えばグリセロールとの混液に溶解されたポリマーの溶液である。水 単独に溶解された架橋しうるポリマーの溶液が、好適である。 水性塩溶液は、好都合には、緩衝塩、例えばコンタクトレンズケアの領域で慣 用のリン酸塩のような生理学的に許容しうる塩、又は等張化剤、特にアルカリ金 属ハロゲン化物、例えばコンタクトレンズケアの領域で慣用の塩化ナトリウム、 又はこれらの混合物の溶液である。特に適切な塩溶液の例は、人工涙液、好適に はpH及び浸透圧が天然の涙液と同等 である緩衝涙液、例えば浸透圧及びpHをヒトの涙液の浸透圧及びpHに合致さ せた非緩衝溶液、好適には例えばリン酸緩衝剤で緩衝した塩化ナトリウム溶液で ある。 上記で定義した、架橋しうるポリマーの実質的な水性溶液は、好適には純粋な 溶液、すなわち望ましくない成分を含まないか又は実質的に含まない溶液である 。純粋な水又は上記の人工涙液に溶解された架橋しうるポリマーの溶液は特に好 ましい。 実質的な水性溶液である架橋しうるポリマー溶液の粘度は、広い範囲にわたり 重要でない。しかしながら、好適には応力なしに形成され得る流動性の溶液であ るべきである。 同様に、架橋しうるポリマーの平均分子量は、広い範囲にわたり重要でない。 しかしながら、この架橋しうるポリマーは、好適には約10,000〜約200 ,000の分子量を有している。 上記のポリビニルアルコール(PVA)に加えて、好適なポリマー骨格は、架 橋しうる基、酸性基及び/又は塩基性基を含む、アセタール基若しくはケタール 基又は対応するアルデヒド若しくはケトンと共有結合しうる官能基を含む材料、 あるいは幾つかの場合にコンタクトレンズ材料として既に提唱されている材料で あり、例えば、PVA以外の高分子ジオール、糖類を含むポリマー、ビニルピロ リドンを含むポリマー、アルキル(メタ)アクリラートを含むポリマー、ヒドロ キシル、カルボキシル若しくはアミノ基のような親水性基で置換されたアルキル (メタ)アクリラートを含むポリマー、ポリアルキレングリコール、又はそれら のコポリマーあるいはそれらの混合物である。 既述のように、その架橋方法に適している架橋しうるポリマーに関しては、水 溶性の架橋しうるポリマーであることが必須である。しかしなが ら、架橋しうるポリマーは架橋していないか、又は実質的に架橋してはおらず、 したがって水溶性である。 更に、この架橋しうるポリマーは、有利には、架橋していない状態で安定であ り、したがって、架橋しうる基、酸性基及び/又は塩基性基を含む単位を含む化 合物との関連で記述したように、精製を行うことができる。架橋しうるポリマー は、純粋な溶液の形でその架橋方法において好適に用いられる。この架橋しうる ポリマーは、例えば以下に記載するように純粋な溶液の形に転換することができ る。 新規な方法に用いられる水溶性の架橋しうるポリマーは、それ自体既知の方法 、例えばアセトンのような有機溶媒による沈殿、濾過及び洗浄、適切な溶媒への 抽出、透析又は限外濾過により好適に精製され、限外濾過は特に好適である。こ の精製操作によって、架橋しうるポリマーは、極めて純粋な形、例えば濃水性溶 液として得られ、これを以下で純粋であるか又は実質的に純粋であるとする。こ の用語は、望ましくない成分を含まないか又は少なくとも実質的に含まない、架 橋しうるポリマー又はその溶液を示すものと解すべきである。 この明細書における望ましくない成分とは、一般には、水溶性の架橋しうるポ リマーの製造に用いられる、生理学的に望ましくない、特にモノマー性、オリゴ マー性又はポリマー性原料化合物であるすべての成分、又は水溶性の架橋しうる ポリマーの製造の間に形成される副生物である。これらの成分の好適な純度は、 0.01%未満、特に0.001%未満、なお特に好適には0.0001%(1 ppm)未満である。しかしながら、例えば水溶性の架橋しうるポリマーの製造の間 の副生物として形成することにより、例えば塩化ナトリウムのような生理学的観 点から望ましくない成分でないものが溶液中に存在する可能性があることを注意 すべきで ある。これらの成分の好適な純度は、1%未満、特に0.1%未満、なお特に好 適には0.01%未満である。多くの場合、このような成分レベルは、3〜4回 の繰り返し限外濾過サイクルを行うことによって得られる。 架橋方法において用いられる架橋しうるポリマーの精製のための好適な方法、 すなわち限外濾過は、それ自体既知の方法で行われる。限外濾過は、例えば2〜 10回繰り返して行われる。あるいは、所望の純度が達成されるまで、限外濾過 を連続的に行うことができる。所望の純度は、原則として、所望の程度に応じて 選ばれる。 この方法の好適な実施態様において、望ましくない成分を実質的に含まない( 例えば、架橋しうるポリマーの製造に用いられるモノマー性、オリゴマー性又は ポリマー性の原料化合物を含まないか、及び/又は、架橋しうるポリマーの製造 の間に形成される副生物を含まない)架橋しうるポリマーの実質的な水性溶液は 、工程a)で調製され、更に次で使用される。この実質的な水性溶液は、特に好 適には、純粋な水溶液又は既述のような人工涙流体の溶液である。コモノマー、 例えばビニル性コモノマーの添加なしに架橋を行うのが、一層好ましい。 上記の手段に基づいて、特に前記手段の組合せに基づいて、この架橋方法は、 架橋後に抽出を必要とする望ましくない成分を含まないか又は実質的に含まない 架橋しうるポリマーの溶液を用いて行われる。したがって、望ましくない成分の 抽出を架橋後に要しないことが、新規な方法の好適な態様の特に特徴である。 したがって、この新規な方法は、好ましくは、架橋しうるポリマーの実質的な 水性溶液が、望ましくない成分を含まないか又は実質的に含まない(特に、架橋 しうるポリマーの製造に用いられるモノマー性、オリゴマー 性又はポリマー性の原料化合物を含まないか、又は、架橋しうるポリマーの製造 の間に形成される副生物を含まない)方法で行われ、及び/又は、その溶液がコ モノマーの添加なしに使用される方法で行われる。 架橋しうるポリマー溶液に加えてもよい添加物は、開始剤が架橋しうる基の架 橋に必要である限り、架橋のための光開始剤である。これは、特に架橋がこの新 規な方法において好適である光架橋によって行われる場合であるかもしれない。 光架橋の場合、ラジカル架橋を開始させることができ、水に容易に溶解する開 始剤を加えることは有利である。重合開始剤の例は、当業者には既知のものであ る;特に記載する適切な光開始剤は、ベンゾインのようなベンゾイン類、ベンゾ インメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエー テル及びベンゾインフェニルエーテルのようなベンゾインエーテル類、及びベン ゾインアセタート;アセトフェノン、2,2−ジメトキシアセトフェノン及び1 ,1−ジクロロアセトフェノンのようなアセトフェノン類;ベンジル、ベンジル ジメチルケタール及びベンジルジエチルケタールのようなベンジルケタール類、 2−メチルアントラキノン、2−エチルアントラキノン、2−tert−ブチルアン トラキノン、1−クロロアントラキノン及び2−アミルアントラキノンのような アントラキノン類;更に、トリフェニルホスフィン、ベンゾイルホスフィンオキ シド、例えば2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキシド 、ベンゾフェノン及び4,4’−ビス(N,N’−ジメチルアミノ)ベンゾフェ ノンのようなベンゾフェノン類;チオキサントン類及びキサントン類;アクリジ ン誘導体;フェナジン誘導体;キノキサリン誘導体及び1−フェニル−1,2− プロパンジオン2−O−ベンゾイルオキシム;1−アミノフェニルケトン及び1 −ヒドロキシシクロヘキシ ルフェニルケトン、フェニル1−ヒドロキシイソプロピルケトン、4−イソプロ ピルフェニル1−ヒドロキシイソプロピルケトン、2−ヒドロキシ−1−[4− (2−ヒドロキシエトキシ)フェニル]−2−メチルプロパン−1−オン、1− フェニル−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、そして2,2−ジ メトキシ−1,2−ジフェニルエタノンのような1−ヒドロキシフェニルケトン であり、そのすべては既知化合物である。 光源としてのUVランプと共に通常用いられる、特に好適な光開始剤は、2, 2−ジアルコキシベンゾフェノンのようなアセトフェノン類及びヒドロキシフェ ニルケトン、例えばIRGACURE(登録商標)2959及びIRGACURE(登録商標)1173の 商品名で入手可能な開始剤である。 アルゴンイオンレーザーが用いられる場合に、通常使用される別のクラスの光 開始剤は、ベンジルケタール、例えばベンジルジメチルケタールである。 光開始剤は、有効量、好都合には、架橋しうるポリマーの総量に基づいて、約 0.1〜約2.0重量%、特に0.3〜0.5重量%の量で添加される。 得られた溶液は、特に通常の計量法、例えば滴下法のような、それ自体既知の 方法を用いて成形用の型内に導入される。新規なコンタクトレンズは、例えばUS -A-3,408,429に記載されている通常のスピン注型成形用の型内においてそれ自体 既知の方法、又は例えばUS-A-4,347,198に記載されている静的な成形用の型内に おいて充満−成形法によって製造される。適切な成形用の型は、例えばポリプロ ピレンから作成される。再利用される成形用の型の適切な例としては、石英及び サファイアガラスが挙げられる。 本発明に従い適切である架橋しうるポリマーは、イオン化又は化学線放射線、 例えば電子ビーム、X線、UV又はVIS光、すなわち約280〜650nmの範 囲の波長を有する電磁放射又は粒子放射による照射によって架橋される。UVラ ンプ、He/Cd、アルゴン又は窒素又は金属蒸気又は複数の周波数を有するN dYAGレーザビームが特に適している。それぞれの選ばれる光源は、選択、及 び、必要ならば、適切な光開始剤の増感を要することが、当業者には知られてい る。多くの場合、架橋しうるポリマーへの放射線の透過深度及び速度は、光開始 剤の吸収係数及び濃度に直接相関することが知られている。 所望により、熱的に架橋を開始させてもよい。本発明の方法により、架橋、特 に光架橋は、非常に短時間、例えば5分未満、好適には1分未満、特に30秒ま で、特に好適には実施例に記載したように行われることが強調されるべきである 。 好ましい水以外に、架橋を行う媒質は、別のものとして、架橋しうるポリマー が溶解するものであれば如何なる媒質であってもよい。ポリマー骨格としてポリ ビニルアルコールの場合、例えば、ポリビニルアルコールを溶解する溶媒はすべ て適切であり、例としてアルコール、例えばエタノール、グリコール、グリセロ ール、ホルムアミド、ジメチルホルムアミド、ヘキサメチルリン酸トリアミド、 ジメチルスルホキシド、ピリジン、ニトロメタン、アセトニトリル、ニトロベン ゼン、クロロベンゼン、トリクロロメタン、ジオキサン、並びに、テトラアルキ ルアンモニウムブロミド及びヨージドの水性溶液が挙げられる。 成形品を取り出すための成形用の型の解放は、それ自体既知の方法で行われる 。従来の技術(US-A-3,408,429及び4,347,198)に提唱されている方法は、この時 点で次の精製工程、例えば抽出、次いで得られた成形品、 特にコンタクトレンズの水和の工程を必要とするが、このような工程はここでは 不必要である。 架橋しうるポリマーの溶液は、好適には望ましくない低分子量成分を含んでい ないので、架橋された生成物も、このような成分を含んでいない。それゆえに、 引き続く抽出は不必要である。架橋は、実質的な水性溶液中で行われるので、次 の水和は不必要である。これらの二つの利点は、特に、得られた成形品、特にコ ンタクトレンズの複雑な後処理が不必要であることを意味する。したがって、こ の架橋方法により得られるコンタクトレンズは、抽出操作なしに意図した用途に 適しているという事実により、好都合な実施態様において際立って優れている。 この関連で、『意図した用途』の用語は、特にコンタクトレンズがヒトの目に使 用しうることを意味している。この架橋方法により得られるコンタクトレンズは 、水和工程なしに意図した用途に適しているという事実により、好都合な実施態 様において更に際立って優れている。 それゆえに、この新規な方法は、短時間にコンタクトレンズのような多量の成 形品の効率的な製造に極めて適していることが明らかである。この方法により得 られるコンタクトレンズは、特に、抽出又は水和のような後処理工程なしに、意 図した目的に用いることができる点で、従来の技術で知られたコンタクトレンズ よりも有利である。この方法で架橋された成形品、特にコンタクトレンズは、ポ リマーの三次元網目構造であり、架橋は、共有結合及び非共有結合(配位結合、 イオン結合、特に塩のようなもの)の形成を通して可能である。 以下の実施例により、本発明を更に詳細に説明する。実施例において、特に断 らない限り、量は重量であり、温度は摂氏度である。これら実施例は、本発明の いかなる制約、例えば実施例の範囲への制約を意図するもの ではない。実施例1: スターラー及び冷却装置を備えた3リットル容の反応器中で、水酸化ナトリウ ム220g(5.5mol)を、水300g及び氷700gの氷水に溶解した。この 水酸化ナトリウム溶液を10℃に冷却し、アミノアセトアルデヒドジメチルアセ タール526g(5.0mol)及び4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチ ルピペリジン1−オキシド(フリーラジカル抑制剤)50mgを加えた。この溶液 に、メタクリロイルクロリド548.6g(5.5mol)を10℃で3.5時間か けて徐々に加えた。添加終了後、pHは7.2に徐々に低下し、GCにより、ア ミンは検出されなかった。不純物を除去するため、反応混合物を石油エーテル5 00mlで抽出した。水相を塩化ナトリウムで飽和し、tert−ブチルメチルエーテ ル500mlで3回抽出した。有機相を硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過して、ロ ータリエバポレーターを用いて濃縮した。得られた帯黄色油状物質882.2g を、Ultraturaxを用いて−10℃で石油エーテル2,000ml中に徐々に注加し て撹拌した。結晶化した生成物を、ろ別し、乾燥して、融点30〜32℃のメタ クリルアミドアセトアルデヒドジメチルアセタール713.8g(理論値の86 %)を得た。生成物のGCによる純度は、99.7%であった。実施例2: N−(2,2−ジメトキシエチル)コハク酸モノアミド 新たに蒸留したコハク酸無水物50.4g(0.5mol)を塩化メチレン100m lに分散した。アミノアセトアルデヒドジメチルアセタール52.75g(0.5 mol)を添加し、この混合物を加熱還流した。30分後、均一な溶液を真空下に濃 縮し、高真空下に60℃で溶媒を留去して 粘稠な油状物質を得た。水酸化ナトリウム溶液での滴定により、純度は、99. 4%であった。 NMRデータ:2.63ppm(m) コハク酸の4メチレンプロトン、3.42ppm(s) 6メト キシプロトン、4.42ppm(t) 1アセタールプロトン、3.6ppm(d)2メチレンプロト ン、6.60ppm(t) 1アミドプロトン、9.79ppm 酸の1プロトン 実施例3: PVAと、アセタール又はアルデヒドの反応によるアセテート低含量生成物の 製造のための一般方法 スターラー及び温度計を備えた2リットル容の二重外被反応器に、PVA(断 らない限り、Mowiol 4-88)300gを入れ、脱ミネラル水800gを添加して、 この混合物を撹拌しながら95℃に加熱した。1時間後、全部の反応物は溶解し て透明な溶液となり、これを20℃に冷却した。実施例に記載された量の架橋し うるアセタールに、所望ならば、1種以上のアセタールと一緒に、酢酸440g 、濃塩酸(37%)100g及び反応溶液の総量が2,000gになるように十 分な量の脱ミネラル水を添加した。この混合物を20℃で20時間撹拌した。 20時間後、反応溶液の試料をNaOHで滴定した。定量されたPVAの加水 分解度:HCl=1.034meq/g ;酢酸=0.265meq/g(残留アセテート 含量3.5mol %に相当する)。反応混合物を25℃で、さらに2時間撹拌して 再滴定した:HCl=1.034meq/g ;酢酸=0.277meq/g(残留アセテ ート含量2.93mol %に相当する)。 限外ろ過により、単離を行うことができた:反応混合物を15℃に冷却し、N aOH水溶液(5%)により、溶液のpHを7に調整した。ポリマー溶液を、0 .45μm フィルターを通してろ過し、限外ろ過によって精製した。限外ろ過は 、Filtron 社のIKDOmega 膜を用いて行った。残留塩化ナトリウム含量が0. 002%になるまで限外ろ過を続けた。14.02%ポリマー溶液1,800g (理論値の86%)を得た:N含有量(キェルダール定量法)=0.741%; アセテート含量(加水分解による定量)=0.605meq/g(2.91mol %に 相当する);固有粘度=0.327;二重結合(ミクロ水素化による定量)=0 .61meq/g ;遊離のヒドロキシル基(再アセチル化による定量)=18.13 meq/g ;GPC分析(水中):Mw=22,007、Mn=9,743、Mw/Mn =2.26 単離は、沈殿法によっても行うことができる:反応混合物のpHを、トリエチ ルアミンにより3.6に調整し、1:10の比でアセトン中で沈殿させた。沈殿 物を分離し、エタノール中で2回及びアセトン中で1回分散した後、乾燥した。 得られた生成物は、上記の限外ろ過によって得られた生成物と同一の性質を有し ていた。実施例4: PVAと、アセタール類又はアルデヒド類の反応によるアセテート高含量生成 物の製造のための一般方法 スターラー及び温度計を備えた2リットル容の二重外被反応器に、PVA(断 らない限り、Mowiol 4-88)300gを入れ、脱ミネラル水800gを添加して、 この混合物を撹拌しながら95℃に加熱した。1時間後、全部の反応物は溶解し て透明な溶液となり、これを20℃に冷却した。実施例に記載された量の架橋し うるアセタールに、所望ならば、1種 以上のアセタールと一緒に、酢酸440g、濃塩酸(37%)100g及び反応 溶液の総量が200gになるように十分な量の脱ミネラル水を添加した。この混 合物を20℃で20時間撹拌した。アセタール含量の変化は、酢酸滴定により測 定した。 限外ろ過によって、単離を行うことができた:反応混合物を15℃に冷却し、 NaOH水溶液(5%)により、pHを3.6に調整した。ポリマー溶液を、0 .45μm フィルターでろ過し、限外ろ過によって精製した。限外ろ過は、Filt ron 社のIKDOmega 膜を用いて行った。残留塩化ナトリウム含量が0.004 %になるまで限外ろ過を続けた。精製が完了する前に、0.1N のNaOH水溶 液を用いて溶液のpHを7に調整した。濃縮して14.54%ポリマー溶液1, 995g(理論量の92%)を得た:N含量(キェルダール定量法)=0.68 3%;アセテート含量(加水分解による定量)=2.34meq/g;固有粘度=0 .310dl/g;二重結合(ミクロ水素化による定量)=0.5meq/g;遊離の ヒドロキシル基(再アセチル化による定量)=15.3meq/g;GPC分析(水 中):Mw=19,101、Mn=7,522、Mw/Mn=2.54 単離は、沈殿法によっても行うことができる:反応混合物のpHを、トリエチ ルアミンによりpH=3.6に調整し、1:10の比でアセトン中で沈殿させた 。沈殿物を分離し、エタノール中で2回及びアセトン中で1回分散した後、乾燥 した。得られた生成物は、上記の限外ろ過によって得られた生成物と同一の性質 を有していた。実施例5a)〜d): 実施例3の製造方法によるPVA(Mowiol 4-88,Hoechst社)、実施例1から のアセタール及び実施例2からの酸性の改質基含有アセタールとの 反応生成物、20℃で反応時間12時間、限外ろ過(3KD膜)による単離: 5a) 実施例1からのアセタール56g及び実施例2からの酸性の改質基含有アセタ ール24g、実施例3の製造方法: プレポリマーデータ(ゾル): 窒素含量: 1.66% 架橋剤含量: 0.96meq/g 総アセタール含量: 1.19meq/g アセテート含量: 7.2mol% 固体含量: ゾル状態での30%は、ゲル状態での 32.7%となる 5b) 実施例1からのアセタール39g及び実施例2からの酸性の改質基含有アセタ ール25g、実施例3の製造方法: プレポリマーデータ(ゾル): 固体粘度: 0.423[dl/g] 窒素含量: 1.32% 架橋剤含量: 0.62meq/g 酸含量: 0.32meq/g アセテート含量: 7.8mol% 固体含量: ゾル状態での30%は、ゲル状態での 32.6%となる 5c) 実施例1からのアセタール30g及び実施例2からの酸性の改質基含有アセタ ール24g、酢酸500gを用いる実施例4の製造方法、反応時間24時間: プレポリマーデータ(ゾル): 固体粘度: 0.331[dl/g] 窒素含量: 1.18% 架橋剤含量: 0.52meq/g 酸含量: 0.35meq/g アセテート含量: 10.3mol% 固体含量: ゾル状態での30%は、ゲル状態での 27.0%となる 5d) 実施例1からのアセタール20g及び実施例2からの酸性の改質基含有アセタ ール24g、実施例3の製造方法、反応時間9時間: プレポリマーデータ(ゾル): 固体粘度: 0.390[dl/g] 窒素含量: 0.994% 架橋剤含量: 0.35meq/g 酸含量: 0.35meq/g アセテート含量:8.0mol%実施例6a)〜b): 実施例1からのアセタール及びω−アミノブチルアルデヒドジエチルアセター ルとPVA(Mowiol 4-88,Hoechst社)との反応生成物、実施例3の製造方法、 限外ろ過による単離: 6a) 実施例1からのアセタール39g及びω−アミノブチルアルデヒドジエチルア セタール20g、反応時間9時間: プレポリマーデータ(ゾル): 固体粘度: 0.423[dl/g] 窒素含量: 1.37% 架橋剤含量: 0.64meq/g アミン含量: 0.35meq/g アセテート含量: 10.0mol% 6b) 実施例1からのアセタール30g及びω−アミノブチルアルデヒドジエチルア セタール5.2g、実施例4の製造方法、酢酸500g、反応時間24時間: プレポリマーデータ(ゾル): 固体粘度: 0.339[dl/g] 窒素含量: 0.89% 架橋剤含量: 0.54meq/g アミン含量: 0.10meq/g アセテート含量: 12.0mol% 固体含量: ゾル状態での30%は、ゲル状態での 29.6%となる実施例7: コンタクトレンズの製造 実施例5b)からの16.35%酸含有ポリマー水溶液(酸0.32meq/g) 200gを、実施例6a)からの16.53%塩基含有ポリマー水溶液(塩基0 .32meq/g)180gと混合した。続いて、透明な溶液を3KD Filtron膜を通 して脱塩し、続いて、塩含量30%まで濃縮した。 プレポリマーデータ(ゾル): 固体粘度: 0.393[dl/g] 架橋剤含量: 0.62meq/g アセテート含量: 8.8mol% GPCデータ:Mw=20,887、 Mn=8799、 Mw/Mn=2.37 この30%ポリマー溶液(架橋しうる、酸含有及び塩基含有ポリマー溶液の混 合物)を、Irgacure 2959 光開始剤の0.3%(ポリマー含量に基づいて)と混 合した。ポリプロピレン製の透明なコンタクトレンズ成形 用の型内で、この溶液を200WオリエルUVランプ(150mW/cm2)に6秒間 露光した。このレンズを型から取り出した。それらは、透明で下記のような特性 を有する。 固体含量: ゾル状態での30%は、ゲル状態での 33.7%となる
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08J 3/24 C08J 3/24 Z G02B 1/04 G02B 1/04 G02C 7/04 G02C 7/04 // C08G 18/81 C08G 18/81 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,SZ,U G),UA(AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM ),AL,AM,AU,BB,BG,BR,CA,CN ,CZ,EE,FI,GE,HU,IS,JP,KP, KR,LK,LR,LT,LV,MD,MG,MK,M N,MX,NO,NZ,PL,RO,SG,SI,SK ,TR,TT,UA,US,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.成形品を製造するための方法であって、 a)架橋しうる基を含む単位、酸性基を含む単位及び塩基性基を含む単位を含む 架橋しうるポリマーの実質的な水性溶液、又は少なくとも異なる架橋しうる基の 混合物の実質的な水性溶液(ここで、少なくとも1種のポリマーは、架橋しうる 基を含む単位及び酸性基を含む単位を含み、かつ少なくとも更なるポリマーの1 種は、架橋しうる基を含む単位及び塩基性基を含む単位を含む)を調製する工程 、 b)得られた溶液を成形用の型に導入する工程、 c)架橋しうるポリマーが溶解している、水又は有機溶媒中で架橋を開始させる 工程、及び d)成形品を取り出すことができるように、成形用の型を開く工程を含むことを 特徴とする方法。 2.成形品が、コンタクトレンズである、請求項1記載の方法。 3.架橋しうる基を含む単位、酸性基を含む単位及び塩基性基を含む単位を含む 架橋しうるポリマーの実質的な水性溶液、又は少なくとも異なる架橋しうる基の 混合物の実質的な水性溶液(ここで、少なくとも1種のポリマーは、架橋しうる 基を含む単位及び酸性基を含む単位を含み、かつ少なくとも更なるポリマーの1 種は、架橋しうる基を含む単位及び塩基性基を含む単位を含む)が、架橋しうる ポリマーの製造のために用いられる、モノマー性、オリゴマー性若しくはポリマ ー性の原料化合物、又は架橋しうるポリマーの製造の間に形成される副生物のよ うな、望ましくない成分を含まないか、又は実質的に含まない、請求項1記載の 方法。 4.架橋しうるポリマーの実質的な水性溶液が、付加的コモノマー、特にビニル 性コモノマーを添加せずに用いられる、請求項1記載の方法。 5.架橋のための開始剤が、架橋しうるポリマーの溶液に加えられる、請求項1 記載の方法。 6.望ましくない成分を除くために、架橋に続いて抽出を行わない、請求項1記 載の方法。 7.a)架橋しうる基を含む単位、酸性基を含む単位及び塩基性基を含む単位を 含む架橋しうるポリマーの実質的な水性溶液、又は少なくとも異なる架橋しうる 基の混合物の実質的な水性溶液(ここで、少なくとも1種のポリマーは、架橋し うる基を含む単位及び酸性基を含む単位を含み、かつ少なくとも更なるポリマー の1種は、架橋しうる基を含む単位及び塩基性基を含む単位を含み、該水性溶液 は、架橋しうるポリマーの製造のために用いられる、モノマー性、オリゴマー性 若しくはポリマー性の原料化合物、又は架橋しうるポリマーの製造の間に形成さ れる副生物のような、望ましくない成分を含まないか、又は実質的に含まず、か つコモノマーを添加せずに用いられる)を調製する工程、 b)得られた溶液を成形用の型に導入する工程、 c)架橋を開始させる工程、及び d)成形品を取り出すことができるように、成形用の型を開く工程を含む請求項 1記載の方法。 8.成形品が、コンタクトレンズである、請求項7記載の方法。 9.実質的な水性溶液が、純粋に水性溶液又は人工の溶液、好適には緩衝された 、涙流体である、請求項8記載のコンタクトレンズを製造するための方法。 10.架橋剤が、溶液に加えられ、次いで架橋が、光架橋により起こる、請求項 8記載のコンタクトレンズを製造するための方法。 11.請求項1記載の方法により得られる、成形品、特にコンタクトレン ズ。 12.抽出せずに意図した用途に適切である、請求項11記載のコンタクトレン ズ。 13.抽出せずに意図した用途に適切である、請求項8〜10のいずれか1項記 載の方法により得られるコンタクトレンズ。 14.ポリビニルアルコールのヒドロキシル基の数に基づいて、式(I)、(IV )及び(VI)、(I)及び(IV)又は(I)及び(VI): (式中、 Rは、12個までの炭素原子を有するアルキレンであり、 R1は、水素又は低級アルキルであり、 R2は、好適には25個までの炭素原子を有する、オレフィン性の不飽和の電 子−吸引性の架橋しうる基であり、そして R3は、水素、C1−C6アルキル基又はシクロアルキル基である)の単位、 (式中、 R及びR3は、上記と同義であり、そして R7は、一級、二級又は三級アミノ基又は式(V): (式中、 それぞれのR’は、互いに独立して、水素又はC1−C4アルキル基であり、そ して Xは、対イオンである)の四級アミノ基である)の単位、 (式中、 R及びR3は、上記と同義であり、そして R8は、一塩基性、二塩基性若しくは三塩基性の、飽和若しくは不飽和の、脂 肪族若しくは芳香族有機酸又はスルホン酸である)の単位の、約0.5〜約80 %を含む、少なくとも2,000の分子量を有するポリビニルアルコールの誘導 体である、架橋しうるポリマー。 15.R2が、式:R4−CO−(ここでR4は、2〜24個、好適には2〜8個 の炭素原子、特に好適には2〜4個の炭素原子を有するオレフィン性の不飽和の 架橋しうる基である)のオレフィン性不飽和のアシル基である、請求項14記載 の架橋しうるポリマー。 16.R4が、2〜8個の炭素原子を有するアルケニルである、請求項15記載 の架橋しうるポリマー。 17.基R2が、式(II): (式中、 qは、0又は1であり、そして R5及びR6は、互いに独立して、2〜8個の炭素原子を有する低級アルキレン 、6〜12個の炭素原子を有するアリーレン、6〜10個の炭素原子を有する2 価の飽和脂環式基、7〜14個の炭素原子を有するアリーレンアルキレン若しく はアルキレンアリーレン、又は13〜16個の炭素原子を有するアリーレンアル キレンアリーレンであり、 R4は、2〜24個の炭素原子、好適には2〜8個の炭素原子、特に好適には 2〜4個の炭素原子を有するオレフィン性不飽和の共重合しうる基である)で示 される基である、請求項14記載の架橋しうるポリマー。 18.式(I)の架橋しうる単位として、式(III): (式中、 Rは、低級アルキレンであり、 R1は、水素又は低級アルキルであり、 pは、0又は1の値であり、 qは、0又は1の値であり、 R4は、2〜8個の炭素原子を有するオレフィン性不飽和の架橋しうる基であ り、そして R5及びR6は、互いに独立して、2〜8個の炭素原子を有する低級アルキレン 、6〜12個の炭素原子を有するアリーレン、6〜10個の炭素原子を有する2 価の飽和脂環式基、7〜14個の炭素原子を有するアリーレンアルキレン若しく はアルキレンアリーレン、又は13〜16個の炭素原子を有するアリーレンアル キレンアリーレンである)で示される単位を含む、請求項14記載の架橋しうる ポリマー。 19.架橋基のRが、6個までの炭素原子を有する低級アルキレンであり、pが 、0であり、そしてR4が、2〜8個の炭素原子を有するアルケニルである、請 求項18記載の架橋しうるポリマー。 20.架橋基のRが、6個までの炭素原子を有する低級アルキレンであり、pが 、1であり、qが、0であり、R6が、2〜6個の炭素原子を有する低級アルキ レンであり、そしてR4が、2〜8個の炭素原子を有するアルケニルである、請 求項18記載の架橋しうるポリマー。 21.架橋基のRが、6個までの炭素原子を有するアルキレンであり、pが、1 であり、qが、1であり、R5が、2〜6個の炭素原子を有する低級アルキレン 、非置換若しくは低級アルキル置換のフェニレン、非置換若しくは低級アルキル 置換の、シクロヘキシレン若しくはシクロヘキシレン(低級アルキレン)、フェ ニレン(低級アルキレン)、(低級アルキレン)フェニレン又はフェニレン(低 級アルキレン)フェニレンであり、R6が、2〜6個の炭素原子を有する低級ア ルキレンであり、そしてR4が、2〜8個の炭素原子を有するアルケニルである 、請求項18記載の 架橋しうるポリマー。 22.ポリビニルアルコールのヒドロキシル基の数に基づいて、式(I)、及び 式(IV)及び/又は式(VI)の単位を約1〜約15%含む、少なくとも約2,0 00の平均分子量を有するポリビニルアルコールの誘導体である、請求項14記 載の架橋しうるポリマー。 23.架橋しうる基として、式(III)の単位、塩基性基として、式(IV)(こ こで、Rは、C1−C4アルキレン基であり、R7は、一級アミノ基であり、そし てR3は、水素である)の単位、及び/又は酸性基として式(VI)(R3は、水素で あり、Rは、C1−C2アルキレン基であり、そしてR8は、二塩基性の、飽和有 機酸である)の単位を含む、請求項18記載の架橋しうるポリマー。 24.式(IX): (式中、 R”及びR”’は、互いに独立して、水素又は低級アルキル又は低級アルカノ イルであり、 Rは、12個までの炭素原子を有するアルキレンであり、 R3は、水素、C1−C6アルキル基又はシクロアルキル基であり、そして R7は、塩基性の一級、二級、又は三級アミノ基又は式(V): (式中、 それぞれのR’は、他と独立に、水素又はC1−C4アルキルであり、そして Xは、対イオン、例えばHSO4 -、F-、Cl-、Br-、I-、CH3COO-、 OH-、BF4 -又はH2PO4 -である)の四級アミノ基である)で示される化合物 。 25.式(X): (式中、R”及びR”’は、互いに独立して、水素、低級アルキル又は低級アル カノイルであり、 Rは、12個までの炭素原子を有するアルキレンであり、 R3は、水素、C1−C6アルキル基又はシクロアルキル基であり、そして R8は、一塩基性、二塩基性、若しくは三塩基性の、脂肪族若しくは芳香族の 、有機の飽和若しくは不飽和の酸の基又はスルホン酸の基である)で示される化 合物。 26.N−[2,2−ジメトキシエチル]スクシンモノアミドである、請求項2 5記載の化合物。 27.付加的ビニル性コモノマーの存在又は非存在下に、請求項14記載の架橋 しうるポリマーを光架橋することにより得られる架橋されたポリマー。 28.付加的ビニル性コモノマーの存在又は非存在下に、実質的に純粋な形態の 請求項14記載の架橋しうるポリマーを光架橋することにより得られる架橋され たポリマー。 29.架橋しうるポリマーが、1回又は繰り返しの限外濾過により、実質的に純 粋な形態に転換される、請求項28記載の架橋されたポリマー。 30.付加的ビニル性コモノマーの非存在下に、請求項14記載の架橋しうるポ リマーを光架橋することにより得られる、請求項27記載の架橋されたポリマー 。 31.式(I)の単位当たり、付加的ビニル性コモノマーの0.5〜80単位、 特に1〜30単位、特別に5〜20単位の存在下に、請求項14記載の架橋しう るポリマーを光架橋することにより得られる、請求項27記載の架橋されたポリ マー。 32.請求項27記載の架橋されたポリマーを製造するための方法であって、 付加的ビニル性コモノマーの存在又は非存在下に、請求項14記載の架橋しう るポリマーを光架橋することを特徴とする方法。 33.架橋しうるポリマーが、実質的に純粋な形態で用いられる、請求項32記 載の方法。 34.架橋しうるポリマーが、1回又は繰り返しの限外濾過により、実質的に純 粋な形態に転換される、請求項33記載の方法。 35.溶液中、特に水性溶液中で行われる、請求項32記載の方法。 36.請求項27記載の架橋されたポリマーを実質的に含む、成形品。 37.コンタクトレンズである、請求項36記載の成形品。 38.請求項36記載の成形品を製造するための方法であって、 付加的ビニル性コモノマーの存在又は非存在下に、請求項14記載の 架橋しうるポリマーを、閉じた成形用の型の中で光架橋することを特徴とする方 法。 39.請求項37記載のコンタクトレンズを製造するための方法であって、 付加的ビニル性コモノマーの存在又は非存在下に、請求項14記載の架橋しう るポリマーを、閉じたコンタクトレンズの成形用の型の中で充満−成形法により 光架橋することを特徴とする方法。
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