JPH1058845A - 感熱記録用転写材 - Google Patents
感熱記録用転写材Info
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- JPH1058845A JPH1058845A JP9099233A JP9923397A JPH1058845A JP H1058845 A JPH1058845 A JP H1058845A JP 9099233 A JP9099233 A JP 9099233A JP 9923397 A JP9923397 A JP 9923397A JP H1058845 A JPH1058845 A JP H1058845A
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- Japan
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- film
- heat
- less
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- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 高精細な印刷品位を有し、多数回印刷に好適
な感熱転写記録材を得る。 【解決手段】 芳香族ポリアミドからなる基材フィルム
として20℃、相対湿度60%における長手方向のヤン
グ率EMDが6.86GPa以上であり、かつ該基材フィ
ルムを200℃において10分間加熱処理を行った後の
フィルムが実質的に平面を維持してなる基材フィルムを
用い、該基材フィルムの一面に感熱転写層を設けて感熱
記録用転写材とする。
な感熱転写記録材を得る。 【解決手段】 芳香族ポリアミドからなる基材フィルム
として20℃、相対湿度60%における長手方向のヤン
グ率EMDが6.86GPa以上であり、かつ該基材フィ
ルムを200℃において10分間加熱処理を行った後の
フィルムが実質的に平面を維持してなる基材フィルムを
用い、該基材フィルムの一面に感熱転写層を設けて感熱
記録用転写材とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マルチユースに好
適で印刷品位に優れた感熱記録用転写材に関する。
適で印刷品位に優れた感熱記録用転写材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、感熱記録用転写材(以下感熱転写
材と略す。)に用いられる基材としては、ポリエステ
ル、ポリプロピレン、セロファン、アセテート、ポリカ
ーボネート、紙類等が使用されており、中でもポリエス
テルフィルム、特にポリエチレンテレフタレート(以下
PETと略す。)が広く使用されてきた。
材と略す。)に用いられる基材としては、ポリエステ
ル、ポリプロピレン、セロファン、アセテート、ポリカ
ーボネート、紙類等が使用されており、中でもポリエス
テルフィルム、特にポリエチレンテレフタレート(以下
PETと略す。)が広く使用されてきた。
【0003】近年、当該材料においてもヘッドからのエ
ネルギー伝達効率を高める等の手段に代表される高精細
な印刷品位へのニーズやマルチユースに対応した感熱転
写層の厚み増大から基材の薄膜化の要請がなされてい
る。しかし、上記したPETのような基材では耐熱性や
剛性が不十分で張力下に変形を伴うため、基材として高
剛性なものが求められている。かような観点で基材とし
て、高剛性な芳香族ポリアミドフィルムを用いようと言
う提案が特開昭60−174694号公報、特開昭61
−237687号公報、特開昭63−107588号公
報等でなされている。
ネルギー伝達効率を高める等の手段に代表される高精細
な印刷品位へのニーズやマルチユースに対応した感熱転
写層の厚み増大から基材の薄膜化の要請がなされてい
る。しかし、上記したPETのような基材では耐熱性や
剛性が不十分で張力下に変形を伴うため、基材として高
剛性なものが求められている。かような観点で基材とし
て、高剛性な芳香族ポリアミドフィルムを用いようと言
う提案が特開昭60−174694号公報、特開昭61
−237687号公報、特開昭63−107588号公
報等でなされている。
【0004】また、芳香族ポリアミドフィルムを用いた
感熱転写材において、特開平4−318034号公報に
は、200℃における熱収縮率を5%以下にすること
で、フィルムの収縮に伴うしわの発生が抑制されるため
に好ましい旨の記載がある。
感熱転写材において、特開平4−318034号公報に
は、200℃における熱収縮率を5%以下にすること
で、フィルムの収縮に伴うしわの発生が抑制されるため
に好ましい旨の記載がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年環境保護の立場か
らも感熱転写材の分野においてマルチユースに対応した
動きが主流となってきた。このマルチユース化技術とし
ては感熱転写層内部に転写剤の蓄積層を有したり転写剤
層を多層化したりして一回あたりの放出を制限しつつ印
刷するものであり、いずれにしても転写剤の基材表面積
あたりの搭載量を多くすることが必要になるため総厚み
として一定値以下とするには基材を薄くしなければなら
ない。
らも感熱転写材の分野においてマルチユースに対応した
動きが主流となってきた。このマルチユース化技術とし
ては感熱転写層内部に転写剤の蓄積層を有したり転写剤
層を多層化したりして一回あたりの放出を制限しつつ印
刷するものであり、いずれにしても転写剤の基材表面積
あたりの搭載量を多くすることが必要になるため総厚み
として一定値以下とするには基材を薄くしなければなら
ない。
【0006】また、n倍法と言う技術は被記録材と感熱
転写材をある相対速度比を持たせて記録し、使用する感
熱転写材面積を節約する方法であるが感熱転写材の走行
速度は遅く、熱履歴時間は長くなるため基材には従来以
上の耐熱性が求められる。また、被記録材と感熱転写材
の走行速度差から大きな摩擦を生じるので感熱転写材の
僅かな寸法変化でもおれやしわの原因となって印刷特性
に悪影響を与える。
転写材をある相対速度比を持たせて記録し、使用する感
熱転写材面積を節約する方法であるが感熱転写材の走行
速度は遅く、熱履歴時間は長くなるため基材には従来以
上の耐熱性が求められる。また、被記録材と感熱転写材
の走行速度差から大きな摩擦を生じるので感熱転写材の
僅かな寸法変化でもおれやしわの原因となって印刷特性
に悪影響を与える。
【0007】しかしながら、PETでは剛性上の制約か
ら薄膜化に限界があり、上記したニーズに応えるには必
ずしも充分ではないこと、さらにサーマルヘッド等から
熱エネルギーを付与された時、熱軟化してヘッドに焼き
付くというスティッキング現象を伴うため更にスティッ
キング防止層をヘッドサイドに設ける必要があり、工程
増となって、必ずしも経済的に有利なものではないこと
が判っている。また、耐熱性が不十分で後述するような
高精細化に向かない。
ら薄膜化に限界があり、上記したニーズに応えるには必
ずしも充分ではないこと、さらにサーマルヘッド等から
熱エネルギーを付与された時、熱軟化してヘッドに焼き
付くというスティッキング現象を伴うため更にスティッ
キング防止層をヘッドサイドに設ける必要があり、工程
増となって、必ずしも経済的に有利なものではないこと
が判っている。また、耐熱性が不十分で後述するような
高精細化に向かない。
【0008】また、印刷速度の高速化ニーズに答えるた
めにヘッドとしてもエネルギー密度を高める必要があ
り、その結果感熱転写材は高温化する傾向がある。記録
方式には大きく溶融転写型、昇華型にわけられるが印刷
品位の高精細化には後者の方が有利であると言われる。
しかし、昇華型記録方式は一般に高エネルギーを必要と
する。さらに、中間調表現は高精細化に対する要求の最
たるものであるが、集中加熱転写法や転写剤のリリース
の多値化等の技術は付与エネルギーの量で表現するので
あり、高エネルギーに耐える素材、つまり耐熱性のある
ものが求められている。上記芳香族ポリアミドは高剛
性、高耐熱性と言った点で有用ではある。しかしなが
ら、更なる高精細化の要求は強く、そのためにヘッドか
らのエネルギー伝達を正確かつ効率的に行うと言う観点
から更に薄ものとする必要がある点、また、感熱転写材
への加工時において生産性を犠牲にしないようにする必
要がある点で、感熱転写材の剛性を高め、更に熱による
寸法変動を極力低減する必要がある。
めにヘッドとしてもエネルギー密度を高める必要があ
り、その結果感熱転写材は高温化する傾向がある。記録
方式には大きく溶融転写型、昇華型にわけられるが印刷
品位の高精細化には後者の方が有利であると言われる。
しかし、昇華型記録方式は一般に高エネルギーを必要と
する。さらに、中間調表現は高精細化に対する要求の最
たるものであるが、集中加熱転写法や転写剤のリリース
の多値化等の技術は付与エネルギーの量で表現するので
あり、高エネルギーに耐える素材、つまり耐熱性のある
ものが求められている。上記芳香族ポリアミドは高剛
性、高耐熱性と言った点で有用ではある。しかしなが
ら、更なる高精細化の要求は強く、そのためにヘッドか
らのエネルギー伝達を正確かつ効率的に行うと言う観点
から更に薄ものとする必要がある点、また、感熱転写材
への加工時において生産性を犠牲にしないようにする必
要がある点で、感熱転写材の剛性を高め、更に熱による
寸法変動を極力低減する必要がある。
【0009】また、カラー化、多数行印刷、ラインヘッ
ドの採用から感熱転写材としても広幅化の方向にある。
熱寸法変化、特にその不均一性は湾曲やしわを生じる原
因となって、印刷精度、印刷品位を損ねるが、特に広幅
のものはその影響が顕著である。
ドの採用から感熱転写材としても広幅化の方向にある。
熱寸法変化、特にその不均一性は湾曲やしわを生じる原
因となって、印刷精度、印刷品位を損ねるが、特に広幅
のものはその影響が顕著である。
【0010】かかる熱寸法変化の問題に関し、上記した
特開平4−318034号公報には単に熱収縮率を5%
以下とすることが好ましいとしか記載しておらず、その
具体的実現手段や熱寸法変化にかかる考察、技術的思想
は何等記載されていない。また、特開昭61−2376
87号公報には特殊な構造の芳香族ポリアミドを用いて
熱収縮率が制限された感熱転写材を得た例が示されてい
るが、芳香族ポリアミドの製膜上の制限(溶液製膜)に
起因する面内の熱寸法変化の不均一性についての言及は
なく、該公報の各実施例に明らかなごとくこのような特
殊な構造ではヤング率が不足し、厚手のフィルムしか用
い得ず、印刷特性に劣るものとなる。
特開平4−318034号公報には単に熱収縮率を5%
以下とすることが好ましいとしか記載しておらず、その
具体的実現手段や熱寸法変化にかかる考察、技術的思想
は何等記載されていない。また、特開昭61−2376
87号公報には特殊な構造の芳香族ポリアミドを用いて
熱収縮率が制限された感熱転写材を得た例が示されてい
るが、芳香族ポリアミドの製膜上の制限(溶液製膜)に
起因する面内の熱寸法変化の不均一性についての言及は
なく、該公報の各実施例に明らかなごとくこのような特
殊な構造ではヤング率が不足し、厚手のフィルムしか用
い得ず、印刷特性に劣るものとなる。
【0011】本発明は係る観点から鋭意検討を行った結
果到ったものであり、その目的は、芳香族ポリアミド本
来の耐熱性、機械特性を損なうことなく、ヤング率、熱
寸法変動を規制することにより、特にマルチユースに好
適な、印刷品位、加工特性に優れた感熱転写記録材料を
提供することにある。
果到ったものであり、その目的は、芳香族ポリアミド本
来の耐熱性、機械特性を損なうことなく、ヤング率、熱
寸法変動を規制することにより、特にマルチユースに好
適な、印刷品位、加工特性に優れた感熱転写記録材料を
提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、芳香
族ポリアミドからなる基材フィルムの一面に感熱転写層
を設けてなる感熱記録用転写材であって、該基材フィル
ムの20℃、相対湿度60%における長手方向のヤング
率EMDが6.86GPa以上であり、かつ該基材フィル
ムは、200℃において10分間加熱処理を行った後に
実質的に平面を維持するフィルムであることを特徴とす
る感熱記録用転写材である。
族ポリアミドからなる基材フィルムの一面に感熱転写層
を設けてなる感熱記録用転写材であって、該基材フィル
ムの20℃、相対湿度60%における長手方向のヤング
率EMDが6.86GPa以上であり、かつ該基材フィル
ムは、200℃において10分間加熱処理を行った後に
実質的に平面を維持するフィルムであることを特徴とす
る感熱記録用転写材である。
【0013】また本発明は、芳香族ポリアミドの溶媒溶
液を口金から吐出して支持体にキャストし、必要に応じ
て乾熱及び/又は湿熱下に処理を行った後、溶媒を抽
出、熱固定してフィルムを得、得られたフィルム上に感
熱転写層を設けて感熱記録用転写材を得るにあたり、口
金吐出部近傍における任意の2点の温度差を10℃以下
に制御及び/又は吐出厚み斑を10%以内に制御し、か
つ乾熱あるいは湿熱下に処理を行うに際しては該処理槽
中におけるフィルム近傍の温度及び/又は水蒸気含有率
のばらつきを基材フィルムの幅方向において5%以内に
制限して処理し、液体媒体中で処理するに際しては媒体
がフィルム表面に流れを持って接触せしめ、かつ処理後
出口において付着媒体を除去する手段を用いることを特
徴とする感熱記録用転写材の製造方法である。
液を口金から吐出して支持体にキャストし、必要に応じ
て乾熱及び/又は湿熱下に処理を行った後、溶媒を抽
出、熱固定してフィルムを得、得られたフィルム上に感
熱転写層を設けて感熱記録用転写材を得るにあたり、口
金吐出部近傍における任意の2点の温度差を10℃以下
に制御及び/又は吐出厚み斑を10%以内に制御し、か
つ乾熱あるいは湿熱下に処理を行うに際しては該処理槽
中におけるフィルム近傍の温度及び/又は水蒸気含有率
のばらつきを基材フィルムの幅方向において5%以内に
制限して処理し、液体媒体中で処理するに際しては媒体
がフィルム表面に流れを持って接触せしめ、かつ処理後
出口において付着媒体を除去する手段を用いることを特
徴とする感熱記録用転写材の製造方法である。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明で言う芳香族ポリアミドと
は、下記一般式(I)および/または一般式(II) 一般式(I)
は、下記一般式(I)および/または一般式(II) 一般式(I)
【化1】 一般式(II)
【化2】 (ここでAr1 、Ar2 及びAr3 は芳香核であり、ま
たR、R’及びR”はハロゲン基、ニトロ基、シアノ
基、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜3のアルコ
キシ基、トリアルキルシリル基、オキシアリール基、チ
オアリール基、アリール基から選ばれる官能基で、l,
m及びnは0〜4の整数。)で示されるものであり、一
般式(I)および/または一般式(II)で表される繰り
返し単位を50モル%以上含むものが好ましく、70モ
ル%以上からなるものがより好ましい。
たR、R’及びR”はハロゲン基、ニトロ基、シアノ
基、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜3のアルコ
キシ基、トリアルキルシリル基、オキシアリール基、チ
オアリール基、アリール基から選ばれる官能基で、l,
m及びnは0〜4の整数。)で示されるものであり、一
般式(I)および/または一般式(II)で表される繰り
返し単位を50モル%以上含むものが好ましく、70モ
ル%以上からなるものがより好ましい。
【0015】ここで、Ar1 、Ar2 、Ar3 は 例え
ば、一般式(III)
ば、一般式(III)
【化3】 などが挙げられ、X、Yは−O−,−CH2 −,−CO
−,−SO2 −、−S−,−C(CH3 )2 −等から選
ばれるが、これに限定されるものではない。
−,−SO2 −、−S−,−C(CH3 )2 −等から選
ばれるが、これに限定されるものではない。
【0016】特性面からは上記の芳香環がパラ位で結合
されたものが、全芳香環の50%以上、好ましくは75
%以上を占める重合体が、フィルムの剛性が高く耐熱性
も良好となるため好ましい。
されたものが、全芳香環の50%以上、好ましくは75
%以上を占める重合体が、フィルムの剛性が高く耐熱性
も良好となるため好ましい。
【0017】このパラ結合とは、芳香環における主鎖の
結合方向がパラ位に位置しているかあるいは2つ以上の
芳香環からなる残基において両端の主鎖の方向が同軸あ
るいは平行であることを意味する。このような芳香環の
例としては一般式(IV)のものを例示できる。
結合方向がパラ位に位置しているかあるいは2つ以上の
芳香環からなる残基において両端の主鎖の方向が同軸あ
るいは平行であることを意味する。このような芳香環の
例としては一般式(IV)のものを例示できる。
【0018】一般式(IV)
【化4】 また、該芳香族ポリアミドは、一般式(I)および/ま
たは一般式(II)で表される繰り返し単位を50モル%
以上含むものであって、50モル%未満は本発明を充た
す限りにおいて、例えば芳香族ポリイミド、芳香族ポリ
アミドイミド構造などの他の繰り返し単位が共重合、ま
たはブレンドされていても差し支えない。
たは一般式(II)で表される繰り返し単位を50モル%
以上含むものであって、50モル%未満は本発明を充た
す限りにおいて、例えば芳香族ポリイミド、芳香族ポリ
アミドイミド構造などの他の繰り返し単位が共重合、ま
たはブレンドされていても差し支えない。
【0019】また、該芳香族ポリアミドの湿度特性を向
上せしめる為に、これらの芳香環上の水素原子の一部
を、一般式(I)及び/または一般式(II)においてR,
R’,R”として表される、ハロゲン基(特に塩素)、
ニトロ基、炭素数1〜4のアルキル基(特にメチル
基)、炭素数1〜3のアルコキシ基などの置換基で置換
することを好ましく行うことができる。一般式(I)あ
るいは一般式(II)におけるl,m及びnの値は任意で
あるが、一般式(I)においては、l+mが1以上4以
下、好ましくは2以上4以下でかつl>0、m>0とす
るのが実用的である。l+mが5を超えるとフィルムが
脆くなり好ましくない。また、一般式(II)においては
nが0以上2以下、好ましくは1以上2以下であるのが
実用的である。また、導入可能な置換基の中で、好まし
く用いられる置換基としては、機械物性の低下がほとん
どないことから、塩素,メチル基,メトキシ基が挙げら
れ、耐湿熱性に優れ、伸度低下が少ないことから塩素が
より好ましい。しかしながら熱分解等でハロゲン化合
物、あるいは窒素化合物の発生が懸念されるときはハロ
ゲン基あるいはニトロ基で置換される芳香環は全芳香環
の15%未満となるようにすることが好ましい。
上せしめる為に、これらの芳香環上の水素原子の一部
を、一般式(I)及び/または一般式(II)においてR,
R’,R”として表される、ハロゲン基(特に塩素)、
ニトロ基、炭素数1〜4のアルキル基(特にメチル
基)、炭素数1〜3のアルコキシ基などの置換基で置換
することを好ましく行うことができる。一般式(I)あ
るいは一般式(II)におけるl,m及びnの値は任意で
あるが、一般式(I)においては、l+mが1以上4以
下、好ましくは2以上4以下でかつl>0、m>0とす
るのが実用的である。l+mが5を超えるとフィルムが
脆くなり好ましくない。また、一般式(II)においては
nが0以上2以下、好ましくは1以上2以下であるのが
実用的である。また、導入可能な置換基の中で、好まし
く用いられる置換基としては、機械物性の低下がほとん
どないことから、塩素,メチル基,メトキシ基が挙げら
れ、耐湿熱性に優れ、伸度低下が少ないことから塩素が
より好ましい。しかしながら熱分解等でハロゲン化合
物、あるいは窒素化合物の発生が懸念されるときはハロ
ゲン基あるいはニトロ基で置換される芳香環は全芳香環
の15%未満となるようにすることが好ましい。
【0020】また、サーマルヘッドへの影響を考慮すれ
ば、本発明に用いる基材フィルム中にはイオン性不純物
の含有量、特に周期律表のIA,IIA,VIIB族のイオ
ン、とりわけIA族、IIA族のイオンが300ppm以
下、好ましくは100ppm以下、更に好ましくは10
ppm以下であると良い。このイオン性不純物の量は基
材を熱水中で24時間加熱還流し抽出される量として求
められる。これらイオン性不純物が含まれているとサー
マルヘッド損傷の危険が大きい。また、イオン性不純物
の非透過材で基材フィルムの一部あるいは全体を被覆す
ることで本範囲となるよう調製することは好ましく行う
ことが可能であり、該層は機能的に後述するマット層、
アンカー層、スティッキング防止層のいずれかの機能を
有するものであることが好ましい。この基材中のイオン
性不純物量を減らす為には原料純度、添加物種,触媒種
の選択、重合条件の選択が重要であるが、製膜工程にお
いても後述するような方法を用いて達成することができ
る。
ば、本発明に用いる基材フィルム中にはイオン性不純物
の含有量、特に周期律表のIA,IIA,VIIB族のイオ
ン、とりわけIA族、IIA族のイオンが300ppm以
下、好ましくは100ppm以下、更に好ましくは10
ppm以下であると良い。このイオン性不純物の量は基
材を熱水中で24時間加熱還流し抽出される量として求
められる。これらイオン性不純物が含まれているとサー
マルヘッド損傷の危険が大きい。また、イオン性不純物
の非透過材で基材フィルムの一部あるいは全体を被覆す
ることで本範囲となるよう調製することは好ましく行う
ことが可能であり、該層は機能的に後述するマット層、
アンカー層、スティッキング防止層のいずれかの機能を
有するものであることが好ましい。この基材中のイオン
性不純物量を減らす為には原料純度、添加物種,触媒種
の選択、重合条件の選択が重要であるが、製膜工程にお
いても後述するような方法を用いて達成することができ
る。
【0021】また、本発明に用いる基材フィルム中に含
まれる分子量1000以下のオリゴマーの含有率は0.
5重量%以下、より好ましくは0.2重量%以下である
ことが好ましい。ここで言うオリゴマーとは芳香族ポリ
アミドを構成する分子の一部でも含有するものであり、
溶媒等との反応生成物も含まれる。これらオリゴマーが
基材中に多く残っていると使用時に析出し基材表面に形
成される感熱転写層その他の構成に対し接着性が悪くな
り剥離や印刷品位を低下させる等の問題となることがあ
る。また、ロール等に巻き付き易くなるのでおれやしわ
の発生原因ともなる。
まれる分子量1000以下のオリゴマーの含有率は0.
5重量%以下、より好ましくは0.2重量%以下である
ことが好ましい。ここで言うオリゴマーとは芳香族ポリ
アミドを構成する分子の一部でも含有するものであり、
溶媒等との反応生成物も含まれる。これらオリゴマーが
基材中に多く残っていると使用時に析出し基材表面に形
成される感熱転写層その他の構成に対し接着性が悪くな
り剥離や印刷品位を低下させる等の問題となることがあ
る。また、ロール等に巻き付き易くなるのでおれやしわ
の発生原因ともなる。
【0022】また、本発明に用いる基材フィルムを構成
する芳香族ポリアミドの重量平均分子量をMw、数平均
分子量をMnとした時、下式を充たすことが好ましく、 Mw/Mn≦4.5 より好ましくは、 1.2≦Mw/Mn≦3.5 である。一般に芳香族ポリアミドは不均一系で重合を行
うので分子量分布に変動がでやすいが、上式を充たす芳
香族ポリアミドは製膜性が格段に良く、また、耐熱性が
良好になる。
する芳香族ポリアミドの重量平均分子量をMw、数平均
分子量をMnとした時、下式を充たすことが好ましく、 Mw/Mn≦4.5 より好ましくは、 1.2≦Mw/Mn≦3.5 である。一般に芳香族ポリアミドは不均一系で重合を行
うので分子量分布に変動がでやすいが、上式を充たす芳
香族ポリアミドは製膜性が格段に良く、また、耐熱性が
良好になる。
【0023】本発明に用いられる基材フィルムの20
℃、相対湿度60%における長手方向のヤング率EMDは
6.86GPa以上である必要があり、好ましくは7.
84GPa以上、更に好ましくは8.82GPa以上で
ある。本願発明の範囲とすることにより薄物としても長
手方向に充分な剛性を有するので加工時あるいは使用時
の張力に耐え印刷品位が悪化しない。
℃、相対湿度60%における長手方向のヤング率EMDは
6.86GPa以上である必要があり、好ましくは7.
84GPa以上、更に好ましくは8.82GPa以上で
ある。本願発明の範囲とすることにより薄物としても長
手方向に充分な剛性を有するので加工時あるいは使用時
の張力に耐え印刷品位が悪化しない。
【0024】更に、20℃、相対湿度60%における幅
方向のヤング率をETDとした時、下式 EMD≧ETD×1.1 ETD≧6.86GPa 好ましくは、 EMD≧ETD×1.1 ETD≧7.84GPa より好ましくは、 EMD≧ETD×1.2 ETD≧7.84GPa を満たすことが好ましく、該範囲内に制御することで加
工時における応力にも耐え、また、スリット性に優れ基
材の切断面に傷が入り難く、耐久性に優れた記録材とで
きる。一方、ETD<6.86GPaでは幅方向のスティ
フネスが不足し、しわが生じ易く記録材の製造時あるい
は転写記録時の切れあるいは印刷品位の低下につながる
上、通常このようなときには長手方向の配向が強すぎる
ため、伸度低下や切れあるいは裂けの原因となる可能性
がある。
方向のヤング率をETDとした時、下式 EMD≧ETD×1.1 ETD≧6.86GPa 好ましくは、 EMD≧ETD×1.1 ETD≧7.84GPa より好ましくは、 EMD≧ETD×1.2 ETD≧7.84GPa を満たすことが好ましく、該範囲内に制御することで加
工時における応力にも耐え、また、スリット性に優れ基
材の切断面に傷が入り難く、耐久性に優れた記録材とで
きる。一方、ETD<6.86GPaでは幅方向のスティ
フネスが不足し、しわが生じ易く記録材の製造時あるい
は転写記録時の切れあるいは印刷品位の低下につながる
上、通常このようなときには長手方向の配向が強すぎる
ため、伸度低下や切れあるいは裂けの原因となる可能性
がある。
【0025】また、本発明に用いる基材フィルムを20
0℃で10分間処理後の寸法変化率は2%以下であるの
が好ましく、より好ましくは1%以下、更に好ましくは
0.5%以下である。感熱転写材は、特に幅方向におい
て、張力を受けること無く使用されるので熱による寸法
変動の影響を受け易い。寸法変化率が2%を越えれば感
熱転写材として用いたときにサーマルヘッドによる加熱
で寸法変化し、しわを生じて製品としての用をなさなく
なる場合が多い。特にラインヘッドを用いたフルカラー
印刷用途においては、例えばイエロー、シアン、マゼン
ダ、黒の4色の転写層を幅方向に並列して設ける構造を
とることが多いので、必然的に大面積のものになる。こ
のような場合、熱による寸法変動があれば位置精度に劣
り、特に印刷面端部の印刷品位が低下することもある。
0℃で10分間処理後の寸法変化率は2%以下であるの
が好ましく、より好ましくは1%以下、更に好ましくは
0.5%以下である。感熱転写材は、特に幅方向におい
て、張力を受けること無く使用されるので熱による寸法
変動の影響を受け易い。寸法変化率が2%を越えれば感
熱転写材として用いたときにサーマルヘッドによる加熱
で寸法変化し、しわを生じて製品としての用をなさなく
なる場合が多い。特にラインヘッドを用いたフルカラー
印刷用途においては、例えばイエロー、シアン、マゼン
ダ、黒の4色の転写層を幅方向に並列して設ける構造を
とることが多いので、必然的に大面積のものになる。こ
のような場合、熱による寸法変動があれば位置精度に劣
り、特に印刷面端部の印刷品位が低下することもある。
【0026】また、基材フィルムを200℃で10分間
処理後、該基材フィルムは実質的に平面を維持すること
が必要である。ここで、実質的に平面を維持するとは熱
処理後の基材フィルムを平面上に展開したときの全面積
に対する該平面への接触面積の比率によって評価し、6
0%以上、好ましくは70%以上、更に好ましくは80
%以上である。しかし、基材フィルムが細長い場合には
基材フィルムの湾曲率として評価し、2%以下、好まし
くは1.5%以下、更に好ましくは1%以下である。芳
香族ポリアミドフィルムは通常溶液製膜から得られる
が、該製膜法の欠点として面内方向の物性の不均一性が
あった。このような欠点を残したフィルムを基材フィル
ムとした時は、特に上記したような大面積の感熱転写材
としたときに僅かな熱収縮においてもしわを生じ易く、
印刷品位の低下を招く。
処理後、該基材フィルムは実質的に平面を維持すること
が必要である。ここで、実質的に平面を維持するとは熱
処理後の基材フィルムを平面上に展開したときの全面積
に対する該平面への接触面積の比率によって評価し、6
0%以上、好ましくは70%以上、更に好ましくは80
%以上である。しかし、基材フィルムが細長い場合には
基材フィルムの湾曲率として評価し、2%以下、好まし
くは1.5%以下、更に好ましくは1%以下である。芳
香族ポリアミドフィルムは通常溶液製膜から得られる
が、該製膜法の欠点として面内方向の物性の不均一性が
あった。このような欠点を残したフィルムを基材フィル
ムとした時は、特に上記したような大面積の感熱転写材
としたときに僅かな熱収縮においてもしわを生じ易く、
印刷品位の低下を招く。
【0027】本発明に用いる基材フィルムは、伸度とし
ても10%以上、好ましくは20%以上、更に好ましく
は30%以上であると靭性に優れ、適度な柔軟性を持つ
ため好ましい。
ても10%以上、好ましくは20%以上、更に好ましく
は30%以上であると靭性に優れ、適度な柔軟性を持つ
ため好ましい。
【0028】本発明に用いる基材フィルムは高いヤング
率を有するので比較的薄手にできるが厚みは種々の態様
にあわせ、好ましくは0.5〜20μm、より好ましく
は1〜10μm、更に好ましくは2〜8μm、特に好ま
しくは3〜7μmの範囲で用いると良い。余りに厚けれ
ばエネルギーの伝達が精密に行われないので印刷品位が
劣化し、余りに薄ければ応力下に変形を受け易い。
率を有するので比較的薄手にできるが厚みは種々の態様
にあわせ、好ましくは0.5〜20μm、より好ましく
は1〜10μm、更に好ましくは2〜8μm、特に好ま
しくは3〜7μmの範囲で用いると良い。余りに厚けれ
ばエネルギーの伝達が精密に行われないので印刷品位が
劣化し、余りに薄ければ応力下に変形を受け易い。
【0029】本発明のフィルムは積層されてなるもので
あっても良く、同一のポリマー種あるいは異種のポリマ
ー種から構成されていても差し支えない。また、上述の
特性は、積層フィルムとしたときにも満足することが好
ましい。
あっても良く、同一のポリマー種あるいは異種のポリマ
ー種から構成されていても差し支えない。また、上述の
特性は、積層フィルムとしたときにも満足することが好
ましい。
【0030】本発明は基材中に、走行性の安定化、エネ
ルギー伝達速度を高める等様々な目的で好ましく粒子を
含有させることができる。
ルギー伝達速度を高める等様々な目的で好ましく粒子を
含有させることができる。
【0031】このような粒子の種類としては、特に限定
されないが、例えば、SiO2 、TiO2 、TiN、A
l2 O3 、ZrO2 、CaCO3 、CaSO4 、BaS
O4、タルク、ゼオライト、その他の金属微粉末などの
無機粒子や、カーボンブラック、架橋ポリスチレン樹脂
等の有機粒子を挙げることができる。しかし、カーボン
ブラックのような白以外に着色した粒子は走行時にヘッ
ドあるいは印刷面を汚染することになるので好ましくな
い。また、余りに硬い粒子はヘッドを摩耗することもあ
るため好ましくない。
されないが、例えば、SiO2 、TiO2 、TiN、A
l2 O3 、ZrO2 、CaCO3 、CaSO4 、BaS
O4、タルク、ゼオライト、その他の金属微粉末などの
無機粒子や、カーボンブラック、架橋ポリスチレン樹脂
等の有機粒子を挙げることができる。しかし、カーボン
ブラックのような白以外に着色した粒子は走行時にヘッ
ドあるいは印刷面を汚染することになるので好ましくな
い。また、余りに硬い粒子はヘッドを摩耗することもあ
るため好ましくない。
【0032】また、該フィルムに含有される粒子の含有
量は0.01〜40重量%、好ましくは0.05〜10
重量%であると良い。
量は0.01〜40重量%、好ましくは0.05〜10
重量%であると良い。
【0033】また、後述するように基材表裏の表面粗さ
としては異なる設計思想により設計することが好まし
く、かかる思想の実現の一手段として、異なる化学組
成、高次構造を有するポリマー、あるいは粒径、硬さ等
が異なる粒子を含有する層を少なくとも2層以上積層し
て基材を作製することが好ましい。
としては異なる設計思想により設計することが好まし
く、かかる思想の実現の一手段として、異なる化学組
成、高次構造を有するポリマー、あるいは粒径、硬さ等
が異なる粒子を含有する層を少なくとも2層以上積層し
て基材を作製することが好ましい。
【0034】基材フィルムの感熱転写層を設けない側の
表面は適度な粗さを有していると走行性を改善すること
ができ、該面側はJIS−B−0601−1976に準
じて測定(カットオフ:0.25μm)した中心線平均
粗さRaとして2〜700nm、好ましくは10〜50
0nm、更に好ましくは20〜400nmの範囲である
ことが好ましい。2nm未満であれば走行性が悪くなっ
て印刷品位に悪影響が生じ、700nmを越えれば記録
材−ヘッド間に生じる空気の層によってエネルギー伝達
効率の低下、エネルギー伝達ムラを生じ印刷品位を低下
させることとなる。また、基材フィルムの感熱転写層面
の表面としても適度な粗さを有していれば、被記録材と
の摩擦によって被記録材を汚染することもなく、また、
走行性も良好となるので、該面側は先述の中心線平均粗
さRaとして3〜300nm、好ましくは10〜200
nmの範囲であることが好ましい。300nmを越える
と転写の位置精度がずれて印刷品位が低下する。
表面は適度な粗さを有していると走行性を改善すること
ができ、該面側はJIS−B−0601−1976に準
じて測定(カットオフ:0.25μm)した中心線平均
粗さRaとして2〜700nm、好ましくは10〜50
0nm、更に好ましくは20〜400nmの範囲である
ことが好ましい。2nm未満であれば走行性が悪くなっ
て印刷品位に悪影響が生じ、700nmを越えれば記録
材−ヘッド間に生じる空気の層によってエネルギー伝達
効率の低下、エネルギー伝達ムラを生じ印刷品位を低下
させることとなる。また、基材フィルムの感熱転写層面
の表面としても適度な粗さを有していれば、被記録材と
の摩擦によって被記録材を汚染することもなく、また、
走行性も良好となるので、該面側は先述の中心線平均粗
さRaとして3〜300nm、好ましくは10〜200
nmの範囲であることが好ましい。300nmを越える
と転写の位置精度がずれて印刷品位が低下する。
【0035】本発明は感熱転写記録材である。適用しう
る印刷方式としては溶融熱転写型、昇華型いずれの方式
でも良く、従って設けられる感熱転写層としても公知の
顔料系あるいは染料系のものを必要に応じパラフィン、
カルナバ、エステル類等の公知のワックス類や各種高分
子体をバインダ樹脂として使用できる。また、更に基材
層と感熱転写層との間にはアクリル樹脂、ウレタン樹
脂、ポリエステル樹脂などの層を介在させることがで
き、これらは帯電防止剤等の添加剤を含有していても構
わない。また感熱転写層の形成される面の反対側には走
行性を高める目的等で好ましくバックコート層を設ける
ことができる。かようなバックコート層の例としてはカ
ルナバ,エステル等のワックス類、熱硬化型樹脂、シリ
コーン樹脂、フッ素樹脂及びこれら樹脂に界面活性剤を
添加したもの等が挙げられる。
る印刷方式としては溶融熱転写型、昇華型いずれの方式
でも良く、従って設けられる感熱転写層としても公知の
顔料系あるいは染料系のものを必要に応じパラフィン、
カルナバ、エステル類等の公知のワックス類や各種高分
子体をバインダ樹脂として使用できる。また、更に基材
層と感熱転写層との間にはアクリル樹脂、ウレタン樹
脂、ポリエステル樹脂などの層を介在させることがで
き、これらは帯電防止剤等の添加剤を含有していても構
わない。また感熱転写層の形成される面の反対側には走
行性を高める目的等で好ましくバックコート層を設ける
ことができる。かようなバックコート層の例としてはカ
ルナバ,エステル等のワックス類、熱硬化型樹脂、シリ
コーン樹脂、フッ素樹脂及びこれら樹脂に界面活性剤を
添加したもの等が挙げられる。
【0036】本発明は耐熱性に優れた芳香族ポリアミド
を採用しており、また、高温でも実質的に平面を維持す
るので、一般的に高温での印刷を行う昇華型感熱記録用
転写材での使用に適し、特に上述したようなマルチユー
ス化技術の採用された感熱記録用転写材への適用に適し
ている。また、広幅化への適応性にも優れており、感熱
記録用転写材の幅としては好ましくは100mm以上、
更に好ましくは200mm以上、特に好ましくは250
mm以上への適用に好適であり、ラインヘッドを採用し
たA4あるいはB4規格以上の用紙への印刷に適する。
幅には特に上限はないが、プリンター設計上の制限によ
り規制される。
を採用しており、また、高温でも実質的に平面を維持す
るので、一般的に高温での印刷を行う昇華型感熱記録用
転写材での使用に適し、特に上述したようなマルチユー
ス化技術の採用された感熱記録用転写材への適用に適し
ている。また、広幅化への適応性にも優れており、感熱
記録用転写材の幅としては好ましくは100mm以上、
更に好ましくは200mm以上、特に好ましくは250
mm以上への適用に好適であり、ラインヘッドを採用し
たA4あるいはB4規格以上の用紙への印刷に適する。
幅には特に上限はないが、プリンター設計上の制限によ
り規制される。
【0037】次に本発明を得る方法について具体的に示
すが、本発明の感熱転写材はこの記載に限定を受けるも
のではない。
すが、本発明の感熱転写材はこの記載に限定を受けるも
のではない。
【0038】芳香族ポリアミドを得る方法は例えば、低
温溶液重合法、界面重合法、溶融重合法、固相重合法な
どが挙げられるが、本発明には溶液系、特に低温溶液重
合法にての重合が高剛性な基材として得易いため適して
いる。
温溶液重合法、界面重合法、溶融重合法、固相重合法な
どが挙げられるが、本発明には溶液系、特に低温溶液重
合法にての重合が高剛性な基材として得易いため適して
いる。
【0039】重合溶媒としては公知の溶媒例えばN−メ
チルピロリドン(NMP)、ジメチルアセトアミド(D
MAc)、ジメチルホルムアミド(DMF)などの非プ
ロトン性有機極性溶媒を用いる。この時重合溶媒中の水
分等の不純物は極力除かれていることがオリゴマーの生
成を抑制する上で好ましい。また、溶解助剤として塩化
リチウム、臭化リチウム、塩化カルシウムなどを加えて
も良い。次にモノマー(例えばジアミン及びジ酸クロリ
ド)を添加する。この時酸クロリドを分割して添加する
と発熱を抑制しオリゴマーの生成を防止できるが、分子
量分布がブロードになる傾向がある。芳香族ポリアミド
の高重合度化のためにはジアミン及び酸クロリドの等量
性は非常に重要であるが、重合度を調整する必要のある
時は熱安定性に優れることからジアミン成分を過剰に用
いることが好ましく、更にベンゾイルクロリド等を用い
て末端封鎖を好ましく行うことができる。
チルピロリドン(NMP)、ジメチルアセトアミド(D
MAc)、ジメチルホルムアミド(DMF)などの非プ
ロトン性有機極性溶媒を用いる。この時重合溶媒中の水
分等の不純物は極力除かれていることがオリゴマーの生
成を抑制する上で好ましい。また、溶解助剤として塩化
リチウム、臭化リチウム、塩化カルシウムなどを加えて
も良い。次にモノマー(例えばジアミン及びジ酸クロリ
ド)を添加する。この時酸クロリドを分割して添加する
と発熱を抑制しオリゴマーの生成を防止できるが、分子
量分布がブロードになる傾向がある。芳香族ポリアミド
の高重合度化のためにはジアミン及び酸クロリドの等量
性は非常に重要であるが、重合度を調整する必要のある
時は熱安定性に優れることからジアミン成分を過剰に用
いることが好ましく、更にベンゾイルクロリド等を用い
て末端封鎖を好ましく行うことができる。
【0040】また、反応容器としてはなるだけ効率的に
撹拌できるものを用いることが好ましい。芳香族ポリア
ミドの生成反応は大きな発熱を伴うものも多く、従って
重合初期には高速に攪拌することが好ましい。一方、重
合度の増大に伴って粘度が上昇した時には高速の攪拌は
かえって非効率的である。上記ケースはいずれもオリゴ
マーの生成の原因となるため、攪拌速度を重合度(粘
度)によって調節できる機構を有することが好ましい。
また、かかる手段を適正化することで、重合度が高くま
た分散度を小さくすることができ、数平均分子量を重量
平均分子量で除した値が本発明に好適な4.5以下、好
ましくは1.2以上3.5以下の範囲とすることができ
る。
撹拌できるものを用いることが好ましい。芳香族ポリア
ミドの生成反応は大きな発熱を伴うものも多く、従って
重合初期には高速に攪拌することが好ましい。一方、重
合度の増大に伴って粘度が上昇した時には高速の攪拌は
かえって非効率的である。上記ケースはいずれもオリゴ
マーの生成の原因となるため、攪拌速度を重合度(粘
度)によって調節できる機構を有することが好ましい。
また、かかる手段を適正化することで、重合度が高くま
た分散度を小さくすることができ、数平均分子量を重量
平均分子量で除した値が本発明に好適な4.5以下、好
ましくは1.2以上3.5以下の範囲とすることができ
る。
【0041】また、ポリマ溶液中に、塩化水素のような
酸を含有するとき、これを中和する場合には水酸化カル
シウム、炭酸カルシウム、炭酸リチウムなどの無機の中
和剤、またエチレンオキサイド、プロピレンオキサイ
ド、アンモニア、トリエチルアミン、トリエタノールア
ミン、ジエタノールアミンなどの有機の中和剤が使用さ
れる。一般的にこれら中和剤は先述の印刷品位を低下せ
しめる不純物成分として作用しうるが、後述するように
これら含有不純物成分は製膜工程を適正化することで効
果的に除去できる。
酸を含有するとき、これを中和する場合には水酸化カル
シウム、炭酸カルシウム、炭酸リチウムなどの無機の中
和剤、またエチレンオキサイド、プロピレンオキサイ
ド、アンモニア、トリエチルアミン、トリエタノールア
ミン、ジエタノールアミンなどの有機の中和剤が使用さ
れる。一般的にこれら中和剤は先述の印刷品位を低下せ
しめる不純物成分として作用しうるが、後述するように
これら含有不純物成分は製膜工程を適正化することで効
果的に除去できる。
【0042】これらポリマ溶液はそのまま製膜原液とし
て使用してもよく、あるいはポリマを一度単離してから
上記の有機溶媒や、硫酸等の無機溶剤に再溶解して製膜
原液を調製してもよい。またポリマ濃度は2〜40重量
%程度が好ましい。
て使用してもよく、あるいはポリマを一度単離してから
上記の有機溶媒や、硫酸等の無機溶剤に再溶解して製膜
原液を調製してもよい。またポリマ濃度は2〜40重量
%程度が好ましい。
【0043】本発明に好適な芳香族ポリアミドを得るた
めにはポリマの固有粘度(ポリマ0.5gを硫酸中で1
00mlの溶液として30℃で測定した値)は、0.5
以上であることが好ましい。
めにはポリマの固有粘度(ポリマ0.5gを硫酸中で1
00mlの溶液として30℃で測定した値)は、0.5
以上であることが好ましい。
【0044】粒子の添加方法に特に制限はないが、凝集
度の調整,粗大突起の出現を抑制するためには、例え
ば、粒子を予め10ポイズ以下好ましくは1ポイズ以下
の溶媒中に分散させる方法を挙げることができる。溶媒
としては、製膜時に用いるものと同一であることが好ま
しいが、特に悪影響が見られないときには、他の溶媒を
用いて差し支えない。また、これら溶媒には分散助剤等
の添加物が分散に悪影響を及ぼさない範囲で用いられて
構わない。粒子の分散には撹拌分散器、ボールミル、超
音波分散器等を用い、粒子径、凝集度を調整する。
度の調整,粗大突起の出現を抑制するためには、例え
ば、粒子を予め10ポイズ以下好ましくは1ポイズ以下
の溶媒中に分散させる方法を挙げることができる。溶媒
としては、製膜時に用いるものと同一であることが好ま
しいが、特に悪影響が見られないときには、他の溶媒を
用いて差し支えない。また、これら溶媒には分散助剤等
の添加物が分散に悪影響を及ぼさない範囲で用いられて
構わない。粒子の分散には撹拌分散器、ボールミル、超
音波分散器等を用い、粒子径、凝集度を調整する。
【0045】この分散された粒子は前記ポリマ溶液に混
合するが、混合にあたっては重合前の溶媒に添加あるい
は重合後に添加あるいはポリマ溶液調整時に添加しても
よく、さらにはキャスト直前でも構わないが、原液中に
均一に分散されていることが走行性、良好な印刷品位の
確保の点で重要である。
合するが、混合にあたっては重合前の溶媒に添加あるい
は重合後に添加あるいはポリマ溶液調整時に添加しても
よく、さらにはキャスト直前でも構わないが、原液中に
均一に分散されていることが走行性、良好な印刷品位の
確保の点で重要である。
【0046】上記のように調製された製膜原液は、いわ
ゆる溶液製膜法によりフィルム化が行なわれる。溶液製
膜法には乾湿式法、乾式法、湿式法などがありいづれの
方法で製膜されても差し支えないが、乾式法はイオン性
不純物を含む不揮発性の不純物を除去し得ないため一般
的でない。
ゆる溶液製膜法によりフィルム化が行なわれる。溶液製
膜法には乾湿式法、乾式法、湿式法などがありいづれの
方法で製膜されても差し支えないが、乾式法はイオン性
不純物を含む不揮発性の不純物を除去し得ないため一般
的でない。
【0047】製膜はまず、該原液を口金からニッケル、
ステンレス、銅、チタン、ハステロイ、タンタル等の素
材からなるドラム、エンドレスベルト等の支持体上に押
し出して薄膜とする。この時 口金近傍における任意の
2点の温度差を10℃以下、好ましくは6℃以下、更に
好ましくは4℃以下に制御あるいは吐出厚み斑を10%
以内、好ましくは5%以内、更に好ましくは2%以内に
制御する。該制御の無いときは後工程において溶媒の乾
燥、溶媒の抽出挙動、ゲルフィルムの乾燥挙動が不均一
になり、その結果、面内方向において物性(特に熱寸法
変化)が不均一となる。かかる制御のためには、口金形
状、口金リップの間隔の制御はもちろんのこと口金全体
をポリマー溶液温度に近い一定温度の雰囲気下においた
り、口金を暖めるヒーターにセンサーを具して温度制御
するなどの手段をとる。
ステンレス、銅、チタン、ハステロイ、タンタル等の素
材からなるドラム、エンドレスベルト等の支持体上に押
し出して薄膜とする。この時 口金近傍における任意の
2点の温度差を10℃以下、好ましくは6℃以下、更に
好ましくは4℃以下に制御あるいは吐出厚み斑を10%
以内、好ましくは5%以内、更に好ましくは2%以内に
制御する。該制御の無いときは後工程において溶媒の乾
燥、溶媒の抽出挙動、ゲルフィルムの乾燥挙動が不均一
になり、その結果、面内方向において物性(特に熱寸法
変化)が不均一となる。かかる制御のためには、口金形
状、口金リップの間隔の制御はもちろんのこと口金全体
をポリマー溶液温度に近い一定温度の雰囲気下においた
り、口金を暖めるヒーターにセンサーを具して温度制御
するなどの手段をとる。
【0048】次いで必要に応じてかかる薄膜層から溶媒
を蒸発させ薄膜が自己保持性をもつまで乾燥あるいは湿
時に処理を行う。乾燥条件は例えば、室温〜250℃、
60分以内の範囲、好ましくは室温〜200℃の範囲で
行うことができる。250℃を越えると表面が荒れ印刷
品位低下の原因となることがある。この時薄膜の幅方向
における乾燥量は一定とするべきであり、処理槽中薄膜
層近傍において該薄膜幅方向の温度のバラツキを5%以
内、好ましくは3%以内にする。また、該薄膜層に湿時
に処理するときは50℃以上で相対湿度70%以上の雰
囲気に通じたり、該条件のガスを吹き付けたりして、薄
膜層に吸収させる。この時もまた処理槽中薄膜層近傍に
おいて該薄膜幅方向の水蒸気含有率のバラツキを5%以
内にする。該制御が無いときも面内方向において物性
(特に熱寸法変化)が不均一となる。かかる制御のため
には、十分に大きな処理槽を用いたり、薄膜層端部のヒ
ーターあるいはスチーマーの出力を若干高めにするなど
の手段をとる。
を蒸発させ薄膜が自己保持性をもつまで乾燥あるいは湿
時に処理を行う。乾燥条件は例えば、室温〜250℃、
60分以内の範囲、好ましくは室温〜200℃の範囲で
行うことができる。250℃を越えると表面が荒れ印刷
品位低下の原因となることがある。この時薄膜の幅方向
における乾燥量は一定とするべきであり、処理槽中薄膜
層近傍において該薄膜幅方向の温度のバラツキを5%以
内、好ましくは3%以内にする。また、該薄膜層に湿時
に処理するときは50℃以上で相対湿度70%以上の雰
囲気に通じたり、該条件のガスを吹き付けたりして、薄
膜層に吸収させる。この時もまた処理槽中薄膜層近傍に
おいて該薄膜幅方向の水蒸気含有率のバラツキを5%以
内にする。該制御が無いときも面内方向において物性
(特に熱寸法変化)が不均一となる。かかる制御のため
には、十分に大きな処理槽を用いたり、薄膜層端部のヒ
ーターあるいはスチーマーの出力を若干高めにするなど
の手段をとる。
【0049】上記の処理を終えたフィルムは支持体から
剥離あるいは支持体に担持されたま湿式工程に導入され
るが、湿式工程で不純物の脱離を効果的に行うためには
自己保持性を失わない範囲で薄膜中のポリマ濃度がなる
だけ低いことが好ましく、50%以下であれば容易に目
的を達することができる。剥離したフィルムは次いで脱
塩、脱溶媒などが行なわれ、さらに延伸、乾燥、熱処理
が行なわれてフィルムとなる。
剥離あるいは支持体に担持されたま湿式工程に導入され
るが、湿式工程で不純物の脱離を効果的に行うためには
自己保持性を失わない範囲で薄膜中のポリマ濃度がなる
だけ低いことが好ましく、50%以下であれば容易に目
的を達することができる。剥離したフィルムは次いで脱
塩、脱溶媒などが行なわれ、さらに延伸、乾燥、熱処理
が行なわれてフィルムとなる。
【0050】本発明において湿式工程、延伸・熱処理工
程は重要な役割をもつ。湿式工程をには水を脱溶媒とし
ても構わないが、水と有機溶媒との混合媒、あるいは無
機物の水溶液を好適に用いることができる。この時有機
溶媒としては水溶性であり、好ましくは重合溶媒と同
様、N−メチルピロリドン(NMP)、ジメチルアセト
アミド(DMAc)、ジメチルホルムアミド(DMF)
などの非プロトン性有機極性溶媒が好ましい。該湿式工
程では薄膜中の溶媒あるいは塩が抽出されるが抽出され
た溶媒などが薄膜近傍に滞留すると抽出効率は一定でな
くなって後工程においてフィルム物性が不均一なものと
なる。かかる制御に本発明においては薄膜近傍の浴組成
物濃度のばらつきをできるだけ抑えるよう強制的に生じ
せしめた流れがフィルム表面にあるように循環装置や吹
き出し装置を設けたりする。また、走行するフィルムに
空気が随伴され、薄膜表面に気泡が付着して浴中に導入
されると該部分のみ抽出挙動が異なってフィルム物性が
不均一なものとなるため、必要に応じ浴導入後すぐにガ
イドを設け気泡の除去をはかる。また、浴組成比を変化
させた複数の浴を用いるとイオン性不純物やその他本来
不要な添加物を系外へ排出でき、より好適なフィルムと
することができる。また、温度は低い方が緻密なフィル
ムとなり好適だが浴組成が適当であれば速度的メリット
から、本発明の目的を損なわない範囲で高くすることが
好ましい。
程は重要な役割をもつ。湿式工程をには水を脱溶媒とし
ても構わないが、水と有機溶媒との混合媒、あるいは無
機物の水溶液を好適に用いることができる。この時有機
溶媒としては水溶性であり、好ましくは重合溶媒と同
様、N−メチルピロリドン(NMP)、ジメチルアセト
アミド(DMAc)、ジメチルホルムアミド(DMF)
などの非プロトン性有機極性溶媒が好ましい。該湿式工
程では薄膜中の溶媒あるいは塩が抽出されるが抽出され
た溶媒などが薄膜近傍に滞留すると抽出効率は一定でな
くなって後工程においてフィルム物性が不均一なものと
なる。かかる制御に本発明においては薄膜近傍の浴組成
物濃度のばらつきをできるだけ抑えるよう強制的に生じ
せしめた流れがフィルム表面にあるように循環装置や吹
き出し装置を設けたりする。また、走行するフィルムに
空気が随伴され、薄膜表面に気泡が付着して浴中に導入
されると該部分のみ抽出挙動が異なってフィルム物性が
不均一なものとなるため、必要に応じ浴導入後すぐにガ
イドを設け気泡の除去をはかる。また、浴組成比を変化
させた複数の浴を用いるとイオン性不純物やその他本来
不要な添加物を系外へ排出でき、より好適なフィルムと
することができる。また、温度は低い方が緻密なフィル
ムとなり好適だが浴組成が適当であれば速度的メリット
から、本発明の目的を損なわない範囲で高くすることが
好ましい。
【0051】湿式工程を経たゲルフィルムは次いで延伸
・熱処理工程に賦されるがゲルフィルム表面に溶媒が付
着したまま導入すると熱寸法変化の不均一性の原因とな
るため本発明においては湿式工程後ニップロールあるい
は吸引手段を具したロールなどの装置、スクレイパーな
どの機械的手段、少量であれば100℃程度の熱板また
は雰囲気中に通じて付着溶媒を除去後延伸・熱処理す
る。延伸は延伸倍率として面倍率で0.8〜5.0(面
倍率とは延伸後のフィルム面積を延伸前のフィルムの面
積で除した値で定義する。1以下はリラックスを意味す
る。)の範囲内にあることが好ましく、より好ましくは
1.0〜3.5倍である。この時縦方向により大きく延
伸倍率をとることによって本発明のヤング率を充たすこ
とができる。更に、200℃〜500℃、好ましくは2
50℃〜400℃の温度で数秒から数分間熱処理及び弛
緩処理を行うことで更に機械特性、熱的特性、熱寸法変
化率、面内における寸法変化斑が改善される。また、熱
処理後のフィルムを徐冷することで熱寸法変化率、面内
における寸法変化斑がより改善され、50℃/秒以下の
速度で冷却することが有効である。本発明においては、
延伸・熱処理にあたっても基材フィルム近傍の温度が幅
方向において5%以内とすることが必要である。該制御
ができていない時、平均的には熱寸法変化率が本発明の
好ましい範囲であっても温度の高い部分はより延伸ある
いは結晶化が進んでいるため製品の熱寸法変化斑の原因
となる。かかる制御のため本発明においては、十分に大
きな熱処理槽を用いるか、あるいはフィルム端部のヒー
ター出力を若干高めにするなどの手段をとる。また、誘
電加熱や赤外線を用いた加熱手段を用いることもでき
る。
・熱処理工程に賦されるがゲルフィルム表面に溶媒が付
着したまま導入すると熱寸法変化の不均一性の原因とな
るため本発明においては湿式工程後ニップロールあるい
は吸引手段を具したロールなどの装置、スクレイパーな
どの機械的手段、少量であれば100℃程度の熱板また
は雰囲気中に通じて付着溶媒を除去後延伸・熱処理す
る。延伸は延伸倍率として面倍率で0.8〜5.0(面
倍率とは延伸後のフィルム面積を延伸前のフィルムの面
積で除した値で定義する。1以下はリラックスを意味す
る。)の範囲内にあることが好ましく、より好ましくは
1.0〜3.5倍である。この時縦方向により大きく延
伸倍率をとることによって本発明のヤング率を充たすこ
とができる。更に、200℃〜500℃、好ましくは2
50℃〜400℃の温度で数秒から数分間熱処理及び弛
緩処理を行うことで更に機械特性、熱的特性、熱寸法変
化率、面内における寸法変化斑が改善される。また、熱
処理後のフィルムを徐冷することで熱寸法変化率、面内
における寸法変化斑がより改善され、50℃/秒以下の
速度で冷却することが有効である。本発明においては、
延伸・熱処理にあたっても基材フィルム近傍の温度が幅
方向において5%以内とすることが必要である。該制御
ができていない時、平均的には熱寸法変化率が本発明の
好ましい範囲であっても温度の高い部分はより延伸ある
いは結晶化が進んでいるため製品の熱寸法変化斑の原因
となる。かかる制御のため本発明においては、十分に大
きな熱処理槽を用いるか、あるいはフィルム端部のヒー
ター出力を若干高めにするなどの手段をとる。また、誘
電加熱や赤外線を用いた加熱手段を用いることもでき
る。
【0052】なお、本発明のフィルムは、積層フィルム
であってもよい。例えば2層の場合には、重合した芳香
族ポリアミド溶液を二分し、必要に応じそれぞれ異なる
粒子を添加しても良く、その後積層する。さらに3層以
上の場合も同様である。これら積層の方法としては、周
知の方法たとえば、口金内での積層、複合管での積層
や、一旦1層を形成しておいてその上に他の層を形成す
る方法などがある。異成分の積層フィルムにおいては各
層毎に先述の吐出厚み斑の条件を満たすことが好まし
い。
であってもよい。例えば2層の場合には、重合した芳香
族ポリアミド溶液を二分し、必要に応じそれぞれ異なる
粒子を添加しても良く、その後積層する。さらに3層以
上の場合も同様である。これら積層の方法としては、周
知の方法たとえば、口金内での積層、複合管での積層
や、一旦1層を形成しておいてその上に他の層を形成す
る方法などがある。異成分の積層フィルムにおいては各
層毎に先述の吐出厚み斑の条件を満たすことが好まし
い。
【0053】ついで、得られた基材に感熱転写層等を形
成する。
成する。
【0054】熱溶融性転写剤としては、着色剤とエチレ
ン−ビニルアルコール共重合体、パラフィンワックス、
カルナバワックス等を配合して調製する。着色剤として
は、シアン、マゼンダ、イエロー、ブラックを形成する
着色剤の他に、他の色の着色剤も用いることができる。
該転写剤の付与量は目的に応じ任意であるが高品質の印
字を安定に行うためには、厚さ3〜20μmが適当であ
る。
ン−ビニルアルコール共重合体、パラフィンワックス、
カルナバワックス等を配合して調製する。着色剤として
は、シアン、マゼンダ、イエロー、ブラックを形成する
着色剤の他に、他の色の着色剤も用いることができる。
該転写剤の付与量は目的に応じ任意であるが高品質の印
字を安定に行うためには、厚さ3〜20μmが適当であ
る。
【0055】熱昇華性転写剤としては、例えばアントラ
キノン系、アゾ系、ナフトキノン系、ポリメチレン系、
トリフェニルメタン系、フェノキサジン系、ロイコオー
ラミン系、スピロピラン系等の染料(分散染料を用いる
ことが好ましい)とポリビニルブチラール、ポリサルフ
ォン、ポリカーボネート、ポリフェニレンオキシド、セ
ルロース系材料等のバインダー、その他の添加材を溶剤
に分散あるいは溶解し用いる。該転写剤の付与量として
は目的に応じ任意であるが、厚さ0.5〜20μmが適
当である。
キノン系、アゾ系、ナフトキノン系、ポリメチレン系、
トリフェニルメタン系、フェノキサジン系、ロイコオー
ラミン系、スピロピラン系等の染料(分散染料を用いる
ことが好ましい)とポリビニルブチラール、ポリサルフ
ォン、ポリカーボネート、ポリフェニレンオキシド、セ
ルロース系材料等のバインダー、その他の添加材を溶剤
に分散あるいは溶解し用いる。該転写剤の付与量として
は目的に応じ任意であるが、厚さ0.5〜20μmが適
当である。
【0056】多数回印刷を可能とする手段については従
来公知の方法が使用可能であり、例えば転写剤の融点あ
るいは昇華を始める温度よりも熱軟化点が高く、かつ転
写剤との親和性が低いバインダを用いて転写層を形成し
たり、非常に凝集性が高い粒子を添加して転写層を形成
する方法等を挙げることができる。
来公知の方法が使用可能であり、例えば転写剤の融点あ
るいは昇華を始める温度よりも熱軟化点が高く、かつ転
写剤との親和性が低いバインダを用いて転写層を形成し
たり、非常に凝集性が高い粒子を添加して転写層を形成
する方法等を挙げることができる。
【0057】また、アンカー層は任意に形成が可能であ
る。このアンカー層としては従来公知の樹脂から上記感
熱転写層と接着性が良い樹脂を選択して使用すれば良
い。
る。このアンカー層としては従来公知の樹脂から上記感
熱転写層と接着性が良い樹脂を選択して使用すれば良
い。
【0058】また、マット層は任意に形成が可能であ
る。このマット層としては、耐熱性、熱離型性を有する
公知の材料から選択でき、厚みとしても0.1〜3μm
程度の薄膜であると熱感度が良好となり好ましい。
る。このマット層としては、耐熱性、熱離型性を有する
公知の材料から選択でき、厚みとしても0.1〜3μm
程度の薄膜であると熱感度が良好となり好ましい。
【0059】このマット層を形成する樹脂としては例え
ば、ガラス転移点が60℃以上のアクリル系樹脂、ポリ
エステル系樹脂、フェノール樹脂、フッ素樹脂、ポリイ
ミド樹脂、シリコーン樹脂等の合成樹脂、あるいはOH
基あるいはCOOH基を有する熱可塑性樹脂にアミノ基
を二個以上有する化合物またはジ(あるいはトリ)イソ
シアネートを加えた樹脂等が好適である。
ば、ガラス転移点が60℃以上のアクリル系樹脂、ポリ
エステル系樹脂、フェノール樹脂、フッ素樹脂、ポリイ
ミド樹脂、シリコーン樹脂等の合成樹脂、あるいはOH
基あるいはCOOH基を有する熱可塑性樹脂にアミノ基
を二個以上有する化合物またはジ(あるいはトリ)イソ
シアネートを加えた樹脂等が好適である。
【0060】また、これら樹脂に熱離型剤や滑剤として
ポリエチレンワックス、パラフィンワックス等のワック
ス剤、高級脂肪酸のアミド、エステル及び塩、高級アル
コールやレシチン等のリン酸エステル、テフロン、ポリ
フッ化ビニル等のフッ素樹脂、グアナミン樹脂、シリ
カ、タルク、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、沈降
性硫酸バリウム、アルミナ、酸性白土、チタンホワイ
ト、カーボンブラック等を添加してもよい。
ポリエチレンワックス、パラフィンワックス等のワック
ス剤、高級脂肪酸のアミド、エステル及び塩、高級アル
コールやレシチン等のリン酸エステル、テフロン、ポリ
フッ化ビニル等のフッ素樹脂、グアナミン樹脂、シリ
カ、タルク、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、沈降
性硫酸バリウム、アルミナ、酸性白土、チタンホワイ
ト、カーボンブラック等を添加してもよい。
【0061】上記アンカー層、マット層の形成には、こ
れら構成材料を適宜溶剤に溶解または分散させ、コーテ
ィングに適した粘度に調製の上、公知のコーティング手
段を用いることによって行うことができる。
れら構成材料を適宜溶剤に溶解または分散させ、コーテ
ィングに適した粘度に調製の上、公知のコーティング手
段を用いることによって行うことができる。
【0062】また、サーマルヘッド側には必要に応じス
ティッキング防止層が形成されていても構わない。この
構成成分、及び形成方法としては先述のマット層の形成
と同様に選択することができ、更に導電性物質、着色剤
を含有させることができる。
ティッキング防止層が形成されていても構わない。この
構成成分、及び形成方法としては先述のマット層の形成
と同様に選択することができ、更に導電性物質、着色剤
を含有させることができる。
【0063】また、走行性を良好とするために、ガラス
との動摩擦係数として1.0以下であることが好まし
く、これは基材フィルム中あるいはスティッキング防止
層に含有される滑剤等の成分の種類及び大きさ、含有
量、厚み等で調整することが可能である。
との動摩擦係数として1.0以下であることが好まし
く、これは基材フィルム中あるいはスティッキング防止
層に含有される滑剤等の成分の種類及び大きさ、含有
量、厚み等で調整することが可能である。
【0064】なお、本発明は感熱ヘッドを用いての記録
に好適であるが、感熱ヘッド以外の加熱手段、例えば熱
印板、レーザー光、電気を通じたりして基材フィルム中
での発熱させる等の手段を用いての記録にも用いること
ができる。
に好適であるが、感熱ヘッド以外の加熱手段、例えば熱
印板、レーザー光、電気を通じたりして基材フィルム中
での発熱させる等の手段を用いての記録にも用いること
ができる。
【0065】
【実施例】本発明の物性の測定方法、効果の評価方法は
次の方法による。本実施例では下記(1)〜(5)の物
性は基材フィルム原反に(6)に記した加工を行って得
た感熱転写記録材から基材以外の部分を除去して得たも
のである。また、基材の試長、試幅は便宜的に定めたも
ので、これら物性値について本質的には無関係であるこ
とは当業者ならずとも容易に類推できることである。
次の方法による。本実施例では下記(1)〜(5)の物
性は基材フィルム原反に(6)に記した加工を行って得
た感熱転写記録材から基材以外の部分を除去して得たも
のである。また、基材の試長、試幅は便宜的に定めたも
ので、これら物性値について本質的には無関係であるこ
とは当業者ならずとも容易に類推できることである。
【0066】(1)引っ張り伸度、ヤング率 インストロンタイプの引っ張り試験機を用いて測定し
た。試験片は10mm幅で50mm長さ、引っ張り速度
は300mm/分である。また、サンプル準備には恒温
恒湿槽を用い、20℃、60%RHで48時間調温調湿
したサンプルを用い、槽から取り出し素早く測定した。
た。試験片は10mm幅で50mm長さ、引っ張り速度
は300mm/分である。また、サンプル準備には恒温
恒湿槽を用い、20℃、60%RHで48時間調温調湿
したサンプルを用い、槽から取り出し素早く測定した。
【0067】(2)熱寸法変化率 基材フィルムの長手方向及び/または幅方向について、
幅10mm、長さ250mmに切り、それぞれ両端から
25mmの位置に印をつけて試長200mmの試験片を
作成した。これを200℃に保ったオーブン中に無張力
下に導入し、10分間加熱、放冷後の長さを測定して熱
寸法変化率を次式によって算出し、長手方向,幅方向の
内大きい方の値を熱寸法変化率とした。
幅10mm、長さ250mmに切り、それぞれ両端から
25mmの位置に印をつけて試長200mmの試験片を
作成した。これを200℃に保ったオーブン中に無張力
下に導入し、10分間加熱、放冷後の長さを測定して熱
寸法変化率を次式によって算出し、長手方向,幅方向の
内大きい方の値を熱寸法変化率とした。
【0068】(試長(mm)-加熱後の長さ(mm))/(試長
(mm))×100 (%)
(mm))×100 (%)
【0069】(3)熱処理後の平面性 少なくとも500cm2 (但し、なるだけ正方形あるい
は円形にサンプリングする)の基材フィルムについて、
上記(2)の熱処理を実施し、処理後の基材フィルムを
平板上に広げられた厚手のエクセーヌ(東レ(株)製)
上にブラシで展開する。次いで、接触せずに膨らんでい
る部分をマーキングして面積をはかり、下式により求め
た。
は円形にサンプリングする)の基材フィルムについて、
上記(2)の熱処理を実施し、処理後の基材フィルムを
平板上に広げられた厚手のエクセーヌ(東レ(株)製)
上にブラシで展開する。次いで、接触せずに膨らんでい
る部分をマーキングして面積をはかり、下式により求め
た。
【0070】(1−(マーキング部分の面積)/(熱処
理前の基材フィルム面積))×100 (%)
理前の基材フィルム面積))×100 (%)
【0071】また、基材フィルム幅が50mmに満たな
い場合には、長さ110cmの該基材フィルム上の端部
から50mmのところに3ないし5mm間隔で長手方向
に長さ100cmの直線を引く。ついで、上記(2)の
熱処理を実施する。処理後のフィルムを方眼紙上に展開
し、基材フィルム端部及び先述の直線それぞれについ
て、両端を結ぶ直線からの最大乖離量を求め、下式によ
って計算し、その内最も大きな値をとったものを評価値
とする。
い場合には、長さ110cmの該基材フィルム上の端部
から50mmのところに3ないし5mm間隔で長手方向
に長さ100cmの直線を引く。ついで、上記(2)の
熱処理を実施する。処理後のフィルムを方眼紙上に展開
し、基材フィルム端部及び先述の直線それぞれについ
て、両端を結ぶ直線からの最大乖離量を求め、下式によ
って計算し、その内最も大きな値をとったものを評価値
とする。
【0072】(乖離量)/(フィルムあるいは熱処理前
の直線の長さ)×100 (%)
の直線の長さ)×100 (%)
【0073】(4)イオン性不純物量 陽イオン及び陰イオンを下記(4−1)及び(4−2)
の方法で測定しその和をイオン性不純物量とした。
の方法で測定しその和をイオン性不純物量とした。
【0074】(4−1)金属イオンの定性及び定量 基材フィルム20グラムを精秤し、熱水中24時間還流
しイオン性化合物の抽出を行った。ろ過後ろ液を蒸発乾
固させ、これを硝酸やフッ化水素酸に溶解後希硝酸で定
容とした。この定容液について、K,Naは原子吸光光
度法により、その他成分はICP発光分析法によって分
析した。なお、単位ppmはμg/gである。
しイオン性化合物の抽出を行った。ろ過後ろ液を蒸発乾
固させ、これを硝酸やフッ化水素酸に溶解後希硝酸で定
容とした。この定容液について、K,Naは原子吸光光
度法により、その他成分はICP発光分析法によって分
析した。なお、単位ppmはμg/gである。
【0075】(4−2)陰イオン量 基材フィルム20グラムを精秤し、熱水中24時間還流
しイオン性化合物の抽出を行った。次いで抽出液を予め
作成した検量線をもとにイオンクロマトグラフにて定量
を行った。なお、単位ppmはμg/gである。
しイオン性化合物の抽出を行った。次いで抽出液を予め
作成した検量線をもとにイオンクロマトグラフにて定量
を行った。なお、単位ppmはμg/gである。
【0076】(5)オリゴマー含有量、分子量分布 フィルムを溶媒中に溶解し、ゲル浸透クロマトグラフ
(GPC)に低角度レーザー光散乱光度計(LALL
S)及び示差屈折率計(RI)を組み入れ、GPC装置
でサイズ分別された分子鎖溶液の光散乱強度及び屈折率
差を溶出時間を追って測定することにより、溶質の分子
量とその含有率を順次計算し最終的には高分子量物質の
絶対分子量分布を求め算出した。絶対分子量の校正には
ジフェニルメタンを用いた。
(GPC)に低角度レーザー光散乱光度計(LALL
S)及び示差屈折率計(RI)を組み入れ、GPC装置
でサイズ分別された分子鎖溶液の光散乱強度及び屈折率
差を溶出時間を追って測定することにより、溶質の分子
量とその含有率を順次計算し最終的には高分子量物質の
絶対分子量分布を求め算出した。絶対分子量の校正には
ジフェニルメタンを用いた。
【0077】簡便な方法としては単にサイズ分別された
溶液の分子量1000以下のフラクションを集め、溶媒
を除去して求めることもできる。
溶液の分子量1000以下のフラクションを集め、溶媒
を除去して求めることもできる。
【0078】(6)印刷品位 基材フィルムの感熱転写層を形成しようとする面の表面
にコロナ処理を行い、次いでアクリル系樹脂からなるア
ンカー層を形成した。
にコロナ処理を行い、次いでアクリル系樹脂からなるア
ンカー層を形成した。
【0079】次いで、イエロー、シアン、マゼンダ、黒
の4種の昇華性染料−バインダー混合物からなる塗料を
塗布乾燥し、4色の感熱転写記録層を形成した。
の4種の昇華性染料−バインダー混合物からなる塗料を
塗布乾燥し、4色の感熱転写記録層を形成した。
【0080】 染料 10重量部 粒子含有ポリビニルブチラール樹脂 20重量部 トルエン 90重量部 メチルエチルケトン 90重量部 このシートを用いA4判エッジ型ラインヘッドを具した
印刷機で印可電力20W/mm2 、パルス幅4ms、押
圧110g/cmでフルカラー印刷を行い印刷特性を判
定した。印刷品位を次の評価段階で評価した。
印刷機で印可電力20W/mm2 、パルス幅4ms、押
圧110g/cmでフルカラー印刷を行い印刷特性を判
定した。印刷品位を次の評価段階で評価した。
【0081】◎◎:極めて優れている。 ◎:優れている。 ○:良好である。 △:同等あるいは若干不満のあるレベルである。 ×:悪い。
【0082】実施例1〜8、比較例1〜6 原料欄に示す各略記号はそれぞれ次の通りである。
【0083】芳香族ジアミン成分: MA:メタフェニレンジアミン CPA:クロロパラフェニレンジアミン DPX:2,5'−ジメチルパラフェニレンジアミン DMB:3,3'−ジメチルベンジジン DOB:3,3'−ジメトキシベンジジン DPE:4,4'−ジアミノジフェニルエーテル 酸クロリド成分: TPC:テレフタロイルジクロリド IPC:イソフタロイルジクロリド CTPC:クロロテレフタロイルジクロリド
【0084】実施例1 N−メチルピロリドン(NMP)に芳香族ジアミン成分
として80モル%に相当するCPAと、20モル%に相
当するDPEとを溶解させ、これに100モル%に相当
するCTPCを添加し、最初高速にそして徐々に速度を
落としつつ2時間撹拌して重合を完了した。これを水酸
化リチウムで中和して、ポリマ濃度10重量%の芳香族
ポリアミド溶液を得た。
として80モル%に相当するCPAと、20モル%に相
当するDPEとを溶解させ、これに100モル%に相当
するCTPCを添加し、最初高速にそして徐々に速度を
落としつつ2時間撹拌して重合を完了した。これを水酸
化リチウムで中和して、ポリマ濃度10重量%の芳香族
ポリアミド溶液を得た。
【0085】次に、この芳香族ポリアミド溶液に、予め
NMP中に分散させた平均粒径0.8μmのシリカ粒子
スラリーをポリマ比1.0重量%となるように添加し、
一様に分散させた。
NMP中に分散させた平均粒径0.8μmのシリカ粒子
スラリーをポリマ比1.0重量%となるように添加し、
一様に分散させた。
【0086】このポリマー溶液を20μmカットのフィ
ルターを通した後、口金吐出部近傍に制御熱電対を有す
るヒーティングブロックを幅方向に10個配して口金を
覆い、そして各々が50℃に温度制御された口金からス
テンレス製ベルト上に流延し、各ノズル毎の熱風温度及
び風量を個別に自動調整できる乾燥機中で平均温度18
0℃で2分間加熱して溶媒を蒸発させ、自己保持性を得
たフィルムをベルトから連続的に剥離した。この時口金
吐出部近傍において幅方向の実温度斑は3℃以内となっ
ていることを確認した。また、乾燥機中に幅方向に4点
の熱電対群を10群長手方向(これらは乾燥機内のフィ
ルムに対しほぼ均等に配した。)に配してフィルム近傍
の温度を観測したが、幅方向の各測定群において温度差
は3℃以内となっていることを確認した。
ルターを通した後、口金吐出部近傍に制御熱電対を有す
るヒーティングブロックを幅方向に10個配して口金を
覆い、そして各々が50℃に温度制御された口金からス
テンレス製ベルト上に流延し、各ノズル毎の熱風温度及
び風量を個別に自動調整できる乾燥機中で平均温度18
0℃で2分間加熱して溶媒を蒸発させ、自己保持性を得
たフィルムをベルトから連続的に剥離した。この時口金
吐出部近傍において幅方向の実温度斑は3℃以内となっ
ていることを確認した。また、乾燥機中に幅方向に4点
の熱電対群を10群長手方向(これらは乾燥機内のフィ
ルムに対しほぼ均等に配した。)に配してフィルム近傍
の温度を観測したが、幅方向の各測定群において温度差
は3℃以内となっていることを確認した。
【0087】次に30℃に保った水/NMP比がそれぞ
れ7/3、8/2、9/1及び10/0の濃度比を持つ
強制循環機構及び最終浴出口にニップロールを具した水
槽内へフィルムを導入して残存溶媒及び無機塩の抽出を
行った。この時ロールの周速差を利用して長手方向に
1.2倍延伸した。次いで、各ノズル毎の熱風温度及び
風量を個別に自動調整できるテンターで285℃で水分
の乾燥と熱処理を行って厚さ6μmの芳香族ポリアミド
フィルムを得た。この間にフィルム幅方向に1.2倍延
伸を行い、次いで300℃定長下に熱処理を行った後、
20℃/秒の速度で徐冷した。この時もテンター中に幅
方向に4点の熱電対群を10群長手方向(これらはテン
ター内のフィルムに対しほぼ均等に配した。)に配して
フィルム近傍の温度を観測したが、幅方向の各測定群に
おいて温度差は3℃以内となっていることを確認した。
れ7/3、8/2、9/1及び10/0の濃度比を持つ
強制循環機構及び最終浴出口にニップロールを具した水
槽内へフィルムを導入して残存溶媒及び無機塩の抽出を
行った。この時ロールの周速差を利用して長手方向に
1.2倍延伸した。次いで、各ノズル毎の熱風温度及び
風量を個別に自動調整できるテンターで285℃で水分
の乾燥と熱処理を行って厚さ6μmの芳香族ポリアミド
フィルムを得た。この間にフィルム幅方向に1.2倍延
伸を行い、次いで300℃定長下に熱処理を行った後、
20℃/秒の速度で徐冷した。この時もテンター中に幅
方向に4点の熱電対群を10群長手方向(これらはテン
ター内のフィルムに対しほぼ均等に配した。)に配して
フィルム近傍の温度を観測したが、幅方向の各測定群に
おいて温度差は3℃以内となっていることを確認した。
【0088】このフィルムのヤング率EMDは9.8GP
a、ETD8.33GPa、伸度は長手方向の伸度は47
%、熱寸法変化率は0.2%、熱処理後の平面性は75
%、オリゴマー含有量は0.2重量%未満、Mw/Mn
は2.4、イオン性不純物の含有量は10ppm未満、
転写層を設けなかった側の基材の表面粗さRaは40n
mであった。
a、ETD8.33GPa、伸度は長手方向の伸度は47
%、熱寸法変化率は0.2%、熱処理後の平面性は75
%、オリゴマー含有量は0.2重量%未満、Mw/Mn
は2.4、イオン性不純物の含有量は10ppm未満、
転写層を設けなかった側の基材の表面粗さRaは40n
mであった。
【0089】このフィルムを用いた感熱転写記録材の印
刷品位は優れており、多数回記録においても殆ど劣化は
認められなかった。また、感熱転写記録材への加工工程
においても特に問題はなかった。
刷品位は優れており、多数回記録においても殆ど劣化は
認められなかった。また、感熱転写記録材への加工工程
においても特に問題はなかった。
【0090】実施例2 湿式浴中で1.25倍延伸した他は実施例1と同様の方
法で芳香族ポリアミドフィルムを得た。
法で芳香族ポリアミドフィルムを得た。
【0091】このフィルムのヤング率EMDは10.29
GPa、ETD8.03GPa、長手方向の伸度は40
%、熱寸法変化率は0.2%、熱処理後の平面性は65
%、オリゴマー含有量は0.2重量%未満、Mw/Mn
は2.4、イオン性不純物の含有量は10ppm未満、
転写層を設けなかった側の基材の表面粗さRaは40n
mであった。
GPa、ETD8.03GPa、長手方向の伸度は40
%、熱寸法変化率は0.2%、熱処理後の平面性は65
%、オリゴマー含有量は0.2重量%未満、Mw/Mn
は2.4、イオン性不純物の含有量は10ppm未満、
転写層を設けなかった側の基材の表面粗さRaは40n
mであった。
【0092】このフィルムを用いた感熱転写記録材の印
刷品位は良好であり、多数回記録においても殆ど劣化は
認められなかった。また、パルス幅を1msあげても伸
びなど認められず熱的余裕度があることが判った。ま
た、感熱転写記録材への加工工程においても特に問題は
なく、かえってスリット性が良くなり不良率が低下し
た。
刷品位は良好であり、多数回記録においても殆ど劣化は
認められなかった。また、パルス幅を1msあげても伸
びなど認められず熱的余裕度があることが判った。ま
た、感熱転写記録材への加工工程においても特に問題は
なく、かえってスリット性が良くなり不良率が低下し
た。
【0093】実施例3 CTPCを5分割し40分かけて添加した他は実施例1
と同様の方法を用いて重合を行い粒子添加した。また湿
式工程では延伸を行わず、テンター内で長手方向に1.
2倍、幅方向に1.1倍製膜を行い更に1%リラックス
条件で熱処理を行った他は実施例1と同様の方法を用い
厚さ6μmの芳香族ポリアミドフィルムを得た。
と同様の方法を用いて重合を行い粒子添加した。また湿
式工程では延伸を行わず、テンター内で長手方向に1.
2倍、幅方向に1.1倍製膜を行い更に1%リラックス
条件で熱処理を行った他は実施例1と同様の方法を用い
厚さ6μmの芳香族ポリアミドフィルムを得た。
【0094】このフィルムのヤング率EMDは9.31G
Pa、ETD8.33GPa、長手方向の伸度は28%、
熱寸法変化率は0.1%以下、熱処理後の平面性は80
%以上、オリゴマー含有量は0.2%未満、Mw/Mn
は3.7、イオン性不純物の含有量は10ppm未満、
転写層を設けなかった側の基材の表面粗さRaは40n
mであった。
Pa、ETD8.33GPa、長手方向の伸度は28%、
熱寸法変化率は0.1%以下、熱処理後の平面性は80
%以上、オリゴマー含有量は0.2%未満、Mw/Mn
は3.7、イオン性不純物の含有量は10ppm未満、
転写層を設けなかった側の基材の表面粗さRaは40n
mであった。
【0095】このフィルムを用いた感熱転写記録材の印
刷品位は優れており、多数回記録においても殆ど劣化は
認められなかった。また、感熱転写記録材への加工工程
においても特に問題はなかった。が、基材フィルムはや
やもろく製造工程的な余裕度は低い。
刷品位は優れており、多数回記録においても殆ど劣化は
認められなかった。また、感熱転写記録材への加工工程
においても特に問題はなかった。が、基材フィルムはや
やもろく製造工程的な余裕度は低い。
【0096】実施例4 重合時に攪拌速度の制御を行わなかった以外は実施例1
と同様の方法を用いて重合を行い粒子添加した。また、
湿式工程においてはニップロールに代えて吸引機構を具
した加圧ロールを用い、また該工程では延伸を行わず、
テンター内で長手方向に1.2倍、幅方向に1.1倍製
膜を行った他は実施例1と同様の方法を用い厚さ6μm
の芳香族ポリアミドフィルムを得た。
と同様の方法を用いて重合を行い粒子添加した。また、
湿式工程においてはニップロールに代えて吸引機構を具
した加圧ロールを用い、また該工程では延伸を行わず、
テンター内で長手方向に1.2倍、幅方向に1.1倍製
膜を行った他は実施例1と同様の方法を用い厚さ6μm
の芳香族ポリアミドフィルムを得た。
【0097】このフィルムのヤング率EMDは10.29
GPa、ETD8.82GPa、長手方向の伸度は42
%、熱寸法変化率は0.2%、熱処理後の平面性は75
%、オリゴマー含有量は0.7重量%、Mw/Mnは
3.2、イオン性不純物の含有量は10ppm未満、転
写層を設けなかった側の基材の表面粗さRaは40nm
であった。
GPa、ETD8.82GPa、長手方向の伸度は42
%、熱寸法変化率は0.2%、熱処理後の平面性は75
%、オリゴマー含有量は0.7重量%、Mw/Mnは
3.2、イオン性不純物の含有量は10ppm未満、転
写層を設けなかった側の基材の表面粗さRaは40nm
であった。
【0098】このフィルムを用いた感熱転写記録材の印
刷品位は優れており、多数回記録においても殆ど劣化は
認められなかったが、記録回数が増えるに従い走行ロー
ルに随伴する傾向があるよう感じられた。
刷品位は優れており、多数回記録においても殆ど劣化は
認められなかったが、記録回数が増えるに従い走行ロー
ルに随伴する傾向があるよう感じられた。
【0099】実施例5 実施例1と同様にして重合を行いポリマー溶液を得た。
ついで、このポリマー溶液を2分し、第1の成分には予
めNMP中に分散させた平均粒径0.3μmのシリカ粒
子スラリーをポリマ比2重量%となるように添加、第2
の成分には同じく平均粒径1.2μmのシリカ粒子スラ
リーをポリマ比0.5重量%となるように添加し、一様
に分散させた。
ついで、このポリマー溶液を2分し、第1の成分には予
めNMP中に分散させた平均粒径0.3μmのシリカ粒
子スラリーをポリマ比2重量%となるように添加、第2
の成分には同じく平均粒径1.2μmのシリカ粒子スラ
リーをポリマ比0.5重量%となるように添加し、一様
に分散させた。
【0100】ついで、合流管で第1成分、第2成分を積
層しながらキャストし、また、湿式工程においてはニッ
プロールに代えて吸引機構を具した加圧ロールを用い、
また延伸時には延伸倍率を長手方向に1.25倍、幅方
向に1.1倍とした他は実施例3と同様の方法で製膜を
行い、厚み6μmの芳香族ポリアミドフィルムを得た。
そして、このフィルムの第1成分を積層した側の面に感
熱転写層の形成を行った。
層しながらキャストし、また、湿式工程においてはニッ
プロールに代えて吸引機構を具した加圧ロールを用い、
また延伸時には延伸倍率を長手方向に1.25倍、幅方
向に1.1倍とした他は実施例3と同様の方法で製膜を
行い、厚み6μmの芳香族ポリアミドフィルムを得た。
そして、このフィルムの第1成分を積層した側の面に感
熱転写層の形成を行った。
【0101】このフィルムのヤング率EMDは10.78
GPa、ETD8.04GPa、長手方向の伸度は38
%、熱寸法変化率は0.1以下%、熱処理後の平面性は
80%以上、オリゴマー含有量は0.2重量%未満、M
w/Mnは2.5、イオン性不純物の含有量は10pp
m未満、転写層を設けなかった側の基材の表面粗さRa
は300nm、転写層を設けた側の基材の表面粗さRa
は20nmであった。
GPa、ETD8.04GPa、長手方向の伸度は38
%、熱寸法変化率は0.1以下%、熱処理後の平面性は
80%以上、オリゴマー含有量は0.2重量%未満、M
w/Mnは2.5、イオン性不純物の含有量は10pp
m未満、転写層を設けなかった側の基材の表面粗さRa
は300nm、転写層を設けた側の基材の表面粗さRa
は20nmであった。
【0102】このフィルムを用いた感熱転写記録材の印
刷品位は際だって優れており、多数回記録においても全
く劣化は認められなかった。また、加工特性も良好であ
り、不良品率は格段に減少した。
刷品位は際だって優れており、多数回記録においても全
く劣化は認められなかった。また、加工特性も良好であ
り、不良品率は格段に減少した。
【0103】実施例6 芳香族ジアミン成分として40モル%に相当するDPX
と、40モル%に相当するDOB、20モル%に相当す
るDPEを溶解させ、これに100モル%に相当するT
PCを添加し、最初高速にそして徐々に速度を落としつ
つ2時間撹拌して重合を完了した。これを水酸化リチウ
ムで中和して、ポリマ濃度7重量%の芳香族ポリアミド
溶液を得た。
と、40モル%に相当するDOB、20モル%に相当す
るDPEを溶解させ、これに100モル%に相当するT
PCを添加し、最初高速にそして徐々に速度を落としつ
つ2時間撹拌して重合を完了した。これを水酸化リチウ
ムで中和して、ポリマ濃度7重量%の芳香族ポリアミド
溶液を得た。
【0104】次に、この芳香族ポリアミド溶液に、予め
NMP中に分散させた平均粒径0.8μmのシリカ粒子
スラリーをポリマ比1.0重量%となるように添加し、
一様に分散させた。
NMP中に分散させた平均粒径0.8μmのシリカ粒子
スラリーをポリマ比1.0重量%となるように添加し、
一様に分散させた。
【0105】このポリマー溶液を20μmカットのフィ
ルターを通した後、口金吐出部近傍に制御熱電対を有す
るヒーティングブロックを幅方向に10個配して口金を
覆い、そして各々が60℃に温度制御された口金からス
テンレス製ベルト上に流延し、各ノズル毎の熱風温度及
び風量を個別に自動調整できる乾燥機中で平均温度17
0℃で2分間加熱して溶媒を蒸発させ、自己保持性を得
たフィルムをベルトから連続的に剥離した。この時口金
吐出部近傍において幅方向の実温度斑は3℃以内となっ
ていることを確認した。また、乾燥機中に幅方向に4点
の熱電対群を10群長手方向(これらは乾燥機内のフィ
ルムに対しほぼ均等に配した。)に配してフィルム近傍
の温度を観測したが、幅方向の各測定群において温度差
は3℃以内となっていることを確認した。
ルターを通した後、口金吐出部近傍に制御熱電対を有す
るヒーティングブロックを幅方向に10個配して口金を
覆い、そして各々が60℃に温度制御された口金からス
テンレス製ベルト上に流延し、各ノズル毎の熱風温度及
び風量を個別に自動調整できる乾燥機中で平均温度17
0℃で2分間加熱して溶媒を蒸発させ、自己保持性を得
たフィルムをベルトから連続的に剥離した。この時口金
吐出部近傍において幅方向の実温度斑は3℃以内となっ
ていることを確認した。また、乾燥機中に幅方向に4点
の熱電対群を10群長手方向(これらは乾燥機内のフィ
ルムに対しほぼ均等に配した。)に配してフィルム近傍
の温度を観測したが、幅方向の各測定群において温度差
は3℃以内となっていることを確認した。
【0106】次に30℃に保った水/NMP比がそれぞ
れ7/3、8/2、9/1及び10/0の濃度比を持つ
強制循環機構及び最終浴出口に吸引機構を有する加圧ロ
ールを具した水槽内へフィルムを導入して残存溶媒及び
無機塩の抽出を行った。次いで、各ノズル毎の熱風温度
及び風量を個別に自動調整できるテンターで280℃で
水分の乾燥と熱処理を行って厚さ6μmの芳香族ポリア
ミドフィルムを得た。この間にフィルム長手方向に1.
2倍、幅方向に1.1倍延伸を行い、次いで290℃で
定長下に熱処理を行った後、20℃/秒の速度で徐冷し
た。この時もテンター中に幅方向に4点の熱電対群を1
0群長手方向(これらはテンター内のフィルムに対しほ
ぼ均等に配した。)に配してフィルム近傍の温度を観測
したが、幅方向の各測定群において温度差は3℃以内と
なっていることを確認した。
れ7/3、8/2、9/1及び10/0の濃度比を持つ
強制循環機構及び最終浴出口に吸引機構を有する加圧ロ
ールを具した水槽内へフィルムを導入して残存溶媒及び
無機塩の抽出を行った。次いで、各ノズル毎の熱風温度
及び風量を個別に自動調整できるテンターで280℃で
水分の乾燥と熱処理を行って厚さ6μmの芳香族ポリア
ミドフィルムを得た。この間にフィルム長手方向に1.
2倍、幅方向に1.1倍延伸を行い、次いで290℃で
定長下に熱処理を行った後、20℃/秒の速度で徐冷し
た。この時もテンター中に幅方向に4点の熱電対群を1
0群長手方向(これらはテンター内のフィルムに対しほ
ぼ均等に配した。)に配してフィルム近傍の温度を観測
したが、幅方向の各測定群において温度差は3℃以内と
なっていることを確認した。
【0107】このフィルムのヤング率EMDは9.8GP
a、ETD8.33GPa、長手方向の伸度は35%、熱
寸法変化率は0.1%、熱処理後の平面性は75%、オ
リゴマー含有量は0.2重量%未満、Mw/Mnは2.
8、イオン性不純物の含有量は10ppm未満、転写層
を設けなかった側の基材の表面粗さRaは40nmであ
った。
a、ETD8.33GPa、長手方向の伸度は35%、熱
寸法変化率は0.1%、熱処理後の平面性は75%、オ
リゴマー含有量は0.2重量%未満、Mw/Mnは2.
8、イオン性不純物の含有量は10ppm未満、転写層
を設けなかった側の基材の表面粗さRaは40nmであ
った。
【0108】このフィルムを用いた感熱転写記録材の印
刷品位は優れており、多数回記録においても殆ど劣化は
認められなかった。また、感熱転写記録材への加工工程
においても特に問題はなかった。
刷品位は優れており、多数回記録においても殆ど劣化は
認められなかった。また、感熱転写記録材への加工工程
においても特に問題はなかった。
【0109】実施例7 モノマーとして、35モル%に相当するDPXと、30
モル%に相当するDMB、20モル%に相当する2,
2’−ジメチルベンジジン、15モル%に相当するDP
E、100モル%に相当するTPCを用いた以外は実施
例6と同様に重合を行い、粒子添加した。ついで、熱処
理時に1%のリラックス処理を行った以外は実施例6と
同様に製膜し厚み6μmの芳香族ポリアミドフィルムを
得た。
モル%に相当するDMB、20モル%に相当する2,
2’−ジメチルベンジジン、15モル%に相当するDP
E、100モル%に相当するTPCを用いた以外は実施
例6と同様に重合を行い、粒子添加した。ついで、熱処
理時に1%のリラックス処理を行った以外は実施例6と
同様に製膜し厚み6μmの芳香族ポリアミドフィルムを
得た。
【0110】このフィルムのヤング率EMDは9.8GP
a、ETD8.33GPa、長手方向の伸度は35%、熱
寸法変化率は0.1%以下、熱処理後の平面性は80%
以上、オリゴマー含有量は0.2重量%未満、Mw/M
nは2.8、イオン性不純物の含有量は10ppm未
満、転写層を設けなかった側の基材の表面粗さRaは4
0nmであった。
a、ETD8.33GPa、長手方向の伸度は35%、熱
寸法変化率は0.1%以下、熱処理後の平面性は80%
以上、オリゴマー含有量は0.2重量%未満、Mw/M
nは2.8、イオン性不純物の含有量は10ppm未
満、転写層を設けなかった側の基材の表面粗さRaは4
0nmであった。
【0111】このフィルムを用いた感熱転写記録材の印
刷品位は極めて優れており、多数回記録においても劣化
は認められなかった。また、感熱転写記録材への加工工
程においても特に問題はなかった。
刷品位は極めて優れており、多数回記録においても劣化
は認められなかった。また、感熱転写記録材への加工工
程においても特に問題はなかった。
【0112】実施例8 モノマーとして、70モル%に相当するCPAと、30
モル%に相当するDPE、100モル%に相当するCT
PCを用いた以外は実施例1と同様に重合を行い、同様
に粒子添加した。ついで、延伸温度を285℃、延伸倍
率を長手方向に1.15倍、幅方向に1.1倍、熱処理
温度を290℃とした以外は実施例6と同様に製膜し、
厚み6μmの芳香族ポリアミドフィルムを得た。
モル%に相当するDPE、100モル%に相当するCT
PCを用いた以外は実施例1と同様に重合を行い、同様
に粒子添加した。ついで、延伸温度を285℃、延伸倍
率を長手方向に1.15倍、幅方向に1.1倍、熱処理
温度を290℃とした以外は実施例6と同様に製膜し、
厚み6μmの芳香族ポリアミドフィルムを得た。
【0113】このフィルムのヤング率EMDは7.05G
Pa、ETD7.64GPa、長手方向の伸度は47%、
熱寸法変化率は0.6%、熱処理後の平面性は75%、
オリゴマー含有量は0.2重量%未満、Mw/Mnは
2.5、イオン性不純物の含有量は10ppm未満、転
写層を設けなかった側の基材の表面粗さRaは40nm
であった。
Pa、ETD7.64GPa、長手方向の伸度は47%、
熱寸法変化率は0.6%、熱処理後の平面性は75%、
オリゴマー含有量は0.2重量%未満、Mw/Mnは
2.5、イオン性不純物の含有量は10ppm未満、転
写層を設けなかった側の基材の表面粗さRaは40nm
であった。
【0114】このフィルムを用いた感熱転写記録材の印
刷品位は良好であるが、可使温度に余裕が無く多数回記
録における性能悪化が懸念された。また、感熱転写記録
材への加工工程においては特に問題はなかったが、他の
実施例に比べ高速で処理しようとするとフィルムの切れ
が発生する傾向が認められた。
刷品位は良好であるが、可使温度に余裕が無く多数回記
録における性能悪化が懸念された。また、感熱転写記録
材への加工工程においては特に問題はなかったが、他の
実施例に比べ高速で処理しようとするとフィルムの切れ
が発生する傾向が認められた。
【0115】比較例1 モノマーとして、100モル%に相当するMAと、50
モル%に相当するIPC、50モル%に相当するTPC
を用いた以外は実施例1と同様に重合を行い、同様に粒
子添加した。ついで、延伸温度を270℃、熱処理温度
を285℃とした以外は実施例6と同様に製膜し厚み6
μmの芳香族ポリアミドフィルムを得た。
モル%に相当するIPC、50モル%に相当するTPC
を用いた以外は実施例1と同様に重合を行い、同様に粒
子添加した。ついで、延伸温度を270℃、熱処理温度
を285℃とした以外は実施例6と同様に製膜し厚み6
μmの芳香族ポリアミドフィルムを得た。
【0116】このフィルムのヤング率EMDは6.37G
Pa、ETD5.4GPa、長手方向の伸度は47%、熱
寸法変化率は2.5%、熱処理後の平面性は65%、オ
リゴマー含有量は0.2重量%未満、Mw/Mnは2.
7、イオン性不純物の含有量は10ppm未満、転写層
を設けなかった側の基材の表面粗さRaは40nmであ
った。
Pa、ETD5.4GPa、長手方向の伸度は47%、熱
寸法変化率は2.5%、熱処理後の平面性は65%、オ
リゴマー含有量は0.2重量%未満、Mw/Mnは2.
7、イオン性不純物の含有量は10ppm未満、転写層
を設けなかった側の基材の表面粗さRaは40nmであ
った。
【0117】このフィルムを用いた感熱転写記録材は印
刷時に伸び、しわやおれを多発し印刷品位としては全く
使いものにならないものであった。
刷時に伸び、しわやおれを多発し印刷品位としては全く
使いものにならないものであった。
【0118】比較例2 モノマーとして、60モル%に相当するCPAと、40
モル%に相当するDPE、100モル%に相当するCT
PCを用いた以外は実施例1と同様に重合を行い、同様
に粒子添加した。ついで、延伸温度を270℃、延伸倍
率を長手方向、幅方向ともに1.1倍、熱処理温度を2
85℃とした以外は実施例6と同様に製膜し、厚み6μ
mの芳香族ポリアミドフィルムを得た。
モル%に相当するDPE、100モル%に相当するCT
PCを用いた以外は実施例1と同様に重合を行い、同様
に粒子添加した。ついで、延伸温度を270℃、延伸倍
率を長手方向、幅方向ともに1.1倍、熱処理温度を2
85℃とした以外は実施例6と同様に製膜し、厚み6μ
mの芳香族ポリアミドフィルムを得た。
【0119】このフィルムのヤング率EMDは6.66G
Pa、ETD6.66GPa、長手方向の伸度は49%、
熱寸法変化率は1.1%、熱処理後の平面性は70%、
オリゴマー含有量は0.2重量%未満、Mw/Mnは
2.4、イオン性不純物の含有量は10ppm未満、転
写層を設けなかった側の基材の表面粗さRaは40nm
であった。
Pa、ETD6.66GPa、長手方向の伸度は49%、
熱寸法変化率は1.1%、熱処理後の平面性は70%、
オリゴマー含有量は0.2重量%未満、Mw/Mnは
2.4、イオン性不純物の含有量は10ppm未満、転
写層を設けなかった側の基材の表面粗さRaは40nm
であった。
【0120】このフィルムを用いた感熱転写記録材は比
較例1ほどではないが印刷時に伸び、しわやおれを発生
した。印刷品位としては使いものにならないレベルであ
った。
較例1ほどではないが印刷時に伸び、しわやおれを発生
した。印刷品位としては使いものにならないレベルであ
った。
【0121】比較例3 口金温度は口金中央部の一点でモニターし温度制御を行
い、ポリマ溶液を吐出した以外は実施例1と同様に重合
し、実施例4と同様の方法で製膜を行った。また、乾燥
器を止めてキャストだけ行って、キャスト厚み斑を測定
したところ10%を越える厚み斑が生じていた。
い、ポリマ溶液を吐出した以外は実施例1と同様に重合
し、実施例4と同様の方法で製膜を行った。また、乾燥
器を止めてキャストだけ行って、キャスト厚み斑を測定
したところ10%を越える厚み斑が生じていた。
【0122】このフィルムのヤング率EMDは10.29
GPa、ETD8.82GPa、長手方向の伸度は42
%、熱寸法変化率は0.2%、熱処理後の平面性は60
%未満、オリゴマー含有量は0.2重量%未満、Mw/
Mnは2.5、イオン性不純物の含有量は10ppm未
満、転写層を設けなかった側の基材の表面粗さRaは4
0nmであった。
GPa、ETD8.82GPa、長手方向の伸度は42
%、熱寸法変化率は0.2%、熱処理後の平面性は60
%未満、オリゴマー含有量は0.2重量%未満、Mw/
Mnは2.5、イオン性不純物の含有量は10ppm未
満、転写層を設けなかった側の基材の表面粗さRaは4
0nmであった。
【0123】このフィルムを用いた感熱転写記録材は印
刷時にしわやおれを発生した。印刷品位としては使いも
のにならないレベルであった。
刷時にしわやおれを発生した。印刷品位としては使いも
のにならないレベルであった。
【0124】比較例4 湿式工程において強制循環機構を停止した以外は実施例
1と同様に重合し、実施例4と同様の方法で製膜を行っ
た。
1と同様に重合し、実施例4と同様の方法で製膜を行っ
た。
【0125】このフィルムのヤング率EMDは10.29
GPa、ETD8.82GPa、長手方向の伸度は42
%、熱寸法変化率は0.2%、熱処理後の平面性は60
%未満、オリゴマー含有量は0.2重量%未満、Mw/
Mnは2.5、イオン性不純物の含有量は10ppm未
満、転写層を設けなかった側の基材の表面粗さRaは4
0nmであった。
GPa、ETD8.82GPa、長手方向の伸度は42
%、熱寸法変化率は0.2%、熱処理後の平面性は60
%未満、オリゴマー含有量は0.2重量%未満、Mw/
Mnは2.5、イオン性不純物の含有量は10ppm未
満、転写層を設けなかった側の基材の表面粗さRaは4
0nmであった。
【0126】このフィルムを用いた感熱転写記録材は比
較例3ほどではないが印刷時にしわやおれを発生した。
印刷品位としては使いものにならないレベルであった。
較例3ほどではないが印刷時にしわやおれを発生した。
印刷品位としては使いものにならないレベルであった。
【0127】比較例5 湿式工程において最終浴出口の吸引機構を具した加圧ロ
ールを除去した以外は実施例1と同様に重合し、実施例
4と同様の方法で製膜を行った。
ールを除去した以外は実施例1と同様に重合し、実施例
4と同様の方法で製膜を行った。
【0128】このフィルムのヤング率EMDは10.29
GPa、ETD8.82GPa、長手方向の伸度は42
%、熱寸法変化率は0.3%、熱処理後の平面性は60
%未満、オリゴマー含有量は0.3重量%、Mw/Mn
は2.5、イオン性不純物の含有量は15ppm、転写
層を設けなかった側の基材の表面粗さRaは40nmで
あった。
GPa、ETD8.82GPa、長手方向の伸度は42
%、熱寸法変化率は0.3%、熱処理後の平面性は60
%未満、オリゴマー含有量は0.3重量%、Mw/Mn
は2.5、イオン性不純物の含有量は15ppm、転写
層を設けなかった側の基材の表面粗さRaは40nmで
あった。
【0129】このフィルムを用いた感熱転写記録材は比
較例3以上に印刷時にしわやおれを発生した。印刷品位
としては使いものにならないレベルであった。また、感
熱ヘッドに若干の着色が認められた。
較例3以上に印刷時にしわやおれを発生した。印刷品位
としては使いものにならないレベルであった。また、感
熱ヘッドに若干の着色が認められた。
【0130】比較例6 テンターにおいてノズル毎に熱風温度、風量の制御を行
っていたのを長手方向に仕切られた各セクション毎に中
央部のノズル1点における値で制御する方式に変更して
行った以外は実施例1と同様に重合し、実施例4と同様
の方法で製膜を行った。この時他の熱電対で槽中の温度
斑を測定したところ、幅方向で15℃程度の差を生じて
いた。
っていたのを長手方向に仕切られた各セクション毎に中
央部のノズル1点における値で制御する方式に変更して
行った以外は実施例1と同様に重合し、実施例4と同様
の方法で製膜を行った。この時他の熱電対で槽中の温度
斑を測定したところ、幅方向で15℃程度の差を生じて
いた。
【0131】このフィルムのヤング率EMDは10.29
GPa、ETD8.82GPa、長手方向の伸度は42
%、熱寸法変化率は0.3%、熱処理後の平面性は60
%未満、オリゴマー含有量は0.2重量%、Mw/Mn
は2.5、イオン性不純物の含有量は10ppm未満、
転写層を設けなかった側の基材の表面粗さRaは40n
mであった。
GPa、ETD8.82GPa、長手方向の伸度は42
%、熱寸法変化率は0.3%、熱処理後の平面性は60
%未満、オリゴマー含有量は0.2重量%、Mw/Mn
は2.5、イオン性不純物の含有量は10ppm未満、
転写層を設けなかった側の基材の表面粗さRaは40n
mであった。
【0132】このフィルムを用いた感熱転写記録材は比
較例4ほどではないが印刷時にしわやおれを発生した。
印刷品位としては使いものにならないレベルであった。
較例4ほどではないが印刷時にしわやおれを発生した。
印刷品位としては使いものにならないレベルであった。
【0133】
【表1】
【0134】表1中、ポリマ組成は以下の通りである。
【0135】組成1:CPA/DPE/CTPC=80
/20/100 組成2:DPX/DOB/DPE/TPC=40/40
/20/100 組成3:DPX/DMB/2,2'-ジメチルベンジジン/
DPE/TPC=35/30/20/15/100 組成4:CPA/DPE/CTPC=70/30/10
0 組成5:MA/IPC/TPC=100/50/50 組成6:CPA/DPE/CTPC=60/40/10
0
/20/100 組成2:DPX/DOB/DPE/TPC=40/40
/20/100 組成3:DPX/DMB/2,2'-ジメチルベンジジン/
DPE/TPC=35/30/20/15/100 組成4:CPA/DPE/CTPC=70/30/10
0 組成5:MA/IPC/TPC=100/50/50 組成6:CPA/DPE/CTPC=60/40/10
0
【0136】
【発明の効果】本発明は、長手方向のヤング率を高めた
ので、記録媒体の薄物化にも必要な剛性を保持し、ま
た、全ての方向の熱寸法挙動を特定の値以下また、寸法
変化斑も抑制したことによって、広幅化において特に顕
著に発生するしわや折れ等が生じることも無く、高精細
な印刷品位を実現し得たものである。
ので、記録媒体の薄物化にも必要な剛性を保持し、ま
た、全ての方向の熱寸法挙動を特定の値以下また、寸法
変化斑も抑制したことによって、広幅化において特に顕
著に発生するしわや折れ等が生じることも無く、高精細
な印刷品位を実現し得たものである。
【0137】また、本願発明は、感熱ヘッドを用いての
記録に特に好適であるが、感熱ヘッド以外の感熱転写層
の加熱手段、例えば、熱印板、レーザー光、基材フィル
ム中での発熱等の手段を用いた記録方式に対しても用い
ることができる。
記録に特に好適であるが、感熱ヘッド以外の感熱転写層
の加熱手段、例えば、熱印板、レーザー光、基材フィル
ム中での発熱等の手段を用いた記録方式に対しても用い
ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29K 77:00 B29L 7:00
Claims (7)
- 【請求項1】芳香族ポリアミドからなる基材フィルムの
一面に感熱転写層を設けてなる感熱記録用転写材であっ
て、該基材フィルムの20℃、相対湿度60%における
長手方向のヤング率EMDが6.86GPa以上であり、
かつ該基材フィルムは、200℃において10分間加熱
処理を行った後に実質的に平面を維持するフィルムであ
ることを特徴とする感熱記録用転写材。 - 【請求項2】該基材フィルムは、200℃において10
分間加熱処理を行った時の寸法変化率が2%以下である
ことを特徴とする請求項1に記載の感熱記録用転写材。 - 【請求項3】該基材フィルム中に含まれる分子量100
0以下のオリゴマーの重量分率が0.5重量%以下であ
ることを特徴とする請求項1又は2に記載の感熱記録用
転写材。 - 【請求項4】該基材フィルムを構成する芳香族ポリアミ
ドの重量平均分子量をMw、数平均分子量をMnとした
時、下式を充たすことを特徴とする請求項1〜3のいず
れかに記載の感熱記録用転写材。 Mw/Mn≦4.5 - 【請求項5】該基材フィルムの20℃、相対湿度60%
における幅方向のヤング率をETDとした時、下式を充た
すことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の感
熱記録用転写材。 EMD≧ETD×1.1 ETD≧6.86GPa - 【請求項6】幅が100mm以上であり、かつ感熱転写
層が昇華型感熱転写層であることを特徴とする請求項1
〜5のいずれかに記載の感熱記録用転写材。 - 【請求項7】芳香族ポリアミドの溶媒溶液を口金から吐
出して支持体にキャストし、必要に応じて乾熱及び/又
は湿熱下に処理を行った後、溶媒を抽出、熱固定してフ
ィルムを得、得られたフィルム上に感熱転写層を設けて
感熱記録用転写材を得るにあたり、口金吐出部近傍にお
ける任意の2点の温度差を10℃以下に制御及び/又は
吐出厚み斑を10%以内に制御し、かつ乾熱あるいは湿
熱下に処理を行うに際しては該処理槽中におけるフィル
ム近傍の温度及び/又は水蒸気含有率のばらつきを基材
フィルムの幅方向において5%以内に制限して処理し、
液体媒体中で処理するに際しては媒体がフィルム表面に
流れを持って接触せしめ、かつ処理槽出口から乾燥・熱
固定工程までの間に付着媒体を除去する手段を用いるこ
とを特徴とする感熱記録用転写材の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9099233A JPH1058845A (ja) | 1996-04-19 | 1997-04-16 | 感熱記録用転写材 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8-98147 | 1996-04-19 | ||
| JP9814796 | 1996-04-19 | ||
| JP9099233A JPH1058845A (ja) | 1996-04-19 | 1997-04-16 | 感熱記録用転写材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1058845A true JPH1058845A (ja) | 1998-03-03 |
Family
ID=26439352
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9099233A Pending JPH1058845A (ja) | 1996-04-19 | 1997-04-16 | 感熱記録用転写材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1058845A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009500535A (ja) * | 2005-07-05 | 2009-01-08 | コーロン インダストリーズ インク | 全芳香族ポリアミドフィラメント及びその製造方法 |
| JP2009500536A (ja) * | 2005-07-06 | 2009-01-08 | コーロン インダストリーズ インク | 全芳香族ポリアミドフィラメント及びその製造方法 |
| JP2014065163A (ja) * | 2012-09-25 | 2014-04-17 | Dainippon Printing Co Ltd | 熱転写シート |
| JP2014151594A (ja) * | 2013-02-12 | 2014-08-25 | Dainippon Printing Co Ltd | 熱転写シート |
| JP2014193589A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-09 | Dainippon Printing Co Ltd | 熱転写シート |
-
1997
- 1997-04-16 JP JP9099233A patent/JPH1058845A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009500535A (ja) * | 2005-07-05 | 2009-01-08 | コーロン インダストリーズ インク | 全芳香族ポリアミドフィラメント及びその製造方法 |
| JP2009500536A (ja) * | 2005-07-06 | 2009-01-08 | コーロン インダストリーズ インク | 全芳香族ポリアミドフィラメント及びその製造方法 |
| JP2011137281A (ja) * | 2005-07-06 | 2011-07-14 | Kolon Industries Inc | 全芳香族ポリアミドフィラメント |
| JP4757305B2 (ja) * | 2005-07-06 | 2011-08-24 | コーロン インダストリーズ インク | 全芳香族ポリアミドフィラメントの製造方法 |
| JP2014065163A (ja) * | 2012-09-25 | 2014-04-17 | Dainippon Printing Co Ltd | 熱転写シート |
| JP2014151594A (ja) * | 2013-02-12 | 2014-08-25 | Dainippon Printing Co Ltd | 熱転写シート |
| JP2014193589A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-09 | Dainippon Printing Co Ltd | 熱転写シート |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040415 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040427 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040628 |
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| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040803 |