JPH1077441A - コーティング用組成物 - Google Patents

コーティング用組成物

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JPH1077441A
JPH1077441A JP26764396A JP26764396A JPH1077441A JP H1077441 A JPH1077441 A JP H1077441A JP 26764396 A JP26764396 A JP 26764396A JP 26764396 A JP26764396 A JP 26764396A JP H1077441 A JPH1077441 A JP H1077441A
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JP
Japan
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parts
coating composition
monomer
cobalt
solvent
Prior art date
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Withdrawn
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JP26764396A
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English (en)
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Kunio Saito
邦雄 斎藤
Nobuyuki Sakazume
伸幸 坂爪
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SHOWA WANISU KK
Original Assignee
SHOWA WANISU KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラスチック、ガラス、セラミック、金属、
木材等多様なものに塗布可能で、塗布後短時間でベタ付
きがなくなり、完全乾燥後は酸化硬化の進行により良好
な密着性、高硬度、耐水性、適度の耐溶剤性を有するコ
ーティング膜を形成することのできるコーティング用組
成物を提供する。 【解決手段】 ポリブタジエン樹脂5〜60部と反応性
含ビニル基モノマー40〜95部との共重合体と、コバ
ルトの金属石鹸および有機溶剤液よりコーティング用組
成物を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主にプラスチッ
ク、金属、木材、ガラス、セラミック等に塗布されるこ
とにより、良好な密着性、高硬度、耐水性、耐溶剤性を
有するコーティング膜を形成させるためのコーティング
用組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ポリブタジエン樹脂を主剤に
金属ドライヤーで酸化硬化させることによりコーティン
グ膜を形成する方式や、アクリル系モノマーを中心とし
たポリマーを主剤とするコーティング剤等がある。特
に、特開昭63−179913号公報に開示されている
ように、アクリレートモノマーおよび/またはメタクリ
レートモノマーから作られる付加ポリマーの水性分散系
であって、該付加ポリマーを基準として5〜100重量
%の分散系安定剤を含む水性分散系等が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ポリブ
タジエン樹脂を主剤に金属ドライヤーで酸化硬化させる
ことによりコーティング膜を形成する方式は、ベタ付き
がなくなるまでに非常に長い時間を要し、また、一旦硬
化したものは、殆どがポリブタジエン樹脂のため、架橋
が極端に進行してしまい、溶剤に対する抵抗性が強すぎ
て、塗り替えしたい場合でも、有機溶剤で容易に拭き落
とすことができないという問題点を有していた。また、
アクリル系モノマーを中心としたポリマーを主剤とした
コーティング剤は、ベタ付きがなくなる指触乾燥は早い
が、塗布後、酸化硬化等による架橋反応の進行がないた
め特定のものしか密着性が得られず、しかも硬度、耐水
性、耐溶剤性において不十分なものとなる問題点を有し
ていた。
【0004】そこで本発明は、上記の問題点に鑑み案出
されたもので、プラスチック、ガラス、セラミック、金
属、木材等多様なものに塗布可能で、塗布後短時間でベ
タ付きがなくなり、完全乾燥後は酸化硬化の進行により
良好な密着性、高硬度、耐水性、適度の耐溶剤性を有す
るコーティング膜を付与することのできるコーティング
用組成物を提供することを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明にあっては、コーティング用組成物がポリ
ブタジエン樹脂5〜60部と反応性含ビニル基モノマー
40〜95部との共重合体と、コバルトの金属石鹸およ
び有機溶剤液よりなることを特徴とする。
【0006】前記ポリブタジエン樹脂は、平均分子量が
500〜5000好ましくは700〜3000のもの
で、しかもその微細構造において、1,2ビニル構造の
割合が50%以上であることを特徴とする。
【0007】前記反応性含ビニル基モノマーとは、その
構成を100分率で表わすと、反応性含ビニル基モノマ
ー中、
【0008】
【化3】で表わされるメタクリレート系モノマーの割合
が50〜100%であることができる。
【0009】前記反応性含ビニル基モノマーとは、その
構成を100分率で表わすと、反応性含ビニル基モノマ
ー中、
【0010】
【化4】または、
【0011】
【化5】で表わされるメタクリレートおよびアクリレー
ト系モノマー、または酢酸ビニルモノマー、アクリロニ
トリル、スチレン、ビニルトルエンモノマー等で、その
割合が0〜50%であることを特徴とする。
【0012】前記コバルトの金属石鹸は、共重合体10
0部に対しコバルト換算で0.002〜0.2部含むも
のであったり、さらに前記有機溶剤液は、芳香族系溶
剤、エステル系溶剤、ケトン系溶剤、アルコール系溶剤
等で全体として3〜60%の溶液になるようにすること
ができる。
【0013】本発明に係るコーティング用組成物にあっ
ては、広範囲の対象基材に密着可能なので、基材の種類
が金属、プラスチック、木材、ガラス等多岐に亙るもの
でもコーティング剤の種類を何等変更することなく容易
にコーティングすることができる。特に、プラスチック
に塗布した場合には、かなりの硬度のあるコーティング
膜ができるため表面のキズの保護にもなり、また、アル
コール、ガソリン等の弱溶剤に対する耐久性があるた
め、その保護となる。さらに、ガラス等の無機質透明板
にコーティングし、一時期を過ぎてから塗り替えを行っ
た場合でもトルエン、キシレン、エステル系溶剤等の強
溶剤を使用すれば、簡単且つ奇麗に拭き取ることができ
る。また、指触乾燥が早いためゴミ等が付着しにくく、
奇麗な塗膜面が得られる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を説
明するに、コーティング用組成物は、ポリブタジエン樹
脂5〜60部と反応性含ビニル基モノマー40〜95部
との共重合体と、コバルトの金属石鹸および有機溶剤液
よりなるものとされており、このとき、ポリブタジエン
樹脂とは、ブタジエンを重合させたもので平均分子量が
500〜5000のものを云うものであり、500以下
では塗膜物性が良好でなく、5000以上では粘性が高
くて使用しずらいため、好ましくは700〜3000の
範囲にあるような量で適用される。このようにブタジエ
ン単独より合成されたホモポリマーの他に水酸基もしく
はカルボキシル基を含有したものでも良い。このポリブ
タジエンのミクロ構造には、ビニル型、トランス型、シ
ス型があり、通常はこれ等の混合物となっている。その
内のビニル型が50%以下の場合は、酸化硬化が遅く、
得られるコーティング剤も不満足なものであるため、好
ましくはビニル型が50%以上のものが適用される。具
体的には、前記ポリブタジエン樹脂は、平均分子量が7
00〜3000のもので、しかもその微細構造におい
て、1,2ビニル構造の割合が50%以上であるものと
している。また、前記ポリブタジエン樹脂の共重合体中
の構成比は、共重合体100部中のポリブタジエン樹脂
の構成量が5〜60部とされているが、好ましくは10
〜50部が適量とされている。すなわち、構成量が5部
以下の場合にはポリブタジエン樹脂を共重合させ、酸化
硬化を狙う効果が期待できず、また、60部以上の場合
は指触乾燥が遅くていつまでもベタ付いており、また、
一旦硬化したものは有機溶剤に解け難く、且つ落とし難
くなるためである。
【0015】本発明に使用可能な具体的なポリブタジエ
ン樹脂(基本樹脂)としては、下記化学式1に示すよう
に、アニオン(陰イオン)・リビング重合によりブタジ
エンを重合して得られる液状のアタクチック(立体特異
性)・ブタジエンオリゴマー(ブタジエン低重合体)で
あり、例えばα,ω−ポリブタジエングリコール、α,
ω−ポリブタジエンジカルボン酸、ブタジエンホモポリ
マーであるか、または下記化学式2に示すような構造の
ものが挙げられる。
【0016】
【化1】
【0017】
【化2】
【0018】これ等は、オリゴマー骨格の約50%以上
が1.2−ビニル結合である。また、前記反応性含ビニ
ル基モノマーは、その構成を100分率で表わすと、反
応性含ビニル基モノマー中、
【0019】
【化3】で表わされるメタクリレート系モノマーの割合
が50〜100%である。あるいは、前記反応性含ビニ
ル基モノマーとは、その構成を100分率で表わすと、
反応性含ビニル基モノマー中、
【0020】
【化4】または、
【0021】
【化5】で表わされるメタクリレートおよびアクリレー
ト系モノマー、または酢酸ビニルモノマー、アクリロニ
トリル、スチレン、ビニルトルエンモノマー等で、その
割合が0〜50%であるようにすることもできる。そし
て、前記コバルトの金属石鹸は、共重合体100部に対
しコバルト金属換算で0.002〜0.2部含むもので
あり、さらに前記有機溶剤液は、芳香族系溶剤、エステ
ル系溶剤、ケトン系溶剤、アルコール系溶剤等で全体と
して3〜60%の溶液になるようにされている。
【0022】前記反応性含ビニル基モノマーの構成比に
おいて、化学式3で表されるメタクリレートの割合が5
0〜100%である必要は、比較的高いガラス転移温度
Tgを示すため、得られるコーティング剤の指触乾燥を
早くさせ、いつまでもベタ付かせないようにするためで
あり、以後、これを反応性ビニルモノマーIとする。そ
の具体的なメタクリレートのアルキル基は、例えば、メ
チル基、エチル基、ノルマルプロピル基、イソプロピル
基、ノルマルブチル基、イソブチル基、ターシャリーブ
チル基等が挙げられる。また、上記の反応性ビニルモノ
マーI以外のモノマーは、0〜50%の割合で使用でき
るものであり、その理由はガラス転移温度Tgが低いた
め50%以上あると指触乾燥を遅らせてしまうためであ
る。その他、酢酸ビニルモノマー、アクリロニトリル、
スチレン、ビニルトルエンモノマー等も適度に混入する
ことができる。このスチレン、ビニルトルエンモノマー
は、ガラス転移温度Tgは高いが、得られる樹脂の相溶
性に問題があり、あまり多く入れると一部不溶化するた
めである。
【0023】前記コバルトの金属塩は、一般的にはナフ
テン酸塩が採用されているが、有機溶剤に溶解する他の
コバルト錯塩でもかまわない。使用量が共重合体100
部に対しコバルト金属換算で0.001〜0.2部を含
むように構成したのは、0.002部以下の場合は硬化
が不十分で、また0.2部以上では着色等の弊害を生じ
るためである。なお、コバルト金属以外の金属塩も必要
に応じて併用することができる。
【0024】本発明に使用される溶剤は、トルエン、キ
シレン、SS−100,SS−150等の芳香族系溶
剤、酢酸ブチル等のエステル系溶剤、ブチセロ、PGM
等エチレングリコール、プロピレングリコール系溶剤も
しくはそれ等のエステル類、アセトン、MEK,MIB
K等のケトン系溶剤が使用される。また、プロピルアル
コール、ブチルアルコール等のアルコール類も併用使用
される。また、必要に応じてミネラルスピリット、イソ
パラフィン系溶剤が使用される。その他、本発明のコー
ティング剤に添加可能なものは顔料、染料、フィラー
類、防虫剤、防カビ剤、UVカット剤、赤外線遮断剤、
シランカップリング剤等が使用できる。
【0025】次いで本発明に係る共重合体の合成方法に
ついて説明すれば、(A)ポリブタジエン樹脂および前
記各種溶剤を先に混入しておき、モノマーと開始剤を同
時に滴下する。あるいは、(B)攪拌可能量の溶剤を先
に混入しておき、ポリブタジエン樹脂、モノマー混合液
と開始剤を同時に滴下する。(A)(B)のいずれの方
法でも良いが(A)の方法が比較的行い易いものであ
る。反応温度は開始剤の種類、モノマーの種類にもよる
が50〜130℃、3〜30時間で行なわれる。また、
開始剤の種類は、ラジカル重合用開始剤ならば殆どのも
のが使用でき、具体的にはケトンパーオキサイド系、パ
ーオキシケタール系、ハイドロパーオキサイド系、ジア
ルキルパーオキサイド系、ジアシルパーオキサイド系、
パーオキシジカーボネート系、パーオキシエステル系、
ベンゾイルパーオキサイド、アゾビス(イソ)ブチロニ
トリル等が挙げられる。
【0026】(合成例1)攪拌機、温度計、環流コンデ
ンサーおよび滴下ロートを備えたフラスコ中に、ポリブ
タジエン樹脂(基本樹脂)としての平均分子量1000
で1,2ビニル基含有%が85%のブタジエンホモポリ
マーを300部、キシレン650部、nブタノール25
0部を入れ、攪拌下にて約80℃に加温する。次いで、
メチルメタアクリレート300部、2エチルヘキシルア
クリレート200部、スチレン200部のモノマー混合
物と、パーブチルOを10部、キシレン100部の開始
剤系混合物を各々約3時間かけてフラスコ内に滴下す
る。滴下後、更に約80℃にて約10時間反応させる。
その結果、粘度(25℃)11.9ポイズ、不揮発分4
8.6%の透明な反応物が得られた。
【0027】(合成例2)攪拌機、温度計、環流コンデ
ンサーおよび滴下ロートを備えたフラスコ中に、ポリブ
タジエン樹脂(基本樹脂)としての平均分子量1000
で1,2ビニル基含有%が85%のブタジエンホモポリ
マーを300部、キシレン650部、nブタノール25
0部を入れ、攪拌下にて約90℃に加温する。次いで、
メチルメタアクリレート200部、iブチルメタアクリ
レート500部のモノマー混合物と、パーブチルOを1
2部、パーブチルZを3部、キシレン100部の開始剤
系混合物を各々約3時間かけてフラスコ内に滴下する。
滴下後、更に約90℃にて約8時間反応させる。その結
果、粘度(25℃)12.4ポイズ、不揮発分48.9
%の透明な反応物が得られた。
【0028】(合成例3)攪拌機、温度計、環流コンデ
ンサーおよび滴下ロートを備えたフラスコ中に、ポリブ
タジエン樹脂(基本樹脂)としての平均分子量2000
で1,2ビニル基含有%が85%のα,ω−ブタジエン
グリコールを300部、キシレン600部、ブチセロ3
00部を入れ、攪拌下にて約80℃に加温する。次い
で、メチルメタアクリレート150部、nブチルメタア
クリレート300部、スチレン200部、2ヒドロキシ
エチルメタクリレート50部のモノマー混合物と、パー
ブチルOを8部、パーブチルZを4部、キシレン100
部の開始剤系混合物を各々約3時間かけてフラスコ内に
滴下する。滴下後、更に約80℃にて約17時間反応さ
せる。その結果、粘度(25℃)12.3ポイズ、不揮
発分49.3%の透明な反応物が得られた。
【0029】(合成例4)攪拌機、温度計、環流コンデ
ンサーおよび滴下ロートを備えたフラスコ中に、ポリブ
タジエン樹脂(基本樹脂)としての平均分子量1000
で1,2ビニル基含有%が85%のブタジエンホモポリ
マーを400部、MIBK500部、酢酸ブチル400
部を入れ、攪拌下にて約80℃に加温する。次いで、メ
チルメタアクリレート400部、tブチルメタアクリレ
ート200部のモノマー混合物と、アゾビスイソブチル
ニトリル10部、キシレン100部の開始剤系混合物を
各々約3時間かけてフラスコ内に滴下する。滴下後、更
に約80℃にて約15時間反応させる。その結果、粘度
(25℃)12.1ポイズ、不揮発分48.7%の透明
な反応物が得られた。
【0030】(合成例5)攪拌機、温度計、環流コンデ
ンサーおよび滴下ロートを備えたフラスコ中に、ポリブ
タジエン樹脂(基本樹脂)としての平均分子量3000
で1,2ビニル基含有%が90%のブタジエンホモポリ
マーを100部、トルエン650部、IPA250部を
入れ、攪拌下にて約75℃に加温する。次いで、メチル
メタアクリレート100部、nブチルメタアクリレート
400部、スチレン350部、エチルアクリレート50
部のモノマー混合物と、パーブチルOを12部、パーブ
チルZを2部、トルエン100部の開始剤系混合物を各
々約3時間かけてフラスコ内に滴下する。滴下後、更に
約75℃にて約12時間反応させ、次いで約85℃にて
5時間反応させる。その結果、粘度(25℃)9.6ポ
イズ、不揮発分48.3%の透明な反応物が得られた。
【0031】(合成例6)攪拌機、温度計、環流コンデ
ンサーおよび滴下ロートを備えたフラスコ中に、ポリブ
タジエン樹脂(基本樹脂)としての平均分子量1000
で1,2ビニル基含有%が65%のブタジエンホモポリ
マーを500部、キシレン650部、イソブタノール2
50部を入れ、攪拌下にて約95℃に加温する。次い
で、メチルメタアクリレート150部、nブチルメタア
クリレート350部のモノマー混合物と、パーブチルO
を2部、パーブチルZを6部、パーブチルDを3部、キ
シレン100部の開始剤系混合物を各々約3時間かけて
フラスコ内に滴下する。滴下後、更に約95℃にて約1
5時間反応させ、次いで100℃にて3時間反応させ
る。その結果、粘度(25℃)5.0ポイズ、不揮発分
48.5%の透明な反応物が得られた。
【0032】(合成例7)攪拌機、温度計、環流コンデ
ンサーおよび滴下ロートを備えたフラスコ中に、ポリブ
タジエン樹脂(基本樹脂)としての平均分子量1000
で1,2ビニル基含有%が85%のブタジエンホモポリ
マーを200部、キシレン650部、nブタノール25
0部を入れ、攪拌下にて約80℃に加温する。次いで、
メチルメタアクリレート400部、エチルメタアクリレ
ート100部、イソプロピルメタアクリレート100
部、nブチルメタアクリレート100部、スチレン10
0部のモノマー混合物と、パーブチルOを8部、パーブ
チルZ3部、キシレン100部の開始剤系混合物を各々
約3時間かけてフラスコ内に滴下する。滴下後、更に約
80℃にて約10時間反応させる。その結果、粘度(2
5℃)34.7ポイズ、不揮発分49.1%の透明な反
応物が得られた。
【0033】(比較合成例1)攪拌機、温度計、環流コ
ンデンサーおよび滴下ロートを備えたフラスコ中に、ポ
リブタジエン樹脂(基本樹脂)としての平均分子量10
00で1,2ビニル基含有%が85%のブタジエンホモ
ポリマーを30部、キシレン650部、nブタノール2
50部を入れ、攪拌下にて約80℃に加温する。次い
で、メチルメタアクリレート100部、nブチルメタア
クリレート400部、スチレン350部、エチルアクリ
レート120部のモノマー混合物と、パーブチルOを6
部、パーブチルZ3部、キシレン100部の開始剤系混
合物を各々約3時間かけてフラスコ内に滴下する。滴下
後、更に約80℃にて約13時間反応させる。その結
果、粘度(25℃)9.3ポイズ、不揮発分49.0%
の透明な反応物が得られた。
【0034】(比較合成例2)攪拌機、温度計、環流コ
ンデンサーおよび滴下ロートを備えたフラスコ中に、ポ
リブタジエン樹脂(基本樹脂)としての平均分子量10
00で1,2ビニル基含有%が85%のブタジエンホモ
ポリマーを650部、キシレン650部、nブタノール
250部を入れ、攪拌下にて約95℃に加温する。次い
で、メチルメタアクリレート100部、nブチルメタア
クリレート250部のモノマー混合物と、パーブチルZ
を8部、パーブチルDを4部、キシレン100部の開始
剤系混合物を各々約3時間かけてフラスコ内に滴下す
る。滴下後、更に約95℃にて約15時間反応させ、次
いで約100℃にて約3時間反応させる。その結果、粘
度(25℃)4.8ポイズ、不揮発分48.4%の透明
な反応物が得られた。
【0035】次に、本発明の実施方法について説明すれ
ば、上記合成例で作ったポリブタジエン共重合体100
部に対し、コバルト金属ドライヤーをコバルト金属換算
で0.002〜0.2部加え、必要に応じて有機溶剤で
希釈することにより実施される。更に、用途に応じて顔
料、染料、フィラー類、防虫剤、防カビ剤、UVカット
剤、シランカップリング剤等を入れることができる。そ
して、下記の実施例で作られた処理液を吹き付け、刷毛
塗り、コーター等で基材にコートし乾燥させ使用され
る。このとき乾燥のための温度は常温でもよいが、必要
に応じて加温し乾燥を早めることはさしつかえない。
【0036】
【実施例】
(実施例1)前記合成例1で得られたポリブタジエン共
重合体100部を撹拌機のついた容器に入れ、そこにコ
バルト金属ドライヤーとしてコバルト金属換算で0.0
3部に相当する6%ナフテン酸コバルト0.5部、ソル
ベッソ100を50部加えよく撹拌することによりコー
ティング組成物が得られる。 (塗布例1)実施例1のコーティング組成物をステンレ
スに#30バーコーターで塗布した。塗布後、JIS−
K5400に基づき指触乾燥時間を測定したところ7分
であった。その後、3日間約25℃の室内にて放置後、
鉛筆硬度、密着性、耐水性、耐溶剤性を測定し下記表1
の一覧表のようになった。ステンレス以外にも様々な基
材に塗布し上記の条件で処理しテストした。ステンレス
以外の基材に関しては密着性のみ記載してある。鉛筆硬
度試験方法はJIS−K5400に基づく方法であり、
密着性試験方法はJIS−K5400に基づく碁盤目テ
ストで次のように評価するものとしている。すなわち、
〇:95/100〜100/100,△:70/100
〜94/100,×:70/100以下である。また、
耐水性試験方法は試験板上に純粋水0.5gをたらし、
1時間放置後水を拭き取り、表面の状態を見て、塗膜が
くもったり膨れたりする変化がなければ○とする。エタ
ノールラビングテストは、綿棒にエタノールを十分浸み
こませ塗膜上を擦るようにし、一往復で一回とする。こ
のときの塗膜が破れた時点の回数を測定するもので、
○:30回以上、△:11〜29回、×:10回以下と
する。さらに、塗膜離脱性試験方法は、キシレン75
%、nブタノール25%の混合溶剤を塗膜上に0.5g
落とし3分間放置後、布で拭き取り、塗膜がとれていた
ら○、残っている場合×とする。なお、上記した各試験
方法および評価は以下の各実施例を通じて共通のものと
している。
【0037】(実施例2)前記合成例2で得られたポリ
ブタジエン共重合体100部を撹拌機のついた容器に入
れ、そこにコバルト金属ドライヤーとしてコバルト金属
換算で0.012部に相当する6%ナフテン酸コバルト
0.2部、6%ナフテン酸亜鉛1.0部、キシレン75
部、nブタノール25部を加えよく撹拌することにより
コーティング組成物が得られる。 (塗布例2)実施例2のコーティング組成物をステンレ
スに#30バーコーターで塗布した。塗布後、JIS−
K5400に基づき指触乾燥時間を測定したところ5分
であった。その後、4時間約80℃の室内にて放置後、
鉛筆硬度、密着性、耐水性、耐溶剤性を測定し下記表1
の一覧表のようになった。ステンレス以外にも様々な基
材に塗布し上記の条件で処理しテストした。ステンレス
以外の基材に関しては密着性のみ記載してある。
【0038】(実施例3)前記合成例3で得られたポリ
ブタジエン共重合体100部を撹拌機のついた容器に入
れ、そこにコバルト金属ドライヤーとしてコバルト金属
換算で0.015部に相当する6%ナフテン酸コバルト
0.25部、キシレン50部を加えよく撹拌することに
よりコーティング組成物が得られる。 (塗布例3)実施例3のコーティング組成物をステンレ
スに#30バーコーターで塗布した。塗布後、JIS−
K5400に基づき指触乾燥時間を測定したところ5分
であった。その後、5日間約25℃の室内にて放置後、
鉛筆硬度、密着性、耐水性、耐溶剤性を測定し下記表1
の一覧表のようになった。ステンレス以外にも様々な基
材に塗布し上記の条件で処理しテストした。ステンレス
以外の基材に関しては密着性のみ記載してある。
【0039】(実施例4)前記合成例4で得られたポリ
ブタジエン共重合体100部を撹拌機のついた容器に入
れ、そこにコバルト金属ドライヤーとしてコバルト金属
換算で0.03部に相当する6%ナフテン酸コバルト
0.5部、酢酸エチル100部を加えよく撹拌すること
によりコーティング組成物が得られる。 (塗布例4)実施例4のコーティング組成物をステンレ
スに#30バーコーターで塗布した。塗布後、JIS−
K5400に基づき指触乾燥時間を測定したところ3分
であった。その後、10日間約25℃の室内にて放置
後、鉛筆硬度、密着性、耐水性、耐溶剤性を測定し下記
表1の一覧表のようになった。ステンレス以外にも様々
な基材に塗布し上記の条件で処理しテストした。ステン
レス以外の基材に関しては密着性のみ記載してある。
【0040】(実施例5)前記合成例5で得られたポリ
ブタジエン共重合体100部を撹拌機のついた容器に入
れ、そこにコバルト金属ドラーイヤーとしてコバルト金
属換算で0.03部に相当する6%ナフテン酸コバルト
0.5部、酢酸エチル200部を加えよく撹拌すること
によりコーティング組成物が得られる。 (塗布例5)実施例5のコーティング組成物をステンレ
スに吹き付けにより塗布した。塗布後、JIS−K54
00に基づき指触乾燥時間を測定したところ2分であっ
た。その後、7日間約25℃の室内にて放置後、鉛筆硬
度、密着性、耐水性、耐溶剤性を測定し下記表1の一覧
表のようになった。ステンレス以外にも様々な基材に塗
布し上記の条件で処理しテストした。ステンレス以外の
基材に関しては密着性のみ記載してある。
【0041】(実施例6)前記合成例6で得られたポリ
ブタジエン共重合体100部を撹拌機のついた容器に入
れ、そこにコバルト金属ドライヤーとしてコバルト金属
換算で0.03部に相当する6%ナフテン酸コバルト
0.5部、キシレン150部、11ブタノール50部を
加えよく撹拌することによりコーティング組成物が得ら
れる。 (塗布例6)実施例6のコーティング組成物をステンレ
スに吹き付けにより塗布した。塗布後、JIS−K54
00に基づき指触乾燥時間を測定したところ15分であ
った。その後、10日間約25℃の室内にて放置後、鉛
筆硬度、密着性、耐水性、耐溶剤性を測定し下記表1の
一覧表のようになった。ステンレス以外にも様々な基材
に塗布し上記の条件で処理しテストした。ステンレス以
外の基材に関しては密着性のみ記載してある。
【0042】(実施例7)前記合成例7で得られたポリ
ブタジエン共重合体100部を撹拌機のついた容器に入
れ、そこにコバルト金属ドライヤーとしてコバルト金属
換算で0.03部に相当する6%ナフテン酸コバルト
0.5部、キシレン300部、ブチセロ100部を加え
よく撹拌することによりコーティング組成物が得られ
る。 (塗布例7)実施例7のコーティング組成物をステンレ
スに#30バーコーターで塗布した。塗布後、JIS−
K5400に基づき指触乾燥時間を測定したところ3分
であった。その後、7日間約25℃の室内にて放置後、
鉛筆硬度、密着性、耐水性、耐溶剤性を測定し下記表1
の一覧表のようになった。ステンレス以外にも様々な基
材に塗布し上記の条件で処理しテストした。ステンレス
以外の基材に関しては密着性のみ記載してある。
【0043】(比較例1)前記比較合成例1で得られた
ポリブタジエン共重合体100部を撹拌機のついた容器
に入れ、そこにコバルト金属ドライヤーとしてコバルト
金属換算で0.03部に相当する6%ナフテン酸コバル
ト0.5部、キシレン75部、nブタノール25部を加
えよく撹拌することによりコーティング組成物が得られ
る。 (比較例1の塗布例)比較例1のコーティング組成物を
ステンレスに#30バーコーターで塗布した。塗布後、
JIS−K5400に基づき指触乾燥時間を測定したと
ころ5分であった。その後、7日間約25℃の室内にて
放置後、鉛筆硬度、密着性、耐水性、耐溶剤性を測定し
下記表1の一覧表のようになった。ステンレス以外にも
様々な基材に塗布し上記の条件で処理しテストした。ス
テンレス以外の基材に関しては密着性のみ記載してあ
る。
【0044】(比較例2)前記比較合成例2で得られた
ポリブタジエン共重合体100部を撹拌機のついた容器
に入れ、そこにコバルト金属ドライヤーとしてコバルト
金属換算で0.03部に相当する6%ナフテン酸コバル
ト0.5部、キシレン75部、nブタノール25部を加
えよく撹拌することによりコーティング組成物が得られ
る。 (比較例2の塗布例)比較例2のコーティング組成物を
ステンレスに#30バーコーターで塗布した。塗布後、
JIS−K5400に基づき指触乾燥時間を測定したと
ころ20時間以上であった。その後、10日間約25℃
の室内にて放置後、鉛筆硬度、密着性、耐水性、耐溶剤
性を測定し下記表1の一覧表のようになった。ステンレ
ス以外にも様々な基材に塗布し上記の条件で処理しテス
トした。ステンレス以外の基材に関しては密着性のみ記
載してある。
【0045】
【表1】
【0046】上記各実施例によるコーティング組成物を
使用した塗布試験では指触乾燥も早く適度の硬さがあ
り、密着性、耐水性、エタノールラビング、塗膜離脱性
も良くバランスがとれている。特に、密着性に関して
は、一部のプラスチック板以外は良好な密着性を示し
た。また、ポリブタジエン量の少ない共重合体からの例
である比較例1の場合は、ポリブタジエン量が少ないた
め、酸化硬化による架橋構造の寄与が少なく、硬度も低
く、密着性も一部のものに密着するだけで広範囲のもの
に密着可能とする目的に反するものである。さらに、ポ
リブタジエン量の多い比較例2の場合は、広範囲のもの
に密着可能とする目的には合致しているが、指触乾燥に
非常に時間が掛かりいつまでもべてベタ付いているた
め、作業性が悪く、ゴミ等が付着し易い。また、一旦形
成された塗膜は架橋が発達し過ぎるため塗膜離脱性が悪
い。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
広範囲の対象基材に密着可能なので、基材の種類が金
属、プラスチック、木材、ガラス等多岐に亙るものでも
コーティング剤の種類を変更することなく容易にコーテ
ィングすることができる。特に、プラスチックに塗布し
た場合、かなりの硬度のあるコーティング膜ができるた
め表面のキズの保護にもなり、また、アルコール、ガソ
リン等の弱溶剤に対する耐久性があるため、その保護と
なる。さらに、ガラス等の無機質透明板にコーティング
し、一時期を過ぎてから塗り替えを行った場合でもトル
エン、キシレン、エステル系溶剤等の強溶剤を使用すれ
ば、簡単且つ奇麗に拭き取ることができる。また、指触
乾燥が早いためゴミ等が付着しにくく、奇麗な塗膜面が
得られるという優れた効果を有する。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリブタジエン樹脂5〜60部と反応性
    含ビニル基モノマー40〜95部との共重合体と、コバ
    ルトの金属石鹸および有機溶剤液よりなることを特徴と
    するコーティング用組成物。
  2. 【請求項2】 前記ポリブタジエン樹脂は、平均分子量
    が500〜5000好ましくは700〜3000のもの
    で、しかもその微細構造において、1,2ビニル構造の
    割合が50%以上であることを特徴とする請求項1記載
    のコーティング用組成物。
  3. 【請求項3】 前記反応性含ビニル基モノマーとは、そ
    の構成を100分率で表わすと、反応性含ビニル基モノ
    マー中、 【化3】 で表わされるメタクリレート系モノマーの割合が50〜
    100%であることを特徴とする請求項1記載のコーテ
    ィング用組成物。
  4. 【請求項4】 前記反応性含ビニル基モノマーとは、そ
    の構成を100分率で表わすと、反応性含ビニル基モノ
    マー中、 【化4】 または、 【化5】 で表わされるメタクリレートおよびアクリレート系モノ
    マー、または酢酸ビニルモノマー、アクリロニトリル、
    スチレン、ビニルトルエンモノマー等で、その割合が0
    〜50%であることを特徴とする請求項1記載のコーテ
    ィング用組成物。
  5. 【請求項5】 前記コバルトの金属石鹸は、共重合体1
    00部に対しコバルト換算で0.002〜0.2部含む
    ことを特徴とする請求項1記載のコーティング用組成
    物。
  6. 【請求項6】 前記有機溶剤液は、芳香族系溶剤、エス
    テル系溶剤、ケトン系溶剤、アルコール系溶剤等で全体
    として3〜60%の溶液になるようにすることを特徴と
    する請求項1記載のコーティング用組成物。
JP26764396A 1996-09-03 1996-09-03 コーティング用組成物 Withdrawn JPH1077441A (ja)

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