JPH1078240A - 空気調和機のドレンパン - Google Patents

空気調和機のドレンパン

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JPH1078240A
JPH1078240A JP8233165A JP23316596A JPH1078240A JP H1078240 A JPH1078240 A JP H1078240A JP 8233165 A JP8233165 A JP 8233165A JP 23316596 A JP23316596 A JP 23316596A JP H1078240 A JPH1078240 A JP H1078240A
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JP
Japan
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drain pan
antibacterial agent
antibacterial
air conditioner
agent
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JP8233165A
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English (en)
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Toshimitsu Tsukui
利光 津久井
Hitoshi Tsukahara
仁 塚原
Kaoru Aizawa
薫 相沢
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 雑菌などの繁殖を抑制し、かつ雑菌などの繁
殖によりヘドロなどが発生して凝縮水の通路、ドレンな
どが詰まるのを長期にわたり防止できる空気調和機のド
レンパンを開発する。 【解決手段】 空気調和機に装備されて凝縮水を受ける
発泡樹脂材料製の空気調和機のドレンパンの表面に結晶
性ポリプロピレン、無機充填剤および抗菌剤を含む抗菌
剤含有樹脂組成物層を積層する。前記抗菌剤含有樹脂組
成物層の上にさらに前記抗菌剤を透過可能な樹脂製シー
トあるいはフィルムを積層して前記凝縮水がこのシート
あるいはフィルムに接するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機に装備
され、熱交換器等の凝縮水を受ける空気調和機のドレン
パンに関するものであり、さらに詳しくは雑菌などの繁
殖によりヘドロなどが発生して凝縮水の通路などが詰ま
るのを長期にわたり防止した空気調和機のドレンパンに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】空気調和機では、冷房運転時に室内熱交
換器に室内空気の湿気が結露し、それが凝縮水として下
方に滴下するので、室内熱交換器の下には凝縮水を受け
て、それを排出するためのドレンパンが装備されてい
る。
【0003】このドレンパンには、板金製や樹脂材料、
または板金と樹脂材料を組み合わせたもの等があるが、
樹脂材料製のもののうち、特に、成型容易であり、断熱
効果に優れ、且つ安価で軽量な点から発泡樹脂を使用し
たものがある。
【0004】かかる発泡樹脂材料製のドレンパンは、例
えば、スチロール樹脂のビーズを蒸気等により加熱して
発泡成型したドレンパンが用いられる。しかしこのドレ
ンパンはドレンパンの形状や厚み、及び成形条件等によ
ってビーズどうしが充分に融合できず、発泡粒子間の境
目や隙間に水が浸透して水漏が発生する場合があるの
で、凝縮水が接する面に防水用のスチロール樹脂、AB
S樹脂などのシートを貼着したドレンパンや、雑菌など
の繁殖を防止するために、その上に更にポリエチレン、
ポリプロピレンなどに抗菌剤や抗菌剤組成物を練り込ん
だ樹脂組成物からなるシートあるいはフィルムを積層し
たドレンパンが提案されている。
【0005】しかし、防水用のスチロール樹脂などのシ
ートを貼着し、雑菌などの繁殖を防止するために、その
上に更にポリエチレンなどに抗菌剤や抗菌剤組成物を練
り込んだ樹脂組成物からなるシートあるいはフィルムを
積層したドレンパンであっても、空気調和機を2〜3年
程度使用すると凝縮水により抗菌剤が流出するため抗菌
性が失われ、雑菌などが繁殖してヘドロやゼリー状にな
り、凝縮水の通路やドレンを詰まらせたり、あるいは前
記のヘドロやゼリー状の流出物が流れ出るとドレンパン
以外の場所にも雑菌などが繁殖して不衛性となる問題が
あった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
のドレンパンを改良して、雑菌などの繁殖を抑制し、か
つ雑菌などの繁殖によりヘドロなどが発生して凝縮水の
通路、ドレンなどが詰まるのを長期にわたり防止でき、
さらには熱交換器に用いた薬品がドレンとともに滴下し
た際の耐薬品性の向上が計れるような空気調和機のドレ
ンパンを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等はかかる問題
について鋭意研究した結果、例えばスチロール樹脂など
のビーズを蒸気等により加熱して発泡成型した発泡樹脂
材料製の空気調和機のドレンパンの表面に、結晶性ポリ
プロピレン、無機充填剤および抗菌剤を含む抗菌剤含有
樹脂組成物層を積層することにより、結晶性ポリプロピ
レンが漏水などを防止するとともに、配合した無機充填
剤が抗菌剤のマイグレーション、透過、放出などを制御
するので、雑菌などの繁殖を抑制し、雑菌などの繁殖に
よりヘドロなどが発生して凝縮水の通路、ドレンなどが
詰まるのを長期にわたり防止できることを見いだし本発
明を成すに到った。
【0008】本発明の請求項1の発明は、空気調和機に
装備されて熱交換器から滴下する凝縮水を受ける発泡樹
脂材料製のドレンパンにおいて、このドレンパンの表面
に結晶性ポリプロピレン、無機充填剤および抗菌剤を含
む抗菌剤含有樹脂組成物層を積層したことを特徴とする
空気調和機のドレンパンである。
【0009】本発明の請求項2の発明は、請求項1記載
の空気調和機のドレンパンにおいて、前記抗菌剤含有樹
脂組成物層の上に前記抗菌剤透過可能な複数の孔を有す
る樹脂製シートあるいはフィルムを積層したことを特徴
とする。この樹脂製シートあるいはフィルムを前記抗菌
剤含有樹脂組成物層の上にさらに積層することにより熱
交換器に用いた薬品がドレンとともに滴下した際の耐薬
品性の向上が計れる。
【0010】本発明の請求項3の発明は、請求項2記載
の空気調和機のドレンパンにおいて、前記樹脂製シート
あるいはフィルムの積層に前記抗菌剤を配合した接着剤
を用いることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明においては、長期にわたり
雑菌などの繁殖を抑制するために、結晶性ポリプロピレ
ン、無機充填剤および抗菌剤を含む抗菌剤含有樹脂組成
物からなるフィルム状あるいはシート状の層をドレンパ
ンの表面に設ける。
【0012】本発明で用いる結晶性ポリプロピレンとし
ては、チタンなどの遷移金属を含む固体触媒成分と有機
アルミニウム化合物あるいはこれらの電子供与性有機化
合物とから得られる触媒系を用いて製造される結晶性プ
ロピレン単独重合体、結晶性プロピレン・エチレンブロ
ック共重合体などあるいはこれらの混合物などいずれも
使用することができる。ここでいう結晶性プロピレン・
エチレンブロック共重合体はプロピレン単独重合体成分
とプロピレン・エチレン共重合体成分の2成分を主成分
とするものである。また、上記結晶性ポリプロピレンに
は、エチレン系共重合体などをブレンドしてもよく、必
要に応じてエチレン・プロピレン共重合ゴムを20重量
%以下添加してもよい。
【0013】上記結晶性ポリプロピレンの分子量分布
(Mw/Mn)、メルトフローレート(MFR)などは
特に限定されない。しかし分子量分布(Mw/Mn)が
約5.5〜12、メルトフローレート(MFR)が約
0.3〜12.0g/10min. の結晶性ポリプロピ
レンは成形性や無機充填剤や抗菌剤との混合性に優れ、
機械的強度などが大きいので好ましく使用できる。分子
量分布(Mw/Mn)の値はゲルパーミエーションクロ
マトグラフィー(GPC)によって測定されたものであ
る。分子量分布(Mw/Mn)は分子量分布の広さを表
すパラメータであり重量平均分子量(Mw)を数平均分
子量(Mn)で除した値である。分子量分布(Mw/M
n)が5.5未満のものは成形性が悪くなる。一方、1
2を越えるものは機械的強度が低下する恐れがある。M
FRが0.3g/10min.未満の場合は成形性が悪
く、12.0g/10min.を超えるものは衝撃強度
をはじめとする機械的強度が低くなる。
【0014】本発明においては、適当な形状、表面積な
どを有する無機充填剤を適切な配合量で添加することに
より抗菌剤含有樹脂組成物からドレンパン表面へ抗菌剤
がマイグレーションしたり、透過したり、放出されたり
する速度や量を制御できるので、ドレンパン表面に長期
抗菌性を付与できる。ここでいう無機充填剤としては、
粉粒体、平板状、針状、球状または中空および繊維状の
形状の無機充填剤が挙げられ、具体的にはタルク、炭酸
カルシウム、炭酸マグネシウム、珪酸カルシウム、クレ
ー、珪藻土、アルミナ、珪砂、ガラス粉、酸化鉄、金属
粉、三酸化アンチモン、グラファイト、炭化珪素、シリ
カ、カーボンブラックなどの粉粒状充填剤、雲母、ガラ
ス板、セリサイト、パイロフィライト、アルミフレーク
などの金属箔、黒鉛などの平板状もしくは燐片状充填
剤、シラスバルーン、軽石などの中空状充填剤、ガラス
繊維、炭素繊維、グラファイト繊維、ウイスカーなどの
繊維などの例を挙げることができる。
【0015】これらの中でも平板状もしくは燐片状充填
剤は好ましく使用できる。無機充填剤の配合量は特に限
定されない。あまり多量に配合すると機械的強度が低下
し、逆にあまり少ないと抗菌剤のマイグレーション、透
過、放出などの制御が困難となる。
【0016】本発明において使用する抗菌剤としては、
適切な殺菌効果を有するものであることは勿論である
が、一般的な住環境において使用するためには、人体へ
の毒性や環境への悪影響がないことが条件となる。この
ような条件を満たす抗菌剤としては有機系抗菌剤、無機
系抗菌剤あるいはこれらの混合物を使用できる。有機系
抗菌剤としては、例えば、パラクロロメタキシレノール
および2−5−ジクロロ−4−ブロモフェノールなどの
フェノール類、N−(フロロジクロロメチルチオ)−フ
タルイミドおよびN,N−ジメチル−N’−フェニル−
N’−(フロロジクロロメチルチオ)−スルファミドな
どのハロアルキル類、1−(4−クロロフェニル)−3
−ヨードプロパギールホルマールおよび1−[(ジヨー
ドメチル)スルフォニル]−4−メチルベンゼンなどの
ヨード類、2−(4−チアゾリル)−ベンツイミダゾー
ルおよびベンツイミダゾリルカルバミン酸メチルエステ
ルおよび2−メトキシカルボニルアミノベンツイミダゾ
ールなどのベンツイミダゾール類、2−チオシアノ−メ
チルチオ−ベンゾチアゾールおよび1,2−ビス(3−
メトキシカルボニル−2−チオウレイド)ベンゼンなど
のベンゾチアゾール類、テトラメチルチウラムジスルフ
ィドおよびエチレンビス(ジチオカルバミン酸)亜鉛な
どのチオカーバメート類、ビス(2−ピリジルチオ−1
−オキシド)亜鉛および2,3,5,6−テトラクロロ
−4−(メチルスルフェニル)ピリジンおよび2,4−
ジクロロ−6−(オルト−クロロアニリノ)−1,3,
5−トリアジンなどの異種環式窒素化合物、8−オキシ
キノリン銅および2−3−ジクロロ−1,4−ナフトキ
ノンなどのキノン類、1,2−ベンツイソチアゾリン−
3−オンおよび2−n−オクチル−4−イソチアゾリン
−3−オンなどのイソチアゾリン類、塩化ベンザルコニ
ウムおよび1,1’−ヘキサメチレンビス[5−(4−
クロロフェニル)ビグアニド]ジヒドロクロリドなどの
第4級アンモニウム塩類、2,4,5,6−テトラクロ
ロイソフタノニトリルをはじめとするシアネート類、サ
リシルアニドをはじめとするアニリド類、10,10’
−オキシビスフェノキサアルシンをはじめとする有機砒
素類、1−(3−クロロアリル)−3,5,7−トリア
ザ−1−アゾニアアダマンタンクロリド、α−ブロモシ
ンナムアルデヒド、2,4,4−トリクロロ−2’−ヒ
ドロキシジフェニールエーテルなど、トリクロロカルバ
ニド、ポリヘキサメチレンバイグアニドハイドロクロリ
ド、オクタデシルジメチル−3−トリメトキシシリルプ
ロピルアンモニウムなどを主成分とするものなどを挙げ
ることができる。
【0017】無機系抗菌剤としては、例えば、銀、銅、
亜鉛、錫などの無機化合物を主体とする無機系抗菌剤
や、これらの抗菌剤を炭酸カルシウム、ゼオライト、カ
オリンクレー、珪藻土、タルク、ベントナイト、セラミ
ックス、活性炭、アパタイトなどに担持させた無機系抗
菌剤を挙げることができる。セラミックス、活性炭、ア
パタイトなどに担持させた無機系抗菌剤は抗菌性が高
く、非揮発性であり、樹脂と混練し易いなどの理由から
好ましく使用できる。抗菌剤の配合割合は特に限定され
ない。
【0018】結晶性ポリプロピレン、無機充填剤、抗菌
剤を含む本発明で用いる抗菌剤含有樹脂組成物は他に、
本発明の主旨を逸脱しない範囲で必要に応じて防黴剤、
殺虫剤、消臭剤、着香剤、帯電防止剤、酸化防止剤、紫
外線吸収剤、滑剤、造核剤、坑ブロッキング剤、防曇
剤、難燃剤、顔料、分散剤などの公知の添加剤を任意に
添加配合することができる。
【0019】本発明で用いる抗菌剤を透過可能な樹脂と
しては、抗菌剤を透過可能な樹脂であれば特に限定され
ない。具体的には、例えば、ポリエチレン、ポリプロピ
レンなどの結晶性ポリオレフィンを挙げることができ
る。
【0020】本発明で用いる抗菌剤を透過可能な樹脂製
のシートあるいはフィルムはその下に積層されている抗
菌剤含有樹脂組成物層が直接凝縮水に接してその中に含
まれる抗菌剤が短期間に流出するのを抑制・制御するた
めのものであり、抗菌剤含有樹脂組成物に同じ抗菌剤を
同量だけ使用しても樹脂の種類やシートあるいはフィル
ムの厚さなどを変えることにより抗菌効果と流出期間の
関係を制御できる。
【0021】本発明においては、抗菌剤を透過可能な樹
脂製のシートあるいはフィルムに複数の孔を設けたもの
を用いることができる。孔の大きさ、孔の数、孔の分
布、孔の形状などを変えて抗菌効果と流出期間の関係を
変えることができる。
【0022】発泡樹脂材料製の空気調和機のドレンパン
の表面に抗菌剤含有樹脂組成物層を積層するのに使用す
る接着剤や抗菌剤を透過可能な樹脂製のシートあるいは
フィルムを積層するのに使用する接着剤として、前記抗
菌剤を配合した接着剤を用いることができる。前記抗菌
剤を配合した接着剤を用いることにより、より一層、雑
菌などの繁殖を抑制し、雑菌などの繁殖によりヘドロな
どが発生して凝縮水の通路、ドレンなどが詰まるのを長
期にわたり防止できる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
【0024】図1に示すように、本発明の実施例にかか
る空気調和機1は、吊り金具8により天井空間に吊り下
げて固定される天井埋め込み型の空気調和機であり、そ
の化粧板2の一側に吸込口3、他側に吹出口4が開口さ
れ、吸込口3から吸入された空気を熱交換後、吹出口4
から吹き出すようになっている。
【0025】本体6内には、送風機5、熱交換器7、ド
レンパン(空気調和機のドレンパン)9、ドレンポンプ
11(図2参照)等が収納されており、吸込口3から吸
入された空気は、送風機5により、熱交換器7に送られ
て、ここで熱交換された後、吹出口4から吹き出され
る。
【0026】ドレンパン9には、凹状に形成された内表
面10に熱交換器7の下端部が載置されており、内表面
10が熱交換器に結露した凝縮水を受けるようになって
いる。この内表面10は凝縮水を受けると共に、受けた
凝縮水を溜める。そして、溜めた凝縮水は、ドレンポン
プ11により汲み出されて、図示しないドレンホースを
介して外に排出するようになっている。15は発泡樹脂
粒子を示す。
【0027】ドレンパン9は、発泡成形された発泡ポリ
スチレンにより、所定の形状に製造されている。発泡成
形することにより断熱効果が高められている。また、材
料として発泡ポリスチレンを用いることにより、安価に
且つ容易に製造することができる。
【0028】尚、ドレンパン9の材料としては、発泡樹
脂であれば、発泡ポリスチレン樹脂に限らず、塩化ビニ
リデン、ポリプロピレン、ポリエチレン等であってもよ
い。
【0029】ドレンパン9の厚みは、場所によって異な
るが、例えば10乃至15mm程度に形成されている。
【0030】図3は、ドレンパン9の内表面10の断面
説明図である。ドレンパン9の表面には、接着剤12を
用いて、結晶性ポリプロピレン[分子量分布(Mw/M
n)=5、MFR=5g/10min.]に無機充填剤
(マイカ微粉末30重量%)、無機系抗菌剤[商品名;
ノバロンAGZ330、東亜合成(株)製0.5重量
%]を配合した抗菌剤含有樹脂組成物からなる抗菌性フ
ィルム13が積層され、その上にさらに前記抗菌剤を透
過可能なポリエチレン樹脂製フィルム14が積層されて
いる。
【0031】かかるドレンパンの製造は、金型にビーズ
状のポリスチレンを充填した後、蒸気により加熱して樹
脂を発泡させて行う。発泡体の表面に温度の高い蒸気を
供給して表面の溶融を行ってもよい。抗菌性フィルム1
3、ポリエチレン樹脂製フィルム14の積層は発泡成形
と同時に行っても、発泡成形後に積層してもいずれでも
よい。
【0032】熱交換器7に結露された凝縮水は下方に落
下して、ドレンパン9に受けられ溜められる。ドレンパ
ン9では所定の箇所に凝縮水を集めるようになってお
り、所定量の凝縮水が溜るとドレンポンプ11が作動し
て、ドレンパン9内の水を排出する。
【0033】ドレンパン9は抗菌性フィルム13、ポリ
エチレン樹脂製フィルム14が積層されているので、凝
縮水が漏れたりすることなく、凝縮水の排出がスムース
にできるとともに、配合した無機充填剤によりマイグレ
ーション、透過、放出などが制御されて抗菌性フィルム
13からドレンパン9の表面の方向に移行する抗菌剤
は、抗菌剤を透過できるポリエチレン樹脂製フィルム1
4を通ってドレンパン9の表面に供給されるのでドレン
パン9は抗菌性を有する。例え、ドレンパン9に溜った
凝縮水により透過して表面にでた抗菌剤が流出されて
も、また配合した無機充填剤によりマイグレーション、
透過、放出などが制御されて抗菌剤が抗菌性フィルム1
3から移行し、ポリエチレン樹脂製フィルム14を通っ
て表面に供給されるのでドレンパン9は実質的に常に抗
菌性を有することになる。このようにしてドレンパン9
は、雑菌などの繁殖をよりよく抑制することができ、雑
菌などの繁殖によりヘドロなどが発生して凝縮水の通
路、ドレンなどが詰まるのをより長期にわたり防止でき
た。抗菌剤組成物を前記接着剤に対して配合すれば、よ
り一層抗菌効果を挙げることができる。
【0034】
【発明の効果】本発明の空気調和機のドレンパンは、結
晶性ポリプロピレンに無機充填剤、抗菌剤を配合した抗
菌剤含有樹脂組成物層をその表面に設けたので、無機充
填剤によってマイグレーション、透過、放出などが制御
された抗菌剤がドレンパン表面に移行して雑菌などの繁
殖を抑制できる。このようにして、雑菌などの繁殖によ
りヘドロなどが発生して凝縮水の通路、ドレンなどが詰
まるのを長期にわたり防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例にかかる空調機の断面図であ
る。
【図2】 図1に示す空調機に装備されたドレンパンの
断面図である。
【図3】 図2に示すドレンパンの一部を拡大して示す
断面図である。
【符号の説明】
1 空気調和機 2 化粧板 3 吸込口 4 吹出口 5 送風機 6 本体 7 熱交換器 8 吊り金具 9 ドレンパン 10 内表面 11 ドレンポンプ 12 接着剤 13 抗菌性フィルム 14 ポリエチレン樹脂製フィルム 15 発泡樹脂粒子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気調和機に装備されて熱交換器から滴
    下する凝縮水を受ける発泡樹脂材料製のドレンパンにお
    いて、このドレンパンの表面に結晶性ポリプロピレン、
    無機充填剤および抗菌剤を含む抗菌剤含有樹脂組成物層
    を積層したことを特徴とする空気調和機のドレンパン。
  2. 【請求項2】 前記抗菌剤含有樹脂組成物層の上に前記
    抗菌剤透過可能な複数の孔を有する樹脂製シートあるい
    はフィルムを積層したことを特徴とする請求項1記載の
    空気調和機のドレンパン。
  3. 【請求項3】 前記樹脂製シートあるいはフィルムの積
    層に前記抗菌剤を配合した接着剤を用いることを特徴と
    する請求項2記載の空気調和機のドレンパン。
JP8233165A 1996-09-03 1996-09-03 空気調和機のドレンパン Pending JPH1078240A (ja)

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