JPH1053608A - 光重合性組成物 - Google Patents
光重合性組成物Info
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- JPH1053608A JPH1053608A JP21249496A JP21249496A JPH1053608A JP H1053608 A JPH1053608 A JP H1053608A JP 21249496 A JP21249496 A JP 21249496A JP 21249496 A JP21249496 A JP 21249496A JP H1053608 A JPH1053608 A JP H1053608A
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- Japan
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- meth
- acrylate
- weight
- photopolymerizable
- oil
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- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】切削油、防錆油などの機械油を表面に有する被
着体に対する初期接着力及び経時接着力に優れたアクリ
ル系粘着剤を得るのに好適な光重合性組成物を提供する
ことにある。 【解決手段】(A)アルキル基の炭素数4〜14のアル
キル(メタ)アクリレートと(B)極性基含有ビニルモ
ノマーからなり、Fedorsの理論溶解度パラメータ
ーが8.8(cal/cm3 )1/2 以上である混合モノ
マーおよび(C)光重合性開始剤よりなる光重合性混合
モノマー100重量部と、吸油性樹脂5〜40重量部か
らなることを特徴とする光重合性組成物。
着体に対する初期接着力及び経時接着力に優れたアクリ
ル系粘着剤を得るのに好適な光重合性組成物を提供する
ことにある。 【解決手段】(A)アルキル基の炭素数4〜14のアル
キル(メタ)アクリレートと(B)極性基含有ビニルモ
ノマーからなり、Fedorsの理論溶解度パラメータ
ーが8.8(cal/cm3 )1/2 以上である混合モノ
マーおよび(C)光重合性開始剤よりなる光重合性混合
モノマー100重量部と、吸油性樹脂5〜40重量部か
らなることを特徴とする光重合性組成物。
Description
【発明の属する技術分野】本発明は、油面接着性に優れ
たアクリル系粘着剤に好適な光重合性組成物に関する。
たアクリル系粘着剤に好適な光重合性組成物に関する。
【0001】
【従来の技術】近年、粘着剤はテープもしくはシート状
にして各種用途に多く使用されている。しかし、粘着テ
ープが本来有する接着力は、被着体表面が清浄化されて
いることが必要条件であり、被着体表面が汚染、特に油
が付着している場合などでは十分な初期接着力が発揮で
きない場合が多い。このため、高い初期接着力を発現す
るために有機溶剤や水性洗剤などを用いて被着体表面を
充分に洗浄する必要があるが、この作業には設備の他に
も人件費や消耗品費などの経費などがかかり、実際には
好ましいものではなかった。特に、工業的に用いられる
金属製被着体には、切削油や防錆油などが付着している
場合が多く、油面接着性に優れた粘着剤の開発が望まれ
ている。
にして各種用途に多く使用されている。しかし、粘着テ
ープが本来有する接着力は、被着体表面が清浄化されて
いることが必要条件であり、被着体表面が汚染、特に油
が付着している場合などでは十分な初期接着力が発揮で
きない場合が多い。このため、高い初期接着力を発現す
るために有機溶剤や水性洗剤などを用いて被着体表面を
充分に洗浄する必要があるが、この作業には設備の他に
も人件費や消耗品費などの経費などがかかり、実際には
好ましいものではなかった。特に、工業的に用いられる
金属製被着体には、切削油や防錆油などが付着している
場合が多く、油面接着性に優れた粘着剤の開発が望まれ
ている。
【0002】これに対し、上記油面接着性に優れた粘着
テープの例として、特開平3−292379号公報に
は、炭素数8〜18のアルキル(メタ)アクリレートと
カルボキシル基含有モノマーを主成分とする共重合体で
あり、かつ未反応モノマーを30重量%以下で含有する
粘着剤からなる感圧性接着テープが開示されている。
テープの例として、特開平3−292379号公報に
は、炭素数8〜18のアルキル(メタ)アクリレートと
カルボキシル基含有モノマーを主成分とする共重合体で
あり、かつ未反応モノマーを30重量%以下で含有する
粘着剤からなる感圧性接着テープが開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平3−292379号公報記載の感圧性接着テープ
は、多量の未反応モノマーの存在によるモノマー臭気や
凝集力の低下、更には接着界面へのブリードアウトによ
る粘着力の経時変化といった問題点があり、必ずしも好
適なものではなかった。
開平3−292379号公報記載の感圧性接着テープ
は、多量の未反応モノマーの存在によるモノマー臭気や
凝集力の低下、更には接着界面へのブリードアウトによ
る粘着力の経時変化といった問題点があり、必ずしも好
適なものではなかった。
【0004】本発明の目的は、切削油、防錆油などの機
械油を表面に有する被着体に対する初期接着力及び経時
接着力に優れたアクリル系粘着剤を得るのに好適な光重
合性組成物を提供することにある。
械油を表面に有する被着体に対する初期接着力及び経時
接着力に優れたアクリル系粘着剤を得るのに好適な光重
合性組成物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の光重合性組成物
は、(A)アルキル基の炭素数4〜14のアルキル(メ
タ)アクリレートと(B)極性基含有ビニルモノマーか
らなり、Fedorsの理論溶解度パラメーターが8.
8(cal/cm3 )1/2 以上である混合モノマーおよ
び(C)光重合性開始剤よりなる光重合性混合モノマー
100重量部と、吸油性樹脂5〜40重量部からなるこ
とを特徴とするものである。
は、(A)アルキル基の炭素数4〜14のアルキル(メ
タ)アクリレートと(B)極性基含有ビニルモノマーか
らなり、Fedorsの理論溶解度パラメーターが8.
8(cal/cm3 )1/2 以上である混合モノマーおよ
び(C)光重合性開始剤よりなる光重合性混合モノマー
100重量部と、吸油性樹脂5〜40重量部からなるこ
とを特徴とするものである。
【0006】本発明で用いられる混合モノマーは、
(A)アルキル基の炭素数4〜14のアルキル(メタ)
アクリレートと(B)極性基含有ビニルモノマーからな
る。アルキル(メタ)アクリレート(A)は、アルキル
基の炭素数4〜14のアルキル(メタ)アクリレートで
あり、これらはホモポリマーのガラス転移温度が−50
℃以下と非常に低いので、主成分として用いることによ
り、得られるアクリル系粘着剤の感圧接着性を高度に保
つことが可能となる。アルキル(メタ)アクリレート
(A)としては、例えば、n−ブチルアクリレート、ヘ
キシル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メ
タ)アクリレート、n−オクチル(メタ)アクリレー
ト、イソオクチル(メタ)アクリレート、n−ノニル
(メタ)アクリレート、イソノニル(メタ)アクリレー
ト、ラウリル(メタ)アクリレートなどが挙げられ、こ
れらは単独で使用されてもよいし、また2種類以上併用
されてもよい。
(A)アルキル基の炭素数4〜14のアルキル(メタ)
アクリレートと(B)極性基含有ビニルモノマーからな
る。アルキル(メタ)アクリレート(A)は、アルキル
基の炭素数4〜14のアルキル(メタ)アクリレートで
あり、これらはホモポリマーのガラス転移温度が−50
℃以下と非常に低いので、主成分として用いることによ
り、得られるアクリル系粘着剤の感圧接着性を高度に保
つことが可能となる。アルキル(メタ)アクリレート
(A)としては、例えば、n−ブチルアクリレート、ヘ
キシル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メ
タ)アクリレート、n−オクチル(メタ)アクリレー
ト、イソオクチル(メタ)アクリレート、n−ノニル
(メタ)アクリレート、イソノニル(メタ)アクリレー
ト、ラウリル(メタ)アクリレートなどが挙げられ、こ
れらは単独で使用されてもよいし、また2種類以上併用
されてもよい。
【0007】アルキル(メタ)アクリレート(A)の含
有量は、少なくなると凝集力が高くなり感圧接着性が低
くなり、また多くなると凝集力が低下し剪断強度が低く
なるため、上記混合モノマー中、好ましくは50〜98
重量%、より好ましくは70〜95重量%である。
有量は、少なくなると凝集力が高くなり感圧接着性が低
くなり、また多くなると凝集力が低下し剪断強度が低く
なるため、上記混合モノマー中、好ましくは50〜98
重量%、より好ましくは70〜95重量%である。
【0008】上記極性基含有ビニルモノマー(B)とし
ては、例えば、(メタ)アクリル酸、クロトン酸、イタ
コン酸、(無水)マレイン酸、フマル酸、カルボキシエ
チル(メタ)アクリレートなどのカルボキシル基含有ビ
ニルモノマー、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ
ート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、
4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、カプロラ
クトン変成(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコ
ール(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコール
(メタ)アクリレートなどの水酸基含有ビニルモノマ
ー、(メタ)アクリロニトリル、N−ビニルピロリド
ン、N−ビニルカプロラクタム、N−ビニルラウリロラ
クタム、(メタ)アクリロイルモルホリン、(メタ)ア
クリルアミド、ジメチル(メタ)アクリルアミド、N−
メチロール(メタ)アクリルアミド、N−ブトキシメチ
ル(メタ)アクリルアミド、ジメチルアミノプロピル
(メタ)アクリルアミド、ジメチルアミノメチル(メ
タ)アクリレート、ジメチルアミノエチル(メタ)アク
リレート、ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリレー
ト、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレートなどの
窒素含有ビニルモノマーなどが挙げられ、これらは単独
で使用されてもよいし、また2種類以上併用されてもよ
い。
ては、例えば、(メタ)アクリル酸、クロトン酸、イタ
コン酸、(無水)マレイン酸、フマル酸、カルボキシエ
チル(メタ)アクリレートなどのカルボキシル基含有ビ
ニルモノマー、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ
ート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、
4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、カプロラ
クトン変成(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコ
ール(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコール
(メタ)アクリレートなどの水酸基含有ビニルモノマ
ー、(メタ)アクリロニトリル、N−ビニルピロリド
ン、N−ビニルカプロラクタム、N−ビニルラウリロラ
クタム、(メタ)アクリロイルモルホリン、(メタ)ア
クリルアミド、ジメチル(メタ)アクリルアミド、N−
メチロール(メタ)アクリルアミド、N−ブトキシメチ
ル(メタ)アクリルアミド、ジメチルアミノプロピル
(メタ)アクリルアミド、ジメチルアミノメチル(メ
タ)アクリレート、ジメチルアミノエチル(メタ)アク
リレート、ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリレー
ト、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレートなどの
窒素含有ビニルモノマーなどが挙げられ、これらは単独
で使用されてもよいし、また2種類以上併用されてもよ
い。
【0009】極性基含有ビニルモノマー(B)の含有量
は、少なくなると凝集力が低下し剪断強度が得られにく
くなると共に、Fedorsの理論溶解度パラメーター
を8.8(cal/cm3 )1/2 以上にすることが難し
くなり、また多くなると凝集力が高くなり感圧接着性が
得られにくくなるため、上記混合モノマー中、好ましく
は2〜50重量%、より好ましくは5〜30重量%であ
る。
は、少なくなると凝集力が低下し剪断強度が得られにく
くなると共に、Fedorsの理論溶解度パラメーター
を8.8(cal/cm3 )1/2 以上にすることが難し
くなり、また多くなると凝集力が高くなり感圧接着性が
得られにくくなるため、上記混合モノマー中、好ましく
は2〜50重量%、より好ましくは5〜30重量%であ
る。
【0010】極性基含有ビニルモノマー(B)は、その
一部が他のビニルモノマーに置き換えられてもよく、上
記他のビニルモノマーとしては、例えば、メチル(メ
タ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、酢酸
ビニル、プロピオン酸ビニル、スチレン、イソボルニル
(メタ)アクリレートなどが挙げられる。
一部が他のビニルモノマーに置き換えられてもよく、上
記他のビニルモノマーとしては、例えば、メチル(メ
タ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、酢酸
ビニル、プロピオン酸ビニル、スチレン、イソボルニル
(メタ)アクリレートなどが挙げられる。
【0011】上記他のビニルモノマーの含有量は、多く
なると凝集力が高くなり感圧接着性が低下するため、上
記混合モノマー中、好ましくは20重量%以下、より好
ましくは10重量%以下である。
なると凝集力が高くなり感圧接着性が低下するため、上
記混合モノマー中、好ましくは20重量%以下、より好
ましくは10重量%以下である。
【0012】本発明で用いられる混合モノマーは上記各
構成成分からなっており、そのFedorsの理論溶解
度パラメーターは8.8(cal/cm3 )1/2 以上で
ある。上記Fedorsの理論溶解度パラメーターは、
Fedorsの考案した計算法に基づくものである(日
本接着協会誌、vol.22、no.10(1986)
(53)(566)など参照)。この計算法では、各原
子もしくは極性基などの原子団がそれぞれ固有のΔei
とΔvi という数値を有しているため、構造式がわかれ
ば以下に示す簡単な計算式によって各ビニルモノマーの
Fedorsの理論溶解度パラメーター(以下「SP
値」といい、単位は(cal/cm3 )1/2 である)を
求めることができる。
構成成分からなっており、そのFedorsの理論溶解
度パラメーターは8.8(cal/cm3 )1/2 以上で
ある。上記Fedorsの理論溶解度パラメーターは、
Fedorsの考案した計算法に基づくものである(日
本接着協会誌、vol.22、no.10(1986)
(53)(566)など参照)。この計算法では、各原
子もしくは極性基などの原子団がそれぞれ固有のΔei
とΔvi という数値を有しているため、構造式がわかれ
ば以下に示す簡単な計算式によって各ビニルモノマーの
Fedorsの理論溶解度パラメーター(以下「SP
値」といい、単位は(cal/cm3 )1/2 である)を
求めることができる。
【0013】SP値 = (ΣΔei /ΣΔvi )1/2
【0014】上記Δei はアルキル(メタ)アクリレー
ト(A)もしくは極性基含有ビニルモノマー(B)を構
成している原子もしくは極性基などの原子団が有する結
合エネルギーおよび分子運動エネルギーを示し、ΣΔe
i で混合モノマー全体の結合エネルギーおよび分子運動
エネルギーを示しており、またΔvi はアルキル(メ
タ)アクリレート(A)もしくは極性基含有ビニルモノ
マー(B)を構成している原子もしくは極性基などの原
子団の占有体積を示し、ΣΔvi で混合モノマー全体の
占有体積を示している。
ト(A)もしくは極性基含有ビニルモノマー(B)を構
成している原子もしくは極性基などの原子団が有する結
合エネルギーおよび分子運動エネルギーを示し、ΣΔe
i で混合モノマー全体の結合エネルギーおよび分子運動
エネルギーを示しており、またΔvi はアルキル(メ
タ)アクリレート(A)もしくは極性基含有ビニルモノ
マー(B)を構成している原子もしくは極性基などの原
子団の占有体積を示し、ΣΔvi で混合モノマー全体の
占有体積を示している。
【0015】なお、アルキル(メタ)アクリレート
(A)もしくは極性基含有ビニルモノマー(B)のSP
値を算出するのに必要な主な原子もしくは原子団のΔe
i とΔv i を示すと、アクリロキシ基はΔei =636
0、Δvi =60、メチレン基はΔei =1180、Δ
vi =16.1、メチル基はΔei =1125、Δvi
=33.5、カルボキシル基はΔei =6600、Δv
i =28.5などとなっている。
(A)もしくは極性基含有ビニルモノマー(B)のSP
値を算出するのに必要な主な原子もしくは原子団のΔe
i とΔv i を示すと、アクリロキシ基はΔei =636
0、Δvi =60、メチレン基はΔei =1180、Δ
vi =16.1、メチル基はΔei =1125、Δvi
=33.5、カルボキシル基はΔei =6600、Δv
i =28.5などとなっている。
【0016】上記数値を基に、以下のアルキル(メタ)
アクリレート(A)および極性基含有ビニルモノマー
(B)のSP値を計算すると、例えば、n−ブチルアク
リレートではSP値=8.82、2−エチルヘキシルア
クリレートではSP値=8.62、アクリル酸ではSP
値=11.1などとなる。
アクリレート(A)および極性基含有ビニルモノマー
(B)のSP値を計算すると、例えば、n−ブチルアク
リレートではSP値=8.82、2−エチルヘキシルア
クリレートではSP値=8.62、アクリル酸ではSP
値=11.1などとなる。
【0017】また、これらの混合モノマー全体としての
SP値は、混合されるビニルモノマー成分のモル分率の
和に基づき算出することができる。従って、例えば、2
−エチルヘキシルアクリレート(SP値=8.62)な
どのようにSP値が8.8未満のアルキル(メタ)アク
リレート(A)を主成分とする場合は、上記混合モノマ
ーのSP値を8.8以上とするために、アクリル酸など
のSP値の高い極性基含有ビニルモノマーを混合する必
要がある。
SP値は、混合されるビニルモノマー成分のモル分率の
和に基づき算出することができる。従って、例えば、2
−エチルヘキシルアクリレート(SP値=8.62)な
どのようにSP値が8.8未満のアルキル(メタ)アク
リレート(A)を主成分とする場合は、上記混合モノマ
ーのSP値を8.8以上とするために、アクリル酸など
のSP値の高い極性基含有ビニルモノマーを混合する必
要がある。
【0018】上記SP値は、低くなると重合した際に得
られるアクリル系粘着剤の油面接着性が低下するため、
8.8(cal/cm3 )1/2 以上であり、好ましくは
9.0(cal/cm3 )1/2 以上である。
られるアクリル系粘着剤の油面接着性が低下するため、
8.8(cal/cm3 )1/2 以上であり、好ましくは
9.0(cal/cm3 )1/2 以上である。
【0019】本発明で用いられる混合モノマーは上記成
分からなるが、光重合の際に重合と架橋を同時に行うた
めに、予め多官能性ビニルモノマーを添加しておくこと
が好ましい。上記多官能性ビニルモノマーとしては、例
えば、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレー
ト、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレー
ト、1,9−ノナンジオールジ(メタ)アクリレート、
(ポリ)エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、
(ポリ)プロピレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、
グリセリンメタクリレートアクリレート、ペンタエリス
リトールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトー
ルトリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパン
トリ(メタ)アクリレート、アリル(メタ)アクリレー
ト、ビニル(メタ)アクリレート、ジビニルベンゼン、
エポキシ(メタ)アクリレートなどが挙げられる。これ
らは単独で使用されてもよいし、また2種類以上併用さ
れてもよい。
分からなるが、光重合の際に重合と架橋を同時に行うた
めに、予め多官能性ビニルモノマーを添加しておくこと
が好ましい。上記多官能性ビニルモノマーとしては、例
えば、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレー
ト、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレー
ト、1,9−ノナンジオールジ(メタ)アクリレート、
(ポリ)エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、
(ポリ)プロピレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、
グリセリンメタクリレートアクリレート、ペンタエリス
リトールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトー
ルトリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパン
トリ(メタ)アクリレート、アリル(メタ)アクリレー
ト、ビニル(メタ)アクリレート、ジビニルベンゼン、
エポキシ(メタ)アクリレートなどが挙げられる。これ
らは単独で使用されてもよいし、また2種類以上併用さ
れてもよい。
【0020】上記多官能性ビニルモノマーの添加量は、
少なくなると架橋度が低くなり、耐熱性及び剪断強度が
得られにくくなり、また多くなると架橋度が高くなり、
柔軟性が損なわれ、感圧接着性が低下するため、上記混
合モノマー100重量部に対し、好ましくは0.01〜
1重量部であり、より好ましくは0.02〜0.8重量
部である。
少なくなると架橋度が低くなり、耐熱性及び剪断強度が
得られにくくなり、また多くなると架橋度が高くなり、
柔軟性が損なわれ、感圧接着性が低下するため、上記混
合モノマー100重量部に対し、好ましくは0.01〜
1重量部であり、より好ましくは0.02〜0.8重量
部である。
【0021】本発明で用いられる光重合性混合モノマー
は、上記混合モノマーおよび光重合性開始剤(C)から
なり、光重合性開始剤(C)としては、例えば、4−
(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル(2−ヒドロキシ
−2−プロピル)ケトン[チバガイギー社製、商品名
「ダロキュアー2959」]、α−ヒドロキシ−α,
α’−ジメチルアセトフェノン[チバガイギー社製、商
品名「ダロキュアー1173」]、1−ヒドロキシシク
ロヘキシルフェニルケトン[チバガイギー社製、商品名
「イルガキュアー184」]、メトキシアセトフェノ
ン、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン
[チバガイギー社製、商品名「イルガキュアー65
1」]などのアセトフェノン系開始剤、ベンゾインエチ
ルエーテル、ベンゾインプロピルエーテルなどのベンゾ
インエーテル系開始剤、ベンジルジメチルケタールなど
のケタール系開始剤、その他、ハロゲン化ケトン、アシ
ルホスフィンオキシド、アシルホスフィナートなどが挙
げられ、これらは単独で使用されてもよいし、また2種
類以上併用されてもよい。
は、上記混合モノマーおよび光重合性開始剤(C)から
なり、光重合性開始剤(C)としては、例えば、4−
(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル(2−ヒドロキシ
−2−プロピル)ケトン[チバガイギー社製、商品名
「ダロキュアー2959」]、α−ヒドロキシ−α,
α’−ジメチルアセトフェノン[チバガイギー社製、商
品名「ダロキュアー1173」]、1−ヒドロキシシク
ロヘキシルフェニルケトン[チバガイギー社製、商品名
「イルガキュアー184」]、メトキシアセトフェノ
ン、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン
[チバガイギー社製、商品名「イルガキュアー65
1」]などのアセトフェノン系開始剤、ベンゾインエチ
ルエーテル、ベンゾインプロピルエーテルなどのベンゾ
インエーテル系開始剤、ベンジルジメチルケタールなど
のケタール系開始剤、その他、ハロゲン化ケトン、アシ
ルホスフィンオキシド、アシルホスフィナートなどが挙
げられ、これらは単独で使用されてもよいし、また2種
類以上併用されてもよい。
【0022】上記光重合性開始剤(C)の添加量は、少
なくなるとモノマー臭気の強い重合体となり、また多く
なるとラジカル発生量が多くなり凝集力が低下するた
め、上記混合モノマー100重量部に対して、好ましく
は0.01〜5重量部、より好ましくは0.05〜4重
量部である。
なくなるとモノマー臭気の強い重合体となり、また多く
なるとラジカル発生量が多くなり凝集力が低下するた
め、上記混合モノマー100重量部に対して、好ましく
は0.01〜5重量部、より好ましくは0.05〜4重
量部である。
【0023】本発明で用いられる光重合性組成物は、上
記光重合性混合モノマーおよび吸油性樹脂からなり、上
記吸油性樹脂は、油面と接触した場合に油を吸収すると
いう性能を付与するために添加されるものであり、例え
ば、ポリノルボルネン系エラストマー、t−ブチルスチ
レン−ジビニルベンゼン共重合体などが挙げられ、特に
吸油能力が高いという点でポリノルボルネン系エラスト
マーが好適である。上記ポリノルボルネン系エラストマ
ーとしては、市販品として「ポリノルボルネン」(商品
名、シンコー技研社製)が挙げられる。
記光重合性混合モノマーおよび吸油性樹脂からなり、上
記吸油性樹脂は、油面と接触した場合に油を吸収すると
いう性能を付与するために添加されるものであり、例え
ば、ポリノルボルネン系エラストマー、t−ブチルスチ
レン−ジビニルベンゼン共重合体などが挙げられ、特に
吸油能力が高いという点でポリノルボルネン系エラスト
マーが好適である。上記ポリノルボルネン系エラストマ
ーとしては、市販品として「ポリノルボルネン」(商品
名、シンコー技研社製)が挙げられる。
【0024】上記吸油性樹脂の添加量は、少なくなると
吸油性能が得られにくくなり、また、多くなると得られ
るアクリル系粘着剤の凝集力が低下し、接着力の低下を
引き起こすため、上記光重合性混合モノマー100重量
部に対して5〜40重量部であり、好ましくは10〜4
0重量部である。
吸油性能が得られにくくなり、また、多くなると得られ
るアクリル系粘着剤の凝集力が低下し、接着力の低下を
引き起こすため、上記光重合性混合モノマー100重量
部に対して5〜40重量部であり、好ましくは10〜4
0重量部である。
【0025】上記光重合性組成物中には、必要に応じて
充填材、粘着付与樹脂などの添加物が添加されてもよ
い。上記充填材としては、例えば、ガラスバルーン、ア
ルミナバルーン、シラスバルーン、フライアッシュバル
ーンなどの無機系中空充填材、ガラスビーズ、シリカビ
ーズ、シリカゲル、アルミナシリカ、フライアッシュ、
合成雲母などの無機系充填材、ケイソウ土、多孔質シリ
カなどの多孔質フィラー、ポリメタクリル酸メチル、ア
クリロニトリル−塩化ビニリデン共重合体、ポリスチレ
ン、フェノール樹脂などからなる有機系中空充填材、ポ
リメタクリル酸メチルビーズ、ポリスチレンビーズ、ナ
イロンビーズ、スチレンアクリルビーズ、ウレタンビー
ズ、シリコンビーズ、ポリエチレンビーズ、ポリプロピ
レンビーズ、エチレン−酢酸ビニル共重合体のビーズ、
ポリアクリル酸エチルのビーズなどの有機系充填材、立
方体状アルミナシリカ、ガラスフレーク、ガラス繊維、
鎖状粘土鉱物などが挙げられ、これらは単独で使用され
てもよいし、また2種類以上併用されてもよい。
充填材、粘着付与樹脂などの添加物が添加されてもよ
い。上記充填材としては、例えば、ガラスバルーン、ア
ルミナバルーン、シラスバルーン、フライアッシュバル
ーンなどの無機系中空充填材、ガラスビーズ、シリカビ
ーズ、シリカゲル、アルミナシリカ、フライアッシュ、
合成雲母などの無機系充填材、ケイソウ土、多孔質シリ
カなどの多孔質フィラー、ポリメタクリル酸メチル、ア
クリロニトリル−塩化ビニリデン共重合体、ポリスチレ
ン、フェノール樹脂などからなる有機系中空充填材、ポ
リメタクリル酸メチルビーズ、ポリスチレンビーズ、ナ
イロンビーズ、スチレンアクリルビーズ、ウレタンビー
ズ、シリコンビーズ、ポリエチレンビーズ、ポリプロピ
レンビーズ、エチレン−酢酸ビニル共重合体のビーズ、
ポリアクリル酸エチルのビーズなどの有機系充填材、立
方体状アルミナシリカ、ガラスフレーク、ガラス繊維、
鎖状粘土鉱物などが挙げられ、これらは単独で使用され
てもよいし、また2種類以上併用されてもよい。
【0026】上記充填材は、その比重により添加量の好
ましい範囲が異なり、一般に比重が小さい中空充填材で
は、上記光重合性混合モノマー100重量部に対し、
0.7〜10重量部、比重が1に近い中空充填材や有機
充填材では、上記光重合性混合モノマー10〜60重量
部、比重が2以上であるような無機充填材では、上記光
重合性混合モノマー100重量部に対し70〜150重
量部が好ましい。
ましい範囲が異なり、一般に比重が小さい中空充填材で
は、上記光重合性混合モノマー100重量部に対し、
0.7〜10重量部、比重が1に近い中空充填材や有機
充填材では、上記光重合性混合モノマー10〜60重量
部、比重が2以上であるような無機充填材では、上記光
重合性混合モノマー100重量部に対し70〜150重
量部が好ましい。
【0027】通常、上記充填材の上記光重合性混合モノ
マー中における体積分率は、少ないと剪断強度が低下
し、また多いと感圧接着性が低下するため、好ましくは
10〜50体積%である。
マー中における体積分率は、少ないと剪断強度が低下
し、また多いと感圧接着性が低下するため、好ましくは
10〜50体積%である。
【0028】上記粘着付与樹脂としては、例えば、C5
系及びC9系水添石油樹脂、水添ロジン樹脂、水添ロジ
ンエステル樹脂、水添テルペン樹脂、水添テルペンフェ
ノール樹脂、水添クマロン・インデン樹脂、不均化ロジ
ン樹脂、不均化ロジンエステル樹脂、重合ロジン樹脂、
重合ロジンエステル樹脂などの不飽和結合の比較的少な
い樹脂が挙げられ、これらは単独で使用されてもよい
し、また2種類以上併用されてもよい。上記粘着付与樹
脂の添加により、分子量低下や重合速度低下といった重
合阻害がある場合は、上記多官能性ビニルモノマーや後
述の連鎖移動剤の添加量を適宜調節する必要がある。
系及びC9系水添石油樹脂、水添ロジン樹脂、水添ロジ
ンエステル樹脂、水添テルペン樹脂、水添テルペンフェ
ノール樹脂、水添クマロン・インデン樹脂、不均化ロジ
ン樹脂、不均化ロジンエステル樹脂、重合ロジン樹脂、
重合ロジンエステル樹脂などの不飽和結合の比較的少な
い樹脂が挙げられ、これらは単独で使用されてもよい
し、また2種類以上併用されてもよい。上記粘着付与樹
脂の添加により、分子量低下や重合速度低下といった重
合阻害がある場合は、上記多官能性ビニルモノマーや後
述の連鎖移動剤の添加量を適宜調節する必要がある。
【0029】次に、上記光重合性組成物の重合プロセス
条件に関して述べる。基本的なプロセスとしては、上述
の光重合性組成物をロールコーターなどの塗工機を用い
て基材の少なくとも一面に塗布し、その後、光照射して
基材上で重合する方法が挙げられる。
条件に関して述べる。基本的なプロセスとしては、上述
の光重合性組成物をロールコーターなどの塗工機を用い
て基材の少なくとも一面に塗布し、その後、光照射して
基材上で重合する方法が挙げられる。
【0030】上記光重合する際に、得られる共重合体の
分子量を適切に調節する目的で、光重合性組成物中に連
鎖移動剤が添加されてもよく、上記連鎖移動剤として
は、例えば、n−ドデシルメルカプタン、2−メルカプ
トエタノール、β−メルカプトプロピオン酸、β−メル
カプトプロピオン酸オクチル、β−メルカプトプロピオ
ン酸メトキシブチル、トリメチロールプロパントリス
(β−チオプロピオネート)、チオグリコール酸ブチ
ル、プロパンチオール類、ブタンチオール類、チオホス
ファイト類などのチオール化合物や四塩化炭素などのハ
ロゲン化合物などが挙げられ、これらは単独で使用され
てもよいし、また2種類以上併用されてもよい。
分子量を適切に調節する目的で、光重合性組成物中に連
鎖移動剤が添加されてもよく、上記連鎖移動剤として
は、例えば、n−ドデシルメルカプタン、2−メルカプ
トエタノール、β−メルカプトプロピオン酸、β−メル
カプトプロピオン酸オクチル、β−メルカプトプロピオ
ン酸メトキシブチル、トリメチロールプロパントリス
(β−チオプロピオネート)、チオグリコール酸ブチ
ル、プロパンチオール類、ブタンチオール類、チオホス
ファイト類などのチオール化合物や四塩化炭素などのハ
ロゲン化合物などが挙げられ、これらは単独で使用され
てもよいし、また2種類以上併用されてもよい。
【0031】光重合性組成物を厚さ100μm以下のシ
ート状に賦形する場合は、粘度1,000cps以下も
しくはTI値(チキソトロピー性指数)1.5程度でも
塗工可能であるが、100μmを越える厚さのシートに
賦形する場合は、低粘度では流動してしまい一定の厚み
に制御しにくいので増粘剤により粘度調整を行うことが
好ましい。
ート状に賦形する場合は、粘度1,000cps以下も
しくはTI値(チキソトロピー性指数)1.5程度でも
塗工可能であるが、100μmを越える厚さのシートに
賦形する場合は、低粘度では流動してしまい一定の厚み
に制御しにくいので増粘剤により粘度調整を行うことが
好ましい。
【0032】上記増粘剤としては、例えば、アクリルゴ
ム、ニトリルゴム、エピクロルヒドリンゴム、イソプレ
ンゴム、ブチルゴム、スチレン−イソプレン−スチレン
(SIS)などのエラストマー、ポリメタクリル酸メチ
ル、ポリスチレンなどの熱可塑性樹脂、あるいは平均粒
径5μm以下の疎水性シリカ、アルミナなどの無機粒子
が挙げられる。また無機粒子を添加する場合には、一次
粒子までの分散が速いことから疎水化処理されたものが
よい。
ム、ニトリルゴム、エピクロルヒドリンゴム、イソプレ
ンゴム、ブチルゴム、スチレン−イソプレン−スチレン
(SIS)などのエラストマー、ポリメタクリル酸メチ
ル、ポリスチレンなどの熱可塑性樹脂、あるいは平均粒
径5μm以下の疎水性シリカ、アルミナなどの無機粒子
が挙げられる。また無機粒子を添加する場合には、一次
粒子までの分散が速いことから疎水化処理されたものが
よい。
【0033】上記増粘剤の添加量は、多くなるとアクリ
ル系共重合体の凝集力が低くなり、剪断強度が低下する
ため、光重合性混合モノマー100重量部に対して、好
ましくは20重量部以下であり、より好ましくは10重
量部以下であり、特に好ましくは5重量部以下である。
ル系共重合体の凝集力が低くなり、剪断強度が低下する
ため、光重合性混合モノマー100重量部に対して、好
ましくは20重量部以下であり、より好ましくは10重
量部以下であり、特に好ましくは5重量部以下である。
【0034】上記増粘剤の添加以外にも、予め光重合性
混合モノマー、もしくは吸油性樹脂を添加した光重合性
組成物を部分的に予備重合しておく増粘法もある。この
様な予備重合は多官能性ビニルモノマーを添加する前に
行い、ミクロゲルの生成を防ぐべきである。これは、部
分的にゲルが発生した場合、塗工時にスジなどの不良発
生の原因となるからである。
混合モノマー、もしくは吸油性樹脂を添加した光重合性
組成物を部分的に予備重合しておく増粘法もある。この
様な予備重合は多官能性ビニルモノマーを添加する前に
行い、ミクロゲルの生成を防ぐべきである。これは、部
分的にゲルが発生した場合、塗工時にスジなどの不良発
生の原因となるからである。
【0035】上記予備重合による上記混合モノマーの転
化率は、少なくなると粘度が低くなり、また多くなると
光重合後の粘着剤の凝集力が低くなり、剪断強度が低下
するため、好ましくは1.5〜60重量%、より好まし
くは10〜40重量%である。
化率は、少なくなると粘度が低くなり、また多くなると
光重合後の粘着剤の凝集力が低くなり、剪断強度が低下
するため、好ましくは1.5〜60重量%、より好まし
くは10〜40重量%である。
【0036】上記光照射に用いられるランプとしては、
光波長400nm以下に発光分布を有するものが用いら
れ、例えば低圧水銀灯、中圧水銀灯、高圧水銀灯、超高
圧水銀灯、ケミカルランプ、ブラックライトランプ、マ
イクロウェーブ励起水銀灯、メタルハライドランプなど
が挙げられる。上記ランプ中でも、光重合性開始剤の分
解に有効な波長領域(通常330〜400nm)の光を
効率良く発光し、かつ厚膜シートを効率よく重合できる
という点でブラックライトランプ、ケミカルランプなど
が好ましい。
光波長400nm以下に発光分布を有するものが用いら
れ、例えば低圧水銀灯、中圧水銀灯、高圧水銀灯、超高
圧水銀灯、ケミカルランプ、ブラックライトランプ、マ
イクロウェーブ励起水銀灯、メタルハライドランプなど
が挙げられる。上記ランプ中でも、光重合性開始剤の分
解に有効な波長領域(通常330〜400nm)の光を
効率良く発光し、かつ厚膜シートを効率よく重合できる
という点でブラックライトランプ、ケミカルランプなど
が好ましい。
【0037】また、ランプの照射光強度は、光重合性組
成物により得られる共重合体の重合度を左右するため、
目的とする製品の性能により適宜選択される。例えば、
通常のアセトフェノン基を有する開裂型の光重合性開始
剤の場合、上記照射光強度は、低くなると酸素による重
合阻害のために反応開始までの時間がばらつき、重合度
の一定した重合物が得られにくくなり、また高くなると
分子量が低下するために感圧接着性や凝集力と応力緩和
性のバランスがとれにくくなるため、0.1〜100m
W/cm2 の範囲が好ましい。
成物により得られる共重合体の重合度を左右するため、
目的とする製品の性能により適宜選択される。例えば、
通常のアセトフェノン基を有する開裂型の光重合性開始
剤の場合、上記照射光強度は、低くなると酸素による重
合阻害のために反応開始までの時間がばらつき、重合度
の一定した重合物が得られにくくなり、また高くなると
分子量が低下するために感圧接着性や凝集力と応力緩和
性のバランスがとれにくくなるため、0.1〜100m
W/cm2 の範囲が好ましい。
【0038】上記光重合のようなラジカル重合は、一般
に酸素による重合阻害があり、特に空気中の酸素の侵入
と光重合性組成物中の溶存酸素が原因として挙げられ
る。このため、酸素による重合阻害を除去できるプロセ
スが好ましく、例えば、空気中の酸素の侵入を抑える方
法として、上記光重合性組成物の表面を離型処理したポ
リエチレンテレフタレートやテフロンなどの光透過性の
剥離シートによって覆い、その剥離シートを介して上記
光重合性組成物に照射する方法や、光透過性の窓を有
し、かつ窒素ガスや炭酸ガスなどの不活性ガスにより酸
素を置換したイナートボックス中で重合する方法などが
挙げられる。この際のイナートボックス中の雰囲気酸素
濃度は、5,000ppm以下、好ましくは300pp
m以下にするべきである。
に酸素による重合阻害があり、特に空気中の酸素の侵入
と光重合性組成物中の溶存酸素が原因として挙げられ
る。このため、酸素による重合阻害を除去できるプロセ
スが好ましく、例えば、空気中の酸素の侵入を抑える方
法として、上記光重合性組成物の表面を離型処理したポ
リエチレンテレフタレートやテフロンなどの光透過性の
剥離シートによって覆い、その剥離シートを介して上記
光重合性組成物に照射する方法や、光透過性の窓を有
し、かつ窒素ガスや炭酸ガスなどの不活性ガスにより酸
素を置換したイナートボックス中で重合する方法などが
挙げられる。この際のイナートボックス中の雰囲気酸素
濃度は、5,000ppm以下、好ましくは300pp
m以下にするべきである。
【0039】ランプからの輻射熱や急速に重合が起こっ
た場合の重合熱により、塗工されるフィルムやカバーフ
ィルムが加熱延伸されることがある。このような場合、
得られる粘着剤が例えばシート状の場合、縦縞などの形
状不良が生じることがある。このような問題を解決する
には、光フィルターにより輻射熱を抑制したり、塗工さ
れるフィルムの背面に冷却板を接触通過させることによ
り重合熱を除去する方法などを用いればよい。
た場合の重合熱により、塗工されるフィルムやカバーフ
ィルムが加熱延伸されることがある。このような場合、
得られる粘着剤が例えばシート状の場合、縦縞などの形
状不良が生じることがある。このような問題を解決する
には、光フィルターにより輻射熱を抑制したり、塗工さ
れるフィルムの背面に冷却板を接触通過させることによ
り重合熱を除去する方法などを用いればよい。
【0040】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例について説明
する。 (実施例1〜3および比較例1〜4) 「光重合性組成物の調製」表1の配合組成に従って、セ
パラブルフラスコ中に、2−エチルヘキシルアクリレー
ト、アクリル酸、2,2−ジメトキシ−2−フェニルア
セトフェノン(チバガイギー社製、商品名「イルガキュ
アー651」)、n−ドデシルメルカプタンおよびポリ
ノルボルネン系エラストマー(シンコー技研社製、商品
名「ポリノルボルネン」)を添加し均一分散するまで攪
拌混合した後、窒素ガスのバブリングにより溶存酸素を
除去した。また、2−エチルヘキシルアクリレートとア
クリル酸のモル比から、混合モノマーの理論溶解度パラ
メーターを計算した結果を表1に示した。
する。 (実施例1〜3および比較例1〜4) 「光重合性組成物の調製」表1の配合組成に従って、セ
パラブルフラスコ中に、2−エチルヘキシルアクリレー
ト、アクリル酸、2,2−ジメトキシ−2−フェニルア
セトフェノン(チバガイギー社製、商品名「イルガキュ
アー651」)、n−ドデシルメルカプタンおよびポリ
ノルボルネン系エラストマー(シンコー技研社製、商品
名「ポリノルボルネン」)を添加し均一分散するまで攪
拌混合した後、窒素ガスのバブリングにより溶存酸素を
除去した。また、2−エチルヘキシルアクリレートとア
クリル酸のモル比から、混合モノマーの理論溶解度パラ
メーターを計算した結果を表1に示した。
【0041】その後、365nmに最大波長ピークを有
するブラックライトランプを用いて照射強度1mW/c
m2 の紫外線を照射したところ、上記光重合性組成物の
温度上昇に伴って次第に粘度が高くなった。上記光重合
性組成物の温度が5℃上昇したところで紫外線照射を停
止した。上記操作により予備重合された光重合性組成物
を得た(モノマー転化率3.8重量%、25℃での粘度
2300cps)。
するブラックライトランプを用いて照射強度1mW/c
m2 の紫外線を照射したところ、上記光重合性組成物の
温度上昇に伴って次第に粘度が高くなった。上記光重合
性組成物の温度が5℃上昇したところで紫外線照射を停
止した。上記操作により予備重合された光重合性組成物
を得た(モノマー転化率3.8重量%、25℃での粘度
2300cps)。
【0042】「アクリル系粘着シートの作製」上記予備
重合された光重合性組成物に、1,6−ヘキサンジオー
ルジアクリレート0.2重量部を配合した後、片面離型
処理された38μmの透明なポリエチレンテレフタレー
ト(PET)フィルムの離型処理面上に塗工し、更に同
一のPETフィルムで離型処理面が露出面と接触するよ
うにカバーした後、365nmに最大波長ピークを有す
るケミカルランプを用いて照射強度2mW/cm2 の紫
外線を8分間照射することにより厚さ0.5±0.1m
mのアクリル系粘着シートを得た。得られたアクリル系
粘着シートのモノマー転化率、重量平均分子量およびゲ
ル分率を測定し、結果を表1に示した。
重合された光重合性組成物に、1,6−ヘキサンジオー
ルジアクリレート0.2重量部を配合した後、片面離型
処理された38μmの透明なポリエチレンテレフタレー
ト(PET)フィルムの離型処理面上に塗工し、更に同
一のPETフィルムで離型処理面が露出面と接触するよ
うにカバーした後、365nmに最大波長ピークを有す
るケミカルランプを用いて照射強度2mW/cm2 の紫
外線を8分間照射することにより厚さ0.5±0.1m
mのアクリル系粘着シートを得た。得られたアクリル系
粘着シートのモノマー転化率、重量平均分子量およびゲ
ル分率を測定し、結果を表1に示した。
【0043】(モノマー転化率の測定)得られたアクリ
ル系粘着シートの一部を酢酸メチルに溶解し、ガスクロ
マトグラフ法により、上記アクリル系粘着シート中に存
在する2−エチルヘキシルアクリレートの量を測定する
ことによりモノマー転化率を測定した。但し、単位は重
量%である。
ル系粘着シートの一部を酢酸メチルに溶解し、ガスクロ
マトグラフ法により、上記アクリル系粘着シート中に存
在する2−エチルヘキシルアクリレートの量を測定する
ことによりモノマー転化率を測定した。但し、単位は重
量%である。
【0044】(重量平均分子量)別途、光重合性組成物
中に吸油性樹脂及び1,6−ヘキサンジオールジアクリ
レートを添加しなかったこと以外は同様の操作によって
分子量測定用の未架橋のアクリル系粘着シートを得た。
得られたアクリル系粘着シートをテトラヒドロフラン
(以下「THF」という)に溶解し、0.5重量%のT
HF溶液を得た。これをゲルパーミエーションクロマト
グラフ法(GPC)により、標準ポリスチレン換算の重
量平均分子量として測定した。
中に吸油性樹脂及び1,6−ヘキサンジオールジアクリ
レートを添加しなかったこと以外は同様の操作によって
分子量測定用の未架橋のアクリル系粘着シートを得た。
得られたアクリル系粘着シートをテトラヒドロフラン
(以下「THF」という)に溶解し、0.5重量%のT
HF溶液を得た。これをゲルパーミエーションクロマト
グラフ法(GPC)により、標準ポリスチレン換算の重
量平均分子量として測定した。
【0045】(ゲル分率)光重合性組成物中に吸油性樹
脂を添加しなかったこと以外は同様の方法によって光重
合して得られた架橋後のアクリル系粘着シートを過剰の
THFに浸漬し、一昼夜放置した後、200メッシュの
ステンレス製金網で濾過し、その残渣を架橋成分とし、
その比率からゲル分率を測定した。但し単位は重量%で
ある。
脂を添加しなかったこと以外は同様の方法によって光重
合して得られた架橋後のアクリル系粘着シートを過剰の
THFに浸漬し、一昼夜放置した後、200メッシュの
ステンレス製金網で濾過し、その残渣を架橋成分とし、
その比率からゲル分率を測定した。但し単位は重量%で
ある。
【0046】「性能評価」 (剥離強度)得られたアクリル系粘着シートを幅20m
m×長さ80mmに裁断した後、片面のPETフィルム
を剥がし、JIS H−4000規格のアルミニウム箔
(品番「1100P」、幅20mm×長さ100mm×
厚さ0.05mm)を貼付した。次いで、JIS H−
4000規格のアルミニウム板(品番「1100P」、
幅50mm×長さ100mm×厚さ2.0mm)に予め
防錆油を厚み5μmとなるようにアプリケーターを用い
て塗布し、1日放置して得た被着体の油塗布面に、上記
アクリル系粘着シートのもう一面のPETフィルムを剥
がして23℃条件下で2kgの圧着ローラーで2往復さ
せて貼付し、引張り試験機を用いて10分後および72
時間後の90°剥離強度(引張速度300mm/mi
n)を測定し、結果を表1に示した。但し単位はkg/
20mmである。
m×長さ80mmに裁断した後、片面のPETフィルム
を剥がし、JIS H−4000規格のアルミニウム箔
(品番「1100P」、幅20mm×長さ100mm×
厚さ0.05mm)を貼付した。次いで、JIS H−
4000規格のアルミニウム板(品番「1100P」、
幅50mm×長さ100mm×厚さ2.0mm)に予め
防錆油を厚み5μmとなるようにアプリケーターを用い
て塗布し、1日放置して得た被着体の油塗布面に、上記
アクリル系粘着シートのもう一面のPETフィルムを剥
がして23℃条件下で2kgの圧着ローラーで2往復さ
せて貼付し、引張り試験機を用いて10分後および72
時間後の90°剥離強度(引張速度300mm/mi
n)を測定し、結果を表1に示した。但し単位はkg/
20mmである。
【0047】
【表1】
【0048】
【発明の効果】本発明の光重合性組成物の構成は上述の
通りであり、光重合することによって得られた粘着剤
は、切削油、防錆油などの機械油を表面に有する被着体
に対して、初期接着力が優れ、更に接着力の経時変化も
なく経時接着力も優れている。
通りであり、光重合することによって得られた粘着剤
は、切削油、防錆油などの機械油を表面に有する被着体
に対して、初期接着力が優れ、更に接着力の経時変化も
なく経時接着力も優れている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09J 7/02 JJU C09J 7/02 JJU JJW JJW JKK JKK JKZ JKZ
Claims (1)
- 【請求項1】(A)アルキル基の炭素数4〜14のアル
キル(メタ)アクリレートと(B)極性基含有ビニルモ
ノマーからなり、Fedorsの理論溶解度パラメータ
ーが8.8(cal/cm3 )1/2 以上である混合モノ
マーおよび(C)光重合性開始剤よりなる光重合性混合
モノマー100重量部と、吸油性樹脂5〜40重量部か
らなることを特徴とする光重合性組成物。 【0001】
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21249496A JPH1053608A (ja) | 1996-08-12 | 1996-08-12 | 光重合性組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21249496A JPH1053608A (ja) | 1996-08-12 | 1996-08-12 | 光重合性組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1053608A true JPH1053608A (ja) | 1998-02-24 |
Family
ID=16623594
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21249496A Withdrawn JPH1053608A (ja) | 1996-08-12 | 1996-08-12 | 光重合性組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1053608A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001207134A (ja) * | 2000-01-24 | 2001-07-31 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | 粘着シート及びその製造方法 |
| JP2002047456A (ja) * | 2000-07-31 | 2002-02-12 | Toppan Forms Co Ltd | ラジカル系光架橋型接着剤およびそれを用いた接着シート |
| US6520530B1 (en) | 1997-11-20 | 2003-02-18 | The Burton Corporation | Core for a gliding board |
| WO2003016420A1 (en) * | 2001-08-20 | 2003-02-27 | Sliontec Corporation | Thermal-reaction type flame-retardant pressure-sensitive adhesive tape and process for producing the same |
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1996
- 1996-08-12 JP JP21249496A patent/JPH1053608A/ja not_active Withdrawn
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