JPH10513492A - エバポレータベースおよびヘッド取付けフィルタを有するオイル再生装置 - Google Patents

エバポレータベースおよびヘッド取付けフィルタを有するオイル再生装置

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JPH10513492A JP8523725A JP52372596A JPH10513492A JP H10513492 A JPH10513492 A JP H10513492A JP 8523725 A JP8523725 A JP 8523725A JP 52372596 A JP52372596 A JP 52372596A JP H10513492 A JPH10513492 A JP H10513492A
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Abstract

(57)【要約】 オイル再生装置は、エバポレータヘッド(11)およびベース(12)を備え、それらの間にエバポレータ室(6)が形成されている。汚染物質を含有するオイルをエバポレータ室の中で加熱して、オイル中の軽質汚染物質(たとえば水、燃料または凍結防止剤)を蒸発させるための垂直方向に上向きに延びる加熱要素(18)が、エバポレータベースに設けられている。通気孔(34)がエバポレータ室からヘッドを通過するように延び、オイル吐出口(40)がベースに形成されている。オイル引込み口(15)は、オイルをヘッドから、ヘッドに形成されたほぼ均等に離間した複数の通路(32)を通してエバポレータ室に送る。オイルは別個の離間した流れとなって、ベースからヘッドへと上向きに延びるほぼ環状の円錐台形の壁要素(28、36)の一部に衝突する。オイルを精製する前にオイルから粒子を取り除くため、外側キャニスタ(52)と内側の心棒(53)との間に、密度差を有するオイルフィルタ(45)がヘッドに取り付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】 エバポレータベースおよびヘッド取付けフィルタを有するオイル再生装置 関連出願に対する相互参照 これは、1995年1月31日に出願された米国特許出願第08/381,4 43号の一部継続出願である。 発明の分野 本発明は、オイル再生装置に関し、より詳細には、液体汚染物を蒸発させるた めに加熱チェンバを使用するオイル再生装置に関する。 発明の背景および概要 エンジン、モータ、油圧装置、伝達装置などに使用するためのオイル再生装置 は、モータもしくはエンジンおよび油圧装置のオイル交換の間隔を飛躍的に長く する。好ましい典型的な再生装置が、米国特許第4,943,352号、第4, 289,583号、第4,227,969号および第4,189,351号に開 示されている。これらの特許の内容は、本明細書に開示したものとする。 本発明は、従来のオイル再生装置に比較して効率が良く且つ使い易いオイル再 生装置に関する。本発明の装置は、オイルフィルタへのアクセスまたはその交換 を簡単かつ効果的に行い得るような方法で、オイルフィルタを搭載している。ま た、本発明の再生装置は、伝導および対流の両方により、非常に効果的かつ効率 的な熱伝導をもたらして、オイル中の軽質液体、たとえば水、凍結防止剤、燃料 およびその他の汚染物質、たとえばブローバイガスをより効果的に蒸発させる。 蒸発した汚染物質は、再凝縮することなく容易に除去され、オイルが再循環され る。エバポレータベース中を上向きに延びる、ほぼ垂直な電気抵抗加熱要素を利 用することにより、より効率的な蒸発がもたらされる。そのベースは、熱伝導材 料、たとえばア ルミニウム319またはアルミニウム356で形成されている。このベースは、 同じく熱伝導材料、たとえばアルミニウム319またはアルミニウム356製の エバポレータヘッドと熱伝導関係にある。ベースとヘッドとの間の室は、ベース から上向きに延びる壁要素を有する。この壁要素には、オイルを分散させるため の複数の小さな導管によってオイルが送られる。オイルの薄い膜は壁要素の表面 を通過して、効果的に加熱される。 本発明において使用されるフィルタは、未ざらしの天然綿を撚り合わせた連続 フィラメントを、中心に穴を有する心棒に巻き付けたものを使用するのが好まし い。フィルタは、同フィルタと交差する方向において密度が変化しており、大き い粒子が外周で捕らえられ、オイルが再生装置に流れる際に通過する心棒に近い ところで小さい粒子が捕らえることによって、より効果的な濾過が可能となる。 これにより、より効果的な濾過を行いつつも、フィルタの使用寿命が長くなる。 本発明の一つの態様は、以下の要素を備えるオイル再生装置を提供する。すな わち、再生装置は、熱伝導材料よりなるエバポレータヘッド、エバポレータヘッ ドの下部に取り付けられた熱伝導材料よりなるエバポレータベースを備える。ヘ ッドとベースとの間にはエバポレータ室が形成されている。再生装置はさらに、 封止されたステンレス鋼加熱要素を備える。この加熱要素は、オイルおよび蒸気 から隔離され、且つエバポレータベース中に配設されることが好ましい。この加 熱要素は、汚染物質を含むオイルを、エバポレータ室の中で伝導および対流によ って加熱して、オイル中の軽質汚染物質を蒸発させる。再生装置はさらに、エバ ポレータ室からの通気孔、エバポレータベースに形成されたエバポレータ室から のオイル吐出口、ヘッドからエバポレータ室にオイルを送るためのオイル引込み 口を備える。 装置はまた、オイルをオイル引込み口に通す前にオイルを濾過するため のオイルフィルタを含むことが好ましい。オイルフィルタは、エバポレータヘッ ドの、エバポレータベースとは反対側に取り付けられることが好ましい。オイル フィルタは、濾過媒体(たとえば撚り合わせた連続フィラメントの未ざらしの綿 )を有する外側キャニスタと、心棒とを含むことが好ましい。濾過媒体は、外側 キャニスタと心棒との間で少なくとも約10%の密度差を有し、この密度は、キ ャニスタに隣接するところよりも心捧に隣接するところの方が高い。オイル引込 み導管は心棒に隣接し、オイルフィルタはエバポレータヘッドに支持されている 。 エバポレータベースは、ベース要素と、ベース要素からエバポレータヘッドへ と上向きに延びる少なくとも1個のほぼ環状の壁要素とを含む。少なくとも1個 の壁要素には、複数の離間した溝が形成されており、オイル引込み口からオイル 吐出口への半径方向外側への流れを許容している。オイルは、エバポレータヘッ ド中に形成された、オイル引込み口からエバポレータ室へと外向きに広がる複数 の(たとえば10個の)ほぼ均等に離間した通路により、壁要素と接触するよう に導入される。オイルは、小さな離間した別個の流れとなって壁要素の一部に衝 突する。 加熱要素は、壁要素とほぼ同心上にあり、垂直方向に上方に延びる電気抵抗加 熱要素を含むことができる。壁要素は、少なくとも1個のほぼ円錐台形の壁要素 を含むことができる。エバポレータベースおよびエバポレータヘッドは、それぞ れ第一および第二のボスを備えることが好ましい。第一のボスは、オイルをヘッ ドからオイルフィルタに送るためのオイル引込み口を備え、第二のボスはオイル 吐出口を備える。エバポレータベースから上向きに延びる加熱要素の部分は、ア ルミニウムであることが好ましい保護キャップによって覆われている。ステンレ ス製の可撓性導管にシールドされた電線が、加熱要素から保護キャップを通じて 延びている。 エバポレータ室からの通気孔は、加熱要素から離れてエバポレータヘッドを半 径方向に通過する通路を含むことが好ましい。エバポレータベースとエバポレー タヘッドとは、それぞれの中心部分で互いに良好な熱伝導関係にあることが好ま しい。 少なくとも1個のほぼ環状の壁要素は、少なくとも第一および第一の同心的な 壁要素を含むことが好ましい。第一の壁要素は、同要素に形成された複数の第一 の溝を含み、第二の壁要素は、同要素に形成された複数の第二の溝を含む。精製 されたオイルが薄い膜として壁要素の表面を通過してから、室の吐出口から出る 前に、曲がりくねった経路を必ず辿るよう、第一の溝が第二の溝から半径方向に ずらされている。第二の溝の少なくとも1個は、オイル吐出口と整合するように 配置されていることが好ましい。 本発明のもう一つの態様によると、以下の要素を含むオイル再生装置が提供さ れる。すなわち、装置は、熱伝導材料よりなるエバポレータヘッド、エバポレー タヘッドの下部に取り付けられた熱伝導材料よりなるエバポレータベースを備え る。ヘッドとベースとの間には、エバポレータ室が形成されている。装置はさら に加熱要素を備える。この加熱要素は、垂直方向に上向きに延びるようにエバポ レータベース中に配設され、汚染物質を含むオイルを、エバポレータ室の中で伝 導および対流によって加熱して、オイル中の軽質汚染物質を蒸発させる。再生装 置はさらに、エバポレータ室からの通気孔、エバポレータベースからエバポレー タヘッドへと上向きに延びる少なくとも1個のほぼ環状の壁要素、エバポレータ 室からのオイル吐出口、オイルをエバポレータ室に送るためのオイル引込み口を 備える。 本発明の第一の目的は、効率および使いやすさが向上したオイル再生装置を提 供することにある。本発明のこの目的および他の目的は、発明の詳細な説明の検 討および添付の請求の範囲によって明らかになる。 図面の簡単な説明 図1は、本発明のオイル再生装置の一例を、それに取り付けられたオイルフィ ルタを含め、大部分を断面で、一部を立面で示す側面図である。 図2は、図1と同様ではあるが、90°転回させた状態で、オイル再生装置だ けを示す図である。 図3および図4は、図1および図2のオイル再生装置の2個のボスだけを、説 明しやすくするために他の部品を除いて示す詳細図である。 図5は、図2のオイル再生装置のエバポレータベースを示す平面図であり、図 6は、エバポレータベースの底面図である。 図7は、図1および図2のオイル再生装置のエバポレータヘッドの底面図であ り、図8は、エバポレータヘッドの平面図である。 図9は、本発明のオイル再生装置の代替態様を、オイルフィルタキャニスタハ ウジングを含め、大部分を断面で、一部を立面で示す側面図である。 図10は、図9と同様ではあるが、90°転回させた状態で示す図である。 図11は、図9のオイル再生装置のエバポレータヘッドを示す平面図であり、 図12はその底面図である。 図13は、図9のオイル再生装置のキャニスタハウジングに用いる蓋の平面図 であり、図14はその平面図である。 発明の実施態様の詳細な説明 本発明は、二段階濾過工程を用いるオイル再生装置であって、装置に導入され たオイルをまず、濾過媒体に通して濾過し、次に、加熱室に供給して液(本汚染 物質を蒸発させるオイル再生装置に関する。本発明は、効率および維持管理の向 上ならびに濾過媒体の使用期間の延長をもたらす改良された装置を提供する。 図1および図2には、本発明のオイル再生装置の一例が符号10によって示さ れている。この装置10は、熱伝導材料、たとえばアルミニウム319またはア ルミニウム356よりなるエバポレータヘッド11と、同じく熱伝導材料、たと えばアルミニウム319またはアルミニウム356よりなるエバポレータベース 12とを備える。ベース12は、図面では別個の部材として示されているが、例 えばケースの一部として、エンジンのヘッドまたはブロックと一体に形成されて もよい。 ヘッド11は、複数の(たとえば4個の)ステンレス鋼機械ねじ13により、 ベース12に固着されることが好ましい。ねじ13の取付位置は、図3〜図6に おいて明確に示されている。ヘッド11は、オイル引込み導管15を有する中心 部14を備えている。オイル引込み導管15は、図1及び図2においてほぼ垂直 方向に下向きに延びており、処理されるオイルを、ヘッド11とベース12との 間に形成された蒸発室6に運ぶようになっている。ベース12はまた、中空管状 の同心的な柱状部17を備える。この柱状部17の中には、封止されたステンレ ス鋼電気抵抗加熱部材(好ましくはほぼ垂直方向に上向きに延びる)が設けられ 、ヘッド11の中央部14と、ベース12の中央の管状部17との間には、図1 及び図2に区域19で示すように、良好な熱伝導接触がある。機械ねじ13によ って締め付けられているヘッド11及びベース12の円周部には、シール20( 図1〜4を参照)が両者11,12間に位置するように設けられている。このシ ール20は、可撓性および/または弾性を有する封止材料、たとえば合成ゴムか らなる。 ベース12はベース部材22を備え、加熱部材18は、ベース部材22の底か ら上向きに延びる部分23を備える。加熱部材18は、一定のワット数をほぼ維 持し、蒸発室の中をたとえば180〜200度の均一な温度 に維持できる抵抗タイプの加熱部材であることが好ましい。電気抵抗加熱部材1 8に電流を供給するための電線24が設けられ、上向きに延びる部分23は、た とえばアルミニウムのような金属の保護キャップ25によって保護することがで きる。電線24は、ステンレス製の可撓性導管の中にシールドされている。保護 キャップ25は、複数のねじ26によってベース部材22に取り付けられている 。 ベース部材22からは、符号28によって示される少なくとも1個のほぼ環状 の壁部材が上向きに延びている。この壁部材28の全体構造は、図1、図2およ び図5に基づき明確に理解できる。壁部材28はほぼ環状であるが、オイルを中 央の管状部17から半径方向外側に流すための、少なくとも1個、好ましくは2 個(またはより多くの)の溝29が形成されている。図1、図2および図5に示 すように、ほぼ環状の壁部材28は、ほぼ円錐台形であることが好ましく、図1 および図2に示すように、オイルが薄い膜となって、少なくとも壁部材28の加 熱された内面30に沿ってベース22まで下に流れる。 オイルは、エバポレータヘッド11の中央部14に形成されたほぼ均等に離間 した複数の通路32から壁部材28に送られる。通路32がオイル引込み導管1 5から外向きに延びている状態は、図1および図2に示されている。通路32間 の間隔は、図7に示すエバポレータヘッド11の底面図からもっとも明確に理解 できる。好ましくは、それぞれが直径約1/16インチの通路32が約10個設 けられている。通路32は、オイルが小さな離間した別個の流れとなって室16 に流れ込む(壁28と接触した状態で)ように設計されている。通路32は、ジ ェット、ノズルまたは流れを指向、操作または増強する他の装置を含むことがで きる。 ヘッド11はまた、煙霧(たとえばオイルから蒸発した軽質液体、たと えば水、燃料、ブローバイガスおよび凍結防止剤)を室16から外に出すための 通気路34(図2および図7を参照)を備えることが好ましい。導管35(図2 を参照)が通気路34に接続され、軽質液体を外部に排出することもできるし、 エンジンまたはモータの吸気系統に導いて、装置10が関連しているエンジンな どでの燃焼過程で消費することもできる。 ベース12はまた、壁部材28と同心的であり、同じくほぼ円錐台形の第二の (またはより多くの)ほぼ環状の壁36を備えることが好ましい。ほぼ環状の第 二の壁36には、1個または複数の溝37(図5を参照)が形成されていること が好ましい。これらの溝37は、溝29に対して半径方向にずらされている。た とえば、2個の溝29が、それぞれ2個の溝37に対して約90°ずらされて設 けられ、溝37の1個(図5の左側の溝)が室16からのオイル吐出口140と 一致するように配置されている。 ヘッド11およびベース12はいずれも、ボス11′,11″,12′,12 ″(特に図3〜図8を参照)が互いに対応するような寸法および形状である。ボ ス12″は吐出口40を有し、ボス11′は、装置10にオイルを引き込むため の第一の引込み口を有している。第一の引込み口は、図1および図3に符号42 によって示されている。 引込み口42は、符号43によって示す絞りを内部に備える。オイルが装置1 0に導入されるとき、オイルが、以下に説明するオイルフィルタ45(図1を参 照)をゆっくりと通過するよう、この絞り43を通してオイルが絞られる。絞り 43は通路46に通じ、この通路46はほぼ360°の空洞47(図1、図2お よび図8を参照)に通じ、この空洞47は、オイルフィルタ45の底部に設けら れた綿パッド48と動作的に通じている。パッド48を捕助する薄い綿パッド4 9を設けてもよく、ブナゴムの封止ガスケット50等がフィルタ45と再生装置 10との間に設けられている。 逆止弁44が空洞47とパッド49との間または装置10もしくはフィルタ45 中のいずれかの箇所に設けられることが好ましい。逆止弁44は、ゴムフラップ (図1を参照)によって上から覆われた穴あき板を有するタイプであり、このフ ラップは、オイルが空洞47から穴あき板を通じてパッド48に流れることを許 容し、且つ穴あき板の孔を閉じて反対方向へのオイルの流れを阻止する。 オイルフィルタ45は、外側の金属(たとえば鋼)キャニスタ52と、内側の 同心的な穴あき心棒53とを備えることが好ましい。図1に符号55によって示 す未ざらしの天然綿を撚り合わせた連続フィラメントが、穴あき心棒53の周り に螺旋状に設けられている。フィラメント55は、心棒53に隣接する部分56 の密度が、キャニスタ52に隣接する部分57の密度よりも少なくとも10%高 い。好ましくは、密度差は、10%を超える、たとえば25%をも超える。この 方法により、大きな粒子は低密度部分57によって捕らえられ、小さい粒子は高 密度部分56によって捕らえられる。そして、フィルタ45の使用寿命が延び、 しかも効率的に作用する。装置10に対して密に封止された心棒53を含むキャ ニスタ内部を保持するために、強い圧縮(たとえばコイル)ばね60が設けられ ている。オイル引込み導管15を備えたエバポレータヘッド11の中央部14に 設けられた雄ねじ付きニップル61に、フィルタ45をねじ止めすることによっ て、フィルタ45が封止される。 図1のオイル再生装置10およびオイルフィルタ45の作動において、モータ またはエンジン等からの汚染されたオイルは、適当な導管により、ヘッド11の 引込み口42に送られる。オイルは、絞り43を通過することによってゆっくり と空洞47に入り、そして逆止弁44を介してパッド48、49を通過する。逆 止弁44は、装置10が作動していないときに、 オイルの背圧によってオイルがポンプに逆流しないように、また、オイルを交換 するときにオイルが損失しないように機能する。そして、オイルは、パッド48 、49の中を上向きに進んで綿濾過部材55の外側部分57に進入したのち、穴 あき心棒53へ向かって内側に流れる。フィルタ45は、オイルから大小両方の 粒子を除去し、その後、濾過されたオイルが再生装置10の引込み導管15に流 入する。 オイルは、導管15から上向きに流れて、外側に広がる小さな(たとえば1/ 16インチ)通路32に入る。通路32から流れ出たオイルは、ほぼ環状の壁部 材28の内側加熱面30と衝突し、薄い膜となってその面30を下に流れる。バ ッテリまたは同様な電気エネルギー供給源から電線24を介して、上向きに延び る電気抵抗加熱部材18に電気エネルギーが供給される。この電気抵抗加熱部材 18は、熱伝導によってベース12全体を加熱し、さらに、ヘッド11との間の 良好な熱伝導面19の接触による熱伝導によってヘッド11を加熱する。供給さ れる熱は、オイルそのもののを蒸発させることなく、オイル中の軽質液体、たと えば燃料、水および凍結防止剤等の汚染物質を蒸発させる。 図2に示すように、蒸発した汚染物質は、通気孔34を出て、導管35によっ て適切な場所に運ばれる。精製されるオイルは、溝29を半径方向外側に通過し 、外側のほぼ環状の壁部材36と接触したのち、最後には溝37を通過する。オ イルは、室16の中に存在する全期間に亘り、軽質液体の蒸発を引き起こすのに 十分な熱を絶えず受ける。最終的に、汚染物質をほとんど含まないオイルは溝3 7を通過して吐出口40に達し、エンジンに再循環される。室16は低圧である ため、汚染物質の蒸発が容易であるとともに、オイルが通常は重力によって吐出 口40から吐出される。 本発明の別の態様70が図9〜図14に示されている。この態様70は、 上記実施態様10が奏する本発明の利点の多くを有し、且つさらなる特徴を有し ている。本実施態様70は、加熱室76のの上に位置するヘッド74に接続され たオイルフィルタ72の構造を利用しながらも、より多量の濾過媒体の使用を可 能にするキャニスタ室78を提供する。この増大した濾過媒体量により、媒体の 飽和がさらに遅れ、媒体の使用寿命が延びる。オイルフィルタ72はまた、フィ ルタ自身が封止された外側ケーシングを要するオイルフィルタよりも安価に製造 することができる。 図9〜図14、特に図9および図10を参照すると、オイル再生装置70は、 ベース80に脱着自在に取り付けられ、ベース80との間に蒸発室76を形成す るヘッド74を含む。装置70はさらに、穴あきシェル86に収納された濾過媒 体84を備えたフィルタキャニスタ72を収容するためのフィルタキャニスタハ ウジング82を含む。 装置70は、好ましくはヘッド74に、濾過すべき汚染されたオイルを導入す るためのオイル引込み口88を備えている。導入されたオイルは、ヘッド74を 通ってキャニスタハウジング82に送られ、そこで、濾過媒体84によって濾過 され、蒸発濾過のためにヘッド74中の流路90を通って蒸発室76に送られる 。 フィルタキャニスタハウジング82は、ヘッド74の上面94から上向きに延 びる連続したハウジング壁92を有している。このハウジング壁92は、たとえ ば鋳造によってヘッド74と一体に形成することができる。あるいはまた、ハウ ジング壁92をヘッド74と別々に製造し、ボルトまたは他の固着手段によって ヘッド74に固着することもできる。 キャニスタハウジング82は、連続した壁92、ハウジングの蓋96およびヘ ッド上面94によって形成される。連続した壁92は、フィルタキャニスタ72 の円形の形状と整合するよう、円形であることが好ましい。 その他の壁形状も可能である。ハウジングの蓋96は、ハウジング壁92の開放 端にねじ止めすることが好ましい。 キャニスタハウジング82は、濾過媒体84を含むフィルタキャニスタシェル 86をスライド可能に収容する。濾過媒体84は、装置10の例に関して上述し たような密度分布を生じさせるために、綿を螺旋状に巻き付けたもので構成する ことができる。あるいはまた、濾過媒体84は、図9に示すように、中空の芯を もたないキャニスタシェル86の中に圧縮された状態で設けることもできる。キ ャニスタシェル86は、ヘッド74から突出する突起100を受ける引込み口9 8を備える。引込み口98は、キャニスタシェル86をハウジング82の中心に 整合させ、それにより、キャニスタシェル86の外周とハウジング壁92との間 に環形の空間102が形成される。 蓋96の内面はまた、キャニスタ72を出るオイルを積極的に流すための隆起 面、たとえば環状の畝104(図14を参照)を備える。蓋96の内面は、蓋9 6とキャニスタ72の頂部との間に、環状空間102に通じる通路を形成するた めの、さらなる隆起面、たとえば半径方向に延びるリブ106(図14)を備え る。同様に、ヘッド74の上面94は、隆起面、たとえば複数の半径方向に延び るリブ108(図11を参照)を備える。このリブ108は、フィルタキャニス タ72をヘッド面94から離し、それにより、環状空間102から流路90まで の間に、蒸発室76に通じるオイル通路110が形成される。 入って来たオイルは、まず、突起100内を通って濾過媒体84に導入される 。オイルは濾過され、キャニスタシェル86の孔112を通って同シェル86の 頂部から出る。そして、頂部から出たオイルは、頂部の通路114を介して環状 空間102に回り、そこで、下の通路110に運ばれ、 流路90を通って蒸発室76に達する。 ヘッド74およびベース80の内面は、装置10の例に関して記載した方法と 同様にして構成することができる。ヘッド74は、複数の(たとえば4個の)ス テンレス鋼機械ねじ116により、ベース80に固着されることが好ましいが、 封止構造が得られるならば、ベース80およびヘッド74を固着するための従来 の技術を用いることもできる。ねじ116の配置位置は、図11及び図12に最 もよく示されている。ヘッド74は、ベース80に向かって下方へ延びる通路9 0を備えた中央部118を有する。通路90は、処理されるオイルを蒸発室76 に運ぶ。中央部118から半径方向に延びるヘッド74の内面120は、ベース 80に対し図示するように斜めに下方向に延びて、ベース80の開口122と嵌 合することができる。流路90は、製造し易くするために軸方向にまっすぐな穿 孔であることが好ましいが、キャニスタハウジング82と蒸発室76との間に連 続性が得られる限り、他の形状にすることもできる。キャニスタハウジング82 へのオイル引込み口88は、突起100内に延びる軸方向通路126に連通する 半径方向の通路124に接続されている。ここでもまた、他の構造が可能である 。 ベース80は、好ましくは封止されたステンレス鋼電気抵抗加熱部材130( 好ましくはほぼ垂直に延びる)が設けられている中空でほぼ管状の柱状部を12 8を備えることが好ましい。ヘッド74とベース80とが機械ねじ116によっ て締め付けられている円周部には、シール132が両者74,80間に位置する ように設けられている。このシール132は、可撓性および/または弾性を有す る封止材料、たとえば合成ゴムからなる。 加熱部材130は、ベース80の底から下向きに延びている部分を有する。周 知の抵抗コイルヒータである加熱部材130に電流を供給するため の電線134が設けられている。加熱部材130の下向きに延びる部分は、たと えばアルミニウム等の金属製の保護キャップ136によって保護されている。 少なくとも1個のほぼ環状の壁部材138が、ベース部材から上方に延びてい る。壁部材138はほぼ環状であるが、中心領域からオイルを半径方向外側に流 すための、少なくとも1個、好ましくは2個(またはより多くの)の溝が壁部材 138に形成されている。 ヘッドはまた、煙霧(たとえば、オイルから蒸発した軽質液体、たとえば水、 燃料、ブローバイガスおよび凍結防止剤)が室を出るときに通過する通気孔14 0を含むことが好ましい。ベース80は、濾過したオイルを排出し、さらなる使 用に備えてエンジンに戻すことを可能にするための吐出口142を備える。吐出 口は、図9に示すように側面に開口しても良いし、あるいは、図10に示すよう に、ベース80の底を通じて排出を行うように吐出口144を設けて、装置70 に要求される高さを小さくすることもできる。同様に、図9に示すように、別の 通気孔148をオイル引込み口88と同じ側の部分またはボス150に通して、 装置70の高さをさらに減らすこともできる。ヘッドおよびベースは、熱伝導材 料、たとえば、319アルミニウムよりも多孔率が低い356アルミニウムで構 成されていることが好ましい。 このように、本発明により、従来のオイル再生装置に対し、汚染物質の蒸発効 率およびフィルタへのアクセスし易さをはじめとする利点を有する簡素で効率的 かつ効果的なオイル再生装置およびそれに関連するオイルフィルタが提供された ことが理解されよう。本明細書には、現在もっとも実際的で好ましい実施態様で あると考えられるものにおいて本発明を示して説明したが、当業者には、すべて の同等な構造および装置を包含するよう に添付の請求の範囲のもっとも広義な解釈に準じるべきである本発明の範囲の中 で、その多くの変形を構成しうることが明らかであろう。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1996年8月30日 【補正内容】 請求の範囲 1.エバポレータヘッドと、 前記エバポレータヘッドの下部に取り付けられたエバポレータベースと、前記 ヘッドと前記ベースとはそれらの間にエバポレータ室を形成することと、 オイル中の軽質汚染物質を蒸発させるため、汚染物質を含有するオイルを前記 エバポレータ室の中で伝導および対流によって加熱すべく、前記エバポレータベ ースに接続された加熱要素と、 前記エバポレータ室からの通気孔と、 前記エバポレータベースに形成された前記エバポレータ室からのオイル吐出口 と、 前記ヘッドがら前記エバポレータ室にオイルを送るためのオイル引込み口と を備えるオイル再生装置。 2.オイルが前記オイル引込み口を通過する前に、そのオイルを濾過するため のオイルフィルタをさらに備える請求項1に記載のオイル再生装置。 3.前記オイルフィルタは、前記エバポレータヘッドの、前記エバポレータベ ースとは反対側に取り付けられている請求項2に記載のオイル再生装置。 4.前記オイルフィルタは、濾過媒体を内部に有する外側キャニスタと穴あき 心棒とを有し、前記濾過媒体は、前記外側キャニスタと前記心棒との間において 少なくとも約10%の密度差を有し、この密度は、前記キャニスタの近傍よりも 前記心棒の近傍の方が高く、前記オイル引込み口は前記心棒に隣接し、前記オイ ルフィルタは前記エバポレータヘッドに支持されている請求項3に記載のオイル 再生装置。 5.前記濾過媒体は、連続フィラメントの未ざらしの天然綿を前記穴あき心棒 に巻き付けたものを含む請求項4に記載のオイル再生装置。 6.前記エバポレータベースは、ベース要素と、前記ベース要素から前記エバ ポレータヘッドへと上向きに延びる少なくとも1個のほぼ環状の壁要素とを含み 、前記環状の壁要素には、オイルの排出を許容するための少なくとも1個の溝が 形成されている請求項1に記載のオイル再生装置。 7.前記加熱要素は、前記壁要素とほぼ同心上に設けられ、且つ封止されたス テンレス鋼電気抵抗加熱要素を含む請求項8に記載のオイル再生装置。 8.前記エバポレータヘッドの、前記エバポレータベースとは反対側から延び るフィルタキャニスタハウジングをさらに備え、前記フィルタキャニスタハウジ ングは、取り外し可能な蓋を有するとともに、オイルが前記オイル引込み口を通 過する前にそのオイルを濾過するためのオイルフィルタを収容している請求項1 に記載のオイル再生装置。 9.汚染物質を含有するオイルは、前記エバポレータ室中で、熱対流および熱 伝導によって加熱される請求項6に記載のオイル再生装置。 10.汚染物質を含有するオイルは、前記オイル引込み口を介して、前記ほぼ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,SZ,U G),UA(AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM ),AL,AM,AT,AU,AZ,BB,BG,BR ,BY,CA,CH,CN,CZ,DE,DK,EE, ES,FI,GB,GE,HU,IS,JP,KE,K G,KP,KR,KZ,LK,LR,LS,LT,LU ,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO, NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,S I,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US ,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.エバポレータヘッドと、 前記エバポレータヘッドの下部に取り付けられたエバポレータベースと、前記 ヘッドと前記ベースとはそれらの間にエバポレータ室を形成することと、 オイル中の軽質汚染物質を蒸発させるため、汚染物質を含有するオイルを前記 エバポレータ室の中で伝導および対流によって加熱すべく、前記エバポレータベ ースに接続された加熱要素と、 前記エバポレータ室からの通気孔と、 前記エバポレータベースに形成された前記エバポレータ室からのオイル吐出口 と、 前記ヘッドがら前記エバポレータ室にオイルを送るためのオイル引込み口と を備えるオイル再生装置。 2.オイルが前記オイル引込み口を通過する前に、そのオイルを濾過するため のオイルフィルタをさらに備える請求項1に記載のオイル再生装置。 3.前記オイルフィルタは、前記エバポレータヘッドの、前記エバポレータベ ースとは反対側に取り付けられている請求項2に記載のオイル再生装置。 4.前記オイルフィルタは、濾過媒体を内部に有する外側キャニスタと穴あき 心棒とを有し、前記濾過媒体は、前記外側キャニスタと前記心棒との間において 少なくとも約10%の密度差を有し、この密度は、前記キャニスタの近傍よりも 前記心棒の近傍の方が高く、前記オイル引込み口は前記心棒に隣接し、前記オイ ルフィルタは前記エバポレータヘッドに支持されている請求項3に記載のオイル 再生装置。 5.前記濾過媒体は、連続フィラメントの未ざらしの天然綿を前記穴あき心棒 に巻き付けたものを含む請求項4に記載のオイル再生装置。 6.前記エバポレータベースは、ベース要素と、前記ベース要素から前記エバ ポレータヘッドへと上向きに延びる少なくとも1個のほぼ環状の壁要素とを含む 請求項1に記載のオイル再生装置。 7.前記加熱要素は、前記壁要素とほぼ同心上に設けられ、且つ封止されたス テンレス鋼電気抵抗加熱要素を含む請求項8に記載のオイル再生装置。 8.前記エバポレータヘッドの、前記エバポレータベースとは反対側から延び るフィルタキャニスタハウジングをさらに備え、前記フィルタキャニスタハウジ ングは、取り外し可能な蓋を有するとともに、オイルが前記オイル引込み口を通 過する前にそのオイルを濾過するためのオイルフィルタを収容している請求項1 に記載のオイル再生装置。
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