JPH1069533A - 非接触icカード - Google Patents
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- JPH1069533A JPH1069533A JP9058164A JP5816497A JPH1069533A JP H1069533 A JPH1069533 A JP H1069533A JP 9058164 A JP9058164 A JP 9058164A JP 5816497 A JP5816497 A JP 5816497A JP H1069533 A JPH1069533 A JP H1069533A
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Abstract
接触ICカードにおいて、非接触伝送の送信側のコイル
と受信側のコイルが空気間隙によって隔てられている結
合器の受信側での電力受信特性を改善する事を目的とす
る。 【解決手段】 非接触ICカード用モジュールの表面に
第1のコイルをスパイラル状に形成し、ICチップと電
気的に接続される。第1コイルと同一平面または、隣接
平面上にスパイラル状の第2コイルが第1コイルと電気
的に絶縁されてカードの外周に沿って設けられる。加え
て、第2コイルの少なくとも1巻は前記第1コイルと同
じ中心をもって形成される。このスパイラル状の第2コ
イルはコンデンサと並列に接続されることによって共振
回路を構成する。
Description
に関し、詳しくは、オフィス・オートメーション(Offi
ce Automation,OA)、ファクトリー・オートメーション
(Factory Automation,FA)、 セキュリティー(Securi
ty)分野等で使用されるICカード等の情報媒体におい
て、電磁結合方式によって電源電力の受電、ならびに信
号の授受をICカードに電気接点を設けることなく非接
触状態で行う非接触ICカードに関する。
ドの登場により、従来の磁気カードなどに比べて記憶容
量が飛躍的に増大すると共に、マイクロコンピュータ等
の半導体処理装置を内蔵することによってICカード自
体が演算処理機能を有することで情報媒体に高いセキュ
リティー性を付与することができるようになった。
のカード本体に半導体メモリー等のICが内蔵され、カ
ード表面に外部読み書き装置との接続用の導電性端子が
設けられている。
カードでは、端子が外部に露出している為、その端子の
接触部の汚れ、酸化、腐食、破損等による接触不良が発
生する。また、人体やカードに蓄積された静電気が人体
と接触端子との接触などにより放電され、カードに内蔵
されたICの破壊や、誤って高電圧を接続端子に印加す
ることによる損傷に対して無防備である。
データの交信のためには、ICカードをその装置に挿入
しなければならないという煩雑さがあった。この理由に
より、同様の煩雑さで有れば磁気カードで充足されるの
で鉄道の乗車券等のゲート管理や出退勤管理などにIC
カードを導入することがためらわれている。
周渡電磁界や超音波、光などの振動エネルギーの場を設
け、そのエネルギーを吸収、整流してカードに内蔵され
た電子回路を駆動する直流電力源とし、この場の交流成
分の周波数をそのまま用いるか、或いは逓倍や逓降して
識別信号とし、この識別信号をコイルやコンデンサなど
の結合器を介してデータをマイクロコンピュータなどの
情報処理回路に伝送するような非接触ICカードが提案
されている。この非接触ICカードの出現により、安全
性が高まると共に、ゲート通過に際し、カードの携帯者
は設置された読み取り装置に接近するだけでよくなり、
データ交信のための煩雑さは軽減された。
手段としては、電池を内蔵する手段も考案されている
が、電池を内蔵することによりカード本体が厚くなった
り、電池交換などの問題が生じるため上記のようにカー
ドに電池を搭載しないで、受信したエネルギーを電力に
変換する方法が多く採用され、各種の結合方式が提案さ
れている。そのなかで、実用的な結合方式として容量結
合方式と磁気結合方式があるが、コンデンサを用いた容
量方式では、エネルギーの伝達効率が大きくないこと、
および、カードと読み取り機の間隔の変化により容量変
化が発生し、通信信頼性が低い為、磁気結合方式が主流
となっている。
は、単線のスパイラルコイルによって電力およびデータ
の伝送を行うので、伝送効率が低い。このため、ドライ
ブユニットであるリーダ・ライタから送出する電力が充
分でなかったり、非接触ICカードのコイルとリーダ・
ライタのコイルとの間隔が大きいと正確な伝送が行われ
ず、非接触ICカードが正常に機能しなくなるという問
題があった。
幾つかの提案がなされている。例えば、第1の従来例と
して特開平2−7838号公報に開示されたものがあ
る。これによれば、変成器の一次巻線及び二次巻線間の
電力結合を実現するための装置が、前記一次巻線と並列
に第1コンデンサを有しており、この一次タンク回路
は、その一端において電圧源に接続され、他端におい
て、所定の周波数で動作するスイッチング回路を通じて
接地されているものである。前記一次巻線と密結合し、
並列に第2コンデンサを有する三次巻線を付加すること
によって、伝達効率を改善するものである。
いて更に説明する。図13によれば、クロック信号Vc
が、抵抗R1,R3を通じてFET100、200をド
ライブするために用いられている。FET100、20
0がオンになると、ドライブノードBが、R2を通じて
接地される。抵抗R2は、一次コイルL1を通して流れ
る最大電流を告1限するものである。同様に、コンデン
サC3は、電圧源における配線インダクタンスに関連し
た影響を除去するものである。コイルL2はコイルL1
と密結合されている。また、磁性体コア101と102
は空気間隙によって隔てられている。
自体の変化に対するリアクタンスにより、5V電源とコ
イルL1自体の磁束との間で連続的にエネルギーが変換
される。磁界エネルギーは磁性体コア101によって吸
収され、当該コアが素子L2及びC2よりなる共振タン
ク回路に当該エネルギーを伝達する。結果として、ノー
ドBにおける電圧の瞬時値(Vb)はFET100がオ
ンになった時点で接地電位(=0V)ヘ向けて変化す
る。
イルL1を通じて流れる電流は以前と同一方向に流れよ
うとする。従って、Vbはより正の方向に変化しコンデ
ンサC1に電流が流れる。実際、FET100、200
がオンになると一次タンク回路は別々の素子値によって
決定される周波数で共振する。この時、一次回路全体は
自由振動となる。
は、平均直流電圧+5Vを有し実質的に正弦波状に振動
する。電圧Va及びVbは、空間間隙インターフェース
を通した負荷インピーダンスRLへの電力伝達を最適化
するように協調している。コイルL3は、変成器の二次
側に関する誘導性負荷を表し、最大電力伝達はキャパシ
タを抵抗RLに直列に付加することで実現され、このコ
ンデンサは,コイルL3と電力伝達周波数で直列共振す
るように選択される。結果として、素子C1、L1、C
2、L2よりなるタンク回路と素子C2、L2よりなる
共振器に位相の反転した電圧王が発生し、倍電圧回路を
構成することで、送信端の電源電圧を比較的低くして高
い出力電圧を得ている。
4635号公報に示されるものがある。これは、磁気結
合により非接触式に電力を供給する装置であり、送電用
磁気結合素子に並列に容量性素子を接続したものであ
る。
的に説明する。送電状態でのインダクタンス134とコ
ンデンサ132とが、図示しない送電用コイルに印加さ
れる電流の周波数よりも高い周波数で並列共振するよう
なコンデンサ132の値Cr を選択する。この選択によ
り、インダクタンス134とコンデンサ132は共振周
波数fR の発振源を構成することになり、共振エネルギ
ーも負荷側に流れるので、全体的に送電効率が向上する
ことになる。
漏れインダクタンスLX の半分の値を持つ。140は整
流用のダイオード、142は平滑用のコンデンサであ
る。共振周波数fR が発振回路130の発振周波数f0
の1.5倍程度に小さい場合には、直流電圧VDCは入力
の交流電圧Vinの変動の影響を受け易くなるが共振周波
数fR が1.5倍以上、特に2f0 程度となるようなコ
ンデンサ132の容量を選択した場合には、平滑化回路
126からの交流電圧変動に対して安定な3VA程度の
電力が得られるというものである。従って、送電用磁気
結合素子に容量性素子を並列に接続することにより共振
が生じ、これにより当該送電用磁気結合素子の蓄積エネ
ルギーも送電に寄与し、当該容量性素子が存在しない場
合に較べて効率よく電力を受信側に送ることができると
いうものである。
ば、特開平7−239922号公報に示されているもの
のように、接触式と非接触式伝送方法の双方が可能であ
り、さらには、カード表面に磁気ストライプやエンボス
等の形成を可能とし、多目的用途に対応可能としたIC
カードもある。このICカードは、ICチップと、該I
Cチップと電気的に接続された外部機器との間で、情報
および/またはエネルギーの伝達を行う接触型伝達機構
と、コイルまたはアンテナからなる非接触型伝達機構と
を共通の支持体からなるICモジュールとし、該ICモ
ジュールを、これと嵌合するICカード基体に嵌合させ
ることにより、接触型と非接触型の両方の方式に対応可
能とし、かつ、カードの表面に磁気ストライプやエンボ
スを形成したものである。
1,第2の従来例における電力伝達効率の改善方式は、
送電電力にのみ着目されており、送電側の電力効率を改
善し、より多くの電力を送出する効果においてのみ有効
である。これらの方式では輻射電磁界の強度に制限が設
けられている場合、受信側の受電効率の改善には寄与し
ていない。微弱な電磁界中に位置した非接触ICカード
の受電電力を改善するためには、カード内に輻射された
エネルギーをより多く吸収する手段が設けられなければ
ならない。
するため、低電力でより多くの電流を得ることが電源回
路の負荷を軽減する。つまり、電力受信側を低インピー
ダンスとすることが望ましい。しかしながら、従来例で
は、送信電圧のみに着目しており電力受信側に関して何
ら言及していない。
し、外部から非接触で電力の供給を受ける非接触ICカ
ードにおいて、電力送信側(リーダ・ライタ側)のコイ
ルと電力受信側(非接触ICカード側)のコイルが空気
間隙によって隔てられている結合器において、電力受信
側の電力効率を改善しインピーダンス変換を行う非接触
ICカードを提供することを目的としている。
伝達機構と非接触型伝達機構と合わせ持ち、さらにはカ
ードの表面に磁気ストライプやエンボスを形成したIC
カードにおいても、磁気ストライプやエンボス形成を損
なわずに、電力受信側の電力効率を改善しインピーダン
ス変換を行い、かつ、カードの厚さを薄く形成すること
ができる非接触ICカードを提供することを目的として
いる。
に、請求項1に記載の発明は、空間を伝搬する予め定め
られた周波数の交流磁界を検出し交流電圧を発生させる
結合手段と、受信した信号をデータに変換する信号変換
手段と、変換されたデータを格納し処理するためのマイ
クロプロッセサ手段と、マイクロプロセッサで生成した
データを変換し送信する送信手段からなる非接触ICカ
ードにおいて、外部に設けられたドライブユニットから
の電磁波を伝送媒体として、その動作に必要な電力の受
信と情報の授受を実現する結合手段として第1コイルを
有すると共に、静電容量素子に並列接続され、ドライブ
ユニットからの電磁波のみで駆動され、かつ静電容量素
子とのインピーダンス値が前記電磁波の周波数に共振す
るように選択された第2コイルを有する受信回路を構成
したことを特徴とする。
に記載の非接触ICカードにおいて、電力受信のための
第1コイルの直流抵抗による損失を低減するためコイル
の抵抗値を0.01Ωから0.5Ωの範囲になるように
第1コイルを形成したことを特徴とする。
に記載の非接触ICカードにおいて、前記第2コイルに
並列接続された静電容量素子をカード基材である誘電体
膜を平行平板の2枚の導電薄膜で挟み込むことで非接触
ICカードを薄くしたことを特徴とする。
に記載の非接触ICカードにおいて、前記第2コイル
を、前記非接触ICカードの周縁に沿って設けたことを
特徴とする。また、請求項5に記載の発明は、請求項1
に記載の非接触ICカードにおいて、第2コイルの一部
と第1コイルとが密結合するように、第2コイルの少な
くとも1巻を、第1コイルと同芯状に巻くように形成し
たことを特徴とする。
に記載の非接触ICカードにおいて、第1,第2コイル
がプリントコイルであることを特徴とする。また、請求
項7に記載の発明は、請求項6に記載の非接触ICカー
ドにおいて、前記第1,第2コイルは、誘電体膜上に形
成されたプリントコイルであって、前記誘電体膜を2枚
の平行平板導体薄膜で挟み込むことで前記静電容量素子
を成し、該静電容量素子を前記プリントコイルと一体に
形成することを特徴とする。また、請求項8に記載の発
明は、請求項1に記載の非接触ICカードにおいて、前
記第1,第2コイルが絶縁被膜を施された導線を複数回
巻いた巻線コイルで形成されることを特徴とする。
型伝達手段と共に接触型伝達手段をも有し、該非接触型
伝達手段および接触型伝達手段を介して授受されるデー
タを処理するICモジュールを具備する非接触ICカー
ドであって、該非接触ICカードの本体が複数の材料層
からなる非接触ICカードにおいて、前記ICモジュー
ルには、その表面に前記接触型伝達手段が設置されると
共に、その周縁部にフランジが設けられ、前記複数の材
料層は、前記ICモジュールを収容する収容部が設けら
れた少なくとも1つの材料層と、前記ICモジュールに
設置された接触型伝達手段を前記非接触ICカードの表
面に露出させるための開口部を有する少なくとも1つの
材料層とを有してなり、前記開口部の周縁部によって、
前記ICモジュールのフランジを、前記収容部を設けた
材料層に固定することを特徴とする。
情報の受信を行うドライブユニットの送信コイルの一端
には直列に静電容量素子であるコンデンサが接続されて
おり、直列共振回路を形成している。このドライブユニ
ットの送受信コイルの他端は電圧源に接続されている。
受信側である非接触ICカードには負荷となる受信した
高周波信号の受信・整流を行う電源回路と高周波信号に
重畳された変調信号を受信及び送信する送・受信回路と
が接続された第1コイルがカードの基材面上に幅の広い
導体パターンとしてループ状に形成されている。幅の広
い導体パターンとしたことでコイルの等価抵抗が低減さ
れて、前記コイルは、より多くの電流を流し得るように
なり受信電力が改善される。
に第2コイルであるスパイラルコイルが前記第1コイル
と同じ中心をもって形成される。この第2コイルを静電
容量素子であるコンデンサと並列に接続することによっ
て共振回路を構成することにより、受信インピーダンス
特性が改善される。この共振回路は、前記のドライブユ
ニットの送受信コイルにより発生された高周波電磁界
を、受信のための第1コイルと協調し磁気エネルギーと
して吸収する。よって、送信電力が一定の場合、前記第
2コイルによる並列共振回路をカードに設けない場合に
比較して、より安定して電力を受信できる。
ピーダンスが低減され、低い電圧で、より多くの電流が
取り出されるという利点がある。このことは、マイクロ
プロセッサなどの駆動にとって好都合である。また、カ
ードを基材に金属導体薄膜を貼りつけた印刷配線板とし
て、カード内の並列共振回路のコンデンサを基材の誘電
体とした平面コンデンサとし、受信用第1コイルと、ス
パイラル状の第2コイルを前記金属導電薄膜で形成する
ことで、カードを薄くすることができるという利点があ
る。
触型伝達機構とを合わせ持ち、接触型伝達機構はICチ
ップの入出力端子に直接接続された金属等の導電性素子
からなり、ドライブユニットの端子と電気的に接続され
て電力受給及び信号の授受を行い、非接触型伝達機構は
ICチップの入出力端子に接続されたアンテナコイルを
伝達素子として空中に輻射された電磁エネルギーを吸収
して非接触に電力の供給と信号の授受を行うように構成
された非接触ICカードにおいては、アンテナコイル
が、電力受給及び信号の授受を目的とした第1コイル
と、この第1コイルとは電気的に絶縁されたLC共振回
路とを具備する。
び、第1コイルは、モジュール基板に実装されてICモ
ジュール化されており、上記接触型伝達横構は、モジュ
ール基板のICチップ実装面側に取り付けられ、第1コ
イルは、モジュール基板のICチップ実装面とは反対の
表面にスパイラル状に形成されている。さらに、LC共
振回路は、第2コイルと平行平板コンデンサで構成され
ており、この第2コイルは、スパイラル形状であり、第
1コイルと同一平面、または、隣接平面内に非接触IC
カードの外周部に沿って形成される。また、この第2コ
イルの両端は、非接触ICカード内に形成された平行平
板コンデンサと並列に接続されており、これにより共振
回路を構成している。
信コイルにより発生された高周波電磁界の周波数に鋭く
共振するように定数設定されており、この高周波電磁界
を受信するための第1コイルと協調して磁気エネルギー
として吸収する。よって、送信電力が一定の場合、上記
第2コイルによる並列共振回路をカードに設けない場合
に比較して、受信効率が向上し、より安定して電力を受
信することができる。
の少なくとも1巻を、第1コイルと近接して、かつ、第
1コイルと同じ中心をもって形成し、第2コイルの残り
のループはカード基体の外周に沿って形成する。こうす
ることで、第1コイルと、第2コイルの一部とを密結合
させることができるので、さらに伝達効率が向上する。
薄膜を貼り付けた印刷配線板により、上記基材を誘電体
とする平面コンデンサを形成し、さらに、電力受信用の
第1コイルと、スパイラル状の第2コイルとを、上述し
た金属導体薄膜で形成することで、非接触ICカードを
薄くすることができるという利点がある。加えて、第2
コイルの主たる部分をカードの外周部に沿って形成する
ことで、磁気ストライプやエンボスの形成領域を確保で
きる。
説明する。図1には、本実施例における非接触ICカー
ドとドライブユニットの磁気結合の概略が示されてい
る。図1において、1は非接触ICカードであり、2は
この非接触ICカード1への電力供給とデータの授受を
非接触式に行うドライブユニットである。
1への電力供給と情報の授受を行う電磁結合器である送
受信コイル3が複数巻きのスパイラル状または、撚線状
に形成されている。送受信コイル3の端子は、ドライブ
ユニット2の送受信制御部4に接続されている。この送
受信コイル3は、印刷配線板の導体パターンとして円形
に形成したが、その形状に拘束されることなく楕円、又
は正方形、長方形、菱形等の矩形としても良い。更に、
その送受信コイル3を適切な太さの導線で形成しても良
い。
報の授受を行う第1コイル5が楕円形のループとして形
成されている。第1コイル5の端子は、カードの電子回
路部6に接続されている。第1コイル5の内側に第1コ
イル5と同じ中心を有した復数巻きの第2コイル7が楕
円のスパイラル状に形成された。本実施例では、第1コ
イル5と第2コイル7は、共にカードの基材上に35μ
mの導体パターンで形成され、パターン幅はそれぞれ
1.5mm,0.3mmとした。
共振用コンデンサ8に並列接続されている。共振用コン
デンサ8は、カード基材を誘電体層として第1コイル5
と第2コイル7の形成と同様に導体パターンで平行平板
電極を形成して静電容量素子とした。
状を楕円としたが、長方形のカード面を有効に使用する
ために第1コイル5と第2コイル7のコイル形状を長方
形としてもよい。また、第1コイル5と第2コイル7を
同一平面上に形成しても良いし、相異なる面例えば、共
振用コンデンサ8の2枚の電極を形成したそれぞれの面
に形成することもできる。図1では、第1コイル5を第
2コイル7より断面積を大きくしたが、電力吸収効率が
最も大きくなる関係であれば同寸法や第2コイル7を第
1コイル5よりも大きくしても良い。それぞれのコイル
の巻き数に関しても同様である。
ライブユニット1の構成ブロック図を示す。図2におい
て、1は非接触ICカードであり、2はドライブユニッ
トである。そして、30はドライブユニット2のインタ
ーフェース(I/F)29を介してドライブユニット2
と情報の授受を行うホストコンピュータである。
ライブユニット2からの高周波信号を受信・整流する電
源回路11、受信データの解読、送信データ演算等を行
う図示しない半導体メモリーを内蔵するデータ処理装置
(MPU;Micro ProcessorUnit)12、送受信データ
の変・復調回路13、前記高周波信号に重畳された情報
を受信または変調データを送信する送受信回路14から
なる。非接触ICカード1の電源回路11と送受信回路
14は、第1コイル5の一端に接続される。
図示しない半導体メモリーを内蔵するデータ処理装置
(MPU)20、クロック生成回路である発振器21、
高周波電力を増幅する交流増幅器22、非接触ICカー
ド1への送信データの変調と受信データの復調を行う変
・復調回路23、非接触ICカード1からの高周波信号
を受信する受信回路24からなる。交流増幅器22と受
信回路24は、カップリングコンデンサ25を介して送
受信コイル3に接続される。発振器21は、例えば1〜
30MHz程度の搬送波信号を発生し、この搬送波信号
を第1コイル5が磁気エネルギーの形で受けて電力が伝
達される。なお、この搬送波信号の周波数はデータ伝送
周波数に比べ充分高いところに設定される。
をこのドライブユニット2の発振器21から交流増幅器
22で変・復調回路23からの変調された送信データを
重畳し、カップリングコンデンサ25、送受信コイル3
を介してこれと非接触に結合されている非接触ICカー
ドの送受信コイルである第1コイル5で受ける。第1コ
イル5は、ドライブユニット2の送受信コイル3と電磁
的に結合するための結合回路である。第1コイル5で受
信した電力は、電流回路11で整流され直流電力として
非接触ICカードに内蔵された各電子回路に供給され
る。
ら非接触ICカード1に電力と情報の送信が達成され
る。ここで、非接触ICカード1に内蔵された電子回路
は、電源電圧が2〜5Vで動作されるものであり、その
回路規模によっては多くの電流を消費するものであり、
1mAから30mA程度の駆動電流を必要とする。
続された第1コイル5の結合回路のみの構成では、高い
電圧で小電流の伝達であって、カードに内蔵された電源
回路でのインピーダンス変換が必要であった。その変換
回路による損失も駆動電力を増大させる原因の一つであ
った。
カード1に第1コイル5とは直流的に分離された第2コ
イル7に共振用コンデンサ8を並列接続した共振回路
(以下、共振タンク回路と称する)を設けた。ドライブ
ユニット2で発生された高周波信号は、カップリングコ
ンデンサ25を介して送受信コイル3に伝達される。カ
ップリングコンデンンサ25と送受信コイル3とは直列
共振回路を構成し、前記高周波電気信号は送受信コイル
3にて磁気エネルギーに変換され、交流磁場を形成する
ことで空間に伝播される。
気間隙をもって配置された非接触ICカード1の送受信
コイルである第1コイル5は、発生された交流磁場によ
り電流を流す。それと共に、共振用コンデンサ8と並列
接続されることで並列共振回路を構成する第2コイルに
も前記交流磁場によって電流が発生する。この共振タン
ク回路と第1コイル5の結合回路との協調によって、受
信特性が改善される。後に説明するように、本実施例の
共振タンク回路を有する回路では、共振タンク回路がな
い本発明の結合回路に比べて受信効率が距離100mm
で約10%改善される。従来の結合回路に対しては、6
0%の改善効果が得られる。
含む負荷側の受電インピーダンスの実行値は、共振タン
ク回路がない場合に比べ約1桁低下する。この結果、比
較的低電圧で大きな電流を、非接触ICカードの電源回
路11に取り込むことができる。
本実施例の低抵抗コイルによる結合回路と、共振タンク
回路を設けた本実施例に関わる結合回路と、共振タンク
回路を設けない従来の結合回路の受信レベルの特性を距
離100mmにおける受電電力の負荷インピーダンスの
関数として示した。図3において、丸の点で示した曲線
が共振タンク回路をもたせた場合の本実施例の受信回路
Aの受電特性、三角の点で示した曲線が共振タンク回路
を持たない本実施例の結合回路Bの受電特性、四角の点
で示した曲線が共振タンク回路をもたない従来の結合回
路Cの受電特性である。 表1に、これらの結合回路の
特性値を示す。実験に際して、結合回路BとCのコイル
には、結合回路として機能するように共振用コンデンサ
を並列接続させた。
Cに対して、直流抵抗が1/10以下の結合回路Bの方
が、図示した全ての負荷インピーダンスの範囲において
受信電力の増大を示している。更に、共振タンク回路を
持たない結合回路B、及びCでは、最大受信電力を与え
る負荷インピーダンスは約3.3kΩである。この時の
結合回路Bと結合回路Cの受電電力の比は、約2:1と
なり100%以上の改善ができる。結合回路Bに共振タ
ンク回路を設けた結合回路Aでは、受電電力のピーク
は、結合回路Bの3.3kΩ時の75%になるが、ピー
クを示す負荷インピーダンスが共振回路を持たない結合
回路B,Cの1/10の330Ω近傍となる。この負荷
インピーダンスでの結合回路Aの受信電力は、結合回路
Bの同じインピーダンスでの受電電力の125%になっ
ている。更に、従来の結合回路Cの最大受信を示す3.
3kΩ負荷における数値の160%になっている。かよ
うにして、本実施例の共振回路を付加することでより低
いインピーダンスで最大受信効率を得ることができた。
を距離の関数として示した。図4を見ると、距離25m
m近傍以上の図に示した距離範囲全般において、共振タ
ンク回路を有する330Ω負荷における受電電力が共振
タンク回路を有さない結合回路B、Cの3.3kΩ負荷
に対して、全体的に受電電流の改善が見られる。また、
共振タンク回路のない従来の結合回路Cの3.3kΩ負
荷では、ほぼ距離の2乗に反比例して受電電力が減少し
ているが、共振タンク回路のない本実施例の結合回路B
の3.3kΩ負荷では、その特性は、共振タンク回路の
ある結合回路Aの330Ω負荷の場合と類似している。
Ω負荷の場合には、距離50mmまで受電電力が増加
し、50mm近傍で受電電力がピークとなり、それ以上
の距離では減少する特性を示す。一方、負荷330Ωに
おける共振タンク回路のない結合回路Bの受信電流特性
は、距離にほぼ反比例しており、距離70mm以下で
は、共振タンク回路を有する場合よりも多くの電流を取
り得る。しかし、距離70mmを越える領域では、共振
タンク回路のある結合回路Aの330Ω負荷の場合の方
が受信電流は、共振タンク回路がない場合に比べて10
%程多くなる。結果として、送信コイルと受信コイルの
距離が、少なくとも25mmから150mmほどの範囲
で安定した受電が可能となる。また、この受電電力のピ
ークを与える距離は、結合回路の定数によって調整可能
であって、用途に最適な受信特性を与え得る。
コイルの抵抗値を減少させることと共振タンク回路を付
加した結合回路によって、従来の回路に比較して低電圧
で、より多くの電流を安定して受電できることが示され
た。
い導体パターンにより形成された第1コイルとを有する
非接触ICカードの構成例について説明する。ここで、
以下に説明する各種構成の非接触ICカードは、接触型
伝達機構と、非接触伝達機構とを合わせ持つと共に、カ
ード表面に磁気ストライプおよびエンボスが形成されて
いるものとする。
成例における非接触ICカードの構成を示す図であり、
図5(a)は非接触ICカードの正面図、図5(b)は
図5(a)に示す非接触ICカードの結合回路を等価的
に示した図である。また、図6(a)は図5(a)内の
A−A部の断面拡大図、図6(b)は図6(a)のIC
モジュールを図6(a)中、下側から見た図である。
ド、7は第2コイル、8は共振用コンデンサ、40はI
Cモジュール、50は磁気ストライプ、51はエンボス
パターンを施すエンボス領域である。また、図5(b)
において、非接触ICカード1内の5は第1コイル、1
5は第2コイル7と共振用コンデンサ8とが並列接続さ
れた共振回路である。また、2はこの非接触ICカード
1への電力供給とデータの授受を非接触式に行うドライ
ブユニットであり、3は非接触ICカードに非接触に電
力と情報を伝送し、非接触ICカード1からの情報を受
信するための送受信コイルであり、4は非接触ドライブ
ユニット2から非接触ICカード1への電力供給と情報
の授受の為の送受信制御部である。
すように、ドライブユニット2の送受信制御部4に接続
されており、非接触ICカード1の第1コイル5の端子
は、ICモジュール40に接続されている。このICモ
ジュール40は、図6(a)に示すように、電源回路,
送受信回路,変復調回路,データ処理装置等の各種電子
回路が集積化されたICチップ41、ICチップ41が
実装されるモジュール基板42、ICチップ41をモジ
ュール基板42上に封入する封入体43、封入体43の
上面に設けられ、接触型伝達機構である接触型の端子電
極44等からなっている。
の設置面の面積は、モジュール基板42のICチップ実
装面の面積よりも小さくなっており、モジュール基板4
2の周縁部がフランジになっている。このICモジュー
ル40は、カード基体55に設けられたICモジュール
収納部56に収納され、ICモジュール収納部56の開
口部よりも小さく、端子電極44をカード表面に露出さ
せるための嵌合孔57が設けられた保護シート58で覆
われている。これにより、保護シート58の嵌合孔57
の周縁部によって、モジュール基板42の周縁部(フラ
ンジ部)が押えられることになるので、ICモジュール
40がカード基体55から脱落するのを防ぐことができ
る。
列接続された共振回路15は、第1コイル5とは、電気
的に絶縁されている。第1コイル5は、図6(a),
(b)に示すように、ICモジュール40のモジュール
基板42の、ICチップ41の実装面とは反対の表面
に、スパイラル状に形成されている。
第2コイル7は、第1コイル5と同一平面または、隣接
平面内に非接触ICカード1の外周部に沿って形成され
る。この第2コイル7は、非接触ICカード1内に形成
された共振用コンデンサ8の図示しない金属電極にそれ
ぞれの面で両端が接続される。図5(b)に示すよう
に、この第2コイル7を共振用コンデンサ8と並列に接
続することによって共振回路15を構成する。
の送受信コイル3により発生された高周波電磁界の周波
数に鋭く共振するように定数設定されており、受信のた
めの第1コイル5と協調して磁気エネルギーとして吸収
する。また、第2コイル7に共振用コンデンサ8を並列
に接続することにより共振が生じ、これにより当該第2
コイル7の蓄積エネルギーも第1コイル5に結合され受
電に寄与する。この時、第2コイル7は、非接触ICカ
ード1の外周部に沿って大きな面積で設けられているの
で、受信する電磁エネルギー量が第1コイル5に比較し
て格段に大きい。このため、送信電力が一定の場合、第
2コイル7による共振回路15を非接触ICカード1に
設けない場合に比較して、より高い受電効率で電力を受
信できる。
構成例における非接触ICカードの構成を示すものであ
る。本構成例では、上述した共振回路および第2コイル
をユニット化すると共に、第1コイルと第2コイルとの
間に密結合部を設けたものである。なお、本構成例にお
いても、ICカードの表面には、前述した図5(a)に
示すように、ICモジュールの端子電極、磁気ストライ
プ、および、エンボス領域が設けられているものとする
(ただし、第2コイルおよび共振用コンデンサはICカ
ードの表面には設けられない)。
述する)の概略構成図、図7(b)は図7(a)の共振
ユニットのB−B断面図、図8(a)は本構成例の非接
触ICカードのICモジュール近傍の拡大断面図であ
り、図8(b)は図8(a)内のICモジュール周囲の
第2コイルの第1コイルとの結合部を示している。
接触型の端子電極、55はカード基体、60は誘電体層
61に第2コイルと共振用コンデンサを形成した共振ユ
ニット、58は保護シート、63は共振ユニット60に
設けられたICモジュール嵌合孔、42はICモジュー
ルのモジュール基板である。また、第2コイル7は、非
接触ICカード1と外形寸法が等しい共振ユニット60
の外周に沿って設けられた第2aコイル7aとICモジ
ュール2に近接して設けられた第2bコイル7bとに分
割して示した。16a及び16bは、共振用コンデンサ
8の2枚の平行平板の電極板である。
に示すように、第2コイル7の1巻がICモジュール嵌
合孔63を取り巻くように第2bコイル7bを形成して
いる。第2bコイル7bを除く第2コイル7の主たる部
分は、非接触ICカード1の外周に沿うように多数回巻
かれて第2aコイル7aを形成している。第2aコイル
7aと第2bコイル7bからなる第2コイル7は、共振
用コンデンサ8に並列接続されている。
7の形成と一体に導体パターンで平行平板電極を形成
し、高誘電率材料(例えば、PET,ポリミイド等)の
誘電体層61を電極板16a,電極板16bで挟み込む
ことで静電容量をなした。この静電容量は、電極板16
a,電極板16bのレーザ等によるトリミングによっ
て、共振回路の共振周波数を精密に調整できる。また、
上述した第2コイル7および共振用コンデンサ8は誘電
体層61の両面に貼り付けられた金属導体薄膜によって
形成されており、上記共振ユニット60は、この誘電体
層61と、この誘電体層61の両面を覆う保護層62に
よって構成されている。
は、図8(a)のICモジュール40近傍の断面図に示
すように、カード基体55の上に、ICモジュール嵌合
孔63を開けた上記共振ユニット60が張り合わされ
る。ICモジュール40は、共振ユニット60のICモ
ジュール嵌合孔63に位置合わせされてカード基体55
に接着固定される。そして、ICモジュール40は、I
Cチップ41を搭載したモジュール基板42のICチッ
プ41搭載面に接触型の端子電極44を設け、ICチッ
プ41の搭載面とは反対の面に非接触型の第1コイル5
をスパイラル状に形成した。
は、端子電極44よりも僅かに大きく作られておりフラ
ンジ形状とした。次に、カード基体55に共振ユニット
60、ICモジュール40を実装した後、共振ユニット
60に設けられたICモジュール嵌合孔63よりも小さ
くICモジュール40の端子電極44が入る大きさの嵌
合孔57が開けられた保護シート58が接着される。こ
の結果、図8(b)に示す如く、第1コイル5の周囲を
第2コイル7の1巻(第2bコイル7b)が取り巻いて
密結合するように配置される。
と、ドライブユニット2の磁気結合の概略が示されてい
る。この図において、第1構成例と同様に、ドライブユ
ニット2には非接触ICカード1への電力供給と情報の
授受を行う電磁結合器である送受信コイル3が形成され
ており、送受信コイル3の端子は、非接触ドライブユニ
ット2の送受信制御部4に接続されている。
7と共振用コンデンサ8とが接続されて形成された共振
回路15と電力受信と情報の授受を行う第1コイル5及
びICモジュール40からなり、第2コイル7は、図7
に示す共振ユニット60の構成から、等価的にカードの
外周部に巻かれた第2aコイル7aと、ICモジュール
40に設けられた第1コイル5と密結合する第2bコイ
ル7bの2つに分割して示した。
Cカード1に電力および情報を伝達する場合について、
各コイルの結合を以下に説明する。
って発生された図示しない高周波信号により、送受信コ
イル3に高周波磁界が誘起される。この高周波信号は、
磁気エネルギーとして空間に放出される。この時、非接
触ICカード1がこの高周波磁場中に置かれると、発生
された高周波磁場により非接触ICカード1の共振用コ
ンデンサ8と並列接続されることで並列共振回路を構成
した第2aコイル7aと第2bコイル7bからなる第2
コイル7に上述した高周波磁場によって電流が発生す
る。それと共に、第1コイル5にも高周波電流を流す。
ル7bに誘起される電流は、第2aコイル7aに誘起さ
れる電流に比べて小さく、本発明の非接触ICカード1
の受信は第2aコイル7aがその主たる役割を果たす。
この第2aコイル7aと第2bコイル7b及び共振用コ
ンデンサ8からなる共振回路15によって受信された電
力および情報は、ICモジュール40に接続された第1
コイル5に非接触に伝達される。この時、ICモジュー
ル40の周囲に第2bコイル7bを設けたことで、第2
bコイル7bは第1コイル5と密結合となり、共振回路
15の受信電力をより多く第1コイル5に伝達できる。
コイル3と、非接触ICカード1の第2コイル7の第2
aコイル7aによる結合により受電した電力が、第2コ
イル7の第2bコイル7bに伝達され、第2コイル7の
第2bコイル7bと第1コイル5との密結合によって、
換言すれば、トランス結合によって伝達される。そし
て、第2aコイル7aと第2bコイル7bとは伝達効率
が最大になるように回路定数が設定されている。このよ
うにして、共振回路15と第1コイル5の結合回路との
協調によって、受信特性の改善が為される。
ら非接触ICカード1に電力と情報の送信が達成され
る。ここで、非接触ICカード1のICモジュール40
に内蔵された電子回路は、その電源電圧が2〜5Vで動
作され、その回路規模によっては多くの電流を消費する
ものであり、1mAから30mA程度の駆動電流を必要
とする。しかしながら、従来のような小さなICモジュ
ール内にアンテナコイルを形成するだけでは十分な受信
電力が得られないばかりでなく、負荷回路であるICモ
ジュール40に接続された第1コイル5の結合回路のみ
の構成では、高い電圧で小電流の伝達であって、カード
に内蔵された電源回路でのインピーダンス変換が必要で
あった。その変換回路による損失も駆動電力を増大させ
る原因の1つであった。そこで、本構成例においては、
非接触ICカード1に第1コイル5とは直流的に分離さ
れた第2コイル7に共振用コンデンサ8を並列接続した
共振回路15を設けた。
を参照して、第3構成例について説明する。なお、本構
成例においても、ICカードの表面には、前述した図5
(a)に示すように、ICモジュールの端子電極、磁気
ストライプ、および、エンボス領域が設けられているも
のとする(ただし、第2コイルおよび共振用コンデンサ
はICカードの表面には設けられない)。
構成図、図11(a)は、本実施例の非接触ICカード
の外観図(図5(a)参照)におけるA−A部の拡大断
面図であり、図11(b)は、ICモジュール40近傍
の第1コイル5と第2コイル7との結合部である第2b
コイル7bを示している。第3構成例において、第2コ
イル7の第1コイル5との結合部である第2bコイル7
b以外は既に上述した第2構成例と同様である。
ジュール40に設けられた第1コイル5との結合部であ
る第2bコイル7bを、図に示す第1コイル5と同様の
形状寸法の複数回巻きのスパイラルコイルとした。図1
1(a)に、非接触ICカード1のICモジュール40
近傍の概略構成とICモジュール40に設けられた第1
コイル5と共振ユニット60内の第2bコイル7bの結
合状態とを示す。
共振ユニット60と、ICモジュール嵌合孔65をあけ
られた中間シート66とが積層され、中間シート66の
ICモジュール嵌合孔65にICモジュール40のモジ
ュール基板42が嵌合されている。その上に、ICモジ
ュール40用の嵌合孔57をあけられた保護シート58
が積層されている。そして、図11(b)において、第
1コイル5は、同図中破線で示されるように、モジュー
ル基板42のICチップ41の実装面と反対側の面に形
成され、モジュール基板42にスルーホールT1,T2
を通してICチップ41と接続されている。
共振ユニット60とカード基体55との間(図11
(a)参照)に形成され、共振ユニット60に設けられ
たスルーホールT3を通して共振ユニット60の誘電体
層61の表面上に、図11(b)中、実線で示すように
形成される。なお、共振ユニット60の誘電体層61の
表面において、第2bコイル7bが形成される面は、表
裏面いずれでも構わない。これにより、第1コイル5と
第2bコイル7bとは、図11(a),(b)のように
カードの厚さ方向に密結合される。
付加した結合回路を設けることによって、従来の回路に
比較して低電圧でより多くの電流を安定して受信でき
る。
磁気結合素子である第1コイル5と第2コイル7とをプ
リントコイルとしたが、絶縁被膜付き導線を巻いたコイ
ルとしても良く、接着剤充填、インジェクション、座ぐ
りやシートへの圧着等の方法でカードに実装可能であ
る。また、上述した各構成例のようにICモジュール4
0を、つば付き構造とすることでICモジュール40の
剥離による脱落が防止され、構造的に強固になる。
構造では、ICカードの生産設備を新しく導入しなけれ
ばならないが、従来のICカード製造設備を転用可能と
することも生産上重要な課題である。そこで、図12
(a),(b)に示すカード構成も有用である。ここ
で、図12(a)は第4の構成例によるカード構成を、
図12(b)は第5の構成例によるカード構成を示す。
また、図示しないが、第2bコイル7bを持たない前述
した第1構成例も図12の構成が適用可能である。
のICカードのICモジュール構成を踏襲しており、セ
ラミック等からなるモジュール基板42の片面に接触型
の端子電極44が設けられており、それとは反対側にI
Cチップ41が実装され、端子電極44とはスルーホー
ルを介してワイヤボンディングにより接続されている。
第4,第5構成例においては、第1コイル5が、ICチ
ップ41の実装面でICチップ41の周囲に設けられ
る。その後、ICチップ41の実装面が樹脂ポッティン
グされ、更に端子電極44の面と平行平面を作るために
切削されてICモジュール45とした。以下、図12に
示す第4,第5構成例におけるカード構成およびその製
作手順について説明する。
振ユニット60の構成は、図7(b)と同等である。ま
ず、共振ユニット60が表裏2枚のカード基体55a,
55bによって挟み込まれ、熱圧着ラミネートされ、I
Cモジュール45を実装するためのICモジュール実装
部70を加工する前段階のカード(以下、これを白カー
ドと呼ぶ)ができる。次に、この白カード上におけるI
Cモジュール45の実装位置を機械加工によって厚さ方
向に座ぐることで、ICモジュール実装部70を所定の
深さに形成する。最後に、ICモジュール45をICモ
ジュール実装部70に接着することで非接触ICカード
1が完成する。勿論、白カードの製造方法は、ラミネー
トの他、インジェクション等も実用できる。
ドに形成するICモジュール実装部70の深さは、IC
モジュール45の高さに応じて適宜決定されるものであ
る。したがって、図12(a)における共振ユニット6
0には、図7(b)のICモジュール嵌合孔63のよう
な、ICモジュールを収容するための孔が設けられない
場合も有り得る。
成例においても、図12(a)と同様にしてカード製作
される。共振ユニット60は図10と同等である。ま
ず、共振ユニット60にカード基体55をラミネート、
または、インジェクションにより固着させることで白カ
ードを製作する。次に、この白カード上におけるICモ
ジュール45の実装位置を、機械加工によって厚さ方向
に座ぐることでICモジュール嵌合孔71を所定の深さ
に形成する。なお、ラミネート方式の場合、ICモジュ
ール嵌合孔71は、カード基体55において打ち抜き等
によって予め準備されていても良い。最後に、ICモジ
ュール45をICモジュール嵌合孔71に接着すること
で非接触ICカード1が完成する。
ドの基材面上に幅の広い導体パターンとしてループ状に
形成された第1コイルを、幅の広い導体パターンとした
ことでコイルの等価抵抗が低減されて、前記コイルはよ
り多くの電流を流し得るようになるため、受信電力が改
善される。
コイルとは別個にスパイラル状の第2コイルを静電容量
素子であるコンデンサと並列に接続することによって共
振タンク回路を構成することで、電力の受信インピーダ
ンス特性が改善される。この共振タンク回路は、ドライ
ブユニットの送受信コイルにより発生された高周波電磁
界を第1コイルと協調して磁気エネルギーとして吸収し
電力の受信特性を改善する。よって、送信電力が一定の
場合、共振タンク回路をカードに設けない場合に比較し
て、より安定した電力を受信できるという効果がある。
ンピーダンスが低減され、低い電圧でより多くの電流が
取り出せるという利点がある。このことは、マイクロプ
ロセッサ等の駆動にとって好都合である。
ために第1コイルの巻数を減らした場合、共振タンク回
路を持たない構成の時に第1コイルによる結合回路に挿
入される共振コンデンサは、共振タンク回路を持つ場合
に比較して容量が大きくなる。カードという限られた面
積の中にカード基材を誘電体とした容量の大きな平面コ
ンデンサを形成することは好ましくない。共振タンク回
路を付加することで、その回路がない場合に比べて、コ
ンデンサの容量は小さくできる。つまり、共振タンク回
路を設けることのもう1つの効果は、この共振コンデン
サの容量、換言すれば、コンデンサの面積を小さくでき
ることである。
ンピーダンスが低減され、低い電圧で、より多くの電流
を取り出せるという利点がある。このことは、マイクロ
プロセッサなどの駆動にとって好都合である。或いは、
上記の構成に加えて、第2コイルの少なくとも1巻が前
記第1コイルと同じ中心をもって形成し、第2コイルの
残りのループはカード基体の外周に沿って形成される。
こうすることで、第1コイルと第2コイルの一部が密結
合するようにできるので伝達効率が向上する。
て、ICモジュールに非接触に電力を伝達するので、大
型アンテナコイルとICモジュールとを相互接続する必
要がなく信頼性が向上する。
けた印刷配線板として、カード内の並列共振回路のコン
デンサを、上記基材の誘電体とした平面コンデンサと
し、受信用第1コイルと、スパイラル状の第2コイルを
前記金属導体薄膜で形成することで、カードを薄くする
ことができるという利点がある。加えて、第2コイルの
主たる部分をカードの外周部に沿って形成したことで、
磁気ストライプやエンボスの形成領域を確保できる。
の磁気結合の概略を示す構成図である。
ライブユニットの構成ブロック図である。
信電力の特性図である。
信電流の距離依存を示す図である。
す図であり、(a)は正面図、(b)は(a)に示す非
接触ICカードの結合回路を等価的に示した図である。
(a)内のA−A部の断面拡大図、図6(b)は図6
(a)のICモジュールを、下側から見た図である。
ける共振ユニットの構成を示す図であり、(a)は正面
図、(b)は(a)内のB−B断面図である。
す図であり、(a)はICモジュール近傍の拡大断面
図、(b)は(a)内のICモジュール周囲の第2コイ
ルの第1コイルとの結合部を示す図である。
回路を示す図である。
おける共振ユニットの構成を示す正面図である。
示す図であり、(a)はICモジュール近傍の拡大断面
図、(b)は(a)内のICモジュール周囲の第2コイ
ルの第1コイルとの結合部を示す図である。
成例を示す図であり、(a)は第4構成例における非接
触ICカードのICモジュール近傍の拡大断面図、
(b)は第5構成例における非接触ICカードのICモ
ジュール近傍の拡大断面図である。
る等価回路図である。
3…送受信コイル 4…送受信制御部 5…第1コイル
6…電子回路部 7…第2コイル 7a…第2aコイル
7b…第2bコイル 8…共振用コンデンサ 11…電源回路 12,
20…データ処理装置 13,23…変・復調回路 14…送・受信回路
15…共振回路 16a,16b…電極板 24…受信回路 25…カップリングコンデンサ 29…インター
フェース 30…ホストコンピュータ 40,45……ICモジ
ュール 41…ICチップ 42…モジュール基板
43…封入体 44…端子電極 46…樹脂 50…磁気ストライプ 51…エンボス領域 55,55a,55b…カード基体 56…ICモ
ジュール収容部 57…嵌合孔 58…保護シート 60…
共振ユニット 61…誘電体層 62…保護層 63,65,71…ICモジュール嵌合孔 66…中間シート 70…ICモジュール実装部 100,200…FET 101,102…
磁性体コア C1,C2,C3…コンデンサ L1,L2,L3
…コイル R1,R2,R3…抵抗 RL …負荷インピ
ーダンス Vc…クロック信号 112…周波数変換回路 126…平滑回路 12
8…電気回路 130…発振回路 131…交流回路 13
2…共振用コンデンサ 134,136,137…インダクタンス 140…整流用ダイオード 142…平滑用コンデン
サ Vac…交流出力電圧 VDC…直流電圧 Vin…1次
側電圧 Vout …2次側電圧 Lx …漏れインダクタンス I
L …負荷電流
Claims (9)
- 【請求項1】 空間を伝搬する予め定められた周波数の
交流磁界を検出し交流電圧を発生させる結合手段と、受
信した信号をデータに変換する信号変換手段と、変換さ
れたデータを格納し処理するためのマイクロプロセッサ
と、該マイクロプロセッサで生成したデータを変換し送
信する送信手段からなる非接触IC(Integrated Circu
its,集積回路)カードにおいて、 外部に設けられたドライブユニットからの電磁波を伝送
媒体として、その動作に必要な電力の受信と情報の授受
を実現する結合手段として第1コイルを有すると共に、
静電容量素子に並列接続され、ドライブユニットからの
電磁波によってのみ駆動され、かつ静電容量素子とのイ
ンピーダンス値が前記電磁波の周波数に共振するように
選択された第2コイルを有することを特徴とする非接触
ICカード。 - 【請求項2】 請求項1に記載の第1コイルの抵抗値が
0.01Ωから0.5Ωの範囲になるように形成されて
いることを特徴とする非接触ICカード。 - 【請求項3】 請求項1に記載の静電容量素子がカード
基材である誘電体膜を平行平板の2枚の導電体膜で挟み
込むことで形成されたことを特徴とする非接触ICカー
ド。 - 【請求項4】 請求項1に記載の非接触ICカードにお
いて、 前記第2コイルを、前記非接触ICカードの周縁に沿っ
て設けたことを特徴とする非接触ICカード。 - 【請求項5】 請求項1に記載の非接触ICカードにお
いて、 前記第2コイルの少なくとも1巻が、前記第1コイルと
密結合するように、前記第1コイルと同芯状に巻回され
ていることを特徴とする非接触ICカード。 - 【請求項6】 請求項1に記載の非接触ICカードにお
いて、 前記第1,第2コイルが、プリントコイルであることを
特徴とする非接触ICカード。 - 【請求項7】 請求項4に記載の非接触ICカードにお
いて、 前記第1,第2コイルは、誘電体膜上に形成されたプリ
ントコイルであって、前記誘電体膜を2枚の平行平板導
体薄膜で挟み込むことで前記静電容量素子を成し、該静
電容量素子を前記プリントコイルと一体に形成すること
を特徴とする非接触ICカード。 - 【請求項8】 請求項1に記載の非接触ICカードにお
いて、 前記第1,第2コイルが絶縁被膜を施された導線を複数
回巻いた巻線コイルで形成されることを特徴とする非接
触ICカード。 - 【請求項9】 非接触型伝達手段と共に接触型伝達手段
をも有し、該非接触型伝達手段および接触型伝達手段を
介して授受されるデータを処理するICモジュールを具
備する非接触ICカードであって、該非接触ICカード
の本体が複数の材料層からなる非接触ICカードにおい
て、 前記ICモジュールには、その表面に前記接触型伝達手
段が設置されると共に、その周縁部にフランジが設けら
れ、 前記複数の材料層は、 前記ICモジュールを収容する収容部が設けられた少な
くとも1つの材料層と、 前記ICモジュールに設置された接触型伝達手段を前記
非接触ICカードの表面に露出させるための開口部を有
する少なくとも1つの材料層とを有してなり、前記開口
部の周縁部によって、前記ICモジュールのフランジ
を、前記収容部を設けた材料層に固定することを特徴と
する非接触ICカード。
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