JPH1076769A - 複写伝票 - Google Patents

複写伝票

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JPH1076769A
JPH1076769A JP8232815A JP23281596A JPH1076769A JP H1076769 A JPH1076769 A JP H1076769A JP 8232815 A JP8232815 A JP 8232815A JP 23281596 A JP23281596 A JP 23281596A JP H1076769 A JPH1076769 A JP H1076769A
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Mikihiko Sakakibara
幹彦 榊原
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複写伝票において不正な情報の複写を牽制す
る。 【解決手段】 複写伝票20は、伝票21とその下側に
重ねられた伝票22とを有し、伝票21に記録された情
報が選択的に伝票22に複写されるものである。複写伝
票20は、伝票22の上面側と伝票21の下面側の所定
領域に設けられ、発色剤と顕色剤とを有し、伝票21の
上面に記録された情報を伝票22の上面及び伝票21の
下面に複写させる情報複写層21a,22aを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数枚の伝票が
重ねられ、上側の伝票に記録した情報が選択的にその下
側の伝票に複写される複写伝票に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、入金票と領収書とを有する複
写伝票が広く使用されている。ここで、入金票と領収書
とで異なる金額を記入するという不正行為が行われる場
合があった。例えば、入金票には真の金額を記入する
が、客に渡す領収書には、実際の金額より多い金額を記
入し、その差額を不正に受け取ることが行われた経緯が
ある。かかる不正行為を防止するためのものとして、以
下の複写伝票が知られている。
【0003】図3は、従来の複写伝票の一例を分解して
示す断面図である。複写伝票10は、記入者控え票11
と、領収書12と、入金連絡票13とが重ねられたもの
である。記入者控え票11上に情報が記録されると、そ
の情報が選択的にその下側の領収書12及び入金連絡票
13に複写される。記入者控え票11の下面(裏面)側
には、発色剤層11aが設けられている。発色剤層11
aは、外径が数μm程度の大きさのマイクロカプセル中
にロイコ染料等の発色色素を封入した発色カプセルを含
有した層である。マイクロカプセル中に発色色素を封入
する方法としては、コアセルベーション法や、界面重合
法等があげられる。
【0004】また、領収書12の上面側には、顕色剤層
12aが設けられている。顕色剤層12aは、発色剤層
11aの発色色素と反応することにより、発色する層で
ある。さらに、領収書12の下面側には、発色剤層12
bが設けられている。また、入金連絡票13の上面側に
は、発色剤層12bと反応して発色する顕色剤層13a
が設けられている。ここで、発色剤層12bと顕色剤層
13aとが反応して発色する色彩は、発色剤層11aと
顕色剤層12aとが反応して発色する色彩と異なる色彩
である。
【0005】記入者控え票11に、金額その他の情報が
記録されると、その印字圧又は筆圧により、発色剤層1
1aのマイクロカプセルが破砕され、顕色剤層12aと
反応して発色する。これにより、領収書12上には、情
報が複写される。さらに、この印字圧又は筆圧により、
発色剤層12bのマイクロカプセルが破砕され、顕色剤
層13aと反応して発色する。これにより、入金連絡票
13上には、情報が複写される。そして、領収書12上
に複写された情報と、入金連絡票13上に複写された情
報との色彩が異なる。
【0006】従って、例えば2枚目の領収書12を抜き
取って情報を複写した場合には、記入者控え票11の発
色剤層11aと入金連絡票13の顕色剤層13aとによ
って入金連絡票13上に情報が複写されることとなるの
で、本来の色彩とは異なる色彩で情報が複写されること
となる。よって、入金連絡票13に複写された情報の色
彩を見れば、複写伝票10の不正使用を一目で確認する
ことができるとともに、領収書12の偽造を牽制するこ
とができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の従来の
複写伝票10では、領収書12が偽造されてしまう場合
があった。すなわち、使用する複写伝票10の領収書1
2を抜き出して、この領収書12に実際の金額と異なる
金額を記入する。そして、使用する複写伝票10の記入
者控え票11と入金連絡票13との間に、別の複写伝票
10から抜き取った領収書12を挟んで複写すれば、本
来の色彩で入金連絡票13に金額を複写することができ
る、という問題があった。本発明の課題は、複写伝票に
おいて不正な情報の複写を牽制することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、請求項1の発明は、第1の伝票とその下側に重ね
られた第2の伝票とを有し、前記第1の伝票に記録され
た情報が選択的に前記第2の伝票に複写される複写伝票
において、前記第2の伝票の上面側又は前記第1の伝票
の下面側の少なくとも一方の所定領域に設けられ、発色
剤と顕色剤とを有し、前記第1の伝票の上面に記録され
た情報を前記第2の伝票の上面及び前記第1の伝票の下
面に複写させる情報複写層を備えることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の複写伝票におい
て、前記情報複写層は、一方の面側に設けられ、発色剤
と顕色剤とを有する第1の層と、他方の面側に設けら
れ、発色剤を有する第2の層とを備えることを特徴とす
る。請求項3の発明は、請求項2に記載の複写伝票にお
いて、前記第1の層の発色剤と前記第2の層の発色剤と
は、異なる発色色素を有することを特徴とする。
【0009】請求項4の発明は、請求項1〜請求項3の
いずれか1項に記載の複写伝票において、前記第2の伝
票の下面側であって前記情報複写層が設けられた領域と
厚み方向において重なる領域に設けられ、発色剤を有し
ており、前記第1の伝票の上面に記録された情報を、前
記情報複写層により前記第2の伝票の上面に複写される
情報の色彩と異なる色彩で、その下側の部材に複写させ
る第2の情報複写層を備えることを特徴とする。請求項
5の発明は、請求項4に記載の複写伝票において、前記
第2の伝票の下側に配置され、前記第1の伝票の上面に
記録された情報が前記第2の情報複写層により複写され
る第3の伝票を備えることを特徴とする。
【0010】請求項6の発明は、請求項1〜請求項3の
いずれか1項に記載の複写伝票において、前記第2の伝
票の下側に配置された第3の伝票と、前記第2の伝票の
下面側であって前記情報複写層が設けられた領域と厚み
方向において重なる領域又はその領域と対向する前記第
3の伝票の上面側の少なくとも一方に設けられ、発色剤
と顕色剤とを有し、前記第1の伝票の上面に記録された
情報を、前記情報複写層により前記第2の伝票の上面に
複写される情報の色彩と異なる色彩で、前記第3の伝票
の上面に複写させる第2の情報複写層とを備えることを
特徴とする。請求項7の発明は、請求項1〜請求項6の
いずれか1項に記載の複写伝票において、前記情報複写
層は、前記第1の伝票及び前記第2の伝票の金額の記入
欄の領域と厚み方向において重なる領域に設けられてい
ることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面等を参照して、本発明
の一実施形態について説明する。図1は、本発明による
複写伝票の一実施形態を分解して示す断面図である。図
1において、複写伝票20は、従来例と同様に、記入者
控え票21と、領収書22と、入金連絡票23とを有し
ている。記入者控え票21の下面(裏面)側には、発色
剤層21aが設けられている。発色剤層21aは、図3
で示した発色剤層11aと同様のものである。特に、こ
の実施形態では、発色剤層21aは、黄色の発色色素を
有するものである。
【0012】領収書22の上面側には、自己発色層22
aが設けられている。自己発色層22aは、発色剤と顕
色剤との双方を有するものであり、印字圧や筆圧等が作
用すると、それ自体で発色可能な層である。この実施形
態での自己発色層22aは、発色剤を含有する層と顕色
剤を含有する層とが積層された層である。自己発色層2
2aにおいては、発色剤と顕色剤との双方が、上述した
マイクロカプセルに封入されている。そして、発色剤と
顕色剤とは、液状体であり、軟質のワックス系材料を含
むものである。特に、この実施形態での自己発色層22
aの発色剤は、青色の発色色素を有するものである。
【0013】一方、領収書22の下面側には、発色剤層
22bが設けられている。また、入金連絡票23の上面
側には、発色剤層22bと反応して発色する顕色剤層2
3aが設けられている。ここで、発色剤層22bに含有
された発色色素は、自己発色層22aに含有された発色
色素(青色)と異なるものである。
【0014】記入者控え票21に、金額その他の情報が
記録されると、その印字圧又は筆圧により、発色剤層2
1aの発色剤のマイクロカプセル、及び自己発色層22
aの発色剤及び顕色剤のマイクロカプセルが破砕され
る。これにより、領収書22上には、主として自己発色
層22aの発色剤と顕色剤とが反応して発色し、青みの
強い緑色(黄色と青色との混合色)で情報が複写され
る。
【0015】また、記入者控え票21の裏面上には、主
として発色剤層21aの発色剤と自己発色層22aの顕
色剤とが反応して発色し、黄色みの強い緑色で情報が複
写される。これは、自己発色層22aの顕色剤がワック
ス系材料を含む液状体であるので、反対面側に転移しや
すくなっているためである。なお、記入者控え票21の
裏面においては、情報は、鏡像となる。図2は、このと
きの領収書22の上面に複写された情報(図中(a))
と、記入者控え票21の裏面に複写された情報(図中
(b))とを示す図である。さらに、上記印字圧又は筆
圧により、発色剤層22bのマイクロカプセルが破砕さ
れ、顕色剤層23aと反応して発色する。これにより、
入金連絡票23上には、情報が複写される。ここで、入
金連絡票23上に複写された情報の色彩は、領収書22
上に複写された情報の色彩と異なる。
【0016】従って、例えば2枚目の領収書22を抜き
取って情報を複写した場合には、記入者控え票21の発
色剤層21aと入金連絡票23の顕色剤層23aとによ
って入金連絡票23上に情報が複写されることとなるの
で、本来の色彩とは異なる色彩で入金連絡票23上に情
報が複写されることとなる。よって、複写伝票20の不
正使用を一目で確認することができるとともに、領収書
の偽造を牽制することができる。また、領収書22を抜
き取って情報を複写した場合には、記入者控え票21の
裏面側には情報は複写されない。従って、記入者控え票
21の裏面側を見ることでも、複写伝票20の不正の有
無を判別することができる。
【0017】以上、本発明の一実施形態について説明し
たが、本発明は、上述した実施形態に限定されることな
く、均等の範囲内で例えば以下のような種々の変形が可
能である。 (1)記入者控え票21の裏面側に設けた発色剤層21
aは、必ずしも設ける必要はない。領収書22側に自己
発色層22aを設ければ、記入者控え票21の裏面側に
情報を複写させることは可能である。ただし、このとき
は、記入者控え票21の裏面側に複写される情報と、領
収書22の上面側に複写される情報とは、同一の色彩に
なる。 (2)領収書22の上面側の自己発色層22aは、略全
面に形成しても良いが、例えば金額記入欄の領域にのみ
グラビア印刷等によってパターン状に形成しても良い。
このようにすれば、さらに不正行為が困難となる。
【0018】(3)領収書22の下面側には発色剤層2
2bを形成せずに、入金連絡票23の上面側に発色剤と
顕色剤とを有する自己発色層を設けても、同様の効果が
得られる。 (4)実施形態での自己発色層22aは、発色剤を含有
する層と顕色剤を含有する層とが積層された層を示した
が、これに限らず、発色剤と顕色剤とを混合した1層型
のものでも良い。
【0019】
【発明の効果】請求項1,2の発明によれば、第2の伝
票に情報が複写されるときに第1の伝票の裏面側に情報
が複写されるようにしたので、第1の伝票の裏面を見る
ことにより複写伝票の不正使用の有無を一目で判別する
ことができる。また、第2の伝票の偽造を牽制すること
ができる。請求項3の発明によれば、第2の伝票の上面
側と第1の伝票の裏面側とに異なる色彩で情報が複写さ
れるので、第2の伝票の偽造をより効果的に牽制するこ
とができる。
【0020】請求項4,5,6の発明によれば、第2の
伝票に複写される色彩と異なる色彩でその下側の部材,
第3の伝票に複写されるので、第2の伝票を抜き取って
その下側の部材,第3の伝票に情報を複写することがで
きなくなり、第2の伝票の偽造をより効果的に牽制する
ことができる。請求項7の発明によれば、第1,第2の
伝票の金額の記入欄の領域に情報複写層が設けられてい
るので、第2の伝票が領収書等である場合の偽造を牽制
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による複写伝票の一実施形態を分解して
示す断面図である。
【図2】領収書22の上面に複写された情報と、記入者
控え票21の裏面に複写された情報とを示す図である。
【図3】従来の複写伝票の一例を分解して示す断面図で
ある。
【符号の説明】
20 複写伝票 21 記入者控え票 21a 発色剤層 22 領収書 22a 自己発色層 22b 発色剤層 23 入金連絡票 23a 顕色剤層

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の伝票とその下側に重ねられた第2
    の伝票とを有し、前記第1の伝票に記録された情報が選
    択的に前記第2の伝票に複写される複写伝票において、 前記第2の伝票の上面側又は前記第1の伝票の下面側の
    少なくとも一方の所定領域に設けられ、発色剤と顕色剤
    とを有し、前記第1の伝票の上面に記録された情報を前
    記第2の伝票の上面及び前記第1の伝票の下面に複写さ
    せる情報複写層を備えることを特徴とする複写伝票。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の複写伝票において、 前記情報複写層は、 一方の面側に設けられ、発色剤と顕色剤とを有する第1
    の層と、 他方の面側に設けられ、発色剤を有する第2の層とを備
    えることを特徴とする複写伝票。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の複写伝票において、 前記第1の層の発色剤と前記第2の層の発色剤とは、異
    なる発色色素を有することを特徴とする複写伝票。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記
    載の複写伝票において、 前記第2の伝票の下面側であって前記情報複写層が設け
    られた領域と厚み方向において重なる領域に設けられ、
    発色剤を有しており、前記第1の伝票の上面に記録され
    た情報を、前記情報複写層により前記第2の伝票の上面
    に複写される情報の色彩と異なる色彩で、その下側の部
    材に複写させる第2の情報複写層を備えることを特徴と
    する複写伝票。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の複写伝票において、 前記第2の伝票の下側に配置され、前記第1の伝票の上
    面に記録された情報が前記第2の情報複写層により複写
    される第3の伝票を備えることを特徴とする複写伝票。
  6. 【請求項6】 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記
    載の複写伝票において、 前記第2の伝票の下側に配置された第3の伝票と、 前記第2の伝票の下面側であって前記情報複写層が設け
    られた領域と厚み方向において重なる領域又はその領域
    と対向する前記第3の伝票の上面側の少なくとも一方に
    設けられ、発色剤と顕色剤とを有し、前記第1の伝票の
    上面に記録された情報を、前記情報複写層により前記第
    2の伝票の上面に複写される情報の色彩と異なる色彩
    で、前記第3の伝票の上面に複写させる第2の情報複写
    層とを備えることを特徴とする複写伝票。
  7. 【請求項7】 請求項1〜請求項6のいずれか1項に記
    載の複写伝票において、 前記情報複写層は、前記第1の伝票及び前記第2の伝票
    の金額の記入欄の領域と厚み方向において重なる領域に
    設けられていることを特徴とする複写伝票。
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