JPH1058689A - インクジェットプリンターの噴射装置及び噴射方法 - Google Patents
インクジェットプリンターの噴射装置及び噴射方法Info
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- JPH1058689A JPH1058689A JP9172905A JP17290597A JPH1058689A JP H1058689 A JPH1058689 A JP H1058689A JP 9172905 A JP9172905 A JP 9172905A JP 17290597 A JP17290597 A JP 17290597A JP H1058689 A JPH1058689 A JP H1058689A
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- electrode
- chamber
- bubble
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- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/07—Ink jet characterised by jet control
- B41J2/11—Ink jet characterised by jet control for ink spray
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
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- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/135—Nozzles
- B41J2/14—Structure thereof only for on-demand ink jet heads
- B41J2/14016—Structure of bubble jet print heads
- B41J2/14088—Structure of heating means
- B41J2/14112—Resistive element
- B41J2/14129—Layer structure
Landscapes
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
- Ink Jet (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単な構造で耐久性の高いインクジェットプ
リンタの噴射装置及び噴射方法を提供する。 【解決手段】 インクを噴射する開口部(211)をイ
ンクを一時的に貯留するインクチャンバ(213)から
分離し,インクチャンバ内に設けられた電極(206,
208)に電気エネルギーを供給して蒸気圧を発生さ
せ,その蒸気圧でインクチャンバ内のインクを開口部か
らインクの液滴を印刷媒体上に噴射させる。多数の開口
部を有するノズルプレートは,ただインク滴の寸法のみ
規制するために機能するので極めて薄くできる。また,
インクチャンバ部に形成される二つの電極間の距離が短
くので低電圧でも高い電流密度を得ることが可能であ
る。
リンタの噴射装置及び噴射方法を提供する。 【解決手段】 インクを噴射する開口部(211)をイ
ンクを一時的に貯留するインクチャンバ(213)から
分離し,インクチャンバ内に設けられた電極(206,
208)に電気エネルギーを供給して蒸気圧を発生さ
せ,その蒸気圧でインクチャンバ内のインクを開口部か
らインクの液滴を印刷媒体上に噴射させる。多数の開口
部を有するノズルプレートは,ただインク滴の寸法のみ
規制するために機能するので極めて薄くできる。また,
インクチャンバ部に形成される二つの電極間の距離が短
くので低電圧でも高い電流密度を得ることが可能であ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,インクジェットプ
リンタの噴射装置及び噴射方法に係り,特にインクチャ
ンバ内に相異なる層の二つの電極を設け,二つの電極間
に電圧を印加して導電性インク内にジュール熱によりバ
ブルを発生させ,その蒸気圧でインクを開口部から噴射
させる方式のインクジェットプリンタの噴射装置及び噴
射方法に関する。
リンタの噴射装置及び噴射方法に係り,特にインクチャ
ンバ内に相異なる層の二つの電極を設け,二つの電極間
に電圧を印加して導電性インク内にジュール熱によりバ
ブルを発生させ,その蒸気圧でインクを開口部から噴射
させる方式のインクジェットプリンタの噴射装置及び噴
射方法に関する。
【0002】
【従来の技術】まず,一般のインクジェットプリンタの
構成及び動作原理を図1に基づき説明する。
構成及び動作原理を図1に基づき説明する。
【0003】以下,図1に示すインクジェットプリンタ
の各構成要素について説明すると,CPU10は,プリ
ンタインタフェースを通してコンピュータ(図示せず)
から伝達される印刷信号に基づいて,プリンタ動作に必
要な初期設定値及びシステムに必要な値を格納している
EPROM11内のシステムプログラムを後述するAS
IC回路20を介して読み出し解釈し実行して,プログ
ラム内容に応じた制御信号を出力する。ROM12は,
制御に必要なプログラム及び多数のフォントを内蔵して
いる。RAM13は,システム動作時のデータなどを一
時に保管するために使用される。また,ASIC回路2
0は,CPU10の制御に必要な大部分のロジック回路
を備えており,CPU10周辺の大部分の素子とCPU
10との間のデータ伝送を実行する。ヘッドドライバ3
0は,ASIC回路20から伝達されるCPU10の制
御信号に応じてインクカートリッジ31の駆動を制御
し,メインモータドライバ40は,メインモータ41の
駆動回路であって,インクカートリッジ31のノズル部
分が空気に露出することを防止する機能を果たしてい
る。またキャリッジリターンドライバ50は,キャリジ
リターン駆動モータ51の動作を制御するものであり,
さらに,ラインフィードドライバ60は,キャリジモー
タ駆動回路50と,ステッピングモータを主として用い
て給紙及び排紙を行うためのラインフィードモータ61
の駆動を制御する。
の各構成要素について説明すると,CPU10は,プリ
ンタインタフェースを通してコンピュータ(図示せず)
から伝達される印刷信号に基づいて,プリンタ動作に必
要な初期設定値及びシステムに必要な値を格納している
EPROM11内のシステムプログラムを後述するAS
IC回路20を介して読み出し解釈し実行して,プログ
ラム内容に応じた制御信号を出力する。ROM12は,
制御に必要なプログラム及び多数のフォントを内蔵して
いる。RAM13は,システム動作時のデータなどを一
時に保管するために使用される。また,ASIC回路2
0は,CPU10の制御に必要な大部分のロジック回路
を備えており,CPU10周辺の大部分の素子とCPU
10との間のデータ伝送を実行する。ヘッドドライバ3
0は,ASIC回路20から伝達されるCPU10の制
御信号に応じてインクカートリッジ31の駆動を制御
し,メインモータドライバ40は,メインモータ41の
駆動回路であって,インクカートリッジ31のノズル部
分が空気に露出することを防止する機能を果たしてい
る。またキャリッジリターンドライバ50は,キャリジ
リターン駆動モータ51の動作を制御するものであり,
さらに,ラインフィードドライバ60は,キャリジモー
タ駆動回路50と,ステッピングモータを主として用い
て給紙及び排紙を行うためのラインフィードモータ61
の駆動を制御する。
【0004】そして,コンピュータからプリンタインタ
フェースを通して伝達される印刷信号は,CPU10の
制御信号に応じて,各モータドライバ40,50,60
などを介して各モータ41,51,61などを駆動して
印字を行う。この印字動作の際,インクカートリッジ3
1は多数の開口部を有するノズルから微細なインク滴を
印刷媒体に向かって噴射させ,所望のドットを形成する
ことが可能である。
フェースを通して伝達される印刷信号は,CPU10の
制御信号に応じて,各モータドライバ40,50,60
などを介して各モータ41,51,61などを駆動して
印字を行う。この印字動作の際,インクカートリッジ3
1は多数の開口部を有するノズルから微細なインク滴を
印刷媒体に向かって噴射させ,所望のドットを形成する
ことが可能である。
【0005】次に,図2及び図3を参照しながら,イン
クカートリッジ31の構造をさらに詳しく説明する。
クカートリッジ31の構造をさらに詳しく説明する。
【0006】図2は,インクカートリッジ31の断面構
造を示しており,インクカートリッジ容器の外面をなす
ケ−ス1内には,スポンジに吸入されてインク2が貯蔵
されており,その下方部に噴射部3が形成されている。
造を示しており,インクカートリッジ容器の外面をなす
ケ−ス1内には,スポンジに吸入されてインク2が貯蔵
されており,その下方部に噴射部3が形成されている。
【0007】図3は,図2に示したインクカートリッジ
31の噴射部3の拡大断面図であり,この噴射部3は,
インク内に混合している不純物を取り除くためのフィル
タ32と,フィルタ32により濾過されたインクを貯蔵
するインクスタンバイチャンバ33と,インクスタンバ
イチャンバ33を介して送られるインクをインク加熱ヒ
ータ部及びインクチャンバ部39が形成されたチップ3
5に供するためのインクバイア34と,インクバイア3
4から供給されたインクを加熱ヒータ部(図示せず)で
加熱して印刷媒体に噴射させる多数個の開口部を備えた
ノズルプレート36から主に構成されている。
31の噴射部3の拡大断面図であり,この噴射部3は,
インク内に混合している不純物を取り除くためのフィル
タ32と,フィルタ32により濾過されたインクを貯蔵
するインクスタンバイチャンバ33と,インクスタンバ
イチャンバ33を介して送られるインクをインク加熱ヒ
ータ部及びインクチャンバ部39が形成されたチップ3
5に供するためのインクバイア34と,インクバイア3
4から供給されたインクを加熱ヒータ部(図示せず)で
加熱して印刷媒体に噴射させる多数個の開口部を備えた
ノズルプレート36から主に構成されている。
【0008】さらに,図4は,図3のE−E軸を断面と
してA側から見た断面図である。図示のように,インク
カートリッジ31の噴射部3は,多数の開口部を有する
ノズルプレート36とチップ35との間のインクチャン
バ部39にインクを供給するためのインクバイア34
と,インクバイア34からノズルプレート36の各開口
部にインクを供給するための多数のインクチャンネル3
7と,インクチャンネル37を通して供給されたインク
を噴射するインクチャンバ部39と,インクチャンバ部
39に電源を供するための多数の電気的接続手段38を
備えている。
してA側から見た断面図である。図示のように,インク
カートリッジ31の噴射部3は,多数の開口部を有する
ノズルプレート36とチップ35との間のインクチャン
バ部39にインクを供給するためのインクバイア34
と,インクバイア34からノズルプレート36の各開口
部にインクを供給するための多数のインクチャンネル3
7と,インクチャンネル37を通して供給されたインク
を噴射するインクチャンバ部39と,インクチャンバ部
39に電源を供するための多数の電気的接続手段38を
備えている。
【0009】図5は,図4に示すインクチャンバ部39
の部分40をF−F軸を断面としてB側から見た拡大断
面図である。図示のように,シリコン(Si)基板10
1層上に表面酸化膜処理により形成された表面酸化膜
(SiO2)102上部には,電気的なエネルギーによ
り加熱動作するレジスタ層103が形成されている。さ
らにレジスタ層103の上部には,所定の電源に電気的
に接続された二つの電極104,104’が形成され,
さらに,二つの電極104,104’の上部とレジスタ
層103との間においてヒータ部105を形成する保護
層106が形成されている。なお,保護層106は,イ
ンクとの化学作用により腐食及び変形されることを防ぐ
ために多層構造を有している。さらに,保護層106の
上部には,ヒータ部105から発生する熱によりインク
内にバブルを生成させるインクチャンバ107が形成さ
れ,そのインクチャンバ107の一方側には,インクバ
イアから供給されるインクをインクチャンバ107内に
供給する経路を形成するためのインクバリヤ109が形
成されている。さらに,インクチャンバ107の上部に
は,インクチャンバ107内で形成されるバブルの体積
変化により押圧されるインクを噴射させるための多数の
開口部110を有するノズルプレート111が形成され
ている。
の部分40をF−F軸を断面としてB側から見た拡大断
面図である。図示のように,シリコン(Si)基板10
1層上に表面酸化膜処理により形成された表面酸化膜
(SiO2)102上部には,電気的なエネルギーによ
り加熱動作するレジスタ層103が形成されている。さ
らにレジスタ層103の上部には,所定の電源に電気的
に接続された二つの電極104,104’が形成され,
さらに,二つの電極104,104’の上部とレジスタ
層103との間においてヒータ部105を形成する保護
層106が形成されている。なお,保護層106は,イ
ンクとの化学作用により腐食及び変形されることを防ぐ
ために多層構造を有している。さらに,保護層106の
上部には,ヒータ部105から発生する熱によりインク
内にバブルを生成させるインクチャンバ107が形成さ
れ,そのインクチャンバ107の一方側には,インクバ
イアから供給されるインクをインクチャンバ107内に
供給する経路を形成するためのインクバリヤ109が形
成されている。さらに,インクチャンバ107の上部に
は,インクチャンバ107内で形成されるバブルの体積
変化により押圧されるインクを噴射させるための多数の
開口部110を有するノズルプレート111が形成され
ている。
【0010】なお,ノズルプレート111と加熱ヒータ
105は相互に一定間隔を開けて付着されている。ま
た,一対の電極104,104’は外部との電気的接続
用端子バンパ(図示せず)と連結されている。この端子
バンパと電気的接続がヘッドコントローラ(図示せず)
と相互接続され,それぞれのノズル開口部の定められた
位置でインクを噴射させることが可能である。
105は相互に一定間隔を開けて付着されている。ま
た,一対の電極104,104’は外部との電気的接続
用端子バンパ(図示せず)と連結されている。この端子
バンパと電気的接続がヘッドコントローラ(図示せず)
と相互接続され,それぞれのノズル開口部の定められた
位置でインクを噴射させることが可能である。
【0011】一方,各インクチャンバ107には,側面
からインクを流入させるためのインク経路を形成するイ
ンクバリヤ109が設けられているが,これは共通イン
クバイア34と連結されており,インク貯蔵筒からのイ
ンクの流入を案内するように構成されている。
からインクを流入させるためのインク経路を形成するイ
ンクバリヤ109が設けられているが,これは共通イン
クバイア34と連結されており,インク貯蔵筒からのイ
ンクの流入を案内するように構成されている。
【0012】次に,以上のような構成を有する従来のイ
ンク噴射装置の噴射動作について,図6を参照しながら
説明する。
ンク噴射装置の噴射動作について,図6を参照しながら
説明する。
【0013】プリンタインタフェースを通して印刷命令
を受けると,CPU10は制御命令を出力し,その制御
命令に応じて初期ヘッドドライバ30は,所定の信号を
印字を行いたい位置にある一対の電極104,104’
に電気的なエネルギーとして供給する。
を受けると,CPU10は制御命令を出力し,その制御
命令に応じて初期ヘッドドライバ30は,所定の信号を
印字を行いたい位置にある一対の電極104,104’
に電気的なエネルギーとして供給する。
【0014】電気的エネルギーは,二つの電極104,
104’を介してヒータ部105に伝達され,ヒータ部
105に電気的な抵抗熱,すなわちP=I2Rにより一
定時間のジュール熱を発生させ加熱させる。例えば,ヒ
ータ部105の表面は,約500℃〜550℃まで加熱
され,その上部に位置する多層構造の保護層106に熱
が伝導される。
104’を介してヒータ部105に伝達され,ヒータ部
105に電気的な抵抗熱,すなわちP=I2Rにより一
定時間のジュール熱を発生させ加熱させる。例えば,ヒ
ータ部105の表面は,約500℃〜550℃まで加熱
され,その上部に位置する多層構造の保護層106に熱
が伝導される。
【0015】すると,保護層106に接触しているイン
クにも熱が伝達される。その際,インクチャンバ107
内のインクに蒸気圧変化が生じるが,この蒸気圧分布C
は,ヒータ部105の中心を対称軸として中心部が最も
高くなる。そして,この熱によりインクが加熱されてバ
ブルが発生し,この蒸気圧のバブルにより,ヒータ部1
05の上部のインクに体積変化が生ずる。この体積変化
により押圧されたインクは,ノズルプレート111の開
口部110を介して外部に噴出される。
クにも熱が伝達される。その際,インクチャンバ107
内のインクに蒸気圧変化が生じるが,この蒸気圧分布C
は,ヒータ部105の中心を対称軸として中心部が最も
高くなる。そして,この熱によりインクが加熱されてバ
ブルが発生し,この蒸気圧のバブルにより,ヒータ部1
05の上部のインクに体積変化が生ずる。この体積変化
により押圧されたインクは,ノズルプレート111の開
口部110を介して外部に噴出される。
【0016】また,二つの電極104,104’に印加
される電気的エネルギーの供給を遮断すれば,瞬間的に
ヒータ部105が冷却され,これにより膨張したバブル
も収縮し,そのバブルに相当する体積分だけ内部圧力が
降下し,インクも再び正常形態に復元しようとする。そ
の結果,新たなインクがインク貯蔵筒からインクバイア
を経てインクチャンバ107に再充填される。
される電気的エネルギーの供給を遮断すれば,瞬間的に
ヒータ部105が冷却され,これにより膨張したバブル
も収縮し,そのバブルに相当する体積分だけ内部圧力が
降下し,インクも再び正常形態に復元しようとする。そ
の結果,新たなインクがインク貯蔵筒からインクバイア
を経てインクチャンバ107に再充填される。
【0017】一方,ノズルプレート111の開口部11
0から外部に噴出されたインクは,表面張力などの作用
により液滴状になり,紙などの印刷媒体に向かって噴射
され,その表面に像を形成する。
0から外部に噴出されたインクは,表面張力などの作用
により液滴状になり,紙などの印刷媒体に向かって噴射
され,その表面に像を形成する。
【0018】しかしながら,上記のような従来のインク
噴射装置を用いた噴射方法には,次のような問題点があ
る。
噴射装置を用いた噴射方法には,次のような問題点があ
る。
【0019】第1に,インクを噴射させるために高熱を
用いてバブルを形成するので,インク成分に熱的変化が
生じ,またバブルによる衝撃波で内部寿命が縮まるた
め,高品質の印刷を求めるユーザの不満の原因となって
いた。
用いてバブルを形成するので,インク成分に熱的変化が
生じ,またバブルによる衝撃波で内部寿命が縮まるた
め,高品質の印刷を求めるユーザの不満の原因となって
いた。
【0020】第2に,インクとレジスタ103及び二つ
の電極104,104’が保護層106を中間媒体とし
て接合されるので電気的に相互反応する。その結果,ヒ
ータ部105と二つの電極104,104’との境界層
でイオンの相互移動による腐食が発生し,ヘッドの寿命
が短縮するという問題があった。
の電極104,104’が保護層106を中間媒体とし
て接合されるので電気的に相互反応する。その結果,ヒ
ータ部105と二つの電極104,104’との境界層
でイオンの相互移動による腐食が発生し,ヘッドの寿命
が短縮するという問題があった。
【0021】第3に,インクを含有しているインクバリ
ヤ内でバブルを発生させるので,その衝撃により再充填
のためのサイクル時間が長くなるという問題があった。
ヤ内でバブルを発生させるので,その衝撃により再充填
のためのサイクル時間が長くなるという問題があった。
【0022】第4に,液滴の形状がバブルの形状に依存
しており,したがって,比較的制御が難しいバブルの形
状が,液滴の直進性,円形性,滴量の均一性などに影響
を与え,印刷の品質に影響を与えることになるという問
題があった。
しており,したがって,比較的制御が難しいバブルの形
状が,液滴の直進性,円形性,滴量の均一性などに影響
を与え,印刷の品質に影響を与えることになるという問
題があった。
【0023】第5に,複数の保護層を電極とレジスタ上
部に形成する必要があり,そのため製造工程が複雑にな
り,またクリーンルームでの製造が必要となり,工程コ
スト高の原因となっていた。
部に形成する必要があり,そのため製造工程が複雑にな
り,またクリーンルームでの製造が必要となり,工程コ
スト高の原因となっていた。
【0024】かかる問題点を解決するために,図7に示
すように改善された噴射装置が提案されている。この噴
射装置では,ノズルプレート200の上下面に第1電極
201と第2電極202を形成し,エキシマレーザを用
いてノズル203を加工している。そして,このノズル
203を直接インク貯蔵筒(図示せず)と接続して,導
電性インクを毛細管現象を用いてノズル203内に流入
させるように構成している。
すように改善された噴射装置が提案されている。この噴
射装置では,ノズルプレート200の上下面に第1電極
201と第2電極202を形成し,エキシマレーザを用
いてノズル203を加工している。そして,このノズル
203を直接インク貯蔵筒(図示せず)と接続して,導
電性インクを毛細管現象を用いてノズル203内に流入
させるように構成している。
【0025】上記のような構造の噴射装置では,二つの
電極201,202に高電圧を印加することにより,ノ
ズル内の導電性インクを加熱及び蒸発させ,その蒸気圧
によりノズル内のインクを用紙上に噴射させることが可
能である。
電極201,202に高電圧を印加することにより,ノ
ズル内の導電性インクを加熱及び蒸発させ,その蒸気圧
によりノズル内のインクを用紙上に噴射させることが可
能である。
【0026】上記噴射装置では,ノズル203の形状
は,用紙に当接する上部の断面積より下部の断面積の小
さいテーパ状を有するように構成されている。また,各
電極に印加される電圧は,約1000V〜3000Vの
範囲で,10kHz程度の周波数で駆動することが可能
である。
は,用紙に当接する上部の断面積より下部の断面積の小
さいテーパ状を有するように構成されている。また,各
電極に印加される電圧は,約1000V〜3000Vの
範囲で,10kHz程度の周波数で駆動することが可能
である。
【0027】しかしながら,このような改良型の噴射装
置では,高電圧によりノズル内のインクを加熱させ,ノ
ズル内のインクを用紙上に噴射させる構造を採用してい
るので,ノズル長を長くとらねばならいという問題があ
った。
置では,高電圧によりノズル内のインクを加熱させ,ノ
ズル内のインクを用紙上に噴射させる構造を採用してい
るので,ノズル長を長くとらねばならいという問題があ
った。
【0028】また,上記のような改良型の噴射装置で
は,下部側の電極部の断面積,すなわちノズルと接続さ
れる第2電極部のホ−ルDが,ノズル下端部の断面積
D’より大きく構成されている。従って,各電極に電圧
を印加した時に電流密度を集中させることが困難であ
り,したがって高電圧を印加する必要がある。また,二
つの電極とノズル部を有するノズルプレートが厚くな
り,そのため加工上の所要工程時間も長くなって,生産
費用の上昇を招くという問題があった。
は,下部側の電極部の断面積,すなわちノズルと接続さ
れる第2電極部のホ−ルDが,ノズル下端部の断面積
D’より大きく構成されている。従って,各電極に電圧
を印加した時に電流密度を集中させることが困難であ
り,したがって高電圧を印加する必要がある。また,二
つの電極とノズル部を有するノズルプレートが厚くな
り,そのため加工上の所要工程時間も長くなって,生産
費用の上昇を招くという問題があった。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】本発明は,上記のよう
な従来のインクジェットプリンタの噴射装置及び噴射方
法が有する問題点に鑑みて成されたものであり,その目
的は,インクを噴射させる開口部とインクを一時的に貯
留するインクチャンバとを分離して,インクチャンバ内
で蒸気圧を発生させ,その蒸気圧でインクチャンバ内の
インクを開口部を介して印刷媒体に噴射させることが可
能な,新規かつ改良されたインクジェットプリンタの噴
射装置及び噴射方法を提供することである。
な従来のインクジェットプリンタの噴射装置及び噴射方
法が有する問題点に鑑みて成されたものであり,その目
的は,インクを噴射させる開口部とインクを一時的に貯
留するインクチャンバとを分離して,インクチャンバ内
で蒸気圧を発生させ,その蒸気圧でインクチャンバ内の
インクを開口部を介して印刷媒体に噴射させることが可
能な,新規かつ改良されたインクジェットプリンタの噴
射装置及び噴射方法を提供することである。
【0030】本発明の別の目的は,ノズルプレートによ
りインク滴の寸法のみを規制することにより,ノズルプ
レートを薄く形成することを可能にし,その生産工程を
容易にすることが可能な,新規かつ改良されたインクジ
ェットプリンタの噴射装置及び噴射方法を提供すること
である。
りインク滴の寸法のみを規制することにより,ノズルプ
レートを薄く形成することを可能にし,その生産工程を
容易にすることが可能な,新規かつ改良されたインクジ
ェットプリンタの噴射装置及び噴射方法を提供すること
である。
【0031】本発明のさらに別の目的は,各電極をイン
クチャンバの下端部とインクチャンバ内にそれぞれ設け
ることにより,二つの電極間の電流密度の直進性と高密
度化を実現し,さらに低電圧による動作を実現すること
が可能な,新規かつ改良されたインクジェットプリンタ
の噴射装置及び噴射方法を提供することである。
クチャンバの下端部とインクチャンバ内にそれぞれ設け
ることにより,二つの電極間の電流密度の直進性と高密
度化を実現し,さらに低電圧による動作を実現すること
が可能な,新規かつ改良されたインクジェットプリンタ
の噴射装置及び噴射方法を提供することである。
【0032】本発明のさらに別の目的は,ノズルの形状
を,用紙側の断面積がインクチャンバの断面積より小さ
くなるように形成することにより,インク滴の直進性及
び噴射速度を早めることが可能な,新規かつ改良された
インクジェットプリンタの噴射装置及び噴射方法を提供
することである。
を,用紙側の断面積がインクチャンバの断面積より小さ
くなるように形成することにより,インク滴の直進性及
び噴射速度を早めることが可能な,新規かつ改良された
インクジェットプリンタの噴射装置及び噴射方法を提供
することである。
【0033】本発明のさらに別の目的は,初期バブルを
生成すれば,その周囲の電流密度を増加させることによ
り,その周辺に連鎖的にバブルを生成し及び変形させ,
全体的な蒸気圧を増加させることが可能な,新規かつ改
良されたインクジェットプリンタの噴射装置及び噴射方
法を提供することである。
生成すれば,その周囲の電流密度を増加させることによ
り,その周辺に連鎖的にバブルを生成し及び変形させ,
全体的な蒸気圧を増加させることが可能な,新規かつ改
良されたインクジェットプリンタの噴射装置及び噴射方
法を提供することである。
【0034】本発明のさらに他の目的は電極を相異なる
層に絶縁されるよう分離させることによりバブル生成の
ための電流密度を向上させることは勿論,常に均一な蒸
気圧を保つことによりインクの直進性及び均一噴射速度
を有し得るインクジェットプリンタの噴射装置及び噴射
方法を提供することである。
層に絶縁されるよう分離させることによりバブル生成の
ための電流密度を向上させることは勿論,常に均一な蒸
気圧を保つことによりインクの直進性及び均一噴射速度
を有し得るインクジェットプリンタの噴射装置及び噴射
方法を提供することである。
【0035】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に,本発明の第1の観点によれば,請求項1に記載のよ
うに,表面が酸化膜処理された基板上に形成され,一部
分がインクと接触し,他の部分が絶縁層で覆われた複数
の第1電極と;前記第1電極と絶縁層により電気的に分
離されるとともに,相異なる層に形成されており,その
一部分がインクと接触する第2電極と;前記第1電極と
前記第2電極との間を電気的に絶縁する絶縁層と;イン
クを印刷媒体に噴射させるための複数の開口部を有する
ノズルプレートと;前記第2電極上に前記ノズルプレー
トを支持するとともに,インクが前記開口部に噴射され
るよう案内し,インクの直進性を向上させるためのイン
クチャンババリヤと;前記第1電極の一部分,前記絶縁
層の一部分,前記第2電極の一部分,前記バリアの一部
分及び前記ノズルプレートの一部分により囲まれて,イ
ンクチャネルを介して導入されたインクを一時的に貯留
するインクチャンバと;から成るインクジェットプリン
タの噴射装置が提供される。
に,本発明の第1の観点によれば,請求項1に記載のよ
うに,表面が酸化膜処理された基板上に形成され,一部
分がインクと接触し,他の部分が絶縁層で覆われた複数
の第1電極と;前記第1電極と絶縁層により電気的に分
離されるとともに,相異なる層に形成されており,その
一部分がインクと接触する第2電極と;前記第1電極と
前記第2電極との間を電気的に絶縁する絶縁層と;イン
クを印刷媒体に噴射させるための複数の開口部を有する
ノズルプレートと;前記第2電極上に前記ノズルプレー
トを支持するとともに,インクが前記開口部に噴射され
るよう案内し,インクの直進性を向上させるためのイン
クチャンババリヤと;前記第1電極の一部分,前記絶縁
層の一部分,前記第2電極の一部分,前記バリアの一部
分及び前記ノズルプレートの一部分により囲まれて,イ
ンクチャネルを介して導入されたインクを一時的に貯留
するインクチャンバと;から成るインクジェットプリン
タの噴射装置が提供される。
【0036】また,請求項2に記載の発明によれば,前
記インクチャンバは,インクを一時的に貯留し,バブル
を生成するバブル生成チャンバを含めて成ることを特徴
としている。
記インクチャンバは,インクを一時的に貯留し,バブル
を生成するバブル生成チャンバを含めて成ることを特徴
としている。
【0037】さらに,請求項3に記載のように,前記第
1電極は共通電極として動作し,前記第2電極は個別電
極として動作するように構成することができる。あるい
は,請求項8に記載のように,前記第1電極は個別電極
として動作し,前記第2電極は共通電極として動作する
ように構成することもできる。
1電極は共通電極として動作し,前記第2電極は個別電
極として動作するように構成することができる。あるい
は,請求項8に記載のように,前記第1電極は個別電極
として動作し,前記第2電極は共通電極として動作する
ように構成することもできる。
【0038】さらに,前記インクは,請求項4に記載の
ように,導電性インクであり一定範囲の抵抗値を有する
ことが好ましく,導電性活性化のために塩化ナトリウム
が含有されることが好ましい。
ように,導電性インクであり一定範囲の抵抗値を有する
ことが好ましく,導電性活性化のために塩化ナトリウム
が含有されることが好ましい。
【0039】さらに,前記第1電極及び前記第2電極
は,請求項5に記載のように,前記インクによる腐食を
防ぐためにニッケルとPtの合金より構成されることが
好ましい。
は,請求項5に記載のように,前記インクによる腐食を
防ぐためにニッケルとPtの合金より構成されることが
好ましい。
【0040】そして,前記インク内のバブルは,請求項
7に記載のように,前記第1電極と前記第2電極との間
に形成される前記バブル生成チャンバ内で発生されるこ
とが好ましい。
7に記載のように,前記第1電極と前記第2電極との間
に形成される前記バブル生成チャンバ内で発生されるこ
とが好ましい。
【0041】また,前記第1電極及び前記第2電極に印
加される電圧は,請求項9に記載のように,直流0Vな
いし100Vの範囲であることが好ましく,前記第1電
極及び前記第2電極に印加される電流は,請求項10に
記載のように,0Aないし5Aの範囲であることが好ま
しい。
加される電圧は,請求項9に記載のように,直流0Vな
いし100Vの範囲であることが好ましく,前記第1電
極及び前記第2電極に印加される電流は,請求項10に
記載のように,0Aないし5Aの範囲であることが好ま
しい。
【0042】また,本発明の第2の観点によれば,請求
項11に記載のように,表面が酸化膜処理された基板上
に形成され,一部分がインクと接触し,他の部分が絶縁
層で覆われた複数の第1電極と;前記第1電極と絶縁層
により電気的に分離されるとともに,相異なる層に形成
されており,その一部分がインクと接触する第2電極
と;前記第1電極と前記第2電極との間に電気的な絶縁
とインク内にバブル生成チャンバを形成するための多数
のバブル生成チャンババリヤと;前記インクを印刷媒体
に噴射するための複数の開口部を有するノズルプレート
と;前記第2電極と前記ノズルプレートとの間に,バブ
ル生成チャンバからの蒸気圧によりインクが開口部に噴
射されるよう案内し,インクの直進性を向上させるため
のインクチャンババリヤと;前記インクチャンババリヤ
と前記バブル生成チャンババリヤに連結され,インクを
案内するための多数のインクチャンネルを含めて構成さ
れ;前記インクチャンネル内で生成されるバブルは,初
期バブル生成チャンバで一番目のバブルが生成されれ
ば,バブル周囲の電流密度の増加によりその周辺に連鎖
的にバブルが生成及び変形され,全体的な蒸気圧を増や
してインクチャンバ内のインクを前記ノズルプレートの
開口部に噴射させることを特徴とする,インクジェット
プリンタの噴射装置が提供される。
項11に記載のように,表面が酸化膜処理された基板上
に形成され,一部分がインクと接触し,他の部分が絶縁
層で覆われた複数の第1電極と;前記第1電極と絶縁層
により電気的に分離されるとともに,相異なる層に形成
されており,その一部分がインクと接触する第2電極
と;前記第1電極と前記第2電極との間に電気的な絶縁
とインク内にバブル生成チャンバを形成するための多数
のバブル生成チャンババリヤと;前記インクを印刷媒体
に噴射するための複数の開口部を有するノズルプレート
と;前記第2電極と前記ノズルプレートとの間に,バブ
ル生成チャンバからの蒸気圧によりインクが開口部に噴
射されるよう案内し,インクの直進性を向上させるため
のインクチャンババリヤと;前記インクチャンババリヤ
と前記バブル生成チャンババリヤに連結され,インクを
案内するための多数のインクチャンネルを含めて構成さ
れ;前記インクチャンネル内で生成されるバブルは,初
期バブル生成チャンバで一番目のバブルが生成されれ
ば,バブル周囲の電流密度の増加によりその周辺に連鎖
的にバブルが生成及び変形され,全体的な蒸気圧を増や
してインクチャンバ内のインクを前記ノズルプレートの
開口部に噴射させることを特徴とする,インクジェット
プリンタの噴射装置が提供される。
【0043】さらに本発明の第3の観点によれば,請求
項12に記載のように,インクを一時的に貯留するイン
クチャンバ部と;前記インクチャンバ部内のインクに電
気的エネルギーを供する電極部と;前記電極部から供給
された電気的エネルギーにより形成される蒸気圧により
バブルを生成させ,印刷媒体上に噴射するためのノズル
プレートより構成されるインクジェットプリンタの噴射
装置において,前記電極部が,前記インクチャンバ部内
に絶縁され設けられることを特徴とする,インクジェッ
トプリンタの噴射装置が提供される。
項12に記載のように,インクを一時的に貯留するイン
クチャンバ部と;前記インクチャンバ部内のインクに電
気的エネルギーを供する電極部と;前記電極部から供給
された電気的エネルギーにより形成される蒸気圧により
バブルを生成させ,印刷媒体上に噴射するためのノズル
プレートより構成されるインクジェットプリンタの噴射
装置において,前記電極部が,前記インクチャンバ部内
に絶縁され設けられることを特徴とする,インクジェッ
トプリンタの噴射装置が提供される。
【0044】さらに,前記ノズルプレートは,請求項1
3に記載のように,印刷媒体側の断面積がインクチャン
バ側の断面積より小さく形成された複数の開口部を有す
るように構成することができる。あるいは,前記ノズル
プレートは,請求項14に記載のように,インク滴の寸
法のみ規制し,その厚さが30μmないし40μmに薄
く形成されることができる。
3に記載のように,印刷媒体側の断面積がインクチャン
バ側の断面積より小さく形成された複数の開口部を有す
るように構成することができる。あるいは,前記ノズル
プレートは,請求項14に記載のように,インク滴の寸
法のみ規制し,その厚さが30μmないし40μmに薄
く形成されることができる。
【0045】さらにまた,本発明の第4の観点によれ
ば,請求項15に記載のように,インクチャンバを形成
するバリヤ内に二つの電極層を構成し,二つの電極層に
電圧を印加して,高密度の電流密度でバブルを形成し,
インクチャンバの下部における蒸気圧により垂直位置に
存するノズルを介してインクを噴射することを特徴とす
る,インクジェットプリンタの噴射方法が提供される。
ば,請求項15に記載のように,インクチャンバを形成
するバリヤ内に二つの電極層を構成し,二つの電極層に
電圧を印加して,高密度の電流密度でバブルを形成し,
インクチャンバの下部における蒸気圧により垂直位置に
存するノズルを介してインクを噴射することを特徴とす
る,インクジェットプリンタの噴射方法が提供される。
【0046】さらにまた,本発明の第5の観点によれ
ば,バブル生成バリヤを境界として複数の第1電極と第
2電極を相異なる層に絶縁されるよう形成し,印字を行
う際に前記第1電極及び前記第2電極に電気的エネルギ
ーを供給し,二つの電極間に位置する導電性インク間の
内部電流及び抵抗成分により発生する熱エネルギーを用
いてバブルを生成し,前記バブルをノズルプレートの開
口部に噴射することを特徴とする,インクジェットプリ
ンタの噴射方法が提供される。
ば,バブル生成バリヤを境界として複数の第1電極と第
2電極を相異なる層に絶縁されるよう形成し,印字を行
う際に前記第1電極及び前記第2電極に電気的エネルギ
ーを供給し,二つの電極間に位置する導電性インク間の
内部電流及び抵抗成分により発生する熱エネルギーを用
いてバブルを生成し,前記バブルをノズルプレートの開
口部に噴射することを特徴とする,インクジェットプリ
ンタの噴射方法が提供される。
【0047】なお,前記電気エネルギーは,請求項17
に記載のように,初期バブルが生成し,そのバブル周囲
の電流密度が増加して,その周辺に連鎖的にバブルが生
成及び変形し,インクの全体的な蒸気圧が増加するまで
供給され,その後遮断されることが好ましく,請求項1
8に記載のように,前記電気エネルギーの供給と遮断と
を反復することにより,連続的にインクの液滴を噴射す
るように構成することが好ましい。
に記載のように,初期バブルが生成し,そのバブル周囲
の電流密度が増加して,その周辺に連鎖的にバブルが生
成及び変形し,インクの全体的な蒸気圧が増加するまで
供給され,その後遮断されることが好ましく,請求項1
8に記載のように,前記電気エネルギーの供給と遮断と
を反復することにより,連続的にインクの液滴を噴射す
るように構成することが好ましい。
【0048】
【発明の実施の形態】以下,添付図面を参照しながら,
本発明にかかるインクジェットプリンタの噴射装置の好
適な実施形態の構成及び動作について詳細に説明する。
本発明にかかるインクジェットプリンタの噴射装置の好
適な実施形態の構成及び動作について詳細に説明する。
【0049】図8は,本発明の実施の一形態にかかるイ
ンクジェットプリンタの噴射装置の拡大断面図である。
ンクジェットプリンタの噴射装置の拡大断面図である。
【0050】図示のように,基板204の支持面上に酸
化膜処理された表面薄膜(SiO2)205が形成され
ており,その上部に第1電極が形成される。この第1電
極の一部分はインクチャンバ213の一壁を形成し,そ
の他の部分は絶縁層207で覆われている。さらに,こ
の絶縁層により第1電極206と電気的に絶縁されるよ
うに第2電極208が形成されている。そして,不図示
の電気エネルギー供給経路からこれら第1電極206及
び第2電極208に電気エネルギーを供給することによ
り,インクチャンバ213内のインクを発熱させ,バブ
ルを形成することが可能である。なお第1電極206及
び第2電極208は,導電性インクとのイオン作用によ
る腐食を防ぐためにニッケルとPtの合金より構成され
ることが好ましい。
化膜処理された表面薄膜(SiO2)205が形成され
ており,その上部に第1電極が形成される。この第1電
極の一部分はインクチャンバ213の一壁を形成し,そ
の他の部分は絶縁層207で覆われている。さらに,こ
の絶縁層により第1電極206と電気的に絶縁されるよ
うに第2電極208が形成されている。そして,不図示
の電気エネルギー供給経路からこれら第1電極206及
び第2電極208に電気エネルギーを供給することによ
り,インクチャンバ213内のインクを発熱させ,バブ
ルを形成することが可能である。なお第1電極206及
び第2電極208は,導電性インクとのイオン作用によ
る腐食を防ぐためにニッケルとPtの合金より構成され
ることが好ましい。
【0051】さらに,この第2電極206の上部には,
ノズルプレート210を支持するとともに,インクチャ
ンバ213内にインクを供給するインク経路を形成する
バリア209が形成されている。なおこのバリア209
は,インクチャンバ213内に生成されるバルブによる
蒸気圧の作用により,インクが開口部211から外部に
噴射されるよう案内し,インクの直進性を向上させるよ
うに機能するものである。
ノズルプレート210を支持するとともに,インクチャ
ンバ213内にインクを供給するインク経路を形成する
バリア209が形成されている。なおこのバリア209
は,インクチャンバ213内に生成されるバルブによる
蒸気圧の作用により,インクが開口部211から外部に
噴射されるよう案内し,インクの直進性を向上させるよ
うに機能するものである。
【0052】そして,このバリア209に支持されるよ
うに,複数の開口部211を備えたノズルプレート21
0が形成されている。ノズルプレート210の開口部2
11は,インクと接触する複数の第1電極及び第2電極
に対応する位置に設けられている。また,ノズルプレー
ト210は,その開口部211を介して噴射されるイン
ク滴の寸法のみを規制するので,その厚さは,例えば3
0μm〜40μm程度に極めて薄く形成することが可能
であり,したがって製造工程を容易化することができ
る。
うに,複数の開口部211を備えたノズルプレート21
0が形成されている。ノズルプレート210の開口部2
11は,インクと接触する複数の第1電極及び第2電極
に対応する位置に設けられている。また,ノズルプレー
ト210は,その開口部211を介して噴射されるイン
ク滴の寸法のみを規制するので,その厚さは,例えば3
0μm〜40μm程度に極めて薄く形成することが可能
であり,したがって製造工程を容易化することができ
る。
【0053】また,ノズルプレート210に形成された
開口部211は,図9に示したように,用紙側の断面積
T’がインクチャンバ側の断面積Tより小さくなるよう
に構成されている。よって,インク滴の直進性が向上さ
れるよう構成される。
開口部211は,図9に示したように,用紙側の断面積
T’がインクチャンバ側の断面積Tより小さくなるよう
に構成されている。よって,インク滴の直進性が向上さ
れるよう構成される。
【0054】以上のように,第1電極206の一部分,
絶縁層207の一部分,第2電極208の一部分,バリ
ア209の一部分及びノズルプレート210の一部分に
より囲まれるようにしてインクチャンバ213が形成さ
れている。
絶縁層207の一部分,第2電極208の一部分,バリ
ア209の一部分及びノズルプレート210の一部分に
より囲まれるようにしてインクチャンバ213が形成さ
れている。
【0055】次に,上記のように構成されたインクジェ
ットプリンタの噴射装置の動作について説明するが,そ
の一般的な動作については従来のインクジェットプリン
タと同様であり,ここでは,本発明に特徴的なインクジ
ェットプリンタの噴射装置についてのみ説明することに
する。
ットプリンタの噴射装置の動作について説明するが,そ
の一般的な動作については従来のインクジェットプリン
タと同様であり,ここでは,本発明に特徴的なインクジ
ェットプリンタの噴射装置についてのみ説明することに
する。
【0056】まず,所望の位置,すなわち印刷を行うた
めに設定された位置に印字を行うように,ヘッドドライ
バ(図示せず)から該当する電極に電気的エネルギー信
号を供給する。
めに設定された位置に印字を行うように,ヘッドドライ
バ(図示せず)から該当する電極に電気的エネルギー信
号を供給する。
【0057】このようにして,所定の電源から,該当す
る位置の第1電極206,すなわち個別電極に電圧を印
加する,かつ第2電極208には共通電極として逆極性
の電圧を印加する。
る位置の第1電極206,すなわち個別電極に電圧を印
加する,かつ第2電極208には共通電極として逆極性
の電圧を印加する。
【0058】その際に供給される電圧は,直流電圧(D
C)0V〜100Vの範囲であり,各電極に流れる電流
は,0A〜5Aの範囲であることが好ましい。
C)0V〜100Vの範囲であり,各電極に流れる電流
は,0A〜5Aの範囲であることが好ましい。
【0059】このようにして,個別電極206と共通電
極208との間に介在する導電性のインクを介して電流
が流れる。導電性インクは,例えば塩化ナトリウム(N
aCl)を含有することにより,導電性を有しており,
電気が導通することにより,内部電流と抵抗により発熱
するが,これはP=I2Rに示されるようなジュールの
式により,電気的エネルギーが熱エネルギーに変換され
ることによる。
極208との間に介在する導電性のインクを介して電流
が流れる。導電性インクは,例えば塩化ナトリウム(N
aCl)を含有することにより,導電性を有しており,
電気が導通することにより,内部電流と抵抗により発熱
するが,これはP=I2Rに示されるようなジュールの
式により,電気的エネルギーが熱エネルギーに変換され
ることによる。
【0060】すなわち,図8に示すように,二つの電極
206,208の中央付近のバブル生成チャンバ212
でバブルが発生すると,図10に示すように電流密度が
変化し,電流密度は生成したバブル周囲に沿って流れる
ため,バブルを突き抜けられない。
206,208の中央付近のバブル生成チャンバ212
でバブルが発生すると,図10に示すように電流密度が
変化し,電流密度は生成したバブル周囲に沿って流れる
ため,バブルを突き抜けられない。
【0061】その結果,バブル周囲で電流密度が集中
し,電流が高くなることにより,初期バブルが発生した
周囲において,連鎖的にP=I2Rの増加により熱が発
生して,バブルが発生することになる。
し,電流が高くなることにより,初期バブルが発生した
周囲において,連鎖的にP=I2Rの増加により熱が発
生して,バブルが発生することになる。
【0062】言い換えれば,初期バブルが発生すると,
そのバブル周辺の電流密度が増加し,これにより連鎖的
にバブルとバブル間の連結及び変形などが作用し,局所
的に大きい形態のバブルが形成され蒸気圧を増加させ
る。
そのバブル周辺の電流密度が増加し,これにより連鎖的
にバブルとバブル間の連結及び変形などが作用し,局所
的に大きい形態のバブルが形成され蒸気圧を増加させ
る。
【0063】このようにして,ある一定時間にわたり印
加される電気エネルギーにより,二つの電極間のインク
チャンバ213内の領域212で,バブルの連鎖的な発
生が起きる。そして,このように生成されたバブルによ
り,大きな蒸気圧が発生し,それによりインク内の体積
変形が発生し,チャンバ213のインクがノズルプレー
ト210の開口部211から外部に押し出される。
加される電気エネルギーにより,二つの電極間のインク
チャンバ213内の領域212で,バブルの連鎖的な発
生が起きる。そして,このように生成されたバブルによ
り,大きな蒸気圧が発生し,それによりインク内の体積
変形が発生し,チャンバ213のインクがノズルプレー
ト210の開口部211から外部に押し出される。
【0064】開口部211の外へ押し出されたインク
は,インク滴を形成するが,ノズル部でその粘性により
次第に体積を増加しながら留まっている。そして,適当
なタイミングで,電極に印加される電気的エネルギーを
遮断すると,インクチャンバ213内のバブルが消滅
し,インクチャンバ213内の内部圧力降下により,ノ
ズル部に留まっていた噴射直前のインク滴は相互分離し
て,紙などの印刷媒体に向けて噴射される。
は,インク滴を形成するが,ノズル部でその粘性により
次第に体積を増加しながら留まっている。そして,適当
なタイミングで,電極に印加される電気的エネルギーを
遮断すると,インクチャンバ213内のバブルが消滅
し,インクチャンバ213内の内部圧力降下により,ノ
ズル部に留まっていた噴射直前のインク滴は相互分離し
て,紙などの印刷媒体に向けて噴射される。
【0065】同時に,インクチャンバ213内の圧力降
下により,新しいインクがインク貯蔵筒(図示せず)か
らインクバイアを経て,さらにインクチャンネルを通し
てインクチャンバ213に再充填される。
下により,新しいインクがインク貯蔵筒(図示せず)か
らインクバイアを経て,さらにインクチャンネルを通し
てインクチャンバ213に再充填される。
【0066】本実施の形態によれば,以上のような動作
を反復することにより,インク噴射と再充填を行い,所
望の像を印刷媒体上に具現化することができる。
を反復することにより,インク噴射と再充填を行い,所
望の像を印刷媒体上に具現化することができる。
【0067】以上,添付図面を参照しながら本発明にか
かるインクジェットプリンタの噴射装置の好適な実施形
態について説明したが,本発明はかかる例に限定されな
い。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された技術
的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想
到し得ることは明らかであり,それらについても当然に
本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
かるインクジェットプリンタの噴射装置の好適な実施形
態について説明したが,本発明はかかる例に限定されな
い。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された技術
的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想
到し得ることは明らかであり,それらについても当然に
本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0068】例えば,上記説明において,第1電極を個
別電極として,第2電極を共通電極として本発明を説明
しているが,本発明はかかる例に限定されるものではな
く,これとは逆に第1電極を共通電極として,第2電極
を個別電極として使用しても同等な効果を奏することが
可能であることはいうまでもない。
別電極として,第2電極を共通電極として本発明を説明
しているが,本発明はかかる例に限定されるものではな
く,これとは逆に第1電極を共通電極として,第2電極
を個別電極として使用しても同等な効果を奏することが
可能であることはいうまでもない。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば,バ
ブル生成のための構造において,従来のヘッド構造のよ
うに,電極と抵抗より形成されたヒータ部でインクを加
熱する構造を採用せずに,相異なる層に個別電極と共通
電極に分離させて二つの電極に相異なる極性の電圧を印
加させ,電流密度差による電流の流れを用いて,インク
内の内部電流と抵抗成分により発生する熱を用いてバブ
ルを生成しているので,従来の装置のように,ヘッドの
内部の電極を保護するための保護層が不要となり,ま
た,従来の装置のように,ヒータ部の発熱によりその表
面が損傷される心配もない。
ブル生成のための構造において,従来のヘッド構造のよ
うに,電極と抵抗より形成されたヒータ部でインクを加
熱する構造を採用せずに,相異なる層に個別電極と共通
電極に分離させて二つの電極に相異なる極性の電圧を印
加させ,電流密度差による電流の流れを用いて,インク
内の内部電流と抵抗成分により発生する熱を用いてバブ
ルを生成しているので,従来の装置のように,ヘッドの
内部の電極を保護するための保護層が不要となり,ま
た,従来の装置のように,ヒータ部の発熱によりその表
面が損傷される心配もない。
【0070】また,従来の装置では,バブルが直接ヒー
タ表面で発生し消去する際に生じる衝撃波によるヒータ
表面が破壊される心配がなく,しかも内部構造が簡単な
ので,製造工程が簡略化される上,製作コストも節減さ
れる。
タ表面で発生し消去する際に生じる衝撃波によるヒータ
表面が破壊される心配がなく,しかも内部構造が簡単な
ので,製造工程が簡略化される上,製作コストも節減さ
れる。
【0071】さらに,インクチャンバ部の相異なる層に
分離するように電極を形成させるので,設計により二つ
の電極間の電流密度の直進性と高密度化を図れる。
分離するように電極を形成させるので,設計により二つ
の電極間の電流密度の直進性と高密度化を図れる。
【0072】また,二つの電極間の距離を短くできるの
で,低電圧による駆動が可能となり,さらに開口部の形
状を,用紙側の断面積を小さくすることにより滴の直進
性を向上させることができる。
で,低電圧による駆動が可能となり,さらに開口部の形
状を,用紙側の断面積を小さくすることにより滴の直進
性を向上させることができる。
【図1】一般のインクジェットプリンタの構成を示す概
略的なブロック図である。
略的なブロック図である。
【図2】インクカートリッジの概略的な断面図である。
【図3】従来のインクカートリッジのヘッド部の拡大断
面図である。
面図である。
【図4】図3に示すヘッド部をE−E軸を基準として断
裁し,A側から見た略拡大断面図である。
裁し,A側から見た略拡大断面図である。
【図5】図4に示すヘッド部をF−F軸を基準として断
裁し,B側から見た略拡大断面図である。
裁し,B側から見た略拡大断面図である。
【図6】従来技術にかかるインク噴射方式を示す説明図
である。
である。
【図7】別の従来技術にかかる噴射装置のノズルプレー
ト部の説明図である。
ト部の説明図である。
【図8】本発明にかかるインクジェットプリンタの噴射
装置の略拡大断面図である。
装置の略拡大断面図である。
【図9】本発明にかかるインクジェットプリンタの噴射
装置のノズルプレート部の説明図である。
装置のノズルプレート部の説明図である。
【図10】本発明にかかるインクジェットプリンタの噴
射装置によるインク噴射方式を示す説明図である。
射装置によるインク噴射方式を示す説明図である。
204 基板 205 酸化表面膜 206 第1電極 207 バブル生成チャンババリヤ 208 第2電極 209 インクチャンババリヤ 210 ノズルプレート 211 開口部 212 バブル生成領域 213 インクチャンバ
Claims (18)
- 【請求項1】 表面が酸化膜処理された基板上に形成さ
れ,一部分がインクと接触し,他の部分が絶縁層で覆わ
れた複数の第1電極と;前記第1電極と絶縁層により電
気的に分離されるとともに,相異なる層に形成されてお
り,その一部分がインクと接触する第2電極と;前記第
1電極と前記第2電極との間を電気的に絶縁する絶縁層
と;インクを印刷媒体に噴射させるための複数の開口部
を有するノズルプレートと;前記第2電極上に前記ノズ
ルプレートを支持するとともに,インクが前記開口部に
噴射されるよう案内し,インクの直進性を向上させるた
めのインクチャンババリヤと;前記第1電極の一部分,
前記絶縁層の一部分,前記第2電極の一部分,前記バリ
アの一部分及び前記ノズルプレートの一部分により囲ま
れて,インクチャネルを介して導入されたインクを一時
的に貯留するインクチャンバと;から成ることを特徴と
する,インクジェットプリンタの噴射装置。 - 【請求項2】 前記インクチャンバは,インクを一時的
に貯留し,バブルを生成するバブル生成チャンバを含め
て成ることを特徴とする,請求項1に記載のインクジェ
ットプリンタの噴射装置。 - 【請求項3】 前記第1電極は共通電極として動作し,
前記第2電極は個別電極として動作することを特徴とす
る,請求項1または2に記載のインクジェットプリンタ
の噴射装置。 - 【請求項4】 前記インクは,導電性インクであり一定
範囲の抵抗値を有することを特徴とする,請求項1,2
または3のいずれかに記載のインクジェットプリンタの
噴射装置。 - 【請求項5】 前記インクには,導電性活性化のために
塩化ナトリウムが含有されることを特徴とする,請求項
4に記載のインクジェットプリンタの噴射装置。 - 【請求項6】 前記第1電極及び前記第2電極は,前記
インクによる腐食を防ぐためにニッケルとPtの合金よ
り構成されることを特徴とする,請求項1,2,3,4
または5のいずれかに記載のインクジェットプリンタの
噴射装置。 - 【請求項7】 前記インク内のバブルは,前記第1電極
と前記第2電極との間に形成される前記バブル生成チャ
ンバ内で発生されることを特徴とする,請求項1,2,
3,4,5または6のいずれかに記載のインクジェット
プリンタの噴射装置。 - 【請求項8】 前記第1電極は個別電極として動作し,
前記第2電極は共通電極として動作することを特徴とす
る,請求項1または2に記載のインクジェットプリンタ
の噴射装置。 - 【請求項9】 前記第1電極及び前記第2電極に印加さ
れる電圧は,直流0Vないし100Vの範囲であること
を特徴とする,請求項1,2,3,4,5,6,7また
は8のいずれかに記載のインクジェットプリンタの噴射
装置。 - 【請求項10】 前記第1電極及び前記第2電極に印加
される電流は,0Aないし5Aの範囲であることを特徴
とする,請求項1,2,3,4,5,6,7,8または
9のいずれかに記載のインクジェットプリンタの噴射装
置。 - 【請求項11】 表面が酸化膜処理された基板上に形成
され,一部分がインクと接触し,他の部分が絶縁層で覆
われた複数の第1電極と;前記第1電極と絶縁層により
電気的に分離されるとともに,相異なる層に形成されて
おり,その一部分がインクと接触する第2電極と;前記
第1電極と前記第2電極との間に電気的な絶縁とインク
内にバブル生成チャンバを形成するための多数のバブル
生成チャンババリヤと;前記インクを印刷媒体に噴射す
るための複数の開口部を有するノズルプレートと;前記
第2電極と前記ノズルプレートとの間に,バブル生成チ
ャンバからの蒸気圧によりインクが開口部に噴射される
よう案内し,インクの直進性を向上させるためのインク
チャンババリヤと;前記インクチャンババリヤと前記バ
ブル生成チャンババリヤに連結され,インクを案内する
ための多数のインクチャンネルを含めて構成され;前記
インクチャンネル内で生成されるバブルは,初期バブル
生成チャンバで一番目のバブルが生成されれば,バブル
周囲の電流密度の増加によりその周辺に連鎖的にバブル
が生成及び変形され,全体的な蒸気圧を増やしてインク
チャンバ内のインクを前記ノズルプレートの開口部に噴
射させることを特徴とする,インクジェットプリンタの
噴射装置。 - 【請求項12】 インクを一時的に貯留するインクチャ
ンバ部と;前記インクチャンバ部内のインクに電気的エ
ネルギーを供する電極部と;前記電極部から供給された
電気的エネルギーにより形成される蒸気圧によりバブル
を生成させ,印刷媒体上に噴射するためのノズルプレー
トより構成されるインクジェットプリンタの噴射装置に
おいて,前記電極部が,前記インクチャンバ部内に絶縁
され設けられることを特徴とする,インクジェットプリ
ンタの噴射装置。 - 【請求項13】 前記ノズルプレートは,印刷媒体側の
断面積がインクチャンバ側の断面積より小さく形成され
た複数の開口部を有することを特徴とする,請求項12
に記載のインクジェットプリンタの噴射装置。 - 【請求項14】 前記ノズルプレートは,インク滴の寸
法のみ規制し,その厚さが30μmないし40μmに薄
く形成されることを特徴とする,請求項13に記載のイ
ンクジェットプリンタの噴射装置。 - 【請求項15】 インクチャンバを形成するバリヤ内に
二つの電極層を構成し,二つの電極層に電圧を印加し
て,高密度の電流密度でバブルを形成し,インクチャン
バの下部における蒸気圧により垂直位置に存するノズル
を介してインクを噴射することを特徴とする,インクジ
ェットプリンタの噴射方法。 - 【請求項16】 バブル生成バリヤを境界として複数の
第1電極と第2電極を相異なる層に絶縁されるよう形成
し,印字を行う際に前記第1電極及び前記第2電極に電
気的エネルギーを供給し,二つの電極間に位置する導電
性インク間の内部電流及び抵抗成分により発生する熱エ
ネルギーを用いてバブルを生成し,前記バブルをノズル
プレートの開口部に噴射することを特徴とする,インク
ジェットプリンタの噴射方法。 - 【請求項17】 前記電気エネルギーは,初期バブルが
生成し,そのバブル周囲の電流密度が増加して,その周
辺に連鎖的にバブルが生成及び変形し,インクの全体的
な蒸気圧が増加するまで供給され,その後遮断されるこ
とを特徴とする,請求項16に記載のインクジェットプ
リンタの噴射方法。 - 【請求項18】 前記電気エネルギーの供給と遮断とを
反復することにより,連続的にインクの液滴を噴射する
ことを特徴とする,請求項16または17に記載のイン
クジェットプリンタの噴射方法。
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-
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- 1997-06-12 JP JP9172905A patent/JP3063970B2/ja not_active Expired - Lifetime
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