JPH1068951A - スペーサー粒子分散液の連続印刷方法 - Google Patents

スペーサー粒子分散液の連続印刷方法

Info

Publication number
JPH1068951A
JPH1068951A JP22646296A JP22646296A JPH1068951A JP H1068951 A JPH1068951 A JP H1068951A JP 22646296 A JP22646296 A JP 22646296A JP 22646296 A JP22646296 A JP 22646296A JP H1068951 A JPH1068951 A JP H1068951A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
particle dispersion
spacer particle
spacer
screen printing
printing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22646296A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomohisa Furukawa
智久 古川
Michimasa Tamura
美知政 田村
Toshiro Yukinari
俊郎 行成
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokuyama Corp
Kawaguchiko Seimitsu KK
Original Assignee
Tokuyama Corp
Kawaguchiko Seimitsu KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokuyama Corp, Kawaguchiko Seimitsu KK filed Critical Tokuyama Corp
Priority to JP22646296A priority Critical patent/JPH1068951A/ja
Publication of JPH1068951A publication Critical patent/JPH1068951A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スペーサー粒子分散液を用いたスクリーン印
刷方法を連続的に実施する場合において、分散性良くス
ペーサー粒子が印刷できる被印刷面の枚数を増加させる
こと。 【解決手段】 有機溶剤にスペーサー粒子が分散したス
ペーサー粒子分散液をスクリーン印刷版上に供給した
後、該スクリーン印刷版上をスキージを繰り返して摺動
させて複数枚の被印刷面、好適には液晶表示装置の電極
基板等に連続して上記スペーサー粒子分散液を印刷する
方法であって、印刷枚数の増加に伴うスクリーン印刷版
上に残存するスペーサー粒子分散液のスペーサー粒子濃
度の上昇に応じて該残存するスペーサー粒子分散液に有
機溶剤を補給することを特徴とするスペーサー粒子分散
液の連続印刷方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スペーサー粒子分
散液の連続印刷方法、さらに詳しくは例えば液晶表示装
置における電極基板の面間等にスペーサー粒子を設ける
際の連続的印刷方法に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置は、液晶とスペーサーを挟
んだ2枚の光透過性基板で構成されており、スペーサー
は2枚の光透過性基板の間で液晶の配向を可能にするた
めの間隙調整用として使用される。現在では、上記スペ
ーサーとして粒子径のバラツキが小さいプラスチックや
シリカ等の球状粒子が用いられている。上記面間にスペ
ーサー粒子を設ける方法として、現在の主流はスペーサ
ー噴霧方式が行われている。これには、純水、アルコー
ル等の溶剤に少量のスペーサー粒子を混ぜた希薄なスペ
ーサー粒子分散液を用い、これを基板上に噴霧するウェ
ット方式と、ウェットの媒体を一切使用せずスペーサー
粒子を噴霧するドライ方式とがある。また、特開平5−
303102号公報には、スペーサー粒子を紫外線硬化
型または熱硬化型樹脂の媒介に混合し、スクリーン印刷
法を用いて、面表面の任意の位置にスペーサー粒子を配
置固定する方法が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】面間にスペーサー粒子
を設ける上で、従来のスペーサー噴霧方式は全面に均一
にバラまくことは難しく、特に、プラスチック製のスペ
ーサー粒子の場合は、粒子が静電気を帯電して団子状態
を形成しやすいものであった。スペーサー粒子が面間に
団子状態で設けられると、対抗する面間の間隙が均一に
設定できなかったり、液晶表示装置の場合、液晶分子の
配列を乱したり、さらには、表示品質が低下する問題が
生じる。また、タッチパネル形式の表示装置の場合、上
記の如く電極基板間の間隙が不均一になると、表示に際
し、入力ペン等による外圧が均等に伝わらず、安定的な
信号の入出力が得られなくなる。これに対して、前記ス
クリーン印刷法を用いて面間にスペーサー粒子を設ける
方法は、スペーサー粒子を均一にバラまくことが可能に
なり、面間の間隙の均一性が良好に保てるので有用であ
る。
【0004】ところが、かかる方法はスクリーン印刷に
際し、スペーサー粒子が媒介である前記樹脂成分にかな
りの広がりを持って覆われて印刷され、この樹脂成分が
そのまま面表面に残ってしまう問題があった。こうした
樹脂成分の拡がりは、例えば液晶表示装置であれば、配
向膜の形成不良や、該配向膜の配向不良や配向乱れ等も
引き起こす。また、スペーサー粒子を覆う樹脂量が不均
一になることもあり、その場合、前記面間の間隙の均一
性も、いま一歩満足できないものとなる。
【0005】こうしたことから本発明者らは、対向して
設けられる2面間にスペーサー粒子を設けるに際し、該
スペーサー粒子が過度に樹脂成分に覆われたりすること
なく分散性良く設けることが出来る方法として、面の少
なくとも一方の表面に、有機溶剤にスペーサー粒子が分
散しているスペーサー粒子分散液をスクリーン印刷し、
ついで、有機溶剤を蒸発させた後、互いの面を対向させ
る方法を先に提案した(特願平7−262646号、特
願平8−121408号参照)。この方法によれば、ス
クリーン印刷版にスペーサー粒子分散液を供給した当初
は、上記の如く対象とする面にスペーサー粒子を、該粒
子が樹脂成分に覆われることもなく極めて良好な分散性
で設けることができる。ところが、通常、スクリーン印
刷は、効率性から、印刷液をスクリーン印刷版上に一回
供給した後、該スクリーン印刷版上をスキージを何度も
繰り返して摺動させて複数枚の被印刷面に連続して印刷
を施すのが一般的である。従って、同様に上記スペーサ
ー粒子分散液を用いるスクリーン印刷方法でも、その操
作はこのように連続的に実施するのが一般的になる。
【0006】しかして、かかるスペーサー粒子分散液を
スクリーン印刷する方法では、このように操作を連続的
に実施すると、印刷枚数の増加に伴いスクリーン印刷版
上に残存するスペーサー粒子分散液中のスペーサー粒子
濃度が上昇する問題が生じることがわかってきた。即
ち、上記スペーサー粒子分散液では、固体であるスペー
サー粒子が対象面に印刷される際に、各印刷点におい
て、スペーサー粒子に対して、重量で約2〜50倍のそ
の媒介である有機溶剤が過剰に該印刷面に印刷される。
従って、印刷の遂行とともにスクリーン印刷版上に残存
するスペーサー粒子分散液のスペーサー粒子濃度が徐々
に上昇してくる。そうして、このようにスペーサー粒子
分散液のスペーサー粒子濃度が上昇してくると、対象と
する印刷面の各印刷点において、印刷されるスペーサー
粒子の印刷個数が増加し易くなり、分散性良く各印刷点
にスペーサー粒子を印刷し難くなる。また、このこと
は、一回のスペーサー粒子分散液の供給で印刷できる被
印刷面の枚数の低下にもつながる。すなわち、スペーサ
ー粒子濃度の上昇した残存液を廃棄しては、新たにスペ
ーサー粒子分散液を短い間隔で供給しなければならなく
なる。上記のとおり、上記スペーサー粒子分散液を用い
るスクリーン印刷方法では、操作を連続的に実施する場
合において今一歩改良の余地があり、その解決が望まれ
ていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題に鑑み鋭意研究を続けた結果、連続印刷時において、
スクリーン印刷版上に残存するスペーサー粒子分散液に
有機溶剤を補給することにより、上記の課題が解決でき
ることを見いだし、本発明を完成するに至った。即ち、
本発明は、有機溶剤にスペーサー粒子が分散したスペー
サー粒子分散液をスクリーン印刷版上に供給した後、該
スクリーン印刷版上をスキージを繰り返して摺動させて
複数枚の被印刷面に連続して上記スペーサー粒子分散液
を印刷する方法であって、スクリーン印刷版上に残存す
るスペーサー粒子分散液のスペーサー粒子濃度の上昇を
抑えるように、スペーサー粒子分散液に有機溶剤を連続
的にもしくは断続的に補給することを特徴とするスクリ
ーン印刷方法である。
【0008】本発明においてスペーサー粒子は、剛性体
の粒子であればその素材は特に制限されずに使用でき
る。好適には、ジビニルベンゼンを主成分とする架橋共
重合体粒子、ベンゾグアナミン・メラミン・ホルムアル
デヒド縮合物粒子、シリカ粒子、ガラス粒子等が挙げら
れる。
【0009】これらのスペーサー粒子としては、必ずし
も球体に限らずガラスファイバスペーサー等の棒状体で
あってもよいが、好適には長径と短径との比で表される
真球度が0.9以上の球状粒子であるのが好ましい。ま
た、粒径としては1〜15μmで、変動率は5%以下の
ものを使用するのが好適である。印刷版の孔径仕上がり
精度と孔内へのスペーサー粒子詰まりを考慮すれば変動
率は小さい方が好ましい。
【0010】スペーサー粒子としては、特開平5−25
300号公報、特開平6−172659号公報、特開平
6−172660号公報および特開平6−289402
号公報等に記載されるような表面に熱可塑性樹脂、好適
には融点が250℃以下の熱可塑性樹脂が付着されたも
の、またはコートされたものが好ましく用いられる。こ
うしたスペーサー粒子では、対象面表面に設けられた
後、該熱可塑性樹脂の融点以上の温度に加熱されること
により、該熱可塑性樹脂を融解させ上記スペーサー粒子
を対象面表面上に強固に溶着させることが可能になる。
【0011】一方、本発明において、上記スペーサー粒
子を分散させる有機溶剤としては、スクリーン印刷時、
無印圧下で印刷液透過孔より裏に透過しない粘度、一般
には使用温度下、例えば25℃下において0.1〜10,
000mPa・sのものが好ましく、3〜500mPa
・sのものがより好ましい。
【0012】ここで、上記有機溶剤としては、例えば1
−オクタノール、2−オクタノール、2−エチル−1−
ヘキサノール、1−ノナノール、1−デカノール、3,
5,5−トリメチル−1−ヘキサノール、1−ウンデカ
ノール、1−ドデカノール、1,2−エタンジオール、
1,2−プロパンジオール、1,3−ブタンジオール、
1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、2
−ブテン−1,4−ジオール、2−エチル−2,4−ペン
タンジオール、2−エチル−1,3−ヘキサンジオー
ル、グリセリン、1,2,6−ヘキサントリオール、ジエ
チレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエ
チレングリコール、ジプロピレングリコール、3−クロ
ロ−1,2−プロパンジオール等の炭素数3〜12のア
ルコールが好ましく用いられる。また、ハイドロフルオ
ロカーボン、2,3−ジハイドロデカフルオロペンタン
等のフルオロ化合物系有機溶剤;ジクロロペンタフルオ
ロプロパン(HCFC−225)、ジクロロフルオロエ
タン(HCFC−141b)等のクロロフルオロカーボ
ン類;ペルフルオロペンタン、ペルフルオロヘキサン、
ペルフルオロヘプタン、ペルフルオロオクタン、ペルフ
ルオロノナン、ペルフルオロメチルシクロヘキサン、ペ
ルフルオロペルハイドロフェナントレン、ペルフルオロ
デカリン、ペルフルオロトリエチルアミン、ペルフルオ
ロトリプロピルアミン、ペルフルオロトリブチルアミ
ン、ペルフルオロトリペンチルアミン、ペルフルオロト
リヘキシルアミン、ペルフルオロ−N−メチルホルモリ
ン、ペルフルオロ−N−エチルモルホリン、ペルフルオ
ロ−N−プロピルモルホリン、ペルフルオロ−N−ブチ
ルモルホリン、ペルフルオロ−N,N−ジメチルシクロ
ヘキシルアミン、ペルフルオロ−2−プロピルテトラヒ
ドロフラン、ペルフルオロ−2−ブチルテトラヒドロピ
ラン、ペルフルオロブチルエーテル等のペルフルオロ化
合物系有機溶剤も好適に使用される。
【0013】これらの有機溶剤のうち、スペーサー粒子
分散液印刷後の溶剤蒸発速度を考慮すると、蒸気圧が
1.33〜15,000Pa(印刷温度、例えば25℃で
の測定値)であるものが好ましく、5〜100Paのも
のがより好ましい。また、有機溶剤回収の容易さから沸
点が50℃以上であるものが好ましく、110℃以上の
ものがより好ましい。上記有機溶剤は、1種類または2
種類以上を混合して使用することが可能である。また、
高粘度溶剤と低粘度溶剤を混合して、印刷しやすい粘度
に調整して使用することもできる。
【0014】本発明において、有機溶剤に分散させる前
記スペーサー粒子の濃度は、スペーサー粒子の種類によ
り違いはあるが、適切なスペーサー粒子密度や液の粘度
を勘案すると、好ましくは10〜70重量%、より好ま
しくは15〜50重量%である。特に、例えば合成樹脂
のスペーサー粒子では、20〜30重量%、シリカのス
ペーサー粒子では35〜45重量%であるのがとりわけ
良好である。
【0015】有機溶剤中へのスペーサー粒子の分散は、
スペーサー同志が固まって凝集状態をつくらないよう
に、可及的に1つ1つがバラバラの状態であるようにさ
せる。分散させる手段としては、例えば超音波、ホモジ
ナイザー、ミキサー、シェカー等が使用される。
【0016】本発明では、有機溶剤にスペーサー粒子が
分散したスペーサー粒子分散液を準備し、これをスクリ
ーン印刷版上に供給した後、該スクリーン印刷版上をス
キージを摺動させて被印刷面に上記スペーサー粒子分散
液を印刷する。スクリーン印刷の具体的方法としては、
印刷パターンを形成したスクリーン印刷版の孔から、ス
キージの摺動による押圧で印刷液を押し出す公知のスク
リーン印刷方法が制限なく採用される。添付図面を用い
てさらに詳しく説明すると、対象とする被印刷面、例え
ばガラス基板1の表面に、スクリーン印刷版3をその開
口部5、6が該面の意図する箇所に位置するように重
ね、該スクリーン印刷版の上に上記スペーサー粒子2の
有機溶剤4中の分散液を塗布する(図1)。次に、スク
リーン印刷版の上をスキージ8で擦ってそれぞれの開口
部中にスペーサー粒子分散液のスペーサー粒子を凹部7
中に押し込み(図2)、そして、被印刷面をスクリーン
印刷版から取り外す方法が挙げられる。
【0017】ここで、スクリーン印刷版は、弾性体およ
び非弾性体のメッシュ、平板のいずれでもよい。例え
ば、弾性体にはナイロン線、テトロン線、ステンレス鋼
線を編んだメッシュ或いはこれに感光性乳剤を塗布した
版等があり、非弾性体としては、ニッケル、コバルト、
クロム、モリブデン、チタン、金、白金、ステンレス鋼
等がある。
【0018】また、開口部の形状については、公知のス
クリーン印刷版に採用されているものが何等制限なく適
用できる。特に、エッチング、レーザー光透過、電鋳、
無電解メッキ等で作成したストレート、テーパー状の貫
通孔は、溶剤が無印圧で裏にまわらないものであれば、
スペーサー粒子を該貫通孔に配置し易く好適である。特
に、スクリーン印刷版としては、特願平7−63001
号に記載されるような非弾性体平板に多数の貫通孔が設
けられてなり、該貫通孔は一方の開口部から他方の開口
部に向けて孔径が大きくなったテーパー状であることを
特徴とするスクリーン印刷版や、特願平7−63002
号に記載されるような非弾性体平板に多数の貫通孔が設
けられてなり、該貫通孔の一方の開口部周囲に非弾性体
平板面よりも低い凹部を有してなるスクリーン印刷版を
用いるのが好適である。また、スクリーン印刷における
スキージ圧は10〜500mPa、スキージ硬度は55
〜85゜、スキージ角度は30〜90゜、摺動速度は1
〜500mm/秒とするのが好適である。
【0019】本発明では、上記スクリーン印刷は、スク
リーン印刷版上にスペーサー粒子分散液が供給されるご
とに、スキージの摺動が何度も繰り返して行われ、該ス
ペーサー粒子分散液の一回の供給で複数枚の被印刷面が
印刷される。即ち、通常スキージには印刷液返しが付設
されており、一回の摺動操作後、余ったスペーサー粒子
分散液は、スキージを元の端に戻す際に該スキージと前
記印刷液返しとの間に挟持されて一緒に戻され、再び他
の被印刷面の印刷に供される。また、印刷液返しの代わ
りに、前記スキージと同様のスキージをもう一体装着
し、往復で印刷を行うダブルスキージ印刷という方法も
採用できる。従って、スキージの摺動は、一回のスペー
サー粒子分散液の供給で何度も繰り返されて多数の被印
刷面を印刷することになる。
【0020】こうした連続的なスクリーン印刷では、前
記したとおり印刷枚数が増加するにつれて、スクリーン
印刷版上に残存するスペーサー粒子分散液のスペーサー
粒子濃度が上昇する。本発明では、かかるスペーサー粒
子濃度の上昇に応じてこの残存するスペーサー粒子分散
液に有機溶剤が補給される。それにより、本発明では、
こうしたスペーサー粒子濃度の過度の上昇が抑えられ、
印刷枚数が多くなっても被印刷面へのスペーサー粒子の
優れた分散性は良好に維持される。その結果、一回のス
ペーサー粒子分散液の供給での印刷は、スペーサー粒子
の絶対数が不足するようになるまで続行でき、処理でき
る被印刷面の枚数は著しく増加できる。またその際、本
発明者らは先に、スクリーン印刷版のスキージ摺動面の
スキージ摺動領域のスキージ摺動方向と平行な両端部
に、印刷液の拡がりを防止する液止堰を設置した印刷版
およびこれを用いた印刷方法を提案したが(特願平8−
162909号)、本発明においてそれを用いることに
より、さらに印刷枚数の増加が可能であるのでより好適
である。
【0021】残存するスペーサー粒子分散液に補給する
有機溶剤は、互いに相容性がある限り分散液に使用した
有機溶剤と異なる種類のものでも問題ないが、好適には
同種の有機溶剤が使用される。その補給量は、スペーサ
ー粒子の良好な分散性での印刷が維持できる濃度にスペ
ーサー粒子濃度を低下できる量である。一般には、最初
に供給されるスペーサー粒子分散液のスペーサー粒子濃
度に希釈される量であるのが好ましい。また、最初に供
給されたスペーサー粒子分散液のスペーサー粒子濃度よ
りも低くならないようにするのが望ましい。特に、該有
機溶剤の補充により、最初に供給されたスペーサー粒子
分散液のスペーサー粒子濃度と同じになるように供給す
ることがより好ましい。
【0022】また、そのスペーサー粒子濃度の変動幅は
小さい方がより安定したスクリーン印刷が可能となるの
で、一般には、最初に供給されるスペーサー粒子分散液
のスペーサー粒子濃度よりも濃くなる手前で、有機溶剤
を補給するのが好ましい。さらに、最初に供給されたス
ペーサー粒子分散液のスペーサー粒子濃度の0.1〜1
0%、より好ましくは0.1〜5%増の濃度を越えたと
きに、断続的に随時有機溶剤を補給し、スペーサー粒子
濃度を制御するのが好適である。また、常に一定量の該
有機溶剤を連続的に補給し続け、最初に供給されたスペ
ーサー粒子分散液のスペーサー粒子濃度を維持する方法
も、より安定したスクリーン印刷を可能とするので好ま
しい。
【0023】有機溶剤の補給場所は、スキージ摺動領域
内であれば何等制限されるものではない。好ましくは、
スキージおよび印刷液返し摺動直後の、スクリーン印刷
版上の一端にスペーサー粒子分散液が寄せ集められてい
る時に該スペーサー粒子分散液に添加するのが好まし
い。この場合、続くスキージ摺動時に、スペーサー粒子
分散液中に生じる回転流により、残存するスペーサー粒
子分散液と補給した有機溶剤が効率的に混合され、いち
早く均質となるため有効である。
【0024】なお、本発明において、スクリーン印刷版
上へのスペーサー粒子分散液および補給する有機溶剤の
具体的供給方法は、如何なる方法であっても何等制限無
く適用できる。例えば、定量ポンプ、滴下ノズル等を用
いた自動供給方法、シリンジ、瓶等から直接供給する半
自動および手動供給方法等が挙げられる。また、いずれ
の方法においても、溶剤供給時のゴミ等の発生による被
印刷面へのゴミ等の付着のないよう注意することが肝要
である。
【0025】本発明において、スペーサー粒子分散液を
印刷する被印刷面は、特に制限されるものではなく如何
なるものであってもよい。通常は、液晶表示装置や、エ
レクトロクロミック表示装置等の種々の電子式視覚表示
装置における、一対の透明性の電極基板間に一方の基板
面に適用される。特に液晶表示装置における電極基板間
に適用するのが好ましい。電子式視覚表示装置の電極基
板に印刷されたスペーサー粒子分散液は、次いで、有機
溶剤を蒸発させた後、もう一方の電極基板と対向させ製
品の製造に供する。
【0026】
【発明の効果】以上の説明により理解されるように、本
発明の方法では、残存するスペーサー粒子分散液に有機
溶剤を補給する方法により、スペーサー粒子濃度の過度
の上昇が抑えられ、印刷枚数が多くなっても被印刷面へ
のスペーサー粒子の優れた分散性は良好に維持される。
その結果、スペーサー粒子の利用率が向上し、つまりス
ペーサー粒子の使用量が削減でき、さらには一回のスペ
ーサー粒子分散液の供給で印刷できる被印刷面の枚数が
著しく増加できる。
【0027】
【実施例】以下に本発明を詳細に説明するために実施例
および比較例を示すが、本発明はこれら実施例に限定さ
れるものではない。なお、実施例および比較例において
の試験結果は、下記の基準に準じて測定した値である。 ガラス基板上へのスペーサー粒子印刷率 スペーサー粒子分散液を所定のスクリーン印刷版を用い
てスクリーン印刷した後、溶剤を蒸発させたガラス基板
上を顕微鏡にて観察した。測定は、ガラス基板上に不規
則に25カ所を決め、1カ所毎に任意の100印刷点を
選び、その1印刷点にスペーサー粒子1個が印刷されて
いる割合をスペーサー粒子印刷率とした。
【0028】実施例1 図1の断面図に示す方法に従って下記条件でスクリーン
印刷を行った。スペーサー粒子分散液としては、1,2
−プロパンジオール(25℃での粘度56mPa・s)
4にスペーサー粒子2として直径6μmの真球プラスチ
ック(商品名:エポスターGP−H60、(株)日本触
媒製)を25重量%になるように配合し、超音波でスペ
ーサー粒子分散液として均一に混合分散したものを使用
した。このスペーサー粒子分散液をガラス基板1にスク
リーン印刷した。このスクリーン印刷版3はニッケル製
であり、330mm×260mm×20μmの厚みであ
り、上面の開口部5の直径が40μm、下面の開口部6
の直径が10μmであるテーパー状の貫通孔が等間隔に
200個/mm2の密度で穿設されており、さらに、下
面の開口部の周囲には直径45μm、深さ3μmの凹部
7を有するものであった。また、スクリーン印刷版3
は、特願平8−162909号において提案されている
ような、そのスキージ摺動面のスキージ摺動領域のスキ
ージ摺動方向と平行な両端部に、印刷液の拡がりを防止
する液止堰が設置されているものであった。液止堰の大
きさは高さ10mm、横幅20mm、長さ450mm
(スキージ摺動領域より摺動方向前後に各30mm長く
設置)の直方体であり、材質はポリウレタンを用い、ス
キージ摺動領域のスキージ摺動方向と平行な両端部に、
摺動するスキージと接触しないように0.5mmの間隔
をあけて接着テープで固定したものであった。
【0029】上記スクリーン印刷版を用いて、図2に示
すスキージ8を摺動させて開口中にスペーサー粒子分散
液を押し込みスクリーン印刷を行った。スクリーン印刷
における上記スキージのスキージ圧は1.0kg/25
0mm、スキージ硬度は70゜、スキージは角度70
゜、摺動速度は100mm/秒であった。スキージの摺
動は、ガラス基板を変えては何度も繰り返して行い、連
続的にスクリーン印刷を実施した。なお、印刷されたス
クリーン印刷版は、ホットプレート上に置き、該有機溶
剤を完全蒸発させて、スペーサー粒子が配置されたガラ
ス基板を得た。以上の連続的なスクリーン印刷におい
て、印刷開始当初に供給する前記スペーサー粒子分散液
の供給量は15gとした。そして、印刷の遂行とともに
スペーサー粒子濃度が30重量%に上昇した時点で、ス
ペーサー粒子濃度が25重量%になるように、前記スペ
ーサー粒子分散液中の溶媒と同一の有機溶剤をスクリー
ン印刷版上に供給しながら連続的にスクリーン印刷を続
行した。得られるスペーサー粒子が配置されたガラス基
板において、スペーサー粒子の印刷率が95%以下に低
下した時点を印刷の終了時点とし、それまで印刷された
ガラス基板の枚数を表1に示した。
【0030】実施例2 実施例1において、スペーサー粒子分散液の溶媒を1,
3−ブタンジオール(25℃での粘度30.3mPa・
s)に代える以外は、実施例1と同様に行ってガラス基
板を得た。結果を表1に示した。 実施例3 実施例1において、スペーサー粒子分散液中の溶媒を2
−エチル−1,3−ヘキサンジオール(25℃での粘度
323mPa・s)に代える以外は、実施例1と同様に
行ってガラス基板を得た。結果を表1に示した。
【0031】比較例1 実施例1においてスクリーン印刷版上に有機溶剤を供給
しない以外は、実施例1と同様に行ってガラス基板を得
た。結果を表1に示した。 比較例2 実施例2においてスクリーン印刷版上に有機溶剤を供給
しない以外は、実施例2と同様に行ってガラス基板を得
た。結果を表1に示した。 比較例3 実施例3においてスクリーン印刷版上に有機溶剤を供給
しない以外は、実施例3と同様に行ってガラス基板を得
た。結果を表1に示した。
【0032】
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】スクリーン印刷における、スクリーン印刷版の
上にスペーサー粒子分散液を塗布した状態を示す概略断
面図である。
【図2】スクリーン印刷における、スクリーン印刷版の
上をスキージで擦って開口中にスペーサー粒子分散液を
押し込んだ状態を示す概略断面図である。
【符号の説明】 1 ガラス基板 2 スペーサー粒子 3 スクリーン印刷版 4 有機溶剤 5 上面開口部 6 下面開口部 7 凹部 8 スキージ
フロントページの続き (72)発明者 行成 俊郎 山梨県南都留郡河口湖町船津6663番地の2 河口湖精密株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機溶剤にスペーサー粒子が分散したス
    ペーサー粒子分散液をスクリーン印刷版上に供給した
    後、該スクリーン印刷版上をスキージを繰り返して摺動
    させて複数枚の被印刷面に連続して上記スペーサー粒子
    分散液を印刷する方法であって、スクリーン印刷版上に
    残存するスペーサー粒子分散液のスペーサー粒子濃度の
    上昇を抑えるようにスペーサー粒子分散液に有機溶剤を
    連続的にもしくは断続的に補給することを特徴とするス
    ペーサー粒子分散液の連続印刷方法。
JP22646296A 1996-08-28 1996-08-28 スペーサー粒子分散液の連続印刷方法 Pending JPH1068951A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22646296A JPH1068951A (ja) 1996-08-28 1996-08-28 スペーサー粒子分散液の連続印刷方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22646296A JPH1068951A (ja) 1996-08-28 1996-08-28 スペーサー粒子分散液の連続印刷方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1068951A true JPH1068951A (ja) 1998-03-10

Family

ID=16845485

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22646296A Pending JPH1068951A (ja) 1996-08-28 1996-08-28 スペーサー粒子分散液の連続印刷方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1068951A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005070237A (ja) * 2003-08-21 2005-03-17 Ricoh Co Ltd 光偏向素子、光偏向素子の製造方法および光偏向素子の製造装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005070237A (ja) * 2003-08-21 2005-03-17 Ricoh Co Ltd 光偏向素子、光偏向素子の製造方法および光偏向素子の製造装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
DE102006027177B4 (de) Flüssigkristallpaneel mit doppeltem Abstandshalter und Herstellungsverfahren desselben
EP1899277A1 (de) Medium zur ätzung von oxidischen transparent leitfähigen schichten
US5328728A (en) Process for manufacturing liquid crystal device substrates
CN102002279A (zh) 油墨组合物
JPWO2018123543A1 (ja) 光拡散膜、光拡散膜形成用コーティング剤及びその製造方法、並びに、投影スクリーン及びその製造方法
JPH1068951A (ja) スペーサー粒子分散液の連続印刷方法
JP2009091548A (ja) ペースト組成物、絶縁膜、多層配線構造、プリント基板、画像表示装置、及びペースト組成物の製造方法
KR20150126743A (ko) 오프셋 인쇄용 도전성 페이스트 조성물 및 제조방법과 재생방법
JPH106473A (ja) スクリーン印刷版及びスクリーン印刷方法
Kang et al. Free-surface electrospray technique using a multi-hole array
Murata et al. Super inkjet printer technology and its properties
JPH10228021A (ja) スペーサー粒子の載置方法
Poon et al. Linear colloidal crystal arrays by electrohydrodynamic printing
US20150352835A1 (en) Solvent replenishment using density sensor for flexographic printer
JPH09105944A (ja) 面間にスペーサー粒子を設ける方法
CN1990237B (zh) 滚筒印刷设备和方法、以及使用其制造液晶显示器件的方法
JP3411154B2 (ja) スペーサー粒子分散液およびこれを用いた面間にスペーサー粒子を設ける方法
JP4353681B2 (ja) 塗工用ダイヘッド
JP5698501B2 (ja) 液晶用の配向膜製造方法、液晶素子の製造方法、液晶用の配向膜製造装置、液晶素子
JP2709317B2 (ja) 液晶表示素子の製造方法
JP2006305548A (ja) 塗布装置および塗布方法
CN102478734B (zh) 液晶用的取向膜制造方法、液晶元件的制造方法、液晶用的取向膜制造装置、液晶元件
JPH0895065A (ja) 液晶表示セルの製造方法
JP3865984B2 (ja) スクリーン版とその製造方法
JP3254338B2 (ja) 液晶表示素子用スペーサの散布液

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030224