JPH1053602A - 懸濁重合によるポリマー粉末の製造方法 - Google Patents

懸濁重合によるポリマー粉末の製造方法

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JPH1053602A
JPH1053602A JP9100655A JP10065597A JPH1053602A JP H1053602 A JPH1053602 A JP H1053602A JP 9100655 A JP9100655 A JP 9100655A JP 10065597 A JP10065597 A JP 10065597A JP H1053602 A JPH1053602 A JP H1053602A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 懸濁重合の際に起こりうる乳化重合を回避し
て、乳化重合による収量損失を少なくする。 【解決手段】 懸濁重合しうる少なくとも1つのモノマ
ーの水性懸濁重合による(コ)ポリマー粉末の製造方法
が、触媒としての少なくとも1つの遊離基発生剤、少な
くとも1つの懸濁剤、およびそのほかに、遊離基を捕捉
する少なくとも1つの抑制剤および少なくとも1つの錯
生成剤の存在下に実施される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は懸濁重合による、ポ
リマー粉末、特にポリマー細粉の製造方法に関する。細
粉とは平均直径が約1〜100 μm、特に約5〜50μmの
粉末を意味する。しかしながら、この方法はまた、一般
に平均直径が100μm以上のパールを製造するためにも
用いることができる。
【0002】
【従来の技術】少なくとも1つの懸濁剤の存在下、懸濁
重合によるこれらの粉末の製造には、一般に、副乳化重
合を伴なう。この副乳化重合の割合は、モノマー重量に
対して約10〜25%にも達することがある。これに対応す
る収量損失の外に、結果として非常にポリマーリッチな
水相が得られる。この水相は、除去前に処理を行なう必
要がある。
【0003】主懸濁重合と同時に発生する乳化重合によ
って失われるこのモノマー量は、用いられる懸濁剤の量
に比例する。低粒度の粒子を得るにはより多量の懸濁剤
を用いる必要がある。その結果、乳化重合によるモノマ
ー損失はより多量になる。米国特許US-A-5,142,008
号は、高分子量の水溶性有機懸濁剤の存在下における水
性懸濁重合による、ポリ(メチルメタクリレート)のパ
ール製造に関する。副乳化重合を制限するために、懸濁
重合は、多価ホスホン酸またはこれらのアルカリ金属塩
類またはアンモニウム塩類から選択される少なくとも1
つの添加剤の存在下に実施される。この既知の方法によ
って得られたパールは、平均直径が約300μmである。
パールのこのサイズのために、低い割合(懸濁重合体混
合物の水に対して0.05〜1重量%)の懸濁剤を用いるこ
とができる。その結果、副乳化重合による収量損失は、
細粉の製造の際に生じる損失よりも相関的に少ない。し
かしながら、かなり大きい平均直径(約300μm)を有
するポリマーパールの懸濁重合のこのケースでさえ、収
量損失は依然として大きい。これは0.8%以下ではな
く、一般に1%以上である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこの副乳化重
合を除去することを目的とする。すなわち特に細粉の製
造のための懸濁重合の際に副乳化反応によって引き起こ
される問題は、2つの特別な添加剤の同時使用によって
解決できる。これらの添加剤は遊離基を捕捉する抑制剤
と錯生成剤である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、懸濁重合しう
る少なくとも1つのモノマーの水性懸濁重合による、
(コ)ポリマー粉末の製造方法を対象とする。前記水性
懸濁重合は、触媒としての少なくとも1つの遊離基発生
剤の存在下において、かつ少なくとも1つの懸濁剤の存
在下において実施され、さらに、(a)遊離基を捕捉す
る少なくとも1つの抑制剤、および(b)少なくとも1
つの錯生成剤の存在下に重合を行なうことを特徴とす
る。
【0006】抑制剤(a) は、置換または非置換キノン、
例えばベンゾキノン、2,5−ジクロロベンゾキノン、2,6
−ジクロロベンゾキノン、3,4,5,6−テトラクロロ−1,2
−ベンゾキノン、フェノール類、例えばヒドロキノン、
ピロカテコール、4−t−ブチルピロカテコール、メト
キシフェノール類、特に2,6−ジ−t−ブチル−4−メ
チルフェノールから選ぶことができる。
【0007】錯生成剤(b)は、エチレンジアミンテトラ
酢酸およびその塩類、多価ホスホン酸およびそれらの塩
類、クエン酸およびその塩類およびポリヒドロキサム酸
から選ぶことができる。添加剤(b)の定義の中に入って
いるエチレンジアミンテトラ酢酸の塩類は、特にナトリ
ウム塩およびアンモニウム塩から成る。
【0008】同様に添加剤(b)の定義の中に入っている
多価ホスホン酸は、特に、分子中に酸基を2〜10個有す
る酸から成る。これらの塩類は特にアルカリ金属および
アンモニウムの塩類である。これらの多価ホスホン酸お
よびそれらの塩類の例として、1−ヒドロキシエタン−
1,1−ジホスホン酸、ニトリロトリス(メチレンホスホ
ン酸)、エチレンジアミンテトラ(メチレンホスホン
酸)、ヘキサメチレンジアミンテトラ(メチレンホスホ
ン酸)、ジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホ
ン酸)、およびそれらのナトリウム塩類を挙げることが
できる。
【0009】本発明による添加剤(a)および(b)は、一般
に、添加剤(a)に関しては2〜50モル%、好ましくは5
〜20モル%の割合で、添加剤(b)に関しては2〜50モル
%、好ましくは5〜20モル%の割合で水相に添加され
る。これらの値は、懸濁重合系中に存在する触媒のモル
量に対して示されているものである。本発明による方法
は、一般的に懸濁重合に用いられているあらゆるモノマ
ーおよびモノマー混合物の重合に適する。例えばアクリ
ル酸、またはメタクリル酸のエステル類およびビニル芳
香族モノマー類である。
【0010】アクリル酸およびメタクリル酸のエステル
類の例として、一価アルコール類、特にC1~18アルコ
ールとのエステル、例えばメチル(メタ)アクリレー
ト、エチル(メタ)アクリレート、n−プロピル(メ
タ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリレー
ト、ブチル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)ア
クリレート、エチル−2−ヘキシル(メタ)アクリレー
ト、ラウリル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリロ
ニトリル、ジアルキル(メタ)アクリルアミド、ならび
にグリシジルメタクリレート、ノルボルニルメタクリレ
ートを挙げることができよう。
【0011】ビニル芳香族モノマーとしては、スチレ
ン、ビニルトルエン、p−t−ブチルスチレンまたはα
−メチルスチレンを挙げることができる。前記モノマー
は、単独または混合して用いてもよい。より詳しくは、
メチルメタクリレートおよびメチルメタクリレートを少
なくとも50重量%含む混合物を挙げることができる。残
りの1つまたは複数のモノマーは、例えばアクリレー
ト、例えばエチルアクリレートから選択される。
【0012】懸濁剤は、特にポリビニルアルコール、特
に加水分解率が少なくとも75%、好ましくは85〜90%の
アルコールを含んでいる。懸濁剤は、セルロースエーテ
ル類、例えばヒドロキシエチルセルロースおよびナトリ
ウムカルボキシメチルセルロース;三カルシウムフォス
フェート;およびアクリル酸またはメタクリル酸のホモ
ポリマー、または少なくとも50重量%のこれらの酸およ
びそれらと互いに共重合しうる1つまたは複数のコモノ
マー (特にメチルメタクリレート) とのコポリマーであ
る。これらのホモ−またはコポリマー類は、特に好まし
くはこれらのアルカリ金属塩類またはこれらのアンモニ
ウム塩類の形態で、あるいは二ナトリウムフォスフェー
トによって中和された形態で用いられる。
【0013】懸濁剤は有利には、懸濁重合系中に存在す
る水に対して0.05〜5重量%、特に0.25〜1重量%の量
で用いられる。本発明による添加剤(a)および(b)の同時
使用によって、水相に対する有機相の重量比を増すこと
ができ、懸濁剤の割合を0.25%まで減らすことができ
る。このことによって特にポリマーの生成率を増すこと
ができ、かつ懸濁剤の使用によるコストを低減すること
ができる。
【0014】従来のあらゆる遊離基発生触媒、特に分解
温度が一般に120℃以下の過酸化物およびアゾ化合物
は、重合触媒として用いうる。これらは一般に、1つま
たは複数のモノマーの相に添加される。触媒の例とし
て、2−エチルペルオキシヘキサノエート、過酸化ジラ
ウロイル、過酸化ジベンゾイル、過酸化ビス−(4−ク
ロロベンゾイル)、過酸化ビス−(2,4−ジクロロベン
ゾイル)、過酸化ビス−(2−メチルベンゾイル)、ア
ゾビスイソブチロニトリル、およびアゾビス−(2,4−
ジメチル)−バレロニトリルを挙げることができる。同
様にジセチルペルオキシジカーボネートを挙げることも
できる。
【0015】一般に、これらの触媒の1つまたは複数
を、1つまたは複数のモノマーの相に対して0.1 〜5重
量%、好ましくは0.2 〜1重量%の割合で用いる。同様
に、形成されるポリマーの分子量を調節するために、既
知の方法で、モノマーに対して8重量%までの少なくと
も1つの連鎖移動剤を、1つまたは複数のモノマーの相
に添加してもよい。連鎖移動剤の例として、メルカプタ
ン、例えばn−オクチルメルカプタン、n−ドデシルメ
ルカプタン、t−ドデシルメルカプタン、またはシクロ
ヘキシルメルカプタン、チオグリコール酸またはチオグ
リコール酸のエステル類、例えばチオグリコール酸のイ
ソオクチルエステルを挙げることができる。
【0016】1つまたは複数のモノマーの相は、触媒お
よび連鎖移動剤の外に、通常の添加剤、例えば滑剤
(例:ステアリン酸)、安定化剤(例:UV安定化
剤)、緩衝塩等を含んでいてもよい。網状ポリマーを得
たいならば、1つまたは複数のモノマーの相はまた、多
官能性モノマー、例えばエチレングリコールジ(メタ)
アクリレート、ブタンジオールジ(メタ)アクリレート
またはジビニルベンゼンを約10重量%まで含んでいても
よい。
【0017】本発明の方法は、懸濁重合については従来
の方法で実施することができる。一つの実施態様におい
ては、懸濁剤、1つまたは複数の添加剤(a)および(b)、
および任意にその他の従来の添加剤を含む水相を調製
し、これを適切な重合反応器に入れる。1つまたは複数
のモノマーに可溶な添加剤、例えば触媒、連鎖移動剤、
滑剤等を溶解状態で含む1つまたは複数のモノマーの相
を調製し、ついでこれを攪拌下、水相に添加する。懸濁
は既知の方法で実施される。粒度20μmまたはそれ以上
のポリマー粉末を得るには、一般に「羽根車」または
「アンカー」型攪拌装置を用いる。粒度20μm以下のポ
リマー粉末を得るには、一般にタービン、例えば研究所
では直径45mmのヘッドT45−4Gを備えたUltra TulaxのT4
5型タービンを用いる。重合系に含まれる大気酸素は、
有利には窒素掃気によって除去される。次に反応媒質を
加熱しつつ重合を開始する。
【0018】モノマー(類)/水比は、一般に1/10〜 1
/1、好ましくは1/4 〜1/2である。重合温度は通常、
用いられる触媒によって約60〜120 ℃である。重合は、
断熱的に、あるいは用いられるモノマー(類)/水割合に
よって、重合熱の少なくとも一部を冷却除去して実施さ
れる。懸濁重合は、一般に30分〜7 時間、特に1 〜3.5
時間続く。
【0019】重合の終了時に仕込原料を冷却し、形成し
たポリマーを濾過または遠心分離によって分離する。こ
のポリマーは、フィルターまたは遠心分離機において直
接水洗いするのが有利である。ついでこれを、適切な乾
燥装置、例えば乾燥炉または流動床乾燥機において乾燥
する。本発明の方法によって得られた粉末の平均直径
は、用いられる懸濁剤の量による。このようにして平均
直径が100μm以上のパールあるいは1 〜100μm、特に
5 〜50μmの細粉を得ることができる。
【0020】本発明の方法によって、ポリマーの濾過
後、組成が出発水相とほぼ等しい水相を回収することが
できる。実際に、懸濁剤の率はほとんど不変であり(秤
量しても有意差を認めることはできない)、乳化ポリマ
ーの量はほぼゼロである(0.1%という検出限界値以下
である)。したがって水相を再循環することができる。
再循環に用いられるこの水相に、本発明による添加剤
(a)および(b)を前記の割合で添加する。水相の再循環に
よってこの相の除去を回避または減少させることがで
き、懸濁剤の消費を減らすことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明を下記実施例にしたがって
より詳細に示す。これらの実施例においては、割合は、
他の表示がなければ重量パーセントで表わされている。
実施例において用いられる懸濁剤は下記のものである。 ・ポリビニルアルコール26/88(APV 26/88) ・ポリビニルアルコール4/88(APV 4/88) 88=ビニルアセテートモチーフの加水分解率 26および4=20℃で、4%水溶液に対する粘度の値(mPa.
s表示)
【0022】
【実施例】
(実施例1)メチルメタクリレートの懸濁重合 (a)水相の調製 21. 84gのAPV 26/88と11.67gのAPV 4/88(重量比65
%/35%)を、凝集塊の形成を防ぐために攪拌した水332
6.4g中に分散させることによって、ゆっくりと装入し
た。ついで90℃で2時間加熱した。室温に冷却した後、
ベンゾキノン0.102gとエチレンジアミンテトラ酢酸(E
DTA)0.185gとを添加した。
【0023】(b)有機相の調製 過酸化ジラウロイル2.52gを室温で、メチルメタクリレ
ート840gに添加した。すぐに溶解した。 (c)懸濁 懸濁はタービンで実施された。攪拌を5分間、140回/
分に維持した。懸濁液を、ステンレス鋼製重合反応器に
移した。懸濁後、完全に安定した分散液が得られた。こ
れは凝集しなかった。「アンカー」また「羽根車」型装
置によって、200回/分で軽く攪拌するだけで、重合中
に分散した媒質を維持するには十分であった。
【0024】(d)重合の実施 重合反応に導入された量が4183.9gであった懸濁液を70
℃で加熱した。70℃までの温度上昇に要する時間は35分
であった。3時間20分後、1℃程度の発熱が現われるま
でこの温度を維持した。ついで20分後95℃で加熱した。
この温度を2時間維持した。重合後に回収された量は415
3.3gであった。操作の便宜のために、粉末の単離は重
合混合物のアリコート部分で行なった。混合物700gか
ら出発した。これを濾過し、蒸留水で洗浄し、真空下、
70℃の乾燥機で乾燥させた。乾燥細粉(平均直径=10.2
μm)139.5gを回収した。得られた濾液は澄んでいた
がわずかに乳白色であった。収率は98.5%であった。こ
れはすべての損失、特に懸濁の際に見られる損失を考慮
に入れた最小値である。
【0025】(e)収量損失の評価(副乳化重合による
モノマーの損失) 重合終了時に水相を分離した。乾燥抽出物の比率を測定
した。導入された懸濁剤の割合がわかるので、差をもと
めることにより、乳化液の形態の重合化ポリマーの量を
決定した。これによって乳化重合によるモノマーの損失
(収量損失)を決定することができる。
【0026】実施例1では、理論的には水相560gと有
機相140gとを含む重合混合物700gから出発した。粉末
の濾過後、水87.4gで洗浄した。したがって水相全体
は、560+87.4=647.4gである。この水相のアリコート
部分を乾燥蒸発させた。得られた値から溶解ポリビニル
アルコール量を差引いて、乳化液の量を得た。 ・水相:4.8228g ・乾燥抽出物量:0.0417g ・乾燥抽出物率:0.865%、すなわちポリビニルアルコ
ール+乳化ポリ(メチルメタクリレート)混合物5.598
gであった。ところで溶解ポリビニルアルコールの量は
水相の1%、すなわち5.6gであった。乳化重合メチル
メタクリレート率はほとんどゼロであった(0.1%とい
う検出限界値以下である)。
【0027】(実施例2〜4)ベンゾキノンとEDTAの量
を変えて、実施例1を繰り返した。結果を下記表1に示
すが、これには実施例1の結果も含まれている。実施例
1と同様、(本発明による実施例において)ポリマー回
収後に得られた濾液は、澄んでいるがわずかに乳白色で
あった。
【0028】(実施例5および6−比較例)対照実施例
5および6は、2つの添加剤(a)(b)混合物が用いられ
ず、濾液は、不透明なラテックスの形態を示した。結果
を表1に示す。
【0029】
【表1】
【0030】(実施例7)水相の再循環 実施例1のように操作を行なった。ポリマーを分離し、
懸濁剤を含む水相を回収した。この水相に、触媒に対し
て15モル%のベンゾキノンと10モル%のEDTAとを添加し
た。この新たな水相を、同じ条件下において実施される
新規重合に用いた。乳化重合による収量損失はほとんど
ゼロであった(秤量の検出限界値以下)。
【0031】(実施例8)実施例1と同じ条件下におい
て、下記水相および有機相から懸濁液を調製した。 水相: 水: 554.4g APV26/88: 3.6g APV4/88: 2.0g ベンゾキノン: 17.1mg エチレンジアミンテトラメチレンホスホン酸のナトリウ
ム塩 (Protex社のMasquol(登録商標)P430Na):64.5mg 有機相: メチルメタクリレート: 140g 過酸化ジラウロイル: 0.42g 重合は実施例1のように実施した。乾燥細粉の形態のポ
リマーを回収した(平均直径は10.5μmである)。乳化
重合による収量損失率は0.2%である。
【0032】(実施例9)実施例1のように操作を行な
ったが、有機相と水相との重量比30/70を用いた。成分
は次のとおりである。 APV=0.25%(65%のAPV26/88と35%のAPV4/88の混合
物) ベンゾキノン=15モル% EDTA=10モル% 収量損失はゼロである。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 懸濁重合しうる少なくとも1つのモノマ
    ーの水性懸濁重合による(コ)ポリマー粉末の製造方法
    であって、前記水性懸濁重合が、触媒としての少なくと
    も1つの遊離基発生剤の存在下において、かつ少なくと
    も1つの懸濁剤の存在下において実施される方法におい
    て、さらに、(a)遊離基を捕捉する少なくとも1つの
    抑制剤、および(b)少なくとも1つの錯生成剤の存在
    下に重合を行なうことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 抑制剤(a)が、キノン類およびフェノー
    ル類から選択されることを特徴とする、請求項1に記載
    の方法。
  3. 【請求項3】 抑制剤(a)が、ベンゾキノン、2,5−ジク
    ロロベンゾキノン、2,6−ジクロロベンゾキノン、3,4,
    5,6−テトラクロロ−1,2−ベンゾキノン、ヒドロキノ
    ン、ピロカテコール、およびメトキシフェノール類から
    選択されることを特徴とする、請求項2による方法。
  4. 【請求項4】 錯生成剤(b)が、エチレンジアミンテト
    ラ酢酸およびその塩類、多価ホスホン酸およびその塩
    類、クエン酸およびその塩類、およびポリヒドロキサム
    酸から選択されることを特徴とする、請求項1〜3のい
    ずれか1項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 錯生成剤(b)の定義の中に入っている多
    価ホスホン酸は、分子中に酸基を2〜10個有しており、
    好ましくは1−ヒドロキシ−エタン−1,1−ジホスホン
    酸、ニトリロトリス(メチレンホスホン酸)、エチレン
    ジアミンテトラ(メチレンホスホン酸)、ヘキサメチレ
    ンジアミンテトラ(メチレンホスホン酸)、ジエチレン
    トリアミンペンタ(メチレンホスホン酸)、およびそれ
    らのナトリウム塩類から選択されるものであることを特
    徴とする、請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 添加剤(a)および(b)は、添加剤(a)が2
    〜50モル%の割合で、添加剤(b)が2〜50モル%の割合
    で水相に添加され、これらの割合は、懸濁重合系中に存
    在する触媒に対して示されているものであることを特徴
    とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 【請求項7】 アクリル酸またはメタクリル酸のエステ
    ル類と、ビニル芳香族モノマー類とから成る群から選択
    されるモノマー類を重合することを特徴とする、請求項
    1〜6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 【請求項8】 ポリビニルアルコール類、特に加水分解
    率が少なくとも75%、好ましくは85〜90%のポリビニル
    アルコール類、セルロースエーテル類、三カルシウムフ
    ォスフェート、およびアクリル酸またはメタクリル酸の
    ホモポリマー、または少なくとも50重量%のこれらの酸
    およびそれらと互いに共重合しうる1つまたは複数のコ
    モノマー (特にメチルメタクリレート) とのコポリマー
    類から選択される少なくとも1つの懸濁剤を用いるが、
    これらのホモ−またはコポリマー類が、特に好ましくは
    これらのアルカリ金属塩類またはこれらのアンモニウム
    塩類の形態で、あるいは二ナトリウムフォスフェートに
    よって中和された形態で用いられることを特徴とし、か
    つ1つまたは複数の懸濁剤が、懸濁重合系中に存在する
    水に対して、0.05〜5重量%の量で用いられることを特
    徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 【請求項9】 1つまたは複数の触媒を、過酸化物類お
    よびアゾ化合物から選ぶこと、および1つまたは複数の
    モノマーの相に対して0.1 〜5重量%の割合で触媒を用
    いることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項に
    記載の方法。
  10. 【請求項10】 1つまたは複数のモノマーの相に、8重
    量%までの少なくとも1つの連鎖移動剤を添加すること
    を特徴とする、請求項1〜9のいずれか1項に記載の方
    法。
  11. 【請求項11】 モノマー類/水比が1/10〜 1/1、好ま
    しくは1/4 〜1/2であることを特徴とする、請求項1
    〜10のいずれか1項に記載の方法。
  12. 【請求項12】 温度60〜120 ℃において、30分〜7時間
    のあいだ実施されることを特徴とする、請求項1〜11の
    いずれか1項に記載の方法。
  13. 【請求項13】 乾燥後に、平均直径が100μm以上のパ
    ールを生じるポリマー粒子の製造に至るまで実施される
    ことを特徴とする、請求項1〜12のいずれか1項に記載
    の方法。
  14. 【請求項14】 乾燥後に、平均直径が1〜100μm、特
    に5〜50μmの粉末を生じるポリマー粒子の製造に至る
    まで実施されることを特徴とする、請求項1〜12のいず
    れか1項に記載の方法。
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