JPH1061685A - ディスクブレーキ装置 - Google Patents
ディスクブレーキ装置Info
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- JPH1061685A JPH1061685A JP8214732A JP21473296A JPH1061685A JP H1061685 A JPH1061685 A JP H1061685A JP 8214732 A JP8214732 A JP 8214732A JP 21473296 A JP21473296 A JP 21473296A JP H1061685 A JPH1061685 A JP H1061685A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 スライド機構における部品点数の削減によっ
て、軽量化やコスト低減を図ることができ、キャリパの
スライド用のピン部材にかじりが発生することもないデ
ィスクブレーキ装置を得る。 【解決手段】 キャリパ51をロータ1の軸方向に移動
可能に支持するスライド機構53において、サポート5
4の両支持腕18に穿設された一対のガイド孔28に摺
動可能に嵌合させる一対のピン部材56、56をワイヤ
ロッドにより形成すると共に、このピン部材56には、
前記ガイド孔28に挿入された先端部の外周面が所定の
弾性力でガイド孔28に内接するようにロッドの中心軸
を偏心させた屈曲部60が形成される。
て、軽量化やコスト低減を図ることができ、キャリパの
スライド用のピン部材にかじりが発生することもないデ
ィスクブレーキ装置を得る。 【解決手段】 キャリパ51をロータ1の軸方向に移動
可能に支持するスライド機構53において、サポート5
4の両支持腕18に穿設された一対のガイド孔28に摺
動可能に嵌合させる一対のピン部材56、56をワイヤ
ロッドにより形成すると共に、このピン部材56には、
前記ガイド孔28に挿入された先端部の外周面が所定の
弾性力でガイド孔28に内接するようにロッドの中心軸
を偏心させた屈曲部60が形成される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用のディスクブ
レーキ装置に関し、更に詳述すると、キャリパをロータ
の軸方向にスライド可能にサポートに連結するフローテ
ィング・キャリパ型ディスクブレーキ装置のスライド機
構に関する。
レーキ装置に関し、更に詳述すると、キャリパをロータ
の軸方向にスライド可能にサポートに連結するフローテ
ィング・キャリパ型ディスクブレーキ装置のスライド機
構に関する。
【0002】
【従来の技術】フローティング・キャリパ型のディスク
ブレーキ装置は、一般に、図10及び図11に示すよう
に、ロータ1を挟んで対向配置される一対の摩擦パッド
3、4と、一方の摩擦パッド(インナーパッドと呼ぶこ
とがある)3をロータ1に押し付ける、ピストン5を収
容したシリンダ部7が一端側に装備されると共に、他方
の摩擦パッド(アウターパッドと呼ぶことがある)4の
背面を押える爪8が他端側に装備されたキャリパ10
と、スライド機構11を介してキャリパ10をロータ1
の軸方向(図10中の矢印(イ)方向)にスライド可能
に支持するサポート13とを備えた構成からなる。な
お、必要に応じて、インナーパッド3とピストン5との
間およびアウターパッド4と爪8との間には、鳴き防止
用のシム14(図10ではアウターパッドと爪との間の
みに配置された例を示す)が介装される。
ブレーキ装置は、一般に、図10及び図11に示すよう
に、ロータ1を挟んで対向配置される一対の摩擦パッド
3、4と、一方の摩擦パッド(インナーパッドと呼ぶこ
とがある)3をロータ1に押し付ける、ピストン5を収
容したシリンダ部7が一端側に装備されると共に、他方
の摩擦パッド(アウターパッドと呼ぶことがある)4の
背面を押える爪8が他端側に装備されたキャリパ10
と、スライド機構11を介してキャリパ10をロータ1
の軸方向(図10中の矢印(イ)方向)にスライド可能
に支持するサポート13とを備えた構成からなる。な
お、必要に応じて、インナーパッド3とピストン5との
間およびアウターパッド4と爪8との間には、鳴き防止
用のシム14(図10ではアウターパッドと爪との間の
みに配置された例を示す)が介装される。
【0003】サポート13は、車体に固定する取付孔1
5を有した連結部16と、連結部16の両側に立設され
た支持腕18とから構成される。各支持腕18の内面に
は、板金製のパッドクリップ20を介して各摩擦パッド
3、4をロータ1の軸方向に移動自在に支持するパッド
ガイド部21が突出形成されている。
5を有した連結部16と、連結部16の両側に立設され
た支持腕18とから構成される。各支持腕18の内面に
は、板金製のパッドクリップ20を介して各摩擦パッド
3、4をロータ1の軸方向に移動自在に支持するパッド
ガイド部21が突出形成されている。
【0004】また、ピストン5は、ブレーキ操作に応じ
てシリンダ部7に供給される油圧で作動して、インナー
パッド3を押圧する。このピストン5には、ピストンシ
ール23や、ダストブーツ24が付属する。また、各摩
擦パッド3、4は、ロータ1の表面に押し付けられて所
定の摩擦力を発生するライニング部26と、ライニング
部26の裏面に固着装備される裏金27とから構成され
ている。
てシリンダ部7に供給される油圧で作動して、インナー
パッド3を押圧する。このピストン5には、ピストンシ
ール23や、ダストブーツ24が付属する。また、各摩
擦パッド3、4は、ロータ1の表面に押し付けられて所
定の摩擦力を発生するライニング部26と、ライニング
部26の裏面に固着装備される裏金27とから構成され
ている。
【0005】スライド機構11は、ロータ1の軸方向に
沿ってサポート13の左右の支持腕18に透設したガイ
ド孔28と、それぞれのガイド孔28に嵌合する筒状の
ゴム製ブッシュ30と、キャリパ10のシリンダ部7上
方両側に貫設した一対の取付腕31に螺着し、かつブッ
シュ30に摺動可能に挿通される金属製のスライドピン
ボルト33とを具備した構成からなっている。即ち、ス
ライド機構11は、キャリパ10に螺着装備したスライ
ドピンボルト33のピン部を、ブッシュ30を介してサ
ポート13のガイド孔28にスライド可能に支持させた
ものである。
沿ってサポート13の左右の支持腕18に透設したガイ
ド孔28と、それぞれのガイド孔28に嵌合する筒状の
ゴム製ブッシュ30と、キャリパ10のシリンダ部7上
方両側に貫設した一対の取付腕31に螺着し、かつブッ
シュ30に摺動可能に挿通される金属製のスライドピン
ボルト33とを具備した構成からなっている。即ち、ス
ライド機構11は、キャリパ10に螺着装備したスライ
ドピンボルト33のピン部を、ブッシュ30を介してサ
ポート13のガイド孔28にスライド可能に支持させた
ものである。
【0006】そして、このディスクブレーキ装置では、
ブレーキ操作によってピストン5がインナーパッド3を
ロータ1に押し付けた時の反力で、キャリパ10がピス
トン5の進出方向と逆向きにスライドして、爪8がアウ
ターパッド4をロータ1に押し付けることにより、一対
の摩擦パッド3、4はロータ1を挟持して制動状態を得
ている。
ブレーキ操作によってピストン5がインナーパッド3を
ロータ1に押し付けた時の反力で、キャリパ10がピス
トン5の進出方向と逆向きにスライドして、爪8がアウ
ターパッド4をロータ1に押し付けることにより、一対
の摩擦パッド3、4はロータ1を挟持して制動状態を得
ている。
【0007】処が、前記のスライド機構11では、既述
のとおり部品点数が多く、重量化やコストアップを招く
という問題があった。また、スライドピンボルト33を
取付腕31に螺着する際の取付作業等に手間がかかり、
組立性が悪いという問題もあった。さらに、ゴム製のブ
ッシュ30とスライドピンボルト33との接触圧が、寸
法公差等で変動し、その結果として、スライドピンボル
ト33とブッシュ30との間の滑り抵抗が変化して、極
めて僅かではあるが、ブレーキ操作時におけるキャリパ
10の滑動に影響を及ぼす虞があった。
のとおり部品点数が多く、重量化やコストアップを招く
という問題があった。また、スライドピンボルト33を
取付腕31に螺着する際の取付作業等に手間がかかり、
組立性が悪いという問題もあった。さらに、ゴム製のブ
ッシュ30とスライドピンボルト33との接触圧が、寸
法公差等で変動し、その結果として、スライドピンボル
ト33とブッシュ30との間の滑り抵抗が変化して、極
めて僅かではあるが、ブレーキ操作時におけるキャリパ
10の滑動に影響を及ぼす虞があった。
【0008】このような背景から、前記したスライド機
構を改良したディスクブレーキ装置が提案されている。
図12及び図13に示したディスクブレーキ装置は、特
開平7−139567号公報に記載されたもので、キャ
リパ10は、一方の側にのみ取付腕34を装備し、他方
の側にはロータ1の軸線方向に沿って延在するV溝35
を装備している。そして、取付腕34には金属製のスラ
イドピンボルト36を螺着装備している。
構を改良したディスクブレーキ装置が提案されている。
図12及び図13に示したディスクブレーキ装置は、特
開平7−139567号公報に記載されたもので、キャ
リパ10は、一方の側にのみ取付腕34を装備し、他方
の側にはロータ1の軸線方向に沿って延在するV溝35
を装備している。そして、取付腕34には金属製のスラ
イドピンボルト36を螺着装備している。
【0009】一方、サポート13は、スライドピンボル
ト36が挿通可能なガイド孔28を一方の支持腕18上
に装備すると共に、他方の支持腕18上には、キャリパ
10に形成したV溝35に対向する、V溝35と同様の
係止溝38を装備している。そして、ガイド孔28に嵌
着した筒状のブッシュ39によって、スライドピンボル
ト36を、ロータ1の軸方向に摺動可能に支持すると共
に、互いに対向した一対のV溝35と係止溝38との間
に樹脂製のピン40を嵌め込むことで、キャリパ10の
スライドピンボルト36回りの回動を防止している。
ト36が挿通可能なガイド孔28を一方の支持腕18上
に装備すると共に、他方の支持腕18上には、キャリパ
10に形成したV溝35に対向する、V溝35と同様の
係止溝38を装備している。そして、ガイド孔28に嵌
着した筒状のブッシュ39によって、スライドピンボル
ト36を、ロータ1の軸方向に摺動可能に支持すると共
に、互いに対向した一対のV溝35と係止溝38との間
に樹脂製のピン40を嵌め込むことで、キャリパ10の
スライドピンボルト36回りの回動を防止している。
【0010】即ち、図12及び図13に示したもので
は、キャリパ10から突出してサポート13側に摺動可
能に嵌合するスライドピンボルト36と、対向した一対
のV溝35、係止溝38間に嵌め込まれたピン40と
で、キャリパ10をスライド可能にサポート13に連結
している。
は、キャリパ10から突出してサポート13側に摺動可
能に嵌合するスライドピンボルト36と、対向した一対
のV溝35、係止溝38間に嵌め込まれたピン40と
で、キャリパ10をスライド可能にサポート13に連結
している。
【0011】また、図14及び図15に示した実開昭5
6−81229号公報に記載されたディスクブレーキ装
置では、キャリパ10は、シリンダ部7の上方両側にそ
れぞれ取付腕42を装備している。そして、これらの一
対の取付腕42に螺着される一対のピン部材41を、サ
ポート13の両側の支持腕18に貫設したガイド孔44
に摺動可能に嵌合させることで、キャリパ10をサポー
ト13にスライド可能に連結している。なお、一対のピ
ン部材41は爪の外表面に当接する軸部材46によって
互いに連結した略U字状の一体構造品とされている。ま
た、それぞれのピン部材41の先端には雌ねじ部が形成
してあり、雌ねじ部を別部品のボルト48によって取付
腕42に締め付け固定することで、各ピン部材41がキ
ャリパ10に固定されるようになっている。
6−81229号公報に記載されたディスクブレーキ装
置では、キャリパ10は、シリンダ部7の上方両側にそ
れぞれ取付腕42を装備している。そして、これらの一
対の取付腕42に螺着される一対のピン部材41を、サ
ポート13の両側の支持腕18に貫設したガイド孔44
に摺動可能に嵌合させることで、キャリパ10をサポー
ト13にスライド可能に連結している。なお、一対のピ
ン部材41は爪の外表面に当接する軸部材46によって
互いに連結した略U字状の一体構造品とされている。ま
た、それぞれのピン部材41の先端には雌ねじ部が形成
してあり、雌ねじ部を別部品のボルト48によって取付
腕42に締め付け固定することで、各ピン部材41がキ
ャリパ10に固定されるようになっている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】処で、図12及び図1
3に示したスライド機構の場合は、寸法公差等でキャリ
パ10のスライド動作に影響を及ぼす可能性の、ブッシ
ュの使用箇所が1箇所に減っているので、その分、キャ
リパ10の移動動作に対する信頼性が向上し、また、金
属製のスライドピンボルトの使用も1本に減るため、軽
量化や組立性の向上も期待できる。しかし、部品点数は
全体的にそれほど減らず、しかも、キャリパ10やサポ
ート13に形成するV溝35や係止溝38の加工に手間
がかかるため、コスト的には、以前のものよりも、さら
に不利になる虞があった。
3に示したスライド機構の場合は、寸法公差等でキャリ
パ10のスライド動作に影響を及ぼす可能性の、ブッシ
ュの使用箇所が1箇所に減っているので、その分、キャ
リパ10の移動動作に対する信頼性が向上し、また、金
属製のスライドピンボルトの使用も1本に減るため、軽
量化や組立性の向上も期待できる。しかし、部品点数は
全体的にそれほど減らず、しかも、キャリパ10やサポ
ート13に形成するV溝35や係止溝38の加工に手間
がかかるため、コスト的には、以前のものよりも、さら
に不利になる虞があった。
【0013】また、図14及び図15に示したスライド
機構の場合は、部品点数を大幅に削減したので、コスト
低減に非常に有利になる。また、摺動部にゴム製のブッ
シュを使用していないため、ゴム製のブッシュの使用に
よる既述した不都合の発生も防止することができる。し
かし、摺動部は、ピン部材41と支持腕18との金属部
材同士が直接、かつ精密に嵌合する形態であるため、寸
法公差や制動時に作用する制動トルクの影響で、ピン部
材41にスティック(こじり)が発生し、以後のキャリ
パ10のスライド動作に支障を来す虞があった。
機構の場合は、部品点数を大幅に削減したので、コスト
低減に非常に有利になる。また、摺動部にゴム製のブッ
シュを使用していないため、ゴム製のブッシュの使用に
よる既述した不都合の発生も防止することができる。し
かし、摺動部は、ピン部材41と支持腕18との金属部
材同士が直接、かつ精密に嵌合する形態であるため、寸
法公差や制動時に作用する制動トルクの影響で、ピン部
材41にスティック(こじり)が発生し、以後のキャリ
パ10のスライド動作に支障を来す虞があった。
【0014】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
り、スライド機構における部品点数の削減によって、軽
量化やコストの低減を実現すると共に、組立性が良く、
さらには、寸法公差や制動時に作用する制動トルクの影
響でスライド用のピン部材にこじりを発生することもな
く、ブレーキ操作時におけるキャリパの滑らかな移動動
作を長期間にわたって良好に維持できるディスクブレー
キ装置を提供することを目的とする。
り、スライド機構における部品点数の削減によって、軽
量化やコストの低減を実現すると共に、組立性が良く、
さらには、寸法公差や制動時に作用する制動トルクの影
響でスライド用のピン部材にこじりを発生することもな
く、ブレーキ操作時におけるキャリパの滑らかな移動動
作を長期間にわたって良好に維持できるディスクブレー
キ装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係るディスクブレーキ装置は、ロータを挟ん
で対向配置される一対の摩擦パッドと、前記摩擦パッド
の一方の摩擦パッドを前記ロータに押し付けるピストン
を一端側に装備すると共に他方の摩擦パッドの背面を押
える爪を他端側に装備したキャリパと、スライド機構を
介して前記キャリパを前記ロータの軸方向にスライド可
能に支持するサポートとを備え、前記ロータに対する前
記ピストンの一方の摩擦パッドへの押し付け反力によっ
て前記キャリパがスライドして、前記爪が他方の摩擦パ
ッドを前記ロータに押し付けるフローティング・キャリ
パ型のディスクブレーキ装置であって、前記スライド機
構は、前記ロータの軸方向に沿って前記サポートの両側
に穿設した一対のガイド孔と、ワイヤロッドで形成し基
端部が前記キャリパを挿通すると共に先端部が前記ガイ
ド孔にそれぞれ摺動自在に嵌合する一対のピンを備えた
ピン部材と、各ピン部材の基端部を前記キャリパに係止
させる係止手段とを具備し、前記ピンは先端部の中心と
基端部の中心とが偏心した屈曲部を形成し先端部が弾性
的に前記ガイド孔に内接することを特徴とするものであ
る。
の本発明に係るディスクブレーキ装置は、ロータを挟ん
で対向配置される一対の摩擦パッドと、前記摩擦パッド
の一方の摩擦パッドを前記ロータに押し付けるピストン
を一端側に装備すると共に他方の摩擦パッドの背面を押
える爪を他端側に装備したキャリパと、スライド機構を
介して前記キャリパを前記ロータの軸方向にスライド可
能に支持するサポートとを備え、前記ロータに対する前
記ピストンの一方の摩擦パッドへの押し付け反力によっ
て前記キャリパがスライドして、前記爪が他方の摩擦パ
ッドを前記ロータに押し付けるフローティング・キャリ
パ型のディスクブレーキ装置であって、前記スライド機
構は、前記ロータの軸方向に沿って前記サポートの両側
に穿設した一対のガイド孔と、ワイヤロッドで形成し基
端部が前記キャリパを挿通すると共に先端部が前記ガイ
ド孔にそれぞれ摺動自在に嵌合する一対のピンを備えた
ピン部材と、各ピン部材の基端部を前記キャリパに係止
させる係止手段とを具備し、前記ピンは先端部の中心と
基端部の中心とが偏心した屈曲部を形成し先端部が弾性
的に前記ガイド孔に内接することを特徴とするものであ
る。
【0016】また、本発明に係るディスクブレーキ装置
は、前記スライド機構の係止手段が、前記一対のピン部
材の基端部相互を連結すると共に、キャリパの外表面に
形成した窪みに係合する線条体とし、前記係止手段と前
記ピン部材は単一のワイヤロッドの屈曲成形により一体
形成されることを特徴としてもよい。
は、前記スライド機構の係止手段が、前記一対のピン部
材の基端部相互を連結すると共に、キャリパの外表面に
形成した窪みに係合する線条体とし、前記係止手段と前
記ピン部材は単一のワイヤロッドの屈曲成形により一体
形成されることを特徴としてもよい。
【0017】また、本発明に係るディスクブレーキ装置
は、前記スライド機構の係止手段が、前記キャリパ上の
凹凸に係合することによってロータの軸方向への移動が
拘束されるボディ係合部と、前記ピン部材の基端部に係
合するピン係合部とを備えて、前記ピン部材とは別のワ
イヤロッドによって一体形成したクリップ状であること
を特徴としてもよい。
は、前記スライド機構の係止手段が、前記キャリパ上の
凹凸に係合することによってロータの軸方向への移動が
拘束されるボディ係合部と、前記ピン部材の基端部に係
合するピン係合部とを備えて、前記ピン部材とは別のワ
イヤロッドによって一体形成したクリップ状であること
を特徴としてもよい。
【0018】そして、本発明のディスクブレーキ装置
は、従来構造でのスライドピンボルトに代わるワイヤロ
ッドのピン部材と、このピン部材をキャリパに係止させ
る係止手段とを備えてスライド機構を構成しているの
で、ゴム製ブッシュの省略と共に部品点数の削減、並び
に、軽量化やコストの低減が図れる。また、ピン部材は
先端部をサポートのガイド孔に挿通するだけで組み立て
られて、サポートに簡単に固定できる。
は、従来構造でのスライドピンボルトに代わるワイヤロ
ッドのピン部材と、このピン部材をキャリパに係止させ
る係止手段とを備えてスライド機構を構成しているの
で、ゴム製ブッシュの省略と共に部品点数の削減、並び
に、軽量化やコストの低減が図れる。また、ピン部材は
先端部をサポートのガイド孔に挿通するだけで組み立て
られて、サポートに簡単に固定できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るディスクブレ
ーキ装置の好適な実施の形態を図面を参照して詳細に説
明する。図1乃至図3は本発明に係るディスクブレーキ
装置の第1実施形態を示したもので、図1はディスクブ
レーキ装置の一部切欠平面図、図2は図1のC矢視図、
図3は図2のD−D線に沿う要部断面図である。このデ
ィスクブレーキ装置50は、車両に装備するフローティ
ング・キャリパ型のもので、車輪と一体回転するロータ
1を挟んで対向配置される一対の摩擦パッド3、4と、
キャリパ51と、キャリパ51をスライド機構53を介
してロータ1の軸方向(図1における矢印(ハ)方向)
にスライド可能に支持するサポート54とを備えて構成
される。
ーキ装置の好適な実施の形態を図面を参照して詳細に説
明する。図1乃至図3は本発明に係るディスクブレーキ
装置の第1実施形態を示したもので、図1はディスクブ
レーキ装置の一部切欠平面図、図2は図1のC矢視図、
図3は図2のD−D線に沿う要部断面図である。このデ
ィスクブレーキ装置50は、車両に装備するフローティ
ング・キャリパ型のもので、車輪と一体回転するロータ
1を挟んで対向配置される一対の摩擦パッド3、4と、
キャリパ51と、キャリパ51をスライド機構53を介
してロータ1の軸方向(図1における矢印(ハ)方向)
にスライド可能に支持するサポート54とを備えて構成
される。
【0020】キャリパ51は、一対の摩擦パッド3、4
の内、一方の摩擦パッド(インナーパッド)3をロータ
1に押し付ける、ピストン5を収容したシリンダ部7が
一端側に装備されると共に、他方の摩擦パッド(アウタ
ーパッド)4の背面を押さえる爪8が他端側に装備され
た構成からなる。
の内、一方の摩擦パッド(インナーパッド)3をロータ
1に押し付ける、ピストン5を収容したシリンダ部7が
一端側に装備されると共に、他方の摩擦パッド(アウタ
ーパッド)4の背面を押さえる爪8が他端側に装備され
た構成からなる。
【0021】スライド機構53は、ロータ1の軸方向に
沿ってサポート54の両側の各支持腕18に穿設された
一対の断面円形のガイド孔28と、ワイヤロッド(線条
体)から形成されて基端部がキャリパ51を挿通すると
共に先端部が前記ガイド孔28に摺動自在に嵌合する一
対のピン部材56、56と、各ピン部材56の基端部を
キャリパ51に係止させる係止手段58とを具備する。
沿ってサポート54の両側の各支持腕18に穿設された
一対の断面円形のガイド孔28と、ワイヤロッド(線条
体)から形成されて基端部がキャリパ51を挿通すると
共に先端部が前記ガイド孔28に摺動自在に嵌合する一
対のピン部材56、56と、各ピン部材56の基端部を
キャリパ51に係止させる係止手段58とを具備する。
【0022】係止手段58は、この実施形態の場合、一
対のピン部材56、56の基端部相互を連結すると共
に、図3に示すように、キャリパ51のシリンダ部7の
外周面上に形成した窪み59に係合する線条体とし、係
止手段58と一対のピン部材56、56は単一のワイヤ
ロッドの屈曲成形により略U字状に一体形成した形態と
なっている。なお、係止手段58は、図2に示すよう
に、シリンダ部7に形成した窪み59に沿うように円弧
状に湾曲形成されるが、その湾曲部は窪み59に組み付
けた時に、図2に2点鎖線で示した湾曲状態から実線で
示した湾曲状態に弾性変形し、窪み59との嵌合強度
(係合強度)を高めるように設定されている。
対のピン部材56、56の基端部相互を連結すると共
に、図3に示すように、キャリパ51のシリンダ部7の
外周面上に形成した窪み59に係合する線条体とし、係
止手段58と一対のピン部材56、56は単一のワイヤ
ロッドの屈曲成形により略U字状に一体形成した形態と
なっている。なお、係止手段58は、図2に示すよう
に、シリンダ部7に形成した窪み59に沿うように円弧
状に湾曲形成されるが、その湾曲部は窪み59に組み付
けた時に、図2に2点鎖線で示した湾曲状態から実線で
示した湾曲状態に弾性変形し、窪み59との嵌合強度
(係合強度)を高めるように設定されている。
【0023】また、各ピン部材56の中間部には、先端
部の中心軸と基端部の中心軸とを偏心させた屈曲部60
が形成され、ガイド孔28に挿入した先端部の外周面が
所定の弾性力でガイド孔28に内接するようにされてい
る。なお、この屈曲部60の偏心量は、ガイド孔28に
対するピン部材56の円滑な摺動が妨げられることがな
い適宜の値に設定される。ピン部材56及び係止手段5
8に使用するワイヤロッドとしては、硬鋼線材、ピアノ
線材、冷間圧造用炭素鋼線材等が好ましい。
部の中心軸と基端部の中心軸とを偏心させた屈曲部60
が形成され、ガイド孔28に挿入した先端部の外周面が
所定の弾性力でガイド孔28に内接するようにされてい
る。なお、この屈曲部60の偏心量は、ガイド孔28に
対するピン部材56の円滑な摺動が妨げられることがな
い適宜の値に設定される。ピン部材56及び係止手段5
8に使用するワイヤロッドとしては、硬鋼線材、ピアノ
線材、冷間圧造用炭素鋼線材等が好ましい。
【0024】以上のディスクブレーキ装置50では、ブ
レーキ操作によって、ピストン5が一方の摩擦パッド3
をロータ1に押し付けた時の反力で、キャリパ51がピ
ストン5の進出方向と逆向きにスライドして、爪8が他
方の摩擦パッド4をロータ1に押し付けることで、一対
の摩擦パッド3、4がロータ1を挟持して制動状態を得
ている。
レーキ操作によって、ピストン5が一方の摩擦パッド3
をロータ1に押し付けた時の反力で、キャリパ51がピ
ストン5の進出方向と逆向きにスライドして、爪8が他
方の摩擦パッド4をロータ1に押し付けることで、一対
の摩擦パッド3、4がロータ1を挟持して制動状態を得
ている。
【0025】そして、このディスクブレーキ装置50の
スライド機構53は、サポート54に穿設した一対のガ
イド孔28に、ワイヤロッドで形成したピン部材56、
56を摺動可能に嵌合させたものであり、また、一対の
ピン部材56、56は、基端部同士が連結されて略U字
状をなす一体化品で、ピン部材56の基端部同士の連結
部が、各ピン部材56をキャリパ51に固定する係止手
段58として機能するものである。従って、キャリパ5
1に螺着装備した一対のスライドピンボルトをブッシュ
を介してサポート54のガイド孔28に嵌合させる従来
装置と比較すると、大幅に部品点数を削減することがで
き、軽量化やコストの低減を図ることができる。
スライド機構53は、サポート54に穿設した一対のガ
イド孔28に、ワイヤロッドで形成したピン部材56、
56を摺動可能に嵌合させたものであり、また、一対の
ピン部材56、56は、基端部同士が連結されて略U字
状をなす一体化品で、ピン部材56の基端部同士の連結
部が、各ピン部材56をキャリパ51に固定する係止手
段58として機能するものである。従って、キャリパ5
1に螺着装備した一対のスライドピンボルトをブッシュ
を介してサポート54のガイド孔28に嵌合させる従来
装置と比較すると、大幅に部品点数を削減することがで
き、軽量化やコストの低減を図ることができる。
【0026】しかも、ピン部材56、56は、ねじ締め
等によらずにキャリパ51に簡単に固定できるため、組
立性も良い。さらには、サポート54のガイド孔28に
嵌合するピン部材56、56は、ワイヤロッドを使用
し、その中間部に装備した屈曲部60が先端部の中心軸
と基端部の中心軸とを偏心させて、ガイド孔28に挿入
した先端部の外周面が所定の弾性力でガイド孔28に内
接するようにしているので、寸法公差や制動時に作用す
る制動トルクによってピン部材56、56に剪断方向の
負荷が作用しても、前記ピン部材56、56の弾性変位
によってそれらの負荷を吸収することができる。従っ
て、寸法公差や制動時に作用する制動トルクの影響でピ
ン部材56、56にこじりが発生することもなく、ブレ
ーキ操作時におけるキャリパ51の滑らかな移動動作を
長期間にわたって良好に維持することができる。
等によらずにキャリパ51に簡単に固定できるため、組
立性も良い。さらには、サポート54のガイド孔28に
嵌合するピン部材56、56は、ワイヤロッドを使用
し、その中間部に装備した屈曲部60が先端部の中心軸
と基端部の中心軸とを偏心させて、ガイド孔28に挿入
した先端部の外周面が所定の弾性力でガイド孔28に内
接するようにしているので、寸法公差や制動時に作用す
る制動トルクによってピン部材56、56に剪断方向の
負荷が作用しても、前記ピン部材56、56の弾性変位
によってそれらの負荷を吸収することができる。従っ
て、寸法公差や制動時に作用する制動トルクの影響でピ
ン部材56、56にこじりが発生することもなく、ブレ
ーキ操作時におけるキャリパ51の滑らかな移動動作を
長期間にわたって良好に維持することができる。
【0027】図4乃至図6は本発明に係るディスクブレ
ーキ装置の第2実施形態を示したもので、図4はディス
クブレーキ装置の一部切欠平面図、図5は図4のE矢視
図、図6は係止手段58の正面図である。
ーキ装置の第2実施形態を示したもので、図4はディス
クブレーキ装置の一部切欠平面図、図5は図4のE矢視
図、図6は係止手段58の正面図である。
【0028】このディスクブレーキ装置62は、キャリ
パ51をロータ1の軸方向にスライド可能にサポート5
4に連結するスライド機構64が、ロータ1の軸方向に
沿ってサポート54の両側の各支持腕18に穿設した一
対の断面円形のガイド孔28と、ガイド孔28の内径よ
りも小さな外径のワイヤロッド(線条体)から形成され
基端部がキャリパ51を挿通すると共に、先端部がガイ
ド孔28に摺動自在に嵌合する一対のピン部材56、5
6と、各ピン部材56の基端部をキャリパ51に係止す
る係止手段58とから構成されており、以上の構成は、
前述の第1実施形態と共通である。
パ51をロータ1の軸方向にスライド可能にサポート5
4に連結するスライド機構64が、ロータ1の軸方向に
沿ってサポート54の両側の各支持腕18に穿設した一
対の断面円形のガイド孔28と、ガイド孔28の内径よ
りも小さな外径のワイヤロッド(線条体)から形成され
基端部がキャリパ51を挿通すると共に、先端部がガイ
ド孔28に摺動自在に嵌合する一対のピン部材56、5
6と、各ピン部材56の基端部をキャリパ51に係止す
る係止手段58とから構成されており、以上の構成は、
前述の第1実施形態と共通である。
【0029】また、各ピン部材56の中間部には、ガイ
ド孔28に挿入された先端部の外周面が所定の弾性力で
ガイド孔28に内接するように、先端部の中心軸と基端
部の中心軸とを偏心させた屈曲部60が装備されている
点、さらには、係止手段58がワイヤロッドにより形成
されている点も第1実施形態と共通している。
ド孔28に挿入された先端部の外周面が所定の弾性力で
ガイド孔28に内接するように、先端部の中心軸と基端
部の中心軸とを偏心させた屈曲部60が装備されている
点、さらには、係止手段58がワイヤロッドにより形成
されている点も第1実施形態と共通している。
【0030】しかし、この第2実施形態の場合、一対の
ピン部材56と、係止手段58とが別体とされている。
また、ピン部材56の基端側は略コ字状に屈曲され、キ
ャリパ51上の第1および第2の2つのピン挿通孔6
6、67を挿通する形態とされている。第1のピン挿通
孔66はサポート54上のガイド孔28とほぼ対向する
位置に形成されており、第2のピン挿通孔67はシリン
ダ部7の外周に突設した耳部68に形成されている。そ
して、図4に示すように、ピン部材56の、耳部68を
挿通した端部寄りには、線条体挿通孔70(図6参照)
が、径方向に貫通して設けられている。
ピン部材56と、係止手段58とが別体とされている。
また、ピン部材56の基端側は略コ字状に屈曲され、キ
ャリパ51上の第1および第2の2つのピン挿通孔6
6、67を挿通する形態とされている。第1のピン挿通
孔66はサポート54上のガイド孔28とほぼ対向する
位置に形成されており、第2のピン挿通孔67はシリン
ダ部7の外周に突設した耳部68に形成されている。そ
して、図4に示すように、ピン部材56の、耳部68を
挿通した端部寄りには、線条体挿通孔70(図6参照)
が、径方向に貫通して設けられている。
【0031】係止手段58は、図6に示すように、キャ
リパ51のシリンダ部7上の凹凸72に係合することに
よってロータ1の軸方向への移動が拘束される円弧状の
ボディ係合部74と、該ボディ係合部74の両端に形成
されて前記ピン部材56の基端部の線条体挿通孔70に
係合するピン係合部76とを、前記ピン部材56よりも
かなり細径のワイヤロッドによって一体形成したクリッ
プ状をなす。
リパ51のシリンダ部7上の凹凸72に係合することに
よってロータ1の軸方向への移動が拘束される円弧状の
ボディ係合部74と、該ボディ係合部74の両端に形成
されて前記ピン部材56の基端部の線条体挿通孔70に
係合するピン係合部76とを、前記ピン部材56よりも
かなり細径のワイヤロッドによって一体形成したクリッ
プ状をなす。
【0032】この係止手段58は、先ず、一対のピン部
材56を図4に示すキャリパ51に組み付けた状態にし
て、その後、両端のピン係合部76間の間隔を広げた状
態でボディ係合部74をシリンダ部7上の凹凸72に係
合させて、ピン係合部76をピン部材56上の線条体挿
通孔70に係入することで、係止手段58自体をキャリ
パ51に係止させて、一対のピン部材56を抜け止め状
態にすることができる。また、係止手段58を取り外す
時は、両端のピン係合部76間の間隔を広げるようにし
て、両端のピン係合部76と線条体挿通孔70との係合
を解除させればよく、前記ピン部材56、56の基端部
のキャリパ51への係脱が容易にできる。
材56を図4に示すキャリパ51に組み付けた状態にし
て、その後、両端のピン係合部76間の間隔を広げた状
態でボディ係合部74をシリンダ部7上の凹凸72に係
合させて、ピン係合部76をピン部材56上の線条体挿
通孔70に係入することで、係止手段58自体をキャリ
パ51に係止させて、一対のピン部材56を抜け止め状
態にすることができる。また、係止手段58を取り外す
時は、両端のピン係合部76間の間隔を広げるようにし
て、両端のピン係合部76と線条体挿通孔70との係合
を解除させればよく、前記ピン部材56、56の基端部
のキャリパ51への係脱が容易にできる。
【0033】以上の第2実施形態の構成でも、第1実施
形態の場合と同様、部品点数の削減により、軽量化やコ
ストの低減を図ることができ、また、寸法公差や制動時
に作用する制動トルクの影響でピン部材56、56にこ
じりが発生することを防止して、ブレーキ操作時におけ
るキャリパ51の滑らかな移動動作を長期間にわたって
良好に維持することができる。
形態の場合と同様、部品点数の削減により、軽量化やコ
ストの低減を図ることができ、また、寸法公差や制動時
に作用する制動トルクの影響でピン部材56、56にこ
じりが発生することを防止して、ブレーキ操作時におけ
るキャリパ51の滑らかな移動動作を長期間にわたって
良好に維持することができる。
【0034】図7乃至図9は本発明に係るディスクブレ
ーキ装置の第3実施形態を示したもので、図7はディス
クブレーキ装置の一部切欠平面図、図8は図7のF矢視
図、図9は図8のG矢視図である。このディスクブレー
キ装置80は、先の第2実施形態における係止手段58
の構造を改善したもので、この係止手段58を除く他の
構成は、基本的に第2実施形態と同じである。従って、
第2実施形態と同じ構成及び部位は、同番号を付けるこ
とによって説明を省略する。
ーキ装置の第3実施形態を示したもので、図7はディス
クブレーキ装置の一部切欠平面図、図8は図7のF矢視
図、図9は図8のG矢視図である。このディスクブレー
キ装置80は、先の第2実施形態における係止手段58
の構造を改善したもので、この係止手段58を除く他の
構成は、基本的に第2実施形態と同じである。従って、
第2実施形態と同じ構成及び部位は、同番号を付けるこ
とによって説明を省略する。
【0035】この第3実施形態では、ピン部材56の基
端をキャリパ51に固定する係止手段58が、各ピン部
材56毎に個別にされたものである。即ち、係止手段5
8は、図9に示すように、キャリパ51のシリンダ部7
の外周に突設された耳部68に巻き付くように屈曲した
形態の線条体として構成され、その両端に、ピン部材5
6の耳部68を挟んだ両側に各々形成した線条体挿通孔
70に嵌入するピン係合部76を装備した構造とされた
ものである。
端をキャリパ51に固定する係止手段58が、各ピン部
材56毎に個別にされたものである。即ち、係止手段5
8は、図9に示すように、キャリパ51のシリンダ部7
の外周に突設された耳部68に巻き付くように屈曲した
形態の線条体として構成され、その両端に、ピン部材5
6の耳部68を挟んだ両側に各々形成した線条体挿通孔
70に嵌入するピン係合部76を装備した構造とされた
ものである。
【0036】この第3実施形態の構成でも、先の第1実
施形態の場合と同様に、部品点数の削減により、軽量化
やコストの低減を図ることができ、また、寸法公差や制
動時に作用する制動トルクの影響でピン部材56、56
にこじりが発生することを防止して、ブレーキ操作時に
おけるキャリパ51の滑らかな移動動作を長期間にわた
って良好に維持することができる。特に、この第3実施
形態の構成では、係止手段58は、一対のピン部材5
6、56を各々独立した形態により係合固定しているの
で、作業手間は増加するものの、組付性は向上して簡単
に組み立てられる。
施形態の場合と同様に、部品点数の削減により、軽量化
やコストの低減を図ることができ、また、寸法公差や制
動時に作用する制動トルクの影響でピン部材56、56
にこじりが発生することを防止して、ブレーキ操作時に
おけるキャリパ51の滑らかな移動動作を長期間にわた
って良好に維持することができる。特に、この第3実施
形態の構成では、係止手段58は、一対のピン部材5
6、56を各々独立した形態により係合固定しているの
で、作業手間は増加するものの、組付性は向上して簡単
に組み立てられる。
【0037】
【発明の効果】以上記載したとおり、本発明に係るディ
スクブレーキ装置によれば、キャリパをロータの軸方向
にスライド可能に、サポートに連結するスライド機構
は、サポートに穿設した一対のガイド孔に、ワイヤロッ
ドで形成したピン部材を摺動可能に嵌合させたものであ
る。そして、ピン部材は、ワイヤロッドで一体または別
体に形成される係止手段によりキャリパに固定される。
従って、ピン部材をサポートに固定する係止手段を、一
対のピン部材と一体化した形態、あるいは別体のクリッ
プ状とすることで、従来装置におけるキャリパに螺着装
備した一対のスライドピンボルトをブッシュを介してサ
ポートのガイド孔に嵌合させる構造と比較すると、大幅
に部品点数を削減することができ、軽量化やコストの低
減を図ることができる。しかも、ピン部材は、ねじ締め
等によらずにキャリパに簡単に固定できるため、組立性
も改善できる。さらに、サポートのガイド孔に嵌合する
ピン部材は、ワイヤロッドを使用し、中間部に装備した
屈曲部により先端部の中心軸と基端部の中心軸とを偏心
させて、ガイド孔に挿入された先端部の外周面が所定の
弾性力でガイド孔に内接するようにしているので、寸法
公差や制動時に作用する制動トルクによってピン部材に
剪断方向の負荷が作用しても、ピン部材の弾性変位によ
ってそれらの負荷を吸収することができる。従って、制
動トルク等の影響でピン部材にこじりが発生することも
なく、ブレーキ操作時におけるキャリパの滑らかな移動
動作を長期間にわたって良好に維持することができる。
スクブレーキ装置によれば、キャリパをロータの軸方向
にスライド可能に、サポートに連結するスライド機構
は、サポートに穿設した一対のガイド孔に、ワイヤロッ
ドで形成したピン部材を摺動可能に嵌合させたものであ
る。そして、ピン部材は、ワイヤロッドで一体または別
体に形成される係止手段によりキャリパに固定される。
従って、ピン部材をサポートに固定する係止手段を、一
対のピン部材と一体化した形態、あるいは別体のクリッ
プ状とすることで、従来装置におけるキャリパに螺着装
備した一対のスライドピンボルトをブッシュを介してサ
ポートのガイド孔に嵌合させる構造と比較すると、大幅
に部品点数を削減することができ、軽量化やコストの低
減を図ることができる。しかも、ピン部材は、ねじ締め
等によらずにキャリパに簡単に固定できるため、組立性
も改善できる。さらに、サポートのガイド孔に嵌合する
ピン部材は、ワイヤロッドを使用し、中間部に装備した
屈曲部により先端部の中心軸と基端部の中心軸とを偏心
させて、ガイド孔に挿入された先端部の外周面が所定の
弾性力でガイド孔に内接するようにしているので、寸法
公差や制動時に作用する制動トルクによってピン部材に
剪断方向の負荷が作用しても、ピン部材の弾性変位によ
ってそれらの負荷を吸収することができる。従って、制
動トルク等の影響でピン部材にこじりが発生することも
なく、ブレーキ操作時におけるキャリパの滑らかな移動
動作を長期間にわたって良好に維持することができる。
【図1】本発明に係るディスクブレーキ装置の第1実施
形態の一部切欠平面図である。
形態の一部切欠平面図である。
【図2】図1のC矢視図である。
【図3】図2のD−D線に沿う断面図である。
【図4】本発明に係るディスクブレーキ装置の第2実施
形態の一部切欠平面図である。
形態の一部切欠平面図である。
【図5】図4のE矢視図である。
【図6】本発明の第2実施形態における係止手段の正面
図である。
図である。
【図7】本発明に係るディスクブレーキ装置の第3実施
形態の一部切欠平面図である。
形態の一部切欠平面図である。
【図8】図7のF矢視図である。
【図9】図8のG矢視図である。
【図10】従来のディスクブレーキ装置の一般的な構成
を示す分解斜視図である。
を示す分解斜視図である。
【図11】図10に示したディスクブレーキ装置の制動
時の動作を示す断面図である。
時の動作を示す断面図である。
【図12】従来のディスクブレーキ装置の別の例を示す
平面図である。
平面図である。
【図13】図12のA矢視図である。
【図14】従来のディスクブレーキ装置の更に別の例を
示す平面図である。
示す平面図である。
【図15】図14のB−B線に沿う断面図である。
1 ロータ 3、4 摩擦パッド 5 ピストン 7 シリンダ部 8 爪 18 支持腕 28 ガイド孔 50、62、80 ディスクブレーキ装置 51 キャリパ 53、64 スライド機構 54 サポート 56 ピン部材 58 係止手段 59 窪み 60 屈曲部 66、67 ピン挿通孔 68 耳部 70 線条体挿通孔 72 凹凸 74 ボディ係合部 76 ピン係合部
Claims (3)
- 【請求項1】 ロータを挟んで対向配置される一対の摩
擦パッドと、 前記摩擦パッドの一方の摩擦パッドを前記ロータに押し
付けるピストンを一端側に装備すると共に他方の摩擦パ
ッドの背面を押える爪を他端側に装備したキャリパと、 スライド機構を介して前記キャリパを前記ロータの軸方
向にスライド可能に支持するサポートとを備え、 前記ロータに対する前記ピストンの一方の摩擦パッドへ
の押し付け反力によって前記キャリパがスライドして、
前記爪が他方の摩擦パッドを前記ロータに押し付けるフ
ローティング・キャリパ型のディスクブレーキ装置であ
って、 前記スライド機構は、前記ロータの軸方向に沿って前記
サポートの両側に穿設した一対のガイド孔と、ワイヤロ
ッドで形成し基端部が前記キャリパを挿通すると共に先
端部が前記ガイド孔にそれぞれ摺動自在に嵌合する一対
のピンを備えたピン部材と、各ピン部材の基端部を前記
キャリパに係止させる係止手段とを具備し、 前記ピンは先端部の中心と基端部の中心とが偏心した屈
曲部を形成し先端部が弾性的に前記ガイド孔に内接する
ことを特徴とするディスクブレーキ装置。 - 【請求項2】 前記スライド機構の係止手段が、前記一
対のピン部材の基端部相互を連結すると共に、キャリパ
の外表面に形成した窪みに係合する線条体とし、 前記係止手段と前記ピン部材は単一のワイヤロッドの屈
曲成形により一体形成されることを特徴とする請求項1
記載のディスクブレーキ装置。 - 【請求項3】 前記スライド機構の係止手段が、前記キ
ャリパ上の凹凸に係合することによってロータの軸方向
への移動が拘束されるボディ係合部と、前記ピン部材の
基端部に係合するピン係合部とを備えて、前記ピン部材
とは別のワイヤロッドによって一体形成したクリップ状
であることを特徴とする請求項1記載のディスクブレー
キ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8214732A JPH1061685A (ja) | 1996-08-14 | 1996-08-14 | ディスクブレーキ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8214732A JPH1061685A (ja) | 1996-08-14 | 1996-08-14 | ディスクブレーキ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1061685A true JPH1061685A (ja) | 1998-03-06 |
Family
ID=16660698
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8214732A Pending JPH1061685A (ja) | 1996-08-14 | 1996-08-14 | ディスクブレーキ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1061685A (ja) |
-
1996
- 1996-08-14 JP JP8214732A patent/JPH1061685A/ja active Pending
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