JPH105918A - 環状体のローリング加工方法 - Google Patents

環状体のローリング加工方法

Info

Publication number
JPH105918A
JPH105918A JP18424996A JP18424996A JPH105918A JP H105918 A JPH105918 A JP H105918A JP 18424996 A JP18424996 A JP 18424996A JP 18424996 A JP18424996 A JP 18424996A JP H105918 A JPH105918 A JP H105918A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
annular
inner diameter
annular work
work
rolling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP18424996A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH105918A5 (ja
JP3692635B2 (ja
Inventor
Chuichi Sato
忠一 佐藤
Hiroyuki Sawai
弘幸 沢井
Hiroshi Mitsuboshi
宏 三星
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP18424996A priority Critical patent/JP3692635B2/ja
Publication of JPH105918A publication Critical patent/JPH105918A/ja
Publication of JPH105918A5 publication Critical patent/JPH105918A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3692635B2 publication Critical patent/JP3692635B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 環状ワーク内径の仕上げ精度を向上させるこ
とができる環状体のローリング加工装置を提供する。 【解決手段】 測定子の先端部が環状ワークの内径内に
挿入可能な程度まで加工されたときの環状ワークの外径
を予め調べて、これに対応して近接スイッチの起動スイ
ッチにおける設置位置を決める(ステップS1)。環状
ワークのローリング加工を開始し、近接スイッチが起動
スイッチ本体を検出すると、前後方向シリンダおよび左
右方向シリンダにより測定子を内径測定位置に移動させ
ると共に、左右方向シリンダにより測定子を環状ワーク
内周面に常時摺接するように付勢する(ステップS2,
S3,S4,S5,S6)。環状ワークをその内径を測
定しつつローリング加工し、該内径が所望の大きさにな
るまで環状ワークが圧延・拡径されると、加工を終了す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、環状体のローリン
グ加工方法に関し、特に環状ワークの外径および内径を
それぞれ所望の寸法に成形する環状体のローリング加工
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来の環状体のローリング加工
装置、特に常温で環状ワークを周方向に圧延して、所望
の外径および内径に拡径する冷間ローリング加工を行う
環状体のローリング加工装置の概略構成を示す図であ
る。
【0003】この従来の環状体のローリング加工装置に
おいては、環状ワーク801の外周面を成形ロール80
2で押圧すると共に、当該環状ワーク801の内周面を
マンドレル803で押圧することにより、ローリング加
工が行われる。
【0004】すなわち、環状ワーク801は、その外周
面には加工送りスライド804に支持された成形ロール
802が、その内周面にはマンドレル803が当接す
る。成形ロール802を、図示しないモータにより回転
させつつ、加工送りスライド804によりマンドレル8
03に向かって移動させる。これにより、環状ワーク8
01は、成形ロール802とマンドレル803との間で
挟圧され、圧延・拡径される。
【0005】マンドレル803の成形ロール802の反
対側には、図示しない2つのサポートロールが配されて
いる。マンドレル803は、環状ワーク801が外挿さ
れた状態で上記2つのサポートロールにより付勢され
て、成形ロール802と環状ワーク801を挟圧する。
この2つのサポートロールは同一の半径を有し、共通の
回転軸の回りに回転すると共に、環状ワーク801の両
側に、環状ワーク801を挟み込むように配置される。
【0006】また、成形ロール802の反対側におい
て、環状ワーク801の外周面に接するように測定子8
05が配されており、この測定子805には接点付ゲー
ジ806が連結されている。測定子805は、環状ワー
ク801が圧延・拡径されるのに伴って図の左方向に変
位する。接点付ゲージ806は測定子805の変位量を
測定し、この測定された測定子805の変位量が所定量
に達すると、所望の外径にまで環状ワーク801が圧延
・拡径されたものとして、ローリング加工を終了する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したとおり、環状
ワーク801は、特に内径の精度が要求される場合も含
めて、従来は、その外径を測定しつつローリング加工さ
れていたが、このように、環状ワーク801を外径を基
準にローリング加工するのは、加工される以前の環状ワ
ーク801の内径が小さいことや、環状ワーク801の
両側が上記2つのサポートロールに挟まれていることに
より、その内径内に測定用の部材を挿入するのが困難で
あり、したがって内径を測定しつつローリング加工する
のが困難であることによる。
【0008】このため、環状ワーク801を、外径を測
定しつつローリング加工し、環状ワーク801の体積が
一定であるという前提でその内径を間接的に測定するの
が通常である。すなわち、例えば成形ロール802の外
周面に周溝等を設けて、ローリング加工される環状ワー
ク801の幅を規定すれば、体積が一定である環状ワー
ク801の外径を測定することにより間接的に内径を測
定しつつ環状ワーク801をローリング加工することが
できる。
【0009】しかしながら上述した手法は、前加工の精
度がラフであることに起因して、個々の環状ワーク80
1の体積には実際にはばらつきがあるため、この体積を
介して間接的に測定される内径に誤差を含みやすく、環
状ワーク801を精度よく加工するのが困難であるとい
う不都合がある。このため、加工されたリングの内径が
重視される場合、例えば軸受部品の軌道輪を成形すべき
ような場合は、外径を基準にローリング加工した環状ワ
ーク801に型通しをすることにより、内径の仕上げ寸
法が公差内に収まるようにしていた。
【0010】図9は上記従来例における型通しの説明図
である。
【0011】同図において、外径を基準に加工されたリ
ング801’は、リング固定用ジグ901により固定さ
れ、その内径内に内径サイジング型902が挿入され
る。
【0012】しかしながら、環状ワーク801を、その
内径を外径と体積から間接的に測定しつつ加工する手法
は、上述したとおり、誤差を含みやすく、したがって型
通しを行っても充分に内径を矯正することができなかっ
たり、また型通しを行う際にサイジング型902の破損
を招いてしまうという不都合があった。
【0013】また、例えば環状ワークの内径と外径の平
均値、または肉厚(すなわち、内径と外径との差の1/
2の値)を所定の目標値に加工する場合にも、外径の
他、内径を直接測定するのが望ましいのであるが、やは
り従来、外径測定値のみに基づいて加工していたため、
この場合にも環状ワークを精度よく加工することができ
ないという不都合があった。
【0014】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、環状ワーク内径の仕上げ精度を向上させ
ることができると共に、サイジング加工の省略を可能に
することができる環状体のローリング加工装置を提供す
ることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、環状ワークをその外周面か
ら押圧する成形ロールおよび前記環状ワークをその内周
面から押圧するマンドレルの少なくとも一方を回転させ
つつ、前記成形ロールと前記マンドレルとを近接させる
ことにより、前記成形ロールと前記マンドレルとの間で
前記環状ワークを挟圧して、前記環状ワークを周方向に
圧延して拡径する環状体のローリング加工方法におい
て、前記圧延・拡径される環状ワークの外径を監視し
て、該監視されている環状ワークの外径が、前記マンド
レルが接する部位とは異なる部位においてその先端が前
記環状ワークの内周面に摺接するように構成された測定
子の先端を挿入可能な所定の外径に達したときに、前記
測定子をその先端が前記環状ワークの内周面に摺接しな
い位置から摺接する位置に移動させ、前記環状ワークの
圧延・拡径に伴う前記測定子の変位量を検出し、該検出
された前記測定子の変位量に基づいて、環状ワークの内
径を演算することを特徴とする。
【0016】また、上記目的を達成するために、環状ワ
ークをその外周面から押圧する成形ロールと、前記環状
ワークをその内周面から押圧するマンドレルと、前記成
形ロールおよび前記マンドレルの少なくとも一方を回転
させる回転手段と、前記成形ロールおよび前記マンドレ
ルの少なくとも一方を移動させて、前記成形ロールと前
記マンドレルとを近接させるスライド手段とを備え、前
記回転手段により前記成形ロールおよび前記マンドレル
の少なくとも一方を回転させつつ、前記スライド手段に
より前記成形ロールと前記マンドレルとを近接させるこ
とにより、前記成形ロールと前記マンドレルとの間で前
記環状ワークを挟圧して、前記環状ワークを周方向に圧
延して拡径する環状体のローリング加工装置において、
前記マンドレルが接する部位とは異なる部位においてそ
の先端が前記環状ワークの内周面に摺接するように構成
された測定子と、該測定子をその先端が前記環状ワーク
の内周面に摺接する位置と摺接しない位置との間で移動
させる移動手段と、前記環状ワークの圧延・拡径に伴う
前記測定子の変位量を検出する検出手段と、該検出手段
により検出された前記測定子の変位量に基づいて、環状
ワークの内径を演算する演算手段と、前記圧延・拡径さ
れる環状ワークの外径を監視して、該監視されている環
状ワークの外径が、前記環状ワークの内径内に前記測定
子の先端を挿入可能な所定の外径に達したときに、前記
測定子をその先端が前記環状ワークの内周面に摺接する
位置に移動させるように前記移動手段を制御する制御手
段とを備えたことを特徴としてもよい。
【0017】尚、前記請求項1記載の環状体のローリン
グ加工装置において、前記制御手段は、前記演算手段に
より演算された前記環状ワークの内径が、所定の大きさ
に達したときに、前記環状ワークの圧延・拡径加工を終
了するようにしてもよい。
【0018】また、前記制御手段は、前記測定された環
状ワークの外径と内径との差分、または前記環状ワーク
の外径および内径の平均値が所定値に達したときに、前
記環状ワークの圧延・拡径加工を終了するようにしても
よい。ようにしてもよい。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0020】図1は、本発明の実施の形態に係る環状体
のローリング加工装置の概略構成を示す図である。
【0021】同図に示すように、本発明の実施の形態に
係るローリング加工装置は、環状ワーク101をその外
周面から押圧する成形ロール102と、環状ワーク10
1をその内周面から押圧するマンドレル103とを備え
る。成形ロール102とマンドレル103とは互いに平
行な回転軸を有し、共働して環状ワーク101を挟圧す
る。
【0022】成形ロール102は、環状ワーク101の
外周面の仕上げ形状に対応する外周面形状を有し、ま
た、マンドレル103は、環状ワーク101の内周面の
仕上げ形状に対応する外周面形状を有する。成形ロール
102は、図示しないスライド機構により図の左右方向
に駆動される。
【0023】マンドレル103はマンドレル支持台10
4により支持されると共に、成形ロール102の反対側
から2つのサポートロール105a,105b(図4お
よび図5参照)により付勢されて、成形ロール102と
の間で環状ワーク101を挟圧する。
【0024】サポートロール105a,105bは同一
の半径を有し、成形ロール102およびマンドレル10
3の各回転軸と平行な共通の回転軸の回りに回転する。
図1においては、図の正面奥側に配されるサポートロー
ル105bのみが図示されている。このサポートロール
105bには、環状ワーク101の内径を測定するため
の機構の一部である後述する測定子108を収納するた
めの収納溝105cが形成されている。
【0025】環状ワーク101の成形ロール102の反
対側には、環状ワーク101の外周面に接するように、
接触子106が配され、この接触子106は、成形ロー
ル102と一体的に動くように固定された起動スイッチ
107に固定されている。
【0026】また、サポートロール105aとサポート
ロール105bとの間には、環状ワーク101のローリ
ング加工がある程度進んだ段階において、その先端部が
環状ワーク101の内径内に挿入される測定子108が
配されており、この測定子108は前後方向シリンダ1
10に固定され、この前後方向シリンダ110は左右方
向シリンダ111に固定されている。
【0027】次に、図2を参照して、環状ワーク101
の外径を測定するための機構を説明する。図2は環状ワ
ーク101の外径を測定するための機構の構成を示す図
である。同図(a)は同機構を図1の正面方向から見た
図、同図(b)は同機構を図1の右方向から見た図であ
る。
【0028】図2に示すように、環状ワーク101の外
径を測定するための機構は、接触子106と起動スイッ
チ107とから構成される。また、起動スイッチ107
は、本体501と、ベース502と、ガイドバー503
と、リニアガイド504と、バネ505と、スライド5
06と、近接スイッチ507とから主に構成されてい
る。
【0029】接触子106は起動スイッチ107の本体
501に固定されている。ベース502は、図2(a)
の上側からみて略コの字型の形状を有し、ガイドバー5
03およびリニアガイド504夫々の両端を支持すると
共に、図2(a)の正面奥側の壁に近接スイッチ507
が取り付けられている。本体501にはスライド506
が取り付けられており、ガイドバー503は本体501
を直接に、リニアガイド504は前記スライド506を
介して間接的に、本体501の移動をガイドする。
【0030】バネ505は、本体501を図2(a)の
右方向に付勢する。このバネ505の付勢力により、接
触子106はローリング加工中の環状ワーク101の外
周に常時摺接する。近接スイッチ507は、ベース50
2上におけるその設置位置の変更が可能であり、その設
置位置まで本体501が変位してきたときに、検出信号
を出力する。
【0031】前記設置位置は測定子108の先端部が環
状ワーク101の内径内に挿入可能な程度まで加工され
たときの環状ワーク101の外径を予め調べておき、そ
のときの起動スイッチ107の本体501の位置に対応
して近接スイッチ507が検出信号を出力するように、
該近接スイッチ507の位置をベース502上で調節し
てある。
【0032】次に、図3を参照して、環状ワーク101
の内径を測定するための機構を説明する。図3は、環状
ワーク101の内径を測定するための機構の構成を示す
図である。同図(a)は同機構を図1の正面方向から見
た図、同図(b)は同機構を図1の右方向から見た図で
ある。
【0033】図3に示すように、環状ワーク101の内
径を測定するための機構は、測定子108、変位測定器
109、前後方向シリンダ110、および左右方向シリ
ンダ111から構成されている。
【0034】測定子108は、サポートロール105b
に設けられた収納溝105cに収納できるように、図3
(a)の正面方向からみて略円弧状の形状とされてい
る。このため、環状ワーク101の内径の測定を実行し
ない待機時には、図示しない供給装置による環状ワーク
101の供給/排出動作に測定子108が環状ワーク1
01に干渉することはない。
【0035】また、測定子108は、図3(b)の正面
方向からみて略コの字型の形状を有する。このため、環
状ワーク101の内径を測定するときに、環状ワーク1
01の外面を避けて、触針108aが設けられた測定子
108の先端を環状ワーク101の内径内に挿入できる
(図4参照)。
【0036】前後方向シリンダ110は測定子108を
10mm程度の範囲で図3(b)の左右方向にストロー
クさせる。前後方向シリンダ110は左右方向シリンダ
111のスライダ111a上に取り付けられており、左
右方向シリンダ111は、前後方向シリンダ110の動
きと連動して、測定子108を30mm程度の範囲で図
3(a)の左右方向にストロークさせる。左右方向シリ
ンダ111のストロークは、測定子108がマンドレル
103に干渉しないようにその右限が設定されている。
【0037】また、左右方向シリンダ111には、変位
測定器109に摺接する連結棒111bが取り付けられ
ている。変位測定器109は、マンドレル支持部104
と同じベース上に設置されており、連結棒111bとの
接点位置に応じて値が変化する電気信号を出力する。
【0038】図4は、測定子108が内径測定位置にあ
るときの、環状ワーク101と測定子108との相関関
係を示す図である。内径測定位置においては、前後方向
シリンダ110のスライド動作により図の矢印Aの方向
に移動した測定子108が、その先端部が環状ワーク1
01の内径内に配置された状態になる。
【0039】図5は、測定子108が上記待機状態にあ
るときの、環状ワーク101と測定子108との相関関
係を示す図である。上記待機状態においては、前後方向
シリンダ110のスライド動作により図の矢印Bの方向
に移動した測定子108が、その先端部が環状ワーク1
01の内径内に位置しない状態になる。
【0040】次に、本実施の形態のローリング加工装置
の動作を説明する。図6は、本発明の一つの実施の形態
に係る環状体のローリング加工装置の制御機構の概略構
成を示すブロック図である。図7は、本発明の一つの実
施の形態に係る環状体のローリング加工装置の制御機構
による処理のフローチャートである。
【0041】本実施の形態のローリング加工装置の制御
機構は、加工制御装置601を有し、この加工制御装置
601には、変位測定器109、前後方向シリンダ11
0、左右方向シリンダ111、近接スイッチ507およ
び成形ロール102の回転・移動を行うためのアクチュ
エータ手段604が夫々接続されている。なお、加工制
御装置601には、変位の値を監視するためのモニタを
接続するようにしてもよい。
【0042】この加工制御装置601には、近接スイッ
チ507からの上記検出信号、および変位測定器109
からの上記電気信号が入力される。また、加工制御装置
601は、環状ワーク101の加工開始および加工終了
を告げる信号を、アクチュエータ手段604に出力する
と共に、前後方向シリンダ110および左右方向シリン
ダ111を所望の方向に駆動するための進退指令を出力
する。
【0043】図7において、まず、環状ワーク101の
内径が加工完了時の内径に達したときに、変位測定器1
09が出力すべき前記電気信号の値が加工完了を示すた
めの基準値として設定される。
【0044】すなわち、予め加工完了時の内径および外
径に正確に一致するように製作されたマスターリングを
用意し、このマスターリングを図1の環状ワーク108
と同様に、実際にマンドレル103にとおし、測定子1
08の先端をマスターリング内径に接触させ、測定子1
08の先端からマンドレル103の外径面までの最大距
離がマスターリングの内径と等しくなるような状態にお
いて、変位測定器109が出力する電気信号の値を加工
完了を示すための基準値として設定する。この基準値は
加工制御装置601中の図示しないメモリ部に記憶され
る。
【0045】なお、このステップS1の基準値の設定処
理は、多数の環状ワーク108を連続して加工する場合
には最初の1つを加工するときにのみ実行すればよく、
2個目以降の環状ワーク108の加工において更にステ
ップS1の処理を行う必要はない。
【0046】次に、上記不図示の供給装置により、環状
ワーク101を成形ロール102とマンドレル103と
の間にセットする(ステップS2)。環状ワーク101
のセットが完了すると、加工制御装置601からアクチ
ュエータ手段604に加工動作の開始を指示する信号が
入力され、成形ロール102を移動させて、環状ワーク
101をマンドレル103との間に挟持し、次いで、成
形ロール102を回転させることにより、環状ワーク1
01のローリング加工が開始される(ステップS3)。
この時点で接触子106は環状ワーク101の外周面に
接触しているが、環状ワーク101の内周部とマンドレ
ル103とにより形成される空間は狭く、測定子108
を挿入することは不可能なため、測定子108は、図5
に示す待機位置にある。
【0047】次に、近接スイッチ507が検出信号を出
力したか否かが判断される(ステップS4)。近接スイ
ッチ507から検出信号が出力されていない場合には、
環状ワーク101の内径内に測定子108の先端部が挿
入できないものとして、この判断を適宜の微小な時間間
隔毎に繰り返す。
【0048】上記ステップS4で、近接スイッチ507
が検出信号を出力したと判断されると、環状ワーク10
1がその内径内に測定子108の先端部を挿入できる大
きさにまで加工されたものとして、前後方向シリンダ1
10に進退指令を出力し、測定子108を図4に示す内
径測定位置に移動させる(ステップS5)。
【0049】次に、左右シリンダにより測定子108を
図1の左方向に移動させて、測定子先端に設けられた触
針を環状ワーク101内周面と接触させると共に、該触
針が環状ワーク101内周面と常時摺接するように、測
定子108を図1の左方向に0.1N程度の力で付勢す
る(ステップS6)。
【0050】次に、変位測定器603が出力する前記電
気信号に基づいて加工制御装置601がその時点の環状
ワーク101の内径を測定し(ステップS7)、この内
径が所望の内径に達したか否かが判断される(ステップ
S8)。具体的には、測定された現在位置のデータが加
工制御装置601に取り込まれ、図示しない比較器によ
り、上記ステップS1でメモリ部に記憶された基準値と
比較される。内径が所望の内径に達していない場合は、
上記判断を適宜の微小な時間間隔毎に繰り返し、内径が
所望の内径に達したと判断されると、前記比較器から電
気信号が出力される。すなわち、アクチュエータ手段6
04に加工動作の終了を指示する信号が入力される。
【0051】以上述べたように、本実施の形態の環状体
のローリング加工装置によれば、環状ワーク101の内
径内に測定子108の先端部が挿入可能になった時点か
ら直接内径を測定しつつ、環状ワーク101をローリン
グ加工することができるので、加工された環状体の内径
の固体差を小さくすることができる。この結果、内径寸
法の繰り返し加工精度が向上するので、次工程である内
径旋削や内径研削のための取り代を一定にすることがで
きる。このため、上記次工程における加工時間の安定化
を図ることができると共に、取り代の削減が可能とな
り、次工程における生産性の更なる向上も達成すること
ができる。
【0052】尚、上記実施の形態においては、起動スイ
ッチ107の近接スイッチ507により、環状ワーク1
01の内径が測定可能となった時点の起動スイッチ10
7の本体501の位置を検出させるようにしていたが、
この近接スイッチ507に代えて、起動スイッチ107
の本体501の変位を測定する、例えばリニアスケール
等の変位測定器を設け、この変位測定器の出力に基づい
て、内径の測定の開始時点および加工の終了時点を決定
するようにしてもよい。
【0053】すなわち、上記近接スイッチ507に代え
て起動スイッチ107に設けた変位測定器の出力から環
状ワーク101の外径を演算し、この外径が所定の外径
に達したときに内径の測定を開始する。また、加工の終
了時点は、上記演算された環状ワーク101の外径と内
径の差分、または外径と内径の平均値が夫々所定値に達
したときに環状ワーク101のローリング加工を終了す
るようにしてもよい。
【0054】
【発明の効果】請求項1記載の環状体のローリング加工
方法によれば、圧延・拡径される環状ワークの外径を監
視して、該監視されている環状ワークの外径が、マンド
レルが接する部位とは異なる部位においてその先端が環
状ワークの内周面に摺接するように構成された測定子の
先端を挿入可能な所定の外径に達したときに、測定子を
その先端が環状ワークの内周面に摺接しない位置から摺
接する位置に移動させ、環状ワークの圧延・拡径に伴う
測定子の変位量を検出し、該検出された測定子の変位量
に基づいて、環状ワークの内径を演算するので、環状ワ
ークの内径を直接測定しつつ環状ワークを加工すること
ができ、したがって環状ワーク内径の仕上げ精度を向上
させることができる。
【0055】また、上述した構成により、加工後のリン
グ内径の仕上げ寸法が、個々の環状ワーク素材の体積の
ばらつきに影響されずに一定化するので、例えば型通し
等のサイジング加工により内径を矯正したときの矯正量
が一定となり、したがって上記サイジング加工の作業能
率が向上すると共に、通し型の寿命が長くなる。
【0056】また、このように加工後のリング内径の仕
上げ寸法が一定化することにより、断面形状が比較的単
純な環状ワークであれば、型通しを行う必要がなく、し
たがってリング加工工程を簡略化することができるた
め、リング加工費の中で、大きな割合を占めるサイジン
グ加工費用を削減できる。
【0057】また、加工後のリング内径の仕上げ寸法が
一定化することにより、次工程(内径旋削や内径研削
等)において必要とされる加工量が小さくなり、その作
業能率の向上を達成することができる。また、この次工
程における加工量の削減によりワーク素材体積を小さく
することができるので、歩留りを向上することができ
る。
【0058】さらにまた、内径および外径の平均値の均
一化を図ることや、半径方向の肉厚を均一化することも
容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施の形態に係る環状体のロー
リング加工装置の概略構成を示す図である。
【図2】本発明の一つの実施の形態に係る環状体のロー
リング加工装置の環状ワーク101の外径を測定するた
めの機構の構成を示す図である。
【図3】本発明の一つの実施の形態に係る環状体のロー
リング加工装置の環状ワーク101の内径を測定するた
めの機構の構成を示す図である。
【図4】本発明の一つの実施の形態に係る環状体のロー
リング加工装置の測定子108が内径測定位置にあると
きの、環状ワーク101と測定子108との相関関係を
示す図である。
【図5】本発明の一つの実施の形態に係る環状体のロー
リング加工装置の測定子108が上記待機状態にあると
きの、環状ワーク101と測定子108との相関関係を
示す図である。
【図6】本発明の一つの実施の形態に係る環状体のロー
リング加工装置の制御機構の概略構成を示すブロック図
である。
【図7】本発明の一つの実施の形態に係る環状体のロー
リング加工装置の制御機構による処理のフローチャート
である。
【図8】従来の環状体のローリング加工装置の概略構成
を示す図である。
【図9】従来の加工方法により加工されたリングの型通
しの実行方法を示す図である。
【符号の説明】
101 環状ワーク 102 成形ロール 103 マンドレル 104 マンドレル支持台 105a,105b サポートロール 106 接触子 107 起動スイッチ 108 測定子 109 変位測定器 110 前後方向シリンダ 111 左右方向シリンダ 507 接近スイッチ 601 制御加工装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状ワークをその外周面から押圧する成
    形ロールおよび前記環状ワークをその内周面から押圧す
    るマンドレルの少なくとも一方を回転させつつ、前記成
    形ロールと前記マンドレルとを近接させることにより、
    前記成形ロールと前記マンドレルとの間で前記環状ワー
    クを挟圧して、前記環状ワークを周方向に圧延して拡径
    する環状体のローリング加工方法において、前記圧延・
    拡径される環状ワークの外径を監視して、該監視されて
    いる環状ワークの外径が、前記マンドレルが接する部位
    とは異なる部位においてその先端が前記環状ワークの内
    周面に摺接するように構成された測定子の先端を挿入可
    能な所定の外径に達したときに、前記測定子をその先端
    が前記環状ワークの内周面に摺接しない位置から摺接す
    る位置に移動させ、前記環状ワークの圧延・拡径に伴う
    前記測定子の変位量を検出し、該検出された前記測定子
    の変位量に基づいて、環状ワークの内径を演算すること
    を特徴とする環状体のローリング加工方法。
JP18424996A 1996-06-26 1996-06-26 環状体のローリング加工方法及び装置 Expired - Fee Related JP3692635B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18424996A JP3692635B2 (ja) 1996-06-26 1996-06-26 環状体のローリング加工方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18424996A JP3692635B2 (ja) 1996-06-26 1996-06-26 環状体のローリング加工方法及び装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JPH105918A true JPH105918A (ja) 1998-01-13
JPH105918A5 JPH105918A5 (ja) 2004-07-15
JP3692635B2 JP3692635B2 (ja) 2005-09-07

Family

ID=16150009

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18424996A Expired - Fee Related JP3692635B2 (ja) 1996-06-26 1996-06-26 環状体のローリング加工方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3692635B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103990749A (zh) * 2014-04-30 2014-08-20 浙江远大重工锻压有限公司 球型辗环机测量装置
CN105290121A (zh) * 2014-07-29 2016-02-03 无锡市大桥轴承机械有限公司 一种辗环机主滑块测量装置
CN113290444A (zh) * 2021-05-26 2021-08-24 苏州道格实业有限公司 一种压力锅圈加工用具有直径检测结构的磨削装置

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5239933B2 (ja) * 2009-02-20 2013-07-17 日本精工株式会社 金属製リング状部品の製造方法
JP5545350B2 (ja) * 2012-12-14 2014-07-09 日本精工株式会社 金属製部品の塑性加工装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103990749A (zh) * 2014-04-30 2014-08-20 浙江远大重工锻压有限公司 球型辗环机测量装置
CN105290121A (zh) * 2014-07-29 2016-02-03 无锡市大桥轴承机械有限公司 一种辗环机主滑块测量装置
CN105290121B (zh) * 2014-07-29 2017-09-15 无锡市大桥轴承机械有限公司 一种辗环机主滑块测量装置
CN113290444A (zh) * 2021-05-26 2021-08-24 苏州道格实业有限公司 一种压力锅圈加工用具有直径检测结构的磨削装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3692635B2 (ja) 2005-09-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5329691A (en) Hole probe apparatus
JP2010029893A (ja) 回転加工装置における金属円筒体加工方法
JPH105918A (ja) 環状体のローリング加工方法
US20240383030A1 (en) Ring-rolling mill and method for operating same
JPH0871677A (ja) 自動車のホイールリム生産のための装置と方法
JP3904529B2 (ja) パイプ成形方法及び装置
CN113953395A (zh) 自动扩管装置
EP3715025A1 (en) Machining tool and workpiece measurement method
JP2005305512A (ja) ねじ装置の転造加工方法、ボールねじ装置およびローラねじ装置
US4302996A (en) Apparatus and method for determining wire blank length
JP3716895B2 (ja) R溝測定用の測定子、及びクランクシャフトのr溝測定装置
RU2154565C1 (ru) Устройство диагностики токарных станков по параметрам точности изготавливаемой детали
JPH105918A5 (ja)
JPH0349851A (ja) 機上測定装置
CN114001616A (zh) 焊接式推杆组件位置度快速检测装置
JP2021020257A (ja) 加工システム
KR101389920B1 (ko) 극소벤딩기의 파이프 선단 조절장치
JP2001353532A (ja) スピニング加工方法および装置
JPH0732245A (ja) 定寸装置及び定寸方法
JP2003275838A (ja) 輪体成形装置
JPH0390240A (ja) 環状ワークの冷間ローリング装置
JPH08281364A (ja) リング状ワークのロール成形装置
JP3766134B2 (ja) ホーニング加工の内径補正方法および同補正装置
JPH04111932A (ja) チューブの曲げ装置
JPS6131764Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050526

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050531

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050613

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees