JPH1052845A - 反応射出成形方法 - Google Patents
反応射出成形方法Info
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- JPH1052845A JPH1052845A JP7720397A JP7720397A JPH1052845A JP H1052845 A JPH1052845 A JP H1052845A JP 7720397 A JP7720397 A JP 7720397A JP 7720397 A JP7720397 A JP 7720397A JP H1052845 A JPH1052845 A JP H1052845A
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Abstract
ならしめ、挿入体と樹脂との密着が良好であり、しかも
一定品質の反応射出成形品を製造することができる反応
射出成形方法を提供する。 【解決手段】 金型22の内部に、外部から通電可能な
挿入体20を配置し、挿入体20に金型22の外部から
通電すると共に、挿入体20の温度変化による抵抗変化
を検出し、その抵抗変化に応じて、挿入体20へ供給す
る電力を変化させ、当該挿入体20の温度変化を制御し
ながら、金型22内で反応射出成形を行う。
Description
に係り、さらに詳しくは、挿入体の一部が成形体から露
出する成形体を反応射出成形により形成するための反応
射出成形方法に関する。
法は、二つの反応原液をミキシングチャンバで混合して
金型のキャビティに送り込み、金型内で反応させつつ射
出成形を行う製法である。このRIM法は、ノルボルネ
ン系モノマーからポリマー(成形品)を成形する場合な
どに好適に用いられている。
入体の一部が成形体から露出する成形体を成形しようと
する場合には、金型内に、金属挿入体の一部が金型の外
部に露出するように、挿入体を配置し、金型内で反応射
出成形を行っている。
反応射出成形では、金属挿入体付近での反応熱を金属挿
入体が吸収してしまい、樹脂が十分に硬化することがで
きず、金属挿入体と樹脂とが密着しないため、成形品の
特性が不安定になることがあった。このような不都合を
防止するために、金属挿入体を予め加熱しておき、金型
内に配置する方法が採用されることがある。
の程度を一定にすることが困難であったり、また、加熱
後、ある程度以上時間が経過してから成形すると、金属
挿入体が冷却されてしまい、効果がなくなるという課題
を有している。また、加熱後の時間を一定にしなけれ
ば、金属挿入体の温度がバラバラになるため、一定品質
の成形品が得られないという課題も有している。
すように、エポキシ樹脂等の硬化樹脂の成形時に、金属
挿入体に通電して発熱させる方法は提案されているが、
この方法では、温度のコントロールが困難であり、やは
り一定品質の成形品を得ることは困難であった。特に、
反応射出成形においては、反応を良好に促進させると共
に、反応熱により温度が上がり過ぎないように注意する
必要があり、良質の成形品を得るためには、金型内の温
度制御が重要なファクターであった。ところが、従来の
反応射出成形の技術では、金型自体の温度制御はできる
が、金型内に配置される挿入体の温度制御までも可能と
する技術はなかった。
モータの地上コイルにあっては、屋外に敷設されるため
に、周囲の厳しい環境変化、及び車両の通過に伴い繰返
し付加される電磁力に耐える必要がある。本発明は、こ
のような実状に鑑みてなされ、金型内に配置された挿入
体の温度制御を可能ならしめ、挿入体と樹脂との密着が
良好であり、しかも一定品質の反応射出成形品を製造す
ることができる反応射出成形方法を提供することを目的
とする。
に、本発明に係る反応射出成形方法は、金型の内部に、
外部から通電可能な挿入体を配置し、前記挿入体に前記
金型の外部から通電すると共に、前記挿入体の温度変化
による抵抗変化を検出し、その抵抗変化に応じて、前記
挿入体へ供給する電力を変化させ、当該挿入体の温度を
制御しながら、前記金型内で反応射出成形を行うように
したものである。
特に限定されないが、例えばウレタン系、ウレア系、ナ
イロン系、エポキシ系、不飽和ポリエステル系、フェノ
ール系及び、ノルボルネン系などが挙げられ、一般的成
形条件としては、反応原液温度は20〜80℃、反応原
液の粘性は、例えば30℃において、5cps〜300
0cps、好ましくは100cps〜1000cps程
度である。
内に設置しておき、その中に反応液を供給して重合させ
ることにより、強化ポリマー(成形品)を製造すること
ができる。補強材としては、例えば、ガラス繊維、アラ
ミド繊維、カーボン繊維、超高分子量ポリエチレン繊
維、金属繊維、ポリプロピレン繊維、アルミコーティン
グガラス繊維、木綿、アクリル繊維、ボロン繊維、シリ
コンカーバイド繊維、アルミナ繊維などを挙げることが
できる。但し、誘導反発方式のコイルの場合、ガラス繊
維、アラミド繊維、超高分子量ポリエチレン繊維、ポリ
プロピレン繊維、木綿、アクリル繊維、ボロン繊維、シ
リコンカーバイド繊維、アルミナ繊維などの非導電性の
補強材が好ましい。
はチョップドストランド状のものをマット化したもの、
布状に織ったもの、チョップ形状のままのものなど、種
々の形状で使用することができる。これらの補強材は、
その表面をシランカップリング材等のカップリング剤で
処理したものが、樹脂との密着性を向上させる上で好ま
しい。配合量は、特に制限はないが、反応原液の全量に
対して、通常10重量%以上、好ましくは20〜60重
量%である。
剤、発泡剤、難燃剤、摺動付与剤、エラストマー、ジシ
クロペンタジエン系熱重合樹脂及びその水添物など種々
の添加剤を配合することにより、得られるポリマーの特
性を改質することができる。酸化防止剤としては、フェ
ノール系、リン系、アミン系など各種のプラスチック・
ゴム用酸化防止剤がある。
ク、タルク、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、雲
母など、及びチタン酸カリウムや硫酸カルシウムなどの
ウィスカーの無機質充填剤がある。エラストマーとして
は、天然ゴム、ポリブタジエン、ポリイソプレン、スチ
レン−ブタジエン共重合体(SBR)、スチレン−ブタ
ジエン−スチレンブロック共重合体(SBS)、スチレ
ン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(SI
S)、エチレン−プロピレン−ジエンタ−ポリマー(E
PDM)、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)及び
これらの水素化物などがある。
方または双方に混合しておく。反応射出成形に用いる金
型本体は、必ずしも剛性の高い高価な金型である必要は
なく、金属製金型に限らず、樹脂製金型、または単なる
型枠を用いることができる。反応射出成形は、低粘度の
反応液を用い、比較的低温低圧で成形できるためであ
る。金型内は不活性ガスでシールし、重合反応に用いる
成分類は窒素ガスなどの不活性ガス雰囲気下で貯蔵し、
かつ操作することが好ましい。
℃、より好ましくは、30〜120℃、さらに、好まし
くは、50〜100℃である。金型の温度制御は、金型
内に熱媒体用の通路を設け、熱媒体を流通させることな
どにより行うことができる。金型圧力は通常0.1〜1
00Kg/cm2 の範囲である。重合時間は、適宜選択
すればよいが、通常反応液の注入終了後、30秒〜20
分である。
ものであれば特に限定されないが、例えばコイル、金属
棒、金属板、金属メッシュなどの金属あるいは導電性の
ある抵抗体が用いられる。挿入体に流れる電流または電
圧は、挿入体の抵抗に応じて変化する。挿入体の抵抗
は、挿入体の温度に応じて変化する。通常の導電性の挿
入体では、温度が高くなるほど、抵抗値は高くなるが
(正特性)、ものによっては温度が高くなるほど抵抗値
が低くなるものもある(負特性)。いずれにしても、挿
入体の温度に応じて、挿入体の抵抗は変化する。
し、金型を閉じた状態で、金型の外部から、挿入体へ電
力を供給して発熱させ、挿入体へ印加する電圧または電
流を監視することで、挿入体の抵抗変化を検出すること
ができ、その抵抗変化から、挿入体の温度を予測するこ
とができる。その予測した挿入体の温度に基づき、挿入
体へ供給する電力を調節すれば、挿入体の温度制御が可
能になる。
0℃、より好ましくは、30〜120℃、さらに好まし
くは50〜100℃程度の温度になるように制御するこ
とが望ましい。本発明に係る反応射出成形では、金型の
みでなく、金型内に挿入された挿入体の温度制御も可能
となるため、挿入体と接する部分での反応も良好に進
み、挿入体と樹脂との密着性が良好になる。また、金型
を閉じた後でも、挿入体の温度を一定に制御することが
可能になることから、常に一定品質の反応射出成形品を
得ることができる。
ば、誘導反発方式の磁気浮上式鉄道用地上コイルである
場合には、成形用金型にセットした状態で通電加熱が可
能であるため、従来の加熱方法と比較し、樹脂注入時の
温度管理がし易く、成形品質の安定化を図ることができ
る。また、予熱設備から成形設備への導電コイルの移動
が伴わないため、量産効率が良く、成形コストの低減が
可能となる。
て図面を用いて詳細に説明する。図1は本発明の実施例
に係る反応射出成形に用いる装置の概略構成図、図2は
図1に示す挿入体の斜視図、図3は図1に示す金型の斜
視実施例である。図1、3に示すように、本実施例に係
る金型22は、上金型と下金型とを有し、それらの割面
25相互が組み合わされることにより、内部が平板形状
のキャビティ24が形成されるようになっている。な
お、図1、3には、下金型のみを図示しているが、上金
型についても同様である。
は、金型本体26と弾性部材28とを有する。金型本体
26は、金属製金型に限らず樹脂製金型または単なる型
枠などの剛性材料で構成される。この金型本体26に
は、図2に示す挿入体20の一部である突出部分20a
(図1参照)が、金型の外部に露出する位置に、切欠2
7が形成してあり、この切欠27に弾性部材28が装着
してある。
ことなく、溝29が形成されるように、切欠27に装着
してある。弾性部材28を切欠27に装着するための手
段としては、特に限定されないが、接着による方法が好
ましい。溝29の内径は、図1、2に示す挿入体20の
突出部分20aの外径よりも小さく設定される。例えば
図1に示すように、挿入体20の突出部分20aが弾性
部材28の溝29内に圧着した状態で、弾性部材28が
径方向に0.3〜3mm程度に弾性圧縮変形するよう
に、溝29の大きさが決定される。溝29は、切削加工
などで形成しても良い。
熱性に優れた板状シリコンゴムで構成してある。弾性部
材28の厚みt(溝29と切欠27の間の厚み)は、そ
の最小部分で、好ましくは3mm以上、さらには好まし
くは5mm以上、特に好ましくは7mm以上である。ま
た、その厚みの上限は、好ましくは20mm以下、さら
に好ましくは15mm以下である。最小厚みtが余りに
薄いと、弾性部材28として十分な弾力性が得られない
おそれがあり、余りに厚いと反応射出成形体の外形の精
度上好ましくない。なお、弾性部材28としては、適度
な弾力性を有し、反応射出成形に用いる反応原液に侵さ
れず、得られる成形体と融着しないものであれば、特に
限定されない。
と突出部分20aとから成り、例示的には、挿入本体2
0bがコイルなどで構成され、突出部分20aがコイル
のための端子などで構成される。金型22には、図示省
略してある熱媒体用の流路が形成してあり、金型22を
所定温度に加熱または冷却可能になっている。
挿入体20の突出部分20a(端子)に接続可能な配線
34が配置してある。配線34には、可変電圧電源30
と電流計32とが直列に接続してある。可変電圧電源3
0は、挿入体20に電力を供給するための装置であり、
その印加電圧を変化させることができるように構成して
ある。電流計32は、挿入体20へ供給された電流を測
定可能になっている。
ピュータなどの制御手段36により制御されるようにな
っている。反応射出成形に際しては、まず、金型22内
に、挿入体20を設置する。その際に、挿入体20の突
出部分20aが金型22の溝29に 嵌合するように配
置する。金型22を閉じ、配線34と挿入体20の突出
部分20aとを接続し、可変電圧電源30から挿入体2
0に通電し、挿入体20を発熱させる。
により挿入体20へ流れる電流を監視する。例えば挿入
体20が正特性の抵抗体である場合において、挿入体2
0の温度が所定温度よりも上がりすぎた場合には、抵抗
が上昇し、同じ電圧条件では、電流計32により計測さ
れる電流が低下する。したがって、その場合には、電流
計32から制御手段36に信号を送り、電源30から印
加する電圧を低下させる。その結果、挿入体20へ供給
される電力が低下し、挿入体20の過度な温度上昇を抑
制することができる。
低下し過ぎた場合には、挿入体20の抵抗が低下するこ
とから、同じ電圧では、電流計32で検出される電流が
増大する。したがって、その場合には、電流計32から
制御手段36に信号を送り、可変電圧電源30から印加
する電圧を増大させる。その結果、挿入体20へ供給さ
れる電力が増大し、挿入体20の過度な温度低下を抑制
することができる。挿入体20における抵抗値と温度と
の関係は、予め実験などにより計測しておき、そのデー
タを制御手段36に記憶させておく。
に、図示省略してある注入口からキャビティ24内に反
応原液を注入し、反応射出成形を行う。反応射出成形
が、ノルボルネン系モノマーを用いた反応射出成形であ
る場合には、本実施例において使用するモノマーは、ジ
シクロペンタジエンやジヒドロジシクロペンタジエン、
テトラシクロドデセン、トリシクロペンタジエン等のノ
ルボルネン環を有するシクロオレフィンである。
成形において使用することができるメタセシス触媒は、
六塩化タングステン、トリドデシルアンモニウムモリブ
デート、トリ(トリデシル)アンモニウムモリブデート
等の有機モリブデン酸、アンモニウム酸等のモリブデン
酸有機アンモニウム塩等のノルボルネン系モノマーの塊
状重合触媒として公知のメタセシス触媒であれば特に制
限はないが、モリブデン酸有機アンモニウム塩が好まし
い。
ニウムジクロリド、ジエチルアルミニウムクロリド等の
アルキルアルミニウムハライド、これらのアルコキシア
ルキルアルミニウムハライドなどの有機アルミニウム化
合物、有機スズ化合物等が挙げられる。反応射出成形の
前準備として、ノルボルネン系モノマー、メタセシス触
媒及び活性剤を主材とする反応射出成形用材料をノルボ
ルネン系モノマーとメタセシス触媒とよりなるB液と、
前記のノルボルネン系モノマーと活性剤とよりなるA液
との安定な2液に分けて、それぞれを別のタンクに入れ
ておく。反応射出成形に際しては、これらの2液をミキ
シングチャンバー内で混合し、次いで、この混合液を金
型のキャビティ24に注入し、塊状重合して、挿入体2
0と一体化された成形品を得る。
及び挿入体20の温度は、好ましくは、10〜150
℃、より好ましくは、30〜120℃、さらに好ましく
は、50〜100℃に制御される。また、金型22と挿
入体20の間の型締め圧力は通常0.1〜100Kg/
cm2 の範囲である。重合時間は、適宜選択すればよい
が、通常、反応液の注入終了後、30秒〜20分であ
る。
成形では、挿入体20の一部である突出部分20aが金
型22の外部に露出する位置で、挿入体20の突出部分
20aが弾性部材28に接触し、ここでシールされるた
め、金型22内に射出された反応原液は、金型22内部
から漏れ難くなる。そのため、バリなどが少ない状態
で、挿入体20が一体化された良質の成形品を成形する
ことができる。しかも、本実施例では、成形毎にパッキ
ンなどを交換する必要がなく、製造歩留まりも良く、し
かも低コストで成形することができる。
く、金型22内に挿入された挿入体20の温度制御も可
能となるため、挿入体20と接する部分での反応も良好
に進み、挿入体20と樹脂との密着性が良好になる。ま
た、金型22を閉じた後でも、挿入体20の温度を一定
に制御することが可能になることから、常に一定品質の
反応射出成形品を得ることができる。
の突出部分20a(端子)が接触する部分の金型を弾性
部材28で構成したが、この部分は、本発明では、必ず
しも弾性部材で構成することなく、金型本体26と一体
に成形することもできる。また、上述した実施例では、
挿入体20に流れる電流を監視し、可変電圧電源30を
用いて、挿入体20へ供給される電力を調節するように
構成したが、本発明では、これに限定されない。例えば
挿入体20へ印加される電圧を監視し可変電流電源30
により、挿入体20へ供給される電力を調節するように
構成しても良い。
基づき、参考例と比較して説明するが、本発明は、これ
らの実施例に限定されない。なお、以下の実施例及び参
考例において、部や%は、断りのない限り重量基準であ
る。 ・参考例1 直径50mm×長さ500mmの丸棒成形用の金型を準
備した。また、挿入体として、直径40mm×長さ50
0mmのアルミニウム製丸棒の両端に、直径10mm×
長さ50mmの突出部分が形成してあるアルミニウム製
の挿入体を準備した。
キャビティ内に反応原液を注入し、反応射出成形を行っ
た。反応射出成形に際しては、ジシクロペンタジエン
(DCP)90%と、非対称型シクロペンタジエン3量
体10%とから成るナルボルネン系モノマーを2つの容
器に入れ、一方にはモノマーに対しジエチルアルミニウ
ムクロリド(DEAC)を40モル濃度、1,3−ジク
ロロ−2−プロパノール(dcPrOH)48モル濃度
に成るように添加した(A液)。他方にはモノマーに対
し、トリ(トリデシル)アンモニウムモリブデートを1
0ミリモル濃度となるように添加した(B液)。これら
A液及びB液は、それぞれAタンク及びBタンクに貯留
した。
流すことで、金型の温度を30℃に設定し、金型のキャ
ビティ内に、同容量のA液とB液とを混合して注入し、
約5分程度経過した後、金型内から挿入体が一体化され
た反応射出成形体を取り出した。挿入体の突出部分を成
形体から人手により引っ張ったところ、挿入体が成形体
から抜け出てしまった。残った樹脂を切断し、挿入体に
接していた部分を観察したところ、配合液が未反応のま
ま残っていた。
て、挿入体が一体化された成形体を成形した。挿入体を
金型内に配置する前に、温風により挿入体を50℃まで
加熱した。その後、挿入体を金型内に配置し、挿入体の
突出部分から100ボルトの電圧で通電し、そのときの
電流を監視しながら、挿入体の抵抗値が8.3Ωと成る
ように、すなわち、挿入体の温度が50℃に保たれるよ
うに、挿入体へ電力を供給し、その状態で反応射出成形
を行った。
分を成形体から人手により引っ張ったが引き抜くことは
できなかった。本発明に係る反応射出成形によれば、金
型のみでなく、金型内に挿入された挿入体の温度制御も
可能となるため、挿入体と接する部分での反応も良好に
進み、挿入体と樹脂との密着性が良好になる。また、金
型を閉じた後でも、挿入体の温度を一定に制御すること
が可能になることから、常に一定品質の反応射出成形品
を得ることができる。
る。導電コイル、例えば、誘導反発方式の磁気浮上鉄道
用地上コイルは、浮上体の走行する軌道全線に亘って敷
設する必要があり、膨大な個数が対象となる。従って、
コイルの製作においては、安定した性能を確保すると同
時に、量産効率を上げ、コストを極力安く抑えることが
要求されている。
熱処理において、被予熱品である金属部分の温度管理が
難しく成形品質にバラツキが生ずるばかりでなく、予熱
設備から成形設備への移動が伴うため、コイルの量産効
率の面においても問題があった。この実施例では、この
ような磁気浮上鉄道用地上コイルを予熱することによ
り、成形品質の安定化と量産効率に優れた導電コイルの
成形方法について説明する。
ルの予熱装置の概略構成図である。ここで、101は成
形用金型、102は導電体コイル、103はコイル口出
し端子、104は外部電源(通電用電源)、105は電
圧計、106は通電用ケーブル(通電用電線)である。
この実施例では、特別な加熱設備を用いることなく、外
部電源(通電用電源)104から導電体コイル102に
直接に、しかも、均一に熱を提供するようにしている。
ば、導電体の電気抵抗がその温度と比例関係にある性質
を利用した抵抗法、つまり、下記の式(1)及び式
(2)に従い、導電体コイル102の口出し端子部10
3から定電流(Is )を流し、端子部の両端電圧
(Vc )を電圧計105で測定することにより、導電体
コイル102を目標温度(t)に予熱管理することがで
きる。
度Kにおける抵抗値、αは導体材質による抵抗温度係数
である。
によれば、外部電源(通電用電源)104から通電用ケ
ーブル106を介して、導電体コイル102の口出し端
子部103に接続することにより、成形用金型101内
に導電体コイル102をセットしたままで予熱処理を行
うことができる。このように、図4に示した導電コイル
の予熱装置によれば、モールド用樹脂にて一体成形する
導電体コイル102を予熱するようにしており、導電体
コイル102のコイル口出し端子103に通電用電線1
06を介して、外部から通電用電源104を接続できる
よう構成されている。
ても構わない。また、導電体コイル102のコイル口出
し端子103に、通電用電線106を介して外部の通電
用電源104から通電することにより、導電体コイル1
02を加熱する手段は同様であるが、導電体コイル10
2に通電する際にコイル口出し端子103の両端電圧を
電圧計105で測定し、管理することにより、導電体コ
イルの予熱温度を管理するものである。
いて成形前の巻線コイルに直流電流を通電し、予め巻線
コイルに貼付した熱電対の温度が60℃に達した時点の
口出し端子の両端電圧Vc を測定した結果を示すもので
ある。
度管理は、巻線コイルの製作誤差を考慮しても±5%程
度の範囲内に制御可能であり、樹脂成形時の予熱温度の
管理手法として十分な精度を有していることが確認でき
た。なお、本発明は上記実施例に限定されるものではな
く、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能であり、
これらを本発明の範囲から排除するものではない。
よれば、次のような効果を奏することができる。 (A)本発明に係る反応射出成形によれば、金型のみで
なく、金型内に挿入された挿入体の温度制御も可能とな
るため、挿入体と接する部分での反応も良好に進み、挿
入体と樹脂との密着性が良好になる。また、金型を閉じ
た後でも、挿入体の温度を一定に制御することが可能に
なることから、常に一定品質の反応射出成形品を得るこ
とができる。
し、簡易、かつ、短時間で予熱処理が可能である。 (C)通電時の両端電圧を管理するだけで、適正な予熱
温度を精度良く確保することができる。 (D)成形用金型にセットした状態で通電加熱が可能で
あるため、従来の加熱方法と比較し、樹脂注入時の温度
管理がし易く、成形品質の安定化を図ることができる。
ルの移動が伴わないため、量産効率が良く、成形コスト
の低減が可能となる。
置の概略構成図である。
置の概略構成図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 金型の内部に、外部から通電可能な挿入
体を配置し、前記挿入体に前記金型の外部から通電する
と共に、前記挿入体の温度変化による抵抗変化を検出
し、その抵抗変化に応じて、前記挿入体へ供給する電力
を変化させ、当該挿入体の温度を制御しながら、前記金
型内で反応射出成形を行うことを特徴とする反応射出成
形方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の反応射出成形方法におい
て、前記挿入体は導電コイルであることを特徴とする反
応射出成形方法。 - 【請求項3】 請求項2記載の反応射出成形方法におい
て、前記導電コイルは誘導反発方式の磁気浮上式鉄道用
地上コイルであることを特徴とする反応射出成形方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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|---|---|---|---|
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| JP8-139947 | 1996-06-03 | ||
| JP07720397A JP3741817B2 (ja) | 1996-06-03 | 1997-03-28 | 反応射出成形方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1052845A true JPH1052845A (ja) | 1998-02-24 |
| JP3741817B2 JP3741817B2 (ja) | 2006-02-01 |
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| JP07720397A Expired - Fee Related JP3741817B2 (ja) | 1996-06-03 | 1997-03-28 | 反応射出成形方法 |
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|---|---|
| JP (1) | JP3741817B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1639611A4 (en) * | 2003-06-27 | 2010-11-10 | Abb Technology Ag | METHOD FOR PRODUCING TRANSFORMER WINDING |
-
1997
- 1997-03-28 JP JP07720397A patent/JP3741817B2/ja not_active Expired - Fee Related
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