JPH1077372A - シート - Google Patents

シート

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JPH1077372A
JPH1077372A JP8234106A JP23410696A JPH1077372A JP H1077372 A JPH1077372 A JP H1077372A JP 8234106 A JP8234106 A JP 8234106A JP 23410696 A JP23410696 A JP 23410696A JP H1077372 A JPH1077372 A JP H1077372A
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Juichi Kobayashi
重一 小林
Ryoichi Nomura
良一 野村
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シート成形時の離ロール性を改良し、生産性
を向上させ、しかも適度な柔軟性を保持するシート及び
該シートからなる止水シートを提供する。 【解決手段】 下記(A)成分と下記(B)成分とを含
有する樹脂組成物であって、該樹脂組成物の酢酸ビニル
に由来する繰り返し単位の平均含量が10〜20重量
%、下記(A)成分/下記(B)成分のメルトフローレ
ート比が0.05以上10未満である樹脂組成物からな
るシート。 (A)成分:酢酸ビニルに由来する繰り返し単位の含量
が14〜25重量%、メルトフローレートが0.1〜1
0g/10分のエチレン・酢酸ビニル共重合体60〜8
5重量% (B)成分:酢酸ビニルに由来する繰り返し単位の含量
が0〜14重量%未満、メルトフローレートが0.1〜
30g/10分の低密度ポリエチレンまたはエチレン・
酢酸ビニル共重合体 15〜40重量%

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エチレン系共重合
体を含有する樹脂組成物からなるシートに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】止水
シート等の用途には、従来柔軟性などの点からポリ塩化
ビニルが用いられていた。しかしながら、ポリ塩化ビニ
ルは耐候性、耐オゾン性などに問題があり、近年、エチ
レン・酢酸ビニル共重合体が急速に使用されてきてい
る。エチレン・酢酸ビニル共重合体からなるシートは、
例えばカレンダー成形法、押出成形法などによって加工
されているが、引き取りロールでの離ロール性が悪くロ
ールにシートが巻き付いたりするトラブルがあり、加工
が難しいと言う問題があった。
【0003】本発明の目的は、シート成形時の離ロール
性を改良し、生産性を向上させ、しかも適度な柔軟性を
保持するシート及び該シートからなる止水シートを提供
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、止水シー
ト等の用途に使用される樹脂製シートについて鋭意検討
した結果、酢酸ビニルに由来する繰り返し単位の含量が
特定の多い範囲にあるエチレン・酢酸ビニル共重合体
と、低密度ポリエチレンまたは酢酸ビニルに由来する繰
り返し単位の含量が特定の少ない範囲にあるエチレン・
酢酸ビニル共重合体を含有した樹脂組成物からなるシー
ト及び該シートからなる止水シートが本発明の目的を達
成することを見出し、本発明を完成させた。
【0005】すなわち、本発明は、下記(A)成分と下
記(B)成分とを含有する樹脂組成物であって、該樹脂
組成物の酢酸ビニルに由来する繰り返し単位の平均含量
が10〜20重量%、下記(A)成分/下記(B)成分
のメルトフローレート比が0.05以上10未満である
樹脂組成物からなるシートである。 (A)成分:酢酸ビニルに由来する繰り返し単位の含量
が14〜25重量%、メルトフローレートが0.1〜1
0g/10分のエチレン・酢酸ビニル共重合体60〜8
5重量% (B)成分:酢酸ビニルに由来する繰り返し単位の含量
が0〜14重量%未満、メルトフローレートが0.1〜
30g/10分の低密度ポリエチレンまたはエチレン・
酢酸ビニル共重合体 15〜40重量% また、本発明は、上記のシートからなることを特徴とす
る止水シートである。以下、本発明を詳細に説明する。
【0006】
【発明の実施の形態】(A)成分は、酢酸ビニルに由来
する繰り返し単位の含量(以下、単に「酢酸ビニル含
量」と称する)が14〜25重量%、好ましくは15〜
20重量%のエチレン・酢酸ビニル共重合体である。
(A)成分の酢酸ビニル含量が、14重量%未満では離
ロール性、ヒートシール性の改良効果が小さく、25重
量%を越えた場合は離ロール性が低下し、また耐熱性、
強度が悪くなる。(A)成分のメルトフローレートは、
0.1〜10g/10分、好ましくは0.3〜5g/1
0分である。(A)成分のメルトフローレートが、0.
1g/10分未満であると加工性が悪くなり、10g/
10分を越えると離ロール性及び強度が低下してくる。
【0007】(A)成分のエチレン・酢酸ビニル共重合
体の製造方法は、特に限定されるものではなく、例えば
エチレン、酢酸ビニル及びラジカル開始剤により共重合
する方法が挙げられる。
【0008】(B)成分は、酢酸ビニル含量が0〜14
重量%未満、好ましくは0〜10重量%の低密度ポリエ
チレンまたはエチレン・酢酸ビニル共重合体である。
(B)成分の酢酸ビニル含量が、14重量%以上では、
離ロール性の改良効果が小さい。(B)成分のメルトフ
ローレートは、0.1〜30g/10分、好ましくは
0.1〜15g/10分である。(B)成分のメルトフ
ローレートが、0.1g/10分未満であると加工性が
悪くなり、30g/10分を越えると離ロール性が低下
する。
【0009】(B)成分のエチレン・酢酸ビニル共重合
体の製造方法は、特に限定されるものではなく、例えば
(A)成分と同様にエチレン、酢酸ビニル及びラジカル
開始剤により共重合する方法が挙げられる。
【0010】(B)成分の酢酸ビニル含量が0重量%で
ある低密度ポリエチレンは、次のようなものが用いられ
る。 (1)有機過酸化物または酸素などの遊離基発生剤を重
合開始剤とし、高温、高圧の条件下で、エチレンをラジ
カル重合させることにより得られる、所謂高圧ラジカル
法低密度ポリエチレン。 (2)エチレンとα−オレフィンをメタロセン系触媒ま
たはチーグラー系触媒の存在下、通常30〜300℃の
温度範囲、常圧〜3000kg/cm2 の圧力範囲にお
いて、溶媒の存在下または無溶媒下、気−固、液−固ま
たは均一液相下で製造される線状低密度ポリエチレン
(エチレン−α−オレフィン共重合体)。上記α−オレ
フィンとしては、炭素数3〜10のものが好ましく、具
体的にはプロピレン、ブテン−1、ペンテン−1、4−
メチルペンテン−1、ヘキセン−1、ヘプテン−1、オ
クテン−1などが挙げられる。
【0011】メタロセン系触媒は、遷移金属を含む特定
の構造を有する化合物と有機アルミニウム化合物の複合
触媒系などが挙げられる。また、チーグラー系触媒は、
バナジウム化合物と有機アルミニウム化合物との複合触
媒系などが挙げられる。
【0012】メタロセン系触媒としては、例えば一般式
1 k 2 l 3 m 4 n M(ただし、Mはジルコニウ
ム、チタン、ハフニウム又はバナジウムであり、R1
シクロアルカジエニル骨格を有する基であり、R2 、R
3 及びR4 はシクロアルカジエニル骨格を有する基、ア
ルキル基、シクロアルキル基、アリール基、アラルキル
基、アルコキシ基、アリーロキシ基、ハロゲン原子又は
水素であり、k及びlは1以上の整数であり、k+l+
m+n=4である。)で示され、(i)シクロアルカジ
エニル骨格を有する配位子を含む遷移金属化合物、又は
(ii)シクロアルカジエニル骨格を有する配位子を2個
以上含み、かつ少くとも2個の上記シクロアルカジエニ
ル骨格を有する配位子が低級アルキレン基を介して結合
されている遷移金属と、(iii )有機アルミニウムオキ
シド化合物、とからなる触媒が挙げられる。
【0013】チーグラー系触媒のバナジウム化合物とし
ては、例えば一般式VO(OR)n3-n (ただし、R
は炭化水素基を示し、Xはハロゲンを示し、nは0〜3
の数を示す。)で示される化合物、具体的にはVOCl
3 、VO(OCH3 )Cl2、VO(OCH3 2
l、VO(OCH3 3 、VO(OC2 5 )Cl2
VO(OC2 5 2 Cl、VO(OC2 5 3 、V
O(OC3 7 )Cl2、VO(OC3 7 2 Cl、
VO(OC3 7 3 、VO(OisoC3 7)Cl
2 、VO(OisoC3 7 2 Cl、VO(Oiso
3 7 3 、あるいはこれらの混合物が挙げられる。
【0014】チーグラー系触媒の有機アルミニウム化合
物としては、例えば一般式R’m AlX3-m (ただし、
R’は炭化水素基を示し、Xはハロゲンを示し、mは1
〜3なる数を示す。)で示される化合物、具体的には
(C2 5 2 AlCl、(C 4 9 2 AlCl、
(C6 132 AlCl、(C2 5 1.5 AlCl
1.5、(C4 9 1.5 AlCl1.5 、(C6 13
1.5 AlCl1.5 、C2 5 AlCl2 、C4 9 Al
Cl2 、C6 13AlCl2 などが挙げられる。
【0015】低密度ポリエチレンの密度は特に制限され
るものではないが、密度が0.925g/cm3 以下、
さらに0.912〜0.925g/cm3 の範囲が好ま
しい。
【0016】(A)成分の配合割合は60〜85重量
%、好ましくは65〜85重量%である。配合割合が6
0重量%未満では剛性が高くなり柔軟性が悪く、85重
量%を越えた場合は離ロール性の改良効果が小さい。
【0017】(B)成分の配合割合は15〜40重量
%、好ましくは15〜35重量%である。配合割合が1
5重量%未満では離ロール性の改良効果が小さく、40
重量%を越えた場合は剛性が高くなり柔軟性が悪くな
る。
【0018】上記(A)成分と上記(B)成分を含有す
る樹脂組成物は、その酢酸ビニルに由来する繰り返し単
位の平均含量(以下、単に「平均酢酸ビニル含量」と称
する)が10〜20重量%、好ましくは12〜18重量
%である。上記平均酢酸ビニル含量が10重量%未満で
は剛性が高く柔軟性が悪くなり、一方、20重量%を越
えると逆に柔軟すぎて腰がなくなり強度が低くなる。
【0019】上記樹脂組成物は、(A)成分/上記
(B)成分のメルトフローレート比が、0.05以上1
0未満、好ましくは0.1〜5である。上記メルトフロ
ーレート比が0.05未満では離ロール性の改良効果が
小さく、一方、10以上では樹脂組成物の分散が悪くな
り、シートにブツが生じる。
【0020】上記樹脂組成物は、そのねじり剛性率が1
40〜250kg/cm2の範囲が好ましい。上記樹脂組成物
は、必要に応じ、酸化防止剤、滑剤、耐候剤、帯電防止
剤、着色剤、充填剤などを適宜含ませることもできる。
【0021】上記樹脂組成物は、ヘンシェルミキサー、
タンブラーミキサーなどによりペレットまたはパウダー
を混合しシート化してもよいし、混合後、バンバリーミ
キサー、単軸押出機、二軸押出機などを用いてペレット
化した後にシート化してもよい。
【0022】シートの加工方法は、特に限定されるもの
ではなく、例えばカレンダー成形法、押出成形法などが
挙げられる。シートの厚みは、特に制限されるものでは
なく、例えば0.1〜2mmの範囲が好ましい。
【0023】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき説明するが、
本発明はこれら実施例に限定されるものではない。実施
例及び比較例における評価方法は下記のとおりである。 (1)メルトフローレート(MFR)及びメルトフロー
レート比(MFR比)JIS K7210に基づき19
0℃、荷重2.16kgで測定した。(A)成分のMF
Rと(B)成分のMFRからMFR比を算出した。 MFR比=(A)成分のMFR/(B)成分のMFR (2)酢酸ビニル含量 JIS K6730に基づき測定した。 (3)密度 JIS K6760に基づき測定した。 (4)ねじり剛性率 JIS K6730に基づき測定した。 (5)離ロール性 30mm径押出機に幅20cmのコートハンガー型水平
横型T−ダイを装着したT−ダイ式シート成形機を用
い、樹脂温度200℃で樹脂を押出し、縦3段型シート
引取機で、第1ロールと第2ロールを圧着し、温度30
℃、引取速度2m/分で、厚さ0.5mmのシートを成
形した。離ロール性は第1ロールと第2ロール間にシー
トが巻き付く程度を下記のとおり評価した。 ◎・・・巻き付きがない。 ○・・・巻き付きが少ない。 ×・・・巻き付きが多い。
【0024】実施例1〜6、比較例1〜3 表1〜2に示す配合を、30mm径のスクリューを有す
る押出機にて180℃で造粒し、シートを成形して評価
を行った。結果を表1、2に示す。
【0025】
【表1】 ───────────────────────────────── 実 施 例 1 2 3 4 5 ───────────────────────────────── (A)成分 種類*1 A1 A2 A2 A2 A2 酢酸ビニル含量 wt% 15 19 19 19 19 MFR g/10分 1.5 1.5 1.5 1.5 1.5 量 wt% 80 70 70 80 70 (B)成分 種類*2 B1 B2 B1 B3 B4 酢酸ビニル含量 wt% 5 5 5 0 4.5 MFR g/10分 0.5 2 0.5 2 20 密度 g/cm3 − − − 0.919 − 量 wt% 20 30 30 20 30 組成物の物性 平均酢酸ビニル含量 wt% 13 15 15 15 15 MFR比 3 0.75 3 0.75 0.075 評価 ねじり剛性率 kg/cm2 200 160 170 160 150 離ロール性 ○ ◎ ◎ ◎ ○ ─────────────────────────────────
【0026】
【表2】 ───────────────────────────────── 実施例 比 較 例 6 1 2 3 ───────────────────────────────── (A)成分 種類*1 A2 A1 A1 A1 酢酸ビニル含量 wt% 19 15 15 15 MFR g/10分 1.5 1.5 1.5 1.5 量 wt% 80 100 90 20 (B)成分 種類*2 B5 − B1 B1 酢酸ビニル含量 wt% 0 − 5 5 MFR g/10分 2 − 0.5 0.5 密度 g/cm3 0.919 − − − 量 wt% 20 − 10 80 組成物の物性 平均酢酸ビニル含量 wt% 15 15 14 7 MFR比 0.75 − 3 3 評価 ねじり剛性率 kg/cm2 170 170 180 300 離ロール性 ◎ × × ○ ─────────────────────────────────
【0027】*1(A)成分の種類 A1:エチレン・酢酸ビニル共重合体 A2:エチレン・酢酸ビニル共重合体 *2(B)成分の種類 B1:エチレン・酢酸ビニル共重合体 B2:エチレン・酢酸ビニル共重合体 B3:高圧ラジカル法低密度ポリエチレン B4:エチレン・酢酸ビニル共重合体 B5:エチレン・ブテン−1共重合体
【0028】
【発明の効果】以上、説明したとおり、本発明によれ
ば、離ロール性に優れ、しかも適度な柔軟性を保持した
シートが提供できる。また、本発明は、離ロール性に優
れるので生産効率の向上したシートが提供できる。本発
明は、上記優れた物性を有するから止水シート等に最適
である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記(A)成分と下記(B)成分とを含有
    する樹脂組成物であって、該樹脂組成物の酢酸ビニルに
    由来する繰り返し単位の平均含量が10〜20重量%、
    下記(A)成分/下記(B)成分のメルトフローレート
    比が0.05以上10未満である樹脂組成物からなるシ
    ート。 (A)成分:酢酸ビニルに由来する繰り返し単位の含量
    が14〜25重量%、メルトフローレートが0.1〜1
    0g/10分のエチレン・酢酸ビニル共重合体60〜8
    5重量% (B)成分:酢酸ビニルに由来する繰り返し単位の含量
    が0〜14重量%未満、メルトフローレートが0.1〜
    30g/10分の低密度ポリエチレンまたはエチレン・
    酢酸ビニル共重合体 15〜40重量%
  2. 【請求項2】樹脂組成物の酢酸ビニルに由来する繰り返
    し単位の平均含量が12〜18重量%、(A)成分/
    (B)成分のメルトフローレート比が0.1〜5である
    請求項1記載のシート。
  3. 【請求項3】(A)成分のエチレン・酢酸ビニル共重合
    体が、酢酸ビニルに由来する繰り返し単位の含量15〜
    20重量%、メルトフローレート0.3〜5g/10分
    であり、(B)成分の低密度ポリエチレンまたはエチレ
    ン・酢酸ビニル共重合体が、酢酸ビニルに由来する繰り
    返し単位の含量0〜10重量%、メルトフローレートが
    0.1〜15g/10分である請求項1または2記載の
    シート。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかに記載のシートか
    らなることを特徴とする止水シート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002294015A (ja) * 2001-04-02 2002-10-09 Kuraray Co Ltd 土木用遮水シート
WO2018062390A1 (ja) * 2016-09-30 2018-04-05 住友化学株式会社 押出しラミネート用樹脂組成物、多層フィルム、蓋および多層フィルムの製造方法

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