JPH1060202A - 着色樹脂組成物 - Google Patents

着色樹脂組成物

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JPH1060202A
JPH1060202A JP8235973A JP23597396A JPH1060202A JP H1060202 A JPH1060202 A JP H1060202A JP 8235973 A JP8235973 A JP 8235973A JP 23597396 A JP23597396 A JP 23597396A JP H1060202 A JPH1060202 A JP H1060202A
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JP
Japan
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weight
component
resin composition
styrene
acrylate
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Application number
JP8235973A
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English (en)
Inventor
Toshie Sofue
利江 祖父江
Katsuyuki Kato
勝之 加藤
Masaaki Motai
政明 馬渡
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JSR Corp
Original Assignee
Japan Synthetic Rubber Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 着色模様を有する樹脂成形品を提供するこ
と。 【解決手段】(A)染料および/または顔料 0.1〜
30重量%、(B)芳香族ビニル化合物、シアン化ビニ
ル化合物、(メタ)アクリル酸エステルから選ばれた少
なくとも1種の重合体であって、ポリスチレン換算の重
量平均分子量が100万未満の重合体 4〜95重量%
および(C)芳香族ビニル化合物、シアン化ビニル化合
物、(メタ)アクリル酸エステルから選ばれた少なくと
も1種の重合体であって、ポリスチレン換算の重量平均
分子量が100万以上の重合体 4〜95重量%を含有
し、(B)成分と(C)成分の分子量の差が30万以上
である着色樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は樹脂を不均一に着色
(模様付け)に適した着色樹脂組成物に関する。
【従来の技術】従来より、樹脂の着色や模様付けは広く
行われており、中でもスチレン系樹脂はその着色性の良
好なことからOA・家電分野、車輌分野等幅広く用いら
れている。しかし、用いられる分野によっては木目模様
や大理石模様などを施す必要があり、一般には成形後に
このような模様を施したシートを貼る等の方法が行われ
ている。しかしながら、このような方法では模様のシー
トの値段が高いという問題、シートを接着するための工
程が必要でありコストアップになるという問題、さらに
木目模様が単調であるという問題がある。
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来技術
の課題を背景になされたもので、樹脂に木目模様や大理
石模様などを付与するのに有用な着色樹脂組成物を提供
することを目的とする。
【0002】
【課題を解決するための手段】本発明は、(A)染料お
よび/または顔料 0.1〜30重量%、(B)芳香族
ビニル化合物、シアン化ビニル化合物、(メタ)アクリ
ル酸エステルから選ばれた少なくとも1種の重合体であ
って、ポリスチレン換算の重量平均分子量が100万未
満の重合体 4〜95重量%および(C)芳香族ビニル
化合物、シアン化ビニル化合物、(メタ)アクリル酸エ
ステルから選ばれた少なくとも1種の重合体であって、
ポリスチレン換算の重量平均分子量が100万以上の重
合体 4〜95重量%を含有し、(B)成分と(C)成
分の分子量の差が30万以上である着色樹脂組成物を提
供するものである。
【0003】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施態様として
は、次のような態様が挙げられる。 (1)熱可塑性樹脂(D)100重量部に対し、上記着
色樹脂組成物を0.1〜50重量部配合してなる樹脂組
成物。 (2)熱可塑性樹脂(D)20〜100重量%、セルロ
ース系物質(E)80〜0重量%を含有する樹脂100
重量部に対し、上記着色樹脂組成物を0.1〜50重量
部配合してなる樹脂組成物。 (3)熱可塑性樹脂(D)が、スチレン系樹脂である、
上記(1)または(2)の樹脂組成物。 (4)熱可塑性樹脂(D)が、ゴム質重合体(a)存在
下又は非存在化に芳香族ビニル化合物及び芳香族ビニル
化合物と共重合可能な他のビニル系単量体からなる単量
体成分(b)を(共)重合して得られるスチレン系樹脂
であるである、上記(1)または(2)の樹脂組成物。
【0004】本発明の(A)成分の染顔料としては、樹
脂の着色に使用されている公知の染料、有機顔料および
無機顔料であり、これらの1種以上が使用できる。染料
としては、複素環系、アンスラキノン系、アゾ系、ペリ
ノン系、ローダミンレーキなどの塩基性染料系レーキな
どが挙げられる。有機顔料としては、ペリレン系、蛍光
贈白剤、フタロシアニン系、キナクリドン系、パーマネ
ントレッド、レーキレッド、ファーストエローなどのア
ゾ系、ニトロソ系、ニトロ系、などが挙げられる。これ
らの中では、アゾ系やフタロシアニン系などが好ましく
使用できる。無機顔料としては、亜鉛華、チタンエロー
などの酸化亜鉛、チタン白などの酸化チタン系、焼成
系、群青系、コバルトブルー系、ベンガラなどの酸化鉄
系、カーボンブラック系、硫化鉄、硫化カドミニウムな
どの硫化物系、クロム酸鉛、クロム酸亜鉛などのクロム
酸塩系、炭酸塩系、金属粉系などが挙げられる。これら
の中では、酸化鉄系、カーボンブラック系、群青系など
が好ましく使用できる。
【0005】本発明の(A)成分の使用量は、着色樹脂
組成物中0.1〜30重量%、好ましくは0.2〜25
重量%、さらに好ましくは0.5〜20重量%、特に好
ましくは1〜15重量%である。その使用量が本発明の
範囲外では、鮮明な木目模様が得られない。
【0006】本発明の(B)成分は、芳香族ビニル化合
物、シアン化ビニル化合物、(メタ)アクリル酸エステ
ルから選ばれた少なくとも1種の重合体であって、ポリ
スチレン換算の重量平均分子量が100万未満の重合体
である。芳香族ビニル化合物としては、スチレン、tー
ブチルスチレン、αーメチルスチレン、pーメチルスチ
レン、ジビニルベンゼン、1,1ージフェニルスチレ
ン、N,Nージエチルーpーアミノメチルスチレン、
N,Nージエチルーpーアミノエチルスチレン、ビニル
ピリジン、ビニルキシレン、モノクロルスチレン、ジク
ロロスチレン、モノブロモスチレン、ジブロモスチレ
ン、フルオロスチレン、エチルスチレン、ビニルナフタ
レンなどが挙げられ、特にスチレン、αーメチルスチレ
ンが好ましい。これらの芳香族ビニル化合物は、1種単
独あるいは2種以上混合して用いられる。また、シアン
化ビニル化合物としては、アクリロニトリル、メタクリ
ロニトリルなどが挙げられ、好ましいものとしてアクリ
ロニトリルが挙げられる。(メタ)アクリル酸エステル
としては、メチルアクリレート、エチルアクリレート、
プロピルアクリレート、ブチルアクリレート、アミノア
クリレート、ヘキシルアクリレート、オクチルアクリレ
ート、2ーエチルヘキシルアクリレート、シクロヘキシ
ルアクリレート、ドデシルアクリレート、オクタデシル
アクリレート、フェニルアクリレート、ベンジルアクリ
レートなどのアクリル酸エステル;メチルメタクリレー
ト、エチルメタクリレート、プロピルメタクリレート、
ブチルメタクリレート、アミノメタクリレート、ヘキシ
ルメタクリレート、オクチルメタクリレート、2ーエチ
ルヘキシルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリレ
ート、ドデシルメタクリレート、オクタデシルメタクリ
レート、フェニルメタクリレート、ベンジルメタクリレ
ートなどのメタクリル酸エステルが挙げられる。これら
の中ではメタクリル酸エステルが好ましく、とくにメチ
ルメタクリレートが好ましい。これらは1種単独あるい
は2種以上混合して用いられる。2種以上混合して用い
る場合の組み合わせとして好ましいものは、スチレン
/アクリロニトリル共重合体、スチレン/メタクリル
酸メチル共重合体、メチルメタクリレート/ブチルア
クリレート共重合体、スチレン/アクリロニトリル/
メタクリル酸メチル共重合体である。
【0007】また、本発明の(B)成分はゴム質重合体
を含んでも鮮明な模様は得られるが、含まない方がより
鮮明な模様が得られる。使用できるゴム質重合体として
は後記の(D)成分に使用できるものが全て使用でき
る。(B)成分のポリスチレン換算の重量平均分子量
は、100万未満であり、好ましくは1万〜50万、さ
らに好ましくは2万〜30万、特に好ましくは3万〜2
0万である。重量平均分子量が100万を超えると、鮮
明な模様が得難い。本発明の(B)成分の使用量は着色
樹脂組成物中に4〜94重量%、好ましくは5〜85重
量%、さらに好ましくは8〜80重量%である。その使
用量が本発明の範囲外では鮮明な模様が得られない。
【0008】本発明の(C)成分は、芳香族ビニル化合
物、シアン化ビニル化合物、(メタ)アクリル酸エステ
ルから選ばれた少なくとも1種の重合体であって、ポリ
スチレン換算の重量平均分子量が100万以上の重合体
である。ここで使用される芳香族ビニル化合物、シアン
化ビニル化合物、(メタ)アクリル酸エステルは、
(B)成分で使用されるものすべてが挙げられる。芳香
族ビニル化合物ではスチレンが特に好ましい。また、シ
アン化ビニル化合物では特にアクリロニトリルが好まし
く、(メタ)アクリル酸エステルではメチルメタクリレ
ート、ブチルアクリレートが好ましい。これらは1種単
独あるいは2種以上混合して用いられる。2種以上混合
して用いる場合の組み合わせとして好ましいものは、
スチレン/アクリロニトリル共重合体、スチレン/メ
タクリル酸メチル共重合体、メチルメタクリレート/
ブチルアクリレート共重合体、スチレン/アクリロニ
トリル/メタクリル酸メチル共重合体である。また、本
発明の(C)成分はゴム質重合体を含んでも鮮明な模様
は得られるが、含まない方がより鮮明な模様が得られ
る。使用できるゴム質重合体としては上記したもの全て
が含まれる。
【0009】(C)成分のポリスチレン換算の重量平均
分子量は100万以上であり、好ましくは120万〜1
000万、さらに好ましくは150万〜900万、特に
好ましくは200万〜850万である。重量平均分子量
が100万未満では、鮮明な模様が得られない。本発明
の(C)成分の使用量は着色樹脂組成物中に5〜95重
量%、好ましくは10〜94重量%、さらに好ましくは
15〜90重量%である。その使用量が本発明の範囲外
では鮮明な模様が得られない。本発明の(B)成分と
(C)成分の分子量の差は、30万以上であり、好まし
くは50万以上であり、さらに好ましくは100万以上
であり、特に好ましくは120万〜800万である。
【0010】本発明の着色樹脂組成物は、熱可塑性樹脂
(D)あるいは熱可塑性樹脂組成物に配合して成形する
ことにより、木目模様や大理石模様などの模様がついた
成形品を製造することができる。熱可塑性樹脂(D)と
しては、スチレン系樹脂、ポリカーボネート、ポリアミ
ド、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリアクリレー
ト、ポリエーテル系樹脂、ポリフェニレンスルフィド、
ポリアミドエラストマー、ポリエステルエラストマーな
どが挙げられる。これらの中ではスチレン系樹脂が好ま
しい。スチレン系樹脂のなかでも特に好ましいものとし
て、ゴム質重合体(a)存在下又は非存在化に芳香族ビ
ニル化合物及び芳香族ビニル化合物と共重合可能な他の
ビニル系単量体からなる単量体成分(b)を(共)重合
して得られるスチレン系樹脂が挙げられる。
【0011】上記スチレン系樹脂で使用されるゴム質重
合体(a)としては、例えばポリブタジエン、ポリイソ
プレン、ブチルゴム、スチレンーブタジエン共重合体
(スチレン含量5〜60%が好ましい)、スチレンーイ
ソプレン共重合体、アクリロニトリルーブタジエン共重
合体、エチレンーαーオレフィン系共重合体、エチレン
ーαーオレフィンーポリエン共重合体、シリコーンゴ
ム、アクリルゴム、ブタジエンー(メタ)アクリル酸エ
ステル共重合体、スチレンーブタジエンブロック共重合
体、スチレンーイソプレンブロック共重合体、水素化ス
チレンーブタジエンブロック共重合体、水素化ブタジエ
ン共重合体、エチレン系アイオノマーなどが挙げられ
る。また、スチレンーブタジエンブロック共重合体、ス
チレンーイソプレンブロック共重合体には、AB型、A
BA型、テーパー型、ラジアルテレブロック型の構造を
有するものなどが含まれる。さらに、水素化ブタジエン
系重合体は、上記ブロック共重合体の水素化物のほか
に、スチレンブロックとスチレンーブタジエンランダム
共重合体のブロック体の水素化物、ポリブタジエン中の
1,2ービニル結合含量が20重量%以下のブロックと
1,2ービニル結合含量が20重量%を超えるポリブタ
ジエンブロックからなる重合体の水素化物などが含まれ
る。また、エチレンーαーオレフィン系共重合体におけ
るエチレンとαーオレフィンの重量比は95/5〜5/
95、好ましくは95/5〜20/80、さらに好まし
くは92/8〜60/40である。エチレンーαーオレ
フィンのムーニー粘度(ML1+4、100℃)は、耐衝
撃性の面から5〜200、好ましくは5〜100、さら
に好ましくは5〜50である。ここで使用されるαーオ
レフィンは、炭素数3〜20個を有する不飽和炭化水素
化合物であり、具体例としては、プロピレン、ブテンー
1、ペンテンー1、ヘキセンー1、ヘプテンー1、4ー
メチルブテンー1、4ーメチルペンテンー1などが挙げ
られる。また、エチレンーαーオレフィンーポリエン共
重合体中の不飽和基はヨウ素価に換算して4〜40の範
囲が好ましい。用いられるジエンの種類は、アルケニル
ノルボルネン類、環状ジエン類、脂肪族ジエン類であ
り、好ましくは5ーエチリデンー2ーノルボルネン及び
ジシクロペンタジエンである。これらのゴム質重合体
は、1種単独でまたは2種以上で使用される。なお、ス
チレン系樹脂中がゴムを含む場合のゴム質重合体の割合
は、好ましくは3〜80重量%、さらに好ましくは5〜
60重量%である。好ましいグラフト率は10〜200
重量%である。
【0012】一方、単量体成分を構成する芳香族ビニル
化合物としては、スチレン、tーブチルスチレン、αー
メチルスチレン、pーメチルスチレン、ジビニルベンゼ
ン、1,1ージフェニルスチレン、N,Nージエチルー
pーアミノメチルスチレン、N,Nージエチルーpーア
ミノエチルスチレン、ビニルピリジン、ビニルキシレ
ン、モノクロルスチレン、ジクロロスチレン、モノブロ
モスチレン、ジブロモスチレン、フルオロスチレン、エ
チルスチレン、ビニルナフタレンなどが挙げられ、特に
スチレン、αーメチルスチレンが好ましい。これらの芳
香族ビニル化合物は、1種単独あるいは2種以上混合し
て用いられる。また、他のビニル系単量体としては、ア
クリロニトリル、メタクリロニトリルなどのシアン化ビ
ニル化合物;メチルアクリレート、エチルアクリレー
ト、プロピルアクリレート、ブチルアクリレート、アミ
ノアクリレート、ヘキシルアクリレート、オクチルアク
リレート、2ーエチルヘキシルアクリレート、シクロヘ
キシルアクリレート、ドデシルアクリレート、オクタデ
シルアクリレート、フェニルアクリレート、ベンジルア
クリレートなどのアクリル酸エステル;メチルメタクリ
レート、エチルメタクリレート、プロピルメタクリレー
ト、ブチルメタクリレート、アミノメタクリレート、ヘ
キシルメタクリレート、オクチルメタクリレート、2ー
エチルヘキシルメタクリレート、シクロヘキシルメタク
リレート、ドデシルメタクリレート、オクタデシルメタ
クリレート、フェニルメタクリレート、ベンジルメタク
リレートなどのメタクリル酸エステル;無水マレイン
酸、無水イタコン酸、無水シトラコン酸などの不飽和酸
無水物;アクリル酸、メタクリル酸などの不飽和酸;マ
レイミド、Nーメチルマレイミド、Nーブチルマレイミ
ド、Nー(pーメチルフェニル)マレイミド、Nーフェ
ニルマレイミド、Nーシクロヘキシルマレイミドなどの
α,βー不飽和ジカルボン酸のイミド化合物;グリシジ
ルメタクリレート、アリルグリシジルエーテルなどのエ
ポキシ基含有不飽和化合物;アクリルアミド、メタクリ
ルアミドなどの不飽和カルボン酸アミド;アクリルアミ
ン、メタクリル酸アミノメチル、メタクリル酸アミノエ
ーテル、メタクリル酸アミノプロピル、アミノスチレン
などのアミノ基含有不飽和化合物;3ーヒドロキシー1
ープロペン、4ーヒドロキシー1ーブテン、シスー4ー
ヒドロキシー2ーブテン、トランスー4ーヒドロキシー
2ーブテン、3ーヒドロキシー2ーメチルー1ープロペ
ン、2ーヒドロキシエチルアクリレート、2ーヒドロキ
シエチルメタクリレート、ヒドロキシスチレンなどの水
酸基含有不飽和化合物;ビニルオキサゾリンなどのオキ
サゾリン基含有不飽和化合物などが挙げられる。
【0013】芳香族ビニル化合物と共重合可能な他のビ
ニル系単量体の中で特に好ましいものは、シアン化ビニ
ル化合物、(メタ)アクリル酸エステル、不飽和酸無水
物、不飽和酸、α,βー不飽和ジカルボン酸のイミド化
合物、エポキシ基含有不飽和化合物、水酸基含有不飽和
化合物から選ばれた1種または2種以上の単量体であ
る。好ましい芳香族ビニル化合物と共重合可能な他のビ
ニル系単量体の具体的なものとしては、アクリロニトリ
ル、メタクリル酸、メチルメタクリレート、ブチルアク
リレート、無水マレイン酸、Nーフェニルマレイミド、
グリシジルメタクリレート、2ーヒドロキシエチルメタ
クリレートなどである。(A)成分を構成する単量体成
分の組み合わせとして好ましいものは、スチレン/ア
クリロニトリル共重合体、スチレン/メタクリル酸メ
チル共重合体、スチレン/Nーフェニルマレイミド共
重合体、スチレン/Nーフェニルマレイミド/無水マ
レイン酸共重合体、スチレン/アクリロニトリル/ヒ
ドロキシル基含有不飽和化合物共重合体、スチレン/
アクリロニトリル/不飽和酸共重合体、スチレン/ア
クリロニトリル/エポキシ基含有共重合体、スチレン
/アクリロニトリル/オキサゾリン基含有不飽和化合物
共重合体である。上記他のビニル系単量体の量は、単量
体成分中、60重量%以下が好ましく、さらに好ましく
は50重量%以下である。なお、上記α,βー不飽和ジ
カルボン酸のイミド化合物において、上記芳香族ビニル
化合物と上記不飽和酸無水物との共重合体を、後イミド
化(完全又は部分)したものも使用できる。また、スチ
レン系樹脂のメチルエチルケトン可溶部の固有粘度(メ
チルエチルケトンを溶媒とし、30℃で測定)は、好ま
しくは0.2〜0.8dl/g、さらに好ましくは0.
3〜0.7dl/gである。スチレン系樹脂は、公知の
重合法である乳化重合、懸濁重合、塊状重合、溶液重合
などで得ることができる。特に好ましくは、乳化重合、
溶液重合である。
【0014】次に、本発明の着色樹脂組成物は、上記熱
可塑性樹脂(D)に(E)セルロース系物質を混合した
ものに配合することによりさらに木質感が向上する。
(E)セルロース系物質としては、木粉、紙、パルプ、
モミガラ、バガスなどの植物性物質、またはこれらの粉
砕品が挙げられる。(E)セルロース系物質の形状とし
ては、粉末や繊維状など、すべての形状が含まれる。こ
のうち、木粉としては、種々の種類が限定せずに使用で
き、例えばエゾマツ、トドマツ、カラマツなどのマツ
類、ツガ、サクラ、スギ、ナラ、ヒノキ、シナノキ、ブ
ナ、ラワン、モミなどが挙げられる。これらの原木を裁
断し、製材する際に発生するノコくずやおがくずおよび
木材の細片などを粉砕したものが使用される。また、例
えば竹草などの粉末および紙、パルプ、もみがらなどの
粉末も含まれる。さらに、これらセルロース系物質の脱
リグニン品も使用することができる。(E)セルロース
系物質は、粉砕品で使用することが好ましく、特に好ま
しくは100メッシュパス以下の粉末にしたものであ
る。
【0015】(E)セルロース系物質の使用量は、
(D)+(E)成分中に、80重量%以下、好ましくは
5〜70重量%、さらに好ましくは10〜60重量%で
ある。その使用量が範囲外では鮮やかな木目模様が得ら
れない。本発明の着色樹脂組成物((A)+(B)+
(C))は、(D)成分または(D)+(E)成分が1
00重量部に対して、通常0.1〜50重量部、好まし
くは0.2〜30重量部、さらに好ましくは0.5〜2
0重量部配合することにより、成形品としたときに鮮明
な模様がついた樹脂組成物が得られる。
【0016】上記樹脂組成物は発泡成形にも優れる。こ
こで使用される発泡剤および発泡方法については公知の
方法で行うことができる。発泡剤としては、物理発泡ま
たは化学発泡剤が使用できる。物理発泡剤としては、空
気、炭酸ガス、チッ素ガスなどの無機系、ブタン、ペン
タン、ヘキサン、フロンなどの有機系が使用できる。ま
た、化学発泡剤としては、重炭酸ナトリウム+酸、重炭
酸塩、炭酸塩などの無機系があり、有機系としては、イ
ソシアネート化合物、アゾ化合物、ヒドラジン誘導体、
セミカルバジド化合物、アジド化合物、ニトロソ化合
物、トリアゾール化合物などがある。また、本発明の
(D)成分あるいは(D)+(E)成分に本発明の
(C)成分を少量添加することにより、成形性が改良で
きる。その使用量は(D)成分あるいは(D)+(E)
成分が100重量部に対して0.1〜20重量部、好ま
しくは0.5〜15重量部である。
【0017】また、上記樹脂組成物には、ガラス繊維、
炭素繊維、金属繊維、ガラスビーズ、ワラストナイト、
ガラスのミルドファイバー、ロックフィラー、炭酸カル
シウム、タルク、マイカ、カオリン、硫酸バリウム、黒
鉛、二硫化モリブデン、酸化マグネシウム、酸化亜鉛ウ
ィスカー、チタン酸カリウムウィスカー、ガラスバルー
ン、セラミックバルーンなどの充填材を1種単独である
いは併用することができる。これらの充填材のうちガラ
ス繊維、炭素繊維の形状としては、6〜60μmの繊維
径と30μm以上の繊維長を有するものが好ましい。こ
れらの充填材は、が挙げられ、これらは、1種単独であ
るいは併用することができる。好ましくは、炭酸カルシ
ウム、タルク、カオリン、チタン酸カリウムウィスカー
である。これらは(D)成分あるいは(D)+(E)成
分が100重量部に対して、通常、1〜200重量部の
範囲で用いられる。
【0018】また、上記樹脂組成物には、公知のカップ
リング剤、抗菌剤、防かび剤、難燃剤、難燃助剤、酸化
防止剤、耐候(光)剤、可塑剤、シリコーンオイル、ミ
ネラルオイル、および他の各種親展油、界面活性剤、着
色剤(顔料、染料など)、滑剤、金属粉、帯電防止剤な
どの添加物を配合することができる。また、本発明の着
色樹脂組成物には公知の滑剤、カップリング剤、界面活
性剤などの添加物を配合することができる。また、本発
明の着色樹脂組成物あるいは上記樹脂組成物は、各種押
し出し機、バンバリーミキサー、ニーダー、ロールなど
を用い、各成分を混練りすることによって得られる。好
ましい製造方法は、押し出し機を用いる方法である。ま
た、各成分を混練りするに際しては、各成分を一括混練
りしてもよく、多段添加方式で混練りしてもよい。
【0019】本発明の着色樹脂組成物を熱可塑性樹脂に
配合した樹脂組成物は従来の押し出し成形法、シート押
し出し成形法、射出成形など公知の成形法により成形す
ることができる。この場合、(A)、(B),(C)を
含有した本発明の着色樹脂組成物を予め溶融混合し、こ
れを(D)または(D)+(E)成分に配合するのが好
ましい。なお、色相の組み合わせによって、種々の着色
模様を有する成形品が得られ、木目模様のみならず大理
石模様等の成形品を得ることができる。上記成形法によ
って得られる各種成形品は、その優れた性質を利用し
て、OA・家電分野、車両・船舶分野、家具・建材など
の住宅関連分野、サニタリー分野、玩具・スポーツ用品
分野、そのほか雑貨などの幅広い分野に使用することが
できる。
【0020】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明
する。なお、実施例中、部および%は、特に断らない限
り重量基準である。また、実施例中の各種評価は、次の
ようにして測定した値である。重量平均分子量 試料を、テトラヒドロフランに溶解し、ゲルパーミエー
ションクロマトグラフィー(GPC)により、ポリスチ
レン換算として求めた。成形品表面外観 押し出し成形で平板を成形し、試験片とした。得られた
試験片の表面の木目模様を下記評価基準で目視判定し
た。 ○:鮮やかな木目模様 ×:不良
【0021】染顔料A−1〜4の調整 A−1;カーボンブラックを用いた。 A−2;ベンガラを用いた。 A−3;チタンイエローを用いた。 A−4;有機顔料(赤色系)を用いた。
【0022】重合体B−1、C−1〜4 表1の組成比で単量体成分を乳化重合で重合し重合体を
得た。
【0023】
【表1】
【0024】ゴム質重合体(a)−1〜4の調整 本発明のゴム変性スチレン系樹脂に用いられる成分とし
て、ゴム質重合体(a)を表2に示す。
【0025】
【表2】
【0026】スチレン系重合体D−1〜Dー6の調整 上記ゴム質重合体(a)−1〜4の存在下または非存在
下に、単量体成分を重合し、スチレン系樹脂をそれぞれ
得た。これらの樹脂の組成を表3に示す。なお、表3
中、*印は、固形分換算である。また、重合体D−1は
乳化重合で得た。重合体D−2〜D−6は溶液重合で得
た。
【0027】
【表3】
【0028】セルロース系物質Eー1〜2の調整 E−1(木粉);マツ/ツガ=50/50(重量比)の
割合で混合した粉砕品で、100メッシュパスしたもの
を用いた。 E−2(セルロースファイバー);PPC用紙を粉砕
し、繊維状にしたものを使用した。その他の成分 F−1;タルク(日本タルク(株)製、ミクロエースK
1)を用いた。 F−2(滑剤);モンタン酸エステルを用いた。 F−3(滑剤);エチレンビスステアリルアマイドを用
いた。 F−4(滑剤);ステアリン酸亜鉛を用いた。 F−5(発泡剤);アゾジカルボンアミドを用いた。
【0029】実施例1〜17、比較例1〜6 上記各成分を水分率0.1%以下までそれぞれ乾燥し、
基材樹脂および着色樹脂をそれぞれ表4、5の配合処方
で混合し、押し出し機を使用して180〜200℃で溶
融混練りペレット化し、未着色の樹脂ペレットおよび着
色ペレットを得た。得られた両ペレットを表6の比率で
混合し、押し出し成形により平板を成形し、表面の木目
模様を目視で判定した。結果を表6に示す。
【0029】
【表4】
【0030】
【表5】
【0031】
【表6】
【0032】表6から明らかなように本発明によって得
られた実施例1〜17はすべて鮮明な木目模様が得られ
た。これに対し、比較例1は、本発明の(B)成分の使
用量が発明の範囲外で少ない例であり、鮮明な木目模様
が得られない。比較例2は本発明の(B)成分の使用量
が発明の範囲外で多く、(C)成分の使用量が発明の範
囲外で少ない例であり、鮮明な木目模様が得られない。
比較例3は本発明の(B)成分の使用量が発明の範囲外
で少なく、(C)成分の使用量が発明の範囲外で多い例
であり、鮮明な木目模様が得られない。比較例4は本発
明の(A)成分の使用量が発明の範囲外で少ない例であ
り、鮮明な木目模様が得られない。比較例5は本発明の
(A)成分の使用量が発明の範囲外で多い例であり、鮮
明な木目模様が得られない。比較例6は(C)成分が本
発明の範囲外の例であり、鮮明な木目模様が得られな
い。
【0036】
【発明の効果】本発明の着色樹脂組成物は、熱可塑性樹
脂に配合し、成形することにより木目模様など美麗な着
色模様を有する樹脂成形品が得られる。かかる成形品
は、鮮やかな着色模様を有するため、広範囲の用途、例
えばOA・家電分野、車両・船舶分野、家具・建材など
の住宅関連分野、サニタリー分野、玩具・スポーツ用品
分野、そのほか雑貨などの幅広い分野に使用することが
できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08K 5/00 KGP C08K 5/00 KGP C08L 33/06 LJD C08L 33/06 LJD 33/18 LJN 33/18 LJN

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)染料および/または顔料 0.1〜
    30重量%、(B)芳香族ビニル化合物、シアン化ビニ
    ル化合物、(メタ)アクリル酸エステルから選ばれた少
    なくとも1種の重合体であって、ポリスチレン換算の重
    量平均分子量が100万未満の重合体 4〜95重量%
    および(C)芳香族ビニル化合物、シアン化ビニル化合
    物、(メタ)アクリル酸エステルから選ばれた少なくと
    も1種の重合体であって、ポリスチレン換算の重量平均
    分子量が100万以上の重合体 4〜95重量%を含有
    し、(B)成分と(C)成分の分子量の差が30万以上
    である着色樹脂組成物。
JP8235973A 1996-08-19 1996-08-19 着色樹脂組成物 Pending JPH1060202A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009006716A (ja) * 2008-07-16 2009-01-15 Kurabo Ind Ltd 木質感を有する多層押出成形体
EP3632938B1 (en) * 2018-10-05 2023-05-03 Trinseo Europe GmbH Vinylidene substituted aromatic monomer and cyclic (meth)acrylate ester polymers

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009006716A (ja) * 2008-07-16 2009-01-15 Kurabo Ind Ltd 木質感を有する多層押出成形体
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