JPH1072271A - セメント成形雛型の製造方法 - Google Patents
セメント成形雛型の製造方法Info
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- JPH1072271A JPH1072271A JP22955496A JP22955496A JPH1072271A JP H1072271 A JPH1072271 A JP H1072271A JP 22955496 A JP22955496 A JP 22955496A JP 22955496 A JP22955496 A JP 22955496A JP H1072271 A JPH1072271 A JP H1072271A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】安価かつ簡単に頑丈な雛型を形成することがで
き、しかも色彩豊かな雛型を容易に作ること 【解決手段】本発明のセメント成形雛型の製造方法は、
成形型に、セメント及びブレーン値4000〜5000
の速硬性混和材からなるセメントスラリーを注入し、硬
化後、型から取り出し、ついでその表面に色彩を施すこ
とを特徴とするもので、成形型として、石膏型や予め粘
土の表面に雛型を圧入して得られた型が用いられる。セ
メントスラリーに消泡剤、ポリマーエマルジョンを加え
ることができ、更に成形型には、必要に応じて離型剤を
塗布することができる。図1の成形型1は、粘土からな
り、この表面に雛型2を圧入して凹部3aを形成する。
き、しかも色彩豊かな雛型を容易に作ること 【解決手段】本発明のセメント成形雛型の製造方法は、
成形型に、セメント及びブレーン値4000〜5000
の速硬性混和材からなるセメントスラリーを注入し、硬
化後、型から取り出し、ついでその表面に色彩を施すこ
とを特徴とするもので、成形型として、石膏型や予め粘
土の表面に雛型を圧入して得られた型が用いられる。セ
メントスラリーに消泡剤、ポリマーエマルジョンを加え
ることができ、更に成形型には、必要に応じて離型剤を
塗布することができる。図1の成形型1は、粘土からな
り、この表面に雛型2を圧入して凹部3aを形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セメント成形雛型
の製造方法に関するものであり、更に詳しくは本発明
は、安価かつ簡単に色彩豊かな雛型を作ることができる
セメント成形雛型の製造方法に関するものである。
の製造方法に関するものであり、更に詳しくは本発明
は、安価かつ簡単に色彩豊かな雛型を作ることができる
セメント成形雛型の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、セメントを原料として成形品を製
造することは知られている。また雛型の作製は、各種の
方法が知られているが、比較的小さなものが多く、例え
ば石膏型に石膏を注入して、硬化後、石膏型をこわして
中の雛型を取り出す方法、また石膏型に粘土を充填し、
粘土が乾燥した後、石膏型から、必要に応じて石膏型を
こわして取り出す方法、更には彫刻で雛型を作る方法等
がある。
造することは知られている。また雛型の作製は、各種の
方法が知られているが、比較的小さなものが多く、例え
ば石膏型に石膏を注入して、硬化後、石膏型をこわして
中の雛型を取り出す方法、また石膏型に粘土を充填し、
粘土が乾燥した後、石膏型から、必要に応じて石膏型を
こわして取り出す方法、更には彫刻で雛型を作る方法等
がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の方法は、雛型自体の硬さが十分でないため、型から雛
型を取り出す時に、雛型を傷つけることがあり、なかな
か簡単には形成することができないばかりでなく壊れや
すくまた原料としても必ずしも経済的ではないという問
題があった。更にセメントを原料として製造したセメン
ト成形品は、その製品自体が大きく、したがって、比較
的小さな雛型の如き成形の原料には、殆ど使用されてい
なかった。そこで、本発明が解決しようとする課題は、
安価かつ簡単に頑丈な雛型を形成することができ、しか
も色彩豊かな雛型を容易に作ることができるセメント成
形雛型の製造方法を提供することにある。
の方法は、雛型自体の硬さが十分でないため、型から雛
型を取り出す時に、雛型を傷つけることがあり、なかな
か簡単には形成することができないばかりでなく壊れや
すくまた原料としても必ずしも経済的ではないという問
題があった。更にセメントを原料として製造したセメン
ト成形品は、その製品自体が大きく、したがって、比較
的小さな雛型の如き成形の原料には、殆ど使用されてい
なかった。そこで、本発明が解決しようとする課題は、
安価かつ簡単に頑丈な雛型を形成することができ、しか
も色彩豊かな雛型を容易に作ることができるセメント成
形雛型の製造方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は、以
下の各発明によって達成される。 (1)成形型に、セメント及びブレーン値4000〜5
000の速硬性混和材からなるセメントスラリーを注入
し、硬化後、型から取り出し、ついでその表面に色彩を
施すことを特徴とするセメント成形雛型の製造方法。 (2)成形型として、石膏型を用いることを特徴とする
前記第1項に記載のセメント成形雛型の製造方法。 (3)成形型として、予め粘土の表面に雛型を圧入して
成形型を形成することを特徴とする前記第1項に記載の
セメント成形雛型の製造方法。 (4)セメントスラリーに消泡剤を加えることを特徴と
する前記第1項乃至第3項のいずれかに記載のセメント
成形雛型の製造方法。 (5)セメントスラリーにポリマーエマルジョンを加え
ることを特徴とする前記第1項乃至第4項のいずれかに
記載のセメント成形雛型の製造方法。 (6)成形型に離型剤を塗布することを特徴とする前記
第1項乃至第5項のいずれかに記載のセメント成形雛型
の製造方法。
下の各発明によって達成される。 (1)成形型に、セメント及びブレーン値4000〜5
000の速硬性混和材からなるセメントスラリーを注入
し、硬化後、型から取り出し、ついでその表面に色彩を
施すことを特徴とするセメント成形雛型の製造方法。 (2)成形型として、石膏型を用いることを特徴とする
前記第1項に記載のセメント成形雛型の製造方法。 (3)成形型として、予め粘土の表面に雛型を圧入して
成形型を形成することを特徴とする前記第1項に記載の
セメント成形雛型の製造方法。 (4)セメントスラリーに消泡剤を加えることを特徴と
する前記第1項乃至第3項のいずれかに記載のセメント
成形雛型の製造方法。 (5)セメントスラリーにポリマーエマルジョンを加え
ることを特徴とする前記第1項乃至第4項のいずれかに
記載のセメント成形雛型の製造方法。 (6)成形型に離型剤を塗布することを特徴とする前記
第1項乃至第5項のいずれかに記載のセメント成形雛型
の製造方法。
【0005】
【発明の実施の形態】以下に、さらに発明の実施の形態
を説明すると、セメント成形雛型の製造方法は、成形型
に、セメント及びブレーン値4000〜5000の速硬
性混和材からなるセメントスラリーを注入し、硬化後、
型から取り出し、ついでその表面に色彩を施すことを特
徴とするもので、これにより頑丈な雛型が簡単にかつ短
時間に得られ、また表面が滑らかなであるので、絵の具
等による色彩が簡単に施せる利点を有する。更に使用す
る原料が安価であるため経済的である。また本発明で
は、成形型として、石膏型を用いることにより複雑かつ
頑丈な雛型が簡単に得られる。
を説明すると、セメント成形雛型の製造方法は、成形型
に、セメント及びブレーン値4000〜5000の速硬
性混和材からなるセメントスラリーを注入し、硬化後、
型から取り出し、ついでその表面に色彩を施すことを特
徴とするもので、これにより頑丈な雛型が簡単にかつ短
時間に得られ、また表面が滑らかなであるので、絵の具
等による色彩が簡単に施せる利点を有する。更に使用す
る原料が安価であるため経済的である。また本発明で
は、成形型として、石膏型を用いることにより複雑かつ
頑丈な雛型が簡単に得られる。
【0006】また本発明は、成形型として、予め粘土の
表面に雛型を圧入して成形型を形成することにより、成
形型自体が簡単に形成することができるばかりでなく、
成形後の型抜きが、粘土の可撓性を利用して簡単にでき
るという優れた効果を奏するものである。更にセメント
スラリーに消泡剤を加えることによりスラリーの形成時
の泡の発生を防止することができ、その結果得られた雛
型の表面が気泡のない滑らかな面が得られ、絵の具等の
付着性が改善される。更にまたセメントスラリーにポリ
マーエマルジョンを加えることによりいっそう表面に滑
らかさを与えかつ絵の具等の色彩材料の付着し易くな
る。更にまた成形型に離型剤を塗布することにより型か
らの離型性を促進する。
表面に雛型を圧入して成形型を形成することにより、成
形型自体が簡単に形成することができるばかりでなく、
成形後の型抜きが、粘土の可撓性を利用して簡単にでき
るという優れた効果を奏するものである。更にセメント
スラリーに消泡剤を加えることによりスラリーの形成時
の泡の発生を防止することができ、その結果得られた雛
型の表面が気泡のない滑らかな面が得られ、絵の具等の
付着性が改善される。更にまたセメントスラリーにポリ
マーエマルジョンを加えることによりいっそう表面に滑
らかさを与えかつ絵の具等の色彩材料の付着し易くな
る。更にまた成形型に離型剤を塗布することにより型か
らの離型性を促進する。
【0007】本発明のセメント成形雛型の製造方法に用
いるための成形型としては、石膏又は粘土等が用いられ
る。石膏型を用いるときは、雛型から石膏型を形成す
る。この石膏型の形成方法は、この技術分野においては
周知であるので、本発明では、周知の石膏型の形成方法
で作られた石膏型を用いる。また石膏型として粘土を用
いる時は、粘土としては、特に限定されるものではない
が、紙粘土、油粘土等の如く粘土として市販されている
ものでよい。粘土は、予め型を作る形状、例えば立方
体、直方体の如き形を造り(又は箱等に粘土を入れても
よい)、この表面に雛型を圧入して粘土でできた成形型
を作り、更にこの型にセメントスラリーを注入し、硬化
した後、この成形型を伸ばして雛型を取り出す。このよ
うにして得られた雛型は、その表面がつるつるした滑ら
かな面が得られるので、絵の具(特に水性のものがよ
い)等で着色することにより自由な色彩を描くことがで
きる。成形型として粘土を用いる場合には、なんども再
生使用することができる利点がある。
いるための成形型としては、石膏又は粘土等が用いられ
る。石膏型を用いるときは、雛型から石膏型を形成す
る。この石膏型の形成方法は、この技術分野においては
周知であるので、本発明では、周知の石膏型の形成方法
で作られた石膏型を用いる。また石膏型として粘土を用
いる時は、粘土としては、特に限定されるものではない
が、紙粘土、油粘土等の如く粘土として市販されている
ものでよい。粘土は、予め型を作る形状、例えば立方
体、直方体の如き形を造り(又は箱等に粘土を入れても
よい)、この表面に雛型を圧入して粘土でできた成形型
を作り、更にこの型にセメントスラリーを注入し、硬化
した後、この成形型を伸ばして雛型を取り出す。このよ
うにして得られた雛型は、その表面がつるつるした滑ら
かな面が得られるので、絵の具(特に水性のものがよ
い)等で着色することにより自由な色彩を描くことがで
きる。成形型として粘土を用いる場合には、なんども再
生使用することができる利点がある。
【0008】本発明の製造方法に用いられる雛型用原料
としては、セメント及び速硬性混和材、更に必要に応じ
て凝結調節剤(例えば、オルトカルボン酸塩及び炭酸ナ
トリウム等)が用いられ、セメントとしては、普通のポ
ルトランドセメント、白色セメント等、特に限定される
ものではないが、色彩を施す点を考慮すると白色セメン
トが好ましい。また速硬性混和材としては、急硬性鉱物
であるカルシウムアルミネートと硫酸カルシウムを主体
とした粉末が用いられ、特に本発明では速硬性混和材の
ブレーン値が4000〜5000のものが特に好まし
い。これにより通常より早く固まり5分〜10分で硬化
する。更に凝結調節剤を適宜加えることにより硬化時間
を任意に調節することができる。本発明においてセメン
トと速硬性混和材との混合比率は、セメント100重量
部に対して速硬性混和材5重量部〜50重量部であり、
更に水は、セメント100重量部に対して20重量部〜
50重量部である。本発明では、このセメント及び速硬
性混和材を主成分とした雛型原料をキュウメント(三菱
マテリアル株式会社製)という商品名で市販しており、
本発明ではこれを好ましく用いるものである。
としては、セメント及び速硬性混和材、更に必要に応じ
て凝結調節剤(例えば、オルトカルボン酸塩及び炭酸ナ
トリウム等)が用いられ、セメントとしては、普通のポ
ルトランドセメント、白色セメント等、特に限定される
ものではないが、色彩を施す点を考慮すると白色セメン
トが好ましい。また速硬性混和材としては、急硬性鉱物
であるカルシウムアルミネートと硫酸カルシウムを主体
とした粉末が用いられ、特に本発明では速硬性混和材の
ブレーン値が4000〜5000のものが特に好まし
い。これにより通常より早く固まり5分〜10分で硬化
する。更に凝結調節剤を適宜加えることにより硬化時間
を任意に調節することができる。本発明においてセメン
トと速硬性混和材との混合比率は、セメント100重量
部に対して速硬性混和材5重量部〜50重量部であり、
更に水は、セメント100重量部に対して20重量部〜
50重量部である。本発明では、このセメント及び速硬
性混和材を主成分とした雛型原料をキュウメント(三菱
マテリアル株式会社製)という商品名で市販しており、
本発明ではこれを好ましく用いるものである。
【0009】また本発明の製造方法では、セメント及び
速硬性混和材を水で混練してセメントスラリーを形成す
るが、このセメントスラリーには、消泡剤やセメント用
ポリマーを添加するこができる。消泡剤としては、この
技術分野で周知のものでよく、例えば、高級アルコール
系、シリコーンオイル系の消泡剤等が挙げられる。また
セメント用ポリマーとしては、アクリル樹脂エマルジョ
ン、エチレン−酢酸ビニル、スチレン−ブタジエンゴム
等が挙げられる。更に離型剤としては、シリコーンオイ
ル等が用いられる。本発明において、得られ雛型の表面
に、塗料、顔料、ラッカー等を用いて色彩を施すことが
でき、この塗料としては、油性又は水性のいずれのもの
でもよい。身近にあるものとしては、水彩用絵の具、ラ
ッカー等の如く被覆乃至描いた後早く乾燥してべたつか
ないものが好ましく用いられる。
速硬性混和材を水で混練してセメントスラリーを形成す
るが、このセメントスラリーには、消泡剤やセメント用
ポリマーを添加するこができる。消泡剤としては、この
技術分野で周知のものでよく、例えば、高級アルコール
系、シリコーンオイル系の消泡剤等が挙げられる。また
セメント用ポリマーとしては、アクリル樹脂エマルジョ
ン、エチレン−酢酸ビニル、スチレン−ブタジエンゴム
等が挙げられる。更に離型剤としては、シリコーンオイ
ル等が用いられる。本発明において、得られ雛型の表面
に、塗料、顔料、ラッカー等を用いて色彩を施すことが
でき、この塗料としては、油性又は水性のいずれのもの
でもよい。身近にあるものとしては、水彩用絵の具、ラ
ッカー等の如く被覆乃至描いた後早く乾燥してべたつか
ないものが好ましく用いられる。
【0010】本発明のセメント成形雛型の製造方法の基
本的な事例を説明すると、図4に示される如きトンボの
雛型を用いて、その成形物を形成する。粘土細工用の粘
土を用意し、この粘土で厚みのある正方形の形をつく
り、この表面にトンボの雛型を押しつけて適宜の深さの
トンボ形状の凹部を作ることによって粘土による成形型
を作る。一方、ポルトランドセメントに混和材を添加
し、更に水を加えて混合し、セメントスラリーを形成す
る。得られたセメントスラリーを前記の成形型の凹部に
一杯になるまで注入し、そのまま放置して硬化する。こ
の硬化には5分〜10分かかる。ついで硬化物を粘土の
成形型から取り出す。成形型が粘土であるため粘土を伸
ばして硬化物を取り出せる点で、その取り出しが簡単か
つ容易である。得られた表面は滑らかでかつ絵の具等の
付着性に優れている。所望の色を自由に塗り色彩鮮やか
なトンボができあがる。なお、立体像それ自体を形成す
る場合には、立体像の中心面を堺にして半分ずつ作りこ
れらを合わせることにより簡単かつ容易に製造すること
ができる。
本的な事例を説明すると、図4に示される如きトンボの
雛型を用いて、その成形物を形成する。粘土細工用の粘
土を用意し、この粘土で厚みのある正方形の形をつく
り、この表面にトンボの雛型を押しつけて適宜の深さの
トンボ形状の凹部を作ることによって粘土による成形型
を作る。一方、ポルトランドセメントに混和材を添加
し、更に水を加えて混合し、セメントスラリーを形成す
る。得られたセメントスラリーを前記の成形型の凹部に
一杯になるまで注入し、そのまま放置して硬化する。こ
の硬化には5分〜10分かかる。ついで硬化物を粘土の
成形型から取り出す。成形型が粘土であるため粘土を伸
ばして硬化物を取り出せる点で、その取り出しが簡単か
つ容易である。得られた表面は滑らかでかつ絵の具等の
付着性に優れている。所望の色を自由に塗り色彩鮮やか
なトンボができあがる。なお、立体像それ自体を形成す
る場合には、立体像の中心面を堺にして半分ずつ作りこ
れらを合わせることにより簡単かつ容易に製造すること
ができる。
【0011】本発明のセメント成形雛型の製造方法は、
これを利用して各種の用途に使用される雛型を製造する
ことができ、小中学生の教材用、子供の玩具用、美術工
芸用、実験試験用等が挙げられる。
これを利用して各種の用途に使用される雛型を製造する
ことができ、小中学生の教材用、子供の玩具用、美術工
芸用、実験試験用等が挙げられる。
【0012】(作用)本発明のセメント成形雛型の製造
方法では、成形材料がセメントに微粒子の混和材を加え
ることにより急硬性を持たせているので、型に流し込ん
だ後、5分〜10分という早い時間に硬化すると共に得
られた表面が非常に滑らかな面となる。また型として粘
土を用いた場合には、その場で簡単に成形型をつくるこ
とができ、得られた成形硬化物の取り出しが型が粘土で
あるため伸ばして取り出すことができ、取り出しが簡単
かつ容易である。したがって、短時間に所望の雛型を作
ることができる。また消泡剤を加えることによりセメン
トスラリーの製造中泡の生成が少ないものが得られる。
またポリマーエマルジョンを加えることにより塗料等の
付着性が改善される。更に成形時に型に離型剤を塗布す
ることにより雛型の離型性が良い。
方法では、成形材料がセメントに微粒子の混和材を加え
ることにより急硬性を持たせているので、型に流し込ん
だ後、5分〜10分という早い時間に硬化すると共に得
られた表面が非常に滑らかな面となる。また型として粘
土を用いた場合には、その場で簡単に成形型をつくるこ
とができ、得られた成形硬化物の取り出しが型が粘土で
あるため伸ばして取り出すことができ、取り出しが簡単
かつ容易である。したがって、短時間に所望の雛型を作
ることができる。また消泡剤を加えることによりセメン
トスラリーの製造中泡の生成が少ないものが得られる。
またポリマーエマルジョンを加えることにより塗料等の
付着性が改善される。更に成形時に型に離型剤を塗布す
ることにより雛型の離型性が良い。
【0013】
【実施例】発明の実施の形態を更に詳しく実施例を挙げ
て説明するが、本発明は、これに限定されるものではな
い。
て説明するが、本発明は、これに限定されるものではな
い。
【0014】〔実施例1〕図1は、成形型に厚みのある
三角形の雛型を圧入するところを示す斜視図である。図
2は、圧入して得られた粘土の成形型にセメントスラリ
ーを注入するとこを示す斜視図である。図3は、図2の
型から取り出した成形雛型を示す斜視図である。図4
は、三角形の雛型に代えて用いるトンボの雛型を用いて
得られたトンボの成形物の一例を示した斜視図である。
図1乃至図3において、粘土の成形型1は、粘土細工用
の粘土を用意し、この粘土を用いて厚み5cm、一辺が
10cmの正方形の型部材1を作り、この表面に厚み
1.5cm、一辺が5cmの三角形の雛型2を3aで示
される位置に圧入し、深さ1cmに到達したところで、
該雛型2を除去し、三角形の雛型2の凹部3bを有する
成形型11を形成した(図2参照)。
三角形の雛型を圧入するところを示す斜視図である。図
2は、圧入して得られた粘土の成形型にセメントスラリ
ーを注入するとこを示す斜視図である。図3は、図2の
型から取り出した成形雛型を示す斜視図である。図4
は、三角形の雛型に代えて用いるトンボの雛型を用いて
得られたトンボの成形物の一例を示した斜視図である。
図1乃至図3において、粘土の成形型1は、粘土細工用
の粘土を用意し、この粘土を用いて厚み5cm、一辺が
10cmの正方形の型部材1を作り、この表面に厚み
1.5cm、一辺が5cmの三角形の雛型2を3aで示
される位置に圧入し、深さ1cmに到達したところで、
該雛型2を除去し、三角形の雛型2の凹部3bを有する
成形型11を形成した(図2参照)。
【0015】一方、セメントスラリー4は、Qメント
(商品名、セメントとカルシウムアルミネートと硫酸カ
ルシウムを主成分とした混和材及び凝結調節剤から構成
される製品、三菱マテリアル株式会社製)100重量部
及び水30重量部を混合してスラリー状としてセメント
スラリー4を製造した。ついで、図2に示される如く、
粘土の成形型11にセメントスラリー4を注入し凹部3
bが一杯になるまで充填した。その後、8分そのままに
放置すると、セメントスラリー4は硬化したので、粘土
の成形型を伸ばして中身の硬化物6を取り出した(図3
参照)。硬化物6である三角形の雛型6の表面に水彩用
絵の具で着色した。絵の具の付着がよく、塗布された表
面は塗布ムラがなく、綺麗に塗られた。
(商品名、セメントとカルシウムアルミネートと硫酸カ
ルシウムを主成分とした混和材及び凝結調節剤から構成
される製品、三菱マテリアル株式会社製)100重量部
及び水30重量部を混合してスラリー状としてセメント
スラリー4を製造した。ついで、図2に示される如く、
粘土の成形型11にセメントスラリー4を注入し凹部3
bが一杯になるまで充填した。その後、8分そのままに
放置すると、セメントスラリー4は硬化したので、粘土
の成形型を伸ばして中身の硬化物6を取り出した(図3
参照)。硬化物6である三角形の雛型6の表面に水彩用
絵の具で着色した。絵の具の付着がよく、塗布された表
面は塗布ムラがなく、綺麗に塗られた。
【0016】〔実施例2〕実施例1に記載のセメントス
ラリー4に消泡剤として、商品名、(株)エヌエムビー
製、ポゾリスNo.404を0.2重量部添加した以外
は、実施例1と同様にして雛型を形成した。雛型の表面
は、気泡がなく滑らかで綺麗であった。これに絵の具で
着色したところ、ムラなく塗ることができた。
ラリー4に消泡剤として、商品名、(株)エヌエムビー
製、ポゾリスNo.404を0.2重量部添加した以外
は、実施例1と同様にして雛型を形成した。雛型の表面
は、気泡がなく滑らかで綺麗であった。これに絵の具で
着色したところ、ムラなく塗ることができた。
【0017】〔実施例3〕実施例1に記載のセメントス
ラリー4にアクリル樹脂エマルジョンを12重量部添加
した以外は、実施例1と同様にして雛型を形成した。雛
型の表面は、つるつるしておりラッカーの塗りがよかっ
た。
ラリー4にアクリル樹脂エマルジョンを12重量部添加
した以外は、実施例1と同様にして雛型を形成した。雛
型の表面は、つるつるしておりラッカーの塗りがよかっ
た。
【0018】〔実施例4〕実施例1に記載の雛型とし
て、三角形状の雛型にかえ、図4に示される複雑な形状
をしたトンボの雛型を用い、実施例1の圧入を行い、得
られた成形型に離型剤(シリコーンオイル)を塗布した
後、実施例1と同様にしてトンボの雛型10を形成し
た。得られた雛型10は、どこも欠けることなく簡単か
つ容易に得られた。更に絵の具により着色したところム
ラなく着色することができた。図4において、得られた
トンボの雛型10は、符号7は凹部であり、黒く着色し
た。また符号8は8aが凸部からなり銀色に着色し、8
bは目の部分であり、青色に着色し、黒い目を入れた。
更に8cは胴体及び尾の部分に形成された凸部であり橙
々色に着色されている。このように得られた雛型は自由
な色にどんな絵の具でも使用することできる。このよう
に複雑な形状を有する立体像でも簡単かつ容易に製作で
きる。 〔実施例5〕実施例1に記載の成形型として、石膏型を
用いる以外は、実施例1と同様にして雛型を形成した。
雛型の取り出しは石膏型を壊して取り出した。得られた
雛型の表面は、絵の具の付着がよく、塗布された表面は
塗布ムラがなく、綺麗に塗られた。
て、三角形状の雛型にかえ、図4に示される複雑な形状
をしたトンボの雛型を用い、実施例1の圧入を行い、得
られた成形型に離型剤(シリコーンオイル)を塗布した
後、実施例1と同様にしてトンボの雛型10を形成し
た。得られた雛型10は、どこも欠けることなく簡単か
つ容易に得られた。更に絵の具により着色したところム
ラなく着色することができた。図4において、得られた
トンボの雛型10は、符号7は凹部であり、黒く着色し
た。また符号8は8aが凸部からなり銀色に着色し、8
bは目の部分であり、青色に着色し、黒い目を入れた。
更に8cは胴体及び尾の部分に形成された凸部であり橙
々色に着色されている。このように得られた雛型は自由
な色にどんな絵の具でも使用することできる。このよう
に複雑な形状を有する立体像でも簡単かつ容易に製作で
きる。 〔実施例5〕実施例1に記載の成形型として、石膏型を
用いる以外は、実施例1と同様にして雛型を形成した。
雛型の取り出しは石膏型を壊して取り出した。得られた
雛型の表面は、絵の具の付着がよく、塗布された表面は
塗布ムラがなく、綺麗に塗られた。
【0019】
【発明の効果】本発明のセメント成形雛型の製造方法に
よれば、頑丈な雛型が簡単にかつ短時間に得られ、また
表面が滑らかなであるので、絵の具等による色彩が簡単
に施せる利点を有する。更に使用する原料が安価である
ため経済的である。また本発明では、成形型として、石
膏型を用いることにより複雑かつ頑丈な雛型が簡単に得
られる。
よれば、頑丈な雛型が簡単にかつ短時間に得られ、また
表面が滑らかなであるので、絵の具等による色彩が簡単
に施せる利点を有する。更に使用する原料が安価である
ため経済的である。また本発明では、成形型として、石
膏型を用いることにより複雑かつ頑丈な雛型が簡単に得
られる。
【0020】また本発明の方法では、成形型として、予
め粘土の表面に雛型を圧入して成形型を形成することに
より、成形型自体が簡単に形成することができるばかり
でなく、成形後の型抜きが、粘土の可撓性を利用して簡
単にできるという優れた効果を奏するものである。更に
セメントスラリーに消泡剤を加えることによりスラリー
の形成時の泡の発生を防止することができ、その結果得
られた雛型の表面が気泡のない滑らかな面が得られ、絵
の具等の付着性が改善される。更にまたセメントスラリ
ーにポリマーエマルジョンを加えることによりいっそう
表面に滑らかさを与えかつ絵の具等の色彩材料の付着し
易くなる。更にまた成形型に離型剤を塗布することによ
り型からの離型性を促進する。
め粘土の表面に雛型を圧入して成形型を形成することに
より、成形型自体が簡単に形成することができるばかり
でなく、成形後の型抜きが、粘土の可撓性を利用して簡
単にできるという優れた効果を奏するものである。更に
セメントスラリーに消泡剤を加えることによりスラリー
の形成時の泡の発生を防止することができ、その結果得
られた雛型の表面が気泡のない滑らかな面が得られ、絵
の具等の付着性が改善される。更にまたセメントスラリ
ーにポリマーエマルジョンを加えることによりいっそう
表面に滑らかさを与えかつ絵の具等の色彩材料の付着し
易くなる。更にまた成形型に離型剤を塗布することによ
り型からの離型性を促進する。
【図1】本発明の製造方法に用いる成形型部材に雛型を
圧入するところを示す斜視図である。
圧入するところを示す斜視図である。
【図2】本発明の製造方法に用いる成形型を示す斜視図
である。
である。
【図3】本発明の製造方法で得られた雛型を示す斜視図
である。
である。
【図4】本発明の製造方法で得られた複雑な雛型を示す
斜視図である。
斜視図である。
1 成形型部材 2 雛型 3a 成形型部材の表面に圧入する位置 3b 成形型凹部 4 セメントスラリー 5 杓 6 成形物 7 凹部 8a、8b、8c 凸部 10 成形されたトンボの雛型 11 成形型
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C04B 28/02 C04B 28/02 //(C04B 28/02 22:14 22:08) 103:14 111:20 (72)発明者 佐藤 猛 宮城県仙台市太白区郡山二丁目15番1号 三菱マテリアル株式会社セメント研究所コ ンクリートセンター内
Claims (6)
- 【請求項1】成形型に、セメント及びブレーン値400
0〜5000の速硬性混和材からなるセメントスラリー
を注入し、硬化後、型から取り出し、ついでその表面に
色彩を施すことを特徴とするセメント成形雛型の製造方
法。 - 【請求項2】成形型として、石膏型を用いることを特徴
とする請求項1に記載のセメント成形雛型の製造方法。 - 【請求項3】成形型として、予め粘土の表面に雛型を圧
入して成形型を形成することを特徴とする請求項1に記
載のセメント成形雛型の製造方法。 - 【請求項4】セメントスラリーに消泡剤を加えることを
特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のセ
メント成形雛型の製造方法。 - 【請求項5】セメントスラリーにポリマーエマルジョン
を加えることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいず
れかに記載のセメント成形雛型の製造方法。 - 【請求項6】成形型に離型剤を塗布することを特徴とす
る請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のセメント成
形雛型の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22955496A JPH1072271A (ja) | 1996-08-30 | 1996-08-30 | セメント成形雛型の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22955496A JPH1072271A (ja) | 1996-08-30 | 1996-08-30 | セメント成形雛型の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1072271A true JPH1072271A (ja) | 1998-03-17 |
Family
ID=16893994
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22955496A Withdrawn JPH1072271A (ja) | 1996-08-30 | 1996-08-30 | セメント成形雛型の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1072271A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100403979B1 (ko) * | 2000-12-29 | 2003-10-30 | (주)한석엔지니어링 | 초속경 라텍스 개질 콘크리트 조성물의 제조방법 |
| US6867254B2 (en) | 2001-09-04 | 2005-03-15 | W.R. Grace & Co., - Conn. | Two-phase compositions |
| JP2017052289A (ja) * | 2011-11-01 | 2017-03-16 | ローボロー・ユニヴァーシティー | セメント系材料の搬送方法及び搬送装置 |
-
1996
- 1996-08-30 JP JP22955496A patent/JPH1072271A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100403979B1 (ko) * | 2000-12-29 | 2003-10-30 | (주)한석엔지니어링 | 초속경 라텍스 개질 콘크리트 조성물의 제조방법 |
| US6867254B2 (en) | 2001-09-04 | 2005-03-15 | W.R. Grace & Co., - Conn. | Two-phase compositions |
| US7381768B2 (en) | 2001-09-04 | 2008-06-03 | W.R. Grace & Co. -Conn. | Two-phase compositions |
| JP2017052289A (ja) * | 2011-11-01 | 2017-03-16 | ローボロー・ユニヴァーシティー | セメント系材料の搬送方法及び搬送装置 |
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|---|---|---|---|
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