JPH1079540A - 軸流型ガスレーザ装置の制御方法および軸流型ガスレーザ装置 - Google Patents

軸流型ガスレーザ装置の制御方法および軸流型ガスレーザ装置

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JPH1079540A
JPH1079540A JP25226596A JP25226596A JPH1079540A JP H1079540 A JPH1079540 A JP H1079540A JP 25226596 A JP25226596 A JP 25226596A JP 25226596 A JP25226596 A JP 25226596A JP H1079540 A JPH1079540 A JP H1079540A
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光司 松本
Takao Wada
多加夫 和田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所要数の管状部を有する放電手段を接地され
ている保持金具により保持しているガスレーザ装置にお
ける異常放電が解消されてなるガスレーザ装置の制御方
法およびガスレーザ装置を提供する。 【解決手段】 主放電電源SMと微弱電流の放電をなす
補助放電電源SSと、主放電電源用パルス発生手段C
Mと、補助放電電源用パルス発生手段CSと、両パルス発
生手段CM,CSのパルス発生タイミングを調整するタイ
ミング調整手段CTとを備えるとともに、所要数の管状
部を有する放電手段10,10,10,…を接地されて
いる保持金具18,18,18,…により保持している
軸流型ガスレーザ装置Lにおいて、主放電と補助放電と
を若干重複させてなすものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は軸流型ガスレーザ装
置の制御方法および軸流型ガスレーザ装置に関する。さ
らに詳しくは、所要数の管状部を有する放電手段を光学
的に直列接続してなる軸流型ガスレーザ装置における異
常放電を防止する制御方法および軸流型ガスレーザ装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、図5に示すように、一方の端
部にカソード1が設けられ、中央部の突出している個所
にアノード2が設けられている変形T字状の放電管10
を所要数光学的に直列接続して高出力のガスレーザを発
生させる軸流型ガスレーザ装置(以下、特に誤解が生じ
ない場合には単にガスレーザ装置という)L´が知られ
ている。このガスレーザ装置L´は、限られたスペース
内に所要数の放電管10,10,10,…を配置しなけ
ればならないところから、図6および図7に示すよう
に、中央部に両端にカソード1,1が装着された中間ブ
ロック12を配置し、この中間ブロック12の各カソー
ド1に放電管10を装着し、さらにこの放電管10の他
端にミラー3が取付けられた反射ブロック14を装着
し、この反射ブロック14を利用して所要数の放電管1
0,10,10,…を並列状に配置し、放電管10の一
方の端部にレーザ光を折り返しさせて次の放電管10に
導入することがなされ、そしてこのようにしてエネルギ
ーが高められたレーザ光は、最終段の放電管10の出力
端に装着された出力ブロック16により放射されるよう
にされている。
【0003】しかしながら、このガスレーザ装置L´に
おいては、並列状に配設された放電管10,10,1
0,…、反射ブロック14,14,14,…および出力
ブロック16を所定の位置関係で保持しなければならな
いため、反射ブロック14,14相互および反射ブロッ
ク14と出力ブロック16とは、保持金具18により保
持されている。そして、この保持金具18およびミラー
3による感電事故を防止するため、この保持金具18お
よびミラー3は接地されている。そのため、アノード2
からカソード1への放電が起こらず、保持金具18がカ
ソード的に作用し、カソード1とは反対側の方のミラー
3あるいは保持金具18に向けてアノード1から放電が
なされることがある。いわゆる、異常放電がなされるこ
とがある。そのため、この従来のガスレーザ装置L´に
おいては、放電が不安定であるため加工機の性能低下や
部品を損傷するという問題があるとともに、エネルギ効
率を損なっているという問題もある。
【0004】ところで、特開昭63ー233580号公
報には、小型で高効率にパルスガスレーザ光を発振でき
るガスレーザ発振方法を提供することを目的として、ガ
スレーザ媒質が所定圧に保たれかつ少なくとも一対の主
放電電極をもつ放電管からパルスガスレーザ光を発振す
るガスレーザ発振方法において、前記放電管の各放電電
極間に電流値が小さくかつ連続的でない補助放電電流を
供給し、この直後前記補助放電電流に続いて電流値の大
きな主放電電流を供給してピークエネルギーの高いパル
スガスレーザ光を発振することを特徴とするガスレーザ
発振方法が提案されている。
【0005】しかしながら、特開昭63ー233580
号公報の提案にかかわるガスレーザ発振方法において
は、前記放電管の各放電電極間に電流値が小さくかつ連
続的でない補助放電電流を供給し、この直後前記補助放
電電流に続いて電流値の大きな主放電電流を供給してピ
ークエネルギーの高いパルスガスレーザ光を発振させる
ようにしているから、主放電が終了して次の補助放電を
なす際に異常放電が発生するおそれがあり、またカソー
ド側に放電のオン・オフ用真空管回路があるため、アノ
ードには常時高電圧がかかることになり、主放電および
補助放電をオフする際に、アノードからミラーや保持金
具への異常放電が発生するおそれがあるため、前記構成
とされているガスレーザ装置L´のガスレーザ発振方法
あるいは制御方法に直接適用できない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる従来技
術の課題に鑑みなされたものであって、所要数の管状部
を有する放電手段を接地されている保持金具により保持
しているガスレーザ装置における異常放電が解消されて
なるガスレーザ装置の制御方法およびガスレーザ装置を
提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の軸流型ガスレー
ザ装置の制御方法は、主放電電源と微弱電流の放電をな
す補助放電電源とを備えるとともに、所要数の管状部を
有する放電手段を接地されている保持金具により保持し
ている軸流型ガスレーザ装置の制御方法であって、主放
電と補助放電との切り替え時間を所定時間重複させるこ
とを特徴とする。
【0008】本発明の軸流型ガスレーザ装置の制御方法
においては、例えば前記所定時間が0.05ミリ秒間程
度とされる。
【0009】一方、本発明の軸流型ガスレーザ装置は、
主放電電源と、微弱電流の放電をなす補助放電電源と、
主放電電源用パルス発生手段と、補助放電電源用パルス
発生手段と、前記両パルス発生手段のパルス発生のタイ
ミングを調整するタイミング調整手段とを備えるととも
に、所要数の管状部を有する放電手段を接地されている
保持金具により保持してなることを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明の軸流型ガスレーザ装置においては、主
放電と補助放電とが所定時間重複させてなされるので、
異常放電が防止される。そのため、安定したレーザ出力
が得られ、加工品質が向上する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明を実施の形態に基づいて説明するが、本発明はかか
る実施の形態のみに限定されるものではない。なお、図
1において図5と同一または類似の構成要素については
同一の符号が付されている。
【0012】本発明の制御方法が適用されるガスレーザ
装置Lの概略図を図1に示す。このガスレーザ装置L
は、図5に示す従来のガスレーザ装置L´を改良したも
のであって、図1に示すように、主放電をなすための主
放電電源(MPSU)SMと、異常放電を防止するため
にシマー放電(補助放電)をなすシマー放電電源(SP
SU)SSと、主放電電源用パルス発生回路CMと、シマ
ー放電電源用パルス発生回路CSと、両パルス発生回路
におけるパルス発生のタイミングを調整するパルスタイ
ミング回路CTとを備え、図2に示すように主放電終了
直前にシマー放電電源SSをオンするとともに、次の主
放電開始直後にシマー放電電源SSをオフするように制
御してなるものである。つまり、主放電とシマー放電と
を若干重複させてなすものである。
【0013】主放電電源SMとシマー放電電源SSとをか
かる関係において切り替えることにより、主放電がなさ
れる時点において放電管10内のガスの負性抵抗特性に
より放電管10内のガス抵抗が低下するため、主放電が
円滑になされ異常放電が防止される(図3および図4参
照)。また、主放電開始直後あるいは終了直前にシマー
放電電源SSをオフあるいはオンしているので、シマー
放電によるレーザ出力への悪影響が最小限に抑えられ
る。
【0014】この場合、シマー放電電源SSのオンは、
主放電の終了前約0.05msec前になされるのが好
ましく、またシマー放電電源SSのオフは、主放電開始
後約0.05msec後になされるのが好ましい。シマ
ー放電電源SSと主放電電源SMとの切り替えをこのよう
にすることにより、周波数1kHzにおいてデューティ
比50%が達成される。そのため、良好なレーザ光を得
ることができ、加工品質が向上する。なお、これ以上両
放電を重複させて行うと、シマー放電による悪影響が出
るので好ましくなく、またこれよりも短いと異常放電が
発生するおそれがあるので好ましくない。
【0015】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
レーザ出力に実質上悪影響を与えることなく放電管にお
ける異常放電が防止されるという優れた効果が得られ
る。そのため、レーザ光が安定し、加工品質が向上する
という優れた効果も得らる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の軸流型ガスレーザ装置の概略図であ
る。
【図2】シマー放電と主放電とのタイミングチャートで
ある。
【図3】同軸流型ガスレーザ装置におけるカソード電流
の模式図である。
【図4】同軸流型ガスレーザ装置におけるアノード電圧
の模式図である。
【図5】従来の軸流型レーザ装置の概略図である。
【図6】同装置の反射ブロック部近傍の断面図である。
【図7】同装置の中間ブロック部近傍の断面図である。
【符号の説明】
1 カソード 2 アノード 3 ミラー 10 放電管 18 保持金具 L ガスレーザ装置 SM 主放電電源 SS シマー放電電源 CM 主放電電源用パルス発生回路 CS シマー放電電源用パルス発生回路 CT パルスタイミング回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主放電電源と微弱電流の放電をなす補助
    放電電源とを備えるとともに、所要数の管状部を有する
    放電手段を接地されている保持金具により保持している
    軸流型ガスレーザ装置の制御方法であって、 主放電と補助放電との切り替え時間を所定時間重複させ
    ることを特徴とする軸流型ガスレーザ装置の制御方法。
  2. 【請求項2】 前記所定時間が0.05ミリ秒間程度と
    されてなることを特徴とする請求項1記載の軸流型ガス
    レーザ装置の制御方法。
  3. 【請求項3】 主放電電源と、微弱電流の放電をなす補
    助放電電源と、主放電電源用パルス発生手段と、補助放
    電電源用パルス発生手段と、前記両パルス発生手段のパ
    ルス発生のタイミングを調整するタイミング調整手段と
    を備えるとともに、所要数の管状部を有する放電手段を
    接地されている保持金具により保持してなることを特徴
    とする軸流型ガスレーザ装置。
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