JPH1058734A - 記録用電極 - Google Patents

記録用電極

Info

Publication number
JPH1058734A
JPH1058734A JP21710896A JP21710896A JPH1058734A JP H1058734 A JPH1058734 A JP H1058734A JP 21710896 A JP21710896 A JP 21710896A JP 21710896 A JP21710896 A JP 21710896A JP H1058734 A JPH1058734 A JP H1058734A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
pattern portion
electrode
wire bonding
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21710896A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuisa Kobayashi
靖功 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP21710896A priority Critical patent/JPH1058734A/ja
Publication of JPH1058734A publication Critical patent/JPH1058734A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Printers Or Recording Devices Using Electromagnetic And Radiation Means (AREA)
  • Electrophotography Using Other Than Carlson'S Method (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイヤーボンディングパッド部にピンホール
が集中することを防ぎ、ワイヤーボンディング密着性に
優れた記録用電極を提供すること。 【解決手段】 アパチャ電極1は、絶縁基板としてのベ
ースフィルム2と、そのベースフィルム2に配列形成さ
れた多数の開孔部5と、各開孔部5に対応した多数の制
御電極6と、その制御電極6の末端部に配置されたワイ
ヤーボンディングパッド部31及び余剰パターン部32
とを備えた回路基板1aにIC40をワイヤーボンディ
ングして構成される。前記ワイヤーボンディングパッド
部31及び余剰パターン部32には無電解金メッキが施
されるが、余剰パターン部32にピンホール33が集中
すると共にワイヤーボンディングパッド部31へのピン
ホール集中を緩和することができる。その結果、ワイヤ
ーボンディング密着性が著しく向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ等に適用される記録装置に用いられる
記録用電極に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、記録用電極の1つとして、絶縁性
基板と、前記絶縁性基板に設けられた開孔部と、前記絶
縁性基板の表面で前記開孔部の端縁部に設けられた制御
電極とから構成されたアパチャ電極が提案されている。
【0003】この種のアパチャ電極上には、記録すべき
画像に基づいた画像データ信号に応じて前記制御電極に
電圧を印加するために、IC等の半導体素子を実装する
が、この場合、アパチャ電極上のIC接続部と、前記制
御電極と、その制御電極とIC接続部とを電気的に接続
するための導線部とを、エッチング等の方法で同時かつ
一体に、金属箔、通常は銅箔で形成した後、前記IC接
続部には、ICの出力端子との接続を確実にするために
金メッキやはんだメッキ等が施され、ワイヤーボンディ
ングやはんだ接合等でICの出力端子と接続される。
【0004】また、前記アパチャ電極の表面には、前記
制御電極と、前記導線部の一部とを被覆するように、保
護層としてレジスト層が設けられることが多い。そのレ
ジスト層は、IC接続部に施される金やはんだのメッキ
処理に対し、必要な部分以外にはメッキ箔が形成されな
いようにするためのマスキング皮膜としての作用も兼ね
る。
【0005】このようなアパチャ電極が搭載された記録
装置の1つとして、そのアパチャ電極に形成された前記
開孔部に電界を発生させるために前記制御電極に電圧を
印加できるように、前記ICに接続された制御電圧印加
回路と、荷電粒子としての帯電したトナーを前記アパチ
ャ電極の開孔部に供給するために、帯電したトナーを表
面に担持し、そのトナーの層を介して前記アパチャ電極
の裏面と接触するように配置されたトナー担持ローラ
と、前記トナー担持ローラにトナーを担持させると同時
にそのトナーを帯電させるために、トナー溜め中の未帯
電のトナーを搬送して前記トナー担持ローラ表面に擦り
付ける供給ローラと、トナー担持ローラ上のトナー層を
均一にした状態でトナーをアパチャ電極に供給するため
に、前記供給ローラによって帯電トナーが担持されたト
ナー担持ローラの表面に接触するトナー層規制ブレード
と、前記アパチャ電極の表面から所定の距離をおいて搬
送される支持体に、前記アパチャ電極の開孔部を通過し
たトナーを導くための背面電極とを備えた記録装置が提
案されている。
【0006】ここで、前記アパチャ電極の裏面には、ト
ナー担持ローラが、担持したトナーを介して接触してい
るので、前記アパチャ電極裏面上の、少なくともその接
触部に於いて、ポリイミド等の樹脂に導電性を付与する
ためにカーボン等を分散させた帯電防止コート層を設け
てもよい。その帯電防止コート層は、トナーを介してト
ナー担持ローラと接触する部分に於いて、アパチャ電極
裏面の絶縁性基板が帯電することを防ぐため、この部分
にトナーが静電気的に付着したり、さらに、摩擦熱によ
ってその付着トナーが溶融、固着して、アパチャへのト
ナー供給が阻害されて印字品質が低下する問題を防止す
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ようなアパチャ電極に於いて、IC接続部に施されるメ
ッキには無電解金メッキが多く用いられるが、この無電
解金メッキは微小なピンホールが発生しやすく、特にパ
ターンの先端部にピンホールが集中する傾向があり、し
たがって、IC接続部のワイヤーボンディグパッド部に
於いてピンホールが集中するため、そのピンホールから
下地ニッケルが酸化物となって金メッキ面を汚染し、ワ
イヤーボンディング密着性を著しく低下させる問題があ
った。
【0008】本発明は、この問題を解決するためになさ
れたものであり、ワイヤーボンディングパッド部にピン
ホールが集中することを防ぎ、ワイヤーボンディング密
着性に優れた記録用電極を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の請求項1に記載の記録用電極は、絶縁性基
板と、荷電粒子を通過させるために前記絶縁性基板に設
けられた複数の荷電粒子通過部と、その各荷電粒子通過
部に対応して前記絶縁性基板の一方の面上に設けられた
複数の制御電極と、その制御電極に対して記録すべき情
報に対応した電気信号を送るために前記絶縁性基板上に
搭載される駆動素子に備えられた複数の出力端子とその
各出力端子に対応した前記制御電極とを接続するための
金属箔製の接続パターン部とを少なくとも備えた記録用
電極に於いて、前記絶縁性基板上であって前記出力端子
との接続に関与しない位置に、前記接続パターン部に接
続された金属箔製の余剰パターン部を設けたことを特徴
としている。
【0010】この記録用電極に於いては、前記出力端子
と前記接続パターン部との電気的接続を良好にするため
に、例えば、前記接続パターン部及び余剰パターン部に
無電解メッキ等の処理を行っても、発生した微小ピンホ
ールは余剰パターン部に集中するので、接続パターン部
にはピンホールの影響は少ない。したがって、前記出力
端子と前記接続パターン部との良好な電気的接続が行わ
れ、特にワイヤーボンディング法を用いた場合のワイヤ
ーと前記接続パターン部との密着性が著しく向上する。
【0011】請求項2に記載の記録用電極は、少なくと
も前記接続パターン部及び前記余剰パターン部の表面に
は無電解金メッキ層が形成され、その無電解金メッキ層
は、銅箔からなる下地層の上に形成された無電解ニッケ
ルメッキ層の上に形成されたことを特徴としている。
【0012】この記録用電極に於いては、ワイヤーボン
ディング性を高めるために前記接続パターン部及び前記
余剰パターン部に無電解金メッキ処理を施しても、ピン
ホールは余剰パターン部に集中するので、接続パターン
部にはピンホールは少なく、そのピンホールから発生す
る下地ニッケル酸化物等による金メッキ面の汚染も少な
いため、ワイヤーボンディング時の密着性を損なうこと
なく、駆動素子の出力端子と接続パターン部との確実な
電気的接続を行うことができる。
【0013】請求項3に記載の記録用電極は、前記無電
解金メッキ層は、無電解ニッケルメッキ層上に予め設け
られた金、プラチナ、パラジウム等のうちのいずれかの
金属のストライク皮膜上に形成されたことを特徴として
いる。
【0014】このストライク皮膜を形成しない場合、ニ
ッケル層の単極電位は、金に比べてかなり卑であり、そ
の電位差、すなわち、金の析出のための駆動力が大きい
ので、金メッキの形成は速くなるが、粗くてピンホール
の多い金メッキ層が形成される。
【0015】これに対し、無電解ニッケル層に前記スト
ライク皮膜を形成すると、ニッケルの単極電位よりも貴
になり、ニッケルと金の電位差よりも、ストライク皮膜
と金との電位差の方が小さくなるので、置換型無電解金
メッキを行う際に、きめ細かく均一でピンホールの非常
に少ない金メッキ層を形成することができ、前記駆動素
子の出力端子と前記接続パターン部との確実な電気的接
続を行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一つの
実施の形態を図面を参照して説明する。
【0017】図1は、本実施の形態である記録用電極と
してのアパチャ電極1の構成を具体化した斜視図であ
る。ここで、図1(a)は全体図、図1(b)は要部の
拡大図である。
【0018】アパチャ電極1は、絶縁性基板としてのベ
ースフィルム2と、そのベースフィルム2の裏面に設け
られた帯電防止コート層4と、前記ベースフィルム2と
帯電防止コート層4とを貫いて設けられ、等間隔で一列
に配列された複数の荷電粒子通過部としての開孔部5
と、前記ベースフィルム2の表面に設けられ、前記各開
孔部5を独立して取り囲むパターンと導線パターンとを
有する複数の制御電極6と、その制御電極6の前記導線
パターンの末端に接続された、接続パターン部としての
ワイヤーボンディングパッド部31及び余剰パターン部
32と、前記制御電極6の保護層であるレジスト層3と
から構成されている回路基板1aに、駆動素子としての
IC40を、ワイヤーボンディング方式で実装して構成
されている。
【0019】前記ベースフィルム2は、厚さ25〜10
0μmの高分子樹脂フィルム、好ましくはポリイミド、
例えば、宇部興産製のポリイミドフィルム、ユーピレッ
クスSによって構成されている。また、前記帯電防止コ
ート層4は、合成樹脂インクに、導電性粒子としてのカ
ーボン粒子を分散させ、スクリーン印刷法等によって塗
布した後、乾燥硬化させたものを用いることができ、そ
の合成樹脂インクとしては、好ましくはポリイミドイン
ク、さらに好ましくは低温硬化型ポリイミドインク、例
えば、宇部興産製のユピコート等を用いることができ
る。
【0020】前記レジスト層3はエポキシ系樹脂、紫外
線硬化型樹脂、ポリイミド系樹脂等が使用される。レジ
スト層の層厚は5〜30μm程度である。
【0021】なお、前記レジスト層3としては、透明ま
たは半透明の合成樹脂が用いられることが多いため、図
1に於いては、便宜上、前記レジスト層3は透明とし、
そのレジスト層3に覆われた前記制御電極6が外観から
認識できる状態を示した。
【0022】前記制御電極6は、厚さ8μmの金属膜、
好ましくは銅によって構成されている。また、前記開孔
部5の形状は、直径約80μmの円形、または、それと
同程度の面積を有する楕円形や多角形等が用いられる。
【0023】前記ワイヤーボンディングパッド部31
は、前記制御電極の導線パターンの幅よりも広い幅を有
する矩形状パッドであり、前記余剰パターン部32は、
前記ワイヤーボンディングパッド部31と混同しないよ
うに、異なる形状、例えば三角形に形成され、前記ワイ
ヤーボンディングパッド部31と前記余剰パターン部3
2とは、前記制御電極6の導線パターンと同一の幅を有
する導線部を介して互いに接続されている。
【0024】前記制御電極6、前記ワイヤーボンディン
グパッド部31及び余剰パターン部32は、銅箔をエッ
チング等の方法で前記ベースフィルム2上に同時に形成
されるが、その後、前記ワイヤーボンディングパッド部
31及び余剰パターン部32以外の部分に前記レジスト
層3が被覆され、前記ワイヤーボンディングパッド部3
1及び余剰パターン部32に無電解金メッキ等のメッキ
処理が施される。
【0025】前記メッキ処理が施された前記ワイヤーボ
ンディングパッド部31及び余剰パターン部32と、駆
動素子としてのIC40上に備えられた出力端子42と
は、ワイヤーボンディング方式で、ワイヤー44によっ
て接続される。
【0026】前記ワイヤーボンディングパッド部31及
び余剰パターン部32に施されるメッキ処理としては、
電解または無電解の金メッキ、はんだメッキ、パラジウ
ムメッキ等が用いられるが、近年、電子回路基板のファ
インピッチ化、高密度化が進むにつれて、無電解金メッ
キが多く使用されている。この無電解金メッキは、ニッ
ケルとの置換反応を利用して形成されるため、下地には
ニッケル皮膜が必要となる。以下、図2を用いて、金メ
ッキ皮膜の形成過程、及び、金メッキ処理時に発生する
ピンホールによる金メッキ面の汚染について説明する。
【0027】図2は、余剰パターン部32の断面を示す
図である。ベースフィルム2上に形成された余剰パター
ン部32は、銅箔32aに、脱脂、酸洗、ソフトエッチ
ング、触媒付与等の前処理を施した後、無電解ニッケル
メッキ処理を施し、ニッケルメッキ皮膜32bを形成す
る。その膜厚は3〜8μm程度である。無電解ニッケル
メッキは一般に自己触媒還元反応により形成されるた
め、前処理が適正に行われていればピンホールの発生は
ない。
【0028】次に、そのニッケルメッキ皮膜32b上に
無電解金メッキ処理を行うと、ニッケルと金との置換反
応により、ニッケルメッキ皮膜32b上に金メッキ皮膜
32cが形成される。金メッキ皮膜32cの膜厚は0.
1〜1μmである。また、その無電解金メッキ処理に先
だって、金、プラチナ、パラジウム、銀、ロジウム、ル
テニウム等、銅よりも貴な金属のうちのいずれかのスト
ライク皮膜を形成してから金メッキ処理を行うと、その
ストライク皮膜を形成されたニッケル面の電位は、ニッ
ケルの単極電位よりも貴になり、ニッケルと金の電位差
よりも、ストライク皮膜と金との電位差の方が小さくな
るので、きめが細かく、均一で、ピンホールの非常に少
ない、良好な金メッキ層を形成することができる。
【0029】ところで、無電解金メッキは、金より卑な
下地金属との置換反応により形成されるため、一般にピ
ンホールが発生しやすい皮膜である。ここで、図2に示
すようにピンホール33が存在する場合、ピンホール3
3の底部から下地のニッケルが酸化物として金メッキ皮
膜32c上に拡散し、汚染物質36として表面を汚染す
る。
【0030】このピンホール33は、パターンの先端部
に集中して発生する傾向がみられ、従来は図3(a)に
示すようにワイヤーボンディングパッド部31の先端部
にピンホール33が集中して発生していたのに対し、本
実施の形態に於いては、図3(b)に示すように、ワイ
ヤーボンディングパッド部31から延伸した余剰パター
ン部32にピンホール33が集中するので、ワイヤーボ
ンディングパッド部31に於けるピンホール33及び前
記汚染物質36の付着量が低減され、図1に於けるワイ
ヤー44との密着性が著しく向上する。
【0031】次に、本実施の形態のアパチャ電極1が搭
載された記録装置について、図4及び図5を用いて説明
する。
【0032】図4に於いて、装置外装26の右側部に
は、画像を記録すべき支持体Pを挿入するための挿入口
21が設けられ、左側部には画像が記録された支持体P
が排出される取り出し口22が設けられている。また、
記録装置の内部には、前記アパチャ電極1と、背面電極
8と、トナー帯電供給装置10とが設けられている。
【0033】前記アパチャ電極1に於いて、制御電極6
に接続された複数のIC40は、全て制御電圧印加回路
7に接続されている。
【0034】前記トナー帯電供給装置10は、トナーケ
ース15と、トナー担持ローラ11と、供給ローラ12
と、トナー層厚規制ブレード13とから構成されてい
る。また、前記トナーケース15の内部には、荷電粒子
としてのトナー14が貯蔵されている。
【0035】前記供給ローラ12は、前記トナー担持ロ
ーラ11表面にトナー14を供給しつつ、このトナー1
4を摩擦して帯電させるために、図4の矢印方向に回転
するように構成されている。また、前記トナー層厚規制
ブレード13は、前記供給ローラ12から前記トナー担
持ローラ11表面に供給されたトナー14が、薄い層状
に形成されるように、前記トナー担持ローラ11に押し
当てられる。
【0036】前記のように、トナー14の薄層を担持し
た前記トナー担持ローラ11は、そのトナー14の薄層
を介して、前記アパチャ電極1の帯電防止コート層4に
接触するように配置されている。
【0037】また、前記アパチャ電極1の上方には、前
記背面電極8が配置されており、その背面電極8と前記
アパチャ電極1との間には支持体Pが通過できるよう
な、例えば、約1ミリのスペースが設けられている。そ
して、その背面電極8には、電源9によって、例えば、
プラス1キロボルトの電圧が印加されるようになってい
る。
【0038】前記支持体Pは一対のガイドローラ23に
よって、挿入口21から前記背面電極8の下方へ向って
搬送され、背面電極8を通過した後、内部に熱源を備え
たヒートローラ24とプレスローラ25との間に搬送さ
れ、支持体P上のトナー14が熱定着されるように構成
されている。
【0039】次に、前記のように構成された記録装置の
動作を説明する。
【0040】トナー帯電供給装置10に於いて、トナー
ケース15に貯蔵されたトナー14は、供給ローラ12
が矢印方向に回転することによって、トナー担持ローラ
11に供給される。このとき、トナー14は、トナー担
持ローラ11と供給ローラ12との間で摩擦されてマイ
ナスに帯電する。そして、トナー担持ローラ11が矢印
方向に回転することにより、マイナス帯電したトナー1
4は、トナー層厚規制ブレード13を通過して薄層化さ
れ、アパチャ電極1に向かって図4の矢印方向に搬送さ
れ、開孔部5近傍に於いてアパチャ電極1の帯電防止コ
ート層4と接触する。
【0041】トナー層規制ブレード13によって薄層化
されたトナー担持ローラ11上のトナー14は、鏡像力
及びファンデルワールス力からなる付着力によって、ト
ナー担持ローラ11表面に付着しながら搬送されるが、
図5に示したように、前記接触部分に於いて、トナー担
持ローラ11上に担持されたトナー14のうちの上層部
は、アパチャ電極1の帯電防止コート層4と接触する部
分の摩擦力によって、トナー搬送方向と逆方向の力を受
ける。一方、トナー担持ローラ11上に担持されたトナ
ー14の下層部のトナー14は、鏡像力やファンデルワ
ールス力によってトナー担持ローラ11に付着してお
り、トナー搬送方向と同方向に移動しようとする。すな
わち、トナー担持ローラ11上に担持されたトナー14
の層は、上層部と下層部とで相反する力、すなわち、せ
ん断力を受ける。このせん断力は、図5に於いて矢印で
示されている。
【0042】このせん断力によって、前記トナー14の
上層部及び下層部は、始めにトナー担持ローラ11上に
担持された位置から移動することによって、前記付着力
から解放される。その理由としては、前記付着力を構成
する鏡像力は距離の2乗に、ファンデルワールス力は距
離の7乗にそれぞれ反比例しており、前記トナー14が
前記トナー担持ローラ11表面上、または前記トナー1
4同士の密着状態から流動状態に変化することによっ
て、各トナー14の周囲に間隙が生ずるために、それら
の力が共に激減することから明らかである。
【0043】このように、トナー担持ローラ11との付
着力から解放されたトナー14は、アパチャ電極1の開
孔部5まで搬送される。
【0044】ここで、前記制御電圧印加回路7から、ト
ナー通過電圧及びトナー遮蔽電圧のための電源電圧と、
そのトナー通過電圧またはトナー遮蔽電圧が印加される
べき制御電極6の位置を定める画像データとを受け取っ
た前記IC40は、各制御電極6に、その画像データに
基づいて、トナー通過電圧またはトナー遮蔽電圧を印加
し、その制御電極6に対応して設けられた開孔部5に於
いて、トナー通過が許可されるか、またはトナー通過が
遮蔽されるかを制御する。
【0045】このとき、開孔部5に搬送されたトナー1
4は、トナー担持ローラ11との付着力から解放されて
いるので、この付着力に打ち勝ってトナー14を開孔部
5を通過させるために必要な電界のしきい値が小さくな
り、制御電極6によって形成される制御電界の変化に対
する、開孔部5のトナー14の通過量の変化の割合が大
きくなる。したがって、開孔部5に於けるトナー14の
大量通過と完全遮蔽との選択を、小さな制御電界の変化
で達成できる。この結果、記録濃度が上がると共に、制
御電圧印加時間を短くできるので、記録スピードも向上
させることができる。
【0046】例えば、画像データに基づいて、トナー通
過電圧としてプラス30ボルトの電圧が制御電極6に印
加されると、接地されたトナー担持ローラ11と制御電
極6との間、すなわち、その制御電極6に対応する開孔
部5の内部に、マイナス帯電したトナー14が開孔部5
を通過できる電界が発生し、大量のトナー14が開孔部
5を通過する。また、制御電圧印加回路7からトナー遮
蔽電圧としてマイナス10ボルトの電圧が制御電極6に
印加されると、対応する開孔部5内部に、マイナス帯電
したトナー14が開孔部5の通過を阻止される電界が発
生し、トナー14は開孔部5を通過しない。
【0047】このように、画像データに応じてアパチャ
電極1の開孔部5を通過したトナー14は、電源9によ
ってプラス1キロボルトの電圧が印加された背面電極8
とアパチャ電極1との間に形成された電界によって、前
記背面電極8に向かって静電気力を受け、支持体P上に
付着する。
【0048】そして、順次支持体Pが搬送されることに
よって、トナー14による画像が支持体P上に形成され
る。その後、支持体Pは、取り出し口22の方向に搬送
され、その途中で、ヒートローラ24とプレスローラ2
5とによって挟まれ、支持体P上のトナー14は熱溶融
され、支持体P上に画像が定着される。
【0049】なお、本発明は以上に詳述した実施の形態
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
に於いて種々の変更を加えることができる。
【0050】例えば、余剰パターン部32とワイヤーボ
ンディング部31とは、互いに異なる形状に構成されて
いればよく、前記の実施の形態に於ける形状に限定され
るものではなく、その寸法や形状は自由に変更できる。
また、一つのワイヤーボンディング部31に複数の余剰
パターン部を配置しても差し支えない。
【0051】また、前記実施の形態に於いては、余剰パ
ターン部32及びワイヤーボンディング部31に施すメ
ッキ処理としては、無電解金メッキ処理を用いたが、こ
れに限定されるものではなく、前記ワイヤーボンディン
グ部31と前記ワイヤー44との接続部の剥離強度を向
上するために、前記ワイヤーボンディング部31及び前
記余剰パターン部32に対して施される、その他各種の
処理に於いて、その処理が微小ピンホールを発生するよ
うな問題を抱えている場合でも、そのピンホール発生
が、前記余剰パターン部に集中するため、ワイヤーボン
ディング性には全く問題とはならない。
【0052】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明の請求項1に記載の記録用電極によれば、その記
録用電極に搭載されるIC等の駆動素子に備えられた複
数の出力端子と、その記録用電極に備えられた複数の接
続パターン部との電気的接続性を向上させる目的で、例
えば、前記接続パターン部及びその接続パターンに接続
された余剰パターン部に対して無電解メッキ等の処理を
施せば、その処理に於いて微小ピンホールが発生して
も、それを余剰パターン部に集中させることができるた
め、前記出力端子との接続に係る前記接続パターンへの
ピンホールの影響は少ない。したがって、前記出力端子
と前記接続パターンとの電気的接続が良好に行われ、特
にワイヤーボンディング法により接続される際に、ワイ
ヤーと接続パターン部との密着性が著しく向上する。
【0053】請求項2に記載の記録用電極によれば、最
初は銅箔から構成されていた前記接続パターン部及び余
剰パターン部に無電解金メッキ層を形成する際に、前記
銅箔に、まず無電解ニッケルメッキ層を形成し、その上
に無電解金メッキ層を設けたので、前記接続パターン部
に於ける金メッキ層の密着性が増し、その金メッキ層が
剥離することがない。しかも、その際に発生する微小ピ
ンホールは余剰パターン部に集中するので、接続パター
ンには、欠陥がなく、平滑で良好な金メッキ層を形成す
ることができる。したがって、前記駆動素子の出力端子
との電気的接続性が非常に良好となり、特にワイヤーボ
ンディング法を用いた場合、ワイヤーと前記接続パター
ンとの接続部分の剥離強度が向上するので好適である。
【0054】また、前記無電解金メッキ層を、無電解ニ
ッケルメッキ層の表層部を金に置換する、いわゆる置換
型無電解金メッキ法を行う場合に、ピンホールから発生
するニッケル酸化物等の汚染物質が、接続パターン面を
汚染することがないので、駆動素子の出力端子と接続パ
ターン部との確実な電気的接続を行うことが可能とな
る。
【0055】請求項3に記載の記録用電極によれば、最
初は銅箔から構成されていた前記接続パターン部及び余
剰パターン部に、無電解ニッケルメッキ層を設け、さら
に、金、プラチナ、パラジウム等のうちのいずれかの金
属のストライク皮膜を設けてから無電解金メッキ層を形
成するため、きめ細かく均一でピンホールの非常に少な
い金メッキ層を形成することができ、前記駆動素子の出
力端子と前記接続パターン部との確実な電気的接続を行
うことができる。また、自己触媒型金メッキ処理によっ
て、さらに厚い金メッキ層を形成する場合に対しても、
ピンホール底部のニッケルと自己触媒型金メッキ液との
局部電池発生によるニッケルのメッキ液への溶出の問題
を解決することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1つの実施形態であるアパチャ電極の
概略構成を示す斜視図である。
【図2】金メッキに発生したピンホールの様子を示す断
面図である。
【図3】金メッキに発生したピンホールの様子を示す平
面図である。
【図4】前記アパチャ電極を搭載した記録装置の構成の
概略を示す図である。
【図5】前記記録装置のアパチャ電極付近の拡大断面図
である。
【符号の説明】
1 アパチャ電極 2 ベースフィルム 5 開孔部 6 制御電極 31 ワイヤーボンディングパッド部 32 余剰パターン部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性基板と、荷電粒子を通過させるた
    めに前記絶縁性基板に設けられた複数の荷電粒子通過部
    と、その各荷電粒子通過部に対応して前記絶縁性基板の
    一方の面上に設けられた複数の制御電極と、その制御電
    極に対して記録すべき情報に対応した電気信号を送るた
    めに前記絶縁性基板上に搭載される駆動素子に備えられ
    た複数の出力端子とその各出力端子に対応した前記制御
    電極とを接続するための金属箔製の接続パターン部とを
    少なくとも備えた記録用電極に於いて、 前記絶縁性基板上であって前記出力端子との接続に関与
    しない位置に、前記接続パターン部に接続された金属箔
    製の余剰パターン部を設けたことを特徴とする記録用電
    極。
  2. 【請求項2】 少なくとも前記接続パターン部及び前記
    余剰パターン部の表面には、無電解金メッキ層が形成さ
    れ、その無電解金メッキ層は、銅箔からなる下地層の上
    に形成された無電解ニッケルメッキ層の上に形成された
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録用電極。
  3. 【請求項3】 前記無電解金メッキ層は、無電解ニッケ
    ルメッキ層上に予め設けられた金、プラチナ、パラジウ
    ム等のうちのいずれかの金属のストライク皮膜上に形成
    されたことを特徴とする請求項2に記載の記録用電極。
JP21710896A 1996-08-19 1996-08-19 記録用電極 Pending JPH1058734A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21710896A JPH1058734A (ja) 1996-08-19 1996-08-19 記録用電極

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21710896A JPH1058734A (ja) 1996-08-19 1996-08-19 記録用電極

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1058734A true JPH1058734A (ja) 1998-03-03

Family

ID=16698982

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21710896A Pending JPH1058734A (ja) 1996-08-19 1996-08-19 記録用電極

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1058734A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009294044A (ja) * 2008-06-04 2009-12-17 Fuji Electric Device Technology Co Ltd 半導体装置の製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009294044A (ja) * 2008-06-04 2009-12-17 Fuji Electric Device Technology Co Ltd 半導体装置の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5256246A (en) Method for manufacturing aperture electrode for controlling toner supply operation
EP1072176B1 (en) Method of providing conductive tracks on a printed circuit and apparatus for use in carrying out the method
US9701131B2 (en) Thermal head and thermal printer
JPH1058734A (ja) 記録用電極
US9676205B2 (en) Thermal head and thermal printer
JP2002324427A (ja) 導電性接着剤およびそれを用いたicチップの実装方法
US5905516A (en) Image forming apparatus having at least one reinforcing member
JP2888466B2 (ja) ヒートシールコネクターの製造方法
JPH11268324A (ja) 電極基板とその製造方法
US5601684A (en) Method for manufacturing an ion flow electrostatic recording head
JPH1076699A (ja) 電極基板
JPH09141920A (ja) 画像形成装置用電極体
JPH10235925A (ja) 電極基板
JPH1058735A (ja) 電極基板
JPH10200244A (ja) 電極体の製造方法
JPH09286131A (ja) 記録用電極
JPH09157897A (ja) 電気メッキ方法
JP3015709B2 (ja) フィルムキャリア、それを用いてなる半導体装置ならびに半導体素子の実装方法
JP3261195B2 (ja) 画像形成装置
JP2000185388A (ja) スクリ―ン印刷装置
JP2000246949A (ja) 記録ヘッド
JPH09109434A (ja) 記録装置並びにその記録装置に用いられる記録用電極
JPH10329353A (ja) 画像形成装置
JPH11268323A (ja) 電極基板
SE506484C2 (sv) Tryckverk av toner-jet-typ med elektriskt skärmad matris