JPH1076816A - 空気入りラジアルタイヤ - Google Patents

空気入りラジアルタイヤ

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JPH1076816A
JPH1076816A JP8235350A JP23535096A JPH1076816A JP H1076816 A JPH1076816 A JP H1076816A JP 8235350 A JP8235350 A JP 8235350A JP 23535096 A JP23535096 A JP 23535096A JP H1076816 A JPH1076816 A JP H1076816A
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JP
Japan
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tire
range
ridges
ridge
tread
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JP8235350A
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English (en)
Inventor
Shinji Kiyomiya
真二 清宮
Riichiro Mama
理一郎 真間
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Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 80〜160Hz域のロードノイズを増大さ
せることなく、40Hz域のこもり音を低減した空気入
りラジアルタイヤの提供する。 【解決手段】 サイドウォール部2とビード部3とから
構成されるサイド部の外側表面に、リムチェックライン
L近傍からトレッド方向に延びる突条8をタイヤ周方向
に間隔をおいて複数本形成する。これら突条8のトレッ
ド側端部のビードベースからの高さHを、タイヤ断面高
さHsに対して H≧0.45Hs、ラジアル方向に対
する角度θを 0°〜60°、全突条8の外表面積合計
Sのサイド部外側表面積Aに対する比S/Aを 0.0
5〜0.15にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、80〜160Hz
の低周波数域のロードノイズを低減するようにした空気
入りラジアルタイヤに関し、さらに詳しくは40Hz領
域のこもり音の低減をも低減するようにした乗用車用の
空気入りラジアルタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】ロードノイズとは、タイヤが路面から拾
った振動が車軸を通して車室に伝達され、それが車室で
共鳴することにより発生する騒音のことである。このよ
うなロードノイズの中で80〜160Hzの低周波数域
で発生する騒音の対策として、従来はタイヤの一次固有
振動数を80〜160Hz域の低い領域へ、さらに好ま
しくはこの領域から外れるように工夫することが行われ
ていた。
【0003】すなわち、タイヤの一次固有振動数f1
は、式f1 =2π√(k/m)(但し、kは縦バネ定
数,mはトレッド部の質量)によって与えられるので、
サイド部の縦バネ定数kを小さくするとか、或いはトレ
ッド部の質量mを大きくすることにより上記低周波数域
のロードノイズを低減するようにしていた。しかし、二
つの対策のうち、後者のトレッド部質量mを大きくする
方法はタイヤ重量の増大を招くため得策とはいえず、前
者の縦バネ定数kを小さくする方法の方が好ましい対策
であった。
【0004】しかし、縦バネ定数kを小さくすること
は、サイド部剛性を低下させるので、それに伴ってタイ
ヤ周方向の剛性(捩じり剛性)が低下し、この捩じり剛
性の低下は40Hz域の極低周波ロードノイズ、所謂こ
もり音を悪化させるという別の問題を有している。この
40Hz域のこもり音を改善するためには、上記とは逆
にサイド部剛性を上げなければならないため、結局のと
ころ、80〜160Hz域のロードノイズの低減と40
Hz域のこもり音の改善とはタイヤ構造上から互いに相
容れない関係にある。したがって、この相容れない両者
を同時に解決できるようにすることが技術的に大きな課
題になっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述
した互いに相容れない関係にある問題を解決し、80〜
160Hz域のロードノイズを増大することなく、40
Hz域のこもり音を低減可能にする空気入りラジアルタ
イヤを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決する本発
明の空気入りラジアルタイヤは、サイド部の外側表面の
少なくとも片側に、リムチェックライン近傍からトレッ
ド方向に延びる突条をタイヤ周方向に間隔をおいて複数
本形成し、これら突条のトレッド側端部のビードベース
からの高さHを、タイヤ断面高さHsに対してH≧0.
45Hs、ラジアル方向に対する角度θを0°〜60
°、全突条の外表面積合計Sのサイド部外側表面積Aに
対する比S/Aを0.05〜0.15にしたことを特徴
とするものである。
【0007】このようにサイド部にリムチェックライン
近傍から複数本の突条をタイヤ周方向に間隔をおいて形
成するようにしたため、サイド部の縦バネ定数を大幅に
増大させることなく捩じり剛性を増大するようにし、そ
れによって80〜160Hz域のロードノイズを増大す
ることなく、40Hz域のこもり音を低減可能にするの
である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図1および図2に
示す実施の形態を参照して説明する。図1および図2に
示す実施形態において、1はトレッド部で、2はサイド
ウォール部、3はビード部である。タイヤの内側にはカ
ーカス層4がトレッド部1から左右のサイドウォール部
2,2、ビード部3,3にわたるように設けられ、その
両端部がビード部3においてビードコア5の回りにタイ
ヤ内側から外側へ折り返されるようにして係止されてい
る。また、トレッド部1におけるカーカス層4の外周に
は複数プライからなるベルト層6が設けられている。
【0009】上記構成において、ビード部3からサイド
ウォール部2にかけて、その外表面に複数本の細幅の突
条8が半径方向に延びるように一体に形成されている。
このタイヤは、この複数本の突条8を形成する前の構造
状態において、そのサイド部の縦バネ定数が、タイヤの
一次固有振動数f1 が80〜160Hz域の低い領域、
さらに好ましくはこの領域から外れるように構成されて
いる。
【0010】サイド部に形成した突条8は、ビード部3
におけるリムチェックラインLの近傍からサイドウォー
ル部2に向けて延長し、かつ複数本がタイヤ周方向に一
定の間隔を置くように設けられている。この突条8の上
端位置は特に限定されないが、最長に延長可能な位置は
トレッドデザインエンドまでである。ここでリムチェッ
クラインLとは、タイヤのリム組みが正常に行われてい
るか否かを確認するためのラインであり、ビード部3の
表面にリムフランジ近傍に沿って環状の凸線として形成
されている。また、トレッドデザインエンドとは、トレ
ッドパターンのショルダー側縁部のことで、サイドウォ
ール部との境界域のことである。
【0011】このようにサイド部に形成するようにした
複数本の突条8は、上記のように一次固有振動数f1
80〜160Hz域の低い領域、さらに好ましくはこの
領域から外れるように設定されたサイド部の縦バネ定数
を実質的に上昇させない範囲で設けられ、かつリムチェ
ックラインL近傍から延長するように設けられることに
よりタイヤ周方向の捩じり剛性を向上させるようにす
る。したがって、80〜160Hz域のロードノイズを
実質的に増大させることなく、40Hz域のこもり音を
低減するようになる。
【0012】本発明のタイヤは、上述した作用効果をも
たらす突条の条件を満足させるため、突条のトレッド側
延長端部のビードベースからの高さHを、タイヤ断面高
さHsに対してH≧0.45Hsにするようにしてい
る。好ましくは、0.7Hs≧H≧0.45Hsの範囲
にする。この突条の延長端部の高さHが、タイヤ断面高
さHsの0.45倍未満であっては、40Hz域のこも
り音を十分に改善することが困難になる。
【0013】また、突条の延長方向としてはラジアル方
向にするのが最適である。傾斜させる場合には、そのラ
ジアル方向に対する角度θにして60°までの範囲にす
べきである。すなわち、上記角度θを θ=0°〜60
°とする。角度θが60°よりも大きくなると、40H
z域のこもり音の改善効果が不十分になる。なお、ここ
で傾斜角度θは、突条の幅方向中心を通る線分がラジア
ル方向に対してなす角度として測定するものとし、その
幅方向中心を通る線分が曲線である場合は、その曲線の
各位置での角度の平均値によって角度θにするものとす
る。
【0014】さらに、上述した作用効果をもたらす突条
の条件を満足させるために、全突条の外表面積の合計S
を、サイド部外側表面積Aに対する面積比S/Aにし
て、0.05〜0.15の範囲にする必要がある。面積
比S/Aが0.05未満であっては40Hz域のこもり
音の改善効果は得られず、また面積比S/Aが0.15
を越えるほど大きくなると、サイド部の縦バネ定数が上
昇しすぎて、80〜160Hz域のロードノイズを増大
させるようになる。
【0015】本発明において、上記突条は左右のサイド
部のうち少なくとも片面に設ければよく、好ましくは両
サイド部に設けるのがよい。突条のサイドウォール表面
から突出する厚さtとしては、1〜5mmの範囲が好ま
しい。この厚さtが薄すぎては、本発明による効果を得
ることができず、また余り厚すぎてもタイヤ外観を悪化
し、80〜160Hz域のロードノイズを増大させるよ
うになる。
【0016】
【実施例】
実施例1 タイヤサイズが195/65R15で、サイド部表面に
突条を設けない従来構造であって、サイド部剛性が一次
固有振動が80〜160Hz域より低くなるように設定
した乗用車用ラジアルタイヤを標準タイヤとして製作し
た。
【0017】また、上記標準タイヤに対し、図1および
図2に示すように、左右のサイド部表面にリムチェック
ラインからトレッド方向に延びる複数本の突条を形成
し、その突条の延長端の高さHをタイヤ断面高さHsの
0.5倍(0.5Hs)、全突条の表面積合計Sのサイ
ド全表面積Aに対する比S/Aを0.5、突条の厚さt
を3mmとした点を同一にし、突条のラジアル方向に対
する角度θだけを0°,45°,60°,80°に異な
らせた4種類のタイヤを製作した。
【0018】これらのラジアルタイヤについて、それぞ
れ80〜160Hz域のロードノイズおよび40Hz域
のこもり音を、5人の熟練されたテストドライバーによ
るフィーリングテストにより評価した。評価は5人のテ
ストドライバーの採点の平均点を使用し、標準タイヤを
100とする指数で行った。それぞれ指数が大きいほど
80〜160Hz域のロードノイズおよび40Hz域の
こもり音が低減し、優れていることを意味する。この評
価の結果を図3のグラフに示した。
【0019】図3から、角度θが60°を越えると、4
0Hz域の改善が標準タイヤの水準から5ポイント以上
に改善されていないことがわかる。 実施例2 実施例1と同一の標準タイヤに対し、図1および図2に
示すように、サイド部表面にリムチェックラインからト
レッド部の方向に延びる複数本の突条を形成し、その突
条の延長端の高さHをタイヤ断面高さHsの0.5倍
(0.5Hs)、突条のラジアル方向に対する角度θを
45°、突条の厚さtを3mmとする点を同一にし、全
突条の表面積合計Sのサイド全表面積Aに対する比S/
Aを、0.05、0.10、0.15、0.20に異な
らせた4種類のタイヤを製作した。
【0020】これらのラジアルタイヤについて、実施例
1と同様にして80〜160Hz域のロードノイズおよ
び40Hz域のこもり音を評価した。実施例1で製作し
た標準タイヤを100とする指数で評価した結果を図4
のグラフに示した。図4から、面積比S/Aが0.15
を越えると、80〜160Hz域のロードノイズが標準
タイヤから5ポイント以上悪化し、また0.05未満で
は40Hz域のこもり音の改善が得られないことがわか
る。
【0021】実施例3 実施例1と同一の標準タイヤに対し、図1および図2に
示すように、サイド部表面にリムチェックラインからト
レッド部の方向に延びる複数本の突条を形成し、その突
条のラジアル方向に対する角度θを45°、全突条の表
面積合計Sのサイド全表面積Aに対する比S/Aを0.
10、突条の厚さtを3mmとする点を同一にし、突条
の延長端の高さHをタイヤ断面高さHsの0.3、0.
4、0.5、0.7倍に異ならせた4種類のタイヤを製
作した。
【0022】これらのラジアルタイヤについて、実施例
1と同様にして80〜160Hz域のロードノイズおよ
び40Hz域のこもり音を評価した。標準タイヤを10
0とする指数で評価した結果を図5のグラフに示す。図
5から、突条の延長端の高さHが0.45Hsを越える
と、標準タイヤに対して、40Hz域のこもり音の改善
が得られることがわかる。
【0023】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、サイ
ド部にリムチェックライン近傍から複数本の突条をタイ
ヤ周方向に間隔をおいて形成したため、サイド部の縦バ
ネ定数を大幅に増大させることなく捩じり剛性を増大
し、これによって80〜160Hz域のロードノイズを
増大することなく、40Hz域のこもり音を低減するよ
うにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空気入りラジアルタイヤの一例を示
し、図2におけるA−A矢視の半断面図である。
【図2】本発明の空気入りラジアルタイヤの一例を示す
側面図である。
【図3】突条の傾斜角度θとロードノイズ(指数)との
関係を示すグラフである。
【図4】突条表面積合計とサイド部表面積との比S/A
とロードノイズ(指数)との関係を示すグラフである。
【図5】突条の上端部高さとタイヤ断面高さとの比H/
Hsとロードノイズ(指数)との関係を示すグラフであ
る。
【符号の説明】
1 トレッド部 2 サイドウォール部 3 ビード部 8 突条 L リムチェックライン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サイド部の外側表面の少なくとも片側
    に、リムチェックライン近傍からトレッド方向に延びる
    突条をタイヤ周方向に間隔をおいて複数本形成し、これ
    ら突条のトレッド側端部のビードベースからの高さH
    を、タイヤ断面高さHsに対してH≧0.45Hs、ラ
    ジアル方向に対する角度θを0°〜60°、全突条の外
    表面積合計Sのサイド部外側表面積Aに対する比S/A
    を0.05〜0.15にした空気入りラジアルタイヤ。
  2. 【請求項2】 前記突条のサイドウォール表面からの厚
    さを1〜5mmにした請求項1に記載の空気入りラジア
    ルタイヤ。
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