JPH1078951A - 文書編集装置 - Google Patents

文書編集装置

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JPH1078951A
JPH1078951A JP8231770A JP23177096A JPH1078951A JP H1078951 A JPH1078951 A JP H1078951A JP 8231770 A JP8231770 A JP 8231770A JP 23177096 A JP23177096 A JP 23177096A JP H1078951 A JPH1078951 A JP H1078951A
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pattern
learning
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JP8231770A
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Takeshi Koshiba
健史 小柴
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は文書編集装置に関し、入力操作を簡単
にし、短時間で入力作業ができるようにすると共に、プ
ログラムサイズの短縮化も実現可能にする。 【解決手段】表示装置2に学習パターン表示部を備え、
文書編集作業支援のために入力装置1から入力された文
字列を学習機構6へ与え、学習機構6からの出力である
パターンを学習パターン表示部で表示させることによ
り、表示パターンを利用して編集効率や編集対象文書の
可読性を高めることを可能にした。また、学習機構6
に、入力した文字列データを切り出して、パターン学習
で使用できる形の学習素片を作成する学習素片作成部1
0と、作成した学習素片を入力し、パターン言語の学習
アルゴリズムに基づいてパターン学習を行うパターン学
習部11を備え、編集対象である文章の構文的性質を利
用して、パターン学習部11への入力を制限するように
構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文字データ等を入
力し、各種文書の編集を行う文書編集装置に関する。と
ころで、文書編集装置(以下「エディタ」とも記す)を
利用し、操作者を支援する機構として、学習機構を有す
るエディタは幾つか存在している。しかしながら、従来
の学習機構は入力対象(プログラミング言語や自然言
語)の性質を利用したものであったり、入力の偏り(頻
度)を利用したものであったり、有効ではあるが、操作
者の誤り(入力)の指摘など消極的な支援を遂行するも
のであった。これに対し、操作者に対して積極的な支
援、例えば、操作者が意識していない概念を形式的に提
示するなどして、より強力な支援を可能にした装置の開
発が要望されていた。
【0002】
【従来の技術】以下、従来例を説明する。 §1:従来例1の説明 文書編集装置(以下「エディタ」とも記す)を利用し、
操作者を支援する機構として、学習機構を有するエディ
タは幾つか存在している。例えば、:英文編集処理で
のスペルミスの発見や、その自動修正、:日本語、或
いは英語等の外国語処理における自動補完処理、:プ
ログラム作成処理におけるプログラム言語のミスの指摘
などである。
【0003】前記学習機構は入力対象(プログラミング
言語や自然言語)の性質を利用したものであったり、入
力の偏り(頻度)を利用したものであったり、操作者の
誤り(入力)の指摘など消極的な支援を遂行するもので
あった。
【0004】§2:従来例2の説明 従来、文書作成装置として、特開平5−282291号
公報に記載された装置が知られていた。この装置は、共
起かな漢字変換に於いて、オペレータが確定した同意語
の前後の共起関係を解析し、その共起関係の学習を行
い、同じパターンの共起関係がある一定以上の回数現れ
たとき、共起学習辞書内の共起関係にある単語を意味分
類によって学習する文書作成装置の例である。
【0005】すなわち、この例では、同じパターンの共
起関係が一定回数以上現れた時、学習辞書内の共起関係
の単語を学習し、その関係のみを利用して操作者に提示
する選択肢を少なく、或いは最良の選択を第1の候補と
することにより、操作者の作業量を軽減するものであ
る。
【0006】§3:従来例3の説明 従来、特開平4−302052号公報に記載された文字
列選出装置が知られていた。この装置では、文字入力の
たびに記憶装置の文字列情報と入力文字列とを照合し、
文字列の先頭から入力位置までの綴りが入力文字列と一
致する文字列を記憶装置の文字列情報から選出し、選出
された文字列群を表示する。
【0007】また、選出された文字列群の中から任意の
文字列を選択することにより入力途中の文字列を選択さ
れた文字列に置換する。又、選択されなかった文字列群
のそれぞれの文字列の内、入力文字列の次の入力位置に
対応する文字を他の文字と識別表示する。
【0008】このようにして、過去に入力した文字列を
再度入力しようとした時に、補完の候補を複数提示し、
操作者の入力作業を軽減させるものである。この場合、
補完されて挿入される文字列は、過去に入力された文字
列に他ならない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前記のような従来のも
のにおいては、次のような課題があった。 (1) :従来、文書編集装置を利用し、操作者を支援する
機構として、学習機構を有するエディタは幾つか存在し
ている。しかしながら、従来の学習機構は入力対象(プ
ログラミング言語や自然言語)の性質を利用したもので
あったり、入力の偏り(頻度)を利用したものであった
り、有効ではあるが、操作者の誤り(入力)の指摘など
消極的な支援を遂行するものであった。
【0010】(2) :従来例1では、文字データを入力
し、編集作業を行う場合、操作者がイメージした入力作
業をそのまましなければならないので、全文入力する必
要がある場合、手間がかかる。
【0011】(3) :前記従来例1では、特にプログラム
入力の場合、類似した部分が非常に多く、入力に手間が
かかっていた。 (4) :前記従来例2では、同じパターンの共起関係が一
定回数以上現れた時、学習辞書内の共起関係の単語を学
習し、その関係のみを利用して操作者に提示する選択肢
を少なく、或いは最良の選択を第1の候補とすることに
より、操作者の作業量を軽減するものである。このよう
なものでは、意味によって自由度が発生する文章を入力
する際に有効に働く発明であり、技術文章の編集やプロ
グラム作成等においては、その効能が殆ど期待できな
い。
【0012】(5) :前記従来例3では、操作者の一単語
を入力する手間を軽減する、といった軽微なタイプ入力
時間の削減は期待できるが、単語レベルのパターン生成
だけでなく、句や節、更に文レベルに渡るパターン生成
を行うことで、操作者の作業の軽減を図る、ということ
は期待できない。
【0013】本発明は、このような従来の課題を解決
し、文書編集作業を行う際、操作者に対して積極的な支
援、例えば、操作者が意識していない概念を形式的に提
示するなどして、より強力な支援を可能にした装置を実
現することを目的とする。
【0014】また、本発明は、過去に現れた文字列と、
現在入力中の文字列を比較し、その差異を吸収すべく新
たな文字列を操作者に提示し、操作者に新たな概念を把
握してもらい、それに適当に名前を付与してもらうこと
で、入力操作を簡単にし、短時間で入力作業ができるよ
うにすると共に、プログラムサイズの短縮化も実現可能
にすることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。図1において、1は入力装置、2は表示装
置、4は文書編集制御部、5は学習パターン表示制御
部、6は学習機構、10は学習素片作成部、11はパタ
ーン学習部、12はパターン選択部を示す。本発明は前
記の目的を達成するため、次のように構成した。
【0016】(1) :文書編集装置において、少なくと
も、文字データを入力する入力装置1と、各種情報を表
示する表示装置2と、文字列データを入力しパターン言
語の学習アルゴリズムに基づいてパターン学習を行う学
習機構6を備えると共に、表示装置2に学習機構6から
出力されたパターンを表示するための学習パターン表示
部を備え、文書編集作業支援のために、入力装置1から
入力された文字列データを学習機構6へ与え、学習機構
6からの出力であるパターンを学習パターン表示部で表
示させることにより、表示パターンを利用して編集効率
や編集対象文書の可読性を高めることを可能にした。
【0017】(2) :前記文書編集装置において、学習機
構6に、入力した文字列データを切り出して、パターン
学習で使用できる形の学習素片を作成する学習素片作成
部10と、学習素片作成部10で作成した学習素片を入
力し、パターン言語の学習アルゴリズムに基づいてパタ
ーン学習を行うパターン学習部11を備えると共に、学
習素片作成部10は、編集対象である文章の構文的性質
を利用して、パターン学習部11への入力を制限する入
力制限手段を備えた。
【0018】(3) :前記文書編集装置において、学習機
構6内に、入力した文字列データを切り出して、パター
ン学習で使用できる形の学習素片を作成する学習素片作
成部10と、学習素片作成部10で作成した学習素片を
入力し、パターン言語の学習アルゴリズムに基づいてパ
ターン学習を行うパターン学習部11と、パターン学習
部11から出力されるパターンを記憶し、前記パターン
を選択して学習パターン表示部へ出力するパターン選択
部12を備えると共に、パターン選択部12は、編集対
象である文章の構文的性質を利用して、学習パターン表
示部への出力を制限する出力制限手段を備え、前記出力
制限手段による出力制限により、操作者にとって意味の
あるパターンを表示可能にした。
【0019】(4) :前記文書編集装置において、対象文
書にマクロ機能がある場合、前記学習パターン表示部に
出力されたパターンを、編集中の文書にマクロ定義とし
て挿入できる挿入手段を備えた。
【0020】(作用)前記構成に基づく本発明の作用
を、図1に基づいて説明する。入力装置1から操作者が
文字入力を行うと、入力された文字列は、表示装置2の
文書編集部で表示すると共に、文書編集制御部4へも入
力する。文書編集制御部4は、入力された文字列を学習
機構6の学習素片作成部10へ送る。学習素片作成部1
0は、入力した文字列から、パターン学習部11が処理
できる形に加工し、学習素片を作成する。そして、作成
した学習素片をパターン学習部11へ渡す。
【0021】パターン学習部11は、学習素片作成部1
0から送られた学習素片を基に、パターン言語の学習ア
ルゴリズムに基づいてパターン学習を行う。パターン選
択部12は、パターン学習部11から得られたパターン
(共通パターン)をメモリ14に格納しておく。そし
て、パターン学習部11から得られた十分長い共通パタ
ーンを順番に、メモリ14から読み出して学習パターン
表示制御部5に送る。
【0022】学習パターン表示制御部5は、受け取った
パターンを表示装置2の学習パターン表示画面上に表示
して操作者に提示し、操作者からの入力(指示情報の入
力)を、再びパターン選択部12へ送る。そして、操作
者からのパターンの採用を意味する情報の入力がない場
合、パターン選択部12はそのパターンを操作者が不要
と見なしたパターンであると判断し、そのパターンをメ
モリ14から棄却する。
【0023】パターン選択部12は、パターン学習部1
1の全ての出力であるパターン(共通パターン)を学習
パターン表示制御部5へ渡すのではなく、学習パターン
表示制御部5を介しての、操作者の明示的な入力、或い
は何も入力しないという、消極的な入力に基づいて有効
であろう共通パターンのみ選択して渡す。また、学習パ
ターン表示制御部5への明示的な入力は、操作者が提示
されたパターンを採用したことを意味し、その結果、文
書編集画面の内容が変更される。
【0024】前記のように、学習パターン表示制御部5
は、学習機構6から得られたパターンを表示装置2の学
習パターン表示画面上に表示するが、この場合、学習パ
ターン表示画面上には、前記学習パターン表示画面上の
表示に対して、操作者が、そのパターンを採用すること
を決定する入力部(例えば、画面上のマウスクリックポ
イント)を備えている。そして、前記入力部からの入力
により、文書編集画面の内容を、そのパターンに対する
名前(操作者が入力装置1から付与するもの)と、その
代入という形で置換する。
【0025】また、前記処理において、対象文書にマク
ロ機能がある場合、前記挿入手段は学習パターン表示部
に出力されたパターンを、編集中の文書にマクロ定義と
して挿入する。
【0026】前記の処理により、文書編集作業を行う
際、操作者に対して積極的な支援、例えば、操作者が意
識していない概念を形式的に提示するなどして、より協
力な支援を可能にした装置を実現することが可能にな
る。
【0027】また、過去に現れた文字列と、現在入力中
の文字列を比較し、その差異を吸収すべく新たな文字列
を操作者に提示し、操作者に新たな概念を把握してもら
い、それに適当に名前を付与してもらうことで、入力操
作を簡単にし、短時間で入力作業ができるようにすると
共に、プログラムサイズを短縮化することが可能にな
る。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を図面に
基づいて詳細に説明する。 §1:文書編集装置の説明・・・図2参照 図2は装置構成図である。図示のように、文書編集装置
には、入力装置1と、表示装置2と、装置本体3と、学
習機構6を設けた。そして、前記装置本体3に、文書編
集制御部4と、学習パターン表示制御部5等を設け、前
記学習機構6には、学習素片作成部10と、パターン学
習部11と、パターン選択部12を設けた。また、学習
素片作成部10にはバッファ15を設け、パターン学習
部11にはバッファ16を設け、パターン選択部12に
はメモリ14と、各パターン毎にリジェクトカウンタ1
3を設け、入力装置1にはキーボードと、マウスを設け
た。
【0029】なお、前記文書編集装置は、パーソナルコ
ンピュータ、ワークステーション、ワードプロセッサ等
の各種情報処理装置で実現しても良いし、専用の文書編
集装置として実現しても良い。この場合、入力装置1、
表示装置2、装置本体3、及び学習機構6を含めて、1
台の情報処理装置(例えば、パーソナルコンピュータ)
で構成することも可能である。
【0030】また、入力装置1、表示装置2、装置本体
3を含めて1台の情報処理装置(例えば、パーソナルコ
ンピュータA)で構成し、学習機構6を別の情報処理装
置(例えば、パーソナルコンピュータB)で構成するこ
とも可能である。前記のように装置を構成するには、装
置本体3と学習機構には、それぞれデータ通信を制御す
るための通信制御部、或いはインターフェース制御部等
を設けておく必要があるが、これらの機能は前記情報処
理装置が通常備えているものを使用すれば、簡単に実現
可能である。前記各部の機能等は次の通りである。
【0031】(1) :入力装置1は、キーボード、マウス
等の入力手段を備え、文字等のデータの入力を行った
り、各種制御情報の入力等を行うものである。この入力
装置1から入力されたデータは、装置本体3へ送られ、
文書編集制御部4へ送られると共に表示装置2の画面上
に表示される。
【0032】(2) :表示装置2は、各種情報を表示する
ものである。文書編集処理を行う場合、この表示装置2
には、編集中の情報(文字データ等)を表示する文書編
集部(文書編集画面)と、学習機構6から出力されたパ
ターン(文字列の共通パターン)を表示するための学習
パターン表示部(学習パターン表示画面)を設ける。但
し、前記学習パターン表示部は、文書編集部の一部(例
えば、画面の下側の一部)に設ける。
【0033】(3) :学習機構6は、文書編集制御部4を
介して送られてきた文字列データを取り込み、パターン
言語の学習アルゴリズムに従って学習を行う機構であ
る。 (4) :文書編集制御部4は、入力装置1から操作者が入
力した文字列データを編集する際の各種制御を行うもの
である。
【0034】(5) :学習パターン表示制御部5は、表示
装置2の画面上に学習パターン表示部を表示する際の各
種表示制御を行うものである。 (6) :学習素片作成部10は、入力装置1から操作者が
入力した文字列データを受け取った場合、パターン学習
部11が処理できる形、例えば、或る一定長さ以下の部
分文字列のみを与える等の加工を施し、学習素片を作成
するものである。そして、前記加工後の学習素片をパタ
ーン学習部11へ送る。
【0035】(7) :パターン学習部11は、学習素片作
成部10から送られた学習素片を基に、パターン言語の
学習アルゴリズムを用いてパターン学習を行い、その結
果(共通パターン)をパターン選択部12へ送るもので
ある。
【0036】(8) :パターン選択部12は、パターン学
習部11の全ての出力である、共通パターンを学習パタ
ーン表示制御部5へ転送するのではなく、学習パターン
表示制御部5を介して送られた、操作者の明示的な入
力、或いは何も入力しないという消極的な入力に基づい
て有効であろう共通パターンをメモリ14から選択して
学習パターン表示制御部5へ転送するものである。
【0037】§2:基本的な処理の説明 前記文章編集装置は、操作者が入力した文字列データを
適当に切り出して、パターン言語の学習アルゴリズムの
入力として引き渡し、前記学習アルゴリズムの出力(文
字列のパターン)を操作者に提供し、操作者がそのパタ
ーンを有用な概念としてシステムに利用を(任意時に)
宣言することにより、操作者が入力した文章を、その概
念を利用した表現に置換することができる機構を内蔵し
た(或いは、外部に持つ場合は、その外部機構とのイン
ターフェースを持つ)エディタである。
【0038】前記文書作成装置では、パターンについて
形式的な定義を次のように行う。すなわち、通常の文字
(操作者が入力できる文字)を「定数文字」と呼び、そ
れとは別の特殊な文字を「変数文字」と呼ぶ。「パター
ン」とは、この定数文字と変数文字が組み合わさった文
字列のことである。
【0039】例えば、A、B、Cを定数文字、X、Yを
変数文字とすると、ABBXCCCYや、AXBBXC
YXはパターンである。また、定数文字列に対するパタ
ーンとは、定数文字列中の任意の部分文字列を変数文字
で置換したものを言う。ただし、同じ変数文字の出現
は、同じ部分文字列の置換を意味する。例えば、CAB
CABCのパターンとして、CXXやCYCYCなどが
ある。
【0040】前者のパターンは、X=ABCを意味し、
後者のパターンはY=ABを意味する。また、「文字列
の集合に対する共通パターン」とは、その集合に属する
各文字列に共通するパターンのことを言う。例えば、文
字列の集合を{ABCABC,BCCBCC}とする
と、共通パターンは、XXやYCYCである。パターン
AXAXは定数文字列ABCABCに対するパターンで
はあるが、定数文字列BCCBCCに対するパターンで
はないので、共通パターンではない。
【0041】§3:文書編集処理の概要説明 以下、前記文書編集装置における文書編集処理の概要を
説明する。なお、以下の説明では、文字列データを、単
に「文字列」、或いは「データ」とも記す。
【0042】(1) :先ず、入力装置1のキーボードから
操作者が文字入力を行うと、入力された文字列は、表示
装置2の文書編集部(文書編集画面)で表示すると共
に、文書編集制御部4へも入力する。文書編集制御部4
は、入力された文字列を学習機構6の学習素片作成部1
0へ送る。
【0043】(2) :学習素片作成部10は、入力した文
字列をバッファ15に格納し、バッファ15の文字列か
ら部分文字列の切り出しを行う。すなわち、バッファ1
5の文字列を基に、パターン学習部11が処理できる
形、例えば、或る一定長さ以下の部分文字列のみを与え
るなどの加工を施し、学習素片を作成する。そして、作
成した学習素片をパターン学習部11へ渡す。
【0044】前記処理において、学習素片作成部10
は、バッファ15から全ての部分文字列を切り出すので
はなく、現在から過去一定文字数までの部分文字列と、
過去の或る時点の部分文字列を切り出し、パターン学習
部11へ渡す。
【0045】(3) :パターン学習部11は、学習素片作
成部10から送られた学習素片をバッファ16に格納し
た後、前記バッファ16の学習素片を基に、パターン言
語の学習アルゴリズムに基づいてパターン学習を行う。
このパターン学習処理では、前記切り出した2つの文字
列の比較を行い、十分長い共通パターンが得られるか否
かをチェックする。つまり、今まで入力した文書を高々
一回走査する程度の時間に、共通パターンの発見に要す
る時間の積程度の時間で可能である。定義から、共通パ
ターンが十分長いことは、2つの文字列間に共通性があ
ることを意味している。
【0046】前記パターン学習では、例えば、次の文献
に記載されているパターン学習アルゴリズムを用いる
(このアルゴリズムは、従来、良く知られたものなの
で、詳細な説明は以下の文献を参照されたい)。「Dana
Angluin著、“Finding patternscommon to a set of s
trings ”、「Journal of Computer and System Scienc
es 」、Vol.21,No.1,pp.46-62,1980.」パターン学習部
11は、前記のようにして学習を行い、共通パターンが
得られると、その共通パターンをパターン選択部12へ
送る。
【0047】(4) :パターン選択部12は、パターン学
習部11から受け取った共通パターンをメモリ14に格
納する。そして、パターン学習部11から得られた十分
長い共通パターンを順番に、メモリ14から読み出して
学習パターン表示制御部5へ転送する。
【0048】この時、学習パターン表示制御部5では、
受け取った前記共通パターンの文字列データを表示装置
2へ送り、学習パターン表示部に表示して操作者に提示
する。そして、操作者からの入力(そのパターンを採用
するかどうかの指示入力)を、学習パターン表示制御部
5を介して再びパターン選択部12へ送る。パターン選
択部12は、操作者からのパターンの採用を意味する情
報の入力が一定時間以上なければ(リジェクトカウンタ
13のカウンタ値が、予め決めた回数を越えた場合)、
その共通パターンを操作者が不要と見なしたパターンで
あると判断し、そのパターンを棄却する。
【0049】なお、パターン選択部12は、パターン学
習部11の全ての出力である「共通パターン」を学習パ
ターン表示制御部5へ渡すのではなく、学習パターン表
示制御部5を介しての、操作者の明示的な入力、或いは
何も入力しないという、消極的な入力に基づいて有効で
あろう共通パターンのみを渡す。また、学習パターン表
示制御部5への明示的な入力は、操作者が、提示された
共通パターンを採用したことを意味し、その結果、文書
編集画面の内容が変更される。
【0050】(5) :学習パターン表示制御部5は、学習
機構6から得られた共通パターンを表示装置2の学習パ
ターン表示部に表示する。この場合、学習パターン表示
部には、学習パターン表示部の表示に対して、操作者
が、そのパターンを採用することを決定する入力部(画
面上のマウスクリックポイント)を備えている。
【0051】そして、前記入力部からの入力により、文
書編集画面の内容を、その共通パターンに対する名前
(操作者が入力装置1から付与するもの)と、その代入
という形で置換する。
【0052】§4:文書編集制御部の処理説明・・・図
3参照 図3は文書編集制御部の処理フローチャートである。以
下、図3に基づいて文書編集制御部4の処理を説明す
る。なお、S1〜S7は各処理ステップを示す。文書編
集制御部4は、入力装置1からの入力待ちを行い(S
1)、キーボードによる入力があると(S2)、入力デ
ータを学習機構6の学習素片作成部10へ伝える(S
6)。
【0053】また、通常のディスプレイ出力(入力した
データを文書編集部で表示)を行う(S7)。そして、
再び入力待ちを行う(S1)。また、前記キーボード入
力がなく、マウスによる入力があった場合(S3)、前
記S7の処理から行う。しかし、キーボード入力も、マ
ウス入力もない場合、文書編集制御部4は、学習パター
ン表示制御部5からの文書編集部の書き換え指示があれ
ば、学習パターン表示制御部5から、マクロと、書き換
えに必要な情報を受信して(S4)、文書編集部の書き
換え操作を行い(S5)、前記S7の処理を行う。
【0054】§5:学習パターン表示制御部の処理説明
・・・図4参照 図4は学習パターン表示制御部の処理フローチャートで
ある。以下、図4に基づいて学習パターン表示制御部の
処理を説明する。なお、S11〜S16は各処理ステッ
プを示す。
【0055】学習パターン表示制御部5は、パターン選
択部12からの入力(共通パータンの文字列データの入
力)を待ち(S11)、入力があると、そのデータを基
に、表示装置2の学習パターン表示部にパターンを表示
し(S12)、しばらく待つ(S13)。その後、入力
装置1のマウスによる入力がなければ(S14)、リジ
ェクト情報をパターン選択部12へ送り(S15)、学
習パターン表示部をクリアする(S16)。その後、前
記S11の処理から繰り返して行う。
【0056】一方、前記S14の処理でマウス入力があ
った場合(S14)、学習パターン表示制御部5はアク
セプト(マウス入力情報)をパターン選択部12へ送る
(S17)。その後、パターンの名前付けのために、操
作者からのキーボード入力があると(S18)、入力さ
れた名前を利用してマクロ合成する(S19)。
【0057】そして、学習パターン表示制御部5は、前
記合成したマクロと、編集中の文書を前記マクロを用い
て書き換えることができるだけの情報を文書編集制御部
4へ送り、文書編集部の書き換えを指示する(S2
0)。その後、学習パターン表示制御部5は、前記S1
6の処理を行う。
【0058】§6:学習素片作成部及びパターン学習部
の処理説明・・・図5参照 図5は学習素片作成部及びパターン学習部の処理フロー
チャートである。以下、図5に基づいて学習素片作成部
及びパターン学習部の処理を説明する。なお、S21〜
S26は各処理ステップを示す。
【0059】学習素片作成部10は、文書編集制御部4
から一文字入力(例えば、文字d)を貰い(S11)、
内部のバッファ15に追加する(S12)。この追加処
理により、バッファ15内には、例えば「As computers
becom more powerful and」の文字列が格納されたとす
る。この場合、前記新たに追加された最後尾の文字は前
記「 and」のdである。
【0060】そして、学習素片作成部10は、バッファ
15の最後尾の文字「d」から1〜n文字逆上って得ら
れる部分文字列を切り出す(S13)。今、n=5とす
ると、バッファ15の最後尾の文字「d」から1〜5文
字逆上って得られる部分列を切り出した場合、:「l*
and 」:「*and」、:「and 」、:「nd」、:
「d 」の5つの部分文字列が得られる(但し、*印は空
白であり、空白も1文字として処理している)。学習素
片作成部10は、前記のようにして学習素片を作成する
と、パターン学習部11へ送る。
【0061】次に、パターン学習部11は、前記学習素
片を受け取ると、内部のバッファ16に格納する。そし
て、パターン学習部11は、前記切り出した部分文字列
に対し、文法等のチェックをし、チェックを通ったもの
を「正規文字列」と呼ぶ(S24)。この場合、例え
ば、空白文字で始まるのはだめ、とかの処理をして間引
く。例えば、正規文字列として、前記:「l*and 」、
:「and 」、:「nd」が残ったと仮定する。
【0062】この場合、パターン学習部11は、各正規
文字列に対して、バッファ16中の長さm以下の任意の
文字列とマッチさせ、共通パターンを見つける(S2
5)。例えば、m=6とした場合、長さ=1の文字列全
て、長さ=2の文字列全て、長さ=3の文字列全て、長
さ=4の文字列全て、長さ=5の文字列全て、長さ=6
の文字列全てと、前記残ったと仮定した正規文字列、
:「l*and 」、:「and 」、:「nd」とを比較
し、共通パターンを見つける。
【0063】次に、パターン学習部11は、短いもの、
文法的に変なもの等の選別を行い、残ったもの(共通パ
ターン)を学習パターン候補としてバッファ16に登録
し(S26)、再び前記S21の処理から繰り返して行
う。このようにして入力が終了すると、バッファ16に
登録してある学習パターン候補をパターン選択部12へ
渡す。
【0064】§7:パターン選択部の処理説明・・・図
6参照 図6はパターン選択部の処理フローチャートである。以
下、図6に基づいてパターン選択部の処理を説明する。
なお、S31〜S38は各処理ステップを示す。なお、
パターン選択部12には、パターン毎にリジェクトカウ
ンタ13を持つと共に、パターン学習部11から得られ
た学習パターン候補を格納しておくメモリ14を備えて
いる。
【0065】従って、前記学習パターン候補がパターン
学習部11から送られてくると、パターン選択部12は
前記学習パターン候補(共通パターン)をメモリ14に
格納する。このようにして、パターン選択部12は、学
習パターン候補が非空(空でない状態)になるのを待ち
(S31)、学習パターン候補が非空になると、1つ目
の学習パターン候補を表示パターンとする(S32)。
そして、学習パターン表示制御部5へ前記表示パターン
(共通パターンの文字列データ)を送り、学習パターン
表示制御部5からの入力を待つ(S33)。
【0066】その後、入力がリジェクト(表示パターン
を拒否する情報)かどうかを判断し(S34)、入力が
リジェクトであれば、その表示パターンのリジェクトカ
ウンタ13を+1(インクリメント)し(S35)、そ
のリジェクトカウンタ13のカウンタ値が一定の値K
(K:予め決めた任意の値)を超えたか否かを判断する
(S36)。その結果、前記カウンタ値が一定の値Kを
超えたら、その表示パターンを学習パターン候補から削
除する(S37)。
【0067】その後、次の表示パターンを、メモリ14
内の学習パターン候補から取り出し(S38)、前記S
33の処理から繰り返して行う。また、前記S36の処
理でリシェクトカウンタのカウンタ値が一定の値Kを超
えない場合は、次の表示パターンを、メモリ14内の学
習パターン候補から取り出し(S38)、前記S33の
処理から繰り返して行う。更に、前記S34の処理で入
力がリジェクトでない場合は、前記S37の処理を行
う。
【0068】§8:文書編集部書き換えの具体例の説明
・・・図7参照 図7は文書書き換えの具体例を示した図である。この具
体例は、前記文書編集装置として、文書整形システム
「LaTeX」(ラテフ)を利用した例である(なお、
前記LaTeXは従来より良く知られたものなので詳細
な説明は省略する)。図示の例は、学習機構6により提
示された共通パターンを操作者が採用し、文書編集部内
の文書の書き換えを、前記文書整形システムLaTeX
により行った例である。
【0069】この例において、学習素片作成部10で
は、意味のある素片の作成のために、予約語(LaTe
Xでは、\で始まる文字列)の途中で切らないように、
或いは、括弧などの対応がとれているようになどの処理
も行っている。また、パターン選択部12においても、
文法的に意味を成す(括弧の対応などや、予約語のチェ
ックなど、句として構文的に正しいか否か)のようにパ
ターンのみを提示するように間引く処理も行っている。
【0070】更に、対象である文書がマクロ定義機能を
有している場合(LaTeXも然り)は、文書中マクロ
定義の挿入を、学習パターン表示部への入力によって起
因する書き換えと共に行う。前記の処理において、発見
した共通パターンに、\eptyと名前を付けるのは操作者
である。この名前付けにより、操作者の意識下に新しい
概念が形成され、以後の入力において作業量の軽減や、
文書の可読性の上昇が期待できる。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような効果がある。 (1) :過去に現れた文字列と、現在入力中の文字列を比
較し、その差異を吸収すべく新たな文字列を表示して操
作者に提示し、操作者に新たな概念を把握してもらい、
それに適当に名前を付与してもらうことで、入力操作を
簡単にし、短時間で入力作業ができるようにすると共
に、プログラムサイズの短縮化も実現可能になる。
【0072】(2) :文書編集作業を行う際、操作者に対
して積極的な支援、例えば、操作者が意識していない概
念を形式的に提示するなどして、より協力な支援を可能
にした装置を実現することができる。
【0073】(3) :対象である文書がマクロ定義機能を
有している場合(LaTeXも然り)は、、文書中マク
ロ定義の挿入を、学習パターン表示部への入力によって
起因する書き換えと共に行う。前記処理において、発見
した共通パターンに名前を付けるのは操作者である。こ
の名前付けにより、操作者の意識下に新しい概念が形成
され、以後の入力において作業量の軽減や、文書の可読
性の上昇が期待できる。
【0074】前記効果の外、各請求項に対応して次のよ
うな効果がある。 (4) :請求項1では、文書編集作業支援のために入力装
置から入力された文字列データを学習機構へ与え、学習
機構からの出力であるパターンを学習パターン表示部で
表示させることで、表示パターンを利用して編集効率や
編集対象文書の可読性を高めることができる。
【0075】(5) :請求項2では、学習素片作成部が、
編集対象である文章の構文的性質を利用して、パターン
学習部への入力を制限する。このため、操作者にとって
意味のあるパターンを表示可能にする。
【0076】(6) :請求項3では、パターン選択部が、
編集対象である文章の構文的性質を利用して、前記学習
パターン表示部への出力を制限する。このため、操作者
にとって意味のあるパターンを表示可能にする。
【0077】(7) :請求項4では、対象文書にマクロ機
能がある場合、学習パターン表示部に出力されたパター
ンを、編集中の文書にマクロ定義として挿入できるよう
にしている。このように、対象である文書がマクロ定義
機能を有している場合(LaTeXも然り)は、文書中
マクロ定義の挿入を、学習パターン表示部への入力によ
って起因する書き換えと共に行う。前記処理において、
発見した共通パターンに名前を付けるのは操作者であ
る。この名前付けにより、操作者の意識下に新しい概念
が形成され、以後の入力において作業量の軽減や、文書
の可読性の上昇が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】実施の形態における装置構成図である。
【図3】実施の形態における文書編集制御部の処理フロ
ーチャートである。
【図4】実施の形態における学習パターン表示制御部の
処理フローチャートである。
【図5】実施の形態における学習素片作成部及びパター
ン学習部の処理フローチャートである。
【図6】実施の形態におけるパターン選択部の処理フロ
ーチャートである。
【図7】実施の形態における文書書き換えの具体例を示
した図である。
【符号の説明】
1 入力装置 2 表示装置 3 装置本体 4 文書編集制御部 5 学習パターン表示制御部 6 学習機構 10 学習素片作成部 11 パターン学習部 12 パターン選択部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも、文字データを入力する入力装
    置と、各種情報を表示する表示装置と、文字列データを
    入力しパターン言語の学習アルゴリズムに基づいてパタ
    ーン学習を行う学習機構を備えると共に、前記表示装置
    に学習機構から出力されたパターンを表示するための学
    習パターン表示部を備え、 文書編集作業支援のために、前記入力装置から入力され
    た文字列データを前記学習機構へ与え、前記学習機構か
    らの出力であるパターンを前記学習パターン表示部で表
    示させることにより、表示パターンを利用して編集効率
    や編集対象文書の可読性を高めることを可能にした、こ
    とを特徴とする文書編集装置。
  2. 【請求項2】前記学習機構に、入力した文字列データを
    切り出して、パターン学習で使用できる形の学習素片を
    作成する学習素片作成部と、前記学習素片作成部で作成
    した学習素片を入力し、パターン言語の学習アルゴリズ
    ムに基づいてパターン学習を行うパターン学習部を備え
    ると共に、 前記学習素片作成部は、編集対象である文章の構文的性
    質を利用して、前記パターン学習部への入力を制限する
    入力制限手段を備えている、ことを特徴とする請求項1
    記載の文書編集装置。
  3. 【請求項3】前記学習機構内に、入力した文字列データ
    を切り出して、パターン学習で使用できる形の学習素片
    を作成する学習素片作成部と、前記学習素片作成部で作
    成した学習素片を入力し、パターン言語の学習アルゴリ
    ズムに基づいてパターン学習を行うパターン学習部と、
    前記パターン学習部から出力されるパターンを記憶し、
    前記パターンを選択して前記学習パターン表示部へ出力
    するパターン選択部を備えると共に、 前記パターン選択部は、編集対象である文章の構文的性
    質を利用して、前記学習パターン表示部への出力を制限
    する出力制限手段を備え、前記出力制限手段による出力
    制限により、操作者にとって意味のあるパターンを表示
    可能にした、ことを特徴とする請求項1記載の文書編集
    装置。
  4. 【請求項4】対象文書にマクロ機能がある場合、前記学
    習パターン表示部に出力されたパターンを、編集中の文
    書にマクロ定義として挿入できる挿入手段を備えてい
    る、ことを特徴とする請求項1記載の文書編集装置。
JP8231770A 1996-09-02 1996-09-02 文書編集装置 Withdrawn JPH1078951A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020047030A (ja) * 2018-09-20 2020-03-26 ナレルシステム株式会社 自然言語に変数を埋め込んだリテラルからなるホーン節を学習するコンピュータプログラム、方法及び装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020047030A (ja) * 2018-09-20 2020-03-26 ナレルシステム株式会社 自然言語に変数を埋め込んだリテラルからなるホーン節を学習するコンピュータプログラム、方法及び装置

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