JPH1078683A - シクロデキストリン含有液体現像剤組成物 - Google Patents

シクロデキストリン含有液体現像剤組成物

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JPH1078683A
JPH1078683A JP9198516A JP19851697A JPH1078683A JP H1078683 A JPH1078683 A JP H1078683A JP 9198516 A JP9198516 A JP 9198516A JP 19851697 A JP19851697 A JP 19851697A JP H1078683 A JPH1078683 A JP H1078683A
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cyclodextrin
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JP9198516A
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David H Pan
エイチ パン デビッド
Scott D Chamberlain
ディー チェンバレン スコット
George A Gibson
エイ ギブソン ジョージ
John W Spiewak
ダブリュ スピーウェイク ジョン
Frank J Bonsignore
ジェイ ボンスイグノア フランク
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シクロデキストリンを含有する液体現像剤を
提供する。 【解決手段】 無極性液体と、熱可塑性樹脂粒子と、顔
料と、電荷誘導剤と、シクロデキストリンまたは1つ以
上の有機塩基アミノ基を含有するシクロデキストリン誘
導体を含む電荷制御剤とを含む正に帯電した液体現像剤
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的には、液体
現像剤組成物、および画像パターンを誘電レセプタ上に
針で描くエレクトログラフィー画像における画像印刷工
程で該現像剤によって得られる改良された現像画像に関
し、特に、ある電荷制御剤を含有する液体現像剤に関す
る。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】具体的には、本発明
は、無極性液体と、顔料または染料と、シクロデキスト
リン電荷制御剤と、電荷誘導剤とを含む正に帯電した液
体現像剤に関する。当該現像剤は、品質の高い画像の現
像と産生に関していくつかの利点を有する。本発明の現
像剤は反射光学濃度(ROD)が高く、および/または
残留電圧(Vout )の低い画像を提供する。反射光学濃
度が高ければ、深く濃い所望の色の画像や広範な彩度の
画像が提供される。画像の残留電圧が低ければ、次に重
ねる層の反射光学濃度が高い印刷が可能となり、第一の
色層に異なった色の第二の色層を重ねる際のにじみやL
*** 表色系立体におけるシフト(色相のシフト)と
いった画像の欠陥を削減または除去する。直列コンデン
サ容量データ(Series−Capacitance
Data)を用いて液体現像剤の総電荷量を測定し
た。測定でわかったことは、トナー粒子や現像剤粒子に
電荷を与えすぎるとRODが低くなる可能性があり、そ
の結果、彩度が低くなって画像の品質が劣化する。さら
に、本発明の液体現像剤にはその実施の形態において同
時出願中の米国特許出願第08/505,043号に記
載の式で表される電荷誘導剤、特にAlohasとEM
PHOS PS−900TMの混合物、またはサリチル酸
ジ−t−ブチルアルミニウムであるAlohasのみを
加えることができる。当該発明の開示内容はすべて本発
明の参考文献となっている。
【0003】本発明の目的は、画像品質を最適化するた
めに粒子の電荷を制御または調節できる液体現像剤を提
供することにある。
【0004】また、本発明の目的は、電荷制御剤または
添加剤としてシクロデキストリンおよびシクロデキスト
リンの有機塩基窒素含有誘導体を用いる液体現像剤を提
供することにある。
【0005】またさらに、本発明の目的は、にじみ、解
像度や濃度の低下、マゼンタ画像にイエロー画像を重ね
たプリントにみられるカラーシフトといった現像画像の
欠陥を除去または最小限に止める正に帯電した液体現像
剤を提供することにある。
【0006】さらに、本発明の別の目的は、ある電荷制
御剤を含有しているために、反射光学濃度(ROD)が
高く、および/または残留電圧(Vout )の低い現像画
像が得られるという点で電荷制御剤を含まない液体現像
剤よりも優れている正に帯電した液体現像剤を提供する
ことにある。
【0007】本発明の上記目的は、本発明の実施の形態
で液体現像剤を製造することによって達成される。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の実施の形態で
は、無極性液体と、顔料と、樹脂好ましくは熱可塑性樹
脂と、シクロデキストリン電荷制御剤と、電荷誘導剤と
を含む液体現像剤を製造する。前記電荷誘導剤はアルキ
ル化サリチル酸のアルミニウム塩、例えばヒドロキシビ
ス[3,5−t−ブチルサリチル酸]アルミニウムとE
MPHOS PS−900TMの混合物などである。本発
明の参考文献となっている米国特許出願第08/50
5,043号参照のこと。
【0009】電荷誘導剤は有効量、例えば約0.001
から約5、好ましくは約0.005から約1重量%含ま
れており、その例はサリチル酸ジ−t−ブチルアルミニ
ウム;ヒドロキシビス[3,5−t−ブチルサリチル
酸]アルミニウム;ヒドロキシビス[3,5−t−ブチ
ルサリチル酸]アルミニウムの一、二、三、四水和物;
ヒドロキシビス[サリチル酸]アルミニウム;ヒドロキ
シビス[モノアルキルサリチル酸]アルミニウム;ヒド
ロキシビス[ジアルキルサリチル酸]アルミニウム;ヒ
ドロキシビス[トリアルキルサリチル酸]アルミニウ
ム;ヒドロキシビス[テトラアルキルサリチル酸]アル
ミニウム;ヒドロキシビス[ヒドロキシナフトエ酸]ア
ルミニウム;ヒドロキシビス[モノアルキル化ヒドロキ
シナフトエ酸]アルミニウム;ビス[ジアルキル化ヒド
ロキシナフトエ酸]アルミニウムでアルキルは好ましく
は炭素原子数が1から約6であるもの;ビス[トリアル
キル化ヒドロキシナフトエ酸]アルミニウムでアルキル
は好ましくは炭素原子数が1から約6であるもの;ビス
[テトラアルキル化ヒドロキシナフトエ酸]アルミニウ
ムでアルキルは好ましくは炭素原子数が1から約6であ
るもの;などをEMPHOS PS−900TMと混合す
る。さらに詳しくは、正に帯電した液体現像剤は、無極
性液体と、熱可塑性樹脂粒子と、必要に応じて電荷補助
剤と、必要に応じて顔料と、リン酸とイソトリデシルア
ルコールから作られた無極性液体に可溶の有機リン酸の
モノおよびジエステル混合物であるI.と無極性液体に
可溶の有機アルミニウム錯体であるII.との混合物ま
たはその混合物の組み合わせを含む電荷誘導剤とを含
む。
【0010】
【化7】 モノ
【化8】
【化9】
【化10】 ここで、R1は水素およびアルキルからなる基から選ば
れ、nは数を表す。
【0011】本発明で重要なことはシクロデキストリン
の電荷制御剤を使用することである。この電荷制御剤を
トナー樹脂および顔料と混合した後、電荷誘導剤が添加
される。シクロデキストリンは、例えば6、7、8個の
グルコース単位を含む環状炭水化物分子で、それぞれα
−、β−、γ−シクロデキストリンと呼ばれるが、中空
の内部空洞を有する円錐形の分子構造をしている。シク
ロデキストリンの化学は“Cyclodextrin
Chemistry”M.L.BenderとM.Ko
miyama著、1978年、Springer出版に
記載されており、その内容はすべて本発明の参考文献と
なっている。α−、β−、およびγ−シクロデキストリ
ンは、それぞれ、シクロヘキサアミロースおよびシクロ
マルトールヘキソース、シクロヘプタアミロースおよび
シクロマルトールヘプトース、およびシクロオクタアミ
ロースおよびシクロマルトールオクトースとしても知ら
れている。これらの環状分子は内部が中空になっている
ので、疎水性カチオンを含有するベンゼン環のような正
電荷のイオンなどのイオンや分子をいくつか複合、含有
または捕獲することが可能である。疎水性カチオンはシ
クロデキストリンの空洞に入り込むことが知られてい
る。また、小さい親水性カチオン、例えば電荷誘導剤の
逆ミセルの水性コアからトナー粒子上にあるシクロデキ
ストリンCCA(charge control ad
ditive、電荷制御剤)部位に移動したプロトン
は、シクロデキストリンの疎水性の比較的大きな内部空
洞ではなく、円錐形のシクロデキストリン分子の上下の
開口部を取り囲む親水性の水酸基の環構造に捕獲される
と考えられている。プロトン捕獲は、プロトンが前記水
酸基およびそれに会合している水和の水分子と水素結合
することによって起こると考えられている。さらに、変
性シクロデキストリン又はシクロデキストリン誘導体も
本発明の液体現像剤の電荷制御剤として使用してよい。
特に、塩基性の有機官能基、例えば、アミン、アミジ
ン、グアニジンを含有するシクロデキストリン分子の誘
導体もプロトン化窒素カチオン種を生成することによっ
てプロトンを捕獲する。本発明の正に帯電した液体トナ
ーが正電荷の性質を備えるのは、このプロトン捕獲のメ
カニズムのためであると考えられている。
【0012】シクロデキストリンの具体例は、その多く
がAmerican MaizeProducts C
ompany社から入手できるが、親化合物であるα
−、β−、およびγ−シクロデキストリン、分枝α−、
β−、およびγ−シクロデキストリン、置換度は様々の
置換α−、β−、およびγ−シクロデキストリン誘導体
などである。α−、β−、およびγ−シクロデキストリ
ン誘導体は、2−ヒドロキシエチルシクロデキストリ
ン、2−ヒドロキシプロピルシクロデキストリン、アセ
チルシクロデキストリン、メチルシクロデキストリン、
エチルシクロデキストリン、スクシニルβ−シクロデキ
ストリン、シクロデキストリンの硝酸エステル、N,N
−ジエチルアミノ−N−2−エチルシクロデキストリ
ン、N,N−モルホリノ−N−2−エチルシクロデキス
トリン、N,N−チオジエチレン−N−2−エチルシク
ロデキストリン、およびN,N−ジエチレンアミノメチ
ル−N−2−エチルシクロデキストリンなどであって、
置換度はα−シクロデキストリン誘導体については1か
ら18、β−シクロデキストリン誘導体については1か
ら21、およびγ−シクロデキストリン誘導体について
は1から24の範囲で変化できる。置換度はシクロデキ
ストリンの水酸基の水素原子がシクロデキストリン誘導
体の中で挙げた名前の置換基にどの程度置換されたかと
いうことである。2から5個の異なる置換基を含むシク
ロデキストリン誘導体混合物、および、いずれか1つの
置換基を1から99%含むシクロデキストリン誘導体混
合物も本発明では使用してよい。
【0013】この他、α−、β−、およびγ−シクロデ
キストリン誘導体には、Wacker−Chemie
GmbH社製ベータW7 MCT、置換度約2.8のモ
ノクロロトリアジニル−β−シクロデキストリンと、ア
ミン、アミジン、グアニジンなどの有機塩基化合物とを
反応させて製造したものも含まれる。モノクロロトリア
ジニル−β−シクロデキストリン誘導体と反応するため
のアミン中間体は、第一級または第二級脂肪族アミン部
位と2次第三級脂肪族アミン部位(second te
rtiary aliphatic amine si
te)を同一分子内に含有する分子などである。従っ
て、モノクロロトリアジニル−β−シクロデキストリン
誘導体の反応塩素の求核置換反応が起きた後に生成する
シクロデキストリントリアジンCCAは、第一級または
第二級アミン部位がトリアジン環との共有結合に使われ
ても第三級アミン部位は結合に使われずに残ってプロト
ンを捕獲しトナーを正に帯電させる。さらに、アミン中
間体は第一級および/または第二級脂肪族アミン部位で
二官能性、第三級アミン部位で一官能性または多官能性
であるので、モノクロロトリアジニル−β−シクロデキ
ストリン誘導体の反応塩素の求核置換反応後はポリマー
形態のシクロデキストリントリアジンCCAが生成す
る。第三級アミンを有するシクロデキストリン誘導体を
製造するためにモノクロロトリアジニル−β−シクロデ
キストリン誘導体と反応させるアミン中間体の好ましい
例は、4−(2−アミノエチル)モルホリン、4−(3
−アミノプロピル)モルホリン、1−(2−アミノエチ
ル)ピペリジン、1−(3−アミノプロピル)−2−ピ
ペコリン、1−(2−アミノエチル)ピロリジン、2−
(2−アミノエチル)−1−メチルピロリジン、1−
(2−アミノエチル)ピペラジン、1−(3−アミノプ
ロピル)ピペラジン、4−アミノ−1−ベンジルピペリ
ジン、1−ベンジルピペラジン、4−ピペリジノピペリ
ジン、2−ジメチルアミノエチルアミン、1,4−ビス
(3−アミノプロピル)ピペラジン、4−(アミノメチ
ル)ピペリジン、4,4’−トリメチレンジピペリジ
ン、および4,4’−エチレンジピペリジンなどであ
る。アミジンおよびグアニジンを有するシクロデキスト
リントリアジンCCAを中和後製造するためにモノクロ
ロトリアジニル−β−シクロデキストリン誘導体と反応
させるアミジンおよびグアニジン中間体の好ましい例
は、酢酸ホルムアミジン、塩酸ホルムアミジン、塩酸ア
セトアミジン、塩酸ベンズアミジン、塩酸グアニジン、
硫酸グアニジン、2−グアニジノベンズイミダゾール、
塩酸1−メチルグアニジン、硫酸1,1−ジメチルグア
ニジン、および1,1,3,3−テトラメチルグアニジ
ンなどである。モノクロロトリアジニル−β−シクロデ
キストリン誘導体から作られた混合シクロデキストリン
には、2から5個の異なる置換基と、本発明のいずれか
1つの置換基を1から99%含んでいてよい。
【0014】シクロデキストリンは次のような構造式の
ものなどである。
【0015】
【化11】 α−シクロデキストリン:18個の水酸基を含有する6
個のD−グルコース環
【化12】 β−シクロデキストリン:21個の水酸基を含有する7
個のD−グルコース環
【化13】 γ−シクロデキストリン:24個の水酸基を含有する8
個のD−グルコース環
【化14】 第三級アミノα−シクロデキストリン
【化15】 第三級アミノβ−シクロデキストリン
【化16】 第三級アミノγ−シクロデキストリン 本発明の実施の形態では、シクロデキストリンは様々な
有効量使用されるが、例えば、樹脂、顔料、シクロデキ
ストリン固形物の総重量%を基にして、約0.05から
約10、好ましくは約3から約7重量%である。例えば
シクロデキストリン5重量%に対して、樹脂55重量
%、顔料40%を使用する。
【0016】本発明の現像剤に使用する無極性液体担体
の例は、有効粘度が例えば約0.5から約500センチ
ポイズ、好ましくは約1から約20センチポイズで、固
有抵抗が5×109オーム・cm以上、例えば5×10
13の液体などである。好ましくは、使用される液体は分
枝脂肪族炭化水素である。ISOPAR(商品名)シリ
ーズ(Exxon Corporation社製)の無
極性液体も本発明の現像剤に使用してよい。これらの炭
化水素液体は、イソパラフィン炭化水素留分中の非常に
純度の高い限られた一部分であると考えられている。例
えば、ISOPAR G(商品名)の沸点範囲は約15
7℃から約176℃;ISOPAR H(商品名)は約
176℃から約191℃;ISOPAR K(商品名)
は約177℃から約197℃;ISOPAR L(商品
名)は約188℃から約206℃;ISOPAR M
(商品名)は約207℃から約254℃;ISOPAR
V(商品名)は約254.4℃から約329.4℃で
ある。ISOPAR L(商品名)の中間沸点は約19
4℃である。ISOPAR M(商品名)の自己発火点
は約338℃である。ISOPAR G(商品名)の引
火点は密閉法で測定して40℃;ISOPAR H(商
品名)の引火点はASTMのD−56法で測定して53
℃;ISOPAR L(商品名)の引火点はASTMの
D−56法で測定して61℃;ISOPAR M(商品
名)の引火点はASTMのD−56法で測定して80℃
である。使用する液体は一般的に知られたもので、本発
明の実施の形態では電気体積抵抗が109オーム・cm
を越え、誘電率が3.0未満でなければならない。さら
に、実施の形態では、25℃における蒸気圧は10トル
未満でなければならない。
【0017】ISOPAR(商品名)シリーズの液体
は、本発明の液体現像剤の分散剤として好ましいが、粘
度と固有抵抗の必須の特性を満たす液体は他にもある。
具体的には、Exxon Corporation社の
NORPAR(商品名)シリーズ、Phillips
Petroleum Company社のSOLTRO
L(商品名)シリーズ、Shell Oil Comp
any社のSHELLSOL(商品名)シリーズが使用
できる。
【0018】本発明の現像剤に使用する液体の量は、例
えば、現像剤分散物全体の約85から約99.9%、好
ましくは約90から約99重量%であるが、これ以外の
有効量を使用してもよい。実施の形態における現像剤
の、樹脂、顔料、シクロデキストリン電荷制御剤を含む
全固形分は、例えば0.1から15重量%、好ましくは
0.3から10重量%、さらに好ましくは0.5から1
0重量%である。
【0019】本発明の液体現像剤用に適切な熱可塑性ト
ナー樹脂は有効量使用される。例えば、熱可塑性樹脂、
顔料、電荷制御剤、および実施の形態でトナーを構成す
るその他の成分を含む現像剤固形分の約99.9%から
約40%、好ましくは約80%から50%である。通
常、現像剤固形物は、熱可塑性樹脂、顔料、電荷制御剤
を含む。樹脂の例は、エチレン酢酸ビニル(EVA)共
重合体(ELVAX(商品名)樹脂、E.I.DuPo
nt de Nemours and Company
社、Wilmington、デラウェア州);エチレン
と、アクリル酸およびメタクリル酸からなるグループか
ら選ばれたα、β−エチレン性不飽和酸との共重合体;
エチレン(80から99.9%)、アクリル酸またはメ
タクリル酸(20から0.1%)/メタクリル酸または
アクリル酸のアルキル(C1からC5)エステル(0.
1から20%)の共重合体;ポリエチレン;ポリスチレ
ン;アイソタクチックポリプロピレン(結晶);BAK
ELITE(商品名) DPD 6169、DPDA
6182 NATURALTM(Union Carbi
de Corporation社、Stamford、
コネティカット州))として販売されているエチレンア
クリル酸エチルシリーズ;DQDA 6832Natu
ral 7(Union Carbide Corpo
ration社)のようなエチレン酢酸ビニル樹脂;S
URLYN(商品名)イオノマー樹脂(E.I.DuP
ont de Nemours and Compan
y社);またはその混合物;ポリエステル;ポリビニル
トルエン;ポリアミド;スチレン/ブタジエン共重合
体;エポキシ樹脂;アクリル酸またはメタクリル酸と、
アルキルの炭素原子数は1から20であるアクリル酸ま
たはメタクリル酸のアルキルエステルの少なくとも1つ
との共重合体のようなアクリル樹脂で、例えばメタクリ
ル酸メチル(50から90%)/メタクリル酸(0から
20%)/アクリル酸エチルヘキシル(10から50
%);および、ELVACITE(商品名)アクリル樹
脂(E.I.DuPont de Nemours a
nd Company社)などのその他のアクリル樹
脂;またはその混合物などである。
【0020】本発明の液体現像剤は、必要に応じて、ま
た、好ましくは樹脂粒子に分散させた着色剤を含む。顔
料や染料およびその混合物などの着色剤は潜像を可視化
するために存在するのが好ましい。
【0021】着色剤はトナー中に有効量存在する。例え
ば、現像剤に含まれる固形物総重量の約0.1から約6
0%、好ましくは約10から約50%、実施の形態では
40%である。使用される着色剤の量は現像剤の用途に
よって変化してよい。適切な顔料の例としては、例えば
Cabot Corporation社のカーボンブラ
ック、FANAL PINKTM、PV FAST BL
UETMなどがある。
【0022】トナー粒子の電荷をさらに増加させてトナ
ー粒子の移動性と転写ラチチュードを増加させるため
に、電荷補助剤をトナー粒子に添加することができる。
例えば、アルミニウムまたはマグネシウムのステアリン
酸塩やオクト酸塩(octoate)のような金属石
鹸、シリカ・アルミナ・チタニアなどの酸化物のような
微粒子オキサイド、パラトルエンスルホン酸、ポリリン
酸などの補助剤を添加してよい。このような補助剤はト
ナーの電荷特性を改善するのに役立つ。すなわち、粒子
の電荷が増加すると電気泳動の移動性がよくなって画像
の現像と転写が改善され、実施の形態では固形領域範囲
(solid area coverage)と解像度
の改善された優れた品質の画像が得られる。補助剤は、
現像剤に含まれる固形物総重量の約0.1から約15
%、好ましくは約3から約7%トナー粒子に添加でき
る。
【0023】本発明の液体静電現像剤は各種の方法で製
造できる。例えば、無極性液体中に熱可塑性樹脂、電荷
制御剤、着色剤を混合物中の固形物濃度が例えば約30
から約60重量%になるように混合し;均一な分散物が
生成するまで混合物を約40℃から約110℃に加熱
し;現像剤の総固形物濃度を約10から約30重量%に
減少させるのに十分な量の無極性液体を追加し;分散物
を約10℃から約30℃に冷却し;分散物にアルミニウ
ム電荷誘導剤化合物を添加し;分散物を希釈する。
【0024】最初の混合物中、樹脂、顔料、および電荷
制御剤はそれぞれ適当な容器に加えられる。適当な容器
の例は、アトリタ、加熱ボールミル、カリフォルニア州
ロサンゼルスのSweco Company社製のSw
eco Millのような分散粉砕用に微粒子媒体を備
えた加熱振動ミル、ニューヨーク州Hauppauge
のCharles Ross and Son社製のR
ossダブルプラネタリミキサ、または、微粒子媒体を
通常は必要としない2ロール加熱ミルなどである。有用
な微粒子媒体は、球形シリンダ状のステンレススチー
ル、炭素鋼、アルミナ、セラミック、ジルコニア、シリ
カ、ケイセン石などである。炭素鋼の微粒子媒体はブラ
ック以外の着色剤を使用するときに特に有用である。微
粒子媒体の標準直径は0.04から0.5インチ(約
1.0から約13ミリメートル)の範囲にある。
【0025】次に、分散物の固形分が約30から約60
%になるように十分な無極性液体を加える。この混合物
は、樹脂を可塑化し軟化するための最初の混合過程中加
熱する。混合物は着色剤、電荷誘導剤、電荷制御剤、樹
脂などの固形分が均一に分散されるまで十分加熱する。
しかしながら、このステップが行われている時の温度は
無極性液体を劣化させたり樹脂や着色剤を分解するほど
高い温度であってはならない。従って、実施の形態で
は、混合物は約50℃から約110℃、好ましくは約5
0℃から約80℃に加熱する。混合物はこの温度で約1
5分から5時間、好ましくは約60分から約180分
間、加熱ボールミルまたは加熱アトリタ中で粉砕され
る。
【0026】上記温度で粉砕した後、分散物に無極性液
体を追加する。追加する無極性液体の量は、分散物中の
固形物濃度を約10から約30重量%に低下させるのに
十分な量でなければならない。
【0027】次に、分散物は約10℃から約30℃、好
ましくは約15℃から約25℃に冷却されるが、その間
樹脂混合物は固化または硬化するまで攪拌が続けられ
る。冷却すると樹脂混合物が分散液体から沈澱する。冷
却は、水やエチレングリコールなどのグリコールのよう
な冷却液を混合容器周囲の外装に入れる方法によって行
う。冷却は、例えばアトリタなどの同じ容器内で次のよ
うに実施する。すなわち、ゲルや固形物の塊ができない
ように微粒子媒体を用いて粉砕しながら行う;攪拌をせ
ずにゲルや固形物の塊を生成させ、次にそのゲルや固形
物の塊を細断し微粒子媒体を用いて粉砕する;攪拌しな
がら粘性のある混合物を生成させ、それを微粒子媒体で
粉砕する。樹脂沈澱物は約1から36時間、好ましくは
約2から約4時間冷却粉砕される。追加の液体は、粉砕
を容易にするため、または現像剤を現像に必要な適当な
固形物濃度に希釈するために、液体現像剤の製造中いつ
でも加えてよい。
【0028】ここに説明のとおり、本発明の現像剤また
はインクは、次のような現像および印刷法に使用できる
ものである。潜像を光導電性の画像形成部材、例えばセ
レン、セレン合金、米国特許第4,265,990号に
開示されているものなど、の上に形成し;次いで本発明
のトナーを用いた現像を、例えば液体トナーに画像形成
部材を浸せきすることによって行い;紙などの適切な基
板上に転写し;加熱によって定着する。
【0029】トナーの粒子サイズは0.1から3.0マ
イクロメートル、好ましくは0.5から1.5マイクロ
メートルの範囲である。粒子サイズを測定するときに
は、カリフォルニア州IrvineのHoriba I
nstruments Inc.,社製のHoriba
CAPA−500遠心式自動粒子分析器を用いた。現
像剤の総電荷量(Qマイクロクーロン)は直列コンデン
サ法を用いて測定した。全試料の電荷量は400ボルト
で0.05秒間測定した。
【0030】直列コンデンサ法 液体現像剤の電気特性は直列コンデンサ法で調べること
ができる。この方法は、例えば“漏出”コンデンサにみ
られるような半導体材料の誘電緩和時間を測定するため
のよく確立された方法である。
【0031】2個の直列コンデンサを使用する。1つは
フォトレセプタに相当する誘電層(MYLAR(商品
名))を含み、もう1つは液体層(インク)を含む。2
個のコンデンサには一定のバイアス電圧が印加されてい
るが、インク層の電圧はインク内の荷電粒子が動くと減
衰する。外部電流を測定するとインク層の電圧の減衰状
態が観察できる。インク層の組成に応じて、これは本発
明の様々な実際の液体浸せき現像過程の荷電粒子の動き
をリアルタイムで反映している。
【0032】並行して発達した理論分析を、MYLAR
(商品名)層とインク層の誘電厚(dielectri
c thicknesses)、印加バイアス電圧、お
よび観測電流の知識と合わせて適用すると、集積総電荷
量(Q)が測定できる。
【0033】
【実施例】対照例1Aと1B=40%のRhodamine Y
マゼンタ;CCAなし 162.0gのELVAX 200W(商品名)(デラ
ウェア州WilmingtonのE.I.DuPont
de Nemours & Company社製、1
90℃におけるメルトインデックスが2,500のエチ
レンと酢酸ビニルの共重合体)、108.0gのマゼン
タ顔料(Sun Chemicals社製Sun Rh
odamine Y 18:3)、および405gのI
SOPAR−M(商品名)(Exxon Corpor
ation社製)を、直径0.1857インチ(4.7
6ミリメートル)の炭素鋼ボールを入れたUnion
Process O1 アトリタ(オハイオ州Akro
nのUnion Process Company社
製)に加えた。混合物は、アトリタの外装に蒸気を流し
て56℃から86℃に加熱しながらアトリタ内で2時間
粉砕した。その2時間の終了後675gのISOPAR
−G(商品名)を追加し、アトリタの外装に水を流して
23℃に冷却してアトリタ中でさらに2時間粉砕した。
さらに、ISOPAR−G(商品名)を約300g混合
物に追加した。炭素鋼ボールは取り除いた。
【0034】293.54gの混合物(固形分14.3
08%)に、2499.46gのISOPR−G(商品
名)(Exxon Corporation社製)と、
14.0gの1:1 Alohas/PS−900(W
itco社製)電荷誘導剤(ISOPAR−M(商品
名)中3重量%)を加えた。電荷誘導剤の量はトナー固
形分1gあたり10mgの電荷誘導剤が含まれるように
した(対照例1A)。対照例1A現像剤のプリント試験
をした後、この現像剤にさらに14.0gの1:1 A
lohas/PS−900(Witco社製)電荷誘導
剤(ISOPAR−M(商品名)中3重量%)を追加し
て、この現像剤の電荷誘導剤の量をトナー固形分1gあ
たり20mgの電荷誘導剤が含まれるようにした(対照
例1B)。対照例1B現像剤も対照例1A現像剤と同様
にプリント試験をした。生成した液体トナーあるいは現
像剤のプリント試験後の電荷は直列コンデンサ法で測定
し、対照例1A現像剤は0.26、対照例1B現像剤は
0.25であることがわかった。
【0035】Alohasは、ヒドロキシビス(3,5
−ジ−t−ブチルサリチル酸)アルミニウムの一水和物
である。米国特許第5,366,840号および5,3
24,613号参照。
【0036】対照例2Aと2B=40%のSun Pi
gment イエロー17;CCAなし 162.0gのELVAX 200W(商品名)(デラ
ウェア州WilmingtonのE.I.DuPont
de Nemours & Company社製、1
90℃におけるメルトインデックスが2,500のエチ
レンと酢酸ビニルの共重合体)、108.0gのイエロ
ー顔料(Sun Pigment社製イエロー17)、
および405gのISOPAR−M(商品名)(Exx
on Corporation社製)を、直径0.18
57インチ(4.76ミリメートル)の炭素鋼ボールを
入れたUnion Process O1 アトリタ
(オハイオ州AkronのUnion Process
Company社製)に加えた。混合物は、アトリタ
の外装に蒸気を流して56℃から86℃に加熱しながら
アトリタ内で2時間粉砕した。その2時間の終了後67
5gのISOPAR−G(商品名)を追加し、アトリタ
の外装に水を流して23℃に冷却してアトリタ中でさら
に2時間粉砕した。さらに、ISOPAR−G(商品
名)を約300g混合物に追加した。炭素鋼ボールは取
り除いた。
【0037】299.32gの混合物(固形分14.0
32%)に、2493.68gのISOPR−G(商品
名)(Exxon Corporation社製)と、
7.0gのAlohas電荷誘導剤(ISOPAR−M
(商品名)中3重量%)を加えた。電荷誘導剤の量はト
ナー固形分1gあたり10mgの電荷誘導剤が含まれる
ようにした(対照例2A)。対照例2A現像剤のプリン
ト試験をした後、この現像剤にさらに7.0gのAlo
has電荷誘導剤(ISOPAR−M(商品名)中3重
量%)を追加して、この現像剤の電荷誘導剤の量をトナ
ー固形分1gあたり20mgの電荷誘導剤が含まれるよ
うにした(対照例2B)。対照例2B現像剤も対照例2
A現像剤と同様にプリント試験をした。生成した液体ト
ナーあるいは現像剤のプリント試験後の電荷は直列コン
デンサ法で測定し、対照例2A現像剤は0.70、対照
例2B現像剤は0.84であることがわかった。
【0038】実施例1Aと1B=40%のRhodam
ine Y マゼンタ;5%のβ−シクロデキストリン
CCA 148.5gのELVAX 200W(商品名)(デラ
ウェア州WilmingtonのE.I.DuPont
de Nemours & Company社製、1
90℃におけるメルトインデックスが2,500のエチ
レンと酢酸ビニルの共重合体)、108.0gのマゼン
タ顔料(Sun RhodamineY 18:3)、
13.5gの電荷制御剤β−シクロデキストリン(Am
erican Maize Products Com
pany社製)、および405gのISOPAR−M
(商品名)(Exxon Corporation社
製)を、直径0.1857インチ(4.76ミリメート
ル)の炭素鋼ボールを入れたUnion Proces
s O1 アトリタ(オハイオ州AkronのUnio
n Process Company社製)に加えた。
混合物は、アトリタの外装に蒸気を流して56℃から8
6℃に加熱しながらアトリタ内で2時間粉砕した。その
2時間の終了後675gのISOPAR−G(商品名)
を追加し、アトリタの外装に水を流して23℃に冷却し
てアトリタ中でさらに2時間粉砕した。さらに、ISO
PAR−G(商品名)を約300g混合物に追加した。
炭素鋼ボールは取り除いた。
【0039】302.57gの混合物(固形分13.8
81%)に、2490.43gのISOPAR−G(商
品名)(Exxon Corporation社製)
と、14.0gの1:1 Alohas/PS−900
(Witco社製)電荷誘導剤(ISOPAR−M(商
品名)中3重量%)を加えた。電荷誘導剤の量はトナー
固形分1gあたり10mgの電荷誘導剤が含まれるよう
にした(実施例1A)。実施例1A現像剤のプリント試
験をした後、この現像剤にさらに14.0gの1:1
Alohas/PS−900(Witco社製)電荷誘
導剤(ISOPAR−M(商品名)中3重量%)を追加
して、この現像剤の電荷誘導剤の量をトナー固形分1g
あたり20mgの電荷誘導剤が含まれるようにした(実
施例1B)。実施例1B現像剤も実施例1A現像剤と同
様にプリント試験をした。生成した液体トナーあるいは
現像剤のプリント試験後の電荷は直列コンデンサ法で測
定し、実施例1A現像剤は0.32、実施例1B現像剤
は0.39であることがわかった。
【0040】実施例2Aと2B=40%のRhodam
ine Y マゼンタ;5%のN,N−ジエチルアミノ
−N−2−エチルシクロデキストリンCCA 148.5gのELVAX 200W(商品名)(デラ
ウェア州WilmingtonのE.I.DuPont
de Nemours & Company社製、1
90℃におけるメルトインデックスが2,500のエチ
レンと酢酸ビニルの共重合体)、108.0gのマゼン
タ顔料(Sun RhodamineY 18:3)、
13.5gの電荷制御剤N,N−ジエチルアミノ−N−
2−エチルシクロデキストリン(American M
aize ProductsCompany社製)、お
よび405gのISOPAR−M(商品名)(Exxo
n Corporation社製)を、直径0.185
7インチ(4.76ミリメートル)の炭素鋼ボールを入
れたUnion Process O1 アトリタ(オ
ハイオ州AkronのUnion Process C
ompany社製)に加えた。混合物は、アトリタの外
装に蒸気を流して56℃から86℃に加熱しながらアト
リタ内で2時間粉砕した。その2時間の終了後675g
のISOPAR−G(商品名)を追加し、アトリタの外
装に水を流して23℃に冷却してアトリタ中でさらに2
時間粉砕した。さらに、ISOPAR−G(商品名)を
約300g混合物に追加した。炭素鋼ボールは取り除い
た。
【0041】290.60gの混合物(固形分14.4
53%)に、2502.40gのISOPAR−G(商
品名)(Exxon Corporation社製)
と、14.0gの1:1 Alohas/PS−900
(Witco社製)電荷誘導剤(ISOPAR−M(商
品名)中3重量%)を加えた。電荷誘導剤の量はトナー
固形分1gあたり10mgの電荷誘導剤が含まれるよう
にした(実施例2A)。実施例2A現像剤のプリント試
験をした後、この現像剤にさらに14.0gの1:1
Alohas/PS−900(Witco社製)電荷誘
導剤(ISOPAR−M(商品名)中3重量%)を追加
して、この現像剤の電荷誘導剤の量をトナー固形分1g
あたり20mgの電荷誘導剤が含まれるようにした(実
施例2B)。実施例2B現像剤も実施例2A現像剤と同
様にプリント試験をした。生成した液体トナーあるいは
現像剤のプリント試験後の電荷は直列コンデンサ法で測
定し、実施例2A現像剤は0.42、実施例2B現像剤
は0.55であることがわかった。
【0042】実施例3Aと3B=40%のSun Pi
gment イエロー17;5%のN,N−ジエチルア
ミノ−N−2−エチルシクロデキストリンCCA 148.5gのELVAX 200W(商品名)(デラ
ウェア州WilmingtonのE.I.DuPont
de Nemours & Company社製、1
90℃におけるメルトインデックスが2,500のエチ
レンと酢酸ビニルの共重合体)、108.0gのイエロ
ー顔料(Sun Pigment イエロー17)、1
3.5gの電荷制御剤N,N−ジエチルアミノ−N−2
−エチルシクロデキストリン(American Ma
ize Products Company社製)、お
よび405gのISOPAR−M(商品名)(Exxo
nCorporation社製)を、直径0.1857
インチ(4.76ミリメートル)の炭素鋼ボールを入れ
たUnion Process O1 アトリタ(オハ
イオ州AkronのUnion Process Co
mpany社製)に加えた。混合物は、アトリタの外装
に蒸気を流して56℃から86℃に加熱しながらアトリ
タ内で2時間粉砕した。その2時間の終了後675gの
ISOPAR−G(商品名)を追加し、アトリタの外装
に水を流して23℃に冷却してアトリタ中でさらに2時
間粉砕した。さらに、ISOPAR−G(商品名)を約
300g混合物に追加した。炭素鋼ボールは取り除い
た。
【0043】349.36gの混合物(固形分12.0
22%)に、2443.64gのISOPAR−G(商
品名)(Exxon Corporation社製)
と、14.0gのAlohas電荷誘導剤(ISOPA
R−M(商品名)中3重量%)を加えた。電荷誘導剤の
量はトナー固形分1gあたり10mgの電荷誘導剤が含
まれるようにした(実施例3A)。実施例3A現像剤の
プリント試験をした後、この現像剤にさらに14.0g
のAlohas電荷誘導剤(ISOPAR−M(商品
名)中3重量%)を追加して、この現像剤の電荷誘導剤
の量をトナー固形分1gあたり20mgの電荷誘導剤が
含まれるようにした(実施例3B)。実施例3B現像剤
も実施例3A現像剤と同様にプリント試験をした。生成
した液体トナーあるいは現像剤のプリント試験後の電荷
は直列コンデンサ法で測定し、実施例3A現像剤は0.
37、実施例3B現像剤は0.50であることがわかっ
た。トナーの単位面積あたりの平均粒子径はHorib
a Capa 500粒子サイズ分析器で測定して1.
0ミクロンであった。
【0044】Xerox Color Graphx
System 8936は、36インチ型マルチパス方
式のイオノグラフィックプリンタである。プリンタのパ
ラメータは、コントロールパネルに数値を入力してコン
トラストが50、速度が2.0ipsになるように調整
した。上記パラメータ設定で標準試験プリントモード
(セイルパターン)を用いてシングルパス印刷をした
後、残留現像電圧を静電電圧計(Trek Model
No.565)で測定した。この値が残留電圧[(V
out)]を表す。この残留電圧は、次のパスをするとき
に現像トナー層の不本意なカラーシフト(色染みとも言
う)がどの程度生じるかを予測するのに使用できる測定
値であるので有用である。反射光学濃度(ROD)、彩
度の色強度は、基板紙のバックグラウンドを基準にして
MacBeth 918色濃度計で測定した。これらの
画像のテストプリントに用いた紙はRexham 62
62であった。
【0045】一連の測定結果は次の通りである。
【0046】対照例1Aについて:40重量%のRHO
DAMINE Y マゼンタ顔料と0重量%のCCA含
有。電荷誘導剤はトナー固形分1gあたりmg単位で1
0/1;重量比1:1のAlohas/PS900。現
像剤の総電荷量はマイクロクーロンで0.26、反射光
学濃度1.34、残留電圧55。
【0047】対照例1Bについて:40重量%のRHO
DAMINE Y マゼンタ顔料と0重量%のCCA含
有。電荷誘導剤はトナー固形分1gあたりmg単位で2
0/1;重量比1:1のAlohas/PS900。現
像剤の総電荷量はマイクロクーロンで0.25、反射光
学濃度1.35、残留電圧60。
【0048】実施例1Aについて:40重量%のRHO
DAMINE Y マゼンタ顔料と5重量%のβ−シク
ロデキストリンCCA含有。電荷誘導剤はトナー固形分
1gあたりmg単位で10/1;重量比1:1のAlo
has/PS900。現像剤の総電荷量はマイクロクー
ロンで0.32、反射光学濃度1.37、残留電圧5
0。
【0049】実施例1Bについて:40重量%のRHO
DAMINE Y マゼンタ顔料と5重量%のβ−シク
ロデキストリンCCA含有。電荷誘導剤はトナー固形分
1gあたりmg単位で20/1;重量比1:1のAlo
has/PS900。現像剤の総電荷量はマイクロクー
ロンで0.39、反射光学濃度1.36、残留電圧4
3。
【0050】実施例2Aについて:40重量%のRHO
DAMINE Y マゼンタ顔料と5重量%のN,N−
ジエチルアミノ−N−2−エチルシクロデキストリンC
CA含有。電荷誘導剤はトナー固形分1gあたりmg単
位で10/1;重量比1:1のAlohas/PS90
0。現像剤の総電荷量はマイクロクーロンで0.42、
反射光学濃度1.39、残留電圧50。
【0051】実施例2Bについて:40重量%のRHO
DAMINE Y マゼンタ顔料と5重量%のN,N−
ジエチルアミノ−N−2−エチルシクロデキストリンC
CA含有。電荷誘導剤はトナー固形分1gあたりmg単
位で20/1;重量比1:1のAlohas/PS90
0。現像剤の総電荷量はマイクロクーロンで0.55、
反射光学濃度1.33、残留電圧40。
【0052】対照例2Aについて:40重量%のSun
イエロー17含有。CCAは含有せず。電荷誘導剤はト
ナー固形分1gあたりmg単位で10/1;Aloha
s。現像剤の総電荷量はマイクロクーロンで0.7、反
射光学濃度1.26、残留電圧41。
【0053】対照例2Bについて:40重量%のSun
イエロー17含有。CCAは含有せず。電荷誘導剤はト
ナー固形分1gあたりmg単位で20/1;Aloha
s。現像剤の総電荷量はマイクロクーロンで0.84、
反射光学濃度1.25、残留電圧82。
【0054】実施例3Aについて:40重量%のSun
イエロー17と5重量%のN,N−ジエチルアミノ−N
−2−エチルシクロデキストリンCCA含有。電荷誘導
剤はトナー固形分1gあたりmg単位で10/1;Al
ohas。現像剤の総電荷量はマイクロクーロンで0.
37、反射光学濃度1.33、残留電圧56。
【0055】実施例3Bについて:40重量%のSun
イエロー17と5重量%のN,N−ジエチルアミノ−N
−2−エチルシクロデキストリンCCA含有。電荷誘導
剤はトナー固形分1gあたりmg単位で20/1;Al
ohas。現像剤の総電荷量はマイクロクーロンで0.
5、反射光学濃度1.31、残留電圧50。
【0056】多層画像の品質を向上させるためにはRO
Dの増加とVoutの減少が望ましい。RODが増加する
と色や彩度がより強くなり、Voutが減少するとマゼン
タ画像にイエロートナーを重ねた後のマゼンタ画像の色
染みや色合いのシフトが最小限に抑えられる。現像層、
例えばイエローの厚みは誘電レセプタの電荷量(印加電
圧に比例)に従う。多層画像の各層の現像に際して誘電
レセプタには通常一定の電圧が印加されるので、マゼン
タ層の現像後に高い残留電圧が生じるとそれが印加電圧
に付加されてイエロー層は厚くなる。厚いイエロー層が
薄いマゼンタ層に重ねられると、マゼンタ層はオレンジ
色にカラーシフトする。ここに掲げた測定データを検討
すると、CCAを含まないマゼンタ対照現像剤である対
照例1Aと1Bの電荷誘導剤の量を増加させると、現像
剤の電荷量(総Q)は増加せず、現像マゼンタ画像の反
射光学濃度(ROD)も実質的に変わらなかったが、残
留電圧(Vout)は増加した。5%のβ−シクロデキス
トリンCCAを添加した以外は対照例1Aと1Bと同じ
マゼンタ現像剤である実施例1Aと1Bのマゼンタ現像
剤は、同じ電荷誘導剤(CD)を使用しその量も同じで
ある場合、対応する対照現像剤1Aと1Bの電荷量が
0.26と0.25であるのに対して0.32と0.3
9という電荷量を生じた。現像マゼンタ層のRODは、
実施例1Aと1Bでは対照例1Aと1Bに比べてわずか
に増加しただけであったが、現像マゼンタトナー層の残
留電圧(Vout)は、CCAを含まない対照例1Aと1
Bの55および60ボルトから、50および43ボルト
へと著しく減少した。残留電圧の差は20/1の指定電
荷誘導剤を入れたマゼンタ現像剤で特に大きかった。マ
ゼンタ現像剤の電荷量が対照例1Bの0.25から実施
例1Bの0.39に増加することによって、現像剤の導
電性もわずかに増加して、実施例1Bの現像マゼンタ層
の残留電圧は減少するが、反射光学濃度(ROD1.3
6)は対照例1B(ROD1.35)に比べて減少しな
いと考えられている。実施例1Bと対照例1B(イエロ
ー画像を重ねたマゼンタ画像)の画像を同一の印刷パラ
メータを用いて印刷して比べ合わせると、実施例1Bに
比べて対照例1Bにはオレンジ色へのカラーシフトが見
て取れた。
【0057】5%のN,N−ジエチルアミノ−N−2−
エチルβシクロデキストリンCCAを添加した以外は対
照例1Aと1Bと同じマゼンタ現像剤である実施例2A
と2Bのマゼンタ現像剤は、同じ電荷誘導剤(CD)を
使用しその量も同じである場合、電荷量(総Q)はさら
に増加して、対照例1Aと1Bのマゼンタ現像剤の0.
26と0.25から0.42と0.55になった。N,
N−ジエチルアミノ−N−2−エチルβシクロデキスト
リンCCAは、同量の同じ電荷誘導剤と相まって、マゼ
ンタ現像剤の電荷量を、β−シクロデキストリンCCA
のマゼンタ現像剤(実施例1Aと1B)やCCAを含有
しないマゼンタ現像剤(対照例1Aと1B)よりもさら
に高めた。しかしながら、マゼンタ現像剤の電荷量が増
加するにつれて、現像マゼンタ層の反射光学濃度(RO
D)は最大値に到達し、次いで次第に減少した(実施例
2B、1B、および対照例1Bを比較)。それと同時
に、残留電圧を減少させることの利益(再度実施例2
B、1B、および対照例1Bを比較)も失われたようで
あった。従って、現像剤電荷量の上限は、反射光学濃度
(ROD)がこれ以上増加せず、残留電圧(Vout)が
これ以上減少しない点で達成された。本発明のマゼンタ
現像剤にとって、画像品質で認知される大きな改良点は
残留電圧の減少であり、小さな改良点は反射光学濃度の
増加であった。どちらの改良点ともにシクロデキストリ
ン電荷制御剤に起因するものである。現像マゼンタ層の
残留電圧の低下は、同じような厚さのイエロートナーを
重ねた後のマゼンタ層のカラーシフトが最小限になるの
で、意義のあるものである。
【0058】ここに掲げた測定データを検討すると、C
CAを含まないイエロー対照現像剤である対照例2Aと
2Bの電荷誘導剤の量を増加させると、現像剤の電荷量
(総Q)は増加し、現像イエロー画像の反射光学濃度
(ROD)は実質的に変わらなかったが、残留電圧は2
倍に増加してしまった(Voutは41から82に増加し
た)。5%の第3級アミンβ−シクロデキストリンCC
Aを添加した以外は対照例2Aと2Bと同じイエロー現
像剤である実施例3Aと3Bのイエロー現像剤は、同じ
電荷誘導剤(CD)を使用しその量も同じである場合、
総電荷Q量は、対応する対照例2Aと2Bの現像剤が
0.70と0.84であるのに対して0.37と0.5
0であった。実施例3Aと3Bでは現像剤の電荷量(総
Q)が減少したが、重要な画像品質変数である反射光学
濃度は、対応する対照例2Aと2Bの現像剤のROD値
1.26と1.25から1.33と1.31へと増加
し、本発明のCCAを現像剤に加えると彩度の高いイエ
ロー画像が得られることを示している。実施例3Aと3
B、対照例2Aと2Bの画像を同一の印刷パラメータを
用いて印刷して比べ合わせると、前者のプリントの方が
色強度が高いことがわかった。対照例2Aや2Bのよう
に高い電荷量を有する現像剤は、1粒子あたりの電荷数
の高い(過剰電荷)トナー粒子を含んでおり、このよう
に高い荷電粒子は(1粒子につき名目電荷数を有するト
ナー粒子と比べて)誘電レセプタを完全に放電すること
がほとんどできない。その結果、現像不良のトナー塊が
高電荷トナー粒子から沈着し、プリンタの所定の現像パ
ラメータでは反射光学濃度(ROD)の低い画像ができ
る。実施例3Aと3B現像剤の残留電圧(Vout)は、
次の現像トナー層のカラー(色相)シフトを防ぐのに適
切(40から45ボルト)なほど低くないが、本発明の
イエロートナーを現像する際にはカラーシフトは重要で
ない。というのは、イエロートナーは最後に現像され
る、すなわちイエロートナー層の上にはトナー層を重ね
なかったからである。
【0059】本発明のマゼンタ現像剤に比べてイエロー
現像剤の電荷量(総Q)が高いのは、例えば、顔料の種
類が初期の(CCAを含まない)現像剤の電荷量に対し
て大きな影響を持つことの表れである。本発明のシクロ
デキストリン電荷制御剤を現像剤に添加すると、初期の
現像剤電荷量は、マゼンタ現像剤については同等か高い
反射光学濃度と低い残留電圧を、イエロー現像剤につい
ては高い反射光学濃度と同等かわずかに高い残留電圧を
有する新しい現像剤電荷量に変更される。このように、
本発明のCCAは、電荷量(総Q)、反射光学濃度(R
OD)、および残留電圧(Vout)を同時に調整する。
【0060】
【発明の効果】本発明のシクロデキストリン含有液体現
像剤組成物によれば、初期の現像剤電荷量は、マゼンタ
現像剤については同等か高い反射光学濃度と低い残留電
圧を有し、一方、イエロー現像剤については高い反射光
学濃度と同等かわずかに高い残留電圧を有することとな
る。これにより、彩度が高く画像の品質が向上する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 スコット ディー チェンバレン アメリカ合衆国 ニューヨーク州 マセド ン デューベリー レーン 3429 (72)発明者 ジョージ エイ ギブソン アメリカ合衆国 ニューヨーク州 フェア ポート ブリーズウッド コート 1 (72)発明者 ジョン ダブリュ スピーウェイク アメリカ合衆国 ニューヨーク州 ウェブ スター サフラン レーン 773 (72)発明者 フランク ジェイ ボンスイグノア アメリカ合衆国 ニューヨーク州 ロチェ スター ウィノナ ブールバード 572

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無極性液体と、熱可塑性樹脂と、着色剤
    と、電荷誘導剤と、シクロデキストリンまたは1つ以上
    の有機塩基アミノ基を含有するシクロデキストリン誘導
    体を含む電荷制御剤とを含むことを特徴とする正に帯電
    した液体現像剤。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の現像剤において、前記
    電荷制御剤は次式で表される非置換のα−、β−または
    γ−シクロデキストリンまたはその混合物を含み、ま
    た、前記着色剤は顔料であることを特徴とする液体現像
    剤。 【化1】 α−シクロデキストリン:18個の水酸基を含有する6
    個のD−グルコース環 【化2】 β−シクロデキストリン:21個の水酸基を含有する7
    個のD−グルコース環 【化3】 γ−シクロデキストリン:24個の水酸基を含有する8
    個のD−グルコース環
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の現像剤において、前記
    電荷制御剤は次式で表されるα−、β−またはγ−シク
    ロデキストリンの第三級脂肪族アミノ誘導体またはその
    混合物を含み、 式中、nは2から30の整数、R1およびR2は2から3
    0個の炭素原子を含有するアルキル基、または7から3
    1個の炭素原子を含有するアルキルアリール基、または
    3から30個の炭素原子を含有するシクロアルキル基ま
    たはアルキルシクロアルキル基、または3から30個の
    炭素原子を含有するシクロアルキル基またはヘテロシク
    ロアルキル基であって、 R1およびR2が前記3から30個の炭素原子を含有する
    シクロアルキル基またはヘテロシクロアルキル基である
    場合は、R1とR2は共有結合でつながって環構造を形成
    するか、R1とR2は同じ酸素、イオウ、または別の第三
    級アルキル窒素含有基の二価のヘテロ原子にそれぞれ共
    有結合することによって環構造を形成し、 前記第三級アルキル窒素含有基の置換度は使用するシク
    ロデキストリンの水酸基の数によって1から18、また
    は1から21、または1から24の範囲で変化してよい
    ことを特徴とする液体現像剤。 【化4】 第三級アミノα−シクロデキストリン 【化5】 第三級アミノβ−シクロデキストリン 【化6】 第三級アミノγ−シクロデキストリン
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