JPH1053527A - カフェイン含有経皮吸収製剤 - Google Patents
カフェイン含有経皮吸収製剤Info
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- JPH1053527A JPH1053527A JP21034996A JP21034996A JPH1053527A JP H1053527 A JPH1053527 A JP H1053527A JP 21034996 A JP21034996 A JP 21034996A JP 21034996 A JP21034996 A JP 21034996A JP H1053527 A JPH1053527 A JP H1053527A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 カフェインを高含量に含み、かつカフェイン
の皮膚透過性を向上せしめたカフェイン含有経皮吸収製
剤を提供する。 【解決手段】 有効成分としてカフェイン又はその薬理
的に許容しうる塩を含有し、かつ、基剤中にアルコール
類、水および吸収促進剤を含有して成る経皮吸収製剤。
の皮膚透過性を向上せしめたカフェイン含有経皮吸収製
剤を提供する。 【解決手段】 有効成分としてカフェイン又はその薬理
的に許容しうる塩を含有し、かつ、基剤中にアルコール
類、水および吸収促進剤を含有して成る経皮吸収製剤。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カフェインを含有
する新規経皮吸収製剤に関する。
する新規経皮吸収製剤に関する。
【0002】
【従来の技術】カフェインが大脳の覚醒作用により眠気
防止効果を有することは広く知られており、従来より、
カフェインをキャンディーやガム等に添加し、眠気防止
効果を持たせることは一般に行われてきた(特開平3−
251533)。また、カフェイン含有経皮吸収製剤と
しては、薬物をカフェイン(キサンチン誘導体)及びシ
クロデキストリンを含むアクリル系膏体に配合し、該薬
物の安定性を向上させた製剤(特開昭59−18121
2)が知られているが、眠気防止を目的としたカフェイ
ン含有経皮吸収製剤は知られていない。その原因とし
て、カフェインは水にも有機溶媒に対しても溶解度が低
く、高含量の経皮吸収製剤を得るのは困難であり、その
結果、有効量を得るためには皮膚への貼付面積を広くし
た、非常に違和感の大きな製剤しか得られないこと、ま
た、通常の外用剤形態では眠気防止効果を期待するに足
る量を経皮吸収させることは困難であることがあげられ
る。
防止効果を有することは広く知られており、従来より、
カフェインをキャンディーやガム等に添加し、眠気防止
効果を持たせることは一般に行われてきた(特開平3−
251533)。また、カフェイン含有経皮吸収製剤と
しては、薬物をカフェイン(キサンチン誘導体)及びシ
クロデキストリンを含むアクリル系膏体に配合し、該薬
物の安定性を向上させた製剤(特開昭59−18121
2)が知られているが、眠気防止を目的としたカフェイ
ン含有経皮吸収製剤は知られていない。その原因とし
て、カフェインは水にも有機溶媒に対しても溶解度が低
く、高含量の経皮吸収製剤を得るのは困難であり、その
結果、有効量を得るためには皮膚への貼付面積を広くし
た、非常に違和感の大きな製剤しか得られないこと、ま
た、通常の外用剤形態では眠気防止効果を期待するに足
る量を経皮吸収させることは困難であることがあげられ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、カフ
ェインを高含量に含み、かつカフェインの皮膚透過性を
向上せしめたカフェイン含有経皮吸収製剤を提供するこ
とにある。
ェインを高含量に含み、かつカフェインの皮膚透過性を
向上せしめたカフェイン含有経皮吸収製剤を提供するこ
とにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、アルコー
ル類および水の混液を溶媒として用いると、カフェイン
の溶解度が著しく改善され、カフェインを高含量に含む
経皮吸収製剤が得られること、また、本製剤中に吸収促
進剤を配合することにより、皮膚透過性が著しく改善さ
れ、眠気防止等に充分な量のカフェインが経皮吸収され
ることを見出した。
ル類および水の混液を溶媒として用いると、カフェイン
の溶解度が著しく改善され、カフェインを高含量に含む
経皮吸収製剤が得られること、また、本製剤中に吸収促
進剤を配合することにより、皮膚透過性が著しく改善さ
れ、眠気防止等に充分な量のカフェインが経皮吸収され
ることを見出した。
【0005】即ち、本発明は、有効成分としてカフェイ
ン又はその薬理的に許容しうる塩を含有し、かつ、基剤
中にアルコール類、水および吸収促進剤を含有して成る
経皮吸収製剤である。
ン又はその薬理的に許容しうる塩を含有し、かつ、基剤
中にアルコール類、水および吸収促進剤を含有して成る
経皮吸収製剤である。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明において、経皮吸収製剤と
しての形態は特に限定されず、例えば、軟膏剤、ローシ
ョン剤、リニメント剤、パップ剤、パッチ剤、硬膏剤等
の種々の形態とすることができる。
しての形態は特に限定されず、例えば、軟膏剤、ローシ
ョン剤、リニメント剤、パップ剤、パッチ剤、硬膏剤等
の種々の形態とすることができる。
【0007】有効成分であるカフェインは、遊離のもの
であってもよく、またその薬理的に許容しうる塩であっ
てもよく、そのような塩としては、例えば安息香酸ナト
リウム塩があげられる。
であってもよく、またその薬理的に許容しうる塩であっ
てもよく、そのような塩としては、例えば安息香酸ナト
リウム塩があげられる。
【0008】製剤中のカフェイン含量(カフェインの薬
理的に許容しうる塩の場合には、塩部分を含まない遊離
のカフェインの含量を意味する)は、剤形や基剤成分な
どによっても若干変動するが、製剤全重量に対して通常
0.5〜15重量%とすればよく、1.0〜15重量%
とするのが好ましい。
理的に許容しうる塩の場合には、塩部分を含まない遊離
のカフェインの含量を意味する)は、剤形や基剤成分な
どによっても若干変動するが、製剤全重量に対して通常
0.5〜15重量%とすればよく、1.0〜15重量%
とするのが好ましい。
【0009】本発明において、好ましいアルコール類と
しては、一価アルコールもしくは多価アルコールがあげ
られる。
しては、一価アルコールもしくは多価アルコールがあげ
られる。
【0010】一価アルコールの具体例としては、メタノ
ール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、
ブタノール、ペンチルアルコール、ヘキシルアルコー
ル、ヘプチルアルコール、オクチルアルコール、カプリ
ルアルコール、ノニルアルコール、デシルアルコール、
ウンデシルアルコール、ラウリルアルコール、トリデシ
ルアルコール、ミリスチルアルコール、ペンタデシルア
ルコール、セチルアルコール、ヘキサデシルアルコー
ル、ヘプタデシルアルコール、ステアリルアルコール、
オレイルアルコール、ノナデシルアルコール、エイコシ
ルアルコールなどの炭素数1〜20の一価アルコールが
あげられ、この内、とりわけメタノール、エタノール、
プロパノールなどの炭素数1〜3の一価アルコールが好
ましい。
ール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、
ブタノール、ペンチルアルコール、ヘキシルアルコー
ル、ヘプチルアルコール、オクチルアルコール、カプリ
ルアルコール、ノニルアルコール、デシルアルコール、
ウンデシルアルコール、ラウリルアルコール、トリデシ
ルアルコール、ミリスチルアルコール、ペンタデシルア
ルコール、セチルアルコール、ヘキサデシルアルコー
ル、ヘプタデシルアルコール、ステアリルアルコール、
オレイルアルコール、ノナデシルアルコール、エイコシ
ルアルコールなどの炭素数1〜20の一価アルコールが
あげられ、この内、とりわけメタノール、エタノール、
プロパノールなどの炭素数1〜3の一価アルコールが好
ましい。
【0011】多価アルコールの具体例としては、エチレ
ングリコール、プロピレングリコール、トリメチレング
リコール、グリセリンα−モノクロロヒドリン、ブチレ
ングリコール(1,2−ブチレングリコール、1,3−
ブチレングリコール、2,3−ブチレングリコール、
1,4−ブチレングリコール)、イソブチレングリコー
ル、ペンタメチレングリコール、トリメチルエチレング
リコール、ヘキサメチレングリコール、2,5−ヘキサ
ンジオール、2−メチル−2,4−ペンタジオール、2
−ブチン−1,4−ジオールなどの炭素数2〜8の二価
アルコール、ポリエチレングリコール(分子量200〜
1500、好ましくは200〜400)、グリセリンな
どがあげられ、この内、とりわけブチレングリコール、
プロピレングリコールが好ましい。
ングリコール、プロピレングリコール、トリメチレング
リコール、グリセリンα−モノクロロヒドリン、ブチレ
ングリコール(1,2−ブチレングリコール、1,3−
ブチレングリコール、2,3−ブチレングリコール、
1,4−ブチレングリコール)、イソブチレングリコー
ル、ペンタメチレングリコール、トリメチルエチレング
リコール、ヘキサメチレングリコール、2,5−ヘキサ
ンジオール、2−メチル−2,4−ペンタジオール、2
−ブチン−1,4−ジオールなどの炭素数2〜8の二価
アルコール、ポリエチレングリコール(分子量200〜
1500、好ましくは200〜400)、グリセリンな
どがあげられ、この内、とりわけブチレングリコール、
プロピレングリコールが好ましい。
【0012】これらアルコール類は1種を単独で用いる
ことができ、また2種以上を用いることもできる。
ことができ、また2種以上を用いることもできる。
【0013】水は、通常、製剤の分野で用いられる程度
の性状を有するものであれば、好適に使用することが出
来、さらに、この水に必要に応じて、塩類、糖、高分子
物質等やpHを調節するための酸、アルカリ物質を配合
することも出来る。
の性状を有するものであれば、好適に使用することが出
来、さらに、この水に必要に応じて、塩類、糖、高分子
物質等やpHを調節するための酸、アルカリ物質を配合
することも出来る。
【0014】製剤中のアルコール類と水との総重量は、
カフェイン重量(カフェインの薬理的に許容しうる塩の
場合には、塩部分を含まない遊離のカフェインの重量を
意味する)の5〜200倍とすればよく、5〜70倍と
するのが好ましい。
カフェイン重量(カフェインの薬理的に許容しうる塩の
場合には、塩部分を含まない遊離のカフェインの重量を
意味する)の5〜200倍とすればよく、5〜70倍と
するのが好ましい。
【0015】また、好ましいアルコール類と水との配合
比は、2:1〜1:10、更に好ましくは2:1〜1:
6である。
比は、2:1〜1:10、更に好ましくは2:1〜1:
6である。
【0016】吸収促進剤としては、通常経皮吸収製剤に
使用されるものであればよく、例えば、尿素、チオ尿素
などの尿素類、2−ピロリドン、1−メチル−2−ピロ
リドン、5−メチル−2−ピロリドン、1,5−ジメチ
ルピロリドンなどのピロリドン誘導体、ミリスチン酸メ
チル、ミリスチン酸ブチル、ミリスチン酸イソプロピ
ル、パルミチン酸イソプロピル、カプリン酸イソプロピ
ル、カプロン酸イソプロピルなどの脂肪酸エステル、l
−メントール、ローズマリー油、カルダモン油、バジル
油、ジュニパーベリー油、チョウジ油、ユーカリ油、ベ
チバー油、スペアミント油、ラベンダー油、ゼラニウム
油、ペッパー油、ヒノキ油、イランイラン油、カナンガ
油、クミン油、シソ油、パチュリ油、ウイキョウ油、ア
ニス油などの精油類、エイゾン(化学名:1−ドデシル
アザシクロヘプタン−2−オン、米国ネルソン社製)及
びその類縁体、シクロデキストリン、チオグリコール酸
カルシウムなどがあげられる。これらの中でも特に精油
類が好ましく、とりわけl−メントールが好ましい。l
−メントールには吸収促進作用以外に眠気防止効果もあ
り、カフェインとの相乗効果も期待できる。
使用されるものであればよく、例えば、尿素、チオ尿素
などの尿素類、2−ピロリドン、1−メチル−2−ピロ
リドン、5−メチル−2−ピロリドン、1,5−ジメチ
ルピロリドンなどのピロリドン誘導体、ミリスチン酸メ
チル、ミリスチン酸ブチル、ミリスチン酸イソプロピ
ル、パルミチン酸イソプロピル、カプリン酸イソプロピ
ル、カプロン酸イソプロピルなどの脂肪酸エステル、l
−メントール、ローズマリー油、カルダモン油、バジル
油、ジュニパーベリー油、チョウジ油、ユーカリ油、ベ
チバー油、スペアミント油、ラベンダー油、ゼラニウム
油、ペッパー油、ヒノキ油、イランイラン油、カナンガ
油、クミン油、シソ油、パチュリ油、ウイキョウ油、ア
ニス油などの精油類、エイゾン(化学名:1−ドデシル
アザシクロヘプタン−2−オン、米国ネルソン社製)及
びその類縁体、シクロデキストリン、チオグリコール酸
カルシウムなどがあげられる。これらの中でも特に精油
類が好ましく、とりわけl−メントールが好ましい。l
−メントールには吸収促進作用以外に眠気防止効果もあ
り、カフェインとの相乗効果も期待できる。
【0017】これら吸収促進剤は単独で用いてもよく、
また2種以上を併用してもよい。また、吸収促進剤は製
剤重量の0.1〜10重量%含まれていればよく、0.
5〜5%とするのが好ましい。
また2種以上を併用してもよい。また、吸収促進剤は製
剤重量の0.1〜10重量%含まれていればよく、0.
5〜5%とするのが好ましい。
【0018】本発明は、カフェイン又はその薬理的に許
容しうる塩、アルコール類、水及び吸収促進剤から成る
経皮吸収製剤であるが、好ましいアルコール類と吸収促
進剤との組み合わせを非限定的に例示すると、エタノー
ルとl−メントールとの組み合わせ、1,3−ブチレン
グリコールとl−メントールとの組み合わせ、1,3−
ブチレングリコールとl−メントール及びジュニパーベ
リー油との組み合わせ、1,3−ブチレングリコールと
l−メントール及びローズマリー油との組み合わせ等が
あげられる。
容しうる塩、アルコール類、水及び吸収促進剤から成る
経皮吸収製剤であるが、好ましいアルコール類と吸収促
進剤との組み合わせを非限定的に例示すると、エタノー
ルとl−メントールとの組み合わせ、1,3−ブチレン
グリコールとl−メントールとの組み合わせ、1,3−
ブチレングリコールとl−メントール及びジュニパーベ
リー油との組み合わせ、1,3−ブチレングリコールと
l−メントール及びローズマリー油との組み合わせ等が
あげられる。
【0019】本発明の製剤において、基剤はこの技術分
野において常用されるものであればよく、特に限定され
ず、剤形にあわせて選択すればよい。
野において常用されるものであればよく、特に限定され
ず、剤形にあわせて選択すればよい。
【0020】例えば、本発明の経皮吸収製剤が軟膏剤で
ある場合には、基剤としては油脂性基剤、乳剤性基剤を
用いることができる。
ある場合には、基剤としては油脂性基剤、乳剤性基剤を
用いることができる。
【0021】油脂性基剤としては炭化水素、高級アルコ
ール、高級脂肪酸、高級脂肪酸エステル、グリコール
類、植物油、動物油などを使用することが出来る。具体
的には、炭化水素としては例えば炭素数12〜32の炭
化水素があげられ、種々の炭化水素の混合物である流動
パラフィン、分枝状パラフィン(商品名、アイソパ
ー)、固形パラフィン、白色ワセリンなどがあげられる
が、流動パラフィン、白色ワセリンなどが好ましい。
ール、高級脂肪酸、高級脂肪酸エステル、グリコール
類、植物油、動物油などを使用することが出来る。具体
的には、炭化水素としては例えば炭素数12〜32の炭
化水素があげられ、種々の炭化水素の混合物である流動
パラフィン、分枝状パラフィン(商品名、アイソパ
ー)、固形パラフィン、白色ワセリンなどがあげられる
が、流動パラフィン、白色ワセリンなどが好ましい。
【0022】高級アルコールとしては例えば炭素数12
〜30の脂肪族一価アルコールがあげられ、具体的には
例えばラウリルアルコール、トリデシルアルコール、ミ
リスチルアルコール、ペンタデシルアルコール、セチル
アルコール、ヘキサデシルアルコール、ヘプタデシルア
ルコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコー
ル、ノナデシルアルコール、エイコシルアルコール、セ
リルアルコール、メリシルアルコールなどがあげられ
る。これらの内、セチルアルコール、ヘキサデシルアル
コール、ステアリルアルコール、オレイルアルコールな
どが好ましく、またとりわけステアリルアルコール、オ
レイルアルコール、セチルアルコールが好ましい。また
高級脂肪酸としては、例えば炭素数6〜32の飽和また
は不飽和脂肪酸があげられ、具体的には例えばカプロン
酸、エナント酸、カプリル酸、ペラルゴン酸、カプリン
酸、ウンデシル酸、ラウリン酸、トリデシル酸、ミリス
チン酸、ペンタデシル酸、パルミチン酸、ヘプタデシル
酸、ステアリン酸、オレイン酸、ノナデカン酸、アラキ
ン酸、アラキン酸、リノール酸、リノレン酸、ベヘン
酸、リグノセリン酸、セロチン酸、ヘプタコサン酸、モ
ンタン酸、メリシン酸、ラクセル酸、エライジン酸、ブ
ラシジン酸などがあげられる。これらの内、ミリスチン
酸、オレイン酸などが好ましい。
〜30の脂肪族一価アルコールがあげられ、具体的には
例えばラウリルアルコール、トリデシルアルコール、ミ
リスチルアルコール、ペンタデシルアルコール、セチル
アルコール、ヘキサデシルアルコール、ヘプタデシルア
ルコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコー
ル、ノナデシルアルコール、エイコシルアルコール、セ
リルアルコール、メリシルアルコールなどがあげられ
る。これらの内、セチルアルコール、ヘキサデシルアル
コール、ステアリルアルコール、オレイルアルコールな
どが好ましく、またとりわけステアリルアルコール、オ
レイルアルコール、セチルアルコールが好ましい。また
高級脂肪酸としては、例えば炭素数6〜32の飽和また
は不飽和脂肪酸があげられ、具体的には例えばカプロン
酸、エナント酸、カプリル酸、ペラルゴン酸、カプリン
酸、ウンデシル酸、ラウリン酸、トリデシル酸、ミリス
チン酸、ペンタデシル酸、パルミチン酸、ヘプタデシル
酸、ステアリン酸、オレイン酸、ノナデカン酸、アラキ
ン酸、アラキン酸、リノール酸、リノレン酸、ベヘン
酸、リグノセリン酸、セロチン酸、ヘプタコサン酸、モ
ンタン酸、メリシン酸、ラクセル酸、エライジン酸、ブ
ラシジン酸などがあげられる。これらの内、ミリスチン
酸、オレイン酸などが好ましい。
【0023】高級脂肪酸エステルとしては例えば(A)
炭素数10〜32の脂肪酸と炭素数14〜32の脂肪族
一価アルコールとのエステル、(B)炭素数10〜22
の飽和ないし不飽和脂肪酸とグリセリンとのエステルま
たはそれらの水素添加物があげられ、具体的には例えば
(A)としてパルミチン酸ミリスチル、ステアリン酸ス
テアリル、ミリスチン酸ミリスチル、リグノセリン酸セ
リル、セロチン酸ラクセリル、ラクセル酸ラクセリルな
どの脂肪酸エステル、ラノリン、蜜蝋、鯨蝋、セラック
蝋などの動物由来の天然蝋、カルナウバ蝋、カンデリラ
蝋の如き植物由来の天然蝋があげられる。
炭素数10〜32の脂肪酸と炭素数14〜32の脂肪族
一価アルコールとのエステル、(B)炭素数10〜22
の飽和ないし不飽和脂肪酸とグリセリンとのエステルま
たはそれらの水素添加物があげられ、具体的には例えば
(A)としてパルミチン酸ミリスチル、ステアリン酸ス
テアリル、ミリスチン酸ミリスチル、リグノセリン酸セ
リル、セロチン酸ラクセリル、ラクセル酸ラクセリルな
どの脂肪酸エステル、ラノリン、蜜蝋、鯨蝋、セラック
蝋などの動物由来の天然蝋、カルナウバ蝋、カンデリラ
蝋の如き植物由来の天然蝋があげられる。
【0024】また(B)としてグリセリルモノラウリレ
ート、グリセリルモノミリスチレート、グリセリルモノ
オレート、グリセリルモノステアレート、グリセリルジ
ラウリレート、グリセリルジミリスチレート、グリセリ
ルジステアレート、グリセリルトリラウリレート、グリ
セリルトリミリスチレート、グリセリルトリステアレー
トなどがあげられる。これらの内、グリセリルモノオレ
エート、グリセリルモノステアレート、グリセリルジス
テアレート、グリセリルトリステアレートなどが好まし
く、とりわけグリセリルモノオレエート、グリセリルモ
ノステアレート、グリセリルトリステアレートが好まし
い。
ート、グリセリルモノミリスチレート、グリセリルモノ
オレート、グリセリルモノステアレート、グリセリルジ
ラウリレート、グリセリルジミリスチレート、グリセリ
ルジステアレート、グリセリルトリラウリレート、グリ
セリルトリミリスチレート、グリセリルトリステアレー
トなどがあげられる。これらの内、グリセリルモノオレ
エート、グリセリルモノステアレート、グリセリルジス
テアレート、グリセリルトリステアレートなどが好まし
く、とりわけグリセリルモノオレエート、グリセリルモ
ノステアレート、グリセリルトリステアレートが好まし
い。
【0025】また、グリコール類としては、エチレング
リコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、1,3−ブチレングリコ
ールなどの他、例えば低重合度のポリエチレングリコー
ル(マクロゴール400など)と高重合度のポリエチレ
ングリコール(マクロゴール4000など)を適当な比
率で混合したものも好適に使用することが出来る。
リコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、1,3−ブチレングリコ
ールなどの他、例えば低重合度のポリエチレングリコー
ル(マクロゴール400など)と高重合度のポリエチレ
ングリコール(マクロゴール4000など)を適当な比
率で混合したものも好適に使用することが出来る。
【0026】植物油としては、ヒマシ油、オリーブ油、
ゴマ油、ヘントウ油、サフラワー油、綿実油、テレピン
油、またはこれらに水素添加した植物油脂類があげられ
る。これらの内、ヒマシ油、オリーブ油、テレピン油な
どが好ましい。また動物油としてはミンク油、卵黄油、
スクワラン、スクワレン、ラノリンおよびその誘導体が
あげられる。上記の基剤は単独で使用してもよく、2種
以上を適宜混合して用いることもできる。
ゴマ油、ヘントウ油、サフラワー油、綿実油、テレピン
油、またはこれらに水素添加した植物油脂類があげられ
る。これらの内、ヒマシ油、オリーブ油、テレピン油な
どが好ましい。また動物油としてはミンク油、卵黄油、
スクワラン、スクワレン、ラノリンおよびその誘導体が
あげられる。上記の基剤は単独で使用してもよく、2種
以上を適宜混合して用いることもできる。
【0027】更に、乳剤性基剤としては、O/W型基
剤、W/O型基剤、懸濁性基剤があげられる。O/W型
基剤としては、界面活性剤の存在もしくは非存在下にラ
ノリン、プロピレングリコール、ステアリルアルコー
ル、ワセリン、シリコン油、流動パラフィン、グリセリ
ルモノステアレートなどの成分を水相中に乳化・分散せ
しめた、いわゆるクリームと称されるものがあげられ、
またW/O型基剤としてはワセリン、高級脂肪族アルコ
ール、流動パラフィンなどの成分に、親水基をあまり持
たない非イオン性界面活性剤の存在下に水を加えて乳化
・分散せしめたものがあげられる。さらに懸濁性基剤と
しては、水にデンプン、グリセリン、高粘度カルボキシ
メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カ
ルボキシビニルポリマーなどの懸濁化剤を加えてゲル状
にしたものがあげられる。
剤、W/O型基剤、懸濁性基剤があげられる。O/W型
基剤としては、界面活性剤の存在もしくは非存在下にラ
ノリン、プロピレングリコール、ステアリルアルコー
ル、ワセリン、シリコン油、流動パラフィン、グリセリ
ルモノステアレートなどの成分を水相中に乳化・分散せ
しめた、いわゆるクリームと称されるものがあげられ、
またW/O型基剤としてはワセリン、高級脂肪族アルコ
ール、流動パラフィンなどの成分に、親水基をあまり持
たない非イオン性界面活性剤の存在下に水を加えて乳化
・分散せしめたものがあげられる。さらに懸濁性基剤と
しては、水にデンプン、グリセリン、高粘度カルボキシ
メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カ
ルボキシビニルポリマーなどの懸濁化剤を加えてゲル状
にしたものがあげられる。
【0028】本発明の製剤がローション剤である場合に
は、懸濁型ローション、乳剤型ローション、溶液型ロー
ションのいずれのタイプのローションであってもよく、
懸濁型ローションの基剤としては、ゴム類、セルロース
類、粘土類などの懸濁剤と水の混合物があげられ、ゴム
類としては例えばアルギン酸ナトリウム、アラビアゴ
ム、ペクチン、トラガントゴムなどがあげられ、セルロ
ース類としては例えばメチルセルロース、ヒドロキシエ
チルセルロース、ヒドロキシエチルデンプンなどがあげ
られる。また粘土類としては例えばベントナイト、ビー
ガムHVなどがあげられる。更に乳剤型ローションとし
ては水と脂肪酸、高級アルコールなどの油性物質を乳化
させた基剤があげられ、溶液型ローションの基剤として
は水やアルコールなどがあげられる。
は、懸濁型ローション、乳剤型ローション、溶液型ロー
ションのいずれのタイプのローションであってもよく、
懸濁型ローションの基剤としては、ゴム類、セルロース
類、粘土類などの懸濁剤と水の混合物があげられ、ゴム
類としては例えばアルギン酸ナトリウム、アラビアゴ
ム、ペクチン、トラガントゴムなどがあげられ、セルロ
ース類としては例えばメチルセルロース、ヒドロキシエ
チルセルロース、ヒドロキシエチルデンプンなどがあげ
られる。また粘土類としては例えばベントナイト、ビー
ガムHVなどがあげられる。更に乳剤型ローションとし
ては水と脂肪酸、高級アルコールなどの油性物質を乳化
させた基剤があげられ、溶液型ローションの基剤として
は水やアルコールなどがあげられる。
【0029】また、リニメント剤の基剤としては、例え
ば、オリーブ油、ゴマ油、ヘントウ油、綿実油、テレピ
ン油などの植物油類、エタノール、プロパノール、イソ
プロパノール又はこれらと水の混合物などのアルコール
類があげらる。
ば、オリーブ油、ゴマ油、ヘントウ油、綿実油、テレピ
ン油などの植物油類、エタノール、プロパノール、イソ
プロパノール又はこれらと水の混合物などのアルコール
類があげらる。
【0030】パップ剤の基剤としては、ポリアクリル酸
またはその塩、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロ
リドンなどの水溶性高分子もしくはその架橋体があげら
れ、水溶性高分子架橋体としては、水溶性高分子をミョ
ウバンなどの多価金属塩によって架橋せしめたもの、あ
るいは水溶性高分子に放射線照射のような物理的処理を
施し架橋せしめたもの等があげられる。
またはその塩、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロ
リドンなどの水溶性高分子もしくはその架橋体があげら
れ、水溶性高分子架橋体としては、水溶性高分子をミョ
ウバンなどの多価金属塩によって架橋せしめたもの、あ
るいは水溶性高分子に放射線照射のような物理的処理を
施し架橋せしめたもの等があげられる。
【0031】更に、パッチ剤、硬膏剤の場合には、支持
体、弾性体、充填剤、粘着付与剤、剥離処理剤など、製
剤を構成する各成分は、硬膏剤に常用されるものを好適
に使用することが出来る。支持体としては例えば不織布
などがあげられ、弾性体としては天然ゴム、SBR、ブ
チルゴム、ポリイソブチレン、ポリビニルアルキルエー
テル、ポリ(メタ)アクリレート、ポリウレタン、ポリ
アミド、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アクリル酸、
アクリル酸エステル−アクリル酸共重合体、ジメチルポ
リシロキサン、ポリイソプレンゴム、スチレン−イソプ
レン−スチレンブロック共重合体ゴム、スチレンーブタ
ジエンゴム、ポリイソブチレン、ブチルゴム等などがあ
げられる。これらの成分は1種以上を混合してもよく、
更には必要に応じて粘着付与剤、軟化剤、老化防止剤等
を配合することもできる。粘着付与剤としては、弾性体
との相溶性がよいものがよく、例えばポリテルペン樹
脂、ロジンまたはそのエステル、フェノール樹脂などが
あげられる。
体、弾性体、充填剤、粘着付与剤、剥離処理剤など、製
剤を構成する各成分は、硬膏剤に常用されるものを好適
に使用することが出来る。支持体としては例えば不織布
などがあげられ、弾性体としては天然ゴム、SBR、ブ
チルゴム、ポリイソブチレン、ポリビニルアルキルエー
テル、ポリ(メタ)アクリレート、ポリウレタン、ポリ
アミド、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アクリル酸、
アクリル酸エステル−アクリル酸共重合体、ジメチルポ
リシロキサン、ポリイソプレンゴム、スチレン−イソプ
レン−スチレンブロック共重合体ゴム、スチレンーブタ
ジエンゴム、ポリイソブチレン、ブチルゴム等などがあ
げられる。これらの成分は1種以上を混合してもよく、
更には必要に応じて粘着付与剤、軟化剤、老化防止剤等
を配合することもできる。粘着付与剤としては、弾性体
との相溶性がよいものがよく、例えばポリテルペン樹
脂、ロジンまたはそのエステル、フェノール樹脂などが
あげられる。
【0032】本発明の経皮吸収製剤にはさらにパラオキ
シ安息香酸、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピ
ルパラベン、クロロブタノール、ベンジルアルコール等
の保存剤の他、着香料等も添加することが出来、各基剤
中には、目的に応じて、各種の乳化剤、分散剤、湿潤
剤、安定剤、防腐剤および懸濁剤などを含有させること
ができる。
シ安息香酸、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピ
ルパラベン、クロロブタノール、ベンジルアルコール等
の保存剤の他、着香料等も添加することが出来、各基剤
中には、目的に応じて、各種の乳化剤、分散剤、湿潤
剤、安定剤、防腐剤および懸濁剤などを含有させること
ができる。
【0033】本発明の製剤は、経皮吸収製剤の常法によ
り製造することができ、例えば軟膏剤は、基剤原料を練
合、乳化または懸濁せしめて基剤を製した後、カフェイ
ン又はその薬理的に許容しうる塩、アルコール類、水、
吸収促進剤および各種添加剤を加えて混合することによ
り製造することが出来、混合に際しては、スクリューミ
キサー、ホモミキサー、ニーダー、ロールミルなど通常
この分野で使用する混合機を採用することができる。
り製造することができ、例えば軟膏剤は、基剤原料を練
合、乳化または懸濁せしめて基剤を製した後、カフェイ
ン又はその薬理的に許容しうる塩、アルコール類、水、
吸収促進剤および各種添加剤を加えて混合することによ
り製造することが出来、混合に際しては、スクリューミ
キサー、ホモミキサー、ニーダー、ロールミルなど通常
この分野で使用する混合機を採用することができる。
【0034】ローション剤は、例えば精製水に種々の基
剤成分を添加して混合・かく拌した後、カフェイン又は
その薬理的に許容しうる塩、アルコール類、水、吸収促
進剤および各種添加剤を加えて混合し、所望に応じてろ
過を行うことにより、製造することができる。
剤成分を添加して混合・かく拌した後、カフェイン又は
その薬理的に許容しうる塩、アルコール類、水、吸収促
進剤および各種添加剤を加えて混合し、所望に応じてろ
過を行うことにより、製造することができる。
【0035】リニメント剤は、基剤にカフェイン又はそ
の薬理的に許容しうる塩、アルコール類、水、吸収促進
剤を溶解し、更に所望の成分を加えて混合することによ
り実施することが出来る。
の薬理的に許容しうる塩、アルコール類、水、吸収促進
剤を溶解し、更に所望の成分を加えて混合することによ
り実施することが出来る。
【0036】パップ剤は、基剤にカフェイン又はその薬
理的に許容しうる塩、アルコール類、水、吸収促進剤お
よび所望の添加物を混合し、加熱後冷却することにより
製造することができる。
理的に許容しうる塩、アルコール類、水、吸収促進剤お
よび所望の添加物を混合し、加熱後冷却することにより
製造することができる。
【0037】また、パッチ剤、硬膏剤は、溶液法や熱圧
法などの常法により製造することができ、例えば熱圧式
によるときは、カフェイン又はその薬理的に許容しうる
塩、アルコール類、水、吸収促進剤および各成分をロー
ル機等で均一に練り合わせ、熱および圧を加えたキャレ
ンダーを使用して離型紙上に均一の厚みとなるよう塗布
して薬物含有層を形成し、これを支持体表面へ積層、密
着させればよい。
法などの常法により製造することができ、例えば熱圧式
によるときは、カフェイン又はその薬理的に許容しうる
塩、アルコール類、水、吸収促進剤および各成分をロー
ル機等で均一に練り合わせ、熱および圧を加えたキャレ
ンダーを使用して離型紙上に均一の厚みとなるよう塗布
して薬物含有層を形成し、これを支持体表面へ積層、密
着させればよい。
【0038】本発明の製剤を製造するにあたって、カフ
ェイン又はその薬理的に許容しうる塩、アルコール類、
水、吸収促進剤を基剤と混合する際、基剤中に所望のア
ルコール類、水が既に含まれている場合には、特に新た
に添加する必要はなく、または必要な量だけ添加してや
ればよい。
ェイン又はその薬理的に許容しうる塩、アルコール類、
水、吸収促進剤を基剤と混合する際、基剤中に所望のア
ルコール類、水が既に含まれている場合には、特に新た
に添加する必要はなく、または必要な量だけ添加してや
ればよい。
【0039】以下、本発明を実験例および実施例により
更に詳細に説明する。
更に詳細に説明する。
【0040】
実験例1 表1に示した組成から成る溶液に、カフェイン500m
gを加え、25℃で24時間振とうした。これを0.2
4μmのフィルターでろ過した後、ろ液を精製水で適宜
希釈し、吸光光度計(UV−365:島津製作所製)に
て溶解度を測定した。
gを加え、25℃で24時間振とうした。これを0.2
4μmのフィルターでろ過した後、ろ液を精製水で適宜
希釈し、吸光光度計(UV−365:島津製作所製)に
て溶解度を測定した。
【0041】その結果、水もしくはアルコール類を単独
で用いるよりも、水とアルコール類との混合溶液にする
ことにより、カフェインの溶解度は著しく改善された。
で用いるよりも、水とアルコール類との混合溶液にする
ことにより、カフェインの溶解度は著しく改善された。
【0042】
【表1】
【0043】実験例2 実施例1で作成したパップ剤を用い、in vitro
拡散セルによる薬物透過性試験を行った。開口径が2c
mフランツ型拡散セル(3.14cm2)を準備し、セ
ルのレセプター部(容積は13ml)には生理食塩水を
入れ、その外壁部には37℃の温水を循環させてレセプ
ター部の温度を一定に保った。Wistar系雄性ラッ
トの腹部除毛摘出皮膚に、パップ剤の試験片を貼付した
後、該皮膚をセルに装着する。経時的にレセプター液を
サンプリングし高速液体クロマトグラフィーにより薬物
濃度を測定し、薬物透過量を算出した。比較対照とし
て、吸収促進剤(l−メントール、ジュニパーベリー
油)無添加のパップ剤(比較製剤1)も用意し、同様の
実験を行った。
拡散セルによる薬物透過性試験を行った。開口径が2c
mフランツ型拡散セル(3.14cm2)を準備し、セ
ルのレセプター部(容積は13ml)には生理食塩水を
入れ、その外壁部には37℃の温水を循環させてレセプ
ター部の温度を一定に保った。Wistar系雄性ラッ
トの腹部除毛摘出皮膚に、パップ剤の試験片を貼付した
後、該皮膚をセルに装着する。経時的にレセプター液を
サンプリングし高速液体クロマトグラフィーにより薬物
濃度を測定し、薬物透過量を算出した。比較対照とし
て、吸収促進剤(l−メントール、ジュニパーベリー
油)無添加のパップ剤(比較製剤1)も用意し、同様の
実験を行った。
【0044】その結果、図1から明らかなように、吸収
促進剤の添加により、皮膚透過性が著しく改善された。
促進剤の添加により、皮膚透過性が著しく改善された。
【0045】実験例3 実施例1で作成したパップ剤を用い、in vivo吸
収試験を行った。予め腹部を除毛しておいたWista
r系雄性ラットに、ペントバルビタールナトリウムを腹
腔内投与(55mg/kg)することにより麻酔をか
け、パップ剤を腹部へ適用した。その際パップ剤の上を
ほぼ同じ大きさのラップフィルムで覆い、さらに医療用
のテープ(シルキーテックス)を胴体に巻き付けて固定
した。経時的に採血し(300μl/回)、カフェイン
の血漿中濃度を測定した。適用したパップ剤は、実験開
始4時間で取り外した。また、比較対照として、前記
(実験例2)比較製剤1についても同様の実験を行っ
た。
収試験を行った。予め腹部を除毛しておいたWista
r系雄性ラットに、ペントバルビタールナトリウムを腹
腔内投与(55mg/kg)することにより麻酔をか
け、パップ剤を腹部へ適用した。その際パップ剤の上を
ほぼ同じ大きさのラップフィルムで覆い、さらに医療用
のテープ(シルキーテックス)を胴体に巻き付けて固定
した。経時的に採血し(300μl/回)、カフェイン
の血漿中濃度を測定した。適用したパップ剤は、実験開
始4時間で取り外した。また、比較対照として、前記
(実験例2)比較製剤1についても同様の実験を行っ
た。
【0046】その結果、図2から明らかなように、吸収
促進剤の添加により、皮膚透過性が改善され、高い血漿
中濃度が得られた。
促進剤の添加により、皮膚透過性が改善され、高い血漿
中濃度が得られた。
【0047】実施例1 まず、(a)ポリアクリル酸ナトリウム(アロンビスS
S:日本純薬製)2g、アルギン酸ナトリウム0.5
g、無水ケイ酸(アエロジル:日本アエロジル製)1
g、アルミニウムグリシネート0.05g、グリセリン
3g、1,3−ブチレングリコール10g、を加えて均
一に混合した。次に(b)l−メントール1g、ジュニ
パーベリー油1.5g、TL−10(化学名:ポリオキ
シエチレン(20)ソルビタンモノラウリレート、日光
ケミカルズ製)0.25g、エタノール1ml、ポリア
クリル酸(ジュリマーAC10SH:日本純薬製)6
g、水5gを混合し、さらに(c)カフェイン1g、1
0%(w/w)カルボキシメチルセルロースナトリウム
溶液10g、を水8.7gに加熱溶解した。(a)、
(b)、(c)を混合し、りけい紙(剥離紙)上に均一
に展延し(カフェイン1mg/cm2)、不織布を貼り
合わせることにより、カフェイン含有パップ剤を得た。
S:日本純薬製)2g、アルギン酸ナトリウム0.5
g、無水ケイ酸(アエロジル:日本アエロジル製)1
g、アルミニウムグリシネート0.05g、グリセリン
3g、1,3−ブチレングリコール10g、を加えて均
一に混合した。次に(b)l−メントール1g、ジュニ
パーベリー油1.5g、TL−10(化学名:ポリオキ
シエチレン(20)ソルビタンモノラウリレート、日光
ケミカルズ製)0.25g、エタノール1ml、ポリア
クリル酸(ジュリマーAC10SH:日本純薬製)6
g、水5gを混合し、さらに(c)カフェイン1g、1
0%(w/w)カルボキシメチルセルロースナトリウム
溶液10g、を水8.7gに加熱溶解した。(a)、
(b)、(c)を混合し、りけい紙(剥離紙)上に均一
に展延し(カフェイン1mg/cm2)、不織布を貼り
合わせることにより、カフェイン含有パップ剤を得た。
【0048】実施例2 ポリビニルアルコール(クラレポバールPVA−40
5:クラレ製)12gを精製水31.8gに加熱溶解
し、カルボキシルビニルポリマー(ハイビスワコーHW
104:和光純薬製)0.8gをエタノール25gに室
温で溶解した後これらを混合する。次に、この混合溶液
を撹拌しながらカフェイン10g、l−メントール5
g、エタノール5g、エタノール5gに溶解したジイソ
プロパノールアミン0.4g、1,3−ブチレングリコ
ール5gを順次添加し、40℃で20分間混合してゲル
軟膏を得た。
5:クラレ製)12gを精製水31.8gに加熱溶解
し、カルボキシルビニルポリマー(ハイビスワコーHW
104:和光純薬製)0.8gをエタノール25gに室
温で溶解した後これらを混合する。次に、この混合溶液
を撹拌しながらカフェイン10g、l−メントール5
g、エタノール5g、エタノール5gに溶解したジイソ
プロパノールアミン0.4g、1,3−ブチレングリコ
ール5gを順次添加し、40℃で20分間混合してゲル
軟膏を得た。
【0049】実施例3 ポリビニルアルコール(ゴーセノールNM−11Q:日
本合成化学製)5g、塩化カルシウム5g、1,3−ブ
チレングリコール10gを精製水32.5gに加熱溶解
させた後、l−メントール2.5gをエタノール5gに
溶解させて添加した。得られた溶液10gに対してカフ
ェイン115mgを配合してシャーレに均一の厚みにな
るように入れ、−20℃で24時間冷凍した後、常温で
解凍した。これを直径2.5cmに打ち抜きパッチ剤を
得た。
本合成化学製)5g、塩化カルシウム5g、1,3−ブ
チレングリコール10gを精製水32.5gに加熱溶解
させた後、l−メントール2.5gをエタノール5gに
溶解させて添加した。得られた溶液10gに対してカフ
ェイン115mgを配合してシャーレに均一の厚みにな
るように入れ、−20℃で24時間冷凍した後、常温で
解凍した。これを直径2.5cmに打ち抜きパッチ剤を
得た。
【0050】実施例4 カフェイン1g及びl−メントール0.5gをエタノー
ル1gに室温で溶解した後、精製水5.5gを添加し
た。この溶液にヒドロキシプロピルセルロース(HPC
−L:日本曹達製)2gを加えて均一に混練し、ゲル軟
膏を得た。
ル1gに室温で溶解した後、精製水5.5gを添加し
た。この溶液にヒドロキシプロピルセルロース(HPC
−L:日本曹達製)2gを加えて均一に混練し、ゲル軟
膏を得た。
【0051】
【発明の効果】本発明のカフェイン含有経皮吸収製剤
は、高含量かつ優れた皮膚透過性を有するものである。
は、高含量かつ優れた皮膚透過性を有するものである。
【図1】 実施例1で得られた製剤のin vitro
皮膚透過性試験におけるカフェインの累積透過量を示
す。
皮膚透過性試験におけるカフェインの累積透過量を示
す。
【図2】 実施例1で得られた製剤のin vivo吸
収試験におけるカフェイン血漿中濃度の推移を示す。
収試験におけるカフェイン血漿中濃度の推移を示す。
Claims (9)
- 【請求項1】 有効成分としてカフェイン又はその薬理
的に許容しうる塩を含有し、かつ、基剤中にアルコール
類、水及び吸収促進剤を含有して成る経皮吸収製剤。 - 【請求項2】 アルコール類が、1価アルコールおよび
多価アルコールからなる群より選ばれる1種又は2種以
上である請求項1記載の経皮吸収製剤。 - 【請求項3】 1価アルコールがメタノール、エタノー
ル及びプロパノールよりなる群より選ばれる1種又は2
種以上であり、多価アルコールがエチレングリコール、
プロピレングリコール、ブチレングリコール、ポリエチ
レングリコール及びグリセリンからなる群より選ばれる
1種又は2種以上である請求項2記載の経皮吸収製剤。 - 【請求項4】 吸収促進剤が精油である請求項1記載の
経皮吸収製剤。 - 【請求項5】 精油がl−メントール、バジル油、ユー
カリ油、ローズマリー油およびジュニパーベリー油から
なる群より選ばれる1種又は2種以上である請求項4記
載の経皮吸収製剤。 - 【請求項6】 カフェイン含量が、製剤重量中の0.5
〜15重量%である請求項1記載の経皮吸収製剤。 - 【請求項7】 アルコール類と水との総重量が、カフェ
イン重量の5〜200倍である請求項1記載の経皮吸収
製剤。 - 【請求項8】 アルコール類と水との重量比が2:1〜
1:10である請求項1記載の経皮吸収製剤。 - 【請求項9】 吸収促進剤が、製剤重量中の0.1〜1
0重量%である請求項1記載の経皮吸収製剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21034996A JPH1053527A (ja) | 1996-08-09 | 1996-08-09 | カフェイン含有経皮吸収製剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21034996A JPH1053527A (ja) | 1996-08-09 | 1996-08-09 | カフェイン含有経皮吸収製剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1053527A true JPH1053527A (ja) | 1998-02-24 |
Family
ID=16587934
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21034996A Pending JPH1053527A (ja) | 1996-08-09 | 1996-08-09 | カフェイン含有経皮吸収製剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1053527A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10218796A (ja) * | 1997-02-07 | 1998-08-18 | Yoshiaki Honda | 経皮吸収促進剤およびこれを含む皮膚外用剤 |
| EP1147759A4 (en) * | 1999-01-28 | 2003-07-09 | Hisamitsu Pharmaceutical Co | FACIAL PACKS IN THE FORM OF TOWELS |
| WO2009139213A1 (ja) * | 2008-05-15 | 2009-11-19 | 日本臓器製薬株式会社 | プロクロルペラジン含有外用医薬組成物 |
| JP2010275261A (ja) * | 2009-05-29 | 2010-12-09 | Kao Corp | 歯磨剤 |
| JP4979830B1 (ja) * | 2011-11-10 | 2012-07-18 | 重憲 青木 | 無痛注射用外用剤 |
| US10123966B2 (en) | 2013-05-16 | 2018-11-13 | The Procter And Gamble Company | Hair thickening compositions and methods of use |
| CN110141560A (zh) * | 2019-06-28 | 2019-08-20 | 广州市白云区大荣精细化工有限公司 | 一种医用冷敷贴及其制备方法 |
| US20230133004A1 (en) * | 2021-11-01 | 2023-05-04 | Solaana MD LLC | Vitamin d base layer |
-
1996
- 1996-08-09 JP JP21034996A patent/JPH1053527A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10218796A (ja) * | 1997-02-07 | 1998-08-18 | Yoshiaki Honda | 経皮吸収促進剤およびこれを含む皮膚外用剤 |
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| US7045137B1 (en) | 1999-01-28 | 2006-05-16 | Hisamitsu Pharmaceuticals Co., Inc. | Sheet-type packs |
| WO2009139213A1 (ja) * | 2008-05-15 | 2009-11-19 | 日本臓器製薬株式会社 | プロクロルペラジン含有外用医薬組成物 |
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| US20230133004A1 (en) * | 2021-11-01 | 2023-05-04 | Solaana MD LLC | Vitamin d base layer |
| US12343421B2 (en) * | 2021-11-01 | 2025-07-01 | Solaana MD LLC | Vitamin D base layer |
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