JPH1067896A - シート用ポリプロピレン樹脂組成物及びそれからなるシート - Google Patents
シート用ポリプロピレン樹脂組成物及びそれからなるシートInfo
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- JPH1067896A JPH1067896A JP24432496A JP24432496A JPH1067896A JP H1067896 A JPH1067896 A JP H1067896A JP 24432496 A JP24432496 A JP 24432496A JP 24432496 A JP24432496 A JP 24432496A JP H1067896 A JPH1067896 A JP H1067896A
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- sheet
- ethylene
- propylene
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 熱成形体の部位による肉厚の厚薄精度、
透明性及び低温での耐衝撃性の改善されるシート用ポリ
プロピレン樹脂組成物及びそれからなるシートを提供す
る。 【解決手段】 (A)特定の結晶性プロピレン−エチレ
ンランダム共重合体55〜80重量%と、(B)プロピ
レン−ブテン共重合体ゴムもしくは特定配合比の前記プ
ロピレン−ブテン共重合体ゴムとエチレン−ブテン共合
重合体ゴムとの組成物の45〜20重量%とからなるシ
ート用ポリプロピレン樹脂組成物及びそれからなるシー
ト。
透明性及び低温での耐衝撃性の改善されるシート用ポリ
プロピレン樹脂組成物及びそれからなるシートを提供す
る。 【解決手段】 (A)特定の結晶性プロピレン−エチレ
ンランダム共重合体55〜80重量%と、(B)プロピ
レン−ブテン共重合体ゴムもしくは特定配合比の前記プ
ロピレン−ブテン共重合体ゴムとエチレン−ブテン共合
重合体ゴムとの組成物の45〜20重量%とからなるシ
ート用ポリプロピレン樹脂組成物及びそれからなるシー
ト。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート用ポリプロ
ピレン樹脂組成物及びそれからなるシートに関し、特に
ブリスターパック等の包装容器を熱成形するシート用と
して好適なポリプロピレン樹脂組成物及びそれからなる
シートに関する。
ピレン樹脂組成物及びそれからなるシートに関し、特に
ブリスターパック等の包装容器を熱成形するシート用と
して好適なポリプロピレン樹脂組成物及びそれからなる
シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ポリプロピレン樹脂は、優れた機
械的性質、化学的性質を有しているため各種分野に広く
用いられている。その中でもポリプロピレンシートは、
包装材として熱成形した容器や基材を貼り合わせるブリ
スターパックなどとして用いられている。このポリプロ
ピレンシートからなる包装容器の成形は、シートを加熱
して空気圧で金型に追従させる圧空真空成形による浅し
ぼり容器の成形と、シートを加熱して押し子で金型に追
従させるアシストプラグ方式などがある。
械的性質、化学的性質を有しているため各種分野に広く
用いられている。その中でもポリプロピレンシートは、
包装材として熱成形した容器や基材を貼り合わせるブリ
スターパックなどとして用いられている。このポリプロ
ピレンシートからなる包装容器の成形は、シートを加熱
して空気圧で金型に追従させる圧空真空成形による浅し
ぼり容器の成形と、シートを加熱して押し子で金型に追
従させるアシストプラグ方式などがある。
【0003】しかしながら、ポリプロピレン樹脂は、結
晶性樹脂である特性から成形体の部位による肉厚の厚薄
精度が著しく劣り、また成形時に延伸された部分の光学
特性が劣るため透明性の重視される容器においては問題
がある。このために深しぼりではなく比較的浅いしぼり
成形が行われている。しかし、その浅しぼり成形におい
ても上記のような欠点の解消は十分ではない。さらに、
例えばブリスターパックなどの使用においては低温耐衝
撃性が不十分で、低温下や寒冷地での使用には適さない
という問題もある。
晶性樹脂である特性から成形体の部位による肉厚の厚薄
精度が著しく劣り、また成形時に延伸された部分の光学
特性が劣るため透明性の重視される容器においては問題
がある。このために深しぼりではなく比較的浅いしぼり
成形が行われている。しかし、その浅しぼり成形におい
ても上記のような欠点の解消は十分ではない。さらに、
例えばブリスターパックなどの使用においては低温耐衝
撃性が不十分で、低温下や寒冷地での使用には適さない
という問題もある。
【0004】このような問題点を解消するポリプロピレ
ンシートには、熱成形体において厚みむらや透明性の低
下がなく、かつ低温での耐衝撃性が要求される。
ンシートには、熱成形体において厚みむらや透明性の低
下がなく、かつ低温での耐衝撃性が要求される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記のよう
な問題点を解消するもので、熱成形体の部位による肉厚
の厚薄精度、透明性及び低温での耐衝撃性の改善される
シート用ポリプロピレン樹脂組成物及びそれからなるシ
ートを提供するものである。
な問題点を解消するもので、熱成形体の部位による肉厚
の厚薄精度、透明性及び低温での耐衝撃性の改善される
シート用ポリプロピレン樹脂組成物及びそれからなるシ
ートを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意研究の結果、特定の結晶性プロピ
レン−エチレンランダム共重合体と、相溶性のよいプロ
ピレン−ブテン共重合体ゴムもしくはこれに特定量のエ
チレン−ブテン共重合体ゴムを含む組成物から成形され
たシートが、本発明の課題を解決し得ることを見出し、
本発明を完成した。
を解決するために鋭意研究の結果、特定の結晶性プロピ
レン−エチレンランダム共重合体と、相溶性のよいプロ
ピレン−ブテン共重合体ゴムもしくはこれに特定量のエ
チレン−ブテン共重合体ゴムを含む組成物から成形され
たシートが、本発明の課題を解決し得ることを見出し、
本発明を完成した。
【0007】すなわち、本発明の第一のシート用ポリプ
ロピレン樹脂組成物は、(A)メルトフローレート1〜
10g/10分及びエチレン含有量3.0〜5.0重量
%の結晶性プロピレン−エチレンランダム共重合体55
〜80重量%と、(B)プロピレン−ブテン共重合体ゴ
ム45〜20重量%とからなるものである。
ロピレン樹脂組成物は、(A)メルトフローレート1〜
10g/10分及びエチレン含有量3.0〜5.0重量
%の結晶性プロピレン−エチレンランダム共重合体55
〜80重量%と、(B)プロピレン−ブテン共重合体ゴ
ム45〜20重量%とからなるものである。
【0008】また、本発明の第二のシート用ポリプロピ
レン樹脂組成物は、(A)メルトフローレート1〜10
g/10分及びエチレン含有量3.0〜5.0重量%の
結晶性プロピレン−エチレンランダム共重合体55〜8
0重量%と、(B)(a)プロピレンブテン共重合体ゴ
ム50〜70重量%と、(b)エチレン−ブテン共重合
体ゴム50〜30重量%とからなる組成物の45〜20
重量%とからなるものである。
レン樹脂組成物は、(A)メルトフローレート1〜10
g/10分及びエチレン含有量3.0〜5.0重量%の
結晶性プロピレン−エチレンランダム共重合体55〜8
0重量%と、(B)(a)プロピレンブテン共重合体ゴ
ム50〜70重量%と、(b)エチレン−ブテン共重合
体ゴム50〜30重量%とからなる組成物の45〜20
重量%とからなるものである。
【0009】さらに、本発明のかかるシートは、上記第
一または第二のシート用ポリプロピレン樹脂組成物から
成形されてなり、温度60〜110℃における引張伸長
時応力の降伏点がないか、もしくは降伏点(I)と降伏
点後の応力低下点(II)との応力比(I/II)が
1.00〜1.03のものである。
一または第二のシート用ポリプロピレン樹脂組成物から
成形されてなり、温度60〜110℃における引張伸長
時応力の降伏点がないか、もしくは降伏点(I)と降伏
点後の応力低下点(II)との応力比(I/II)が
1.00〜1.03のものである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明を以下詳細に説明する。ま
ず、本発明の第一及び第二のシート用ポリプロピレン樹
脂組成物について説明する。
ず、本発明の第一及び第二のシート用ポリプロピレン樹
脂組成物について説明する。
【0011】本発明における(A)結晶性プロピレン−
エチレンランダム共重合体は、メルトフローレート(2
30℃、荷重2.16kgで測定、以下MFRという)
が1〜10g/10分、好ましくは2〜9g/10分の
ものである。また、エチレン含有量が3.0〜5.0重
量%、好ましくは3.0〜4.0重量%のものである。
MFRが上記範囲外では、ポリプロピレン樹脂組成物の
メルトテンションを下げることが不十分であったり、一
方メルトテンションの下げが過大となりドローダウン性
が大きくなり過ぎて成形品の部位の肉厚のむらとなるた
めに好ましくない。また、エチレン含有量が上記の範囲
に満たないと透明性が向上せず、一方範囲を超えると成
形性に劣る。
エチレンランダム共重合体は、メルトフローレート(2
30℃、荷重2.16kgで測定、以下MFRという)
が1〜10g/10分、好ましくは2〜9g/10分の
ものである。また、エチレン含有量が3.0〜5.0重
量%、好ましくは3.0〜4.0重量%のものである。
MFRが上記範囲外では、ポリプロピレン樹脂組成物の
メルトテンションを下げることが不十分であったり、一
方メルトテンションの下げが過大となりドローダウン性
が大きくなり過ぎて成形品の部位の肉厚のむらとなるた
めに好ましくない。また、エチレン含有量が上記の範囲
に満たないと透明性が向上せず、一方範囲を超えると成
形性に劣る。
【0012】なお、上記の結晶性プロピレン−エチレン
ランダム共重合体には、透明性をより向上させるための
造核剤、例えば市販品である「ゲルオールMD」(商品
名、新日本理化学(株)製)や、医療用途として用る場
合のγ線照射殺菌に対するためにヒンダードアミン系の
光安定剤を添加してもよい。
ランダム共重合体には、透明性をより向上させるための
造核剤、例えば市販品である「ゲルオールMD」(商品
名、新日本理化学(株)製)や、医療用途として用る場
合のγ線照射殺菌に対するためにヒンダードアミン系の
光安定剤を添加してもよい。
【0013】また、(B)プロピレン−ブテン共重合体
ゴムは、前記の結晶性のプロピレン−エチレン共重合体
と相溶性がよく光学特性、すなわち透明性の低下を少く
して低温耐衝撃性を向上することができる。また、より
低温耐衝撃性を向上させるためにはエチレン−ブテン共
重合体ゴムを用いることが好ましいが、光学特性が低下
するために、プロピレン−ブテン共重合体ゴムとを併用
することが光学特性を損なうことなく低温耐衝撃性をよ
り向上させるうえから必要である。
ゴムは、前記の結晶性のプロピレン−エチレン共重合体
と相溶性がよく光学特性、すなわち透明性の低下を少く
して低温耐衝撃性を向上することができる。また、より
低温耐衝撃性を向上させるためにはエチレン−ブテン共
重合体ゴムを用いることが好ましいが、光学特性が低下
するために、プロピレン−ブテン共重合体ゴムとを併用
することが光学特性を損なうことなく低温耐衝撃性をよ
り向上させるうえから必要である。
【0014】このプロピレン−ブテン共重合体ゴムまた
はエチレン−ブテン共重合体ゴムは、密度が0.86〜
0.88g/cm3 程度、MFR(190℃、2.16
kgで測定)が1〜20g/10分のものが好ましい。
また、コモノマーのブテン−1の含有量は10〜25重
量%のものが好ましい。
はエチレン−ブテン共重合体ゴムは、密度が0.86〜
0.88g/cm3 程度、MFR(190℃、2.16
kgで測定)が1〜20g/10分のものが好ましい。
また、コモノマーのブテン−1の含有量は10〜25重
量%のものが好ましい。
【0015】次に、本発明の組成物の配合割合は、
(A)結晶性プロピレン−エチレンランダム共重合体が
55〜80重量%、好ましくは60〜80重量%で、
(B)プロピレン−ブテン共重合体ゴムもしくは前記
(a)プロピレン−ブテン共重合体ゴムと、(b)エチ
レン−ブテン共重合体ゴムとの組成物が45〜20重量
%、好ましくは40〜20重量%である。なお、前記
(a)プロピレン−ブテン共重合体ゴムと、(b)エチ
レン−ブテン共重合体ゴムの配合割合は、(a)プロピ
レン−ブテン共重合体ゴムが50〜70重量%、好まし
くは60〜70重量%で(b)エチレン−ブテン共重合
体ゴムが50〜30重量%、好ましくは40〜30重量
%である。
(A)結晶性プロピレン−エチレンランダム共重合体が
55〜80重量%、好ましくは60〜80重量%で、
(B)プロピレン−ブテン共重合体ゴムもしくは前記
(a)プロピレン−ブテン共重合体ゴムと、(b)エチ
レン−ブテン共重合体ゴムとの組成物が45〜20重量
%、好ましくは40〜20重量%である。なお、前記
(a)プロピレン−ブテン共重合体ゴムと、(b)エチ
レン−ブテン共重合体ゴムの配合割合は、(a)プロピ
レン−ブテン共重合体ゴムが50〜70重量%、好まし
くは60〜70重量%で(b)エチレン−ブテン共重合
体ゴムが50〜30重量%、好ましくは40〜30重量
%である。
【0016】前記(A)結晶性プロピレン−エチレンラ
ンダム共重合体が、55重量%未満ではポリプロピレン
の特性である剛性、耐熱性あるいは成形品にシワが入る
など成形品の外観に影響する。一方、80重量%を超え
ると透明性、低温耐衝撃性が低下し、引張伸長時の応力
比が範囲外となり偏肉厚み比が大きくなる。これに対し
て、(B)プロピレン−ブテン共重合体ゴムもしくは
(a)前記プロピレン−ブテン共重合体ゴムと、(b)
エチレン−ブテン共重合体ゴムは、その配合量が範囲を
外れる場合は、前記(A)結晶性プロピレン−エチレン
ランダム共重合体の配合量がその範囲を外れた場合の物
性を示すことになる。特に、(B)成分に(a)プロピ
レン−ブテン共重合体ゴムと、(b)エチレン−ブテン
共重合体ゴムの組成物を用いる場合、(a)プロピレン
−ブテン共重合体ゴムの前記配合比が、範囲に満たない
場合は低温耐衝撃性をより向上できるものの透明性が低
下し、一方その範囲を超えると透明性の低下は少ないも
ののさらに低温耐衝撃性を向上させることが不十分とな
る。
ンダム共重合体が、55重量%未満ではポリプロピレン
の特性である剛性、耐熱性あるいは成形品にシワが入る
など成形品の外観に影響する。一方、80重量%を超え
ると透明性、低温耐衝撃性が低下し、引張伸長時の応力
比が範囲外となり偏肉厚み比が大きくなる。これに対し
て、(B)プロピレン−ブテン共重合体ゴムもしくは
(a)前記プロピレン−ブテン共重合体ゴムと、(b)
エチレン−ブテン共重合体ゴムは、その配合量が範囲を
外れる場合は、前記(A)結晶性プロピレン−エチレン
ランダム共重合体の配合量がその範囲を外れた場合の物
性を示すことになる。特に、(B)成分に(a)プロピ
レン−ブテン共重合体ゴムと、(b)エチレン−ブテン
共重合体ゴムの組成物を用いる場合、(a)プロピレン
−ブテン共重合体ゴムの前記配合比が、範囲に満たない
場合は低温耐衝撃性をより向上できるものの透明性が低
下し、一方その範囲を超えると透明性の低下は少ないも
ののさらに低温耐衝撃性を向上させることが不十分とな
る。
【0017】本発明のシート用ポリプロピレン樹脂組成
物は、前記の各成分を予めドライブレンドしたものでも
成形機、押出機内で十分に溶融混練が可能であるが、予
め溶融混練しておくことが好ましい。このドライブレン
ドの際には、前記各成分の外に必要に応じて造核剤、γ
線照射劣化防止剤、酸化防止剤、熱安定剤等の外に通常
のポリプロピレン樹脂の添加剤を、本発明の要旨を変更
しない範囲で添加してもよい。 本発明の第三のポリプ
ロピレンシートは、前記ポリプロピレン樹脂組成物を押
出成形することによって製造できる。例えば、前記組成
物を押出機などに供給し、温度180〜270℃で溶融
混練して押出すが、一般的にはTダイ法により成形す
る。また、シートの厚みは、その用途により選択される
が、100〜500μmが好ましく、より好ましくは1
00〜300μmである。
物は、前記の各成分を予めドライブレンドしたものでも
成形機、押出機内で十分に溶融混練が可能であるが、予
め溶融混練しておくことが好ましい。このドライブレン
ドの際には、前記各成分の外に必要に応じて造核剤、γ
線照射劣化防止剤、酸化防止剤、熱安定剤等の外に通常
のポリプロピレン樹脂の添加剤を、本発明の要旨を変更
しない範囲で添加してもよい。 本発明の第三のポリプ
ロピレンシートは、前記ポリプロピレン樹脂組成物を押
出成形することによって製造できる。例えば、前記組成
物を押出機などに供給し、温度180〜270℃で溶融
混練して押出すが、一般的にはTダイ法により成形す
る。また、シートの厚みは、その用途により選択される
が、100〜500μmが好ましく、より好ましくは1
00〜300μmである。
【0018】本発明における前記で得られたポリプロピ
レンシートは、前記の組成物からなり、温度60〜11
0℃における引張伸長時応力の降伏点がないか、もしく
は降伏点(I)と降伏点後の応力低下点(II)との応
力比(I/II)が1.00〜1.03のものであり、
より好ましくは引張伸長時応力の降伏点がないものであ
る。温度60〜110℃における降伏点(I)と降伏点
後の応力低下点(II)との応力比(I/II)が1.
03を超えるものは偏肉度厚み比に影響し、成形品の厚
みむらの原因となるため好ましくない。
レンシートは、前記の組成物からなり、温度60〜11
0℃における引張伸長時応力の降伏点がないか、もしく
は降伏点(I)と降伏点後の応力低下点(II)との応
力比(I/II)が1.00〜1.03のものであり、
より好ましくは引張伸長時応力の降伏点がないものであ
る。温度60〜110℃における降伏点(I)と降伏点
後の応力低下点(II)との応力比(I/II)が1.
03を超えるものは偏肉度厚み比に影響し、成形品の厚
みむらの原因となるため好ましくない。
【0019】
【実施例】以下、本発明を実施例をあげてさらに詳細に
説明するが、本発明は実施例に限定されるものではな
い。なお、実施例および比較例における原料樹脂は、次
のものを用いた。 [I]原料樹脂 (1)結晶性プロピレン−エチレンランダム共重合体
(RCP−1):MFR(230℃、荷重2.16k
g)9g/10分、エチレン含有量3.6重量%。 (2)結晶性プロピレン−エチレンランダム共重合体
(RCP−2):MFR(230℃、荷重2.16k
g)5g/10分、エチレン含有量3.6重量%。 (3)結晶性プロピレン−エチレンランダム共重合体
(RCP−3):MFR(230℃、荷重2.16k
g)2g/10分、エチレン含有量3.2重量%。 (4)結晶性プロピレン−エチレンランダム共重合体
(RCP−4):MFR(230℃、荷重2.16k
g)9g/10分、エチレン含有量2.6重量%。 (5)プロピレン−ブテン−1共重合体ゴム(PB
R):MFR(190℃、荷重2.16kg)6.0g
/10分、ブテン−1含有量20重量%。 (6)エチレン−ブテン−1共重合体ゴム(EBR):
MFR(190℃、荷重2.16kg)6.7g/10
分、ブテン−1含有量20重量%。
説明するが、本発明は実施例に限定されるものではな
い。なお、実施例および比較例における原料樹脂は、次
のものを用いた。 [I]原料樹脂 (1)結晶性プロピレン−エチレンランダム共重合体
(RCP−1):MFR(230℃、荷重2.16k
g)9g/10分、エチレン含有量3.6重量%。 (2)結晶性プロピレン−エチレンランダム共重合体
(RCP−2):MFR(230℃、荷重2.16k
g)5g/10分、エチレン含有量3.6重量%。 (3)結晶性プロピレン−エチレンランダム共重合体
(RCP−3):MFR(230℃、荷重2.16k
g)2g/10分、エチレン含有量3.2重量%。 (4)結晶性プロピレン−エチレンランダム共重合体
(RCP−4):MFR(230℃、荷重2.16k
g)9g/10分、エチレン含有量2.6重量%。 (5)プロピレン−ブテン−1共重合体ゴム(PB
R):MFR(190℃、荷重2.16kg)6.0g
/10分、ブテン−1含有量20重量%。 (6)エチレン−ブテン−1共重合体ゴム(EBR):
MFR(190℃、荷重2.16kg)6.7g/10
分、ブテン−1含有量20重量%。
【0020】また、シートの評価方法は、次の方法によ
り行った。 [2]評価方法 (1)ヘイズ:JIS K6714に準拠。 (2)低温インパクト強度:JIS P8134により
0℃で測定。 (3)応力比:シートからJIS2号形ダンベルを打ち
抜きサンプルとし、110℃に温度制御された炉内にて
ロードセル下降速度500mm/分で引張り試験を行い
降伏点(I)および降伏点後の応力低下点(II)の比
(応力比=応力(I)/応力(II))で示した。 (4)偏肉度厚み比:上部直径8cm、下部直径6c
m,深さ4.5cmの円形カップ状金型を用い、圧空真
空法にてシートをカップ状に成形し、カップ上端より
0.5cmの周囲12点の厚みの平均値(t1 )と、カ
ップ下端より0.5cmの周囲12点の厚みの平均値
(t2 )との比(t1 /t2 )で示した。。 (5)成形品外観:上記(4)におけるカップ状容器の
上部のシワを目視で判定し、シワのないものを〇、シワ
のあるものを×で示した。
り行った。 [2]評価方法 (1)ヘイズ:JIS K6714に準拠。 (2)低温インパクト強度:JIS P8134により
0℃で測定。 (3)応力比:シートからJIS2号形ダンベルを打ち
抜きサンプルとし、110℃に温度制御された炉内にて
ロードセル下降速度500mm/分で引張り試験を行い
降伏点(I)および降伏点後の応力低下点(II)の比
(応力比=応力(I)/応力(II))で示した。 (4)偏肉度厚み比:上部直径8cm、下部直径6c
m,深さ4.5cmの円形カップ状金型を用い、圧空真
空法にてシートをカップ状に成形し、カップ上端より
0.5cmの周囲12点の厚みの平均値(t1 )と、カ
ップ下端より0.5cmの周囲12点の厚みの平均値
(t2 )との比(t1 /t2 )で示した。。 (5)成形品外観:上記(4)におけるカップ状容器の
上部のシワを目視で判定し、シワのないものを〇、シワ
のあるものを×で示した。
【0021】実施例1〜6、比較例1〜5 実施例および比較例の各樹脂成分を表1に示す割合で配
合し、予めドライブレンドした後、単軸押出機(50m
mφ)に供給してシリンダー温度220℃で溶融混練し
ダイ温度220℃で押出しペレットを得た。
合し、予めドライブレンドした後、単軸押出機(50m
mφ)に供給してシリンダー温度220℃で溶融混練し
ダイ温度220℃で押出しペレットを得た。
【0022】次いで、このペレットを単層キヤストシー
ト成形機(40mmφ)に供給し、エアチヤンバ式、C
1 220℃、C2 〜C4 250℃、アダプター及びダイ
250℃の温度、スクリュー回転類150rpm、冷却
ロール温度30℃及び引取速度10m/分の条件で押出
し、厚さ150μmのシートを成形した。得られたシー
トの物性を表1に示す。
ト成形機(40mmφ)に供給し、エアチヤンバ式、C
1 220℃、C2 〜C4 250℃、アダプター及びダイ
250℃の温度、スクリュー回転類150rpm、冷却
ロール温度30℃及び引取速度10m/分の条件で押出
し、厚さ150μmのシートを成形した。得られたシー
トの物性を表1に示す。
【0023】
【表1】 表1から明らかなように、本発明のポリプロピレン樹脂
組成物からなるシートは、透明性、低温耐衝撃性、また
熱成形体の偏肉度厚み比および外観も良好である。特
に、結晶性プロピレン−エチレンランダム共重合体に、
プロピレン−ブテン−1共重合体ゴムおよびエチレン−
ブテン−1共重合体ゴムを併用配合したものは、透明性
を損なうことなく低温耐衝撃性がより改善される。
組成物からなるシートは、透明性、低温耐衝撃性、また
熱成形体の偏肉度厚み比および外観も良好である。特
に、結晶性プロピレン−エチレンランダム共重合体に、
プロピレン−ブテン−1共重合体ゴムおよびエチレン−
ブテン−1共重合体ゴムを併用配合したものは、透明性
を損なうことなく低温耐衝撃性がより改善される。
【0024】これに対して、比較例のものは前記各物性
において、一つまたは複数が不十分である。
において、一つまたは複数が不十分である。
【0025】
【発明の効果】本発明のシート用ポリプロピレン樹脂組
成物及びそれからなるシートは、熱成形体の部位による
肉厚の厚薄精度、透明性及び低温耐衝撃性の改善された
ものが得られる。したがって、各種用途の用いられる
が、特に柔軟な風合を有するブリスターパックなどの包
装用として好適である。
成物及びそれからなるシートは、熱成形体の部位による
肉厚の厚薄精度、透明性及び低温耐衝撃性の改善された
ものが得られる。したがって、各種用途の用いられる
が、特に柔軟な風合を有するブリスターパックなどの包
装用として好適である。
Claims (3)
- 【請求項1】 (A)メルトフローレート1〜10g/
10分及びエチレン含有量3.0〜5.0重量%の結晶
性プロピレン−エチレンランダム共重合体55〜80重
量%と、(B)プロピレン−ブテン共重合体ゴム45〜
20重量%とからなるシート用ポリプロピレン樹脂組成
物。 - 【請求項2】 (A)メルトフローレート1〜10g/
10分及びエチレン含有量3.0〜5.0重量%の結晶
性プロピレン−エチレンランダム共重合体55〜80重
量%と、(B)(a)プロピレン−ブテン共重合体ゴム
50〜70重量%と、(b)エチレン−ブテン共重合体
ゴム50〜30重量%とからなる組成物の45〜20重
量%とからなるシート用ポリプロピレン樹脂組成物。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載のシート用ポリ
プロピレン樹脂組成物から成形されてなり、温度60〜
110℃における引張伸長時応力の降伏点がないか、も
しくは降伏点(I)と降伏点後の応力低下点(II)と
の応力比(I/II)が1.00〜1.03であるシー
ト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24432496A JPH1067896A (ja) | 1996-08-27 | 1996-08-27 | シート用ポリプロピレン樹脂組成物及びそれからなるシート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24432496A JPH1067896A (ja) | 1996-08-27 | 1996-08-27 | シート用ポリプロピレン樹脂組成物及びそれからなるシート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1067896A true JPH1067896A (ja) | 1998-03-10 |
Family
ID=17117028
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24432496A Pending JPH1067896A (ja) | 1996-08-27 | 1996-08-27 | シート用ポリプロピレン樹脂組成物及びそれからなるシート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1067896A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007108379A1 (ja) | 2006-03-17 | 2007-09-27 | Mitsui Chemicals, Inc. | ポリプロピレン樹脂組成物、成形体、シート、および容器 |
| JP2016124993A (ja) * | 2015-01-05 | 2016-07-11 | 株式会社プライムポリマー | プロピレン系樹脂組成物 |
| WO2019189771A1 (ja) * | 2018-03-29 | 2019-10-03 | 三井化学株式会社 | 容器 |
| CN116444899A (zh) * | 2023-04-20 | 2023-07-18 | 天津金发新材料有限公司 | 一种聚丙烯复合物及其制备方法和应用 |
-
1996
- 1996-08-27 JP JP24432496A patent/JPH1067896A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007108379A1 (ja) | 2006-03-17 | 2007-09-27 | Mitsui Chemicals, Inc. | ポリプロピレン樹脂組成物、成形体、シート、および容器 |
| JP2016124993A (ja) * | 2015-01-05 | 2016-07-11 | 株式会社プライムポリマー | プロピレン系樹脂組成物 |
| WO2019189771A1 (ja) * | 2018-03-29 | 2019-10-03 | 三井化学株式会社 | 容器 |
| JP2019172342A (ja) * | 2018-03-29 | 2019-10-10 | 三井化学株式会社 | 容器 |
| CN116444899A (zh) * | 2023-04-20 | 2023-07-18 | 天津金发新材料有限公司 | 一种聚丙烯复合物及其制备方法和应用 |
| CN116444899B (zh) * | 2023-04-20 | 2024-03-15 | 天津金发新材料有限公司 | 一种聚丙烯复合物及其制备方法和应用 |
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