JPH1052630A - 安定かつ貯蔵可能なセルロース透析膜の製法及びセルロース透析膜 - Google Patents
安定かつ貯蔵可能なセルロース透析膜の製法及びセルロース透析膜Info
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- JPH1052630A JPH1052630A JP9139145A JP13914597A JPH1052630A JP H1052630 A JPH1052630 A JP H1052630A JP 9139145 A JP9139145 A JP 9139145A JP 13914597 A JP13914597 A JP 13914597A JP H1052630 A JPH1052630 A JP H1052630A
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- B01D—SEPARATION
- B01D71/00—Semi-permeable membranes for separation processes or apparatus characterised by the material; Manufacturing processes specially adapted therefor
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- B01D71/12—Cellulose derivatives
- B01D71/22—Cellulose ethers
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
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- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 安定かつ貯蔵可能なセルロース透析膜の製法
及びセルロース透析膜 【解決手段】 重合度(DP)>300を有するセルロ
ース及び/又は重合度(DP)>200を有する変性さ
れたセルロース3〜40部、3級アミンオキシド及び1
種又は数種のその他の液体、1種又は数種の安定剤並び
に場合により1種又は数種の空孔形成剤、その他の紡糸
溶液添加剤並びに場合により、低分子量の有機又は無機
化合物及び/又は合成ポリマーからなる混合物97〜6
0部からの紡糸溶液の製造、この溶液のノズルを介して
の沈殿浴中への押し出し、得られた膜の1工程又は数工
程での洗浄もしくは抽出、かつ場合により、1種又は数
種の空孔安定剤を含有する浴中での処理、膜のアビバー
ジ並びに乾燥及び場合により乾燥前の膜のウェーブ付け
並びに膜の巻き取りを行う。
及びセルロース透析膜 【解決手段】 重合度(DP)>300を有するセルロ
ース及び/又は重合度(DP)>200を有する変性さ
れたセルロース3〜40部、3級アミンオキシド及び1
種又は数種のその他の液体、1種又は数種の安定剤並び
に場合により1種又は数種の空孔形成剤、その他の紡糸
溶液添加剤並びに場合により、低分子量の有機又は無機
化合物及び/又は合成ポリマーからなる混合物97〜6
0部からの紡糸溶液の製造、この溶液のノズルを介して
の沈殿浴中への押し出し、得られた膜の1工程又は数工
程での洗浄もしくは抽出、かつ場合により、1種又は数
種の空孔安定剤を含有する浴中での処理、膜のアビバー
ジ並びに乾燥及び場合により乾燥前の膜のウェーブ付け
並びに膜の巻き取りを行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セルロース透析
膜、その製法及び殊に、血液透析、血液濾過及び血液透
析濾過用のその使用に関し、その際、セルロース又は変
性セルロースからなるセルロースには、場合により合成
ポリマーと混合した、セルロース及び変性セルロースか
らなる混合物も含まれる。
膜、その製法及び殊に、血液透析、血液濾過及び血液透
析濾過用のその使用に関し、その際、セルロース又は変
性セルロースからなるセルロースには、場合により合成
ポリマーと混合した、セルロース及び変性セルロースか
らなる混合物も含まれる。
【0002】
【従来の技術】合成もしくは天然ポリマーからなる透析
膜は、人工腎臓中でのその使用の際に、非常に容易に、
血液凝固を引き起こすが、これは、相応する薬剤治療
で、かなり阻止される。
膜は、人工腎臓中でのその使用の際に、非常に容易に、
血液凝固を引き起こすが、これは、相応する薬剤治療
で、かなり阻止される。
【0003】再生セルロースからなる膜を含む透析器を
用いての腎臓病患者の透析治療の際には、透析治療の初
期に、一過性の白血球低下が生ずる。この作用は、白血
球減少症と称される。
用いての腎臓病患者の透析治療の際には、透析治療の初
期に、一過性の白血球低下が生ずる。この作用は、白血
球減少症と称される。
【0004】白血球減少症は、血液循環中の白血球数の
低下である。ヒトの白血球数は、約4000〜1200
0細胞/mm3である。白血球減少症は、透析の際に、
治療の開始後15分〜20分に最も著しく顕著であり、
その際、好中球は、ほぼ完全に消滅しうる。その後、白
血球数は、約1時間以内にほぼ出発値に回復するか、又
はそれを上回る。白血球の回復の後に、新たに透析器を
連結すると、再び、白血球減少症が、同程度に生ずる。
低下である。ヒトの白血球数は、約4000〜1200
0細胞/mm3である。白血球減少症は、透析の際に、
治療の開始後15分〜20分に最も著しく顕著であり、
その際、好中球は、ほぼ完全に消滅しうる。その後、白
血球数は、約1時間以内にほぼ出発値に回復するか、又
はそれを上回る。白血球の回復の後に、新たに透析器を
連結すると、再び、白血球減少症が、同程度に生ずる。
【0005】セルロース膜は、著しい白血球減少症を引
き起こす。白血球減少症の臨床的意味は、科学的には明
らかにされていないが、白血球減少症の作用を示さず、
そのことによって、再生セルロースからなる透析膜のそ
の他の非常に望ましいプラスの特性が損なわれることが
ない血液透析用の透析膜に対する要望がある。
き起こす。白血球減少症の臨床的意味は、科学的には明
らかにされていないが、白血球減少症の作用を示さず、
そのことによって、再生セルロースからなる透析膜のそ
の他の非常に望ましいプラスの特性が損なわれることが
ない血液透析用の透析膜に対する要望がある。
【0006】アンモニア銅法により製造された再生セル
ロースからなる膜による血液透析の場合には、白血球減
少症と並んで、明らかな補体活性も確認されている。血
清内の補体系は、様々な方法で、侵入外来細胞(バクテ
リア等)による障害の回避に役立つコンプレックス、多
くの成分からなる血漿酵素系である。外来物表面の構造
に対する抗体が存在する場合には、補体系は、典型的な
方法で活性し得、そうでなければ、代替経路で、外来表
面の特有の特徴により、補体活性が起こる。補体系は、
数多くの血漿タンパク質からなる。活性化の後に、これ
らのタンパク質は、特異的に、特定の順序で相互に反応
し、かつ最後に、外来細胞を破壊する細胞損傷性コンプ
レックスを形成する。
ロースからなる膜による血液透析の場合には、白血球減
少症と並んで、明らかな補体活性も確認されている。血
清内の補体系は、様々な方法で、侵入外来細胞(バクテ
リア等)による障害の回避に役立つコンプレックス、多
くの成分からなる血漿酵素系である。外来物表面の構造
に対する抗体が存在する場合には、補体系は、典型的な
方法で活性し得、そうでなければ、代替経路で、外来表
面の特有の特徴により、補体活性が起こる。補体系は、
数多くの血漿タンパク質からなる。活性化の後に、これ
らのタンパク質は、特異的に、特定の順序で相互に反応
し、かつ最後に、外来細胞を破壊する細胞損傷性コンプ
レックスを形成する。
【0007】個々の成分から、ペプチドが遊離され、炎
症症状が生じ、時には、不所望な病的結果も生体に有さ
れうる。再生セルロースからなる血液透析膜の際の活性
は、この代替経路により生ずると考えられる。この補体
活性は、補体−フラグメントC3a及びC5aの測定に
より、客観的に確認される。
症症状が生じ、時には、不所望な病的結果も生体に有さ
れうる。再生セルロースからなる血液透析膜の際の活性
は、この代替経路により生ずると考えられる。この補体
活性は、補体−フラグメントC3a及びC5aの測定に
より、客観的に確認される。
【0008】この詳細については、次の論文が参照され
る:D.E.Chenoweth et al., KidneyInternational Vol.
24, P764ff., 1983及びD.E.Chenoweth, Asaio-Journal
Vol. 7, P44ff., 1984。
る:D.E.Chenoweth et al., KidneyInternational Vol.
24, P764ff., 1983及びD.E.Chenoweth, Asaio-Journal
Vol. 7, P44ff., 1984。
【0009】本発明の範囲では、補体活性を、フラグメ
ントC5aで判定した。このために、試験管内で、ヘパ
リン処理された血液300mlを、3時間に渡り、25
0ml/分の流れで、1〜1.3m2有効交換面積を有
する透析器に再循環させた。血漿中で、C5a−フラグ
メントを、Behring-Werken (Marburg)により開発された
ELISA−法で測定した(エンザイム‐リンクドイムノソ
ルベントアッセイ)。それぞれの測定時点での相対補体
活性を、試料摂取の時点での濃度と開始時の濃度との比
(%)を求めることにより算出した。評価のために、測
定値を、3時間の再循環時間の後に取り出した。平板状
膜を、ヘパリン処理された血漿と共に、3時間インキュ
ベーションし、引き続き、C5a−フラグメントを測定
した。
ントC5aで判定した。このために、試験管内で、ヘパ
リン処理された血液300mlを、3時間に渡り、25
0ml/分の流れで、1〜1.3m2有効交換面積を有
する透析器に再循環させた。血漿中で、C5a−フラグ
メントを、Behring-Werken (Marburg)により開発された
ELISA−法で測定した(エンザイム‐リンクドイムノソ
ルベントアッセイ)。それぞれの測定時点での相対補体
活性を、試料摂取の時点での濃度と開始時の濃度との比
(%)を求めることにより算出した。評価のために、測
定値を、3時間の再循環時間の後に取り出した。平板状
膜を、ヘパリン処理された血漿と共に、3時間インキュ
ベーションし、引き続き、C5a−フラグメントを測定
した。
【0010】トロンボゲン形成性を、TAT(トロンビ
ン−アンチトロンビン)及びPC(血小板算定)により
判定した。
ン−アンチトロンビン)及びPC(血小板算定)により
判定した。
【0011】β−2−ミクログロブリン濃度の上昇が、
再生セルロースからなる膜の使用後の長期−透析患者に
観察され、かつこれは、この膜が、1000〜2000
0の分子量範囲で、殆ど透過性ではなく、従って、ミク
ログロブリンが、透析の際に充分な程度に除去されない
ことに起因する。再生セルロースからなる慣用の膜で
は、β−2−ミクログロブリンは、取り立てて述べるほ
ど吸収されない。しかしこれに、予期せず、本発明で使
用されるセルロース誘導体が寄与しうる。
再生セルロースからなる膜の使用後の長期−透析患者に
観察され、かつこれは、この膜が、1000〜2000
0の分子量範囲で、殆ど透過性ではなく、従って、ミク
ログロブリンが、透析の際に充分な程度に除去されない
ことに起因する。再生セルロースからなる慣用の膜で
は、β−2−ミクログロブリンは、取り立てて述べるほ
ど吸収されない。しかしこれに、予期せず、本発明で使
用されるセルロース誘導体が寄与しうる。
【0012】セルロースの平均重合度(DP)を、Cuen
−溶液中で、DIN54270に従い測定した。
−溶液中で、DIN54270に従い測定した。
【0013】変性化度もしくは置換度(DS)を、置換
基に公知で、かつ典型的な分析で、例えば、Kjeldahlに
よる窒素、Schoenigerによるイオウ及びアルキル基もし
くはアリールで、NMR、UV、NIR、IR又はラマ
ン−分光法により測定した。
基に公知で、かつ典型的な分析で、例えば、Kjeldahlに
よる窒素、Schoenigerによるイオウ及びアルキル基もし
くはアリールで、NMR、UV、NIR、IR又はラマ
ン−分光法により測定した。
【0014】更に、トロンボゲン形成性及びヘパリン吸
収の回避が、望ましいことが確認された。
収の回避が、望ましいことが確認された。
【0015】殊に、血液透析のために使用可能なセルロ
ース透析膜に対する要求は、ますます大きくなってい
る。例えば、膜は、生体親和性、即ち、殊に血液認容性
でなければならない。補体活性は、可能な限り低くある
べきであり、更に、膜は、トロンボゲン形成性を有する
べきではない。更に、その限外濾過率(UFR)及びそ
のふるい係数を、それぞれの使用目的に合わせて調節す
ることができるセルロース透析膜を提供することに関心
が集まっている。この場合、殊に、いわゆる「低フラッ
クス(low flux)」、「中フラックス(middle flux)」及
び「高フラックス(high flux)」範囲が、重要である。
更に、この膜は、耐老化性であるべきである。即ち、貯
蔵しても、その特性が変わらず、公知の方法で、例え
ば、蒸気処理、酸化エチレン処理及び放射線処理で殺菌
可能でなければならない。更に、環境を害さず、かつ経
済的に実施することができる製法、即ち、環境に、化学
物質の廃棄により負担をかけることなく、かつ高い生産
性、殊に高い生産速度を可能にする方法にも関心が集ま
っている。
ース透析膜に対する要求は、ますます大きくなってい
る。例えば、膜は、生体親和性、即ち、殊に血液認容性
でなければならない。補体活性は、可能な限り低くある
べきであり、更に、膜は、トロンボゲン形成性を有する
べきではない。更に、その限外濾過率(UFR)及びそ
のふるい係数を、それぞれの使用目的に合わせて調節す
ることができるセルロース透析膜を提供することに関心
が集まっている。この場合、殊に、いわゆる「低フラッ
クス(low flux)」、「中フラックス(middle flux)」及
び「高フラックス(high flux)」範囲が、重要である。
更に、この膜は、耐老化性であるべきである。即ち、貯
蔵しても、その特性が変わらず、公知の方法で、例え
ば、蒸気処理、酸化エチレン処理及び放射線処理で殺菌
可能でなければならない。更に、環境を害さず、かつ経
済的に実施することができる製法、即ち、環境に、化学
物質の廃棄により負担をかけることなく、かつ高い生産
性、殊に高い生産速度を可能にする方法にも関心が集ま
っている。
【0016】透析膜の能力の重要な判定基準は、限外濾
過率(UFR)及びふるい係数(SK)である。
過率(UFR)及びふるい係数(SK)である。
【0017】限外濾過率は、膜面積及び試験圧に対す
る、1時間単位当たりに膜壁を透過する透過容量として
定義されている(数式1):
る、1時間単位当たりに膜壁を透過する透過容量として
定義されている(数式1):
【0018】
【数1】
【0019】多孔膜では、分離特性は主に、空孔サイズ
により定まる。小さい分子、例えば尿素は、膜壁をほぼ
無抵抗に通過でき、中位の分子、例えば、チトクロム
C、β−2−ミクログロブリンは、ある程度のパーセン
テージまで通過でき、かつ大きい分子、例えば、アルブ
ミンは実際に、通過できない。従って、膜分離特性の同
定は、種々異なる大きさの分子種のふるい係数の限外濾
過実験での測定により行うことができ、かつ濾液中の濃
度と原液との濃度の比として定義される(数式2):
により定まる。小さい分子、例えば尿素は、膜壁をほぼ
無抵抗に通過でき、中位の分子、例えば、チトクロム
C、β−2−ミクログロブリンは、ある程度のパーセン
テージまで通過でき、かつ大きい分子、例えば、アルブ
ミンは実際に、通過できない。従って、膜分離特性の同
定は、種々異なる大きさの分子種のふるい係数の限外濾
過実験での測定により行うことができ、かつ濾液中の濃
度と原液との濃度の比として定義される(数式2):
【0020】
【数2】
【0021】セルロース透析膜を製造するために典型的
で、かつ今日もなお頻繁に使用される方法は、いわゆる
アンモニア銅法に基づく。
で、かつ今日もなお頻繁に使用される方法は、いわゆる
アンモニア銅法に基づく。
【0022】この方法は、低い生産速度のみを許容し、
更に、この膜は、その厚い構造の故に、一般に、いわゆ
る「低フラックス」−範囲にのみ好適である。更に、こ
れらの膜は、非常に迅速に老化する。アンモニア銅法に
依っても、完全な列の変性されたセルロースもしくはセ
ルロース誘導体並びに合成ポリマーとの混合物を、加工
することができないか、または非常に劣悪にしか加工す
ることができない。
更に、この膜は、その厚い構造の故に、一般に、いわゆ
る「低フラックス」−範囲にのみ好適である。更に、こ
れらの膜は、非常に迅速に老化する。アンモニア銅法に
依っても、完全な列の変性されたセルロースもしくはセ
ルロース誘導体並びに合成ポリマーとの混合物を、加工
することができないか、または非常に劣悪にしか加工す
ることができない。
【0023】更に、この方法で使用された化学物質、例
えば、アンモニア及び塩基性硫酸銅の回収には、コスト
がかかる。更に、かなりの塩負荷、例えば、殊に硫酸ナ
トリウム及び硫酸アンモニウムが沈殿する。
えば、アンモニア及び塩基性硫酸銅の回収には、コスト
がかかる。更に、かなりの塩負荷、例えば、殊に硫酸ナ
トリウム及び硫酸アンモニウムが沈殿する。
【0024】この様な化学物質を使用しない方法も記載
されている。例えば、ドイツ特許(DE−C)第230
21943号明細書中に、セルロースからの透析膜の1
製法が開示されており、その際、セルロース、3級アミ
ンオキシド並びに場合によりセルロースを溶かさない希
釈剤及びその他に慣用の添加剤からなる混合物から、紡
糸溶液を製造し、かつこれを、ノズルを介して、沈殿浴
中に押し出す。その際、凝集により、透析膜が生ずる
が、これを、なお洗浄し、かつ軟化剤の添加の後に収縮
阻止下に、50〜110℃で乾燥させ、かつ巻く。
されている。例えば、ドイツ特許(DE−C)第230
21943号明細書中に、セルロースからの透析膜の1
製法が開示されており、その際、セルロース、3級アミ
ンオキシド並びに場合によりセルロースを溶かさない希
釈剤及びその他に慣用の添加剤からなる混合物から、紡
糸溶液を製造し、かつこれを、ノズルを介して、沈殿浴
中に押し出す。その際、凝集により、透析膜が生ずる
が、これを、なお洗浄し、かつ軟化剤の添加の後に収縮
阻止下に、50〜110℃で乾燥させ、かつ巻く。
【0025】しかし、ここに記載された方法は、僅かな
生産性でしか作動せず:引取速度は非常に遅く、多孔構
造に影響を及ぼし、かつ殊に、要望に応じて「低」、
「中」又は「高」のフラックス範囲に好適な膜を製造す
ることができる具体的な指摘を欠いている。更に、後に
も指摘されるように、後処理の際にも問題がある。沈殿
浴温度を低く保つべきであるが、そうしないと、透析能
が低下する。
生産性でしか作動せず:引取速度は非常に遅く、多孔構
造に影響を及ぼし、かつ殊に、要望に応じて「低」、
「中」又は「高」のフラックス範囲に好適な膜を製造す
ることができる具体的な指摘を欠いている。更に、後に
も指摘されるように、後処理の際にも問題がある。沈殿
浴温度を低く保つべきであるが、そうしないと、透析能
が低下する。
【0026】その膜は、その限外濾過率が非常に低い非
常に密な構造を有し、従って、これは、いずれにしろ、
いわゆる「低フラックス」−膜としてのみ使用可能であ
る。
常に密な構造を有し、従って、これは、いずれにしろ、
いわゆる「低フラックス」−膜としてのみ使用可能であ
る。
【0027】そこに記載の膜は、湿気を通さない容器中
で貯蔵すべきであるが、それというのも、それは、非常
に不安定な構造を有し、かつ非常に迅速に不可逆性の構
造変化を起こすためである。
で貯蔵すべきであるが、それというのも、それは、非常
に不安定な構造を有し、かつ非常に迅速に不可逆性の構
造変化を起こすためである。
【0028】セルロース膜の製造のために既に数多くの
方法が公知であるが、なお、その改良製法並びに良好も
しくは改善された特性を有するセルロース膜並びに低、
中及び高フラックス範囲用の膜に対する要望が在る。
方法が公知であるが、なお、その改良製法並びに良好も
しくは改善された特性を有するセルロース膜並びに低、
中及び高フラックス範囲用の膜に対する要望が在る。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
は、高い生産性を有し、かつ経済的に実施可能であり、
通常の条件下に貯蔵可能であり、かつ耐老化性であり、
かつ安定な構造を有する膜をもたらし、低、中及び高フ
ラックス−範囲用の所定の膜が得られ、更なるセルロー
ス誘導体、セルロースとセルロース誘導体との混合物
を、場合により、合成ポリマーと混合して、生体親和性
膜に加工することができ、多くの特性に関して、合成膜
の有利な特性に匹敵し得、更に、特定の血液中に存在す
る物質、例えば、β−2−ミクログロブリン、LDL
(低密度リポプロテイン)又は毒物に対する吸収能もし
くは親和性を有し、トロンボゲン形成性ではなく、かつ
殺菌可能な膜の製造を可能にし、更に、所定に、かつ再
生産可能に、ポリマー組成及び濃度及び方法パラメータ
のの選択により、膜の構造、例えば、多孔度及び表面状
態に影響を与えることができるセルロース透析膜の1製
法を提供することである。
は、高い生産性を有し、かつ経済的に実施可能であり、
通常の条件下に貯蔵可能であり、かつ耐老化性であり、
かつ安定な構造を有する膜をもたらし、低、中及び高フ
ラックス−範囲用の所定の膜が得られ、更なるセルロー
ス誘導体、セルロースとセルロース誘導体との混合物
を、場合により、合成ポリマーと混合して、生体親和性
膜に加工することができ、多くの特性に関して、合成膜
の有利な特性に匹敵し得、更に、特定の血液中に存在す
る物質、例えば、β−2−ミクログロブリン、LDL
(低密度リポプロテイン)又は毒物に対する吸収能もし
くは親和性を有し、トロンボゲン形成性ではなく、かつ
殺菌可能な膜の製造を可能にし、更に、所定に、かつ再
生産可能に、ポリマー組成及び濃度及び方法パラメータ
のの選択により、膜の構造、例えば、多孔度及び表面状
態に影響を与えることができるセルロース透析膜の1製
法を提供することである。
【0030】もう1つの課題は、セルロースの基本構造
が、酸化障害を受けず、従って、Cadoxen中に溶けた製
造された膜のセルロースポリマー材料のUV−スペクト
ルが、波長245〜320nmの範囲で、充分に、出発
材料のUV−スペクトルと同程度である、即ち、製造さ
れた膜の材料の吸光度と、出発材料との吸光度との差が
小さく、有利には、0〜15%である1方法を提供する
ことである。
が、酸化障害を受けず、従って、Cadoxen中に溶けた製
造された膜のセルロースポリマー材料のUV−スペクト
ルが、波長245〜320nmの範囲で、充分に、出発
材料のUV−スペクトルと同程度である、即ち、製造さ
れた膜の材料の吸光度と、出発材料との吸光度との差が
小さく、有利には、0〜15%である1方法を提供する
ことである。
【0031】
【課題を解決するための手段】この課題は、4〜15m
l/hm2mmHg、15〜50ml/hm2mmHg又
は50ml/hm2mmHgを上回るUFR−値を有す
る低フラックス、中フラックス又は高フラックス範囲用
の平板状膜、管状膜又は中空繊維膜の形の安定かつ貯蔵
可能なセルロース透析膜の製法で、重合度(DP)>3
00を有するセルロース及び/又は重合度(DP)>2
00を有する変性されたセルロース3〜40部、3級ア
ミンオキシド及び1種又は数種のその他の液体、例え
ば、水、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミ
ド、ジメチルスルホキシド、N−メチルピロリドン、1
種又は数種の安定剤並びに場合により1種又は数種の空
孔形成剤、その他の紡糸溶液添加剤並びに場合により、
低分子量の有機又は無機化合物及び/又は合成ポリマー
からなる混合物97〜60部から、紡糸溶液を製造し、
この溶液を、ノズルを介して、温度10〜95℃の沈殿
浴中に押し出し、その際、ノズルと沈殿浴表面との間
に、場合により空気ギャップが存在し、かつ中空繊維膜
を製造する場合には、中空形成流体を使用し、その際、
引取速度は、最低30、有利に、最低50m/分であ
り、アミンオキシド及び可溶性添加物の10ppm未満
の含有率までの除去を目的として、得られた膜を1工程
又は数工程で洗浄もしくは抽出し、かつ場合により、膜
を、1種又は数種の空孔安定剤を含有する浴中で処理
し、かつ場合により、膜をアビバージし、並びに乾燥さ
せ、かつ場合により乾燥前又は後に、膜にウェーブを付
け、並びに場合により、膜を巻くことにより解決され
る。
l/hm2mmHg、15〜50ml/hm2mmHg又
は50ml/hm2mmHgを上回るUFR−値を有す
る低フラックス、中フラックス又は高フラックス範囲用
の平板状膜、管状膜又は中空繊維膜の形の安定かつ貯蔵
可能なセルロース透析膜の製法で、重合度(DP)>3
00を有するセルロース及び/又は重合度(DP)>2
00を有する変性されたセルロース3〜40部、3級ア
ミンオキシド及び1種又は数種のその他の液体、例え
ば、水、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミ
ド、ジメチルスルホキシド、N−メチルピロリドン、1
種又は数種の安定剤並びに場合により1種又は数種の空
孔形成剤、その他の紡糸溶液添加剤並びに場合により、
低分子量の有機又は無機化合物及び/又は合成ポリマー
からなる混合物97〜60部から、紡糸溶液を製造し、
この溶液を、ノズルを介して、温度10〜95℃の沈殿
浴中に押し出し、その際、ノズルと沈殿浴表面との間
に、場合により空気ギャップが存在し、かつ中空繊維膜
を製造する場合には、中空形成流体を使用し、その際、
引取速度は、最低30、有利に、最低50m/分であ
り、アミンオキシド及び可溶性添加物の10ppm未満
の含有率までの除去を目的として、得られた膜を1工程
又は数工程で洗浄もしくは抽出し、かつ場合により、膜
を、1種又は数種の空孔安定剤を含有する浴中で処理
し、かつ場合により、膜をアビバージし、並びに乾燥さ
せ、かつ場合により乾燥前又は後に、膜にウェーブを付
け、並びに場合により、膜を巻くことにより解決され
る。
【0032】3級アミンオキシドとしては、N−メチル
モルホリン−N−オキシド(NMMO)又はジメチルシ
クロヘキシルアミン−N−オキシドが好適である。
モルホリン−N−オキシド(NMMO)又はジメチルシ
クロヘキシルアミン−N−オキシドが好適である。
【0033】紡糸溶液用の成分を、ニーダー中で混合
し、引き続き、水除去及び/又は脱ガスにより紡糸溶液
をその中で製造する装置中に供給することができる。
し、引き続き、水除去及び/又は脱ガスにより紡糸溶液
をその中で製造する装置中に供給することができる。
【0034】更に、成分を直接、紡糸溶液を製造するた
めの装置中に供給することもできる。
めの装置中に供給することもできる。
【0035】例えば、紡糸溶液用の成分を、ニーダー中
で65〜95℃で混合し、混合物を冷却の後に粉砕し、
かつ紡糸溶液を製造するための装置に供給する。
で65〜95℃で混合し、混合物を冷却の後に粉砕し、
かつ紡糸溶液を製造するための装置に供給する。
【0036】紡糸溶液の製造、即ち、混合物からの水の
除去及び/又は脱ガスを、押出機又はフィルム押出機中
で、及び/又は1工程又は数工程のフラッシュ蒸発によ
り行い、かつ生じた紡糸溶液を、紡糸ポンプを用いて、
紡糸ノズルに供給し、かつ紡糸することができる。
除去及び/又は脱ガスを、押出機又はフィルム押出機中
で、及び/又は1工程又は数工程のフラッシュ蒸発によ
り行い、かつ生じた紡糸溶液を、紡糸ポンプを用いて、
紡糸ノズルに供給し、かつ紡糸することができる。
【0037】引取速度は、例えば、最低100m/分で
ある。
ある。
【0038】ノズルと沈殿浴表面との間に、最低1m
m、有利に、少なくとも5mmの長さの空気ギャップが
あってよい。
m、有利に、少なくとも5mmの長さの空気ギャップが
あってよい。
【0039】その際、調節されたガス又はガス混合物が
存在するノズルと沈殿浴との間の空間に押し出すことが
できる。
存在するノズルと沈殿浴との間の空間に押し出すことが
できる。
【0040】調節されたガスは、例えば、水蒸気又は水
蒸気及びガス状アルコール、ケトン、ジメチルアセトア
ミド、N−メチルピロリドン、ジオキサン、ジメチルス
ルホキシド又はジメチルホルムアミドからなる混合物で
ある。
蒸気及びガス状アルコール、ケトン、ジメチルアセトア
ミド、N−メチルピロリドン、ジオキサン、ジメチルス
ルホキシド又はジメチルホルムアミドからなる混合物で
ある。
【0041】沈殿浴は、完全に又は部分的に、水、一価
又は多価アルコール、ケトン、ジメチルアセトアミド、
N−メチルピロリドン、ジメチルスルホキシド、ジメチ
ルホルムアミド、これらの化合物の混合物又は水性アミ
ンオキシド又は塩水溶液からなってよい。
又は多価アルコール、ケトン、ジメチルアセトアミド、
N−メチルピロリドン、ジメチルスルホキシド、ジメチ
ルホルムアミド、これらの化合物の混合物又は水性アミ
ンオキシド又は塩水溶液からなってよい。
【0042】紡糸ノズルは、最低70℃の温度を有する
沈殿浴中に浸かっていてもよい。
沈殿浴中に浸かっていてもよい。
【0043】変性されたセルロースは、例えば、式:
【0044】
【化4】
【0045】[式中、Cellは、未変性のセルロースのモ
ノマー単位(AGU=アンヒドログルコース単位)であ
り、xは、0.001〜2.60の範囲のエーテル化度
に相応し、かつRは、場合により置換されたアルキル基
及び/又はアルケニル基及び/又はシクロアルキル基及
び/又はシクロアルケニル基及び/又はアリールアルキ
ル基及び/又はアリールアルケニル基であり、その際、
炭素鎖は、酸素原子又はイオウ原子により中断されてい
てよい]で表されるエーテル構造を有する。
ノマー単位(AGU=アンヒドログルコース単位)であ
り、xは、0.001〜2.60の範囲のエーテル化度
に相応し、かつRは、場合により置換されたアルキル基
及び/又はアルケニル基及び/又はシクロアルキル基及
び/又はシクロアルケニル基及び/又はアリールアルキ
ル基及び/又はアリールアルケニル基であり、その際、
炭素鎖は、酸素原子又はイオウ原子により中断されてい
てよい]で表されるエーテル構造を有する。
【0046】式中の置換された基には、例えば、非イオ
ン性基、例えば、OH又はOR′及び/又はSH又はS
R′及び/又はCN及び/又はハロゲン及び/又は
R′、塩基性基、例えば、NH2又はNHR′及び/又
はNR′2及び/又はピペリジン及び/又はモルホリ
ン、エステル基、例えばCOOR及び/又はSO3R及
び/又はSi(OR)3が含まれ、その際、R′=H、
メチル、エチル又はRであってよい。
ン性基、例えば、OH又はOR′及び/又はSH又はS
R′及び/又はCN及び/又はハロゲン及び/又は
R′、塩基性基、例えば、NH2又はNHR′及び/又
はNR′2及び/又はピペリジン及び/又はモルホリ
ン、エステル基、例えばCOOR及び/又はSO3R及
び/又はSi(OR)3が含まれ、その際、R′=H、
メチル、エチル又はRであってよい。
【0047】式中の基は、例えば、3個を上回る炭素原
子を有し、かつアニオン性基、例えば、COOH及び/
又はSO3H及び/又はOSO3H及び/又はPO3H及
び/又はOPO3H2及び/又はSi(OH)3で、もし
くは塩として置換されていてもよい。
子を有し、かつアニオン性基、例えば、COOH及び/
又はSO3H及び/又はOSO3H及び/又はPO3H及
び/又はOPO3H2及び/又はSi(OH)3で、もし
くは塩として置換されていてもよい。
【0048】式中のRは、例えば、ベンジル基、メチル
ベンジル基、ジメチルベンジル基、メトキシベンジル
基、クロルベンジル基、ブチル基、ヒドロキシブチル
基、ヘキシル基、ドデシル基、ヒドロキシドデシル基、
オクタデシル基、3−ブトキシ−2−ヒドロキシプロピ
ル基、3−ペントキシ−2−ヒドロキシプロピル基、3
−フェノキシ−2−ヒドロキシプロピル基、ドデシル−
2−ヒドロキシプロピルエーテル基、アミノエチル基、
ジメチルアミノエチル基、ジエチルアミノエチル基、ジ
イソプロピルアミノエチル基、ピペリジノエチル基、モ
ルホリノエチル基、ジメチルアミノプロピル基、ジエチ
ルアミノプロピル基、3−ジメチルアミノ−2−メチル
プロピル基、トリエチルアンモニウムエチル基、ベンジ
ルジエチルアンモニウムエチル基、スルホブチル基、カ
ルボキシブチル基、カルボキシオクタデシル基、シアノ
エチル基、アリル基、イソブチル基、メルカプトドデシ
ル基、ドデシルチオ−2−ヒドロキシプロピル−エーテ
ル基、フェニルチオ−2−ヒドロキシプロピル基であ
る。
ベンジル基、ジメチルベンジル基、メトキシベンジル
基、クロルベンジル基、ブチル基、ヒドロキシブチル
基、ヘキシル基、ドデシル基、ヒドロキシドデシル基、
オクタデシル基、3−ブトキシ−2−ヒドロキシプロピ
ル基、3−ペントキシ−2−ヒドロキシプロピル基、3
−フェノキシ−2−ヒドロキシプロピル基、ドデシル−
2−ヒドロキシプロピルエーテル基、アミノエチル基、
ジメチルアミノエチル基、ジエチルアミノエチル基、ジ
イソプロピルアミノエチル基、ピペリジノエチル基、モ
ルホリノエチル基、ジメチルアミノプロピル基、ジエチ
ルアミノプロピル基、3−ジメチルアミノ−2−メチル
プロピル基、トリエチルアンモニウムエチル基、ベンジ
ルジエチルアンモニウムエチル基、スルホブチル基、カ
ルボキシブチル基、カルボキシオクタデシル基、シアノ
エチル基、アリル基、イソブチル基、メルカプトドデシ
ル基、ドデシルチオ−2−ヒドロキシプロピル−エーテ
ル基、フェニルチオ−2−ヒドロキシプロピル基であ
る。
【0049】更に、変性されたセルロースは、例えば、
式:
式:
【0050】
【化5】
【0051】[式中、Cellは、未変性のセルロースのモ
ノマー単位であり、xは、0.01〜2.60の範囲の
エステル化度に相応し、R1は、場合により置換された
アルキル基及び/又はアルケニル基及び/又はシクロア
ルキル基及び/又はシクロアルケニル基及び/又はアリ
ール基及び/又はアリールアルキル基及び/又はアリー
ルアルケニル基であり、かつ炭素鎖は、酸素又はイオウ
原子で中断されていてよい]で表されるエステル構造を
有する。
ノマー単位であり、xは、0.01〜2.60の範囲の
エステル化度に相応し、R1は、場合により置換された
アルキル基及び/又はアルケニル基及び/又はシクロア
ルキル基及び/又はシクロアルケニル基及び/又はアリ
ール基及び/又はアリールアルキル基及び/又はアリー
ルアルケニル基であり、かつ炭素鎖は、酸素又はイオウ
原子で中断されていてよい]で表されるエステル構造を
有する。
【0052】式中の置換された基には、例えば、セルロ
ースがエステル構造を有する場合に記載の基が含まれ
る。
ースがエステル構造を有する場合に記載の基が含まれ
る。
【0053】式中のR1−COは、例えば、プロピオン
酸、酪酸、カプロン酸、カプリル酸、カプリン酸、ラウ
リン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、
アラキン酸、ベヘン酸、ラウロレイン酸、ミリストレイ
ン酸、パルミトレイン酸、オレイン酸、エルカン酸(Eru
cansaeure)、リノール酸、リノレン酸、エレオステアリ
ン酸、アラキドン酸、エルカ酸、アクリル酸、グルタル
酸、アジピン酸、ピメリン酸、コルク酸、アゼライン
酸、セバシン酸、ノナンジカルボン酸、ウンデカンジカ
ルボン酸、ドデカンジカルボン酸、イタコン酸、アコニ
ット酸、5−ノルボルネン−2,3−ジカルボン酸、ド
デセニルコハク酸、ヘキサデセニルコハク酸、イソ吉草
酸、イソカプロン酸、エナント酸、ソルビン酸、クロト
ン酸、4−クロルブタン酸、2−クロル吉草酸、フェニ
ル酢酸、安息香酸、ヒドロキシ安息香酸、トルイル酸、
フタル酸、スルホフタル酸、ナフタリン酸の基である。
酸、酪酸、カプロン酸、カプリル酸、カプリン酸、ラウ
リン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、
アラキン酸、ベヘン酸、ラウロレイン酸、ミリストレイ
ン酸、パルミトレイン酸、オレイン酸、エルカン酸(Eru
cansaeure)、リノール酸、リノレン酸、エレオステアリ
ン酸、アラキドン酸、エルカ酸、アクリル酸、グルタル
酸、アジピン酸、ピメリン酸、コルク酸、アゼライン
酸、セバシン酸、ノナンジカルボン酸、ウンデカンジカ
ルボン酸、ドデカンジカルボン酸、イタコン酸、アコニ
ット酸、5−ノルボルネン−2,3−ジカルボン酸、ド
デセニルコハク酸、ヘキサデセニルコハク酸、イソ吉草
酸、イソカプロン酸、エナント酸、ソルビン酸、クロト
ン酸、4−クロルブタン酸、2−クロル吉草酸、フェニ
ル酢酸、安息香酸、ヒドロキシ安息香酸、トルイル酸、
フタル酸、スルホフタル酸、ナフタリン酸の基である。
【0054】更に、変性されたセルロースは、例えば、
式:
式:
【0055】
【化6】
【0056】[式中、Cellは、未変性のセルロースのモ
ノマー単位であり、xは、0.01〜2.60の範囲の
変性化度に相応し、Rは、アルキル基及び/又はアルケ
ニル基及び/又はシクロアルキル基及び/又はシクロア
ルケニル基及び/又はアリール基及び/又はアリールア
ルキル基及び/又はアリールアルケニル基及び/又はナ
フチル基であり、これらは、場合により、請求項14又
は15に記載の基で置換されており、かつ炭素鎖は、酸
素又はイオウ原子により中断されていてよい]で表され
るカルバメート構造を有する。
ノマー単位であり、xは、0.01〜2.60の範囲の
変性化度に相応し、Rは、アルキル基及び/又はアルケ
ニル基及び/又はシクロアルキル基及び/又はシクロア
ルケニル基及び/又はアリール基及び/又はアリールア
ルキル基及び/又はアリールアルケニル基及び/又はナ
フチル基であり、これらは、場合により、請求項14又
は15に記載の基で置換されており、かつ炭素鎖は、酸
素又はイオウ原子により中断されていてよい]で表され
るカルバメート構造を有する。
【0057】式中のR2−NHCOは、例えば、セルロ
ースと、ブチルイソシアネート、2−メチルプロピルイ
ソシアネート、オクタデシルイソシアネート、フェニル
イソシアネート、トリルイソシアネート、ナフチルイソ
シアネート、シクロヘキサンイソシアネート、クロルフ
ェニルイソシアネート、クロルトリルイソシアネートと
の反応により生ずる置換基の基である。
ースと、ブチルイソシアネート、2−メチルプロピルイ
ソシアネート、オクタデシルイソシアネート、フェニル
イソシアネート、トリルイソシアネート、ナフチルイソ
シアネート、シクロヘキサンイソシアネート、クロルフ
ェニルイソシアネート、クロルトリルイソシアネートと
の反応により生ずる置換基の基である。
【0058】紡糸溶液は、未変性の、もしくは変性され
たセルロースに対して、アクリル酸エステル及び/又は
メタクリル酸エステル及び/又はマレイン酸エステルと
アクリル酸及び/又はメタクリル酸及び/又はマレイン
酸及び/又はアクリルアミド及び/又はメタクリルアミ
ド及び/又はビニルベンゼン及び/又はビニルアルコー
ルからなる合成ホモポリマー及び/又はコポリマー1〜
50重量%を含有してよく、その際、合成ポリマー中
に、40モル%までの遊離のカルボキシル基があってよ
い。
たセルロースに対して、アクリル酸エステル及び/又は
メタクリル酸エステル及び/又はマレイン酸エステルと
アクリル酸及び/又はメタクリル酸及び/又はマレイン
酸及び/又はアクリルアミド及び/又はメタクリルアミ
ド及び/又はビニルベンゼン及び/又はビニルアルコー
ルからなる合成ホモポリマー及び/又はコポリマー1〜
50重量%を含有してよく、その際、合成ポリマー中
に、40モル%までの遊離のカルボキシル基があってよ
い。
【0059】紡糸溶液は、未変性のもしくは変性された
セルロースに対して、変性された及び/又は未変性のポ
リアクリルニトリル及び/又は変性された及び/又は未
変性のポリアミド1〜50重量%を含有してよい。
セルロースに対して、変性された及び/又は未変性のポ
リアクリルニトリル及び/又は変性された及び/又は未
変性のポリアミド1〜50重量%を含有してよい。
【0060】紡糸溶液は、溶けたセルロースポリマー及
び合成ポリマーに対して、脂肪族アルコール、脂肪酸、
脂肪酸エステル又は脂肪族アミンの群からの1種又は数
種の有機低分子量化合物1〜50重量%を含有してよ
い。
び合成ポリマーに対して、脂肪族アルコール、脂肪酸、
脂肪酸エステル又は脂肪族アミンの群からの1種又は数
種の有機低分子量化合物1〜50重量%を含有してよ
い。
【0061】例えば、合成ポリマー又は有機低分子量化
合物を、水及び/又は3級アミンオキシドと混合可能な
有機溶剤中に溶かし、かつ場合により、更に他の液体、
安定剤、空孔形成剤及びその他の紡糸溶液添加剤をその
溶液が含有する既に3級アミンオキシド中に溶けている
セルロースもしくは変性されたセルロースと、押し出し
の前に混合する。
合物を、水及び/又は3級アミンオキシドと混合可能な
有機溶剤中に溶かし、かつ場合により、更に他の液体、
安定剤、空孔形成剤及びその他の紡糸溶液添加剤をその
溶液が含有する既に3級アミンオキシド中に溶けている
セルロースもしくは変性されたセルロースと、押し出し
の前に混合する。
【0062】紡糸溶液は、溶けたセルロースポリマー及
び合成ポリマーに対して、紡糸添加剤40重量%までを
含有してよい。
び合成ポリマーに対して、紡糸添加剤40重量%までを
含有してよい。
【0063】添加剤として、例えば、没食子酸エステ
ル、ホスホン酸塩、クエン酸、アスコルビン酸、マンノ
ース、グルコース、ソルビット、マルトデキストリン、
微結晶性セルロース、グリセリン、エチレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、ポリビニルピロリドン等
又は有機塩の群からの1種又は数種の化合物を使用す
る。
ル、ホスホン酸塩、クエン酸、アスコルビン酸、マンノ
ース、グルコース、ソルビット、マルトデキストリン、
微結晶性セルロース、グリセリン、エチレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、ポリビニルピロリドン等
又は有機塩の群からの1種又は数種の化合物を使用す
る。
【0064】膜を、乾燥の前に、ポリエチレングリコー
ス、ポリビニルピロリドン及び/又は多価アルコール、
例えばグリセリン、エチレングリコール、プロパンジオ
ール、ソルビット、グルコース又はそれらの混合物の水
溶液で後処理することができる。
ス、ポリビニルピロリドン及び/又は多価アルコール、
例えばグリセリン、エチレングリコール、プロパンジオ
ール、ソルビット、グルコース又はそれらの混合物の水
溶液で後処理することができる。
【0065】更に、膜を乾燥の前に、架橋剤の溶液で処
理することもできる。
理することもできる。
【0066】その際、架橋剤は、例えば、1個以上のグ
リシジル基、イソシアネート基、無水物基、ビニル基、
及び/又はその他のOH基と反応する基を有する化合物
である。
リシジル基、イソシアネート基、無水物基、ビニル基、
及び/又はその他のOH基と反応する基を有する化合物
である。
【0067】中空繊維膜の製造においては、例えば、中
空繊維ノズルを使用し、かつ流体を、内部充填物とし
て、中空繊維膜の内腔の形成のために使用し、その際、
中空形成用の内部充填物は、例えば、70℃を上回る沸
点を有する液体、例えば、脂肪酸エステル、パラフィン
オイル、高濃度のアミンオキシド水溶液、グリセリン、
N−メチルピロリドン、ジメチルスルホキシド、ジメチ
ルホルムアミド、ポリエチレングリコール、ジメチルア
セトアミド又はこれらの化合物の水溶液又は気体物質、
例えば空気、窒素、二酸化炭素である。
空繊維ノズルを使用し、かつ流体を、内部充填物とし
て、中空繊維膜の内腔の形成のために使用し、その際、
中空形成用の内部充填物は、例えば、70℃を上回る沸
点を有する液体、例えば、脂肪酸エステル、パラフィン
オイル、高濃度のアミンオキシド水溶液、グリセリン、
N−メチルピロリドン、ジメチルスルホキシド、ジメチ
ルホルムアミド、ポリエチレングリコール、ジメチルア
セトアミド又はこれらの化合物の水溶液又は気体物質、
例えば空気、窒素、二酸化炭素である。
【0068】セルロースの変性は直接、3級アミンオキ
シドの溶液中で行うこともできる。
シドの溶液中で行うこともできる。
【0069】紡糸溶液に炭酸塩を添加し、かつ酸性沈殿
浴を使用することにより、膜中の空孔形成を行うことも
できる。
浴を使用することにより、膜中の空孔形成を行うことも
できる。
【0070】更に、紡糸溶液にアンモニウム塩を添加
し、かつアルカリ性沈殿浴を使用することにより、膜中
の空孔形成を行うこともできる。
し、かつアルカリ性沈殿浴を使用することにより、膜中
の空孔形成を行うこともできる。
【0071】膜の洗浄又は抽出を、例えば、温度20〜
95、有利に、40〜85℃の浴中で実施する。
95、有利に、40〜85℃の浴中で実施する。
【0072】本発明の範囲での「安定かつ貯蔵可能」と
は、膜が、通常、室内、例えば、病室、医療治療室、貯
蔵室等に支配的な通常の条件下に、本質的な変化を被ら
ないことを意味する。即ち、これらは、湿気を通さない
容器中で、又は調節された室内で貯蔵する必要はない。
は、膜が、通常、室内、例えば、病室、医療治療室、貯
蔵室等に支配的な通常の条件下に、本質的な変化を被ら
ないことを意味する。即ち、これらは、湿気を通さない
容器中で、又は調節された室内で貯蔵する必要はない。
【0073】膜の構造は、その製造により、膜が、耐老
化性であり、かつ長期貯蔵可能であるように固定され
る。
化性であり、かつ長期貯蔵可能であるように固定され
る。
【0074】本方法は、高い生産速度で実施することが
でき、非常に経済的に作動するが、それというのは、殊
に、高いポリマー濃度で処理することができるためであ
る。
でき、非常に経済的に作動するが、それというのは、殊
に、高いポリマー濃度で処理することができるためであ
る。
【0075】高い変性度、高い分子量及び高い濃度で
は、紡糸溶液の製造のために、補助溶剤を使用するのが
有利である。比較的低いDPを有するセルロースもしく
はセルロース誘導体は、容易に溶け、高い濃度を許容す
る。可溶性及びそれによる溶液の濃度は、セルロースの
変性によっても、又は種々異なる分子量のセルロース化
合物の混合物を使用することによっても高めることがで
きる。
は、紡糸溶液の製造のために、補助溶剤を使用するのが
有利である。比較的低いDPを有するセルロースもしく
はセルロース誘導体は、容易に溶け、高い濃度を許容す
る。可溶性及びそれによる溶液の濃度は、セルロースの
変性によっても、又は種々異なる分子量のセルロース化
合物の混合物を使用することによっても高めることがで
きる。
【0076】本方法により、単独又は数種のパラメータ
を変動させることにより、所定に及び再生産可能に、膜
の特性及び構造に影響を与えることができる。例えば、
沈殿浴温度を上げると、限外濾過率(UFR)を高める
ことができる。
を変動させることにより、所定に及び再生産可能に、膜
の特性及び構造に影響を与えることができる。例えば、
沈殿浴温度を上げると、限外濾過率(UFR)を高める
ことができる。
【0077】更に、構造及び勿論、それによりUFR
に、沈殿媒体の組成により影響を及ぼすことができる。
例えば、沈殿媒体の親水性により、殊に、膜表面の構造
を調節することができる。例えば、強親水性沈殿媒体、
殊に水は、より密なスキンを生じさせ、これに対して、
疎水性材料、例えば、ミリスチン酸イソプロピルは、開
放多孔性、強多孔性表面をもたらす。沈殿剤もしくは凝
集剤の特性に応じて、例えば、外壁及び/又は内壁によ
り密な構造を有する中空繊維膜を製造することができ
る。外部作用性沈殿浴の組成によるのと同様に、中空形
成流体の組成により、中空繊維膜の内表面の構造に影響
を及ぼすことができる。
に、沈殿媒体の組成により影響を及ぼすことができる。
例えば、沈殿媒体の親水性により、殊に、膜表面の構造
を調節することができる。例えば、強親水性沈殿媒体、
殊に水は、より密なスキンを生じさせ、これに対して、
疎水性材料、例えば、ミリスチン酸イソプロピルは、開
放多孔性、強多孔性表面をもたらす。沈殿剤もしくは凝
集剤の特性に応じて、例えば、外壁及び/又は内壁によ
り密な構造を有する中空繊維膜を製造することができ
る。外部作用性沈殿浴の組成によるのと同様に、中空形
成流体の組成により、中空繊維膜の内表面の構造に影響
を及ぼすことができる。
【0078】種々異なる例で示されるように、膜の構造
も、紡糸溶液の濃度により影響を及ぼすことができる。
も、紡糸溶液の濃度により影響を及ぼすことができる。
【0079】空気ギャップの調節で、構造の形成に影響
を及ぼすこともできる。
を及ぼすこともできる。
【0080】最後に、アビバージも、即ち、殊に、その
組成も、その構造形成及び固定に寄与しうる。
組成も、その構造形成及び固定に寄与しうる。
【0081】個々のパラメータの相互作用により、膜の
特性を、予定の使用に最適に調節することができる。
特性を、予定の使用に最適に調節することができる。
【0082】従って、本発明は、前記の種々様々な方法
で得られる平板状膜又は管状膜又は中空繊維膜の形のセ
ルロース透析膜にも関し、その際、例えば、次に挙げる
ような様々なセルロース透析膜を製造することができ
る:製造された膜のセルロース材料の吸光度と、紡糸溶
液の製造のために使用されたセルロース材料の吸光度と
の差が、245〜320nmの波長範囲で、0〜15%
であるセルロース透析膜;前記の場合に、吸光度間の差
が、<10%であるセルロース透析膜;比較的密な構造
又は10nm未満の空孔サイズを有するスキンを有する
外壁、多孔性内壁を有し、その際、内壁の空孔は、外壁
の空孔よりも大きく、かつ内壁と外壁との間の膜範囲
は、多孔性である、中空繊維膜の形のセルロース透析
膜;多孔性外壁及び比較的密な構造又は10nm未満の
空孔サイズを有するスキンを有する内壁を有し、その
際、外壁の空孔内壁の空孔よりも大きく、かつ内壁と外
壁との間の範囲が、多孔性である、中空繊維膜の形のセ
ルロース透析膜;比較的密な構造又は10nm未満の空
孔サイズを有するスキンを有する外壁及び内壁を有し、
かつ内壁及び外壁の間の範囲が、多孔性である、中空繊
維膜の形のセルロース透析膜;多孔性外壁及び内壁を有
し、かつ内壁と外壁との間の範囲が多孔性である、中空
繊維膜の形のセルロース透析膜;一貫して、10nm未
満の空孔を有する構造を有するセルロース透析膜;4〜
15ml/hm2mmHgの限外濾過率の低フラックス
範囲用セルロース透析膜;15〜50ml/hm2mm
Hgの限外濾過率の中フラックス範囲用セルロース透析
膜;50〜500、有利に、60〜300ml/hm2
mmHgの限外濾過率の高フラックス範囲用セルロース
透析膜;膜が、親和性に(affine)吸着可能な基を有する
セルロース透析膜;血液透析、血液濾過及び血液透析濾
過用のセルロース透析膜。
で得られる平板状膜又は管状膜又は中空繊維膜の形のセ
ルロース透析膜にも関し、その際、例えば、次に挙げる
ような様々なセルロース透析膜を製造することができ
る:製造された膜のセルロース材料の吸光度と、紡糸溶
液の製造のために使用されたセルロース材料の吸光度と
の差が、245〜320nmの波長範囲で、0〜15%
であるセルロース透析膜;前記の場合に、吸光度間の差
が、<10%であるセルロース透析膜;比較的密な構造
又は10nm未満の空孔サイズを有するスキンを有する
外壁、多孔性内壁を有し、その際、内壁の空孔は、外壁
の空孔よりも大きく、かつ内壁と外壁との間の膜範囲
は、多孔性である、中空繊維膜の形のセルロース透析
膜;多孔性外壁及び比較的密な構造又は10nm未満の
空孔サイズを有するスキンを有する内壁を有し、その
際、外壁の空孔内壁の空孔よりも大きく、かつ内壁と外
壁との間の範囲が、多孔性である、中空繊維膜の形のセ
ルロース透析膜;比較的密な構造又は10nm未満の空
孔サイズを有するスキンを有する外壁及び内壁を有し、
かつ内壁及び外壁の間の範囲が、多孔性である、中空繊
維膜の形のセルロース透析膜;多孔性外壁及び内壁を有
し、かつ内壁と外壁との間の範囲が多孔性である、中空
繊維膜の形のセルロース透析膜;一貫して、10nm未
満の空孔を有する構造を有するセルロース透析膜;4〜
15ml/hm2mmHgの限外濾過率の低フラックス
範囲用セルロース透析膜;15〜50ml/hm2mm
Hgの限外濾過率の中フラックス範囲用セルロース透析
膜;50〜500、有利に、60〜300ml/hm2
mmHgの限外濾過率の高フラックス範囲用セルロース
透析膜;膜が、親和性に(affine)吸着可能な基を有する
セルロース透析膜;血液透析、血液濾過及び血液透析濾
過用のセルロース透析膜。
【0083】更に、本発明のもう1つの目的は、透析膜
を、殊に、血液透析、血液濾過及び血液透析濾過のため
に、低−フラックス、中−フラックス又は高−フラック
ス膜として、使用することである。
を、殊に、血液透析、血液濾過及び血液透析濾過のため
に、低−フラックス、中−フラックス又は高−フラック
ス膜として、使用することである。
【0084】本発明の方法により、簡単に、所望に応じ
て、それぞれ低フラックス、中フラックス又は高フラッ
クス範囲に調節することができる優れた品質の透析膜を
製造することができることは、特に意外である。これら
は、安定な構造を有し、従って、特別な条件下に貯蔵す
る必要はなく、このことは、殊に、移動及び貯蔵の際
に、非常に有利である。膜は、長時間、その構造を変化
させないので、UFR能もしくは透析能は、比較的長い
貯蔵でも、一定のままである。
て、それぞれ低フラックス、中フラックス又は高フラッ
クス範囲に調節することができる優れた品質の透析膜を
製造することができることは、特に意外である。これら
は、安定な構造を有し、従って、特別な条件下に貯蔵す
る必要はなく、このことは、殊に、移動及び貯蔵の際
に、非常に有利である。膜は、長時間、その構造を変化
させないので、UFR能もしくは透析能は、比較的長い
貯蔵でも、一定のままである。
【0085】セルロース及びセルロース誘導体は、本発
明により非常に良好に、合成ポリマーと混合して、膜に
加工することができる。更に、優れた方法で、本発明に
より、低分子量の化合物、例えば、脂肪族アルコール、
例えば、ステアリルアルコール、脂肪族オイル等を添加
することができ、これにより血液認容性を改善すること
ができる。このような成分は、有毒ではなく、かつ殆ど
血液に溶けないので、洗浄で、抽出する必要がない。
明により非常に良好に、合成ポリマーと混合して、膜に
加工することができる。更に、優れた方法で、本発明に
より、低分子量の化合物、例えば、脂肪族アルコール、
例えば、ステアリルアルコール、脂肪族オイル等を添加
することができ、これにより血液認容性を改善すること
ができる。このような成分は、有毒ではなく、かつ殆ど
血液に溶けないので、洗浄で、抽出する必要がない。
【0086】膜は、有利な多孔度を有し、かつ鋭い分離
限界で調節することができる。例えば、なお、β−2−
ミクログロブリンを透過し、これに対して高分子量のタ
ンパク質は、透過しない透析膜を製造することができ
る。
限界で調節することができる。例えば、なお、β−2−
ミクログロブリンを透過し、これに対して高分子量のタ
ンパク質は、透過しない透析膜を製造することができ
る。
【0087】本発明の方法では、種々異なる分子量のセ
ルロース及びセルロース誘導体の混合物も加工すること
ができる。
ルロース及びセルロース誘導体の混合物も加工すること
ができる。
【0088】更に、本発明の範囲では、非常に良好な生
体親和性を有する変性された膜、即ち、特に、より低い
白血球減少症及びより低い補体活性を生じさせる様な膜
を製造することができる。更に、これらの膜は、より僅
かなトロンボゲン形成性を有する。
体親和性を有する変性された膜、即ち、特に、より低い
白血球減少症及びより低い補体活性を生じさせる様な膜
を製造することができる。更に、これらの膜は、より僅
かなトロンボゲン形成性を有する。
【0089】
【実施例】本発明を、次の例で詳述する。
【0090】例1 加熱可能な50lニーダー中で、NMMO(N−メチル
モルホリン−N−オキシド)23.982kg、リンタ
ーセルロース1.800kg、完全脱塩水5.996k
g及び没食子酸プロピルエステル0.018kgを、8
0℃で30分混和した。均一な混合物を先ず、急速冷凍
し、次いで粉砕し、かつ2つの脱ガス帯域及び並行スク
リューを有する二軸スクリュー押出機に接続されている
貯蔵容器中に満たした。粉末化された混合物を、配量二
軸スクリューを介して、連続的に、100℃に加熱可能
な押出機に供給した。脱ガス帯域中で、100ミリバー
ルの圧力で、溶融物を脱ガスすると、空気及び全部で
1.796kgの水が除去された。生じた紡糸溶液を濾
過し、かつ計量ポンプを用いて、120℃に加熱可能な
中空繊維紡糸ノズルに供給したが、これは、沈殿浴表面
上に、70mmの距離をおいて設置されていた。ノズル
孔の外径は、1140μmであり、核針(Kernnadel)の
外径は、830μmであった。中空形成液体としては、
ミリスチン酸イソプロピルを使用した。沈殿浴として
は、40℃の完全脱塩水を使用した。引取速度は、20
0m/分であり、伸びは6.68であった。中空繊維を
先ず、完全脱塩水で洗浄し、次いでグリセリン30重量
%、イソプロパノール20重量%及び水50重量%から
なる溶液で処理し、かつ50℃で乾燥させた。この方法
で得られた中空繊維は、次の特性を有した: 微結晶配向 中空繊維縦方向: 0.93 結晶割合(%): 75 微結晶長さと微結晶幅との比: 3 内径(μm): 200 壁圧(μm): 18 UFR−水(ml/hm2mmHg) 貯蔵2日後: 70 貯蔵100日後: 65 ふるい係数−チトクロムC 貯蔵2日後: 0.85 貯蔵100日後: 0.80 ふるい係数−アルブミン 貯蔵2日後: 0.08 貯蔵100日後: 0.05 結晶化度及び微結晶寸法に対する老化の影響を判断する
ために、X線広角スペクトルを、等方性化された(isotr
opierten)試料(グリセリン含有)で、貯蔵2日もしく
は100日の後に、透過度で調べた(図1及び2)。そ
のスペクトルから、これらの膜は、前記のパラメーター
に関して、耐老化安定であることが分かる。
モルホリン−N−オキシド)23.982kg、リンタ
ーセルロース1.800kg、完全脱塩水5.996k
g及び没食子酸プロピルエステル0.018kgを、8
0℃で30分混和した。均一な混合物を先ず、急速冷凍
し、次いで粉砕し、かつ2つの脱ガス帯域及び並行スク
リューを有する二軸スクリュー押出機に接続されている
貯蔵容器中に満たした。粉末化された混合物を、配量二
軸スクリューを介して、連続的に、100℃に加熱可能
な押出機に供給した。脱ガス帯域中で、100ミリバー
ルの圧力で、溶融物を脱ガスすると、空気及び全部で
1.796kgの水が除去された。生じた紡糸溶液を濾
過し、かつ計量ポンプを用いて、120℃に加熱可能な
中空繊維紡糸ノズルに供給したが、これは、沈殿浴表面
上に、70mmの距離をおいて設置されていた。ノズル
孔の外径は、1140μmであり、核針(Kernnadel)の
外径は、830μmであった。中空形成液体としては、
ミリスチン酸イソプロピルを使用した。沈殿浴として
は、40℃の完全脱塩水を使用した。引取速度は、20
0m/分であり、伸びは6.68であった。中空繊維を
先ず、完全脱塩水で洗浄し、次いでグリセリン30重量
%、イソプロパノール20重量%及び水50重量%から
なる溶液で処理し、かつ50℃で乾燥させた。この方法
で得られた中空繊維は、次の特性を有した: 微結晶配向 中空繊維縦方向: 0.93 結晶割合(%): 75 微結晶長さと微結晶幅との比: 3 内径(μm): 200 壁圧(μm): 18 UFR−水(ml/hm2mmHg) 貯蔵2日後: 70 貯蔵100日後: 65 ふるい係数−チトクロムC 貯蔵2日後: 0.85 貯蔵100日後: 0.80 ふるい係数−アルブミン 貯蔵2日後: 0.08 貯蔵100日後: 0.05 結晶化度及び微結晶寸法に対する老化の影響を判断する
ために、X線広角スペクトルを、等方性化された(isotr
opierten)試料(グリセリン含有)で、貯蔵2日もしく
は100日の後に、透過度で調べた(図1及び2)。そ
のスペクトルから、これらの膜は、前記のパラメーター
に関して、耐老化安定であることが分かる。
【0091】顕微鏡検査(図3、4、5、6、7)は、
外側に、スキン形成を伴う多孔成膜を示している。
外側に、スキン形成を伴う多孔成膜を示している。
【0092】毛細管膜の多孔度及び空孔サイズの測定の
ために、試料を、ナノプラスト(Nanoplast)中に埋め込
んだ。引き続き、ウルトラマイクロトームで、厚さ約9
0nmの切片を作った。
ために、試料を、ナノプラスト(Nanoplast)中に埋め込
んだ。引き続き、ウルトラマイクロトームで、厚さ約9
0nmの切片を作った。
【0093】この切片を、透過顕微鏡(Philips CM12)で
検査し、かつ55000:1の拡大で、全膜切片を写真
撮影した。
検査し、かつ55000:1の拡大で、全膜切片を写真
撮影した。
【0094】断片写真を、コンピューター画像分析(Qua
timeter970)で、パラメーター、自由空孔面積及び平均
経路長さに関して値を求めた。
timeter970)で、パラメーター、自由空孔面積及び平均
経路長さに関して値を求めた。
【0095】自由空孔面積Fp(図8)を、数式3:
【0096】
【数3】
【0097】により算出した。
【0098】空孔サイズに関して、空孔限界の間の距離
の平均値として定義される空孔構造中の平均自由経路長
さ(Λ)を測定した。画像分析でのその測定のために、
複数の並行測定ライン(図9)を用い、かつその長さ分
布を、空孔として同定される面積内で、測定した。
の平均値として定義される空孔構造中の平均自由経路長
さ(Λ)を測定した。画像分析でのその測定のために、
複数の並行測定ライン(図9)を用い、かつその長さ分
布を、空孔として同定される面積内で、測定した。
【0099】図10は、本発明による中空繊維膜中の空
孔サイズの推移を示している。外表面のスキンは直接、
その表面に、10nm未満の大きさの極めて小さい空孔
のみを有する。内壁方向に向かって、空孔サイズは、迅
速に50nm以上に増加し、かつ約30nmまでの曲線
推移に従って、内壁に近づく。内壁表面上の空孔は、明
らかに、外壁のスキンのそれよりも大きい。内壁から算
出される空孔の大部分は、即ち、75%より多くは、内
壁上の空孔よりも大きい。
孔サイズの推移を示している。外表面のスキンは直接、
その表面に、10nm未満の大きさの極めて小さい空孔
のみを有する。内壁方向に向かって、空孔サイズは、迅
速に50nm以上に増加し、かつ約30nmまでの曲線
推移に従って、内壁に近づく。内壁表面上の空孔は、明
らかに、外壁のスキンのそれよりも大きい。内壁から算
出される空孔の大部分は、即ち、75%より多くは、内
壁上の空孔よりも大きい。
【0100】図11は、背景としての膜切片上に描いた
同様の曲線推移を示している。
同様の曲線推移を示している。
【0101】図12は、多孔性面積割合を示している。
外表面の多孔度は、極めて低く、次いで、空孔サイズと
同様に、迅速に増加し、次いで、約40%まで戻る。こ
のことから、内表面は多孔性であり、これに対して、外
表面は、かなりより密であることが分かる。
外表面の多孔度は、極めて低く、次いで、空孔サイズと
同様に、迅速に増加し、次いで、約40%まで戻る。こ
のことから、内表面は多孔性であり、これに対して、外
表面は、かなりより密であることが分かる。
【0102】図13は、背景としての膜切片状に描いた
同様の曲線推移を示している。
同様の曲線推移を示している。
【0103】比較例 ドイツ特許(DE−C)第23021943号明細書の
例3を追跡操作する実験で、そこに記載のDP795の
セルロースでは、紡糸可能な溶液は得られなかった。従
って、14及び17%溶液を製造したが、その他は、例
3の処方と同様に処理した。
例3を追跡操作する実験で、そこに記載のDP795の
セルロースでは、紡糸可能な溶液は得られなかった。従
って、14及び17%溶液を製造したが、その他は、例
3の処方と同様に処理した。
【0104】次の膜特性が認められた: 紡糸溶液のセルロース含有率(%) 14 17 伸び 4.8 4.5 UFR−水; 貯蔵2日後 8.5ml/hm2mmHg 2.4 ふるい係数−チトクロムC; 貯蔵2日後 0.15 0.08 ふるい係数−アルブミン; 貯蔵2日後 0.02 0.02 微結晶配向: 0.87 結晶割合(%): 50 微結晶長さと微結晶幅との比: 3.25。
【0105】顕微鏡検査(図14、15、16、17参
照)も、それが、非常に密な膜であることを証明してい
る。空孔サイズは、算出されるだけであり、かつ10n
mをかなり下回る。多孔度の測定は、コンピューター画
像分析では、非常に小さい空孔の故に、不可能である。
照)も、それが、非常に密な膜であることを証明してい
る。空孔サイズは、算出されるだけであり、かつ10n
mをかなり下回る。多孔度の測定は、コンピューター画
像分析では、非常に小さい空孔の故に、不可能である。
【0106】例2 加熱可能な50lニーダー中で、NMMO 23.98
2kg、リンターセルロース1.800kg、完全脱塩
水5.996kg及び没食子酸プロピルエステル0.0
18kgを、80℃で30分混和した。均一な混合物を
先ず、急速冷凍し、次いで粉砕し、かつ2つの脱ガス帯
域及び逆行スクリューを有する二軸スクリュー押出機に
接続されている貯蔵容器中に満たした。粉末化された混
合物を、配量二軸スクリューを介して、連続的に、10
0℃に加熱可能な押出機に供給した。脱ガス帯域中で、
100ミリバールの圧力で、溶融物を脱ガスすると、空
気及び全部で1.796kgの水が除去された。生じた
紡糸溶液を濾過し、かつ計量ポンプを用いて、120℃
に加熱可能な中空繊維紡糸ノズルに供給したが、これ
は、沈殿浴表面上に、110mmの距離をおいて設置さ
れていた。ノズル孔の外径は、1140μmであり、核
針の外径は、830μmであった。中空形成液体として
は、ミリスチン酸イソプロピルを使用した。沈殿浴とし
ては、40℃の完全脱塩水を使用した。引取速度は、2
00m/分であり、伸びは9.43であった。中空繊維
を先ず、完全脱塩水で洗浄し、次いでグリセリン15重
量%、イソプロパノール35重量%及び水50重量%か
らなる溶液で処理し、かつ50℃で乾燥させた。この方
法で得られた中空繊維は、次の特性を有した: 内径(μm): 195 壁圧(μm): 20 UFR−水(ml/hm2mmHg): 33 ふるい係数−チトクロムC: 0.64 ふるい係数−アルブミン: 0.05 例3 加熱可能な50lニーダー中で、NMMO 23.98
2kg、リンターセルロース1.350kg、0.24
のDS(変性化度もしくは置換度)を有するベンジルセ
ルロース0.450kg、完全脱塩水5.996kg及
び没食子酸プロピルエステル0.018kgを、80℃
で30分混和した。均一な混合物を先ず、急速冷凍し、
次いで粉砕し、かつ2つの脱ガス帯域及び逆行スクリュ
ーを有する二軸スクリュー押出機に接続されている貯蔵
容器中に満たした。粉末化された混合物を、配量二軸ス
クリューを介して、連続的に、100℃に加熱可能な押
出機に供給した。脱ガス帯域中で、100ミリバールの
圧力で、溶融物を脱ガスすると、空気及び全部で1.7
96kgの水が除去された。生じた紡糸溶液を濾過し、
かつ計量ポンプを用いて、120℃に加熱可能な中空繊
維紡糸ノズルに供給したが、これは、沈殿浴表面上に、
110mmの距離をおいて設置されていた。ノズル孔の
外径は、1140μmであり、核針の外径は、830μ
mであった。中空形成液体としては、ミリスチン酸イソ
プロピルを使用した。沈殿浴としては、40℃の完全脱
塩水を使用した。引取速度は、200m/分であり、伸
びは9.43であった。中空繊維を先ず、完全脱塩水で
洗浄し、次いでグリセリン15重量%、イソプロパノー
ル35重量%及び水50重量%からなる溶液で処理し、
かつ50℃で乾燥させた。この方法で得られた中空繊維
は、最大空孔サイズ15〜20nmを有し、かつやや密
だが、なお解放性の外表面及び内表面を有する多孔性構
造(図18、19、20参照)を有し、かつ次の特性を
有した: 内径(μm): 195 壁圧(μm): 24 UFR−水(ml/hm2mmHg): 57 ふるい係数−チトクロムC: 0.66 ふるい係数−アルブミン: 0.016。
2kg、リンターセルロース1.800kg、完全脱塩
水5.996kg及び没食子酸プロピルエステル0.0
18kgを、80℃で30分混和した。均一な混合物を
先ず、急速冷凍し、次いで粉砕し、かつ2つの脱ガス帯
域及び逆行スクリューを有する二軸スクリュー押出機に
接続されている貯蔵容器中に満たした。粉末化された混
合物を、配量二軸スクリューを介して、連続的に、10
0℃に加熱可能な押出機に供給した。脱ガス帯域中で、
100ミリバールの圧力で、溶融物を脱ガスすると、空
気及び全部で1.796kgの水が除去された。生じた
紡糸溶液を濾過し、かつ計量ポンプを用いて、120℃
に加熱可能な中空繊維紡糸ノズルに供給したが、これ
は、沈殿浴表面上に、110mmの距離をおいて設置さ
れていた。ノズル孔の外径は、1140μmであり、核
針の外径は、830μmであった。中空形成液体として
は、ミリスチン酸イソプロピルを使用した。沈殿浴とし
ては、40℃の完全脱塩水を使用した。引取速度は、2
00m/分であり、伸びは9.43であった。中空繊維
を先ず、完全脱塩水で洗浄し、次いでグリセリン15重
量%、イソプロパノール35重量%及び水50重量%か
らなる溶液で処理し、かつ50℃で乾燥させた。この方
法で得られた中空繊維は、次の特性を有した: 内径(μm): 195 壁圧(μm): 20 UFR−水(ml/hm2mmHg): 33 ふるい係数−チトクロムC: 0.64 ふるい係数−アルブミン: 0.05 例3 加熱可能な50lニーダー中で、NMMO 23.98
2kg、リンターセルロース1.350kg、0.24
のDS(変性化度もしくは置換度)を有するベンジルセ
ルロース0.450kg、完全脱塩水5.996kg及
び没食子酸プロピルエステル0.018kgを、80℃
で30分混和した。均一な混合物を先ず、急速冷凍し、
次いで粉砕し、かつ2つの脱ガス帯域及び逆行スクリュ
ーを有する二軸スクリュー押出機に接続されている貯蔵
容器中に満たした。粉末化された混合物を、配量二軸ス
クリューを介して、連続的に、100℃に加熱可能な押
出機に供給した。脱ガス帯域中で、100ミリバールの
圧力で、溶融物を脱ガスすると、空気及び全部で1.7
96kgの水が除去された。生じた紡糸溶液を濾過し、
かつ計量ポンプを用いて、120℃に加熱可能な中空繊
維紡糸ノズルに供給したが、これは、沈殿浴表面上に、
110mmの距離をおいて設置されていた。ノズル孔の
外径は、1140μmであり、核針の外径は、830μ
mであった。中空形成液体としては、ミリスチン酸イソ
プロピルを使用した。沈殿浴としては、40℃の完全脱
塩水を使用した。引取速度は、200m/分であり、伸
びは9.43であった。中空繊維を先ず、完全脱塩水で
洗浄し、次いでグリセリン15重量%、イソプロパノー
ル35重量%及び水50重量%からなる溶液で処理し、
かつ50℃で乾燥させた。この方法で得られた中空繊維
は、最大空孔サイズ15〜20nmを有し、かつやや密
だが、なお解放性の外表面及び内表面を有する多孔性構
造(図18、19、20参照)を有し、かつ次の特性を
有した: 内径(μm): 195 壁圧(μm): 24 UFR−水(ml/hm2mmHg): 57 ふるい係数−チトクロムC: 0.66 ふるい係数−アルブミン: 0.016。
【0107】毛細管膜を、面積1.2m2の試験体(透
析器)に加工し、かつその生体親和特性を試験した。次
の結果が得られた: C5a−活性(ng/ml): 19(N=9) TAT(ng/ml): 15(N=9) PC(%): 85(N=9) ヘパリン(U/ml): 4.1(N=9) 銅セロファン(比較) C5a−活性(ng/ml): 601(N=9) TAT(ng/ml): 17(N=9) PC(%): 77(N=9) ヘパリン(U/ml): 4.0(N=9) この結果から、明らかに、変性された膜は、非常に良好
な生体親和性を有することが分かる。
析器)に加工し、かつその生体親和特性を試験した。次
の結果が得られた: C5a−活性(ng/ml): 19(N=9) TAT(ng/ml): 15(N=9) PC(%): 85(N=9) ヘパリン(U/ml): 4.1(N=9) 銅セロファン(比較) C5a−活性(ng/ml): 601(N=9) TAT(ng/ml): 17(N=9) PC(%): 77(N=9) ヘパリン(U/ml): 4.0(N=9) この結果から、明らかに、変性された膜は、非常に良好
な生体親和性を有することが分かる。
【0108】例4 加熱可能な50lニーダー中で、NMMO 23.98
2kg、リンターセルロース1.350kg、0.18
のDSを有するベンジルセルロース0.450kg、完
全脱塩水5.996kg及び没食子酸プロピルエステル
0.018kgを、80℃で30分混和した。均一な混
合物を先ず、急速冷凍し、次いで粉砕し、かつ2つの脱
ガス帯域及び逆行スクリューを有する二軸スクリュー押
出機に接続されている貯蔵容器中に満たした。粉末化さ
れた混合物を、配量二軸スクリューを介して、連続的
に、100℃に加熱可能な押出機に供給した。脱ガス帯
域中で、100ミリバールの圧力で、溶融物を脱ガスす
ると、空気及び全部で1.796kgの水が除去され
た。生じた紡糸溶液を濾過し、かつ計量ポンプを用い
て、120℃に加熱可能な中空繊維紡糸ノズルに供給し
たが、これは、沈殿浴表面上に、110mmの距離をお
いて設置されていた。ノズル孔の外径は、1140μm
であり、核針の外径は、830μmであった。中空形成
液体としては、ミリスチン酸イソプロピルを使用した。
沈殿浴としては、40℃の完全脱塩水を使用した。引取
速度は、200m/分であり、伸びは9.43であっ
た。中空繊維を先ず、完全脱塩水で洗浄し、次いでグリ
セリン15重量%、イソプロパノール35重量%及び水
50重量%からなる溶液で処理し、かつ50℃で乾燥さ
せた。この方法で得られた中空繊維は、最大空孔サイズ
15〜20nmを有し、かつより密だが、なお解放性の
外表面及び内表面を有する多孔性構造(図18、21、
22参照)を有し、かつ次の特性を有した: 内径(μm): 200 壁圧(μm): 13 UFR−水(ml/hm2mmHg): 61 ふるい係数−チトクロムC: 0.70 ふるい係数−アルブミン: 0.06。
2kg、リンターセルロース1.350kg、0.18
のDSを有するベンジルセルロース0.450kg、完
全脱塩水5.996kg及び没食子酸プロピルエステル
0.018kgを、80℃で30分混和した。均一な混
合物を先ず、急速冷凍し、次いで粉砕し、かつ2つの脱
ガス帯域及び逆行スクリューを有する二軸スクリュー押
出機に接続されている貯蔵容器中に満たした。粉末化さ
れた混合物を、配量二軸スクリューを介して、連続的
に、100℃に加熱可能な押出機に供給した。脱ガス帯
域中で、100ミリバールの圧力で、溶融物を脱ガスす
ると、空気及び全部で1.796kgの水が除去され
た。生じた紡糸溶液を濾過し、かつ計量ポンプを用い
て、120℃に加熱可能な中空繊維紡糸ノズルに供給し
たが、これは、沈殿浴表面上に、110mmの距離をお
いて設置されていた。ノズル孔の外径は、1140μm
であり、核針の外径は、830μmであった。中空形成
液体としては、ミリスチン酸イソプロピルを使用した。
沈殿浴としては、40℃の完全脱塩水を使用した。引取
速度は、200m/分であり、伸びは9.43であっ
た。中空繊維を先ず、完全脱塩水で洗浄し、次いでグリ
セリン15重量%、イソプロパノール35重量%及び水
50重量%からなる溶液で処理し、かつ50℃で乾燥さ
せた。この方法で得られた中空繊維は、最大空孔サイズ
15〜20nmを有し、かつより密だが、なお解放性の
外表面及び内表面を有する多孔性構造(図18、21、
22参照)を有し、かつ次の特性を有した: 内径(μm): 200 壁圧(μm): 13 UFR−水(ml/hm2mmHg): 61 ふるい係数−チトクロムC: 0.70 ふるい係数−アルブミン: 0.06。
【0109】毛細管膜を、面積1.2m2の試験体(透
析器)に加工し、かつその生体親和特性を試験した。次
の結果が得られた: C5a−活性(ng/ml): 27(N=9) TAT(ng/ml): 18(N=9) PC(%): 80(N=9) ヘパリン(U/ml): 3.9(N=9) 銅セロファン(比較) C5a−活性(ng/ml): 601(N=9) TAT(ng/ml): 17(N=9) PC(%): 77(N=9) ヘパリン(U/ml): 4.0(N=9) この結果から、明らかに、変性された膜は、非常に良好
な生体親和性を有することが分かる。
析器)に加工し、かつその生体親和特性を試験した。次
の結果が得られた: C5a−活性(ng/ml): 27(N=9) TAT(ng/ml): 18(N=9) PC(%): 80(N=9) ヘパリン(U/ml): 3.9(N=9) 銅セロファン(比較) C5a−活性(ng/ml): 601(N=9) TAT(ng/ml): 17(N=9) PC(%): 77(N=9) ヘパリン(U/ml): 4.0(N=9) この結果から、明らかに、変性された膜は、非常に良好
な生体親和性を有することが分かる。
【0110】例5 加熱可能な50lニーダー中で、NMMO 23.98
2kg、リンターセルロース1.350kg、0.37
のDSを有するセルロースドデセニルスクシネート0.
450kg、完全脱塩水5.996kg及び没食子酸プ
ロピルエステル0.018kgを、80℃で30分混和
した。均一な混合物を先ず、急速冷凍し、次いで粉砕
し、かつ2つの脱ガス帯域及び逆行スクリューを有する
二軸スクリュー押出機に接続されている貯蔵容器中に満
たした。粉末化された混合物を、配量二軸スクリューを
介して、連続的に、100℃に加熱可能な押出機に供給
した。脱ガス帯域中で、100ミリバールの圧力で、溶
融物を脱ガスすると、空気及び全部で1.796kgの
水が除去された。生じた紡糸溶液を濾過し、かつ計量ポ
ンプを用いて、120℃に加熱可能な中空繊維紡糸ノズ
ルに供給したが、これは、沈殿浴表面上に、110mm
の距離をおいて設置されていた。ノズル孔の外径は、1
140μmであり、核針の外径は、830μmであっ
た。中空形成液体としては、ミリスチン酸イソプロピル
を使用した。沈殿浴としては、40℃の完全脱塩水を使
用した。引取速度は、200m/分であり、伸びは9.
43であった。中空繊維を先ず、完全脱塩水で洗浄し、
次いでグリセリン15重量%、イソプロパノール35重
量%及び水50重量%からなる溶液で処理し、かつ50
℃で乾燥させた。この方法で得られた中空繊維は、最大
空孔サイズ10〜15nmを有するなお明らかに認めら
れる多孔度(図18参照)を有し、かつ次の特性を有し
た: 内径(μm): 200 壁圧(μm): 13 UFR−水(ml/hm2mmHg): 37 ふるい係数−チトクロムC: 0.57 ふるい係数−アルブミン: 0.004。
2kg、リンターセルロース1.350kg、0.37
のDSを有するセルロースドデセニルスクシネート0.
450kg、完全脱塩水5.996kg及び没食子酸プ
ロピルエステル0.018kgを、80℃で30分混和
した。均一な混合物を先ず、急速冷凍し、次いで粉砕
し、かつ2つの脱ガス帯域及び逆行スクリューを有する
二軸スクリュー押出機に接続されている貯蔵容器中に満
たした。粉末化された混合物を、配量二軸スクリューを
介して、連続的に、100℃に加熱可能な押出機に供給
した。脱ガス帯域中で、100ミリバールの圧力で、溶
融物を脱ガスすると、空気及び全部で1.796kgの
水が除去された。生じた紡糸溶液を濾過し、かつ計量ポ
ンプを用いて、120℃に加熱可能な中空繊維紡糸ノズ
ルに供給したが、これは、沈殿浴表面上に、110mm
の距離をおいて設置されていた。ノズル孔の外径は、1
140μmであり、核針の外径は、830μmであっ
た。中空形成液体としては、ミリスチン酸イソプロピル
を使用した。沈殿浴としては、40℃の完全脱塩水を使
用した。引取速度は、200m/分であり、伸びは9.
43であった。中空繊維を先ず、完全脱塩水で洗浄し、
次いでグリセリン15重量%、イソプロパノール35重
量%及び水50重量%からなる溶液で処理し、かつ50
℃で乾燥させた。この方法で得られた中空繊維は、最大
空孔サイズ10〜15nmを有するなお明らかに認めら
れる多孔度(図18参照)を有し、かつ次の特性を有し
た: 内径(μm): 200 壁圧(μm): 13 UFR−水(ml/hm2mmHg): 37 ふるい係数−チトクロムC: 0.57 ふるい係数−アルブミン: 0.004。
【0111】毛細管膜を、面積1.2m2の試験体(透
析器)に加工し、かつその生体親和特性を試験した。次
の結果が得られた: C5a−活性(ng/ml): <10(N=9) TAT(ng/ml): 14(N=9) PC(%): 91(N=9) ヘパリン(U/ml): 4.8(N=9) 銅セロファン(比較) C5a−活性(ng/ml): 601(N=9) TAT(ng/ml): 17(N=9) PC(%): 77(N=9) ヘパリン(U/ml): 4.0(N=9) この結果から、明らかに、変性された膜は、非常に良好
な生体親和性を有することが分かる。
析器)に加工し、かつその生体親和特性を試験した。次
の結果が得られた: C5a−活性(ng/ml): <10(N=9) TAT(ng/ml): 14(N=9) PC(%): 91(N=9) ヘパリン(U/ml): 4.8(N=9) 銅セロファン(比較) C5a−活性(ng/ml): 601(N=9) TAT(ng/ml): 17(N=9) PC(%): 77(N=9) ヘパリン(U/ml): 4.0(N=9) この結果から、明らかに、変性された膜は、非常に良好
な生体親和性を有することが分かる。
【0112】例6 加熱可能な50lニーダー中で、NMMO 23.28
0kg、リンターセルロース2.550kg、ポリメタ
クリル酸ブチルメタクリレートのコポリマー0.450
kg、完全脱塩水5.830kg及び没食子酸プロピル
エステル0.018kgを、80℃で30分混和した。
均一な混合物を先ず、急速冷凍し、次いで粉砕し、かつ
2つの脱ガス帯域及び逆行スクリューを有する二軸スク
リュー押出機に接続されている貯蔵容器中に満たした。
粉末化された混合物を、配量二軸スクリューを介して、
連続的に、100℃に加熱可能な押出機に供給した。脱
ガス帯域中で、100ミリバールの圧力で、溶融物を脱
ガスすると、空気及び全部で2.280kgの水が除去
された。生じた紡糸溶液を濾過し、かつ計量ポンプを用
いて、120℃に加熱可能な中空繊維紡糸ノズルに供給
したが、これは、沈殿浴表面上に、110mmの距離を
おいて設置されていた。ノズル孔の外径は、1140μ
mであり、核針の外径は、830μmであった。中空形
成液体としては、ミリスチン酸イソプロピルを使用し
た。沈殿浴としては、40℃の完全脱塩水を使用した。
引取速度は、120m/分であり、伸びは5.2であっ
た。中空繊維を先ず、完全脱塩水で洗浄し、次いでグリ
セリン15重量%、イソプロパノール35重量%及び水
50重量%からなる溶液で処理し、かつ50℃で乾燥さ
せた。この方法で得られた中空繊維は、最大空孔サイズ
<5nmを有する多孔性構造(図18)を有し、かつ次
の特性を有した: 内径(μm): 225 壁圧(μm): 25 UFR−水(ml/hm2mmHg): 17 ふるい係数−チトクロムC: 0.17 ふるい係数−アルブミン: 0.05。
0kg、リンターセルロース2.550kg、ポリメタ
クリル酸ブチルメタクリレートのコポリマー0.450
kg、完全脱塩水5.830kg及び没食子酸プロピル
エステル0.018kgを、80℃で30分混和した。
均一な混合物を先ず、急速冷凍し、次いで粉砕し、かつ
2つの脱ガス帯域及び逆行スクリューを有する二軸スク
リュー押出機に接続されている貯蔵容器中に満たした。
粉末化された混合物を、配量二軸スクリューを介して、
連続的に、100℃に加熱可能な押出機に供給した。脱
ガス帯域中で、100ミリバールの圧力で、溶融物を脱
ガスすると、空気及び全部で2.280kgの水が除去
された。生じた紡糸溶液を濾過し、かつ計量ポンプを用
いて、120℃に加熱可能な中空繊維紡糸ノズルに供給
したが、これは、沈殿浴表面上に、110mmの距離を
おいて設置されていた。ノズル孔の外径は、1140μ
mであり、核針の外径は、830μmであった。中空形
成液体としては、ミリスチン酸イソプロピルを使用し
た。沈殿浴としては、40℃の完全脱塩水を使用した。
引取速度は、120m/分であり、伸びは5.2であっ
た。中空繊維を先ず、完全脱塩水で洗浄し、次いでグリ
セリン15重量%、イソプロパノール35重量%及び水
50重量%からなる溶液で処理し、かつ50℃で乾燥さ
せた。この方法で得られた中空繊維は、最大空孔サイズ
<5nmを有する多孔性構造(図18)を有し、かつ次
の特性を有した: 内径(μm): 225 壁圧(μm): 25 UFR−水(ml/hm2mmHg): 17 ふるい係数−チトクロムC: 0.17 ふるい係数−アルブミン: 0.05。
【0113】毛細管膜を、面積1.2m2の試験体(透
析器)に加工し、かつその生体親和特性を試験した。次
の結果が得られた: C5a−活性(ng/ml): 72(N=9) TAT(ng/ml): 45(N=9) PC(%): 69(N=9) ヘパリン(U/ml): 3.7(N=9) 銅セロファン(比較) C5a−活性(ng/ml): 601(N=9) TAT(ng/ml): 17(N=9) PC(%): 77(N=9) ヘパリン(U/ml): 4.0(N=9) この結果から、明らかに、変性された膜は、非常に良好
な生体親和性を有することが分かる。
析器)に加工し、かつその生体親和特性を試験した。次
の結果が得られた: C5a−活性(ng/ml): 72(N=9) TAT(ng/ml): 45(N=9) PC(%): 69(N=9) ヘパリン(U/ml): 3.7(N=9) 銅セロファン(比較) C5a−活性(ng/ml): 601(N=9) TAT(ng/ml): 17(N=9) PC(%): 77(N=9) ヘパリン(U/ml): 4.0(N=9) この結果から、明らかに、変性された膜は、非常に良好
な生体親和性を有することが分かる。
【0114】例7〜8 例1と同様の処理法で、セルロース紡糸溶液から、毛細
管膜を紡糸し、種々異なる組成のアビバージで処理し、
かつその透析能を試験した。結果を、第1表中に記載し
た。
管膜を紡糸し、種々異なる組成のアビバージで処理し、
かつその透析能を試験した。結果を、第1表中に記載し
た。
【0115】
【表1】
【0116】例9 例1の紡糸溶液から、同様の処理法で、中空繊維を紡糸
し、85℃の水で沈殿させ、その後、水で洗浄し、グリ
セリン(30重量%)、イソプロパノール(20重量
%)及び水(50重量%)からなる混合物でアビバージ
し、かつ50℃で乾燥させた。中空繊維は、次の透析特
性を示す: UFR−水(ml/hm2mmHg): 160 ふるい係数−チトクロムC: 0.95 ふるい係数−アルブミン: 0.22 例10 例1に基づいて、DS=0.24のベンジルセルロース
−含有率8%を有するNMMO−紡糸溶液を製造し、か
つ中空繊維に紡糸した。紡糸ノズルから沈殿浴表面まで
の距離は、130mmであった。沈殿媒体は、40℃の
水であった。中空繊維を、水での洗浄の後に、グリセリ
ン20重量%、イソプロパノール30重量%及び水50
重量%からなる混合物で処理し、かつ50℃で乾燥させ
た。中空繊維の内径は、210μmであり、かつ壁厚
は、17μmであった。この中空繊維を、試験体に加工
し、次のデータを測定した: UFR−水(ml/hm2mmHg): 90 ふるい係数−チトクロムC: 0.82 ふるい係数−アルブミン: 0.08 未変性のセルロース膜と比較すると、C5a−活性は、9
8%を越えるほど減った。トロンボゲン形成性及びヘパ
リン吸収は、銅セロファンの場合と同じ程度である。
し、85℃の水で沈殿させ、その後、水で洗浄し、グリ
セリン(30重量%)、イソプロパノール(20重量
%)及び水(50重量%)からなる混合物でアビバージ
し、かつ50℃で乾燥させた。中空繊維は、次の透析特
性を示す: UFR−水(ml/hm2mmHg): 160 ふるい係数−チトクロムC: 0.95 ふるい係数−アルブミン: 0.22 例10 例1に基づいて、DS=0.24のベンジルセルロース
−含有率8%を有するNMMO−紡糸溶液を製造し、か
つ中空繊維に紡糸した。紡糸ノズルから沈殿浴表面まで
の距離は、130mmであった。沈殿媒体は、40℃の
水であった。中空繊維を、水での洗浄の後に、グリセリ
ン20重量%、イソプロパノール30重量%及び水50
重量%からなる混合物で処理し、かつ50℃で乾燥させ
た。中空繊維の内径は、210μmであり、かつ壁厚
は、17μmであった。この中空繊維を、試験体に加工
し、次のデータを測定した: UFR−水(ml/hm2mmHg): 90 ふるい係数−チトクロムC: 0.82 ふるい係数−アルブミン: 0.08 未変性のセルロース膜と比較すると、C5a−活性は、9
8%を越えるほど減った。トロンボゲン形成性及びヘパ
リン吸収は、銅セロファンの場合と同じ程度である。
【0117】例11 リンターセルロース75重量%及びDS=0.24のベ
ンジルセルロース25重量%からなるポリマー含有率6
%を有するNMMO−紡糸溶液から、例1と同様の方法
で、内径194μm及び壁厚19μmを有する毛細管膜
が得られた。この中空繊維から調製された試験体は、次
の透析特性を示した: UFR−水(ml/hm2mmHg): 94 ふるい係数−チトクロムC: 0.80 ふるい係数−アルブミン: 0.09 未変性のセルロース膜と比較すると、C5a−活性は、9
7%減った。トロンボゲン形成性及びヘパリン吸収は、
銅セロファンの場合と同じ程度である。
ンジルセルロース25重量%からなるポリマー含有率6
%を有するNMMO−紡糸溶液から、例1と同様の方法
で、内径194μm及び壁厚19μmを有する毛細管膜
が得られた。この中空繊維から調製された試験体は、次
の透析特性を示した: UFR−水(ml/hm2mmHg): 94 ふるい係数−チトクロムC: 0.80 ふるい係数−アルブミン: 0.09 未変性のセルロース膜と比較すると、C5a−活性は、9
7%減った。トロンボゲン形成性及びヘパリン吸収は、
銅セロファンの場合と同じ程度である。
【0118】例12 NMMO11.991kg、0.19のDSを有するベ
ンジルセルロース0.900kg、完全脱塩水2.99
8kg及び没食子酸プロピルエステル0.010kg
を、押出機の前に接続されているニーダー中で充分に混
合した。この混合物を、配量二軸スクリューを介して、
連続的に100℃に加熱可能な押出機に供給した。脱ガ
ス帯域で、100ミリバールで、溶融物を脱ガスする
と、空気及び水0.898kgが除去された。生じた紡
糸溶液を濾過し、計量ポンプを用いて、120℃に加熱
可能な中空繊維紡糸ノズルに供給したが、これは、沈殿
浴表面上から、5mmの距離を置いて設置されていた。
沈殿浴としては、60℃の水を使用した。中空形成液体
としては、ミリスチン酸イソプロピルを使用した。引取
速度は、250m/分であった。中空繊維を先ず、完全
脱塩水で洗浄し、次いで、グリセリン15重量%、イソ
プロパノール35重量%及び水50重量%からなる溶液
で処理し、かつ50℃で乾燥させた。この処理法で得ら
れた中空繊維は、次の特性を有する: 内径: 200μm 壁厚: 10μm UFR−水(ml/hm2mmHg): 98 ふるい係数−チトクロムC: 0.82 ふるい係数−アルブミン: 0.08 未変性のセルロース膜と比較すると、C5a−活性は、9
3%減った。トロンボゲン形成性及びヘパリン吸収は、
銅セロファンの場合と同じ程度である。
ンジルセルロース0.900kg、完全脱塩水2.99
8kg及び没食子酸プロピルエステル0.010kg
を、押出機の前に接続されているニーダー中で充分に混
合した。この混合物を、配量二軸スクリューを介して、
連続的に100℃に加熱可能な押出機に供給した。脱ガ
ス帯域で、100ミリバールで、溶融物を脱ガスする
と、空気及び水0.898kgが除去された。生じた紡
糸溶液を濾過し、計量ポンプを用いて、120℃に加熱
可能な中空繊維紡糸ノズルに供給したが、これは、沈殿
浴表面上から、5mmの距離を置いて設置されていた。
沈殿浴としては、60℃の水を使用した。中空形成液体
としては、ミリスチン酸イソプロピルを使用した。引取
速度は、250m/分であった。中空繊維を先ず、完全
脱塩水で洗浄し、次いで、グリセリン15重量%、イソ
プロパノール35重量%及び水50重量%からなる溶液
で処理し、かつ50℃で乾燥させた。この処理法で得ら
れた中空繊維は、次の特性を有する: 内径: 200μm 壁厚: 10μm UFR−水(ml/hm2mmHg): 98 ふるい係数−チトクロムC: 0.82 ふるい係数−アルブミン: 0.08 未変性のセルロース膜と比較すると、C5a−活性は、9
3%減った。トロンボゲン形成性及びヘパリン吸収は、
銅セロファンの場合と同じ程度である。
【0119】例13 分留管を有する加熱可能な600ml複式−ニーダー中
で、水分3.9%を有するベンジルセルロース(DS=
0.24)23.4g、水分14%を有するNMMO2
26.7g、完全脱塩水16.1g及び没食子酸プロピ
ルエステル0.225gを、80℃で20分間混和し
た。この後、120ミリバール及び100℃で、30分
かけて、水16.3gを留去した。溶液を、シート引取
装置を用いて、平板状膜に加工した。沈殿媒体として、
20℃の水を使用した。膜を、水でよく洗浄し、グリセ
リン10重量%、エタノール40重量%及び水50重量
%の溶液で処理し、枠の上に拡げて、かつ22℃で乾燥
させた。この方法で製造された平板状膜は、厚さ22μ
mであり、かつ次の特性を有した: UFR−水(ml/hm2mmHg): 55 ふるい係数−チトクロムC: 0.76 ふるい係数−アルブミン: 0.04 未変性の膜と比較すると、C5a−活性は、95%減っ
た。トロンボゲン形成性及びヘパリン吸収は、銅セロフ
ァンの場合と同じ程度である。
で、水分3.9%を有するベンジルセルロース(DS=
0.24)23.4g、水分14%を有するNMMO2
26.7g、完全脱塩水16.1g及び没食子酸プロピ
ルエステル0.225gを、80℃で20分間混和し
た。この後、120ミリバール及び100℃で、30分
かけて、水16.3gを留去した。溶液を、シート引取
装置を用いて、平板状膜に加工した。沈殿媒体として、
20℃の水を使用した。膜を、水でよく洗浄し、グリセ
リン10重量%、エタノール40重量%及び水50重量
%の溶液で処理し、枠の上に拡げて、かつ22℃で乾燥
させた。この方法で製造された平板状膜は、厚さ22μ
mであり、かつ次の特性を有した: UFR−水(ml/hm2mmHg): 55 ふるい係数−チトクロムC: 0.76 ふるい係数−アルブミン: 0.04 未変性の膜と比較すると、C5a−活性は、95%減っ
た。トロンボゲン形成性及びヘパリン吸収は、銅セロフ
ァンの場合と同じ程度である。
【0120】例14〜24 例13と同様に、ベンジルセルロース、セルロースドデ
セニルスクシネート、セルロースブチルカルバメート、
セルロース−2−ヒドロキシ−テトラデシルエーテル、
セルロース−3−トリメトキシシリル−2−ヒドロキシ
−プロピルエーテル並びにセルロースとベンジルセルロ
ース、オリーブオイル、エイコシル/ドコシルアミン、
ステアリン酸及びポリメタクリル酸ブチルメタクリレー
トとの混合物から、ポリマー含有率10%を有する紡糸
溶液を製造し、平板状膜に加工し、かつその生体親和特
性を試験した。
セニルスクシネート、セルロースブチルカルバメート、
セルロース−2−ヒドロキシ−テトラデシルエーテル、
セルロース−3−トリメトキシシリル−2−ヒドロキシ
−プロピルエーテル並びにセルロースとベンジルセルロ
ース、オリーブオイル、エイコシル/ドコシルアミン、
ステアリン酸及びポリメタクリル酸ブチルメタクリレー
トとの混合物から、ポリマー含有率10%を有する紡糸
溶液を製造し、平板状膜に加工し、かつその生体親和特
性を試験した。
【0121】結果を、第2表にまとめた。
【0122】
【表2】
【0123】トロンボゲン形成性及びヘパリン吸収は、
銅セロファンと同じ程度である。
銅セロファンと同じ程度である。
【0124】例25 分留管を有する加熱可能な600ml複式−ニーダー中
で、水分3.9%を有するリンターセルロース16.8
6g(0.1モル)、1,2−エポキシ−3−フェノキ
シプロパン7.5g(0.05モル)、水酸化ナトリウ
ム1g、没食子酸プロピルエステル0.15g、完全脱
塩水19.3g及び水分14.5%を有するNMMO2
80.9gを、85℃で3時間撹拌した。この後、12
0ミリバール及び100℃で、45分かけて、水16.
3gを留去した。溶液を、シート引取装置を用いて、平
板状膜に加工した。沈殿浴として、40℃の水を使用し
た。膜を、水で、エタノール及び水でよく洗浄し、グリ
セリン40重量%、イソプロパノール10重量%及び水
50重量%からなる溶液で処理し、枠の上に拡げて、か
つ22℃で乾燥させた。この方法で製造された平板状膜
は、0.11のDSを有し、厚さ15μmであり、かつ
未変性の膜と比較して、81%低減したC5a−活性を示
した。トロンボゲン形成性及びヘパリン吸収は、銅セロ
ファンの場合と同じ程度である。
で、水分3.9%を有するリンターセルロース16.8
6g(0.1モル)、1,2−エポキシ−3−フェノキ
シプロパン7.5g(0.05モル)、水酸化ナトリウ
ム1g、没食子酸プロピルエステル0.15g、完全脱
塩水19.3g及び水分14.5%を有するNMMO2
80.9gを、85℃で3時間撹拌した。この後、12
0ミリバール及び100℃で、45分かけて、水16.
3gを留去した。溶液を、シート引取装置を用いて、平
板状膜に加工した。沈殿浴として、40℃の水を使用し
た。膜を、水で、エタノール及び水でよく洗浄し、グリ
セリン40重量%、イソプロパノール10重量%及び水
50重量%からなる溶液で処理し、枠の上に拡げて、か
つ22℃で乾燥させた。この方法で製造された平板状膜
は、0.11のDSを有し、厚さ15μmであり、かつ
未変性の膜と比較して、81%低減したC5a−活性を示
した。トロンボゲン形成性及びヘパリン吸収は、銅セロ
ファンの場合と同じ程度である。
【0125】例26〜37 例13と同様に、セルロース含有率14%を有するセル
ロース−NMMO−溶液から、平板状膜を製造した。沈
殿媒体としては、水、有機溶剤又はそれらの混合物を使
用した。膜を完全脱塩水で洗浄し、かつグリセリン、エ
タノール及び水からなる種々異なる組成の混合物で処理
した。次のUFR水−値が測定された(第3表)。
ロース−NMMO−溶液から、平板状膜を製造した。沈
殿媒体としては、水、有機溶剤又はそれらの混合物を使
用した。膜を完全脱塩水で洗浄し、かつグリセリン、エ
タノール及び水からなる種々異なる組成の混合物で処理
した。次のUFR水−値が測定された(第3表)。
【0126】
【表3】
【0127】例38〜44 例13と同様に、水溶性添加剤の添加下に、セルロース
含有率12%を有するNMMO−溶液を製造し、かつ平
板状膜に加工した。沈殿浴として、20℃の水を使用し
た。膜を、完全脱塩水で洗浄し、かつ乾燥の前に、グリ
セリン、エタノール及び水(5:45:50重量%)か
らなる混合物で処理した。次のUFR水−値が測定され
た(第4表)。
含有率12%を有するNMMO−溶液を製造し、かつ平
板状膜に加工した。沈殿浴として、20℃の水を使用し
た。膜を、完全脱塩水で洗浄し、かつ乾燥の前に、グリ
セリン、エタノール及び水(5:45:50重量%)か
らなる混合物で処理した。次のUFR水−値が測定され
た(第4表)。
【0128】
【表4】
【0129】例45〜48 例13と同様に、セルロースとベンジルセルロース(D
S=0.18)、ジエチルアミノエチルセルロース(D
S=0.40)、ポリアクリルニトリル及びポリメタク
リル酸ブチルメタクリレート混合物から、ポリマー含有
率10%を有するNMMO−溶液を製造し、かつ平板状
膜に加工した。沈殿浴として、20℃の水を使用した。
膜を、完全脱塩水で洗浄し、かつ乾燥の前に、グリセリ
ン/エタノール/水−混合物(5:45:50重量%)
で処理した。次のUFR水−値が測定された(第5
表)。
S=0.18)、ジエチルアミノエチルセルロース(D
S=0.40)、ポリアクリルニトリル及びポリメタク
リル酸ブチルメタクリレート混合物から、ポリマー含有
率10%を有するNMMO−溶液を製造し、かつ平板状
膜に加工した。沈殿浴として、20℃の水を使用した。
膜を、完全脱塩水で洗浄し、かつ乾燥の前に、グリセリ
ン/エタノール/水−混合物(5:45:50重量%)
で処理した。次のUFR水−値が測定された(第5
表)。
【0130】
【表5】
【0131】例49 例13と同様に、セルロース及びDS=0.10のカル
ボキシエチルセルロース(90:10重量%)との混合
物から、ポリマー含有率8%を有するNMMO−紡糸溶
液を製造し、かつ平板状膜に加工した。沈殿浴として、
60℃の水を使用した。膜を、完全脱塩水で洗浄し、か
つ乾燥の前に、グリセリン、エタノール及び水からなる
混合物(20:30:50重量%)で処理した。膜厚
は、18μmであり、かつUFR水−値は、357ml
/hm2mmHgであった。
ボキシエチルセルロース(90:10重量%)との混合
物から、ポリマー含有率8%を有するNMMO−紡糸溶
液を製造し、かつ平板状膜に加工した。沈殿浴として、
60℃の水を使用した。膜を、完全脱塩水で洗浄し、か
つ乾燥の前に、グリセリン、エタノール及び水からなる
混合物(20:30:50重量%)で処理した。膜厚
は、18μmであり、かつUFR水−値は、357ml
/hm2mmHgであった。
【0132】例50 例49の膜を、乾燥の前に、グリシドエーテル5重量%
を含有するグリセリン/エタノール/水−混合物(2
0:30:50重量%)で、20℃で1時間処理し、枠
の上に拡げ、先ず22℃で予備乾燥させ、次いで、60
℃で24時間硬化させた。膜厚は、19μmであり、か
つUFR水−値は、500〜600ml/hm2mmH
gであった。
を含有するグリセリン/エタノール/水−混合物(2
0:30:50重量%)で、20℃で1時間処理し、枠
の上に拡げ、先ず22℃で予備乾燥させ、次いで、60
℃で24時間硬化させた。膜厚は、19μmであり、か
つUFR水−値は、500〜600ml/hm2mmH
gであった。
【0133】例51〜55 例1と同様に、紡糸溶液を、リンターセルロース及び添
加剤(それぞれセルロースに対して20%)から製造
し、毛細管膜に加工した。この処理法で製造された膜
は、第6表に記載の透析特性を有した。
加剤(それぞれセルロースに対して20%)から製造
し、毛細管膜に加工した。この処理法で製造された膜
は、第6表に記載の透析特性を有した。
【0134】
【表6】
【0135】例56〜61 例3と同様に、リンターセルロース75重量%及びDS
0.24を有するベンジルセルロース25重量%からな
るポリマー含有率6%を有するNMMO−紡糸溶液を製
造し、かつ毛細管膜を紡糸した。凝集のために、種々異
なる組成の沈殿媒体を使用した(第7表参照)。紡糸ノ
ズルと沈殿浴表面との間の距離は、100mmであっ
た。中空形成液体としては、ミリスチン酸イソプロピル
を使用した。毛細管膜を先ず、完全脱塩水で洗浄し、次
いで、グリセリン20重量%、イソプロパノール30重
量%及び水50重量%からなる溶液で処理し、かつ50
℃で乾燥させた。この処理法で製造された膜は、第7表
に記載の透析特性を有した。
0.24を有するベンジルセルロース25重量%からな
るポリマー含有率6%を有するNMMO−紡糸溶液を製
造し、かつ毛細管膜を紡糸した。凝集のために、種々異
なる組成の沈殿媒体を使用した(第7表参照)。紡糸ノ
ズルと沈殿浴表面との間の距離は、100mmであっ
た。中空形成液体としては、ミリスチン酸イソプロピル
を使用した。毛細管膜を先ず、完全脱塩水で洗浄し、次
いで、グリセリン20重量%、イソプロパノール30重
量%及び水50重量%からなる溶液で処理し、かつ50
℃で乾燥させた。この処理法で製造された膜は、第7表
に記載の透析特性を有した。
【0136】
【表7】
【0137】例58、59及び60の膜の顕微鏡検査
は、これらが、多孔性であり、その際、例59の最大空
孔サイズは、30〜40nm、例58のそれは、20〜
30nm、かつ例60のそれは、15〜20nmである
ことを示した(図23参照)。つまり、膜構造は、沈殿
剤に著しく影響される。例58の膜で、示される(図2
4参照)ように、沈殿剤の親水性が高くなると、密にな
るか、もしくは、外表面の範囲にスキンを形成する。内
壁は、親油性内腔充填物により、解放性であり、かつ大
型多孔性である(図25参照)。
は、これらが、多孔性であり、その際、例59の最大空
孔サイズは、30〜40nm、例58のそれは、20〜
30nm、かつ例60のそれは、15〜20nmである
ことを示した(図23参照)。つまり、膜構造は、沈殿
剤に著しく影響される。例58の膜で、示される(図2
4参照)ように、沈殿剤の親水性が高くなると、密にな
るか、もしくは、外表面の範囲にスキンを形成する。内
壁は、親油性内腔充填物により、解放性であり、かつ大
型多孔性である(図25参照)。
【0138】例62〜70 例3と同様に、リンターセルロース75重量%及び0.
24のDSを有するベンジルセルロース25重量%から
なるポリマー含有率6%を有するNMMO−紡糸溶液を
製造し、かつ毛細管膜を紡糸した。その際、中空形成
(内腔充填)のために、種々異なる組成の液体を使用し
た。紡糸ノズルと沈殿浴表面との間の距離は、例65
(20mm)、68(5mm)及び69(5mm)を除
き、100mmであった。沈殿浴としては、24〜60
℃の完全脱塩水を使用した。引取速度は、100〜20
0m/分であった。毛細管膜を先ず、完全脱塩水で洗浄
し、次いで、グリセリン20重量%、イソプロパノール
30重量%及び水50重量%からなる溶液で処理し(例
68(アビバージ組成物:グリセリン10重量%、イソ
プロパノール40重量%及び水50重量%)を除く)、
かつ50℃で乾燥させた。この処理法で製造された膜
は、第8表に記載の透析特性を有する。
24のDSを有するベンジルセルロース25重量%から
なるポリマー含有率6%を有するNMMO−紡糸溶液を
製造し、かつ毛細管膜を紡糸した。その際、中空形成
(内腔充填)のために、種々異なる組成の液体を使用し
た。紡糸ノズルと沈殿浴表面との間の距離は、例65
(20mm)、68(5mm)及び69(5mm)を除
き、100mmであった。沈殿浴としては、24〜60
℃の完全脱塩水を使用した。引取速度は、100〜20
0m/分であった。毛細管膜を先ず、完全脱塩水で洗浄
し、次いで、グリセリン20重量%、イソプロパノール
30重量%及び水50重量%からなる溶液で処理し(例
68(アビバージ組成物:グリセリン10重量%、イソ
プロパノール40重量%及び水50重量%)を除く)、
かつ50℃で乾燥させた。この処理法で製造された膜
は、第8表に記載の透析特性を有する。
【0139】
【表8】
【0140】顕微鏡検査によると、例67及び69の膜
は多孔性である。グリセリン/水/NaClからなる内
部充填物を用いて紡糸された膜(例67)では、外表面
の範囲で、緻密化が、内表面の範囲で、スキン形成が観
察された(図26、27参照)。最大空孔サイズは、3
0〜40nmである(図28参照)。PEG400で紡
糸された膜(例69)は、外壁で密になり、かつ内壁
で、直接接する粗大多孔性構造に対してやや密になる
(図29、30参照)。最大空孔サイズは、25〜55
nmである。(図28参照)。
は多孔性である。グリセリン/水/NaClからなる内
部充填物を用いて紡糸された膜(例67)では、外表面
の範囲で、緻密化が、内表面の範囲で、スキン形成が観
察された(図26、27参照)。最大空孔サイズは、3
0〜40nmである(図28参照)。PEG400で紡
糸された膜(例69)は、外壁で密になり、かつ内壁
で、直接接する粗大多孔性構造に対してやや密になる
(図29、30参照)。最大空孔サイズは、25〜55
nmである。(図28参照)。
【0141】例71〜74 例3と同様の処理法で、リンターセルロース75重量%
及び0.24のDSを有するベンジルセルロース25重
量%からなるポリマー含有率6%を有するNMMO−紡
糸溶液から、毛細管膜を紡糸した。沈殿浴として、77
℃の完全脱塩水を使用した。毛細管膜を、種々異なる組
成のアビバージで処理し、かつその透析能を試験した。
結果を、第9表中に記載した。
及び0.24のDSを有するベンジルセルロース25重
量%からなるポリマー含有率6%を有するNMMO−紡
糸溶液から、毛細管膜を紡糸した。沈殿浴として、77
℃の完全脱塩水を使用した。毛細管膜を、種々異なる組
成のアビバージで処理し、かつその透析能を試験した。
結果を、第9表中に記載した。
【0142】
【表9】
【0143】第9表の結果から、膜の透析能は、アビバ
ージの組成に非常に著しく依存していることが明らかで
ある。これらは、グリセリン含有率が高くなると、非常
に著しく増加する。しかし、意外にも、グリセリンで処
理されなかった膜でも、ドイツ特許(DE−C)第23
021943号明細書の処理された膜よりもかなり高い
透析能を有する。このことは、多孔性で、かつ安定な膜
構造を示している。
ージの組成に非常に著しく依存していることが明らかで
ある。これらは、グリセリン含有率が高くなると、非常
に著しく増加する。しかし、意外にも、グリセリンで処
理されなかった膜でも、ドイツ特許(DE−C)第23
021943号明細書の処理された膜よりもかなり高い
透析能を有する。このことは、多孔性で、かつ安定な膜
構造を示している。
【0144】例75〜82 例3と同様の方法で、種々異なるポリマー含有率を有す
るNMMO−紡糸溶液を製造し、かつ毛細管膜に紡糸し
た。このポリマーは、リンターセルロース75重量%及
び0.24のDSを有するベンジルセルロース25重量
%からなった。紡糸ノズルと沈殿浴表面との距離は、1
10mmであった。中空形成液体としては、ミリスチン
酸イソプロピルを使用した。沈殿浴としては、26〜8
0℃の完全脱塩水を使用した。引取速度は、200m/
分であった。毛細管膜を先ず、完全脱塩水で洗浄し、次
いで、グリセリン20重量%、イソプロパノール30重
量%及び水50重量%からなる溶液で処理し、かつ50
℃で乾燥させた。この膜は、第10表中に記載の透析特
性を有した。
るNMMO−紡糸溶液を製造し、かつ毛細管膜に紡糸し
た。このポリマーは、リンターセルロース75重量%及
び0.24のDSを有するベンジルセルロース25重量
%からなった。紡糸ノズルと沈殿浴表面との距離は、1
10mmであった。中空形成液体としては、ミリスチン
酸イソプロピルを使用した。沈殿浴としては、26〜8
0℃の完全脱塩水を使用した。引取速度は、200m/
分であった。毛細管膜を先ず、完全脱塩水で洗浄し、次
いで、グリセリン20重量%、イソプロパノール30重
量%及び水50重量%からなる溶液で処理し、かつ50
℃で乾燥させた。この膜は、第10表中に記載の透析特
性を有した。
【0145】
【表10】
【0146】第10表の結果は、紡糸溶液のポリマー含
有率の低下及び沈殿浴の温度の上昇に伴い、膜の透析能
が著しく上昇することを示している。
有率の低下及び沈殿浴の温度の上昇に伴い、膜の透析能
が著しく上昇することを示している。
【0147】例78及び80の膜の顕微鏡検査は、更
に、これらの膜は、多孔性であり、かつ空孔サイズは、
沈殿浴の温度が上昇するにつれて、著しく大きくなるこ
とを示している(図31参照)。例80の膜の最大空孔
サイズは、45〜50nmであり、かつ例78のそれ
は、20〜30nmである。
に、これらの膜は、多孔性であり、かつ空孔サイズは、
沈殿浴の温度が上昇するにつれて、著しく大きくなるこ
とを示している(図31参照)。例80の膜の最大空孔
サイズは、45〜50nmであり、かつ例78のそれ
は、20〜30nmである。
【0148】例83〜88 例3と同様に、リンターセルロース75重量%及びベン
ジルセルロース25重量%からなるポリマー含有率6%
を有するNMMO−紡糸溶液を製造し、かつ毛細管膜を
紡糸した。その際、引取速度を、50〜300m/分で
変動させた。紡糸ノズルと沈殿浴表面との間の距離は、
70mmであった。中空形成液体としては、ミリスチン
酸イソプロピルを使用した。沈殿浴としては、40〜8
0℃の完全脱塩水を使用した。膜を先ず、完全脱塩水で
洗浄し、次いで、グリセリン20重量%、イソプロパノ
ール30重量%及び水50重量%からなる溶液で処理
し、かつ50℃で乾燥させた。この方法で製造された膜
は、第11表中に記載の透析特性を有した。
ジルセルロース25重量%からなるポリマー含有率6%
を有するNMMO−紡糸溶液を製造し、かつ毛細管膜を
紡糸した。その際、引取速度を、50〜300m/分で
変動させた。紡糸ノズルと沈殿浴表面との間の距離は、
70mmであった。中空形成液体としては、ミリスチン
酸イソプロピルを使用した。沈殿浴としては、40〜8
0℃の完全脱塩水を使用した。膜を先ず、完全脱塩水で
洗浄し、次いで、グリセリン20重量%、イソプロパノ
ール30重量%及び水50重量%からなる溶液で処理
し、かつ50℃で乾燥させた。この方法で製造された膜
は、第11表中に記載の透析特性を有した。
【0149】
【表11】
【0150】第11表の結果から分かるように、微結晶
配向は、引取速度が高まると増加し、かつ沈殿浴の温度
が高くなると低下する。微結晶配向(fc)が低下する
と、膜の透析能は、意外にも、著しく増加する。
配向は、引取速度が高まると増加し、かつ沈殿浴の温度
が高くなると低下する。微結晶配向(fc)が低下する
と、膜の透析能は、意外にも、著しく増加する。
【0151】例89 例3と同様の処理法で、リンターセルロース95重量%
及び0.31のDSを有するベンジルセルロース5重量
%からなるポリマー含有率5%を有するNMMO−紡糸
溶液から、毛細管膜を紡糸した。沈殿媒体として、85
℃の完全脱塩水を使用した。毛細管膜を先ず、完全脱塩
水で、次いで、アセトンで洗浄した。アセトンで濡れた
膜を、7%トルイレンジイソシアネート−アセトン溶液
で処理し、かつ乾燥キャビネット中で、窒素下及び空気
湿度遮断下に、40℃で3時間加温した。引き続き、膜
を、冷及び温エタノールでよく洗浄し、グリセリン30
重量%、イソプロパノール20重量%及び水50重量%
からなる溶液で処理し、かつ50℃で乾燥した。膜の内
径は、200μmであり、壁厚は、16μmであり、か
つUFR水−値は、350ml/hm2mmHgであっ
た。
及び0.31のDSを有するベンジルセルロース5重量
%からなるポリマー含有率5%を有するNMMO−紡糸
溶液から、毛細管膜を紡糸した。沈殿媒体として、85
℃の完全脱塩水を使用した。毛細管膜を先ず、完全脱塩
水で、次いで、アセトンで洗浄した。アセトンで濡れた
膜を、7%トルイレンジイソシアネート−アセトン溶液
で処理し、かつ乾燥キャビネット中で、窒素下及び空気
湿度遮断下に、40℃で3時間加温した。引き続き、膜
を、冷及び温エタノールでよく洗浄し、グリセリン30
重量%、イソプロパノール20重量%及び水50重量%
からなる溶液で処理し、かつ50℃で乾燥した。膜の内
径は、200μmであり、壁厚は、16μmであり、か
つUFR水−値は、350ml/hm2mmHgであっ
た。
【0152】例90 例3と同様に、DP350を有するリンターセルロース
65重量%及びDS0.20及びDP270を有するベ
ンジルセルロース35重量%からなるポリマー含有率3
0%を有するNMMO−紡糸溶液を製造し、かつ毛細管
膜に紡糸した。紡糸ノズルと沈殿浴表面との間の距離
は、180mmであった。沈殿浴としては、85℃の完
全脱塩水を使用した。引取速度は、200m/分であっ
た。毛細管膜を70℃の完全脱塩水で洗浄し、グリセリ
ン35重量%、イソプロパノール15重量%及び水50
重量%からなる溶液で処理し、かつ50℃で乾燥した。
膜の内径は、230μmであり、壁厚は、35μmであ
り、かつUFR水−値は、9ml/hm2mmHgであ
った。
65重量%及びDS0.20及びDP270を有するベ
ンジルセルロース35重量%からなるポリマー含有率3
0%を有するNMMO−紡糸溶液を製造し、かつ毛細管
膜に紡糸した。紡糸ノズルと沈殿浴表面との間の距離
は、180mmであった。沈殿浴としては、85℃の完
全脱塩水を使用した。引取速度は、200m/分であっ
た。毛細管膜を70℃の完全脱塩水で洗浄し、グリセリ
ン35重量%、イソプロパノール15重量%及び水50
重量%からなる溶液で処理し、かつ50℃で乾燥した。
膜の内径は、230μmであり、壁厚は、35μmであ
り、かつUFR水−値は、9ml/hm2mmHgであ
った。
【0153】例91 例3と同様に、DS0.20の3−ブトキシ−2−ヒド
ロキシプロピルセルロース7%を有するNMMO−紡糸
溶液を製造し、かつ毛細管膜に紡糸した。沈殿浴とし
て、60℃の完全脱塩水を使用した。紡糸ノズルと沈殿
浴表面との間の距離は、160mmであった。引取速度
は、100m/分であった。内部充填物として、ミリス
チン酸イソプロピルを使用した。洗浄のために、毛細管
膜を、数個の相互に接続された80℃の水浴に通し、グ
リセリン10重量%、イソプロパノール40重量%及び
水50重量%からなる溶液で処理し、ウェーブをつけ、
乾燥させ、かつフライヤーを用いて、面積1.3m2の
束に加工した。この束を、イソプロパノールで抽出し、
グリセリン及びイソプロパノールからなる混合物(1
0:90)でアビバージし、かつ窒素流下に乾燥させ
た。この処理法で製造された毛細管膜は、分析検査によ
ると、NMMOも、ミリスチン酸イソプロピル又はその
他の抽出可能な成分も、グリセリンの他には含有しなか
った。
ロキシプロピルセルロース7%を有するNMMO−紡糸
溶液を製造し、かつ毛細管膜に紡糸した。沈殿浴とし
て、60℃の完全脱塩水を使用した。紡糸ノズルと沈殿
浴表面との間の距離は、160mmであった。引取速度
は、100m/分であった。内部充填物として、ミリス
チン酸イソプロピルを使用した。洗浄のために、毛細管
膜を、数個の相互に接続された80℃の水浴に通し、グ
リセリン10重量%、イソプロパノール40重量%及び
水50重量%からなる溶液で処理し、ウェーブをつけ、
乾燥させ、かつフライヤーを用いて、面積1.3m2の
束に加工した。この束を、イソプロパノールで抽出し、
グリセリン及びイソプロパノールからなる混合物(1
0:90)でアビバージし、かつ窒素流下に乾燥させ
た。この処理法で製造された毛細管膜は、分析検査によ
ると、NMMOも、ミリスチン酸イソプロピル又はその
他の抽出可能な成分も、グリセリンの他には含有しなか
った。
【0154】例92 例3と同様に、DS=0.15のベンジルセルロース1
4%を有するNMMO−紡糸溶液を製造し、かつ毛細管
膜に紡糸した。沈殿浴として、70℃の完全脱塩水を使
用した。紡糸ノズルと沈殿浴表面との間の距離は、18
5mmであり、かつ紡糸速度は、200m/分であっ
た。内部充填物として、ミリスチン酸イソプロピルを使
用した。毛細管膜を、向流で、70℃の完全脱塩水で予
備洗浄し、140%の残留水分まで乾燥させ、ウェーブ
をつけ、かつ1.3m2の束に加工した。この束を、イ
ソプロパノールで抽出し、グリセリン及びイソプロパノ
ール(25:75)からなる混合物でアビバージし、か
つ窒素流中で乾燥させた。抽出の後に、この束に、NM
MOも、ミリスチン酸イソプロピルも、分析で追跡する
ことができなかった。
4%を有するNMMO−紡糸溶液を製造し、かつ毛細管
膜に紡糸した。沈殿浴として、70℃の完全脱塩水を使
用した。紡糸ノズルと沈殿浴表面との間の距離は、18
5mmであり、かつ紡糸速度は、200m/分であっ
た。内部充填物として、ミリスチン酸イソプロピルを使
用した。毛細管膜を、向流で、70℃の完全脱塩水で予
備洗浄し、140%の残留水分まで乾燥させ、ウェーブ
をつけ、かつ1.3m2の束に加工した。この束を、イ
ソプロパノールで抽出し、グリセリン及びイソプロパノ
ール(25:75)からなる混合物でアビバージし、か
つ窒素流中で乾燥させた。抽出の後に、この束に、NM
MOも、ミリスチン酸イソプロピルも、分析で追跡する
ことができなかった。
【0155】例93 例3と同様に、リンターセルロース70重量%及び3−
フェノキシ−2−ヒドロキシ−プロピルセルロース30
重量%からなるポリマー含有率9%を有するNMMO−
紡糸溶液を製造し、かつ毛細管膜に紡糸した。沈殿浴と
して、25℃のエタノールを使用した。紡糸ノズルと沈
殿浴表面との間の距離は、140mmであり、かつ引取
速度は、200m/分であった。中空形成液体として
は、NMMO60重量%及び水40重量%からなる溶液
を使用した。毛細管膜を、25℃のエタノール浴に導通
させ、巻き車に巻き、引き続き、1.3m2の束に加工
した。束を、エタノールで抽出し、グリセリン及びエタ
ノール(15:85)からなる混合物でアビバージし、
かつ窒素流中で乾燥させた。抽出後に、この束には、N
MMOは、もはや追跡できなかった。
フェノキシ−2−ヒドロキシ−プロピルセルロース30
重量%からなるポリマー含有率9%を有するNMMO−
紡糸溶液を製造し、かつ毛細管膜に紡糸した。沈殿浴と
して、25℃のエタノールを使用した。紡糸ノズルと沈
殿浴表面との間の距離は、140mmであり、かつ引取
速度は、200m/分であった。中空形成液体として
は、NMMO60重量%及び水40重量%からなる溶液
を使用した。毛細管膜を、25℃のエタノール浴に導通
させ、巻き車に巻き、引き続き、1.3m2の束に加工
した。束を、エタノールで抽出し、グリセリン及びエタ
ノール(15:85)からなる混合物でアビバージし、
かつ窒素流中で乾燥させた。抽出後に、この束には、N
MMOは、もはや追跡できなかった。
【0156】例94 例3と同様に、DS=0.28のベンジルセルロース含
有率6%を有するNMMO−紡糸溶液を製造し、かつ毛
細管膜に紡糸した。沈殿浴として、80℃の完全脱塩水
を使用した。紡糸ノズルと沈殿浴表面との間の距離は、
120mmであった。この紡糸ノズルは、相対空気湿度
87%及び温度40%の密閉空間中にあった。内部充填
物としては、ミリスチン酸イソプロピルを使用した。引
取速度は、200m/分であった。毛細管膜を、向流
で、完全脱塩水で洗浄し、残留水分100%まで乾燥さ
せ、ウェーブを付け、かつ束に加工した。束を、イソプ
ロパノールで抽出し、グリセリン及びイソプロパノール
(5:95)からなる混合物でアビバージし、かつ窒素
流中で乾燥させた。抽出後に、この束は、NMMO又は
ミリスチン酸イソプロピルをもはや含有しなかった。
有率6%を有するNMMO−紡糸溶液を製造し、かつ毛
細管膜に紡糸した。沈殿浴として、80℃の完全脱塩水
を使用した。紡糸ノズルと沈殿浴表面との間の距離は、
120mmであった。この紡糸ノズルは、相対空気湿度
87%及び温度40%の密閉空間中にあった。内部充填
物としては、ミリスチン酸イソプロピルを使用した。引
取速度は、200m/分であった。毛細管膜を、向流
で、完全脱塩水で洗浄し、残留水分100%まで乾燥さ
せ、ウェーブを付け、かつ束に加工した。束を、イソプ
ロパノールで抽出し、グリセリン及びイソプロパノール
(5:95)からなる混合物でアビバージし、かつ窒素
流中で乾燥させた。抽出後に、この束は、NMMO又は
ミリスチン酸イソプロピルをもはや含有しなかった。
【0157】例95 例3と同様の処理法で、リンターセルロース75重量%
及びDS0.28のベンジルセルロース25重量%から
なるポリマー含有率6%を有するNMMO−紡糸溶液か
ら、毛細管膜を紡糸した。沈殿浴として、40℃の完全
脱塩水を使用した。紡糸ノズルと沈殿浴表面との間の距
離は、100mmであり、かつ紡糸速度は、200m/
分であり、かつ伸びは、9.43であった。内部充填物
として、ミリスチン酸イソプロピルを使用した。毛細管
膜を、完全脱塩水で洗浄し、次いで、グリセリン20重
量%、イソプロパノール30重量%及び水50重量%で
処理し、かつ50℃で乾燥させた。この処理法で製造さ
れた膜は、次の特性を有した: 微結晶配向: 0.78 結晶割合(%): 60 微結晶長さと微結晶幅との比: 3.21 内径(μ): 175 壁厚(μm): 25 UFR−水(ml/hm2mmHg): 88.1 ふるい係数−チトクロムC: 0.85 ふるい係数−アルブミン: 0.10 例96 例95と同様の方法で、但し、伸びは、10.75で、
毛細管膜を製造し、かつ試験した。これは、次の特性を
有した: 微結晶配向: 0.83 結晶割合(%): 60 微結晶長さと微結晶幅との比: 3.78 内径(μ): 177 壁厚(μm): 16 UFR−水(ml/hm2mmHg): 99 ふるい係数−チトクロムC: 0.83 ふるい係数−アルブミン: 0.10 例97 例95と同様の方法で、但し、伸びは、7.55で、毛
細管膜を製造し、かつ試験した。これは、次の特性を有
した: 結晶割合(%): 58 内壁(μm): 177 壁厚(μm): 25 UFR−水(ml/hm2mmHg): 76 ふるい係数−チトクロムC: 0.84 ふるい係数−アルブミン: 0.07 例98〜110 例13と同様に、セルロースアセテート、セルロースプ
ロピオネート、セルロースブチレート、セルロースステ
アレート、セルロースベンゾエート、セルロースフェニ
ルアセテート、セルロースフタレート、セルロースブチ
ルカルバメート、セルロースオクタデシルカルバメート
及びセルローストリルカルバメートから、ポリマー含有
率6%を有するNMMO−溶液を製造し、平板状膜に加
工し、かつその生体親和特性に関して試験した。
及びDS0.28のベンジルセルロース25重量%から
なるポリマー含有率6%を有するNMMO−紡糸溶液か
ら、毛細管膜を紡糸した。沈殿浴として、40℃の完全
脱塩水を使用した。紡糸ノズルと沈殿浴表面との間の距
離は、100mmであり、かつ紡糸速度は、200m/
分であり、かつ伸びは、9.43であった。内部充填物
として、ミリスチン酸イソプロピルを使用した。毛細管
膜を、完全脱塩水で洗浄し、次いで、グリセリン20重
量%、イソプロパノール30重量%及び水50重量%で
処理し、かつ50℃で乾燥させた。この処理法で製造さ
れた膜は、次の特性を有した: 微結晶配向: 0.78 結晶割合(%): 60 微結晶長さと微結晶幅との比: 3.21 内径(μ): 175 壁厚(μm): 25 UFR−水(ml/hm2mmHg): 88.1 ふるい係数−チトクロムC: 0.85 ふるい係数−アルブミン: 0.10 例96 例95と同様の方法で、但し、伸びは、10.75で、
毛細管膜を製造し、かつ試験した。これは、次の特性を
有した: 微結晶配向: 0.83 結晶割合(%): 60 微結晶長さと微結晶幅との比: 3.78 内径(μ): 177 壁厚(μm): 16 UFR−水(ml/hm2mmHg): 99 ふるい係数−チトクロムC: 0.83 ふるい係数−アルブミン: 0.10 例97 例95と同様の方法で、但し、伸びは、7.55で、毛
細管膜を製造し、かつ試験した。これは、次の特性を有
した: 結晶割合(%): 58 内壁(μm): 177 壁厚(μm): 25 UFR−水(ml/hm2mmHg): 76 ふるい係数−チトクロムC: 0.84 ふるい係数−アルブミン: 0.07 例98〜110 例13と同様に、セルロースアセテート、セルロースプ
ロピオネート、セルロースブチレート、セルロースステ
アレート、セルロースベンゾエート、セルロースフェニ
ルアセテート、セルロースフタレート、セルロースブチ
ルカルバメート、セルロースオクタデシルカルバメート
及びセルローストリルカルバメートから、ポリマー含有
率6%を有するNMMO−溶液を製造し、平板状膜に加
工し、かつその生体親和特性に関して試験した。
【0158】結果を、第12表にまとめた。
【0159】
【表12】
【0160】トロンボゲン形成性及びヘパリン吸収は、
銅セロファンの場合と同じ程度である。
銅セロファンの場合と同じ程度である。
【0161】例111 例と同様に、炭酸ナトリウム(ポリマーに対して20
%)の添加下に、DS=0.24のベンジルセルロース
含有率6%を有するNMMO−溶液を製造し、かつ平板
状膜に加工した。沈殿浴として、温度65℃の1%硫酸
水溶液を使用した。膜を、完全脱塩水で洗浄し、かつ乾
燥の前に、グリセリン、エタノール及び水(5:45:
50重量%)からなる混合物で処理した。この方法で製
造された平板状膜は、厚さ30μmであり、かつ著しい
多孔性構造を有した(図32参照、外部最大空孔サイズ
10〜20nm;図33参照、内部最大空孔サイズ20
〜30nm)。
%)の添加下に、DS=0.24のベンジルセルロース
含有率6%を有するNMMO−溶液を製造し、かつ平板
状膜に加工した。沈殿浴として、温度65℃の1%硫酸
水溶液を使用した。膜を、完全脱塩水で洗浄し、かつ乾
燥の前に、グリセリン、エタノール及び水(5:45:
50重量%)からなる混合物で処理した。この方法で製
造された平板状膜は、厚さ30μmであり、かつ著しい
多孔性構造を有した(図32参照、外部最大空孔サイズ
10〜20nm;図33参照、内部最大空孔サイズ20
〜30nm)。
【図1】貯蔵2日後の例1の中空繊維の透過率を示すグ
ラフ。
ラフ。
【図2】貯蔵100日後の例1の中空繊維の透過率を示
すグラフ。
すグラフ。
【図3】例1の中空繊維の顕微鏡写真(1:750
0)。
0)。
【図4】例1の中空繊維の顕微鏡写真(1:3250
0、外壁)。
0、外壁)。
【図5】例1の中空繊維の顕微鏡写真(1:3250
0、内壁)。
0、内壁)。
【図6】例1の中空繊維の顕微鏡写真(1:55000
0、外壁)。
0、外壁)。
【図7】例1の中空繊維の顕微鏡写真(1:5000
0、内壁)。
0、内壁)。
【図8】例1の中空繊維の自由空孔を示す顕微鏡写真。
【図9】例1の中空繊維の自由空孔を示す顕微鏡写真。
【図10】例1の中空繊維の空孔サイズの推移を示すグ
ラフ。
ラフ。
【図11】膜切片を背景とした図10と同様のグラフ。
【図12】例1の中空繊維の多孔面積割合の推移を示す
グラフ。
グラフ。
【図13】膜切片を背景とした図12と同様のグラフ。
【図14】比較例による膜の顕微鏡写真(1:3250
0、外壁)。
0、外壁)。
【図15】比較例による膜の顕微鏡写真(1:3250
0、内壁)。
0、内壁)。
【図16】比較例による膜の顕微鏡写真(1:5500
0、外壁)。
0、外壁)。
【図17】比較例による膜の顕微鏡写真(1:5500
0、内壁)。
0、内壁)。
【図18】例3〜6の膜内の最大空孔サイズの推移を示
すグラフ。
すグラフ。
【図19】例3による膜の顕微鏡写真(1:8750
0)。
0)。
【図20】例3による膜の顕微鏡写真(1:8750
0、内壁)。
0、内壁)。
【図21】例4による膜の顕微鏡写真(1:8750
0、外壁)。
0、外壁)。
【図22】例4による膜の顕微鏡写真(1:8750
0、内壁)。
0、内壁)。
【図23】例58〜60による膜の最大空孔サイズの推
移を示すグラフ。
移を示すグラフ。
【図24】例58による膜の顕微鏡写真(1:8750
0、外壁)。
0、外壁)。
【図25】例58による膜の顕微鏡写真(1:8750
0、内壁)。
0、内壁)。
【図26】例67による膜の顕微鏡写真(1:8750
0、外壁)。
0、外壁)。
【図27】例67による膜の顕微鏡写真(1:8750
0、内壁)。
0、内壁)。
【図28】例67及び69による膜の最大空孔サイズの
推移を示すグラフ。
推移を示すグラフ。
【図29】例69による膜の顕微鏡写真(1:8750
0、外壁)。
0、外壁)。
【図30】例69による膜の顕微鏡写真(1:8750
0、内壁)。
0、内壁)。
【図31】例78及び80による膜の最大空孔サイズの
推移を示すグラフ。
推移を示すグラフ。
【図32】例111による膜の顕微鏡写真(1:875
00)。
00)。
【図33】例111による膜の顕微鏡写真(1:875
00、膜内部)。
00、膜内部)。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01D 69/08 B01D 69/08 (72)発明者 ヴィンフリート ヘルツ ドイツ連邦共和国 ハウゼン アードルフ −マイアー−シュトラーセ 10
Claims (48)
- 【請求項1】 4〜15ml/hm2mmHg、15〜
50ml/hm2mmHg又は50ml/hm2mmHg
を上回るUFR−値を有する低フラックス、中フラック
ス又は高フラックス範囲用の平板状膜、管状膜又は中空
繊維膜の形の安定かつ貯蔵可能なセルロース透析膜の製
法において、重合度(DP)>300を有するセルロー
ス及び/又は重合度(DP)>200を有する変性され
たセルロース3〜40部、3級アミンオキシド及び1種
又は数種のその他の液体、例えば、水、ジメチルホルム
アミド、ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシ
ド、N−メチルピロリドン、1種又は数種の安定剤並び
に場合により1種又は数種の空孔形成剤、その他の紡糸
溶液添加剤並びに場合により、低分子量の有機又は無機
化合物及び/又は合成ポリマーからなる混合物97〜6
0部から、紡糸溶液を製造し、この溶液を、ノズルを介
して、温度10〜95℃の沈殿浴中に押し出し、その
際、ノズルと沈殿浴表面との間に、場合により空気ギャ
ップが存在し、かつ中空繊維膜を製造する場合には、中
空形成流体を使用し、その際、引取速度は、最低30m
/分であり、アミンオキシド及び可溶性添加物の10p
pm未満の含有率までの除去を目的として、得られた膜
を1工程又は数工程で洗浄もしくは抽出し、かつ場合に
より、膜を、1種又は数種の空孔安定剤を含有する浴中
で処理し、かつ場合により、膜をアビバージし、並びに
乾燥させ、かつ場合により乾燥前又は後に、膜にウェー
ブを付け、並びに場合により、膜を卷くことを特徴とす
る、4〜15ml/hm2mmHg、15〜50ml/
hm2mmHg又は50ml/hm2mmHgを上回るU
FR−値を有する低フラックス、中フラックス又は高フ
ラックス範囲用の平板状膜、管状膜又は中空繊維膜の形
の安定かつ貯蔵可能なセルロース透析膜の製法。 - 【請求項2】 3級アミンオキシドとして、N−メチル
モルホリン−N−オキシド(NMMO)又はジメチルシ
クロヘキシルアミン−N−オキシドを使用する、請求項
1に記載の方法。 - 【請求項3】 紡糸溶液用の成分を、ニーダー中で混合
し、引き続き、水除去及び/又は脱ガスにより紡糸溶液
をその中で製造する装置中に供給する、請求項1又は2
に記載の方法。 - 【請求項4】 成分を直接、紡糸溶液を製造するための
装置中に供給する、請求項1又は2に記載の方法。 - 【請求項5】 紡糸溶液用の成分を、ニーダー中で65
〜95℃で混合し、混合物を冷却の後に粉砕し、かつ紡
糸溶液を製造するための装置に供給する、請求項1から
3のいずれかに記載の方法。 - 【請求項6】 紡糸溶液の製造、即ち、混合物からの水
の除去及び/又は脱ガスを、押出機又はフィルム押出機
中で、及び/又は1工程又は数工程のフラッシュ蒸発に
より行い、かつ生じた紡糸溶液を、紡糸ポンプを用い
て、紡糸ノズルに供給し、かつ紡糸する、請求項1から
5のいずれかに記載の方法。 - 【請求項7】 引取速度が、最低100m/分である、
請求項1から6のいずれかに記載の方法。 - 【請求項8】 ノズルと沈殿浴表面との間に、最低1m
mの長さの空気ギャップがある、請求項1から7のいず
れかに記載の方法。 - 【請求項9】 調節されたガス又はガス混合物が存在す
るノズルと沈殿浴との間の空間に押し出す、請求項1か
ら8のいずれかに記載の方法。 - 【請求項10】 調節されたガスが、水蒸気又は水蒸気
及びガス状アルコール、ケトン、ジメチルアセトアミ
ド、N−メチルピロリドン、ジオキサン、ジメチルスル
ホキシド又はジメチルホルムアミドからなる混合物であ
る、請求項9に記載の方法。 - 【請求項11】 沈殿浴が、完全に又は部分的に、水、
一価又は多価アルコール、ケトン、ジメチルアセトアミ
ド、N−メチルピロリドン、ジメチルスルホキシド、ジ
メチルホルムアミド、これらの化合物の混合物又は水性
アミンオキシド又は塩水溶液からなる、請求項1から1
0のいずれかに記載の方法。 - 【請求項12】 紡糸ノズルが、最低70℃の温度を有
する沈殿浴中に浸かっている、請求項1から7及び11
のいずれかに記載の方法。 - 【請求項13】 変性されたセルロースが、式: 【化1】 [式中、Cellは、未変性のセルロースのモノマー単位
(AGU=アンヒドログルコース単位)であり、xは、
0.001〜2.60の範囲のエーテル化度に相応し、
かつRは、場合により置換されたアルキル基及び/又は
アルケニル基及び/又はシクロアルキル基及び/又はシ
クロアルケニル基及び/又はアリールアルキル基及び/
又はアリールアルケニル基であり、その際、炭素鎖は、
酸素原子又はイオウ原子により中断されていてよい]で
表されるエーテル構造を有する、請求項1から12のい
ずれかに記載の方法。 - 【請求項14】 置換された基に、非イオン性基、例え
ば、OH又はOR′及び/又はSH又はSR′及び/又
はCN及び/又はハロゲン及び/又はR′、塩基性基、
例えば、NH2又はNHR′及び/又はNR′2及び/又
はピペリジン及び/又はモルホリン、エステル基、例え
ばCOOR及び/又はSO3R及び/又はSi(OR)3
が含まれ、その際、R′=H、メチル、エチル又はRで
ある、請求項13に記載の方法。 - 【請求項15】 基が、3個を上回る炭素原子を有し、
かつアニオン性基、例えば、COOH及び/又はSO3
H及び/又はOSO3H及び/又はPO3H及び/又はO
PO3H2及び/又はSi(OH)3で、もしくは塩とし
て置換されている、請求項13に記載の方法。 - 【請求項16】 Rが、ベンジル基、メチルベンジル
基、ジメチルベンジル基、メトキシベンジル基、クロル
ベンジル基、ブチル基、ヒドロキシブチル基、ヘキシル
基、ドデシル基、ヒドロキシドデシル基、オクタデシル
基、3−ブトキシ−2−ヒドロキシプロピル基、3−ペ
ントキシ−2−ヒドロキシプロピル基、3−フェノキシ
−2−ヒドロキシプロピル基、ドデシル−2−ヒドロキ
シプロピルエーテル基、アミノエチル基、ジメチルアミ
ノエチル基、ジエチルアミノエチル基、ジイソプロピル
アミノエチル基、ピペリジノエチル基、モルホリノエチ
ル基、ジメチルアミノプロピル基、ジエチルアミノプロ
ピル基、3−ジメチルアミノ−2−メチルプロピル基、
トリエチルアンモニウムエチル基、ベンジルジエチルア
ンモニウムエチル基、スルホブチル基、カルボキシブチ
ル基、カルボキシオクタデシル基、シアノエチル基、ア
リル基、イソブチル基、メルカプトドデシル基、ドデシ
ルチオ−2−ヒドロキシプロピル−エーテル基、フェニ
ルチオ−2−ヒドロキシプロピル基である、請求項13
から15のいずれかに記載の方法。 - 【請求項17】 変性されたセルロースが、式: 【化2】 [式中、Cellは、未変性のセルロースのモノマー単位で
あり、xは、0.01〜2.60の範囲のエステル化度
に相応し、R1は、場合により置換されたアルキル基及
び/又はアルケニル基及び/又はシクロアルキル基及び
/又はシクロアルケニル基及び/又はアリール基及び/
又はアリールアルキル基及び/又はアリールアルケニル
基であり、かつ炭素鎖は、酸素又はイオウ原子で中断さ
れていてよい]で表されるエステル構造を有する、請求
項1から12のいずれかに記載の方法。 - 【請求項18】 置換された基に、請求項14又は15
に記載の基が含まれる、請求項17に記載の方法。 - 【請求項19】 R1−COが、プロピオン酸、酪酸、
カプロン酸、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミ
リスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アラキン
酸、ベヘン酸、ラウロレイン酸、ミリストレイン酸、パ
ルミトレイン酸、オレイン酸、エルカン酸、リノール
酸、リノレン酸、エレオステアリン酸、アラキドン酸、
エルカ酸、アクリル酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメ
リン酸、コルク酸、アゼライン酸、セバシン酸、ノナン
ジカルボン酸、ウンデカンジカルボン酸、ドデカンジカ
ルボン酸、イタコン酸、アコニット酸、5−ノルボルネ
ン−2,3−ジカルボン酸、ドデセニルコハク酸、ヘキ
サデセニルコハク酸、イソ吉草酸、イソカプロン酸、エ
ナント酸、ソルビン酸、クロトン酸、4−クロルブタン
酸、2−クロル吉草酸、フェニル酢酸、安息香酸、ヒド
ロキシ安息香酸、トルイル酸、フタル酸、スルホフタル
酸、ナフタリン酸の基である、請求項17又は18に記
載の方法。 - 【請求項20】 変性されたセルロースが、式: 【化3】 [式中、Cellは、未変性のセルロースのモノマー単位で
あり、xは、0.01〜2.60の範囲の変性化度に相
応し、Rは、アルキル基及び/又はアルケニル基及び/
又はシクロアルキル基及び/又はシクロアルケニル基及
び/又はアリール基及び/又はアリールアルキル基及び
/又はアリールアルケニル基及び/又はナフチル基であ
り、これらは、場合により、請求項14又は15に記載
の基で置換されており、かつ炭素鎖は、酸素又はイオウ
原子により中断されていてよい]で表されるカルバメー
ト構造を有する、請求項1から12のいずれかに記載の
透析膜の製法。 - 【請求項21】 R2−NHCOが、セルロースと、ブ
チルイソシアネート、2−メチルプロピルイソシアネー
ト、オクタデシルイソシアネート、フェニルイソシアネ
ート、トリルイソシアネート、ナフチルイソシアネー
ト、シクロヘキサンイソシアネート、クロルフェニルイ
ソシアネート、クロルトリルイソシアネートとの反応に
より生ずる置換基の基である、請求項20に記載の方
法。 - 【請求項22】 紡糸溶液が、未変性の、もしくは変性
されたセルロースに対して、アクリル酸エステル及び/
又はメタクリル酸エステル及び/又はマレイン酸エステ
ルとアクリル酸及び/又はメタクリル酸及び/又はマレ
イン酸及び/又はアクリルアミド及び/又はメタクリル
アミド及び/又はビニルベンゼン及び/又はビニルアル
コールからなる合成ホモポリマー及び/又はコポリマー
1〜50重量%を含有してよく、その際、合成ポリマー
中に、40モル%までの遊離のカルボキシル基があって
よい、請求項1から12のいずれかに記載の方法。 - 【請求項23】 紡糸溶液が、未変性のもしくは変性さ
れたセルロースに対して、変性された及び/又は未変性
のポリアクリルニトリル及び/又は変性された及び/又
は未変性のポリアミド1〜50重量%を含有してよい、
請求項1から12のいずれかに記載の方法。 - 【請求項24】 紡糸溶液が、溶けたセルロースポリマ
ー及び合成ポリマーに対して、脂肪族アルコール、脂肪
酸、脂肪酸エステル又は脂肪族アミンの群からの1種又
は数種の有機低分子量化合物1〜50重量%を含有す
る、請求項1から23のいずれかに記載の方法。 - 【請求項25】 合成ポリマー又は有機低分子量化合物
を、水及び/又は3級アミンオキシドと混合可能な有機
溶剤中に溶かし、かつ場合により、更に他の液体、安定
剤、空孔形成剤及びその他の紡糸溶液添加剤をその溶液
が含有する既に3級アミンオキシド中に溶けているセル
ロースもしくは変性されたセルロースと、押し出しの前
に混合する、請求項1又は22から24のいずれかに記
載の方法。 - 【請求項26】 紡糸溶液が、溶けたセルロースポリマ
ー及び合成ポリマーに対して、紡糸添加剤40重量%ま
でを含有する、請求項1から12及び22から25のい
ずれかに記載の方法。 - 【請求項27】 添加剤として、没食子酸エステル、ホ
スホン酸塩、クエン酸、アスコルビン酸、マンノース、
グルコース、ソルビット、マルトデキストリン、微結晶
性セルロース、グリセリン、エチレングリコール、ポリ
エチレングリコール、ポリビニルピロリドン等又は有機
塩の群からの1種又は数種の化合物を使用する、請求項
26に記載の方法。 - 【請求項28】 膜を、乾燥の前に、ポリエチレングリ
コース、ポリビニルピロリドン及び/又は多価アルコー
ル、例えばグリセリン、エチレングリコール、プロパン
ジオール、ソルビット、グルコース又はそれらの混合物
の水溶液で後処理する、請求項1から27のいずれかに
記載の透析膜の製法。 - 【請求項29】 膜を乾燥の前に、架橋剤の溶液で処理
する、請求項1から28のいずれかに記載の方法。 - 【請求項30】 架橋剤が、1個以上のグリシジル基、
イソシアネート基、無水物基、ビニル基、及び/又はそ
の他のOH基と反応する基を有する化合物である、請求
項29に記載の透析膜の製法。 - 【請求項31】 中空繊維ノズルを使用し、かつ流体
を、内部充填物として、中空繊維膜の内腔の形成のため
に使用し、その際、中空形成用の内部充填物が、70℃
を上回る沸点を有する液体、例えば、脂肪酸エステル、
パラフィンオイル、高濃度のアミンオキシド水溶液、グ
リセリン、N−メチルピロリドン、ジメチルスルホキシ
ド、ジメチルホルムアミド、ポリエチレングリコール、
ジメチルアセトアミド又はこれらの化合物の水溶液又は
気体物質、例えば空気、窒素、二酸化炭素である、中空
繊維膜の形の請求項1から30のいずれかに記載の透析
膜の製法。 - 【請求項32】 セルロースの変性を直接、3級アミン
オキシドの溶液中で行う、請求項1から12のいずれか
に記載の透析膜の製法。 - 【請求項33】 紡糸溶液に炭酸塩を添加し、かつ酸性
沈殿浴を使用することにより、膜中の空孔形成を行う、
請求項1から32のいずれかに記載の方法。 - 【請求項34】 紡糸溶液にアンモニウム塩を添加し、
かつアルカリ性沈殿浴を使用することにより、膜中の空
孔形成を行う、請求項1から32のいずれかに記載の方
法。 - 【請求項35】 膜の洗浄又は抽出を、温度20〜95
℃の浴中で実施する、請求項1から34のいずれかに記
載の方法。 - 【請求項36】 セルロース透析膜において、請求項1
から35のいずれかに記載の方法で得られる平板状膜又
は管状膜又は中空繊維膜の形のセルロース透析膜。 - 【請求項37】 製造された膜のセルロース材料の吸光
度と、紡糸溶液の製造のために使用されたセルロース材
料の吸光度との差が、245〜320nmの波長範囲
で、0〜15%である、請求項36に記載のセルロース
透析膜。 - 【請求項38】 吸光度間の差が、<10%である、請
求項37に記載のセルロース透析膜。 - 【請求項39】 中空繊維が、比較的密な構造又は10
nm未満の空孔サイズを有するスキンを有する外壁、多
孔性内壁を有し、その際、内壁の空孔は、外壁の空孔よ
りも大きく、かつ内壁と外壁との間の膜範囲は、多孔性
である、中空繊維膜の形の請求項36から38のいずれ
かに記載のセルロース透析膜。 - 【請求項40】 中空繊維が、多孔性外壁及び比較的密
な構造又は10nm未満の空孔サイズを有するスキンを
有する内壁を有し、その際、外壁の空孔内壁の空孔より
も大きく、かつ内壁と外壁との間の範囲が、多孔性であ
る、中空繊維膜の形の請求項36から38のいずれかに
記載のセルロース透析膜。 - 【請求項41】 中空繊維が、比較的密な構造又は10
nm未満の空孔サイズを有するスキンを有する外壁及び
内壁を有し、かつ内壁及び外壁の間の範囲が、多孔性で
ある、中空繊維膜の形の請求項36から38のいずれか
に記載のセルロース透析膜。 - 【請求項42】 中空繊維が、多孔性外壁及び内壁を有
し、かつ内壁と外壁との間の範囲が多孔性である、中空
繊維膜の形の請求項36から38のいずれかに記載のセ
ルロース透析膜。 - 【請求項43】 中空繊維が一貫して、10nm未満の
空孔を伴う構造を有する、中空繊維膜の形の請求項36
から38のいずれかに記載のセルロース透析膜。 - 【請求項44】 4〜15ml/hm2mmHgの限外
濾過率である、請求項36から43のいずれかに記載の
低フラックス範囲用セルロース透析膜。 - 【請求項45】 15〜50ml/hm2mmHgの限
外濾過率である、請求項36から43のいずれかに記載
の中フラックス範囲用セルロース透析膜。 - 【請求項46】 50〜500ml/hm2mmHgの
限外濾過率である、請求項36から43のいずれかに記
載の高フラックス範囲用セルロース透析膜。 - 【請求項47】 膜が、親和性に吸着可能な基を有す
る、請求項36から46のいずれかに記載のセルロース
透析膜。 - 【請求項48】 血液透析、血液濾過及び血液透析濾過
用の請求項36から47のいずれかに記載のセルロース
透析膜。
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