JPH1066497A - きんつば菓子の製造装置 - Google Patents

きんつば菓子の製造装置

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JPH1066497A
JPH1066497A JP8247030A JP24703096A JPH1066497A JP H1066497 A JPH1066497 A JP H1066497A JP 8247030 A JP8247030 A JP 8247030A JP 24703096 A JP24703096 A JP 24703096A JP H1066497 A JPH1066497 A JP H1066497A
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Fumihiko Masuda
文彦 増田
Yasuyuki Nasu
康行 那須
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、手造り様風味を失なうことなくき
んつば菓子が自動的に連続した流れとしてきんつば菓子
が製造でき、6面から成るあんの各面に集約的に生地付
け、焼上げなどが行なわれるきんつば菓子の連続製造方
法ならびにそれに供する焼き装置を提案する。 【解決手段】 6面体のあん1の隣接する3つの面を生
地4つけ後、焼板11上でこの焼板11からの熱伝導に
より加熱される一対の側面焼きブロック30、30によ
って挾んで同時に加熱焼き上げ処理してから、このあん
1を反転して下流側に移送し、その後、この下流側にお
いてあん1の3つの未処理面を生地4つけ後焼板11上
でこの焼板11からの熱伝導により加熱される一対の側
面ブロック30、30によって挾んで同時に加熱焼き上
げる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はきんつば菓子の連続製造
方法ならびにそれに供する焼き装置に係り、詳しくは、
手造り様風味を失なうことなくきんつば菓子が自動的に
連続した流れとして製造でき、なかでも、小豆などを主
体としたあんの各面毎に行なうべき生地付け、焼上げな
どの処理は集約かつ合理的に自動的に行なうことができ
るきんつば菓子の連続製造方法ならびにそれに供する焼
き装置に係る。
【0002】
【従来の技術】従来から、和菓子の一つとして大衆的に
きんつば菓子が知られ、一般に親しまれている。きんつ
ば菓子は、周知の通り、小豆、芋などのあんを6面体に
成形し、この6面体のあんの上下面ならびにこれら面に
隣接する4つの側面、つまり、6つの面に小麦粉などの
生地をつけて焼板の上で個々の面につけられた生地を加
熱焼きしてつくられている。
【0003】このような各面に対する生地づけ、加熱焼
きなどの処理は、ほとんどの場合、手作業で行なわれ、
手作業の場合には、一つの面に生地をつけ、つけられた
生地を個々に加熱焼きして行なわれる。このような各面
に対する処理は通常一枚の鉄板の上において職人技とし
て個別的に行なわれている。
【0004】しかしながら、最近は、人件費コストの高
騰もあり、元来、きんつば菓子は、大衆和菓子として、
安くておいしいことが大きな特徴で親しまれていたにも
拘らず、手造りのものとして、高級和菓子の一つとなっ
ている。
【0005】このようなことから、6面体のあんそのも
のに、個々に生地をつけ、加熱して焼くということが煩
雑であり、これを集約化して自動化することも考えられ
ている。しかしながら、これまで提案されているもの
は、例えば、特開平4−4836号公報に示すように、
6面体のあんそのものの各面につき生地付け、焼きを行
なうもので、本質的に集約化、自動化をはかったもので
ない。
【0006】また、実開平6−60385号公報に示す
ところは、6面体のあんをケ−ス中に入れて生地付けと
焼きを同時に行なうもので、これによると、きんつば菓
子そのものの形態が損なわれ易く、それにともなって手
造り的風味が失なわれ、きんつば菓子としての本質的な
おいしさや風味が消失して好ましくない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのようなと
ころから、きんつば菓子としての本質的な風味が失なわ
れることなく、しかも、あんの各面に対する生地付け、
加熱焼きなどの個別的処理の集約化をはかり、手作業に
依存することなく自動かつ連続して製造できるきんつば
の連続製造方法ならびにそれに供する焼き装置を提案す
る。
【0008】更に詳しく云うと、本発明は、6面体から
なるあんの各面における生地付け、加熱焼きなどの処理
をできる限り同時かつ連続的に行なうことにより、全体
として連続的な流れとして、製造できるきんつば菓子の
製造方法ならびにそれに供する焼き装置を提案する。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明方法
は、6面体のあんの隣接する3つの面を、生地つけ後焼
板上でこの焼板からの熱伝導により加熱される一対の側
面焼きブロックによって挾んで同時に加熱焼き上げ処理
してから、あんを反転して下流側に移送し、その後、こ
の下流側においてあんの3つの未処理面を生地つけ後焼
板上でこの焼板からの熱伝導により加熱される一対の側
面ブロックによって挾んで同時に加熱焼き上げることを
特徴とする。
【0010】更に、この製造に供せられる焼き装置は、
連続的に焼板が連結されて間欠的に走行する焼板列と、
この焼板列をはさんで両側に配設され焼板列の走行方向
と反対の方向に間欠的に走行する一対の搬送軌道と、こ
の搬送軌道により連続的に搬送され、焼板列の入口で焼
板上にのせられる一方、焼板列の出口で搬送軌道に戻さ
れる一対の側面焼きブロックとを具えて成ることを特徴
とする。
【0011】以下、これら手段たる構成ならびにそれに
供せられる焼き装置を図面によって更に詳しく説明する
と、次の通りである。
【0012】なお、図1は本発明を実施する際に使用す
る装置の一例を示す平面図である。
【0013】図2(a)、(b)ならびに(c)はそれ
ぞれ本発明においてあんの3つの面を同時に加熱して焼
く各プロセスの説明図である。
【0014】図3は本発明で使用する焼き装置の入口側
の平面図である。
【0015】図4は図3に示す焼き装置の入口側をあん
の流れ方向と直交する幅方向で切断した断面の一部の断
面図である。
【0016】図5は図3に示す焼き装置の出口側の平面
図である。
【0017】図6は図5に示す焼き装置の出口側をあん
の流れ方向と直交する幅方向で切断した断面の一部の断
面図である。
【0018】まず、図1に示すように、予め6面体に成
形されたあん1は、コンベヤ2を経て順次に連続的に生
地付け装置3に供給される。
【0019】この生地付け装置3においては、あん1の
焼くべき面1a、1b、1c、1d、1e、1fのうち
で3つの隣接する面1a、1b、1cに生地4がつけら
れる(図2(a)参照)。
【0020】例えば、あん1の下面1aならびにそれに
隣接する両側面1b、1cに生地4がつけられる。その
後、生地がつけられたあん1は第1焼き装置Aに供給さ
れ、第1焼き装置Aにおいてあん1が連続的に下流側に
流れる間に3面1a、1b、1cにつけられた生地4は
同時に加熱して焼かれる。
【0021】第1焼き装置Aは、焼板11が連続的に連
結されて焼板列10が形成され、焼板列10は一定の周
期のもとで間欠的に移動する。各焼板11はこの移動の
間に下側から加熱源5(図2(a)、(b)、(c)参
照)によって加熱されている。
【0022】焼板列10の両側には一対の搬送軌道20
が設けられ、これら搬送軌道20によって一対の側面焼
成ブロック30が搬送される。各搬送軌道20の走行方
向は、焼板列10、つまり、あんの走行方向と反対方向
であり、搬送軌道20とその中心の焼板列10は互いに
対向して所定の周期をもって間欠的に走行する。
【0023】従って、焼板列10の一つの焼板11の上
にあん1が供給されたところにおいて、一つの焼板11
の両側から一対の側面焼成ブロック30、30が幅方
向、つまり、焼板列10又はその上のあん1の走行方向
と直交する方向に、あん1の両側面1b、1c(図2
(b)ならびに(c)参照)を挾むように、移動し、各
焼板11上において、両側からあん1は側面焼成ブロッ
ク30、30によって押し付けられて、あん1の側面1
b、1cははさまれる。
【0024】なお、あん1は6面体から成っているが、
その成型時に、ことごとくが均一な寸法に成型されてい
ることがある。このため、焼板列10の下流側に一対の
調整押出部材60、例えばばねを設けて、上流側で一旦
幅方向に押出された側面焼成ブロック30、30を押出
してその押出しを調整することができる。
【0025】このような状態であん1が焼板列10とと
もに走行すると、3面につけられた生地4は焼板11に
接触する下面1aの生地が加熱して焼かれ、併せて、側
面焼成ブロック30、30に接触する側面1b、1cの
生地4が加熱して焼かれる。つまり、このような状態で
第1焼き装置Aを順次に間欠的にあん1が走行される間
に、あん1の下面1aならびに両側面は1b、1cの各
生地4は同時に加熱して焼かれる。
【0026】すなわち、図2(a)、(b)ならびに
(c)に示すように、焼板11の上には、第1焼き装置
Aの入口において側面焼成ブロック30、30が両側か
らのせられ、しかも、各焼板11は下の加熱源5により
加熱されている。このため、その焼板11の熱量はその
上に接触する各側面焼成ブロック30、30に熱伝達さ
れ、焼板11とともに各側面焼成ブロック30、30は
加熱されている。
【0027】従って、側面焼成ブロック30、30があ
ん1の各側面1b、1cに押しつけられると、図2
(c)に示すように3面の各生地4は同時に焼成され、
従来の手法にように一つの面ごとの生地付け、加熱を行
なう処理は大巾に集約化をはかることができる。
【0028】このように焼板11ならびに側面焼成ブロ
ック30、30によって加熱して焼きながら、あん1が
出口側に達したとき、あん1の側面に接触する側面焼成
ブロック30、30はあん1の側面から離されて、両側
の搬送軌道20、20の上にそれぞれのせられる。各側
面焼成ブロック30、30は各搬送軌道20、20とと
もに反対方向に上流側に逆送され、第1焼き装置Aの入
口側に達し、上記のところと同様に、焼板列10の焼板
11の上に供給され、くり返してあん1の側面の焼きに
関与する。
【0029】なお、第1焼き装置Aに供給される前に、
あん1の3つの側面には生地がつけられるが、この生地
付けは、図1に示す生地付け装置3を設けて自動化する
こともできる。自動的な生地付け装置3を設けないで、
個々の面に個別的に生地付けを行なうこともでき、この
際、所望に応じて、手作業により生地付けを行なうこと
もできる。
【0030】更に、生地付け装置3は、各面に生地が付
けられればいずれの装置を用いることができる。例え
ば、ロ−ラを利用して生地を付ける方式、生地をスプレ
−ノズルを用いて吹付ける方式、更に、はけなどを利用
して生地を付ける方式なども用いることができる。
【0031】第1焼き装置Aを経たあん1は、その後移
動コンベヤ40にのせられ、その間、焼かれた下面1a
と未焼成の上面1dは反転される。
【0032】その後、あん1は生地付け装置41に送ら
れる。この生地付け装置41は、先の生地付け装置3と
同様に構成することができ、この装置41においても未
焼成の各面1d、1e、1fを個別的に生地付けするこ
ともできるし、あるいは未焼成の3つの面1d、1e、
1fを同時に生地付けするように構成することもでき
る。
【0033】更に、各面1d、1e、1fを手作業によ
り生地付けすることができる。いずれの場合において
も、未焼成の3つの面が生地付けされていれば十分であ
る。
【0034】次に、未焼成の3つの面1d、1e、1f
を生地付けされたあん1は、第2焼き装置Bに入り、第
2焼き装置Bにおいても、第1焼き装置Aと同様に3つ
の面1a、1e、1fに付けられた生地は同時に加熱さ
れ、焼かれる。したがって、第2焼き装置Bは第1焼き
装置Aと同様に構成されている。
【0035】すなわち、第2焼き装置Bにおいても、第
1焼き装置Aと同様に、焼板11が連続的に結合されて
焼板列10が構成され、焼板列10は間欠的に移動す
る。その入口側において一対の側面焼成ブロック30、
30が幅方向に移動して、一つの焼板11の上にのせら
れる。これら側面焼成ブロック30、30によって焼板
11上のあん1ははさまれて、未焼成の平面1dや側面
1e、1fの生地は加熱して焼かれる。
【0036】第2焼き装置Bの出口側に達するときに
は、あん1の全外面を成す6つの面1a、1b、1c、
1d、1e、1fはことごとく生地付けされ、加熱して
焼かれ、きんつば菓子100として製品コンベヤ50に
うつしかえられたのち、順次に排出される。
【0037】以上のように、第1ならびに第2焼き装置
A、Bにおいて、あん1の1a、1b、1c、1d、1
e、1fのうちで、互いに隣接する3つの面を同時に加
熱し焼き、しかも、第1ならびに第2焼き装置A、Bの
間で反転させると、きんつば菓子が連続かつ自動的に製
造できる。更に、製造されるきんつば菓子は、あんは従
来例と同様に六面体として構成され、6つの面にそれぞ
れ生地付け、加熱焼きが行なわれ、全く手造的風味が失
なわれないきんつば菓子が製造できる。
【0038】また、第1ならびに第2焼き装置Aならび
にBは同じ構造に構成できるが、用途に応じ、これら焼
き装置AならびにBの構造の一部を変更することができ
る。
【0039】このように構造の一部を変更しても、両焼
き装置AならびにBはあん1の3つの面を同時に生地付
け、加熱して焼くことができることが必要である。
【0040】また、これら焼き装置AならびにBには、
中心の焼板列10に対して両側から側面焼成ブロック3
0、30を供給するために、側面焼成ブロックの供給装
置A1、B1を設ける一方、側面焼成ブロック30、30
を各搬送軌道20、20に排出するために、側面焼成ブ
ロックの排出装置A2、B2を設ける。
【0041】これら供給装置A1、B1ならびに排出装置
2、B2は、次のように構成すると、容易に自動化が達
成できる。
【0042】まず、連続的に連結された焼板11から成
る焼板列10の両側に、側面焼成ブロック30、30を
搬送するために、一対の搬送軌道20、20がそれぞれ
設けられている。
【0043】なお、図3、図4、図5ならびに図6に
は、焼板列10や搬送軌道20、20の一部が示されて
いる。
【0044】各搬送軌道20、20は、チェンなどから
成る搬送コンベヤ21とこの搬送コンベヤ21上に間隔
をおいて設けられた係止部材22とを具える。各搬送コ
ンベヤ21は焼板11の間欠的移動方法と反対の方向に
流れ、入口側で一つの焼板11の上に側面焼成ブロック
30、30がそれぞれのせられ、出口側において、焼板
11上の側面焼成ブロック30、30は両側の搬送コン
ベヤ21にそれぞれ取り出される。
【0045】各焼き装置A、Bの入口側に設けられる側
面焼成ブロックの供給装置A1、B1は次のように構成す
ることができる。
【0046】各搬送軌道20、20上において、側面焼
成ブロック30、30は搬送コンベヤ21、21から突
出した係止部材22、22に係止され、一つの係止部材
22におされて順次に上流側、つまり、入口側まで所定
の周期で間欠的に移動する。
【0047】焼板列10の入口側に達したときには、供
給装置A1、B1を介して側面焼成ブロック30、30は
幅方向に移動する。
【0048】各供給装置A1、B1には、各側面焼成ブロ
ック30を幅方向に移動させるために、案内板31が設
けられ、両側の焼成ブロック30、30は各押出部材3
2、32に押されて、焼板列10の一つの焼板11の上
にのせられる。すなわち、各側面焼成ブロック30、3
0の幅方向移動は押出部材の幅方向移動、つまり、押し
によって行なわれ、この移動機構は、通常、ピニオンと
ラックの結合機構によって達成できる。
【0049】一対の案内板31、31は間隔をおいて配
置され、これら案内板31、31の間に案内通路33を
形成する。案内板31、31は側面焼成ブロック30が
幅方向に移動できればいかなるものも構成できる。
【0050】なお、このように側面焼成ブロック30
は、案内通路33に沿って幅方向に移動させる場合に、
その上部にガイド溝34を形成するのが好ましい。この
ようにガイド溝を形成すると、ガイド溝34が案内板3
1、31に整合し、各側面焼成ブロック30は幅方向に
円滑に移動できる。
【0051】また、このように案内板31、31とガイ
ド溝34を構成すると、側面焼成ブロック30、30は
両側からあん1の側面の各生地に確実に密着し、焼きが
きわめてソフトで、しかも、従来例のように各面毎に焼
きを行なったときと同様な焼きはだが形成できる。
【0052】また、各焼き装置A、Bの出口側には、側
面焼成ブロック30の排出装置A2、B2を設ける。
【0053】排出装置A2、B2は供給装置A1、B1と同
様に構成されるが、押出部材32、32の代りに、一対
の引張り部材35、35を設ける。
【0054】すなわち、各引張り部材35、35は、図
5に示す矢印方向、つまり、一対の引張り部材35、3
5は互いに遠ざかるよう幅方向に移動し、この移動によ
って側面焼成ブロック30、30は、引張られて、各搬
送軌道20、20の搬送コンベヤ21、21に移しかえ
られる。移しかえられた側面焼成ブロック30、30は
係止部材22によって運ばれる。
【0055】なお、排出装置A2、B2の案内板36、3
6は供給装置A1、B1の案内板31、31と同様に構成
できるが、各側面焼成ブロック30を確実に係止部材2
2間に整合させるために、少なくとも一方の案内板36
を次の通りに構成することもできる。
【0056】すなわち、一方の案内板36は、図5なら
びに図6に示すように、構成されている。したがって、
一対の案内板36、36に沿って各側面焼成ブロック3
0、30が引張られて、搬送軌道20、20に達する
と、側面焼成ブロック30、30は一方の案内板36か
ら突出する支片によって押さえられ、係止部材22の間
に確実におさめることができる。
【0057】また、両側の搬送軌道20、20には、搬
送コンベヤ21上の走路をはさんで一対のガイド板2
3、23を設け、これらガイド板23、23の間隙を介
して各係止部材22を上向きに突出させる。
【0058】このように構成すると、各搬送軌道20に
おける一対のガイド板23、23に各側面焼成ブロック
30、30のガイド溝34が整合し、円滑に搬送でき
る。
【0059】なお、各側面焼成ブロック30、30は焼
板11からの熱伝達により加熱されることが必要で、熱
伝導性にすぐれるもの、例えば、少なくとも、加熱焼成
面が銅、アルミニウム又はそれらの合金、更に、鉄若し
くはその合金から構成するのが好ましい。
【0060】
【発明の効果】以上詳しく説明した通り、本発明は、き
んつば菓子の連続製造方法ならびにそれに供する焼き装
置であって、6面体のあんの隣接する3つの面を、生地
つけ後焼板上でこの焼板からの熱伝導により加熱される
一対の側面焼きブロックによって挾んで同時に加熱焼き
上げ処理してから、3つの面を生地を焼いたあんを反転
して下流側に移送し、その後、この下流側において、あ
んの3つの未処理面を生地つけ後焼板上でこの焼板から
の熱伝導により加熱される一対の側面ブロックによって
挾んで同時に加熱焼き上げる。
【0061】したがって、本発明によると、製造される
きんつば菓子は、本質的な風味が失なわれることなく、
しかも、あんの各面に対する生地付け、加熱焼きなどの
個別的処理の集約化ができ、ほとんど又は全く手作業に
依存することなく自動かつ連続して製造できる。
【0062】また、本発明を実施する際に使用する焼き
装置は、連続的に焼板が連結されて間欠的に走行する焼
板列と、この焼板列をはさんで両側に配設され焼板列の
走行方向と反対の方向に間欠的に走行する一対の搬送軌
道と、この搬送軌道により連続的に搬送され、焼板列の
入口で焼板上にのせられる一方、焼板列の出口で搬送軌
道に戻される一対の側面焼きブロックとを具える。
【0063】このきんつば菓子の焼き装置であると、6
面体からなるあんの各面における生地付け、加熱焼きな
どの処理の集約化が容易に達成でき、容易に連続かつ自
動化が達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する際に使用する装置の一例を示
す平面図である。
【図2】(a)、(b)ならびに(c)はそれぞれ本発
明においてあんの3つの面を同時に加熱して焼く各プロ
セスの説明図である。
【図3】本発明で使用する焼き装置の入口側の平面図で
ある。
【図4】図3に示す焼き装置の入口側をあんの流れ方向
と直交する幅方向で切断した断面の一部の断面図であ
る。
【図5】図3に示す焼き装置の出口側の平面図である。
【図6】図5に示す焼き装置の出口側をあんの流れ方向
と直交する幅方向で切断した断面の一部の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 あん 2 コンベヤ 10 焼板列 11 焼板 20 搬送軌道 30 側面焼成ブロック 40 移動コンベヤ 41 生地付け装置 100 きんつば菓子 A 第1焼き装置 B 第2焼き装置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年6月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 きんつば菓子の製造装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明はきんつば菓子の製造装
置に係り、詳しくは、手造り様風味を失なうことなくき
んつば菓子が自動的に連続した流れとして製造でき、な
かでも、小豆などを主体としたあんの各面毎に行なうべ
き生地付け、焼上げなどの処理は集約かつ合理的に自動
的に行なうことができるきんつば菓子の製造装置に係
る。
【0002】
【従来の技術】 従来から、和菓子の一つとして大衆的
にきんつば菓子が知られ、一般に親しまれている。きん
つば菓子は、周知の通り、小豆、芋などのあんを6面体
に成形し、この6面体のあんの上下面ならびにこれら面
に隣接する4つの側面、つまり、6つの面に小麦粉など
の生地をつけて焼板の上で個々の面につけられた生地を
加熱焼きしてつくられている。
【0003】 このような各面に対する生地づけ、加熱
焼きなどの処理は、ほとんどの場合、手作業で行なわ
れ、手作業の場合には、一つの面に生地をつけ、つけら
れた生地を個々に加熱焼きして行なわれる。このような
各面に対する処理は通常一枚の鉄板の上において職人技
として個別的に行なわれている。
【0004】 しかしながら、最近は、人件費コストの
高騰もあり、元来、きんつば菓子は、大衆和菓子とし
て、安くておいしいことが大きな特徴で親しまれていた
にも拘らず、手造りのものとして、高級和菓子の一つと
なっている。
【0005】 このようなことから、6面体のあんその
ものに、個々に生地をつけ、加熱して焼くということが
煩雑であり、これを集約化して自動化することも考えら
れている。しかしながら、これまで提案されているもの
は、例えば、特開平4−4836号公報に示すように、
6面体のあんそのものの各面につき生地付け、焼きを行
なうもので、本質的に集約化、自動化をはかったもので
ない。
【0006】 また、実開平6−60385号公報に示
すところは、6面体のあんをケース中に入れて生地付け
と焼きを同時に行なうもので、これによると、きんつば
菓子そのものの形態が損なわれ易く、それにともなって
手造り的風味が失なわれ、きんつば菓子としての本質的
なおいしさや風味が消失して好ましくない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】 本発明はこのような
ところから、きんつば菓子としての本質的な風味が失な
われることなく、しかも、あんの各面に対する生地付
け、加熱焼きなどの個別的処理の集約化をはかり、手作
業に依存することなく自動かつ連続して製造できるきん
つばの製造装置を提案する。
【0008】 更に詳しく云うと、本発明は、6面体か
らなるあんの各面における生地付け、加熱焼きなどの処
理をできる限り同時かつ連続的に行なうことにより、全
体として連続的な流れとして、製造できるきんつば菓子
の製造装置を提案する。
【0009】
【課題を解決するための手段】 すなわち、本発明に係
る製造装置は、連続的に焼板が連結されて間欠的に走行
する焼板列と、この焼板列をはさんで両側に配設され焼
板列の走行方向と反対の方向に間欠的に走行する一対の
搬送軌道と、この搬送軌道により連続的に搬送され、焼
板列の入口で焼板上にのせられる一方、焼板列の出口で
搬送軌道に戻される一対の側面焼きブロックとを具えて
成ることを特徴とする。
【0010】 以下、これら手段たる構成ならびにその
作用について、図面によって更に詳しく説明すると、次
の通りである。
【0011】 なお、図1は本発明の一例を示す製造装
置の平面図である。
【0012】 図2(a)、(b)ならびに(c)はそ
れぞれ本発明の一例を示す装置におけるあんの3つの面
を同時に加熱して焼く過程を示す説明図である。
【0013】 図3は本発明の一例を示す製造装置の入
口側の平面図である。
【0014】 図4は図3に示す製造装置の入口側をあ
んの流れ方向と直交する幅方向で切断した断面の一部の
断面図である。
【0015】 図5は図3に示す製造装置の出口側の平
面図である。
【0016】 図6は図5に示す製造装置の出口側をあ
んの流れ方向と直交する幅方向で切断した断面の一部の
断面図である。
【0017】 まず、図1に示すように、予め6面体に
成形されたあん1は、コンベヤ2を経て順次に連続的に
生地付け装置3に供給される。
【0018】 この生地付け装置3においては、あん1
の焼くべき面1a、1b、1c、1d、1e、1fのう
ちで3つの隣接する面1a、1b、1cに生地4がつけ
られる(図2(a)参照)。
【0019】 例えば、あん1の下面1aならびにそれ
に隣接する両側面1b、1cに生地4がつけられる。そ
の後、生地がつけられたあん1は第1焼き装置Aに供給
され、第1焼き装置Aにおいてあん1が連続的に下流側
に流れる間に3面1a、1b、1cにつけられた生地4
は同時に加熱して焼かれる。
【0020】 第1焼き装置Aは、焼板11が連続的に
連結されて焼板列10が形成され、焼板列10は一定の
周期のもとで間欠的に移動する。各焼板11はこの移動
の間に下側から加熱源5(図2(a)、(b)、(c)
参照)によって加熱されている。
【0021】 焼板列10の両側には一対の搬送軌道2
0が設けられ、これら搬送軌道20によって一対の側面
焼成ブロック30が搬送される。各搬送軌道20の走行
方向は、焼板列10、つまり、あんの走行方向と反対方
向であり、搬送軌道20とその中心の焼板列10は互い
に対向して所定の周期をもって間欠的に走行する。
【0022】 従って、焼板列10の一つの焼板11の
上にあん1が供給されたところにおいて、一つの焼板1
1の両側から一対の側面焼成ブロック30、30が幅方
向、つまり、焼板列10又はその上のあん1の走行方向
と直交する方向に、あん1の両側面1b、1c(図2
(b)ならびに(c)参照)を挾むように、移動し、各
焼板11上において、両側からあん1は側面焼成ブロッ
ク30、30によって押し付けられて、あん1の側面1
b、1cははさまれる。
【0023】 なお、あん1は6面体から成っている
が、その成型時に、ことごとくが均一な寸法に成型され
ていることがある。このため、焼板列10の下流側に一
対の調整押出部材60、例えばばねを設けて、上流側で
一旦幅方向に押出された側面焼成ブロック30、30を
押出してその押出しを調整することができる。
【0024】 このような状態であん1が焼板列10と
ともに走行すると、3面につけられた生地4は焼板11
に接触する下面1aの生地が加熱して焼かれ、併せて、
側面焼成ブロック30、30に接触する側面1b、1c
の生地4が加熱して焼かれる。つまり、このような状態
で第1焼き装置Aを順次に間欠的にあん1が走行される
間に、あん1の下面1aならびに両側面は1b、1cの
各生地4は同時に加熱して焼かれる。
【0025】 すなわち、図2(a)、(b)ならびに
(c)に示すように、焼板11の上には、第1焼き装置
Aの入口において側面焼成ブロック30、30が両側か
らのせられ、しかも、各焼板11は下の加熱源5により
加熱されている。このため、その焼板11の熱量はその
上に接触する各側面焼成ブロック30、30に熱伝達さ
れ、焼板11とともに各側面焼成ブロック30、30は
加熱されている。
【0026】 従って、側面焼成ブロック30、30が
あん1の各側面1b、1cに押しつけられると、図2
(c)に示すように3面の各生地4は同時に焼成され、
従来の手法のように一つの面ごとの生地付け、加熱を行
なう処理は大巾に集約化をはかることができる。
【0027】 このように焼板11ならびに側面焼成ブ
ロック30、30によって加熱して焼きながら、あん1
が出口側に達したとき、あん1の側面に接触する側面焼
成ブロック30、30はあん1の側面から離されて、両
側の搬送軌道20、20の上にそれぞれのせられる。各
側面焼成ブロック30、30は各搬送軌道20、20と
ともに反対方向に上流側に逆送され、第1焼き装置Aの
入口側に達し、上記のところと同様に、焼板列10の焼
板11の上に供給され、くり返してあん1の側面の焼き
に関与する。
【0028】 なお、第1焼き装置Aに供給される前
に、あん1の3つの側面には生地がつけられるが、この
生地付けは、図1に示す生地付け装置3を設けて自動化
することもできる。自動的な生地付け装置3を設けない
で、個々の面に個別的に生地付けを行なうこともでき、
この際、所望に応じて、手作業により生地付けを行なう
こともできる。
【0029】 更に、生地付け装置3は、各面に生地が
付けられればいずれの装置を用いることができる。例え
ば、ローラを利用して生地を付ける方式、生地をスプレ
ーノズルを用いて吹付ける方式、更に、はけなどを利用
して生地を付ける方式なども用いることができる。
【0030】 第1焼き装置Aを経たあん1は、その後
移動コンベヤ40にのせられ、その間、焼かれた下面1
aと未焼成の上面1dは反転される。
【0031】 その後、あん1は生地付け装置41に送
られる。この生地付け装置41は、先の生地付け装置3
と同様に構成することができ、この装置41においても
未焼成の各面1d、1e、1fを個別的に生地付けする
こともできるし、あるいは未焼成の3つの面1d、1
e、1fを同時に生地付けするように構成することもで
きる。
【0032】 更に、各面1d、1e,1fを手作業に
より生地付けすることができる。いずれの場合において
も、未焼成の3つの面が生地付けされていれば十分であ
る。
【0033】 次に、未焼成の3つの面1d、1e、1
fを生地付けされたあん1は、第2焼き装置Bに入り、
第2焼き装置Bにおいても、第1焼き装置Aと同様に3
つの面1a、1e、1fに付けられた生地は同時に加熱
され、焼かれる。したがって、第2焼き装置Bは第1焼
き装置Aと同様に構成されている。
【0034】 すなわち、第2焼き装置Bにおいても、
第1焼き装置Aと同様に、焼板11が連続的に結合され
て焼板列10が構成され、焼板列10は間欠的に移動す
る。その入口側において一対の側面焼成ブロック30、
30が幅方向に移動して、一つの焼板11の上にのせら
れる。これら側面焼成ブロック30、30によって焼板
11上のあん1ははさまれて、未焼成の平面1dや側面
1e、1fの生地は加熱して焼かれる。
【0035】 第2焼き装置Bの出口側に達するときに
は、あん1の全外面を成す6つの面1a,1b、1c、
1d,1e,1fはことごとく生地付けされ、加熱して
焼かれ、きんつば菓子100として製品コンベヤ50に
うつしかえられたのち、順次に排出される。
【0036】 以上のように、第1ならびに第2焼き装
置A,Bにおいて、あん1の6つの面1a、1b、1
c、1d、1e、1fのうちで、互いに隣接する3つの
面を同時に加熱し焼き、しかも、第1ならびに第2焼き
装置A、Bの間で反転させると、きんつば菓子が連続か
つ自動的に製造できる。更に、製造されるきんつば菓子
は、あんは従来例と同様に六面体として構成され、6つ
の面にそれぞれ生地付け、加熱焼きが行なわれ、全く手
造的風味が失なわれないきんつば菓子が製造できる。
【0037】 また、第1ならびに第2焼き装置Aなら
びにBは同じ構造に構成できるが、用途に応じ、これら
焼き装置AならびにBの構造の一部を変更することがで
きる。
【0038】 このように構造の一部を変更しても、両
焼き装置AならびにBはあん1の3つの面を同時に生地
付け、加熱して焼くことができることが必要である。
【0039】 また、これら焼き装置AならびにBに
は、中心の焼板列10に対して両側から側面焼成ブロッ
ク30、30を供給するために、側面焼成ブロックの供
給装置A、Bを設ける一方、側面焼成ブロック3
0、30を各搬送軌道20、20に排出するために、側
面焼成ブロックの排出装置A、Bを設ける。
【0040】 これら供給装置A、Bならびに排出
装置A、Bは、次のように構成すると、容易に自動
化が達成できる。
【0041】 まず、速続的に連結された焼板11から
成る焼板列10の両側に、側面焼成ブロック30、30
を搬送するために、一対の搬送軌道20、20がそれぞ
れ設けられている。
【0042】 なお、図3、図4、図5ならびに図6に
は、焼板列10や搬送軌道20、20の一部が示されて
いる。
【0043】 各搬送軌道20、20は、チェンなどか
ら成る搬送コンベヤ21とこの搬送コンベヤ21上に間
隔をおいて設けられた係止部材22とを具える。各搬送
コンベヤ21は焼板11の間欠的移動方法と反対の方向
に流れ、入口側で一つの焼板11の上に側面焼成ブロッ
ク30、30がそれぞれのせられ、出口側において、焼
板11上の側面焼成ブロック30、30は両側の搬送コ
ンベヤ21にそれぞれ取り出される。
【0044】 各焼き装置A,Bの入口側に設けられる
側面焼成ブロックの供給装置A、Bは次のように構
成することができる。
【0045】 各搬送軌道20、20上において、側面
焼成ブロック30、30は搬送コンベヤ21,21から
突出した係止部材22、22に係止され、一つの係止部
材22におされて順次に上流側、つまり、入口側まで所
定の周期で間欠的に移動する。
【0046】 焼板列10の入口側に達したときには、
供給装置A、Bを介して側面焼成ブロック30、3
0は幅方向に移動する。
【0047】 各供給装置A、Bには、各側面焼成
ブロック30を幅方向に移動させるために、案内板31
が設けられ、両側の焼成ブロック30、30は各押出部
材32、32に押されて、焼板列10の一つの焼板11
の上にのせられる。すなわち、各側面焼成ブロック3
0、30の幅方向移動は押出部材の幅方向移動、つま
り、押しによって行なわれ、この移動機構は、通常、ピ
ニオンとラックの結合機構によって達成できる。
【0048】 一対の案内板31、31は間隔をおいて
配置され、これら案内板31、31の間に案内通路33
を形成する。案内板31、31は側面焼成ブロック30
が幅方向に移動できればいかなるものも構成できる。
【0049】 なお、このように側面焼成ブロック30
は、案内通路33に沿って幅方向に移動させる場合に、
その上部にガイド溝34を形成するのが好ましい。この
ようにガイド溝を形成すると、ガイド溝34が案内板3
1、31に整合し、各側面焼成ブロック30は幅方向に
円滑に移動できる。
【0050】 また、このように案内板31、31とガ
イド溝34を構成すると、側面焼成ブロック30、30
は両側からあん1の側面の各生地に確実に密着し、焼き
がきわめてソフトで、しかも、従来例のように各面毎に
焼きを行なったときと同様な焼きはだが形成できる。
【0051】 また、各焼き装置A,Bの出口側には、
側面焼成ブロック30の排出装置A、Bを設ける。
【0052】 排出装置A、Bは供給装置A、B
と同様に構成されるが、押出部材32、32の代り
に、一対の引張り部材35、35を設ける。
【0053】 すなわち、各引張り部材35、35は、
図5に示す矢印方向、つまり、一対の引張り部材35、
35は互いに遠ざかるよう幅方向に移動し、この移動に
よって側面焼成ブロック30、30は、引張られて、各
搬送軌道20、20の搬送コンベヤ21、21に移しか
えられる。移しかえられた側面焼成ブロック30、30
は係止部材22によって運ばれる。
【0054】 なお、排出装置A、Bの案内板3
6、36は供給装置A、Bの案内板31、31と同
様に構成できるが、各側面焼成ブロック30を確実に係
止部材22間に整合させるために、少なくとも一方の案
内板36を次の通りに構成することもできる。
【0055】 すなわち、一方の案内板36は、図5な
らびに図6に示すように、構成されている。したがっ
て、一対の案内板36、36に沿って各側面焼成ブロッ
ク30、30が引張られて、搬送軌道20、20に達す
ると、側面焼成ブロック30、30は一方の案内板36
から突出する支片によって押さえられ、係止部材22の
間に確実におさめることができる。
【0056】 また、両側の搬送軌道20、20には、
搬送コンベヤ21上の走路をはさんで一対のガイド板2
3、23を設け、これらガイド板23、23の間隙を介
して各係止部材22を上向きに突出させる。
【0057】 このように構成すると、各搬送軌道20
における一対のガイド板23、23に各側面焼成ブロッ
ク30、30のガイド溝34が整合し、円滑に搬送でき
る。
【0058】なお、各側面焼成ブロック30、30は焼
板11からの熱伝達により加熱されることが必要で、熱
伝導性にすぐれるもの、例えば、少なくとも、加熱焼成
面が銅、アルミニウム又はそれらの合金、更に、鉄若し
くはその合金から構成するのが好ましい。
【0059】
【発明の効果】 以上詳しく説明した通り、本発明は、
きんつば菓子の製造装置であって、はじめに、6面体の
あんの隣接する3つの面に生地つけてから、焼板上にお
いて生地をつけた3つの面をこの焼板からの熱伝導によ
り加熱される一対の側面焼きブロックを介して挾んで同
時に加熱焼き上げ処理し、その後、3つの面を生地を焼
いたあんを反転してから下流側に移送し、その後、この
下流側において、あんの3つの未処理面を生地つけ後焼
板上でこの焼板からの熱伝導により加熱される一対の側
面ブロックによって挾んで同時に加熱焼き上げるもので
ある。
【0060】 したがって、本発明によると、製造され
るきんつば菓子は、本質的な風味が失なわれることな
く、しかも、あんの各面に対する生地付け、加熱焼きな
どの個別的処理の集約化ができ、ほとんど又は全く手作
業に依存することなく自動かつ連続して製造できる。
【0061】 また、この製造装置には、連続的に焼板
が連結されて間欠的に走行する焼板列と、この焼板列を
はさんで両側に配設され焼板列の走行方向と反対の方向
に間欠的に走行する一対の搬送軌道と、この搬送軌道に
より連続的に搬送され、焼板列の入口で焼板上にのせら
れる一方、焼板列の出口で搬送軌道に戻される一対の側
面焼きブロックとが設けられている。
【0062】 このきんつば菓子の製造装置であると、
6面体からなるあんの各面における生地付け、加熱焼き
などの処理の集約化が容易に達成でき、容易に連続かつ
自動化が達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一例を示す製造装置の平面図であ
る。
【図2】 (a)、(b)ならびに(c)はそれぞれ本
発明の一例を示す装置におけるあんの3つの面を同時に
加熱して焼く過程を示す説明図である。
【図3】 本発明の一例を示す製造装置の入口側の平面
図である。
【図4】 図3に示す製造装置の入口側をあんの流れ方
向と直交する幅方向で切断した断面の一部の断面図であ
る。
【図5】 図3に示す製造装置の出口側の平面図であ
る。
【図6】 図5に示す製造装置の出口側をあんの流れ方
向と直交する幅方向で切断した断面の一部の断面図であ
る。
【符号の説明】 1 あん 2 コンベヤ 10 焼板列 11 焼板 20 搬送軌道 30 側面焼成ブロック 40 移動コンベヤ 41 生地付け装置 100 きんつば菓子 A 第1焼き装置 B 第2焼き装置
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 6面体のあんの隣接する3つの面を、生
    地つけ後焼板上でこの焼板からの熱伝導により加熱され
    る一対の側面焼きブロックによって挾んで同時に加熱焼
    き上げ処理してから、前記あんを反転して下流側に移送
    し、その後、この下流側において前記あんの3つの未処
    理面を生地つけ後焼板上でこの焼板からの熱伝導により
    加熱される一対の側面ブロックによって挾んで同時に加
    熱焼き上げることを特徴とするきんつば菓子の連続製造
    方法。
  2. 【請求項2】 前記あんは、豆類、種子類またはいも類
    に由来することを特徴とする請求項1記載のきんつば菓
    子の連続製造方法。
  3. 【請求項3】 前記焼板ならびに前記各側面焼きブロッ
    クのうち、少なくとも前記各側面焼きブロックとして、
    鉄若しくはその合金、銅若しくはその合金またはアルミ
    ニウム若しくはその合金から成る側面焼きブロックを用
    いることを特徴とする請求項1記載のきんつば菓子の連
    続製造方法。
  4. 【請求項4】 連続的に焼板が連結されて間欠的に走行
    する焼板列と、この焼板列をはさんで両側に配設され前
    記焼板列の走行方向と反対の方向に間欠的に走行する一
    対の搬送軌道と、この搬送軌道により連続的に搬送さ
    れ、前記焼板列の入口で前記焼板上にのせられる一方、
    前記焼板列の出口で前記搬送軌道に戻される一対の側面
    焼きブロックとを具えて成ることを特徴とするきんつば
    菓子の焼き装置。
  5. 【請求項5】 前記各搬送軌道において、間欠的に走行
    する走行軌道と、この走行軌道上に間隔をおいて設けら
    れて前記側面焼きブロックが係止整合される係止部材
    と、これら係止部材をはさんで両側に設けられて前記側
    面焼きブロックが前記走行軌道とともに走行する際に案
    内する案内部材とを具えて成ることを特徴とする請求項
    4記載のきんつば菓子の焼き装置。
  6. 【請求項6】 前記焼板列の入口側には、前記各搬送軌
    道から前記各側面焼きブロックを前記焼板列に供給する
    側面焼きブロックの供給装置を設ける一方、前記焼板列
    の出口側には、前記焼板列から前記各側面焼きブロック
    を前記各搬送軌道に排出する側面焼きブロックの排出装
    置を設けて成ることを特徴とする請求項4記載のきんつ
    ば菓子の焼き装置。
  7. 【請求項7】 前記側面焼きブロックの供給装置には、
    前記各側面焼きブロックをその一部を係合させながら幅
    方向に案内する案内板と、前記各側面焼きブロックを幅
    方向に押出す押出部材とを設けて成ることを特徴とする
    請求項6記載のきんつば菓子の焼き装置。
  8. 【請求項8】 前記側面焼きブロックの供給装置の下流
    側に、前記押出し部材により幅方向に押出されたのちの
    前記各側面焼きブロックを更に幅方向に押出し調整する
    調整押出部材を設けることを特徴とする請求項6記載の
    きんつば菓子の焼き装置。
  9. 【請求項9】 前記調整押出部材を押出しばねから構成
    することを特徴とする請求項8記載のきんつば菓子の焼
    き装置。
  10. 【請求項10】 前記側面ブロックの排出装置には、前
    記各側面焼きブロックをその一部を係合させながら案内
    する案内板と、前記各側面焼きブロックを幅方向に引張
    る引張り部材とを設けて成ることを特徴とする請求項6
    記載のきんつば菓子の焼き装置。
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